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JP2003268398A - 液体漂白性組成物 - Google Patents

液体漂白性組成物

Info

Publication number
JP2003268398A
JP2003268398A JP2002071756A JP2002071756A JP2003268398A JP 2003268398 A JP2003268398 A JP 2003268398A JP 2002071756 A JP2002071756 A JP 2002071756A JP 2002071756 A JP2002071756 A JP 2002071756A JP 2003268398 A JP2003268398 A JP 2003268398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
liquid
acid
group
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071756A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Shindo
宏明 神藤
Yoshitaka Miyamae
喜隆 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2002071756A priority Critical patent/JP2003268398A/ja
Publication of JP2003268398A publication Critical patent/JP2003268398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期保存において光による染料の色調の退色
を抑制する液体漂白性組成物を提供する。 【解決手段】 過酸化水素、フェノール系ラジカルトラ
ップ剤、染料を配合した液体漂白性組成物を200〜7
00nmの範囲の光透過率が10%以上である面積が容
器全表面積の0.5%以上を占める単層又は積層素材か
ら構成される容器に収納することを特徴とする液体漂白
性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液体漂白性組成物
に関し、更に詳しくは、使用性、安全性などを考慮して
染料を配合した液体漂白性組成物の色調の退色を防止す
ることによって、例えば家庭用の液体漂白性組成物とし
ての使用性や環境を考慮して光を透過するように設計し
た容器に充填して使用することを可能とした液体漂白性
組成物であって、製品安定性に優れるのみならず、使用
性、安全性にも優れた液体漂白性組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】清潔に対する意識は年々高まる傾向にあ
り、漂白剤は広く消費者に受け入れられ、消費されるよ
うになり、使用量は年々増加している。衣料用漂白剤の
分野も例外ではなく、毎日の洗濯に漂白剤を使用するこ
とを洗濯習慣とし、実行している消費者も少なくない。 【0003】一方、資源の有効活用、環境への負荷の低
減を目的とした容器リサイクル法が施行され、家庭化学
製品の分野においても、容器のプラスチック使用量の削
減は必須となり、容器の改善が積極的に進められてい
る。漂白剤の分野も例外でなく、使用量の増加に伴い、
詰替容器(スタンディングパウチ、プラスチック樹脂使
用量が少ない薄肉容器など)の普及は著しくなってきて
いる。 【0004】しかし、漂白剤の分野では、容器のプラス
チック使用量の削減だけでなく、使用性と安全性を両立
することが求められている。 【0005】安全性の面では、液体漂白剤組成物に含ま
れる過酸化水素は、詰め替え時に皮膚に接触した場合
に、一過性の皮膚の白化や軽い痛みを生じさせたり、漂
白剤が周囲に飛散した場合には、家財などの変色等の
他、プラスチック製品の劣化の原因となることもあるた
め、使用性を向上させることが安全性に繋がることもあ
る。また、このような内容物は、誤飲すると非常に危険
であるため、液体漂白剤組成物の場合、誤飲を防止する
対策が特に必要である。 【0006】一方、使用性の面では、計量し易さ、つめ
替え時の分かり易さ、詰め替え時の液量を認知するし易
さ、実際の洗濯使用場面においての汚れへの塗布のし易
さ等に関して、使い易いものが求められている。 【0007】特に、高齢化の進行に伴い、より安全で、
より使用性の高いものを提供することは非常に重要であ
る。 【0008】そのような課題を解決するため、容器を薄
肉化、半透明化にして、液残量を確認できる工夫を、ま
た、キャップを透明にして、計量時の液量を見やすくす
る工夫がなされてきた。更に、内容物を着色すること
で、液残量が確認できるため、更に安全性が高くなるこ
とが期待される。また更に、計量時の液量を見やすく
し、汚れへ塗布し易くなることで、使用性も更に高くな
ることが期待される。 【0009】漂白剤組成物を着色化する検討は古くから
行われていた。漂白性組成物中に染料を配合した例に
は、例えば特許第2688844号に記載されているよ
うな酸性染料が使用されてきた。また、特開昭61−2
87996号公報では、チオインジコ染料が記載されて
いる。しかし、最近、製品は店頭や店外の自然光下に置
かれることも少なくなく、また、家庭で長期使用又は保
管されることで長時間光にさらされることがある。この
ような状況の中で、光に対する安定性は充分ではなかっ
た。つまり、使用性や環境を考慮した光を透過する容器
を使用すると、充分に染料の色調の退色防止性を保つこ
とができなかった。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、使用性や環境を考慮した光を透過
する容器を使用しても液体酸素系漂白剤中の染料が長期
保存で色調の退色を引き起こさない、安定な液体漂白性
組成物を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結
果、過酸化水素を含有する液体酸素系漂白剤に、ラジカ
ルトラップ剤の中でも特にフェノール系ラジカルトラッ
プ剤を使用し、これと染料とを界面活性剤と共に配合す
ることによって、光を透過する容器に充填しても、長期
保存により液体酸素系漂白剤中の染料が色調の退色を生
じることを防止できることを見出し、本発明を完成する
に至った。 【0012】即ち、本発明は、A)過酸化水素と、B)
フェノール系ラジカルトラップ剤と、C)染料と、D)
界面活性剤とを含有してなり、200〜700nmの波
長領域において光透過率が10%以上である部分の面積
が、容器全表面積の0.5%以上を占める容器に充填さ
れたことを特徴とする液体漂白性組成物を提供する。な
お、本発明の液体漂白性組成物は、その使用分野が特に
制限されるものではなく、例えば衣料用、台所用などと
して好適に使用でき、特に家庭用漂白剤として、より好
適に使用することができる。 【0013】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の液体漂白性組成物は、A)成分として過酸化水
素、B)成分としてフェノール系ラジカルトラップ剤、
C)成分として染料、D)成分として界面活性剤を含有
するものである。 【0014】本発明のA)成分である過酸化水素の配合
