JP2003245107A - セパレートマット - Google Patents
セパレートマットInfo
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Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Carpets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マット部をベース部上に、全面に渡って確実
に、しかも、安価に、固定できる、セパレートマットを
提供すること。 【解決手段】 ベース部2上にマット部1が載置されて
なるセパレートマットにおいて、ベース部2のマット部
載置面21の略全面に、多数の突起23が形成されてお
り、マット部1は、裏面に、突起23が係合する被係合
層14を有しており、突起23が、被係合層14に係合
することにより、マット部1がベース部2上に固定され
ていることを特徴としている。
に、しかも、安価に、固定できる、セパレートマットを
提供すること。 【解決手段】 ベース部2上にマット部1が載置されて
なるセパレートマットにおいて、ベース部2のマット部
載置面21の略全面に、多数の突起23が形成されてお
り、マット部1は、裏面に、突起23が係合する被係合
層14を有しており、突起23が、被係合層14に係合
することにより、マット部1がベース部2上に固定され
ていることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース部上にマッ
ト部が載置されてなるセパレートマットに関するもので
あり、特に、ベース部に対するマット部の固定構造に関
するものである。本発明のセパレートマットは、一定期
間使用後にマット部を回収して洗濯することによって繰
り返し使用するという、レンタル用に主として供される
ものである。
ト部が載置されてなるセパレートマットに関するもので
あり、特に、ベース部に対するマット部の固定構造に関
するものである。本発明のセパレートマットは、一定期
間使用後にマット部を回収して洗濯することによって繰
り返し使用するという、レンタル用に主として供される
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセパレートマットにおいては、図
17に示すように、面ファスナー3によって、マット部
1がベース部2上に固定されていた。具体的には、マッ
ト部1の裏面の、例えば四隅に、ループ状突起を有する
雌の面ファスナー31を固定し、ベース部2のマット部
載置面21の、面ファスナー31に対向する位置に、フ
ック状突起を有する雄の面ファスナー32を固定し、面
ファスナー31と面ファスナー32とを係合させること
により、マット部1がベース部2上に固定されていた。
17に示すように、面ファスナー3によって、マット部
1がベース部2上に固定されていた。具体的には、マッ
ト部1の裏面の、例えば四隅に、ループ状突起を有する
雌の面ファスナー31を固定し、ベース部2のマット部
載置面21の、面ファスナー31に対向する位置に、フ
ック状突起を有する雄の面ファスナー32を固定し、面
ファスナー31と面ファスナー32とを係合させること
により、マット部1がベース部2上に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような面ファス
ナー3を用いたセパレートマットでは、次のような不具
合が見出されるようになってきた。
ナー3を用いたセパレートマットでは、次のような不具
合が見出されるようになってきた。
【0004】(1)従来のセパレートマットに使用され
ている面ファスナー3においては、特に、面ファスナー
32に糸屑や埃が付着し易かった。糸屑や埃が多量に付
着したままの状態では、面ファスナー3は係合力を十分
に発揮できない。図17のセパレートマットでは、マッ
ト部1の隅部とベース部2の隅部とを係合させており、
即ち、部分的にしか係合させてはいないので、上述のよ
うに面ファスナー3が係合力を十分に発揮できない場合
には、マット部1がベース部2から剥がれ易くなり、マ
ット上を歩行する際にマット部1が捲れ上がり易くな
る。
ている面ファスナー3においては、特に、面ファスナー
32に糸屑や埃が付着し易かった。糸屑や埃が多量に付
着したままの状態では、面ファスナー3は係合力を十分
に発揮できない。図17のセパレートマットでは、マッ
ト部1の隅部とベース部2の隅部とを係合させており、
即ち、部分的にしか係合させてはいないので、上述のよ
うに面ファスナー3が係合力を十分に発揮できない場合
