JP2003263337A - デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ - Google Patents
デバック機能内蔵型マイクロコンピュータInfo
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Abstract
出力信号線で命令バスの内容をトレースする場合でも、
解析しやすいデバック環境を生み出し、出力情報を圧縮
することが可能なデバック機能内蔵型マイクロコンピュ
ータの実現を課題とする。 【解決手段】 デバック機能内蔵型マイクロコンピュー
タにおいて、DBG(デバックユニット)3は、トレー
スする情報36と共に、トレースする情報の内容を示す
ステータス情報35をステータス生成回路33から出力
する。
Description
型マイクロコンピュータに関し、特にバスのトレース方
法を改善したデバック機能内蔵型マイクロコンピュータ
に関する。
支援する目的から、プログラムをトレースし、指定した
行に来たときや、予め設定したアドレスやデータにアク
セスされたときなどに、プログラムの実行を止めてそれ
を外部に通知したり、その時のメモリの状態や変数の内
容を参照したり変更できるようにするのがデバック機能
である。
装置(デバックツール)として、従来はインサーキット
エミュレータと呼ばれるものがある。このインサーキッ
トエミュレータを用いたデバックシステムのブロック図
を図8に示す。図8のデバックシステムはユーザターゲ
ットシステム50とこれをデバックするデバックツール
55から構成されている。さらに、ユーザターゲットシ
ステム50はマイクロコンピュータ51と、メモリ52
と、入出力制御回路53から構成されている。デバック
ツール55はデバック用マイクロコンピュータ56とモ
ニタプログラムメモリ57から構成されている。
ターゲットシステム50のマイクロコンピュータ51を
取り外すか動作が無効になるようにして、この部分にデ
バックツール55のプローブを接続し、ユーザターゲッ
トシステム50上のマイクロコンピュータ51の代わり
にデバックツール55上のデバック用マイクロコンピュ
ータ56を動作させ、デバックツール55上のモニタプ
ログラムメモリ57に記憶されているモニタプログラム
を実行させてユーザプログラムの実行を制御する。
ータ56はユーザターゲットシステム50上のメモリ5
2に記憶されているデバック対象のプログラムを実行す
ることができ、デバック用マイクロコンピュータ56は
ユーザターゲットシステム50上のマイクロコンピュー
タ51からは得られないトレース情報を出力することが
できる。また、プロセッサバス54の情報のほかマイク
ロコンピュータ51内部の情報などもトレースすること
ができる。しかし、この方法では、ユーザターゲットシ
ステム50上のマイクロコンピュータ51のすべてのピ
ンをデバックツール55に接続する必要があり、信号線
の数が増えてプローブが高価なものになり、プロービン
グ動作が不安定になるなどの問題があり、ことに動作周
波数の高いマイクロコンピュータでは問題が多かった。
いたデバックシステムを示す。この例では、ユーザター
ゲットシステム60上のマイクロコンピュータ61中に
デバックツール68との通信に必要なシリアルインター
フェース64とデバックツール68から送られてくる信
号を解釈して実行するシーケンサ65を内蔵している。
シーケンサ65はデバックツール68から送られてきた
信号にしたがって、ユーザプログラムの実行を一時停止
してレジスタ67にアクセスしたり、バスコントローラ
66を用いてメモリ62や入出力制御回路63にアクセ
スしてユーザプログラムの制御を行う。シリアルインタ
ーフェース64からの信号は直接にはホストコンピュー
タ69に接続できない場合が多いので、デバックツール
68がホストコンピュータ69からのコマンドをマイク
ロコンピュータ61が理解できる信号に変換したり、マ
イクロコンピュータ61からの信号をホストコンピュー
タ69が理解できるデータ形式に変換する。
60上のマイクロコンピュータ61がシーケンサ65を
