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JP2003274633A - 処理反応炉のためのリニア誘導プラズマポンプ - Google Patents

処理反応炉のためのリニア誘導プラズマポンプ

Info

Publication number
JP2003274633A
JP2003274633A JP2002375113A JP2002375113A JP2003274633A JP 2003274633 A JP2003274633 A JP 2003274633A JP 2002375113 A JP2002375113 A JP 2002375113A JP 2002375113 A JP2002375113 A JP 2002375113A JP 2003274633 A JP2003274633 A JP 2003274633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
magnetic field
plasma
generating member
field generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002375113A
Other languages
English (en)
Inventor
Andrej Mitrovic
アンドレイ・ミトロビック
Wayne Johnson
ウェイン・ジョンソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Publication of JP2003274633A publication Critical patent/JP2003274633A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B17/00Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32798Further details of plasma apparatus not provided for in groups H01J37/3244 - H01J37/32788; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/32816Pressure
    • H01J37/32834Exhausting
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/54Plasma accelerators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマ(14)を含む第1の領域(12)か
ら、高い圧力の第2の領域(16)へと粒子を排気する
ようなプラズマポンプ(20)、プラズマ処理システム
(10)、方法を提供する。 【解決手段】前記プラズマポンプ(20)及びプラズマ
処理システム(10)は、内壁と外壁とにより規定され
た通路(30)内に配置されている磁場生成部材(2
4)を有する。この磁場生成部材(24)は、前記通路
(30)にほぼ垂直に延びる交流磁場を生成する。前記
通路(30)の外部に、電場生成部材(32)が、配置
され、前記通路(30)にほぼ垂直、かつ、前記磁場に
ほぼ垂直な方向に電場を生成させる。好ましい一実施形
態で、前記通路(30)は、鉛直に延びており、また、
別の好ましい一実施形態で、前記通路(30)は、水平
に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理反応炉に関
し、特に、処理ガスとプラズマソースとを利用する反応
炉に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的に、プラズマは、ほぼ等しい数量
の正と負との電荷キャリアを含んでいる荷電粒子の集ま
りであり、幅広い用途に有用である所定のプラズマ処理
システムで使用され得る。例えば、プラズマ処理システ
ムは、材料処理において、また、例えば、半導体ウェハ
のような基板におけるエッチング及び膜堆積のような、
半導体、集積回路、ディスプレイ、その他の電子デバイ
スの製造及び処理においてかなり使用されている。
【0003】通常、このようなシステムの基礎的な構成
部材として、プラズマが形成される処理領域と真空ポー
トに接続されているポンプ領域とを囲んでいるプラズマ
チャンバがある。このようなシステムの他の基礎的な構
造部材として、通常、ウェハ支持チャックがあり、この
ウェハ支持チャックは、RF電力供給装置に接続され、
プラズマイオンを加速して、所望のエネルギーでウェハ
の一面に衝突させる。追加の電極、又は、RFアンテナ
が、処理プラズマを生成させるように使用され得る。前
記チャックは、通常、筒形で平らであり、処理のため
に、基板を支持する。チャンバスペースの効果的な使用
のため、即ち、ガス流の均一性を最大化させ、反応炉の
フットプリントを最小化させるように、処理ガスが、プ
ラズマ領域の上方又は周囲に注入され、そして、使用さ
れたガスは、前記チャックと側壁との間の環状通路を通
って、真空チャンバの下部に与えられている真空ポンプ
ポートへと除去される。大きな質量流速の処理ガスを用
いる場合、使用されたガスを除去するための大きな排気
速度が、エッチング速度、高アスペクト比エッチング、
外形、損傷、汚染のようなファクターを含んでいる処理
性能にとって重要である。環状領域のガスのコンダクタ
ンスは、しばしば、前記処理領域に与えられる排気速度
を強く拘束する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】チャンバの大きなコン
ダクタンスに加えて、処理作動の圧力範囲、即ち、5な
いし100mTorrで、比較的大きな排気速度が、高
密度プラズマ(HDP)エッチングシステムのために通
常必要とされる。例えば、排気ガスの除去に必要とされ
る排気速度を与えるため、プラズマ真空ポンプシステム
が、処理システムのために提案されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様が、プラ
ズマを含む第1の領域から、入口端部と出口端部とを有
する通路を通じて、第2の領域へと粒子を排気する方法
を提供することである。この通路は、内壁と外壁とによ
り規定されている。前記方法は、交流磁場を生成させる
ことと、電場を生成させることとを含んでいる。この交
流磁場は、前記通路にほぼ垂直に(transvers
e to)延びる。前記電場は、前記通路にほぼ垂直、
かつ、前記磁場(交流磁場)にほぼ垂直な方向に生成さ
れる。
【0006】本発明の別の一態様が、プラズマを含む第
1の領域から、高い圧力のプラズマを含む第2の領域へ
と粒子を排気するように形成されているプラズマポンプ
を提供する。このプラズマポンプは、入口端部と出口端
部とを有する通路を有する。この通路は、内壁と外壁と
によって規定されている。磁場生成部材が、前記通路に
ほぼ垂直に延びる交流磁場を生成させるように構成並び
に配置されている。電場生成部材が、前記通路にほぼ垂
直、かつ、前記磁場にほぼ垂直な方向の電場を生成させ
るように構成並びに配置されている。
【0007】また、上で述べたプラズマポンプを有する
プラズマ処理システムが、提供され得る。このプラズマ
処理システムは、プラズマ処理領域を収容するチャンバ
と、このチャンバ内のプラズマ処理領域に基板を支持す
るように構成並びに配置されているチャックとを有す
る。チャンバ出口部によって、前記プラズマ処理領域内
の粒子が、前記チャンバから前記プラズマポンプへと排
出され得る。
【0008】本発明のさらに別の一態様が、プラズマを
含む第1の領域から、高い圧力のプラズマを含む第2の
領域へと粒子を排気するように形成されているプラズマ
ポンプを提供する。このプラズマポンプは、中央の入口