には、マット部1がベース部2から剥がれ易くなり、マ
ット上を歩行する際にマット部1が捲れ上がり易くな
る。
【0005】(2)従来のセパレートマットに使用され
ている面ファスナー3は高価なものであるため、コスト
面から、面ファスナー3をマット部1又はベース部2の
全面又は全周に設けるのは困難である。それ故、面ファ
スナー3は、マット部1又はベース部2の全面又は全周
に渡って設けられておらず、上述したように、部分的に
設けられている。従って、マット部1に折れ癖等がある
場合には、マット部1を全面又は全周に渡ってきっちり
と設置できず、マット部1が部分的に浮き上がった状態
となることがあった。
ている面ファスナー3は高価なものであるため、コスト
面から、面ファスナー3をマット部1又はベース部2の
全面又は全周に設けるのは困難である。それ故、面ファ
スナー3は、マット部1又はベース部2の全面又は全周
に渡って設けられておらず、上述したように、部分的に
設けられている。従って、マット部1に折れ癖等がある
場合には、マット部1を全面又は全周に渡ってきっちり
と設置できず、マット部1が部分的に浮き上がった状態
となることがあった。
【0006】本発明は、マット部をベース部上に、全面
に渡って確実に、しかも、安価に、固定できる、セパレ
ートマットを提供することを目的とする。
に渡って確実に、しかも、安価に、固定できる、セパレ
ートマットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ベース部上にマット部が載置されてなるセパレートマッ
トにおいて、ベース部のマット部載置面の略全面に、多
数の突起が形成されており、マット部は、裏面に、上記
突起が係合する被係合層を有しており、上記突起が、上
記被係合層に係合することにより、マット部がベース部
上に固定されていることを特徴としている。
ベース部上にマット部が載置されてなるセパレートマッ
トにおいて、ベース部のマット部載置面の略全面に、多
数の突起が形成されており、マット部は、裏面に、上記
突起が係合する被係合層を有しており、上記突起が、上
記被係合層に係合することにより、マット部がベース部
上に固定されていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、突起が、拡大した先端部を有しているもの
である。
明において、突起が、拡大した先端部を有しているもの
である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、突起が、折り返された形状の先端部を有し
ているものである。
明において、突起が、折り返された形状の先端部を有し
ているものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、突起が均一に分布して形成されているもの
である。
明において、突起が均一に分布して形成されているもの
である。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、突起が複数本ずつ一塊の単位となり、該単
位が均一に分布して形成されているものである。
明において、突起が複数本ずつ一塊の単位となり、該単
位が均一に分布して形成されているものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、突起が任意に分布して形成されているもの
である。
明において、突起が任意に分布して形成されているもの
である。
【0013】なお、請求項6記載の発明においては、突
起が複数本ずつ一塊の単位となり、該単位が任意に分布
して形成されていてもよい。
起が複数本ずつ一塊の単位となり、該単位が任意に分布
して形成されていてもよい。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、被係合層が、不織布からなっているもので
ある。
明において、被係合層が、不織布からなっているもので
ある。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、被係合層が、表面に多数のループを有し
た、シート状物又は布状物からなっているものである。
明において、被係合層が、表面に多数のループを有し
た、シート状物又は布状物からなっているものである。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、被係合層が、織物又は編物からなり、織組
織又は編組織に沿って多数のループを有しているもので
ある。