内蔵していて、シーケンサ65がマイクロコンピュータ
61やシリアルインターフェース64にアクセスするた
め、デバックツール68との接続のロジック回路が複雑
になり、チップ上の面積が大きくなるという問題があっ
た。また、レジスタの追加などが発生した場合にはシー
ケンサ65を変更しない限り対処することができないと
いう問題もあった。
ステムの構成を示すブロック図である。このデバックシ
ステムはユーザターゲットシステム70とデバックツー
ル80とPCホストコンピュータ81とから構成され
る。ユーザターゲットシステム70はマイクロコンピュ
ータ71と、メモリ72と、入出力制御回路73から構
成される。マイクロコンピュータ71はプロセッサコア
74とデバックユニット75から構成される。プロセッ
サコア74はプロセッサバス76、78を介して、メモ
リ72や入出力制御回路73にアクセスしてプログラム
を実行する。プロセッサコア74は内部デバックインタ
ーフェース77と内部プロセッサバス78とによってデ
バックユニット75と接続され、デバックユニット75
は外部デバックインターフェース79によってデバック
ツール80と接続されている。デバックユニット75
は、プロセッサコア74とデバックツール80間で、信
号の出力形式を変換したり、出力タイミングを取ったり
する働きを行う。
ラムを実行するノーマルモードと、モニタプログラムを
実行するデバックモードとがある。プロセッサコアがデ
バック例外を発生した場合に、デバックモードに移る。
デバック例外の発生は、次のような条件で発生する。 シングルステップ ユーザプログラムの各命令の実行毎にデバック例外を発
生する。 命令ブレーク 設定したアドレスを実行する直前にデバック例外を発生
する。アドレスは3箇所間で設定することができる。 データブレーク 設定したアドレスに対して、読み出し/書き込みが行わ
れると、読み出し/書き込みの実行より1〜数命令後に
デバック例外を発生する。アドレスは1箇所のみ設定す
ることができる。 ソフトウェアブレーク brk命令の実行によってデバック例外を発生する。デ
バック例外発生時の退避アドレスはbrk命令の次のア
ドレスである。
デバックユニットを介してデバック処理ルーチンを実行
する。デバック処理ルーチンによって、ユーザターゲッ
トプログラムを任意のアドレスでブレークさせたり、シ
ングルステップで実行させることができ、さらに、メモ
リやレジスタのリードやライト、ユーザプログラムの終
了アドレスの指定、ユーザプログラムの実行開始アドレ
スの指定などの実行制御機能を実現することができる。
また、プロセッサコアがデバック処理ルーチン上のノー
マルモードへの復帰命令を実行することによって、ノー
マルモードへ復帰し、復帰命令で指定されたアドレスは
ジャンプして、ユーザプログラムの実行を再開する。一
方、ノーマルモードでは、デバックシステムはユーザプ
ログラムを実行する。この時、同時に命令情報、命令ア
ドレス情報、データ情報、データアドレス情報を選択的
にトレースすることができる。
ットシステム70上のマイクロコンピュータ71にデバ
ック機能を有するデバックユニット75を含めるように
したので、デバック機能を実現するにあたり、ユーザタ
ーゲットシステム70とデバックツール80とを結ぶ出
力信号線の本数(ビット幅)を少なくすることができ
る。また、ノーマルモードでは、ユーザターゲットシス
テム70上でマイクロコンピュータ71を動作させなが
ら信号をトレースしてデバックできるようにしているの
で、高い周波数でも応答することができ、メモリ72や
入出力装置へのアクセスを容易にして動作中の命令やデ
ータを正確に調べることができる。また、デバックユニ
ット75が介在することによって、ユーザプログラムに
よってデバックツール80のメモリやレジスタの内容が
不正に破壊されることがなく、また、デバックツール8
0によってユーザが使用しているレジスタの内容が不正
に破壊されることもないという利点がある。
Uの内部処理はすべて32ビットで行われているため、
ユーザターゲットシステム70とデバックツール80と
を結ぶ外部デバックインターフェース79の出力信号線
