JP2003259414A - 移動局および移動通信システム - Google Patents
移動局および移動通信システムInfo
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- JP2003259414A JP2003259414A JP2002058475A JP2002058475A JP2003259414A JP 2003259414 A JP2003259414 A JP 2003259414A JP 2002058475 A JP2002058475 A JP 2002058475A JP 2002058475 A JP2002058475 A JP 2002058475A JP 2003259414 A JP2003259414 A JP 2003259414A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動通信システムにおいて、セル境界付近で
の輻輳を軽減させる。 【解決手段】 移動局11は、基地局21からの受信信
号に対する干渉波の強さおよび頻度を検出する。検出結
果が所定のスレッショールドレベルを越えたとき、乱数
により決定した所定の期間にわたって干渉波の強さおよ
び頻度を検出する。乱数により決定した期間が経過して
も、干渉波の強さおよび頻度がスレッショールドレベル
を越えているときには、周波数チャネルの切り換えおよ
び送信の停止のどちらか一方を実行する。乱数により決
定した期間内に、干渉波の強さおよび頻度がスレッショ
ールドレベルに達しなくなったときには、周波数チャネ
ルの切り換えおよび送信の停止の両方を中止して基地局
21との通信を続行する。
の輻輳を軽減させる。 【解決手段】 移動局11は、基地局21からの受信信
号に対する干渉波の強さおよび頻度を検出する。検出結
果が所定のスレッショールドレベルを越えたとき、乱数
により決定した所定の期間にわたって干渉波の強さおよ
び頻度を検出する。乱数により決定した期間が経過して
も、干渉波の強さおよび頻度がスレッショールドレベル
を越えているときには、周波数チャネルの切り換えおよ
び送信の停止のどちらか一方を実行する。乱数により決
定した期間内に、干渉波の強さおよび頻度がスレッショ
ールドレベルに達しなくなったときには、周波数チャネ
ルの切り換えおよび送信の停止の両方を中止して基地局
21との通信を続行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてデータ
通信を目的とした移動局および移動通信システムに関す
る。
通信を目的とした移動局および移動通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいては、例えば図
11に示すように、サービスエリアが複数のセル、図1
1の場合には、3つのセル31〜33に分割されるとと
もに、セル31〜33に基地局(アクセスポイント)2
1〜23が配置される。なお、このとき、セル31〜3
3には重なりがあり、サービスエリア内での通信が面的
に確保される。
11に示すように、サービスエリアが複数のセル、図1
1の場合には、3つのセル31〜33に分割されるとと
もに、セル31〜33に基地局(アクセスポイント)2
1〜23が配置される。なお、このとき、セル31〜3
3には重なりがあり、サービスエリア内での通信が面的
に確保される。
【0003】そして、移動局が通信を行うときには、そ
のサービスエリア内で最も通信状態の良好な基地局と通
信を行うもので、図11の場合には、移動局11は基地
局21と通信し、移動局12は基地局22と通信し、移
動局13は基地局23と通信している。
のサービスエリア内で最も通信状態の良好な基地局と通
信を行うもので、図11の場合には、移動局11は基地
局21と通信し、移動局12は基地局22と通信し、移
動局13は基地局23と通信している。
【0004】また、図12は、移動局と基地局との間の
通信に使用される信号のフレーム構成の一例を示すもの
で、伝送単位が、ブロードキャストフェイズ、ダウンリ
ンクフェイズ、アップリンクフェイズおよびランダムア
クセスフェイズから構成されている。なお、この伝送単
位はMACフレームと呼ばれ、その時間長は2msであ
る。
通信に使用される信号のフレーム構成の一例を示すもの
で、伝送単位が、ブロードキャストフェイズ、ダウンリ
ンクフェイズ、アップリンクフェイズおよびランダムア
クセスフェイズから構成されている。なお、この伝送単
位はMACフレームと呼ばれ、その時間長は2msであ
る。
【0005】そして、ブロードキャストフェイズは、M
ACフレームごとにその先頭部分に位置し、セルラーシ
ステムにおけるCCHに相当するブロードキャストバー
ストにより構成される。このバーストは、図13にも示
すように、先頭にプリアンブルを有する。このプリアン
ブルは、バーストの存在の判別、受信タイミングの捕
捉、周波数オフセットの検出、チャネル推定などに使用
することができる。なお、プリアンブルは、送信される
バーストにより異なるフォーマットが定義されている。
ACフレームごとにその先頭部分に位置し、セルラーシ
ステムにおけるCCHに相当するブロードキャストバー
ストにより構成される。このバーストは、図13にも示
すように、先頭にプリアンブルを有する。このプリアン
ブルは、バーストの存在の判別、受信タイミングの捕
捉、周波数オフセットの検出、チャネル推定などに使用
することができる。なお、プリアンブルは、送信される
バーストにより異なるフォーマットが定義されている。
【0006】そして、このブロードキャストフェイズ
は、基地局が各移動局に制御用の情報を配送するに使用
される。また、移動局の初期捕捉などもこのブロードキ
ャストバーストを受信することにより行われる。
は、基地局が各移動局に制御用の情報を配送するに使用
される。また、移動局の初期捕捉などもこのブロードキ
ャストバーストを受信することにより行われる。
【0007】さらに、ダウンリンクフェイズは、基地局
から移動局に送信する情報チャネルが収容される区間で
あり、所定数のダウンリンクバーストから構成される。
そして、基地局は、各移動局にどのタイミングで情報を
送信するかを決定し、割り当てスロットのスケジューリ
ングを行う。ブロードキャストフェイズ内の信号によ
り、どの移動局への情報がMACフレーム中のどのタイ
ミングでで送信されるいるかを通達している。
から移動局に送信する情報チャネルが収容される区間で
あり、所定数のダウンリンクバーストから構成される。
そして、基地局は、各移動局にどのタイミングで情報を
送信するかを決定し、割り当てスロットのスケジューリ
ングを行う。ブロードキャストフェイズ内の信号によ
り、どの移動局への情報がMACフレーム中のどのタイ
ミングでで送信されるいるかを通達している。
【0008】図14は、ダウンリンクバーストの一例を
示すもので、プリアンブルに続いて例えば2つのOFD
Mシンボルが連接される。このOFDMシンボルの詳細
については後述するが、このOFDMシンボルを「タイ
ムスロット」と呼ぶものとする。そして、図14におい
ては、タイムスロットは2つだけであるが、通信容量や
利用者の数などによって増減される。各移動局は、この
タイムスロットの何番目を利用するかをブロードキャス
トフェイズで通知される。
示すもので、プリアンブルに続いて例えば2つのOFD
Mシンボルが連接される。このOFDMシンボルの詳細
については後述するが、このOFDMシンボルを「タイ
ムスロット」と呼ぶものとする。そして、図14におい
ては、タイムスロットは2つだけであるが、通信容量や
利用者の数などによって増減される。各移動局は、この
タイムスロットの何番目を利用するかをブロードキャス
トフェイズで通知される。
【0009】さらに、MACフレームにおけるアップリ
ンクフェイズは、移動局から基地局に送信する情報チャ
ネルが収容される区間であり、所定数のアップリンクバ
