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JP2003249281A - 電線接続端子及び電線接続構造 - Google Patents

電線接続端子及び電線接続構造

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JP2003249281A
JP2003249281A JP2002047702A JP2002047702A JP2003249281A JP 2003249281 A JP2003249281 A JP 2003249281A JP 2002047702 A JP2002047702 A JP 2002047702A JP 2002047702 A JP2002047702 A JP 2002047702A JP 2003249281 A JP2003249281 A JP 2003249281A
Authority
JP
Japan
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electric wire
aluminum
terminal
female screw
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002047702A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Saito
寧 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ電線のアルミ芯線部に電線接続端子を
接続すると同時に酸化被膜を効率良く破壊しつつ電気的
に接続可能な電線接続端子及びこの電線接続端子をアル
ミ電線に導通接続してなる電線接続構造を提供するこ
と。 【解決手段】 一端におねじが形成された螺挿部を有す
るとともに他端に多角形状の締め付け部を有し、かつ、
これら螺挿部及び締め付け部の中央部にアルミ電線を挿
通する挿通孔が形成されたおねじ側端子と、一端にこの
おねじ側端子の螺挿部が螺挿されるめねじ孔が形成され
た電線接続部を有するとともに他端に相手側被接続部に
導通接続される接続部を有するめねじ側端子とから電線
接続端子を構成する。挿通孔にアルミ電線を挿通した
後、アルミ芯線部の撚りを戻し、めねじ孔に螺挿部を螺
挿すると、螺挿部の一端面とめねじ孔の最深部との間で
アルミ芯線部がねじり擦られながら圧縮され、酸化被膜
が破壊されつつ接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線接続端子及び
電線接続構造に関し、更に詳しくは、アルミ電線との接
続に好適な電線接続端子及びこの電線接続端子をアルミ
電線に導通接続してなる電線接続構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、発電所、架空送電線等の電力分野
においては、軽量かつ電気伝導性に優れることから、ア
ルミニウム系材料からなる芯線を有するアルミ電線が電
力線として使用されている。一般に、電線を用いて各種
電気装置等に配線を行う際には、電線の端末部分に電線
接続端子が取付けられるが、上記アルミ電線に適用され
る電線接続端子としては、例えば、図6に示したものが
知られている。
【0003】図6は、従来の電線接続端子とアルミ電線
を示した外観斜視図である。電線接続端子50は、アル
ミニウムやアルミニウム合金等の金属材料から一体に形
成されたものである。この電線接続端子50は、先端に
ボルト等の締結手段(図示されず)を貫通可能な貫通孔
51が形成された締結部52を有するとともに、基端に
アルミ電線53の端末部が挿入される挿入孔54が形成
された筒状の電線接続部55を有している。
【0004】この電線接続端子50にアルミ電線53を
接続するに当たっては、アルミ電線53の端末部の外被
56を皮剥して露出させたアルミ芯線部57を電線接続
端子50の挿入孔54に挿入し、図略の工具等により電
線接続部55を外側から圧縮して加締める。これによ
り、図7に示すように、電線接続端子50とアルミ電線
53とが分離不能に圧着される(図中、電線接続部55
は六角形状に圧着されている)。
【0005】一方、締結部52を各種電気装置等に締結
して電気的に接続するに当たっては、貫通孔51にボル
ト等の締結手段を貫通し、その締結手段を各種電気装置
