JP2003258618A - 論理エミュレーション装置 - Google Patents
論理エミュレーション装置Info
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/003—Modifications for increasing the reliability for protection
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- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 過大な電流が流れることを回避して、外部装
置及び論理エミュレーション装置の破損を防止し、検証
対象回路の検証作業を円滑に実行できる論理エミュレー
ション装置を提供する。 【解決手段】 出力制御回路27は、温度検出ユニット
10、11が検出した可変論理素子20、21の温度デ
ータを取得し、可変論理素子20、21に過大な電流が
流れて、その温度が過剰に上昇した場合、その可変論理
素子20、21の出力を、ハイインピーダンス状態にす
る。このため、可変論理素子20と可変論理素子21と
の間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、21と
外部装置1との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理素子20、21及び外部装置1に過大な電流が流れ続
けることを防止できる。
置及び論理エミュレーション装置の破損を防止し、検証
対象回路の検証作業を円滑に実行できる論理エミュレー
ション装置を提供する。 【解決手段】 出力制御回路27は、温度検出ユニット
10、11が検出した可変論理素子20、21の温度デ
ータを取得し、可変論理素子20、21に過大な電流が
流れて、その温度が過剰に上昇した場合、その可変論理
素子20、21の出力を、ハイインピーダンス状態にす
る。このため、可変論理素子20と可変論理素子21と
の間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、21と
外部装置1との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理素子20、21及び外部装置1に過大な電流が流れ続
けることを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検証対象回路の検
証を行う論理エミュレーション装置に関する。
証を行う論理エミュレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模LSI(large sc
ale integrated circuit)の開
発において、その大規模LSI(検証対象回路)の動作
を検証する為の装置として、論理エミュレーション装置
が使用されている。
ale integrated circuit)の開
発において、その大規模LSI(検証対象回路)の動作
を検証する為の装置として、論理エミュレーション装置
が使用されている。
【0003】論理エミュレーション装置は、一般に、検
証対象回路を分割して、複数の可変論理素子に割り当
て、実際に動作させる事により高速に検証できるように
した装置である。
証対象回路を分割して、複数の可変論理素子に割り当
て、実際に動作させる事により高速に検証できるように
した装置である。
【0004】図12は、従来の論理エミュレーション装
置の第1の例のブロック図である。図12に示すよう
に、この従来の論理エミュレーション装置501は、可
変論理素子502〜505、可変配線素子507、及
び、電源506、を具備する。
置の第1の例のブロック図である。図12に示すよう
に、この従来の論理エミュレーション装置501は、可
変論理素子502〜505、可変配線素子507、及
び、電源506、を具備する。
【0005】次に、接続関係を説明する。
【0006】可変論理素子502と可変配線素子507
とは、配線602により接続される。可変論理素子50
3と可変配線素子507とは、配線603により接続さ
れる。可変論理素子504と可変配線素子507とは、
配線604により接続される。可変論理素子505と可
変配線素子507とは、配線605により接続される。
なお、各配線602〜605は、複数の信号線からな
る。
とは、配線602により接続される。可変論理素子50
3と可変配線素子507とは、配線603により接続さ
れる。可変論理素子504と可変配線素子507とは、
配線604により接続される。可変論理素子505と可
変配線素子507とは、配線605により接続される。
なお、各配線602〜605は、複数の信号線からな
る。
【0007】可変論理素子502〜505には、電源5
06から、電源線512により、電源電圧が供給され
る。
06から、電源線512により、電源電圧が供給され
る。
【0008】また、可変論理素子502〜505には、
検証対象回路を分割した回路(検証対象分割回路)50
8〜511が割り当てられる。
検証対象回路を分割した回路(検証対象分割回路)50
8〜511が割り当てられる。
【0009】また、可変論理素子502は、配線600
により、外部装置500と接続される。可変論理素子5
03は、配線601により、外部装置500と接続され
る。なお、各配線600、601は、複数の信号線から
なる。
により、外部装置500と接続される。可変論理素子5
03は、配線601により、外部装置500と接続され
る。なお、各配線600、601は、複数の信号線から
なる。
【0010】次に、各構成の機能・動作を説明する。
【0011】外部装置500の1つの例を説明する。外
部装置500には、論理エミュレーション装置501の
各可変論理素子502〜505に分割して割り当てられ
る検証対象回路と実際に組み合わせて使用されるLSI
などの様々な回路や部品が実装される。
部装置500には、論理エミュレーション装置501の
各可変論理素子502〜505に分割して割り当てられ
る検証対象回路と実際に組み合わせて使用されるLSI
などの様々な回路や部品が実装される。
【0012】そして、この外部装置500は、論理エミ
ュレーション装置501を接続することによって、検証
対象回路を実際の使用状態に近い状態で検証できるよう
にする。
ュレーション装置501を接続することによって、検証
対象回路を実際の使用状態に近い状態で検証できるよう
にする。
【0013】外部装置500の他の例を説明する。外部
装置500は、論理エミュレーション装置501の各可
変論理素子502〜505に割り当てられる検証対象分
割回路508〜511の入力に対して検証用のテストパ
ターンを与える。
装置500は、論理エミュレーション装置501の各可
変論理素子502〜505に割り当てられる検証対象分
割回路508〜511の入力に対して検証用のテストパ
ターンを与える。
【0014】そして、この外部装置500は、検証対象
分割回路508〜511の出力を観測する。
分割回路508〜511の出力を観測する。
【0015】さて、論理エミュレーション装置501の
可変論理素子502〜505は、内部で実現する論理を
変更できる素子であって、設定された論理に基づく機能
を実現する。
可変論理素子502〜505は、内部で実現する論理を
変更できる素子であって、設定された論理に基づく機能
を実現する。
【0016】可変配線素子507は、各可変論理素子5
02〜505間の接続を実現する。
02〜505間の接続を実現する。
【0017】図13は、従来の論理エミュレーション装
置の第2の例のブロック図である。なお、図13におい
て、図12と同様の部分については、同一の符号を付し
て説明を適宜省略する。
置の第2の例のブロック図である。なお、図13におい
て、図12と同様の部分については、同一の符号を付し
て説明を適宜省略する。
【0018】図13に示すように、この従来の論理エミ
ュレーション装置701は、可変論理素子502〜50
5、及び、電源506、を具備する。
ュレーション装置701は、可変論理素子502〜50
5、及び、電源506、を具備する。
【0019】各可変論理素子502〜505間は、配線
606〜611により接続される。
606〜611により接続される。
【0020】可変論理素子502〜505及び外部装置
500の機能・動作は、図12の可変論理素子502〜
505及び外部装置500の機能・動作と同様である。
500の機能・動作は、図12の可変論理素子502〜
505及び外部装置500の機能・動作と同様である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】まず、第1の問題点に
ついて説明する。上記した従来の論理エミュレーション
装置501、701では、検証対象回路が開発途中で動
作が不完全なこと、外部装置500の不具合、又は、外
部装置500と論理エミュレーション装置501、70
1との接続部分の信号の割り当てのミス、などが原因と
なって、論理エミュレーション装置501、701と外
部装置500との接続部において信号が衝突を起こすこ
とがある。
ついて説明する。上記した従来の論理エミュレーション
装置501、701では、検証対象回路が開発途中で動
作が不完全なこと、外部装置500の不具合、又は、外
部装置500と論理エミュレーション装置501、70
1との接続部分の信号の割り当てのミス、などが原因と
なって、論理エミュレーション装置501、701と外
部装置500との接続部において信号が衝突を起こすこ
とがある。
【0022】このため、論理エミュレーション装置50
1、701の可変論理素子502〜505と外部装置5
00との接続部の部品に過大な電流が流れてしまう。
1、701の可変論理素子502〜505と外部装置5
00との接続部の部品に過大な電流が流れてしまう。
【0023】その結果、論理エミュレーション装置50
1、701の可変論理素子502〜505、及び、外部
装置500の部品、が破損し、検証対象回路の検証作業
に支障をきたす問題が生じる。
1、701の可変論理素子502〜505、及び、外部
装置500の部品、が破損し、検証対象回路の検証作業
に支障をきたす問題が生じる。
【0024】次に、第2の問題点について説明する。上
記した従来の論理エミュレーション装置501、701
の内部でも次のような信号の衝突が起こる場合がある。
記した従来の論理エミュレーション装置501、701
の内部でも次のような信号の衝突が起こる場合がある。
【0025】即ち、検証対象回路が開発途中で動作が不
完全なこと、又は、検証対象回路を分割して各可変論理
素子502〜505に割り当てるツールのバグ、などを
原因として、各可変論理素子502〜505の間、又
は、可変論理素子502〜505と可変配線素子507
との間、において信号が衝突することがある。
完全なこと、又は、検証対象回路を分割して各可変論理
素子502〜505に割り当てるツールのバグ、などを
原因として、各可変論理素子502〜505の間、又
は、可変論理素子502〜505と可変配線素子507
との間、において信号が衝突することがある。
【0026】このため、可変論理素子502〜505、
及び、可変配線素子507、に過大な電流が流れてしま
う。
及び、可変配線素子507、に過大な電流が流れてしま
う。
【0027】その結果、論理エミュレーション装置50
1、701の可変論理素子502〜505、及び、可変
配線素子507、が破損し、検証対象回路の検証作業に
支障をきたす問題が生じる。
1、701の可変論理素子502〜505、及び、可変
配線素子507、が破損し、検証対象回路の検証作業に
支障をきたす問題が生じる。
【0028】次に、第3の問題点について説明する。従
来の論理エミュレーション装置の中には、論理エミュレ
ーション装置自身の消費電流が過大であることを検出可
能なものもある。
来の論理エミュレーション装置の中には、論理エミュレ
ーション装置自身の消費電流が過大であることを検出可
能なものもある。
【0029】この従来の論理エミュレーション装置で
は、個々の可変論理素子、及び、個々の可変配線素子、
の消費電流を監視しているわけではなく、論理エミュレ
ーション装置全体の消費電流を監視している。
は、個々の可変論理素子、及び、個々の可変配線素子、
の消費電流を監視しているわけではなく、論理エミュレ
ーション装置全体の消費電流を監視している。
【0030】しかし、論理エミュレーション装置全体と
しては消費電流が過大ではないが、個々の可変論理素
子、又は、個々の可変配線素子、にとっては、消費電流
が過大である場合もある。
しては消費電流が過大ではないが、個々の可変論理素
子、又は、個々の可変配線素子、にとっては、消費電流
が過大である場合もある。
【0031】従って、従来の論理エミュレーション装置
では、個々の可変論理素子、又は、個々の可変配線素
子、の消費電流が過大になったことを検出できない。
では、個々の可変論理素子、又は、個々の可変配線素
子、の消費電流が過大になったことを検出できない。
【0032】その結果、個々の可変論理素子、又は、個
々の可変配線素子にとって、過大な消費電流が流れたこ
とが原因となって、論理エミュレーション装置の可変論
理素子、又は、可変配線素子、が破損し、検証対象回路
の検証作業に支障をきたす問題が生じる。
々の可変配線素子にとって、過大な消費電流が流れたこ
とが原因となって、論理エミュレーション装置の可変論
理素子、又は、可変配線素子、が破損し、検証対象回路
の検証作業に支障をきたす問題が生じる。
【0033】次に、第4の問題点について説明する。上
記した従来の論理エミュレーション装置501、701
の電源506、あるいは、外部装置500の電源(図示
せず)、のどちらか一方がオンで他方がオフの場合、論
理エミュレーション装置501、701の可変論理素子
502〜505と外部装置との接続部の部品に過大な電
流が流れることがある。
記した従来の論理エミュレーション装置501、701
の電源506、あるいは、外部装置500の電源(図示
せず)、のどちらか一方がオンで他方がオフの場合、論
理エミュレーション装置501、701の可変論理素子
502〜505と外部装置との接続部の部品に過大な電
流が流れることがある。
【0034】その結果、論理エミュレーション装置50
1、701の可変論理素子502〜505、及び、外部
装置500の部品、が破損し、検証対象回路の検証作業
に支障をきたす問題が生じる。
1、701の可変論理素子502〜505、及び、外部
装置500の部品、が破損し、検証対象回路の検証作業
に支障をきたす問題が生じる。
【0035】そこで、本発明は、過大な電流が流れ続け
ることを防止して、論理エミュレーション装置及び外部
装置の破損を回避し、検証対象回路の検証作業を円滑に
実行できる論理エミュレーション装置を提供することを
目的とする。
ることを防止して、論理エミュレーション装置及び外部
装置の破損を回避し、検証対象回路の検証作業を円滑に
実行できる論理エミュレーション装置を提供することを
目的とする。
【0036】また、本発明は、過大な電流が流れること
を防止して、論理エミュレーション装置及び外部装置の
破損を回避し、検証対象回路の検証作業を円滑に実行で
きる論理エミュレーション装置を提供することを目的と
する。
を防止して、論理エミュレーション装置及び外部装置の
破損を回避し、検証対象回路の検証作業を円滑に実行で
きる論理エミュレーション装置を提供することを目的と
する。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る論理エミュ
レーション装置では、外部装置と接続して、検証対象回
路の検証を行う論理エミュレーション装置であって、検
証対象回路が分割して割り当てられ、各々が、内部で実
現する論理を変更できる複数の可変論理手段と、複数の
可変論理手段に対応して設けられ、各々が、対応する可
変論理手段の温度を検出し、温度に応じた電気量に変換
する複数の温度検出手段と、温度に応じた電気量のレベ
ルが所定値に達したとき、その温度が検出された可変論
理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御
手段と、を備える。
レーション装置では、外部装置と接続して、検証対象回
路の検証を行う論理エミュレーション装置であって、検
証対象回路が分割して割り当てられ、各々が、内部で実
現する論理を変更できる複数の可変論理手段と、複数の
可変論理手段に対応して設けられ、各々が、対応する可
変論理手段の温度を検出し、温度に応じた電気量に変換
する複数の温度検出手段と、温度に応じた電気量のレベ
ルが所定値に達したとき、その温度が検出された可変論
理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御
手段と、を備える。
【0038】この構成により、可変論理手段の温度が過
剰に上昇したときに、その可変論理手段の出力がハイイ
ンピーダンス状態になるように、所定値を設定しておく
ことで、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度
が過剰に上昇した場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
剰に上昇したときに、その可変論理手段の出力がハイイ
ンピーダンス状態になるように、所定値を設定しておく
ことで、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度
が過剰に上昇した場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
【0039】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
【0040】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0041】また、本発明に係る論理エミュレーション
装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を
行う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路
が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理
を変更できる複数の可変論理手段と、可変論理手段ごと
に、その消費電流に応じた電気量を検出し、検出した電
気量が所定値に達したとき、その電気量が検出された可
変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力
制御手段と、を備える。
装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を
行う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路
が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理
を変更できる複数の可変論理手段と、可変論理手段ごと
に、その消費電流に応じた電気量を検出し、検出した電
気量が所定値に達したとき、その電気量が検出された可
変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力
制御手段と、を備える。
【0042】この構成により、可変論理手段に過大な電
流が流れたときに、その可変論理手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、その可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
流が流れたときに、その可変論理手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、その可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
【0043】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0044】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0045】また、可変論理手段の出力をハイインピー
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
