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JP2003245304A - おむつ - Google Patents

おむつ

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Publication number
JP2003245304A
JP2003245304A JP2002047630A JP2002047630A JP2003245304A JP 2003245304 A JP2003245304 A JP 2003245304A JP 2002047630 A JP2002047630 A JP 2002047630A JP 2002047630 A JP2002047630 A JP 2002047630A JP 2003245304 A JP2003245304 A JP 2003245304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
absorbing material
cloth
diaper according
diaper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002047630A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sano
眞二 佐野
Kiyoshi Kobayashi
潔 小林
Hiroshi Mori
浩志 森
Kazunori Aiyama
和則 相山
Tomoshige Sugino
智重 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Shiga Shokusan Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Shiga Shokusan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, Shiga Shokusan Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002047630A priority Critical patent/JP2003245304A/ja
Priority to PCT/JP2003/001762 priority patent/WO2003070142A1/ja
Priority to US10/505,434 priority patent/US20050159721A1/en
Priority to CNA038046091A priority patent/CN1638710A/zh
Priority to EP03705308A priority patent/EP1486190A4/en
Priority to TW092103784A priority patent/TW200306212A/zh
Publication of JP2003245304A publication Critical patent/JP2003245304A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/53Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium
    • A61F13/534Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having an inhomogeneous composition through the thickness of the pad
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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    • A61F13/49Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers, nappies
    • A61F13/49003Reusable, washable fabric diapers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】水分の漏れ、濡れ感、水分のシミ出しがなく、
優れた着用感が得られ、また洗濯が可能で繰り返し使用
できる吸水材を提供すること。 【解決手段】通気性のトップシートと液不透過性のバッ
クシートとこれら両シート間には吸水材が配置されてな
るおむつであり、前記吸水材は、繊維よりなる布帛状吸
