JP2003277539A - 発泡体 - Google Patents
発泡体Info
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- JP2003277539A JP2003277539A JP2002081261A JP2002081261A JP2003277539A JP 2003277539 A JP2003277539 A JP 2003277539A JP 2002081261 A JP2002081261 A JP 2002081261A JP 2002081261 A JP2002081261 A JP 2002081261A JP 2003277539 A JP2003277539 A JP 2003277539A
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- hydrogenated copolymer
- copolymer
- hydrogenated
- vinyl aromatic
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、優れた柔軟性を有する発泡
体を提供することにある。 【解決手段】 水添共重合体からなる発泡体であって、
該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物か
らなる共重合体に、水素を添加してなる水添共重合体で
あり、(a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含
有量が50重量%を越え、90重量%以下、(b)水添
共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有
量が40量%以下、(c)水添共重合体の重量平均分子
量が5万〜100万、(d)水添共重合体中の共役ジエ
ン化合物に基づく二重結合の75%以上が水添されてい
ることを特徴とする発泡体。
体を提供することにある。 【解決手段】 水添共重合体からなる発泡体であって、
該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物か
らなる共重合体に、水素を添加してなる水添共重合体で
あり、(a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含
有量が50重量%を越え、90重量%以下、(b)水添
共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有
量が40量%以下、(c)水添共重合体の重量平均分子
量が5万〜100万、(d)水添共重合体中の共役ジエ
ン化合物に基づく二重結合の75%以上が水添されてい
ることを特徴とする発泡体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた柔軟性を有
する発泡体に関し、更に詳しくは、特定の水添共重合体
又は特定の水添共重合体と熱可塑性樹脂から構成される
水添共重合体組成物の発泡体に関する。
する発泡体に関し、更に詳しくは、特定の水添共重合体
又は特定の水添共重合体と熱可塑性樹脂から構成される
水添共重合体組成物の発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂の発泡体は,成形加工
性,軽量性,熱遮断性等に優れており,トレイ等の容器
や包装材に広く使用されている。しかし,従来のポリス
チレンを用いた包装容器は硬いために,軟らかい果実
(梨や桃等)を収納した場合に,果実表面に傷が生じ,
商品価値の低下や商品歩留まりの低下を招く欠点があっ
た。ポリスチレン樹脂の柔軟性を改善するために,ゴム
で改質する試みが多くなされた。例えば,特開昭53−
8293号公報には,スチレン−ブタジエン共重合体を
押出し発泡させて柔軟性のあるシ−トを得る方法が記載
されている。また,特公平1−60407号公報には,
ポリスチレン樹脂にゴムをブレンドあるいは共重合させ
たゴム変性スチレン系樹脂の発泡成形品を連続的に製造
する方法が記載されている。しかしながら,これらの方
法で製造された発泡体でも柔軟性は不十分であり,さら
なる改良が求められていた。
性,軽量性,熱遮断性等に優れており,トレイ等の容器
や包装材に広く使用されている。しかし,従来のポリス
チレンを用いた包装容器は硬いために,軟らかい果実
(梨や桃等)を収納した場合に,果実表面に傷が生じ,
商品価値の低下や商品歩留まりの低下を招く欠点があっ
た。ポリスチレン樹脂の柔軟性を改善するために,ゴム
で改質する試みが多くなされた。例えば,特開昭53−
8293号公報には,スチレン−ブタジエン共重合体を
押出し発泡させて柔軟性のあるシ−トを得る方法が記載
されている。また,特公平1−60407号公報には,
ポリスチレン樹脂にゴムをブレンドあるいは共重合させ
たゴム変性スチレン系樹脂の発泡成形品を連続的に製造
する方法が記載されている。しかしながら,これらの方
法で製造された発泡体でも柔軟性は不十分であり,さら
なる改良が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決し、柔軟性に優れた発泡体を提供すること
にある。
の問題を解決し、柔軟性に優れた発泡体を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定のビ
ニル芳香族化合物含有量を有し、しかもビニル芳香族化
合物重合体ブロックの含有量が特定の範囲にある共役ジ
エンとビニル芳香族化合物との共重合体の水素添加物或
いは該水素添加物を含有する組成物を用いた発泡体にす
ることにより上記課題が解決されることを見出し、本発
明を完成した。即ち本発明は、 [1]水添共重合体からなる発泡体であって、該水添共
重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共
重合体に、水素を添加してなる下記(a)〜(d)を満
たす水添共重合体であり、(a)水添共重合体中のビニ
ル芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量
%以下、(b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重
合体ブロックの含有量が40重量%以下、(c)水添共
重合体の重量平均分子量が5万〜100万、(d)水添
共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結合の75
%以上が水添されていることを特徴とする発泡体、
ニル芳香族化合物含有量を有し、しかもビニル芳香族化
合物重合体ブロックの含有量が特定の範囲にある共役ジ
エンとビニル芳香族化合物との共重合体の水素添加物或
いは該水素添加物を含有する組成物を用いた発泡体にす
ることにより上記課題が解決されることを見出し、本発
明を完成した。即ち本発明は、 [1]水添共重合体からなる発泡体であって、該水添共
重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共
重合体に、水素を添加してなる下記(a)〜(d)を満
たす水添共重合体であり、(a)水添共重合体中のビニ
ル芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量
%以下、(b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重
合体ブロックの含有量が40重量%以下、(c)水添共
重合体の重量平均分子量が5万〜100万、(d)水添
共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結合の75
%以上が水添されていることを特徴とする発泡体、
【0005】[2]下記水添共重合体成分(1)と熱可
塑性樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)で構成さ
れる組成物からなる発泡体であって、(1)該水添共重
合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共重
合体に、水素を添加してなる下記(a)〜(d)を満た
す水添共重合体であり、(a)水添共重合体中のビニル
芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量%
以下、(b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合
体ブロックの含有量が40重量%以下、(c)水添共重
合体の重量平均分子量が5万〜100万、(d)水添共
重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結合の75%
以上が水添されている水添共重合体 5重量部〜95重
量部、(2)熱可塑性樹脂及び/またはゴム状重合体
5重量部〜95重量部、を配合した組成物からなること
を特徴とする発泡体、
塑性樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)で構成さ
れる組成物からなる発泡体であって、(1)該水添共重
合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共重
合体に、水素を添加してなる下記(a)〜(d)を満た
す水添共重合体であり、(a)水添共重合体中のビニル
芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量%
以下、(b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合
体ブロックの含有量が40重量%以下、(c)水添共重
合体の重量平均分子量が5万〜100万、(d)水添共
重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結合の75%
以上が水添されている水添共重合体 5重量部〜95重
量部、(2)熱可塑性樹脂及び/またはゴム状重合体
5重量部〜95重量部、を配合した組成物からなること
を特徴とする発泡体、
【0006】[3]下記水添共重合体成分(1)と充填
剤(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、(a)水
添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が50重量
%を越え、90重量%以下、(b)水添共重合体中のビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量が40重量%
以下、(c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜1
00万、(d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基
づく二重結合の75%以上が水添されている水添共重合
体 5重量部〜95重量部、(3)充填剤 5重量部〜
95重量部を配合した組成物からなることを特徴とする
発泡体、
剤(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、(a)水
添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が50重量
%を越え、90重量%以下、(b)水添共重合体中のビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量が40重量%
以下、(c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜1
00万、(d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基
づく二重結合の75%以上が水添されている水添共重合
体 5重量部〜95重量部、(3)充填剤 5重量部〜
95重量部を配合した組成物からなることを特徴とする
発泡体、
【0007】[4]下記水添共重合体成分(1)と熱可
塑性樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)、充填剤
(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、(a)水
添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が50重量
%を越え、90重量%以下、(b)水添共重合体中のビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量が40重量%
以下、(c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜1
00万、(d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基
づく二重結合の75%以上が水添されている水添共重合
体を5重量%〜95重量%、(2)熱可塑性樹脂及びま
たはゴム状重合体を5重量%〜95重量%、からなる成
分(1)+成分(2)の合計量 5重量部〜95重量部
に対し(3)充填剤 5重量部〜95重量部を配合した
組成物からなることを特徴とする発泡体、を提供するも
のである。
塑性樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)、充填剤
(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、(a)水
添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が50重量
%を越え、90重量%以下、(b)水添共重合体中のビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量が40重量%
以下、(c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜1
00万、(d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基
づく二重結合の75%以上が水添されている水添共重合
体を5重量%〜95重量%、(2)熱可塑性樹脂及びま
たはゴム状重合体を5重量%〜95重量%、からなる成
分(1)+成分(2)の合計量 5重量部〜95重量部
に対し(3)充填剤 5重量部〜95重量部を配合した
組成物からなることを特徴とする発泡体、を提供するも
のである。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明の成
分(1)の水添共重合体は、共役ジエンとビニル芳香族
化合物からなる共重合体の水素添加物である。本発明に
おいて、水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量
は50重量%を越え、90重量%以下、好ましくは60
重量%を越え、88重量%以下、更に好ましくは62〜
86重量%である。ビニル芳香族化合物の含有量が本発
明で規定する範囲のものを使用することは,発泡特性を
有し,且つ柔軟性に優れた発泡体を得るために必要であ
る。なお本発明において、水添共重合体中のビニル芳香
族化合物の含有量は、水素添加前の共重合体中のビニル
芳香族化合物含有量で把握しても良い。
分(1)の水添共重合体は、共役ジエンとビニル芳香族
化合物からなる共重合体の水素添加物である。本発明に
おいて、水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量
は50重量%を越え、90重量%以下、好ましくは60
重量%を越え、88重量%以下、更に好ましくは62〜
86重量%である。ビニル芳香族化合物の含有量が本発
明で規定する範囲のものを使用することは,発泡特性を
有し,且つ柔軟性に優れた発泡体を得るために必要であ
る。なお本発明において、水添共重合体中のビニル芳香
族化合物の含有量は、水素添加前の共重合体中のビニル
芳香族化合物含有量で把握しても良い。
【0009】本発明で使用する水添共重合体において、
ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量は該共重合
体中40重量%以下、好ましくは3〜40重量%、更に
好ましくは5〜35重量%である。本発明の発泡体を得
る上で、より柔軟性に優れたものが好ましい場合、ビニ
ル芳香族化合物重合体ブロックは10重量%未満、好ま
しくは8重量%未満、更に好ましくは5重量%未満であ
ることが推奨される。また、本発明の発泡体を得る上
で、水添共重合体として耐ブロッキング性に優れたもの
が好ましい場合、ビニル芳香族化合物重合体ブロックは
10〜40量%、好ましくは13〜37重量%、更に好
ましくは15〜35重量%であることが推奨される。ビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックが40重量%を超える
場合は発泡特性が劣るため好ましくない。
ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量は該共重合
体中40重量%以下、好ましくは3〜40重量%、更に
好ましくは5〜35重量%である。本発明の発泡体を得
る上で、より柔軟性に優れたものが好ましい場合、ビニ
ル芳香族化合物重合体ブロックは10重量%未満、好ま
しくは8重量%未満、更に好ましくは5重量%未満であ
ることが推奨される。また、本発明の発泡体を得る上
で、水添共重合体として耐ブロッキング性に優れたもの
が好ましい場合、ビニル芳香族化合物重合体ブロックは
10〜40量%、好ましくは13〜37重量%、更に好
ましくは15〜35重量%であることが推奨される。ビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックが40重量%を超える
場合は発泡特性が劣るため好ましくない。
【0010】ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有
量の測定は、例えば四酸化オスミウムを触媒として水素
添加前の共重合体をal.,J.Polym.Sci.