【0046】その結果、可変論理手段に流れる電流が過
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
【0047】また、本発明に係る論理エミュレーション
装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を
行う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路
が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理
を変更できる複数の可変論理手段と、外部装置の電源の
オン/オフ状態、及び、可変論理手段の電源のオン/オ
フ状態を検出する電源オン/オフ検出手段と、外部装置
の電源、及び、可変論理手段の電源、の双方がオン状態
のときにのみ、可変論理手段と外部装置と、を接続する
スイッチング手段と、を備える。
装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を
行う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路
が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理
を変更できる複数の可変論理手段と、外部装置の電源の
オン/オフ状態、及び、可変論理手段の電源のオン/オ
フ状態を検出する電源オン/オフ検出手段と、外部装置
の電源、及び、可変論理手段の電源、の双方がオン状態
のときにのみ、可変論理手段と外部装置と、を接続する
スイッチング手段と、を備える。
【0048】この構成により、外部装置の電源、及び、
可変論理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのと
きは、可変論理手段と外部装置と、は接続されない。
可変論理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのと
きは、可変論理手段と外部装置と、は接続されない。
【0049】このため、外部装置の電源、及び、可変論
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
【0050】その結果、各可変論理手段及び外部装置の
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
【0051】
【発明の実施の形態】請求項1記載の論理エミュレーシ
ョン装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検
証を行う論理エミュレーション装置であって、検証対象
回路が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する
論理を変更できる複数の可変論理手段と、複数の可変論
理手段に対応して設けられ、各々が、対応する可変論理
手段の温度を検出し、温度に応じた電気量に変換する複
数の温度検出手段と、温度に応じた電気量のレベルが所
定値に達したとき、その温度が検出された可変論理手段
の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御手段
と、を備える。
ョン装置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検
証を行う論理エミュレーション装置であって、検証対象
回路が分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する
論理を変更できる複数の可変論理手段と、複数の可変論
理手段に対応して設けられ、各々が、対応する可変論理
手段の温度を検出し、温度に応じた電気量に変換する複
数の温度検出手段と、温度に応じた電気量のレベルが所
定値に達したとき、その温度が検出された可変論理手段
の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御手段
と、を備える。
【0052】この構成により、可変論理手段の温度が過
剰に上昇したときに、その可変論理手段の出力がハイイ
ンピーダンス状態になるように、所定値を設定しておく
ことで、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度
が過剰に上昇した場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
剰に上昇したときに、その可変論理手段の出力がハイイ
ンピーダンス状態になるように、所定値を設定しておく
ことで、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度
が過剰に上昇した場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
【0053】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
【0054】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0055】請求項2記載の論理エミュレーション装置
では、出力制御手段は、いずれか1つの可変論理手段の
温度に応じた電気量が所定値に達したとき、全ての可変
論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
では、出力制御手段は、いずれか1つの可変論理手段の
温度に応じた電気量が所定値に達したとき、全ての可変
論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0056】この構成により、可変論理手段の温度が過
剰に上昇したときに、可変論理手段の出力がハイインピ
ーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこと
で、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度が過
剰に上昇した場合、全ての可変論理手段の出力が、ハイ
インピーダンス状態にされる。
剰に上昇したときに、可変論理手段の出力がハイインピ
ーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこと
で、可変論理手段に過大な電流が流れて、その温度が過
剰に上昇した場合、全ての可変論理手段の出力が、ハイ
インピーダンス状態にされる。
【0057】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
【0058】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0059】請求項3記載の論理エミュレーション装置
では、所定値を任意の値に設定する所定値設定手段、を
さらに備える。
では、所定値を任意の値に設定する所定値設定手段、を
さらに備える。
【0060】この構成により、検証対象回路を分割して
各可変論理手段に割り当てられた回路(検証対象分割回
路)、及び、検証環境、に応じた所定値の設定が可能と
なる。
各可変論理手段に割り当てられた回路(検証対象分割回
路)、及び、検証環境、に応じた所定値の設定が可能と
なる。
【0061】請求項4記載の論理エミュレーション装置
では、所定値設定手段は、可変論理手段ごとの動作温度
の予測値に応じて、可変論理手段ごとに所定値を設定す
る。
では、所定値設定手段は、可変論理手段ごとの動作温度
の予測値に応じて、可変論理手段ごとに所定値を設定す
る。
【0062】この構成により、可変論理手段ごとの動作
温度の予測値に応じた適切な所定値と、対応する可変論
理手段から検出した温度に応じた電気量と、が比較され
ることになる。
温度の予測値に応じた適切な所定値と、対応する可変論
理手段から検出した温度に応じた電気量と、が比較され
ることになる。
【0063】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
【0064】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0065】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0066】請求項5記載の論理エミュレーション装置
では、所定値設定手段は、設置場所の気温に応じて、所
定値を変更する。
では、所定値設定手段は、設置場所の気温に応じて、所
定値を変更する。
【0067】この構成により、外気温に応じた適切な所
定値と、可変論理手段から検出した温度に応じた電気量
と、が比較されることになる。
定値と、可変論理手段から検出した温度に応じた電気量
と、が比較されることになる。
【0068】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
【0069】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0070】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0071】請求項6記載の論理エミュレーション装置
では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を行う
論理エミュレーション装置であって、検証対象回路が分
割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理を変
更できる複数の可変論理手段と、可変論理手段ごとに、
その消費電流に応じた電気量を検出し、検出した電気量
が所定値に達したとき、その電気量が検出された可変論
理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御
手段と、を備える。
では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を行う
論理エミュレーション装置であって、検証対象回路が分
割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理を変
更できる複数の可変論理手段と、可変論理手段ごとに、
その消費電流に応じた電気量を検出し、検出した電気量
が所定値に達したとき、その電気量が検出された可変論
理手段の出力をハイインピーダンス状態にする出力制御
手段と、を備える。
【0072】この構成により、可変論理手段に過大な電
流が流れたときに、その可変論理手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、その可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
流が流れたときに、その可変論理手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、その可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
【0073】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0074】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0075】また、可変論理手段の出力をハイインピー
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
【0076】その結果、可変論理手段に流れる電流が過
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
【0077】請求項7記載の論理エミュレーション装置
では、出力制御手段は、いずれか1つの可変論理手段の
消費電流に応じた電気量が所定値に達したとき、全ての
可変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
では、出力制御手段は、いずれか1つの可変論理手段の
消費電流に応じた電気量が所定値に達したとき、全ての
可変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0078】この構成により、可変論理手段に過大な電
流が流れたときに、可変論理手段の出力がハイインピー
ダンス状態になるように、所定値を設定しておくこと
で、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、全ての可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
流が流れたときに、可変論理手段の出力がハイインピー
ダンス状態になるように、所定値を設定しておくこと
で、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、全ての可
変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされ
る。
【0079】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0080】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0081】請求項8記載の論理エミュレーション装置
では、出力制御手段は、所定値を任意の値に設定する所
定値設定手段、を含む。
では、出力制御手段は、所定値を任意の値に設定する所
定値設定手段、を含む。
【0082】この構成により、検証対象回路を分割して
各可変論理手段に割り当てられた回路(検証対象分割回
路)、及び、検証環境、に応じた所定値の設定が可能と
なる。
各可変論理手段に割り当てられた回路(検証対象分割回
路)、及び、検証環境、に応じた所定値の設定が可能と
なる。
【0083】請求項9記載の論理エミュレーション装置
では、所定値設定手段は、可変論理手段ごとの消費電流
の予測値に応じて、可変論理手段ごとに所定値を設定す
る。
では、所定値設定手段は、可変論理手段ごとの消費電流
の予測値に応じて、可変論理手段ごとに所定値を設定す
る。
【0084】この構成により、可変論理手段ごとの消費
電流の予測値に応じた適切な所定値と、対応する可変論
理手段から検出した消費電流に応じた電気量と、が比較
されることになる。
電流の予測値に応じた適切な所定値と、対応する可変論
理手段から検出した消費電流に応じた電気量と、が比較
されることになる。
【0085】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れたことを、より的確に検知できる。
れたことを、より的確に検知できる。
【0086】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れることをより確実に防止できる。
【0087】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0088】請求項10記載の論理エミュレーション装
置では、出力制御手段は、複数の可変論理手段に対応し
て設けられる複数の過電流検出手段、を含み、過電流検
出手段の各々は、対応する可変論理手段の消費電流に応
じた電気量を検出し、対応する可変論理手段の消費電流
に応じた電気量が所定値に達したときに、対応する可変
論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
置では、出力制御手段は、複数の可変論理手段に対応し
て設けられる複数の過電流検出手段、を含み、過電流検
出手段の各々は、対応する可変論理手段の消費電流に応
じた電気量を検出し、対応する可変論理手段の消費電流
に応じた電気量が所定値に達したときに、対応する可変
論理手段の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0089】この構成により、可変論理手段に過大な電
流が流れたときに、対応する過電流検出手段が、その可
変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にするよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れた場合、その可変論理手段の出力が、ハイ
インピーダンス状態にされる。
流が流れたときに、対応する過電流検出手段が、その可
変論理手段の出力をハイインピーダンス状態にするよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れた場合、その可変論理手段の出力が、ハイ
インピーダンス状態にされる。
【0090】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0091】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0092】請求項11記載の論理エミュレーション装
置では、可変論理手段の各々は、外部との間の入出力イ
ンタフェースである入出力手段と、設定された論理に基
づく機能を実現する論理実現手段と、を含み、入出力手
段は、論理実現手段に電源電圧を供給する電源とは異な
る電源から電源電圧の供給を受け、出力制御手段は、入
出力手段ごとに、その消費電流に応じた電気量を検出
し、検出した電気量が所定値に達したとき、その電気量
が検出された入出力手段の出力をハイインピーダンス状
態にする。
置では、可変論理手段の各々は、外部との間の入出力イ
ンタフェースである入出力手段と、設定された論理に基
づく機能を実現する論理実現手段と、を含み、入出力手
段は、論理実現手段に電源電圧を供給する電源とは異な
る電源から電源電圧の供給を受け、出力制御手段は、入
出力手段ごとに、その消費電流に応じた電気量を検出
し、検出した電気量が所定値に達したとき、その電気量
が検出された入出力手段の出力をハイインピーダンス状
態にする。
【0093】この構成により、可変論理手段に含まれ
る、入出力手段と論理実現手段とが、異なる電源から電
源電圧が供給される場合において、入出力手段に過大な
電流が流れたときに、その入出力手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、入出力手段に過大な電流が流れた場合、その入出
力手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされる。
る、入出力手段と論理実現手段とが、異なる電源から電
源電圧が供給される場合において、入出力手段に過大な
電流が流れたときに、その入出力手段の出力がハイイン
ピーダンス状態になるように、所定値を設定しておくこ
とで、入出力手段に過大な電流が流れた場合、その入出
力手段の出力が、ハイインピーダンス状態にされる。
【0094】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0095】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0096】請求項12記載の論理エミュレーション装
置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を行
う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路が
分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理を
変更できる複数の可変論理手段と、外部装置の電源のオ
ン/オフ状態、及び、可変論理手段の電源のオン/オフ
状態を検出する電源オン/オフ検出手段と、外部装置の
電源、及び、可変論理手段の電源、の双方がオン状態の
ときにのみ、可変論理手段と外部装置と、を接続するス
イッチング手段と、を備える。
置では、外部装置と接続して、検証対象回路の検証を行
う論理エミュレーション装置であって、検証対象回路が
分割して割り当てられ、各々が、内部で実現する論理を
変更できる複数の可変論理手段と、外部装置の電源のオ
ン/オフ状態、及び、可変論理手段の電源のオン/オフ
状態を検出する電源オン/オフ検出手段と、外部装置の
電源、及び、可変論理手段の電源、の双方がオン状態の
ときにのみ、可変論理手段と外部装置と、を接続するス
イッチング手段と、を備える。
【0097】この構成により、外部装置の電源、及び、