水材であって100cm2 あたりの空隙量が10cc以
上、厚さが1mm〜20mmで、該布帛状吸水材を構成
する主たる繊維は繊度が0.01dtexから2dte
xである合成繊維であることを特徴とするおむつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維で構成された
おむつなどの衛生製品に関し、さらに詳しくは、病院や
家庭で使用され洗濯などで繰り返し使用できるオムツな
どの衛生用品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている吸水材はアクリ
ル系高分子吸収体を主体としたものであり、水分の吸収
量は多いのであるが、使用後は再利用ができず産業廃棄
物として扱われていた。
【0003】また、再利用のできる布帛よりなる吸収体
は水分吸収量が少なく、表面が濡れた状態となり不快感
を与えるものであった。
【0004】また、病院や特別養護老人ホームなどの介
護施設などでは、従来から再利用できる吸収体として木
綿の織物や不織布などを利用したオムツを使用してい
る。これらは吸収体としての水分吸収量が少なく、また
肌に密着すると表面が塗れた状態となり不快感を与える
こととなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従
来の問題を解決し、水分吸収量、濡れ感、再利用性に優
れた吸水材を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。
【0007】すなわち、通気性のトップシートと液不透
過性のバックシートとこれら両シート間に吸水材を配置
し、該吸水材は繊維より成る布帛状吸水材であって、1
00cm2 あたりの空隙量が10cc以上、厚さが1m
m〜20mmで、該布帛状吸水材を構成する主たる繊維
は、合成繊維であって繊度が0.01dtexから2d
texであることを特徴とするおむつである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のおむつは、通気性のトッ
プシートと液不透過性のバックシートとこれら両シート
間に吸水材を配してなるものである。
【0009】トップシートとは陰部や臀部など肌に直接
触れている側のシートであり、排出された糞尿がまずふ
れるシートである。バックシートとは一般的におむつカ
バーやその他下着などに触れるサイドのシートであり排
出された糞尿がおむつカバーや下着などに漏れないよう
にするシートである。
【0010】本発明に用いられる吸水材は、繊維よりな
る布帛状のもので構成されている。
【0011】該布帛状とは、不織布状、織物、編み物等
のシート形状を呈しているものをいい、これら形態を呈
するものであれば使用できる。中でも、不織布状のもの
が、厚さ、空隙量など容易に変更できる上、価格的にも
有利であるので好ましい。かかる布帛は、繊維と空隙に
より構成されるが、吸水性を良くするためには空隙と単
繊維の表面積を多くして毛細管現象によって水分を保持
するようにすることが必要である。
【0012】布帛状吸水材は、100cm2 あたりの空
隙量が10cc以上を有するものであることが必要であ
る。空隙量は、布帛の容積から繊維の占める容積を差し
引いた値で示される。すなわち、毛細管現象により水分
が吸収された量となるわけで、多ければ多いほど良い。
【0013】経験的に100cm2 あたりの空隙量が1
0cc未満であれば空隙量が少なく吸水する状態となら
ず、例えば、おしめ用とした場合液体の漏れが生じるの
で使用することができない。1回あたりの尿量は150
ccから200ccであり、通常おむつに使用する吸水
材は300〜1000cm2 程度であり、100cm 2
あたりの空隙量が2回分以上に当たる最大空隙量は50
0ccまであれば効果としては十分である。上限は特に
限定されるものではないが、これ以上になれば、空間が
多すぎて毛細管現象がなくなりまた押さえたときに圧縮
量が大きいため含んだ水分を押し出すこととなり好まし
くない場合がある。
【0014】図1は、本発明に係る布帛状吸水材の一例
構造を示す概略断面モデル図であり、一部を切り取り、
中身をわかりやすく図示したものであって、通気性のあ
るトップシート1と液不透過性のバックシート2とこれ
らのシート1、2間に配置されている吸水材3で構成さ
れ、それらが縫い糸4で部分的に結合されていることを
示す。
【0015】布帛状吸水材の厚さは、扱い性からは薄い
ほど良いが、空隙量からは厚い方がよい。少なくとも1
mmはあることが必要で、好ましくは最大20mmまで
である。1mm以下では空隙量が少なく従って吸水量が
少なく使用することはできない。また20mm以上では
