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JP2003279395A - 流量測定方法及び流量計 - Google Patents

流量測定方法及び流量計

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Publication number
JP2003279395A
JP2003279395A JP2002079180A JP2002079180A JP2003279395A JP 2003279395 A JP2003279395 A JP 2003279395A JP 2002079180 A JP2002079180 A JP 2002079180A JP 2002079180 A JP2002079180 A JP 2002079180A JP 2003279395 A JP2003279395 A JP 2003279395A
Authority
JP
Japan
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flow rate
value
measurement
fluid
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002079180A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Koike
淳 小池
Toshiaki Kawanishi
川西  利明
Toshimi Nakamura
利美 中村
Takayuki Takahata
孝行 高畑
Kiyoshi Yamagishi
喜代志 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2002079180A priority Critical patent/JP2003279395A/ja
Priority to US10/508,095 priority patent/US6973827B2/en
Priority to EP03744524A priority patent/EP1491866A4/en
Priority to CNA038065290A priority patent/CN1643344A/zh
Priority to KR10-2004-7013477A priority patent/KR20040097136A/ko
Priority to PCT/JP2003/003251 priority patent/WO2003078934A1/ja
Publication of JP2003279395A publication Critical patent/JP2003279395A/ja
Priority to US11/198,799 priority patent/US7028533B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極微量の流量領域から比較的大きな流量領域
まで広い流量範囲にわたって良好な精度及び感度での流
量測定が可能な流量計を提供する。 【解決手段】 傍熱定温制御式流量測定部16の出力V
h及び二定点温度差検知式流量測定部18a,18bの
出力Voutに基づき、演算部により測定値を得る。流
量測定部16では、発熱体163が感温体162の検知
温度に基づくフィードバック制御を受け、該フィードバ
ック制御の状態に基づき出力Vhを得る。流量測定部1
8a,18bでは、流体流通方向に関して流量測定部1
6の上流側に配置された感温体182と下流側に配置さ
れた感温体との検知温度差に基づき出力Voutを得
る。演算部は、予め定められた境界流量以上の流量域で
は出力Vhに基づき得られる流量値を測定値として出力
し、境界流量未満の流量域では出力Voutに基づき得
られる流量値を測定値として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流量検知技術
に属するものであり、特に、流通路を流れる流体の流量
を測定する方法及びそれに使用される流量計に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
各種流体特に液体の流量(あるいは流速)を測定する流
量センサー(あるいは流速センサー)としては、種々の
形式のものが使用されているが、低価格化が容易である
という理由で、いわゆる熱式(特に傍熱型)の流量セン
サーが利用されている。
【0003】この傍熱型流量センサーとしては、基板上
に薄膜技術を利用して薄膜発熱体と薄膜感温体とを絶縁
層を介して積層してなるセンサーチップを流体流通路と
しての配管内の流体との間で熱伝達可能なように配置し
たものが使用されている。発熱体に通電することにより
感温体を加熱し、該感温体の電気的特性例えば電気抵抗
の値を変化させる。この電気抵抗値の変化(感温体の温
度上昇に基づく)は、配管内を流れる流体の流量(流
