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JP2003272385A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Publication number
JP2003272385A
JP2003272385A JP2002075598A JP2002075598A JP2003272385A JP 2003272385 A JP2003272385 A JP 2003272385A JP 2002075598 A JP2002075598 A JP 2002075598A JP 2002075598 A JP2002075598 A JP 2002075598A JP 2003272385 A JP2003272385 A JP 2003272385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
signal
circuit
semiconductor integrated
clock signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002075598A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiteru Yamanaka
俊輝 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002075598A priority Critical patent/JP2003272385A/ja
Publication of JP2003272385A publication Critical patent/JP2003272385A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック同期型の半導体メモリにおける不要
な入力信号の受信による消費電流を抑制することができ
る、消費電流の少ない半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 メモリアレイ1にデータを記憶する同期
型SRAMS1は、クロック信号CKの立ち上がりに同
期して動作する。この同期型SRAMS1には、ラッチ
機能を有し、入力信号の取り込みを制御する入力回路5
〜9、内部クロック回路11、入力受信信号生成回路1
2等が設けられている。ここで、入力信号はクロックの
変化後に取り込まれ、入力信号が確定するまでの不要な
消費電流が抑制される。また入力信号を受信する期間
は、入力回路5〜9が入力信号の受信を開始してラッチ
するまでの僅かな期間とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費電流をより低
減することができる回路構成を備えたスタティックRA
M等の半導体集積回路に関するものであり、とくに、ク
ロック同期型の半導体メモリにおける不要な入力信号の
受信による消費電流の増加を抑制することができる、よ
り消費電流の少ない半導体集積回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】SRAM(スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ)は、セル自体が電荷供給の能動素子を
備えているので、DRAM(ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリ)の場合のようなリフレッシュが不要
であり、非常に使いやすいといった特徴がある。そし
て、SRAMの中でも、クロック信号に同期してアクセ
スすることができる同期型SRAM(シンクロナスSR
AM)は、アクセス速度が大きいのでとくに有用であ
る。
【0003】図10に、一般に用いられている従来の同
期型SRAMの一例を示す。図10に示すように、クロ
ック信号に同期して動作する同期型SRAM100に
は、メモリアレイ101と、デコーダ回路102と、ラ
イトバッファ103と、センスアンプ104と、各種入
力回路105〜108と、出力回路110と、内部クロ
ック生成回路111とが設けられている。また、同期型
SRAM100には、2つのバッファ回路B1、B2
と、インバータ回路I1とが設けられている。
【0004】ここで、同期型SRAM100には、クロ
ック信号CKと、チップ活性化信号CEBと、アドレス
信号A0〜Anと、データ信号DI0〜DInと、出力
活性化信号OEBとが入力される。また、同期型SRA
M100からは、データ信号DO1〜DOnが出力され
る。
【0005】この同期型SRAM100は、クロック信
号CKが変化した時点での入力信号の状態に応じて動作
を行う。このため、その時点までに入力信号を確定させ
ておき、クロック信号CKの変化後に、その入力信号を
ラッチし、書き込みあるいは読み出し動作を行うように
している。
【0006】図11に、ラッチ機能を備えた入力回路の
一例を示す。この入力回路は、8個のトランジスタT1
〜T8と、2個のインバータI2、I3とを備えてい