量は、特に制限されるものではないが、通常、組成物全
量(容器質量は除く、以下同様)に対して0.1〜10
質量%が好適であり、より好ましくは1〜10質量%、
更に好ましくは2〜6質量%である。上記A)成分の配
合量が少なすぎると、充分な漂白性能が得られない場合
があり、また多すぎると例えば家庭用として使用し難く
なる場合がある。 【0015】本発明の液体漂白性組成物のB)成分とし
ては、フェノール系ラジカルトラップ剤が使用される。
ここで、本発明においてフェノール系ラジカルトラップ
剤とは、フェノール及びフェノール誘導体であり、フェ
ノール誘導体としては、フェノール性OH基を有する化
合物、又はフェノール性OH基のエステル誘導体、エー
テル誘導体が好ましい。なお、置換位置は、オルト位、
メタ位、パラ位のいずれでもよい。これらの中でも、フ
ェノール性のOH基を有する化合物がより好ましい。ま
た、これらの化合物は、1種単独で用いてもよく、ある
いは複数の化合物の混合物として用いてもよい。 【0016】これらの中でも更に好ましい化合物は、
G.E.Penketh,J.Appl.Chem,
7,512(1957)に記載された酸化還元電位
(O.P.) 0が1.25V以下の化合物であり、特に
好ましくは、0.75V以下の化合物である。フェノー
ル系ラジカルトラップ剤は、他のラジカルトラップ剤よ
りラジカルをトラップする効果が高いため、染料の分解
を抑制する。従って、染料の色調の退色を防止する効果
が高い。 【0017】上記化合物の中でも、好ましくはジメトキ
シフェノール、カテコール、ハイドロキノン、メトキシ
フェノール、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等
を挙げることができ、これらの中でも特に好ましくは4
−メトキシフェノールが挙げられる。 【0018】以下に、本発明のB)フェノール系ラジカ
ルトラップ剤の具体例として、代表的な化合物の構造式
を示す。なお、式中に示してあるMeは、メチル基を、
Etはエチル基を示す。 【0019】 【化1】 【0020】 【化2】【0021】 【化3】 【0022】本発明の液体漂白性組成物における上記
B)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、
通常、0.01〜6質量%が好適であり、より好ましく
は0.05〜5質量%、更に好ましくは0.1〜3質量
%である。0.01質量%未満では染料の分解を抑制す
るには不充分であり、従って、染料の色調の退色を防止
するには不充分であり、また、6質量%を超えると製剤
の安定性が不充分となる場合があり、結晶の析出や液の
分離が生じる恐れがある。 【0023】本発明のC)成分である染料は、通常、
「染料」として使用されている化合物であれば、その種
類は特に制限されるものでないが、耐光性の点などを考
慮すれば、このような化合物の中でも分子中にアントラ
キノン基、ナフチル基を持つ化合物、又はスルホン酸
基、カルボン酸基等を持たない構造を有する化合物など
が好ましく、これらの中でも、特に好ましくは、分子中
にアントラキノン基、ナフチル基を持ち、且つスルホン
酸基、カルボン酸基等を持たない構造を有する化合物が
より好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、数種
類混合して用いてもよい。なお、本発明のC)成分とし
て使用する染料は、色の種類は特に制限されるものでは
ない。 【0024】上記条件を両方とも満たす染料、即ち、分
子中にアントラキノン基、ナフチル基を持ち、且つスル
ホン酸基、カルボン酸基等を持たない構造を有する化合
物の具体例を以下に示す。なお、各染料の構造は「法定
色素ハンドブック」(日本化粧品工業連絡会編)、染料
便覧(有機合成化学協会編)に記載されている。 【0025】[青色系染料]C.I.Solvent
Blue11、C.I.Solvent Blue12
、C.I.Solvent Blue36、C.I.
Solvent Blue63、C.I.Dipers
e Blue1、C.I.Diperse Blue
3、C.I.Diperse Blue5、C.I.D
iperse Blue6、C.I.Diperse
Blue7、C.I.Diperse Blue26、
C.I.Diperse Blue27、C.I.Di
perseBlue54、C.I.Diperse B
lue55、C.I.Diperse Blue56、
C.I.Diperse Blue60、C.I.Di
perse Blue61、C.I.Diperse
Blue62、C.I.Diperse Blue6
4、C.I.Diperse Blue72、C.I.
Diperse Blue73、C.I.Dipers
e Blue81、C.I.Diperse Blue
87、C.I.Diperse Blue90、C.
I.Diperse Blue91、C.I.Dipe
rse Blue97、C.I.Diperse Bl
ue98、C.I.Diperse Blue99、
C.I.Diperse Blue103、C.I.D
iperseBlue104、C.I.Diperse
Blue105、C.I.Basic Blue 7 【0026】[赤色系染料]C.I.Solvent
Red 1、C.I.Solvent Red 3、
C.I.Solvent Red 23、C.I.So
lvent Red24、C.I.Solvent R
ed 25、 C.I.Solvent Red 2
7、C.I.Diperse Red 4、C.I.D
iperseRed 9、C.I.Diperse R
ed 11、C.I.DiperseRed 15、
C.I.Diperse Red 53、C.I.Di
perse Red 55、C.I.Diperse
Red 59、C.I.Diperse Red 6
0、C.I.Diperse Red 91、C.I.
Diperse Red 92、C.I.Dipers
e Red 100、C.I.Diperse Red
104、C.I.Diperse Red 116、
C.I.Diperse Red 127、C.I.M
ordant Red11 【0027】[黄色系染料]C.I.Solvent
Yellow 5、 C.I.Solvent Yel
low 6、 C.I.Solvent Yellow
14、C.I.Solvent Yellow 3
3、C.I.Diperse Yellow51、 【0028】[その他染料]C.I.Solvent
Orange1、C.I.Solvent Orang
e2、C.I.Solvent Orange14、
C.I.DiperseBlack1、C.I.Dip
erse Orange 11、C.I.Dipers
e Orange 13、C.I.Diperse V
iolet1、C.I.Diperse Violet
4、C.I.Diperse Violet8、C.
I.Diperse Violet18、C.I.Di
perseViolet23、C.I.Diperse
Violet26、C.I.Diperse Vio
let28、C.I.Diperse Violet3
0、C.I.Diperse Violet37、C.
I.Solvent Violet 1、C.I.So
lvent Violet 13、C.I.Solve
nt Brown3、C.I.Solvent Bro
wn5、C.I.Solvent Green3、C.