可変論理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのと
きは、可変論理手段と外部装置と、は接続されない。
可変論理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのと
きは、可変論理手段と外部装置と、は接続されない。
【0098】このため、外部装置の電源、及び、可変論
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
【0099】その結果、各可変論理手段及び外部装置の
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
【0100】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。
を説明する。
【0101】(実施の形態1)
【0102】図1は、本発明の実施の形態1における論
理エミュレーション装置のブロック図である。
理エミュレーション装置のブロック図である。
【0103】図1に示すように、この論理エミュレーシ
ョン装置2は、可変論理素子20、21、温度検出ユニ
ット10、11、A/Dコンバータ26、及び、出力制
御回路27、を具備する。
ョン装置2は、可変論理素子20、21、温度検出ユニ
ット10、11、A/Dコンバータ26、及び、出力制
御回路27、を具備する。
【0104】温度検出ユニット10は、温度センサ24
及びプローブ22を含む。このプローブ22は、可変論
理素子20のパッケージに取り付けられる。
及びプローブ22を含む。このプローブ22は、可変論
理素子20のパッケージに取り付けられる。
【0105】温度検出ユニット11は、温度センサ25
及びプローブ23を含む。このプローブ23は、可変論
理素子21のパッケージに取り付けられる。
及びプローブ23を含む。このプローブ23は、可変論
理素子21のパッケージに取り付けられる。
【0106】可変論理素子20、21の各々には、論理
エミュレーション装置2による検証の対象となる回路
(以下、実施の形態では、「検証対象回路」と呼ぶ。)
が分割して割り当てられる。
エミュレーション装置2による検証の対象となる回路
(以下、実施の形態では、「検証対象回路」と呼ぶ。)
が分割して割り当てられる。
【0107】具体的には、可変論理素子20には、検証
対象回路を分割した回路(以下、実施の形態では、「検
証対象分割回路」と呼ぶ。)Aが割り当てられる。可変
論理素子21には、検証対象分割回路Bが割り当てられ
る。
対象回路を分割した回路(以下、実施の形態では、「検
証対象分割回路」と呼ぶ。)Aが割り当てられる。可変
論理素子21には、検証対象分割回路Bが割り当てられ
る。
【0108】なお、検証対象回路の一例として、大規模
LSIなどがある。実施の形態では、検証対象回路とし
て、LSIを例にとる。
LSIなどがある。実施の形態では、検証対象回路とし
て、LSIを例にとる。
【0109】次に、接続関係について説明する。
【0110】温度センサ24は、配線28により、A/
Dコンバータ26に接続され、温度センサ24の出力信
号はA/Dコンバータ26に与えられる。
Dコンバータ26に接続され、温度センサ24の出力信
号はA/Dコンバータ26に与えられる。
【0111】温度センサ25は、配線29により、A/
Dコンバータ26に接続され、温度センサ25の出力信
号はA/Dコンバータ26に与えられる。
Dコンバータ26に接続され、温度センサ25の出力信
号はA/Dコンバータ26に与えられる。
【0112】出力制御回路27は、配線30により、可
変論理素子20、21のアウトプットイネーブル端子
(以下、「OE端子」と呼ぶ。)31、32に接続さ
れ、出力制御回路27が生成した制御信号はOE端子3
1、32に与えられる。配線30は、複数の信号線を含
む。
変論理素子20、21のアウトプットイネーブル端子
(以下、「OE端子」と呼ぶ。)31、32に接続さ
れ、出力制御回路27が生成した制御信号はOE端子3
1、32に与えられる。配線30は、複数の信号線を含
む。
【0113】可変論理素子20と可変論理素子21と
は、配線102により接続される。この配線102は、
複数の信号線を含む。
は、配線102により接続される。この配線102は、
複数の信号線を含む。
【0114】可変論理素子20と外部装置1とは、配線
100により接続される。この配線100は、複数の信
号線を含む。
100により接続される。この配線100は、複数の信
号線を含む。
【0115】可変論理素子21と外部装置1とは、配線
101により接続される。この配線101は、複数の信
号線を含む。
101により接続される。この配線101は、複数の信
号線を含む。
【0116】次に、各構成の機能・動作を説明する。ま
ず、外部装置1について説明する。
ず、外部装置1について説明する。
【0117】外部装置1の1つの例を説明する。外部装
置1には、論理エミュレーション装置2の各可変論理素
子20、21に分割して割り当てられる検証対象回路と
実際に組み合わせて使用されるLSIなどの様々な回路
や部品が実装される。
置1には、論理エミュレーション装置2の各可変論理素
子20、21に分割して割り当てられる検証対象回路と
実際に組み合わせて使用されるLSIなどの様々な回路
や部品が実装される。
【0118】そして、この外部装置1は、論理エミュレ
ーション装置2を接続することによって、検証対象回路
を実際の使用状態に近い状態で検証できるようにする。
ーション装置2を接続することによって、検証対象回路
を実際の使用状態に近い状態で検証できるようにする。
【0119】外部装置1の他の例を説明する。外部装置
1は、論理エミュレーション装置2の各可変論理素子2
0、21に割り当てられる検証対象分割回路A、Bの入
力に対して検証用のテストパターンを与える。そして、
この外部装置1は、検証対象分割回路A、Bの出力を観
測する。
1は、論理エミュレーション装置2の各可変論理素子2
0、21に割り当てられる検証対象分割回路A、Bの入
力に対して検証用のテストパターンを与える。そして、
この外部装置1は、検証対象分割回路A、Bの出力を観
測する。
【0120】次に、論理エミュレーション装置2につい
て説明する。可変論理素子20、21は、内部で実現す
る論理を変更できる素子であって、設定された論理に基
づく機能を実現する。
て説明する。可変論理素子20、21は、内部で実現す
る論理を変更できる素子であって、設定された論理に基
づく機能を実現する。
【0121】具体的には、可変論理素子20、21は、
機能をプログラムできる回路(論理セル)、結線状態を
プログラムできる信号線(プログラム配線)、及び、プ
ログラムできる入出力回路(プログラムI/O)、を組
み合わせたものである。
機能をプログラムできる回路(論理セル)、結線状態を
プログラムできる信号線(プログラム配線)、及び、プ
ログラムできる入出力回路(プログラムI/O)、を組
み合わせたものである。
【0122】例えば、可変論理素子20、21は、FP
GA(field programmable gat
e array)である。
GA(field programmable gat
e array)である。
【0123】温度センサ24、25は、検知した可変論
理素子20、21の温度を、その温度に比例した電圧に
変換し、A/Dコンバータ26に与える。
理素子20、21の温度を、その温度に比例した電圧に
変換し、A/Dコンバータ26に与える。
【0124】なお、温度センサ24、25は、温度測定
の対象である可変論理素子20、21に取り付けたプロ
ーブ22、23により、可変論理素子20、21の温度
を検知する。
の対象である可変論理素子20、21に取り付けたプロ
ーブ22、23により、可変論理素子20、21の温度
を検知する。
【0125】A/Dコンバータ26は、アナログ信号を
デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を出力制御回
路27に与える。
デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を出力制御回
路27に与える。
【0126】具体的には、A/Dコンバータ26は、温
度センサ24、25が入力した温度に比例した電圧(ア
ナログ信号)をデジタル信号(以下、「温度データ」と
呼ぶ。)に変換し、出力制御回路27に与える。
度センサ24、25が入力した温度に比例した電圧(ア
ナログ信号)をデジタル信号(以下、「温度データ」と
呼ぶ。)に変換し、出力制御回路27に与える。
【0127】出力制御回路27は、A/Dコンバータ2
6から読み込んだ各可変論理素子20、21の温度デー
タを監視する。
6から読み込んだ各可変論理素子20、21の温度デー
タを監視する。
【0128】そして、出力制御回路27は、監視してい
る温度データのレベルが、所定の閾値を超えたときは、
所定の閾値を超えた温度データが検出された可変論理素
子のOE端子に対して、配線30を介して当該可変論理
素子の出力をハイインピーダンス状態にする制御信号を
与える。当該可変論理素子は、この制御信号に従って、
出力をハイインピーダンス状態にする。
る温度データのレベルが、所定の閾値を超えたときは、
所定の閾値を超えた温度データが検出された可変論理素
子のOE端子に対して、配線30を介して当該可変論理
素子の出力をハイインピーダンス状態にする制御信号を
与える。当該可変論理素子は、この制御信号に従って、
出力をハイインピーダンス状態にする。
【0129】なお、出力制御手段27は、可変論理素子
20、21のうちのいずれか1つから検出した温度デー
タのレベルが、所定の閾値を超えたときに、全ての可変
論理素子20、21の出力をハイインピーダンス状態と
することもできる。
20、21のうちのいずれか1つから検出した温度デー
タのレベルが、所定の閾値を超えたときに、全ての可変
論理素子20、21の出力をハイインピーダンス状態と
することもできる。
【0130】ここで、所定の閾値は、次の観点から定め
られる。可変論理素子20と可変論理素子21との間、
又は、各可変論理素子20、21と外部装置1との間、
において信号が衝突すると、可変論理素子20、21に
流れる電流が過大になる。
られる。可変論理素子20と可変論理素子21との間、
又は、各可変論理素子20、21と外部装置1との間、
において信号が衝突すると、可変論理素子20、21に
流れる電流が過大になる。
【0131】そうすると、その可変論理素子20、21
の温度が上昇する。つまり、可変論理素子20、21の
温度を監視することで、可変論理素子20、21に過大
な電流が流れたことを検知できる。本実施の形態では、
このことを利用している。
の温度が上昇する。つまり、可変論理素子20、21の
温度を監視することで、可変論理素子20、21に過大
な電流が流れたことを検知できる。本実施の形態では、
このことを利用している。
【0132】可変論理素子20、21の温度が、通常の
動作状態での温度より高くなった場合、可変論理素子2
0、21に過大な電流が流れていることが推測できる。
通常の動作状態とは、可変論理素子20、21に過大な
電流が流れていないときの適正な動作状態である。
動作状態での温度より高くなった場合、可変論理素子2
0、21に過大な電流が流れていることが推測できる。
通常の動作状態とは、可変論理素子20、21に過大な
電流が流れていないときの適正な動作状態である。
【0133】そこで、所定の閾値を、可変論理素子2
0、21の通常の動作状態での温度に応じた値に設定す
る。
0、21の通常の動作状態での温度に応じた値に設定す
る。
【0134】こうすることで、可変論理素子20、21
に過大な電流が流れて、その温度が、通常の動作状態で
の温度を超えた場合、その可変論理素子20、21の出
力が、ハイインピーダンス状態にされる。
に過大な電流が流れて、その温度が、通常の動作状態で
の温度を超えた場合、その可変論理素子20、21の出
力が、ハイインピーダンス状態にされる。
【0135】このため、可変論理素子20と可変論理素
子21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子2
0、21と外部装置1との間の信号の衝突、を回避でき
て、可変論理素子20、21及び外部装置1に過大な電
流が流れ続けることを防止できる。
子21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子2
0、21と外部装置1との間の信号の衝突、を回避でき
て、可変論理素子20、21及び外部装置1に過大な電
流が流れ続けることを防止できる。
【0136】その結果、論理エミュレーション装置2及
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
【0137】ここで、例えば、所定の閾値は、経験に基
づき決定することができる。また、所定の閾値は、可変
論理素子20、21ごとに定めることもできるし、ま
た、可変論理素子20、21に共通した所定の閾値を定
めることもできる。
づき決定することができる。また、所定の閾値は、可変
論理素子20、21ごとに定めることもできるし、ま
た、可変論理素子20、21に共通した所定の閾値を定
めることもできる。
【0138】さて、一方、出力制御回路27は、監視し
ている温度データのレベルが、所定の閾値を超えていな
いときは、可変論理素子20、21のOE端子31、3
2に対して、配線30を介して、検証作業を実行できる
状態(通常の状態)にする制御信号を与える。この制御
信号を受けた可変論理素子は、通常の状態となる。
ている温度データのレベルが、所定の閾値を超えていな
いときは、可変論理素子20、21のOE端子31、3
2に対して、配線30を介して、検証作業を実行できる
状態(通常の状態)にする制御信号を与える。この制御
信号を受けた可変論理素子は、通常の状態となる。
【0139】以上のような出力制御回路27は、例え
ば、マイクロコンピュータで構成できる。この場合、上
記した出力制御回路27による処理は、マイクロコンピ
ュータ上のプログラムにより実行される。
ば、マイクロコンピュータで構成できる。この場合、上
記した出力制御回路27による処理は、マイクロコンピ
ュータ上のプログラムにより実行される。
【0140】さて、以上のように、本実施の形態では、
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0141】これにより、可変論理素子20、21の温
度が過剰に上昇したときに、その可変論理素子20、2
1の出力がハイインピーダンス状態になるように、所定
の閾値を設定しておくことで、可変論理素子20、21
に過大な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場
合、その可変論理素子20、21の出力が、ハイインピ
ーダンス状態にされる。
度が過剰に上昇したときに、その可変論理素子20、2
1の出力がハイインピーダンス状態になるように、所定
の閾値を設定しておくことで、可変論理素子20、21
に過大な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場
合、その可変論理素子20、21の出力が、ハイインピ
ーダンス状態にされる。
【0142】このため、可変論理素子20と可変論理素
子21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子2
0、21と外部装置1との間の信号の衝突、を回避でき
て、可変論理素子20、21及び外部装置1に過大な電
流が流れ続けることを防止できる。
子21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子2
0、21と外部装置1との間の信号の衝突、を回避でき
て、可変論理素子20、21及び外部装置1に過大な電
流が流れ続けることを防止できる。
【0143】その結果、論理エミュレーション装置2及
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
【0144】この効果は、可変論理素子20、21のう
ちのいずれか1つから検出した温度データ(温度に応じ
た電気量)のレベルが、所定の閾値を超えたときに、全
ての可変論理素子20、21の出力をハイインピーダン
ス状態とする場合でも、同様に発揮される。
ちのいずれか1つから検出した温度データ(温度に応じ
た電気量)のレベルが、所定の閾値を超えたときに、全
ての可変論理素子20、21の出力をハイインピーダン
ス状態とする場合でも、同様に発揮される。
【0145】(実施の形態2)
【0146】図2は、本発明の実施の形態2における論
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
2において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して説明を適宜省略する。
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
2において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して説明を適宜省略する。
【0147】図2に示すように、実施の形態2における
論理エミュレーション装置3は、図1の論理エミュレー
ション装置2の構成に、閾値設定ユニット33を加えた
ものである。
論理エミュレーション装置3は、図1の論理エミュレー
ション装置2の構成に、閾値設定ユニット33を加えた
ものである。
【0148】そして、出力制御回路27と閾値設定ユニ
ット33と、は配線34により接続される。
ット33と、は配線34により接続される。
【0149】次に、論理エミュレーション装置3の機能
・動作を説明する。本実施の形態では、論理エミュレー
ション装置3のユーザは、閾値設定ユニット33によ
り、出力制御回路27が監視している温度データに対す
る所定の閾値を変更できる。なお、この温度データは、
可変論理素子20、21の温度データである。
・動作を説明する。本実施の形態では、論理エミュレー
ション装置3のユーザは、閾値設定ユニット33によ
り、出力制御回路27が監視している温度データに対す
る所定の閾値を変更できる。なお、この温度データは、
可変論理素子20、21の温度データである。
【0150】具体的には、ユーザが、閾値設定ユニット
33に、新たな所定の閾値を入力すると、閾値設定ユニ
ット33は、入力された新たな所定の閾値を表すデータ
を、配線34により出力制御回路27に与える。
33に、新たな所定の閾値を入力すると、閾値設定ユニ
ット33は、入力された新たな所定の閾値を表すデータ
を、配線34により出力制御回路27に与える。
【0151】すると、出力制御回路27は、現在の所定
の閾値を、新たな所定の閾値に変更し、以後、変更後の
所定の閾値を用いて、監視している温度データとの比較
を実行する。
の閾値を、新たな所定の閾値に変更し、以後、変更後の
所定の閾値を用いて、監視している温度データとの比較
を実行する。
【0152】ここで、所定の閾値は、実施の形態1と同
様に、可変論理素子20、21の通常の動作状態での温
度に応じた値に設定する。
様に、可変論理素子20、21の通常の動作状態での温
度に応じた値に設定する。
【0153】しかし、論理エミュレーション装置は、様
々な種類の検証対象回路を検証するため、所定の閾値を
一定値に固定した場合は、必ずしも、あらゆる種類の検
証対象回路に適切な所定の閾値とならない場合もある。
また、同じ種類の検証対象回路を検証する場合でも、検
証環境(例えば、論理エミュレーション装置の設置場所
など)により、適切な所定の閾値が変わる場合もある。
々な種類の検証対象回路を検証するため、所定の閾値を
一定値に固定した場合は、必ずしも、あらゆる種類の検
証対象回路に適切な所定の閾値とならない場合もある。
また、同じ種類の検証対象回路を検証する場合でも、検
証環境(例えば、論理エミュレーション装置の設置場所
など)により、適切な所定の閾値が変わる場合もある。
【0154】そこで、本実施の形態では、閾値設定ユニ
ット33により、所定の閾値を任意の値に設定できるよ
うにしている。
ット33により、所定の閾値を任意の値に設定できるよ
うにしている。
【0155】こうすることで、様々な種類の検証対象回
路に適切な所定の閾値を設定できるし、検証環境も考慮
できる。
路に適切な所定の閾値を設定できるし、検証環境も考慮