等の被接続部に締め付け固定する。これにより、アルミ
電線53と各種電気装置等が電線接続端子50を介して
電気的に接続された状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した電
力分野に対して、自動車、OA機器、家電製品等の分野
においては、低コストで電気伝導性に優れた銅系材料か
らなる芯線を有する銅電線が信号線として使用されてい
る。
【0007】中でも自動車分野においては、車両の高性
能・高機能化が急速に進められてきていることから、車
載される各種電気機器、制御機器等の増加に伴って、使
用される銅電線も増加する傾向にあるのが現状である。
また最近では、環境への負荷の少ない電気自動車や燃料
電池自動車等の開発が盛んに行われており、この種の自
動車においては、バッテリーや燃料電池等から大きな電
気エネルギーを取り出す必要があることから、これらに
接続される電線としては、従来の信号線に比べより太径
の電力線が必要とされる。
【0008】このような状況の下、車両重量を軽くする
ことにより燃費効率等を向上させようとした場合、自動
車一台当たりに使用される電線の総重量はばかになら
ず、決して軽視することができる重さではない。特に、
近い将来普及が見込まれている電気自動車や燃料電池自
動車等においては、車載されるバッテリーや燃料電池等
それ自体が重いことから、少しでも車両を軽くしたいと
いう要望が強い。そのため、より一層の軽量化を図る目
的から、銅に比較して密度が約3分の1であるアルミニ
ウムを芯線に用いたアルミ電線が最近自動車分野におい
て特に注目されている(銅の密度8.96g/cm
し、アルミニウムの密度は2.70g/cm)。
【0009】しかしながら、このアルミ電線自体は、既
に上述したように架空送電線等の電力分野において使用
されてはいるものの、自動車分野においては今まで特に
その必要性に乏しかったことから、それほど普及してい
なかったものであり、アルミ電線を自動車用として用い
ようとした場合には、次のような問題が発生する。
【0010】即ち、アルミニウムは非常に活性であるこ
とから、アルミ電線の端末部の外被が皮剥されてアルミ
芯線部が露出されると、表面が外気に曝されて酸化さ
れ、酸化アルミニウムからなる酸化被膜が形成される。
この酸化被膜は、約100Å以下と極めて薄いものであ
るが、緻密で硬質、かつ、絶縁性であるため、アルミ芯
線部と電線接続端子との間に介在したままの状態で電気
的接続が行われると電気抵抗が大きくなる。
【0011】そのため、上述した電力分野等において
は、この問題を回避するため、アルミ電線と電線接続端
子とを接続する直前に、アルミ芯線部の酸化被膜を作業
者等が予めワイヤブラシ等を用いて機械的に破壊・除去
するといったことが一般に行われている。なぜなら、従
来の電線接続端子の電線接続部を単に加締めただけで
は、アルミ芯線部に形成された硬質な酸化被膜を破壊す
ることができないからである。
【0012】しかしながら、多数の電線を使用する自動
車分野においてこの種の作業を行っていたのでは、非常
に効率が悪いばかりでなく、生産性を悪化せしめること
このうえない。また、作業者の違い等により酸化被膜の
除去量も一定とならず、電気的接続ばらつきも大きくな
るといった問題も生じる。
【0013】そこで本発明が解決しようとする課題は、
アルミ電線のアルミ芯線部に電線接続端子を接続すると
同時に酸化被膜を効率良く破壊しつつ電気的に接続可能
な電線接続端子及びこの電線接続端子をアルミ電線に導
通接続してなる電線接続構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係る電線接続端子は、請求項1に記載のよ
うに、一端におねじが形成された螺挿部を有するととも
に他端に多角形状の締め付け部を有し、かつ、これら螺
挿部及び締め付け部の中央部にアルミ電線を挿通する挿
通孔が形成されたおねじ側端子と、一端にこのおねじ側
端子の螺挿部が螺挿されるめねじ孔が形成された電線接
続部を有するとともに他端に相手側被接続部に導通接続
される接続部を有するめねじ側端子とからなることを要
旨とするものである。
【0015】上記電線接続端子によれば、おねじ側端子
の挿通孔にアルミ芯線部が露出されたアルミ電線が挿通
され、アルミ電線の軸線方向と略垂直方向にアルミ芯線
部の撚りが戻された後、おねじ側端子の螺挿部がめねじ
側端子のめねじ孔に螺挿された場合には、螺挿部の一端