I.Solvent Black3、C.I.Azoi
c Diazo Component36、C.I.A
zoic Coupling Component2
C.I.Azoic Coupling Compon
ent3、C.I.Azoic Coupling C
omponent4、C.I.Azoic Coupl
ing Component7、C.I.Azoic
Coupling Component8、C.I.A
zoic Coupling Component1
0、C.I.AzoicCoupling Compo
nent11、C.I.Azoic Coupling
Component12、 C.I.Azoic C
ouplingComponent14、C.I.Az
oic Coupling Component17、
C.I.Azoic Coupling Compon
ent18、C.I.Azoic Coupling
Component19、C.I.Azoic Cou
pling Component20、C.I.Azo
ic Coupling Component23、
C.I.Azoic Coupling Compon
ent29、C.I.Azoic CouplingC
omponent41等が挙げられる。 【0029】本発明の液体漂白性組成物における上記
C)成分の配合量は、特に制限されるものではなく、染
料の種類等によって適宜設定することができるが、衣類
への染着性、添加による液色度合いから、例えば、青色
系染料であれば、組成物全量に対して0.00001〜
0.01質量%が好ましく、より好ましくは0.000
05〜0.001質量%である。0.00001質量%
未満では、充分な色が出ない場合がある。また、0.0
1質量%を超えると、例えば組成物を衣料用として使用
した場合、衣類に染着する恐れが生じる場合がある。ま
た、同様の理由により、黄色系染料であれば、0.00
005〜0.05質量%が好ましく、より好ましくは
0.0001〜0.001質量%である。 【0030】本発明の液体漂白性組成物のD)成分であ
る界面活性剤は、上記B)、C)成分の可溶化及び漂白
効果向上、あるいは粘度調整の目的で、1種単独で又は
複数の界面活性剤を混合して用いることができる。 【0031】上記D)成分の界面活性剤としては、ノニ
オン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤及び両性界面活性剤が用いられる。これらの界面活
性剤の中でも、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24、特に
10〜20のアルキル基又はアルケニル基を少なくとも
1個有する界面活性剤、又は炭素数8〜24、特に10
〜20のアルキル基で置換されたアリール基を少なくと
も1個有する界面活性剤を用いるのが好ましい。上記ア
ルキル基としては、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オ
クチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシ
ル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル
基、ノナデシル基、エイコシル基等を挙げることができ
る。また、アルケニル基としては、上記アルキル基に対
応するアルケニル基が挙げられ、例えばデセニル基、ウ
ンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラ
デセニル基、ペンタデセニル基等が挙げられる。 【0032】上記ノニオン界面活性剤として、より具体
的には、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル、アルキル(ポリ)グリコシド、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステルオキシエチレンプロピレンブロッ
クポリマー、脂肪酸モノグリセライド、アミンオキサイ
ド等が挙げられる。これらの中でも、特にポリオキシア
ルキレンアルキルエーテルが好ましく、特に好ましいも
のは、下記一般式(1)に示される化合物である。 【0033】 【化4】 (但し、上記式(1)中、R1は炭素数7〜16のアル
キル基又はアルケニル基を示し、navはエチレンオキサ
イド(EO)の平均付加モル数を示す。) 【0034】ここで、上記一般式(1)において、R1
で示されるアルキル基又はアルケニル基としては、直鎖
状でも、分岐を有するものでもよい。アルキル基又はア
ルケニル基の炭素数は7〜16であり、好ましくは10
〜16、より好ましくは12〜14である。具体的なア
ルキル基としては、例えばヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシ
ル基等を挙げることができる。また、アルケニル基とし
ては、上記アルキル基に対応するアルケニル基が挙げら
れ、例えば、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル
基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニ
ル基等が挙げられる。R1は、これらの混合物であって
もよく、例えば上記一般式(1)で示されるポリオキシ
エチレンアルキルエーテルは、2種類以上のアルコール
にエチレンオキサイドを付加させたものでもよい。 【0035】上記一般式(1)において、エチレンオキ
サイド(EO)の平均付加モル数n avは3〜15、好ま
しくは3〜6が好適である。ここで、navは使用するア
ルコール1モルに対して反応させたエチレンオキサイド
のモル数を意味する。navがこの範囲内にあれば油シミ
に対する良好な漂白効果が得られ好ましい。 【0036】ここで、エチレンオキサイド鎖を有するノ
ニオン界面活性剤の場合、エチレンオキサイドの付加反
応によって、通常、平均付加モル数を中心として、付加
モル数の異なる分布を有するノニオン界面活性剤が得ら
れる。エチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数n
avが3〜15、特に3〜6の場合、上記一般式(1)に
おけるエチレンオキサイドの付加モル数の分布がシャー
プなノニオン界面活性剤(上記一般式(1)のノニオン
界面活性剤の合計質量に対する、nav−2からnav+2
の範囲に含まれる式(1)のノニオン界面活性剤の合計
質量(Yi)が55質量%以上、好ましくは70質量%
以上、特に好ましくは80質量%以上)を用いると、製
品の香気が良好である。 【0037】このようなエチレンオキサイドの付加モル
数の分布がシャープなノニオン界面活性剤の製造方法は
特に限定されるものでなく、例えば、高級アルコールと
エチレンオキサイドから常法により合成した反応生成物
から蒸留等により必要分子量範囲のものを分取すること
により得られる。また、例えば、特定のアルコキシル化
触媒を使用して脂肪族アルコール等にエチレンオキサイ
ドを付加反応させることによって容易に得ることができ
る。この場合、アルコキシル化触媒としては、例えば特
公平6−15038号公報に記載されているアルコキシ
ル化触媒を使用することができる。具体的には、A
3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La
3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム
等を使用することができる。 【0038】なお、上記一般式(1)で示されるノニオ
ン界面活性剤におけるエチレンオキサイド付加分布は、
例えばカラムにZORBAXC8(デュポン製)、移動
相にアセトニトリルと水の混合溶媒を使用する高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)によって容易に測定す
ることができる。 【0039】更に、これらのノニオン界面活性剤の中で
も疎水性パラメーターlogP値が2.0〜5.0であ
るものが、性能面において特に高い効果を有しているの
で、より好ましい。logP値が2.0〜5.0である
ノニオン界面活性剤の具体例を挙げると、上記式(1)
において、R1=C1225,nav=5(logP=
3.29)、R1=C1429,nav=5(logP=
4.08)、R1=C12 25,nav=10(logP
=4.12)、R1=C1225,nav=15(log
P=4.94)である化合物等が挙げられる。更に、l
ogP値が2.5〜4.5のノニオン界面活性剤を使用
すると、適度な粘度を発現し、例えば詰め替え時の液は
ねが低減されるため、更に好ましい。なお、ここで言う
疎水性パラメーターとは、対象とする化合物の性質を示
すパラメーターとして一般的に用いられている。log
P値におけるP(分配係数)は、水とオクタノールとの
間における平衡状態での物質の活動度の比としてP=C
o/Cwとして表される(ここでCoはオクタノール中
の濃度、Cwは水中の濃度である)。疎水性パラメータ
ーについての詳細は例えば科学の領域増刊号122号
(1979年)、第73頁に記載されている。 【0040】分配係数の測定方法としては、Flask
Shaking法や薄層クロマトグラフ法、HPLC
による測定法が知られているが、Ghose,Prit
chett,Crippenらのパラメーターを用いて
計算によって算出することもできる。(J.Comp.
