JP2003243939A - 歪み補償回路 - Google Patents
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/32—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
-
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03F1/3241—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
- H03F1/3276—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits using the nonlinearity inherent to components, e.g. a diode
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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Landscapes
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- Nonlinear Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歪み補償回路の小型化を実現すること。
【解決手段】 歪み補償回路1は、基本波増幅部10
と、歪み抽出部20とを同様の回路構成としている。し
たがって、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とは、
ほぼ同一の入力インピーダンスおよび出力インピーダン
スを有することとなり、電力分配器あるいは電力合成器
を組み込むことなく、信号電力の分配および合成が可能
となる。また、歪み補償回路1をトランジスタ、抵抗、
コンデンサあるいはインダクタのみによって構成するた
め、小型化・集積回路化が容易となり、また、そのた
め、基本波増幅部10の特性と、歪み抽出部20の特性
とが、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるい
は電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配あ
るいは合成が可能となる。
と、歪み抽出部20とを同様の回路構成としている。し
たがって、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とは、
ほぼ同一の入力インピーダンスおよび出力インピーダン
スを有することとなり、電力分配器あるいは電力合成器
を組み込むことなく、信号電力の分配および合成が可能
となる。また、歪み補償回路1をトランジスタ、抵抗、
コンデンサあるいはインダクタのみによって構成するた
め、小型化・集積回路化が容易となり、また、そのた
め、基本波増幅部10の特性と、歪み抽出部20の特性
とが、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるい
は電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配あ
るいは合成が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高出力増幅におけ
る歪みを軽減する歪み補償回路に関する。
る歪みを軽減する歪み補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号の増幅において発生する歪み
を軽減するために歪み補償回路が用いられている。歪み
補償回路は、主に、無線通信基地局や衛星通信基地局等
で使用される高出力増幅器、即ち、使用周波数帯域が広
い装置(例えば、マルチキャリア通信装置等)のための
高出力増幅器における歪みを軽減する目的で用いられて
いる。
を軽減するために歪み補償回路が用いられている。歪み
補償回路は、主に、無線通信基地局や衛星通信基地局等
で使用される高出力増幅器、即ち、使用周波数帯域が広
い装置(例えば、マルチキャリア通信装置等)のための
高出力増幅器における歪みを軽減する目的で用いられて
いる。
【0003】このような高出力増幅器では、マルチキャ
リア信号等の広帯域信号を増幅する場合、希望波(目的
とする出力信号)に加え、歪み(CTB:Composite Tripl
e Beat)が発生する。したがって、歪み補償回路を備え
ない場合、歪みを軽減するためには、高出力増幅器にお
ける動作点のバックオフを余儀なくされる。この場合、
動作点を線形領域とすることにより、所望の電気的特性
が得られ、歪み抑圧特性が改善される一方、電力付加効
率が低下し、多量の熱が発生する。即ち、歪み補償回路
を備えない場合、電力付加効率と歪み抑圧特性とはトレ
ードオフの関係にある。
リア信号等の広帯域信号を増幅する場合、希望波(目的
とする出力信号)に加え、歪み(CTB:Composite Tripl
e Beat)が発生する。したがって、歪み補償回路を備え
ない場合、歪みを軽減するためには、高出力増幅器にお
ける動作点のバックオフを余儀なくされる。この場合、
動作点を線形領域とすることにより、所望の電気的特性
が得られ、歪み抑圧特性が改善される一方、電力付加効
率が低下し、多量の熱が発生する。即ち、歪み補償回路
を備えない場合、電力付加効率と歪み抑圧特性とはトレ
ードオフの関係にある。
【0004】そこで、電力付加効率の向上と歪み抑圧特
性の改善とを同時に実現するため、歪み補償回路が用い
られる。図13は、従来の歪み補償回路100を示すブ
ロック図である。図13において、歪み補償回路100
は、電力分配器110と、遅延線120と、電力合成器
130と、歪み抽出部140とを含んで構成される。
性の改善とを同時に実現するため、歪み補償回路が用い
られる。図13は、従来の歪み補償回路100を示すブ
ロック図である。図13において、歪み補償回路100
は、電力分配器110と、遅延線120と、電力合成器
130と、歪み抽出部140とを含んで構成される。
【0005】電力分配器110は、歪み補償回路100
の遅延線120の系統と、歪み抽出部140の系統との
インピーダンスが異なることから、これらの間で反射が
起こり、干渉することを防止するために、入力インピー
ダンスの整合およびアイソレーションを確保して、入力
信号(Pin)の電力を分配する。遅延線120は、入
力された信号の位相を歪み抽出部140に入力される信
号の位相と一致させる。
の遅延線120の系統と、歪み抽出部140の系統との
インピーダンスが異なることから、これらの間で反射が
起こり、干渉することを防止するために、入力インピー
ダンスの整合およびアイソレーションを確保して、入力
信号(Pin)の電力を分配する。遅延線120は、入
力された信号の位相を歪み抽出部140に入力される信
号の位相と一致させる。
【0006】電力合成器130は、電力分配器110と
逆の機能を有しており、入力された2つの信号(遅延線
120からの入力信号および歪み抽出部140からの入
力信号)を合成する。歪み抽出部140は、さらに、電
力分配器141と、アッテネータ142,146と、ア