領域と、周辺の出口領域とを有する通路を有する。この
通路は、内壁と外壁とにより規定されている。この通路
の実質的な径は、前記入口領域と出口領域との間で延び
ている。磁場生成部材が、前記通路の径にほぼ垂直な方
向に延びる交流磁場を生成させるように構成並びに配置
されている。電場生成部材が、前記通路の径にほぼ垂
直、かつ、前記磁場にほぼ垂直な方向の電場を生成させ
るように構成並びに配置されている。
【0009】また、上で述べたプラズマポンプを有する
プラズマ処理システムが、提供され得る。このプラズマ
処理システムは、プラズマ処理領域を収容するチャンバ
と、このチャンバ内のプラズマ処理領域に基板を支持す
るように構成並びに配置されているチャックとを有す
る。チャンバ出口部によって、前記プラズマ処理領域内
の粒子が、前記チャンバから前記プラズマポンプへと排
出され得る。
【0010】
【発明の実施の形態】添付図面が、組み入れられて、本
発明の実施形態と詳細な説明の一部とを構成し、上述し
た一般的な説明及び以下に述べる幾つかの実施形態の詳
細な説明と共に、本発明の本質を説明するために役立
つ。
【0011】図1は、本発明のプラズマ処理システム及
びプラズマポンプの構造を示している。このプラズマ処
理システムは、全体を通じて参照符号10が付され、前
記プラズマポンプを有し、このプラズマポンプは、全体
を通じて参照符号20が付されている。
【0012】このプラズマポンプ20は、処理プラズマ
14を含む第1の領域12から、排気プラズマ18を含
む第2の領域16を通して、排気ポートの近くの第3の
領域22へとガスを排気するように形成されており、こ
の第3の領域は、典型的に、前記処理プラズマ14に等
しい又はこれよりも大きい圧力である。磁場生成部材
が、全体を通じて参照符号24が付され、コイルの形態
であり、前記プラズマポンプ20内に配置されている。
この磁場発生部材24は、交流磁場26(図3)を生成
させるように構成並びに配置されている。この交流磁場
26は、通路30にほぼ垂直に延び、この通路30は、
内壁49と、外壁51、53(これら壁(外壁)51と
53とは、共同して、前記通路30の外壁を形成してい
る)とによって規定され、また、前記交流磁場26は、
径方向成分を有する。前記通路30の外部に、コイルの
形態の周縁電場生成部材32が、配置され、前記通路3
0にほぼ垂直、かつ、前記磁場(交流磁場)26にほぼ
垂直な交流電場34(図3)を生成させるように構成並
びに配置されている。
【0013】前記プラズマ処理システム10は、全体を
通じて参照符号36が付されている真空チャンバとチャ
ック38とを有し、この真空チャンバは、前記第1の領
域即ちプラズマ処理領域12を規定しており、前記チャ
ック38は、このチャンバ(真空チャンバ)36内の処
理領域(プラズマ処理領域)12に、例えば半導体ウェ
ハのような基板を支持するように構成並びに配置されて
いる。前記通路30は、前記処理領域12から、前記チ
ャンバ出口領域(第3の領域)22へと延び、前記プラ
ズマ処理領域12内のガスが、前記チャンバ36から排
出され得るように、前記チャンバ36と接続されて形成
され得る。
【0014】通常、プラズマ発生ガス40が、プラズマ
を生成させるようにイオン化可能であるどんなガスでも
あり得、前記チャンバ36中へと導入され、プラズマ
が、形成される。このプラズマ発生ガス40は、当業者
に理解されるように、所望の用途に従って選択され得、
例えば、窒素、キセノン、アルゴン、フッ化炭素化学の
ためのカーボン四フッ化物(CF)若しくはオクタフ
ロロシクロブタン(C)、塩素(Cl)、水素
臭化物(HBr)、又は、酸素(O)であり得る。
【0015】ガスインジェクタ42が、前記チャンバ3
6に接続され、前記プラズマ処理ガス(プラズマ発生ガ
ス)40を前記プラズマ処理領域12中へと導入するよ
うに形成されている。プラズマ発生装置44が、前記チ
ャンバ36に接続され、例えばRF又はDC電力を供給
することにより、前記プラズマ処理ガス40をイオン化
させることによって、前記プラズマ処理領域12内でプ
ラズマ(処理プラズマ)14を発生させる。
【0016】前記ガスインジェクタ42の変形例及び様
々なガス注入作動が、使用され得、前記プラズマ処理ガ
ス40を前記プラズマ処理領域12中へと導入する。発
生ガス(プラズマ発生ガス)40のような、プラズマ処
理ガスは、しばしば、基板の近くに又はこれに対面して
配置されるガスインジェクタ42から導入される。例え
ば、図2で示されているように、前記ガス(プラズマ処
理ガス)40は、静電遮蔽無線周波数(ESRF)プラ
ズマソースで、基板に対面するガス注入プレート(図示
されていない)を通じて注入され得る。
【0017】図2で最も良く示されているように、無線
周波数(RF)ソース46が、前記処理プラズマ14を
発生させるように使用され得、アンテナコイル48によ
って形成されている接続部を介して、前記チャンバ36
に接続されている。マッチングネットワーク50が、こ
れらRFソース46とアンテナコイル48との夫々に、
当業者に通常知られているように接続されている。前記
RFソース46とマッチングネットワーク50とは、図
1で示されているプラズマ発生装置44として機能す
る。
【0018】前記チャンバ36は、密閉されており、前
記プラズマ発生ガス40は、前記ガスインジェクタ42
により、このチャンバ36中へと導入される。排気ガス
は、前記チャンバ36の外部に形成された通路を通じて
除去され得る。プラズマに供給されたRF電力が、前記
チャンバ36中へと導入されたプラズマ発生ガス40に
おいてイグナイタ放電を生じさせ得、プラズマ(処理プ
ラズマ、排気プラズマ)14、18のようなプラズマを
発生させる。例えば、前記RFソース46は、前記アン
テナコイル即ちRFコイル48から、誘電体窓を通じ
て、RF場と誘導型結合をし得る。図示されていない別
の実施形態で、前記RFソース46は、前記プラズマ発
生ガス40と接触する電極からのRF場と容量型結合を
し得る。
【0019】前記RFコイル48は、前記真空チャンバ
36を囲み得、この真空チャンバ36内で無線周波数電
場を生成させ、そして、前記プラズマ処理領域12を誘
導的に生成させ、このプラズマ処理領域12は、前記プ
ラズマ発生ガス40において、例えば20ボルトの電圧
を有する前記処理プラズマ14を含む。前記処理プラズ
マ14は、当業者に通常知られているように、他の電圧
も有し得る。
【0020】代わって、図示されていない実施形態で、
ガスは、電磁型結合プラズマ(TCP)ソースにおい
て、基板に対面する誘電体窓を通じて、あるいは、容量
型結合プラズマ(CCP)ソースにおいて、基板に対面
する注入電極を通じて注入され得る。他のガスインジェ
クタの形態が、当業者に知られており、本発明と共同し
て利用され得る。
【0021】前記チャンバ36は、アルミニウム又は別
の適切な材料によって形成され得る。前記チャック38
は、このチャンバ36内に、プラズマ処理によって処理
される基板を保持するために与えられている。このチャ
ック38は、例えば、半導体ウェハ、集積回路、被覆さ
れるポリマー材のシート、イオン衝突により一面を硬化
(harden)される金属、又は、エッチング若しく
は堆積されるその他の半導体材を保持し得る。
【0022】図示されていないが、冷却剤が、前記チャ
ンバ36、及び/又は、前記導管(通路)30に接続さ
れている複数の冷却剤供給路を通じて、前記チャック3
8、及び/又は、前記磁場発生装置(磁場生成部材)2
4に供給され得る。各冷却剤供給路は、各々の冷却剤供
給ソースに接続され得る。また、例えば、前記複数の冷
却剤供給路は、1つの冷却剤供給ソースに夫々接続され
得る。代わって、前記複数の冷却剤供給路は、これら供
給路を相互接続するネットワークによって、互いに接続
され得、このネットワークは、所定のパターンで、全て
の冷却剤供給路を接続させている。
【0023】様々なリード(図示されていない)、例え