ーストから構成される。なお、このアップリンクバース
トは、図15に示すように、ダウンリンクバーストと同
様の構成とされている。
ンクフェイズは、移動局から基地局に送信する情報チャ
ネルが収容される区間であり、所定数のアップリンクバ
ーストから構成される。なお、このアップリンクバース
トは、図15に示すように、ダウンリンクバーストと同
様の構成とされている。
【0010】そして、移動局は、ブロードキャストフェ
イズを受信することにより、MACフレーム中のどのタ
イミングで送信してよいかの情報を受け取り、この指示
にしたがってアップリンクの信号を送信する。また、ラ
ンダムアクセスフェイズは、移動局がはじめて基地局に
接続を要求するとき、この要求を伝えるために使用され
る。
イズを受信することにより、MACフレーム中のどのタ
イミングで送信してよいかの情報を受け取り、この指示
にしたがってアップリンクの信号を送信する。また、ラ
ンダムアクセスフェイズは、移動局がはじめて基地局に
接続を要求するとき、この要求を伝えるために使用され
る。
【0011】図16は、OFDMシンボルの構成を示す
もので、1つのOFDMシンボルは3.2μsの時間長とさ
れ、その前に0.8μs(あるいは0.4μs)のガードタイム
が付加されて1つのOFDMシンボルの送信単位とされ
ている。そして、1つのMACフレームは500個のOF
DMシンボルから構成されるので、1つのMACフレー
ムの時間長は、上記のように2ms(=(0.8μs+3.2μs)
×500個)となる。また、基地局と移動局とは、2msの
間隔でフレームを送受信することになる。
もので、1つのOFDMシンボルは3.2μsの時間長とさ
れ、その前に0.8μs(あるいは0.4μs)のガードタイム
が付加されて1つのOFDMシンボルの送信単位とされ
ている。そして、1つのMACフレームは500個のOF
DMシンボルから構成されるので、1つのMACフレー
ムの時間長は、上記のように2ms(=(0.8μs+3.2μs)
×500個)となる。また、基地局と移動局とは、2msの
間隔でフレームを送受信することになる。
【0012】図17は、OFDMシンボルの周波数構成
を示すもので、53本のサブキャリアが312.5kHzの周波
数間隔で分布する。ただし、ベースバンド0Hzにはサブ
キャリアは配置されないので、その占有周波数帯域は1
6.5625MHz(=312.5kHz×53)となる。また、情報が
変調されているOFDMシンボル(太い矢印により示
す)においては、パイロットサブキャリアが、312.5kH
z×(-21)、312.5kHz×(-7)、312.5kHz×7、312.5kHz
×21の周波数位置に配置されている。なお、パイロット
サブキャリアの複素振幅は送受で既知の値となってい
る。
を示すもので、53本のサブキャリアが312.5kHzの周波
数間隔で分布する。ただし、ベースバンド0Hzにはサブ
キャリアは配置されないので、その占有周波数帯域は1
6.5625MHz(=312.5kHz×53)となる。また、情報が
変調されているOFDMシンボル(太い矢印により示
す)においては、パイロットサブキャリアが、312.5kH
z×(-21)、312.5kHz×(-7)、312.5kHz×7、312.5kHz
×21の周波数位置に配置されている。なお、パイロット
サブキャリアの複素振幅は送受で既知の値となってい
る。
【0013】そして、基地局と移動局との通信は、以上
のMACフレーム構成およびOFDMシンボルにしたが
って行われる。また、基地局と移動局とは、セルラーシ
ステム同様、主従関係で完全に同期がとられているもの
であり、移動局の送受信のタイミングは基地局がすべて
管理している。
のMACフレーム構成およびOFDMシンボルにしたが
って行われる。また、基地局と移動局とは、セルラーシ
ステム同様、主従関係で完全に同期がとられているもの
であり、移動局の送受信のタイミングは基地局がすべて
管理している。
【0014】そして、移動局は起動すると、周波数チャ
ネルをスキャンしてもっとも強い信号を選択し、まず、
基地局から送信されてくるブロードキャストフェイズを
受信する。すると、ブロードキャストフェイズを受信す
ることによってランダムアクセスフェイズの位置がわか
るので、次に移動局はランダムアクセスフェイズで通信
要求の信号を基地局に対して送信する。そして、基地局
は、その通信要求を受け入れたときには、その移動局が
情報の送受信で使用するタイムスロット情報をブロード
キャストフェイズで送信する。
ネルをスキャンしてもっとも強い信号を選択し、まず、
基地局から送信されてくるブロードキャストフェイズを
受信する。すると、ブロードキャストフェイズを受信す
ることによってランダムアクセスフェイズの位置がわか
るので、次に移動局はランダムアクセスフェイズで通信
要求の信号を基地局に対して送信する。そして、基地局
は、その通信要求を受け入れたときには、その移動局が
情報の送受信で使用するタイムスロット情報をブロード
キャストフェイズで送信する。
【0015】したがって、移動局は2msごとに基地局か
ら送られてくるブロードキャストフェイズを受信するこ
とにより、自局あてのタイムスロットや、自局が基地局
に対して送信すべきタイムスロットを知ることができ
る。
ら送られてくるブロードキャストフェイズを受信するこ
とにより、自局あてのタイムスロットや、自局が基地局
に対して送信すべきタイムスロットを知ることができ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】いま、図11に示すよ
うに、セル31とセル32との境界付近で、移動局11
と移動局12とが同一の周波数チャネルを使用して基地
局21、22とそれぞれ通信をしているとする。する
と、このとき、移動局11および基地局21間の通信
と、移動局12および基地局22間の通信との間に干渉
を生じるとともに、その干渉の状態は例えば図18に示
すようになる。
うに、セル31とセル32との境界付近で、移動局11
と移動局12とが同一の周波数チャネルを使用して基地
局21、22とそれぞれ通信をしているとする。する
と、このとき、移動局11および基地局21間の通信
と、移動局12および基地局22間の通信との間に干渉
を生じるとともに、その干渉の状態は例えば図18に示
すようになる。
【0017】すなわち、移動局11および基地局21間
の通信と、移動局12および基地局22間の通信とは非
同期なので、2つの通信のフェイズの位置関係が図18
に示すようになることがある。この場合、基地局21か
ら移動局11へのダウンリンクフェイズと、基地局22
から移動局12へのダウンリンクフェイズとは同一周波
数を使用していることになるが、移動局11と移動局1
2とで受信される干渉波は比較的弱いので、移動局1
1、12が指向性アンテナを用いることにより干渉の影
響を回避できる。
の通信と、移動局12および基地局22間の通信とは非
同期なので、2つの通信のフェイズの位置関係が図18
に示すようになることがある。この場合、基地局21か
ら移動局11へのダウンリンクフェイズと、基地局22
から移動局12へのダウンリンクフェイズとは同一周波
数を使用していることになるが、移動局11と移動局1
2とで受信される干渉波は比較的弱いので、移動局1
1、12が指向性アンテナを用いることにより干渉の影
響を回避できる。
【0018】しかし、移動局11がブロードキャストフ
ェイズを受信している期間に、移動局12がアップリン
クフェイズの信号を送信すると、移動局11から見た場
合、基地局21よりも移動局12の方が距離が近いの
で、強い干渉を受けることになる。そして、これは、移
動局11がアップリンクフェイズの信号を送信するとき
も同様である。
ェイズを受信している期間に、移動局12がアップリン
クフェイズの信号を送信すると、移動局11から見た場
合、基地局21よりも移動局12の方が距離が近いの
で、強い干渉を受けることになる。そして、これは、移