ンプ143,145と、電力合成器144とを含んで構
成される。
逆の機能を有しており、入力された2つの信号(遅延線
120からの入力信号および歪み抽出部140からの入
力信号)を合成する。歪み抽出部140は、さらに、電
力分配器141と、アッテネータ142,146と、ア
ンプ143,145と、電力合成器144とを含んで構
成される。
【0007】電力分配器141は、電力分配器110と
同様の機能を有しており、電力分配器110から歪み抽
出部140に入力された信号の電力を分配する。アッテ
ネータ142,146は、入力された信号電力を、設定
された所定利得だけ減衰させる。アンプ143,145
は、入力された信号電力を、設定された所定利得だけ増
幅する。
同様の機能を有しており、電力分配器110から歪み抽
出部140に入力された信号の電力を分配する。アッテ
ネータ142,146は、入力された信号電力を、設定
された所定利得だけ減衰させる。アンプ143,145
は、入力された信号電力を、設定された所定利得だけ増
幅する。
【0008】電力合成器144は、電力合成器130と
同様の機能を有しており、入力された2つの信号(歪み
抽出部140の2つの処理系統の出力信号)を合成す
る。このような構成の下、歪み補償回路100におい
て、入力信号(Pin)が遅延線120と歪み抽出部1
40とに分配して入力され、歪み抽出部140では、歪
み補償回路100の入力信号における歪み成分が抽出さ
れる。そして、遅延線120によって位相が一致された
入力信号に対し、電力合成器130において、歪み成分
が反転して合成され、歪みがほぼ除去された出力信号
(Pout)が得られる。
同様の機能を有しており、入力された2つの信号(歪み
抽出部140の2つの処理系統の出力信号)を合成す
る。このような構成の下、歪み補償回路100におい
て、入力信号(Pin)が遅延線120と歪み抽出部1
40とに分配して入力され、歪み抽出部140では、歪
み補償回路100の入力信号における歪み成分が抽出さ
れる。そして、遅延線120によって位相が一致された
入力信号に対し、電力合成器130において、歪み成分
が反転して合成され、歪みがほぼ除去された出力信号
(Pout)が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
歪み補償回路100は、電力分配器110,141、電
力合成器130,144あるいは遅延線120といった
受動部品を用いており、これらの部品によって回路規模
が大きくなるという問題がある。この問題は、無線通信
基地局装置等の大型の通信装置においては容認できるも
のの、コンシューマ向け製品等、小型化あるいはIC
(Integrated Circuit)化が要求される装置においては
大きな問題となる。
歪み補償回路100は、電力分配器110,141、電
力合成器130,144あるいは遅延線120といった
受動部品を用いており、これらの部品によって回路規模
が大きくなるという問題がある。この問題は、無線通信
基地局装置等の大型の通信装置においては容認できるも
のの、コンシューマ向け製品等、小型化あるいはIC
(Integrated Circuit)化が要求される装置においては
大きな問題となる。
【0010】本発明の課題は、歪み補償回路の小型化を
実現することである。
実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、入力信号における増幅の目的である目的
波成分(例えば、発明の実施の形態中の基本波)の位相
を調整する位相調整部(例えば、図1の基本波増幅部1
0)と、入力信号を増幅した場合に発生する歪み成分を
反転させた歪み補償成分を入力信号から抽出する歪み抽
出部(例えば、図1の歪み抽出部20)とを含み、前記
位相調整部によって出力された目的波成分と、前記歪み
抽出部によって抽出された歪み補償成分とを合成して出
力する歪み補償回路であって、前記位相調整部と前記歪
み抽出部とは、同一の入力インピーダンスに設計され、
入力信号が能動的に電力分配されることなく前記位相調
整部と前記歪み抽出部とに並列に入力されることを特徴
としている。
め、本発明は、入力信号における増幅の目的である目的
波成分(例えば、発明の実施の形態中の基本波)の位相
を調整する位相調整部(例えば、図1の基本波増幅部1
0)と、入力信号を増幅した場合に発生する歪み成分を
反転させた歪み補償成分を入力信号から抽出する歪み抽
出部(例えば、図1の歪み抽出部20)とを含み、前記
位相調整部によって出力された目的波成分と、前記歪み
抽出部によって抽出された歪み補償成分とを合成して出
力する歪み補償回路であって、前記位相調整部と前記歪
み抽出部とは、同一の入力インピーダンスに設計され、
入力信号が能動的に電力分配されることなく前記位相調
整部と前記歪み抽出部とに並列に入力されることを特徴
としている。
【0012】ここで、「入力信号が能動的に電力分配さ
れることがない」とは、電力分配器のように電力分配機
能を主たる目的として組み込まれる要素を含まず、配線
の分岐、抵抗、コンデンサ、コイル等の受動素子あるい
は電力分配を目的としない(例えば、アイソレーション
を確保することを目的とする)トランジスタ等によって
入力信号を分配することをいうものである。
れることがない」とは、電力分配器のように電力分配機
能を主たる目的として組み込まれる要素を含まず、配線
の分岐、抵抗、コンデンサ、コイル等の受動素子あるい
は電力分配を目的としない(例えば、アイソレーション
を確保することを目的とする)トランジスタ等によって
入力信号を分配することをいうものである。
【0013】また、前記入力信号は、前記位相調整部と
前記歪み抽出部とに並列に直接入力されることを特徴と
している。また、前記入力信号は、前記位相調整部と前
記歪み抽出部とに並列に抵抗を介して入力されることを
特徴としている。また、前記入力信号は、前記位相調整
部と前記歪み抽出部とに並列にコンデンサを介して入力
されることを特徴としている。
前記歪み抽出部とに並列に直接入力されることを特徴と
している。また、前記入力信号は、前記位相調整部と前
記歪み抽出部とに並列に抵抗を介して入力されることを
特徴としている。また、前記入力信号は、前記位相調整
部と前記歪み抽出部とに並列にコンデンサを介して入力
されることを特徴としている。
【0014】また、前記入力信号は、前記位相調整部と
前記歪み抽出部とに並列に差動増幅回路を介して入力さ
れることを特徴としている。また、前記位相調整部は、
前記歪み抽出部の回路構成に対し、位相を変化させる要
素について同様の回路構成を有することを特徴としてい
る。また、前記位相調整部をトランジスタによって構成
することを特徴としている。
前記歪み抽出部とに並列に差動増幅回路を介して入力さ
れることを特徴としている。また、前記位相調整部は、
前記歪み抽出部の回路構成に対し、位相を変化させる要
素について同様の回路構成を有することを特徴としてい
る。また、前記位相調整部をトランジスタによって構成
することを特徴としている。
【0015】また、前記歪み抽出部は、前記入力信号が
入力される入力ノードにゲートを接続された第1のp型
トランジスタ(例えば、図1のトランジスタ21)と、
前記入力ノードと第1の減衰器(例えば、図1のアッテ