速)に応じて変化する。これは、発熱体の発熱量のうち
の一部が流体中へと伝達され、この流体中へ拡散する熱
量は流体の流量(流速)に応じて変化し、これに応じて
感温体へと供給される熱量が変化して、該感温体の電気
抵抗値が変化するからである。この感温体の電気抵抗値
の変化は、流体の温度によっても異なり、このため、上
記感温体の電気抵抗値の変化を測定する電気回路中に温
度補償用の感温素子を組み込んでおき、流体の温度によ
る流量測定値の変化をできるだけ少なくすることも行わ
れている。
【0004】このような、薄膜素子を用いた傍熱型流量
センサーに関しては、例えば、特開平11−11856
6号公報に記載がある。この流量センサーにおいては、
流体の流量に対応する電気的出力を得るためにブリッジ
回路を含む電気回路を使用している。
【0005】ところで、近年、タンクや配管系からの流
体の漏れの検知の重要性が増大している。例えば、ガソ
リン、軽油及び灯油等の燃料油のタンクから油漏れが発
生し継続して大量の油が漏出すると、火災発生、環境汚
染及び資源損失等の問題が生ずるので、油漏れ発生を初
期の段階で検知することが極めて望ましい。従って、例
えば、1ミリリットル/h以下の極微量の油漏れ検知が
要求される場合がある。
【0006】このような油漏れ検知に、上記の様な傍熱
型流量センサーを用いることが考えられるが、この流量
センサーは、流量値が例えば1ミリリットル/h以下の
極微量の領域では流量変化に対する電気回路の出力の変
化が小さくなるため流量測定値の誤差が大きくなる(即
ち、測定の際に峻別し得る流量差の割合が大きくなり、
測定感度が低下する)という問題点がある。
【0007】一方、流量センサーとして、配管の特定位
置に配置された熱源により流体を加熱し、配管内の流体
流通に関して熱源位置の上流側及び下流側にそれぞれ適
宜の距離隔てて感温体を配置し、配管内の流体が流通す
る際に生ずる上流側感温体と下流側感温体との検知温度
差に基づき流体流量を測定する二定点温度差検知式のも
のがある。しかしながら、このセンサーを上記の油漏れ
検知に使用する場合には、流量値が例えば、3ミリリッ
トル/h以上になると流量変化に対する電気回路の出力
の変化が小さくなるため、大流量値領域では誤差が大き
くなる(即ち、測定の際に峻別し得る流量差の割合が大
きくなり、感度が低下する)という問題点がある。
【0008】そこで、本発明は、極微量の流量領域から
比較的大きな流量領域までの広い流量範囲にわたって良
好な精度及び感度で流量測定を行うことが可能な流量測
定方法及び流量計を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、流体流通路内の流体の
流量を測定する方法であって、前記流量の値に関して予
め定められた境界流量領域より大きな高流量領域につい
ては傍熱定温制御式流量測定により前記流体の流量を測
定して得られる流量値を測定値となし、前記境界流量領
域より小さな低流量領域については二定点温度差検知式
流量測定により得られる流量値を測定値となし、前記境
界流量領域については前記傍熱定温制御式流量測定によ
り得られる流量値または前記二定点温度差検知式流量測
定により得られる流量値を測定値となし、前記二定点温
度差検知式流量測定で前記流体流通路内の流体を加熱す
る熱源として前記傍熱定温制御式流量測定のための測定
部を使用することを特徴とする流量測定方法、が提供さ
れる。
【0010】本発明の一態様においては、前記境界流量
領域は1つの特定流量値のみからなる。本発明の一態様
においては、先ず前記傍熱定温制御式流量測定により前
記流体の流量を測定し、得られた流量値が前記高流量領
域に属する時又は前記高流量領域及び前記境界流量領域
のいずれかに属する時には当該流量値を測定値となし、
それ以外の時には次に前記二定点温度差検知式流量測定
により前記流体の流量を測定し、得られた流量値を測定
値となす。また、本発明の一態様においては、先ず前記
二定点温度差検知式流量測定により前記流体の流量を測
定し、得られた流量値が前記低流量領域に属する時又は
前記低流量領域及び前記境界流量領域のいずれかに属す
る時には当該流量値を測定値となし、それ以外の時には
次に前記傍熱定温制御式流量測定により前記流体の流量
を測定し、得られた流量値を測定値となす。
【0011】更に、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、流体流通路内の流体の流量を測定
する流量計であって、前記流体流通路に臨んで配置され
た傍熱定温制御式流量測定部及び二定点温度差検知式流
量測定部と、前記傍熱定温制御式流量測定部を用いて得
られる第1の流量対応出力及び前記二定点温度差検知式
流量測定部を用いて得られる第2の流量対応出力に基づ
き測定値を得る演算部とを備えており、前記傍熱定温制
御式流量測定部は発熱体と該発熱体に隣接配置された第
1の感温体とを有しており、前記発熱体は前記第1の感
温体の検知温度に基づくフィードバック制御を受け、該
フィードバック制御の状態に基づき前記第1の流量対応