ば、電圧プローブ又はその他のセンサーが、前記プラズ
マ処理システム10に接続され得る。
【0024】図3は、前記通路30を有する前記プラズ
マポンプ20を、図1及び2で示されているよりも詳細
に示している。前記通路30は、概念的には、プラズマ
真空ポンプ導管、即ち、導管と呼ばれ得る。この通路3
0は、前記チャンバ36の近くに配置されている入口端
部52と、前記チャンバ出口領域22の近くに配置され
ている出口端部54とを有する。この通路30は、前記
第2の領域即ちプラズマ排出領域16を規定しており、
この領域で、プラズマの運動は、以下で詳細に説明され
るように、例えばE×Bドリフトによる影響を受け得
る。
【0025】前記通路30は、図3によって最も良く理
解され得、この図3は、前記通路30が、シールド部材
70、72の周壁(前記内壁、外壁)49、53と、フ
ェライト材68の内部周壁(前記外壁)51とにより少
なくとも部分的に規定されていることを示している。こ
の通路30の上部(第1の部分)81が、前記周壁4
9、51によって規定されており、また、前記通路30
の下部(第2の部分)83が、前記周壁49、53によ
って規定されている。図3及び4に示されているよう
に、前記通路30は、前記上部81と下部83とを有
し、この上部81の、前記通路30に垂直な断面は、第
1の環形であり、また、前記下部83の、前記通路30
に垂直な断面は、第2の環形である。例えば、前記第1
の環形は、前記第2の環形よりも小さく、錐台形を形成
している。
【0026】前記通路30は、環状若しくは筒形チャン
ネルであり得、又は、軸28(図3で示されているよう
に、前記入口端部52と出口端部54との間で延びてい
る)を中心として周縁に延びているトロイダル形態であ
り得る。図3は、前記通路30が、前記入口端部52か
ら前記出口端部54へと、長軸方向に鉛直に延びている
ことを示している。前記壁(周壁)49、53は、石英
材又は他の絶縁若しくは誘電材により形成され得る。図
3で示されている実施形態で、前記周壁49、51、5
3は、前記通路30に平行に延びている。
【0027】前記通路30は、前記チャンバ36の近く
に与えられ、前記処理領域12の高速の排気を可能に
し、前記プラズマ処理システム10の処理性能全体を改
良している。この通路30は、上述したプラズマ発生シ
ステムの実施例を用いて、又は、説明されていない他の
プラズマ発生装置を用いて使用され得る。
【0028】システムポンプ(図示されていない)が、
前記通路30の出口端部54に接続され得、前記通路3
0から排気プラズマ18を除去することに役立つ。この
システムポンプは、もう1つのプラズマポンプ20、タ
ーボ分子ポンプ、又は、別のタイプのプラズマポンプで
あり得る。
【0029】図3は、ほぼ鉛直に延び、ほぼL形の形態
の前記内部周壁(周壁)49を示している。この内部周
壁49は、前記第1のシールド部材70によって規定さ
れており、この第1のシールド部材70は、前記第2の
シールド部材72に対面して配置されており、この第2
のシールド部材72は、前記内部周壁(周壁)53を規
定している。この内部周壁53は、前記内部周壁49の
鏡像をほぼなし、前記通路30にほぼ平行に延びてい
る。また、この内部周壁53は、前記内部周壁(周壁)
51と同じ方向に延び、前記内部周壁49に対面してい
る。
【0030】図3及び4で示されているように、前記フ
ェライト材68は、前記シールド部材70、72と共同
して、長さl、幅dの環状ギャップ76を規定して
いる。前記内部周壁49と51との間のスペースは、こ
のギャップ(環状ギャップ)76の幅dを規定してい
る。前記フェライト材68と、前記複数のシールド部材
70、72とは、中央部74を規定し得、この中央部7
4は、前記環状ギャップ76を少なくとも部分的に囲む
ように形成されている。前記複数のシールド部材70、
72は、前記環状ギャップ76を少なくとも部分的に囲
むように形成されており、これにより、前記電場生成部
材(周縁電場生成部材)32から前記環状ギャップ76
へと結合されるエネルギーは、減衰される。前記ギャッ
プ76は、図3及び4で示されているように、前記通路
の上部81を横切って延び得る。
【0031】その上、図3で示されているように、石英
シールド75が、前記フェライト材68をプラズマ18
から電気的に絶縁するように使用される。冷却液(図示
されていない)が、前記フェライト材68と石英シール
ド75との間を巡り得、例えば、フェライトの温度を制
御する。前記石英シールド75は、ガスの導管として機
能し得る。
【0032】前記ギャップ76の底部が、前記第2のシ
ールド部材72の内部周壁53と、前記内部周壁49の
下部との近くにある。プラズマ18から前記中央部74
へのRFエネルギーの結合を妨げるように、前記ギャッ
プの幅dは、プラズマ18の表皮厚さ(skin d
epth)、例えば、0ないし10ミリメートルよりも
大きいことが可能である。前記長さlは、以下で詳細
に説明されるように、前記通路30内の前記磁場26に
おけるイオンのジャイロ半径、例えば、約35ミリメー
トルよりも小さくなるように選択され得る。
【0033】図3で示されているように、前記磁場生成
部材24は、前記通路30にほぼ垂直に延び、径方向成
分を有する前記交流磁場26を与えるように利用され
る。図示されているように、前記磁場生成部材24は、
前記通路30の下部83(図4)内に配置されており、
この通路30は、前記フェライト材68によって、少な
くとも部分的に規定されている。図3及び4は、以下で
詳細に説明されるように、前記磁場生成部材24が、前
記下部83の外側セクション85内で、前記底部プレー
ト80の近くに配置されていることを示している。
【0034】前記磁場生成部材24は、前記通路30内
に位置されている環状ストリップとして図示されている
が、この磁場生成部材24は、前記交流磁場26を生成
させるような、前記通路30内の他の位置に配置され
得、他の形状であり得る。前記磁場26の強度は、前記
通路30に垂直な方向に一定であり得、数百ガウスのオ
ーダー、例えば200ガウスであり得る。前記磁場生成
部材24は、一巻の磁場発生コイルであり得、その断面
は、例えば、幅1インチ、高さ0.125インチであ
る。
【0035】RFソース56のような電力供給装置と、
RF電力アンプ58とは、前記磁場生成部材24に電気
的に接続され、これを駆動するように使用され得る。前
記RFソース56は、RF電力アンプ60と共同して、
前記電場生成部材32を駆動するように使用され得、前
記電場(交流電場)34を生成する。前記RFソース5
6は、例えばACエクサイター(exciter)であ
り得、前記磁場生成部材24と電場生成部材32とを同
じAC周波数で駆動するように形成されている。前記磁
場生成部材24と電場生成部材32とは、共通の1つの
RFソース、例えば、前記RFソース56によって駆動
されるため、前記磁場生成部材24と周縁電場生成部材
32との間の厳密な位相の関係が、維持され得る。移相
器62が、RF電力アンプ60と、前記RFソース56
との間に接続され得る。この移相器62は、前記磁場2
6と電場34との間の位相の関係を、例えば、前記磁場
生成部材24に供給される電力と前記電場生成部材32
に供給される電力との間の位相差を制御することによっ
て調節するように形成されている。
【0036】前記周縁電場(電場)34は、前記磁場2
6と共同して、前記磁場26と電場34との両方に垂直
な方向の電子のドリフト速度を生じさせ、このドリフト
速度は、式VE×B=(E×B)/Bによって定義さ
れる。(E×B)/Bは、螺旋運動を伴って、ベクト
ルE×Bによって規定される方向(前記電場34に垂
直)にドリフトする電子の速度であり、このベクトルE
×Bは、図3において、軸方向、かつ、前記導管(通
路)30の出口端部54から外に向かう方向に示されて
いる。ドリフトの方向は、ベクトルE×Bによって規定