空隙量は大きく吸水量も多くなるが、扱い性、着用時の
違和感、価格の面から使用できない。最も好ましいのは
3から15mmである。
【0016】本発明の布帛状吸水材の密度は特に限定さ
れるものではないが、好ましくは0.07〜0.5g/
cm3 の範囲である。0.07g/cm3 未満では空隙
量は多くなるが、毛細管現象による水分の保持および圧
縮率が多くなることによる押さえたときの水分のしみ出
しが多くなるので好ましくない場合がある。また、0.
5g/cm3 以上は逆に繊維占有空間が多く、水分保有
量が少なくなり、重く、硬く、高価となるので好ましく
ない場合がある。最も好ましい範囲は0.1〜0.4g
/cm3 である。
【0017】本発明に用いられる布帛状吸水材は、その
圧縮率が30%以下であることが好ましい。30%を超
える場合では布帛が水分を含んだときに指などで押さえ
ると凹んで空隙量が少なくなり、その分水分がしみ出る
こととなり、おむつの使用目的にそぐわないものとなる
場合がある。また、全く圧縮しないものは硬すぎて使用
上問題となる場合があり、好ましくは2%以上である。
【0018】本発明の布帛状吸水材は、主として構成す
るのは合成繊維であることが必要である。天然繊維の場
合は繊維自身が吸水するため繊維自身に濡れ感が生じ、
使用時に不快を覚え、また繰り返し使用する際洗濯によ
る劣化が早い。
【0019】また、アクリル系高分子吸水体は洗濯がで
きないため使い捨てとなるので産業廃棄物の問題が生じ
るから好ましくない。
【0020】ただし、複数層として使用する場合は中心
層に吸水吸湿性のある天然繊維、例えば木綿・羊毛・麻
などの布帛を使用することはかかる問題は生じにくくな
り使用することが可能である。
【0021】合成繊維は、ポリエステル、ポリアミド、
アクリル、ポリプロピレンおよびポリエチレンなどのい
ずれも使用することができる。
【0022】繊維の繊度は重要で、細い方が同一重量あ
たりの繊維表面積が多くなり、また繊維間に生じる空間
が小さくなるため毛細管現象が有効に利用でき水分の保
持が良くなるので好ましい。0.01dtexから2d
texが使用でき、これより細いと水分の保持が良す
ぎ、洗濯性、乾燥性が悪くなり使用することはできな
い。また単繊維に剛性がないので空隙の保持性が悪くな
る問題も生じる。2dtex以上は太すぎるため繊維相
互が生じる空間が大きくなり水分の保持が悪くなると同
時に使用中水分の移動が起こりやすくなり、水分のしみ
出しが生じやすくなる。
【0023】かかる繊維の断面は、中実、中空、T型、
扁平、涙型やY型、十字型、*字型、米字型などの多葉
型などいかなる断面のでも使用することができる。特に
繊維表面積が大きくなるものが好ましく、T型、H型、
π型、涙型やY型、十字型、*字型、米字型などの多葉
型など複雑な断面は水分の保持が良く特に好ましい。
【0024】布帛状吸水材の構造は、不織布状、織物、
編み物等いずれでも良いが、価格、扱い易さ、均一な空
隙量を得るためには不織布状のものが好ましい。不織布
状として得るための繊維の結合はニードルパンチ、ウオ
ータージェットパンチ、熱固定、接着剤などいずれの方
法でも良い。1dtex以下の細い繊度の繊維を得る手
段としてはメルトブロー、スパンボンド、海島繊維を利
用した海部分を薬液溶出して得る繊維、複合繊維を高圧
水流により繊維を分割して得る繊維などいずれのもので
も使用できる。
【0025】好ましくは非相溶の2種のポリマからなる
分割型複合繊維の短繊維ウエブ状にし高圧水流により分
割する手段で不織布を製造する方法によるものであり、
安定した不織布構造物と、複合繊維を複数に分割する作
業が一度に完了するので低価格で布帛を得ることができ
る。単純に細い繊維をそのまま不織布とする方法は加工
上、特にカード機通過に問題が出やすいので好ましくな
いことがある。
【0026】また、長繊維不織布であるメルトブローは
細繊度を得ることができるが、吸水材として好ましい素
材であるポリエステルとかナイロンは複雑な技術が必要
となりまた洗濯耐久性の点で好ましくないことがある。
さらに海島複合繊維による海溶出方式は細い繊維を得る
ことはできるのであるが、加工工程が複雑で高価となる
ので好ましくないことがある。かかる水流分割複合繊維
はできるだけ低い水圧で分割、交絡できることが好まし
いが50kg/cm2 以上は必要で、50kg/cm2
未満は低水圧で分割することができる繊維が必要とな
り、繊維をカード機で開繊シート状とする際とか原綿作
成時延伸行程で分割が起こり、製品と成すことはできな
い。最大250kg/cm2 程度で、これ以上は布帛が
締まりすぎて空隙量が少なくなるので好ましくない。
【0027】本発明の吸水材は、吸水剤が布帛状吸水材
の構成繊維の表面に付着していてバイレック法による吸