Chem.,9,80(1998)) 【0041】上記アニオン界面活性剤として、より具体
的には、例えばアルキルベンゼンスルホン酸又はその
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステ
ル塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル
基を有し、平均0.5〜8モルのエチレンオキサイドを
付加したアルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニ
ルエーテル硫酸エステル塩、α−スルホ脂肪酸エステル
塩、高級脂肪酸塩等が挙げられる。なお、これらの塩と
しては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。 【0042】上記アルキルベンゼンスルホン酸又はその
塩としては、炭素数8〜16のものが好ましく、上記α
−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20
のものが好ましく、上記アルキル硫酸エステル塩として
は、炭素数10〜20のものが好ましく、アルキルエー
テル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステ
ル塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8
モルのエチレンオキサイドを付加したのものが好まし
く、上記α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数
10〜20のものが好ましく、上記高級脂肪酸塩として
は、炭素数10〜20のものが好ましい。上記アニオン
界面活性剤として、特に上記炭素数を有するものを使用
すると、上記B)、C)成分を充分に可溶化でき、液が
分離や白濁を示さない液体漂白性組成物をより容易に得
ることができる。 【0043】上記カチオン界面活性剤としては、第4級
アンモニウム塩であれば何れのものであっても使用でき
るが、例えばジアルキル型第4級アンモニウム塩の場合
は、長鎖アルキル基の炭素数は6〜24、特に10〜2
0が好ましく、短鎖アルキル基の炭素数は1〜3のアル
キル基又はヒドロキシアルキル基が好ましい。 【0044】上記両性界面活性剤としては、例えばカル
ボベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイ
ン等を挙げることができ、炭素数は10〜20が好まし
い。 【0045】本発明の液体漂白性組成物においては、上
記一般式(1)のノニオン界面活性剤やアルキルベンゼ
ンスルホン酸又はその塩、α−オレフィンスルホン酸塩
等のアニオン界面活性剤を含有するのが好ましく、ノニ
オン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を含有するのが
より好ましい。これらの界面活性剤を使用することによ
り、上記B)、C)成分を安定に可溶化し、液の分離や
白濁をより有効に防止することができる。更に被洗物へ
の浸透性が良好で、より高い漂白性能を得ることができ
る。特に、ノニオン界面活性剤とアニオン界面活性剤
(特にアルキルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸系ア
ニオン)を併用すると、特に良好な粘度に調整できるの
で、特に好ましい。 【0046】本発明の液体漂白性組成物におけるこれら
の界面活性剤の配合量は、特に制限されるものではない
が、通常、液体漂白性組成物全量に対して0.5質量%
以上が好ましく、より好ましくは1〜50質量%、特に
好ましくは1〜30質量%含有すると好適である。配合
量が少なすぎると、上記B)、C)成分などを充分に可
溶化し難い場合や性能面で充分な効果が得られない場合
があり、多すぎると、コストや安定性に問題が生じる場
合がある。 【0047】本発明の液体漂白性組成物は、上記A)、
B)、C)、D)成分の他に、一般的に漂白剤組成物、
洗浄剤組成物に配合されているキレート剤等の各種成分
を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができ
る。 【0048】本発明の液体漂白性組成物に配合し得るキ
レート成分としては、例えば鉄イオン及び銅イオンに対
するキレート効果の高いキレート剤が好適に使用され
る。即ち、組成物中に微量の鉄イオン又は銅イオンが存
在すると漂白性組成物の安定性が低下し、漂白成分の安
定性も低下することから、これら金属イオンを封鎖する
には、上記のようなキレート剤が有効である。 【0049】上記キレート剤として、より具体的には、
例えばエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,
1,2−トリホスホン酸塩、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2
−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−
1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、
ニトリロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテ
トラキスメチレンホスホン酸等の有機ホスホン酸誘導
体、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルイミノ二酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチ
レンテトラミン六酢酸等のアミノポリ酢酸類、ジカルボ
キシメチルグルタミン酸四ナトリウム等の有機酸類が挙
げられ、これらの中でも特に1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸などがより好ましい。1−ヒドロキ
シエタン−1,1−ジホスホン酸の主な市販品として
は、例えばオルブライトウィルソン社のBRIQUES
T ADPA、キレスト社のキレストPH−210、モ
ンサント社のDEQUEST 2010等が挙げられる
が、何れを使用しても同様の効果が得られる。 【0050】本発明の液体漂白性組成物に上記キレート
剤を配合する場合、組成物中に0.05〜3質量%含有
することが好ましく、より好ましくは0.1〜3質量
%、特に好ましくは0.3〜3質量%含有すると好適で
ある。この範囲であると液外観も良好であり、漂白性組
成物の安定性、漂白成分の安定性も良好である。 【0051】本発明の液体漂白性組成物は、更に漂白効
果を向上させる目的で有機過酸前駆体を配合することが
できる。有機過酸前駆体の代表例としては、テトラアセ
チルエチレンジアミン、ペンタアセチルグルコース、オ
クタノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナ
ノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デカノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ウンデカノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデカノイル
オキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクタノイルオ
キシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香酸、デカノイル
オキシ安息香酸、ウンデカノイルオキシ安息香酸、ドデ
カノイルオキシ安息香酸、オクタノイルオキシベンゼ
ン、ノナノイルオキシベンゼン、デカノイルオキシベン
ゼン、ウンデカノイルオキシベンゼン、ドデカノイルオ
キシベンゼン等を挙げることができる。これらの中でも
特にノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デ
カノイルオキシ安息香酸等がより好ましい。 【0052】本発明の液体漂白性組成物は、更に適度な
粘度を持たすことによって使用性をより向上させること
ができる。好ましい粘度は、1〜200mPa・s(2
5℃)、より好ましくは10〜100mPa・s(25