されるため、前記磁場26と電場34とが、互いに同位
相で交流することを確実にすることによって、一定に保
たれ得、これら位相は、前記移相器62を用いて制御さ
れ得る。この結果、ドリフト速度VE×Bは、常に、前
記プラズマ導管(通路)30から外に向かう所定の方向
を向き、調整された(rectified)正弦波とし
て規則正しく振舞う。電子及び陽イオンは、E×Bの方
向にドリフトする傾向にある。
【0037】前記磁場26は、前記排気プラズマ18の
表皮厚さにおいて、周縁電場(図示されていない)を誘
導する。ESRF場によって軸方向に誘導された磁束密
度(例えば、プラズマ18のプラズマ密度を維持するよ
うに使用される周縁電場34によって生成され得る)
が、前記磁場生成部材24によって励磁された支配的な
径方向の磁束密度ベクトルの方向を、各RF半サイクル
間で、例えば±10°のような所定の角度だけ変化させ
得る。この結果、電子のドリフト速度((E×B)/B
)は、常に前記通路30に沿う方向を向いているとは
限らず、前記通路30内で、所定の角度だけその方向を
変化される。この電子ドリフトの方向(E×B)は、各
RF半サイクル間で、所定の角度だけ変化され得るが、
この角度は、充分小さく、電子のドリフト速度((E×
B)/B)が、前記通路30内で、前記軸28の方
向、かつ、前記出口端部54から外に向かう方向に向く
ことを妨げない。電子及び陽イオンは、E×Bの方向に
ドリフトする傾向にある。
【0038】図4ないし6は、前記フェライト材68を
より詳細に示しており、図4は、前記プラズマ処理ポン
プ20内に配置されるように形成されている前記フェラ
イト材68を示している。このフェライト材68は、C
形又はカップ状の壁71の形状にされており、この壁7
1は、前記内部周壁49に向かって開口し、前記内部周
壁51を規定している。図示されているように、前記フ
ェライト材68と中央部分74とは、前記通路30に沿
ってほぼ鉛直に延びている。前記底部プレート80は、
前記通路の形態を完全なものにしている円形、環形、又
は、他の形態であり得、前記フェライト材68における
磁気サーキットを閉じるように位置されている。この底
部プレート80は、この底部プレート80に形成された
スロット87(図7)によって、前記通路30を通過し
たガスが、この通路から排出されることを可能にしてい
る。前記ポールピース(周壁)51に機械加工された側
面スロットは、前記部材(コイル)(電場生成部材)3
2による電場が、プラズマと結合されることを可能にし
ている。
【0039】4つの扇形スロット87が、図7で示され
ているが、1以上のサイズ及び形態のあらゆる個数のス
ロット87が、前記底部プレート80に形成され得る。
前記スロット87は、必ずしも扇形である必要はなく、
あらゆる形態又はサイズであり得る。例えば、前記スロ
ットは、円形アレイに配置された環形又は長円形の孔で
あり得る。
【0040】図5及び6は、前記フェライト材68の磁
気サーキットにおける磁束密度を示している。図5は、
約0ないし0.386Tの範囲のスケールであり、一
方、図6は、約0ないし0.277Tの範囲のスケール
である。特に、図5は、磁束密度の輪郭プロット(co
ntour plot)であり、この図で、磁束密度
は、前記中央部74と底部プレート80との間に形成さ
れた交差部77において均一でない(参照符号79で示
されている)。図6は、前記フェライト材68の磁気サ
ーキットにおける磁束密度のベクトルプロットを示して
いる。磁場は、前記磁場生成部材24によって生成され
た磁場26によって顕在化され得、図5及び6で図示さ
れ、前記中央部74の最下部から上向き、外向きに延び
る。参照符号91(図6で簡単な矢印が付されている)
が、強く磁化されている材料を示している。
【0041】前記フェライト材68は、高いエネルギー
割合のフェライト(high−power rated
ferrite)であるように選択され得る。単位体
積毎のフェライトのエネルギー損失(LPUV)は、W
/cmで表現され得、テスラ(T)で測定される磁束
密度Bと、ヘルツ(Hz)で測定されるAC励磁周波数
fとの関数である。LPUVデータは、通常、フェライ
ト材の製造者によって与えられるが、このLPUVは、
式LPUV=2.7561・10−7・B1. 91・f
1.52によって表現され得、ここでBは、二乗平均で
なく、ピーク(振幅)値であり、f1.52の値は、使
用される材料に応じている。例えば、前記磁場26の励
磁周波数は、フェライト材が、例えばコア部における最
大磁場の位置で約1W/cmの、適切な単位体積毎の
エネルギー損失を維持するように、例えば1MHzに選
択され得る。適切なフェライトの1つが、Dexter
Magnetics,Inc.によって、品番3C85
で製造されている。
【0042】代わって、フェライト材168が、図8に
示されているように、前記フェライト材68に代わっ
て、前記プラズマ処理ポンプ20に与えられ得る。図
9、及び、10ないし12が、このフェライト材168
をより詳細に示しており、図9及び10は、前記プラズ
マ処理ポンプ20内に配置されるように形成されている
前記フェライト材168を示している。このフェライト
材168は、基礎的な構造及び基礎的な作動について、
前記フェライト材68とほぼ同様であるが、このフェラ
イト材168は、例えば18°の角度だけ、その中心線
(参照符号169が付されている)から傾いており、少
なくともこの点で前記フェライト材68と異なってい
る。図8及び9で最も良く示されているように、傾けら
れているフェライト材168は、通路130を部分的に
規定しており、この通路130は、ほぼ錐台形態であ
る。例えば、この通路130は、上部(第1の部分)1
81と下部(第2の部分)183とを有し、この上部1
81の、前記通路130に垂直な断面は、第1の環形で
あり、また、前記下部183の、前記通路130に垂直
な断面は、第2の環形である。この第1の環形は、前記
第2の環形よりも小さくあり得、例えば、錐台形態の通
路130を形成する。
【0043】加えて、前記フェライト材168は、底部
に半円フィレット173を有し、この半円フィレット1
73は、前記フェライト材168のコーナーにおける、
磁束密度の集中を減衰させるのに役立つ。
【0044】前記通路130の下部183は、前記磁場
生成部材24を収容するように形成され、前記通路30
の下部83よりも長さが短い(軸方向に短い)。この下
部183は、強く磁化される中央部174が、長軸方向
に比較的短いため、エネルギー損失を減少させる。
【0045】前記通路130の上部181(図9)が、
前記通路130の下部183よりも小さい(即ち、この
下部で、径が増大されている)実施形態で、前記磁場生
成部材24は、前記下部183の外側セクション185
内に配置され得る。この外側セクション185は、例え
ば、前記ギャップ176の外側に配置され得る。
【0046】上述したように、前記通路130は、例え
ば、錐形又は錐台形であり得、その断面は、前記フェラ
イト材168の底部プレート180に向かって増大され
ている。この増大されている断面は、磁束密度の減衰を
生じさせ、このため、前記磁場生成部材24によって生
成され得る前記磁場126は、前記中央部174に沿っ
て均一であり得る。
【0047】図9で示されているように、前記通路13
0は、内壁149と外壁151、153(これら壁(外
壁)151、153は、共同して、前記通路130の外
壁を形成している)とにより規定されている。前記外壁
151は、例えば機械加工により、1以上のスロット1
88を形成されている。これらスロット188は、円形
の孔のような、あらゆる形態であり得、また、冷却液
が、前記ギャップ176を通って、内側の前記フェライ
トコーン(フェライト材)168の内部に流入されるよ
うに、この冷却液を運ぶ。この冷却流は、内側の前記フ
ェライトコーン168の底部からくみ上げられ、前記ス
