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JP2003225518A - 固液分離装置 - Google Patents

固液分離装置

Info

Publication number
JP2003225518A
JP2003225518A JP2002023838A JP2002023838A JP2003225518A JP 2003225518 A JP2003225518 A JP 2003225518A JP 2002023838 A JP2002023838 A JP 2002023838A JP 2002023838 A JP2002023838 A JP 2002023838A JP 2003225518 A JP2003225518 A JP 2003225518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtration
hollow
filter
scraper
treated water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002023838A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Fukada
尚平 深田
Itaru Sakai
至 坂井
Satoru Udagawa
悟 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP2002023838A priority Critical patent/JP2003225518A/ja
Publication of JP2003225518A publication Critical patent/JP2003225518A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空濾過部材に付着したケーキ状懸濁物質が
効率的に除去されるので、濾過速度を高く維持すること
が可能となって、高い濾過効率が得られる。また、付着
するケーキ状懸濁物質量が減少することから中空濾過部
材の目詰まりが起きにくくなるので、長時間運転が可能
となって、高い濾過効率が得られる。従って、装置の小
型化が図れ、低コスト化が図れる。 【解決手段】 外面に濾過媒体4を有し、中心部に濾液
排出手段を有する平板状の中空濾過部材2を複数個上下
に間隔をあけて重ね合わされた濾過体1と、前記濾液排
出手段と連通し、濾過体1の中心部にこれを貫通して固
定された中空回転軸7と、濾過媒体4の外表面に形成さ
れたケーキ状懸濁物質を掻き取るスクレーパ12とを具
備する濾過装置Aと、懸濁物質を含有する被処理水の流
入口25と流出口26とを有すると共に、濾過装置Aを
収容する被処理水貯溜槽Bとを備えた固液分離装置にお
いて、スクレーパ12の数は、上部の中空濾過部材2よ
り下部の中空濾過部材2の方が多い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固液分離装置、
特に、上水道、下水道またはし尿処理等の水処理過程で
発生する排水または汚泥、および懸濁物質を含む工業排
水や一般排水を、効率良く分離することができ、しかも
長時間運転が可能となり、且つ装置の小型化および低コ
スト化が図れる固液分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道や下水道の水処理過程で発
生する汚泥を濃縮する手段として、汚泥貯溜槽内に平板
状の中空濾過部材を複数個上下に間隔をあけて重ね合わ
された濾過体を設けた固液分離装置として、本発明者等
は、第1および第2先行固液分離装置を提案した。これ
らの詳細は、後述する発明の実施の形態において詳述す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1および第
2先行固液分離装置によれば、汚泥を効率良く濃縮処理
することができるといった利点を有するが、以下のよう
な課題があった。
【0004】連続的な濾過操作によって、各中空濾過部
材の濾過媒体に付着したケーキ状懸濁物質を全ての中空
濾過部材に関して一律にスクレーパで掻き取ることによ
って濾過速度の低下を防ぐ構造を採用しているが、中空
濾過部材に付着するケーキ状懸濁物質量は、水頭差が増
加する深い部分の中空濾過部材ほど多くなり、濾過量が
減少することとなる。また、汚泥の自然沈降によって深
くなるほど汚泥濃度が高くなることから、同じく付着す
るケーキ状懸濁物質量は、深い部分の中空濾過部材ほど