℃)である。液体漂白性組成物の増粘手段としては、界
面活性剤の組み合わせによる増粘方法、増粘剤として、
ポリアクリル酸、架橋性ポリアクリル酸、ポリエチレン
グリコール(重量平均分子量1万以上)、カルボキシメ
チルセルロース等を添加する方法等を挙げることができ
る。 【0053】本発明における液体漂白性組成物には、更
に任意成分として、香料等の各種成分を安定配合するた
めにエタノール、イソプロパノール、フェニルポリオキ
シエチレンアルコール等の1価のアルコール類や、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール類などのハ
イドロトロープ剤を配合することができる。また、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ホウ酸ナトリウムなどの無機塩
類や、シリコーン類、殺菌剤、蛍光染料、酵素等の一般
に液体洗浄剤組成物や液体漂白剤組成物に配合される成
分であれば必要に応じて配合することができる。 【0054】本発明の液体漂白性組成物の原液pHは、
酸性物質として、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、p−
トルエンスルホン酸、クエン酸、ホスホン酸誘導体等の
有機酸を用いて、また、アルカリ性物質として、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、アンモニア等を用いて、pH2.0〜
8.0に調整するのが好ましく、pH3.0〜7.0に
調整するのがより好ましい。pHをこの範囲に規定する
ことにより、より安定でしかも高い漂白性能が得られる
ので好ましい。 【0055】本発明の液体漂白性組成物には、更に香料
を配合することもでき、香料としては、通常、下記香料
原料を複数組み合わせ配合した香料組成物が好適に使用
される。上記香料組成物の配合量は、組成物全量に対し
て0.001〜20質量%が好適であり、より好ましく
は、0.01〜10質量%配合される。 【0056】香料として使用される香料原料のリスト
は、様々な文献、例えば「Perfume and F
lavor Chemicals」,Vol.Iand
II,Steffen Arctander,All
ured Pub.Co.(1994)及び「合成香料
化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1
996)及び「Perfume and Flavor
Materialsof Natural Orig
in」,Steffen Arctander,All
ured Pub.Co.(1994)及び「香りの百
科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)及び「P
erfumery MaterialPerforma
nce V.3.3」,Boelens Aroma
Chemical Information Serv
ice(1996)及び「Flower oils a
nd Floral Compounds In Pe
rfumery」,Danute Lajaujis
Anonis,Allured Pub.Co.(19
93)等で見られ、それぞれを引用することにより本明
細書の開示の一部とされる。 【0057】本発明における液体漂白性組成物は、薄肉
化により樹脂量を少なくして環境負荷を低減させた容器
や光の透過率を高くして使用性を向上させた容器等に収
納される。即ち、ある程度の肉厚があり、遮光性の高い
部分を有する容器に収納できるが、波長200〜700
nmの範囲における光透過率が10%以上、好ましくは
15%以上である部分の占める面積が、容器全表面積に
対して0.5%以上、好ましくは1%以上、特に好まし
くは3%以上である容器に収納される。なお、本発明に
おいて「200〜700nmの波長領域において光透過
率が10%以上である」とは、200〜700nmの波
長領域において、光透過率が10%以上、好ましくは1
5%以上となる波長領域が一部でもあればよく、200
〜700nmの全ての波長において光透過率が上記値を
超える必要はない。以下、光透過率に関してはこのよう
に定義する。これによって環境負荷や使用性にも優れる
液体漂白性組成物が得られる。なお、光の透過率は日立
製作所製U−3310形分光光度計(60mmΦ積分球
付属装置)を用いて透過スペクトル及び透過率を測定し
た。 【0058】なお、波長200〜700nmの範囲にお
ける光透過率の上限値は、特に制限されるものではない
が、材料の入手容易性などを考慮すると、容器全表面積
の0.5%以上の部分が、200〜700nmの波長領
域における光透過率が10〜70%の範囲となることが
望ましい。また、波長200〜700nmの範囲におけ
る光透過率が10%以上である面積の容器全表面積に対
する割合の上限値も特に制限されるものではなく、例え
ば容器全体が波長200〜700nmの範囲において光
透過率が10%以上である単層又は積層材料によって構
成されていてもよい。本発明の容器としては、上記光透
過率を有するように形成されている限り、一般的に用い
られている公知の容器を使用することができる。 【0059】以下に本発明における液体漂白性組成物を
収納する容器について説明するが、以下の説明において
は、日常漂白の際に使用する漂白剤容器を本体容器、本
体容器に詰め替えるための専用の簡易容器を詰替容器と
定義する。なお、容器の形状、容量等は特に限定される
ものではない。 【0060】<本体容器>本体容器は、一般的に胴体部
と計量キャップの2パーツで構成されるものと、胴体
部、キャップ部、計量キャップの3パーツで構成される
ものがある。形状は、円柱状でも楕円柱状でもよい。図
1〜3に本体容器の一態様をそれぞれ示す。ここで、図
1に示す本体容器1は、計量キャップ2と略円柱状の胴
体部3とからなり、胴体部3には、把手部4が形成され
ている。図2に示す本体容器1’は、計量キャップ2’
とノズルキャップ部5と略台形柱状の胴体部3’とから
なる。また、高さ方向に沿って透明乃至は半透明の帯状
部6が形成され、この部分が目盛り部となっている。図
3に示す本体容器1”は、図2と同様の形状で目盛り部
が存在していないものである。以下にそれぞれのパーツ
について説明するが、本発明の容器として本体容器を使
用する場合、容器全表面積とは、各パーツを組み立てて
できた本体容器の全表面積と定義する。 【0061】胴体部の表面積は、通常、容器全表面積の
大部分を占めることから、本発明の本体容器の場合、胴
体部の表面積の0.5%以上を占める部分、必要に応じ
て全体が、波長200〜700nmの範囲における光透
過率が10%以上、好ましくは15%以上となるように
することが望ましい。このような容器構成としては、例
えば、図2に示す容器本体1’における6のように、胴
体部3’の表面積の0.5%以上を占めるように透明乃
至は半透明の帯状部6を設け、必要に応じてこの部分に
目盛りを付けると、容器全面において液面のレベルが確
認でき、目視で詰替え時期が分かるので、使用性の点で
好ましい。なお、この場合、容器の正面及び裏面には、
通常、ラベルが付けられるため、透明帯状の目盛りを付
ける場合は、側面に付けることが好ましく、目盛りの幅
は容器の大きさにもよるが3mm以上であると、内容物
の液面が見やすく、5mm以上であるとより好ましい。 【0062】胴体部の樹脂材料としては、熱可塑性樹脂
が適しており、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリエチレンテレフタレート等から自由に選
ぶことができる。これらの中でも低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレンがより好ましい。
これらは、1種単独で用いてもよく、また、2種以上を
適宜組み合わせて混合樹脂としたり、積層材料として用
いることもできる。 【0063】更に、本発明の液体漂白性組成物は、過酸
化水素の分解によってガスが発生するため、容器にはあ
る程度のガス透過性があることが好ましい。従って、樹
脂材料のガス透過性は、酸素透過率で500〜4000
cm3/m2・24h・atm、二酸化炭素透過率で15
00〜20000cm3/m2・24h・atmが好まし
い。なお、ガス透過率の測定はJIS K7126差圧
法に準拠して測定することができる(23℃、厚さ0.