の本数(ビット幅)を少なくすると、バストレースを行
う際に十分なリアルタイムの応答が取りにくいという問
題が生まれる。例えば、外部デバックインターフェース
79の出力信号線が8ビットパラレルだとすると、32
ビットの内部バスの内容をトレースするのに4倍の時間
をかけるか、4倍の転送速度が必要ということになり、
現実的ではない。CPUの内部処理を32ビットで行う
と、プロセッサコア74が次の動作に移るとトレースの
内容も次に移ってしまうので、トレースが読み取れない
という問題が生まれる。また、出力信号線の本数(ビッ
ト幅)を少なくすることは、転送速度の面から実現は難
しい。このことは、ユーザターゲットシステム70とデ
バックツール80とを結ぶ出力信号線の本数(ビット
幅)を少なくしたいという要求と矛盾することになる。
また、CPUによるメモリアクセスの間にDMAによる
メモリアクセスの割り込みがある場合など、どのアクセ
スがCPUによるものかをデバックツール80やPCホ
ストコンピュータ81では判定できないという問題があ
った。また、トレースした情報が命令なのかデータなの
かもデバックツール80やPCホストコンピュータ81
では判定できず、これらの判定はユーザが判断するしか
方法が無かった。
デバック機能内蔵型マイクロコンピュータでは、ユーザ
ターゲットシステム上でマイクロコンピュータを動作さ
せながら信号をトレースする場合に、ユーザターゲット
システムとデバックツールとを結ぶ出力信号線の本数
(ビット幅)が限られているため、32ビットの命令バ
スの内容を完全にトレースすることができないという問
題があった。また、トレースした情報が命令なのかデー
タなのか、DMAによるものかCPUによるものかの判
定はユーザが判断するしか方法がないという問題があっ
た。本発明は、比較的簡単な方法でこの問題を解決し
て、トレースした情報と共にトレースした情報の内容が
判定できる付加情報を出力することができ、この付加情
報を用いてより解析しやすいデバック環境を生み出し、
出力情報を圧縮することができるデバック機能内蔵型マ
イクロコンピュータの実現を課題とする。
め、本発明は、マイクロコンピュータ内部にバストレー
ス機能やバスブレーク機能を有するデバックユニットを
内蔵するデバック機能内蔵型マイクロコンピュータにお
いて、デバックユニットは、バスをトレースする際に、
トレースするバス情報と共にトレースされた情報の内容
を示すステータス情報を出力することを特徴とする。こ
れにより、ステータス情報によってバス情報の内容をデ
バックツールで容易に判別でき、より解析しやすいデバ
ック環境を実現できると共に、ステータス情報を用いて
データやアドレス情報を圧縮することが可能になり、命
令バスのビット幅よりも少ないビット幅の出力信号線を
用いてトレースする場合に、効率的に情報を読み出すこ
とが可能なデバック機能内蔵型マイクロコンピュータを
実現することができる。
能内蔵型マイクロコンピュータを添付図面を参照にして
詳細に説明する。
クロコンピュータの一実施の形態を用いたデバックシス
テムの主要部の構成図である。図1において、符号1は
CPU、符号2はBCU(バスコントロールユニッ
ト)、符号3はDBG(デバックユニット)、符号4は
メモリ、符号5は外部デバックツール、符号6はデバッ
ク用パソコンである。また、符号22はキャッシュメモ
リ、符号23はDMAである。CPU1、BCU2、D
BG3、キャッシュメモリ22、DMA23はマイクロ
コンピュータ10チップ内部に内蔵されている。図1の
マイクロコンピュータ10は図10のマイクロコンピュ
ータ71に相当し、CPU1とBCU2とで図10のプ
ロセッサコア74に相当し、DBG3が図10のデバッ
クユニット75に、メモリ4が図10のメモリ72に、
外部デバックツール5とデバック用パソコン6が図10
のデバックツール80とPCホストコンピュータ81に
あたる。図10の入出力制御回路73はここでは省略し
たが、メモリ4と並列に位置するものである。
ス11、命令バス12、データアドレスバス13、デー
タバス14とリード/ライト信号15、アクセスサイズ
信号16で接続されている。各バス11〜14は32ビ
