JP2003247504A - 作業機械の油圧制御装置 - Google Patents
作業機械の油圧制御装置Info
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Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】2つの油圧アクチュエータの複合操作時に、作
動油温の低下に伴い作動油の粘性が高くなり、油圧回路
の圧力損失が大きくなっても、上記両油圧アクチュエー
タの作動速度バランスを保持できる作業機械の油圧制御
装置の提供。 【解決手段】アームシリンダ12のボトム供給管路32
aに第3油圧ポンプ3から供給される圧油を合流用制御
弁10と、制御弁10に対し切換信号Pcを発生させる
電磁比例減圧弁38と、ブーム上げ操作信号Pb2と作
動油温tとに基づき電磁比例減圧弁38への駆動電流I
を演算するコントローラ50を設け、作動油温が所定温
度以下のとき、温度tの低下に応じて制御弁10を遮断
する。 【効果】低温時に、両油圧アクチュエータによる複合作
業時の作業効率を向上することができる。
動油温の低下に伴い作動油の粘性が高くなり、油圧回路
の圧力損失が大きくなっても、上記両油圧アクチュエー
タの作動速度バランスを保持できる作業機械の油圧制御
装置の提供。 【解決手段】アームシリンダ12のボトム供給管路32
aに第3油圧ポンプ3から供給される圧油を合流用制御
弁10と、制御弁10に対し切換信号Pcを発生させる
電磁比例減圧弁38と、ブーム上げ操作信号Pb2と作
動油温tとに基づき電磁比例減圧弁38への駆動電流I
を演算するコントローラ50を設け、作動油温が所定温
度以下のとき、温度tの低下に応じて制御弁10を遮断
する。 【効果】低温時に、両油圧アクチュエータによる複合作
業時の作業効率を向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、油圧ショベル等
の作業機械に備えられる油圧制御装置に係わり、特に原
動機によって駆動される少なくとも2つの可変容量型油
圧ポンプと他の油圧ポンプと、各油圧ポンプの駆動に伴
う消費トルクの総和が原動機の出力馬力を越えないよう
に少なくとも2つの可変可変容量型油圧ポンプの押しの
け容積を制御する容量制御装置とを備え、少なくとも一
方の可変容量型油圧ポンプと他の油圧ポンプの圧油の合
流によって駆動される特定のアクチュエータと、少なく
とも他方の可変容量型油圧ポンプの圧油によって駆動さ
れる特定のアクチュエータとは異なるアクチュエータと
を有する作業機械の油圧制御装置に関する。
の作業機械に備えられる油圧制御装置に係わり、特に原
動機によって駆動される少なくとも2つの可変容量型油
圧ポンプと他の油圧ポンプと、各油圧ポンプの駆動に伴
う消費トルクの総和が原動機の出力馬力を越えないよう
に少なくとも2つの可変可変容量型油圧ポンプの押しの
け容積を制御する容量制御装置とを備え、少なくとも一
方の可変容量型油圧ポンプと他の油圧ポンプの圧油の合
流によって駆動される特定のアクチュエータと、少なく
とも他方の可変容量型油圧ポンプの圧油によって駆動さ
れる特定のアクチュエータとは異なるアクチュエータと
を有する作業機械の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】油圧ショベル等作業機械の油圧制御装置に
あっては、従来から2つの油圧ポンプの圧油を合流させ
てアームシリンダやブームシリンダ等の油圧アクチュエ
ータの増速を行い作業効率の向上を図っているものがあ
る。
あっては、従来から2つの油圧ポンプの圧油を合流させ
てアームシリンダやブームシリンダ等の油圧アクチュエ
ータの増速を行い作業効率の向上を図っているものがあ
る。
【0003】特開2000−220168号公報に開示
された発明は、油圧ショベルのアームシリンダおよびブ
ームシリンダをそれぞれ2つの可変容量型油圧ポンプか
ら供給される圧油を合流して駆動し、アームシリンダに
ついては第3の油圧ポンプからの圧油を選択的に2つの
可変可変容量型油圧ポンプの圧油に合流させてさらなる
増速を図っている。
された発明は、油圧ショベルのアームシリンダおよびブ
ームシリンダをそれぞれ2つの可変容量型油圧ポンプか
ら供給される圧油を合流して駆動し、アームシリンダに
ついては第3の油圧ポンプからの圧油を選択的に2つの
可変可変容量型油圧ポンプの圧油に合流させてさらなる
増速を図っている。
【0004】また、特開平10−88627号公報に
は、バックホウ油圧ショベルにおいて、単独駆動時に、
第1,第3油圧ポンプでブームシリンダを、第2,第3
油圧ポンプでアームシリンダを駆動し、同時駆動時、例
えば、バケットを水平に移動させて掘削を行う(以下
「水平引き掘削作業」と言う)場合、すなわち、ブーム
の引き起こし動作とアームの引き戻し動作とを同時に行
う場合には第3油圧ポンプから供給される圧油をアーム
シリンダに増速用として優先して提供し、アームの引き
戻し速度を速くするように構成し水平引き掘削作業を迅
速かつ円滑にする技術が開示されている。
は、バックホウ油圧ショベルにおいて、単独駆動時に、
第1,第3油圧ポンプでブームシリンダを、第2,第3
油圧ポンプでアームシリンダを駆動し、同時駆動時、例
えば、バケットを水平に移動させて掘削を行う(以下
「水平引き掘削作業」と言う)場合、すなわち、ブーム
の引き起こし動作とアームの引き戻し動作とを同時に行
う場合には第3油圧ポンプから供給される圧油をアーム
シリンダに増速用として優先して提供し、アームの引き
戻し速度を速くするように構成し水平引き掘削作業を迅
速かつ円滑にする技術が開示されている。
【0005】ところで、上記のように油圧ショベル等作
業機械のアーム、ブーム、バケット等の作業腕や旋回装
置等の各油圧アクチュエータを少なくとも3つの主油圧
ポンプで駆動する場合には、各主油圧ポンプの入力トル
ク(入力馬力)の総和が各主油圧ポンプを駆動する原動
機(エンジン)の出力トルク(出力馬力)を越えないよ
うにしなければならない。
業機械のアーム、ブーム、バケット等の作業腕や旋回装
置等の各油圧アクチュエータを少なくとも3つの主油圧
ポンプで駆動する場合には、各主油圧ポンプの入力トル
ク(入力馬力)の総和が各主油圧ポンプを駆動する原動
機(エンジン)の出力トルク(出力馬力)を越えないよ
うにしなければならない。
【0006】例えば、特開平5−126104号公報で
は、エンジンによって駆動される2つの可変容量型主油
圧ポンプと1つ固定容量型主油圧ポンプを用いて各油圧
アクチュエータを駆動し、ブームシリンダは2つの可変
容量型主油圧ポンプの圧油を合流させて駆動し、2つの
可変容量型主油圧ポンプの押しのけ容積を制御するレギ
ュレータを設け、このレギュレータを制御して全馬力制
御を行い、このレギュレータに固定容量型主油圧ポンプ
の圧油を導いて、2つの可変容量型主油圧ポンプおよび
1つの固定容量型主油圧ポンプの圧力の総和がエンジン
の馬力100%に相当するように前記レギュレータを制
御して2つの可変容量型主油圧ポンプの全馬力制御を行
い、エンジンが過負荷になることを防止している。そし
て固定容量型主油圧ポンプで駆動される油圧アクチュエ
ータ(旋回モータ)とブームシリンダとが同時駆動され
るときには、ブームシリンダを一方の可変容量型主油圧
ポンプのみで駆動し、他方の可変容量型主油圧ポンプの
圧力を下げることにより、ブームシリンダを駆動する可
変容量型主油圧ポンプの押しのけ容積(傾転角)が極度
に減少しないように全馬力制御を行い、ブームシリンダ
の作動速度を大巾に低下させないようにしている。
は、エンジンによって駆動される2つの可変容量型主油
圧ポンプと1つ固定容量型主油圧ポンプを用いて各油圧
アクチュエータを駆動し、ブームシリンダは2つの可変
容量型主油圧ポンプの圧油を合流させて駆動し、2つの
可変容量型主油圧ポンプの押しのけ容積を制御するレギ
ュレータを設け、このレギュレータを制御して全馬力制
御を行い、このレギュレータに固定容量型主油圧ポンプ
の圧油を導いて、2つの可変容量型主油圧ポンプおよび
1つの固定容量型主油圧ポンプの圧力の総和がエンジン
の馬力100%に相当するように前記レギュレータを制
御して2つの可変容量型主油圧ポンプの全馬力制御を行
い、エンジンが過負荷になることを防止している。そし
て固定容量型主油圧ポンプで駆動される油圧アクチュエ
ータ(旋回モータ)とブームシリンダとが同時駆動され
るときには、ブームシリンダを一方の可変容量型主油圧
ポンプのみで駆動し、他方の可変容量型主油圧ポンプの
圧力を下げることにより、ブームシリンダを駆動する可
変容量型主油圧ポンプの押しのけ容積(傾転角)が極度
に減少しないように全馬力制御を行い、ブームシリンダ
の作動速度を大巾に低下させないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベル等の作業
機械において、上記のような従来技術を基に、原動機に
よって2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポン
プを駆動し、これら3つの主油圧ポンプによって油圧シ
ョベル等作業機械のアーム、ブーム、バケット等の作業
腕、旋回装置、走行装置等の各油圧アクチュエータを駆
動し、かつ各主油圧ポンプのそれぞれの消費トルクに関
連する状態量(例えば圧力)を検出する手段および前記
各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出された
状態量に基づき前記2つの可変容量型主油圧ポンプの押
しのけ容積を制御する容量制御手段を設けて原動機の全
馬力制御を行うとともに1つの可変容量型主油圧ポンプ
と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の油圧アクチ
ュエータを駆動し、他方の可変容量型油圧ポンプの圧油
により特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アクチ
ュエータを駆動するように油圧回路および油圧制御装置
を構成し、これによって、両油圧アクチュエータの同時
駆動による特定の作業を行うときに、特定の油圧アクチ
ュエータの作動速度をより速くして、特定の油圧アクチ
ュエータの作動速度と異なる油圧アクチュエータの作動
速度とをバランスさせて、作業効率を高めると同時に2
つの可変容量型主油圧ポンプの全馬力制御を行い原動機
の過負荷防止を行うことが提案されている。
機械において、上記のような従来技術を基に、原動機に
よって2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポン
プを駆動し、これら3つの主油圧ポンプによって油圧シ
ョベル等作業機械のアーム、ブーム、バケット等の作業
腕、旋回装置、走行装置等の各油圧アクチュエータを駆
動し、かつ各主油圧ポンプのそれぞれの消費トルクに関
連する状態量(例えば圧力)を検出する手段および前記
各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出された
状態量に基づき前記2つの可変容量型主油圧ポンプの押
しのけ容積を制御する容量制御手段を設けて原動機の全
馬力制御を行うとともに1つの可変容量型主油圧ポンプ
と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の油圧アクチ
ュエータを駆動し、他方の可変容量型油圧ポンプの圧油
により特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アクチ
ュエータを駆動するように油圧回路および油圧制御装置
を構成し、これによって、両油圧アクチュエータの同時
駆動による特定の作業を行うときに、特定の油圧アクチ
ュエータの作動速度をより速くして、特定の油圧アクチ
ュエータの作動速度と異なる油圧アクチュエータの作動
速度とをバランスさせて、作業効率を高めると同時に2
つの可変容量型主油圧ポンプの全馬力制御を行い原動機
の過負荷防止を行うことが提案されている。
【0008】上記のような構成を、例えば、バックホウ
油圧ショベルに適用し、特定の油圧アクチュエータをア
ームシリンダ、特定の油圧アクチュエータとは異なる油
圧アクチュエータをブームシリンダとし、水平引き掘削
作業を行う場合、アームシリンダをアームの引き戻し方
向に作動(以下「アームクラウド」と言う)し、ブーム
シリンダをブームの引き起こし方向に作動(以下「ブー
ム上げ」と言う)すると、アームクラウド速度が1つの
主油圧ポンプからのみ圧油が供給される場合に比べより
速くなり、水平引き掘削作業におけるブームとアームの
速度バランスが良好となって迅速かつ円滑に作業が行わ
れるとともに原動機の過負荷防止を行うことができる。
油圧ショベルに適用し、特定の油圧アクチュエータをア
ームシリンダ、特定の油圧アクチュエータとは異なる油
圧アクチュエータをブームシリンダとし、水平引き掘削
作業を行う場合、アームシリンダをアームの引き戻し方
向に作動(以下「アームクラウド」と言う)し、ブーム
シリンダをブームの引き起こし方向に作動(以下「ブー
ム上げ」と言う)すると、アームクラウド速度が1つの
主油圧ポンプからのみ圧油が供給される場合に比べより
速くなり、水平引き掘削作業におけるブームとアームの
速度バランスが良好となって迅速かつ円滑に作業が行わ
れるとともに原動機の過負荷防止を行うことができる。
【0009】しかしながら、バックホウ油圧ショベルが
寒冷地で稼動する場合や冬期稼動中に大気温度が極度に
低下すると、油圧アクチュエータを駆動する作動油の温
度も低下して作動油の粘度が高くなり、アームシリンダ
およびブームシリンダを駆動する油圧回路の圧力損失が
大きくなる。
寒冷地で稼動する場合や冬期稼動中に大気温度が極度に
低下すると、油圧アクチュエータを駆動する作動油の温
度も低下して作動油の粘度が高くなり、アームシリンダ
およびブームシリンダを駆動する油圧回路の圧力損失が
大きくなる。
【0010】この場合、上記のようにアームシリンダは
1つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポンプから
の圧油の合流によって駆動され、ブームシリンダは他方
の1つの可変容量型主油圧ポンプによって駆動されてい
るので、油圧回路の圧力損失が増大すると、両シリンダ
を駆動する油圧回路の圧力が圧力損失分だけ高くなって
2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポンプの消
費トルク(入力トルク)が増大し、各主油圧ポンプのそ
れぞれの消費トルクに関連する状態量(例えば圧力)の
検出値が増加して、容量制御装置が2つの可変容量型主
油圧ポンプの押しのけ容積(傾転角)を減少するように
原動機の馬力制御が行われる。
1つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポンプから
の圧油の合流によって駆動され、ブームシリンダは他方
の1つの可変容量型主油圧ポンプによって駆動されてい
るので、油圧回路の圧力損失が増大すると、両シリンダ
を駆動する油圧回路の圧力が圧力損失分だけ高くなって
2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主油圧ポンプの消
費トルク(入力トルク)が増大し、各主油圧ポンプのそ
れぞれの消費トルクに関連する状態量(例えば圧力)の
検出値が増加して、容量制御装置が2つの可変容量型主
油圧ポンプの押しのけ容積(傾転角)を減少するように
原動機の馬力制御が行われる。
【0011】その際、アームクラウド速度は、アームシ
リンダを駆動する他の主油圧ポンプが馬力制御を受けて
いないので圧油の吐出量は変わらず、しかも、アームク
ラウドはアームが自重で下がる方向でありブーム上げに
比して圧力が低いので、一方の可変容量型油圧ポンプの
馬力制御による押しのけ容積の減少分だけ減速する。一
方、ブーム上げ速度は、他方の可変容量型主油圧ポンプ
の馬力制御による押しのけ容積の減少に直接影響され供
給される圧油の量が少なくなり、しかも、ブームが上げ
方向で高圧であるため極めて遅くなり、ブームが上がり
にくくなる。したがって、アームクラウド速度に比して
ブーム上げ速度が遅すぎると言う現象が生じ、アームク
ラウド速度とブーム上げ速度バランスが極度に悪くな
り、水平引き掘削作業が円滑に行えなくなると言う問題
が生じる。
リンダを駆動する他の主油圧ポンプが馬力制御を受けて
いないので圧油の吐出量は変わらず、しかも、アームク
ラウドはアームが自重で下がる方向でありブーム上げに
比して圧力が低いので、一方の可変容量型油圧ポンプの
馬力制御による押しのけ容積の減少分だけ減速する。一
方、ブーム上げ速度は、他方の可変容量型主油圧ポンプ
の馬力制御による押しのけ容積の減少に直接影響され供
給される圧油の量が少なくなり、しかも、ブームが上げ
方向で高圧であるため極めて遅くなり、ブームが上がり
にくくなる。したがって、アームクラウド速度に比して
ブーム上げ速度が遅すぎると言う現象が生じ、アームク
ラウド速度とブーム上げ速度バランスが極度に悪くな
り、水平引き掘削作業が円滑に行えなくなると言う問題
が生じる。
【0012】上記のように、本発明の問題点をバックホ
ウ油圧ショベルの水平引き込み掘削の例で述べたが、前
記のような構成をローダショベルのアームとブームの油
圧制御装置に適用した場合のアームとブームの同時作動
による水平押し出し掘削作業や多関節式作業機の2関節