る。この入力回路は、入力受信制御信号IENによって
入力状態が制御され、入力受信制御信号IENが「H
(ハイ)」のときには、入力信号をそのまま出力する。
他方、入力受信制御信号IENが「L(ロー)」のとき
には、それまで入力されていたデータをラッチしてその
値を出力する。このようなラッチ機能は、例えばアドレ
ス信号のようなワードライン(WL)からのアクセス中
に切り替えることができない信号が入力される入力回路
で必要とされる。他方、図10中の出力活性化信号OE
Bのような非同期にアクセスする信号に対しては、ラッ
チ機能は必要とされない。
【0007】内部クロック生成回路111は、メモリ回
路内での活性時間の制御を行う回路であり、クロック信
号CKの立ち上がりに同期して、必要最小限のクロック
幅を持つ内部クロック信号ICKを自己生成する。これ
により、無駄な動作を抑制して消費電流を低減すること
ができる。このように、内部クロック信号ICKは、ク
ロック信号CKの立ち上がりエッジのみにより、自己生
成することができる。このため、近年、ライトサイクル
についても、リードサイクルと同様にクロック信号CK
の立ち上がりエッジのみで規定する仕様のものが主流と
なっている。このようなタイプのクロック同期型SRA
Mでは、ライト時の入力データDIをクロック信号CK
の立ち上がりエッジで取り込むため、アドレス入力回路
106などと同様の回路を使用することができる。
【0008】図12に、図10に示す従来の同期型SR
AMにおける各種入力信号の動作タイミングを示す。図
12中には、クロック信号CK、内部クロック信号IC
K、入力受信制御信号IEN、アドレス信号A0〜A
n、アドレス入力回路106を通過した後の内部アドレ
スノード信号IA、データ入力信号DI0〜DIn、デ
ータ入力回路108を通過した後の内部データノード信
号IDI及び書き込み活性化信号WEBの時間に対する
変化特性が示されている。
【0009】この従来の同期型SRAM100におい
て、クロック信号CKの変化が生じる前の状態、すなわ
ちクロック信号CKが「L」の状態においては、アドレ
ス信号A0〜Anやデータ入力信号DI0〜DInなど
の入力信号は受信状態にある。したがって、クロック信
号CKが立ち上がり、入力回路105〜108がラッチ
状態に変化している期間以外では、常時、入力信号の変
化を受け付けることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アドレ
ス信号A0〜Anやデータ入力信号DI0〜DInなど
の入力信号は、1回で同時に確定するとは限らない。そ
して、これらが1回で確定しない場合、これらが変化す
るごとに入力信号が受信されることになる。この場合、
その分だけ、内部回路での消費電流が増加することにな
る。例えば、アドレス信号A0〜Anがスキューした場
合、デコーダ回路102で無駄に電流が消費されてしま
う。また、リードサイクルにおいては、データ入力信号
DI0〜DInの変化による消費電流は無駄なものであ
る。
【0011】このように、クロック信号に同期して動作
する従来の同期型SRAMにおける入力信号の取り込み
タイミングでは、入力信号が確定するまでに、不要な電
流を消費するといった問題がある。本発明は、このよう
な問題を解決するためになされたものであって、より消
費電流の少ない半導体集積回路を提供することを解決す
べき課題ないしは目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るためになされた本発明にかかる半導体集積回路は、
(i)クロック信号の立ち上がり又は立ち下がりに同期
して動作するクロック同期型の半導体集積回路におい
て、(ii)ラッチ機能を有し、入力信号の取り込みを制
御する入力回路と、(iii)クロック信号に同期して、
必要な入力信号を選択する論理回路と、(iv)クロック
信号の変化と論理回路(の選択結果)とにより、入力回
路を受信状態にする入力受信信号生成回路とを有してい
て、(v)入力信号の受信が、クロック信号の変化と前
記論理回路(の選択結果)とにより生成される入力受信
制御信号により制御され、かつ、入力信号を取り込む場
合の取り込み期間が、クロック信号の変化後の一定期間
に設定されていることを特徴とするものである。
【0013】上記半導体集積回路において、入力信号と
しては、例えば、アドレス信号、データ信号、コントロ
ール信号などがあげられる。上記半導体集積回路におい
ては、入力受信信号生成回路が、クロック信号と論理回
路とにより選択された入力回路を受信状態にする第1の
受信信号生成回路と、クロック信号にのみ同期して入力
回路を受信状態にする第2の受信信号生成回路とで構成
されていてもよい。
【0014】上記半導体集積回路においては、入力信号
を制御するための論理回路が、ライトサイクルにおける
書き込みデータの入力状態を制御するようになっていて
もよい。上記半導体集積回路においては、チップ活性化
信号がクロック信号の受信制御信号であり、チップ活性
化信号が活性化されていない状態においては、クロック
信号の受信を拒絶することにより、受信信号生成回路か
らの信号の生成を停止させ、いずれの入力回路において