水性が50mm以上であることが好ましい。吸水剤は、
吸水性を付与することができるものであればよく、特に
限定されるものではないが、好ましくは洗濯などに対す
る耐久性が優れたものである。具体的にはシリコーン
系、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ウレ
タン系などの吸水剤、カチオン系、アニオン系、非イオ
ン系などの吸水剤、低分子系、高分子系などの吸水剤な
どであって、たとえば特殊非イオン系のラノゲンKRN
−6(高松油脂株式会社製)やポリエステル樹脂系のT
O−SR−1(高松油脂株式会社製)の吸水剤を繊維表
面に付与する。吸水性は50mm未満では水分の拡散が
悪く、吸水性が悪くなり、水分の漏れが生じやすくな
る。
【0028】また、本発明に用いられる吸水材は、吸水
量が100%以上であることが好ましく、100%未満
の場合、十分な吸水性能があるとは云えず好ましくない
場合がある。さらに好ましくは250%以上であり、吸
水性の優れたおむつとなる。
【0029】さらに、布帛状吸水材を構成する繊維に抗
菌性が付与されていることが好ましい。たとえば大腸菌
とか黄色ブドウ状球菌の繁殖を防止するため有機、無機
等の抗菌剤を付与しておくのがよい。抗菌性のあるもの
はいずれのものでも使用できるが、有機物では、第四級
アンモニュウム塩化合物、クロルヘキシジンなど、無機
物では銀ゼオライト、硫化銅等が使用できる。また、抗
菌性を付与することは、菌の発生するにおいを防止する
ことができるので好ましい。かかる抗菌剤の付与手段
は、合成繊維への練り混み、後加工時に接着剤とともに
表面に付着させる方法が提案できるが、いずれの付与方
法でもよい。抗菌性の測定は繊維製品新機能評価協議会
で規定する統一試験方法による測定で、静菌活性値で
2.2以上あればよい。
【0030】布帛状吸水材は、複数層で構成されている
ことが好ましい。本発明において、布帛状吸水材は単独
層で使われる場合もあるものであるが、ここでいう複数
層とは、同種類の層を重ね合わせたり、また構成する繊
維の太さを変えた層と組み合わせたりすることをいうも
のである。布帛状吸水材が複数層で構成されていると、
製品の要求吸水量に応じ積層層数の調整ができるので、
容易に所望とする吸水量への対応ができるために好まし
い。さらに複数層を重ね合わせることにより、屈曲変形
に対し層間でのずれが起こるためか曲げやすくなり吸水
材として柔らかくなるという効果が期待できる。層数
は、特に限定されるものではないが、細かく対応できる
よう2層から20層などが好ましく採用できる。また、
これら複数層で構成された布帛状吸水材は一部が、縫製
されていてもニードルパンチなどで接合されていてもよ
い。
【0031】表面層を構成する合成繊維は、他の層より
太い繊維で構成されていることが好ましい。吸水した
際、水分は毛細管現象により太い繊維で構成された層を
素早く通過し、単繊維表面積の大きい細い繊維で構成さ
れた層に吸収される。布帛が単一層の場合は水分が飽和
状態となると表面が濡れた状態となりたとえばおしめ用
途等は不快感となる。さらに表面層に太い繊維を配置す
ることにより濡れ感は少なくなるので好ましい。かかる
表面層を構成する繊維の太さは他の層よりも2倍以上の
太さがあれば有効となる。かかる複数層の結合は積層
し、ニードルとか水流によるパンチ、接着剤での接着、
縫製による結合などいずれの結合法でも利用できる。
【0032】ここで、本発明に用いられるのに好ましい
非相溶の2種のポリマからなる分割型複合繊維について
説明する。
【0033】非相溶の2種のポリマとは、水流など外的
刺激により分割できるポリマの組み合わせであればよ
く、特に限定されるものではないが、たとえば、ポリエ
ステル系とナイロン系、ポリエステル系とポリオレフィ
ン系、ポリエステル系とポリスチレン系など一般的に分
割型複合繊維として用いられているポリマを使用するこ
とができる。
【0034】当然、ポリエステル系のポリマであれば、
酸成分としてテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸もしくはアジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカ
ルボン酸またはこれらのエステル類とアルコール成分と
してエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,4シクロヘキサンジメタノール
などのジオール化合物から合成されるホモポリエステル
ないしは共重合ポリエステルであり、これらの共重合ポ
リエステルはパラオキシ安息香酸、5−ナトリウムスル
フォイソフタル酸、ポリアルキルグリコール、ペンタエ