025mm換算)。 【0064】本体容器は、長期間家庭で使う場合のこと
を考慮すれば、ある程度の強度が必要となる。従って、
胴体部の平均肉厚は、使用する樹脂の種類及びその密
度、更には容器の形状にもよるが、胴部で通常0.4〜
2.0mm、好ましくは0.7〜1.5mmの範囲が好
ましい。また、底部の肉厚は、0.8〜3mm、好まし
くは1.0〜2.6mmの範囲が好ましい。 【0065】胴体部は、本発明の容器としての上記要件
を満たす限り、顔料を用いて着色を施してもよい。含金
顔料として、フタロシアニン系顔料、含チタン顔料、酸
化クロム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、一般顔料
として、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペリノン系
顔料、チオインジゴ系顔料等の有機顔料を用いることが
できる。更に、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外線吸収
剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加することができ
る。 【0066】キャップ部は、液の排出とキャップの装着
を担うものであり、通常、各パーツを組み立ててた際の
容器全表面積における割合が小さいため、光透過率につ
いて、特に考慮しないでも本発明の容器としての要件を
達成し得る。排出口の形状は、使用性に合った形が取ら
れるが、一般的にノズル型が用いられている。図4に図
2,3に示す本体容器のノズルキャップ部の一態様を示
す。図4のノズルキャップ部5は、ノズル部5aとキャ
ップ本体5bとを備え、キャップ本体5bの上端側にネ
ジ部5cが形成された外嵌合式のノズルキャップであ
る。 【0067】キャップ部の樹脂材料としては、熱可塑性
樹脂が適しており、低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等から自由
に選ぶことができる。これらの中でも低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等がより好ま
しい。これらは、1種単独で用いてもよく、また、2種
以上を適宜組み合わせて混合樹脂としたり、積層材料と
して用いることもできる。 【0068】キャップ部は、本発明の容器としての上記
要件を満たす限り、顔料を用いて着色を施してもよい。
含金顔料としては、フタロシアニン系顔料、含チタン顔
料、酸化クロム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、一
般顔料としては、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペ
リノン系顔料、チオインジゴ系顔料等の有機顔料を用い
ることができる。更に、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外
線吸収剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加すること
ができる。 【0069】本体容器に使用される計量キャップは、計
量のし易さを考慮すれば、表面積の0.5%以上を占め
る部分、必要に応じて全体が、波長200〜700nm
の範囲における光透過率が10%以上、好ましくは15
%以上となるように構成するとよい。このような計量キ
ャップを用いると、計量時に液面が見やすく、安心して
計量できるので好ましい。計量キャップの形状は、一重
構造でも二重構造でもよいが、内容物が反応性液体であ
ることから、手につきにくく、液ダレしにくい二重構造
の筒状形状が好ましい。図5,6、図7,8、図9,1
0に、計量キャップの一態様をそれぞれ示す。ここで、
図5,6に示す計量キャップ2”は、計量に用いられる
キャップ本体2a”とその下端側に形成されたネジ部2
b”とからなる一重構造の内嵌合式のキャップである。
また、図7,8に示す計量キャップ2’は、図2,3に
示す本体容器に使用され、計量に用いられるキャップ本
体2a’とその中間部に形成されたネジ部2b’とから
なる二重構造の外嵌合式のキャップである。更に、図
9,10に示す計量キャップ2は、図1に示す本体容器
に使用され、内面にネジ部2bが形成されたキャップ本
体2aとその内側に下端側が突出するように一体に形成
された計量部2cとからなる二重構造の外嵌合式のキャ
ップである。 【0070】計量キャップの樹脂材料としては、液切れ
を考慮すると、臨界表面張力が0.015N/m以上、
より好ましくは0.020N/m以上の熱可塑性樹脂が
好ましい。臨界表面張力は、ジスマン(Zisman)
の方法に従って測定することができる。 【0071】計量キャップの材質は、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
レート等から自由に選ぶことができる。これらの中でも
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン等が特に好ましい。これらは、1種単独で用いても
よく、また、2種以上を適宜組み合わせて混合樹脂とし
たり、積層材料として用いることもできる。 【0072】計量キャップは、本発明の容器としての上
記要件を満たす限り、顔料を用いて着色を施してもよ
い。含金顔料として、フタロシアニン系顔料、含チタン
顔料、酸化クロム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、
一般顔料として、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペ
リノン系顔料、チオインジゴ系顔料等の有機顔料を用い
ることができる。更に、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外
線吸収剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加すること
ができる。 【0073】本発明の液体漂白性組成物を収容する本体
容器としては、上述したように、胴体部及び計量キャッ
プ部、もしくは胴体部、キャップ部及び計量キャップ部
を組み立てた状態における容器全表面積の0.5%以上
の面積を占める部分が、波長200〜700nmの範囲
の光透過率が10%以上である単層又は積層素材から構
成されたものであり、なかでも胴体部及び計量キャップ
部の光透過率は共に高い方が使用性の点で好ましいが、
必ずしも両立しなくてもよく、必要に応じてどちらか一
方という選択もできる。 【0074】<詰替容器>詰替容器は、容器全表面積の
0.5%以上の面積を占める部分、必要に応じて全体が
波長200〜700nmの範囲の光透過率が10%以
上、好ましくは15%以上の単層又は積層材料によって
構成される。特に400〜500nmの範囲の光透過率
は20%以上が好ましい。このような詰替容器を用いる
と、詰替え中に液の残量が確認でき、安心して詰替えが