ロット(即ち、小さな孔)188を通って、前記内壁1
49の対向している側へと通過し、この対抗している側
から前記フェライト部(フェライト材)168を冷却す
る。冷却液が、分けられている場合、この冷却液の一部
は、内側の前記コーン(フェライトコーン)の頂部へと
運ばれ、この頂部を横切り、前記内壁152に沿って下
方へと進められ、前記スロット188から来た冷却液と
合流する。この冷却液は、前記石英シールド75内に収
容され、この石英シールドは、前記フェライトコーン1
68を完全に収容し得、このフェライトコーンをプラズ
マ18から絶縁している。冷却液は、前記石英シールド
76と、フェライト部168との間で、前記通路130
の内壁に沿って流れる。例えば、Minnesota
Mining & Manufacturing(3
M)によって製造されている品番FC84又はFC72
のような誘電液体が、使用され得る。この誘電液体と前
記石英シールド75とは、外部の電磁コイルが、扇形の
スロット(図示されていない)を通して、フェライト金
属に干渉せずに、即ち、電磁場が、前記石英シールド7
5のみを貫くように、前記交流電磁場(電場)34に結
合されることを可能にしている。
【0048】前記フェライト材168(図9及び10)
は、1以上のスロット187を有し得、これらスロット
187の構造及び作動は、ガスが、前記通路30を通過
することを可能にするように前記フェライト材に形成さ
れているスロット87(図7参照)とほぼ同様である。
1つのスロットにおける静電容量を示している(図13
及び14で、各々、参照符号190、290によって示
されている)ポテンシャルの輪郭プロットが、前記磁場
生成部材24及び電場生成部材32から前記フェライト
材68、168への、また、前記フェライト材68、1
68を介する前記コイル24と32との間の所望でない
RF結合によるクロス結合損失を減少させるように使用
され得る。
【0049】図11及び12は、前記フェライト材16
8の磁気サーキットにおける磁束密度を示している。図
11は、約0ないし0.109Tの範囲にスケールされ
ており、一方、図12は、約0ないし0.096Tの範
囲にスケールされており、両方とも、図5、6で示され
ている範囲から、減少されている。
【0050】特に、図11は、磁束密度の輪郭プロット
を示しており、この図で、磁束密度は、前記中央部17
4に沿い、また、この中央部174と前記底部プレート
180との間の交差部で(参照符号179により示され
ているように)ほぼ均一である。図12は、前記フェラ
イト材168の磁気サーキットにおける磁束密度のベク
トルプロットを示している。前記磁場126は、図11
及び12で示され、前記中央部174に沿って上向き
に、また、(参照符号181で示されているように)こ
の中央部174の最下部から外向きに均一に延びてい
る。
【0051】前記フェライト材168は、高いエネルギ
ー割合のフェライトであるように選択される。単位体積
毎のフェライトのエネルギー損失(LPUV)は、W/
cm で表現され得、テスラ(T)で測定される磁束密
度Bと、ヘルツ(Hz)で測定されるAC励磁周波数f
との関数である。LPUVデータは、通常、フェライト
材の製造者によって与えられるが、このLPUVは、式
LPUV=2.7561・10−7・B1.91・f
1.52によって表現され得、ここでBは、二乗平均で
なく、ピーク(振幅)値であり、f1.52の値は、使
用される材料に応じている。例えば、前記磁場26の励
磁周波数は、フェライト材が、例えば4260ワット
(W)又はそれ以下の、適切なコア部の総エネルギー損
失を維持するように、例えば1MHzに選択され得る。
適切なフェライトの1つが、Dexter Magne
tics,Inc.によって、品番3C85で製造され
ている。
【0052】プラズマ処理システム10及びプラズマポ
ンプシステム20の別の形態が、可能である。例えば、
本発明の別の実施形態が、以下で説明されている。この
別の実施形態の説明で、第1の実施形態とこの実施形態
との相違点のみが、説明される。即ち、図15で示され
ている別の実施形態で、第1の実施形態と同じ構成部材
は、図面で対応した参照符号が付されており、これら部
材についての説明は、省かれている。
【0053】図15及び16は、プラズマポンプ120
を示しており、このプラズマポンプ120は、前記プラ
ズマポンプ20の別の一形態である。このプラズマポン
プ120は、前記プラズマポンプ20とほぼ同様に作動
するが、通路230から外向きに向けられるプラズマ流
を使用し、これにより、前記プラズマ処理ポンプ20と
は別の実施形態120が、可能にされている。
【0054】前記プラズマポンプ120は、通路230
を有し、この通路230は、水平に(図15で示されて
いるように、径方向かつ外向きに)延び、中央の入口領
域152と周辺の出口領域154とを有する。軸(ax
ial direction)は、破線128によって
示されているように、前記入口領域152と出口領域1
54との間で延びており、前記通路230は、前記入口
領域152と出口領域154との間で、軸方向に水平に
延びている。この通路230内に、磁場生成部材124
が、配置され、交流磁場126を生成させるように構成
並びに配置されている。この交流磁場126は、前記通
路230の軸128にほぼ垂直に延び、径方向成分を有
する。前記通路230の外部に、電場生成部材132
が、配置され、周縁電場134を生成させるように構成
並びに配置されている。この電場(周縁電場)134
は、前記通路230の軸128にほぼ垂直、かつ、前記
磁場(交流磁場)126にほぼ垂直である。
【0055】図示されているように、前記電場生成部材
132は、例えば、平らな螺旋コイルであり、フェライ
トコーン268の近くに配置されており、このフェライ
トコーン268は、例えば、前記フェライト材68ある
いは前記フェライト材168と同様に構成され、作動さ
れ得る。このフェライト材(フェライトコーン)268
は、例えば、径方向にスロットを形成され、シールド部
材172によって遮蔽され得、これにより、プラズマ1
8への電場134の浸透が、可能にされ、前記通路30
を通ったガスが、この通路30から流出され得る。図9
で示されているように、石英プレート75が、前記シー
ルド部材172とプラズマ18との間に位置され得る。
冷却が、例えば、冷却液中への浸入によって、プラズマ
18から離隔して行われるとき、前記フェライト部(フ
ェライトコーン)268の一方の側面でのみ冷却が行わ
れ得る。
【0056】図16ないし18は、前記フェライト材2
68を示しているが、前記フェライト材68又はフェラ
イト材168が、例えば、プラズマポンプ10又はプラ
ズマポンプ120におけるように、このプラズマポンプ
で使用され得ることが、理解されるだろう。図示されて
いるように、前記フェライト材268は、一方の端部に
半円フィレット273を有し、この半円フィレット27
3は、前記壁149、153によって部分的に規定され
ている。この半円フィレット273は、前記フェライト
材268のコーナーでの磁束密度の集中を減衰させるの
に役立つ。前記フェライト材268の他の端部で、ギャ
ップ276が、前記通路230の壁149、151によ
って規定されている。
【0057】前記通路230の拡大部283は、磁場生
成部材24のような磁場生成部材を収容し、例えば前記
通路30の下部83よりも長さが短い(軸方向に短
い)。
【0058】図17及び18は、図15で示されている
フェライト材268の磁気サーキットにおける磁束密度
を示している。図17及び18は、約0ないし0.09
0Tの範囲のスケールである。図17は、磁束密度の輪
郭プロットを示しており、この図で、磁束密度は、均一
である(参照符号179で示されている)。図18は、
図15で示されているフェライト材268の磁気サーキ
ットにおける磁束密度のベクトルプロットを示してい
る。この磁場は、前記磁気生成部材(磁場生成部材)2