リスリトール、ビスフェノールAなどが添加されていて
もよい。
【0035】また、ナイロン系のポリマであれば、ナイ
ロン−4、ナイロン−46、ナイロン−6、ナイロン−
66、ナイロン−610、ナイロン−11、ナイロン−
12やポリメタキシレンアジパミド(MXD−6)、ポ
リアラキシレンデカンアミド(PXD−12)、ポリビ
スシクロヘキシルメタンデカンアミド(PCM−12)
またはこれらのモノマーを構成単位とする共重合ポリア
ミドでもよい。
【0036】ポリオレフィン系のポリマであれば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどでもよ
い。
【0037】これらのポリマの中で、より好ましくはポ
リエステル系ポリマとして5−ナトリウムスルフォイス
フタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートのいずれかを用い、ナイロン系ポリマとしてナイロ
ン−6を用いた組み合わせの分割型複合繊維で両ポリマ
の界面で適度な接着性を有するためか、短繊維状でカー
ドなどでは剥離せずにその後のウオータージェットパン
チで剥離するという性能を付与することができる。さら
に、ポリエステル系ポリマとポリプロピレンやポリエチ
レンなどを組み合わせた分割型複合繊維も好ましい。
【0038】図3、図4、図5は本発明に用いられる吸
水材に用いられる複合繊維の断面例を示す概念図であ
り、分割型複合繊維が相溶性のない2種のポリマ7とポ
リマ8とが配されてなることを示す。なお、複合繊維の
形状についてはこれらに限定されるものではなく、適宜
のタイプのものを使用可能である。
【0039】なお、上記ポリマーには、本発明の効果が
損なわれない範囲で、つや消し剤、顔料、防炎剤、消臭
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、親水剤な
どの任意の添加剤が添加されてもよい。
【0040】本発明のおむつは、濡れ不快感をなくする
ために直接肌にふれる部分に通気性のトップシートを配
置するものであるが、通気性を有することにより排出し
た小水を吸水材に吸水させた後の濡れ不快感を減少させ
ることができる。
【0041】この通気性のトップシートは吸水布帛とは
全く異なった布帛を吸水布帛と重ねて構成することが可
能で、例えば、濡れ感防止の機能を有するものなどが好
適なものである。かかるトップシートは、織物、編み
物、不織布などのうちいずれの形態でも使用でき、フイ
ルム状は不適当である。
【0042】特に編み物が柔らかさの点で好ましく使用
できる。素材は天然繊維のような吸水性があるものは洗
濯後の乾燥に時間がかかり、また濡れ感が残るため好ま
しくなく、ポリエステル、ポリプロピレンなど合成繊維
の方が好ましい。また、吸水布帛層が水分を早く吸収で
きるようにトップシートは液透過性が良好なものが好ま
しく、一つの指標として、通気量では300cc/cm
2 /sec以上あることが好ましく、300cc/cm
2 /sec以下では水分の透過が阻害されるので良くな
い場合がある。多い方が良いがあまり多いと吸水布帛層
が人体と接触し濡れ不快感となるので、5000cc/
cm2 /sec程度までがよい。
【0043】また、独立布帛は、濡れ不快感をさらに少
なくするため、皮膚に接触する表面層と他の層が異なる
繊維または構造になっていることがさらに好ましい。た
とえば表面層が水分の透過をさせやすいように太い繊維
で構成されて粗な構造とし、他の層は細い繊維で構成し
て密な構造とし、表面層に接触した水分は表面層を早く
通過し、他の層はこれを吸収拡散するので濡れ感は改善
すると同時に水分移行が早く行われるからである。
【0044】また、他の濡れ感回避手段として、布帛状
吸水材と人体が接触しないようにメッシュ状布帛を介在
させることが好ましい。さらにはかかるメッシュ状布帛
は撥水性を付与することが好ましい。
【0045】かかる独立した表面布帛は布帛状吸水材の
片面に部分的に結合されているが、反対面である裏面に
結合され、サンドイッチ状となっていても良い。
【0046】撥水剤はシリコーン系やフッ素系などいず
れの撥水剤も使用できるが、耐久性からフッ素系が好ま
しい。撥水剤の付与方法は接着剤と混合し繊維表面に付
ける方法が好ましい。
【0047】本発明のおむつに用いるバックシートは排
出した尿を吸水する吸水材からさらに尿が漏れないよう
にするため液不透過性能を有する必要がある。
【0048】かかるバックシートは、織物、編み物、不
織布、フィルム等のうちいずれの形態でも使用でき、か
つこれらの積層体であってもよい。すなわち織物、編み
物、不織布だけでは、液不透過性能を満足することが困
