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JP2003268050A - ディップ成形用ラテックスおよびディップ成形品 - Google Patents

ディップ成形用ラテックスおよびディップ成形品

Info

Publication number
JP2003268050A
JP2003268050A JP2002076749A JP2002076749A JP2003268050A JP 2003268050 A JP2003268050 A JP 2003268050A JP 2002076749 A JP2002076749 A JP 2002076749A JP 2002076749 A JP2002076749 A JP 2002076749A JP 2003268050 A JP2003268050 A JP 2003268050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dip
weight
latex
ethylenically unsaturated
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002076749A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Ota
久紀 太田
Toshihito Aihara
俊仁 相原
Kazumi Kodama
和美 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2002076749A priority Critical patent/JP2003268050A/ja
Publication of JP2003268050A publication Critical patent/JP2003268050A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消泡剤を多量に添加しなくても、泡立ちしに
くいディップ成形用組成物を与え、かつ、風合い、引張
強度および耐油性に優れるディップ成形品を製造し得る
ディップ成形用ラテックス、該ラテックスを含むディッ
プ成形用組成物およびディップ成形品を提供すること。 【解決手段】 共役ジエン単量体30〜89.9重量
%、エチレン性不飽和ニトリル単量体10〜50重量
%、エチレン性不飽和酸単量体0.1〜20重量%およ
びこれらと共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体0
〜20重量%からなる単量体混合物を重合して得られる
共重合体を、リン酸エステル系界面活性剤で分散安定化
してなるディップ成形用ラテックス、該ラテックスを含
むディップ成形用組成物、およびディップ成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディップ成形用ラ
テックス、ディップ成形用組成物およびディップ成形品
に関し、さらに詳しくは、消泡剤を多量に添加しなくて
も、泡立ちしにくいディップ成形用組成物を与え、か
つ、耐油性と引張強度とに優れるディップ成形品を製造
し得るディップ成形用ラテックス、該ラテックスを含む
ディップ成形用組成物およびディップ成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム手袋、指サックなどのディップ成形
品は、天然ゴムラテックスまたは合成ゴムラテックスを
含むディップ成形用組成物をディップ成形して製造され
る。特にゴム手袋の場合、装着中に手が疲れたりしない
よう、より小さな力で伸縮に追随すること(風合いが良
好であること)や、作業中に破れたりしないよう、引張
強度が高いことなどが要求される。天然ゴムラテックス
から製造されるゴム手袋は、風合いがよく、引張強度が
高いものの、有機溶剤に接触する場合には、物性が低下
するため、耐油性を要求される用途には適していない。
【0003】耐油性を要求される用途で使用されるゴム
手袋を製造する際には、ラテックスとしてアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体ラテックスが賞用されてい
る。しかしながら、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ラテックスを含むディップ成形用組成物は、泡立ち
しやすく、泡が消えるまで長時間静置しておく必要があ
る。泡がある状態でディップ成形すると、ディップ成形
型表面に泡が付着して、ディップ成形品にした際にピン
ホールを発生する原因になる。
【0004】ディップ成形用組成物の泡を消すために、
消泡剤を多量に添加すると、泡は消えるものの、ディッ
プ成形型表面に残留する消泡剤が付着してハジキを発生
し、この部分がピンホールになってしまう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
事情に鑑み、消泡剤を多量に添加しなくても、泡立ちし
にくいディップ成形用組成物を与え、かつ、風合い、引
張強度および耐油性に優れるディップ成形品を製造し得
るディップ成形用ラテックス、該ラテックスを含むディ
ップ成形用組成物およびディップ成形品を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、1,3−ブタジエ
ン、アクリロニトリルおよびメタクリル酸からなる単量
体混合物を、特定のリン酸エステル系界面活性剤を用い
て乳化重合して得られるラテックスを使用することで、
上記の目的が達成できることを見出し、この知見に基づ
き、本発明を完成するに至った。
【0007】かくして、本発明によれば、共役ジエン単
量体30〜89.9重量%、エチレン性不飽和ニトリル
単量体10〜50重量%、エチレン性不飽和酸単量体
0.1〜20重量%およびこれらと共重合可能な他のエ
チレン性不飽和単量体0〜20重量%からなる単量体混
合物を重合して得られる共重合体を、リン酸エステル系
界面活性剤で分散安定化してなるディップ成形用ラテッ
クスが提供される。また、本発明によれば、該ディップ
成形用ラテックスを含むディップ成形用組成物が提供さ
れる。さらに、本発明によれば、該ディップ成形用組成
物をディップ成形して得られるディップ成形品が提供さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明のディップ成形用ラテックスは、共役ジエン単量
体30〜89.9重量%、エチレン性不飽和ニトリル単
量体10〜50重量%、エチレン性不飽和酸単量体0.