1,429(1946)に記載の方ターシャリーブチル
ハイドロパーオキサイドにより酸化分解する方法(I.
M.KOLTHOFF,et法)により得たビニル芳香
族炭化水素重合体ブロック成分の重量(但し平均重合度
が約30以下のビニル芳香族炭化水素重合体成分は除か
れている)を用いて、次の式から求めることができる。 ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量(重量%)
=(水素添加前の共重合体中のビニル芳香族炭化水素重
合体ブロック重量/水素添加前の共重合体の重量)×1
00
量の測定は、例えば四酸化オスミウムを触媒として水素
添加前の共重合体をal.,J.Polym.Sci.
1,429(1946)に記載の方ターシャリーブチル
ハイドロパーオキサイドにより酸化分解する方法(I.
M.KOLTHOFF,et法)により得たビニル芳香
族炭化水素重合体ブロック成分の重量(但し平均重合度
が約30以下のビニル芳香族炭化水素重合体成分は除か
れている)を用いて、次の式から求めることができる。 ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量(重量%)
=(水素添加前の共重合体中のビニル芳香族炭化水素重
合体ブロック重量/水素添加前の共重合体の重量)×1
00
【0011】なお、本発明において水添共重合体におけ
るビニル芳香族化合物のブロック率(該ブロック率と
は、該共重合体中の全ビニル芳香族化合物量に対するビ
ニル芳香族化合物重合体ブロック量の割合をいう)は、
50重量%未満、好ましくは20重量%以下、更に好ま
しくは18重量%以下であることが、より柔軟性の良好
な組成物を得る上で推奨される。
るビニル芳香族化合物のブロック率(該ブロック率と
は、該共重合体中の全ビニル芳香族化合物量に対するビ
ニル芳香族化合物重合体ブロック量の割合をいう)は、
50重量%未満、好ましくは20重量%以下、更に好ま
しくは18重量%以下であることが、より柔軟性の良好
な組成物を得る上で推奨される。
【0012】本発明で使用する水添共重合体の重量平均
分子量は5〜100万、好ましくは10〜80万、更に
好ましくは13〜50万である。ビニル芳香族化合物重
合体ブロックの含有量が10〜40重量%の水添共重合
体を使用する場合、その重量平均分子量は10万を越え
50万未満、好ましくは13万〜40万、更に好ましく
は15万〜30万であることが推奨される。重量平均分
子量が5万未満の場合は発泡特性に劣り、また100万
を超える場合は成形加工性に劣るため好ましくない。本
発明において、水添共重合体の分子量分布は、成形加工
性の点で,1.5〜5.0が好ましく、より好ましくは
1.6〜4.5、更に好ましくは1.8〜4であること
が推奨される。
分子量は5〜100万、好ましくは10〜80万、更に
好ましくは13〜50万である。ビニル芳香族化合物重
合体ブロックの含有量が10〜40重量%の水添共重合
体を使用する場合、その重量平均分子量は10万を越え
50万未満、好ましくは13万〜40万、更に好ましく
は15万〜30万であることが推奨される。重量平均分
子量が5万未満の場合は発泡特性に劣り、また100万
を超える場合は成形加工性に劣るため好ましくない。本
発明において、水添共重合体の分子量分布は、成形加工
性の点で,1.5〜5.0が好ましく、より好ましくは
1.6〜4.5、更に好ましくは1.8〜4であること
が推奨される。
【0013】本発明で使用する水添共重合体は共役ジエ
ンとビニル芳香族化合物からなる共重合体の水素添加物
であり、共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結
合の75%以上、好ましくは85%以上、更に好ましく
は90%以上、特に好ましくは92%以上が水添されて
いる。水添率が75%未満の場合は、耐候性や熱安定性
が劣る。
ンとビニル芳香族化合物からなる共重合体の水素添加物
であり、共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結
合の75%以上、好ましくは85%以上、更に好ましく
は90%以上、特に好ましくは92%以上が水添されて
いる。水添率が75%未満の場合は、耐候性や熱安定性
が劣る。
【0014】本発明において、水添共重合体の構造は特
に制限はなく、いかなる構造のものでも使用できるが、
特に推奨されるものは、下記a〜bの一般式から選ばれ
る少なくとも一つの構造を有する共重合体の水素添加物
である。本発明で使用する水添共重合体は、下記一般式
で表される構造を有する共重合体の水素添加物からなる
任意の混合物でもよい。また、水添共重合体にビニル芳
香族化合物重合体が混合されていても良い。 a.S b.S−H c.S−H−S d.(S−H)m−X e.(S−H)n−X−(H)p (ここで、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのラ
ンダム共重合体ブロックであり、Hはビニル芳香族化合
物重合体ブロックである。mは2以上の整数であり、n
及びpは1以上の整数である。Xはカップリング剤残基
を示す。)
に制限はなく、いかなる構造のものでも使用できるが、
特に推奨されるものは、下記a〜bの一般式から選ばれ
る少なくとも一つの構造を有する共重合体の水素添加物
である。本発明で使用する水添共重合体は、下記一般式
で表される構造を有する共重合体の水素添加物からなる
任意の混合物でもよい。また、水添共重合体にビニル芳
香族化合物重合体が混合されていても良い。 a.S b.S−H c.S−H−S d.(S−H)m−X e.(S−H)n−X−(H)p (ここで、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのラ
ンダム共重合体ブロックであり、Hはビニル芳香族化合
物重合体ブロックである。mは2以上の整数であり、n
及びpは1以上の整数である。Xはカップリング剤残基
を示す。)
【0015】一般式において、ランダム共重合体ブロッ
クS中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布していて
も、またはテーパー状に分布していてもよい。また該共
重合体ブロックSには、ビニル芳香族炭化水素が均一に
分布している部分及び/又はテーパー状に分布している
部分がそれぞれ複数個共存していてもよい。また、mは
2以上、好ましくは2〜10の整数であり、n及びpは
1以上、好ましくは1〜10の整数である。
クS中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布していて
も、またはテーパー状に分布していてもよい。また該共
重合体ブロックSには、ビニル芳香族炭化水素が均一に
分布している部分及び/又はテーパー状に分布している
部分がそれぞれ複数個共存していてもよい。また、mは
2以上、好ましくは2〜10の整数であり、n及びpは
1以上、好ましくは1〜10の整数である。
【0016】また、本発明において、水素添加前の共重
合体鎖中におけるビニル結合量の最大値と最小値との差
が10%未満、好ましくは8%以下、更に好ましくは6
%以下であることが推奨される。共重合体鎖中のビニル
結合は、均一に分布していてもテーパー状に分布してい
ても良い。ここで,ビニル結合量の最大値と最小値との
差とは,重合条件,すなわちビニル量調整剤の種類,量
及び重合温度で決定されるビニル量の最大値と最小値で
ある。共役ジエン重合体鎖中のビニル結合量の最大値と
最小値との差は、例えば共役ジエンの重合時又は共役ジ
エンとビニル芳香族化合物の共重合時の重合温度によっ
て制御することができる。
合体鎖中におけるビニル結合量の最大値と最小値との差
が10%未満、好ましくは8%以下、更に好ましくは6
%以下であることが推奨される。共重合体鎖中のビニル
結合は、均一に分布していてもテーパー状に分布してい
ても良い。ここで,ビニル結合量の最大値と最小値との
差とは,重合条件,すなわちビニル量調整剤の種類,量
及び重合温度で決定されるビニル量の最大値と最小値で
ある。共役ジエン重合体鎖中のビニル結合量の最大値と
最小値との差は、例えば共役ジエンの重合時又は共役ジ
エンとビニル芳香族化合物の共重合時の重合温度によっ
て制御することができる。
【0017】第3級アミン化合物またはエーテル化合物
のようなビニル量調整剤の種類と量が一定の場合,重合
中のポリマ−鎖に組み込まれるビニル結合量は,重合温
度によって決まる。従って,等温で重合した重合体はビ
ニル結合が均一に分布した重合体となる。これに対し,
昇温で重合した重合体は,初期(低温で重合)が高ビニ
ル結合量,後半(高温で重合)が低ビニル結合量といっ
た具合にビニル結合量に差のある重合体となる。かかる
構造を有する共重合体に、水素を添加することにより特
異構造の水添共重合体が得られる。
のようなビニル量調整剤の種類と量が一定の場合,重合
中のポリマ−鎖に組み込まれるビニル結合量は,重合温
度によって決まる。従って,等温で重合した重合体はビ
ニル結合が均一に分布した重合体となる。これに対し,
昇温で重合した重合体は,初期(低温で重合)が高ビニ
ル結合量,後半(高温で重合)が低ビニル結合量といっ
た具合にビニル結合量に差のある重合体となる。かかる
構造を有する共重合体に、水素を添加することにより特
異構造の水添共重合体が得られる。
【0018】本発明において、ビニル芳香族化合物の含
有量は、紫外分光光度計を用いて知ることができる。ま
た,ビニル芳香族化合物重合体ブロックの量は,前述し
たKOLTHOFFの方法で知ることができる。水素添
加前の共重合体中の共役ジエンに基づくビニル結合含量
は、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて知ることができ
る。また,水添共重合体の水添率は、核磁気共鳴装置
(NMR)を用いて知ることができる。また、本発明に
おいて、水添共重合体の分子量は、ゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)による測定を行い、
クロマトグラムのピークの分子量を、市販の標準ポリス
チレンの測定から求めた検量線(標準ポリスチレンのピ
ーク分子量を使用して作成)を使用して求めた重量平均
分子量である。水添共重合体の分子量分布は、同様にG
PCによる測定から求めることができる。
有量は、紫外分光光度計を用いて知ることができる。ま
た,ビニル芳香族化合物重合体ブロックの量は,前述し
たKOLTHOFFの方法で知ることができる。水素添
加前の共重合体中の共役ジエンに基づくビニル結合含量
は、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて知ることができ
る。また,水添共重合体の水添率は、核磁気共鳴装置
(NMR)を用いて知ることができる。また、本発明に
おいて、水添共重合体の分子量は、ゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)による測定を行い、
クロマトグラムのピークの分子量を、市販の標準ポリス
チレンの測定から求めた検量線(標準ポリスチレンのピ
ーク分子量を使用して作成)を使用して求めた重量平均
分子量である。水添共重合体の分子量分布は、同様にG
PCによる測定から求めることができる。
【0019】本発明において共役ジエンは1対の共役二
重結合を有するジオレフィンであり、例えば1,3ーブタ
ジエン、2ーメチルー1,3ーブタジエン(イソプレン)、
2,3ージメチルー1,3ーブタジエン、1,3ーペンタジエ
ン、2-メチル-1,3ーペンタジエン、1,3ーヘキサジエン
などであるが、特に一般的なものとしては1,3ーブタジ
エン、イソプレンが挙げられる。これらは一種のみなら