動局11がアップリンクフェイズの信号を送信するとき
も同様である。
【0019】そして、ブロードキャストフェイズを受信
中に干渉を受けると、移動局は自局が利用するべきタイ
ムスロットがわからなくなるので、送受信ができなくな
る。そして、この送受信のできない状態が一定期間にわ
たって続くと、基地局側から強制切断される。また、セ
ルの境界付近では輻輳状態となり、移動局11、12の
両方が強制切断されることもある。
中に干渉を受けると、移動局は自局が利用するべきタイ
ムスロットがわからなくなるので、送受信ができなくな
る。そして、この送受信のできない状態が一定期間にわ
たって続くと、基地局側から強制切断される。また、セ
ルの境界付近では輻輳状態となり、移動局11、12の
両方が強制切断されることもある。
【0020】この発明は、このような点にかんがみ、セ
ルの境界付近での輻輳による強制切断を極力減らそうと
するものである。
ルの境界付近での輻輳による強制切断を極力減らそうと
するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、基地局からの受信信号に対する干渉波の強さおよ
び頻度を検出し、この検出結果が所定のスレッショール
ドレベルを越えたとき、周波数チャネルの切り換えおよ
び送信の停止のどちらか一方を実行するようにした移動
局とするものである。したがって、干渉を生じている周
波数チャンネルでの送信がなくなり、基地局との間の通
信が再開される。
えば、基地局からの受信信号に対する干渉波の強さおよ
び頻度を検出し、この検出結果が所定のスレッショール
ドレベルを越えたとき、周波数チャネルの切り換えおよ
び送信の停止のどちらか一方を実行するようにした移動
局とするものである。したがって、干渉を生じている周
波数チャンネルでの送信がなくなり、基地局との間の通
信が再開される。
【0022】
【発明の実施の形態】 第1の実施の形態
図1は、基地局および移動局の関係の一例を示すもの
で、図1においては、基地局21〜23および移動局1
1〜13が、図11により説明した状態にある場合であ
る。
で、図1においては、基地局21〜23および移動局1
1〜13が、図11により説明した状態にある場合であ
る。
【0023】そして、この発明においては、移動局11
〜13には、それらが実行するプログラムの一部とし
て、例えば図2に示すルーチン100が用意される。こ
のルーチン100は、セルの境界付近での輻輳による強
制切断を減らすためのものであり、その詳細については
次に述べるが、図2においては、ルーチン100は、こ
の発明に関係する部分だけを抜粋して示している。
〜13には、それらが実行するプログラムの一部とし
て、例えば図2に示すルーチン100が用意される。こ
のルーチン100は、セルの境界付近での輻輳による強
制切断を減らすためのものであり、その詳細については
次に述べるが、図2においては、ルーチン100は、こ
の発明に関係する部分だけを抜粋して示している。
【0024】すなわち、基地局との間の通信を開始する
ときには、ルーチン100がステップ101からスター
トし、次にステップ102により基地局との間の通信を
開始する。続いて、ステップ103において、受信信号
の状態をチェックすることにより干渉波の強度、干渉の
頻度などを判別し、受信信号への干渉がスレッショール
ドレベル未満のときには、ステップ103の処理を続け
る。こうして、移動局との間の通信が開始されると、受
信信号への干渉が常に監視される。また、その干渉がス
レッショールドレベル未満のときには、特別の処理は実
行されない。
ときには、ルーチン100がステップ101からスター
トし、次にステップ102により基地局との間の通信を
開始する。続いて、ステップ103において、受信信号
の状態をチェックすることにより干渉波の強度、干渉の
頻度などを判別し、受信信号への干渉がスレッショール
ドレベル未満のときには、ステップ103の処理を続け
る。こうして、移動局との間の通信が開始されると、受
信信号への干渉が常に監視される。また、その干渉がス
レッショールドレベル未満のときには、特別の処理は実
行されない。
【0025】しかし、受信信号への干渉がスレッショー
ルドレベルを越えると、これがステップ103により検
出され、処理はステップ103からステップ111に進
み、このステップ111において、乱数により期間Tw
を設定し、次にステップ112において、ステップ10
3と同様、受信信号への干渉があるかどうかを判別す
る。
ルドレベルを越えると、これがステップ103により検
出され、処理はステップ103からステップ111に進
み、このステップ111において、乱数により期間Tw
を設定し、次にステップ112において、ステップ10
3と同様、受信信号への干渉があるかどうかを判別す
る。
【0026】今の場合、ステップ103により受信信号
への干渉があると判断した直後なので、一般にステップ
112においても、干渉があると判断するが、干渉があ
るときには、処理はステップ112からステップ113
に進み、このステップ113において、ステップ111
が実行されてから期間Twが経過したかどうかを判別
し、期間Twが経過していないときには、処理はステッ
プ113からステップ112に戻る。したがって、ステ
ップ103により受信信号への干渉が判別されると、以
後、ステップ112、113が期間Twにわたって繰り
返されることになる。
への干渉があると判断した直後なので、一般にステップ
112においても、干渉があると判断するが、干渉があ
るときには、処理はステップ112からステップ113
に進み、このステップ113において、ステップ111
が実行されてから期間Twが経過したかどうかを判別
し、期間Twが経過していないときには、処理はステッ
プ113からステップ112に戻る。したがって、ステ
ップ103により受信信号への干渉が判別されると、以
後、ステップ112、113が期間Twにわたって繰り
返されることになる。
【0027】そして、期間Twが経過しないうちに受信
信号への干渉がスレッショールドレベル未満になると、
これがステップ112により判別され、処理はステップ
112からステップ103に戻り、基地局との通信を続
行するとともに、受信信号への干渉を監視する。
信号への干渉がスレッショールドレベル未満になると、
これがステップ112により判別され、処理はステップ
112からステップ103に戻り、基地局との通信を続
行するとともに、受信信号への干渉を監視する。
【0028】しかし、受信信号への干渉がスレッショー
ルドレベル未満にならないうちに期間Twが経過する
と、これがステップ113により判別され、処理はステ
ップ113からステップ114に進み、このステップ1
14において、他の周波数チャンネルに切り換えが可能
であるかどうかを判別し、切り換えが可能なときには、
処理はステップ114からステップ115に進み、この
ステップ115において、基地局に周波数チャンネルを
切り換えることを通知するとともに、周波数チャンネル
を空きチャンネルに切り換え、その後、ステップ103
に戻る。
ルドレベル未満にならないうちに期間Twが経過する
と、これがステップ113により判別され、処理はステ
ップ113からステップ114に進み、このステップ1
14において、他の周波数チャンネルに切り換えが可能
であるかどうかを判別し、切り換えが可能なときには、
処理はステップ114からステップ115に進み、この
ステップ115において、基地局に周波数チャンネルを
切り換えることを通知するとともに、周波数チャンネル
を空きチャンネルに切り換え、その後、ステップ103
に戻る。
【0029】したがって、受信信号への干渉がスレッシ
ョールドレベルを越えたときには、空きチャンネルがあ
れば、乱数で決まる時間Twの後に、周波数チャンネル
がその空きチャンネルに切り換えられ、以後、その切り
換え後の周波数チャンネルで通信が続けられるととも