出力が得られ、前記二定点温度差検知式流量測定部は前
記流体流通路内の流体流通方向に関して前記傍熱定温制
御式流量測定部の上流側及び下流側にそれぞれ配置され
た第2の感温体及び第3の感温体を有しており、前記第
2の感温体の検知温度と前記第3の感温体の検知温度と
の差に基づき前記第2の流量対応出力が得られ、前記演
算部は、前記流量の値に関して予め定められた境界流量
領域より大きな高流量領域については前記第1の流量対
応出力に基づき得られる流量値を測定値として出力し、
前記境界流量領域より小さな低流量領域については前記
第2の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値と
して出力し、前記境界流量領域については前記第1の流
量対応出力に基づき得られる流量値または前記第2の流
量対応出力に基づき得られる流量値を測定値として出力
することを特徴とする流量計、が提供される。
【0012】本発明の一態様においては、前記境界流量
領域は1つの特定流量値のみからなる。本発明の一態様
においては、前記演算部は、先ず前記第1の流量対応出
力が前記高流量領域に対応する時又は前記高流量領域及
び前記境界流量領域のいずれかに対応する時には前記第
1の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値とな
し、それ以外の時には前記第2の流量対応出力に基づき
得られる流量値を測定値となす。また、本発明の一態様
においては、前記演算部は、先ず前記第2の流量対応出
力が前記低流量領域に対応する時又は前記低流量領域及
び前記境界流量領域のいずれかに対応する時には前記第
2の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値とな
し、それ以外の時には前記第1の流量対応出力に基づき
得られる流量値を測定値となす。
【0013】本発明の一態様においては、前記発熱体及
び前記第1の感温体は、いずれも通電可能な薄膜状をな
しており、電気絶縁性薄膜を介して積層されている。本
発明の一態様においては、前記第1の流量対応出力は前
記発熱体、前記第1の感温体及び温度補償用の感温体を
含む検知回路から得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明による流量測定方法の実施に
使用される本発明による流量計の一実施形態を説明する
ための模式的断面図、図2はその構造を示す部分斜視図
であり、図3及び図4はその部分断面図であり、図5は
本実施形態の流量測定系を示すブロック図であり、図6
はその流量検知のための回路構成を示す図である。本実
施形態は、タンク内液体のタンクからの漏洩検知に利用
されたものである。
【0016】図1に示されている様に、タンク内液体
(例えばガソリン、軽油または灯油その他の可燃性液
体)2には、筒状の測定管12の下部が浸漬せしめられ
ている。該測定管12は、上端部が大気中にて開口して
おり、下端部がタンク内液体2中にて開口している。測
定管12内には、その下端部より少し上の位置に、上下
方向に延びる測定細管14が設けられており、該測定細
管14内をタンク内液体2が流通する。本実施形態で
は、この測定細管14が流体流通路として利用されてお
り、タンク内液体2の漏れが発生した場合には、タンク
内への液体の補充やタンクからの液体の汲み出しを行っ
ていない条件下では、図示されている様に測定管12内
の液面よりタンク内液体2の液面が低下し、これに基づ
き測定細管14内を下向きに液体が流通する。測定細管
14の断面積を測定管12の断面積に対して十分小さく
(例えば1/50以下、1/100以下、更には1/3
00以下)設定しておくことで、僅かな液体漏れの際に
も測定細管14内に流量測定可能な液体流通を生ぜしめ
ることができる。
【0017】図1に示されている様に、測定細管14に
臨んで傍熱定温制御式流量測定部16及び二定点温度差
検知式流量測定部18が配置されている。二定点温度差
検知式流量測定部18は、傍熱定温制御式流量測定部1
6の上側及び下側にそれぞれ配置された感温部18a,
18bを有している。また、測定管12内の液体の温度
を検知するための感温部20が配置されている。
【0018】図2及び図3に示されている様に、測定細
管14は傍熱定温制御式流量測定部16を貫通して延び
ている。傍熱定温制御式流量測定部16は、測定細管1
4の外面に接触して配置された熱伝達部材161と、該
熱伝達部材161に接合された薄膜感温体(第1の感温
体)162と、該薄膜感温体162上に電気絶縁性薄膜
164を介して積層された薄膜発熱体163とを有す
る。薄膜感温体162及び薄膜発熱体163は、それぞ
れ所要のパターンに形成されており、それらへの通電の
ための電極には配線162’,163’が接続されてい
る。熱伝達部材161は、例えば厚さ0.2mm、幅2
mm程度の金属又は合金からなる。
【0019】なお、これらの薄膜感温体162、電気絶
縁性薄膜164及び薄膜発熱体163は該薄膜発熱体1