難な場合があるため、これらの素材にゴム系、ポリオレ
フィン系、フッ素系やシリコーン系のフイルム状の素材
を張り合わせたり、あるいはゴム系、ポリオレフィン
系、フッ素系やシリコーン系の樹脂、好ましくは発泡樹
脂をコーティングしたりすることにより達成できる。ま
た、これらの構成にすることにより撥水性のも付与する
ことができる。
【0049】その際、排尿を受け止めることによる蒸れ
を改善するため、バックシートの透湿度が4000g/
2 ・24hr以上であることことが好ましい。
【0050】さらにその際、膜としての耐久性が必要と
なり、液不透過性のバックシートの耐水圧は5.0kP
a以上であることが好ましい。これらの達成技術として
は、織物、編み物、不織布などの基布に、たとえばエン
トラント(東レ(株)、登録商標)に代表される多孔質
ポリウレタンをコーティングしたりゴアテックス(ゴア
テックス社商標)に代表される多孔質フッ素フィルムな
どを接着させたりすることを用いることができる。
【0051】このトップシートと吸水材とバックシート
は部分的に結合されていることが好ましく、縫製などの
方法で周辺部又は周辺部の一部、さらには内面の一部を
キルテイングなどの方法で縫製するのがよい。
【0052】かかる縫い糸も水分を吸収しやすく、非吸
水層と同様濡れ不快感の対象となるので表面に位置する
こととなる糸もパラフィン系、シリコーン系やフッ素系
など撥水剤で撥水加工されていることが好ましい。
【0053】さらに本発明のおむつは、ヨコ漏れ防止構
造を付与していることが好ましい。通常ベッドなどでヨ
コになっているとき、おむつの中に配している吸水材に
尿などが吸水される速度以上に排出されたとき、おむつ
と肌との間から漏れてしまう機会を低減させることがで
きるからである。具体的にはおむつの周囲にゴムのよう
な伸縮性のある素材を配しおむつの端と肌がより密着し
やすいようにすることである。
【0054】また、本発明のおむつは、バックシートの
裏に滑り止め機能を付与していることが好ましい。この
ような機能を付与することによりバックシートとその周
囲にある寝間着などの布帛の適度の摩擦が生じ、つるつ
る滑ることがなくなるからである。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳しく
説明する。
【0056】なお、本発明に用いる評価方法について説
明する。ここで説明しない評価方法については基本的に
JISで定められている方法に準ずる。 (1)通気量:JIS−L−1096「一般織物試験方
法」のA法による。 (2)透湿度:JIS−Z−0208「防湿包装材料の
透湿度試験方法」による。 (3)分割後の短繊維の繊度:繊維の断面のSEM写真
を撮影し断面面積から算出した。 (4)吸水性:JIS−L−1096「一般織物試験方
法」のA法(バイレック法)による。 (5)吸水量:JIS−L−1912「医療用不織布試
験方法」による。 (6)透湿度:JIS−L−1099「繊維製品の透湿
度試験方法」のA−1法による。 (7)耐水圧:JIS−L−1092「繊維製品の防水
性試験」による。 (8)布帛状吸水材の空隙量:布帛状吸水材の布帛10
0cm2 あたり空隙量とは、次の式で表わされるもので
ある。
【0057】布帛100cm2 あたりの空隙量=布帛1
00cm2 あたりの容積−100cm2 の布帛を構成す
る繊維の容積 布帛100cm2 あたりの容積布帛は、布帛状吸水材を
重ねて厚さ5cm以上、サイズはタテ・ヨコ10cm以
上をサンプルとし、初め皺などの余分な空隙を除くため
10g/cm2 の荷重を加えて予備圧縮した後、0.5
g/cm2 の荷重を加えて厚さ、タテ・ヨコのサイズを
測定し、重ねた枚数で割りかえし算出する。
【0058】なお、吸水材が複数層で構成されている場
合は、その該当層数に割りかえして算出する。また、1
00cm2 あたりの布帛を構成する繊維の容積は、布帛
の重量と容積を測定し、所定の繊維の比重から算出する
ものである。なお、サンプルがこの面積をとることがで
きない場合は、同等の測定を行った上で換算し直して算
出してもよい。 (9)布帛状吸水材の圧縮率:布帛状吸水材の圧縮率の
測定は、布帛状吸水材を重ねて厚さ5cm以上をサンプ
ルとし、初め皺などの余分な空隙を除くため10g/c
2 の荷重下で予備圧縮した後、0.5g/cm2 の荷
重下で厚さを測定しT1とし、その後10g/cm2
荷重下で厚さを測定しT2として次の式にて算出する。
【0059】 圧縮率(%)=(T1−T2)×100/T1 (10)布帛状吸水材の厚さ:JIS−L−1913
「一般短繊維不織布試験法」のB法による。 実施例1 ポリブチレンテレフタレートとナイロン6のポリマから
なり、図4に示すような断面を有する複合繊維でポリマ