ネータ25)を介してゲートを接続された第1のn型ト
ランジスタ(例えば、図1のトランジスタ22)と、前
記第1のp型トランジスタのソースに接続された第2の
減衰器(例えば、図1のアッテネータ26)と、前記第
1のp型トランジスタのソースと前記第1のn型トラン
ジスタのドレインとを接続する出力負荷(例えば、図1
の抵抗27)とを含み、前記第2の減衰器の出力と前記
第1のn型トランジスタのドレインとを接続する出力ノ
ードにおける信号を出力とする第1段回路と、前記第1
段回路の出力を増幅する第1の相補型トランジスタ(例
えば、図1のトランジスタ23,24が構成するCMO
S)からなる第2段回路と、を含み、前記位相調整部
は、前記第1段回路における第1のp型トランジスタお
よび第1のn型トランジスタとそれぞれ同一の特性を有
する第2のp型トランジスタおよび第2のn型トランジ
スタからなる第2の相補型トランジスタ(例えば、図1
のCMOS10a)と、前記第1の相補型トランジスタ
と同一の特性を有し、前記第2の相補型トランジスタの
出力信号を増幅する第3の相補型トランジスタ(例え
ば、図1のCMOS10b)と、を含むことを特徴とし
ている。
入力される入力ノードにゲートを接続された第1のp型
トランジスタ(例えば、図1のトランジスタ21)と、
前記入力ノードと第1の減衰器(例えば、図1のアッテ
ネータ25)を介してゲートを接続された第1のn型ト
ランジスタ(例えば、図1のトランジスタ22)と、前
記第1のp型トランジスタのソースに接続された第2の
減衰器(例えば、図1のアッテネータ26)と、前記第
1のp型トランジスタのソースと前記第1のn型トラン
ジスタのドレインとを接続する出力負荷(例えば、図1
の抵抗27)とを含み、前記第2の減衰器の出力と前記
第1のn型トランジスタのドレインとを接続する出力ノ
ードにおける信号を出力とする第1段回路と、前記第1
段回路の出力を増幅する第1の相補型トランジスタ(例
えば、図1のトランジスタ23,24が構成するCMO
S)からなる第2段回路と、を含み、前記位相調整部
は、前記第1段回路における第1のp型トランジスタお
よび第1のn型トランジスタとそれぞれ同一の特性を有
する第2のp型トランジスタおよび第2のn型トランジ
スタからなる第2の相補型トランジスタ(例えば、図1
のCMOS10a)と、前記第1の相補型トランジスタ
と同一の特性を有し、前記第2の相補型トランジスタの
出力信号を増幅する第3の相補型トランジスタ(例え
ば、図1のCMOS10b)と、を含むことを特徴とし
ている。
【0016】ここで、同一の特性とは、物理的に完全同
一を意味するものではなく、同一の特性となることを期
待して構成されるもの、あるいは、半導体基板上の近接
した位置に形成されることにより、より近似した特性を
備えることとなるもの等を含み、一定の幅を有するもの
である。また、前記出力負荷は、抵抗によって構成され
ることを特徴としている。
一を意味するものではなく、同一の特性となることを期
待して構成されるもの、あるいは、半導体基板上の近接
した位置に形成されることにより、より近似した特性を
備えることとなるもの等を含み、一定の幅を有するもの
である。また、前記出力負荷は、抵抗によって構成され
ることを特徴としている。
【0017】また、前記出力負荷は、インダクタによっ
て構成されることを特徴としている。また、前記出力負
荷は、抵抗とコンデンサとが並列に接続された回路によ
って構成されることを特徴としている。また、前記出力
負荷は、抵抗とコンデンサとインダクタとがそれぞれ並
列に接続された回路によって構成されることを特徴とし
ている。
て構成されることを特徴としている。また、前記出力負
荷は、抵抗とコンデンサとが並列に接続された回路によ
って構成されることを特徴としている。また、前記出力
負荷は、抵抗とコンデンサとインダクタとがそれぞれ並
列に接続された回路によって構成されることを特徴とし
ている。
【0018】また、前記位相調整部をインダクタおよび
コンデンサによって構成することを特徴としている。ま
た、前記位相調整部を半導体基盤上に構成されたマイク
ロストリップラインによって構成することを特徴として
いる。また、前記位相調整部を半導体基盤内部層に構成
されたストリップラインによって構成することを特徴と
している。
コンデンサによって構成することを特徴としている。ま
た、前記位相調整部を半導体基盤上に構成されたマイク
ロストリップラインによって構成することを特徴として
いる。また、前記位相調整部を半導体基盤内部層に構成
されたストリップラインによって構成することを特徴と
している。
【0019】また、前記位相調整部と前記歪み抽出部と
を同一のプロセスによって製造される集積回路として構
成したことを特徴としている。また、前記位相調整部と
前記歪み抽出部とは、同一の出力インピーダンスに設計
され、それぞれの出力信号が能動的に電力合成されるこ
となく合成され、前記歪み補償回路の出力信号とされる
ことを特徴としている。
を同一のプロセスによって製造される集積回路として構
成したことを特徴としている。また、前記位相調整部と
前記歪み抽出部とは、同一の出力インピーダンスに設計
され、それぞれの出力信号が能動的に電力合成されるこ
となく合成され、前記歪み補償回路の出力信号とされる
ことを特徴としている。
【0020】また、前記位相調整部と前記歪み抽出部そ
れぞれの出力信号は、それぞれの信号線を接続すること
により、直接合成されることを特徴としている。また、
前記位相調整部と前記歪み抽出部それぞれの出力信号
は、それぞれの信号線を抵抗を介して接続することによ
り合成されることを特徴としている。また、前記位相調
整部と前記歪み抽出部それぞれの出力信号は、それぞれ
の信号線をトランジスタを介して接続することにより合
成されることを特徴としている。
れぞれの出力信号は、それぞれの信号線を接続すること
により、直接合成されることを特徴としている。また、
前記位相調整部と前記歪み抽出部それぞれの出力信号
は、それぞれの信号線を抵抗を介して接続することによ
り合成されることを特徴としている。また、前記位相調
整部と前記歪み抽出部それぞれの出力信号は、それぞれ
の信号線をトランジスタを介して接続することにより合
成されることを特徴としている。
【0021】本発明によれば、位相調整部と、歪み抽出
部とを同様の特性(入力インピーダンス、回路構成等)
としている。したがって、電力分配器あるいは電力合成
器を組み込むことなく、信号電力の分配および合成が可
能となる。即ち、大型の回路となる電力分配器および電
力合成器を備える必要がないことから、歪み補償回路を
小型化できる。
部とを同様の特性(入力インピーダンス、回路構成等)
としている。したがって、電力分配器あるいは電力合成
器を組み込むことなく、信号電力の分配および合成が可
能となる。即ち、大型の回路となる電力分配器および電
力合成器を備える必要がないことから、歪み補償回路を
小型化できる。
【0022】また、歪み補償回路をトランジスタ、抵
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、位相調整部の特性(入出力インピーダンス等)
と、歪み抽出部の特性(入出力インピーダンス等)と