の油圧制御装置に適用した場合の2関節同時作動による
水平移動動作等を行う場合についても寒冷地使用等にお
いて同様の問題が発生する。
ウ油圧ショベルの水平引き込み掘削の例で述べたが、前
記のような構成をローダショベルのアームとブームの油
圧制御装置に適用した場合のアームとブームの同時作動
による水平押し出し掘削作業や多関節式作業機の2関節
の油圧制御装置に適用した場合の2関節同時作動による
水平移動動作等を行う場合についても寒冷地使用等にお
いて同様の問題が発生する。
【0013】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、本発明の第1の目的は原動機によって駆動
される少なくとも2つの可変容量型主油圧ポンプと他の
主油圧ポンプを備え、少なくともこれら3つの主油圧ポ
ンプによって油圧ショベル等作業機械のアーム、ブー
ム、バケット等の作業腕、旋回装置、走行装置等の各油
圧アクチュエータを駆動し、かつ各主油圧ポンプのそれ
ぞれの消費トルクに関連する状態量を検出する手段と、
前記各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出さ
れた状態量に基づき、前記少なくとも2つの可変容量型
主油圧ポンプを制御する容量制御手段を設けて全馬力制
御を行うとともに少なくとも1つの可変容量型主油圧ポ
ンプの圧油と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の
油圧アクチュエータを駆動し、少なくとも他方の可変容
量型油圧ポンプの圧油によって特定の油圧アクチュエー
タとは異なる油圧アクチュエータを駆動するようにした
油圧ショベル等作業機械の油圧制御装置において、特定
の油圧アクチュエータと特定の油圧アクチュエータとは
異なる油圧アクチュエータとの同時駆動により特定の作
業を行っているとき、寒冷地等で作動油の温度が極度に
低下して作動油の粘性が高くなり、油圧回路の圧力損失
が大きくなっても、上記両油圧アクチュエータの作動速
度バランスを保持出来るようにした作業機械の油圧制御
装置を提供することにある。
れたもので、本発明の第1の目的は原動機によって駆動
される少なくとも2つの可変容量型主油圧ポンプと他の
主油圧ポンプを備え、少なくともこれら3つの主油圧ポ
ンプによって油圧ショベル等作業機械のアーム、ブー
ム、バケット等の作業腕、旋回装置、走行装置等の各油
圧アクチュエータを駆動し、かつ各主油圧ポンプのそれ
ぞれの消費トルクに関連する状態量を検出する手段と、
前記各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出さ
れた状態量に基づき、前記少なくとも2つの可変容量型
主油圧ポンプを制御する容量制御手段を設けて全馬力制
御を行うとともに少なくとも1つの可変容量型主油圧ポ
ンプの圧油と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の
油圧アクチュエータを駆動し、少なくとも他方の可変容
量型油圧ポンプの圧油によって特定の油圧アクチュエー
タとは異なる油圧アクチュエータを駆動するようにした
油圧ショベル等作業機械の油圧制御装置において、特定
の油圧アクチュエータと特定の油圧アクチュエータとは
異なる油圧アクチュエータとの同時駆動により特定の作
業を行っているとき、寒冷地等で作動油の温度が極度に
低下して作動油の粘性が高くなり、油圧回路の圧力損失
が大きくなっても、上記両油圧アクチュエータの作動速
度バランスを保持出来るようにした作業機械の油圧制御
装置を提供することにある。
【0014】本発明の第2の目的はバックホウ油圧ショ
ベルのアームシリンダを上記特定の油圧アクチュエータ
とし、特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アクチ
ュエータをブームシリンダとし、アームとブームを同時
に駆動して水平引き掘削作業等を行う場合の低温時にお
けるアームとブームの作動速度のバランスを保つように
した作業機械の油圧制御装置を提供することにある。
ベルのアームシリンダを上記特定の油圧アクチュエータ
とし、特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アクチ
ュエータをブームシリンダとし、アームとブームを同時
に駆動して水平引き掘削作業等を行う場合の低温時にお
けるアームとブームの作動速度のバランスを保つように
した作業機械の油圧制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、請求項1に係わる発明は、原動機と、この原
動機によって駆動される可変容量型の第1油圧ポンプと
可変容量型の第2油圧ポンプと第3油圧ポンプと、前記
第1油圧ポンプによって駆動される第1油圧アクチュエ
ータおよび前記第2油圧ポンプによって駆動される第2
油圧アクチュエータと、前記第1および第2油圧ポンプ
から第1および第2油圧アクチュエータへそれぞれ供給
される圧油の量と方向を制御する第1および第2方向切
換弁と、操作信号により前記第1および第2方向切換弁
を切換操作する第1および第2操作手段と、第1操作手
段からの操作信号により切り換えられ、第3油圧ポンプ
の圧油を第1油圧ポンプの圧油に合流させて第1油圧ア
クチュエータに供給する制御弁と、前記第1、第2、第
3油圧ポンプのそれぞれの消費トルクに関連する状態量
を検出する手段と、前記第1、第2、第3油圧ポンプの
前記状態量検出手段によって検出された状態量に基づき
前記第1および第2油圧ポンプの押しのけ容積を制御す
る容量制御手段とを有する作業機械の油圧制御装置であ
って、作動油の温度を検出する油温検出手段と、この油
温検出手段で検出した作動油の温度が所定の値より低下
すると、その低下に応じて前記第3油圧ポンプから前記
第1油圧アクチュエータへ合流する圧油の量を減ずる制
御手段とを設けたものである。
るために、請求項1に係わる発明は、原動機と、この原
動機によって駆動される可変容量型の第1油圧ポンプと
可変容量型の第2油圧ポンプと第3油圧ポンプと、前記
第1油圧ポンプによって駆動される第1油圧アクチュエ
ータおよび前記第2油圧ポンプによって駆動される第2
油圧アクチュエータと、前記第1および第2油圧ポンプ
から第1および第2油圧アクチュエータへそれぞれ供給
される圧油の量と方向を制御する第1および第2方向切
換弁と、操作信号により前記第1および第2方向切換弁
を切換操作する第1および第2操作手段と、第1操作手
段からの操作信号により切り換えられ、第3油圧ポンプ
の圧油を第1油圧ポンプの圧油に合流させて第1油圧ア
クチュエータに供給する制御弁と、前記第1、第2、第
3油圧ポンプのそれぞれの消費トルクに関連する状態量
を検出する手段と、前記第1、第2、第3油圧ポンプの
前記状態量検出手段によって検出された状態量に基づき
前記第1および第2油圧ポンプの押しのけ容積を制御す
る容量制御手段とを有する作業機械の油圧制御装置であ
って、作動油の温度を検出する油温検出手段と、この油
温検出手段で検出した作動油の温度が所定の値より低下
すると、その低下に応じて前記第3油圧ポンプから前記
第1油圧アクチュエータへ合流する圧油の量を減ずる制
御手段とを設けたものである。
【0016】このように構成した請求項1に係わる発明
では、第1油圧アクチュエータと第2油圧アクチュエー
タとが同時に駆動されて特定の作業を行っているとき、
原動機の過負荷防止を行いつつ、しかも、作動油の温度
が極度に低下して作動油の粘性が高くなり、油圧回路の
圧力損失が大きくなった場合にも両油圧アクチュエータ
の速度バランスを良好に保つことができる。
では、第1油圧アクチュエータと第2油圧アクチュエー
タとが同時に駆動されて特定の作業を行っているとき、
原動機の過負荷防止を行いつつ、しかも、作動油の温度
が極度に低下して作動油の粘性が高くなり、油圧回路の
圧力損失が大きくなった場合にも両油圧アクチュエータ
の速度バランスを良好に保つことができる。
【0017】(2)請求項2に係わる発明は、請求項1
の前記制御手段は、前記作動油の温度が所定の値より低
下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポンプから前
記制御弁を介して前記第1油圧アクチュエータへ合流す
る圧油の量を減ずるよう前記制御弁への補正操作信号を
演算する演算手段と、この演算手段からの信号に基づき
前記制御弁へ前記補正操作信号を伝達する手段とを備
え、少なくとも前記第2操作手段が操作されたとき、前
記補正操作信号により前記制御弁を切り換えるようにし
たものである。
の前記制御手段は、前記作動油の温度が所定の値より低
下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポンプから前
記制御弁を介して前記第1油圧アクチュエータへ合流す
る圧油の量を減ずるよう前記制御弁への補正操作信号を
演算する演算手段と、この演算手段からの信号に基づき
前記制御弁へ前記補正操作信号を伝達する手段とを備
え、少なくとも前記第2操作手段が操作されたとき、前
記補正操作信号により前記制御弁を切り換えるようにし
たものである。
【0018】このように構成した請求項2に係わる発明
では、作動油の温度の低下に応じて第3油圧ポンプから
第1油圧アクチュエータへ合流する圧油の量を減ずるよ
うに制御弁の補正操作信号を演算し、油温の低下に応じ
て第1油圧アクチュエータの作動速度を低下させること
によって、第1油圧アクチュエータと第2油圧アクチュ
エータとの作動速度バランスを保つようにしたものであ
る。
では、作動油の温度の低下に応じて第3油圧ポンプから
第1油圧アクチュエータへ合流する圧油の量を減ずるよ
うに制御弁の補正操作信号を演算し、油温の低下に応じ
て第1油圧アクチュエータの作動速度を低下させること
によって、第1油圧アクチュエータと第2油圧アクチュ
エータとの作動速度バランスを保つようにしたものであ
る。
【0019】(3)上記本発明の第2の目的を達成する
ため、請求項3に係わる発明は、原動機と、この原動機
によって駆動される可変容量型の第1油圧ポンプと可変
容量型の第2油圧ポンプと第3油圧ポンプと、前記第1
油圧ポンプによって駆動されるアームシリンダおよび前
記第2油圧ポンプによって駆動されるブームシリンダ
と、前記第1油圧ポンプからアームシリンダへ供給され
る圧油の量と方向を制御するアーム用方向切換弁および
前記第2油圧ポンプからブームシリンダへ供給される圧
油の量と方向を制御するブーム用方向切換弁と、操作信
号により前記アーム用方向切換弁を切り換え操作するア
ーム操作装置および操作信号により前記ブーム用方向切
換弁を切り換え操作するブーム操作装置と、前記アーム
操作装置からの操作信号に応じて前記第3油圧ポンプの
圧油を前記第1油圧ポンプの圧油に合流させてアームシ
リンダに供給する制御弁と、前記第1、第2、第3油圧
ポンプのそれぞれの消費トルクに関連する状態量を検出
する手段と、前記第1、第2、第3油圧ポンプの前記状
態量検出手段によって検出された状態量に基づき前記第
1および第2油圧ポンプの押しのけ容積を制御する容量
制御手段とを有する作業機械の油圧制御装置であって、
作動油の温度を検出する油温検出手段と、この油温検出
手段で検出した作動油の温度が所定の値より低下する
と、その低下に応じて前記第3油圧ポンプからアームシ
リンダへ合流する圧油の量を減ずる制御手段とを設けた
ものである。
ため、請求項3に係わる発明は、原動機と、この原動機
によって駆動される可変容量型の第1油圧ポンプと可変
容量型の第2油圧ポンプと第3油圧ポンプと、前記第1
油圧ポンプによって駆動されるアームシリンダおよび前
記第2油圧ポンプによって駆動されるブームシリンダ
と、前記第1油圧ポンプからアームシリンダへ供給され
る圧油の量と方向を制御するアーム用方向切換弁および
前記第2油圧ポンプからブームシリンダへ供給される圧
油の量と方向を制御するブーム用方向切換弁と、操作信
号により前記アーム用方向切換弁を切り換え操作するア
ーム操作装置および操作信号により前記ブーム用方向切
換弁を切り換え操作するブーム操作装置と、前記アーム
操作装置からの操作信号に応じて前記第3油圧ポンプの
圧油を前記第1油圧ポンプの圧油に合流させてアームシ
リンダに供給する制御弁と、前記第1、第2、第3油圧
ポンプのそれぞれの消費トルクに関連する状態量を検出
する手段と、前記第1、第2、第3油圧ポンプの前記状
態量検出手段によって検出された状態量に基づき前記第
1および第2油圧ポンプの押しのけ容積を制御する容量
制御手段とを有する作業機械の油圧制御装置であって、
作動油の温度を検出する油温検出手段と、この油温検出
手段で検出した作動油の温度が所定の値より低下する
と、その低下に応じて前記第3油圧ポンプからアームシ
リンダへ合流する圧油の量を減ずる制御手段とを設けた
ものである。
【0020】このように構成した請求項3に係わる発明
では、油圧ショベル等の作業機において、ブームとアー
ムを同時に駆動し、アームをより速く駆動したい作業、
例えばバックホウ油圧ショベル水平引き掘削作業やロー
ダショベルの水平押し出し掘削作業等を行う場合に、原
動機の過負荷防止を行いつつ、しかも、作動油温度が所
定の値より低下してもブーム速度とアーム速度のバラン
スを良好に保つことができ、作業効率が向上する。
では、油圧ショベル等の作業機において、ブームとアー
ムを同時に駆動し、アームをより速く駆動したい作業、
例えばバックホウ油圧ショベル水平引き掘削作業やロー
ダショベルの水平押し出し掘削作業等を行う場合に、原
動機の過負荷防止を行いつつ、しかも、作動油温度が所
定の値より低下してもブーム速度とアーム速度のバラン
スを良好に保つことができ、作業効率が向上する。
【0021】(4)請求項4に係わる発明は請求項3に
おいて、前記制御手段は、前記作動油の温度が所定の値
より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポンプ
から前記制御弁を介してアームシリンダへ合流する圧油
の量を減ずるよう前記制御弁への補正パイロット圧操作
信号を演算する演算手段と、前記制御弁のパイロット操
作回路に設けられ、前記演算手段からの信号に基づき作
動して前記制御弁へ前記補正パイロット圧操作信号を伝
達する電磁比例減圧弁とを備え、少なくともブームが操
作されとき、前記制御弁が前記補正パイロット圧操作信
号により切り換えられるようにしたものである。
おいて、前記制御手段は、前記作動油の温度が所定の値
より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポンプ
から前記制御弁を介してアームシリンダへ合流する圧油
の量を減ずるよう前記制御弁への補正パイロット圧操作
信号を演算する演算手段と、前記制御弁のパイロット操
作回路に設けられ、前記演算手段からの信号に基づき作
動して前記制御弁へ前記補正パイロット圧操作信号を伝
達する電磁比例減圧弁とを備え、少なくともブームが操
作されとき、前記制御弁が前記補正パイロット圧操作信
号により切り換えられるようにしたものである。
【0022】このように構成した請求項4に係わる発明
では、少なくともブーム操作時に、作動油の温度低下に
よるブームシリンダの作動速度の低下に応じて制御弁を
切り換える補正パイロット圧操作信号を演算し、第3油
圧ポンプからアームシリンダへ合流する圧油の量を減少
させアームシリンダの作動速度を低下させることによっ
て、ブーム速度とアーム速度バランスを保つようにした
ものである。 (5)請求項5に係わる発明は請求項4において、前記
制御弁は、アームクラウド操作信号により切り換えられ
て前記第3油圧ポンプの圧油供給管路をアームシリンダ
のクラウド側主管路に接続し、少なくともブーム上げ操
作が行われたとき、前記電磁比例減圧弁からの前記補正
パイロット圧操作信号により前記アームシリンダのクラ
ウド側管路へ合流する圧油の量を減ずるものである。
では、少なくともブーム操作時に、作動油の温度低下に
よるブームシリンダの作動速度の低下に応じて制御弁を
切り換える補正パイロット圧操作信号を演算し、第3油
圧ポンプからアームシリンダへ合流する圧油の量を減少
させアームシリンダの作動速度を低下させることによっ
て、ブーム速度とアーム速度バランスを保つようにした
ものである。 (5)請求項5に係わる発明は請求項4において、前記
制御弁は、アームクラウド操作信号により切り換えられ
て前記第3油圧ポンプの圧油供給管路をアームシリンダ
のクラウド側主管路に接続し、少なくともブーム上げ操
作が行われたとき、前記電磁比例減圧弁からの前記補正
パイロット圧操作信号により前記アームシリンダのクラ
ウド側管路へ合流する圧油の量を減ずるものである。
【0023】請求項5に係わる発明によれば、アームと
ブームを同時に駆動して水平引き掘削作業を行う場合に
アームクラウド速度をより速くし、低温時においてもア
ーム速度とブーム速度のバランスを保つことができる。
ブームを同時に駆動して水平引き掘削作業を行う場合に
アームクラウド速度をより速くし、低温時においてもア
ーム速度とブーム速度のバランスを保つことができる。
【0024】(6)請求項6に係わる発明は請求項4に
おいて、前記演算手段は、アームクラウド操作とブーム
上げ操作が同時に行われたとき、前記作動油の温度が所
定の値より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧
ポンプから前記アームシリンダのクラウド側管路へ合流