に、この切り換え後の周波数チャンネルでも受信信号へ
の干渉が監視される。
ョールドレベルを越えたときには、空きチャンネルがあ
れば、乱数で決まる時間Twの後に、周波数チャンネル
がその空きチャンネルに切り換えられ、以後、その切り
換え後の周波数チャンネルで通信が続けられるととも
に、この切り換え後の周波数チャンネルでも受信信号へ
の干渉が監視される。
【0030】しかし、ステップ114において、周波数
チャンネルの切り換えができないときには、処理はステ
ップ114からステップ121に進み、このステップ1
21において、自局の送信を一時停止し、その後、ステ
ップ122において、ステップ103と同様に、受信信
号への干渉をチェックする状態を続ける。なお、このと
き、基地局からのブロードキャストフェイズおよびダウ
ンリンクフェイズの信号の受信が可能であれば、その受
信を続行する。
チャンネルの切り換えができないときには、処理はステ
ップ114からステップ121に進み、このステップ1
21において、自局の送信を一時停止し、その後、ステ
ップ122において、ステップ103と同様に、受信信
号への干渉をチェックする状態を続ける。なお、このと
き、基地局からのブロードキャストフェイズおよびダウ
ンリンクフェイズの信号の受信が可能であれば、その受
信を続行する。
【0031】そして、受信信号への干渉がスレッショー
ルドレベル未満となったとき、処理はステップ122か
らステップ102に戻り、移動局との通信が再開され
る。
ルドレベル未満となったとき、処理はステップ122か
らステップ102に戻り、移動局との通信が再開され
る。
【0032】なお、受信信号への干渉は、図18により
説明したように、例えば、移動局11および基地局21
間の通信と、移動局12および基地局22間の通信との
間で生じるものであり、すなわち、一般には、移動局お
よび基地局の2組の間で生じるのであるから、以上の処
理および動作は、2つの移動局においてそれぞれ実行さ
れることになる。
説明したように、例えば、移動局11および基地局21
間の通信と、移動局12および基地局22間の通信との
間で生じるものであり、すなわち、一般には、移動局お
よび基地局の2組の間で生じるのであるから、以上の処
理および動作は、2つの移動局においてそれぞれ実行さ
れることになる。
【0033】こうして、上述の移動局によれば、基地局
からの受信信号にスレッショールドレベル以上の干渉を
生じたときには、通信を停止して期間Twの待機をし、
この待機期間Twの経過後に通信を再開するとともに、
その待機期間Twを乱数により決定しているので、通信
を再開するとき、その通信の再開が移動局および基地局
の2組の間で同時となる可能性は低く、したがって、再
開後の受信信号に干渉を生じる可能性を低減することが
できる。また、干渉を避ける制御が各移動局において自
立分散的に行われているのが特徴である。
からの受信信号にスレッショールドレベル以上の干渉を
生じたときには、通信を停止して期間Twの待機をし、
この待機期間Twの経過後に通信を再開するとともに、
その待機期間Twを乱数により決定しているので、通信
を再開するとき、その通信の再開が移動局および基地局
の2組の間で同時となる可能性は低く、したがって、再
開後の受信信号に干渉を生じる可能性を低減することが
できる。また、干渉を避ける制御が各移動局において自
立分散的に行われているのが特徴である。
【0034】なお、上述においては、通信の再開までの
待機期間Twを乱数により設定したが、各移動局に優先
順位が決めておき、優先順位の高い移動局は待機時間T
Wを短く設定することもできる。そして、その優先順位
は、例えば、利用者の料金プランなどに応じて決めるこ
とができる。
待機期間Twを乱数により設定したが、各移動局に優先
順位が決めておき、優先順位の高い移動局は待機時間T
Wを短く設定することもできる。そして、その優先順位
は、例えば、利用者の料金プランなどに応じて決めるこ
とができる。
【0035】あるいは、優先順位を移動局の移動方向な
どから決定することもできる。例えば、図1において、
移動局11が停止していて移動局12が基地局21の方
向に移動している場合に、移動局11と移動局12との
どちらかが送信を停止することになったとき、移動局1
1の優先順位を高くし、移動局12の送信を停止にす
る。そして、移動方向の識別の方法としては、各移動局
が基地局からの受信信号の強度の履歴を調べて移動方向
を推定して優先順位を決定する方法、各移動局にGPS
受信機やジャイロスコープを搭載して移動方向を識別す
る方法などがある。
どから決定することもできる。例えば、図1において、
移動局11が停止していて移動局12が基地局21の方
向に移動している場合に、移動局11と移動局12との
どちらかが送信を停止することになったとき、移動局1
1の優先順位を高くし、移動局12の送信を停止にす
る。そして、移動方向の識別の方法としては、各移動局
が基地局からの受信信号の強度の履歴を調べて移動方向
を推定して優先順位を決定する方法、各移動局にGPS
受信機やジャイロスコープを搭載して移動方向を識別す
る方法などがある。
【0036】 第2の実施の形態
図3は、移動局の受信信号への干渉の低減にAPC(統
括局)を利用する場合のシステム構成を示すもので、基
地局21〜23および移動局11〜13が、のシステ
ム(図1および図2のシステム)において説明した状態
にあるとともに、基地局21〜23はAPC40により
統括されている。
括局)を利用する場合のシステム構成を示すもので、基
地局21〜23および移動局11〜13が、のシステ
ム(図1および図2のシステム)において説明した状態
にあるとともに、基地局21〜23はAPC40により
統括されている。
【0037】そして、移動局のそれぞれにおいて、例え
ば図4に示すルーチン200が実行される。すなわち、
基地局との間の通信を開始するときには、ルーチン20
0がステップ201からスタートし、次にステップ20
2により基地局との間の通信を開始する。続いて、ステ
ップ203において、受信信号の状態をチェックするこ
とにより干渉波の強度、干渉の頻度などを判別し、受信
信号への干渉がスレッショールドレベル未満のときに
は、ステップ203の処理を続ける。こうして、移動局
との間の通信が開始されると、受信信号への干渉が常に
監視される。また、その干渉がスレッショールドレベル
未満のときには、特別の処理は実行されない。
ば図4に示すルーチン200が実行される。すなわち、
基地局との間の通信を開始するときには、ルーチン20
0がステップ201からスタートし、次にステップ20
2により基地局との間の通信を開始する。続いて、ステ
ップ203において、受信信号の状態をチェックするこ
とにより干渉波の強度、干渉の頻度などを判別し、受信
信号への干渉がスレッショールドレベル未満のときに
は、ステップ203の処理を続ける。こうして、移動局
との間の通信が開始されると、受信信号への干渉が常に
監視される。また、その干渉がスレッショールドレベル
未満のときには、特別の処理は実行されない。
【0038】しかし、受信信号への干渉がスレッショー
ルドレベルを越えると、これがステップ203により検
出され、処理はステップ203からステップ211に進
み、このステップ211において、干渉波の到来する時
刻の情報を収集する。この場合、干渉波の到来する時刻
は、図12および図18からも明らかなように、それぞ
れのMACフレーム内では、同じ時間位置となるので、
MACフレームにおけるタイムスロットの番号により表
すことができる。
ルドレベルを越えると、これがステップ203により検
出され、処理はステップ203からステップ211に進
み、このステップ211において、干渉波の到来する時
刻の情報を収集する。この場合、干渉波の到来する時刻
は、図12および図18からも明らかなように、それぞ
れのMACフレーム内では、同じ時間位置となるので、
MACフレームにおけるタイムスロットの番号により表