が、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるいは
電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配ある
いは合成が可能となる。
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、位相調整部の特性(入出力インピーダンス等)
と、歪み抽出部の特性(入出力インピーダンス等)と
が、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるいは
電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配ある
いは合成が可能となる。
【0023】また、歪み補償回路は、集積回路化される
ことに加え、CMOSを用いているため、低消費電力で
高速に動作させることが可能となる。
ことに加え、CMOSを用いているため、低消費電力で
高速に動作させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
歪み補償回路1の実施の形態を詳細に説明する。まず、
構成を説明する。図1は、本発明を適用した歪み補償回
路1の構成を示す図である。図1において、歪み補償回
路1は、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とを含ん
で構成される。なお、図1においては、ノードA〜Kに
おける信号fx,fyの状態(横軸:周波数、縦軸:長
さ−振幅・向き−位相)を併せて示している。
歪み補償回路1の実施の形態を詳細に説明する。まず、
構成を説明する。図1は、本発明を適用した歪み補償回
路1の構成を示す図である。図1において、歪み補償回
路1は、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とを含ん
で構成される。なお、図1においては、ノードA〜Kに
おける信号fx,fyの状態(横軸:周波数、縦軸:長
さ−振幅・向き−位相)を併せて示している。
【0025】基本波増幅部10は、さらに、トランジス
タ11〜14を含んで構成され、トランジスタ11,1
3は、pチャネル型FET(Field Effect Transisto
r)であり、トランジスタ12,14は、nチャネル型
FETである。また、トランジスタ11,12は、互い
にゲートを接続され、CMOS(Complementaly Metal-
Oxide Semiconductor)10aを構成している。同様
に、トランジスタ13,14は、CMOS10bを構成
し、CMOS10aの後段にCMOS10bが直列に接
続されている。さらに、トランジスタ11,13のドレ
インには、バイアス電圧Vddが印加されている。
タ11〜14を含んで構成され、トランジスタ11,1
3は、pチャネル型FET(Field Effect Transisto
r)であり、トランジスタ12,14は、nチャネル型
FETである。また、トランジスタ11,12は、互い
にゲートを接続され、CMOS(Complementaly Metal-
Oxide Semiconductor)10aを構成している。同様
に、トランジスタ13,14は、CMOS10bを構成
し、CMOS10aの後段にCMOS10bが直列に接
続されている。さらに、トランジスタ11,13のドレ
インには、バイアス電圧Vddが印加されている。
【0026】歪み抽出部20は、さらに、トランジスタ
21〜24と、アッテネータ25,26と、抵抗27と
を含んで構成される。トランジスタ21,23は、pチ
ャネル型FETであり、トランジスタ22,24は、n
チャネル型FETである。また、トランジスタ21,2
2は、互いにゲートを接続され、CMOS20aを構成
している。同様に、トランジスタ23,24は、CMO
S20bを構成しており、CMOS20aの後段にCM
OS20bが直列に接続されている。さらに、トランジ
スタ21,23のドレインには、バイアス電圧Vccが
印加されている。
21〜24と、アッテネータ25,26と、抵抗27と
を含んで構成される。トランジスタ21,23は、pチ
ャネル型FETであり、トランジスタ22,24は、n
チャネル型FETである。また、トランジスタ21,2
2は、互いにゲートを接続され、CMOS20aを構成
している。同様に、トランジスタ23,24は、CMO
S20bを構成しており、CMOS20aの後段にCM
OS20bが直列に接続されている。さらに、トランジ
スタ21,23のドレインには、バイアス電圧Vccが
印加されている。
【0027】また、トランジスタ22のゲートの前段に
は、アッテネータ25が接続され、トランジスタ21の
ソースの後段には、アッテネータ26が接続されてい
る。これらアッテネータ25,26は、入力された信号
を、設定された所定利得だけ減衰させる。さらに、トラ
ンジスタ21のソースとトランジスタ22のドレインと
は、抵抗27を介して接続されており、抵抗27によっ
て、トランジスタ21のソースとトランジスタ22のド
レインとの間を流れる電流が制限される。
は、アッテネータ25が接続され、トランジスタ21の
ソースの後段には、アッテネータ26が接続されてい
る。これらアッテネータ25,26は、入力された信号
を、設定された所定利得だけ減衰させる。さらに、トラ
ンジスタ21のソースとトランジスタ22のドレインと
は、抵抗27を介して接続されており、抵抗27によっ
て、トランジスタ21のソースとトランジスタ22のド
レインとの間を流れる電流が制限される。
【0028】ここで、トランジスタ21〜24と、トラ
ンジスタ11〜14とは、それぞれ同一の特性を有して
いる。また、アッテネータ25,26および抵抗27
は、位相を変化させない素子である。そのため、基本波
増幅部10と、歪み抽出部20とは、ほぼ同一の入力イ
ンピーダンスおよび出力インピーダンスを有することと
なると共に、基本波増幅部10の出力信号と、歪み抽出
部20の出力信号とは位相が一致することとなる。
ンジスタ11〜14とは、それぞれ同一の特性を有して
いる。また、アッテネータ25,26および抵抗27
は、位相を変化させない素子である。そのため、基本波
増幅部10と、歪み抽出部20とは、ほぼ同一の入力イ
ンピーダンスおよび出力インピーダンスを有することと
なると共に、基本波増幅部10の出力信号と、歪み抽出
部20の出力信号とは位相が一致することとなる。
【0029】したがって、基本波増幅部10は、遅延線
としての機能を有すると共に、ほぼ歪みを発生せずに入
力信号の中の基本波(増幅の目的である信号成分)を増
幅する。また、歪み抽出部20は、入力信号の中の歪み
成分のみを抽出し、反転された歪み成分を出力する。そ
して、基本波と、反転された歪み成分とが合成され、歪
み補償回路1の出力信号となる。
としての機能を有すると共に、ほぼ歪みを発生せずに入
力信号の中の基本波(増幅の目的である信号成分)を増
幅する。また、歪み抽出部20は、入力信号の中の歪み
成分のみを抽出し、反転された歪み成分を出力する。そ
して、基本波と、反転された歪み成分とが合成され、歪
み補償回路1の出力信号となる。
【0030】次に、動作を説明する。以下、図1を参照
して、歪み補償回路1が、入力信号Pinを処理する動