63の側に配置された支持基板上に堆積形成したものを
該支持基板とともに薄膜感温体162の側を熱伝達部材
161に対向するようにして接合したものであってもよ
い。以上のような支持基板としては、例えばシリコンや
アルミナなどからなる厚さ0.4mm程度で2mm角程
度の矩形状のものを使用することができる。
【0020】配線162’,163’はフレキシブル配
線基板等の配線基板24に形成された配線(図示せず)
と接続されている。熱伝達部材161、薄膜感温体16
2、電気絶縁性薄膜164、薄膜発熱体163及び配線
162’,163’は、配線基板24の一部及び測定細
管14の一部とともに合成樹脂からなる封止部材22に
より封止されている。
【0021】図2及び図4に示されている様に、測定細
管14は二定点温度差検知式流量測定部の一方の感温部
18aを貫通して延びている。感温部18aは、測定細
管14の外面に接触して配置された熱伝達部材181
と、該熱伝達部材181に接合された薄膜感温体(第2
の感温体)182とを有する。薄膜感温体182は、所
要のパターンに形成されており、それへの通電のための
電極には配線182’が接続されている。熱伝達部材1
81は、熱伝達部材161と同様に、例えば厚さ0.2
mm、幅2mm程度の金属又は合金からなる。なお、薄
膜感温体182は上記の如き支持基板上に形成したもの
を該支持基板とともに薄膜感温体182の側を熱伝達部
材181に対向するようにして接合したものであっても
よい。
【0022】配線182’は配線基板24に形成された
配線(図示せず)と接続されている。熱伝達部材18
1、薄膜感温体182及び配線182’は、配線基板2
0の一部及び測定細管14の一部とともに合成樹脂から
なる封止部材23により封止されている。
【0023】二定点温度差検知式流量測定部の他方の感
温部18bも、上記感温部18aと同様な構成を有して
おり、配線基板24の一部及び測定細管14の一部とと
もに合成樹脂からなる封止部材により封止されている。
但し、感温部18aで第2の感温体として機能する薄膜
感温体に相当するものは、感温部18bでは第3の感温
体として機能する。
【0024】傍熱定温制御式流量測定部16の薄膜感温
体162、薄膜発熱体163及びそれらへの配線16
2’,163’、更には上記感温部20を含んで、図5
の第1の検知回路30が構成される。また、二定点温度
差検知式流量測定部の感温部18aの薄膜感温体(第2
の感温体)182及び感温部18bの薄膜感温体(第3
の感温体)を含んで、図5の第2の検知回路32が構成
される。第1の検知回路30からは傍熱定温制御式流量
測定の流量値に対応する出力(以下、「流量値出力」ま
たは「流量対応出力」という)Vhが出力され、第2の
検知回路32からは二定点温度差検知式流量測定の流量
値に対応する出力(以下、単に「流量値出力」という)
Voutが出力される。これらの流量値出力は、図5に
示される演算部34へと入力される。
【0025】図6に示されているように、流量値出力V
hを得るための第1の検知回路30では、不図示の電源
回路からの直流電圧入力Vinがブリッジ回路40に供
給される。ブリッジ回路40は、薄膜感温体162を含
む感温部Rf、温度補償用の薄膜感温体を含む感温部2
0(Rc)、抵抗体ΔR,R1及び可変抵抗体R2を含
んでなる。ブリッジ回路40のa,b点の電位Va,V
bが差動増幅回路42に入力される。なお、差動増幅回
路42は、以下に説明するフィードバック制御の応答特
性を調節するための可変抵抗や積分回路などを含んでい
るものが好ましい。
【0026】一方、入力Vinは、薄膜発熱体163を
含む発熱部Rhへ供給される電流を制御するためのトラ
ンジスタ44を介して、薄膜発熱体163へと供給され
る。トランジスタ44の制御入力端子(ゲート)には、
差動増幅回路42の出力が入力される。即ち、傍熱定温
制御式流量測定部16において、薄膜発熱体163の発
熱に基づき、熱伝達部材161を介して液体による吸熱
の影響を受けて、薄膜感温体162による感温が実行さ
れる。そして、該感温の結果として、図6に示すブリッ
ジ回路40のa,b点の電位Va,Vbの差が得られ
る。
【0027】(Va−Vb)の値は、流体の流量に応じ
て感温体162の温度が変化することで、変化する。予
めブリッジ回路40の抵抗体ΔR,R1及び可変抵抗体
R2の抵抗値を適宜設定することで、基準となる所望の
流体流量の場合において(Va−Vb)の値を零とする
ことができる。この基準流量では、差動増幅回路42の
出力が一定(基準流量に対応する値)となり、トランジ
スタ44の抵抗値も一定となる。その場合には、薄膜発
熱体163に印加される分圧も一定となり、この時の電
圧出力Vhが上記基準流量を示すものとなる。
【0028】流体流量が増減すると、差動増幅回路42
の出力は(Va−Vb)の値に応じて極性(感温体16
2の抵抗−温度特性の正負により異なる)及び大きさが
変化し、これに応じて差動増幅回路42の出力が変化す
る。
【0029】流体流量が増加した場合には、感温体16
2の温度が低下するので、薄膜発熱体163の発熱量を