できるので好ましい。また、容量が詰替え二回分になっ
ている場合、液面のレベルが見えると量を間違えずに詰
替えられるので好ましい。 【0075】詰替容器の形状は、袋状でもボトル状でも
よく、薄肉ボトルの場合、ボトル表面にリブ構造を有し
ていてもよい。注ぎ口の形状も特に限定されない。図1
1及び図12に詰替容器の一態様を示す。即ち、図11
に示す詰替容器7は、スタンディングパウチ形状の袋本
体7aとその上部角部に形成された注出口7bとからな
る密封袋である。また、図12に示す詰替容器8は、ボ
トル形状の容器であり、胴体部8aと容器蓋8bとから
なり、胴体部8aには複数の横リブ8cが形成されてい
る。 【0076】詰替容器の樹脂材料としては、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテ
レフタレート等から自由に選ぶことができる。袋状詰替
容器の場合には、公知の方法により製造される多層積層
構造を有する熱可塑性樹脂フィルムから構成されるもの
がより好ましい。特にスタンディングパウチの場合、2
層以上の積層素材がスタンディング性等の強度の点で適
している。 【0077】積層材質としては、直鎖状低密度ポリエチ
レン、延伸ポリプロピレン、エチレンビニルアルコール
共重合体(EVOH)、延伸ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレート等が好ましい。詰替容器の内側には直鎖状
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、延伸ポリプ
ロピレンなどを使用し、外側には延伸ナイロンや延伸ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどを使用
することが好ましい。 【0078】2層の層構成の場合には、これら樹脂の中
で詰替容器の内側に用いる樹脂には、直鎖状低密度ポリ
エチレンが特に好ましく、外側に用いる樹脂には、延伸
ナイロン、ポリエチレンテレフタレートが特に好まし
い。3層の層構成の場合には、これら樹脂の中で詰替容
器の最内層に用いる樹脂には、直鎖状低密度ポリエチレ
ンが特に好ましく、中間層に用いる樹脂には、延伸ポリ
プロピレン、エチレンビニルアルコール共重合体(EV
OH)、延伸ナイロンが特に好ましく、最外層に用いる
樹脂には、延伸ナイロン、ポリエチレンテレフタレート
が特に好ましい。また、フィルム層の層間にアルミ箔や
着色層を挟み込むことも、本発明の光透過率を維持する
範囲内で実施できる。 【0079】薄肉ボトルの場合は、容積100mLあた
り2〜5gのポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂
を使用するのが好ましい。 【0080】詰替容器に使用する樹脂単層のガス透過性
は、酸素透過率で10〜6000cm3/m2・24h・
atm、二酸化炭素透過率で40〜20000cm3
2・24h・atmが好ましく(測定23℃、厚さ
0.025mm換算)、多層構造にした場合、層全体の
酸素透過率は5〜600cm3/m2・24h・atm、
二酸化炭素透過率で10〜2000cm3/m2・24h
・atmが好ましい。 【0081】詰替容器は、本発明の容器としての上記要
件を満たす限り、顔料を用いて着色を施してもよく、含
金顔料として、フタロシアニン系顔料、含チタン顔料、
酸化クロム、コバルト、シリカ、アルミナ等を、一般顔
料として、アゾ系顔料、アントラキノン顔料、ペリノン
系顔料、チオインジゴ系顔料等の有機顔料を用いること
ができる。更に、酸化防止剤や帯電防止剤、紫外線吸収
剤、滑剤等一般的な容器用添加剤を添加することができ
る。 【0082】 【発明の効果】本発明によれば、液体酸素系漂白剤中の
染料が長期保存で色調の退色を引き起こすことがなく、
染料を含有した液体漂白性組成物を使用性や環境を考慮
した光を透過する容器に充填して使用できるので、使用
性、安全性に優れ、且つ色調の退色防止性にも優れた液
体漂白性組成物が得られる。 【0083】 【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に
限定されるものではない。 【0084】[実施例1〜15及び比較例1〜8]表1
及び表2の組成となるように、液体漂白性組成物を常法
に準じて調製し、表1及び表2に示す容器に収納して、
実施例1〜15及び比較例1〜8の液体漂白性組成物を
得た。これらについて、下記の保存による染料の退色防
止性評価方法、保存後の容器の使用性評価方法、液の外
観安定性評価方法に従って評価を行なった。結果を表1
及び表2に併記する。 【0085】なお、表1及び表2において、B成分の欄
に記載された記号は、本発明のB)成分の具体例として
前記した化合物の構造式(化1〜3)の下に記載した記
号で示される化合物を使用したことを示し、使用容器N
o.の欄に記載された容器の性状は、表3〜5に示す通
りであり、C成分は表6に、香料組成物は表7〜14に
記載した通りである。また、各例中の%はことわりがな
い限り、いずれも質量%である。但し、C成分はppm
で表示した。更に、各成分の量は純分換算した配合量で
ある。また、各染料の構造は「法定色素ハンドブック」
(日本化粧品工業連絡会編)に記載されている。 【0086】[保存による退色防止性評価方法]実施例
及び比較例の漂白剤組成物(液体漂白性組成物)は、そ
れぞれ表1及び表2に示した容器に入れ、夏場に日光が
当たる屋上に14日間保存した。保存した際の日光の照
射量としては、14日間で屋上の紫外線積算量は13M
J/m2であった(積算照度記録計装置:スガ試験機
(株)PH−11M−3AT)。 【0087】その後、容器から漂白剤組成物を取り出
し、パネラー5人が目視観察により、再度同じ組成とな
るように調製した各組成物と比較して下記の評価基準に
従って色の退色を判定し、5人の平均点を算出した。 【0088】<評価基準> 4点:ほとんど変化なし。3点:わずかに退色した。2
点:やや退色した。1点:著しく退色した。 【0089】[保存後の容器の使用性]上記保存試験と
同様に内容物入り容器を屋上で14日間保存し、以下の
ような方法で評価を行なった。 【0090】5人のパネラーが、容器1〜4について
は、以下の1)、2)の操作を行い、容器5〜7につい
ては、以下の3)の操作を行って、それぞれ下記評価基
準に従って判定した。 【0091】1)キャップへの取り易さ 各本体容器を用いて内容物を計量キャップへ計り取り、
キャップへの取り易さ、液面の見え易さを評価した。 【0092】2)詰替時期のわかり易さ 各本体容器に内容物を容量の30%、20%、10%分
入れたものを用意し、詰替え時期の判断のし易さを評価
した。 【0093】3)詰替え中の安心感 各詰替容器を用いて、容器1の空容器に詰替え、詰め替
え容器の安心感を評価した。 【0094】<評価基準> 5点:非常によい、4点:ややよい、3点:ふつう、2
点:やや悪い、1点:非常に悪い 【0095】容器1〜4の場合には、2つの操作1)、
2)の点数を足し、5人の平均点を算出したときの点数