明において、被係合層が、織物又は編物からなり、織組
織又は編組織に沿って多数のループを有しているもので
ある。
【0017】なお、請求項9記載の発明において、織物
又は編物は、網状組織を有することが好ましい。何故な
ら、ループの密度調節が容易となり、また、被係合層の
軽量化が容易となるからである。
又は編物は、網状組織を有することが好ましい。何故な
ら、ループの密度調節が容易となり、また、被係合層の
軽量化が容易となるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
のセパレートマットの断面模式図である。このセパレー
トマットにおいては、ベース部2が全周に肉厚の縁22
を有しており、縁22で囲まれた凹部底面がマット部載
置面21となっており、該載置面21にマット部1が固
定されている。なお、縁22の上面は、図1では傾斜面
となっているが、平坦面であってもよい。
のセパレートマットの断面模式図である。このセパレー
トマットにおいては、ベース部2が全周に肉厚の縁22
を有しており、縁22で囲まれた凹部底面がマット部載
置面21となっており、該載置面21にマット部1が固
定されている。なお、縁22の上面は、図1では傾斜面
となっているが、平坦面であってもよい。
【0019】図2はマット部1をベース部2から離した
状態を示す断面模式図である。マット部1は、パイル1
1がタフトされた基布12と、基布12裏面にコーティ
ングされたラテックス層13と、ラテックス層13裏面
に縫製や接着等により接合された被係合層14とで、構
成されている。なお、ラテックス層13が無い場合もあ
る。被係合層14とは、後述する突起23が係合する層
である。ここでは、パイル11はナイロンBCFヤーン
からなり、基布12はポリエステル不織布からなり、ラ
テックス層13はNBRラテックスからなり、被係合層
14は不織布からなっており、ベース部2は熱可塑性樹
脂からなっている。なお、パイル11は、ナイロンBC
Fヤーンに限らず、適宜のヤーン、フィラメント、及び
フィラメント束等から任意に選択できる。基布12は、
ポリエステル不織布に限らず、各種の不織布や織布等か
ら任意に選択できる。
状態を示す断面模式図である。マット部1は、パイル1
1がタフトされた基布12と、基布12裏面にコーティ
ングされたラテックス層13と、ラテックス層13裏面
に縫製や接着等により接合された被係合層14とで、構
成されている。なお、ラテックス層13が無い場合もあ
る。被係合層14とは、後述する突起23が係合する層
である。ここでは、パイル11はナイロンBCFヤーン
からなり、基布12はポリエステル不織布からなり、ラ
テックス層13はNBRラテックスからなり、被係合層
14は不織布からなっており、ベース部2は熱可塑性樹
脂からなっている。なお、パイル11は、ナイロンBC
Fヤーンに限らず、適宜のヤーン、フィラメント、及び
フィラメント束等から任意に選択できる。基布12は、
ポリエステル不織布に限らず、各種の不織布や織布等か
ら任意に選択できる。
【0020】図3はベース部2の斜視拡大部分図であ
る。マット部載置面21には、全面に突起23が1本ず
つ均一に分布して形成されている。ベース部2は、例え
ば、金型によるプレス成型で製造できる。ベース部2
は、通常、プレス成型直後では突起23の先端が潰れた
形状ではないので、後加工により、突起23の先端を潰
す処理を施す必要がある。後加工により先端を潰し易い
という点からは、ベース部2の材料は熱可塑性樹脂であ
るのが好ましい。また、ベース部2は、ロール型成型に
よって突起23付の連続シートを作製し、これをサイズ
カットし、その後、縁22を接着や融着等の適宜の方法
により取り付けて一体化させることによっても、製造で
きる。図4は突起23の拡大断面図である。突起23
は、例えば加熱プレスによって潰されて拡大した先端2
31を有しており、所謂「きのこ形状」を有している。
る。マット部載置面21には、全面に突起23が1本ず
つ均一に分布して形成されている。ベース部2は、例え
ば、金型によるプレス成型で製造できる。ベース部2
は、通常、プレス成型直後では突起23の先端が潰れた
形状ではないので、後加工により、突起23の先端を潰
す処理を施す必要がある。後加工により先端を潰し易い
という点からは、ベース部2の材料は熱可塑性樹脂であ
るのが好ましい。また、ベース部2は、ロール型成型に
よって突起23付の連続シートを作製し、これをサイズ
カットし、その後、縁22を接着や融着等の適宜の方法
により取り付けて一体化させることによっても、製造で
きる。図4は突起23の拡大断面図である。突起23