ず二種以上を使用してもよい。また、ビニル芳香族化合
物としては、例えばスチレン、α―メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェ
ニルエチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン
等があげられ、これらは一種のみならず二種以上を使用
してもよい。
重結合を有するジオレフィンであり、例えば1,3ーブタ
ジエン、2ーメチルー1,3ーブタジエン(イソプレン)、
2,3ージメチルー1,3ーブタジエン、1,3ーペンタジエ
ン、2-メチル-1,3ーペンタジエン、1,3ーヘキサジエン
などであるが、特に一般的なものとしては1,3ーブタジ
エン、イソプレンが挙げられる。これらは一種のみなら
ず二種以上を使用してもよい。また、ビニル芳香族化合
物としては、例えばスチレン、α―メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェ
ニルエチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン
等があげられ、これらは一種のみならず二種以上を使用
してもよい。
【0020】本発明において、水素添加前の共重合体に
おいて共役ジエン部分のミクロ構造(シス、トランス、
ビニルの比率)は、後述する極性化合物等の使用により
任意に変えることができ、特に制限はない。一般的に共
役ジエンとして1,3−ブタジエンを使用した場合に
は、1,2−ビニル結合は5〜80%、好ましくは10
〜60%、共役ジエンとしてイソプレンを使用した場合
又は1,3−ブタジエンとイソプレンを併用した場合に
は、1,2−ビニル結合と3,4−ビニル結合の合計量
は一般に3〜75%、好ましくは5〜60%であること
が推奨される。なお、本発明においては、1,2−ビニ
ル結合と3,4−ビニル結合の合計量(但し、共役ジエ
ンとして1,3−ブタジエンを使用した場合には、1,
2−ビニル結合量)を以後ビニル結合と呼ぶ。
おいて共役ジエン部分のミクロ構造(シス、トランス、
ビニルの比率)は、後述する極性化合物等の使用により
任意に変えることができ、特に制限はない。一般的に共
役ジエンとして1,3−ブタジエンを使用した場合に
は、1,2−ビニル結合は5〜80%、好ましくは10
〜60%、共役ジエンとしてイソプレンを使用した場合
又は1,3−ブタジエンとイソプレンを併用した場合に
は、1,2−ビニル結合と3,4−ビニル結合の合計量
は一般に3〜75%、好ましくは5〜60%であること
が推奨される。なお、本発明においては、1,2−ビニ
ル結合と3,4−ビニル結合の合計量(但し、共役ジエ
ンとして1,3−ブタジエンを使用した場合には、1,
2−ビニル結合量)を以後ビニル結合と呼ぶ。
【0021】本発明において、水素添加前の共重合体
は、例えば、炭化水素溶媒中で有機アルカリ金属化合物
等の開始剤を用いてアニオンリビング重合により得られ
る。炭化水素溶媒としては、例えばn−ブタン、イソブ
タン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n
−オクタンの如き脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、メチルシクロヘプタンの如き脂環式炭
化水素類、また、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼンの如き芳香族炭化水素である。
は、例えば、炭化水素溶媒中で有機アルカリ金属化合物
等の開始剤を用いてアニオンリビング重合により得られ
る。炭化水素溶媒としては、例えばn−ブタン、イソブ
タン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n
−オクタンの如き脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、メチルシクロヘプタンの如き脂環式炭
化水素類、また、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼンの如き芳香族炭化水素である。
【0022】また、開始剤としては、一般的に共役ジエ
ン化合物及びビニル芳香族化合物に対しアニオン重合活
性があることが知られている脂肪族炭化水素アルカリ金
属化合物、芳香族炭化水素アルカリ金属化合物、有機ア
ミノアルカリ金属化合物等が含まれ、アルカリ金属とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム等である。好適な
有機アルカリ金属化合物としては、炭素数1から20の
脂肪族および芳香族炭化水素リチウム化合物であり、1
分子中に1個のリチウムを含む化合物、1分子中に複数
のリチウムを含むジリチウム化合物、トリリチウム化合
物、テトラリチウム化合物が含まれる。
ン化合物及びビニル芳香族化合物に対しアニオン重合活
性があることが知られている脂肪族炭化水素アルカリ金
属化合物、芳香族炭化水素アルカリ金属化合物、有機ア
ミノアルカリ金属化合物等が含まれ、アルカリ金属とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム等である。好適な
有機アルカリ金属化合物としては、炭素数1から20の
脂肪族および芳香族炭化水素リチウム化合物であり、1
分子中に1個のリチウムを含む化合物、1分子中に複数
のリチウムを含むジリチウム化合物、トリリチウム化合
物、テトラリチウム化合物が含まれる。
【0023】具体的にはn−プロピルリチウム、n−ブ
チルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブ
チルリチウム、n−ペンチルリチウム、n−ヘキシルリ
チウム、ベンジルリチウム、フェニルリチウム、トリル
リチウム、ジイソプロペニルベンゼンとsec−ブチル
リチウムの反応生成物、さらにジビニルベンゼンとse
c−ブチルリチウムと少量の1,3−ブタジエンの反応
生成物等があげられる。
チルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブ
チルリチウム、n−ペンチルリチウム、n−ヘキシルリ
チウム、ベンジルリチウム、フェニルリチウム、トリル
リチウム、ジイソプロペニルベンゼンとsec−ブチル
リチウムの反応生成物、さらにジビニルベンゼンとse
c−ブチルリチウムと少量の1,3−ブタジエンの反応
生成物等があげられる。
【0024】さらに、米国特許5,708,092号明
細書に開示されている1−(t−ブトキシ)プロピルリ
チウムおよびその溶解性改善のために1〜数分子のイソ
プレンモノマーを挿入したリチウム化合物、英国特許
2,241,239号明細書に開示されている1−(t
−ブチルジメチルシロキシ)ヘキシルリチウム等のシロ
キシ基含有アルキルリチウム、米国特許5,527,7
53号明細書に開示されているアミノ基含有アルキルリ
チウム、ジイソプロピルアミドリチウムおよびヘキサメ
チルジシラジドリチウム等のアミノリチウム類も使用す
ることができる。
細書に開示されている1−(t−ブトキシ)プロピルリ
チウムおよびその溶解性改善のために1〜数分子のイソ
プレンモノマーを挿入したリチウム化合物、英国特許
2,241,239号明細書に開示されている1−(t
−ブチルジメチルシロキシ)ヘキシルリチウム等のシロ
キシ基含有アルキルリチウム、米国特許5,527,7
53号明細書に開示されているアミノ基含有アルキルリ
チウム、ジイソプロピルアミドリチウムおよびヘキサメ
チルジシラジドリチウム等のアミノリチウム類も使用す
ることができる。
【0025】本発明において有機アルカリ金属化合物を
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する際に、重合体に組み込まれる共役ジエン
化合物に起因するビニル結合(1,2または3,4結
合)の含有量の調整や共役ジエン化合物とビニル芳香族
化合物とのランダム共重合性を調整するために、調整剤
として第3級アミン化合物またはエーテル化合物を添加
することができる。第3級アミン化合物としては一般式
R1R2R3N(ただしR1、R2、R3は炭素数1か
ら20の炭化水素基または第3級アミノ基を有する炭化
水素基である)の化合物である。
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する際に、重合体に組み込まれる共役ジエン
化合物に起因するビニル結合(1,2または3,4結
合)の含有量の調整や共役ジエン化合物とビニル芳香族
化合物とのランダム共重合性を調整するために、調整剤
として第3級アミン化合物またはエーテル化合物を添加
することができる。第3級アミン化合物としては一般式
R1R2R3N(ただしR1、R2、R3は炭素数1か
ら20の炭化水素基または第3級アミノ基を有する炭化
水素基である)の化合物である。
【0026】たとえば、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N−エチルピペリジン、N−メチルピロリジン、
N,N,N秩CN秩|テトラメチルエチレンジアミン、
N,N,N秩CN秩|テトラエチルエチレンジアミン、
1,2−ジピペリジノエタン、トリメチルアミノエチル
ピペラジン、N,N,N秩CN煤CN煤|ペンタメチルエ
チレントリアミン、N,N秩|ジオクチル−p−フェニ
レンジアミン等である。
アミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N−エチルピペリジン、N−メチルピロリジン、
N,N,N秩CN秩|テトラメチルエチレンジアミン、
N,N,N秩CN秩|テトラエチルエチレンジアミン、
1,2−ジピペリジノエタン、トリメチルアミノエチル
ピペラジン、N,N,N秩CN煤CN煤|ペンタメチルエ
チレントリアミン、N,N秩|ジオクチル−p−フェニ
レンジアミン等である。
【0027】エーテル化合物としては、直鎖状エーテル
化合物および環状エーテル化合物から選ばれ、直鎖状エ
ーテル化合物としてはジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル等のエチレングリコ
ールのジアルキルエーテル化合物類が挙げられる。ま
た、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジブチルエーテル等のジエチレングリコールのジアルキ
ルエーテル化合物類が挙げられる。
化合物および環状エーテル化合物から選ばれ、直鎖状エ
ーテル化合物としてはジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル等のエチレングリコ
ールのジアルキルエーテル化合物類が挙げられる。ま
た、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジブチルエーテル等のジエチレングリコールのジアルキ
ルエーテル化合物類が挙げられる。
【0028】環状エーテル化合物としてはテトラヒドロ
フラン、ジオキサン、2,5−ジメチルオキソラン、
2,2,5,5−テトラメチルオキソラン、2,2−ビ
ス(2−オキソラニル)プロパン、フルフリルアルコー
ルのアルキルエーテル等が挙げられる。
フラン、ジオキサン、2,5−ジメチルオキソラン、
2,2,5,5−テトラメチルオキソラン、2,2−ビ
ス(2−オキソラニル)プロパン、フルフリルアルコー
ルのアルキルエーテル等が挙げられる。
【0029】本発明において有機アルカリ金属化合物を
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する方法は、バッチ重合であっても連続重合