する圧油の量を減ずるよう前記制御弁への前記補正パイ
ロット圧操作信号を演算するものである。
おいて、前記演算手段は、アームクラウド操作とブーム
上げ操作が同時に行われたとき、前記作動油の温度が所
定の値より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧
ポンプから前記アームシリンダのクラウド側管路へ合流
する圧油の量を減ずるよう前記制御弁への前記補正パイ
ロット圧操作信号を演算するものである。
【0025】請求項6に係わる発明によれば、水平引き
掘削作が行われたときに、作動油の温度が低下すると、
前記制御弁へ送る補正操作信号を演算する。
掘削作が行われたときに、作動油の温度が低下すると、
前記制御弁へ送る補正操作信号を演算する。
【0026】(7)請求項7に係わる発明は請求項4に
おいて、前記電磁比例減圧弁が前記アーム操作装置と前
記制御弁とを接続するアームクラウドパイロット操作回
路の途中に設けられ、前記演算手段が、前記作動油の温
度が所定の値より低下するとその低下に応じて前記電磁
比例減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイロッ
ト圧操作信号を減少するよう演算する第1補正圧力演算
部と、前記作動油の温度の如何にかかわず前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイロット圧
操作信号をアームクラウド操作信号と等しくするよう演
算する第2補正圧力演算部と、前記第1、第2補正圧力
演算部で演算された前記補正パイロット圧操作信号が前
記電磁比例減圧弁から出力されるよう前記電磁比例減圧
弁への駆動電流を演算する駆動電流演算部とを有し、通
常は前記駆動電流演算部が前記第2補正圧力演算部での
演算結果に基づき演算処理を実行し、少なくともブーム
上げ操作が行われたときに前記駆動電流演算部が前記第
1補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処理を実行
するものである。
おいて、前記電磁比例減圧弁が前記アーム操作装置と前
記制御弁とを接続するアームクラウドパイロット操作回
路の途中に設けられ、前記演算手段が、前記作動油の温
度が所定の値より低下するとその低下に応じて前記電磁
比例減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイロッ
ト圧操作信号を減少するよう演算する第1補正圧力演算
部と、前記作動油の温度の如何にかかわず前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイロット圧
操作信号をアームクラウド操作信号と等しくするよう演
算する第2補正圧力演算部と、前記第1、第2補正圧力
演算部で演算された前記補正パイロット圧操作信号が前
記電磁比例減圧弁から出力されるよう前記電磁比例減圧
弁への駆動電流を演算する駆動電流演算部とを有し、通
常は前記駆動電流演算部が前記第2補正圧力演算部での
演算結果に基づき演算処理を実行し、少なくともブーム
上げ操作が行われたときに前記駆動電流演算部が前記第
1補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処理を実行
するものである。
【0027】請求項7に係わる発明によれば、少なくと
もブーム上げ操作が行われたとき、作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、前記制御弁に出
力する補正パイロット圧操作信号をアームクラウド操作
信号から減少するよう演算する演算部と、前記アーム操
作レバー装置と前記制御弁とを接続する操作パイロット
操作回路の途中設けられ、演算部からの信号により動作
して補正パイロット圧操作信号を制御弁に伝達する電磁
比例減圧弁とを設けるだけの比較的簡便で安価な構成に
よって本発明の制御装置を構成することができる。
もブーム上げ操作が行われたとき、作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、前記制御弁に出
力する補正パイロット圧操作信号をアームクラウド操作
信号から減少するよう演算する演算部と、前記アーム操
作レバー装置と前記制御弁とを接続する操作パイロット
操作回路の途中設けられ、演算部からの信号により動作
して補正パイロット圧操作信号を制御弁に伝達する電磁
比例減圧弁とを設けるだけの比較的簡便で安価な構成に
よって本発明の制御装置を構成することができる。
【0028】(8)請求項8に係わる発明は、請求項4
において、前記電磁比例減圧弁がパイロットポンプと、
このパイロットポンプの圧油の吐出管路と前記制御弁の
反合流切換側操作ポートを結ぶパイロット管路の途中に
設けられ、前記演算手段が、前記作動油の温度が所定の
値より低下するとその低下に応じて、前記電磁比例減圧
弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られる
前記補正パイロット圧操作信号を増加するよう演算する
第1補正圧力演算部と、前記作動油の温度の如何にかか
わらず前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られる
前記補正パイロット圧操作信号を零として演算する第2
補正圧力演算部と、前記第1、第2補正圧力演算部で演
算された前記補正パイロット圧操作信号が前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送ら
れるよう前記電磁比例減圧弁への駆動電流を演算する駆
動電流演算部とを有し、通常は前記駆動電流演算部が前
記第2補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処理を
実行し、少なくともブーム上げ操作が行われたとき、前
記駆動電流演算部が前記第1補正圧力演算部での演算結
果に基づき演算処理を実行するものである。
において、前記電磁比例減圧弁がパイロットポンプと、
このパイロットポンプの圧油の吐出管路と前記制御弁の
反合流切換側操作ポートを結ぶパイロット管路の途中に
設けられ、前記演算手段が、前記作動油の温度が所定の
値より低下するとその低下に応じて、前記電磁比例減圧
弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られる
前記補正パイロット圧操作信号を増加するよう演算する
第1補正圧力演算部と、前記作動油の温度の如何にかか
わらず前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られる
前記補正パイロット圧操作信号を零として演算する第2
補正圧力演算部と、前記第1、第2補正圧力演算部で演
算された前記補正パイロット圧操作信号が前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送ら
れるよう前記電磁比例減圧弁への駆動電流を演算する駆
動電流演算部とを有し、通常は前記駆動電流演算部が前
記第2補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処理を
実行し、少なくともブーム上げ操作が行われたとき、前
記駆動電流演算部が前記第1補正圧力演算部での演算結
果に基づき演算処理を実行するものである。
【0029】請求項8に係わる発明によれば、少なくと
もブーム上げ操作が行われたとき、作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、制御弁に出力す
る補正パイロット圧操作信号をアームクラウド操作信号
に対抗して増加するよう演算する演算手段と、パイロッ
トポンプの圧油吐出口と制御弁の反合流切換側操作ポー
トを結ぶ管賂の途中に設けられ、演算部からの信号によ
り動作して補正パイロット圧操作信号を制御弁に伝達す
る電磁比例減圧弁とを設けるだけの比較的簡便で安価な
構成によって本発明の制御装置を構成することができ
る。
もブーム上げ操作が行われたとき、作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、制御弁に出力す
る補正パイロット圧操作信号をアームクラウド操作信号
に対抗して増加するよう演算する演算手段と、パイロッ
トポンプの圧油吐出口と制御弁の反合流切換側操作ポー
トを結ぶ管賂の途中に設けられ、演算部からの信号によ
り動作して補正パイロット圧操作信号を制御弁に伝達す
る電磁比例減圧弁とを設けるだけの比較的簡便で安価な
構成によって本発明の制御装置を構成することができ
る。
【0030】(9)請求項9に係わる発明は、請求項8
において、前記駆動電流演算部が、前記アームクラウド
操作信号を入力し、前記アームクラウド操作信号に応じ
て前記電磁比例減圧弁へ出力する最大電流を規制するよ
うに演算し、この規制された最大電流は前記電磁比例減
圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られ
る前記補正パイロッ圧操作信号が前記アームクラウド操
作信号と等しくなるよう前記電磁比例減圧弁を駆動する
ものである。
において、前記駆動電流演算部が、前記アームクラウド
操作信号を入力し、前記アームクラウド操作信号に応じ
て前記電磁比例減圧弁へ出力する最大電流を規制するよ
うに演算し、この規制された最大電流は前記電磁比例減
圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送られ
る前記補正パイロッ圧操作信号が前記アームクラウド操
作信号と等しくなるよう前記電磁比例減圧弁を駆動する
ものである。
【0031】請求項9の発明によれば、駆動電流演算部
にアームクラウド操作信号を入力し、この信号に応じて
最大電流を演算するることにより、アームクラウド操作
信号が変化しても、作動油の温度低下に応じて制御弁に
作用するアームクラウド操作信号に対抗する電磁比例減
圧弁からのパイロット圧操作信号をアームクラウド操作
信号と等しくすることができる。
にアームクラウド操作信号を入力し、この信号に応じて
最大電流を演算するることにより、アームクラウド操作
信号が変化しても、作動油の温度低下に応じて制御弁に
作用するアームクラウド操作信号に対抗する電磁比例減
圧弁からのパイロット圧操作信号をアームクラウド操作
信号と等しくすることができる。
【0032】(10)請求項10に係わる発明は、請求
項1または3において、前記消費トルクに関連する状態
量を、各油圧ポンプの吐出圧としたものである。
項1または3において、前記消費トルクに関連する状態
量を、各油圧ポンプの吐出圧としたものである。
【0033】請求項10に係わる発明によれば、各油圧
ポンプの吐出圧を検出して前記可変容量型油圧ポンプの
容量制御手段に入力することによって原動機の馬力制御
を行うことができる。
ポンプの吐出圧を検出して前記可変容量型油圧ポンプの
容量制御手段に入力することによって原動機の馬力制御
を行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1〜図7は本発明の作業機械の油
圧制御装置をバックホウ油圧ショベルに適応した第1の
実施形態を説明するもので、図7に示すように、本発明
の作業機械の油圧制御装置が適用されるバックホウ油圧
ショベルは、不図示の走行モータによって走行可能な走
行体40と、運転室42および機械室43を有し走行体
40に対して不図示の旋回モータによって旋回可能な旋
回体41と、作業機としてのフロント47とを有し、フ
ロント47は上部旋回体41の前部にブームシリンダ1
1の伸縮によって俯仰動可能に支持されたブーム44、
ブーム44の先端部にアームシリンダ12によって回動
可能に支持されたアーム45、アーム45の先端部にバ
ケットシリンダ13によって回動可能に支持されたバケ
ット46より構成されている。
施形態を説明する。図1〜図7は本発明の作業機械の油
圧制御装置をバックホウ油圧ショベルに適応した第1の
実施形態を説明するもので、図7に示すように、本発明
の作業機械の油圧制御装置が適用されるバックホウ油圧
ショベルは、不図示の走行モータによって走行可能な走
行体40と、運転室42および機械室43を有し走行体
40に対して不図示の旋回モータによって旋回可能な旋
回体41と、作業機としてのフロント47とを有し、フ
ロント47は上部旋回体41の前部にブームシリンダ1
1の伸縮によって俯仰動可能に支持されたブーム44、
ブーム44の先端部にアームシリンダ12によって回動
可能に支持されたアーム45、アーム45の先端部にバ
ケットシリンダ13によって回動可能に支持されたバケ
ット46より構成されている。
【0035】図1はブームシリンダ11およびアームシ
リンダ12に係わる油圧回路と油圧制御装置を示すもの
で、バケットシリンダ13、走行モータおよび旋回モー
タについては省略している。図1において、可変容量型
の第1油圧ポンプ1、可変容量型の第2油圧ポンプ2、
固定容量型の第3油圧ポンプ3およびパイロットポンプ
4は原動機5によって駆動される。なお、第1、第2、
第3油圧ポンプはブームシリンダ11、アームシリンダ
12、バケットシリンダ13、走行モータおよび旋回モ
ータ等を駆動する主油圧ポンプを構成している。
リンダ12に係わる油圧回路と油圧制御装置を示すもの
で、バケットシリンダ13、走行モータおよび旋回モー
タについては省略している。図1において、可変容量型
の第1油圧ポンプ1、可変容量型の第2油圧ポンプ2、
固定容量型の第3油圧ポンプ3およびパイロットポンプ
4は原動機5によって駆動される。なお、第1、第2、
第3油圧ポンプはブームシリンダ11、アームシリンダ
12、バケットシリンダ13、走行モータおよび旋回モ
ータ等を駆動する主油圧ポンプを構成している。
【0036】第1油圧ポンプ1から主管路22に吐出さ
れた圧油はアーム用方向切換弁8によってその流れ方向
と流量が制御され、アームクラウド側管路32aまたは
アームダンプ側管路32bを介してアームシリンダ12
に導かれる。第2油圧ポンプ2から主管路23に吐出さ
れた圧油はブーム用方向切換弁9によってその流れ方向
と流量が制御され、ブーム上げ側管路33aまたはブー
ム下げ側管路33bを介してブームシリンダ11に導か
れる。第3油圧ポンプ3から主管路24に吐出された圧
油は制御弁10によってその流量が制御され合流管路3
4を介してアームクラウド側管路32bに合流する。
れた圧油はアーム用方向切換弁8によってその流れ方向
と流量が制御され、アームクラウド側管路32aまたは
アームダンプ側管路32bを介してアームシリンダ12
に導かれる。第2油圧ポンプ2から主管路23に吐出さ
れた圧油はブーム用方向切換弁9によってその流れ方向
と流量が制御され、ブーム上げ側管路33aまたはブー
ム下げ側管路33bを介してブームシリンダ11に導か
れる。第3油圧ポンプ3から主管路24に吐出された圧
油は制御弁10によってその流量が制御され合流管路3
4を介してアームクラウド側管路32bに合流する。
【0037】アーム用方向切換弁8は中立時には吐出管
路22をタンク15に連通しているが、アーム操作レバ
ー装置35が操作されるとパイロット圧が発生し、アー
ムダンプ操作信号Pa1またはアームクラウド操作信号
Pa2に応じて切り換えられ、吐出管路22をアームク
ラウド側管路32aまたはアームダンプ側管路32bに
連通する。制御弁10は通常吐出管路24をタンク15
に連通しているが、アームクラウド操作信号Pa2に応
じて切り換えられ、主管路24を合流管路34に連通す
る。合流管路34はチエック弁34aを介してアームク
ラウド側管路32aに接続されている。
路22をタンク15に連通しているが、アーム操作レバ
ー装置35が操作されるとパイロット圧が発生し、アー
ムダンプ操作信号Pa1またはアームクラウド操作信号
Pa2に応じて切り換えられ、吐出管路22をアームク
ラウド側管路32aまたはアームダンプ側管路32bに
連通する。制御弁10は通常吐出管路24をタンク15
に連通しているが、アームクラウド操作信号Pa2に応
じて切り換えられ、主管路24を合流管路34に連通す
る。合流管路34はチエック弁34aを介してアームク
ラウド側管路32aに接続されている。
【0038】また、ブーム用方向切換弁9は中立時には
吐出管路22をタンク15に連通しているが、ブーム操
作レバー装置36が操作されるとパイロット圧が発生
し、ブーム下げ操作信号Pb1またはブーム上げ操作信
号Pb2に応じて切り換えられ、吐出管路23の圧油を
ブーム上げ側管路33aまたはブーム下げ側管路33b
に連通する。
吐出管路22をタンク15に連通しているが、ブーム操
作レバー装置36が操作されるとパイロット圧が発生
し、ブーム下げ操作信号Pb1またはブーム上げ操作信
号Pb2に応じて切り換えられ、吐出管路23の圧油を
ブーム上げ側管路33aまたはブーム下げ側管路33b
に連通する。
【0039】アーム操作レバー装置35およびブーム操
作レバー装置36にはパイロットポンプ4からの圧油が
パイロット吐出管路25を介して供給されている。
作レバー装置36にはパイロットポンプ4からの圧油が
パイロット吐出管路25を介して供給されている。
【0040】なお、アーム操作レバー装置35およびブ
ーム操作レバー装置36はそれぞれアームクラウド操作
信号Pa2を電気信号として検出するアームクラウド操
作検出器35aおよびブーム上げ操作信号Pb2を電気
信号として検出するブーム上げ操作検出器36aを備え