は、例えば加熱プレスによって潰されて拡大した先端2
31を有しており、所謂「きのこ形状」を有している。
【0021】図5は図1のA部拡大図である。マット部
1をマット部載置面21に載置すると、突起23が、被
係合層14に突き刺さり、被係合層14を構成している
繊維と絡んだ状態となる。即ち、突起23は、被係合層
14に係合する。なお、図6は突起23と被係合層14
との別の態様の係合状態を示している。図6に示すよう
に、突起23が、被係合層14に突き刺さらず被係合層
14の表面付近にて被係合層14を構成する繊維と絡ん
だ状態となった場合でも、突起23と被係合層14とは
係合している。
1をマット部載置面21に載置すると、突起23が、被
係合層14に突き刺さり、被係合層14を構成している
繊維と絡んだ状態となる。即ち、突起23は、被係合層
14に係合する。なお、図6は突起23と被係合層14
との別の態様の係合状態を示している。図6に示すよう
に、突起23が、被係合層14に突き刺さらず被係合層
14の表面付近にて被係合層14を構成する繊維と絡ん
だ状態となった場合でも、突起23と被係合層14とは
係合している。
【0022】上記構成のセパレートマットにおいては、
マット部1をマット部載置面21に載置した場合、マッ
ト部載置面21全面に均一に分布した突起23が、被係
合層14に係合するので、マット部1がマット部載置面
21全面に渡って均一に固定される。従って、マット部
1は全面が均一に固定され、部分的に浮き上がった状態
とはならない。しかも、突起23が「きのこ形状」を有
しているので、被係合層14は突起23から離れ難くな
り、突起23は被係合層14に強く係合する。従って、
マット部1は捲れ上がり難くなっている。
マット部1をマット部載置面21に載置した場合、マッ
ト部載置面21全面に均一に分布した突起23が、被係
合層14に係合するので、マット部1がマット部載置面
21全面に渡って均一に固定される。従って、マット部
1は全面が均一に固定され、部分的に浮き上がった状態
とはならない。しかも、突起23が「きのこ形状」を有
しているので、被係合層14は突起23から離れ難くな
り、突起23は被係合層14に強く係合する。従って、
マット部1は捲れ上がり難くなっている。
【0023】また、突起23は、ベース部2と同じ材料
でベース部2と一体に、又は、マット部載置面21と同
じ材料でマット部載置面21と一体に、形成されてお
り、単純な形状を有しているので、劣化し難い。従っ
て、マット部1はベース部2上に長期間安定して固定さ
れる。
でベース部2と一体に、又は、マット部載置面21と同
じ材料でマット部載置面21と一体に、形成されてお
り、単純な形状を有しているので、劣化し難い。従っ
て、マット部1はベース部2上に長期間安定して固定さ
れる。
【0024】また、マット部1を交換する際に、突起2
3に糸屑等の埃が付着しても、突起23が単純な形状を
有しているので、掃除機で吸引する等して簡単に取り除
くことができる。従って、被係合層14と突起23との
係合力が糸屑等の埃によって弱められることはない。
3に糸屑等の埃が付着しても、突起23が単純な形状を
有しているので、掃除機で吸引する等して簡単に取り除
くことができる。従って、被係合層14と突起23との
係合力が糸屑等の埃によって弱められることはない。
【0025】しかも、突起23は、金型やロール型等を
用いることにより、ベース部2又はマット部載置面21
と一体に形成できるので、安価に形成できる。
用いることにより、ベース部2又はマット部載置面21
と一体に形成できるので、安価に形成できる。
【0026】(実施形態2)図7は本実施形態のセパレ
ートマットのベース部を示す斜視部分図である。本実施
形態は、ベース部2が縁22を有していない点のみが実
施形態1と異なっている。図7において、一点鎖線Xは
マット部1を載置する領域を示している。このマットで
は、突起23が形成されていない部分、即ち、ベース部
2の周縁部24が、マット部1の周縁に位置する。
ートマットのベース部を示す斜視部分図である。本実施
形態は、ベース部2が縁22を有していない点のみが実
施形態1と異なっている。図7において、一点鎖線Xは
マット部1を載置する領域を示している。このマットで
は、突起23が形成されていない部分、即ち、ベース部
2の周縁部24が、マット部1の周縁に位置する。
【0027】本実施形態においても、実施形態1と同様
の作用効果を奏する。
の作用効果を奏する。
【0028】なお、図7のマットでは、ベース部2が、
突起23が形成されていない周縁部24を有している