4によって生成された磁場26によって顕在化され得、
図17及び18で図示され、前記ギャップ176にほぼ
垂直に均一に延びる。参照符号191(図18で簡単な
矢印が付されている)は、強く磁化されている材料を示
している。
【0059】図5及び6で示されているフェライト材6
8のように、前記フェライト材268は、(上述したL
PUVで表現されるような)高いエネルギー割合のフェ
ライトから選択され得る。
【0060】図19は、処理プラズマ14を含む第1の
領域12から、入口端部と出口端部とを有し、内壁と外
壁とによって規定された通路を通って、第2の領域16
へと粒子を排気する方法を示している。この通路は、例
えば、前記通路30、130、230のどれでもあり得
る。前記方法は、200で開始される。202で、交流
磁場が、生成される。この交流磁場は、前記通路にほぼ
垂直に延びる。204で、電場が、前記通路にほぼ垂
直、かつ、前記磁場にほぼ垂直な方向に生成される。作
動中、例えば磁場126と電場134とのような互いに
直交している場が、これら両場に垂直な方向の電子のド
リフト速度を生じさせる。生成された電場が、電子をド
リフト速度まで加速し、このドリフト速度の方向は、前
記通路から外側に向かい、この通路の形態に応じて軸方
向あるいは径方向である。206で、この方法は、完了
する。
【0061】本発明は、特定の構造、作用、材料を有す
る図示された所定の実施形態を参照して説明されたが、
本発明は、開示された詳細に限定されず、むしろ、特許
請求の範囲内にあるような全ての相当する構造、作用、
材料に広げられる。
【0062】例えば、前記通路30は、ほぼ錐台形であ
ると上で述べられたが、例えば、筒形又は環状のような
他の形状も、使用され得る。追加の排気容量が、プラズ
マポンプ20において、ポンプのアレイを与えてポンプ
システムを拡張することにより得られ得、圧縮が、同様
のステージを次々と重ねることにより増大され得る。例
えば、1以上のプラズマ径方向ポンプ(プラズマ処理ポ
ンプ)120(図15参照)が、互いに近くにあり、導
管310を介して互いに接続されているときに得られ得
る高圧縮のための実施形態300が、その例である。提
案された実施形態で、最上部の径方向ポンプが、チャン
バ(図示されていない)からガスを引き出し、このガス
を径方向外向き(図20の右側)に押し出すように形成
され得る。ガスは、外向きに流れ、そして、前記導管3
10を通って導かれ、ここで、ガスは、径方向内向き
(図20の左側)に向くように180°回転される。そ
の後、ガスは、もう1つのステージ(最下部のポンプ)
を通って導かれ、このステージは、第1のステージ(最
上部のポンプ)と、同じ電場励磁コイル132を共有し
得る。図20は、2つのステージのシステムを示してい
るが、(例えば、3つのプラズマポンプ120を重なっ
た配置に位置させることによって)さらにもう1つのス
テージを用いて、さらにもう1回の回転が、使用され
得、このさらにもう1つのステージで、ガスは、径方向
外向きに向けられる。ガスを径方向内向き及び径方向外
向きに向けることにより、高圧縮が、比較的コンパクト
な構造で達成され得、この構造は、処理チャンバを完全
に囲み、第1の(入口の)ステージから下方に延びてい
る。
【0063】上述された実施形態への多くの改良及び変
形が、容易に当業者に想定されるであろうから、本発明
を図示され説明された構成及び作動に厳密に限定するこ
とは、所望ではない。従って、本発明の精神及び範囲に
含まれる全ての適切な改良形態及び同等な形態が、考慮
されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の本質を実施するプラズマ処理
システムを示す概略図である。
【図2】図2は、図1のプラズマ処理システムを示し、
一方で、静電遮蔽無線周波数(ESRF)プラズマソー
スを示している概略図である。
【図3】図3は、本発明の本質を実施するプラズマ処理
ポンプを示している概略図であり、このプラズマ処理ポ
ンプは、図1のプラズマ処理システムで利用される。
【図4】図4は、図3で示されているプラズマ処理ポン
プ内に配置されているフェライト材によって部分的に規
定された通路を示している概略図である。
【図5】図5は、図4で示されているフェライト材の磁
気サーキットにおける磁束密度の輪郭プロットを示して
いる概略図である。
【図6】図6は、図4で示されているフェライト材の磁
気サーキットにおける磁束密度のベクトルプロットを示
している概略図である。
【図7】図7は、図4で示されているフェライト材の底
部プレートの底面図である。
【図8】図8は、本発明の本質を実施する別のプラズマ
処理ポンプを示している概略図であり、このプラズマ処
理ポンプは、図1のプラズマ処理システムで利用され
る。
【図9】図9は、フェライト材の別の実施形態を示して
いる概略図であり、このフェライト材は、部分的に通路
を規定し、図8のプラズマ処理ポンプ内に配置され得
る。
【図10】図10は、図9と同様の図である。
【図11】図11は、図9及び10で示されているフェ
ライト材の磁気サーキットにおける磁束密度の輪郭プロ
ットを示している概略図である。
【図12】図12は、図9及び10で示されているフェ
ライト材の磁気サーキットにおける磁束密度のベクトル
プロットを示している概略図である。
【図13】図13は、図9及び10で示されているフェ
ライト材に形成されているスロットにおけるポテンシャ
ルの輪郭プロットを示している概略図である。
【図14】図14は、図9及び10で示されているフェ
ライト材に形成されているスロットにおけるポテンシャ
ルのベクトルプロットを示している概略図である。
【図15】図15は、本発明の本質を実施するさらに別
のプラズマ処理ポンプを示している概略図であり、この
プラズマ処理ポンプは、図1のプラズマ処理システムで
利用される。
【図16】図16は、図15と同様の図である。
【図17】図17は、図15及び16で示されているフ
ェライト材の磁気サーキットにおける磁束密度の輪郭プ
ロットを示している概略図である。
【図18】図18は、図15及び16で示されているフ
ェライト材の磁気サーキットにおける磁束密度のベクト
ルプロットを示している概略図である。
【図19】図19は、本発明の本質を実施する、プラズ
マを含む第1の領域から、通路を通して、高い圧力のプ
ラズマを含む第2の領域へと粒子を排気する方法を示し
ているフローチャートである。
【図20】図20は、本発明の本質を実施するためのさ
らに別のプラズマ処理ポンプを示しており、このプラズ
マ処理ポンプは、図1のプラズマ処理システムで利用さ
れる。
【符号の説明】
12…第1の領域、14…プラズマ、16…第2の領
域、20…プラズマポンプ、24…磁場生成部材、26
…磁場、30…通路、32…電場生成部材、34…電
場、49…内壁、51、53…外壁、52…入口端部、
54…出口端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェイン・ジョンソン アメリカ合衆国、アリゾナ州 85044、フ ェニックス、エス・サーティーセカンド・ ストリート 13658 Fターム(参考) 4G075 AA30 BC06 CA03 CA14 CA42 DA03 EC21 EE01 FB02 FB06 FC15 5F004 BB32 BC02

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを含む第1の領域から、高い圧
    力の第2の領域へと粒子を排気するプラズマポンプであ
    って、 入口端部と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定
    された通路と、 この通路内に設けられており、この通路にほぼ垂直に延
    び、径方向成分を有する交流の磁場を生成させるように