1〜20重量%およびこれらと共重合可能な他のエチレ
ン性不飽和単量体0〜20重量%およびこれらと共重合
可能な他のエチレン性不飽和単量体0〜20重量%から
なる単量体混合物を重合して得られる共重合体を、リン
酸エステル系界面活性剤で分散安定化してなるものであ
る。
【0009】共役ジエン単量体は、特に限定されず、例
えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメ
チル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン及びクロロプレン等を挙
げることができる。これらの共役ジエン単量体は単独で
又は2種以上を組合せて用いることができ、1,3−ブ
タジエン又はイソプレンが好ましく用いられる。
【0010】共役ジエン単量体の使用量は、単量体混合
物の30〜89.9重量%、好ましくは45〜84.5
重量%、より好ましくは52〜81重量%である。30
重量%より少なくなるとディップ成形物の風合いが硬く
なり、逆に89.9重量%より多くなると手袋としての
保形性が得られなくなるとともに、引張強度が低下する
傾向がある。
【0011】エチレン性不飽和ニトリル単量体として
は、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
フマロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α−シ
アノエチルアクリロニトリル等を挙げることができる。
これらのエチレン性不飽和ニトリル単量体は単独で又は
2種以上を組み合わせて使用することができる。これら
の中でも、特にアクリロニトリルが好ましく用いられ
る。
【0012】エチレン性不飽和ニトリル単量体の使用量
は、単量体混合物の10〜50重量%、好ましくは15
〜40重量%、より好ましくは18〜38重量%であ
る。10重量%より少ないと耐油性に劣り、50重量%
より多くなるとディップ成形物の風合いが硬くなる。
【0013】エチレン性不飽和酸単量体は、カルボキシ
ル基、スルホン酸基、酸無水物基等の酸性基を含有する
エチレン性不飽和単量体であれば特に限定されず、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸などのエチレン性不飽和
モノカルボン酸単量体;イタコン酸、マレイン酸、フマ
ル酸等のエチレン性不飽和多価カルボン酸単量体;無水
マレイン酸、無水シトラコン酸等のエチレン性不飽和多
価カルボン酸無水物;スチレンスルホン酸等のエチレン
性不飽和スルホン酸単量体;フマル酸モノブチル、マレ
イン酸モノブチル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシプ
ロピル等のエチレン性不飽和多価カルボン酸部分エステ
ル単量体;などを挙げることができる。これらのエチレ
ン性不飽和酸単量体はアルカリ金属塩又はアンモニウム
塩として用いることもできる。これらのエチレン性不飽
和酸単量体は単独で又は2種以上を組合せて用いること
ができる。これらのエチレン性不飽和酸単量体のうち、
エチレン性不飽和カルボン酸が好ましく、エチレン性不
飽和モノカルボン酸がより好ましく、特にメタクリル酸
が好ましく用いられる。
【0014】エチレン性不飽和酸単量体の使用量は単量
体混合物の0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜1
5重量%、より好ましくは1〜10重量%である。0.