ている、第1、第2油圧ポンプ1,2は、1回転当たり
の吐出流量を押しのけ容積可変機構(以下斜板で代表す
る)1a,2aの傾転角(押しのけ容積)を変えること
により調整可能な斜板ポンプであり、斜板1a,2aの
傾転角は油圧ポンプ1,2の入力トルク制限レギュレー
タ(容量制御手段)6により制御される。
ーム操作レバー装置36はそれぞれアームクラウド操作
信号Pa2を電気信号として検出するアームクラウド操
作検出器35aおよびブーム上げ操作信号Pb2を電気
信号として検出するブーム上げ操作検出器36aを備え
ている、第1、第2油圧ポンプ1,2は、1回転当たり
の吐出流量を押しのけ容積可変機構(以下斜板で代表す
る)1a,2aの傾転角(押しのけ容積)を変えること
により調整可能な斜板ポンプであり、斜板1a,2aの
傾転角は油圧ポンプ1,2の入力トルク制限レギュレー
タ(容量制御手段)6により制御される。
【0041】このレギュレータ6を含む油圧制御装置の
要部詳細を図2に基づき説明する。なお、図2ではアー
ムシリンダ12およびブームシリンダ11をアーム操作
レバー装置35およびブーム操作レバー装置36からの
操作パイロット圧信号に応じた速度で駆動するために油
圧ポンプ1,2に要求される流量に応じて斜板1a,2
aを増加あるいは減少させる流量制御機構については、
図示を省略している。
要部詳細を図2に基づき説明する。なお、図2ではアー
ムシリンダ12およびブームシリンダ11をアーム操作
レバー装置35およびブーム操作レバー装置36からの
操作パイロット圧信号に応じた速度で駆動するために油
圧ポンプ1,2に要求される流量に応じて斜板1a,2
aを増加あるいは減少させる流量制御機構については、
図示を省略している。
【0042】レギュレータ6は、サーボシリンダ6aと
入力トルク制限用の傾転制御弁6bとで構成されてい
る。サーボシリンダ6aは受圧面積差で作動する差動ピ
ストン6eを有し、この差動ピストン6eの大径側受圧
室6cは傾転制御弁6bを介してパイロット管路25か
ら分岐したパイロット管路28またはタンク15に接続
され、小径側受圧室6dはパイロット管路28に接続さ
れてパイロットポンプ4の吐出圧P0が直接作用してい
る。そして、大径側受圧室6cがパイロット管路28に
連通すると、差動ピストン6eは受圧面積差により図示
右方に駆動され、斜板1a,2aの傾転角、すなわち油
圧ポンプ1,2の傾転が減少し、油圧ポンプ1,2の吐
出量を減少させる。大径側受圧室6cがタンク15に連
通すると差動ピストン6eは図示左方に駆動され、斜板
1a,2aの傾転角、すなわち油圧ポンプの傾転が増加
し、油圧ポンプ1,2の吐出量を増加させる。
入力トルク制限用の傾転制御弁6bとで構成されてい
る。サーボシリンダ6aは受圧面積差で作動する差動ピ
ストン6eを有し、この差動ピストン6eの大径側受圧
室6cは傾転制御弁6bを介してパイロット管路25か
ら分岐したパイロット管路28またはタンク15に接続
され、小径側受圧室6dはパイロット管路28に接続さ
れてパイロットポンプ4の吐出圧P0が直接作用してい
る。そして、大径側受圧室6cがパイロット管路28に
連通すると、差動ピストン6eは受圧面積差により図示
右方に駆動され、斜板1a,2aの傾転角、すなわち油
圧ポンプ1,2の傾転が減少し、油圧ポンプ1,2の吐
出量を減少させる。大径側受圧室6cがタンク15に連
通すると差動ピストン6eは図示左方に駆動され、斜板
1a,2aの傾転角、すなわち油圧ポンプの傾転が増加
し、油圧ポンプ1,2の吐出量を増加させる。
【0043】傾転制御弁6bはスプール(弁体)6gと
ばね6fと操作駆動部6jとで構成されている。操作駆
動部6jは制御ピストン6kと、第1受圧室6hおよび
第2受圧室6iとを有している。
ばね6fと操作駆動部6jとで構成されている。操作駆
動部6jは制御ピストン6kと、第1受圧室6hおよび
第2受圧室6iとを有している。
【0044】第1油圧ポンプ1から吐出された圧油(吐
出圧P1)と第2油圧ポンプ2から吐出された圧油(吐
出圧P2)は、それぞれ主管路22,23から分岐され
た管路16,17によりシャトル弁26に導かれ、シャ
トル弁26によって選択された高圧側の圧油P12が管
路27を介して操作駆動部6jの第1受圧室6hに導か
れる。また、第3油圧ポンプから吐出された圧油(P
3)は、主管賂24から分岐された管路18を介して操
作駆動部6jの第2受圧室6iに導かれる。
出圧P1)と第2油圧ポンプ2から吐出された圧油(吐
出圧P2)は、それぞれ主管路22,23から分岐され
た管路16,17によりシャトル弁26に導かれ、シャ
トル弁26によって選択された高圧側の圧油P12が管
路27を介して操作駆動部6jの第1受圧室6hに導か
れる。また、第3油圧ポンプから吐出された圧油(P
3)は、主管賂24から分岐された管路18を介して操
作駆動部6jの第2受圧室6iに導かれる。
【0045】そして、第1受圧室6h,第2受圧室6i
への油圧P12,P3によって制御ピストン6kに作用
する左方への押付力がばね6fのスプール6gの右方へ
の押付力より弱いと、スプール6gは図示右方に移動
し、サーボシリンダ6aの大径側受圧室6cをタンク1
5に連通させ、油圧ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾
転角を増大させる。第1受圧室6h,第2受圧室6iへ
の油圧P12,P3の値が上昇しピストン6kに作用す
る左方への押し付け力が前記ばね6fの右方への押付力
より強くなると、スプール6gは図示左方に移動し、大
径側受圧室6cをパイロット管路28に連通させ、油圧
ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾転角を減少させる。
への油圧P12,P3によって制御ピストン6kに作用
する左方への押付力がばね6fのスプール6gの右方へ
の押付力より弱いと、スプール6gは図示右方に移動
し、サーボシリンダ6aの大径側受圧室6cをタンク1
5に連通させ、油圧ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾
転角を増大させる。第1受圧室6h,第2受圧室6iへ
の油圧P12,P3の値が上昇しピストン6kに作用す
る左方への押し付け力が前記ばね6fの右方への押付力
より強くなると、スプール6gは図示左方に移動し、大
径側受圧室6cをパイロット管路28に連通させ、油圧
ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾転角を減少させる。
【0046】このように、傾転制御弁6bはスプール6
gに作用するばね6fの右方への押付力と、これに対抗
する操作駆動部6jの第1,第2受圧室6h,6iでの
油圧力によるピストン6kに作用する左方へ押付力に応
じてその弁位置が制御され、その結果、油圧ポンプ1,
2の斜板1a,2aの傾転角は、油圧ポンプ1,2の吐
出圧力(代表圧力P12)がばね6fによりスプール6
gに作用する右方への押付力と第2受圧室6iに導かれ
たP3によるピストン6kに作用する左方への押し付け
力とによって決まる値を超えないように制限される。
gに作用するばね6fの右方への押付力と、これに対抗
する操作駆動部6jの第1,第2受圧室6h,6iでの
油圧力によるピストン6kに作用する左方へ押付力に応
じてその弁位置が制御され、その結果、油圧ポンプ1,
2の斜板1a,2aの傾転角は、油圧ポンプ1,2の吐
出圧力(代表圧力P12)がばね6fによりスプール6
gに作用する右方への押付力と第2受圧室6iに導かれ
たP3によるピストン6kに作用する左方への押し付け
力とによって決まる値を超えないように制限される。
【0047】ばね6fは油圧ポンプ1,2の入力トルク
制限制御の基準トルクを設定するものであり、したがっ
て油圧ポンプ1,2の入力トルクは、ばね6fにより設
定された基準トルクから第3油圧ポンプの吐出圧力P3
がピストン6kに作用する力によって決まるトルク分の
値を差し引いた値に制限される。
制限制御の基準トルクを設定するものであり、したがっ
て油圧ポンプ1,2の入力トルクは、ばね6fにより設
定された基準トルクから第3油圧ポンプの吐出圧力P3
がピストン6kに作用する力によって決まるトルク分の
値を差し引いた値に制限される。
【0048】図3にレギュレータ6の傾転制御弁6bに
よる可変容量型の第1,第2油圧ポンプの入力トルク制
限制特性および流量特性線を示す。図3は横軸を第1,
第2油圧ポンプ1,2の吐出圧P、縦軸を第1,第2油
圧ポンプ1,2の吐出量Qとしたもので、破線で示す最
大入力トルク(馬力)線aは、予め第1油圧ポンプ1お
よび第2油圧ポンプ2に対してばね6fで設定された入
力トルク(馬力)の制限値であり、第3油圧ポンプの吐
出圧力P3をレギュレータ6の傾転制御弁6bに導かな
い構成では、第1,第2油圧ポンプ1,2の斜板1a,
2aの傾転角は操作駆動部6jの第1受圧室6hに導か
れる第1,2油圧ポンプ1,2の吐出圧P1,P2の代
表圧P12によって制御され、図3に示す流量特性線ア
ーイーウーエに沿って吐出流量が変化する。すなわち、
第1,2油圧ポンプ1,2の吐出圧P1,P2が比較的
低圧の場合には傾転角は大きく、吐出量も多くなるが、
吐出圧P1,P2が高くなるにつれて傾転角を減じてそ
の吐出量を減らし、予め設定された前記最大入力トルク
(馬力)線aを越えないようにその傾転角が制御され
る。
よる可変容量型の第1,第2油圧ポンプの入力トルク制
限制特性および流量特性線を示す。図3は横軸を第1,
第2油圧ポンプ1,2の吐出圧P、縦軸を第1,第2油
圧ポンプ1,2の吐出量Qとしたもので、破線で示す最
大入力トルク(馬力)線aは、予め第1油圧ポンプ1お
よび第2油圧ポンプ2に対してばね6fで設定された入
力トルク(馬力)の制限値であり、第3油圧ポンプの吐
出圧力P3をレギュレータ6の傾転制御弁6bに導かな
い構成では、第1,第2油圧ポンプ1,2の斜板1a,
2aの傾転角は操作駆動部6jの第1受圧室6hに導か
れる第1,2油圧ポンプ1,2の吐出圧P1,P2の代
表圧P12によって制御され、図3に示す流量特性線ア
ーイーウーエに沿って吐出流量が変化する。すなわち、
第1,2油圧ポンプ1,2の吐出圧P1,P2が比較的
低圧の場合には傾転角は大きく、吐出量も多くなるが、
吐出圧P1,P2が高くなるにつれて傾転角を減じてそ
の吐出量を減らし、予め設定された前記最大入力トルク
(馬力)線aを越えないようにその傾転角が制御され
る。
【0049】しかし、図2のレギュレータ6は傾転制御
弁6bに第3油圧ポン3プの吐出圧力P3を導く構成と
したので、吐出圧力P3が作用する操作駆動部6jの第
2受圧室6iに作用する吐出圧力P3による第3油圧ポ
ンプ3の入力トルク分を最大入力トルク(馬力)線aよ
り差し引いたものが第1油圧ポンプ1および第2油圧ポ
ンプ2の入力トルク(馬力)の制限値となり、破線で示
す最大入力トルク(馬力)線bは第3油圧ポンプ3の最
大トルク分(固定容量型油圧ポンプなので流量は一定で
圧力P3の最大時で入力トルクが最大となる)を差し引
いた第1,第2油圧ポンプ1,2の入力トルク(馬力)
の制限値である。このときの第1,第2油圧ポンプ1,
2の流量特性線は図3のアーオーカーキとなる。
弁6bに第3油圧ポン3プの吐出圧力P3を導く構成と
したので、吐出圧力P3が作用する操作駆動部6jの第
2受圧室6iに作用する吐出圧力P3による第3油圧ポ
ンプ3の入力トルク分を最大入力トルク(馬力)線aよ
り差し引いたものが第1油圧ポンプ1および第2油圧ポ
ンプ2の入力トルク(馬力)の制限値となり、破線で示
す最大入力トルク(馬力)線bは第3油圧ポンプ3の最
大トルク分(固定容量型油圧ポンプなので流量は一定で
圧力P3の最大時で入力トルクが最大となる)を差し引
いた第1,第2油圧ポンプ1,2の入力トルク(馬力)
の制限値である。このときの第1,第2油圧ポンプ1,
2の流量特性線は図3のアーオーカーキとなる。
【0050】したがって、図1において、アーム操作レ
バー装置35を操作しアームクラウド操作信号Pa2を
発生してアームクラウドを行うとともにブーム操作レバ
ー装置36を操作しブーム上げ操作信号Pb2を発生し
てブーム上げを行う水平引き作業時には、第3油圧ポン
プの吐出圧力P3がアームシリンダの負荷圧に応じて上
昇し、その圧力に応じた第3油圧ポンプの入力トルクが
発生するので、第1,第2油圧ポンプ1,2の最大入力
トルク制限値は最大入力トルク(馬力)線aと最大入力
トルク(馬力)線bとの間で変動し、第1,第2油圧ポ
ンプ1,2の流量特性線は図3のアーイーウーエーキー
カーオで囲まれる領域の値に制御されるようになる。
バー装置35を操作しアームクラウド操作信号Pa2を
発生してアームクラウドを行うとともにブーム操作レバ
ー装置36を操作しブーム上げ操作信号Pb2を発生し
てブーム上げを行う水平引き作業時には、第3油圧ポン
プの吐出圧力P3がアームシリンダの負荷圧に応じて上
昇し、その圧力に応じた第3油圧ポンプの入力トルクが
発生するので、第1,第2油圧ポンプ1,2の最大入力
トルク制限値は最大入力トルク(馬力)線aと最大入力
トルク(馬力)線bとの間で変動し、第1,第2油圧ポ
ンプ1,2の流量特性線は図3のアーイーウーエーキー
カーオで囲まれる領域の値に制御されるようになる。
【0051】なお、上記において第1油圧ポンプ1の吐
出圧P1は第1油圧ポンプ1の消費トルクに関連する状
態量に相当し、第2油圧ポンプ2の吐出圧P2は第2油
圧ポンプ2の消費トルクに関連する状態量に相当し、第
3油圧ポンプ3の吐出圧P3は第3油圧ポンプ3の消費
トルクに関連する状態量に相当する。また管路16およ
び管路27は第1油圧ポンプ1の消費トルクに関連する
状態量を検出する手段を形成し、管路17および管路2
7は第2油圧ポンプ2の消費トルクに関連する状態量を
検出する手段を形成し、管路18は第3油圧ポンプ3の
消費トルクに関連する状態量を検出する手段を構成す
る。
出圧P1は第1油圧ポンプ1の消費トルクに関連する状
態量に相当し、第2油圧ポンプ2の吐出圧P2は第2油
圧ポンプ2の消費トルクに関連する状態量に相当し、第
3油圧ポンプ3の吐出圧P3は第3油圧ポンプ3の消費
トルクに関連する状態量に相当する。また管路16およ
び管路27は第1油圧ポンプ1の消費トルクに関連する
状態量を検出する手段を形成し、管路17および管路2
7は第2油圧ポンプ2の消費トルクに関連する状態量を
検出する手段を形成し、管路18は第3油圧ポンプ3の
消費トルクに関連する状態量を検出する手段を構成す
る。
【0052】図1に戻り、アーム操作レバー装置35か
ら制御弁10にアームクラウド操作信号Pa2を伝達す
るパイロット管路37の途中には電磁比例減圧弁38が
設けられている。また、タンク15には作動油の温度を
検出する温度センサ39が設けられている。50はコン
トローラで、アーム操作レバー装置35のアームクラウ
ド操作検出器35aからアームクラウド信号Pa2(ア
ームクラウド操作信号Pa2に相当する電気信号)、ブ
ーム操作レバー装置36のブーム上げ操作検出器36a
からブーム上げ信号Pb2(ブーム上げ操作信号Pb2
に相当する電気信号)および作動油の温度tを入力し、
作動油の温度tが所定の値より低いときその低下に応じ
てアームクラウド操作信号Pa2が減圧されて電磁比例
減圧弁38から制御弁10に送られるよう電磁比例減圧
弁38へ駆動電流Iを演算し出力する。
ら制御弁10にアームクラウド操作信号Pa2を伝達す
るパイロット管路37の途中には電磁比例減圧弁38が
設けられている。また、タンク15には作動油の温度を
検出する温度センサ39が設けられている。50はコン
トローラで、アーム操作レバー装置35のアームクラウ
ド操作検出器35aからアームクラウド信号Pa2(ア
ームクラウド操作信号Pa2に相当する電気信号)、ブ
ーム操作レバー装置36のブーム上げ操作検出器36a
からブーム上げ信号Pb2(ブーム上げ操作信号Pb2
に相当する電気信号)および作動油の温度tを入力し、
作動油の温度tが所定の値より低いときその低下に応じ
てアームクラウド操作信号Pa2が減圧されて電磁比例
減圧弁38から制御弁10に送られるよう電磁比例減圧
弁38へ駆動電流Iを演算し出力する。
【0053】コントローラ50は、図4に示すように、
アーム操作レバー装置35のアームクラウド操作信号P
a2、ブーム操作レバー装置36のブーム上げ操作信号
Pb2および作動油の温度tを入力する入力部50a、
所定の演算処理を行う演算部50b、演算プログラムを
記憶するROMおよび演算途中の値を一時的に記憶する
RAM等からなる記憶部50c、演算部50bで演算し
た結果の値(電流値)をトルク制限用の電磁比例減圧弁
38へ出力する出力部50dを備えている。
アーム操作レバー装置35のアームクラウド操作信号P
a2、ブーム操作レバー装置36のブーム上げ操作信号
Pb2および作動油の温度tを入力する入力部50a、
所定の演算処理を行う演算部50b、演算プログラムを
記憶するROMおよび演算途中の値を一時的に記憶する
RAM等からなる記憶部50c、演算部50bで演算し
た結果の値(電流値)をトルク制限用の電磁比例減圧弁
38へ出力する出力部50dを備えている。
【0054】コントローラ50の処理機能を図5に示
す。同図に示すように、コントローラ50は、アームク
ラウド操作判断部60、ブーム上げ操作判断部61、A
ND回路62、第1補正圧力演算部63、第2補正圧力
演算部64、切換スイッチ65、駆動電流演算部66の
各機能を有している。
す。同図に示すように、コントローラ50は、アームク