多くなり、濾過量が減少する。さらに深い部分の中空濾
過部材ほど汚泥が多量に付着することから、深い部分の
中空濾過部材ほど目詰まりが速くなる。
【0005】従って、この発明の目的は、中空濾過部材
の深さ方向の付着ケーキ状懸濁物質をスクレーパを用い
て適正量に掻き取ることによって、濾過速度を高く維持
することで汚泥を効率良く濃縮することができ、しか
も、濾過媒体の目詰まりも抑制できることから、長時間
運転が可能となり、且つ装置の小型化および低コスト化
が図れる固液分離装置に関するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも一方の外面に濾過媒体を有し、中心部に濾液
排出手段を有する平板状の中空濾過部材を複数個上下に
間隔をあけて重ね合わされた濾過体と、前記濾液排出手
段と連通し、前記濾過体の中心部にこれを貫通して固定
された中空回転軸と、前記濾過媒体の外表面に形成され
たケーキ状懸濁物質を掻き取るスクレーパとを具備する
濾過装置と、懸濁物質を含有する被処理水の流入口と流
出口とを有すると共に、前記濾過装置を収容する被処理
水貯溜槽とを備えた固液分離装置において、前記スクレ
ーパの数は、上部の前記中空濾過部材より下部の前記中
空濾過部材の方が多いことに特徴を有するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、少なくとも一方の
外面に濾過媒体を有し、且つ外周部に濾液排出手段を有
する平板状の中空濾過部材を複数個上下に間隔をあけて
重ね合わせた濾過体と、前記濾過体の中心部を離間して
貫通する中空回転軸に設けられ、前記濾過媒体の外表面
に形成されたケーキ状懸濁物質を掻き取るスクレーパ
と、前記濾液排出手段に連通した集水管とを具備する濾
過装置と、懸濁物質を含有する被処理水の流入口と流出
口とを有すると共に、前記濾過装置を収容する被処理水
貯溜槽とを備えた固液分離装置において、前記スクレー
パの数は、上部の前記中空濾過部材より下部の前記中空
濾過部材の方が多いことに特徴を有するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、少なくとも一方の
外面に濾過媒体を有し、中心部に濾液排出手段を有する
平板状の中空濾過部材を複数個上下に間隔をあけて重ね
合わされた濾過体と、前記濾液排出手段と連通し、前記
濾過体の中心部にこれを貫通して固定された中空回転軸
と、前記濾過媒体の外表面に形成されたケーキ状懸濁物
質を掻き取るスクレーパとを具備する濾過装置と、懸濁
物質を含有する被処理水の流入口と流出口とを有すると
共に、前記濾過装置を収容する被処理水貯溜槽とを備え
た固液分離装置において、下部の前記中空濾過部材と前
記スクレーパとのクリアランスは、上部の前記中空濾過
部材と前記スクリーンとのクリアランスより小さいこと
に特徴を有するものである。
【0009】請求項4記載の発明は、少なくとも一方の
外面に濾過媒体を有し、且つ外周部に濾液排出手段を有
する平板状の中空濾過部材を複数個上下に間隔をあけて
重ね合わせた濾過体と、前記濾過体の中心部を離間して
貫通する中空回転軸に設けられ、前記濾過媒体の外表面
に形成されたケーキ状懸濁物質を掻き取るスクレーパ
と、前記濾液排出手段に連通した集水管とを具備する濾
過装置と、懸濁物質を含有する被処理水の流入口と流出
口とを有すると共に、前記濾過装置を収容する被処理水
貯溜槽とを備えた固液分離装置において、下部の前記中
空濾過部材と前記スクレーパとのクリアランスは、上部
の前記中空濾過部材と前記スクリーンとのクリアランス
より小さいことに特徴を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の固液分離装置の
一実施態様を説明するが、先ず、第1先行固液分離装置
を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、第1先行固液分離装置を示す概略
斜視図、図2は、第1先行固液分離装置の濾過装置を示
す斜視図、図3は、第1先行固液分離装置の中空濾過部
材を示す分解斜視図、図4は、第1先行固液分離装置の
中空回転軸を示す斜視図、図5は、第1先行固液分離装
置の他のスクレーパおよびブレードを示す概略斜視図、
図6は、第1先行固液分離装置の洗浄手段を示す部分斜
視図である。
【0012】図1に示すように、第1先行固液分離装置
は、濾過装置Aと濾過装置Aを収容する被処理水貯溜槽
Bとからなっている。
【0013】濾過装置Aは、後述する縦型濾過体1と中
空回転軸7とスクレーパ12とを備えているが、必要に
応じて掻き取りブレード14および洗浄ノズル15を備
えても良い。