1重量%より少なくなるとディップ成形物の引張強度が
低下し、逆に20重量%より多くなるとディップ成形物
の風合いが硬くなる。
【0015】これらと共重合可能な他のエチレン性不飽
和単量体としては、例えば、スチレン、アルキルスチレ
ン、ビニルナフタレン等のビニル芳香族単量体;フルオ
ロエチルビニルエーテル等のフルオロアルキルビニルエ
ーテル;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド等
のエチレン性不飽和アミド単量体;(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アク
リル酸テトラフルオロプロピル、マレイン酸ジブチル、
フマル酸ジブチル、マレイン酸ジエチル、(メタ)アク
リル酸メトキシメチル、(メタ)アクリル酸エトキシエ
チル、(メタ)アクリル酸メトキシエトキシエチル、
(メタ)アクリル酸シアノメチル、(メタ)アクリル酸
−2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸−1−シアノ
プロピル、(メタ)アクリル酸−2−エチル−6−シア
ノヘキシル、(メタ)アクリル酸−3−シアノプロピ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、グリシジル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート
等のエチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体;ジビ
ニルベンゼン、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート等の
架橋性単量体;などを挙げることができる。これらのエ
チレン性不飽和単量体は単独で又は2種以上を組み合わ
せて使用することができる。
【0016】エチレン性不飽和単量体の使用量は、単量
体混合物の0〜20重量%、好ましくは0〜10重量
%、より好ましくは0〜5重量%である。20重量%よ
り多くなるとディップ成形物の風合いが硬くなる。
【0017】前記の単量体混合物のなかでも、1,3−
ブタジエン、アクリロニトリルおよびメタクリル酸から
なるものが特に好ましく、その組成はそれぞれ、45〜
84.5重量%、15〜40重量%および0.5〜15
重量%の範囲であることが好ましく、52〜81重量
%、18〜38重量%および1〜10重量%の範囲であ
ることがより好ましい。
【0018】本発明のディップ成形用ラテックスは、前
記の単量体混合物を重合して得られる共重合体をリン酸
エステル系界面活性剤で分散安定化してなる。
【0019】前記の単量体混合物を重合する方法は、特
に制限されないが、塊状重合法、懸濁重合法、溶液重合
法、乳化重合法などが採用できる。なかでも、乳化重合
法が好ましく採用できる。
【0020】前記の単量体混合物を重合して得られる共
重合体をリン酸エステル系界面活性剤で分散安定化する
方法は、特に制限されないが、共重合体を、リン酸エス
テル系界面活性剤の存在下、水中で乳化する方法、リン
酸エステル系界面活性剤以外の界面活性剤を少量用い、
その存在下で前記の単量体混合物を重合した後、リン酸
エステル系界面活性剤を添加する方法、前記の単量体混
合物を、リン酸エステル系界面活性剤の存在下で重合す
る方法などが挙げられる。なかでも、前記の単量体混合
物を、リン酸エステル系界面活性剤の存在下で重合する
方法が好ましい。
【0021】リン酸エステル系界面活性剤は、界面活性
能を有する、リン酸エステルまたはその塩であり、リン
酸エステルの塩が好ましく使用できる。リン酸エステル
としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテルリン酸エステル、アルキルリン酸エステルが
挙げられる。なかでも、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸エステルが好ましい。リン酸エステルに
は、リン酸エステル化度の異なる、リン酸モノエステ
ル、リン酸ジエステル、リン酸トリエステルが存在し、
通常、これらの混合物として市販されている。なかで
も、リン酸モノエステルを主成分として含むものが好ま
しく使用できる。
【0022】ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸エステルは、下記一般式(1)で表される化合物であ
る。 一般式(1)
【化1】 (但し、nは2〜20の整数、mは1〜3の整数、k=
3−m、Rは炭素数6〜20のアルキル基である。) なかでも、炭素数が12〜15のアルキル基を有し、n
数が3〜9の範囲にあるポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸エステルが好ましい。
【0023】ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テルリン酸エステルは、下記一般式(2)で表される化
合物である。 一般式(2)
【化2】 (但し、nは2〜20の整数、mは1〜3の整数、k=
3−m、Rは炭素数7〜25のアラルキル基である。) なかでも、炭素数12〜20のアルキルフェニル基を有
し、n数が6〜12の範囲にあるポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテルリン酸エステルが好ましい。
【0024】アルキルリン酸エステルは、下記一般式
(3)で表される化合物である。 一般式(3)
【化3】 (但し、mは1〜3の整数、k=3−m、Rは炭素数6
〜20のアルキル基である。)
【0025】リン酸エステルの塩は、前記のリン酸エス
テルを塩基で中和して得られる。塩基としては、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属の水酸化物;アンモニア、トリエチルアミン、トリ
エタノールアミンなどの有機アミン;などが使用でき
る。乳化重合時の分散安定性に優れる点で、アルカリ金
属の水酸化物が好ましい。リン酸エステルの中和度は、
特に限定されないが、好ましくは50モル%以上、より
好ましくは80モル%以上、特に好ましくは95モル%
以上である。
【0026】これらの界面活性剤は単独で又は2種以上
を組み合せて用いることができる。その使用量は、共重
合体100重量部に対して、好ましくは1〜10重量
部、より好ましくは2〜6重量部である。
【0027】リン酸エステル系界面活性剤以外の従来公
知の他の界面活性剤を、本発明の効果を本質的に阻害し
ない限り、共重合体を分散安定化するために併用しても