すことができる。
【0039】続いて、処理はステップ212に進み、こ
のステップ212において、自局が干渉を受けているこ
と、およびステップ211により収集した時刻(干渉を
受ける時刻)を、対応する基地局に送信する。
のステップ212において、自局が干渉を受けているこ
と、およびステップ211により収集した時刻(干渉を
受ける時刻)を、対応する基地局に送信する。
【0040】一方、基地局のそれぞれは、例えば図5に
示すルーチン300を実行する。すなわち、基地局が起
動すると、ルーチン300がステップ301からスター
トし、次にステップ302において、移動局および後述
するAPC40からの信号を監視し、信号を受信する
と、ステップ303において、その受信した信号をチェ
ックすることにより自セル内の移動局を制御する必要が
あるかどうかを判断し、自セル内の移動局を制御する必
要がないときには、ステップ302に戻る。こうして、
基地局は、通常時は、自セル内の移動局と、APC40
からの信号を監視している。
示すルーチン300を実行する。すなわち、基地局が起
動すると、ルーチン300がステップ301からスター
トし、次にステップ302において、移動局および後述
するAPC40からの信号を監視し、信号を受信する
と、ステップ303において、その受信した信号をチェ
ックすることにより自セル内の移動局を制御する必要が
あるかどうかを判断し、自セル内の移動局を制御する必
要がないときには、ステップ302に戻る。こうして、
基地局は、通常時は、自セル内の移動局と、APC40
からの信号を監視している。
【0041】しかし、移動局がステップ212により干
渉を受けていること、およびその干渉の時刻を送信して
きたときには、自セル内の移動局を制御する必要がある
ので、処理はステップ303からステップ304に進
み、このステップ304において、APC40からの信
号であるか移動局からの信号であるかを判別する。
渉を受けていること、およびその干渉の時刻を送信して
きたときには、自セル内の移動局を制御する必要がある
ので、処理はステップ303からステップ304に進
み、このステップ304において、APC40からの信
号であるか移動局からの信号であるかを判別する。
【0042】そして、移動局からの信号のときには、処
理はステップ304からステップ311に進み、このス
テップ311において、他の周波数チャンネルに切り換
えが可能であるかどうかを判別し、切り換えが可能なと
きには、処理はステップ311からステップ312に進
み、このステップ312において、移動局に周波数チャ
ンネルを切り換えることを通知するとともに、周波数チ
ャンネルを空きチャンネルに切り換え、その後、ステッ
プ302に戻る。したがって、移動局の干渉は回避され
る。
理はステップ304からステップ311に進み、このス
テップ311において、他の周波数チャンネルに切り換
えが可能であるかどうかを判別し、切り換えが可能なと
きには、処理はステップ311からステップ312に進
み、このステップ312において、移動局に周波数チャ
ンネルを切り換えることを通知するとともに、周波数チ
ャンネルを空きチャンネルに切り換え、その後、ステッ
プ302に戻る。したがって、移動局の干渉は回避され
る。
【0043】一方、ステップ311において、周波数チ
ャンネルの切り換えができないときには、処理はステッ
プ311からステップ321に進み、このステップ32
1において、移動局がステップ212により送信してき
た干渉の情報と、その時刻を把握し、次にステップ32
2において、ステップ321により把握した情報をAP
C40に送信し、その後、ステップ302に戻る。つま
り、基地局は、自局では移動局の干渉を解決できないと
きには、これをAPC40に通知する。
ャンネルの切り換えができないときには、処理はステッ
プ311からステップ321に進み、このステップ32
1において、移動局がステップ212により送信してき
た干渉の情報と、その時刻を把握し、次にステップ32
2において、ステップ321により把握した情報をAP
C40に送信し、その後、ステップ302に戻る。つま
り、基地局は、自局では移動局の干渉を解決できないと
きには、これをAPC40に通知する。
【0044】すると、APC40においては、例えば図
6に示すルーチン400により干渉を受けている移動局
を、隣接する基地局に切り換える。すなわち、APC4
0が起動すると、ルーチン400がステップ401から
スタートし、次にステップ402において、各基地局か
らの信号を監視し、信号を受信すると、ステップ403
において、その受信した信号をチェックすることにより
移動局で干渉を生じているかどうかを判別し(移動局で
干渉を生じていることは、ステップ322により送信さ
れてくる)、干渉を生じていないときには、処理はステ
ップ402に戻る。こうして、APC40は、基地局か
らステップ322により報告されるはずの移動局の干渉
を監視している。
6に示すルーチン400により干渉を受けている移動局
を、隣接する基地局に切り換える。すなわち、APC4
0が起動すると、ルーチン400がステップ401から
スタートし、次にステップ402において、各基地局か
らの信号を監視し、信号を受信すると、ステップ403
において、その受信した信号をチェックすることにより
移動局で干渉を生じているかどうかを判別し(移動局で
干渉を生じていることは、ステップ322により送信さ
れてくる)、干渉を生じていないときには、処理はステ
ップ402に戻る。こうして、APC40は、基地局か
らステップ322により報告されるはずの移動局の干渉
を監視している。
【0045】しかし、移動局で干渉を生じているときに
は、処理はステップ403からステップ411に進み、
このステップ411において、移動局に干渉を生じてい
る基地局を判別し、その干渉を受けている移動局を隣接
する基地局に切り換え可能か、すなわち、ハンドオーバ
ー可能かどうかを検討する。そして、ハンドオーバーが
可能なときには、処理はステップ412からステップ4
13に進み、このステップ413において、基地局に対
してハンドオーバーの指示を行い、その後、ステップ4
02に戻る。
は、処理はステップ403からステップ411に進み、
このステップ411において、移動局に干渉を生じてい
る基地局を判別し、その干渉を受けている移動局を隣接
する基地局に切り換え可能か、すなわち、ハンドオーバ
ー可能かどうかを検討する。そして、ハンドオーバーが
可能なときには、処理はステップ412からステップ4
13に進み、このステップ413において、基地局に対
してハンドオーバーの指示を行い、その後、ステップ4
02に戻る。
【0046】また、ステップ412において、ハンドオ
ーバーが不可能なときには、処理はステップ412から
ステップ421に進み、このステップ421において、
ステップ322により送信されてくる干渉の時刻の情報
を取り出し、次にステップ422において、干渉を受け
ている移動局を含む基地局に隣接する基地局を検索す
る。そして、ステップ423において、ステップ422
により検索した基地局(一般には複数の基地局)に対
し、移動局から送られてくる干渉の時刻や送信制限の要
求などの干渉情報を送信し、その後、ステップ402に
戻る。
ーバーが不可能なときには、処理はステップ412から
ステップ421に進み、このステップ421において、
ステップ322により送信されてくる干渉の時刻の情報
を取り出し、次にステップ422において、干渉を受け
ている移動局を含む基地局に隣接する基地局を検索す
る。そして、ステップ423において、ステップ422
により検索した基地局(一般には複数の基地局)に対
し、移動局から送られてくる干渉の時刻や送信制限の要
求などの干渉情報を送信し、その後、ステップ402に
戻る。
【0047】こうして、APC40は、基地局から干渉
の報告を受けると、ステップ413によりその基地局に
ハンドオーバーを指示するか、ステップ423により隣