8はポリブチレンタレフタレートであり、ポリマ7はナ
イロン6でポリマ7の部分は6領域に分割されて配して
いる。この複合繊維は、複合状態で1.8dtexで平
均繊維長は38mmである。この複合繊維をカード機に
かけ開繊してシートを作成し、かかるシートを複数枚積
層した上でウオータージェットパンチ機によりプレパン
チとして水圧20kg/cm2 で表裏各1回行い、次い
で水圧100kg/cm2 表裏各2回の合計6回通過さ
せ不織布を作成した。この不織布は目付が200g/m
2 であり、不織布の断面をSEM写真で観察したところ
複合繊維の一部がポリブチレンテレフタテートとナイロ
ン6の界面から分割されていた。分割後の単繊維の繊度
はナイロン6部分が0.2dtex、ポリブチレンテレ
フタレート部分が0.57dtexであった。さらにポ
リエステル系とポリアミド系吸水剤および接着剤の水溶
液に浸漬し、乾燥時の吸水剤の付着量が重量比で2%と
なるように絞った後乾燥機により乾燥させた。この不織
布を6枚重ね、幅25cm、長さ60cmに裁断して本
発明のおむつの吸水材とした。
【0060】トップシートとしてポリエステル糸55d
tex、12フィラメントと55dtex、46フィラ
メントの2種類の糸を使い、トリコット編み機にて前者
が裏面、後者が表面に来るよう編み立てを行った編み物
を用意した。
【0061】バックシートとして、ポリウレタンシート
をポリエステル糸を用いた天竺の生地に接着させた防水
シートを用意した。
【0062】かかるトップシートとバックシートを略ひ
ょうたん型に裁断した。股下にあわせるひょうたん型の
首に相当する部分の幅は30cm、長さ60cmに裁断
して、この間に本発明の吸水材を積層し、まずトップシ
ートと吸水材を周辺をポリエステルマルチフィラメント
糸20綿番手に、フッ素系撥水剤を0.5%付与した縫
い糸を使って部分的に接合しさらにトップシートとバッ
クシートを先に用いた縫い糸を用いて四周辺を縫製し一
体化して本発明のおむつを作成した。
【0063】吸水材の厚さは6mmで柔らかではき心地
も良好であった。また200cm3の水分を吸収させ、
5分後に濡れた面を手で押したところ、手の表面に水分
が付着が少なくさらさらしていた。 比較例1 ポリエステル繊維3.3dtex、51mm単独成分の
原綿をカード機にかけ開繊してウエブを形成しそのウエ
ブを複数枚積層してニードルパンチ機で繊維を絡合させ
不織布を作成した。この不織布硬綿は厚さ2mmで密度
は0.04であった。吸水材としてこの不織布を3枚重
ねサイズ幅25cm長さ60cmに裁断した材料を用
い、トップシートとして綿布を用いたほかは実施例1と
同様の条件でおむつを作成した。
【0064】吸水材はごわごわしてはき心地の悪いおむ
つとなった。 比較例2 吸水材として目付が140g/m2 の綿布を8枚重ねて
用いてトップシートななしでおむつを作成した。
【0065】吸水材の厚さが1cmとなり、もこもこで
はき心地の悪いおむつとなった。また、200cm3
水分を吸収させ、5分後に濡れた面を手で押したとこ
ろ、手の表面に水分が付着した。
【0066】
【表1】
【0067】実施例と比較例1,2の性量と性能を表1
に示した。
【0068】また、おしめとして実用した結果、本発明
品は濡れ感を全く覚えず、濡れたまま着座しても水分の
シミ出しがなく使用できたのに対し、比較例1、2は水
分の漏れが生じ、着座時においてしみ出しが激しくまた
濡れ感も相当な状態であった。
【0069】
【発明の効果】本発明のおむつは使用した場合に水分の
漏れがなく、濡れ感を覚えず、また着座に置いても水分
のシミ出しがなく快適に使用でき、また繰り返し洗濯も
できるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るおむつに用いられる布帛状吸水材
の一例構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係るおむつに用いられる布帛状吸水材
の一例構造を示すものでヨコ漏れ防止機能と滑り止め機
能を付与したものの概略図である。
【図3】本発明に係るおむつに用いられる布帛状吸水材
に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の1例を示
す概略図である。
【図4】本発明に係るおむつに用いられる布帛状吸水材
に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の他の1例
を示す概略図である。
【図5】本発明に係るおむつに用いられる布帛状吸水材
に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の他の1例