増加させる(即ち電力を増加させる)よう、差動増幅回
路42からはトランジスタ44のゲートに対して、トラ
ンジスタ44の抵抗値を減少させるような制御入力がな
される。
【0030】他方、流体流量が減少した場合には、感温
体162の温度が上昇するので、薄膜発熱体163の発
熱量を減少させる(即ち電力を減少させる)よう、差動
増幅回路42からはトランジスタ44のゲートに対し
て、トランジスタ44の抵抗値を増加させるような制御
入力がなされる。
【0031】以上のようにして、流体流量の変化に関わ
らず、感温体162により検知される温度が目標値とな
るように、薄膜発熱体162の発熱がフィードバック制
御される。そして、その際に薄膜発熱体162に印加さ
れる電圧は流体流量に対応しているので、それを流量値
出力Vhとして取り出す。
【0032】以上のようにして、傍熱定温制御式流量測
定がなされる。本発明でいう傍熱定温制御式流量測定
は、発熱体と第1の感温体とを隣接配置し、発熱体が第
1の感温体の検知温度(実際には検知温度に対応して検
知される電気的特性)に基づくフィードバック制御を受
けるようにし、該フィードバック制御の状態から第1の
流量対応出力を得るものをいう。
【0033】また、図6に示されているように、流量値
出力Voutを得るための第2の検知回路32では、直
流電圧入力Vinがブリッジ回路46に供給される。ブ
リッジ回路46は、薄膜感温体182を含む感温部18
a(T1)、薄膜感温体を含む感温部18b(T2)、
抵抗体R3及び可変抵抗体R4を含んでなる。ブリッジ
回路46のc,d点の電位Vc,Vdが差動増幅回路4
8に入力される。予めブリッジ回路46の抵抗体R3及
び可変抵抗体R4の抵抗値を適宜設定することで、差動
増幅回路48から感温部18aの検知温度と感温部18
bの検知温度との差に相当する電圧出力を得ることがで
きる。
【0034】上記のように、傍熱定温制御式流量測定部
16において、薄膜発熱体163が発熱せしめられ、そ
の熱の一部は熱伝達部材161を介して液体へと伝達さ
れ、これが液体加熱のための熱源として利用される。薄
膜感温体(第1の感温体)162の温度が所定値になる
ように制御がなされ、この温度は液体に応じて該液体へ
の引火が生ずる温度より低く設定することができるの
で、可燃性流体の流量測定にも適用することが可能であ
る。
【0035】液体が流通していない時には感温部18a
の検知温度と感温部18bの検知温度とは同一である
が、液体流通が生ずると、熱源による液体加熱の影響は
上流側より下流側の方に強く発生するので、感温部18
aの検知温度と感温部18bの検知温度とが異なるよう
になる。感温部18aの検知温度と感温部18bの検知
温度との差に相当する電圧出力は流体流量に対応してい
るので、それを流量値出力Voutとする。
【0036】以上のようにして、二定点温度差検知式流
量測定がなされる。本発明でいう二定点温度差検知式流
量測定は、傍熱定温制御式流量測定部の上流側及び下流
側にそれぞれ配置された第2の感温体及び第3の感温体
により検知される温度差(実際には検知温度差に対応し
て検知される電気的特性の差)に基づき第2の流量対応
出力を得るものをいう。
【0037】次に、上記演算部34の動作を説明する。
【0038】演算部34では、Vh及びVoutに基づ
き、それぞれ内蔵する検量線を用いて対応する流量値へ
の換算を行う。図7はVhの換算のための検量線の一例
を示すものであり、図8はVoutの換算のための検量
線の一例を示すものである。これらの図に示されている
ように、流量値がF1以上且つF2以下の領域を予め境
界流量領域と定めておく。この境界流量領域の上限及び
下限を設定する流量値F1,F2は、例えば、1ミリリ
ットル/h(mL/h)〜2ミリリットル/h(mL/
h)の範囲内の値とすることができる。流量値がF1未
満の領域を低流量領域とし、流量値がF2を越える領域
を高流量領域とする。図7に示されているように、Vh
の換算のための検量線において、流量値F1に対応する
出力をVh1とし、流量値F2に対応する出力をVh2
とする。また、図8に示されているように、Voutの
換算のための検量線において、流量値F1に対応する出
力をVout1とし、流量値F2に対応する出力をVo
ut2とする。
【0039】演算部34では、高流量領域については第
1の流量対応出力Vhに基づき得られる流量値を測定値
として出力し、低流量領域については第2の流量対応出
力Voutに基づき得られる流量値を測定値として出力
し、境界流量領域については第1の流量対応出力Vhに
基づき得られる流量値または第2の流量対応出力Vou
tに基づき得られる流量値を測定値として出力する。
【0040】具体的には、先ず傍熱定温制御式流量測定
により流体の流量を測定し(即ち第1の流量対応出力V
hに基づき得られる流量値を得)、得られた流量値が高
流量領域に属する時(即ち出力VhがVh2を越える場
合)には、当該流量値を測定値として出力し、それ以外
の時には二定点温度差検知式流量測定により流体の流量