よい。他の界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエス
テル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル
等のノニオン性界面活性剤;ミリスチン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、リノレン酸の如き脂肪酸及びその塩、
高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホコハク
酸塩等のアニオン性界面活性剤;トリメチルアンモニウ
ムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライドの如
きアンモニウムクロライドや、ベンジルアンモニウム塩
等及び第4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性
剤;α,β−不飽和カルボン酸のスルホエステル、α,
β−不飽和カルボン酸のサルフェートエステル、スルホ
アルキルアリールエーテル等の共重合性界面活性剤など
を挙げることができる。これらの界面活性剤は単独で又
は2種以上を組合せて用いることができる。他の界面活
性剤の使用量は、共重合体100重量部に対して、1重
量部以下とするのが好ましく、0.5重量部以下とする
のがより好ましい。
【0028】本発明のディップ成形用ラテックスは、前
記の単量体混合物をリン酸エステル系界面活性剤の存在
下で乳化重合して製造することが好ましい。
【0029】乳化重合法は、界面活性剤を除き、従来公
知の乳化重合法が採用できる。界面活性剤は、前記のリ
ン酸エステル系界面活性剤を用いるのが好ましく、その
使用量は、単量体混合物100重量部に対して、好まし
くは1〜10重量部、より好ましくは2〜6重量部であ
る。また、前記したリン酸エステル系界面活性剤以外の
従来公知の他の界面活性剤を、本発明の効果を本質的に
阻害しない限り、併用してもよい。その使用量は、単量
体混合物100重量部に対して、1重量部以下とするの
が好ましく、0.5重量部以下とするのがより好まし
い。
【0030】単量体混合物と水の比率は、単量体混合物
100重量部に対して、水が、通常80〜1000重量
部、好ましくは100〜300重量部である。
【0031】単量体混合物の添加方法は特に限定され
ず、単量体混合物を重合反応器に一括して仕込む方法、
単量体混合物を重合反応器に連続的に供給する方法、単
量体混合物の一部を重合反応器に仕込み、その残りの単
量体を重合反応器に連続的に供給する方法等のいずれを
採用してもよい。
【0032】重合開始剤は、特に限定されないが、具体
例としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム、過リン酸カリウム、過酸化水素等の無
機過酸化物;ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチル
ブチルハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、ジ−α−クミルパーオキサイド、
アセチルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチル
バレロニトリル、アゾビスイソ酪酸メチル等のアゾ化合
物等を挙げることができる。これらの重合開始剤は、そ
れぞれ単独で、あるいは2種類以上を組み合わせて使用
することができる。無機又は有機の過酸化物開始剤は、
ラテックスを安定して製造することができ、しかも、機
械的強度が高く、風合いが柔らかなディップ成形物が得
られるので好ましく用いられる。重合開始剤の使用量
は、その種類によって若干異なるが、単量体混合物10
0重量部に対して、0.01〜1.0重量部であること
が好ましい。
【0033】また、無機又は有機の過酸化物開始剤は還
元剤との組み合わせで、レドックス系重合開始剤として
使用することができる。この還元剤としては、特に限定
されないが、硫酸第一鉄、ナフテン酸第一銅等の還元状
態にある金属イオンを含有する化合物;メタンスルホン
酸ナトリウム等のスルホン酸化合物;ジメチルアニリ
ン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム等のアミン化合
物;などが挙げられる。これらの還元剤は単独で又は2
種以上を組合せて用いることができる。還元剤の使用量
は、その種類によって若干異なるが、過酸化物1重量部
に対して0.03〜10重量部であることが好ましい。
これらの開始剤のうち、過酸化物開始剤と還元剤とを組
み合わせたレドックス系重合開始剤が好ましい。
【0034】乳化重合する際の重合温度は、特に限定さ
れないが、特に60℃以下で行うとラテックスを安定に
製造することができ、しかも、機械的強度が高く、風合
いが柔らかなディップ成形品が得られるので好ましい。
乳化重合する際の重合温度は、5〜45℃の範囲である
ことがさらに好ましい。
【0035】なお、本発明のディップ成形用ラテックス
の重合に際して、必要に応じて分子量調整剤、粒径調整
剤、キレート化剤、酸素捕捉剤等の重合副資材を使用す
ることができる。また、重合後の固形分濃度、pH調整
時に、老化防止剤、消泡剤、防腐剤等の添加剤を使用す
ることもできる。
【0036】ディップ成形用ラテックスの粒子径は、透
過型電子顕微鏡による観察で測定される数平均粒子径
が、好ましくは60〜300nm、より好ましくは80
〜150nmである。なお、この粒子径は、乳化剤およ
び重合開始剤の使用量を調節するなどして、所望の値に
調整できる。
【0037】本発明のディップ成形用組成物は、前記の
ディップ成形用ラテックスを含む。このディップ成形用
組成物には、通常、ディップ成形用ラテックスの他、加
硫剤(架橋剤)、ラテックスを金属イオン架橋させる為
の加硫助剤、加硫促進剤、pH調整剤として塩基等を配
合する。必要に応じて、増粘剤、充填剤等を配合するこ
とができる。
【0038】また、ディップ成形用組成物には、天然ゴ
ムラテックス、イソプレンゴムラテックス等の他のラテ
ックスを配合しても良い。
【0039】加硫剤の具体例としては、コロイド硫黄、
硫黄華、塩化硫黄等の硫黄又は硫黄化合物;ヘキサメチ
レンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン等のポリアミン類;エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト等の多価アルコールメタクリレート類等が挙げられ
る。なかでも、硫黄が好ましい。加硫剤の使用量は、ラ
テックス固形分100重量部に対して、好ましくは0.