も入力信号が受信されないようになっていてもよい。
【0015】上記半導体集積回路においては、入力信号
の取り込み期間が、入力回路内のラッチ回路によってデ
ータがホールドできる期間であるのが好ましい。なお、
上記半導体集積回路においては、入力回路が、差動入力
バッファとラッチ回路とによって構成されていてもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1にかか
る同期型SRAMの構成を示すブロック図である。図1
に示すように、このクロック信号に同期して動作する同
期型SRAM S1には、データを記憶する多数のメモ
リセルが配列されてなるメモリアレイ1が設けられてい
る。そして、同期型SRAM S1には、デコーダ回路
2と、ライトバッファ3と、センスアンプ4と、ラッチ
機能を備えた各入力回路5〜9と、データ出力回路10
と、内部クロック生成回路11と、入力受信信号生成回
路12とが設けられている。さらに、同期型SRAM
S1には、バッファ回路BU1が設けられている。
【0017】上記入力回路としては、CEB入力回路5
と、アドレス入力回路6と、WEB入力回路7と、デー
タ入力回路8と、OEB入力回路9とが設けられてい
る。ここで、CEB入力回路5には、チップ活性化信号
CEB(チップイネーブル信号)が入力される。アドレ
ス入力回路6には、アドレス信号A0〜Anが入力され
る。WEB入力回路7には、書き込み活性化信号WEB
(ライトイネーブル信号)が入力される。データ入力回
路8には、データ入力信号DI0〜DInが入力され
る。OEB入力回路9には、出力活性化信号OEB(ア
ウトプットイネーブル信号)が入力される。また、入力
受信信号生成回路12には、バッファ回路BU1を介し
てクロック信号CKが入力される。なお、データ出力回
路10は、データ出力信号DO1〜DOnを外部に出力
する。
【0018】また、アドレス入力回路6から、内部デー
タノード信号IAが出力される。データ入力回路8から
は、内部データノード信号IDIが出力される。入力受
信信号生成回路12からは、入力受信制御信号IENが
出力される。なお、センスアンプ4からデータ出力回路
10に、内部データノード信号IDOが出力される。
【0019】図2は、図1に示す同期型SRAM S1
を構成する入力受信信号生成回路12の構成を示す回路
図である。図2に示すように、この入力受信信号生成回
路12は、実質的に、遅延回路13と、2つのインバー
タ回路IN1、IN2と、NAND回路NA1と、これ
らの回路を接続する配線とで構成され、クロック信号C
Kから入力受信制御信号IENを生成するようになって
いる。
【0020】図3は、図1に示す同期型SRAM S1
の動作を示すタイミング図である。図3中には、クロッ
ク信号CK、内部クロック信号ICK、入力受信制御信
号IEN、アドレス信号A0〜An、内部アドレスノー
ド信号IA、データ入力信号DI0〜DIn、内部デー
タノード信号IDI及び書き込み活性化信号WEBの、
時間に対する変化特性が示されている。
【0021】以下、実施の形態1にかかる同期型SRA
M S1の機能ないし動作を説明する。実施の形態1に
かかる同期型SRAM S1は、通常の静止状態では、
入力受信制御信号IENにより、各入力回路5〜9が活
性化されていない状態、すなわち非受信状態に設定され
る。このため、この状態における一切の入力信号の変化
は受け付けられない。これにより、各入力回路5〜9や
デコーダ回路2での不要な消費電流を抑制することがで
きる。とくに、アドレス信号A0〜Anにスキューが生
じる場合等においては、デコーダ回路2での消費電流を
大幅に低減することができる。
【0022】そして、この静止状態からクロック信号C
Kが変化すると、同期型SRAMS1は動作を開始す
る。ここで、クロック信号CKの立ち上がりエッジを検
出すると、入力受信信号生成回路12は、入力受信制御
信号IENを出力し、各入力回路5〜9を活性化して、
入力信号を受信することができる状態にする。同期型S
RAM S1は、ここで初めて、各入力回路5〜9での
信号受信が可能な状態になる。
【0023】図2から明らかなとおり、入力受信信号生
成回路12は、クロック信号CKの立ち上がりエッジに
対して、一定期間のワンショットパルスを発生する回路
構成とされている。このパルス幅は、例えば図12に示
す入力回路において、入力信号をラッチすることができ
る時間であれば良い。したがって、入力信号を受信する
期間は非常に短くなる。このため、クロック信号CKの
立ち上がり後、すなわち入力信号が確定された状態にな
った後で信号が取り込まれる。したがって、誤動作のお
それがなくなり、かつ消費電流が最小限に抑制される。
また、入力信号の受信期間が短いので、入力信号を保持
する時間が長くなりすぎることもない。
【0024】同期型SRAM S1における内部クロッ
ク信号ICKは、内部の各回路に入力信号が伝達された
後に活性化する必要がある。このため、入力受信信号生
成回路12からの信号に同期させて、内部クロック信号
ICKを生成するようにしている。すなわち、図3から
も明らかなとおり、クロック信号CKの立ち上がりを受