が、図8に示すように、突起23がベース部2の全面に
形成されていてもよい。図8のマットでは、マット部1
の周縁に位置するベース部2の周縁部25が突起23を
有している。
突起23が形成されていない周縁部24を有している
が、図8に示すように、突起23がベース部2の全面に
形成されていてもよい。図8のマットでは、マット部1
の周縁に位置するベース部2の周縁部25が突起23を
有している。
【0029】更に、図8のマットでは、ベース部2の周
縁部25を残すようにして、ベース部2上にマット部1
を載置しているが、図9に示すように、ベース部2の全
面にマット部1を載置してもよい。また、ベース部2よ
り大きいマット部1を用いて、ベース部2を完全に覆い
隠すようにマット部1を載置してもよい。
縁部25を残すようにして、ベース部2上にマット部1
を載置しているが、図9に示すように、ベース部2の全
面にマット部1を載置してもよい。また、ベース部2よ
り大きいマット部1を用いて、ベース部2を完全に覆い
隠すようにマット部1を載置してもよい。
【0030】(別の実施形態)本発明は、更に、次のよ
うな変形構造を採用してもよい。 (1)実施形態1,2では、突起23を1本ずつ均一に
分布させているが、図3に相当する図10に示すよう
に、突起23を3本ずつ一塊の単位として該単位を均一
に分布させてもよく、又は、図3に相当する図11に示
すように、9本ずつ一塊の単位として該単位を均一に分
布させてもよく、又は、3本や9本に限らず任意の複数
本ずつを一塊の単位として該単位を均一に分布させても
よい。これらによれば、一塊の単位を構成する突起23
の本数が増えるに従って、通常、塊毎の、被係合層14
に対する係合力が、強くなる。しかしながら、一塊を構
成する突起23の本数が増えると、糸屑や埃が付着し易
くなる傾向にある。
うな変形構造を採用してもよい。 (1)実施形態1,2では、突起23を1本ずつ均一に
分布させているが、図3に相当する図10に示すよう
に、突起23を3本ずつ一塊の単位として該単位を均一
に分布させてもよく、又は、図3に相当する図11に示
すように、9本ずつ一塊の単位として該単位を均一に分
布させてもよく、又は、3本や9本に限らず任意の複数
本ずつを一塊の単位として該単位を均一に分布させても
よい。これらによれば、一塊の単位を構成する突起23
の本数が増えるに従って、通常、塊毎の、被係合層14
に対する係合力が、強くなる。しかしながら、一塊を構
成する突起23の本数が増えると、糸屑や埃が付着し易
くなる傾向にある。
【0031】(2)突起23を不均一に即ち任意に分布
させて形成してもよい。即ち、例えば、マット部載置面
21において、周縁部には、多数本ずつを一塊の単位と
して分布させ、中央部には、少数本ずつを一塊の単位と
して分布させたり、又は、図12に示すように、マット
部1の周縁部に対向するマット部載置面21の周縁部
に、突起23を1本ずつ(又は複数本ずつ)密に分布さ
せ、他の部分には疎に分布させる。このような構成によ
れば、周縁部の係合力を高めることができる。
させて形成してもよい。即ち、例えば、マット部載置面
21において、周縁部には、多数本ずつを一塊の単位と
して分布させ、中央部には、少数本ずつを一塊の単位と
して分布させたり、又は、図12に示すように、マット
部1の周縁部に対向するマット部載置面21の周縁部
に、突起23を1本ずつ(又は複数本ずつ)密に分布さ
せ、他の部分には疎に分布させる。このような構成によ
れば、周縁部の係合力を高めることができる。
【0032】(3)突起23の形状は、上述した「きの
こ形状」に限るものではなく、被係合層14に突き刺さ
って且つ被係合層14に係合するものであれば、どのよ
うな形状でもよい。例えば、図13に示すような、所謂
「フック形状」でもよい。図13の突起23は、折り返
された形状の先端231を有している。これによれば、
先端231が被係合層14の繊維に引っ掛かるので、マ
ット部1は捲れ上がり難くなる。
こ形状」に限るものではなく、被係合層14に突き刺さ
って且つ被係合層14に係合するものであれば、どのよ
うな形状でもよい。例えば、図13に示すような、所謂
「フック形状」でもよい。図13の突起23は、折り返
された形状の先端231を有している。これによれば、
先端231が被係合層14の繊維に引っ掛かるので、マ
ット部1は捲れ上がり難くなる。
【0033】(4)被係合層14を構成する不織布は、
樹脂又はラテックスで処理したものが好ましい。これに
よれば、不織布中の繊維の交絡点を強く接着できるの
で、耐洗濯性等の耐久性が向上する。
樹脂又はラテックスで処理したものが好ましい。これに