ットのビット幅で転送される。BCU2とメモリ4間
は、32ビットパラレルのデータアドレスバス17と、
データバス18、リード/ライト信号19で接続されて
いる。この図ではBCU2の接続先をメモリ4で代表し
たが、メモリ4以外にデータアドレスバス17、データ
バス18は図示しない入出力インターフェースを介して
周辺ユニットやユーザターゲットシステム外の外部メモ
リなどにも接続され、これらとの間でアドレス、データ
を送り、データを受け取る。さらにBCU2はキャッシ
ュ22やDMA23との間でもデータのやり取りを行
う。これらのアドレスやデータはBCU2内の信号判定
選択回路21で切り替えられてやり取りされる。
2、データアドレスバス13、データバス14、データ
アドレスバス16およびデータバス17上の信号はBC
U2内の信号判定選択回路21を介してDBG3に引き
込まれ、出力選択回路32の指定によりDBG3内のマ
ルチプレクサ31で選択されて、外部デバックツール5
に8ビット幅のトレースデータ外部出力(DTD:図1
0の外部デバックインターフェース79に相当)36と
して転送される。出力選択回路32の指定は設定レジス
タ34に記憶されたトレースすべき信号の情報によって
行われる。設定レジスタ34に記憶された情報はBCU
2内の信号判定選択回路21にも送られる。
からは、バス上の情報が命令かデータか、DMAによる
アクセスか、アクセスサイズの大きさ、リードかライト
かなどの判定用信号24がDBG3内のステータス生成
回路33に送られる。ステータス生成回路33はこれら
の信号をステータス化して、トレースデータ外部出力3
6でバス情報を外部へ出力するのと同じタイミングでス
テータス出力35として外部デバックツール5に出力す
る。バスを流れる情報には、命令かデータかを判別でき
る情報は含まれていないので、BCU2内の信号判定選
択回路21でこれを判定する。キャッシュメモリ22の
リフィル/ライトバック時のメモリアクセスについて
も、キャッシュメモリ22からBCU2内の信号判定選
択回路21に命令かデータかを示す信号を入力して信号
判定選択回路21で判定できるようにし、その情報をス
テータス生成回路33に送る。また、DMA23からの
メモリアクセスについても信号判定選択回路21はその
旨の情報をステータス生成回路33に送る。ステータス
生成回路33はこれらの情報をまとめて5ビット幅のス
テータス出力(DST)35として出力する。このステ
ータス出力(DST)35により、デバックツール5や
デバック用パソコン6側ではトレースデータ外部出力3
6のバス情報の内容が判別しやすくなり、より解析しや
すいデバック環境が生まれると共に、ユーザがバス情報
の内容を判定する必要が無くなるため、デバック効率が
向上する。
合、出力ビット数がバスのビット幅に比べて少ない時
は、単純にバス上の情報を下位ビットから出力可能なビ
ット数づつに別けて出力していた。すなわち、32ビッ
トバスの情報を8ビット幅で出力する場合、図2に示す
ように、下位8ビット[7:0]、次の8ビット[1
5:8]、さらに次の8ビット[23:16]、上位8
ビット[31:24]の順に出力される。しかし、バス
トレースの場合、バスに次の情報が流れると、古いバス
情報の外部への出力はそこで打ち切られ、新しいバス情
報の出力が行われる。データ情報に着目すると、データ
の下位ビットだけが出力されて打ち切られた場合、上位
のビットが推測できないのでデータが不明になる。ま
た、全データを外部に出力しようとすると、多くのサイ
クル数が必要となるため、他の情報出力の妨げになった
り、必要な情報が打ち切られてしまうなどの問題が生ま
れる。
データ値は、通常、下位ビットだけが利用される場合が
多い。数値が正の値の場合は、上位ビットは大抵“0”
で埋められている。この特徴を生かし、上位ビットが
“0”で埋められている場合には、図3に示すように、
下位ビットのみ外部に出力し、同時にステータス出力3
5で上位が“0”で埋められていることを示す。これに
より、外部デバックツール5やデバック用パソコン6側
では、上位ビットを“0”で埋めて元のデータを復元す
ることができる。図4に「圧縮なし」の場合と「圧縮あ