【0014】以下、縦型濾過体1、中空回転軸7、スク
レーパ12、掻き取りブレード14および洗浄ノズル1
5を備えた濾過装置Aについて、図1から図6を参照し
ながら説明する。
【0015】図1から図6において、1は、縦型濾過体
である。濾過体1は、懸濁物質を含む被処理水を外側か
ら内側へ、水頭差により濾過する中空濾過部材2が間隔
をあけて上下に重ね合わされたものからなっている。
【0016】なお、加圧または吸引を利用して濾過する
ことも可能であるが、設備コスト、運転コストを考慮す
ると、水頭差により濾過することが好ましい。
【0017】中空濾過部材2は、図3に示すように、所
定の厚みを有する、例えば、円形状枠体3と枠体3の上
面および下面に固定された濾過媒体4とからなってい
る。濾過媒体4自体が強度の高いものであれば、濾過媒
体4を直接、枠体3に固定しても良いが、濾布、高分子
体等のように柔らかく、水圧により容易に変形してしま
うようなものの場合には、補強用多孔性平板を介して枠
体3に固定する必要がある。中空濾過部材2は、後述す
る集水管取り付け部毎に仕切り板2Aによって分割され
ている。仕切り板2Aは、水圧等による濾過媒体4の変
形を防止するものであるが、この変形が問題無いような
場合には必要ない。
【0018】濾過媒体4としては、濾布、不織布、分離
膜(精密濾過膜、限外濾過膜、逆浸透膜、イオン交換樹
脂膜等)が用いられるが、低コストで固液分離を行なわ
せるためには、低圧で通過可能な濾布、不織布または精
密濾過膜を用いることが好ましい。
【0019】中空濾過部材2は、その上面および下面を
濾過面として用いるため、単位体積当たりの濾過面積を
大きく取ることができ、更に中空濾過部材2の径が大き
くなればなるほど径の2乗で濾過面積が増加するため、
従来、知られている円筒状濾過ドラムのような濾過面積
がドラム径の1乗で増加する濾過体よりも濾過効率面で
有利となる。なお、中空濾過部材2の形状は、円形以外
に矩形、多角形等であっても良い。上記中空濾過部材2
がスペーサ5を介して間隔をあけて上下に重ね合わされ
ている。中空濾過部材2の中心部には、後述する中空回
転軸の開口に連通する処理水排出口6が形成されてい
る。
【0020】7は、濾過体1の中心部にこれを貫通して
固定された中空回転軸である。中空回転軸7は、図2に
示すように、プーリ8およびモータ9等を備えた駆動手
段10によって回転する。中空回転軸7の軸線方向に
は、図4に示すように、間隔をあけて開口11が形成さ
れている。開口11と中空濾過部材2の処理水排出口6
とは、合致している。従って、各中空濾過部材2内の処
理水は、処理水排出口6および開口11を通って中空回
転軸7に集水される。中空回転軸7の下端は、図1に示
すように、処理水排出管16にジョイント17を介して
水密且つ回転自在に連結され、上端は閉塞されている。
【0021】12は、中空濾過部材2間に設けられた、
固定軸13に固定されたスクレーパである。濾過の進行
に伴って濾過媒体4の表面に付着し、堆積したケーキ状
懸濁物質は、中空濾過部材2の回転に伴って、スクレー
パ12と濾過媒体4との間の隙間分の厚みを残して除去
される。この隙間に関して、スクレーパ12と濾過媒体
4とが直接接触する隙間ゼロの状態から非接触の任意隙
間の状態の何れも採用することができるが、濾過速度を
速める場合には、接触させるか隙間を狭くする。一方、
処理水中の懸濁濃度を低くしたい場合には、隙間を広く
すれば良い。
【0022】また、濾過体1の回転速度によっても、濾
過媒体4の表面上に堆積したケーキ状懸濁物質の厚みを
調節することが可能である。即ち、濾過体1の回転速度
が遅い場合には、スクレーパ12による懸濁物質の除去
頻度が減少するため堆積したケーキ状懸濁物質の厚みは
厚くなり、一方、濾過体1の回転速度が早い場合には、
懸濁物質の除去頻度が増加するためケーキ状懸濁物質の
厚みは薄くなる。
【0023】スクレーパ12の材質としては、金属、高
分子材料、セラミック等を用いることが可能であるが、
被処理水に対して耐腐食性を有し、また、濾過媒体4と
直接接触する場合のことを考慮して耐摩耗性を有するも
のが好ましい。
【0024】スクレーパ12によるケーキ状懸濁物質の
除去は、連続的に行なってもあるいは定期的に行なって
も良い。定期的に行なう場合には、固定軸13を回動可
能とし、ケーキ状懸濁物質の除去時のみ、固定軸13を
回動させてスクレーパ12を中空濾過部材2間に挿入す
る。
【0025】14は、掻き取りブレードであり、水平に
往復移動することによりスクレーパ12の掻き取り側の
面に付着したケーキ状懸濁物質を掻き取り、中空濾過部