5〜5重量部である。
【0040】加硫助剤の具体例としては、酸化亜鉛、酸
化マグネシウム、酸化鉛等の金属酸化物が挙げられる。
なかでも、酸化亜鉛が好ましい。
【0041】加硫助剤の使用量は、ラテックス固形分1
00重量部に対して、通常0.1〜5重量部、好ましく
は0.5〜3重量部である。
【0042】加硫促進剤の具体例としては、n−ブチル
アルデヒド−アニリン縮合物、ブチルアルデヒド−モノ
ブチルアミン縮合物等のアルデヒド−アミン縮合物類;
テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド等のチウラム類;ジエチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛等の
ジチオカルバメート類;等が挙げられる。加硫促進剤の
使用量は、ラテックス固形分100重量部に対して、好
ましくは0.5〜5重量部である。
【0043】pH調整剤としては、通常、塩基が使用さ
れ、具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ金属の水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物;アンモ
ニア;トリエチルアミン、トリエタノールアミン等のア
ミン類;等が使用される。
【0044】増粘剤の具体例としては、ポリアクリル酸
アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコール、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カゼイ
ン、ゼラチン等が挙げられる。
【0045】充填剤の具体例としては、例えば、カオリ
ンクレイ、炭酸カルシウム、二酸化チタン等が挙げられ
る。
【0046】本発明のディップ成形用組成物は、泡立ち
がしにくい。従って、従来のディップ成形用組成物にお
いて通常行われる泡を消すためにディップ成形用組成物
を長時間放置する必要がなく、また多量の消泡剤を用い
る必要もない。
【0047】本発明のディップ成形品は、前記のディッ
プ成形用組成物をディップ成形してなる。
【0048】通常、ディップ成形は、ディップ成形用組
成物に型を浸漬し、型の表面にラテックスを沈着させ、
次にラテックスを沈着させた型をディップ成形用組成物
から引き上げ、乾燥することにより行う。ディップ成形
法の具体例としては、直接浸漬法、アノード凝着浸漬
法、ティーグ凝着浸漬法などが挙げられる。なかでも、
アノード凝着浸漬法が好ましく採用できる。
【0049】ディップ成形において、ディップ成形型に
ラテックスを沈着させる方法としては、型を配合液に浸
漬する前又は型を配合液から引き上げた後、凝固剤を使
用する。使用方法としては、浸漬前の型を凝固剤の溶液
に浸漬して型に付着させる方法、ラテックスを沈着させ
た型に凝固剤の溶液を振りかける方法などがある。
【0050】凝固剤の具体例として、硝酸カルシウム、
塩化カルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸アンモニウム
等の金属塩が挙げられ、通常、それらは25〜50%水
溶液またはエチルアルコール溶液として用いられる。
【0051】ディップ成形において、ディップ成形用組
成物から引き上げた後、温水処理及び熱処理を行う。温
水処理を行うことによって、余剰の単量体及び配合助剤
が除去され、また、熱処理を行うことによって、共重合
体の架橋反応が促進される。温水処理又は熱処理の方法
は特に限定されず、例えばラテックスを沈着させた型を
温水に浸漬する方法、ラテックスを沈着させた型にオー
ブン等の中で温風を吹き当てる方法、ラテックスを沈着
させた型に赤外線を照射する方法などを挙げることがで
きる。
【0052】本発明のディップ成形品は、厚みが約0.