り」の場合のタイミングチャートを示す。「圧縮なし」
の場合は図2に示した出力方法となり、ステータス出力
は「開始」と「継続」で出力は4クロック分になるが、
「圧縮あり」の場合は図3に示した出力方法となり、ス
テータス出力は「開始」のあと「圧縮0」で出力は2ク
ロック分ですむ。
れるため、上位ビットは大抵“1”で埋められている。
この特徴を生かし、上位ビットが“1”で埋められてい
る場合は、下位ビットのみ外部に出力し、同時にステー
タス出力35で上位が“1”で埋められていることを示
す。これにより、外部デバックツール5やデバック用パ
ソコン6側では、上位ビットを“1”で埋めて負数の元
のデータを復元することができる。命令バスをトレース
している場合は、このオール“0”、オール“1”の圧
縮は動作しない。
ストレースの場合にも同様に、バスに次の情報が流れる
と、古いバス情報の外部への出力はそこで打ち切られ、
新しいバス情報の出力が行われる。アドレスに着目する
と、下位アドレスだけが出力されて打ち切られた場合
は、受ける側では上位アドレスは直前の出力の値と等し
いと推測するか、アドレス不明とするかである。上位ア
ドレスは直前の出力の値と等しいと推測すると誤った判
断をしてしまう場合も生まれる。また、全アドレス情報
を外部に出力しようとすると、多くのサイクル数が必要
となるため、他の情報出力の妨げになったり、必要な情
報が打ち切られてしまうなどの問題が生まれる。
ール5やデバック用パソコン6の受信側で推測するので
はなく、信号を出力するDBG3側で、上位アドレスが
直前に送ったアドレスと一致した場合は、図5に示すよ
うに、下位アドレスのみを出力して、同時にステータス
出力35で上位アドレスが直前の出力と同じであること
を示す。これにより、外部デバックツール5やデバック
用パソコン6側では、直前に受け取ったアドレスの上位
アドレスを用いて正確なアドレスを復元することができ
る。図6に「圧縮なし」の場合と「圧縮あり」の場合の
タイミングチャートを示す。「圧縮なし」の場合は、ス
テータス出力は「開始」と「継続」で出力は4クロック
分になるが、「圧縮あり」の場合は図5に示した出力方
法となり、ステータス出力は「開始」のあと「圧縮一
致」で出力は2クロック分ですむ。以上に述べた各方法
を採用すると、マイクロコンピュータ10から外部デバ
ックツール5に出力する情報量が減るため、外部へ全デ
ータ情報を出力するに必要なサイクル数が減るため、出
力が途中で打ち切られる心配が少なくなる。またこれら
により、結果的に、同じ出力端子を用いて他の情報をよ
り多く外部へ出力できることになる。
含まれる情報を整理して示す。ステータス情報には、種
別、出力状態、サイズ、リード/ライトなどの情報が含
まれている。 1)種別の説明 命令 命令のアドレス情報またはデータ情報を出力しているこ
とを示す。 データ データのアドレス情報またはデータ情報を出力している
ことを示す。 リードデータ 読み出しデータ情報を出力していることを示す。 DMA DMAによるメモリアクセスのアドレス情報およびデー
タ情報を出力していることを示す。
示す。 継続 開始のステータスで始まる情報出力を継続していること
を示す。 圧縮0 開始のステータスで始まる情報出力を継続しており、続
く16ビットのデータは全ビット“0”であることを示
す。 圧縮1 開始のステータスで始まる情報出力を継続しており、続
く16ビットのデータは全ビット“1”であることを示
す。 圧縮一致 開始のステータスで始まる情報出力を継続しており、続
く16ビットのデータは直前に出力したアドレスの上位
16ビットと等しいことを示す。
イズ(8ビット)であることを示す。 H ハーフワードアクセスであり、出力するデータ情報がハ
ーフワードサイイズ(16ビット)であることを示す。 W ワードアクセスであり、出力するデータ情報がワードサ
イズ(32ビット)であることを示す。
テータス出力(DST)35のマップを図7の図表に示
す。以上に述べた説明がDST[4:0]の32種類の
出力にすべて含まれていることが分かる。
機能内蔵型マイクロコンピュータにおいて、デバックユ