材2間の外に掻き出す。スクレーパ12が上述のように
回動可能な場合には、掻き取りブレード14は、図5に
示すように、回動後の位置において、水平に往復移動す
るようにする。掻き取りブレード14とスクレーパ12
とは、ケーキ状懸濁物質の掻き出し効果の面では、接
触、非接触の何れでも良いが、材料の摩耗を考慮すると
非接触が好ましい。
【0026】15は、中空濾過部材2間に設けられた、
濾過媒体4の外側を洗浄する洗浄手段としての洗浄ノズ
ルである。洗浄ノズル15は、各濾過媒体4の外面に流
体を吹き付けて、濾過媒体4に付着したケーキ状懸濁物
質を除去し、また、濾過媒体4が目詰まりを起こした場
合の濾過機能を回復させる。用いる洗浄用流体として
は、濾過体1からの処理水の他、外部からの導入水、洗
浄薬液および空気等が可能であるが、運転コストの削減
効果を考慮すると、処理水、空気または処理水と空気と
の併用が望ましい。洗浄ノズル15のノズル孔15A
は、図6に示すように、ヘッダ管の上下に設けることに
よって、上段の濾過媒体4の下面および下段の濾過媒体
4の上面を同時に洗浄することができる。
【0027】18は、処理水排出管16からの処理水が
溜められる処理水槽、19は、処理水用ポンプ、20
は、空気用コンプレッサ、21は、処理水排出管16に
設けられた第1バルブ、22は、洗浄ノズル15への流
体の開閉を行なう第2バルブ、23は、処理水用ポンプ
19出側に設けられた第3バルブ、そして、24は、空
気用コンプレッサ20の出側に設けられた第4バルブで
ある。なお、各バルブ21、22、23、24、処理水
用ポンプ19および空気用コンプレッサ20は、逆洗浄
手段としても作用する。
【0028】被処理水貯溜槽Bは、懸濁物質を含有する
被処理水流入口25と濃縮固形分流出口26とを有して
いて、少なくとも1つの濾過装置Aが収容されている。
【0029】なお、この例のように、被処理水貯溜槽B
を濾過装置A専用に設けても良いが、上水道、下水道、
し尿処理、工業排水処理または一般排水処理のフロー中
の既存の槽を用いることも可能である。
【0030】以上のように構成されている、第1先行固
液分離装置によれば、以下のようにして、懸濁物質を含
む被処理水が処理される。
【0031】図1に示すように、流入口25から被処理
水貯溜槽B内に注入された下水等の被処理水は、回転す
る濾過体1の各中空濾過部材2内に水頭差によって濾過
媒体4を介して流入し、濾過される。このようにして、
各中空濾過部材2内に流入した処理水は、中空回転軸7
を通り処理水排出管16から処理水槽18に溜められ
る。
【0032】濾過の進行に伴い、各中空濾過部材2の濾
過媒体には、ケーキ状懸濁物質が付着するが、この付着
懸濁物質は、回転する中空濾過部材2の濾過媒体4に近
接して固定されたスクレーパ12によって掻き取られ、
濾過により濃縮された懸濁物質の固形分と共に、被処理
水貯溜槽Bの底部に沈殿する。スクレーパ12の掻き取
り側の面に付着したケーキ状懸濁物質は、掻き取りブレ
ード14によって掻き取られ、各中空濾過部材2間から
掻き出され、被処理水貯溜槽Bの底部に沈殿する。
【0033】このようにして、被処理水貯溜槽Bの底部
に沈殿した濃縮固形分および掻き取られたケーキ状懸濁
物質は、流出口26から槽外に排出される。
【0034】洗浄ノズル15によって濾過体1を洗浄す
るには、第2バルブ22を開き、ポンプ19によって処
理水槽18内の処理水を各洗浄ノズル15に供給する。
この場合、第4バルブ24を開き、コンプレッサ20に
よって空気を洗浄ノズル15に供給しても、あるいは、
処理水と空気とを併用しても良い。
【0035】一方、濾過体1を逆圧洗浄するには、第1
および第2バルブ21、22を閉じ、第3バルブ23を
開き、ポンプ19によって処理水槽18内の処理水を処
理水排出管16および中空回転軸7を介して中空濾過部
材2内に圧入する。この場合、第4バルブ24を開き、
コンプレッサ20によって空気を中空濾過部材2内に空
気を圧入しても、あるいは、処理水と空気とを併用して
も良い。逆圧洗浄用流体としては、処理水以外に、外部
からの導入水、洗浄薬液および空気等が可能であるが、
運転コストの削減効果を考慮すると、処理水、空気また
は処理水と空気との併用が望ましい。
【0036】以上のようにして、懸濁物質を含む被処理
水が高能率で処理されると共に、濾過媒体の逆洗および
洗浄が行なわれる。
【0037】なお、以上は、縦型濾過体1を垂直に被処
理水貯溜槽B内に設置した例であるが、中空濾過部材2
内の処理水の排出を速やかにするために、濾過体1を傾
斜させて設置しても良い。このように、濾過体1を傾斜
させることによって、スクレーパ12および掻き取りブ