作を説明する。図1において、歪み補償回路1の入力信
号Pinとして、信号fx,fyが多重化された信号が
入力される。なお、入力信号Pinは、マルチキャリア
信号であり、入力信号Pinには複数の信号が多重化さ
れる場合が考えられるが、ここでは、説明を簡略化する
ため、fx,fyの2つの信号が多重化されているもの
として説明する。
して、歪み補償回路1が、入力信号Pinを処理する動
作を説明する。図1において、歪み補償回路1の入力信
号Pinとして、信号fx,fyが多重化された信号が
入力される。なお、入力信号Pinは、マルチキャリア
信号であり、入力信号Pinには複数の信号が多重化さ
れる場合が考えられるが、ここでは、説明を簡略化する
ため、fx,fyの2つの信号が多重化されているもの
として説明する。
【0031】入力信号Pinの電力は、ノードAにおい
て基本波増幅部10と歪み抽出部20とに分配される。
このとき、基本波増幅部10と歪み抽出部20とは、ほ
ぼ同一の入力インピーダンスを有することから、入力信
号Pinは、それぞれ等しい電力で分配される。即ち、
ノードB,F,Gにおける信号状態は同一となる。ノー
ドAで分配された後、入力信号は、基本波増幅部10の
CMOS10aに入力される。CMOS10aでは、ノ
ードBにおいて、入力信号が等しい電力でさらに分配さ
れる。そして、分配されたそれぞれの信号電力が、トラ
ンジスタ11,12によって増幅され、ノードCに出力
された後、さらに、CMOS10bに入力される。即
ち、CMOS10aによって所定利得だけ増幅された入
力信号がCMOS10bに入力される。
て基本波増幅部10と歪み抽出部20とに分配される。
このとき、基本波増幅部10と歪み抽出部20とは、ほ
ぼ同一の入力インピーダンスを有することから、入力信
号Pinは、それぞれ等しい電力で分配される。即ち、
ノードB,F,Gにおける信号状態は同一となる。ノー
ドAで分配された後、入力信号は、基本波増幅部10の
CMOS10aに入力される。CMOS10aでは、ノ
ードBにおいて、入力信号が等しい電力でさらに分配さ
れる。そして、分配されたそれぞれの信号電力が、トラ
ンジスタ11,12によって増幅され、ノードCに出力
された後、さらに、CMOS10bに入力される。即
ち、CMOS10aによって所定利得だけ増幅された入
力信号がCMOS10bに入力される。
【0032】CMOS10bでは、CMOS10aと同
様に入力信号を増幅し、ノードDに出力する。ここで、
基本波増幅部10は、各トランジスタが線形に動作し、
ノードDに出力された信号は、歪みをほぼ含まない信号
である。一方、ノードAで分配された後、歪み抽出部2
0に入力された入力信号は、以下のように処理される。
様に入力信号を増幅し、ノードDに出力する。ここで、
基本波増幅部10は、各トランジスタが線形に動作し、
ノードDに出力された信号は、歪みをほぼ含まない信号
である。一方、ノードAで分配された後、歪み抽出部2
0に入力された入力信号は、以下のように処理される。
【0033】初めに、ノードFにおいて、入力信号がト
ランジスタ21とアッテネータ25とに分配される。こ
のとき、トランジスタ21を含む処理系統(トランジス
タ21およびアッテネータ26からなる処理系統)とア
ッテネータ25を含む処理系統(アッテネータ25およ
びトランジスタ22からなる処理系統)とは、ほぼ同一
の入力インピーダンスを有することから、入力信号は、
それぞれ等しい電力で分配される。
ランジスタ21とアッテネータ25とに分配される。こ
のとき、トランジスタ21を含む処理系統(トランジス
タ21およびアッテネータ26からなる処理系統)とア
ッテネータ25を含む処理系統(アッテネータ25およ
びトランジスタ22からなる処理系統)とは、ほぼ同一
の入力インピーダンスを有することから、入力信号は、
それぞれ等しい電力で分配される。
【0034】次いで、分配された入力信号は、トランジ
スタ21を含む処理系統と、アッテネータ25を含む処
理系統とによって、それぞれ処理される。ここで、出力
信号の処理における利得について説明する。まず、入力
信号の基本波成分について説明する。トランジスタ2
1,22が線形に動作しているものとすると、各トラン
ジスタにおいて、(出力信号の利得)=(入力信号の利
得)+(トランジスタの利得)の関係が成り立つ。
スタ21を含む処理系統と、アッテネータ25を含む処
理系統とによって、それぞれ処理される。ここで、出力
信号の処理における利得について説明する。まず、入力
信号の基本波成分について説明する。トランジスタ2
1,22が線形に動作しているものとすると、各トラン
ジスタにおいて、(出力信号の利得)=(入力信号の利
得)+(トランジスタの利得)の関係が成り立つ。
【0035】ここで、例えば、入力信号の利得を10
(dBm)、トランジスタ21,22の利得を10(d
Bm)、アッテネータ25,26の利得を−3(dB
m)とすると、トランジスタ21を含む処理系統の出力
信号は、10(dBm)(入力信号の利得)+10(d
Bm)(トランジスタ21の利得)−3(dBm)(ア
ッテネータ26の利得)=17(dBm)となる。
(dBm)、トランジスタ21,22の利得を10(d
Bm)、アッテネータ25,26の利得を−3(dB
m)とすると、トランジスタ21を含む処理系統の出力
信号は、10(dBm)(入力信号の利得)+10(d
Bm)(トランジスタ21の利得)−3(dBm)(ア
ッテネータ26の利得)=17(dBm)となる。
【0036】一方、アッテネータ25を含む処理系統の
出力信号は、10(dBm)(入力信号の利得)−3
(dBm)(アッテネータ25の利得)+10(dB
m)(トランジスタ22の利得)=17(dBm)とな
る。即ち、トランジスタ21,22が線形に動作してい
る場合には、入力信号の基本波成分は、歪み抽出部20
の2つの処理系統のいずれに処理された場合にも、同様
の出力信号となる。
出力信号は、10(dBm)(入力信号の利得)−3
(dBm)(アッテネータ25の利得)+10(dB
m)(トランジスタ22の利得)=17(dBm)とな
る。即ち、トランジスタ21,22が線形に動作してい
る場合には、入力信号の基本波成分は、歪み抽出部20
の2つの処理系統のいずれに処理された場合にも、同様
の出力信号となる。
【0037】次に、入力信号の歪み成分について説明す
る。なお、ここでは、入力信号の歪み成分(3次相互変
調歪み)を例に挙げて説明する。入力信号の歪み成分に
ついては、(歪み成分の利得)=3*(入力信号の利
得)+(トランジスタの利得)の関係が成り立つ。
る。なお、ここでは、入力信号の歪み成分(3次相互変
調歪み)を例に挙げて説明する。入力信号の歪み成分に
ついては、(歪み成分の利得)=3*(入力信号の利
得)+(トランジスタの利得)の関係が成り立つ。
【0038】ここで、入力信号の利得を10(dB
m)、トランジスタ25,26の利得を−50(dB
m)、アッテネータ25,26の利得を−3(dBm)
とすると、トランジスタ21を含む処理系統の出力信号
は、3*10(dBm)(入力信号の利得)−50(d
Bm)(トランジスタ21の利得)−3(dBm)(ア
ッテネータ26の利得)=−23(dBm)となる。
m)、トランジスタ25,26の利得を−50(dB
m)、アッテネータ25,26の利得を−3(dBm)