面とめねじ孔の最深部との間でアルミ芯線部はねじり擦
られながら圧縮され、最終的にアルミ芯線部は、螺挿部
の一端面とめねじ孔の最深部とにより狭着保持されて電
気的に接続される。
【0016】そのため、アルミ芯線部の表面に形成され
ていた酸化被膜は、螺挿部の一端面とめねじ孔の最深部
との間でねじり擦られながら圧縮される際に破壊、除去
される。したがって、アルミ電線のアルミ芯線部に電線
接続端子を接続すると同時に酸化被膜を効率良く破壊し
つつ電気的に接続することが可能となる。
【0017】この場合、請求項2に記載のように、前記
めねじ側端子のめねじ孔の最深部には、突起部又は溝部
からなる粗面部が形成されていることが好ましい。めね
じ孔の最深部に突起部又は溝部からなる粗面部が形成さ
れている場合には、螺挿部の一端面とめねじ孔の最深部
との間でアルミ芯線部がねじり擦られながら圧縮される
際に、アルミ芯線部表面の酸化被膜を一層容易に破壊す
ることが可能となる。
【0018】また、請求項3に記載のように、前記めね
じ側端子における接続部は、締結手段を貫通可能な貫通
孔が形成された締結部であることが好ましく、また、請
求項4に記載のように、前記電線接続端子は、車載用と
して用いられることが好ましい。
【0019】また、本発明に係る電線接続構造は、請求
項5に記載のように、請求項1から4のいずれかに記載
の電線接続端子をアルミ電線に導通接続してなる電線接
続構造であって、おねじ側端子の挿通孔にアルミ芯線部
を露出させたアルミ電線を挿通するとともに、このアル
ミ電線の軸線方向と略垂直方向にアルミ芯線部の撚りを
戻して撚り戻し部を形成し、おねじ側端子の螺挿部をめ
ねじ側端子のめねじ孔に螺挿し、この螺挿部の一端面と
めねじ孔の最深部とにより撚り戻し部を狭着保持してな
ることを要旨とするものである。
【0020】上記電線接続構造によれば、アルミ芯線部
の撚り戻し部は、おねじ側端子の螺挿部の一端面とめね
じ側端子のめねじ孔の最深部とにより狭着保持されてい
るので、アルミ芯線部の表面に形成されていた酸化被膜
は、螺挿部の一端面とめねじ孔の最深部との間でねじり
擦られながら圧縮され、破壊された状態で電気的に接続
される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照にして詳細に説明する。尚、図略の相手側
被接続部との接続側を前方として説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態に係る電線接
続端子とこの電線接続端子に接続されるアルミ電線を示
した分解斜視図、図2は、本発明の一実施形態に係る電
線接続端子のおねじ側端子を示した外観斜視図、図3
は、本発明の一実施形態に係る電線接続端子のめねじ側
端子の電線接続部の一部を示した図である。
【0023】アルミ電線10は、アルミニウム素線若し
くはアルミニウム合金素線又はこれらと他の金属材料か
らなる素線とが複数本撚り合わされて形成されたアルミ
芯線部11を有しており、このアルミ芯線部11の外周
には、絶縁樹脂からなる外被12が被覆されている。な
お、図においては、アルミ電線10の端末部の外被12
が皮剥されてアルミ芯線部11が所定長さ露出されてい
る。
【0024】電線接続端子13は、アルミニウム、アル
ミニウム合金、あるいは、銅、銅合金、黄銅、黄銅にS
nメッキを施したもの等の金属材料から形成されたもの
で、おねじ14を備えたおねじ側端子15と、このおね
じ側端子15が螺挿されるめねじ孔16を備えためねじ
側端子17とから構成されている。
【0025】おねじ側端子15は、先端に螺挿部18を
有するとともに、基端に締め付け部19を有している。
螺挿部18の外周には、おねじ14が螺刻されており、
めねじ側端子17のめねじ孔16に螺挿することができ
るようになっている。また、締め付け部19は、その外
形が多角形状とされ、図略のスパナ等の工具類を用いる
ことにより、めねじ側端子17に螺挿されたおねじ側端
子15を締め付け固定することができるようになってい
る。そしてこれら螺挿部18及び締め付け部19の中央
部には、アルミ電線10が挿通される挿通孔20が前後
方向に貫通形成されている。
【0026】他方、めねじ側端子17は、基端にアルミ
電線10に接続される電線接続部21を有するととも
に、先端に図略の相手側被接続部に導通接続される接続
部としての締結部22を有している。