けて入力受信制御信号IENを生成する。そして、各入
力回路5〜9が活性化された後で、デコーダ回路2など
の内部回路に各入力信号を伝播させる。つまり、内部ク
ロック信号ICKにより、必要な内部回路が活性化状態
になるという順を追うようにしている。
【0025】かくして、実施の形態1にかかる同期型S
RAM S1によれば、最低限必要な入力信号しか回路
内部に取り込まないので、消費電流を極力低減すること
ができる。すなわち、メモリセル1への入力信号をクロ
ック信号CKの変化後に取り込み始めるので、入力信号
が確定するまでに生じる不要な消費電流を抑制すること
ができる。また入力信号を受信する期間は、各入力回路
5〜9が入力信号の受信を開始してラッチするまでの僅
かな期間だけでよい。したがって、ホールドタイムを長
く取る必要はない。
【0026】(実施の形態2)以下、図4〜図6を参照
しつつ、本発明の実施の形態2にかかる同期型SRAM
を説明する。ただし、実施の形態2にかかる同期型SR
AMの構成ないし機能の大半は、図1〜図3に示す実施
の形態1にかかる同期型SRAM S1と共通であるの
で、以下では説明の重複を避けるため、主として実施の
形態1と異なる部分を説明する。
【0027】図4は、本発明の実施の形態2にかかる同
期型SRAM S2の構成を示すブロック図である。図
4に示すように、実施の形態2にかかる同期型SRAM
S2では、図1に示す実施の形態1にかかる同期型S
RAM S1に設けられているCEB入力回路5、OE
B入力回路9及びバッファ回路BU1は設けられていな
い。他方、実施の形態1にかかる同期型SRAM S1
には設けられていないCK入力回路14と、2つのバッ
ファ回路BU2、BU3とが設けられている。その他の
点については、実施の形態1にかかる同期型SRAM
S1の場合と同様である。
【0028】図5は、図4に示す同期型SRAM S2
を構成する、クロック信号CKとチップ活性化信号CE
Bとに基づいて入力受信制御信号IENを生成する回路
の構成を示す図である。すなわち、図5に示す回路は、
図4中におけるCK入力回路14と入力受信信号生成回
路12とを含む回路である。図5に示すように、この回
路は、実質的に、遅延回路15と、3つのインバータ回
路IN3〜IN5と、2つのNAND回路NA2、NA
3と、NOR回路NO1と、これらを接続する配線とで
構成され、クロック信号CKとチップ活性化信号CEB
とから、入力受信制御信号IENを生成するようになっ
ている。
【0029】図6は、図4に示す同期型SRAM S2
の動作を示すタイミング図である。図6中には、クロッ
ク信号CK、チップ活性化信号CEB、内部クロック信
号ICK、入力受信制御信号IEN、アドレス信号A0
〜An、内部アドレスノード信号IA、データ入力信号
DI0〜DIn及び内部データノード信号IDIの、時
間に対する変化特性が示されている。
【0030】実施の形態2にかかる同期型SRAM S
2では、全ての入力回路をラッチタイプのもの(ラッチ
機能を備えた入力回路)とするのではなく、必要に応じ
てバッフャタイプのもの(ラッチ機能を備えていない入
力回路)を使用している。すなわち、非同期アクセスさ
せたい信号出力活性化信号OEBや、クロック制御用と
して使用したいチップ活性化信号CEBについては、図
4から明らかなとおり、ラッチタイプの入力回路ではな
く、バッファタイプの入力回路を用いている(すなわ
ち、入力回路を使い分けている。)。なお、図5に示す
入力受信制御信号IENを生成するための回路は、チッ
プ活性化信号CEBをクロック信号CKの入力制御用と
した場合の一例である。
【0031】実施の形態2にかかる同期SRAM S2
では、チップ活性化信号CEBが「L」のときにのみ、
クロック信号CKの立ち上がりエッジに対してワンショ
ットパルスを生成する。その他の状態や信号の変化に対
しては、「L」を出力したままとなる。したがって、チ
ップ活性化信号CEBが「L」のときには、通常の動作
を行う。他方、チップ活性化信号CEBが「H」のと
き、すなわちスタンバイ状態においては、内部クロック
ICKを生成しないだけでなく、入力受信制御信号IE
Nも生成しない。これは、一切の入力信号の変化を受け
付けない状態であるといえる。
【0032】図6から明らかなとおり、実施の形態2に
かかる同期SRAM S2では、クロック信号CKの2
回目の立ち上がりに対しては、内部ノードを示す内部ク
ロック信号ICK、入力受信制御信号IEN、内部アド
レスノード信号IA及び内部データノード信号IDI
は、いずれも変化していない。この場合、クロック信号
CKの入力は初段で制御されており、これは、回路的に
全く電流を消費しない状態である。
【0033】かくして、実施の形態2にかかる同期型S
RAM S2によれば、実施の形態1にかかる同期型S
RAM S1の場合と同様に、あるいはそれ以上に、消
費電流を極力低減することができる。
【0034】(実施の形態3)以下、図7〜図9を参照
しつつ、本発明の実施の形態3にかかる同期型SRAM
を説明する。ただし、実施の形態3にかかる同期型SR
AMの構成ないし機能の大半は、図4〜図6に示す実施