ラウド操作判断部60、ブーム上げ操作判断部61、A
ND回路62、第1補正圧力演算部63、第2補正圧力
演算部64、切換スイッチ65、駆動電流演算部66の
各機能を有している。
【0055】アームクラウド操作判断部60はアームク
ラウド信号Pa2を入力し、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、アーム操作レバー装置35
がアームクラウド操作されると1、アームクラウド操作
されないと0を算出し、これをAND回路62に出力す
る。ブーム上げ操作判断部61はブーム上げ信号Pb2
を入力し、これを記憶部50cに記憶してあるテーブル
を参照し、ブーム操作レバー装置36がブーム上げ操作
されると1、ブーム上げ操作されないと0を算出しAN
D回路62に出力する。AND回路62はアームクラウ
ド操作判断部50aとブーム上げ操作判断部50bの出
力を入力し、それらの出力が共に1の場合に1を出力
し、少なくとも一方の出力が0の場合に0を出力する。
ラウド信号Pa2を入力し、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、アーム操作レバー装置35
がアームクラウド操作されると1、アームクラウド操作
されないと0を算出し、これをAND回路62に出力す
る。ブーム上げ操作判断部61はブーム上げ信号Pb2
を入力し、これを記憶部50cに記憶してあるテーブル
を参照し、ブーム操作レバー装置36がブーム上げ操作
されると1、ブーム上げ操作されないと0を算出しAN
D回路62に出力する。AND回路62はアームクラウ
ド操作判断部50aとブーム上げ操作判断部50bの出
力を入力し、それらの出力が共に1の場合に1を出力
し、少なくとも一方の出力が0の場合に0を出力する。
【0056】第1補正圧力演算部63は前記油温センサ
39の検出温度tを入力し、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、温度tが第1の所定値t1
(以下t1と言う)上では一定の値の補正圧力Pm0を
演算し、温度tがt1より低下すると、その低下に応じ
て減少する補正圧力Pmを演算し、そして温度tが第2
の所定値t2(以下t2と言う)に到ると補正圧力Pm
の値を0として演算し、これら演算された補正圧力Pm
を出力する。
39の検出温度tを入力し、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、温度tが第1の所定値t1
(以下t1と言う)上では一定の値の補正圧力Pm0を
演算し、温度tがt1より低下すると、その低下に応じ
て減少する補正圧力Pmを演算し、そして温度tが第2
の所定値t2(以下t2と言う)に到ると補正圧力Pm
の値を0として演算し、これら演算された補正圧力Pm
を出力する。
【0057】第2補正圧力演算部64は記憶部50cに
記憶してあるテーブルを参照し、検出温度tの値の如何
にかかわらず一定の値(少なくともPm0より大きい
値)の補正圧力Pmを出力する。
記憶してあるテーブルを参照し、検出温度tの値の如何
にかかわらず一定の値(少なくともPm0より大きい
値)の補正圧力Pmを出力する。
【0058】切換スイッチ65はAND回路62からの
1または0の信号によりONーOFFに切り換わり、A
ND回路からの信号が1の場合にはONに切り換わって
第1補正圧力演算部63を駆動電流演算部66に接続
し、AND回路62からの信号が0の場合にはOFFに
切り換わって第2補正圧力演算部64を駆動電流演算部
66に接続する。
1または0の信号によりONーOFFに切り換わり、A
ND回路からの信号が1の場合にはONに切り換わって
第1補正圧力演算部63を駆動電流演算部66に接続
し、AND回路62からの信号が0の場合にはOFFに
切り換わって第2補正圧力演算部64を駆動電流演算部
66に接続する。
【0059】駆動電流演算部66は第1補正圧力演算部
63または第2補正圧力演算部64の補正圧力Pmを入
力し、これを記録部50cに記憶してあるテーブルを参
照し、補正圧力Pmの値が第1の所定値Pm0(第1補
正圧力演算部63の温度tの第1の所定値t1に対応す
る)以上では電流値Iを0として演算し、補正圧力Pm
の値が第1の所定値Pm0より減少するとその減少に応
じて増大する電流値Iを演算し、補正圧力Pmの値が第
2の所定値(第1補正圧力演算部63の温度tの第2の
所定値t2に対応し図5では0)以下では電流値Iを一
定の値I0として演算し、これらの電流値Iを電磁比例
減圧弁38へ出力する。
63または第2補正圧力演算部64の補正圧力Pmを入
力し、これを記録部50cに記憶してあるテーブルを参
照し、補正圧力Pmの値が第1の所定値Pm0(第1補
正圧力演算部63の温度tの第1の所定値t1に対応す
る)以上では電流値Iを0として演算し、補正圧力Pm
の値が第1の所定値Pm0より減少するとその減少に応
じて増大する電流値Iを演算し、補正圧力Pmの値が第
2の所定値(第1補正圧力演算部63の温度tの第2の
所定値t2に対応し図5では0)以下では電流値Iを一
定の値I0として演算し、これらの電流値Iを電磁比例
減圧弁38へ出力する。
【0060】図6は図5における第1補正圧力演算部6
3の温度tと電磁比例減圧弁38から制御弁10に送ら
れる減圧弁出力圧Pcの関係を示す図である。縦軸を減
圧弁出力圧Pc、横軸を作動油温度tとしたもので、減
圧弁出力圧Pcは温度tがt1(例えば0°cに設定)
以下になるとその低下に応じて減少(アームクラウド操
作信号Pa2が減圧される)し、t2(例えば−20°
cに設定)で0となる。
3の温度tと電磁比例減圧弁38から制御弁10に送ら
れる減圧弁出力圧Pcの関係を示す図である。縦軸を減
圧弁出力圧Pc、横軸を作動油温度tとしたもので、減
圧弁出力圧Pcは温度tがt1(例えば0°cに設定)
以下になるとその低下に応じて減少(アームクラウド操
作信号Pa2が減圧される)し、t2(例えば−20°
cに設定)で0となる。
【0061】次に上記のように構成した本発明の第1の
実施形態でアーム操作レバー装置35をアームクラウド
操作し、同時にブーム操作レバー装置36をブーム上げ
操作し水平引き掘削作業を行った場合の動作について説
明する。
実施形態でアーム操作レバー装置35をアームクラウド
操作し、同時にブーム操作レバー装置36をブーム上げ
操作し水平引き掘削作業を行った場合の動作について説
明する。
【0062】アーム操作レバー装置35がその操作量に
応じてアームクラウド操作信号Pa2を発生し、アーム
用方向切換弁8が切り換えられて可変容量型の第1油圧
ポンプ1の吐出管賂22はアームクラウド側管路32a
に連通し、第1油圧ポンプ1からの圧油がアームシリン
ダ12のボトム側に送られる。アームクラウド操作信号
Pa2はパイロット管路37の電磁比例減圧弁38から
減圧弁出力圧(以下補正パイロット圧操作信号と言う)
Pcとして制御弁10を切り換え、固定容量型の第3油
圧ポンプ3の吐出管路24は合流管路34に連通し、第
3油圧ポンプ3の圧油はアームクラウド側管路32aに
合流してアームシリンダ12のボトム側に送られる。
応じてアームクラウド操作信号Pa2を発生し、アーム
用方向切換弁8が切り換えられて可変容量型の第1油圧
ポンプ1の吐出管賂22はアームクラウド側管路32a
に連通し、第1油圧ポンプ1からの圧油がアームシリン
ダ12のボトム側に送られる。アームクラウド操作信号
Pa2はパイロット管路37の電磁比例減圧弁38から
減圧弁出力圧(以下補正パイロット圧操作信号と言う)
Pcとして制御弁10を切り換え、固定容量型の第3油
圧ポンプ3の吐出管路24は合流管路34に連通し、第
3油圧ポンプ3の圧油はアームクラウド側管路32aに
合流してアームシリンダ12のボトム側に送られる。
【0063】図5において、このときアームクラウ信号
Pa2およびブーム上げ信号Pb2がコントローラ50
に入力されて、アームクラウド操作判断部60およびブ
ーム上げ操作判断部61は共に1をAND回路62に出
力する。AND回路62は1を出力するため、切換スイ
ッチ65がONに切り換わり、第1の補正圧力演算部6
3を駆動電流演算部66に接続する。
Pa2およびブーム上げ信号Pb2がコントローラ50
に入力されて、アームクラウド操作判断部60およびブ
ーム上げ操作判断部61は共に1をAND回路62に出
力する。AND回路62は1を出力するため、切換スイ
ッチ65がONに切り換わり、第1の補正圧力演算部6
3を駆動電流演算部66に接続する。
【0064】そして作動油の温度tが第1の所定値t1
(0°c)以上の場合には、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、補正圧力PmをPm0とし
て第1の補正圧力演算部63から駆動電流演算部66に
出力し、駆動電流演算部66では補正圧力Pm0に基づ
き電流Iは0と演算される。したがって、図6に示すよ
うに電磁比例減圧弁38の補正パイロット圧操作信号P
cはアームクラウド操作信号Pa2と等しく、アーム操
作レバー装置35の操作量に応じて制御弁10が切り換
えられ第3油圧ポンプ3の圧油がアームシリンダ12の
ボトム側に合流する。
(0°c)以上の場合には、これを記憶部50cに記憶
してあるテーブルを参照し、補正圧力PmをPm0とし
て第1の補正圧力演算部63から駆動電流演算部66に
出力し、駆動電流演算部66では補正圧力Pm0に基づ
き電流Iは0と演算される。したがって、図6に示すよ
うに電磁比例減圧弁38の補正パイロット圧操作信号P
cはアームクラウド操作信号Pa2と等しく、アーム操
作レバー装置35の操作量に応じて制御弁10が切り換
えられ第3油圧ポンプ3の圧油がアームシリンダ12の
ボトム側に合流する。
【0065】一方、ブーム操作レバー装置36がその操
作量に応じてブーム上げ操作信号Pb2を発生し、ブー
ム用方向切換弁9が切り換えられて可変容量型の第2油
圧ポンプ2の吐出管路23はブーム上げ側管路33aに
連通し、第2油圧ポンプ2からの圧油がブームシリンダ
11のボトム側に送られる。
作量に応じてブーム上げ操作信号Pb2を発生し、ブー
ム用方向切換弁9が切り換えられて可変容量型の第2油
圧ポンプ2の吐出管路23はブーム上げ側管路33aに
連通し、第2油圧ポンプ2からの圧油がブームシリンダ
11のボトム側に送られる。
【0066】したがって、アームシリンダ12はアーム
クラウド操作信号Pa2に応じた第1油圧ポンプ1と第
3油圧ポンプ3から合流した圧油の流量によって駆動さ
れ、アーム45が油圧ショベルの上部旋回体41側に引
き戻され(下降)、同時に、ブームシリンダ11はブー
ム上げ操作信号Pb2に応じた第2油圧ポンプ2の圧油
の流量によって駆動され、ブーム44が引き起こされる
(上昇)。
クラウド操作信号Pa2に応じた第1油圧ポンプ1と第
3油圧ポンプ3から合流した圧油の流量によって駆動さ
れ、アーム45が油圧ショベルの上部旋回体41側に引
き戻され(下降)、同時に、ブームシリンダ11はブー
ム上げ操作信号Pb2に応じた第2油圧ポンプ2の圧油
の流量によって駆動され、ブーム44が引き起こされる
(上昇)。
【0067】以上の通り、アームシリンダ12のボトム
側には第1油圧ポンプ1から供給される圧油に加え、第
3油圧ポンプ3からの圧油も供給されるため、アームの
引き戻し速度をより速くすることによって水平引き掘削
作業が円滑に行われる。
側には第1油圧ポンプ1から供給される圧油に加え、第
3油圧ポンプ3からの圧油も供給されるため、アームの
引き戻し速度をより速くすることによって水平引き掘削
作業が円滑に行われる。
【0068】この場合、第1,第2油圧ポンプの馬力制
御に関して、入力トルク制限用の傾転制御弁6bは、ス
プール6gに作用するばね6fの右方への押付力とピス
トン6kに作用する第1受圧室6hのP12と第2受圧
室6iのP3による左方への押付力のバランスによって
位置決めされている。
御に関して、入力トルク制限用の傾転制御弁6bは、ス
プール6gに作用するばね6fの右方への押付力とピス
トン6kに作用する第1受圧室6hのP12と第2受圧
室6iのP3による左方への押付力のバランスによって
位置決めされている。
【0069】第1油圧ポンプ1の吐出圧P1はアームシ
リンダ12の負荷圧より僅かに高く、第2油圧ポンプ2
の吐出圧P2はブームシリンダ11の負荷圧より僅かに
高く、通常はブームシリンダ11(ブーム上げ)の負荷
圧がアームシリンダ12(アームクラウド)の負荷圧よ
り高いので、ブームシリンダ11に供給する第2油圧ポ
ンプ吐出圧P2が第1,第2油圧ポンプ1,2の代表圧
P12であり、前記第3図で説明したように、第1,第
2油圧ポンプ1,2の流量特性線は図3のアーイーウー
エーキーカーオで囲まれる領域の値に制御されるように
なっている。
リンダ12の負荷圧より僅かに高く、第2油圧ポンプ2
の吐出圧P2はブームシリンダ11の負荷圧より僅かに
高く、通常はブームシリンダ11(ブーム上げ)の負荷
圧がアームシリンダ12(アームクラウド)の負荷圧よ
り高いので、ブームシリンダ11に供給する第2油圧ポ
ンプ吐出圧P2が第1,第2油圧ポンプ1,2の代表圧
P12であり、前記第3図で説明したように、第1,第
2油圧ポンプ1,2の流量特性線は図3のアーイーウー
エーキーカーオで囲まれる領域の値に制御されるように
なっている。
【0070】第1,第2油圧ポンプ1、2の最大入力ト
ルク線cは、例えば、最大入力トルク線aからピストン
6kに作用する第2受圧室6iの第3油圧ポンプ3の吐
出圧P3(アームシリンダ12の負荷圧より僅かに高
い)による第3油圧ポンプ3で消費されるトルク分(第
3油圧ポンプ3の一定吐出流量×吐出圧P3による第3
油圧ポンプ3の消費トルク分)の値を差し引いた値とな
り、流量特性線はこの最大入力トルク線cに沿ったアー
クーケーコとなる。(ただし、アームシリンダの負荷が
一定で第3油圧ポンプの吐出圧P3を一定と仮定す
る。)この状態で、ブーム上げの負荷が比較的小さいと
きは第2油圧ポンの吐出圧P2(P12)も低く、第
1,第2油圧ポンプ1,2の傾転角は大きく、吐出流量
も多くなるが、ブーム上げの負荷が大きくなると第2油
圧ポンプ2の吐出圧P2(P12)も高くなり、第1,
第2油圧ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾転角が減少
し、流量特性線アークーケーコに沿って第1,第2油圧
ポンプ1,2の吐出流量も減少する。
ルク線cは、例えば、最大入力トルク線aからピストン
6kに作用する第2受圧室6iの第3油圧ポンプ3の吐
出圧P3(アームシリンダ12の負荷圧より僅かに高
い)による第3油圧ポンプ3で消費されるトルク分(第
3油圧ポンプ3の一定吐出流量×吐出圧P3による第3
油圧ポンプ3の消費トルク分)の値を差し引いた値とな
り、流量特性線はこの最大入力トルク線cに沿ったアー
クーケーコとなる。(ただし、アームシリンダの負荷が
一定で第3油圧ポンプの吐出圧P3を一定と仮定す
る。)この状態で、ブーム上げの負荷が比較的小さいと
きは第2油圧ポンの吐出圧P2(P12)も低く、第
1,第2油圧ポンプ1,2の傾転角は大きく、吐出流量
も多くなるが、ブーム上げの負荷が大きくなると第2油
圧ポンプ2の吐出圧P2(P12)も高くなり、第1,
第2油圧ポンプ1,2の斜板1a,2aの傾転角が減少
し、流量特性線アークーケーコに沿って第1,第2油圧
ポンプ1,2の吐出流量も減少する。
【0071】作動油の温度が0°c(t1)以下になる
と、作動油の粘度の影響により、アームシリンダ12お
よびブームシリンダ11の駆動油圧回路全体の圧力損失
が大きくなる。油圧回路の圧力損失が大きくなると、ア
ームシリンダ12およびブームシリンダ11を駆動する
第1,第2,第3油圧ポンプ1,2,3の吐出圧が圧力
損失分上昇する。
と、作動油の粘度の影響により、アームシリンダ12お
よびブームシリンダ11の駆動油圧回路全体の圧力損失
が大きくなる。油圧回路の圧力損失が大きくなると、ア
ームシリンダ12およびブームシリンダ11を駆動する
第1,第2,第3油圧ポンプ1,2,3の吐出圧が圧力
損失分上昇する。
【0072】したがって、アームシリンダ12を駆動す
る第1,第3油圧ポンプ1,3の吐出圧P1,P3が上
昇し、第3油圧ポンプ3の消費トルクも多くなり、第2
受圧室6iのP3の上昇によって入力トルク制限用の傾
転制御弁6bが働き、第1,第2油圧ポンプ1,2の最
大入力トルク線cは図3の矢印方向で示すように最大入
力トルク線bに近づき第1,第2油圧ポンプ1,2の吐
出流量は減少する。また、ブームシリンダ11を駆動す
る第2油圧ポンプ2の吐出圧P2(P12)が圧力損失
分上昇し、第1受圧室6hのP12の上昇によって入力
トルク制限用の傾転制御弁6bが働き、第1,第2油圧
ポンプ1,2吐出流量は最大入力トルク線cに沿ってさ
らに減少する。
る第1,第3油圧ポンプ1,3の吐出圧P1,P3が上
昇し、第3油圧ポンプ3の消費トルクも多くなり、第2
受圧室6iのP3の上昇によって入力トルク制限用の傾
転制御弁6bが働き、第1,第2油圧ポンプ1,2の最
大入力トルク線cは図3の矢印方向で示すように最大入
力トルク線bに近づき第1,第2油圧ポンプ1,2の吐
出流量は減少する。また、ブームシリンダ11を駆動す
る第2油圧ポンプ2の吐出圧P2(P12)が圧力損失
分上昇し、第1受圧室6hのP12の上昇によって入力
トルク制限用の傾転制御弁6bが働き、第1,第2油圧
ポンプ1,2吐出流量は最大入力トルク線cに沿ってさ
らに減少する。
【0073】このような状態ではブーム上げ速度は、ブ