できる。
【0156】なお、所定の閾値は、可変論理素子20、
21ごとに定めることもできるし、また、可変論理素子
20、21に共通した所定の閾値を定めることもでき
る。
21ごとに定めることもできるし、また、可変論理素子
20、21に共通した所定の閾値を定めることもでき
る。
【0157】所定の閾値を、可変論理素子20、21ご
とに定める場合は、各可変論理素子20、21に割り当
てられる検証対象分割回路A、Bに応じて、所定の閾値
を定めることができるので、より適切な所定の閾値を用
いることができる。
とに定める場合は、各可変論理素子20、21に割り当
てられる検証対象分割回路A、Bに応じて、所定の閾値
を定めることができるので、より適切な所定の閾値を用
いることができる。
【0158】ここで、1つの例として、上記した出力制
御回路27は、マイクロコンピュータで構成でき、閾値
設定ユニット33はワークステーションで構成できる。
この場合は、出力制御回路27の処理は、マイクロコン
ピュータ上のプログラムにより実行され、閾値設定ユニ
ット33による処理は、ワークステーション上のプログ
ラムにより実行される。
御回路27は、マイクロコンピュータで構成でき、閾値
設定ユニット33はワークステーションで構成できる。
この場合は、出力制御回路27の処理は、マイクロコン
ピュータ上のプログラムにより実行され、閾値設定ユニ
ット33による処理は、ワークステーション上のプログ
ラムにより実行される。
【0159】この例によると、マイクロコンピュータ2
7のシリアルポートとワークステーション33のシリア
ルポートと、を配線34により接続する。
7のシリアルポートとワークステーション33のシリア
ルポートと、を配線34により接続する。
【0160】そして、ユーザが入力した新たな所定の閾
値を、ワークステーション33が、マイクロコンピュー
タ27へ伝達すると、マイクロコンピュータ27は、そ
のプログラムにより、現在の所定の閾値を、新たな所定
の閾値に変更し、以後、変更後の所定の閾値を用いて、
監視している温度データとの比較を実行する。
値を、ワークステーション33が、マイクロコンピュー
タ27へ伝達すると、マイクロコンピュータ27は、そ
のプログラムにより、現在の所定の閾値を、新たな所定
の閾値に変更し、以後、変更後の所定の閾値を用いて、
監視している温度データとの比較を実行する。
【0161】さて、以上のように、本実施の形態では、
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0162】さらに、本実施の形態では、ユーザの指示
により、所定の閾値を任意の値に設定する閾値設定ユニ
ット33を設けている。
により、所定の閾値を任意の値に設定する閾値設定ユニ
ット33を設けている。
【0163】このため、検証対象分割回路A、B、及
び、検証環境、に応じた所定の閾値の設定が可能とな
る。
び、検証環境、に応じた所定の閾値の設定が可能とな
る。
【0164】これにより、検証対象分割回路A、B、及
び、検証環境、に応じた適切な所定の閾値と、可変論理
素子20、21から検出した温度データ(温度に応じた
電気量)と、を比較できる。
び、検証環境、に応じた適切な所定の閾値と、可変論理
素子20、21から検出した温度データ(温度に応じた
電気量)と、を比較できる。
【0165】このため、可変論理素子20、21に過大
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
【0166】従って、可変論理素子20と可変論理素子
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0167】その結果、論理エミュレーション装置3及
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
【0168】次に、本実施の形態における論理エミュレ
ーション装置の変形例を説明する。
ーション装置の変形例を説明する。
【0169】この変形例では、閾値変更ユニット33
が、個々の可変論理素子20、21に割り当てられる検
証対象分割回路A、Bの情報を基に、個々の可変論理素
子20、21の動作温度を予測する。
が、個々の可変論理素子20、21に割り当てられる検
証対象分割回路A、Bの情報を基に、個々の可変論理素
子20、21の動作温度を予測する。
【0170】可変論理素子20、21の動作温度は、例
えば、検証対象分割回路A、Bの回路規模、及び、検証
対象分割回路A,Bの動作周波数、から予測する。
えば、検証対象分割回路A、Bの回路規模、及び、検証
対象分割回路A,Bの動作周波数、から予測する。
【0171】そして、閾値変更ユニット33は、可変論
理素子20、21ごとに、予測した動作温度に応じた所
定の閾値を算出し、その所定の閾値を表すデータを、出
力制御回路27に与える。
理素子20、21ごとに、予測した動作温度に応じた所
定の閾値を算出し、その所定の閾値を表すデータを、出
力制御回路27に与える。
【0172】すると、出力制御回路27は、可変論理素
子20、21ごとの現在の所定の閾値を、可変論理素子
20、21ごとの新たな所定の閾値に変更し、以後、変
更後の所定の閾値を用いて、監視している温度データと
の比較を実行する。
子20、21ごとの現在の所定の閾値を、可変論理素子
20、21ごとの新たな所定の閾値に変更し、以後、変
更後の所定の閾値を用いて、監視している温度データと
の比較を実行する。
【0173】ここで、1つの例として、上記した変形例
における出力制御回路27は、マイクロコンピュータで
構成でき、変形例における閾値設定ユニット33はワー
クステーションで構成できる。この場合は、出力制御回
路27の処理は、マイクロコンピュータ上のプログラム
により実行され、閾値設定ユニット33による処理は、
ワークステーション上のプログラムにより実行される。
における出力制御回路27は、マイクロコンピュータで
構成でき、変形例における閾値設定ユニット33はワー
クステーションで構成できる。この場合は、出力制御回
路27の処理は、マイクロコンピュータ上のプログラム
により実行され、閾値設定ユニット33による処理は、
ワークステーション上のプログラムにより実行される。
【0174】この例によると、ワークステーション33
において、プログラムにより、個々の可変論理素子2
0、21に割り当てられる検証対象分割回路A、Bの情
報を基に、個々の可変論理素子20、21の動作温度を
予測する。
において、プログラムにより、個々の可変論理素子2
0、21に割り当てられる検証対象分割回路A、Bの情
報を基に、個々の可変論理素子20、21の動作温度を
予測する。
【0175】そして、ワークステーション33は、可変
論理素子20、21ごとに、予測した動作温度に応じた
所定の閾値を算出し、その所定の閾値を表すデータを、
マイクロコンピュータ27に与える。
論理素子20、21ごとに、予測した動作温度に応じた
所定の閾値を算出し、その所定の閾値を表すデータを、
マイクロコンピュータ27に与える。
【0176】すると、マイクロコンピュータ27は、可
変論理素子20、21ごとの現在の所定の閾値を、可変
論理素子20、21ごとの新たな所定の閾値に変更し、
以後、変更後の所定の閾値を用いて、監視している温度
データとの比較を実行する。
変論理素子20、21ごとの現在の所定の閾値を、可変
論理素子20、21ごとの新たな所定の閾値に変更し、
以後、変更後の所定の閾値を用いて、監視している温度
データとの比較を実行する。
【0177】さて、以上のように、この変形例では、閾
値設定ユニット33は、可変論理素子20、21ごとの
動作温度の予測値に応じて、可変論理素子20、21ご
とに所定の閾値を設定する。
値設定ユニット33は、可変論理素子20、21ごとの
動作温度の予測値に応じて、可変論理素子20、21ご
とに所定の閾値を設定する。
【0178】これにより、可変論理素子20、21ごと
の動作温度の予測値に応じた適切な所定の閾値と、対応
する可変論理素子20、21から検出した温度データ
(温度に応じた電気量)と、が比較されることになる。
の動作温度の予測値に応じた適切な所定の閾値と、対応
する可変論理素子20、21から検出した温度データ
(温度に応じた電気量)と、が比較されることになる。
【0179】このため、可変論理素子20、21に過大
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
【0180】従って、可変論理素子20と可変論理素子
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0181】その結果、論理エミュレーション装置3及
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
【0182】また、この変形例では、閾値設定ユニット
33が、可変論理素子20、21の動作温度を予測す
る。このため、論理エミュレーション装置3のユーザの
手間を極力抑制できる。
33が、可変論理素子20、21の動作温度を予測す
る。このため、論理エミュレーション装置3のユーザの
手間を極力抑制できる。
【0183】(実施の形態3)
【0184】図3は、本発明の実施の形態3における論
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
3において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
3において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
【0185】図3に示すように、実施の形態3における
論理エミュレーション装置4は、図1の論理エミュレー
ション装置2の構成に、閾値設定ユニット35及び温度
センサ40を加えたものである。
論理エミュレーション装置4は、図1の論理エミュレー
ション装置2の構成に、閾値設定ユニット35及び温度
センサ40を加えたものである。
【0186】そして、出力制御回路27と閾値設定ユニ
ット35と、は配線34により接続される。
ット35と、は配線34により接続される。
【0187】次に、本実施の形態における論理エミュレ
ーション装置4の機能・動作を説明する。
ーション装置4の機能・動作を説明する。
【0188】閾値設定ユニット35は、温度センサ40
により得られる外気温度のデータに基づいて、出力制御
回路27が監視している温度データに対する所定の閾値
を補正する。なお、この温度データは、可変論理素子2
0、21の温度データである。
により得られる外気温度のデータに基づいて、出力制御
回路27が監視している温度データに対する所定の閾値
を補正する。なお、この温度データは、可変論理素子2
0、21の温度データである。
【0189】そして、閾値設定ユニット35は、補正し
た所定の閾値を出力制御回路27に与える。
た所定の閾値を出力制御回路27に与える。
【0190】すると、出力制御回路27は、補正後の所
定の閾値を用いて、監視している温度データとの比較を
実行する。
定の閾値を用いて、監視している温度データとの比較を
実行する。
【0191】なお、補正の対象となる所定の閾値は、可
変論理素子20、21ごとに定めてあってもよいし、ま
た、可変論理素子20、21に共通した所定の閾値が定
めてあってもよい。いずれにしても、外気温度に応じ
て、所定の閾値が補正される。
変論理素子20、21ごとに定めてあってもよいし、ま
た、可変論理素子20、21に共通した所定の閾値が定
めてあってもよい。いずれにしても、外気温度に応じ
て、所定の閾値が補正される。
【0192】また、補正の対象となる所定の閾値は、実
施の形態1と同様に、可変論理素子20、21の通常の
動作状態での温度に応じた値に設定されたものである。
施の形態1と同様に、可変論理素子20、21の通常の
動作状態での温度に応じた値に設定されたものである。
【0193】ここで、1つの例として、上記した出力制
御回路27は、マイクロコンピュータで構成でき、閾値
設定ユニット35はワークステーションで構成できる。
この場合は、出力制御回路27の処理は、マイクロコン
ピュータ上のプログラムにより実行され、閾値設定ユニ
ット35による処理は、ワークステーション上のプログ
ラムにより実行される。
御回路27は、マイクロコンピュータで構成でき、閾値
設定ユニット35はワークステーションで構成できる。
この場合は、出力制御回路27の処理は、マイクロコン
ピュータ上のプログラムにより実行され、閾値設定ユニ
ット35による処理は、ワークステーション上のプログ
ラムにより実行される。
【0194】この例によると、ワークステーション35
において、プログラムにより、温度センサ40により得
られる外気温度のデータに基づいて、マイクロコンピュ
ータ27が監視している温度データに対する所定の閾値
を補正する。
において、プログラムにより、温度センサ40により得
られる外気温度のデータに基づいて、マイクロコンピュ
ータ27が監視している温度データに対する所定の閾値
を補正する。
【0195】そして、ワークステーション35は、補正
した所定の閾値をマイクロコンピュータ27に伝達す
る。
した所定の閾値をマイクロコンピュータ27に伝達す
る。
【0196】すると、マイクロコンピュータ27は、補
正後の所定の閾値を用いて、監視している温度データと
の比較を実行する。
正後の所定の閾値を用いて、監視している温度データと
の比較を実行する。
【0197】なお、この例では、マイクロコンピュータ
27のシリアルポートとワークステーション35のシリ
アルポートと、が配線34により接続される。
27のシリアルポートとワークステーション35のシリ
アルポートと、が配線34により接続される。
【0198】さて、以上のように、本実施の形態では、
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
出力制御回路27は、可変論理素子20、21から検出
した温度データ(温度に応じた電気量)のレベルが所定
の閾値を超えたとき、その温度が検出された可変論理素
子20、21の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0199】さらに、本実施の形態では、閾値設定ユニ
ット35は、論理エミュレーション装置4の設置場所の
気温に応じて、所定の閾値を補正し、出力制御回路27
に対して、所定の閾値を、補正後の所定の閾値に変更さ
せる。
ット35は、論理エミュレーション装置4の設置場所の
気温に応じて、所定の閾値を補正し、出力制御回路27
に対して、所定の閾値を、補正後の所定の閾値に変更さ
せる。
【0200】これにより、外気温に応じた適切な所定の
閾値と、可変論理素子20、21から検出した温度デー
タ(温度に応じた電気量)と、が比較されることにな
る。
閾値と、可変論理素子20、21から検出した温度デー
タ(温度に応じた電気量)と、が比較されることにな
る。
【0201】このため、可変論理素子20、21に過大
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
な電流が流れ、その温度が過剰に上昇したことを、より
的確に検知できる。
【0202】従って、可変論理素子20と可変論理素子
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
21との間の信号の衝突、及び、各可変論理素子20、
21と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回
避できて、可変論理素子20、21及び外部装置1に過
大な電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0203】その結果、論理エミュレーション装置4及
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
【0204】なお、可変論理素子の数は、2つに限られ
るものではなく、任意の数であっても、実施の形態1〜
3、及び、実施の形態2の変形例、を適用できる。
るものではなく、任意の数であっても、実施の形態1〜
3、及び、実施の形態2の変形例、を適用できる。
【0205】また、全ての可変論理素子が、外部装置と
接続されていない場合であっても、実施の形態1〜3、
及び、実施の形態2の変形例、を適用できる。
接続されていない場合であっても、実施の形態1〜3、
及び、実施の形態2の変形例、を適用できる。
【0206】また、各可変論理素子間の接続を、専用の
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、実施の
形態1〜3、及び、実施の形態2の変形例、を適用でき
る。可変配線素子は、例えば、FPID(field
programmableinterconnect
device)である。
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、実施の
形態1〜3、及び、実施の形態2の変形例、を適用でき
る。可変配線素子は、例えば、FPID(field
programmableinterconnect
device)である。
【0207】また、実施の形態1〜3、及び、実施の形
態2の変形例では、信号の衝突を原因として、可変論理
素子の温度が上昇する場合を例に挙げたが、温度上昇の
原因が、信号の衝突以外であっても、同様に動作し、同
様の効果を発揮できることは言うまでもない。
態2の変形例では、信号の衝突を原因として、可変論理
素子の温度が上昇する場合を例に挙げたが、温度上昇の
原因が、信号の衝突以外であっても、同様に動作し、同
様の効果を発揮できることは言うまでもない。
【0208】(実施の形態4)
【0209】図4は、本発明の実施の形態4における論
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
4において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
4において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
【0210】図4に示すように、この論理エミュレーシ
ョン装置5は、可変論理素子50〜53、電源76、可
変配線素子74、及び、過電流検出回路54〜57、を
具備する。この4つの過電流検出回路54〜57は、4
つの可変論理素子50〜53に対応して設けられる。
ョン装置5は、可変論理素子50〜53、電源76、可
変配線素子74、及び、過電流検出回路54〜57、を
具備する。この4つの過電流検出回路54〜57は、4
つの可変論理素子50〜53に対応して設けられる。
【0211】ここで、過電流検出回路54〜57の全体
は、出力制御回路を構成する。
は、出力制御回路を構成する。
【0212】可変論理素子50〜53の各々には、論理
エミュレーション装置5による検証の対象となる検証対
象回路が分割して割り当てられる。
エミュレーション装置5による検証の対象となる検証対
象回路が分割して割り当てられる。
【0213】具体的には、可変論理素子50には、検証
対象分割回路Aが割り当てられる。可変論理素子51に
は、検証対象分割回路Bが割り当てられる。可変論理素
子52には、検証対象分割回路Cが割り当てられる。可
変論理素子53には、検証対象分割回路Dが割り当てら
れる。
対象分割回路Aが割り当てられる。可変論理素子51に
は、検証対象分割回路Bが割り当てられる。可変論理素
子52には、検証対象分割回路Cが割り当てられる。可
変論理素子53には、検証対象分割回路Dが割り当てら
れる。
【0214】次に、接続関係について説明する。
【0215】過電流検出回路54〜57は、配線66〜
69により、対応する可変論理素子50〜53のアウト
プットイネーブル端子(以下「OE端子」と呼ぶ。)5
8〜61に接続され、過電流検出回路54〜57が生成
した制御信号は、対応するOE端子58〜61に与えら
れる。
69により、対応する可変論理素子50〜53のアウト
プットイネーブル端子(以下「OE端子」と呼ぶ。)5
8〜61に接続され、過電流検出回路54〜57が生成
した制御信号は、対応するOE端子58〜61に与えら
れる。
【0216】過電流検出回路54〜57と電源76と
は、電源線75により接続される。そして、電源76が
電源線75により供給する電源電圧は、過電流検出回路
54〜57及び電源線70〜73を介して、可変論理素
子50〜53の電源端子62〜65に与えられる。この