の形態2にかかる同期型SRAM S2と共通であるの
で、以下では説明の重複を避けるため、主として実施の
形態2と異なる部分を説明する。
【0035】図7は、本発明の実施の形態3にかかる同
期型SRAM S3の構成を示すブロック図である。図
7に示すように、実施の形態3にかかる同期型SRAM
S3は、図4に示す実施の形態2にかかる同期型SR
AM S2に、データ入力受信信号生成回路16を付加
したものである。そして、入力受信信号生成回路12は
第1入力受信制御信号IEN1を生成し、データ入力受
信信号生成回路16は第2入力受信制御信号IEN2を
生成する。その他の点については、実施の形態2にかか
る同期型SRAM S2の場合と同様である。
【0036】図8は、図7に示す同期型SRAM S3
を構成する、クロック信号CKと書き込み活性化信号W
EBとに基づいて第1入力受信制御信号IEN1と第2
入力受信制御信号IEN2とを生成する回路の構成を示
す図である。この回路は、実質的に、遅延回路17と、
2つのインバータ回路IN6、IN7と、NAND回路
NA4と、NOR回路NO2と、これらを接続する配線
とで構成され、クロック信号CKと書き込み活性化信号
WEBとから、第1入力受信制御信号IEN1と第2入
力受信制御信号IEN2とを生成するようになってい
る。
【0037】図9は、図7に示す同期型SRAM S3
の動作を示すタイミング図である。図9中には、クロッ
ク信号CK、内部クロック信号ICK、第1入力受信制
御信号IEN1、アドレス信号A0〜An、内部アドレ
スノード信号IA、第2入力受信制御信号IEN2、デ
ータ入力信号DI0〜DIn、内部データノード信号I
DI及び書き込み活性化信号WEBの、時間に対する変
化特性が示されている。
【0038】そして、実施の形態3にかかる同期型SR
AM S3では、データ入力信号DI0〜DInをライ
トサイクルでのみ受信できるようにしている。すなわ
ち、クロック信号CKから得られる第1入力受信制御信
号IEN1は、リード・ライトにかかわらず、クロック
信号CKの周期ごとに1回の入力受信制御信号IEN1
を発生しているが、データ入力信号DI0〜DInはラ
イトサイクルでしか使用しない。このため、データ入力
信号DI0〜DInが入力されるデータ入力回路8をラ
イトサイクルでのみ活性化できるように、第2入力受信
制御信号IEN2を生成するデータ入力受信信号生成回
路16を設けている。
【0039】図8に示す回路は、クロック信号CKの立
ち上がりごとに第1入力受信制御信号IEN1を生成す
るとともに、クロック信号CKと書き込み活性化信号W
EBとに基づいて、ライトサイクル時にのみ第2入力受
信制御信号IEN2を生成する。このとき、書き込み活
性化信号WEBが入力されているのはNOR回路NO2
(NORゲート)であるので、静止状態において書き込
み活性化信号WEBの変化による電流の消費は生じな
い。また、書き込み活性化信号WEBからライトバッフ
ァ3やセンスアンプ4へ出力される制御信号は、他の入
力信号と同様に、第1入力受信制御信号IEN1により
制御される入力回路を通ってくる。したがって、書き込
み活性化信号WEBの入力状態は、他の信号と変わらな
い。
【0040】図9から明らかなとおり、実施の形態3に
かかる同期型SRAM S3では、アドレス信号A0〜
Anの内部ノード信号IAは、各サイクルごとにアドレ
ス信号A0〜Anの変化を取り込んでいる。他方、デー
タ入力信号DI0〜DInの内部ノード信号IDIは、
ライトサイクルでのみデータを取り込んでいる。これ
は、入力回路の受信状態を制御する制御信号(入力受信
制御信号IEN1、IEN2)の違いによるものであ
る。これにより、リードサイクル中におけるデータ入力
回路8からライトバッファ3までの間での消費電流を抑
制することができる。
【0041】かくして、実施の形態3にかかる同期型S
RAM S3によれば、実施の形態2にかかる同期型S
RAM S2の場合と同様に、あるいはそれ以上に、消
費電流を極力低減することができる。また、入力データ
は、ライトサイクルでのみ取り込まれるので、リードサ
イクル中の入力データの変化に対する入力回路付近での
消費電流も生じない。したがって、動作性能を低下させ
ることなく、消費電力を低減することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明にかかる同期型の半導体集積回路
では、入力信号をクロックの変化後に取り込み始めるの
で、入力信号が確定するまでの不要な消費電流を抑制す
ることができる。また入力信号を受信する期間は、入力
回路が入力信号の受信を開始してラッチするまでの僅か
な期間だけでよい。したがって、ホールドタイムを長く
取る必要はない。
【0043】また、入力データを、ライトサイクルでの
み取り込むようにすれば、リードサイクル中の入力デー
タの変化に対する入力回路付近での消費電流も生じな
い。その結果、動作性能を低下させることなく、消費電
力を低減することができる。なお、本発明は、あらゆる
種類のメモリ回路についても応用することができるのは
もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる同期型SRA