よれば、不織布中の繊維の交絡点を強く接着できるの
で、耐洗濯性等の耐久性が向上する。
【0034】(5)被係合層14としては、不織布から
なるものに並んで、図14に示す網状織物からなるもの
が好ましい。図14は被係合層14の裏面の図である。
この網状織物は、織糸141に沿って多数のループ14
2を有している。この被係合層14によれば、突き刺さ
った突起23の先端231がループ142に絡みやすく
引っ掛かりやすいので、突起23に対する係合力が増大
する。
なるものに並んで、図14に示す網状織物からなるもの
が好ましい。図14は被係合層14の裏面の図である。
この網状織物は、織糸141に沿って多数のループ14
2を有している。この被係合層14によれば、突き刺さ
った突起23の先端231がループ142に絡みやすく
引っ掛かりやすいので、突起23に対する係合力が増大
する。
【0035】(6)被係合層14としては、突起23が
突き刺さり且つ突起23に絡んだり引っ掛かったりする
構造のもの、又は、突起23が突き刺さらず且つ突起2
3に被係合層14の表面付近で絡んだり引っ掛かったり
する構造のものであれば、不織布からなるものや網状織
物からなるものに限るものではなく、例えば、スポン
ジ、網状構造体、編み物、カーペット、その他の織物等
からなるものでもよい。なお、カーペットとしては、ル
ープパイルの物やカットパイルの物が挙げられるが、パ
イルがバルキー加工されているのが好ましい。何故な
ら、突起23に絡みやすくなるからである。図15は被
係合層14が網状構造体からなっている場合の、突起2
3との係合を示す、断面拡大部分図である。図15にお
いて、突起23は被係合層14の空隙に入り込み、構造
体に絡んでいる。
突き刺さり且つ突起23に絡んだり引っ掛かったりする
構造のもの、又は、突起23が突き刺さらず且つ突起2
3に被係合層14の表面付近で絡んだり引っ掛かったり
する構造のものであれば、不織布からなるものや網状織
物からなるものに限るものではなく、例えば、スポン
ジ、網状構造体、編み物、カーペット、その他の織物等
からなるものでもよい。なお、カーペットとしては、ル
ープパイルの物やカットパイルの物が挙げられるが、パ
イルがバルキー加工されているのが好ましい。何故な
ら、突起23に絡みやすくなるからである。図15は被
係合層14が網状構造体からなっている場合の、突起2
3との係合を示す、断面拡大部分図である。図15にお
いて、突起23は被係合層14の空隙に入り込み、構造
体に絡んでいる。
【0036】(7)マット部1の被係合層14を、上述
のように不織布等を接合して構成する代わりに、基布1
2の裏面を加工して構成してもよい。例えば、不織布か
らなる基布12を厚く構成すると共にラテックス層13
を薄く構成し、突起23が、基布12に突き刺さって基
布12に絡んだり引っ掛かったりし、又は基布12に突
き刺さらないで基布12の表面付近に絡んだり引っ掛か
ったりするように構成する。
のように不織布等を接合して構成する代わりに、基布1
2の裏面を加工して構成してもよい。例えば、不織布か
らなる基布12を厚く構成すると共にラテックス層13
を薄く構成し、突起23が、基布12に突き刺さって基
布12に絡んだり引っ掛かったりし、又は基布12に突
き刺さらないで基布12の表面付近に絡んだり引っ掛か
ったりするように構成する。
【0037】(8)図16に示すように、ベース部2を
複数のピース201,202,203,204で構成し
てもよい。各ピース同士の接合は、例えば接着により行
う。又は、各ピース同士は、マット部1を一点鎖線Xで
示すように載置することにより一体化されるので、接合
しなくても構わない。
複数のピース201,202,203,204で構成し
てもよい。各ピース同士の接合は、例えば接着により行
う。又は、各ピース同士は、マット部1を一点鎖線Xで
示すように載置することにより一体化されるので、接合
しなくても構わない。
【0038】(9)ベース部2の材料としては、後工程
において突起23を加工しやすい点から、熱可塑性樹脂
が好ましい。
において突起23を加工しやすい点から、熱可塑性樹脂
が好ましい。
【0039】(10)ベース部2の裏面には、溝や凸部
を形成する等することにより、滑り止めを施すのが好ま
しい。
を形成する等することにより、滑り止めを施すのが好ま
しい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マット部
を、ベース部のマット部載置面に、全面に渡って確実に
固定できる。
を、ベース部のマット部載置面に、全面に渡って確実に
固定できる。