    構成並びに配置されている磁場生成部材と、 前記通路外に設けられており、この通路にほぼ垂直、か
    つ、前記磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるように
    構成並びに配置されている電場生成部材とを、具備する
    プラズマポンプ。
  2. 【請求項2】 前記磁場生成部材と電場生成部材との少
    なくとも1つと電気的に接続されている電力供給装置を
    さらに具備する請求項1のプラズマポンプ。
  3. 【請求項3】 前記磁場生成部材と電場生成部材とに供
    給される各々の電力間の位相差を制御するように構成並
    びに配置されている移相器をさらに具備する請求項2の
    プラズマポンプ。
  4. 【請求項4】 前記外壁は、フェライト材を有する請求
    項1のプラズマポンプ。
  5. 【請求項5】 前記電場生成部材から前記フェライト材
    へと結合されるエネルギーが、減衰されるように、前記
    フェライト材を少なくとも部分的に囲むように配置され
    ているシールド部材をさらに具備する請求項4のプラズ
    マポンプ。
  6. 【請求項6】 前記フェライト材を少なくとも部分的に
    囲むように配置されている誘電シールドをさらに具備す
    る請求項4のプラズマポンプ。
  7. 【請求項7】 前記誘電シールドは、石英シールドであ
    る請求項6のプラズマポンプ。
  8. 【請求項8】 前記誘電シールドとフェライト材との間
    に、冷却剤が、供給され得る請求項6のプラズマポン
    プ。
  9. 【請求項9】 前記外壁は、径が増大されている外側セ
    クションを有し、前記磁場生成部材は、この外側セクシ
    ョン内に配置されている請求項1のプラズマポンプ。
  10. 【請求項10】 前記通路の入口端部の径は、前記通路
    の出口端部の径よりも小さく、前記磁場生成部材は、前
    記通路の出口端部内に配置されている請求項1のプラズ
    マポンプ。
  11. 【請求項11】 前記通路は、ほぼ錐台形である請求項
    1のプラズマポンプ。
  12. 【請求項12】 前記通路は、ほぼ筒形である請求項1
    のプラズマポンプ。
  13. 【請求項13】 前記通路は、上部と下部とを有し、こ
    の上部の、長軸に垂直な断面が、第1の環形であり、ま
    た、前記下部の、長軸に垂直な断面が、第2の環形であ
    る請求項1のプラズマポンプ。
  14. 【請求項14】 前記第1の環形の径は、前記第2の環
    形の径よりも小さい請求項13のプラズマポンプ。
  15. 【請求項15】 前記通路は、鉛直に延びている請求項
    1のプラズマポンプ。
  16. 【請求項16】 前記通路は、水平に延びている請求項
    1のプラズマポンプ。
  17. 【請求項17】 プラズマ処理領域を中に有するチャン
    バと、 このチャンバ内のプラズマ処理領域に、基板を支持する
    ように構成並びに配置されているチャックと、 前記プラズマ処理領域内の粒子が、前記チャンバから排
    出されることを可能にしているチャンバ出口部と、 入口端部と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定
    された通路と、 この通路内に設けられており、この通路にほぼ垂直に延
    び、径方向成分を有する交流の磁場を生成させるように
    構成並びに配置されている磁場生成部材と、 前記通路外に設けられており、この通路にほぼ垂直、か
    つ、前記磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるように
    構成並びに配置されている電場生成部材とを、具備す
    る、プラズマ処理システム。
  18. 【請求項18】 前記磁場生成部材と電場生成部材との
    少なくとも1つと電気的に接続されている電力供給装置
    をさらに具備する請求項17のプラズマ処理システム。
  19. 【請求項19】 前記磁場生成部材と電場生成部材とに
    供給される各々の電力間の位相差を制御するように構成
    並びに配置されている移相器をさらに具備する請求項1
    8のプラズマ処理システム。
  20. 【請求項20】 前記外壁は、フェライト材を有する請
    求項17のプラズマ処理システム。
  21. 【請求項21】 前記電場生成部材から前記フェライト
    材へと結合されるエネルギーが、減衰されるように、前
    記フェライト材を少なくとも部分的に囲むように配置さ
    れているシールド部材をさらに具備する請求項20のプ
    ラズマ処理システム。
  22. 【請求項22】 前記フェライト材を少なくとも部分的
    に囲むように配置されている誘電シールドをさらに具備
    する請求項20のプラズマ処理システム。
  23. 【請求項23】 前記誘電シールドは、石英シールドで
    ある請求項22のプラズマ処理システム。
  24. 【請求項24】 前記誘電シールドとフェライト材との
    間に、冷却剤が、供給され得る請求項22のプラズマ処
    理システム。
  25. 【請求項25】 前記外壁は、径が増大されている外側
    セクションを有し、前記磁場生成部材は、この外側セク
    ション内に配置されている請求項17のプラズマ処理シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 前記通路の入口端部の径は、前記通路
    の出口端部の径よりも小さく、前記磁場生成部材は、前
    記通路の出口端部内に配置されている請求項17のプラ
    ズマ処理システム。
  27. 【請求項27】 前記通路は、ほぼ錐台形である請求項
    17のプラズマ処理システム。
  28. 【請求項28】 前記通路は、ほぼ筒形である請求項1
    7のプラズマ処理システム。
  29. 【請求項29】 前記通路は、鉛直に延びている請求項
    17のプラズマ処理システム。
  30. 【請求項30】 前記通路は、第1の部分と第2の部分
    とを有し、この第1の部分の、前記通路に垂直な断面
    が、第1の環形であり、また、前記第2の部分の、前記
    通路に垂直な断面が、第2の環形である請求項29のプ
    ラズマ処理システム。
  31. 【請求項31】 前記第1の環形の径は、前記第2の環
    形の径よりも小さい請求項30のプラズマ処理システ
    ム。
  32. 【請求項32】 前記通路は、水平に延びている請求項
    17のプラズマ処理システム。
  33. 【請求項33】 前記通路は、第1の部分と第2の部分
    とを有し、この第1の部分の、前記通路に垂直な断面
    が、第1の環形であり、また、前記第2の部分の、前記
    通路に垂直な断面が、第2の環形である請求項32のプ
    ラズマ処理システム。
  34. 【請求項34】 前記第1の環形の径は、前記第2の環
    形の径よりも小さい請求項33のプラズマ処理システ
    ム。
  35. 【請求項35】 プラズマを含む第1の領域から、入口
    端部と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定され
    た通路を通して、第2の領域へと粒子を排気する方法で
    あって、 前記通路にほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の
    磁場を生成させることと、 前記通路にほぼ垂直、かつ、前記磁場にほぼ垂直な周縁
    電場を生成させることとを、 具備する方法。
  36. 【請求項36】 前記磁場生成部材と電場生成部材との
    夫々と電気的に接続されている電力供給装置を与えるこ
    とをさらに具備する請求項35の方法。