ようにして、可変論理素子50〜53は、電源電圧の供
給を受ける。
は、電源線75により接続される。そして、電源76が
電源線75により供給する電源電圧は、過電流検出回路
54〜57及び電源線70〜73を介して、可変論理素
子50〜53の電源端子62〜65に与えられる。この
ようにして、可変論理素子50〜53は、電源電圧の供
給を受ける。
【0217】可変論理素子50と可変配線素子74とは
配線107により接続される。可変論理素子51と可変
配線素子74とは配線108により接続される。可変論
理素子52と可変配線素子74とは配線110により接
続される。可変論理素子53と可変配線素子74とは配
線109により接続される。
配線107により接続される。可変論理素子51と可変
配線素子74とは配線108により接続される。可変論
理素子52と可変配線素子74とは配線110により接
続される。可変論理素子53と可変配線素子74とは配
線109により接続される。
【0218】可変配線素子74は、各可変論理素子50
〜53間の配線を実現するものであり、各可変論理素子
50〜53間は、可変配線素子74によって接続され
る。例えば、可変配線素子74は、FPIDである。な
お、各配線107〜110は、複数の信号線を含む。
〜53間の配線を実現するものであり、各可変論理素子
50〜53間は、可変配線素子74によって接続され
る。例えば、可変配線素子74は、FPIDである。な
お、各配線107〜110は、複数の信号線を含む。
【0219】可変論理素子50と外部装置1とは、配線
103により接続される。この配線103は、複数の信
号線を含む。
103により接続される。この配線103は、複数の信
号線を含む。
【0220】可変論理素子51と外部装置1とは、配線
104により接続される。この配線104は、複数の信
号線を含む。
104により接続される。この配線104は、複数の信
号線を含む。
【0221】次に、各構成の機能・動作を説明する。論
理エミュレーション装置5について説明する。
理エミュレーション装置5について説明する。
【0222】可変論理素子50〜53は、内部で実現す
る論理を変更できる素子であって、設定された論理に基
づく機能を実現する。
る論理を変更できる素子であって、設定された論理に基
づく機能を実現する。
【0223】即ち、この可変論理素子50〜53は、図
1の可変論理素子20、21と同様のものである。
1の可変論理素子20、21と同様のものである。
【0224】過電流検出回路54〜57は、対応する可
変論理素子50〜53の消費電流を監視し、対応する可
変論理素子50〜53の消費電流のレベルが所定の閾値
を超えたときに、対応する可変論理素子50〜53のO
E端子58〜61に対して、対応する可変論理素子50
〜53の出力をハイインピーダンス状態にする制御信号
を与える。この制御信号を受けた可変論理素子は、出力
をハイインピーダンス状態にする。
変論理素子50〜53の消費電流を監視し、対応する可
変論理素子50〜53の消費電流のレベルが所定の閾値
を超えたときに、対応する可変論理素子50〜53のO
E端子58〜61に対して、対応する可変論理素子50
〜53の出力をハイインピーダンス状態にする制御信号
を与える。この制御信号を受けた可変論理素子は、出力
をハイインピーダンス状態にする。
【0225】一方、過電流検出回路54〜57は、対応
する可変論理素子50〜53の消費電流のレベルが所定
の閾値を超えていないときは、対応する可変論理素子5
0〜53のOE端子58〜61に対して、検証作業を実
行できる状態(通常の状態)にする制御信号を与える。
この制御信号を受けた可変論理素子は、通常の状態とな
る。
する可変論理素子50〜53の消費電流のレベルが所定
の閾値を超えていないときは、対応する可変論理素子5
0〜53のOE端子58〜61に対して、検証作業を実
行できる状態(通常の状態)にする制御信号を与える。
この制御信号を受けた可変論理素子は、通常の状態とな
る。
【0226】以下、以上の点を詳細に説明する。
【0227】図5は、図4の過電流検出回路54の例示
図である。なお、図5において、図4と同一の部分につ
いては同一の符号を付している。
図である。なお、図5において、図4と同一の部分につ
いては同一の符号を付している。
【0228】図5に示すように、過電流検出回路54
は、抵抗器540、増幅器541、基準電圧発生回路5
42、及び、比較器543、を含む。
は、抵抗器540、増幅器541、基準電圧発生回路5
42、及び、比較器543、を含む。
【0229】次に、接続関係を説明する。
【0230】抵抗器540の一端は、電源線75により
電源76に接続され、他端は、電源線70により可変論
理素子50の電源端子62に接続される。
電源76に接続され、他端は、電源線70により可変論
理素子50の電源端子62に接続される。
【0231】増幅器541の一方入力は、抵抗器540
の一端に接続され、他方入力は、抵抗器540の他端に
接続される。増幅器541の出力は、比較器543の一
方入力に接続される。
の一端に接続され、他方入力は、抵抗器540の他端に
接続される。増幅器541の出力は、比較器543の一
方入力に接続される。
【0232】比較器543の他方入力は、基準電圧発生
回路542に接続される。比較器543の出力は、配線
66により可変論理素子50のOE端子58に接続され
る。
回路542に接続される。比較器543の出力は、配線
66により可変論理素子50のOE端子58に接続され
る。
【0233】次に、機能・動作を説明する。
【0234】抵抗器540は、その両端の電位差から、
可変論理素子50に流れる電流の大きさを知るためのも
のである。つまり、抵抗器540の両端の電位差は、可
変論理素子50の消費電流に対応した電圧である。
可変論理素子50に流れる電流の大きさを知るためのも
のである。つまり、抵抗器540の両端の電位差は、可
変論理素子50の消費電流に対応した電圧である。
【0235】この抵抗器540の抵抗値は、可変論理素
子50の通常の動作状態での消費電流による電圧降下に
よって、可変論理素子50の動作に影響を与えない様に
十分小さな値とする。通常の動作状態とは、可変論理素
子50に過大な電流が流れていないときの適正な動作状
態である。
子50の通常の動作状態での消費電流による電圧降下に
よって、可変論理素子50の動作に影響を与えない様に
十分小さな値とする。通常の動作状態とは、可変論理素
子50に過大な電流が流れていないときの適正な動作状
態である。
【0236】増幅器541は、抵抗器540の両端の電
位差を増幅する。比較器543は、増幅器541で増幅
された抵抗器540の両端の電位差と、基準電圧発生回
路542が発生する基準電圧(以下、「所定の閾値電
圧」と呼ぶ。)と、を比較する。
位差を増幅する。比較器543は、増幅器541で増幅
された抵抗器540の両端の電位差と、基準電圧発生回
路542が発生する基準電圧(以下、「所定の閾値電
圧」と呼ぶ。)と、を比較する。
【0237】そして、比較器543は、増幅器541で
増幅された抵抗器540の両端の電位差のレベルが、所
定の閾値電圧のレベルを超えたとき、可変論理素子50
の出力をハイインピーダンス状態とする制御信号を、可
変論理素子50のOE端子58に与える。
増幅された抵抗器540の両端の電位差のレベルが、所
定の閾値電圧のレベルを超えたとき、可変論理素子50
の出力をハイインピーダンス状態とする制御信号を、可
変論理素子50のOE端子58に与える。
【0238】このように、比較器543は、可変論理素
子50の消費電流に対応した電圧を増幅した電圧のレベ
ルが、所定の閾値電圧のレベルを超えたとき、可変論理
素子50の出力をハイインピーダンス状態とする。
子50の消費電流に対応した電圧を増幅した電圧のレベ
ルが、所定の閾値電圧のレベルを超えたとき、可変論理
素子50の出力をハイインピーダンス状態とする。
【0239】ここで、所定の閾値は、次の観点から定め
られる。可変論理素子50と可変配線素子74との間、
又は、可変論理素子50と外部装置1との間、において
信号が衝突すると、可変論理素子50に流れる電流が、
通常の動作状態で流れる電流より大きくなる。
られる。可変論理素子50と可変配線素子74との間、
又は、可変論理素子50と外部装置1との間、において
信号が衝突すると、可変論理素子50に流れる電流が、
通常の動作状態で流れる電流より大きくなる。
【0240】そうすると、抵抗器540の両端の電位差
が、通常の動作状態のときより大きくなる。つまり、抵
抗器540の両端の電位差を監視することで、可変論理
素子50に過大な電流が流れたことを検知できる。本実
施の形態では、このことを利用している。
が、通常の動作状態のときより大きくなる。つまり、抵
抗器540の両端の電位差を監視することで、可変論理
素子50に過大な電流が流れたことを検知できる。本実
施の形態では、このことを利用している。
【0241】なお、通常の動作状態とは、可変論理素子
50に過大な電流が流れていないときの適正な動作状態
である。
50に過大な電流が流れていないときの適正な動作状態
である。
【0242】そこで、所定の閾値電圧を、可変論理素子
50が通常の動作状態のときの、抵抗器540の両端の
電位差に応じた電圧に設定する。
50が通常の動作状態のときの、抵抗器540の両端の
電位差に応じた電圧に設定する。
【0243】つまり、所定の閾値電圧を、通常の動作状
態での可変論理素子50の消費電流に応じた電圧に設定
する。
態での可変論理素子50の消費電流に応じた電圧に設定
する。
【0244】こうすることで、可変論理素子50に、通
常の動作状態より大きな電流が流れた場合、可変論理素
子50の出力が、ハイインピーダンス状態にされる。
常の動作状態より大きな電流が流れた場合、可変論理素
子50の出力が、ハイインピーダンス状態にされる。
【0245】このため、可変論理素子50と可変配線素
子74との間の信号の衝突、及び、可変論理素子50と
外部装置1との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理素子50、可変配線素子74、及び、外部装置1、に
過大な電流が流れることを防止できる。
子74との間の信号の衝突、及び、可変論理素子50と
外部装置1との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理素子50、可変配線素子74、及び、外部装置1、に
過大な電流が流れることを防止できる。
【0246】その結果、論理エミュレーション装置5及
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
【0247】ここで、例えば、所定の閾値電圧は、経験
に基づき決定することができる。
に基づき決定することができる。
【0248】一方、比較器543は、増幅器541で増
幅された抵抗器540の両端の電位差のレベルが、所定
の閾値電圧のレベルを超えていないときは、可変論理素
子50を検証作業を実行できる状態(通常の状態)にす
る制御信号を、可変論理素子50のOE端子58に与え
る。
幅された抵抗器540の両端の電位差のレベルが、所定
の閾値電圧のレベルを超えていないときは、可変論理素
子50を検証作業を実行できる状態(通常の状態)にす
る制御信号を、可変論理素子50のOE端子58に与え
る。
【0249】なお、過電流検出回路55〜57の各々の
構成及び動作は、図5の過電流検出回路54の構成及び
動作と同様である。また、過電流検出回路55〜57に
おける所定の閾値の設定は、図5の過電流検出回路54
における所定の閾値の設定と同様である
構成及び動作は、図5の過電流検出回路54の構成及び
動作と同様である。また、過電流検出回路55〜57に
おける所定の閾値の設定は、図5の過電流検出回路54
における所定の閾値の設定と同様である
【0250】さて、次に、図5の基準電圧発生回路54
2の詳細を説明する。
2の詳細を説明する。
【0251】図6は、図5の基準電圧発生回路542の
例示図である。なお、図6において、図5と同一の部分
については、同一の符号を付している。
例示図である。なお、図6において、図5と同一の部分
については、同一の符号を付している。
【0252】図6に示すように、この基準電圧発生回路
542は、抵抗器544、545を含む。
542は、抵抗器544、545を含む。
【0253】抵抗器544の一端は、電源線75に接続
され、他端は、比較器543の一方入力及び抵抗器54
5の一端に接続される。抵抗器545の他端は、接地さ
れる。
され、他端は、比較器543の一方入力及び抵抗器54
5の一端に接続される。抵抗器545の他端は、接地さ
れる。
【0254】このようにして、抵抗器544と抵抗器5
45とで、電源電圧を所定の大きさに分圧し、所定の閾
値電圧を生成して、比較器543の一方入力に与える。
45とで、電源電圧を所定の大きさに分圧し、所定の閾
値電圧を生成して、比較器543の一方入力に与える。
【0255】図7は、図5の基準電圧発生回路542の
他の例示図である。なお、図7において、図5と同一の
部分については、同一の符号を付している。
他の例示図である。なお、図7において、図5と同一の
部分については、同一の符号を付している。
【0256】図7に示すように、この基準電圧発生回路
542は、抵抗器544、及び、可変抵抗器546を含
む。
542は、抵抗器544、及び、可変抵抗器546を含
む。
【0257】抵抗器544の一端は、電源線75に接続
され、他端は、比較器543の一方入力及び可変抵抗器
546の一端に接続される。可変抵抗器546の他端
は、接地される。
され、他端は、比較器543の一方入力及び可変抵抗器
546の一端に接続される。可変抵抗器546の他端
は、接地される。
【0258】このようにして、抵抗器544と可変抵抗
器546とで、電源電圧を所定の大きさに分圧し、所定
の閾値電圧を生成して、比較器543の一方入力に与え
る。
器546とで、電源電圧を所定の大きさに分圧し、所定
の閾値電圧を生成して、比較器543の一方入力に与え
る。
【0259】図7では、図6の抵抗器545に代えて、
可変抵抗器576を設けているため、その抵抗値を変え
ることで、所定の閾値電圧を任意の値に設定できる。
可変抵抗器576を設けているため、その抵抗値を変え
ることで、所定の閾値電圧を任意の値に設定できる。
【0260】このため、検証対象分割回路A〜D、及
び、検証環境、に応じた所定の閾値電圧の設定が可能と
なる。
び、検証環境、に応じた所定の閾値電圧の設定が可能と
なる。
【0261】これにより、検証対象分割回路A〜D、及
び、検証環境、に応じた適切な所定の閾値電圧と、可変
論理素子50〜53の消費電流に応じた電圧と、を比較
できる。
び、検証環境、に応じた適切な所定の閾値電圧と、可変
論理素子50〜53の消費電流に応じた電圧と、を比較
できる。
【0262】さて、以上のように、本実施の形態では、
出力制御回路は、可変論理素子50〜53ごとに、その
消費電流に応じた電圧(電気量)を検出し、検出した電
圧(電気量)のレベルが所定の閾値電圧のレベルを超え
たとき、その電圧(電気量)が検出された可変論理素子
50〜53の出力をハイインピーダンス状態にする。
出力制御回路は、可変論理素子50〜53ごとに、その
消費電流に応じた電圧(電気量)を検出し、検出した電
圧(電気量)のレベルが所定の閾値電圧のレベルを超え
たとき、その電圧(電気量)が検出された可変論理素子
50〜53の出力をハイインピーダンス状態にする。
【0263】より具体的には、この出力制御回路は、4
つの可変論理素子50〜53に対応して設けられる4つ
の過電流検出回路54〜57からなる。
つの可変論理素子50〜53に対応して設けられる4つ
の過電流検出回路54〜57からなる。
【0264】そして、過電流検出回路54〜57の各々
は、対応する可変論理素子50〜53の消費電流に応じ
た電圧(電気量)を検出し、対応する可変論理素子50
〜53の消費電流に応じた電圧(電気量)のレベルが所
定の閾値電圧のレベルを超えたときに、対応する可変論
理素子50〜53の出力をハイインピーダンス状態にす
る。
は、対応する可変論理素子50〜53の消費電流に応じ
た電圧(電気量)を検出し、対応する可変論理素子50
〜53の消費電流に応じた電圧(電気量)のレベルが所
定の閾値電圧のレベルを超えたときに、対応する可変論
理素子50〜53の出力をハイインピーダンス状態にす
る。
【0265】これにより、可変論理素子50〜53に過
大な電流が流れたときに、対応する過電流検出回路54
〜57が、その可変論理素子50〜53の出力をハイイ
ンピーダンス状態にするように、所定の閾値電圧を設定
しておくことで、可変論理素子50〜53に過大な電流
が流れた場合、その可変論理素子50〜53の出力が、
ハイインピーダンス状態にされる。
大な電流が流れたときに、対応する過電流検出回路54
〜57が、その可変論理素子50〜53の出力をハイイ
ンピーダンス状態にするように、所定の閾値電圧を設定
しておくことで、可変論理素子50〜53に過大な電流
が流れた場合、その可変論理素子50〜53の出力が、
ハイインピーダンス状態にされる。
【0266】このため、可変論理素子50〜53と可変
配線素子74との間の信号の衝突、及び、可変論理素子
50〜53と外部装置1との間の信号の衝突、を回避で
きて、可変論理素子50〜53、可変配線素子74、及
び、外部装置1、に過大な電流が流れることを防止でき
る。
配線素子74との間の信号の衝突、及び、可変論理素子
50〜53と外部装置1との間の信号の衝突、を回避で
きて、可変論理素子50〜53、可変配線素子74、及
び、外部装置1、に過大な電流が流れることを防止でき
る。
【0267】その結果、論理エミュレーション装置5及
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
【0268】なお、本実施の形態では、各可変論理素子
間を接続する手段として可変接続素子を用いているが、
各可変論理素子間を直接接続した場合であっても、本実
施の形態を適用できる。
間を接続する手段として可変接続素子を用いているが、
各可変論理素子間を直接接続した場合であっても、本実
施の形態を適用できる。
【0269】また、可変配線素子による接続と直接接続
とを組み合わせた場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
とを組み合わせた場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
【0270】また、可変論理素子の数は、4つに限られ
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
【0271】また、全ての可変論理素子が、外部装置と
接続されていない場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
接続されていない場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
【0272】また、上記では、信号の衝突を原因とし
て、可変論理素子に過大な電流が流れる例を挙げたが、
信号の衝突以外の原因で過大な電流が流れた場合でも、
同様に動作し、同様の効果を発揮できることは言うまで
もない。
て、可変論理素子に過大な電流が流れる例を挙げたが、
信号の衝突以外の原因で過大な電流が流れた場合でも、
同様に動作し、同様の効果を発揮できることは言うまで
もない。
【0273】(実施の形態5)
【0274】図8は、本発明の実施の形態5における論
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
8において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
理エミュレーション装置のブロック図である。なお、図
8において、図1と同様の部分については、同一の符号
を付して、説明を適宜省略する。
【0275】図8に示すように、この論理エミュレーシ
ョン装置8は、可変論理素子13、14、電流−電圧変
換回路80、81、電源82、83、出力制御ユニット
84、及び、閾値設定ユニット79、を具備する。
ョン装置8は、可変論理素子13、14、電流−電圧変
換回路80、81、電源82、83、出力制御ユニット
84、及び、閾値設定ユニット79、を具備する。
【0276】次に、接続関係について説明する。
【0277】可変論理素子13と可変論理素子14と