【0027】電線接続部21は、その外形が後端が開口
した略円筒状とされ、その内部は、周壁面に螺挿部18
のおねじ14と螺合可能なめねじ23が螺刻されること
により、全体として一端が開口した有低形状のめねじ孔
16とされている。
【0028】締結部22は、その外形が略直方体状とさ
れ、中央にはボルト等の締結手段(図示されず)を貫通
可能な貫通孔24が形成されており、この貫通孔24に
ボルト等の締結手段を貫通して相手側被接続部に締め付
け固定することができるようになっている。
【0029】次に、上記構成を有する本発明の一実施形
態に係る電線接続端子にアルミ電線を接続して本発明の
一実施形態に係る電線接続構造とする手順について説明
する。図4及び図5(a)、(b)に示すように、おね
じ側端子15の挿通孔20にアルミ芯線部11が露出さ
れたアルミ電線10を先通しした後、アルミ芯線部11
の撚りを戻して外側に拡げ(アルミ電線10の軸線方向
と略垂直方向)、撚り戻し部25を形成する。
【0030】次いで、その状態を保ったままおねじ側端
子15の螺挿部18をめねじ側端子17のめねじ孔16
に螺挿していくと(図5(c)参照)、撚り戻し部25
は、螺挿部18の一端面26とめねじ孔16の最深部2
7とにより挟持された状態となる。なお、この際、アル
ミ芯線部11の表面に形成されている酸化被膜は未だ破
壊されていない。
【0031】そしてこの状態より更に奥に螺挿部18を
螺挿すると、撚り戻し部25は、螺挿部18の一端面2
6とめねじ孔16の最深部27との間でねじり擦られな
がら圧縮され、同時に、アルミ芯線部11の表面に形成
されていた酸化被膜が破壊される。これによりアルミ芯
線部11は、最終的に螺挿部18の一端面26とめねじ
孔16の最深部27とにより狭着保持されて電気的に接
続され(図5(d)参照)、本発明の一実施形態に係る
電線接続構造が得られる。
【0032】上記電線接続端子によれば、アルミ電線の
アルミ芯線部に電線接続端子を接続すると同時に酸化被
膜を効率良く破壊しつつ電気的に接続することが可能と
なる。そのため、アルミ電線と電線接続端子とを接続す
る直前に、アルミ芯線部の酸化被膜を作業者等が予めワ
イヤブラシ等を用いて機械的に破壊・除去するといった
作業を行う必要がなくなり、生産性を向上させることで
きる。
【0033】また、この電線接続端子をアルミ電線に導
通してなる電線接続構造によれば、酸化被膜の除去量が
ワイヤブラシ等による除去量に比べ均一となり易く、電
気的接続ばらつきを小さくすることができるので、接続
信頼性を向上させることができる。
【0034】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明に係る電線接続端子及び電線接続構造は上記
実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例え
ば、上記実施の形態においては、電線接続端子に接続さ
れる電線としてアルミ電線を用いたが、それ以外の銅電
線等にも適用可能なものである。
【0035】また、上記実施の形態においては、めねじ
側端子のめねじ孔の最深部の面状を平面形状としたもの
を例示したが、それ以外にも、例えば、めねじ孔の最深
部に突起部又は溝部からなる粗面部を形成しても良い。
めねじ孔の最深部に突起部又は溝部からなる粗面部が形
成されている場合には、螺挿部の一端面とめねじ孔の最
深部との間でアルミ芯線部がねじり擦られながら圧縮さ
れる際に、アルミ芯線部表面の酸化被膜を一層容易に破
壊することが可能となる。この際、螺挿部の一端面に突
起部又は溝部からなる粗面部を形成しても同様の効果が
得られる。
【0036】また、めねじ側端子においては、相手側被
接続部に接続される接続部として締結部を有する場合に
ついて説明したが、これ以外にも、例えば、相手側メス
端子の嵌合部に挿入される先細状のタブ部を有していて
も良いし(この場合オス端子となる)、相手側オス端子
のタブ部が挿入される筒状の嵌合部を有していても良い
(この場合メス端子となる)。即ち、接続部の形状は、
相手側被接続部の形状に合わせて種々変更可能なもので
あり、特に限定されるものではない。
【0037】また、おねじ側端子の締め付け部の形状と
しては、その外形を六角形としたものを例示したが、そ
れ以外の多角形形状に形成することができることは言う
までもない。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る電線接続端子によれば、ア