ームシリンダ11を駆動する第2油圧ポンプ2の吐出流
量が極めて少なくなり、しかも、ブーム44が上げ方向
で、ブームシリンダ11の負荷圧が高圧となるため、ブ
ームシリンンダ11の速度が非常に遅くなる。これは、
作動油の温度の低下に伴いより顕著となる。
ームシリンダ11を駆動する第2油圧ポンプ2の吐出流
量が極めて少なくなり、しかも、ブーム44が上げ方向
で、ブームシリンダ11の負荷圧が高圧となるため、ブ
ームシリンンダ11の速度が非常に遅くなる。これは、
作動油の温度の低下に伴いより顕著となる。
【0074】これに対して、第1油圧ポンプ1の吐出流
量は上記第2油圧ポンプ2と同様に極めて少なくなるも
のの、第3油圧ポンプ3の吐出流量はほぼ一定であり、
アームクラウド速度は第1油圧ポンプ1の吐出流量減少
分の減速にとどまり、ブーム上げ速度に対して極めて早
くなる。
量は上記第2油圧ポンプ2と同様に極めて少なくなるも
のの、第3油圧ポンプ3の吐出流量はほぼ一定であり、
アームクラウド速度は第1油圧ポンプ1の吐出流量減少
分の減速にとどまり、ブーム上げ速度に対して極めて早
くなる。
【0075】しかし、第1の実施形態では、第1補正圧
力演算部63から駆動電流演算部66に出力される補正
圧力Pmが作動油温tの0°c(t1)からの低下に応
じて減少し、また、作動油温tが−20°c(t2)以
下になると補正圧力Pmが0となる。したがって、駆動
電流演算部66は補正圧力Pmの減少に応じて増大する
電流値Iを演算し、補正圧力Pmが0となると電流値I
を所定の最大値I0として演算し、コントローラ50の
出力部50dより電磁比例減圧弁38へ出力する。
力演算部63から駆動電流演算部66に出力される補正
圧力Pmが作動油温tの0°c(t1)からの低下に応
じて減少し、また、作動油温tが−20°c(t2)以
下になると補正圧力Pmが0となる。したがって、駆動
電流演算部66は補正圧力Pmの減少に応じて増大する
電流値Iを演算し、補正圧力Pmが0となると電流値I
を所定の最大値I0として演算し、コントローラ50の
出力部50dより電磁比例減圧弁38へ出力する。
【0076】その結果、作動油の温度tが0°c(t
1)から低下すると、その低下に応じて電磁比例減圧弁
38へ出力する電流値Iは大きくなり、図6に示すよう
に、電磁比例減圧弁38から出力される補正パイロット
圧操作信号(減圧弁出力圧)Pcが減少し、作動油の温
度tがー20°c(t2)で0となる。
1)から低下すると、その低下に応じて電磁比例減圧弁
38へ出力する電流値Iは大きくなり、図6に示すよう
に、電磁比例減圧弁38から出力される補正パイロット
圧操作信号(減圧弁出力圧)Pcが減少し、作動油の温
度tがー20°c(t2)で0となる。
【0077】これによって、油圧ポンプ3の吐出管路2
4から制御弁10を通過し合流管路34を経てアームシ
リンダ12のボトム側に合流する第3油圧ポンプ3の圧
油の量が作動油温度tの低下(作動油の粘度の高騰によ
る圧力損失の増大)に応じて減少する。すなわちアーム
シリンダ12を駆動する圧油の量も、第1油圧ポンプ1
の吐出流量減少分とともに第3油圧ポンプ3から合流す
る圧油の量を作動油温度tの低下に応じて減少するよう
にしたので、前述のブーム上げ速度の鈍化に合わせてア
ームクラウドの速度を低下することができる。
4から制御弁10を通過し合流管路34を経てアームシ
リンダ12のボトム側に合流する第3油圧ポンプ3の圧
油の量が作動油温度tの低下(作動油の粘度の高騰によ
る圧力損失の増大)に応じて減少する。すなわちアーム
シリンダ12を駆動する圧油の量も、第1油圧ポンプ1
の吐出流量減少分とともに第3油圧ポンプ3から合流す
る圧油の量を作動油温度tの低下に応じて減少するよう
にしたので、前述のブーム上げ速度の鈍化に合わせてア
ームクラウドの速度を低下することができる。
【0078】このように、本発明の第1の実施形態によ
れば、寒冷地等で稼動するバックホウ油圧ショベルの水
平引き掘削作業において、大気温度が極度に低下し、ア
ームシリンダ12やブームシリンダ11を駆動する作動
油の粘度が高くなり、駆動回路の圧力損失が大きくなっ
てブーム上げ速度が極度に低下しても、アームクラウド
速度をブーム上げ速度の低下に合わせて低下させること
が可能となり、寒冷地等における水平引き掘削作業を円
滑に効率良く行うことができる。
れば、寒冷地等で稼動するバックホウ油圧ショベルの水
平引き掘削作業において、大気温度が極度に低下し、ア
ームシリンダ12やブームシリンダ11を駆動する作動
油の粘度が高くなり、駆動回路の圧力損失が大きくなっ
てブーム上げ速度が極度に低下しても、アームクラウド
速度をブーム上げ速度の低下に合わせて低下させること
が可能となり、寒冷地等における水平引き掘削作業を円
滑に効率良く行うことができる。
【0079】図8は本発明の第2の実施形態を示すもの
で、前記本発明の第1の実施形態における図5のコント
ローラ50の処理機能を簡略化したものである。第8図
において第5図で説明した部分と同一の部分には同一の
符号を付している。
で、前記本発明の第1の実施形態における図5のコント
ローラ50の処理機能を簡略化したものである。第8図
において第5図で説明した部分と同一の部分には同一の
符号を付している。
【0080】図8においては図5のアームクラウド操作
判断部60およびAND回路62の機能を省略してい
る。
判断部60およびAND回路62の機能を省略してい
る。
【0081】ブーム上げ操作判断部61は、ブーム上げ
信号Pb2がブーム上げ操作検出器36aから入力され
ると1を演算して切換スイッチ65に出力する。切換ス
イッチ65はONに切り換わって第1補正圧力演算部6
3を駆動電流演算部66に接続する。以下の動作は図5
の場合と同じである。
信号Pb2がブーム上げ操作検出器36aから入力され
ると1を演算して切換スイッチ65に出力する。切換ス
イッチ65はONに切り換わって第1補正圧力演算部6
3を駆動電流演算部66に接続する。以下の動作は図5
の場合と同じである。
【0082】図8に示す実施形態によれば、アームクラ
ウド操作が行われなくても、ブーム上げ操作が行われた
だけで第1補正圧力演算部63が作動油温tに応じて補
正圧力Pmを演算し駆動電流演算部66へ出力し、駆動
電流演算部66は補正圧力Pmに基づき電流値Iを演算
し電磁比例減圧弁38へ出力する。
ウド操作が行われなくても、ブーム上げ操作が行われた
だけで第1補正圧力演算部63が作動油温tに応じて補
正圧力Pmを演算し駆動電流演算部66へ出力し、駆動
電流演算部66は補正圧力Pmに基づき電流値Iを演算
し電磁比例減圧弁38へ出力する。
【0083】本発明は、コントローラ50の処理機能を
このように構成した場合にも、バックホウ油圧ショベル
においてアームクラウド操作とブーム上げ操作同時に操
作し水平引き掘削作業を行えば図5の処理機能と同様の
作用効果を奏する。
このように構成した場合にも、バックホウ油圧ショベル
においてアームクラウド操作とブーム上げ操作同時に操
作し水平引き掘削作業を行えば図5の処理機能と同様の
作用効果を奏する。
【0084】本発明の第3の実施形態による作業機械の
油圧制御装置を図9、図10および図11を参照して説
明する。なお、本発明の第3の実施形態は本発明の第1
の実施形態で説明した図2の可変容量型の第1,第2油
圧ポンプの入力トルクに係わる容量制御装置(レギュレ
ータ)、図3の可変容量型の第1,第2油圧ポンプの入
力トルク制限制御特性および流量特性、図4のコントロ
ーラのハード構成と同一の構成を備えており、これらの
説明については省略する。図9において図1の実施形態
で説明した部分と同一の部分には同一の符号を付してい
る。
油圧制御装置を図9、図10および図11を参照して説
明する。なお、本発明の第3の実施形態は本発明の第1
の実施形態で説明した図2の可変容量型の第1,第2油
圧ポンプの入力トルクに係わる容量制御装置(レギュレ
ータ)、図3の可変容量型の第1,第2油圧ポンプの入
力トルク制限制御特性および流量特性、図4のコントロ
ーラのハード構成と同一の構成を備えており、これらの
説明については省略する。図9において図1の実施形態
で説明した部分と同一の部分には同一の符号を付してい
る。
【0085】パイロットポンプ4の圧油のパイロット吐
出管路25は途中からパイロット管路72が分岐して制
御弁10の反合流切換側操作ポートに接続されており、
このパイロット管路72の途中には電磁比例減圧弁73
が設けられている。
出管路25は途中からパイロット管路72が分岐して制
御弁10の反合流切換側操作ポートに接続されており、
このパイロット管路72の途中には電磁比例減圧弁73
が設けられている。
【0086】コントローラ70は図4と同様の構成を備
え、図10に示す処理機能を有している。 第10図に
おいて第5図で説明した部分と同一の部分には同一の符
号を付している。
え、図10に示す処理機能を有している。 第10図に
おいて第5図で説明した部分と同一の部分には同一の符
号を付している。
【0087】図10において、コントローラ70は、ア
ームクラウド操作判断部60、ブーム上げ操作判断部6
1、AND回路62、第1補正圧力演算部63′、第2
補正圧力演算部64′、切換スイッチ65′、駆動電流
演算部66′の各機能を有している。
ームクラウド操作判断部60、ブーム上げ操作判断部6
1、AND回路62、第1補正圧力演算部63′、第2
補正圧力演算部64′、切換スイッチ65′、駆動電流
演算部66′の各機能を有している。
【0088】第1補正圧力演算部63′は前記油温セン
サ39の検出温度tを入力し、これを記憶部50cに記
憶してあるテーブルを参照し、温度tが第1の所定値t
1(以下t1と言う)以上では補正圧力Pm′を0とし
て演算し、温度tがt1より低下すると、その低下に応
じて増加する補正圧力Pm′を演算し、そして温度tが
第2の所定値t2(以下t2と言う)に到るとそれ以降
は補正圧力Pm′の値を一定の値Pm0′として演算
し、これら演算された補正圧力Pm′の値を出力する。
サ39の検出温度tを入力し、これを記憶部50cに記
憶してあるテーブルを参照し、温度tが第1の所定値t
1(以下t1と言う)以上では補正圧力Pm′を0とし
て演算し、温度tがt1より低下すると、その低下に応
じて増加する補正圧力Pm′を演算し、そして温度tが
第2の所定値t2(以下t2と言う)に到るとそれ以降
は補正圧力Pm′の値を一定の値Pm0′として演算
し、これら演算された補正圧力Pm′の値を出力する。
【0089】第2の補正圧力演算部64′は記憶部50
cに記憶してあるテーブルを参照し、検出温度tの値の
如何にかかわらず補正圧力Pm′を0として演算し、こ
れを出力する。
cに記憶してあるテーブルを参照し、検出温度tの値の
如何にかかわらず補正圧力Pm′を0として演算し、こ
れを出力する。
【0090】切換スイッチ65′はAND回路62から
の1または0の信号によりONーOFFに切り換わり、
AND回路からの信号が1の場合にはONに切り換わっ
て第1補正圧力演算部63′を駆動電流演算部66′に
接続し、AND回路62からの信号が0の場合にはOF
Fに切り換わって第2の補正圧力演算部64′を駆動電
流演算部66′に接続する。
の1または0の信号によりONーOFFに切り換わり、
AND回路からの信号が1の場合にはONに切り換わっ
て第1補正圧力演算部63′を駆動電流演算部66′に
接続し、AND回路62からの信号が0の場合にはOF
Fに切り換わって第2の補正圧力演算部64′を駆動電
流演算部66′に接続する。
【0091】駆動電流演算部66′はアームクラウド信
号Pa2、および、第1補正圧力演算部63′または第
2補正圧力演算部64′の補正圧力Pm′を入力し、こ
れを記憶部50cに記憶してあるテーブルを参照し、ア
ームクラウド信号Pa2の値に応じて最大電流I0′を
決定するとともに補正圧力Pm′の値が第1の所定値P
m1′(以下Pm1′と言う)では電流値Iを0として
演算し、補正圧力Pm′の値が第1の所定値Pm1′よ
り増大すると、アームクラウド信号Pa2の値の大きさ
に応じた増加率で増大する電流値Iを演算し、補正圧力
Pm′の値が第2の所定値Pm0′(以下Pm0′と言
う)以上では前記アームクラウド信号Pa2の値に応じ
て決定された最大電流I0′を演算し、これらの電流値
Iを電磁比例減圧弁73へ出力する。
号Pa2、および、第1補正圧力演算部63′または第
2補正圧力演算部64′の補正圧力Pm′を入力し、こ
れを記憶部50cに記憶してあるテーブルを参照し、ア
ームクラウド信号Pa2の値に応じて最大電流I0′を
決定するとともに補正圧力Pm′の値が第1の所定値P
m1′(以下Pm1′と言う)では電流値Iを0として
演算し、補正圧力Pm′の値が第1の所定値Pm1′よ
り増大すると、アームクラウド信号Pa2の値の大きさ
に応じた増加率で増大する電流値Iを演算し、補正圧力
Pm′の値が第2の所定値Pm0′(以下Pm0′と言
う)以上では前記アームクラウド信号Pa2の値に応じ
て決定された最大電流I0′を演算し、これらの電流値
Iを電磁比例減圧弁73へ出力する。
【0092】図11は図10における第1補正圧力演算
部63′の温度tと電磁比例減圧弁73の減圧弁出力圧
Pdの関係を示す図である。縦軸を減圧弁出力圧Pd、
横軸を作動油温度tとしたもので、減圧弁出力圧Pdは
作動油の温度tの変化により、温度tがt1(例えば0
°cに設定)以上では0の値を保ち、温度tがt1(0
°c)以下になるとその低下に応じて増大し、t2(例
えば−20°cに設定)以下で一定の値Pa2を保持す
る。
部63′の温度tと電磁比例減圧弁73の減圧弁出力圧
Pdの関係を示す図である。縦軸を減圧弁出力圧Pd、
横軸を作動油温度tとしたもので、減圧弁出力圧Pdは
作動油の温度tの変化により、温度tがt1(例えば0
°cに設定)以上では0の値を保ち、温度tがt1(0
°c)以下になるとその低下に応じて増大し、t2(例
えば−20°cに設定)以下で一定の値Pa2を保持す
る。
【0093】次に上記のように構成した本発明の第3の
実施形態でアーム操作レバー装置35をアームクラウド
操作し、同時にブーム操作レバー装置36をブーム上げ
操作し水平引き掘削作業を行った場合の動作について説
明する。
実施形態でアーム操作レバー装置35をアームクラウド
操作し、同時にブーム操作レバー装置36をブーム上げ
操作し水平引き掘削作業を行った場合の動作について説
明する。
【0094】アーム操作レバー装置35がその操作量に
応じてアームクラウド操作信号Pa2を発生し、アーム
用方向切換弁8が切り換えられて可変容量型の第1油圧
ポンプ1の吐出管路22はアームクラウド側管路32a
に連通し、第1油圧ポンプ1からの圧油がアームシリン
ダ12のボトム側に送られる。このとき、図10におい
て、アームクラウド信号Pa2およびブーム上げ信号P
b2が入力されて、アームクラウド操作判断部60およ
びブーム上げ操作判断部61は共に1をAND回路62
に出力する。AND回路62は1を出力して切換スイッ
チ65′がONに切り換わり、第1補正圧力演算部6
3′を駆動電流演算部66に接続する。
応じてアームクラウド操作信号Pa2を発生し、アーム
用方向切換弁8が切り換えられて可変容量型の第1油圧
ポンプ1の吐出管路22はアームクラウド側管路32a
に連通し、第1油圧ポンプ1からの圧油がアームシリン
ダ12のボトム側に送られる。このとき、図10におい
て、アームクラウド信号Pa2およびブーム上げ信号P
b2が入力されて、アームクラウド操作判断部60およ
びブーム上げ操作判断部61は共に1をAND回路62
に出力する。AND回路62は1を出力して切換スイッ
チ65′がONに切り換わり、第1補正圧力演算部6
3′を駆動電流演算部66に接続する。
【0095】そして作動油の温度tが0°c(t1)以
上の場合には、補正圧力Pm′を0とし第1の補正圧力
演算部63′から駆動電流演算部66′に出力し、駆動
電流演算部66′では電流Iは0と演算される。この場
合、図11に示すように制御弁10の反合流切換側操作
ポートに作用する電磁比例減圧弁73の補正パイロット
圧操作信号(減圧弁出力圧)Pdは0となり、制御弁1
0はアームクラウド操作信号Pa2に応じて切り換えら
れ、固定容量型の第3油圧ポンプ3の圧油は吐出管路2
4および合流管路34を介してアームクラウド側管路3
2aに合流し、アームシリンダ12のボトム側に送られ
る。
上の場合には、補正圧力Pm′を0とし第1の補正圧力
演算部63′から駆動電流演算部66′に出力し、駆動
電流演算部66′では電流Iは0と演算される。この場
合、図11に示すように制御弁10の反合流切換側操作
ポートに作用する電磁比例減圧弁73の補正パイロット
圧操作信号(減圧弁出力圧)Pdは0となり、制御弁1
0はアームクラウド操作信号Pa2に応じて切り換えら
れ、固定容量型の第3油圧ポンプ3の圧油は吐出管路2
4および合流管路34を介してアームクラウド側管路3
2aに合流し、アームシリンダ12のボトム側に送られ
る。
【0096】一方、ブーム操作レバー装置36がその操
作量に応じてブーム上げ操作信号Pb2を発生し、ブー
ム用方向切換弁9が切り換えられて可変容量型の第2油
圧ポンプ2の吐出管賂23はブーム上げ側管路33aに
連通し、第2油圧ポンプ2からの圧油がブームシリンダ
11のボトム側に送られる。
作量に応じてブーム上げ操作信号Pb2を発生し、ブー
ム用方向切換弁9が切り換えられて可変容量型の第2油
圧ポンプ2の吐出管賂23はブーム上げ側管路33aに
連通し、第2油圧ポンプ2からの圧油がブームシリンダ