を示す概略図である。
【符号の説明】
1:トップシート 2:バックシート 3:吸水材 4:縫い糸 5:ヨコ漏れ防止機能部材 6:滑り止め機能部材 7:ポリマ 8:ポリマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 潔 大阪市北区堂島1丁目6番20号 東レ株式 会社大阪事業場内 (72)発明者 森 浩志 大阪市北区堂島1丁目6番20号 東レ株式 会社大阪事業場内 (72)発明者 相山 和則 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 滋賀殖 産株式会社内 (72)発明者 杉野 智重 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 滋賀殖 産株式会社内 Fターム(参考) 3B029 BA14 BB05 BC05 4C098 AA09 CC03 CC12 DD06 DD10 DD22 DD25 DD26 DD27 DD28

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性のトップシートと液不透過性のバッ
    クシートとこれら両シート間には吸水材が配置されてな
    るおむつであり、前記吸水材は、繊維よりなる布帛状吸
    水材であって100cm2 あたりの空隙量が10cc以
    上、厚さが1mm〜20mmで、該布帛状吸水材を構成
    する主たる繊維は繊度が0.01dtexから2dte
    xである合成繊維であることを特徴とするおむつ。
  2. 【請求項2】布帛状吸水材が、該布帛状吸水材の構成繊
    維の表面に吸水剤が付着されてなるものであり、該布帛
    状吸水材のバイレック法による吸水性が50mm以上で
    あることを特徴とする請求項1記載のおむつ。
  3. 【請求項3】布帛状吸水材の吸水量が、100%以上で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のおむ
    つ。
  4. 【請求項4】布帛状吸水材の圧縮率が、30%以下であ
    る不織布であることを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載のおむつ。
  5. 【請求項5】布帛状吸水材を構成する繊維が、複合繊維
    を出発原料とするものであり、50kg/cm2 以上の
    水圧処理により複数繊維に分割されてなることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載のおむつ。
  6. 【請求項6】布帛状吸水材を構成する合成繊維が、抗菌
    性を有していることを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載のおむつ。
  7. 【請求項7】布帛状吸水材は、同種類の層が複数層重合
    されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載のおむつ。
  8. 【請求項8】通気性のトップシートが通気量300cc
    /cm2 /sec以上のものであることを特徴とする請
    求項1から7のいずれかに記載のおむつ。
  9. 【請求項9】通気性のトップシートが撥水性を有してい
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    おむつ。
  10. 【請求項10】液不透過性のバックシートの透湿度が4
    000g/m2 ・24hr以上であることを特徴とする
    請求項1から9のいずれかに記載のおむつ。
  11. 【請求項11】液不透過性のバックシートの耐水圧が
    5.0kPa以上であることを特徴とする請求項1から
    10のいずれかに記載のおむつ。
  12. 【請求項12】通気性のトップシートと液不透過性のバ
    ックシートとこれら両シート間に配置される吸水材を結
    合させる手段が縫製であって、該縫製に用いられる縫い
    糸が撥水加工してあることを特徴とする請求項1から1
    1のいずれかに記載のおむつ。
  13. 【請求項13】ヨコ漏れ防止構造を付与していることを
    特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のおむ
    つ。
  14. 【請求項14】バックシートの裏に滑り止め機能を付与
    していることを特徴とする請求項1から13のいずれか
    に記載のおむつ。
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