ルミ電線のアルミ芯線部に電線接続端子を接続すると同
時に酸化被膜を効率良く破壊しつつ電気的に接続可能な
電線接続端子を得ることができる。
【0039】そのため、この電線接続端子を多数の電線
を使用する自動車分野に用いた場合には、アルミ電線と
電線接続端子とを接続する直前に、アルミ芯線部の酸化
被膜を作業者等が予めワイヤブラシ等を用いて機械的に
破壊・除去する等といった作業を行う必要がないので、
非常に作業効率が良くなり、生産性も向上する。
【0040】また、この電線接続端子をアルミ電線に導
通してなる電線接続構造によれば、酸化被膜の除去量が
ワイヤブラシ等による除去量に比べ均一となり易く、電
気的接続ばらつきを小さくすることができるので、接続
信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電線接続端子とこ
の電線接続端子に接続されるアルミ電線を示した分解斜
視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る電線接続端子のお
ねじ側端子を示した外観斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電線接続端子のめ
ねじ側端子の電線接続部の一部を示した図である。
【図4】 おねじ側端子の挿通孔にアルミ電線を挿通
し、撚り戻し部を形成した状態を示した外観斜視図であ
る。
【図5】 本発明の一実施形態に係る電線接続端子にア
ルミ電線を接続して本発明の一実施形態に係る電線接続
構造とする手順を示した図である。
【図6】 従来の電線接続端子とアルミ電線を示した外
観斜視図である。
【図7】 従来の電線接続端子をアルミ電線に接続した
後の状態を示した外観斜視図である。
【符号の説明】
10 アルミ電線 11 アルミ芯線部 13 電線接続端子 14 おねじ 15 おねじ側端子 16 めねじ孔 17 めねじ側端子 18 螺挿部 19 締め付け部 20 挿通孔 21 電線接続部 23 めねじ 25 撚り戻し部 26 一端面 27 最深部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 BA02 BA13 BA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端におねじが形成された螺挿部を有す
    るとともに他端に多角形状の締め付け部を有し、かつ、
    これら螺挿部及び締め付け部の中央部にアルミ電線を挿
    通する挿通孔が形成されたおねじ側端子と、一端にこの
    おねじ側端子の螺挿部が螺挿されるめねじ孔が形成され
    た電線接続部を有するとともに他端に相手側被接続部に
    導通接続される接続部を有するめねじ側端子とからなる
    ことを特徴とする電線接続端子。
  2. 【請求項2】 前記めねじ側端子のめねじ孔の最深部に
    は、突起部又は溝部からなる粗面部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電線接続端子。
  3. 【請求項3】 前記めねじ側端子における接続部は、締
    結手段を貫通可能な貫通孔が形成された締結部であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の電線接続端子。
  4. 【請求項4】 前記電線接続端子は、車載用として用い
    られることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の電線接続端子。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の電線
    接続端子をアルミ電線に導通接続してなる電線接続構造
    であって、おねじ側端子の挿通孔にアルミ芯線部を露出
    させたアルミ電線を挿通するとともに、このアルミ電線
    の軸線方向と略垂直方向にアルミ芯線部の撚りを戻して
    撚り戻し部を形成し、おねじ側端子の螺挿部をめねじ側
    端子のめねじ孔に螺挿し、この螺挿部の一端面とめねじ
    孔の最深部とにより撚り戻し部を狭着保持してなること
    を特徴とする電線接続構造。
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