とすると、トランジスタ21を含む処理系統の出力信号
は、3*10(dBm)(入力信号の利得)−50(d
Bm)(トランジスタ21の利得)−3(dBm)(ア
ッテネータ26の利得)=−23(dBm)となる。
【0039】一方、アッテネータ25を含む処理系統の
出力信号は、3*(10(dBm)(入力信号の利得)
−3(dBm)(アッテネータ25の利得))−50
(dBm)(トランジスタ22の利得)=−29(dB
m)となる。即ち、入力信号の歪み成分は、歪み抽出部
20の2つの処理系統によって、出力信号の利得が異な
ることとなる。
出力信号は、3*(10(dBm)(入力信号の利得)
−3(dBm)(アッテネータ25の利得))−50
(dBm)(トランジスタ22の利得)=−29(dB
m)となる。即ち、入力信号の歪み成分は、歪み抽出部
20の2つの処理系統によって、出力信号の利得が異な
ることとなる。
【0040】図1において、ノードG,H,I,Jにお
ける信号状態は、上述の内容を示している。なお、トラ
ンジスタ21とトランジスタ22の出力信号は逆相であ
ることから、ノードIにおける信号状態は、ノードJに
おける信号状態とは位相が逆に現れている。このように
して、2つの処理系統によって出力された信号は、合成
されてトランジスタ23,24からなるCMOSに入力
され、所定利得で増幅される。この出力信号、即ち、ノ
ードKにおける信号は、2つの処理系統の出力信号にお
いて、基本波成分が打ち消し合い、歪み成分の差分が増
幅された信号となる。
ける信号状態は、上述の内容を示している。なお、トラ
ンジスタ21とトランジスタ22の出力信号は逆相であ
ることから、ノードIにおける信号状態は、ノードJに
おける信号状態とは位相が逆に現れている。このように
して、2つの処理系統によって出力された信号は、合成
されてトランジスタ23,24からなるCMOSに入力
され、所定利得で増幅される。この出力信号、即ち、ノ
ードKにおける信号は、2つの処理系統の出力信号にお
いて、基本波成分が打ち消し合い、歪み成分の差分が増
幅された信号となる。
【0041】最後に、基本波増幅部10によってノード
Dに出力された信号と、歪み抽出部20によってノード
Kに出力された信号とが、ノードEにおいて合成され、
歪み補償回路1の出力信号Poutとなる。このとき、
基本波増幅部10の出力インピーダンスと、歪み抽出部
20の出力インピーダンスとはほぼ同一であることか
ら、電力合成器を用いることなく出力信号を合成でき
る。
Dに出力された信号と、歪み抽出部20によってノード
Kに出力された信号とが、ノードEにおいて合成され、
歪み補償回路1の出力信号Poutとなる。このとき、
基本波増幅部10の出力インピーダンスと、歪み抽出部
20の出力インピーダンスとはほぼ同一であることか
ら、電力合成器を用いることなく出力信号を合成でき
る。
【0042】次に、歪み補償回路1を組み込んだマルチ
キャリア通信装置の具体例について説明する。図2は、
歪み補償回路1を組み込んだマルチキャリア通信装置の
処理手順を示す図である。なお、図2には、各部におけ
る基本波(fx、fy)および歪み成分(IM)を併せ
て示している。図2において、変調器から出力されたマ
ルチキャリア信号は、2つの信号(fx,fy)を含ん
でいる。歪み補償回路1は、このマルチキャリア信号に
対し、基本波の増幅および歪み成分の抽出を行い、反転
させた歪み成分を付加した信号を電力増幅器に出力す
る。
キャリア通信装置の具体例について説明する。図2は、
歪み補償回路1を組み込んだマルチキャリア通信装置の
処理手順を示す図である。なお、図2には、各部におけ
る基本波(fx、fy)および歪み成分(IM)を併せ
て示している。図2において、変調器から出力されたマ
ルチキャリア信号は、2つの信号(fx,fy)を含ん
でいる。歪み補償回路1は、このマルチキャリア信号に
対し、基本波の増幅および歪み成分の抽出を行い、反転
させた歪み成分を付加した信号を電力増幅器に出力す
る。
【0043】電力増幅器においては、入力された信号
が、所定段数のアンプおよびアイソレータによって処理
され、アンテナに出力される。このとき、電力増幅器か
らアンテナに出力される信号は、増幅された基本波のみ
を含み、増幅において発生する歪みは、歪み補償回路1
によって入力信号に付加された、反転された歪み成分に
より相殺されている。
が、所定段数のアンプおよびアイソレータによって処理
され、アンテナに出力される。このとき、電力増幅器か
らアンテナに出力される信号は、増幅された基本波のみ
を含み、増幅において発生する歪みは、歪み補償回路1
によって入力信号に付加された、反転された歪み成分に
より相殺されている。
【0044】一方、図3は、歪み補償回路を組み込まな
いマルチキャリア通信装置の処理手順を示す図である。
図3において、変調器から出力されたマルチキャリア信
号は、そのまま電力増幅器に入力される。そして、電力
増幅器において、所定段数のアンプおよびアイソレータ
によって処理され、アンテナに出力される。この結果、
電力増幅器からアンテナに出力される信号は、増幅され
た基本波と、歪みとを含んでいる。
いマルチキャリア通信装置の処理手順を示す図である。
図3において、変調器から出力されたマルチキャリア信
号は、そのまま電力増幅器に入力される。そして、電力
増幅器において、所定段数のアンプおよびアイソレータ
によって処理され、アンテナに出力される。この結果、
電力増幅器からアンテナに出力される信号は、増幅され
た基本波と、歪みとを含んでいる。
【0045】ここで、電力増幅器の出力信号の品質は、
D/U(Desire/Undesire)によって決定付けられる。
図3に示す電力増幅器の出力信号において、図2に示す
電力増幅器の出力信号におけるD/Uと同一の出力信号
とした場合、歪み成分を含まない信号がアンテナに出力
されるため、信号品質が改善される。また、歪み成分を
抑圧した結果、電力増幅器においては、電力付加効率が
改善されることとなる。
D/U(Desire/Undesire)によって決定付けられる。
図3に示す電力増幅器の出力信号において、図2に示す
電力増幅器の出力信号におけるD/Uと同一の出力信号
とした場合、歪み成分を含まない信号がアンテナに出力
されるため、信号品質が改善される。また、歪み成分を
抑圧した結果、電力増幅器においては、電力付加効率が
改善されることとなる。
【0046】以上のように、本実施の形態に係る歪み補
償回路1は、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とを
同様の回路構成としている。したがって、基本波増幅部
10と、歪み抽出部20とは、ほぼ同一の入力インピー
ダンスおよび出力インピーダンスを有することとなり、
電力分配器あるいは電力合成器を組み込むことなく、信
号電力の分配および合成が可能となる。
償回路1は、基本波増幅部10と、歪み抽出部20とを
同様の回路構成としている。したがって、基本波増幅部
10と、歪み抽出部20とは、ほぼ同一の入力インピー
ダンスおよび出力インピーダンスを有することとなり、
電力分配器あるいは電力合成器を組み込むことなく、信
号電力の分配および合成が可能となる。
【0047】また、歪み補償回路1をトランジスタ、抵