であっても、或いはそれらの組み合わせであってもよ
い。特に分子量分布を好ましい適正範囲に調整する上で
連続重合方法が推奨される。重合温度は、一般に0℃乃
至180℃、好ましくは30℃乃至150℃である。重
合に要する時間は条件によって異なるが、通常は48時
間以内であり、特に好適には0.1乃至10時間であ
る。
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する方法は、バッチ重合であっても連続重合
であっても、或いはそれらの組み合わせであってもよ
い。特に分子量分布を好ましい適正範囲に調整する上で
連続重合方法が推奨される。重合温度は、一般に0℃乃
至180℃、好ましくは30℃乃至150℃である。重
合に要する時間は条件によって異なるが、通常は48時
間以内であり、特に好適には0.1乃至10時間であ
る。
【0030】又、重合系の雰囲気は窒素ガスなどの不活
性ガス雰囲気にすることが好ましい。重合圧力は、上記
重合温度範囲でモノマー及び溶媒を液相に維持するに充
分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定されるものでは
ない。更に、重合系内は触媒及びリビングポリマーを不
活性化させるような不純物、例えば水、酸素、炭酸ガス
などが混入しないように留意する必要がある。本発明に
おいて、前記重合終了時に2官能以上のカップリング剤
を必要量添加してカップリング反応を行うことができ
る。2官能カップリング剤としては公知のものいずれで
も良く、特に限定されない。例えば、ジメチルジクロロ
シラン、ジメチルジブロモシラン等のジハロゲン化合
物、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸フェニ
ル、フタル酸エステル類等の酸エステル類等が挙げられ
る。
性ガス雰囲気にすることが好ましい。重合圧力は、上記
重合温度範囲でモノマー及び溶媒を液相に維持するに充
分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定されるものでは
ない。更に、重合系内は触媒及びリビングポリマーを不
活性化させるような不純物、例えば水、酸素、炭酸ガス
などが混入しないように留意する必要がある。本発明に
おいて、前記重合終了時に2官能以上のカップリング剤
を必要量添加してカップリング反応を行うことができ
る。2官能カップリング剤としては公知のものいずれで
も良く、特に限定されない。例えば、ジメチルジクロロ
シラン、ジメチルジブロモシラン等のジハロゲン化合
物、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸フェニ
ル、フタル酸エステル類等の酸エステル類等が挙げられ
る。
【0031】また、3官能以上の多官能カップリング剤
としては公知のものいずれでも良く、特に限定されな
い。例えば、3価以上のポリアルコール類、エポキシ化
大豆油、ジグリシジルビスフェノールA等の多価エポキ
シ化合物、一般式R4-nSiXn(ただし、Rは炭素数1
から20の炭化水素基、Xはハロゲン、nは3から4の
整数を示す)で示されるハロゲン化珪素化合物、例えば
メチルシリルトリクロリド、tーブチルシリルトリクロ
リド、四塩化珪素およびこれらの臭素化物等、一般式R
4-nSnXn(ただし、Rは炭素数1から20の炭化水素
基、Xはハロゲン、nは3から4の整数を示す)で示さ
れるハロゲン化錫化合物、例えばメチル錫トリクロリ
ド、tーブチル錫トリクロリド、四塩化錫等の多価ハロ
ゲン化合物が挙げられる。炭酸ジメチルや炭酸ジエチル
等も使用できる。
としては公知のものいずれでも良く、特に限定されな
い。例えば、3価以上のポリアルコール類、エポキシ化
大豆油、ジグリシジルビスフェノールA等の多価エポキ
シ化合物、一般式R4-nSiXn(ただし、Rは炭素数1
から20の炭化水素基、Xはハロゲン、nは3から4の
整数を示す)で示されるハロゲン化珪素化合物、例えば
メチルシリルトリクロリド、tーブチルシリルトリクロ
リド、四塩化珪素およびこれらの臭素化物等、一般式R
4-nSnXn(ただし、Rは炭素数1から20の炭化水素
基、Xはハロゲン、nは3から4の整数を示す)で示さ
れるハロゲン化錫化合物、例えばメチル錫トリクロリ
ド、tーブチル錫トリクロリド、四塩化錫等の多価ハロ
ゲン化合物が挙げられる。炭酸ジメチルや炭酸ジエチル
等も使用できる。
【0032】本発明において、共重合体として重合体の
少なくとも1つの重合体鎖末端に極性基含有原子団が結
合した末端変性共重合体を使用することができる。極性
基含有原子団としては、例えば水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基、チオカルボニル基、酸ハロゲン化物
基、酸無水物基、カルボン酸基、チオカルボン酸基、ア
ルデヒド基、チオアルデヒド基、カルボン酸エステル
基、アミド基、スルホン酸基、スルホン酸エステル基、
リン酸基、リン酸エステル基、アミノ基、イミノ基、ニ
トリル基、ピリジル基、キノリン基、エポキシ基、チオ
エポキシ基、スルフィド基、イソシアネート基、イソチ
オシアネート基、ハロゲン化ケイ素基、シラノール基、
アルコキシケイ素基、ハロゲン化スズ基、アルコキシス
ズ基、フェニルスズ基等から選ばれる極性基を少なくと
も1種含有する原子団が挙げられる。
少なくとも1つの重合体鎖末端に極性基含有原子団が結
合した末端変性共重合体を使用することができる。極性
基含有原子団としては、例えば水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基、チオカルボニル基、酸ハロゲン化物
基、酸無水物基、カルボン酸基、チオカルボン酸基、ア
ルデヒド基、チオアルデヒド基、カルボン酸エステル
基、アミド基、スルホン酸基、スルホン酸エステル基、
リン酸基、リン酸エステル基、アミノ基、イミノ基、ニ
トリル基、ピリジル基、キノリン基、エポキシ基、チオ
エポキシ基、スルフィド基、イソシアネート基、イソチ
オシアネート基、ハロゲン化ケイ素基、シラノール基、
アルコキシケイ素基、ハロゲン化スズ基、アルコキシス
ズ基、フェニルスズ基等から選ばれる極性基を少なくと
も1種含有する原子団が挙げられる。
【0033】末端変性共重合体は、共重合体の重合終了
時にこれらの極性基含有原子団を有する化合物を反応さ
せることにより得られる。極性基含有原子団を有する化
合物としては、具体的には、特公平4-39495号公報に記
載された末端変性処理剤を使用できる。上記で得られた
共重合体を水素添加することにより、本発明で使用する
水添共重合体が得られる。水添触媒としては、特に制限
されず、従来から公知である(1)Ni、Pt、Pd、
Ru等の金属をカーボン、シリカ、アルミナ、ケイソウ
土等に担持させた担持型不均一系水添触媒、(2)N
i、Co、Fe、Cr等の有機酸塩又はアセチルアセト
ン塩などの遷移金属塩と有機アルミニュウム等の還元剤
とを用いる、いわゆるチーグラー型水添触媒、(3)T
i、Ru、Rh、Zr等の有機金属化合物等のいわゆる
有機金属錯体等の均一系水添触媒が用いられる。
時にこれらの極性基含有原子団を有する化合物を反応さ
せることにより得られる。極性基含有原子団を有する化
合物としては、具体的には、特公平4-39495号公報に記
載された末端変性処理剤を使用できる。上記で得られた
共重合体を水素添加することにより、本発明で使用する
水添共重合体が得られる。水添触媒としては、特に制限
されず、従来から公知である(1)Ni、Pt、Pd、
Ru等の金属をカーボン、シリカ、アルミナ、ケイソウ
土等に担持させた担持型不均一系水添触媒、(2)N
i、Co、Fe、Cr等の有機酸塩又はアセチルアセト
ン塩などの遷移金属塩と有機アルミニュウム等の還元剤
とを用いる、いわゆるチーグラー型水添触媒、(3)T
i、Ru、Rh、Zr等の有機金属化合物等のいわゆる
有機金属錯体等の均一系水添触媒が用いられる。
【0034】具体的な水添触媒としては、特公昭42-870
4号公報、特公昭43-6636号公報、特公昭63-4841号公
報、特公平1-37970号公報、特公平1-53851号公報、特公
平2-9041 号公報に記載された水添触媒を使用すること
ができる。好ましい水添触媒としてはチタノセン化合物
および/または還元性有機金属化合物との混合物が挙げ
られる。チタノセン化合物としては、特開平8−109
219号公報に記載された化合物がしようできるが、具
体例としては、ビスシクロペンタジエニルチタンジクロ
ライド、モノペンタメチルシクロペンタジエニルチタン
トリクロライド等の(置換)シクロペンタジエニル骨
格、インデニル骨格あるいはフルオレニル骨格を有する
配位子を少なくとも1つ以上もつ化合物があげられる。
また、還元性有機金属化合物としては、有機リチウム等
の有機アルカリ金属化合物、有機マグネシウム化合物、
有機アルミニウム化合物、有機ホウ素化合物あるいは有
機亜鉛化合物等があげられる。
4号公報、特公昭43-6636号公報、特公昭63-4841号公
報、特公平1-37970号公報、特公平1-53851号公報、特公
平2-9041 号公報に記載された水添触媒を使用すること
ができる。好ましい水添触媒としてはチタノセン化合物
および/または還元性有機金属化合物との混合物が挙げ
られる。チタノセン化合物としては、特開平8−109
219号公報に記載された化合物がしようできるが、具
体例としては、ビスシクロペンタジエニルチタンジクロ
ライド、モノペンタメチルシクロペンタジエニルチタン
トリクロライド等の(置換)シクロペンタジエニル骨
格、インデニル骨格あるいはフルオレニル骨格を有する
配位子を少なくとも1つ以上もつ化合物があげられる。
また、還元性有機金属化合物としては、有機リチウム等
の有機アルカリ金属化合物、有機マグネシウム化合物、
有機アルミニウム化合物、有機ホウ素化合物あるいは有
機亜鉛化合物等があげられる。
【0035】本発明において、水添反応は一般的に0〜
200℃、より好ましくは30〜150℃の温度範囲で
実施される。水添反応に使用される水素の圧力は0.1
から15MPa、好ましくは0.2から10MPa、更
に好ましくは0.3から5MPaが推奨される。また、
水添反応時間は通常3分〜10時間、好ましくは10分
〜5時間である。水添反応は、バッチプロセス、連続プ
ロセス、或いはそれらの組み合わせのいずれでも用いる
ことができる。
200℃、より好ましくは30〜150℃の温度範囲で
実施される。水添反応に使用される水素の圧力は0.1
から15MPa、好ましくは0.2から10MPa、更
に好ましくは0.3から5MPaが推奨される。また、
水添反応時間は通常3分〜10時間、好ましくは10分
〜5時間である。水添反応は、バッチプロセス、連続プ
ロセス、或いはそれらの組み合わせのいずれでも用いる
ことができる。
【0036】上記のようにして得られた水添共重合体の
溶液は、必要に応じて触媒残査を除去し、水添共重合体
を溶液から分離することができる。溶媒の分離の方法と
しては、例えば水添後の反応液にアセトンまたはアルコ
ール等の水添共重合体に対する貧溶媒となる極性溶媒を
加えて重合体を沈澱させて回収する方法、反応液を撹拌
下熱湯中に投入し、スチームストリッピングにより溶媒
を除去して回収する方法、または直接重合体溶液を加熱
して溶媒を留去する方法等を挙げることができる。尚、
本発明の水添共重合体には、各種フェノール系安定剤、
リン系安定剤、イオウ系安定剤、アミン系安定剤等の安
定剤を添加することができる。
溶液は、必要に応じて触媒残査を除去し、水添共重合体
を溶液から分離することができる。溶媒の分離の方法と
しては、例えば水添後の反応液にアセトンまたはアルコ
ール等の水添共重合体に対する貧溶媒となる極性溶媒を