接する基地局に干渉情報を送信する。
の報告を受けると、ステップ413によりその基地局に
ハンドオーバーを指示するか、ステップ423により隣
接する基地局に干渉情報を送信する。
【0048】すると、基地局のうち、ステップ413あ
るいは423の送信先となった基地局においては、処理
がステップ302からステップ303を通じてステップ
304に進み、今の場合、APC40からの信号なの
で、さらに、処理はステップ331に進み、このステッ
プ331において、ステップ413あるいは423によ
り送信されてきた信号を判別する。
るいは423の送信先となった基地局においては、処理
がステップ302からステップ303を通じてステップ
304に進み、今の場合、APC40からの信号なの
で、さらに、処理はステップ331に進み、このステッ
プ331において、ステップ413あるいは423によ
り送信されてきた信号を判別する。
【0049】そして、送信されてきた信号がステップ4
13による信号のときには、処理はステップ331から
ステップ332に進み、このステップ332において、
干渉を生じている移動局にハンドオーバーの指示を行
い、その後、ステップ302に戻る。
13による信号のときには、処理はステップ331から
ステップ332に進み、このステップ332において、
干渉を生じている移動局にハンドオーバーの指示を行
い、その後、ステップ302に戻る。
【0050】また、ステップ331において、送信され
てきた信号がステップ423による信号のときには、処
理はステップ331からステップ341に進み、このス
テップ341において、干渉の時刻から、その時刻のタ
イムスロットを使用している移動局を検索し、次にステ
ップ342において、検索結果の移動局の使用している
周波数チャネルが切り換え可能かどうかを検討する。そ
して、切り換え可能なときには、処理はステップ342
からステップ312に進み、周波数チャネルの切り換え
を行い、その後、ステップ302に戻る。
てきた信号がステップ423による信号のときには、処
理はステップ331からステップ341に進み、このス
テップ341において、干渉の時刻から、その時刻のタ
イムスロットを使用している移動局を検索し、次にステ
ップ342において、検索結果の移動局の使用している
周波数チャネルが切り換え可能かどうかを検討する。そ
して、切り換え可能なときには、処理はステップ342
からステップ312に進み、周波数チャネルの切り換え
を行い、その後、ステップ302に戻る。
【0051】また、ステップ342において、周波数チ
ャネルの切り換えが不可能なときには、処理はステップ
342からステップ343に進み、このステップ343
において、該当する移動局に対して送信を停止するよう
に指示し、その後、ステップ302に戻る。なお、ステ
ップ423により送信されてきた時刻情報から、その時
刻のタイムスロットを使用している移動局が存在しない
と判断したときには、ステップ423により送信されて
きた情報は無視される。
ャネルの切り換えが不可能なときには、処理はステップ
342からステップ343に進み、このステップ343
において、該当する移動局に対して送信を停止するよう
に指示し、その後、ステップ302に戻る。なお、ステ
ップ423により送信されてきた時刻情報から、その時
刻のタイムスロットを使用している移動局が存在しない
と判断したときには、ステップ423により送信されて
きた情報は無視される。
【0052】こうして、移動局が干渉を受けていること
を基地局に報告すると、その基地局はステップ312、
332あるいは343を実行するので、干渉を避けるこ
とができる。
を基地局に報告すると、その基地局はステップ312、
332あるいは343を実行するので、干渉を避けるこ
とができる。
【0053】例えば、図3の場合には、移動局11が干
渉を受けたとき、その情報が、基地局21を経由してA
PC40に伝送される。しかし、多くの場合、移動局1
1と移動局12との相互干渉となるので、両方の移動局
11、12から干渉情報および時刻情報がAPC40に
伝送されることになる。このとき、APC40は、移動
局11と移動局12との優先順位をランダムに決定し、
優先順位が低い移動局に対して、周波数チャネルを切り
換え、あるいは送信の停止を指示する。なお、優先順位
の決定方法は、で述べた方法とすることができる。
渉を受けたとき、その情報が、基地局21を経由してA
PC40に伝送される。しかし、多くの場合、移動局1
1と移動局12との相互干渉となるので、両方の移動局
11、12から干渉情報および時刻情報がAPC40に
伝送されることになる。このとき、APC40は、移動
局11と移動局12との優先順位をランダムに決定し、
優先順位が低い移動局に対して、周波数チャネルを切り
換え、あるいは送信の停止を指示する。なお、優先順位
の決定方法は、で述べた方法とすることができる。
【0054】 第3の実施の形態
図7は、のシステム(図3〜図6のシステム)におい
て、さらに、セル31〜33をそれぞれ例えば3つのセ
クタに分割して干渉の低減を行うようにした場合であ
る。なお、基地局21〜23および移動局11〜13
が、のシステムにより説明した状態にあるとともに、
基地局21〜23はAPC40により統括されている。
て、さらに、セル31〜33をそれぞれ例えば3つのセ
クタに分割して干渉の低減を行うようにした場合であ
る。なお、基地局21〜23および移動局11〜13
が、のシステムにより説明した状態にあるとともに、
基地局21〜23はAPC40により統括されている。
【0055】そして、移動局11〜13のそれぞれにお
いては、ルーチン200が実行される。また、基地局2
1〜23においては、図8に示すルーチン300が実行
される。ただし、図8に示すルーチン300は、図5に
示すルーチン300に対して、ステップ351が追加さ
れている。
いては、ルーチン200が実行される。また、基地局2
1〜23においては、図8に示すルーチン300が実行
される。ただし、図8に示すルーチン300は、図5に
示すルーチン300に対して、ステップ351が追加さ
れている。
【0056】すなわち、ステップ304において、ステ
ップ302により受信した信号が移動局からの信号(干
渉を受けていることおよびその干渉の時刻などを示す信
号)のときには、処理はステップ304からステップ3
51に進み、このステップ351において、干渉を受け
ていることを報告してきた移動局のいるセクタが判別さ
れ、次に処理はステップ311に進む。
ップ302により受信した信号が移動局からの信号(干
渉を受けていることおよびその干渉の時刻などを示す信
号)のときには、処理はステップ304からステップ3
51に進み、このステップ351において、干渉を受け
ていることを報告してきた移動局のいるセクタが判別さ
れ、次に処理はステップ311に進む。
【0057】そして、ステップ311において、周波数
チャンネルの切り換えができないときには、処理はステ
ップ311からステップ321に進み、このステップ3
21において、移動局がステップ212により送信して
きた干渉の情報と、その時刻を把握し、次にステップ3
22において、ステップ321により把握した情報と、
ステップ351により把握したセクタの情報とをAPC
40に送信し、その後、ステップ302に戻る。つま
り、基地局単独は、自局では移動局の干渉を解決できな
いときには、これをAPC40に通知するとともに、そ
のとき、移動局の位置しているセクタも通知する。
チャンネルの切り換えができないときには、処理はステ
ップ311からステップ321に進み、このステップ3
21において、移動局がステップ212により送信して
きた干渉の情報と、その時刻を把握し、次にステップ3
22において、ステップ321により把握した情報と、
ステップ351により把握したセクタの情報とをAPC
40に送信し、その後、ステップ302に戻る。つま
り、基地局単独は、自局では移動局の干渉を解決できな