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、基本波増幅部10の特性と、歪み抽出部20の特
性とが、より同一性の高いものとなり、電力分配器ある
いは電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配
あるいは合成が可能となる。
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、基本波増幅部10の特性と、歪み抽出部20の特
性とが、より同一性の高いものとなり、電力分配器ある
いは電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配
あるいは合成が可能となる。
【0048】また、歪み補償回路1は、集積回路化され
ることに加え、CMOSを用いているため、低消費電力
で高速に動作させることが可能となる。なお、本実施の
形態における歪み補償回路1は、図1に示す回路構成の
他、以下のような回路によっても実現可能である。図4
は、図1のノードAにおける信号電力の抵抗を介して分
配する例を示す回路図である。図4に示すように抵抗を
用いて信号電力の分配を行った場合にも、集積回路化が
可能であり、さらに、抵抗がアイソレータとして機能す
ることとなる。
ることに加え、CMOSを用いているため、低消費電力
で高速に動作させることが可能となる。なお、本実施の
形態における歪み補償回路1は、図1に示す回路構成の
他、以下のような回路によっても実現可能である。図4
は、図1のノードAにおける信号電力の抵抗を介して分
配する例を示す回路図である。図4に示すように抵抗を
用いて信号電力の分配を行った場合にも、集積回路化が
可能であり、さらに、抵抗がアイソレータとして機能す
ることとなる。
【0049】また、図5は、図1のノードAにおける信
号電力をコンデンサを介して分配する例を示す回路図で
ある。図6は、図1のノードAにおける信号電力を差動
増幅回路を介して分配する例を示す回路図である。図7
は、トランジスタ21,22の出力負荷として、インダ
クタを用いる場合の例を示す回路図である。
号電力をコンデンサを介して分配する例を示す回路図で
ある。図6は、図1のノードAにおける信号電力を差動
増幅回路を介して分配する例を示す回路図である。図7
は、トランジスタ21,22の出力負荷として、インダ
クタを用いる場合の例を示す回路図である。
【0050】図8は、トランジスタ21,22の出力負
荷として、インダクタとコンデンサとを並列に接続した
回路を用いる場合の例を示す図である。図9は、トラン
ジスタ21,22の出力負荷として、インダクタ、コン
デンサおよび抵抗をそれぞれ並列に接続した回路を用い
る場合の例を示す図である。図10は、抵抗を介してノ
ードEにおける信号電力を合成する場合の例を示す回路
図である。
荷として、インダクタとコンデンサとを並列に接続した
回路を用いる場合の例を示す図である。図9は、トラン
ジスタ21,22の出力負荷として、インダクタ、コン
デンサおよび抵抗をそれぞれ並列に接続した回路を用い
る場合の例を示す図である。図10は、抵抗を介してノ
ードEにおける信号電力を合成する場合の例を示す回路
図である。
【0051】図11は、トランジスタを介してノードE
における信号電力を合成する場合の例を示す回路図であ
る。図12は、基本波増幅部10をインダクタおよびコ
ンデンサによって構成する場合の例を示す回路図であ
る。なお、基本波増幅部10は、半導体基盤上に構成さ
れたマイクロストリップラインとして構成する場合や、
半導体基盤内に構成されたストリップラインとして構成
する場合等が考えられる。
における信号電力を合成する場合の例を示す回路図であ
る。図12は、基本波増幅部10をインダクタおよびコ
ンデンサによって構成する場合の例を示す回路図であ
る。なお、基本波増幅部10は、半導体基盤上に構成さ
れたマイクロストリップラインとして構成する場合や、
半導体基盤内に構成されたストリップラインとして構成
する場合等が考えられる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、位相調整部と、歪み抽
出部とを同様の特性(入力インピーダンス、回路構成
等)としている。したがって、電力分配器あるいは電力
合成器を組み込むことなく、信号電力の分配および合成
が可能となる。即ち、大型の回路となる電力分配器およ
び電力合成器を備える必要がないことから、歪み補償回
路を小型化できる。
出部とを同様の特性(入力インピーダンス、回路構成
等)としている。したがって、電力分配器あるいは電力
合成器を組み込むことなく、信号電力の分配および合成
が可能となる。即ち、大型の回路となる電力分配器およ
び電力合成器を備える必要がないことから、歪み補償回
路を小型化できる。
【0053】また、歪み補償回路をトランジスタ、抵
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、位相調整部の特性(入出力インピーダンス等)
と、歪み抽出部の特性(入出力インピーダンス等)と
が、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるいは
電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配ある
いは合成が可能となる。
抗、コンデンサあるいはインダクタのみによって構成す
るため、小型化・集積回路化が容易となり、また、その
ため、位相調整部の特性(入出力インピーダンス等)
と、歪み抽出部の特性(入出力インピーダンス等)と
が、より同一性の高いものとなり、電力分配器あるいは
電力合成器によらずに、より適切に信号電力の分配ある
いは合成が可能となる。
【0054】また、歪み補償回路は、集積回路化される
ことに加え、CMOSを用いているため、低消費電力で
高速に動作させることが可能となる。
ことに加え、CMOSを用いているため、低消費電力で
高速に動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した歪み補償回路1の構成を示す
図である。
図である。
【図2】歪み補償回路1を組み込んだマルチキャリア通
信装置の処理手順を示す図である。
信装置の処理手順を示す図である。
【図3】歪み補償回路を組み込まないマルチキャリア通
信装置の処理手順を示す図である。
信装置の処理手順を示す図である。
【図4】図1のノードAにおける信号電力を抵抗を介し
て分配する例を示す回路図である。
て分配する例を示す回路図である。
【図5】図1のノードAにおける信号電力をコンデンサ
を介して分配する例を示す回路図である。
を介して分配する例を示す回路図である。
【図6】図1のノードAにおける信号電力を差動増幅回
路を介して分配する例を示す回路図である。
路を介して分配する例を示す回路図である。
【図7】トランジスタ21,22の出力負荷として、イ
ンダクタを用いる場合の例を示す回路図である。
ンダクタを用いる場合の例を示す回路図である。
【図8】トランジスタ21,22の出力負荷として、イ
ンダクタとコンデンサとを並列に接続した回路を用いる
場合の例を示す図である。
ンダクタとコンデンサとを並列に接続した回路を用いる