加えて重合体を沈澱させて回収する方法、反応液を撹拌
下熱湯中に投入し、スチームストリッピングにより溶媒
を除去して回収する方法、または直接重合体溶液を加熱
して溶媒を留去する方法等を挙げることができる。尚、
本発明の水添共重合体には、各種フェノール系安定剤、
リン系安定剤、イオウ系安定剤、アミン系安定剤等の安
定剤を添加することができる。
【0037】本発明で使用する変性されていない水添共
重合体は、α、β―不飽和カルボン酸又はその誘導体、
例えばその無水物、エステル化物、アミド化物、イミド
化物で変性されていても良い。α、β―不飽和カルボン
酸又はその誘導体の具体例としては、無水マレイン酸、
無水マレイン酸イミド、アクリル酸又はそのエステル、
メタアクリル酸又はそのエステル、エンド−シス−ビシ
クロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸又は
その無水物などが挙げられる。α、β―不飽和カルボン
酸又はその誘導体の付加量は、水添重合体100重量部
当たり、一般に0.01〜20重量部、好ましくは0.
1〜10重量部である。
重合体は、α、β―不飽和カルボン酸又はその誘導体、
例えばその無水物、エステル化物、アミド化物、イミド
化物で変性されていても良い。α、β―不飽和カルボン
酸又はその誘導体の具体例としては、無水マレイン酸、
無水マレイン酸イミド、アクリル酸又はそのエステル、
メタアクリル酸又はそのエステル、エンド−シス−ビシ
クロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸又は
その無水物などが挙げられる。α、β―不飽和カルボン
酸又はその誘導体の付加量は、水添重合体100重量部
当たり、一般に0.01〜20重量部、好ましくは0.
1〜10重量部である。
【0038】つぎに本発明における成分(2)の熱可塑
性樹脂やゴム状重合体は特に制限はないが以下のものが
例としてあげられる。成分(2)の熱可塑性樹脂として
は、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とのブロッ
ク共重合樹脂及びその水素添加物、前記のビニル芳香族
化合物の重合体、前記のビニル芳香族化合物と他のビニ
ルモノマー、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリル酸
及びアクリルメチル等のアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸及びメタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等との共重
合樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂(HIPS)、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(AB
S)、メタクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共
重合樹脂(MBS)である。
性樹脂やゴム状重合体は特に制限はないが以下のものが
例としてあげられる。成分(2)の熱可塑性樹脂として
は、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とのブロッ
ク共重合樹脂及びその水素添加物、前記のビニル芳香族
化合物の重合体、前記のビニル芳香族化合物と他のビニ
ルモノマー、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリル酸
及びアクリルメチル等のアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸及びメタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等との共重
合樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂(HIPS)、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(AB
S)、メタクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共
重合樹脂(MBS)である。
【0039】また、ポリエチレン、エチレンを50重量
%以上含有するエチレンとこれと共重合可能な他のモノ
マーとの共重合体、例えば、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブチレン共重合体、エチレン−ヘキセ
ン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体及びその加水分解物、エチレン−ア
クリル酸アイオノマーや塩素化ポリエチレンなどのポリ
エチレン系樹脂である。
%以上含有するエチレンとこれと共重合可能な他のモノ
マーとの共重合体、例えば、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブチレン共重合体、エチレン−ヘキセ
ン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体及びその加水分解物、エチレン−ア
クリル酸アイオノマーや塩素化ポリエチレンなどのポリ
エチレン系樹脂である。
【0040】ポリプロピレン、プロピレンを50重量%
以上含有するプロピレンとこれと共重合可能な他のモノ
マーとの共重合体、例えば、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−アクリル酸エチル共重合体や塩素化
ポリプロピレンなどのポリプロピレン系樹脂、エチレン
−ノルボルネン樹脂等の環状オレフィン系樹脂,ポリブ
テン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂及びその加水分解物、アクリル酸及びそのエステル
やアミドの重合体、ポリアクリレート系樹脂、アクリロ
ニトリル及び/又はメタクリロニトリルの重合体、これ
らのアクリロニトリル系モノマーを50重量%以上含有
する他の共重合可能なモノマーとの共重合体であるニト
リル樹脂である。
以上含有するプロピレンとこれと共重合可能な他のモノ
マーとの共重合体、例えば、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−アクリル酸エチル共重合体や塩素化
ポリプロピレンなどのポリプロピレン系樹脂、エチレン
−ノルボルネン樹脂等の環状オレフィン系樹脂,ポリブ
テン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂及びその加水分解物、アクリル酸及びそのエステル
やアミドの重合体、ポリアクリレート系樹脂、アクリロ
ニトリル及び/又はメタクリロニトリルの重合体、これ
らのアクリロニトリル系モノマーを50重量%以上含有
する他の共重合可能なモノマーとの共重合体であるニト
リル樹脂である。
【0041】さらに、ナイロン-46、ナイロン-6、ナ
イロン-66、ナイロン-610、ナイロン−11、ナイ
ロン−12、ナイロン-6ナイロン-12共重合体などの
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリ
ウレタン系樹脂、ポリ−4,4'−ジオキシジフェニル−
2,2'−プロパンカーボネートなどのポリカーボネート
系重合体、ポリエーテルスルホンやポリアリルスルホン
などの熱可塑性ポリスルホン、ポリオキシメチレン系樹
脂、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エー
テルなどのポリフェニレンエーテル系樹脂である。
イロン-66、ナイロン-610、ナイロン−11、ナイ
ロン−12、ナイロン-6ナイロン-12共重合体などの
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリ
ウレタン系樹脂、ポリ−4,4'−ジオキシジフェニル−
2,2'−プロパンカーボネートなどのポリカーボネート
系重合体、ポリエーテルスルホンやポリアリルスルホン
などの熱可塑性ポリスルホン、ポリオキシメチレン系樹
脂、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エー
テルなどのポリフェニレンエーテル系樹脂である。
【0042】さらにまた、ポリフェニレンスルフィド、
ポリ4,4'−ジフェニレンスルフィドなどのポリフェニ
レンスルフィド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエ
ーテルケトン重合体又は共重合体、ポリケトン系樹脂、
フッ素系樹脂、ポリオキシベンゾイル系重合体、ポリイ
ミド系樹脂、1,2−ポリブタジエン、トランスポリブタ
ジエンなどのポリブタジエン系樹脂などである。これら
の熱可塑性樹脂の数平均分子量は一般に1000以上、
好ましくは5000〜500万、更に好ましくは1万〜
100万である。成分(2)の熱可塑性樹脂として特に
好ましいものは、ポリスチレンのようなスチレン系樹
脂、ポリエチレンのようなエチレン系やポリプロピレン
のようなプロピレン系の共重合体である。
ポリ4,4'−ジフェニレンスルフィドなどのポリフェニ
レンスルフィド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエ
ーテルケトン重合体又は共重合体、ポリケトン系樹脂、
フッ素系樹脂、ポリオキシベンゾイル系重合体、ポリイ
ミド系樹脂、1,2−ポリブタジエン、トランスポリブタ
ジエンなどのポリブタジエン系樹脂などである。これら
の熱可塑性樹脂の数平均分子量は一般に1000以上、
好ましくは5000〜500万、更に好ましくは1万〜
100万である。成分(2)の熱可塑性樹脂として特に
好ましいものは、ポリスチレンのようなスチレン系樹
脂、ポリエチレンのようなエチレン系やポリプロピレン
のようなプロピレン系の共重合体である。
【0043】成分(2)の熱可塑性樹脂の配合量として
は成分(1)の水添共重合体に対して5〜95重量%、
好ましくは5〜90重量%、更に好ましくは5〜80重
量%である。目的の組成物の剛性や硬度にもよるが、成
分(2)の配合量が95重量%を越えると得られた組成
物の柔軟性が低下し好ましくない。成分(2)のゴム状
重合体としては、ブタジエンゴム及びその水素添加物、
スチレン−ブタジエンゴム及びその水素添加物(但し本
発明の水添共重合体とは異なる)、イソプレンゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム及びその水素添加物、
クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−ブテン−ジエ
ンゴム、エチレン−ブテンゴム、エチエン−ヘキセンゴ
ム、エチレン−オクテンゴム等のオレフィン系エラスト
マ−が挙げられる。
は成分(1)の水添共重合体に対して5〜95重量%、
好ましくは5〜90重量%、更に好ましくは5〜80重
量%である。目的の組成物の剛性や硬度にもよるが、成
分(2)の配合量が95重量%を越えると得られた組成
物の柔軟性が低下し好ましくない。成分(2)のゴム状
重合体としては、ブタジエンゴム及びその水素添加物、
スチレン−ブタジエンゴム及びその水素添加物(但し本
発明の水添共重合体とは異なる)、イソプレンゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム及びその水素添加物、
クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−ブテン−ジエ