は、配線102により接続される。外部装置1と可変論
理素子13とは、配線100により接続される。外部装
置1と可変論理素子14とは、配線101により接続さ
れる。なお、配線102は、複数の信号線を含み、配線
100、101の各々は、複数の信号線を含む。
は、配線102により接続される。外部装置1と可変論
理素子13とは、配線100により接続される。外部装
置1と可変論理素子14とは、配線101により接続さ
れる。なお、配線102は、複数の信号線を含み、配線
100、101の各々は、複数の信号線を含む。
【0278】可変論理素子13、14の各々には、検証
対象回路が分割して割り当てられる。具体的には、可変
論理素子13には、検証対象分割回路Aが割り当てられ
る。可変論理素子14には、検証対象分割回路Bが割り
当てられる。
対象回路が分割して割り当てられる。具体的には、可変
論理素子13には、検証対象分割回路Aが割り当てられ
る。可変論理素子14には、検証対象分割回路Bが割り
当てられる。
【0279】電源83と、可変論理素子13、14の電
源端子85、86と、は電源線94により接続される。
この電源83により、電源線83及び電源端子85、8
6を介して、後述する、可変論理素子13、14の論理
実現回路に電源電圧が供給される。
源端子85、86と、は電源線94により接続される。
この電源83により、電源線83及び電源端子85、8
6を介して、後述する、可変論理素子13、14の論理
実現回路に電源電圧が供給される。
【0280】電源82と電流−電圧変換回路80、81
とは、電源線95により接続される。そして、電源82
が電源線95により供給する電源電圧は、電流−電圧変
換回路80、81及び電源線96、97を介して、可変
論理素子13、14の電源端子87、88に与えられ
る。
とは、電源線95により接続される。そして、電源82
が電源線95により供給する電源電圧は、電流−電圧変
換回路80、81及び電源線96、97を介して、可変
論理素子13、14の電源端子87、88に与えられ
る。
【0281】この電源82により、電源線95、電流−
電圧変換回路80、81、及び、電源端子87、88を
介して、後述する、可変論理素子13、14の入出力回
路(I/O回路)に電源電圧が供給される。
電圧変換回路80、81、及び、電源端子87、88を
介して、後述する、可変論理素子13、14の入出力回
路(I/O回路)に電源電圧が供給される。
【0282】電流−電圧変換回路80、81と、出力制
御ユニット84と、は配線93、92により接続され
る。出力制御ユニット84と、可変論理素子13、14
のアウトプットイネーブル端子(以下、「OE端子」と
呼ぶ。)89、90と、は配線91により接続される。
御ユニット84と、は配線93、92により接続され
る。出力制御ユニット84と、可変論理素子13、14
のアウトプットイネーブル端子(以下、「OE端子」と
呼ぶ。)89、90と、は配線91により接続される。
【0283】次に、可変論理素子13の詳細を説明す
る。
る。
【0284】図9は、図8の可変論理素子13のブロッ
ク図である。なお、図9において、図8と同一の部分に
ついては、同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
ク図である。なお、図9において、図8と同一の部分に
ついては、同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
【0285】図9に示すように、この可変論理素子13
は、入出力回路(以下、「I/O回路」と呼ぶ。)98
及び論理実現回路99、を含む。この論理実現回路99
に検証対象分割回路Aが割り当てられる。
は、入出力回路(以下、「I/O回路」と呼ぶ。)98
及び論理実現回路99、を含む。この論理実現回路99
に検証対象分割回路Aが割り当てられる。
【0286】論理実現回路99とI/O回路98とは、
配線15により接続される。I/O回路98と図8の外
部装置1とは、配線100により接続される。I/O回
路98と図8の可変論理素子14とは、配線102によ
り接続される。なお、配線15は、複数の信号線を含
み、この複数の信号線は、配線100の複数の信号線に
対応する複数の信号線と、配線102の複数の信号線に
対応する複数の信号線と、からなる。
配線15により接続される。I/O回路98と図8の外
部装置1とは、配線100により接続される。I/O回
路98と図8の可変論理素子14とは、配線102によ
り接続される。なお、配線15は、複数の信号線を含
み、この複数の信号線は、配線100の複数の信号線に
対応する複数の信号線と、配線102の複数の信号線に
対応する複数の信号線と、からなる。
【0287】I/O回路98には、図8の電源82か
ら、電流−電圧変換回路80、電源線96、及び、電源
端子87、を介して、電源電圧が供給される。
ら、電流−電圧変換回路80、電源線96、及び、電源
端子87、を介して、電源電圧が供給される。
【0288】一方、論理実現回路99には、電源83か
ら、電源線94、及び、電源端子85、を介して、電源
電圧が供給される。
ら、電源線94、及び、電源端子85、を介して、電源
電圧が供給される。
【0289】このように、I/O回路98と論理実現回
路99とは、異なる電源82、83から、異なる電源電
圧が供給される。
路99とは、異なる電源82、83から、異なる電源電
圧が供給される。
【0290】また、論理実現回路99には、図8の出力
制御ユニット84から、配線91及びOE端子89を介
して、制御信号が与えられる。
制御ユニット84から、配線91及びOE端子89を介
して、制御信号が与えられる。
【0291】この可変論理素子13は、内部で実現する
論理を変更できる素子であって、設定された論理に基づ
く機能を実現する。つまり、この可変論理素子13は、
図1の可変論理素子20、21と同様のものである。
論理を変更できる素子であって、設定された論理に基づ
く機能を実現する。つまり、この可変論理素子13は、
図1の可変論理素子20、21と同様のものである。
【0292】具体的には、可変論理素子13は、機能を
プログラムできる回路(論理セル)、結線状態をプログ
ラムできる信号線(プログラム配線)、及び、プログラ
ムできる入出力回路(プログラムI/O)、を組み合わ
せたものである。
プログラムできる回路(論理セル)、結線状態をプログ
ラムできる信号線(プログラム配線)、及び、プログラ
ムできる入出力回路(プログラムI/O)、を組み合わ
せたものである。
【0293】I/O回路98は、プログラムI/Oに相
当し、論理実現回路99は、論理セル及びプログラム配
線に相当する。
当し、論理実現回路99は、論理セル及びプログラム配
線に相当する。
【0294】なお、図8の可変論理素子14の構成及び
動作は、図9の可変論理素子13の構成及び動作と同様
である。従って、以下では、可変論理素子14のI/O
回路及び論理実現回路には、可変論理素子13のI/O
回路98及び論理実現回路99と同一の符号を付して説
明する。
動作は、図9の可変論理素子13の構成及び動作と同様
である。従って、以下では、可変論理素子14のI/O
回路及び論理実現回路には、可変論理素子13のI/O
回路98及び論理実現回路99と同一の符号を付して説
明する。
【0295】さて、次に、図8及び図9を参照して、各
構成の機能・動作を説明する。
構成の機能・動作を説明する。
【0296】電流−電圧変換回路80は、可変論理素子
13のI/O回路98の消費電流を、それに対応する電
圧(以下、「消費電流データ」と呼ぶ。)に変換する。
電流−電圧変換回路81は、可変論理素子14のI/O
回路98の消費電流を、それに対応する電圧に変換す
る。
13のI/O回路98の消費電流を、それに対応する電
圧(以下、「消費電流データ」と呼ぶ。)に変換する。
電流−電圧変換回路81は、可変論理素子14のI/O
回路98の消費電流を、それに対応する電圧に変換す
る。
【0297】この消費電流データは、配線93、92に
より、出力制御ユニット84に与えられる。
より、出力制御ユニット84に与えられる。
【0298】出力制御ユニット84は、可変論理素子1
3のI/O回路98の消費電流の予測値に対応した所定
の閾値と、可変論理素子14のI/O回路98の消費電
流の予測値に対応した所定の閾値と、を有している。
3のI/O回路98の消費電流の予測値に対応した所定
の閾値と、可変論理素子14のI/O回路98の消費電
流の予測値に対応した所定の閾値と、を有している。
【0299】そして、出力制御ユニット84は、可変論
理素子13、14ごとに、消費電流データと所定の閾値
と、を比較し、消費電流データのレベルが所定の閾値を
超えたときは、所定の閾値を超えた消費電流データが検
出された可変論理素子のOE端子に対して、その可変論
理素子のI/O回路98の出力をハイインピーダンス状
態とする制御信号を与える。この制御信号を受けた可変
論理素子は、そのI/O回路98の出力をハイインピー
ダンス状態にする。
理素子13、14ごとに、消費電流データと所定の閾値
と、を比較し、消費電流データのレベルが所定の閾値を
超えたときは、所定の閾値を超えた消費電流データが検
出された可変論理素子のOE端子に対して、その可変論
理素子のI/O回路98の出力をハイインピーダンス状
態とする制御信号を与える。この制御信号を受けた可変
論理素子は、そのI/O回路98の出力をハイインピー
ダンス状態にする。
【0300】より具体的には、出力制御ユニット84
は、所定の閾値を超えた消費電流データが検出された可
変論理素子のOE端子に対して、制御信号を与え、その
可変論理素子のI/O回路98の出力がハイインピーダ
ンス状態になるように、その可変論理素子の論理実現回
路99の出力を制御する。
は、所定の閾値を超えた消費電流データが検出された可
変論理素子のOE端子に対して、制御信号を与え、その
可変論理素子のI/O回路98の出力がハイインピーダ
ンス状態になるように、その可変論理素子の論理実現回
路99の出力を制御する。
【0301】なお、出力制御ユニット84は、可変論理
素子13、14のうちのいずれか1つから検出した消費
電流データのレベルが、所定の閾値を超えたときに、全
ての可変論理素子13、14のOE端子89、90に対
して、制御信号を与え、全ての可変論理素子13、14
のI/O回路98の出力をハイインピーダンス状態とす
ることもできる。
素子13、14のうちのいずれか1つから検出した消費
電流データのレベルが、所定の閾値を超えたときに、全
ての可変論理素子13、14のOE端子89、90に対
して、制御信号を与え、全ての可変論理素子13、14
のI/O回路98の出力をハイインピーダンス状態とす
ることもできる。
【0302】一方、出力制御ユニット84は、消費電流
データのレベルが、所定の閾値を超えていないときは、
可変論理素子13、14のOE端子89、90に対し
て、検証作業を実行できる状態(通常の状態)にする制
御信号を与える。この制御信号を受けた可変論理素子
は、通常の状態となる。
データのレベルが、所定の閾値を超えていないときは、
可変論理素子13、14のOE端子89、90に対し
て、検証作業を実行できる状態(通常の状態)にする制
御信号を与える。この制御信号を受けた可変論理素子
は、通常の状態となる。
【0303】ここで、出力制御ユニット84が用いる上
記した所定の閾値は、閾値設定ユニット79によって与
えられる。
記した所定の閾値は、閾値設定ユニット79によって与
えられる。
【0304】閾値設定ユニット79は、可変論理素子1
3、14のI/O回路98の消費電流の予測値を次のよ
うにして求める。
3、14のI/O回路98の消費電流の予測値を次のよ
うにして求める。
【0305】即ち、事前に、各可変論理素子13、14
間の配線、及び、各可変論理素子13、14と外部装置
1との配線、を一定周期、例えば、1MHzで、H(ハ
イ)→L(ロー)→H(ハイ)→L(ロー)と駆動する
場合の信号線1本あたりの消費電流を実験又は計算によ
り求める。
間の配線、及び、各可変論理素子13、14と外部装置
1との配線、を一定周期、例えば、1MHzで、H(ハ
イ)→L(ロー)→H(ハイ)→L(ロー)と駆動する
場合の信号線1本あたりの消費電流を実験又は計算によ
り求める。
【0306】そして、閾値設定ユニット79にて、可変
論理素子13、14ごとに割り当てられる検証対象分割
回路A、Bの情報を基に、各可変論理素子13、14の
出力端子数と、最大動作可能周波数と、を求め、次式に
より、可変論理素子13、14ごとに、可変論理素子1
3、14のI/O回路98の消費電流の予測値を算出す
る。
論理素子13、14ごとに割り当てられる検証対象分割
回路A、Bの情報を基に、各可変論理素子13、14の
出力端子数と、最大動作可能周波数と、を求め、次式に
より、可変論理素子13、14ごとに、可変論理素子1
3、14のI/O回路98の消費電流の予測値を算出す
る。
【数1】
閾値設定ユニット79は、(数1)により求めた消費電
流の予測値を基に、その予測値に対応する所定の閾値を
算出する。
流の予測値を基に、その予測値に対応する所定の閾値を
算出する。
【0307】ここで、1つの例として、上記した出力制
御ユニット84及び閾値設定ユニット79は、ワークス
テーションで構成でき、そうすると、出力制御ユニット
84及び閾値設定ユニット79による処理は、ワークス
テーション上のプログラムにより実行される。
御ユニット84及び閾値設定ユニット79は、ワークス
テーションで構成でき、そうすると、出力制御ユニット
84及び閾値設定ユニット79による処理は、ワークス
テーション上のプログラムにより実行される。
【0308】この場合は、電流−電圧変換回路80、8
1が出力する消費電流データ(アナログ信号)は、配線
93、92により、ワークステーションの拡張スロット
(図示せず)に挿入されたA/D変換基板(図示せず)
に与えられ、デジタル信号に変換される。
1が出力する消費電流データ(アナログ信号)は、配線
93、92により、ワークステーションの拡張スロット
(図示せず)に挿入されたA/D変換基板(図示せず)
に与えられ、デジタル信号に変換される。
【0309】そして、ワークステーションは、A/D変
換基板から可変論理素子13、14のI/O回路98の
消費電流データを読み込み、そのレベルが、消費電流の
予測値に対応した所定の閾値を超えたときは、ワークス
テーションの拡張スロット(図示せず)に挿入されたデ
ジタルI/Oボード(図示せず)から、配線91及びO
E端子89、90を介して、所定の閾値を超えた消費電
流データが検出された可変論理素子に制御信号を与え、
その可変論理素子のI/O回路98の出力がハイインピ
ーダンス状態となるように制御する。
換基板から可変論理素子13、14のI/O回路98の
消費電流データを読み込み、そのレベルが、消費電流の
予測値に対応した所定の閾値を超えたときは、ワークス
テーションの拡張スロット(図示せず)に挿入されたデ
ジタルI/Oボード(図示せず)から、配線91及びO
E端子89、90を介して、所定の閾値を超えた消費電
流データが検出された可変論理素子に制御信号を与え、
その可変論理素子のI/O回路98の出力がハイインピ
ーダンス状態となるように制御する。
【0310】さて、以上のように、本実施の形態では、
出力制御ユニット84は、可変論理素子13、14ごと
に、その消費電流データ(消費電流に応じた電気量)を
検出し、検出した消費電流データのレベルが所定の閾値
を超えたとき、その消費電流データが検出された可変論
理素子13、14の出力をハイインピーダンス状態にす
る。
出力制御ユニット84は、可変論理素子13、14ごと
に、その消費電流データ(消費電流に応じた電気量)を
検出し、検出した消費電流データのレベルが所定の閾値
を超えたとき、その消費電流データが検出された可変論
理素子13、14の出力をハイインピーダンス状態にす
る。
【0311】より具体的には、出力制御ユニット84
は、可変論理素子13、14のI/O回路98ごとに、
その消費電流データを検出し、検出した消費電流データ
のレベルが所定の閾値を超えたとき、その消費電流デー
タが検出されたI/O回路98の出力をハイインピーダ
ンス状態にする。
は、可変論理素子13、14のI/O回路98ごとに、
その消費電流データを検出し、検出した消費電流データ
のレベルが所定の閾値を超えたとき、その消費電流デー
タが検出されたI/O回路98の出力をハイインピーダ
ンス状態にする。
【0312】これにより、可変論理素子13、14に含
まれる、I/O回路98と論理実現回路99とが、異な
る電源から電源電圧が供給される場合において、I/O
回路98に過大な電流が流れたときに、そのI/O回路
98の出力がハイインピーダンス状態になるように、所
定の閾値を設定しておくことで、I/O回路98に過大
な電流が流れた場合、そのI/O回路98の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
まれる、I/O回路98と論理実現回路99とが、異な
る電源から電源電圧が供給される場合において、I/O
回路98に過大な電流が流れたときに、そのI/O回路
98の出力がハイインピーダンス状態になるように、所
定の閾値を設定しておくことで、I/O回路98に過大
な電流が流れた場合、そのI/O回路98の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
【0313】このため、可変論理素子13、14と外部
装置1との間の信号の衝突、及び、可変論理素子13と
可変論理素子14との間の信号の衝突、を回避できて、
可変論理素子13、14及び外部装置1に過大な電流が
流れることを防止できる。
装置1との間の信号の衝突、及び、可変論理素子13と
可変論理素子14との間の信号の衝突、を回避できて、
可変論理素子13、14及び外部装置1に過大な電流が
流れることを防止できる。
【0314】その結果、論理エミュレーション装置8及
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
び外部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証
作業を円滑に実行できる。
【0315】さらに、本実施の形態では、閾値設定ユニ
ット79は、可変論理素子13、14ごとの消費電流の
予測値に応じて、可変論理素子13、14ごとに所定の
閾値を設定する。
ット79は、可変論理素子13、14ごとの消費電流の
予測値に応じて、可変論理素子13、14ごとに所定の
閾値を設定する。
【0316】これにより、可変論理素子13、14ごと
の消費電流の予測値に応じた適切な所定の閾値と、対応
する可変論理素子13、14から検出した消費電流デー
タと、が比較されることになる。
の消費電流の予測値に応じた適切な所定の閾値と、対応
する可変論理素子13、14から検出した消費電流デー
タと、が比較されることになる。
【0317】このため、可変論理素子13、14に過大
な電流が流れたことを、より的確に検知できる。
な電流が流れたことを、より的確に検知できる。
【0318】従って、可変論理素子13と可変論理素子
14との間の信号の衝突、及び、可変論理素子13、1
4と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回避
できて、可変論理素子13、14及び外部装置1に過大
な電流が流れることをより確実に防止できる。
14との間の信号の衝突、及び、可変論理素子13、1
4と外部装置1との間の信号の衝突、をより確実に回避
できて、可変論理素子13、14及び外部装置1に過大
な電流が流れることをより確実に防止できる。
【0319】その結果、論理エミュレーション装置8及
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
び外部装置1の破損をより確実に回避できて、検証対象
回路の検証作業をより円滑に実行できる。
【0320】また、閾値設定ユニット79が、可変論理
素子13、14の消費電流を予測する。このため、論理
エミュレーション装置8のユーザの手間を極力抑制でき
る。
素子13、14の消費電流を予測する。このため、論理
エミュレーション装置8のユーザの手間を極力抑制でき
る。
【0321】なお、可変論理素子の数は、2つに限られ
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
【0322】また、全ての可変論理素子が、外部装置と