場合の例を示す図である。
【図9】トランジスタ21,22の出力負荷として、イ
ンダクタ、コンデンサおよび抵抗をそれぞれ並列に接続
した回路を用いる場合の例を示す図である。
ンダクタ、コンデンサおよび抵抗をそれぞれ並列に接続
した回路を用いる場合の例を示す図である。
【図10】抵抗を介してノードEにおける信号電力を合
成する場合の例を示す回路図である。
成する場合の例を示す回路図である。
【図11】トランジスタを介してノードEにおける信号
電力を合成する場合の例を示す回路図である。
電力を合成する場合の例を示す回路図である。
【図12】基本波増幅部10をインダクタおよびコンデ
ンサによって構成する場合の例を示す回路図である。
ンサによって構成する場合の例を示す回路図である。
【図13】従来の歪み補償回路100を示すブロック図
である。
である。
1,100 歪み補償回路
10 基本波増幅部
11〜14,21〜24 トランジスタ
20 歪み抽出部
25,26 アッテネータ
27 抵抗
110,141 電力分配器
120 遅延線
130,144 電力合成器
140 歪み抽出部
142,146 アッテネータ
143,145 アンプ
フロントページの続き
Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 CA92 FA07
GN02 GN07 HA10 HA17 HA25
HA29 HA33 KA15 KA23 KA68
MA22 SA14 TA01
5J500 AA01 AA41 AC21 AC92 AF07
AH10 AH17 AH25 AH29 AH33
AK15 AK23 AK68 AM22 AS14
AT01
Claims (20)
- 【請求項1】 入力信号における増幅の目的である目的
波成分の位相を調整する位相調整部と、入力信号を増幅
した場合に発生する歪み成分を反転させた歪み補償成分
を入力信号から抽出する歪み抽出部とを含み、前記位相
調整部によって出力された目的波成分と、前記歪み抽出
部によって抽出された歪み補償成分とを合成して出力す
る歪み補償回路であって、 前記位相調整部と前記歪み抽出部とは、同一の入力イン
ピーダンスに設計され、入力信号が能動的に電力分配さ
れることなく前記位相調整部と前記歪み抽出部とに並列
に入力されることを特徴とする歪み補償回路。 - 【請求項2】 前記入力信号は、前記位相調整部と前記
歪み抽出部とに並列に直接入力されることを特徴とする
請求項1記載の歪み補償回路。 - 【請求項3】 前記入力信号は、前記位相調整部と前記
歪み抽出部とに並列に抵抗を介して入力されることを特
徴とする請求項1記載の歪み補償回路。 - 【請求項4】 前記入力信号は、前記位相調整部と前記
歪み抽出部とに並列にコンデンサを介して入力されるこ
とを特徴とする請求項1記載の歪み補償回路。 - 【請求項5】 前記入力信号は、前記位相調整部と前記
歪み抽出部とに並列に差動増幅回路を介して入力される
ことを特徴とする請求項1記載の歪み補償回路。 - 【請求項6】 前記位相調整部は、前記歪み抽出部の回
路構成に対し、位相を変化させる要素について同様の回
路構成を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載の歪み補償回路。 - 【請求項7】 前記位相調整部をトランジスタによって
構成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
載の歪み補償回路。 - 【請求項8】 前記歪み抽出部は、 前記入力信号が入力される入力ノードにゲートを接続さ
れた第1のp型トランジスタと、前記入力ノードと第1
の減衰器を介してゲートを接続された第1のn型トラン
ジスタと、前記第1のp型トランジスタのソースに接続
された第2の減衰器と、前記第1のp型トランジスタの
ソースと前記第1のn型トランジスタのドレインとを接
続する出力負荷とを含み、前記第2の減衰器の出力と前
記第1のn型トランジスタのドレインとを接続する出力
ノードにおける信号を出力とする第1段回路と、 前記第1段回路の出力を増幅する第1の相補型トランジ
スタからなる第2段回路と、 を含み、 前記位相調整部は、 前記第1段回路における第1のp型トランジスタおよび
第1のn型トランジスタとそれぞれ同一の特性を有する
第2のp型トランジスタおよび第2のn型トランジスタ
からなる第2の相補型トランジスタと、 前記第1の相補型トランジスタと同一の特性を有し、前
記第2の相補型トランジスタの出力信号を増幅する第3
の相補型トランジスタと、 を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
の歪み補償回路。 - 【請求項9】 前記出力負荷は、抵抗によって構成され
ることを特徴とする請求項8記載の歪み補償回路。 - 【請求項10】 前記出力負荷は、インダクタによって
構成されることを特徴とする請求項8記載の歪み補償回
路。 - 【請求項11】 前記出力負荷は、抵抗とコンデンサと
が並列に接続された回路によって構成されることを特徴
とする請求項8記載の歪み補償回路。 - 【請求項12】 前記出力負荷は、抵抗とコンデンサと
インダクタとがそれぞれ並列に接続された回路によって
構成されることを特徴とする請求項8記載の歪み補償回
路。 - 【請求項13】 前記位相調整部をインダクタおよびコ
ンデンサによって構成することを特徴とする請求項1〜
6のいずれかに記載の歪み補償回路。 - 【請求項14】 前記位相調整部を半導体基盤上に構成
されたマイクロストリップラインによって構成すること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の歪み補償
回路。 - 【請求項15】 前記位相調整部を半導体基盤内部層に
構成されたストリップラインによって構成することを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の歪み補償回
路。 - 【請求項16】 前記位相調整部と前記歪み抽出部とを
同一のプロセスによって製造される集積回路として構成
したことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載
の歪み補償回路。 - 【請求項17】 前記位相調整部と前記歪み抽出部と
は、同一の出力インピーダンスに設計され、それぞれの
出力信号が能動的に電力合成されることなく合成され、
前記歪み補償回路の出力信号とされることを特徴とする
請求項1〜16のいずれかに記載の歪み補償回路。 - 【請求項18】 前記位相調整部と前記歪み抽出部それ
ぞれの出力信号は、それぞれの信号線を接続することに
より、直接合成されることを特徴とする請求項17記載
の歪み補償回路。 - 【請求項19】 前記位相調整部と前記歪み抽出部それ
ぞれの出力信号は、それぞれの信号線を抵抗を介して接
続することにより合成されることを特徴とする請求項1
7記載の歪み補償回路。 - 【請求項20】 前記位相調整部と前記歪み抽出部それ
ぞれの出力信号は、それぞれの信号線をトランジスタを
介して接続することにより合成されることを特徴とする
請求項17記載の歪み補償回路。
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