11のボトム側に送られる。
【0097】したがって、アームシリンダ12はアーム
クラウド操作信号Pa2に応じた第1油圧ポンプ1の圧
油と第3油圧ポンプ3の圧油が合流した圧油の流量によ
って駆動され、アーム45が油圧ショベルの上部旋回体
41側に引き戻され(下降)、同時に、ブームシリンダ
11はブーム上げ操作信号Pb1に応じた第2油圧ポン
プの圧油の流量によって駆動され、ブーム44が引き起
こされる(上昇)。以上の通り、アームシリンダ12の
ボトム側には第1油圧ポンプ1から供給される圧油に加
え、第3油圧ポンプ3からの圧油も供給されるため、ア
ームの引き戻し速度をより早くすることによってアーム
の引き戻し速度をより速くすることができ、水平引き掘
削作業が円滑に行われる。
クラウド操作信号Pa2に応じた第1油圧ポンプ1の圧
油と第3油圧ポンプ3の圧油が合流した圧油の流量によ
って駆動され、アーム45が油圧ショベルの上部旋回体
41側に引き戻され(下降)、同時に、ブームシリンダ
11はブーム上げ操作信号Pb1に応じた第2油圧ポン
プの圧油の流量によって駆動され、ブーム44が引き起
こされる(上昇)。以上の通り、アームシリンダ12の
ボトム側には第1油圧ポンプ1から供給される圧油に加
え、第3油圧ポンプ3からの圧油も供給されるため、ア
ームの引き戻し速度をより早くすることによってアーム
の引き戻し速度をより速くすることができ、水平引き掘
削作業が円滑に行われる。
【0098】作動油の温度が0°c以下になると、作動
油の粘度の影響により、アームシリンダ12およびブー
ムシリンダ11の駆動油圧回路全体の圧力損失が大きく
なって第1,第2,3油圧ポンプ1,2,3の吐出圧P
1,P2,P3が圧力損失分上昇する。
油の粘度の影響により、アームシリンダ12およびブー
ムシリンダ11の駆動油圧回路全体の圧力損失が大きく
なって第1,第2,3油圧ポンプ1,2,3の吐出圧P
1,P2,P3が圧力損失分上昇する。
【0099】その結果、入力トルク制限用の傾転制御弁
6bが働き第1,第2油圧ポンプ1,2の最大入力トル
ク線cが最大入力トルク線bに近づくとともにP12
(P2)の上昇に応じて第1,第2油圧ポンプ1、2の
吐出流量が極度に減少する。ブーム上げ速度は、ブーム
シリンダ11を駆動する第2油圧ポンプ2の吐出流量が
極めて少なくなり、しかも、ブーム44が上げ方向で、
ブームシリンダ11の負荷圧が高圧となるため、ブーム
シリンダ11の速度が非常に遅くなる。これは、作動油
の温度の低下に伴いより顕著となる。
6bが働き第1,第2油圧ポンプ1,2の最大入力トル
ク線cが最大入力トルク線bに近づくとともにP12
(P2)の上昇に応じて第1,第2油圧ポンプ1、2の
吐出流量が極度に減少する。ブーム上げ速度は、ブーム
シリンダ11を駆動する第2油圧ポンプ2の吐出流量が
極めて少なくなり、しかも、ブーム44が上げ方向で、
ブームシリンダ11の負荷圧が高圧となるため、ブーム
シリンダ11の速度が非常に遅くなる。これは、作動油
の温度の低下に伴いより顕著となる。
【0100】このとき本発明の第3実施形態では、作動
油の温度tが0°c(t1)以下に低下すると、第1補
正圧力演算部63′で温度tの低下に応じて0から増加
する補正圧力Pm′を演算し、作動油温度tが−20°
c(t2)以下になると補正圧力Pm′を一定の値Pm
0′と演算して駆動電流演算部66′に出力する。
油の温度tが0°c(t1)以下に低下すると、第1補
正圧力演算部63′で温度tの低下に応じて0から増加
する補正圧力Pm′を演算し、作動油温度tが−20°
c(t2)以下になると補正圧力Pm′を一定の値Pm
0′と演算して駆動電流演算部66′に出力する。
【0101】駆動電流演算部66′はアームクラウド信
号Pa2の値に応じた最大電流I0′を決定するととも
に補正圧力Pm′がPm1′より増大するとアームクラ
ウド信号Pa2の値に対応した増加率で補正圧力Pm′
の増加に対応して0から増加する電流Iを演算し、補正
圧力Pm′がPm0′に達するとそれ以降は最大電流I
0′を演算する。したがって、作動油の温度tが0°c
(t1)から低下すると、駆動電流演算部66′から電
磁比例減圧弁73へ出力する電流Iがその低下に応じて
0から増加し、図11に示すように、電磁比例減圧弁7
3から出力される補正パイロット圧操作信号(減圧弁出
力圧)Pdは作動油の温度tの0°c(t1)からの低
下に応じて0から増加し−20°c(t2)でアームク
ラウド操作信号Pa2と等しくなる。
号Pa2の値に応じた最大電流I0′を決定するととも
に補正圧力Pm′がPm1′より増大するとアームクラ
ウド信号Pa2の値に対応した増加率で補正圧力Pm′
の増加に対応して0から増加する電流Iを演算し、補正
圧力Pm′がPm0′に達するとそれ以降は最大電流I
0′を演算する。したがって、作動油の温度tが0°c
(t1)から低下すると、駆動電流演算部66′から電
磁比例減圧弁73へ出力する電流Iがその低下に応じて
0から増加し、図11に示すように、電磁比例減圧弁7
3から出力される補正パイロット圧操作信号(減圧弁出
力圧)Pdは作動油の温度tの0°c(t1)からの低
下に応じて0から増加し−20°c(t2)でアームク
ラウド操作信号Pa2と等しくなる。
【0102】これによって、制御弁10はアームクラウ
ド操作信号Pa2から補正パイロット圧操作信号Pdを
差し引いたパイロット操作圧で切り換えられ、油圧ポン
プ3の吐出管路24から制御弁10を通過し合流管路3
4を経てアームシリンダ12のボトム側に合流する第3
油圧ポンプ3の圧油の量が作動油温度tの低下(作動油
の粘度の高騰による圧力損失の増大)に応じて減少す
る。すなわちアームシリンダ12を駆動する圧油の量
も、第1油圧ポンプ1の吐出流量減少とともに第3油圧
ポンプ3から合流する圧油の量を作動油温度tの低下に
応じて減少するようにしたので、前述のブーム上げ速度
の鈍化に合わせてアームクラウドの速度を低下すること
ができる。
ド操作信号Pa2から補正パイロット圧操作信号Pdを
差し引いたパイロット操作圧で切り換えられ、油圧ポン
プ3の吐出管路24から制御弁10を通過し合流管路3
4を経てアームシリンダ12のボトム側に合流する第3
油圧ポンプ3の圧油の量が作動油温度tの低下(作動油
の粘度の高騰による圧力損失の増大)に応じて減少す
る。すなわちアームシリンダ12を駆動する圧油の量
も、第1油圧ポンプ1の吐出流量減少とともに第3油圧
ポンプ3から合流する圧油の量を作動油温度tの低下に
応じて減少するようにしたので、前述のブーム上げ速度
の鈍化に合わせてアームクラウドの速度を低下すること
ができる。
【0103】このように、本発明の第3の実施形態によ
れば、第1実施形態と同様に、寒冷地等で稼動するバッ
クホウ油圧ショベルの水平引き掘削作業において、大気
温度が極度に低下し、アームシリンダ12やブームシリ
ンダ11を駆動する作動油の粘度が高くなり、駆動回路
の圧力損失が大きくなってブーム上げ速度が極度に低下
しても、アームクラウド速度をブーム上げ速度の低下に
合わせて低下させることが可能となり、寒冷地等におけ
る水平引き掘削作業を円滑に効率良く行うことができ
る。
れば、第1実施形態と同様に、寒冷地等で稼動するバッ
クホウ油圧ショベルの水平引き掘削作業において、大気
温度が極度に低下し、アームシリンダ12やブームシリ
ンダ11を駆動する作動油の粘度が高くなり、駆動回路
の圧力損失が大きくなってブーム上げ速度が極度に低下
しても、アームクラウド速度をブーム上げ速度の低下に
合わせて低下させることが可能となり、寒冷地等におけ
る水平引き掘削作業を円滑に効率良く行うことができ
る。
【0104】図12は本発明の第4の実施形態を示すも
ので、前記本発明の第3の実施形態における図10の駆
動電流演算部66′の演算内容の変形例である。コント
ローラ70の処理機能を示す図10で、駆動電流演算部
66′にアームクラウド信号Pa2および第1補正圧力
演算部63′または第2補正圧力演算部64′の補正圧
力Pm′を入力し、アームクラウド信号Pa2の値に応
じて最大電流I0′を決定し、補正圧力Pm′の値が第
1の所定値Pm1′より増大するとアームクラウド信号
Pa2の値の大きさに応じた増加率で増大する電流値I
を演算し、補正圧力Pm′の値が第2の所定値Pm0′
で以上では前記アームクラウド信号Pa2の値に応じて
決定された最大電流I0′を演算し、これらの電流値I
を電磁比例減圧弁73へ出力するようにしたが、図12
に示すように電流演算部66′′でアームクラウド信号
Pa2の値に応じて最大電流I0′′を規制し、電流値
Iを電磁比例減圧弁73へ出力するようにしても良い。
ので、前記本発明の第3の実施形態における図10の駆
動電流演算部66′の演算内容の変形例である。コント
ローラ70の処理機能を示す図10で、駆動電流演算部
66′にアームクラウド信号Pa2および第1補正圧力
演算部63′または第2補正圧力演算部64′の補正圧
力Pm′を入力し、アームクラウド信号Pa2の値に応
じて最大電流I0′を決定し、補正圧力Pm′の値が第
1の所定値Pm1′より増大するとアームクラウド信号
Pa2の値の大きさに応じた増加率で増大する電流値I
を演算し、補正圧力Pm′の値が第2の所定値Pm0′
で以上では前記アームクラウド信号Pa2の値に応じて
決定された最大電流I0′を演算し、これらの電流値I
を電磁比例減圧弁73へ出力するようにしたが、図12
に示すように電流演算部66′′でアームクラウド信号
Pa2の値に応じて最大電流I0′′を規制し、電流値
Iを電磁比例減圧弁73へ出力するようにしても良い。
【0105】なお、第1、第2の実施形態を、アーム操
作レバー装置35およびブーム操作レバー装置36がパ
イロット操作信号を発生してアーム用方向切換弁8、ブ
ーム用方向切換弁9および制御弁10を切り換える例で
説明したが、本発明は、アーム操作レバー装置35およ
びブーム操作レバー装置36が電気信号の操作信号を発
生し、アーム用方向切換弁8、ブーム用方向切換弁9お
よび制御弁10を比例電磁式方向制御弁としても良い。
この場合、コントローラ50は作動油温度の低下に応じ
て補正操作信号を補正電流値として演算し、コントロー
ラからの駆動電流Iによって直接(電磁比例減圧弁を設
ける事無く)制御弁10を切り換えることができる。
作レバー装置35およびブーム操作レバー装置36がパ
イロット操作信号を発生してアーム用方向切換弁8、ブ
ーム用方向切換弁9および制御弁10を切り換える例で
説明したが、本発明は、アーム操作レバー装置35およ
びブーム操作レバー装置36が電気信号の操作信号を発
生し、アーム用方向切換弁8、ブーム用方向切換弁9お
よび制御弁10を比例電磁式方向制御弁としても良い。
この場合、コントローラ50は作動油温度の低下に応じ
て補正操作信号を補正電流値として演算し、コントロー
ラからの駆動電流Iによって直接(電磁比例減圧弁を設
ける事無く)制御弁10を切り換えることができる。
【0106】また、第1、第2の実施形態では、アーム
シリンダ(第1油圧アクチュエータ)を可変容量型の第
1油圧ポンプの圧油と第3油圧ポンプの圧油を合流して
駆動し、ブームシリンダ(第2油圧アクチュエータ)を
可変容量型の第2油圧ポンプの圧油で駆動する例で述べ
たが、アームシリンダを可変容量型の第1油圧ポンプの
圧油、可変容量型の第2油圧ポンプの圧油および第3油
圧ポンプの圧油を合流して駆動し、ブームシリンダを可
変容量型の第1油圧ポンプの圧油および可変容量型の第
2油圧ポンプの圧油を合流して駆動した場合にも本件発
明は同様の作用効果を奏する。
シリンダ(第1油圧アクチュエータ)を可変容量型の第
1油圧ポンプの圧油と第3油圧ポンプの圧油を合流して
駆動し、ブームシリンダ(第2油圧アクチュエータ)を
可変容量型の第2油圧ポンプの圧油で駆動する例で述べ
たが、アームシリンダを可変容量型の第1油圧ポンプの
圧油、可変容量型の第2油圧ポンプの圧油および第3油
圧ポンプの圧油を合流して駆動し、ブームシリンダを可
変容量型の第1油圧ポンプの圧油および可変容量型の第
2油圧ポンプの圧油を合流して駆動した場合にも本件発
明は同様の作用効果を奏する。
【0107】さらに、第1、第2の実施形態では、第3
油圧ポンプを固定容量型油圧ポンプとしたが、本件発明
では可変容量型の油圧ポンプであっても良い。
油圧ポンプを固定容量型油圧ポンプとしたが、本件発明
では可変容量型の油圧ポンプであっても良い。
【0108】第1、第2の実施形態では、馬力制御され
る第1、第2の2つの可変容量型の油圧ポンプでアーム
シリンダ(第1油圧アクチュエータ)および/またはブ
ームシリンダ(第2油圧アクチュエータ)を駆動する例
を説明したが、本件発明は馬力制御される可変容量型の
油圧ポンプを増加してアームシリンダおよび/またはブ
ームシリンダを駆動しても本件発明の作用効果は変わら
ない。
る第1、第2の2つの可変容量型の油圧ポンプでアーム
シリンダ(第1油圧アクチュエータ)および/またはブ
ームシリンダ(第2油圧アクチュエータ)を駆動する例
を説明したが、本件発明は馬力制御される可変容量型の
油圧ポンプを増加してアームシリンダおよび/またはブ
ームシリンダを駆動しても本件発明の作用効果は変わら
ない。
【0109】第1、第2の実施形態の図2では入力トル
ク制限用の傾転制御弁6bのばね6fに対抗して可変容
量型の第1、第2油圧ポンプの吐出圧P1、P2の高圧
側圧力P12を代表圧力として操作駆動部6jの受圧室
6hに作用するようにしたが、本件発明は第1、第2油
圧ポンプの吐出圧P1、P2のそれぞれを別個にばね6
fに対抗させるよう操作駆動部6jの受圧室に導いても
良い。
ク制限用の傾転制御弁6bのばね6fに対抗して可変容
量型の第1、第2油圧ポンプの吐出圧P1、P2の高圧
側圧力P12を代表圧力として操作駆動部6jの受圧室
6hに作用するようにしたが、本件発明は第1、第2油
圧ポンプの吐出圧P1、P2のそれぞれを別個にばね6
fに対抗させるよう操作駆動部6jの受圧室に導いても
良い。
【0110】また、第1、第2の実施形態では、本件発
明をバックホウ油圧ショベルの水平引き込み掘削作業を
行う場合を例として説明したが、本件発明はローダショ
ベルのアームとブームの同時作動による水平押し出し掘
削作業に適用し、少なくとも1つの可変容量型油圧ポン
プと他の油圧ポンプでアームシリンダを駆動し、少なく
とも1つの別の可変容量型油圧ポンプでブームシリンダ
を駆動した場合も同様の作用効果を奏するものである。
この場合にはアームが上げ方向でブームが下げ方向とな
るが、低温時の油圧回路の圧力損失によるブーム速度の
低下に応じてアーム速度を低下させ水平押し出し作業の
速度のバランスを良好に保つことができる。
明をバックホウ油圧ショベルの水平引き込み掘削作業を
行う場合を例として説明したが、本件発明はローダショ
ベルのアームとブームの同時作動による水平押し出し掘
削作業に適用し、少なくとも1つの可変容量型油圧ポン
プと他の油圧ポンプでアームシリンダを駆動し、少なく
とも1つの別の可変容量型油圧ポンプでブームシリンダ
を駆動した場合も同様の作用効果を奏するものである。
この場合にはアームが上げ方向でブームが下げ方向とな
るが、低温時の油圧回路の圧力損失によるブーム速度の
低下に応じてアーム速度を低下させ水平押し出し作業の
速度のバランスを良好に保つことができる。
【0111】本件発明を多関節式作業機の2関節の油圧
制御装置に適用し、2関節同時作動による水平移動動作
等を行う場合も同様の作用効果を奏することができる。
制御装置に適用し、2関節同時作動による水平移動動作
等を行う場合も同様の作用効果を奏することができる。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、原動機によって駆動さ
れる少なくとも2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主
油圧ポンプを備え、少なくともこれら3つの主油圧ポン
プによって油圧ショベル等作業機械のアーム、ブーム、
バケット等の作業腕、旋回装置、走行装置等の各油圧ア
クチュエータを駆動し、かつ各主油圧ポンプのそれぞれ
の消費トルクに関連する状態量を検出する手段と、前記
各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出された
状態量に基づき、前記少なくとも2つの可変容量型主油
圧ポンプを制御する容量制御手段を設けて全馬力制御を
行うとともに少なくとも1つの可変容量型主油圧ポンプ
の圧油と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の油圧
アクチュエータを駆動し、少なくとも他の1つの可変容
量型油圧ポンプの圧油によって特定の油圧アクチュエー
タとは異なる油圧アクチュエータを駆動するようにした
油圧ショベル等作業機械の油圧制御装置において、特定
の油圧アクチュエータと特定の油圧アクチュエータとは
異なる油圧アクチュエータとの同時駆動による特定の作
業を行っているとき、寒冷地等で作動油の温度が極度に
低下して作動油の粘性高くなり、油圧回路の圧力損失が
大きくなっても上記両油圧アクチュエータの作動速度バ
ランスを保持するようにしたので、特定の油圧アクチュ
エータと特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アク
チュエータとの同時駆動による特定作業時の作業効率を
向上することができる。
れる少なくとも2つの可変容量型主油圧ポンプと他の主
油圧ポンプを備え、少なくともこれら3つの主油圧ポン