を測定し(即ち第2の流量対応出力Voutに基づき得
られる流量値を得)、得られた流量値を測定値となす。
あるいは、第1の流量対応出力Vhに基づき得られる流
量値が高流量領域及び境界流量領域のいずれかに属する
時(即ち出力VhがVh1以上の場合)には、当該流量
値を測定値として出力し、それ以外の時には第2の流量
対応出力Voutに基づき得られる流量値を測定値とな
してもよい。
【0041】別法としては、先ず二定点温度差検知式流
量測定により流体の流量を測定し(即ち第2の流量対応
出力Voutに基づき得られる流量値を得)、得られた
流量値が低流量領域に属する時(即ち出力VoutがV
out1未満の場合)には、当該流量値を測定値として
出力し、それ以外の時には傍熱定温制御式流量測定によ
り流体の流量を測定し(即ち第1の流量対応出力Vhに
基づき得られる流量値を得)、得られた流量値を測定値
となす。あるいは、第2の流量対応出力Voutに基づ
き得られる流量値が低流量領域及び境界流量領域のいず
れかに属する時(即ち出力VoutがVout2以下の
場合)には、当該流量値を測定値として出力し、それ以
外の時には第1の流量対応出力Vhに基づき得られる流
量値を測定値となしてもよい。
【0042】本発明においては、境界流量領域は1つの
特定流量値のみからなるものとしてもよい。この特定流
量値は、上記F1とF2とが合致した場合に相当し、以
上の説明がそのまま当てはまる。
【0043】演算部34から出力される流量(瞬時流
量)測定値に基づき、適宜時間に関する積算を行って積
算流量を算出することができる。得られた瞬時流量及び
積算流量の値は、適宜表示することができ、適宜メモリ
ーに記憶させることができ、更に、適宜の通信回線を介
して所要の外部装置へと伝送させることができる。
【0044】以上の様にして流量測定がなされ、該流量
測定の結果として演算部34から出力される流量測定値
に基づき、該流量測定値が測定誤差を越える場合にはタ
ンク内液体の漏れありとする漏洩検知がなされる。この
漏洩検知は、例えば、夜間等のタンク内への液体の補充
やタンクからの液体の汲み出しを行っていない条件下で
行なうことが好ましい。図9に、以上のようなタンク内
液体の漏洩検知を利用し、更に配管系の漏洩検知をも含
めた液体漏洩監視システムの一実施形態を示す。
【0045】図9には、地下タンクの計量口からタンク
内液体2へと上記測定管12が下向きに差し入れられた
状態が示されている。なお、測定管12の上部には外気
との連通孔(図示されていない)が形成されている。測
定管12の上部には、上記第1の検知回路30、第2の
検知回路32及び演算部34を含むタンク漏洩検知装置
が配置されている。一方、タンクには該タンクから汲み
出された液体が流通する埋設配管が接続されており、該
配管からの液体の漏れを検知する配管漏洩検知装置が付
設されている。この配管漏洩検知装置において、上記の
如き本発明による流量測定方法及び流量計を利用するこ
とができる。
【0046】上記のタンク漏洩検知装置及び配管漏洩検
知装置は、当該タンクごとに設置された個別モニター装
置と有線又は無線による内部通信手段で信号授受が可能
なように接続されている。個別モニター装置からは、タ
ンク漏洩検知装置及び配管漏洩検知装置のそれぞれに対
して、定期的(例えば1日1回)に検知結果(漏洩の有
無、及びその程度[流量]等)を問い合わせる。漏洩検
知装置から入手した漏洩データは、個別モニター装置の
メモリーに記憶される。このメモリーに記憶されるデー
タは、タンク漏洩検知結果を示す部分及び配管漏洩検知
結果を示す部分からなる。
【0047】上記の個別モニター装置は、複数のタンク
について設けられた集中モニター装置と電話回線、イン
ターネット又は専用回線による通信手段で信号授受が可
能とされている。集中モニター装置からは、複数の個別
モニター装置のそれぞれに対して、個別モニター装置の
メモリーに記憶された上記検知結果を、随時問い合わせ
る。個別モニター装置から入手した漏洩データは、集中
モニター装置のメモリーに記憶され、適宜表示及び印刷
などにより出力される。このメモリーに記憶されるデー
タは、各個別モニター装置(または個別モニター装置に
よりモニターされる地下タンク)の識別番号の部分と、
それに対応するタンク漏洩検知結果を示す部分及び配管
漏洩検知結果を示す部分とからなる。
【0048】個別モニター装置は、例えば、ガソリンス
タンド事務所、施設管理事務所あるいは守衛所等、タン
クと同一又は近接する場所に配置される。なお、複数の
タンクについての以上のような個別モニター装置の機能
をまとめて1つの複合モニター装置としてもよい。ま
た、個別モニター装置又は複合モニター装置に記憶され
ている漏洩データは、当該モニター装置から直接読み出
して表示することができる。これに対して、集中モニタ
ー装置は、集中管理センターや公的検査機関等、各タン
クの位置とは無関係の位置に配置することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極微量の流量領域から比較的大きな流量領域までの広い