1〜約3ミリのものが製造でき、特に厚みが約0.1〜
約0.3ミリの薄手のものに好適に使用できる。具体的
には、哺乳瓶用乳首、スポイト、導管、水枕などの医療
用品;風船、人形、ボールなどの玩具や運動具;加圧成
形用バッグ、ガス貯蔵用バッグなどの工業用品;手術
用、家庭用、農業用、漁業用および工業用の手袋;指サ
ックなどが挙げられる。特に、薄手の手術用手袋に好適
である。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。なお、実施例中の「%」および「部」は特に
断りのない限り、重量基準である。
【0054】(ディップ成形用組成物の特性) (1)泡立ち試験:JIS K3362に準じて、ディ
ップ成形用組成物を試験液として、試験直後から5分間
経過後の泡高さ(mm)を測定した。この数値が小さい
ほど、泡立ちしにくい。
【0055】(ディップ成形品の特性) (2)引張強度:ディップ成形品をダンベル2号で打ち
抜いて試験片を作製した。これを、引張速度500mm
/分で引っ張り、破断直前の引張強度を測定した。 (3)風合い:上記と同様に行ない、300%伸張時の
引張応力を測定した。この値が小さいほど、風合いに優
れる。 (4)耐油性:ディップ成形物を直径20mmの円形に
打ち抜いて試験片を作製した。これを、試験油に25℃
で48時間浸漬した後、膨潤した試験片の面積を測定
し、浸漬後の試験片の面積を試験前の試験片の面積で除
した値(百分率で表示する。)を求め、耐油性の指標と
した。この数値が小さいほど、耐油性に優れる。 (5)成形品の泡立ち:ディップ成形品を水でぬらした
後、成形品をこすり合わせて泡立ち性を観察した。泡立
たない場合を○、泡立つ場合を×とした。
【0056】(実施例1) (重合体ラテックスの製造)攪拌機付きの耐圧容器に、
アクリロニトリル37部、1,3−ブタジエン58部、
メタクリル酸5部、t−ドデシルメルカプタン0.5
部、脱イオン水150部、過硫酸カリウム0.2部、エ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム0.1部、および界面
活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸カリウム塩(フォスファノール RS−610(東
邦化学工業(株)製)を水酸化カリウムでpH10まで
中和したもの。)2.5部を仕込み、重合温度を38℃
に保持して、30時間反応させた後、重合停止剤を添加
して、重合反応を停止した。重合転化率は96%であっ
た。得られたラテックスから未反応単量体を除去した
後、ラテックスのpHと固形分濃度を調製して、固形分
濃度45%、pH8.3の共重合体ラテックスAを得
た。
【0057】(ディップ成形用組成物の製造)硫黄1
部、酸化亜鉛0.5部、ジブチルカルバミン酸亜鉛1
部、酸化チタン1.5部、前記のポリオキシエチレンア
ルキルエーテルリン酸カリウム塩0.5部及び水4.5
部の割合で混合して調製した固形分濃度50%の加硫剤
分散液9部を、脱イオン水を加えて固形分濃度30%に
調製した共重合体ラテックスA333部に混合して、デ
ィップ成形用組成物を得た。この泡立ち性を測定し、結
果を表1に示す。
【0058】(ディップ成形品の製造)硝酸カルシウム
20部、ノニオン性界面活性剤のポリオキシエチレンオ
クチルフェニルエーテル0.05部及び脱イオン水80
部の割合で混合して調製した固形分濃度20.4%の凝
固剤溶液に磁器製の手袋型を1分間浸漬し、引き上げた
後3分間50℃で乾燥して、凝固剤を手袋型に付着させ
た。
【0059】次に、凝固剤の付着した手袋型を上記のデ
ィップ成形用組成物に10秒間浸漬し、引き上げて、6
0℃で5分間乾燥し、50℃温水中に5分間浸漬した
後、さらに、60℃で5分間乾燥させた。これを、12
0℃で25分間加硫処理して、手袋型の表面に固形皮膜
物を得た。最後に、この固形皮膜物を型から反転させな
がら剥ぎ取り、ゴム手袋を得た。このゴム手袋の厚みは
0.15mmであった。この手袋の特性を評価し、その
結果を表1に示す。
【0060】(実施例2) (重合体ラテックスの製造)攪拌機付きの耐圧容器に、
アクリロニトリル27部、1,3−ブタジエン67部、
メタクリル酸6部、t−ドデシルメルカプタン0.5
部、脱イオン水150部、過硫酸カリウム0.2部、エ
チレンジアミン四酢酸ナトリウム0.1部、および界面
活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸カリウム塩(フォスファノール RS−710(東
邦化学工業(株)製)を水酸化カリウムでpH10まで
中和したもの。)3.0部を仕込み、重合温度を38℃
に保持して、30時間反応させた後、重合停止剤を添加
して、重合反応を停止した。重合転化率は96%であっ
た。得られたラテックスから未反応単量体を除去した
後、ラテックスのpHと固形分濃度を調製して、固形分
濃度45%、pH8.3の共重合体ラテックスBを得
た。
【0061】共重合体ラテックスAに代えて、共重合体