いときには、これをAPC40に通知するとともに、そ
のとき、移動局の位置しているセクタも通知する。
【0058】一方、APC40においては、図9に示す
ルーチン400が実行される。ただし、図9に示すルー
チン400は、図6に示すルーチン400に比べ、ステ
ップ421以降が異なる。すなわち、ステップ412に
おいて、ハンドオーバーが不可能なときには、処理はス
テップ412からステップ421に進み、このステップ
421において、ステップ322により送信されてくる
干渉の時刻の情報を取り出すが、次にステップ451を
実行する。
ルーチン400が実行される。ただし、図9に示すルー
チン400は、図6に示すルーチン400に比べ、ステ
ップ421以降が異なる。すなわち、ステップ412に
おいて、ハンドオーバーが不可能なときには、処理はス
テップ412からステップ421に進み、このステップ
421において、ステップ322により送信されてくる
干渉の時刻の情報を取り出すが、次にステップ451を
実行する。
【0059】このステップ451においては、ステップ
322により送信されてきた情報から移動局のいるセク
タの情報を取り出し、次にステップ452において、干
渉を受けている移動局を含む基地局に隣接する基地局を
検索する。そして、ステップ453において、ステップ
452の検索結果の基地局(一般には複数の基地局)の
うち、干渉を生じている移動局がいるセクタの方向の基
地局に対して、移動局から送られてくる干渉の時刻や送
信制限の要求などの干渉情報を送信し、その後、ステッ
プ402に戻る。
322により送信されてきた情報から移動局のいるセク
タの情報を取り出し、次にステップ452において、干
渉を受けている移動局を含む基地局に隣接する基地局を
検索する。そして、ステップ453において、ステップ
452の検索結果の基地局(一般には複数の基地局)の
うち、干渉を生じている移動局がいるセクタの方向の基
地局に対して、移動局から送られてくる干渉の時刻や送
信制限の要求などの干渉情報を送信し、その後、ステッ
プ402に戻る。
【0060】こうして、APC40は、基地局から干渉
の報告を受けると、ステップ413によりその基地局に
ハンドオーバーを指示するか、ステップ453により隣
接する基地局のうち、移動局のいる方向の基地局に干渉
情報を送信する。
の報告を受けると、ステップ413によりその基地局に
ハンドオーバーを指示するか、ステップ453により隣
接する基地局のうち、移動局のいる方向の基地局に干渉
情報を送信する。
【0061】したがって、ハンドオーバーや周波数チャ
ンネルの切り換えが不可能なときには、ルーチン300
のステップ343により、移動局のいる方向で隣接する
基地局が、干渉を与えている移動局に対して送信を停止
するように指示することになる。
ンネルの切り換えが不可能なときには、ルーチン300
のステップ343により、移動局のいる方向で隣接する
基地局が、干渉を与えている移動局に対して送信を停止
するように指示することになる。
【0062】こうして、移動局が干渉を受けていること
を基地局に報告すると、その基地局はハンドオーバー、
周波数チャンネルの切り換え、あるいは干渉を与えてい
る移動局の送信停止を実行するので、干渉を避けること
ができる。
を基地局に報告すると、その基地局はハンドオーバー、
周波数チャンネルの切り換え、あるいは干渉を与えてい
る移動局の送信停止を実行するので、干渉を避けること
ができる。
【0063】 第4の実施の形態
図10に示すシステムにおいては、あるいはのシス
テムと同様、基地局21〜23および移動局11〜13
が、のシステムにおいて説明した状態にあるととも
に、基地局21〜23はAPC40により統括されてい
る。また、このシステムのおいては、移動局11〜13
は、航法衛星、例えばGPS衛星からの電波をGPS受
信機により受信して位置情報を把握している。
テムと同様、基地局21〜23および移動局11〜13
が、のシステムにおいて説明した状態にあるととも
に、基地局21〜23はAPC40により統括されてい
る。また、このシステムのおいては、移動局11〜13
は、航法衛星、例えばGPS衛星からの電波をGPS受
信機により受信して位置情報を把握している。
【0064】そして、干渉が生じたとき、移動局は自局
の位置情報を基地局に通知する。基地局はチャネルの切
り換えが不可能なときには、この位置情報をAPC40
に伝送する。APC40はこの移動局の位置情報をもと
に干渉を引き起こしていると思われる移動局を扱ってい
る基地局に対して、時刻情報や位置情報などの干渉情報
を伝送する。
の位置情報を基地局に通知する。基地局はチャネルの切
り換えが不可能なときには、この位置情報をAPC40
に伝送する。APC40はこの移動局の位置情報をもと
に干渉を引き起こしていると思われる移動局を扱ってい
る基地局に対して、時刻情報や位置情報などの干渉情報
を伝送する。
【0065】そして、図10の場合には、移動局11と
移動局12とで干渉が生じた場合、移動局11は、基地
局21に対して干渉情報、時刻情報および位置情報を送
信する。すると、基地局21は、周波数チャネルの切り
換えが不可能なときには、APC40に対して、時刻情
報および位置情報を通知する。この結果、APC40
は、移動局11の位置情報から、移動局11にもっとも
近い基地局、図10の場合には基地局22を検索し、こ
の基地局に干渉情報および時刻情報を送信する。そし
て、以後、あるいはのシステムと同様の処理が実行
される。
移動局12とで干渉が生じた場合、移動局11は、基地
局21に対して干渉情報、時刻情報および位置情報を送
信する。すると、基地局21は、周波数チャネルの切り
換えが不可能なときには、APC40に対して、時刻情
報および位置情報を通知する。この結果、APC40
は、移動局11の位置情報から、移動局11にもっとも
近い基地局、図10の場合には基地局22を検索し、こ
の基地局に干渉情報および時刻情報を送信する。そし
て、以後、あるいはのシステムと同様の処理が実行
される。
【0066】〔この明細書で使用している略語の一覧〕
APC :Access Point Controller
CCH :Common Control Channel
GPS :Global Positioning System
MAC :Message Authentication Code
OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexi
ng
ng
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、移動局間に干渉を生
じた場合、優先順位の低い移動局の送信を制限するよう
にしているので、輻輳状態を回避することができ、シス
テム全体のスループットを向上させることができる。
じた場合、優先順位の低い移動局の送信を制限するよう
にしているので、輻輳状態を回避することができ、シス
テム全体のスループットを向上させることができる。
【0068】また、移動局の位置情報を用いることによ
り、APCから基地局への制御情報を必要な基地局のみ
に限定することができ、APCと基地局との間の情報伝
送量を減らすことができる。さらに、ハンドオーバーす
る可能性のある方向の移動局の送信を制限することによ
って、強制切断をすることなく、ハンドオーバーにより
対処することができる。
り、APCから基地局への制御情報を必要な基地局のみ
に限定することができ、APCと基地局との間の情報伝
送量を減らすことができる。さらに、ハンドオーバーす
る可能性のある方向の移動局の送信を制限することによ
って、強制切断をすることなく、ハンドオーバーにより
対処することができる。
【図1】この発明によるシステムの一形態を示す系統図
である。
である。
【図2】移動局の処理内容の一形態を示すフローチャー
トである。
トである。
【図3】この発明によるシステムの他の一形態を示す系
統図である。