ンゴム、エチレン−ブテンゴム、エチエン−ヘキセンゴ
ム、エチレン−オクテンゴム等のオレフィン系エラスト
マ−が挙げられる。
【0044】また、ブチルゴム、アクリルゴム、フッ素
ゴム、シリコーンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピ
クロルヒドリンゴム、瘁A竅|不飽和ニトリル−アクリル
酸エステル−共役ジエン共重合ゴム、ウレタンゴム、多
硫化ゴム、スチレンーブタジエンブロック共重合体及び
その水素添加物、スチレン−イソプレンブロック共重合
体及びその水素添加物等のスチレン系エラストマ−、天
然ゴムなどが挙げられる。これらのゴム状重合体は、官
能基を付与した変性ゴムであっても良い。成分(2)の
ゴム状重合体として特に好ましいものは、スチレン系エ
ラストマー、オレフィン系エラストマーである。
ゴム、シリコーンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピ
クロルヒドリンゴム、瘁A竅|不飽和ニトリル−アクリル
酸エステル−共役ジエン共重合ゴム、ウレタンゴム、多
硫化ゴム、スチレンーブタジエンブロック共重合体及び
その水素添加物、スチレン−イソプレンブロック共重合
体及びその水素添加物等のスチレン系エラストマ−、天
然ゴムなどが挙げられる。これらのゴム状重合体は、官
能基を付与した変性ゴムであっても良い。成分(2)の
ゴム状重合体として特に好ましいものは、スチレン系エ
ラストマー、オレフィン系エラストマーである。
【0045】成分(2)のゴム状重合体の配合量として
は成分(1)の水添共重合体に対して5〜95重量%、
好ましくは5〜90重量%、更に好ましくは5〜80重
量%である。成分(2)の配合量が95重量%を越える
と得られた組成物は,発泡特性が低下し好ましくない。
また、これらの熱可塑性樹脂及びゴム状重合体は必要に
応じ2種以上を併用しても良い。併用する場合は特に限
定される物ではなく、熱可塑性樹脂成分同志でもゴム状
重合体成分同志でも、あるいは熱可塑性樹脂とゴム状重
合体の併用でもかまわない。
は成分(1)の水添共重合体に対して5〜95重量%、
好ましくは5〜90重量%、更に好ましくは5〜80重
量%である。成分(2)の配合量が95重量%を越える
と得られた組成物は,発泡特性が低下し好ましくない。
また、これらの熱可塑性樹脂及びゴム状重合体は必要に
応じ2種以上を併用しても良い。併用する場合は特に限
定される物ではなく、熱可塑性樹脂成分同志でもゴム状
重合体成分同志でも、あるいは熱可塑性樹脂とゴム状重
合体の併用でもかまわない。
【0046】次に本発明の成分(3)の充填材は、熱可
塑性樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられる物
であれば特に制限はない。成分(3)の充填剤としては
例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、ガラス繊維、
ガラスビーズ、ガラスバルーン、ガラスフレーク、グラ
ファイト、酸化チタン、チタン酸カリウムウイスカー、
カーボンファイバー、アルミナ、カオリンクレー、ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、石英、マイカ、タルク、クレ
ー、ジルコニア、チタン酸カリウム、アルミナ、金属粒
子等の無機充填剤である。
塑性樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられる物
であれば特に制限はない。成分(3)の充填剤としては
例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、ガラス繊維、
ガラスビーズ、ガラスバルーン、ガラスフレーク、グラ
ファイト、酸化チタン、チタン酸カリウムウイスカー、
カーボンファイバー、アルミナ、カオリンクレー、ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、石英、マイカ、タルク、クレ
ー、ジルコニア、チタン酸カリウム、アルミナ、金属粒
子等の無機充填剤である。
【0047】また、木製チップ、木製パウダー、パルプ
等の有機充填剤を例示することができる。 形状として
は、鱗片状、球状、粒状、粉体、不定形状等 特に制限
は無い。これらは単独または複数を組み合わせて使用す
ることが可能である。成分(3)の充填剤は、シランカ
ップリング剤等の表面処理剤であらかじめ表面処理を行
ったタイプを使用することもできる。成分(3)の充填
剤の添加量としては、組成物全体に対して5〜95重量
%であり、好ましくは10〜80 重量%、更に好まし
くは20〜70重量%である。成分(3)の配合量が9
5重量%を越えると得られた組成物の加工性、機械的強
度等が低下し好ましくない。
等の有機充填剤を例示することができる。 形状として
は、鱗片状、球状、粒状、粉体、不定形状等 特に制限
は無い。これらは単独または複数を組み合わせて使用す
ることが可能である。成分(3)の充填剤は、シランカ
ップリング剤等の表面処理剤であらかじめ表面処理を行
ったタイプを使用することもできる。成分(3)の充填
剤の添加量としては、組成物全体に対して5〜95重量
%であり、好ましくは10〜80 重量%、更に好まし
くは20〜70重量%である。成分(3)の配合量が9
5重量%を越えると得られた組成物の加工性、機械的強
度等が低下し好ましくない。
【0048】また、これらの充填剤は必要に応じ2種以
上を併用しても良い。併用する場合は特に限定されるも
のではない。更に本発明の建築材料の発泡成形体を得る
場合、本発明に適用可能な方法は、化学的方法、物理的
方法等があり、各々、無機系発泡剤、有機系発泡剤等の
化学的発泡剤、物理発泡剤等の発泡剤の添加等により材
料内部に気泡を分布させることができる。発泡材料とす
ることにより、軽量化、 柔軟性向上、意匠性向上等を
図ることができる。無機系発泡剤としては、重炭酸ナト
リウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、亜硝
酸アンモニウム、アジド化合物、ホウ水素化ナトリウ
ム、金属粉等を例示することができる。
上を併用しても良い。併用する場合は特に限定されるも
のではない。更に本発明の建築材料の発泡成形体を得る
場合、本発明に適用可能な方法は、化学的方法、物理的
方法等があり、各々、無機系発泡剤、有機系発泡剤等の
化学的発泡剤、物理発泡剤等の発泡剤の添加等により材
料内部に気泡を分布させることができる。発泡材料とす
ることにより、軽量化、 柔軟性向上、意匠性向上等を
図ることができる。無機系発泡剤としては、重炭酸ナト
リウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、亜硝
酸アンモニウム、アジド化合物、ホウ水素化ナトリウ
ム、金属粉等を例示することができる。
【0049】有機系発泡剤としては、アゾジカルボンア
ミド、アゾビスホルムアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、アゾジカルボン酸バリウム、N,N'-ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、N,N'-ジニトロソ-N,
N'-ジメチルテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド、p-トルエンスルホニルヒドラジド、p,p'
-オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、p-トルエ
ンスルホニルセミカルバジド等を例示することができ
る。
ミド、アゾビスホルムアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、アゾジカルボン酸バリウム、N,N'-ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、N,N'-ジニトロソ-N,
N'-ジメチルテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド、p-トルエンスルホニルヒドラジド、p,p'
-オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、p-トルエ
ンスルホニルセミカルバジド等を例示することができ
る。
【0050】物理的発泡剤としては、ペンタン、ブタ
ン、ヘキサン等の炭化水素、塩化メチル、塩化メチレン
等のハロゲン化炭化水素、窒素、空気等のガス、トリク
ロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、トリ
クロロトリフルオロエタン、クロロジフルオロエタン、
ハイドロフルオロカーボン等のフッ素化炭化水素等を例
示することができる。これらの発泡剤は組み合わせて使
用してもよい。発泡剤の含有量は,前記水添共重合体あ
るいはその組成物100重量部に対して0.1〜8重量
部,好ましくは0.3〜6重量部,さらに好ましくは
0.5〜5重量部である。
ン、ヘキサン等の炭化水素、塩化メチル、塩化メチレン
等のハロゲン化炭化水素、窒素、空気等のガス、トリク
ロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、トリ
クロロトリフルオロエタン、クロロジフルオロエタン、
ハイドロフルオロカーボン等のフッ素化炭化水素等を例
示することができる。これらの発泡剤は組み合わせて使
用してもよい。発泡剤の含有量は,前記水添共重合体あ
るいはその組成物100重量部に対して0.1〜8重量
部,好ましくは0.3〜6重量部,さらに好ましくは
0.5〜5重量部である。
【0051】本発明の発泡体には,必要に応じて任意の
添加剤を配合することができる。添加剤の種類は,熱可
塑性樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられるも
のであれば特に制限はない。例えば,カ−ボンブラッ
ク,酸化チタン等の顔料や着色剤、ステアリン酸,ベヘ
ニン酸,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,
ステアリン酸マグネシウム,エチレンビスステアロアミ
ド等の滑剤,離型剤,有機ポリシロキサン,フタル酸エ
ステル系やアジピン酸エステル化合物、アゼライン酸エ
ステル化合物等の脂肪酸エステル系、ミネラルオイル等
の可塑剤,ヒンダードフェノール系酸化防止剤、りん系
熱安定剤等の酸化防止剤,ヒンダードアミン系光安定
剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤,帯電防止剤,
有機繊維,ガラス繊維,炭素繊維,金属ウィスカ等の補
強剤,その他添加剤或いはこれらの混合物等が挙げられ
る。
添加剤を配合することができる。添加剤の種類は,熱可
塑性樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられるも
のであれば特に制限はない。例えば,カ−ボンブラッ
ク,酸化チタン等の顔料や着色剤、ステアリン酸,ベヘ
ニン酸,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,
ステアリン酸マグネシウム,エチレンビスステアロアミ
ド等の滑剤,離型剤,有機ポリシロキサン,フタル酸エ
ステル系やアジピン酸エステル化合物、アゼライン酸エ
ステル化合物等の脂肪酸エステル系、ミネラルオイル等
の可塑剤,ヒンダードフェノール系酸化防止剤、りん系
熱安定剤等の酸化防止剤,ヒンダードアミン系光安定
剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤,帯電防止剤,