流量範囲にわたって良好な精度及び感度で流量測定を行
うことが可能な流量測定方法及び流量計が提供される。
また、本発明によれば、流体が燃料油等の可燃性液体で
ある場合にも引火による火災の危険性の十分に低減され
た流量測定方法及び流量計が提供される。従って、本発
明の流量測定方法及び流量計を用いて微量の流体漏れを
も容易に正確に安全に検知することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量測定方法の実施に使用される
本発明による流量計の一実施形態を説明するための模式
的断面図である。
【図2】図1の流量計の構造を示す部分斜視図である。
【図3】図2の部分断面図である。
【図4】図2の部分断面図である。
【図5】図1の流量計の流量測定系を示すブロック図で
ある。
【図6】図1の流量計の流量検知のための回路構成を示
す図である。
【図7】Vhの換算のための検量線の一例を示す図であ
る。
【図8】Voutの換算のための検量線の一例を示す図
である。
【図9】本発明による流量測定方法及び流量計を利用す
る液体漏洩監視システムの一実施形態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
2 タンク内液体 12 測定管 14 測定細管 16 傍熱定温制御式流量測定部 161 熱伝達部材 162 薄膜感温体(第1の感温体) 162’ 配線 163 薄膜発熱体 163’ 配線 164 電気絶縁性薄膜 18 二定点温度差検知式流量測定部 18a,18b 感温部 181 熱伝達部材 182 薄膜感温体(第2の感温体) 182’ 配線 20 感温部 22,23 封止部材 24 配線基板 30 第1の検知回路 32 第2の検知回路 34 演算部 40 ブリッジ回路 42 差動増幅回路 44 トランジスタ 46 ブリッジ回路 48 差動増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 利美 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 (72)発明者 高畑 孝行 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 (72)発明者 山岸 喜代志 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 2F035 EA01 EA05 EA08 EA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流通路内の流体の流量を測定する方
    法であって、前記流量の値に関して予め定められた境界
    流量領域より大きな高流量領域については傍熱定温制御
    式流量測定により前記流体の流量を測定して得られる流
    量値を測定値となし、前記境界流量領域より小さな低流
    量領域については二定点温度差検知式流量測定により得
    られる流量値を測定値となし、前記境界流量領域につい
    ては前記傍熱定温制御式流量測定により得られる流量値
    または前記二定点温度差検知式流量測定により得られる
    流量値を測定値となし、前記二定点温度差検知式流量測
    定で前記流体流通路内の流体を加熱する熱源として前記
    傍熱定温制御式流量測定のための測定部を使用すること
    を特徴とする流量測定方法。
  2. 【請求項2】 前記境界流量領域は1つの特定流量値の
    みからなることを特徴とする、請求項1に記載の流量測
    定方法。
  3. 【請求項3】 先ず前記傍熱定温制御式流量測定により
    前記流体の流量を測定し、得られた流量値が前記高流量
    領域に属する時又は前記高流量領域及び前記境界流量領
    域のいずれかに属する時には当該流量値を測定値とな
    し、それ以外の時には次に前記二定点温度差検知式流量
    測定により前記流体の流量を測定し、得られた流量値を
    測定値となすことを特徴とする、請求項1〜2のいずれ
    かに記載の流量測定方法。
  4. 【請求項4】 先ず前記二定点温度差検知式流量測定に
    より前記流体の流量を測定し、得られた流量値が前記低
    流量領域に属する時又は前記低流量領域及び前記境界流
    量領域のいずれかに属する時には当該流量値を測定値と
    なし、それ以外の時には次に前記傍熱定温制御式流量測
    定により前記流体の流量を測定し、得られた流量値を測
    定値となすことを特徴とする、請求項1〜2のいずれか
    に記載の流量測定方法。
  5. 【請求項5】 流体流通路内の流体の流量を測定する流
    量計であって、 前記流体流通路に臨んで配置された傍熱定温制御式流量
    測定部及び二定点温度差検知式流量測定部と、前記傍熱
    定温制御式流量測定部を用いて得られる第1の流量対応
    出力及び前記二定点温度差検知式流量測定部を用いて得