ラテックスBを用いる以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表1に示す。
【0062】(比較例1)ポリオキシエチレンアルキル
エーテルリン酸カリウム塩に代えて、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムを用いた以外は、実施例1と同様
に行った。結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】表1から以下のようなことがわかる。乳化
重合において、通常使用されるドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムを界面活性剤として用いて得られた比較
例1の共重合体ラテックスCを使用すると、ディップ成
形用組成物が泡立ちしやすく、十分な耐油性および引張
強度を有するものの、やや風合いに劣るディップ成形品
が得られる。これらの比較例に比べ、本発明で規定する
範囲内で得られた実施例1および2の共重合体ラテック
スAおよびBを使用すると、消泡剤を添加しなくても、
ディップ成形用組成物が泡立ちし難く、耐油性、引張強
度および風合いに優れたディップ成形品が得られる。ま
た、本発明のディップ成形品は、水に濡れた状態での泡
立ちがほとんど観察されなかった。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、消泡剤を多量に添加し
なくても、泡立ちしにくいディップ成形用組成物を与
え、かつ、耐油性と引張強度とに優れるディップ成形品
を製造し得るディップ成形用ラテックス、該ラテックス
を含むディップ成形用組成物およびディップ成形品が提
供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 9:00 B29K 9:00 (72)発明者 児玉 和美 神奈川県川崎市川崎区夜光一丁目2番1号 日本ゼオン株式会社総合開発センター内 Fターム(参考) 4F070 AA06 AA29 AA33 AB16 CA01 CB01 CB13 4F071 AA12X AA14X AA31X AA34X AC15 AE10 AF02 AF15 AF26 AH19 BA05 BB13 BC07 4F205 AA46 AB10 AB22 AC05 AH70 GA08 GF03 4J011 KA05 4J100 AB00S AB02S AB04S AB07R AB16S AE09S AJ02R AJ08R AJ09R AK31R AK32R AL03S AL04S AL08S AL09S AL10S AL34S AL41R AL62S AL63S AM02Q AM03Q AM07Q AM15S AM21S AS01P AS02P AS03P AS07P BA03R BA03S BA04S BA31S BA40S BA56R BB01Q BB07S BB17S CA05 CA06 DA36 DA51 EA07 FA18 FA19 FA20 FA21 GC22 JA50 JA57

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共役ジエン単量体30〜89.9重量
    %、エチレン性不飽和ニトリル単量体10〜50重量
    %、エチレン性不飽和酸単量体0.1〜20重量%およ
    びこれらと共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体0
    〜20重量%からなる単量体混合物を重合して得られる
    共重合体を、リン酸エステル系界面活性剤で分散安定化
    してなるディップ成形用ラテックス。
  2. 【請求項2】 共役ジエン単量体30〜89.9重量
    %、エチレン性不飽和ニトリル単量体10〜50重量
    %、エチレン性不飽和酸単量体0.1〜20重量%およ
    びこれらと共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体0
    〜20重量%からなる単量体混合物を、リン酸エステル
    系界面活性剤の存在下で重合して得られる請求項1に記
    載のディップ成形用ラテックス。
  3. 【請求項3】 リン酸エステル系界面活性剤が、ポリオ
    キシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルの塩であ
    る請求項1または2に記載のディップ成形用ラテック
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のディッ
    プ成形用ラテックスを含むディップ成形用組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のディップ成形用組成物を
    ディップ成形してなるディップ成形品。
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