プによって油圧ショベル等作業機械のアーム、ブーム、
バケット等の作業腕、旋回装置、走行装置等の各油圧ア
クチュエータを駆動し、かつ各主油圧ポンプのそれぞれ
の消費トルクに関連する状態量を検出する手段と、前記
各油圧ポンプの前記状態量検出手段によって検出された
状態量に基づき、前記少なくとも2つの可変容量型主油
圧ポンプを制御する容量制御手段を設けて全馬力制御を
行うとともに少なくとも1つの可変容量型主油圧ポンプ
の圧油と他の主油圧ポンプの圧油を合流して特定の油圧
アクチュエータを駆動し、少なくとも他の1つの可変容
量型油圧ポンプの圧油によって特定の油圧アクチュエー
タとは異なる油圧アクチュエータを駆動するようにした
油圧ショベル等作業機械の油圧制御装置において、特定
の油圧アクチュエータと特定の油圧アクチュエータとは
異なる油圧アクチュエータとの同時駆動による特定の作
業を行っているとき、寒冷地等で作動油の温度が極度に
低下して作動油の粘性高くなり、油圧回路の圧力損失が
大きくなっても上記両油圧アクチュエータの作動速度バ
ランスを保持するようにしたので、特定の油圧アクチュ
エータと特定の油圧アクチュエータとは異なる油圧アク
チュエータとの同時駆動による特定作業時の作業効率を
向上することができる。
【0113】また、バックホウ油圧ショベルでアームと
ブームを同時に駆動して水平引き掘削作業を行う場合に
低温時におけるアームとブームの作動速度のバランスを
良好に保つようにしたので、水平引き掘削作業の作業効
率を向上することができる。
ブームを同時に駆動して水平引き掘削作業を行う場合に
低温時におけるアームとブームの作動速度のバランスを
良好に保つようにしたので、水平引き掘削作業の作業効
率を向上することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による油圧回路と油圧
制御装置を示す図である。
制御装置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による可変容量型の第
1および第2油圧ポンプの入力トルクに係わる容量制御
装置(レギュレータ)を示す図である。
1および第2油圧ポンプの入力トルクに係わる容量制御
装置(レギュレータ)を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による可変容量型の第
1および第2油圧ポンプの入力トルク制限制御特性およ
び流量特性を示す図である。
1および第2油圧ポンプの入力トルク制限制御特性およ
び流量特性を示す図である。
【図4】図1のコントローラのハード構成を示す図であ
る。
る。
【図5】図1に示すコントローラの処理機能を示す機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による電磁比例減圧弁
の出力圧と作動油の温度との関係を示す図である。
の出力圧と作動油の温度との関係を示す図である。
【図7】バックホウ油圧ショベルの外観図である。
【図8】本発明の第2の実施形態によるコントローラの
処理機能を示す機能ブロック図である。
処理機能を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態による作業機械の油圧
回路と油圧制御装置を示す図である。
回路と油圧制御装置を示す図である。
【図10】図9に示すコントローラの処理機能を示す機
能ブロック図である。
能ブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施形態による電磁比例減圧
弁の出力圧と作動油温度の関係を示す図である。
弁の出力圧と作動油温度の関係を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態によるコントローラ
の処理機能を示す機能ブロック図である。
の処理機能を示す機能ブロック図である。
1,2 可変容量型油圧ポンプ
3 固定容量型油圧ポンプ
4 パイロットポンプ
5 原動機
6 容量制御手段(レギュレータ)
8,9 方向切換弁
10 制御弁
11 ブームシリンダ(第2アクチュエータ)
12 アームシリンダ(第1アクチュエータ)
16,17,18,27 管路(油圧ポンプの消費トル
クに関連する状態量を検出する手段) 32a アームシリンダのクラウド側主管賂 35 アーム用方向切換弁(第1操作手段) 35a アームクラウド操作検出器 36 ブーム用方向切換弁(第2操作手段) 36b ブーム上げ操作検出器 37 パイロット操作回路 38,73 電磁比例減圧弁 39 温度センサ(作動油の温度検出手段) 44 ブーム 45 アーム 50,70 コントローラ 63,63′ 第1補正圧力演算部 64,64′ 第2補正圧力演算部 65,65′ 切換スイッチ(切り換え手段) 66,66′ 駆動電流演算部 72 パイロット管賂 P1,P2,P3 第1,第2、第3油圧ポンプの吐出
圧(各油圧ポンプの消費トルクに関連する状態量) Pa2 アームクラウド操作信号(アームクラウド操作
検出器35aから電気信号として検出したアームクラウ
ド信号を兼ねる) Pb2 ブーム上げ操作信号(ブーム上げ操作検出器3
6aから電気信号として検出したブーム上げ信号を兼ね
る) Pc,Pd 補正パイロット圧操作信号(減圧弁出力
圧) Pm,Pm′ 補正圧力 I 電磁比例減圧弁の駆動電流
クに関連する状態量を検出する手段) 32a アームシリンダのクラウド側主管賂 35 アーム用方向切換弁(第1操作手段) 35a アームクラウド操作検出器 36 ブーム用方向切換弁(第2操作手段) 36b ブーム上げ操作検出器 37 パイロット操作回路 38,73 電磁比例減圧弁 39 温度センサ(作動油の温度検出手段) 44 ブーム 45 アーム 50,70 コントローラ 63,63′ 第1補正圧力演算部 64,64′ 第2補正圧力演算部 65,65′ 切換スイッチ(切り換え手段) 66,66′ 駆動電流演算部 72 パイロット管賂 P1,P2,P3 第1,第2、第3油圧ポンプの吐出
圧(各油圧ポンプの消費トルクに関連する状態量) Pa2 アームクラウド操作信号(アームクラウド操作
検出器35aから電気信号として検出したアームクラウ
ド信号を兼ねる) Pb2 ブーム上げ操作信号(ブーム上げ操作検出器3
6aから電気信号として検出したブーム上げ信号を兼ね
る) Pc,Pd 補正パイロット圧操作信号(減圧弁出力
圧) Pm,Pm′ 補正圧力 I 電磁比例減圧弁の駆動電流
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 BA01 BA02 BA05
BB01 CA05 DA02 DA04 DB01
DB02 DB06
3H082 AA05 AA20 BB08 BB22 BB26
CC02 DA17 DA22 DA36 DA46
DB07 DB26 DB35 EE02
3H089 AA28 AA72 AA74 AA83 AA85
BB15 BB19 BB22 CC01 CC12
DA02 DA03 DA06 DA13 DB33
DB37 DB47 DB49 EE17 EE22
EE36 FF07 FF12 GG02 JJ02
Claims (10)
- 【請求項1】原動機と、この原動機によって駆動される
可変容量型の第1油圧ポンプと可変容量型の第2油圧ポ
ンプと第3油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプによって
駆動される第1油圧アクチュエータおよび前記第2油圧
ポンプによって駆動される第2油圧アクチュエータと、
前記第1および第2油圧ポンプから第1および第2油圧
アクチュエータへそれぞれ供給される圧油の量と方向を
制御する第1および第2方向切換弁と、操作信号により
前記第1および第2方向切換弁を切換操作する第1およ
び第2操作手段と、第1操作手段からの操作信号により
切り換えられ、第3油圧ポンプの圧油を第1油圧ポンプ
の圧油に合流させて第1油圧アクチュエータに供給する
制御弁と、前記第1、第2、第3油圧ポンプのそれぞれ
の消費トルクに関連する状態量を検出する手段と、前記
第1、第2、第3油圧ポンプの前記状態量検出手段によ
って検出された状態量に基づき前記第1および第2油圧
ポンプの押しのけ容積を制御する容量制御手段とを有す
る作業機械の油圧制御装置であって、作動油の温度を検
出する油温検出手段と、この油温検出手段で検出した作
動油の温度が所定の値より低下すると、その低下に応じ
て前記第3油圧ポンプから前記第1油圧アクチュエータ
へ合流する圧油の量を減ずる制御手段とを設けたことを
特徴とする作業機械の油圧制御装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、前記作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポ
ンプから前記制御弁を介して前記第1油圧アクチュエー
タへ合流する圧油の量を減ずるよう前記制御弁への補正
操作信号を演算する演算手段と、この演算手段からの信
号に基づき前記制御弁へ前記補正操作信号を伝達する手
段とを備え、少なくとも前記第2操作手段が操作された
とき、前記補正操作信号により前記制御弁を切り換える
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作業機械
の油圧制御装置。 - 【請求項3】原動機と、この原動機によって駆動される
可変容量型の第1油圧ポンプと可変容量型の第2油圧ポ
ンプと第3油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプによって
駆動されるアームシリンダおよび前記第2油圧ポンプに
よって駆動されるブームシリンダと、前記第1油圧ポン
プからアームシリンダへ供給される圧油の量と方向を制
御するアーム用方向切換弁および前記第2油圧ポンプか
らブームシリンダへ供給される圧油の量と方向を制御す
るブーム用方向切換弁と、操作信号により前記アーム用
方向切換弁を切り換え操作するアーム操作装置および操
作信号により前記ブーム用方向切換弁を切り換え操作す
るブーム操作装置と、前記アーム操作装置からの操作信
号に応じて前記第3油圧ポンプの圧油を前記第1油圧ポ
ンプの圧油に合流させてアームシリンダに供給する制御
弁と、前記第1、第2、第3油圧ポンプのそれぞれの消
費トルクに関連する状態量を検出する手段と、前記第
1、第2、第3油圧ポンプの前記状態量検出手段によっ
て検出された状態量に基づき前記第1および第2油圧ポ
ンプの押しのけ容積を制御する容量制御手段とを有する
作業機械の油圧制御装置であって、作動油の温度を検出
する油温検出手段と、この油温検出手段で検出した作動
油の温度が所定の値より低下すると、その低下に応じて
前記第3油圧ポンプからアームシリンダへ合流する圧油
の量を減ずる制御手段とを設けたことを特徴とする作業
機械の油圧制御装置。 - 【請求項4】前記制御手段は、前記作動油の温度が所定
の値より低下するとその低下に応じて、前記第3油圧ポ
ンプから前記制御弁を介してアームシリンダへ合流する
圧油の量を減ずるよう前記制御弁への補正パイロット圧
操作信号を演算する演算手段と、前記制御弁のパイロッ
ト操作回路に設けられ、前記演算手段からの信号に基づ
き作動して前記制御弁へ前記補正パイロット圧操作信号
を伝達する電磁比例減圧弁とを備え、少なくともブーム
が操作されとき、前記制御弁が前記補正パイロット圧操
作信号により切り換えられるようにしたことを特徴とす
る請求項3に記載の作業機械の油圧制御装置。 - 【請求項5】前記制御弁は、アームクラウド操作信号に
より切り換えられて前記第3油圧ポンプの圧油供給管路
をアームシリンダのクラウド側主管路に接続し、少なく
ともブーム上げ操作が行われたとき、前記電磁比例減圧
弁からの前記補正パイロット圧操作信号により前記アー
ムシリンダのクラウド側管路へ合流する圧油の量を減ず
ることを特徴とする請求項4に記載の作業機械の油圧制
御装置。 - 【請求項6】前記演算手段は、アームクラウド操作とブ
ーム上げ操作が同時に行われたとき、前記作動油の温度
が所定の値より低下するとその低下に応じて、前記第3
油圧ポンプから前記アームシリンダのクラウド側管路へ
合流する圧油の量を減ずるよう前記制御弁への前記補正
パイロット圧操作信号を演算することを特徴とする請求
項4に記載の作業機械の油圧制御装置。 - 【請求項7】前記電磁比例減圧弁が前記アーム操作装置
と前記制御弁とを接続するアームクラウドパイロット操
作回路の途中に設けられ、前記演算手段が、前記作動油
の温度が所定の値より低下するとその低下に応じて前記
電磁比例減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイ
ロット圧操作信号を減少するよう演算する第1補正圧力
演算部と、前記作動油の温度の如何にかかわず前記電磁
比例減圧弁から前記制御弁に送られる前記補正パイロッ
ト圧操作信号をアームクラウド操作信号と等しくするよ
う演算する第2補正圧力演算部と、前記第1、第2補正
圧力演算部で演算された前記補正パイロット圧操作信号
が前記電磁比例減圧弁から出力されるよう前記電磁比例
減圧弁への駆動電流を演算する駆動電流演算部とを有
し、通常は前記駆動電流演算部が前記第2補正圧力演算
部での演算結果に基づき演算処理を実行し、少なくとも
ブーム上げ操作が行われたときに前記駆動電流演算部が
前記第1補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処理
を実行することを特徴とする請求項4に記載の作業機械
の油圧制御装置。 - 【請求項8】前記電磁比例減圧弁がパイロットポンプ
と、このパイロットポンプの圧油の吐出管路と前記制御
弁の反合流切換側操作ポートを結ぶパイロット管路の途
中に設けられ、前記演算手段が、前記作動油の温度が所
定の値より低下するとその低下に応じて、前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送ら
れる前記補正パイロット圧操作信号を増加するよう演算
する第1補正圧力演算部と、前記作動油の温度の如何に
かかわらず前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送ら
れる前記補正パイロット圧操作信号を零として演算する
第2補正圧力演算部と、前記第1、第2補正圧力演算部
で演算された前記補正パイロット圧操作信号が前記電磁
比例減圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに
送られるよう前記電磁比例減圧弁への駆動電流を演算す
る駆動電流演算部とを有し、通常は前記駆動電流演算部
が前記第2補正圧力演算部での演算結果に基づき演算処
理を実行し、少なくともブーム上げ操作が行われたと
き、前記駆動電流演算部が前記第1補正圧力演算部での
演算結果に基づき演算処理を実行することを特徴とする
請求項4に記載の作業機械の油圧制御装置。 - 【請求項9】前記駆動電流演算部が、前記アームクラウ
ド操作信号を入力し、前記アームクラウド操作信号に応
じて前記電磁比例減圧弁へ出力する最大電流を規制する
ように演算し、この規制された最大電流は前記電磁比例
減圧弁から前記制御弁の反合流切換側操作ポートに送ら
れる前記補正パイロッ圧操作信号が前記アームクラウド
操作信号と等しくなるよう前記電磁比例減圧弁を駆動す
ることを特徴とする請求項8に記載の作業機械の油圧制
御装置。 - 【請求項10】前記消費トルクに関連する状態量を、各
油圧ポンプの吐出圧としたことを特徴する請求項1また
は3に記載の作業機械の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051123A JP2003247504A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 作業機械の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051123A JP2003247504A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 作業機械の油圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247504A true JP2003247504A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28663176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002051123A Pending JP2003247504A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 作業機械の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003247504A (ja) |
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-
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- 2002-02-27 JP JP2002051123A patent/JP2003247504A/ja active Pending
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