統図である。
【図4】移動局の処理内容の他の形態を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】基地局の処理内容の一形態を示すフローチャー
トである。
トである。
【図6】APCの処理内容の一形態を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】この発明によるシステムの他の形態を示す系統
図である。
図である。
【図8】基地局の処理内容の他の形態を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図9】APCの処理内容の他の形態を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図10】この発明によるシステムの他の形態を示す系
統図である。
統図である。
【図11】この発明を説明するための系統図である。
【図12】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図13】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図14】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図15】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図16】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図17】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
【図18】信号フォーマットを説明するための図であ
る。
る。
11〜13…移動局、21〜23…基地局、31〜33
…セル、40…APC
…セル、40…APC
Claims (11)
- 【請求項1】基地局からの受信信号に対する干渉波の強
さおよび頻度を検出し、 この検出結果が所定のスレッショールドレベルを越えた
とき、周波数チャネルの切り換えおよび送信の停止のど
ちらか一方を実行するようにした移動局。 - 【請求項2】請求項1に記載の移動局において、 上記検出結果が所定のスレッショールドレベルを越えた
とき、乱数により決定した所定の期間にわたって上記干
渉波の強さおよび頻度を検出し、 上記乱数により決定した期間が経過しても、上記干渉波
の強さおよび頻度が上記スレッショールドレベルを越え
ているときには、上記周波数チャネルの切り換えおよび
上記送信の停止のどちらか一方を実行し、 上記乱数により決定した期間内に、上記干渉波の強さお
よび頻度が上記スレッショールドレベルに達しなくなっ
たときには、上記周波数チャネルの切り換えおよび上記
送信の停止の両方を中止して上記基地局との通信を続行
するようにした移動局。 - 【請求項3】請求項1に記載の移動局において、 上記検出結果が所定のスレッショールドレベルを越えた
とき、移動局によって異なる固定の期間にわたって上記
干渉波の強さおよび頻度を検出し、 上記固定の期間が経過しても、上記干渉波の強さおよび
頻度が上記スレッショールドレベルを越えているときに
は、上記周波数チャネルの切り換えおよび上記送信の停
止のどちらか一方を実行し、 上記固定の期間内に、上記干渉波の強さおよび頻度が上
記スレッショールドレベルに達しなくなったときには、
上記周波数チャネルの切り換えおよび上記送信の停止の
両方を中止して上記基地局との通信を続行するようにし
た移動局。 - 【請求項4】複数の移動局と、 この移動局と通信を行うための複数の基地局と、 この基地局を統括するAPCとから構成され、 上記移動局は、上記基地局からの受信信号に対する干渉
波の強さおよび頻度がスレッショールドレベルを越えた
とき、その干渉に関する情報を、その移動局が接続して
いる基地局に通知し、 上記基地局のうち、上記干渉に関する情報を通知された
基地局は、その情報を上記APCに送信し、 上記APCは上記干渉に関する情報を上記基地局のすべ
てに送信し、 上記基地局は上記APCから送信されてきた干渉に関す
る情報から、上記干渉を与えている基地局を検索し、 上記干渉を与えている基地局を検索できたとき、その基
地局に対して、ハンドオーバー、周波数チャンネルの切
り換え、および送信の停止のいずれかを実行するように
した移動通信システム。 - 【請求項5】請求項4に記載の移動通信システムにおい
て、 上記APCは、上記基地局の地理的な情報を有し、 上記干渉を受けた移動局から上記基地局を通じて上記干
渉に関する情報が送信されてきたとき、上記地理的な情
報に基づいて、上記基地局のうち、上記干渉を受けてい
る基地局と通信をしている基地局の近隣の基地局にの
み、上記干渉に関する情報を送信するようにした移動通
信システム。 - 【請求項6】請求項4に記載の移動通信システムにおい
て、 上記基地局の担当する領域は複数のセクタに分割され、 上記APCは、上記基地局の地理的な情報と、セクタア
ンテナの指向方向についての情報とを有し、 上記干渉を受けた移動局から上記基地局を通じて上記干
渉に関する情報が送信されてきたとき、上記地理的な情
報および上記セクタアンテナの指向方向についての情報
に基づいて、上記基地局のうち、上記干渉を受けている
移動局の方向を向いているセクタアンテナの指向方向の
基地局にのみ、上記干渉に関する情報を送信するように
した移動通信システム。 - 【請求項7】請求項4に記載の移動通信システムにおい
て、 上記移動局は、GPS受信機あるいはジャイロスコープ
の少なくとも一方を有し、 上記移動局は、自局の位置の情報および上記干渉に関す
る情報を上記基地局に送信し、 上記基地局のうち、上記干渉に関する情報を受信した基
地局は、その情報を上記APCに送信し、 このAPCは、上記移動局の位置情報から、干渉を与え
ている移動局の存在する基地局を検索し、 その検索結果の基地局に対して上記干渉に関する情報を
送信するようにした移動通信システム。 - 【請求項8】請求項1に記載の移動局において、 GPS受信機、ジャイロスコープ、基地局からの受信信
号の強度履歴情報を解析する装置、あるいはこれらを組
み合わせたものを有し、 上記移動局は、自局の移動方向の情報と、現在通信中の
基地局の地理的な情報と、隣接する基地局の地理的な情
報とにしたがって、上記周波数チャネルの切り換えある
いは上記送信の停止を行うまでの時間を決定するように
した移動局。 - 【請求項9】請求項4、請求項5、請求項6あるいは請
求項7に記載の移動通信システムにおいて、 上記移動局は、GPS受信機、ジャイロスコープ、基地
局からの受信信号の強度履歴情報を解析する装置、ある
いはこれらを組み合わせたものを有し、 上記移動局は、自局の移動方向の情報を上記基地局に送
信し、 上記基地局のうち、上記自局の移動方向の情報を受信し
た基地局は、その情報を上記APCに送信し、 上記APCは、干渉を受けている複数の移動局に対して
優先順位を決定するとき、上記基地局の地理的な情報お
よびセクタアンテナの指向方向にしたがって、上記移動
局の優先順位を決定するようにした移動通信システム。 - 【請求項10】請求項4、請求項5、請求項6あるいは
請求項7に記載の移動通信システムにおいて、 上記APCが、上記基地局から送信されてくる干渉に関
する情報にしたがって、上記移動局に対して優先順位を
決定するとき、その優先順位をランダムに決定するよう
にした移動通信システム。 - 【請求項11】請求項4、請求項5、請求項6あるいは
請求項7に記載の移動通信システムにおいて、 上記APCが、上記基地局から送信されてくる干渉に関
する情報にしたがって、上記移動局に対して優先順位を
決定するとき、上記移動局に固有に決められている情報
にしたがって決定するようにした移動通信システム。
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