    られる第2の流量対応出力に基づき測定値を得る演算部
    とを備えており、 前記傍熱定温制御式流量測定部は発熱体と該発熱体に隣
    接配置された第1の感温体とを有しており、前記発熱体
    は前記第1の感温体の検知温度に基づくフィードバック
    制御を受け、該フィードバック制御の状態に基づき前記
    第1の流量対応出力が得られ、 前記二定点温度差検知式流量測定部は前記流体流通路内
    の流体流通方向に関して前記傍熱定温制御式流量測定部
    の上流側及び下流側にそれぞれ配置された第2の感温体
    及び第3の感温体を有しており、前記第2の感温体の検
    知温度と前記第3の感温体の検知温度との差に基づき前
    記第2の流量対応出力が得られ、 前記演算部は、前記流量の値に関して予め定められた境
    界流量領域より大きな高流量領域については前記第1の
    流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値として出
    力し、前記境界流量領域より小さな低流量領域について
    は前記第2の流量対応出力に基づき得られる流量値を測
    定値として出力し、前記境界流量領域については前記第
    1の流量対応出力に基づき得られる流量値または前記第
    2の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値とし
    て出力することを特徴とする流量計。
  6. 【請求項6】 前記境界流量領域は1つの特定流量値の
    みからなることを特徴とする、請求項5に記載の流量
    計。
  7. 【請求項7】 前記演算部は、先ず前記第1の流量対応
    出力が前記高流量領域に対応する時又は前記高流量領域
    及び前記境界流量領域のいずれかに対応する時には前記
    第1の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値と
    なし、それ以外の時には前記第2の流量対応出力に基づ
    き得られる流量値を測定値となすことを特徴とする、請
    求項5〜6のいずれかに記載の流量計。
  8. 【請求項8】 前記演算部は、先ず前記第2の流量対応
    出力が前記低流量領域に対応する時又は前記低流量領域
    及び前記境界流量領域のいずれかに対応する時には前記
    第2の流量対応出力に基づき得られる流量値を測定値と
    なし、それ以外の時には前記第1の流量対応出力に基づ
    き得られる流量値を測定値となすことを特徴とする、請
    求項5〜6のいずれかに記載の流量計。
  9. 【請求項9】 前記発熱体及び前記第1の感温体は、い
    ずれも通電可能な薄膜状をなしており、電気絶縁性薄膜
    を介して積層されていることを特徴とする、請求項5〜
    8のいずれかに記載の流量計。
  10. 【請求項10】 前記第1の流量対応出力は前記発熱
    体、前記第1の感温体及び温度補償用の感温体を含む検
    知回路から得られることを特徴とする、請求項5〜9の
    いずれかに記載の流量計。
JP2002079180A 2002-03-20 2002-03-20 流量測定方法及び流量計 Pending JP2003279395A (ja)

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EP03744524A EP1491866A4 (en) 2002-03-20 2003-03-18 FLOW SPEED MEASURING METHOD AND FLOWMETER, FLOW SPEED MEASUREMENT CIRCUIT HOUSING USED, AND FLOW SPEED MEASURING UNIT THEREFOR AND FLUSH TESTING DEVICE WITH FLOWMETER
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005172451A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Almex Koosei Kk 熱式流量計
US7934868B2 (en) 2004-07-15 2011-05-03 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Thermal sensor and measurement device using the same
JP2013253828A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Azbil Corp 流量計
CN109297553A (zh) * 2018-11-15 2019-02-01 中国电子科技集团公司第十三研究所 Mems热膜式流量传感器恒温差控制电路

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