  37. 【請求項37】 前記磁場生成部材と電場生成部材とに
    供給される各々の電力間の位相差を制御するように構成
    並びに配置されている移相器を与えることをさらに具備
    する請求項36の方法。
  38. 【請求項38】 前記外壁は、フェライト材を有する請
    求項36の方法。
  39. 【請求項39】 前記電場生成部材から前記フェライト
    材へと結合されるエネルギーが、減衰されるように、前
    記フェライト材を少なくとも部分的に囲むように配置さ
    れているシールド部材を与えることをさらに具備する請
    求項38の方法。
  40. 【請求項40】 前記フェライト材を少なくとも部分的
    に囲むように配置されている誘電シールドを与えること
    をさらに具備する請求項38の方法。
  41. 【請求項41】 前記誘電シールドは、石英シールドで
    ある請求項40の方法。
  42. 【請求項42】 前記誘電シールドとフェライト材との
    間に、冷却剤を供給することをさらに具備する請求項4
    0の方法。
  43. 【請求項43】 前記通路の入口端部の径は、前記通路
    の出口端部の径よりも小さく、前記磁場生成部材は、前
    記通路の出口端部に配置されている請求項35の方法。
  44. 【請求項44】 前記通路は、ほぼ錐台形である請求項
    35の方法。
  45. 【請求項45】 前記通路は、ほぼ筒形である請求項3
    5の方法。
  46. 【請求項46】 前記通路は、鉛直に延びている請求項
    35の方法。
  47. 【請求項47】 前記通路は、第1の部分と第2の部分
    とを有し、この第1の部分の、前記通路に垂直な断面
    が、第1の環形であり、また、前記第2の部分の、前記
    通路に垂直な断面が、第2の環形である請求項46の方
    法。
  48. 【請求項48】 前記第1の環形の径は、前記第2の環
    形の径よりも小さい請求項47の方法。
  49. 【請求項49】 前記通路は、水平に延びている請求項
    35の方法。
  50. 【請求項50】 前記通路は、第1の部分と第2の部分
    とを有し、この第1の部分の、前記通路に垂直な断面
    が、第1の環形であり、また、前記第2の部分の、前記
    通路に垂直な断面が、第2の環形である請求項49の方
    法。
  51. 【請求項51】 前記第1の環形の径は、前記第2の環
    形の径よりも小さい請求項50の方法。
  52. 【請求項52】 プラズマを含む第1の領域から、高い
    圧力の第2の領域へと粒子を排気するプラズマポンプで
    あって、 入口端部と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定
    された第1の通路と、この第1の通路内に設けられてお
    り、この第1の通路にほぼ垂直に延び、径方向成分を有
    する交流の磁場を生成させるように構成並びに配置され
    ている第1の磁場生成部材と、 入口端部と出口端部とを有し、前記第1の通路の近くに
    配置され、内壁と外壁とにより規定された第2の通路
    と、 この第2の通路内に設けられており、この第2の通路に
    ほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の磁場を生成
    させるように構成並びに配置されている第2の磁場生成
    部材と、 前記第1の通路と第2の通路との間に設けられており、
    これら第1及び第2の通路にほぼ垂直、かつ、前記第1
    及び第2の磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるよう
    に構成並びに配置されている電場生成部材とを、 具備するプラズマポンプ。
  53. 【請求項53】 入口端部と出口端部とを有し、前記第
    2の通路の近くに配置され、内壁と外壁とにより規定さ
    れた第3の通路と、 この第3の通路内に設けられており、この第3の通路に
    ほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の磁場を生成
    させるように構成並びに配置されている第3の磁場生成
    部材と、 前記第2の通路と第3の通路との間に設けられており、
    これら第2及び第3の通路にほぼ垂直、かつ、前記第2
    及び第3の磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるよう
    に構成並びに配置されている第2の電場生成部材とを、 さらに具備する請求項52のプラズマポンプ。
  54. 【請求項54】 プラズマ処理領域を中に有するチャ
    ンバと、 このチャンバ内のプラズマ処理領域に、基板を支持する
    ように構成並びに配置されているチャックと、 前記プラズマ処理領域内の粒子が、前記チャンバから排
    出されることを可能にしているチャンバ出口部と、 入口端部と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定
    された第1の通路と、 この第1の通路内に設けられており、この第1の通路に
    ほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の磁場を生成
    させるように構成並びに配置されている第1の磁場生成
    部材と、 入口端部と出口端部とを有し、前記第1の通路の近くに
    配置され、内壁と外壁とにより規定された第2の通路
    と、 この第2の通路内に設けられており、この第2の通路に
    ほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の磁場を生成
    させるように構成並びに配置されている第2の磁場生成
    部材と、 前記第1の通路と第2の通路との間に設けられており、
    これら第1及び第2の通路にほぼ垂直、かつ、前記第1
    及び第2の磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるよう
    に構成並びに配置されている電場生成部材とを、 具備する、プラズマ処理システム。
  55. 【請求項55】 入口端部と出口端部とを有し、前記第
    2の通路の近くに配置され、内壁と外壁とにより規定さ
    れた第3の通路と、 この第3の通路内に設けられており、この第3の通路に
    ほぼ垂直に延び、径方向成分を有する交流の磁場を生成
    させるように構成並びに配置されている第3の磁場生成
    部材と、 前記第2の通路と第3の通路との間に設けられており、
    これら第2及び第3の通路にほぼ垂直、かつ、前記第2
    及び第3の磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させるよう
    に構成並びに配置されている第2の電場生成部材とを、 さらに具備する請求項54のプラズマ処理システム。
  56. 【請求項56】 プラズマを含む第1の領域から、第1
    の通路と第2の通路とを通して、第2の領域へと粒子を
    排気し、これら第1及び第2の通路の各々は、入口端部
    と出口端部とを有し、内壁と外壁とにより規定されてい
    る方法であって、 前記第1の通路にほぼ垂直に延び、径方向成分を有する
    第1の磁場を生成させることと、 前記第2の通路にほぼ垂直に延び、径方向成分を有する
    第2の磁場を生成させることと、 前記第1及び第2の通路にほぼ垂直、かつ、前記第1及
    び第2の磁場にほぼ垂直な周縁電場を生成させることと
    を、 具備する方法。
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