【0041】請求項2又は3に記載の発明によれば、突
起が被係合層に絡んだり引っ掛かったりしやすいので、
マット部のマット部載置面に対する固定強度を向上でき
る。
起が被係合層に絡んだり引っ掛かったりしやすいので、
マット部のマット部載置面に対する固定強度を向上でき
る。
【0042】請求項4記載の発明によれば、マット部を
全面に渡って均一に固定できる。
全面に渡って均一に固定できる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、マット部
を、突起が位置する箇所で、強固に固定できる。
を、突起が位置する箇所で、強固に固定できる。
【0044】請求項6記載の発明によれば、マット部載
置面における突起の疎密状態に応じて、マット部のマッ
ト部載置面に対する固定強度を変化させることができ
る。従って、例えば、特に捲れ上がり易い箇所の突起の
密度を大きくすることにより、捲れ上がりを確実に防止
できる。
置面における突起の疎密状態に応じて、マット部のマッ
ト部載置面に対する固定強度を変化させることができ
る。従って、例えば、特に捲れ上がり易い箇所の突起の
密度を大きくすることにより、捲れ上がりを確実に防止
できる。
【0045】請求項7ないし9に記載の発明によれば、
被係合層が突起と係合しやすいので、マット部のマット
部載置面に対する固定強度を向上できる。
被係合層が突起と係合しやすいので、マット部のマット
部載置面に対する固定強度を向上できる。
【図1】 実施形態1のセパレートマットの断面模式図
である。
である。
【図2】 図1のマットの分解断面模式図である。
【図3】 ベース部の斜視拡大部分図である。
【図4】 突起の拡大断面図である。
【図5】 図1のA部の拡大図である。
【図6】 突起と被係合層との別の態様による係合状態
を示す、図5に相当する図である。
を示す、図5に相当する図である。
【図7】 実施形態2のセパレートマットのベース部を
示す斜視部分図である。
示す斜視部分図である。
【図8】 実施形態2の変形例を示す、図7に相当する
斜視部分図である。
斜視部分図である。
【図9】 実施形態2の別の変形例を示す、図7に相当
する斜視部分図である。
する斜視部分図である。
【図10】 別の実施形態の一例を示す、図3に相当す
る斜視拡大部分図である。
る斜視拡大部分図である。
【図11】 別の実施形態の一例を示す、図3に相当す
る斜視拡大部分図である。
る斜視拡大部分図である。
【図12】 別の実施形態の一例を示す、図3に相当す
る斜視拡大部分図である。
る斜視拡大部分図である。
【図13】 突起の別の例を示す拡大断面図である。
【図14】 被係合層の別の例を示す部分省略拡大裏面
図である。
図である。
【図15】 更に別の被係合層と突起との係合状態を示
す断面拡大部分図である。
す断面拡大部分図である。
【図16】 別の実施形態の一例のベース部を示す斜視
全体図である。
全体図である。
【図17】 従来のセパレートマットの断面模式図であ
る。
る。
1 マット部
14 被係合層
2 ベース部
21 マット部載置面
23 突起
231 先端
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 加藤 隆顕
大阪府吹田市豊津町1番33号 株式会社ダ
スキン内
Fターム(参考) 3B100 DA02 DA04 DB00
3B120 AB03 BA41 DA12 EA17 EB20
EB21
Claims (9)
- 【請求項1】 ベース部上にマット部が載置されてなる
セパレートマットにおいて、 ベース部のマット部載置面の略全面に、多数の突起が形
成されており、 マット部は、裏面に、上記突起が係合する被係合層を有
しており、 上記突起が、上記被係合層に係合することにより、マッ
ト部がベース部上に固定されていることを特徴とするセ
パレートマット。 - 【請求項2】 突起が、拡大した先端部を有している、
請求項1記載のセパレートマット。 - 【請求項3】 突起が、折り返された形状の先端部を有
している、請求項1記載のセパレートマット。 - 【請求項4】 突起が均一に分布して形成されている、
請求項1記載のセパレートマット。 - 【請求項5】 突起が複数本ずつ一塊の単位となり、該
単位が均一に分布して形成されている、請求項1記載の
セパレートマット。 - 【請求項6】 突起が任意に分布して形成されている、
請求項1記載のセパレートマット。 - 【請求項7】 被係合層が、不織布からなっている、請
求項1記載のセパレートマット。 - 【請求項8】 被係合層が、表面に多数のループを有し