ニットは、バスをトレースする際に、トレースするバス
情報と共にトレースされた情報の内容を示すステータス
情報を出力することを特徴とする。これにより、ステー
タス情報によってバス情報の内容をデバックツールで容
易に判別でき、より解析しやすいデバック環境を実現で
きると共に、ステータス情報を用いてデータやアドレス
情報を圧縮することが可能になり、効率的に情報を読み
出すことが可能なデバック機能内蔵型マイクロコンピュ
ータを実現することができる。
のビット幅よりも少ない出力ビット幅でこのバスをトレ
ースすることを特徴とする。バスのビット幅よりも少な
いビット幅の出力信号線を用いてトレースする場合で
も、効率的に情報を読み出すことが可能なデバック機能
内蔵型マイクロコンピュータを実現することができる。
出力状態、サイズ、リード/ライトの情報が含まれるこ
とを特徴とする。これにより、ステータス情報によって
バス情報の内容を正確にデバックツールに伝えることが
でき、より解析しやすいデバック環境を実現するデバッ
ク機能内蔵型マイクロコンピュータが得られる。
ータであり、上位ビットがすべて“0”の場合は、それ
を示すステータス情報と共に下位ビットだけを出力す
る。これにより、ステータス情報を用いてデータ情報を
圧縮することが可能になり、命令バスのビット幅よりも
少ないビット幅の出力信号線を用いてトレースする場合
でも効率的に情報を読み出すことができる。
ータであり、上位ビットがすべて“1”の場合は、それ
を示すステータス情報と共に下位ビットだけを出力す
る。これにより、ステータス情報を用いてデータ情報を
圧縮することが可能になり、命令バスのビット幅よりも
少ないビット幅の出力信号線を用いてトレースする場合
でも効率的に情報を読み出すことができる。
スであり、上位ビットがすべて直前のアドレスと等しい
場合は、それを示すステータス情報と共に下位ビットだ
けを出力する。これにより、ステータス情報を用いてア
ドレス情報を圧縮することが可能になり、命令バスのビ
ット幅よりも少ないビット幅の出力信号線を用いてトレ
ースする場合でも効率的に情報を読み出すことができ
る。
ュータを用いたデバックシステムの構成図。
す説明図。
す説明図。
たときのタイミングチャート。
す説明図。
たときのタイミングチャート。
表。
ロック図。
Claims (6)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータ内部にバストレー
ス機能やバスブレーク機能を有するデバックユニットを
内蔵するデバック機能内蔵型マイクロコンピュータにお
いて、 前記デバックユニットは、バスをトレースする際に、ト
レースするバス情報と共にトレースされた情報の内容を
示すステータス情報を出力することを特徴とするデバッ
ク機能内蔵型マイクロコンピュータ。 - 【請求項2】 前記デバックユニットは、バスのビット
幅よりも少ない出力ビット幅でこのバスをトレースする
ことを特徴とする請求項1に記載のデバック機能内蔵型
マイクロコンピュータ。 - 【請求項3】 前記ステータス情報には信号種別、出力
状態、サイズ、リード/ライトの情報が含まれることを
特徴とする請求項1に記載のデバック機能内蔵型マイク
ロコンピュータ。 - 【請求項4】 前記トレースするバス情報が正のデータ
であり、上位ビットがすべて“0”の場合は、それを示
すステータス情報と共に下位ビットだけを出力すること
を特徴とする請求項1に記載のデバック機能内蔵型マイ
クロコンピュータ。 - 【請求項5】 前記トレースするバス情報が負のデータ
であり、上位ビットがすべて“1”の場合は、それを示
すステータス情報と共に下位ビットだけを出力すること
を特徴とする請求項1に記載のデバック機能内蔵型マイ
クロコンピュータ。 - 【請求項6】 前記トレースするバス情報がアドレスで
あり、上位ビットがすべて直前のアドレスと等しい場合
は、それを示すステータス情報と共に下位ビットだけを
出力することを特徴とする請求項1に記載のデバック機
能内蔵型マイクロコンピュータ。
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