有機繊維,ガラス繊維,炭素繊維,金属ウィスカ等の補
強剤,その他添加剤或いはこれらの混合物等が挙げられ
る。
【0052】本発明の発泡体は、必要に応じて、架橋す
ることができる。架橋の方法は、過酸化物、イオウ等の
架橋剤及び必要に応じて共架橋剤等の添加による化学的
方法、放射線架橋等を例示することができる。架橋プロ
セスとしては、静的な方法、動的加硫法等を例示するこ
とができる。架橋剤としては、有機過酸化物、硫黄、フ
ェノール系、イソシアネート系、チウラム系、モルフォ
リンジスルフィド等を挙げることができ、これらはステ
アリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛等
の架橋助剤、共架橋剤、加硫促進剤等を併用すること
ができる。有機過酸化物架橋剤としては、ヒドロパーオ
キサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアリルパーオ
キサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステ
ル、ケトンパーオキサイド等を例示することができる。
また電子線、放射線等による物理的架橋法も使用可能で
ある。
ることができる。架橋の方法は、過酸化物、イオウ等の
架橋剤及び必要に応じて共架橋剤等の添加による化学的
方法、放射線架橋等を例示することができる。架橋プロ
セスとしては、静的な方法、動的加硫法等を例示するこ
とができる。架橋剤としては、有機過酸化物、硫黄、フ
ェノール系、イソシアネート系、チウラム系、モルフォ
リンジスルフィド等を挙げることができ、これらはステ
アリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛等
の架橋助剤、共架橋剤、加硫促進剤等を併用すること
ができる。有機過酸化物架橋剤としては、ヒドロパーオ
キサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアリルパーオ
キサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステ
ル、ケトンパーオキサイド等を例示することができる。
また電子線、放射線等による物理的架橋法も使用可能で
ある。
【0053】本発明の発泡体または発泡体を構成する組
成物の製造方法は,特に制限されるものではなく,公知
の方法が利用できる。例えば,各種ミキサーでのドライ
ブレンドを行うことも可能であり、バンバリ−ミキサ
−,単軸スクリュ−押出機,2軸スクリュ−押出機,ニ
−ダ,多軸スクリュ−押出機、ロール等の一般的な混和
機を用いた溶融混練方法,各成分を溶解又は分散混合
後,溶剤を加熱除去する方法等が用いられる。本発明に
おいては押出機による溶融混合法が生産性、良混練性の
点から好ましい。得られる発泡体または発泡体を構成す
る組成物の形状に特に制限はないが、ペレット状、シー
ト状、ストランド状、チップ状等を挙げることができ
る。また、溶融混練後、直接成形品とすることもでき
る。
成物の製造方法は,特に制限されるものではなく,公知
の方法が利用できる。例えば,各種ミキサーでのドライ
ブレンドを行うことも可能であり、バンバリ−ミキサ
−,単軸スクリュ−押出機,2軸スクリュ−押出機,ニ
−ダ,多軸スクリュ−押出機、ロール等の一般的な混和
機を用いた溶融混練方法,各成分を溶解又は分散混合
後,溶剤を加熱除去する方法等が用いられる。本発明に
おいては押出機による溶融混合法が生産性、良混練性の
点から好ましい。得られる発泡体または発泡体を構成す
る組成物の形状に特に制限はないが、ペレット状、シー
ト状、ストランド状、チップ状等を挙げることができ
る。また、溶融混練後、直接成形品とすることもでき
る。
【0054】本発明の発泡体は、シート、フィルム、各
種形状の射出成形品、中空成形品、圧空成型品、真空成
形品、押出成形品等多種多様の成形品として活用でき
る。特に柔軟性が必要とされる果実や卵の包装材,ミ−
トトレイ等に好適である。
種形状の射出成形品、中空成形品、圧空成型品、真空成
形品、押出成形品等多種多様の成形品として活用でき
る。特に柔軟性が必要とされる果実や卵の包装材,ミ−
トトレイ等に好適である。
【0055】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定さ
れるものではない。尚、以下の実施例において、重合体
の構造ならびに物性の測定は、次のようにして行った。 1)スチレン含有量 水添前の共重合体を用い,紫外分光光度計(島津製作所
製、UV−2450)を使用して測定した。 2)ポリスチレンブロック含量 水添前の共重合体を用い、I.M.Kolthoff,etal.,
J.Polym.Sci.1,429(1946)に記載の方法
で測定した。 3)水添前の共重合体のビニル結合量及び水添率 核磁気共鳴装置(BRUKER社製、DPX−400)
を用いて測定した。なお、以下の実施例におけるビニル
結合量は、水添前の重合体のビニル結合量である。
に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定さ
れるものではない。尚、以下の実施例において、重合体
の構造ならびに物性の測定は、次のようにして行った。 1)スチレン含有量 水添前の共重合体を用い,紫外分光光度計(島津製作所
製、UV−2450)を使用して測定した。 2)ポリスチレンブロック含量 水添前の共重合体を用い、I.M.Kolthoff,etal.,
J.Polym.Sci.1,429(1946)に記載の方法
で測定した。 3)水添前の共重合体のビニル結合量及び水添率 核磁気共鳴装置(BRUKER社製、DPX−400)
を用いて測定した。なお、以下の実施例におけるビニル
結合量は、水添前の重合体のビニル結合量である。
【0056】4)分子量及び分子量分布
GPC〔装置は、ウォーターズ製〕で測定し、溶媒には
テトラヒドロフランを用い、測定条件は、温度35℃で
行った。分子量は、クロマトグラムのピークの分子量
を、市販の標準ポリスチレンの測定から求めた検量線
(標準ポリスチレンのピーク分子量を使用して作成)を
使用して求めた重量平均分子量である。尚、クロマトグ
ラム中にピークが複数有る場合の分子量は、各ピークの
分子量と各ピークの組成比(クロマトグラムのそれぞれ
のピークの面積比より求める)から求めた平均分子量を
いう。また,分子量分布は,得られた重量平均分子量と
数平均分子量の比である。
テトラヒドロフランを用い、測定条件は、温度35℃で
行った。分子量は、クロマトグラムのピークの分子量
を、市販の標準ポリスチレンの測定から求めた検量線
(標準ポリスチレンのピーク分子量を使用して作成)を
使用して求めた重量平均分子量である。尚、クロマトグ
ラム中にピークが複数有る場合の分子量は、各ピークの
分子量と各ピークの組成比(クロマトグラムのそれぞれ
のピークの面積比より求める)から求めた平均分子量を
いう。また,分子量分布は,得られた重量平均分子量と
数平均分子量の比である。
【0057】5)柔軟性
発泡シ−トより半球ボ−ル状の果物容器を真空成型し,
その成型品から判断した。また、配合した各成分は以下
のとおりである。 *水添共重合体<成分(1)> 水添共重合体は以下の方法で調製した。なお、下記の実
施例において、水添反応に用いた水添触媒は、下記の方
法で調製した。
その成型品から判断した。また、配合した各成分は以下
のとおりである。 *水添共重合体<成分(1)> 水添共重合体は以下の方法で調製した。なお、下記の実
施例において、水添反応に用いた水添触媒は、下記の方
法で調製した。
【0058】窒素置換した反応容器に乾燥、精製したシ
クロヘキサン1リットルを仕込み、ビス(η5−シクロ
ペンタジエニル)チタニウムジクロリド100ミリモル
を添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム
200ミリモルを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室
温にて約3日間反応させた。内容積が10L、L/D4
の攪拌装置及びジャケット付き槽型反応器を2基使用し
て連続重合を行った。1基目の反応器の底部から、ブタ
ジエン濃度が24重量%のシクロヘキサン溶液を4.5
1L/hrの供給速度で、スチレン濃度が24重量%の
シクロヘキサン溶液を5.97L/hrの供給速度で,
またn−ブチルリチウムをモノマ−100gに対して
0.077gになるような濃度に調整したシクロヘキサ
ン溶液を2.0L/hrの供給速度で、更にN,N,N
秩CN秩|テトラメチルエチレンジアミンのシクロヘキサ
ン溶液をn−ブチルリチウム1モルに対して0.44モ
ルになるような供給速度でそれぞれ供給し、90℃で連
続重合した。反応温度はジャケット温度で調整し、反応
器の底部付近の温度は約88℃、反応器の上部付近の温
度は約90℃であった。重合反応器における平均滞留時
間は、約45分であり、ブタジエンの転化率はほぼ10
0%,スチレンの転化率は99%であった。
クロヘキサン1リットルを仕込み、ビス(η5−シクロ
ペンタジエニル)チタニウムジクロリド100ミリモル
を添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム
200ミリモルを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室
温にて約3日間反応させた。内容積が10L、L/D4
の攪拌装置及びジャケット付き槽型反応器を2基使用し
て連続重合を行った。1基目の反応器の底部から、ブタ
ジエン濃度が24重量%のシクロヘキサン溶液を4.5
1L/hrの供給速度で、スチレン濃度が24重量%の
シクロヘキサン溶液を5.97L/hrの供給速度で,
またn−ブチルリチウムをモノマ−100gに対して
0.077gになるような濃度に調整したシクロヘキサ
ン溶液を2.0L/hrの供給速度で、更にN,N,N
秩CN秩|テトラメチルエチレンジアミンのシクロヘキサ
ン溶液をn−ブチルリチウム1モルに対して0.44モ
ルになるような供給速度でそれぞれ供給し、90℃で連
続重合した。反応温度はジャケット温度で調整し、反応
器の底部付近の温度は約88℃、反応器の上部付近の温
度は約90℃であった。重合反応器における平均滞留時
間は、約45分であり、ブタジエンの転化率はほぼ10
0%,スチレンの転化率は99%であった。
【0059】1基目から出たポリマ−溶液を2基目の底
部から供給,また同時に,スチレン濃度が24重量%の
シクロヘキサン溶液を2.38L/hrの供給速度で2
基目の底部に供給し,90℃で連続重合した。2基目出
口でのスチレンの転化率は98%であった。次に、連続
重合で得られたポリマーに、上記水添触媒をポリマー1
00重量部当たりTiとして100ppm添加し、水素
圧0.7MPa、温度65℃で水添反応を行った。
部から供給,また同時に,スチレン濃度が24重量%の
シクロヘキサン溶液を2.38L/hrの供給速度で2
基目の底部に供給し,90℃で連続重合した。2基目出
口でのスチレンの転化率は98%であった。次に、連続
重合で得られたポリマーに、上記水添触媒をポリマー1
00重量部当たりTiとして100ppm添加し、水素
圧0.7MPa、温度65℃で水添反応を行った。
【0060】得られた水添共重合体は、分子量200,
000万,分子量分布1.9,スチレン含有量67重量
%,ブロックスチレン量20重量%,ブタジエン部のビ
ニル結合含量14重量%,水素添加率99%であった。
スチレン含有量とブロックスチレン量の分析値より、ス
チレンのブロック率は30%であった。 *熱可塑性樹脂<成分(2)> スチレン系樹脂<HIPS:スタイロン475D(A&