接続されていない場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
接続されていない場合であっても、本実施の形態を適用
できる。
【0323】また、各可変論理素子間の接続を、専用の
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、本実施
の形態を適用できる。可変配線素子は、例えば、FPI
Dである。
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、本実施
の形態を適用できる。可変配線素子は、例えば、FPI
Dである。
【0324】また、上記では、信号の衝突を原因とし
て、可変論理素子に過大な電流が流れる例を挙げたが、
信号の衝突以外の原因で過大な電流が流れた場合でも、
同様に動作し、同様の効果を発揮できることは言うまで
もない。
て、可変論理素子に過大な電流が流れる例を挙げたが、
信号の衝突以外の原因で過大な電流が流れた場合でも、
同様に動作し、同様の効果を発揮できることは言うまで
もない。
【0325】(実施の形態6)
【0326】図10は、本発明の実施の形態6における
論理エミュレーション装置のブロック図である。なお、
図10において、図1と同様の部分については、同一の
符号を付して、説明を適宜省略する。
論理エミュレーション装置のブロック図である。なお、
図10において、図1と同様の部分については、同一の
符号を付して、説明を適宜省略する。
【0327】図10に示すように、この論理エミュレー
ション装置200は、電源オン/オフ検出回路219、
電源201、スイッチング回路230、及び、可変論理
素子20、21、を具備する。
ション装置200は、電源オン/オフ検出回路219、
電源201、スイッチング回路230、及び、可変論理
素子20、21、を具備する。
【0328】電源オン/オフ検出回路219は、ダイオ
ード206、207、抵抗器208、及び、リレー20
9、210、を含む。
ード206、207、抵抗器208、及び、リレー20
9、210、を含む。
【0329】リレー209は、接点213及びコイル2
11を含む。リレー210は、接点214及びコイル2
12を含む。
11を含む。リレー210は、接点214及びコイル2
12を含む。
【0330】スイッチング回路230は、バススイッチ
202、203を含む。このバススイッチ202、20
3は、可変論理素子20、21に対応して設けられる。
202、203を含む。このバススイッチ202、20
3は、可変論理素子20、21に対応して設けられる。
【0331】次に接続関係を説明する。
【0332】ダイオード207のアノード端子及びコイ
ル211の一端は、電源線218に接続され、電源20
1から電源電圧が与えられる。コイル211の他端は、
グラウンドに接続される。
ル211の一端は、電源線218に接続され、電源20
1から電源電圧が与えられる。コイル211の他端は、
グラウンドに接続される。
【0333】ダイオード206、207のカソード端子
は、抵抗器208の一端に接続される。抵抗器208の
他端は、接点213の一端に接続されるとともに、配線
215により、バススイッチ202、203のアウトプ
ットイネーブル端子(以下、「OE端子」と呼ぶ。)2
04、205に接続される。
は、抵抗器208の一端に接続される。抵抗器208の
他端は、接点213の一端に接続されるとともに、配線
215により、バススイッチ202、203のアウトプ
ットイネーブル端子(以下、「OE端子」と呼ぶ。)2
04、205に接続される。
【0334】接点213の他端は、接点214の一端に
接続される。接点214の他端は、グラウンドに接続さ
れる。
接続される。接点214の他端は、グラウンドに接続さ
れる。
【0335】ダイオード206のアノード端子は、配線
216により、外部装置1の電源300に接続されると
ともに、コイル212の一端に接続される。コイル21
2の他端は、グラウンドに接続される。
216により、外部装置1の電源300に接続されると
ともに、コイル212の一端に接続される。コイル21
2の他端は、グラウンドに接続される。
【0336】外部装置1のグラウンドは、配線217に
より、論理エミュレーション装置200のグラウンドに
接続される。
より、論理エミュレーション装置200のグラウンドに
接続される。
【0337】可変論理素子20と可変論理素子21と
は、配線102により接続される。なお、配線102
は、複数の信号線を含む。
は、配線102により接続される。なお、配線102
は、複数の信号線を含む。
【0338】可変論理素子20と外部装置1とは、配線
105、バススイッチ202、及び、配線100、を介
して接続される。配線105は、複数の信号線を含み、
この複数の信号線に対応して、配線100は、複数の信
号線を含む。
105、バススイッチ202、及び、配線100、を介
して接続される。配線105は、複数の信号線を含み、
この複数の信号線に対応して、配線100は、複数の信
号線を含む。
【0339】可変論理素子21と外部装置1とは、配線
106、バススイッチ203、及び、配線101、を介
して接続される。配線106は、複数の信号線を含み、
この複数の信号線に対応して、配線101は、複数の信
号線を含む。
106、バススイッチ203、及び、配線101、を介
して接続される。配線106は、複数の信号線を含み、
この複数の信号線に対応して、配線101は、複数の信
号線を含む。
【0340】上記した構成の基本的な動作を説明する。
【0341】リレー209では、論理エミュレーション
装置200の電源201がオン状態になったら、接点2
13がオンし、論理エミュレーション装置200の電源
201がオフ状態になったら、接点213がオフする。
装置200の電源201がオン状態になったら、接点2
13がオンし、論理エミュレーション装置200の電源
201がオフ状態になったら、接点213がオフする。
【0342】リレー210では、外部装置1の電源30
0がオン状態になったら、接点214がオンし、外部装
置1の電源300がオフ状態になったら、接点214が
オフする。
0がオン状態になったら、接点214がオンし、外部装
置1の電源300がオフ状態になったら、接点214が
オフする。
【0343】なお、電源201は、可変論理素子20、
21に、電源電圧を供給する。
21に、電源電圧を供給する。
【0344】次に、バススイッチ202の詳細を説明す
る。
る。
【0345】図11は、図10のバススイッチ202の
例示図である。なお、図11において、図10と同一の
部分については、同一の符号を付している。
例示図である。なお、図11において、図10と同一の
部分については、同一の符号を付している。
【0346】図11に示すように、このバススイッチ2
02は、インバータ220、及び、複数のNMOSトラ
ンジスタM1〜Mn(nは自然数)、を含む。
02は、インバータ220、及び、複数のNMOSトラ
ンジスタM1〜Mn(nは自然数)、を含む。
【0347】インバータ220の入力は、OE端子20
4に接続され、インバータ220の出力は、NMOSト
ランジスタM1〜Mnのゲートに接続される。
4に接続され、インバータ220の出力は、NMOSト
ランジスタM1〜Mnのゲートに接続される。
【0348】NMOSトランジスタM1〜Mnの一方電
極は、配線100の対応する信号線に接続され、他方電
極は、配線105の対応する信号線に接続される。
極は、配線100の対応する信号線に接続され、他方電
極は、配線105の対応する信号線に接続される。
【0349】OE端子204への入力が、Lレベル(ロ
ーレベル)のときに、NMOSトランジスタM1〜Mn
がオンとなり、配線100の信号線が、配線105の対
応する信号線に接続される。
ーレベル)のときに、NMOSトランジスタM1〜Mn
がオンとなり、配線100の信号線が、配線105の対
応する信号線に接続される。
【0350】一方、OE端子204への入力が、Hレベ
ル(ハイレベル)のときに、NMOSトランジスタM1
〜Mnがオフとなり、配線100と配線105と、が未
接続となる。
ル(ハイレベル)のときに、NMOSトランジスタM1
〜Mnがオフとなり、配線100と配線105と、が未
接続となる。
【0351】なお、バススイッチ203の構成及び動作
は、図11のバススイッチ202の構成及び動作と同様
である。
は、図11のバススイッチ202の構成及び動作と同様
である。
【0352】さて、次に、図10及び図11を参照し
て、全体的な動作を説明する。
て、全体的な動作を説明する。
【0353】まず、外部装置1の電源300がオンで、
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オフの場合、の動作を説明する。
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オフの場合、の動作を説明する。
【0354】この場合、リレー210のコイル212に
電流が流れ、接点214がオンするが、リレー209の
接点213はオフのままである。
電流が流れ、接点214がオンするが、リレー209の
接点213はオフのままである。
【0355】従って、外部装置1の電源電圧が、配線2
16、ダイオード206、抵抗器208、及び、配線2
15の経路で、バススイッチ202、203のOE端子
204、205に伝達される。
16、ダイオード206、抵抗器208、及び、配線2
15の経路で、バススイッチ202、203のOE端子
204、205に伝達される。
【0356】これにより、配線215の電位がHレベル
に固定され、バススイッチ202、203のOE端子2
04、205への入力がHレベルに固定される。
に固定され、バススイッチ202、203のOE端子2
04、205への入力がHレベルに固定される。
【0357】そうすると、バススイッチ202、203
はオフの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と、外部装置1と、は接続さ
れない。
はオフの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と、外部装置1と、は接続さ
れない。
【0358】次に、外部装置1の電源300がオフで、
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オンの場合、について説明する。
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オンの場合、について説明する。
【0359】この場合、リレー209のコイル211に
電流が流れ、接点213がオンするが、リレー210の
接点214はオフのままである。
電流が流れ、接点213がオンするが、リレー210の
接点214はオフのままである。
【0360】従って、論理エミュレーション装置200
の電源電圧が、電源線218、ダイオード207、抵抗
器208、及び、配線215の経路で、バススイッチ2
02、203のOE端子204、205に伝達される。
の電源電圧が、電源線218、ダイオード207、抵抗
器208、及び、配線215の経路で、バススイッチ2
02、203のOE端子204、205に伝達される。
【0361】これにより、配線215の電位がHレベル
に固定され、バススイッチ202、203のOE端子2
04、205への入力がHレベルに固定される。
に固定され、バススイッチ202、203のOE端子2
04、205への入力がHレベルに固定される。
【0362】そうすると、バススイッチ202、203
はオフの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と、外部装置1と、は接続さ
れない。
はオフの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と、外部装置1と、は接続さ
れない。
【0363】次に、外部装置1の電源300がオフで、
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オフの場合、について説明する。
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オフの場合、について説明する。
【0364】この場合、リレー209の接点213、及
び、リレー210の接点214、はオフする。
び、リレー210の接点214、はオフする。
【0365】次に、外部装置1の電源300がオンで、
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オンの場合、について説明する。
かつ、論理エミュレーション装置200の電源201が
オンの場合、について説明する。
【0366】この場合、リレー209のコイル211に
電流が流れ、接点213がオンし、かつ、リレー210
のコイル212に電流が流れ、接点214がオンする。
電流が流れ、接点213がオンし、かつ、リレー210
のコイル212に電流が流れ、接点214がオンする。
【0367】従って、配線215の電位は、Lレベルに
固定され、バススイッチ202、203のOE端子20
4、205への入力は、Lレベルに固定される。
固定され、バススイッチ202、203のOE端子20
4、205への入力は、Lレベルに固定される。
【0368】そうすると、バススイッチ202、203
はオンの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と外部装置1と、は接続され
る。
はオンの状態となり、論理エミュレーション装置200
の可変論理素子20、21と外部装置1と、は接続され
る。
【0369】このように、本実施の形態では、スイッチ
ング回路230(バススイッチ202、203)は、外
部装置1の電源300、及び、可変論理素子20、21
の電源201、の双方がオン状態のときにのみ、可変論
理素子20、21と外部装置1と、を接続する。
ング回路230(バススイッチ202、203)は、外
部装置1の電源300、及び、可変論理素子20、21
の電源201、の双方がオン状態のときにのみ、可変論
理素子20、21と外部装置1と、を接続する。
【0370】そして、外部装置1の電源300、及び、
可変論理素子20、21の電源201、の一方がオフ
で、他方がオンのときは、可変論理素子20、21と外
部装置1と、は接続されない。
可変論理素子20、21の電源201、の一方がオフ
で、他方がオンのときは、可変論理素子20、21と外
部装置1と、は接続されない。
【0371】このため、外部装置1の電源300、及
び、可変論理素子20、21の電源201、の一方がオ
フで、他方がオンのときに、電源がオンされた方からオ
フされた方へ、可変論理素子20、21と外部装置1と
を接続した配線100、101を介して過大な電流が流
れることを防止できる。
び、可変論理素子20、21の電源201、の一方がオ
フで、他方がオンのときに、電源がオンされた方からオ
フされた方へ、可変論理素子20、21と外部装置1と
を接続した配線100、101を介して過大な電流が流
れることを防止できる。
【0372】その結果、可変論理素子20、21及び外
部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
部装置1の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0373】なお、可変論理素子の数は、2つに限られ
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
るものではなく、任意の数であっても、本実施の形態を
適用できる。
【0374】また、一部の可変論理素子が、外部装置と
接続関係になり得ない場合であっても、本実施の形態を
適用できる。
接続関係になり得ない場合であっても、本実施の形態を
適用できる。
【0375】また、各可変論理素子間の接続を、専用の
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、本実施
の形態を適用できる。可変配線素子は、例えば、FPI
Dである。
可変配線素子を用いて実現した場合であっても、本実施
の形態を適用できる。可変配線素子は、例えば、FPI
Dである。
【0376】
【発明の効果】請求項1記載の論理エミュレーション装
置では、可変論理手段の温度が過剰に上昇したときに、
その可変論理手段の出力がハイインピーダンス状態にな
るように、所定値を設定しておくことで、可変論理手段
に過大な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場
合、その可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状
態にされる。
置では、可変論理手段の温度が過剰に上昇したときに、
その可変論理手段の出力がハイインピーダンス状態にな
るように、所定値を設定しておくことで、可変論理手段
に過大な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場
合、その可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状
態にされる。
【0377】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
【0378】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0379】請求項2記載の論理エミュレーション装置
では、可変論理手段の温度が過剰に上昇したときに、可
変論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場合、全て
の可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にさ
れる。
では、可変論理手段の温度が過剰に上昇したときに、可
変論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れて、その温度が過剰に上昇した場合、全て
の可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態にさ
れる。
【0380】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れ続けることを防止できる。
【0381】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0382】請求項3記載の論理エミュレーション装置
では、検証対象回路を分割して各可変論理手段に割り当
てられた回路(検証対象分割回路)、及び、検証環境、
に応じた所定値の設定が可能となる。
では、検証対象回路を分割して各可変論理手段に割り当
てられた回路(検証対象分割回路)、及び、検証環境、
に応じた所定値の設定が可能となる。
【0383】請求項4記載の論理エミュレーション装置
では、可変論理手段ごとの動作温度の予測値に応じた適
切な所定値と、対応する可変論理手段から検出した温度
に応じた電気量と、が比較されることになる。
では、可変論理手段ごとの動作温度の予測値に応じた適
切な所定値と、対応する可変論理手段から検出した温度
に応じた電気量と、が比較されることになる。
【0384】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
【0385】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0386】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0387】請求項5記載の論理エミュレーション装置
では、外気温に応じた適切な所定値と、可変論理手段か
ら検出した温度に応じた電気量と、が比較されることに
なる。
では、外気温に応じた適切な所定値と、可変論理手段か
ら検出した温度に応じた電気量と、が比較されることに
なる。
【0388】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
れ、その温度が過剰に上昇したことを、より的確に検知
できる。
【0389】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れ続けることをより確実に防止できる。