た、シート状物又は布状物からなっている、請求項1記
載のセパレートマット。 - 【請求項9】 被係合層が、織物又は編物からなり、織
組織又は編組織に沿って多数のループを有している、請
求項1記載のセパレートマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049303A JP2003245107A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | セパレートマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049303A JP2003245107A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | セパレートマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003245107A true JP2003245107A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=28661854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002049303A Pending JP2003245107A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | セパレートマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003245107A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054605A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-03-08 | First Facilities Co Ltd | ファシリティーマットベースおよびそれを用いたファシリティーマット |
WO2008128172A1 (en) * | 2007-04-16 | 2008-10-23 | 3M Innovative Properties Company | Base for a floor mat |
KR101006259B1 (ko) | 2008-12-05 | 2011-01-06 | 타이완 파이호 리미티드 | 체결 조립체 및 체결조립체가 구비된 쿠션 |
KR200470433Y1 (ko) | 2012-11-19 | 2013-12-16 | 타이완 파이호 리미티드 | 발포물에 사용되는 파스너 어셈블리 및 상기 파스너 어셈블리가 구비된 쿠션 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049303A patent/JP2003245107A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054605A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-03-08 | First Facilities Co Ltd | ファシリティーマットベースおよびそれを用いたファシリティーマット |
WO2008128172A1 (en) * | 2007-04-16 | 2008-10-23 | 3M Innovative Properties Company | Base for a floor mat |
JP2010524576A (ja) * | 2007-04-16 | 2010-07-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フロアマット用のベース |
EP2136685A4 (en) * | 2007-04-16 | 2012-03-21 | 3M Innovative Properties Co | BASE FOR A FLOOR MAT |
KR101006259B1 (ko) | 2008-12-05 | 2011-01-06 | 타이완 파이호 리미티드 | 체결 조립체 및 체결조립체가 구비된 쿠션 |
KR200470433Y1 (ko) | 2012-11-19 | 2013-12-16 | 타이완 파이호 리미티드 | 발포물에 사용되는 파스너 어셈블리 및 상기 파스너 어셈블리가 구비된 쿠션 |
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