M社製)>
000万,分子量分布1.9,スチレン含有量67重量
%,ブロックスチレン量20重量%,ブタジエン部のビ
ニル結合含量14重量%,水素添加率99%であった。
スチレン含有量とブロックスチレン量の分析値より、ス
チレンのブロック率は30%であった。 *熱可塑性樹脂<成分(2)> スチレン系樹脂<HIPS:スタイロン475D(A&
M社製)>
【0061】
【実施例1】水添共重合体として成分(1)を用いて発
泡シ−トを作製した。成分(1)100重量部に対し,
タルク2重量部,ステアリン酸亜鉛0.3重量部を加え
てミキサ−で混合した後,押出機(単軸:L/D=3
0)に供給し,230℃で溶融混練し,その溶融混練物
に押出機の中段に設けられた発泡剤注入孔より重合体の
3重量%となるように混合ブタンを注入し,次いで押出
機スクリュ−の後段で160℃に冷却し,ダイより押出
して発泡させ,柔軟な発泡体を得た。
泡シ−トを作製した。成分(1)100重量部に対し,
タルク2重量部,ステアリン酸亜鉛0.3重量部を加え
てミキサ−で混合した後,押出機(単軸:L/D=3
0)に供給し,230℃で溶融混練し,その溶融混練物
に押出機の中段に設けられた発泡剤注入孔より重合体の
3重量%となるように混合ブタンを注入し,次いで押出
機スクリュ−の後段で160℃に冷却し,ダイより押出
して発泡させ,柔軟な発泡体を得た。
【0062】
【実施例2】水添共重合体:成分(1)を50重量部,
熱可塑性樹脂:成分(2)50重量部の組成物を用い、
実施例1と同様の方法で、本発明の柔軟な発泡体を得
た。
熱可塑性樹脂:成分(2)50重量部の組成物を用い、
実施例1と同様の方法で、本発明の柔軟な発泡体を得
た。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、優れた柔軟性を有する
発泡体を提供できる。
発泡体を提供できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08L 101/00 C08L 101/00
Fターム(参考) 4F074 AA13B AA32 AB01 AC19
AC24 BA03 BA04 BA05 BA06
BA08 BA13 BA14 BA15 BA16
BA18 BA20 BA33 BA37 BA39
BA40 BA44 BA45 BA46 BA55
BA57 BA58 CC04Y DA17
DA33 DA34
4J002 AC03X AC06X AC07X AC08X
AC12X BB03X BB05X BB06X
BB08X BB12X BB15X BC03X
BD04X BF02X BN15X BN16X
BP01W CF00X CG00X CL01X
CL03X CM04X CN01X DA016
DA036 DE076 DE136 DE146
DE236 DG046 DG056 DJ016
DJ036 DJ046 DJ056 DL006
FA046 FD140 GG02
4J026 HA06 HA26 HA39 HA43 HB15
HB26 HB39 HB45 HC49 HC50
HE02
Claims (7)
- 【請求項1】 水添共重合体からなる発泡体であって、
該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化合物か
らなる共重合体に、水素を添加してなる下記(a)〜
(d)を満たす水添共重合体であり、 (a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が
50重量%を越え、90重量%以下、 (b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロ
ックの含有量が40重量%以下、 (c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜100
万、 (d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重
結合の75%以上が水添されている、ことを特徴とする
発泡体。 - 【請求項2】 下記水添共重合体成分(1)と熱可塑性
樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)で構成される
組成物からなる発泡体であって、(1)該水添共重合体
が、共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共重合体
に、水素を添加してなる下記(a)〜(d)を満たす水
添共重合体であり、 (a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が
50重量%を越え、90重量%以下、 (b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロ
ックの含有量が40重量%以下、 (c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜100万 (d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重
結合の75%以上が水添されている、水添共重合体 5
重量部〜95重量部、(2)熱可塑性樹脂及び/または
ゴム状重合体 5重量部〜95重量部、を配合した組成
物からなることを特徴とする発泡体。 - 【請求項3】 下記水添共重合体成分(1)と充填剤
(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、 (a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が
50重量%を越え、90重量%以下、 (b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロ
ックの含有量が40重量%以下、 (c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜100
万、 (d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重
結合の75%以上が水添されている水添共重合体 5重
量部〜95重量部、(3)充填剤 5重量部〜95重量
部を配合した組成物からなることを特徴とする発泡体。 - 【請求項4】 下記水添共重合体成分(1)と熱可塑性
樹脂及び/またはゴム状重合体成分(2)、充填剤
(3)で構成される組成物からなる発泡体であって、
(1)該水添共重合体が、共役ジエンとビニル芳香族化
合物からなる共重合体に、水素を添加してなる下記
(a)〜(d)を満たす水添共重合体であり、 (a)水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量が
50重量%を越え、0重量%以下、 (b)水添共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロ
ックの含有量が40重量%以下、 (c)水添共重合体の重量平均分子量が5万〜100
万、 (d)水添共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重
結合の75%以上が水添されている水添共重合体を5重
量%〜95重量%、(2)熱可塑性樹脂及びまたはゴム
状重合体を5重量%〜95重量%、からなる成分(1)
+成分(2)の合計量 5重量部〜95重量部に対し
(3)充填剤 5重量部〜95重量部を配合した組成物
からなることを特徴とする発泡体。 - 【請求項5】 成分(1)の水添共重合体中のビニル芳
香族化合物重合体ブロックの量が10重量%未満である
請求項1〜4に記載の発泡体。 - 【請求項6】 成分(1)の水添共重合体中のビニル芳
香族化合物重合体ブロックの量が10〜40重量%であ
る請求項1〜4に記載の発泡体。 - 【請求項7】 成分(1)の水添共重合体が、下記一般
式から選ばれる少なくとも一つの構造を有する共重合体
の水素添加物である請求項1〜6のいずれかに記載の発
泡体。 a.S b.S−H c.S−H−S d.(S−H)m−X e.(S−H)n−X−(H)p (ここで、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのラ
ンダム共重合体ブロックであり、Hはビニル芳香族化合
物重合体ブロックである。mは2以上の整数であり、n
及びpは1以上の整数である。Xはカップリング剤残基
を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081261A JP2003277539A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081261A JP2003277539A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 発泡体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003277539A true JP2003277539A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29229968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002081261A Pending JP2003277539A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003277539A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123670A1 (ja) | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Mitsui Chemicals, Inc. | 発泡体用樹脂組成物およびその用途 |
US20120181295A1 (en) * | 2009-09-30 | 2012-07-19 | Kuraray Co., Ltd. | Container stopper comprising foam-molded article |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002081261A patent/JP2003277539A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123670A1 (ja) | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Mitsui Chemicals, Inc. | 発泡体用樹脂組成物およびその用途 |
US8772365B2 (en) | 2005-05-19 | 2014-07-08 | Mitsui Chemicals, Inc. | Resin composition for foams and uses thereof |
US20120181295A1 (en) * | 2009-09-30 | 2012-07-19 | Kuraray Co., Ltd. | Container stopper comprising foam-molded article |
US8973781B2 (en) * | 2009-09-30 | 2015-03-10 | Kuraray Co., Ltd. | Container stopper comprising foam-molded article |
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