【0390】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0391】請求項6記載の論理エミュレーション装置
では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、その
可変論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよ
うに、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過
大な電流が流れた場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、その
可変論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよ
うに、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過
大な電流が流れた場合、その可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
【0392】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0393】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0394】また、可変論理手段の出力をハイインピー
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
ダンス状態にする際の判断要素として、可変論理手段の
温度ではなく、消費電流を用いている。
【0395】その結果、可変論理手段に流れる電流が過
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
大となり、可変論理手段の温度が上昇するまでのタイム
ラグ無しで、可変論理手段に流れる電流が過大であるこ
とを検出できる。
【0396】請求項7記載の論理エミュレーション装置
では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、可変
論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れた場合、全ての可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、可変
論理手段の出力がハイインピーダンス状態になるよう
に、所定値を設定しておくことで、可変論理手段に過大
な電流が流れた場合、全ての可変論理手段の出力が、ハ
イインピーダンス状態にされる。
【0397】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0398】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0399】請求項8記載の論理エミュレーション装置
では、検証対象回路を分割して各可変論理手段に割り当
てられた回路(検証対象分割回路)、及び、検証環境、
に応じた所定値の設定が可能となる。
では、検証対象回路を分割して各可変論理手段に割り当
てられた回路(検証対象分割回路)、及び、検証環境、
に応じた所定値の設定が可能となる。
【0400】請求項9記載の論理エミュレーション装置
では、可変論理手段ごとの消費電流の予測値に応じた適
切な所定値と、対応する可変論理手段から検出した消費
電流に応じた電気量と、が比較されることになる。
では、可変論理手段ごとの消費電流の予測値に応じた適
切な所定値と、対応する可変論理手段から検出した消費
電流に応じた電気量と、が比較されることになる。
【0401】このため、可変論理手段に過大な電流が流
れたことを、より的確に検知できる。
れたことを、より的確に検知できる。
【0402】従って、可変論理手段同士の信号の衝突、
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れることをより確実に防止できる。
可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及び、可
変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可変配線
手段との間の信号の衝突、をより確実に回避できて、可
変論理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な
電流が流れることをより確実に防止できる。
【0403】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
外部装置の破損をより確実に回避できて、検証対象回路
の検証作業をより円滑に実行できる。
【0404】請求項10記載の論理エミュレーション装
置では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、対
応する過電流検出手段が、その可変論理手段の出力をハ
イインピーダンス状態にするように、所定値を設定して
おくことで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、
その可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態に
される。
置では、可変論理手段に過大な電流が流れたときに、対
応する過電流検出手段が、その可変論理手段の出力をハ
イインピーダンス状態にするように、所定値を設定して
おくことで、可変論理手段に過大な電流が流れた場合、
その可変論理手段の出力が、ハイインピーダンス状態に
される。
【0405】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0406】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0407】請求項11記載の論理エミュレーション装
置では、可変論理手段に含まれる、入出力手段と論理実
現手段とが、異なる電源から電源電圧が供給される場合
において、入出力手段に過大な電流が流れたときに、そ
の入出力手段の出力がハイインピーダンス状態になるよ
うに、所定値を設定しておくことで、入出力手段に過大
な電流が流れた場合、その入出力手段の出力が、ハイイ
ンピーダンス状態にされる。
置では、可変論理手段に含まれる、入出力手段と論理実
現手段とが、異なる電源から電源電圧が供給される場合
において、入出力手段に過大な電流が流れたときに、そ
の入出力手段の出力がハイインピーダンス状態になるよ
うに、所定値を設定しておくことで、入出力手段に過大
な電流が流れた場合、その入出力手段の出力が、ハイイ
ンピーダンス状態にされる。
【0408】このため、可変論理手段同士の信号の衝
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
突、可変論理手段と外部装置との間の信号の衝突、及
び、可変配線手段が存在するときは、可変論理手段と可
変配線手段との間の信号の衝突、を回避できて、可変論
理手段、外部装置、及び、可変配線手段、に過大な電流
が流れることを防止できる。
【0409】その結果、論理エミュレーション装置及び
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
外部装置の破損を回避できて、検証対象回路の検証作業
を円滑に実行できる。
【0410】請求項12記載の論理エミュレーション装
置では、外部装置の電源、及び、可変論理手段の電源、
の一方がオフで、他方がオンのときは、可変論理手段と
外部装置と、は接続されない。
置では、外部装置の電源、及び、可変論理手段の電源、
の一方がオフで、他方がオンのときは、可変論理手段と
外部装置と、は接続されない。
【0411】このため、外部装置の電源、及び、可変論
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
理手段の電源、の一方がオフで、他方がオンのときに、
電源がオンされた方からオフされた方へ、可変論理手段
と外部装置とを接続した配線を介して過大な電流が流れ
ることを防止できる。
【0412】その結果、各可変論理手段及び外部装置の
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
破損を回避できて、検証対象回路の検証作業を円滑に実
行できる。
【図1】本発明の実施の形態1における論理エミュレー
ション装置のブロック図
ション装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における論理エミュレー
ション装置のブロック図
ション装置のブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における論理エミュレー
ション装置のブロック図
ション装置のブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における論理エミュレー
ション装置のブロック図
ション装置のブロック図
【図5】図4の過電流検出回路の例示図
【図6】図6の基準電圧発生回路の例示図
【図7】図6の基準電圧発生回路の他の例示図
【図8】本発明の実施の形態5における論理エミュレー
ション装置のブロック図
ション装置のブロック図
【図9】図8の可変論理素子のブロック図
【図10】本発明の実施の形態6における論理エミュレ
ーション装置のブロック図
ーション装置のブロック図
【図11】図10のバススイッチの例示図
【図12】従来の論理エミュレーション装置の例示図
【図13】従来の論理エミュレーション装置の他の例示
図
図
1、500 外部装置
2、3、4、5、8、200、501、701 論理エ
ミュレーション装置 10、11 温度検出ユニット 13、14、20、21、50〜53、502〜505
可変論理素子 15、28〜30、34、66〜69、91〜93、1
00〜110、215〜217、600〜611 配線 22、23 プローブ 24、25、40 温度センサ 26 A/Dコンバータ 27 出力制御回路 31、32、58〜61、89、90、204、205
アウトプットイネーブル端子(OE端子) 33、35、79 閾値設定ユニット 54〜57 過電流検出回路 62〜65、85〜88 電源端子 70〜73、75、94〜97、218、512 電源
線 74、507 可変配線素子 76、82、83、201、300、506 電源 80、81 電流−電圧変換回路 84 出力制御ユニット 98 入出力回路(I/O回路) 99 論理実現回路 202、203 バススイッチ 206、207 ダイオード 208、540、544、545 抵抗器 209、210 リレー 211、212 コイル 213、214 接点 219 電源オン/オフ検出回路 220 インバータ 230 スイッチング回路 508〜511 A、B、C、D 検証対象分割回路 541 増幅器 542 基準電圧発生回路 543 比較器 546 可変抵抗器 M1〜Mn NMOSトランジスタ
ミュレーション装置 10、11 温度検出ユニット 13、14、20、21、50〜53、502〜505
可変論理素子 15、28〜30、34、66〜69、91〜93、1
00〜110、215〜217、600〜611 配線 22、23 プローブ 24、25、40 温度センサ 26 A/Dコンバータ 27 出力制御回路 31、32、58〜61、89、90、204、205
アウトプットイネーブル端子(OE端子) 33、35、79 閾値設定ユニット 54〜57 過電流検出回路 62〜65、85〜88 電源端子 70〜73、75、94〜97、218、512 電源
線 74、507 可変配線素子 76、82、83、201、300、506 電源 80、81 電流−電圧変換回路 84 出力制御ユニット 98 入出力回路(I/O回路) 99 論理実現回路 202、203 バススイッチ 206、207 ダイオード 208、540、544、545 抵抗器 209、210 リレー 211、212 コイル 213、214 接点 219 電源オン/オフ検出回路 220 インバータ 230 スイッチング回路 508〜511 A、B、C、D 検証対象分割回路 541 増幅器 542 基準電圧発生回路 543 比較器 546 可変抵抗器 M1〜Mn NMOSトランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 木村 智生
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5J056 AA03 BB42 CC00 CC04 CC09
CC10
Claims (12)
- 【請求項1】外部装置と接続して、検証対象回路の検証
を行う論理エミュレーション装置であって、 前記検証対象回路が分割して割り当てられ、各々が、内
部で実現する論理を変更できる複数の可変論理手段と、 前記複数の可変論理手段に対応して設けられ、各々が、
対応する前記可変論理手段の温度を検出し、温度に応じ
た電気量に変換する複数の温度検出手段と、 温度に応じた電気量のレベルが所定値に達したとき、そ
の温度が検出された前記可変論理手段の出力をハイイン
ピーダンス状態にする出力制御手段と、を備えることを
特徴とする論理エミュレーション装置。 - 【請求項2】前記出力制御手段は、いずれか1つの前記
可変論理手段の温度に応じた電気量が前記所定値に達し
たとき、全ての前記可変論理手段の出力をハイインピー
ダンス状態にする、ことを特徴とする請求項1記載の論
理エミュレーション装置。 - 【請求項3】前記所定値を任意の値に設定する所定値設
定手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1又は
2記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項4】前記所定値設定手段は、前記可変論理手段
ごとの動作温度の予測値に応じて、前記可変論理手段ご
とに前記所定値を設定する、ことを特徴とする請求項3
記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項5】前記所定値設定手段は、設置場所の気温に
応じて、前記所定値を変更する、ことを特徴とする請求
項3又は4記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項6】外部装置と接続して、検証対象回路の検証
を行う論理エミュレーション装置であって、 前記検証対象回路が分割して割り当てられ、各々が、内
部で実現する論理を変更できる複数の可変論理手段と、 前記可変論理手段ごとに、その消費電流に応じた電気量
を検出し、検出した電気量が所定値に達したとき、その
電気量が検出された前記可変論理手段の出力をハイイン
ピーダンス状態にする出力制御手段と、を備えることを
特徴とする論理エミュレーション装置。 - 【請求項7】前記出力制御手段は、いずれか1つの前記
可変論理手段の消費電流に応じた電気量が前記所定値に
達したとき、全ての前記可変論理手段の出力をハイイン
ピーダンス状態にする、ことを特徴とする請求項6記載
の論理エミュレーション装置。 - 【請求項8】前記出力制御手段は、前記所定値を任意の
値に設定する所定値設定手段、を含むことを特徴とする
請求項6又は7記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項9】前記所定値設定手段は、前記可変論理手段
ごとの消費電流の予測値に応じて、前記可変論理手段ご
とに前記所定値を設定する、ことを特徴とする請求項8
記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項10】前記出力制御手段は、前記複数の可変論
理手段に対応して設けられる複数の過電流検出手段、を
含み、 前記過電流検出手段の各々は、対応する前記可変論理手
段の消費電流に応じた電気量を検出し、対応する前記可
変論理手段の消費電流に応じた電気量が前記所定値に達
したときに、対応する前記可変論理手段の出力をハイイ
ンピーダンス状態にする、ことを特徴とする請求項6、
8又は9記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項11】前記可変論理手段の各々は、 外部との間の入出力インタフェースである入出力手段
と、 設定された論理に基づく機能を実現する論理実現手段
と、を含み、 前記入出力手段は、前記論理実現手段に電源電圧を供給
する電源とは異なる電源から電源電圧の供給を受け、 前記出力制御手段は、前記入出力手段ごとに、その消費
電流に応じた電気量を検出し、検出した電気量が所定値
に達したとき、その電気量が検出された前記入出力手段
の出力をハイインピーダンス状態にする、ことを特徴と
する請求項6から9記載の論理エミュレーション装置。 - 【請求項12】外部装置と接続して、検証対象回路の検
証を行う論理エミュレーション装置であって、 前記検証対象回路が分割して割り当てられ、各々が、内
部で実現する論理を変更できる複数の可変論理手段と、 前記外部装置の電源のオン/オフ状態、及び、前記可変
論理手段の電源のオン/オフ状態を検出する電源オン/
オフ検出手段と、 前記外部装置の電源、及び、前記可変論理手段の電源、
の双方がオン状態のときにのみ、前記可変論理手段と前
記外部装置と、を接続するスイッチング手段と、を備え
ることを特徴とする論理エミュレーション装置。
Priority Applications (2)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060839A JP2003258618A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 論理エミュレーション装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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US7296168B2 (en) * | 2003-12-13 | 2007-11-13 | Texas Instruments Incorporated | Method and apparatus to minimize power and ground bounce in a logic device |
US8937794B2 (en) * | 2012-09-28 | 2015-01-20 | Intel Corporation | Sort probe over current protection mechanism |
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---|---|---|---|---|
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US6522985B1 (en) * | 1989-07-31 | 2003-02-18 | Texas Instruments Incorporated | Emulation devices, systems and methods utilizing state machines |
US5452231A (en) * | 1988-10-05 | 1995-09-19 | Quickturn Design Systems, Inc. | Hierarchically connected reconfigurable logic assembly |
US5212616A (en) * | 1991-10-23 | 1993-05-18 | International Business Machines Corporation | Voltage regulation and latch-up protection circuits |
US5572665A (en) * | 1994-04-21 | 1996-11-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor integrated circuit for developing a system using a microprocessor |
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