が4.5点以上を◎、3.5点以上を○、2.5点以上
を△、2.5点未満を×とした。容器5〜7について
は、操作3)の5人の平均点を算出したときの点数が
4.5点以上を◎、3.5点以上を○、2.5点以上を
△、2.5点未満を×とした。 【0096】[液の外観安定性]容器1に各漂白性組成
物を密封し、40℃の恒温室に1ヶ月間保存した。保存
後の液の外観を目視観察し、下記の判定基準に従って評
価した。 【0097】<判定基準> ○:変化なし △:微濁 ×:分離又は白濁 【0098】 【表1】【0099】 【表2】【0100】表1、2中の*1〜13は、下記の通りで
ある。 *1 三菱瓦斯化学社製 35%水溶液 *2、3 ノニオン界面活性剤(ライオン(株)製)、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、Yiは、上記一
般式(1)のノニオン界面活性剤の合計質量に対するn
av−2からnav+2範囲に含まれるノニオン界面活性剤
の合計質量の割合である。 ノニオン界面活性剤*2:Yi=84(%)、アルキル
基;C12、EO平均付加モル数=5 ノニオン界面活性剤*3:Yi=40(%)、アルキル
基;C12/14:7/3、EO平均付加モル数=6 *4 炭素数10〜14アルキルベンゼンスルホン酸
(ライオン社製) *5 炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウ
ム(リポランLB−440:ライオン社製)40%品 *6 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸
(BRIQUEST ADPA;オルブライトウィルソ
ン社製)60%品 *7 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸
(DEQUEST 2010;モンサント社製)60%
品 *8 エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸
(BRIQUEST 422;オルブライトウィルソン
社製)60%品 *9 ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(ライオン合成品)特開平06−316700号公報
に記載された漂白活性化剤(I−3)における合成方法
に準じて製造した。 *10 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(CARBOPOL ETD2623;BFGoodr
ich社製) *11 フェニルポリオキシエチレンアルコール(EO
2モル)(サンファインPH−20:三洋化成社製) *12 四ホウ酸ナトリウム十水和物(BORAX;B
ORAX社製) *13 L−アスコルビン酸ナトリウム(第一ファイン
ケミカル社製) 【0101】 【表3】【0102】 【表4】【0103】 【表5】【0104】 【表6】 【0105】 【表7】【0106】 【表8】【0107】 【表9】【0108】 【表10】【0109】 【表11】【0110】 【表12】【0111】 【表13】【0112】 【表14】【0113】実施例1〜15に示すように、染料の退色
防止性の評価点は3.2〜4.0点であった。即ち、本
発明の液体漂白性組成物は、200〜700nmの波長
領域において10%以上の光透過率を有する部分の面積
が、容器全表面積に対して9〜100%である光透過性
に優れた容器に収納しても、光による染料の色調の退色
をほとんど引き起こさない、安定性の良好な漂白性組成
物であることが認められ、それによって使用性も向上す
る。また、本発明の液体漂白性組成物は、光に対する色
調安定性に優れるのみならず、40℃保存時の安定性に
も優れる配合組成であることが認められる。 【0114】これに対して、比較例1〜8では、退色防
止性が悪いか、又は光透過性が小さい容器に収納してい
るため、使用性が悪いものであった。即ち、本発明のB
成分が配合されておらず、容器全体が200〜700n
mの波長領域における光透過率が10%以上である光透
過性に優れた容器に収納された比較例1〜4、8では、
染料の色調の退色が認められ、また、保存による染料の
色調の退色に伴い、詰替容器から本体容器に詰め替える
際の安心感も悪くなり、保存後の使用性が悪くなること
が認められる。また、本発明のB成分又はD成分が配合
されていないが、200〜700nmの波長領域におい
て光透過率が10%以上の部分が容器全表面積の0%で
ある遮光性の高い容器に充填した比較例5、6、7で
は、染料の色調の退色防止性が向上されるものの、使用
性が悪化してしまう。 【0115】以上の比較検討結果から、本発明の液体漂
白剤組成物は、樹脂量を削減したり、使用性を向上させ
るために、光を透過する設計になった容器に充填して使
用しても、日光暴露条件下において染料の色調の退色防
止性に優れることが認められる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の容器の一構成例を説明する本体容器の
概略正面図である。 【図2】本発明の容器の他の構成例を説明する本体容器
の概略正面図である。 【図3】本発明の容器の更に他の構成例を説明する本体
容器の概略正面図である。 【図4】図2、3に示す本体容器のノズルキャップ部の
一例を示す概略正面図である。 【図5】本発明の容器として使用する本体容器の計量キ
ャップの一例を示す概略正面図である。 【図6】上記図5の計量キャップの概略縦断面図であ
る。 【図7】図2、3に示す本体容器の計量キャップの一例
を示す概略正面図である。 【図8】上記図7の計量キャップの概略縦断面図であ
る。 【図9】図1に示す本体容器の計量キャップの一例を示
す概略正面図である。 【図10】上記図9の計量キャップの概略縦断面図であ
る。 【図11】本発明の容器として使用する詰替容器の一例
を示す概略正面図である。 【図12】本発明の容器として使用する詰替容器の他の
例を示す概略正面図である。 【符号の簡単な説明】 1、1’、1” 本体容器 7、8 詰替容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/08 C11D 17/08 D06L 3/02 D06L 3/02 Fターム(参考) 4H003 AB15 AB19 AC08 AC11 BA12 DA01 DA17 EA18 EA21 EA30 EB03 EB22 EB24 EB30 ED02 EE04 FA08 FA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 A)過酸化水素と、B)フェノール系ラ
    ジカルトラップ剤と、C)染料と、D)界面活性剤とを
    含有してなり、200〜700nmの波長領域において
    光透過率が10%以上である部分の面積が、容器全表面
    積の0.5%以上を占める容器に充填されたことを特徴
    とする液体漂白性組成物。
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