Mの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す同期型SRAMの入力受信信号生
成回路を示す回路図である。
【図3】 図1に示す同期型SRAMにおける各種信号
の変化特性を示すタイミング図である。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる同期型SRA
Mの構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す同期型SRAMの入力受信制御信
号を生成する回路を示す回路図であり、CEBをクロッ
ク制御用端子としている。
【図6】 図4に示す同期型SRAMにおける各種信号
の変化特性を示すタイミング図である。
【図7】 本発明の実施の形態3にかかる同期型SRA
Mの構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示す同期型SRAMの入力受信制御信
号を生成する回路を示す回路図である。
【図9】 図7に示す同期型SRAMにおける各種信号
の変化特性を示すタイミング図である。
【図10】 従来の同期型SRAMの構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 図10に示す従来の同期型SRAMの入力
回路を示す回路図である。
【図12】 図10に示す従来の同期型SRAMにおけ
る各種信号の変化特性を示すタイミング図である。
【符号の説明】
S1…同期型SRAM、S2…同期型SRAM、S3…
同期型SRAM、1…メモリアレイ、2…デコーダ回
路、3…ライトバッファ、4…センスアンプ、5…CE
B入力回路、6…アドレス入力回路、7…WEB入力回
路、8…データ入力回路、9…OEB入力回路、10…
データ出力回路、11…内部クロック生成回路、12…
入力受信信号生成回路、13…遅延回路、14…CK入
力回路、15…遅延回路、16…データ入力受信信号生
成回路、17…遅延回路、BU1〜BU3…バッファ回
路、IN1〜IN7…インバータ回路、NA1〜NA4
…NAND回路、NO1〜NO2…NOR回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号の立ち上がり又は立ち下が
    りに同期して動作するクロック同期型の半導体集積回路
    において、 ラッチ機能を有し、入力信号の取り込みを制御する入力
    回路と、 前記クロック信号に同期して、必要な入力信号を選択す
    る論理回路と、 前記クロック信号の変化と前記論理回路とにより、前記
    入力回路を受信状態にする入力受信信号生成回路とを有
    していて、 入力信号の受信が、前記クロック信号の変化と前記論理
    回路とにより生成される入力受信制御信号により制御さ
    れ、かつ、入力信号を取り込む場合の取り込み期間が、
    前記クロック信号の変化後の一定期間に設定されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記入力信号が、アドレス信号、データ
    信号又はコントロール信号であることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記入力受信信号生成回路が、前記クロ
    ック信号と前記論理回路とにより選択された入力回路を
    受信状態にする第1の受信信号生成回路と、前記クロッ
    ク信号にのみ同期して入力回路を受信状態にする第2の
    受信信号生成回路とで構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記入力信号を制御するための論理回路
    が、ライトサイクルにおける書き込みデータの入力状態
    を制御することを特徴とする請求項3に記載の半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】 チップ活性化信号がクロック信号の受信
    制御信号であり、チップ活性化信号が活性化されていな
    い状態においては、前記クロック信号の受信を拒絶する
    ことにより、前記受信信号生成回路からの信号の生成を
    停止させ、いずれの入力回路においても入力信号が受信
    されないようになっていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記入力信号の取り込み期間が、前記入
    力回路内のラッチ回路によってデータがホールドできる
    期間であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集
    積回路。
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JP2014146412A (ja) * 2014-04-10 2014-08-14 Ps4 Luxco S A R L 半導体メモリ集積回路

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