レード14によるケーキ状懸濁物質の掻き取り効果が向
上するといった効果もある。
【0038】次に、上記第2先行固液分離装置を、図面
を参照しながら説明する。
【0039】図7は、第2先行固液分離装置を示す概略
斜視図、図8は、第2先行固液分離装置の濾過装置を示
す斜視図、図9は、第2先行固液分離装置の濾過装置を
示す一部省略分解斜視図、図10は、第2先行固液分離
装置の中空濾過部材とスクレーパとを示す分解斜視図、
図11は、第2先行固液分離装置の中空濾過部材とスク
レーパと掻き取りブレードとの配置を示す斜視図、図1
2は、第2先行固液分離装置の集水管を示す部分斜視
図、図13は、第2先行固液分離装置の中空回転軸を示
す部分斜視図である。
【0040】図7に示すように、第2先行固液分離装置
の固液分離装置は、濾過装置Aと濾過装置Aを収容する
被処理水貯溜槽Bとを備えている。
【0041】濾過装置Aは、後述する濾過体27と処理
水集水管34とスクレーパ36とを備えているが、必要
に応じて掻き取りブレード41および洗浄ノズル39を
備えても良い。
【0042】以下、濾過体27、処理水集水管34、ス
クレーパ36、掻き取りブレード41および洗浄ノズル
43を備えた濾過装置Aについて、図7から図13を参
照しながら説明する。
【0043】図7から図13において、27は、縦型濾
過体である。濾過体27は、懸濁物質を含む被処理水を
外側から内側へ、水頭差により濾過する中空濾過部材2
8が間隔をあけて上下に重ね合わされたものからなって
いる。
【0044】なお、加圧または吸引を利用して濾過する
ことも可能であるが、設備コスト、運転コストを考慮す
ると、水頭差により濾過することが好ましい。
【0045】中空濾過部材28は、所定の厚みを有す
る、例えば、円形状枠体29と枠体29の上面および下
面に固定された濾過媒体30とからなっている。濾過媒
体30自体が強度の高いものであれば、濾過媒体30を
直接、枠体29に固定しても良いが、濾布、高分子体等
のように柔らかく、水圧により容易に変形してしまうよ
うなものの場合には、補強用多孔性平板を介して枠体3
に固定する必要がある。中空濾過部材28は、後述する
集水管取り付け部毎に仕切り板28Aによって分割され
ている。仕切り板28Aは、水圧等による濾過媒体27
の変形を防止するものであるが、この変形が問題無いよ
うな場合には必要ない。
【0046】濾過媒体27としては、濾布、不織布、分
離膜(精密濾過膜、限外濾過膜、逆浸透膜、イオン交換
樹脂膜等)が用いられるが、低コストで固液分離を行な
わせるためには、低圧で通過可能な濾布、不織布または
精密濾過膜を用いることが好ましい。
【0047】中空濾過部材28は、上記第1先行固液分
離装置の場合と同様に、従来、知られている円筒状濾過
ドラムのような濾過面積がドラム径の1乗で増加する濾
過体よりも濾過効率面で有利となる。なお、中空濾過部
材28の形状は、円形以外に矩形、多角形等であっても
良い。上記中空濾過部材28がスペーサ31を介して間
隔をあけて上下に重ね合わされている。
【0048】中空濾過部材28の側面には、リング状の
集水管取り付け部32が突設されていて、集水管取り付
け部32内に後述する処理水集水管が挿入されている。
集水管取り付け部32には、図10に示すように、中空
濾過部材28内と連通する処理水排出手段としても連通
口33が形成されている。前記集水管は、最小限1本で
良いので、取り付け部32も最小限1個所で良いが、こ
の例では、中空濾過部材28の補強も兼ねて等間隔で4
個所設けられている。
【0049】34は、中空濾過部材28の集水管取り付
け部32内に挿入された処理水集水管である。集水管3
4の軸線方向には、図12に示すように、間隔をあけて
開口35が形成されている。開口35と集水管取り付け
部32の連通口33とは、合致している。従って、各中
空濾過部材28内の処理水は、連通口33および開口3
5を通って集水管34に集水される。各集水管34は、
後述する処理水排出管に連結され、上端は閉塞されてい
る。
【0050】36は、各中空濾過部材28間に設けられ
た、後述する中空回転軸に固定され、これによって回転
可能なスクレーパである。スクレーパ36は、前記回転
軸を中心として渦巻き状に配された複数枚(この例では
2枚)の羽根からなっている。スクレーパ36の回転に
よって濾過媒体4の表面に、濾過の進行に伴って付着お
よび堆積したケーキ状懸濁物質は、スクレーパ36と濾
過媒体30との間の隙間分の厚みを残して除去される。
この隙間に関して、スクレーパ36と濾過媒体30とが
直接接触する隙間ゼロの状態から非接触の任意隙間の状
態の何れも採用することができるが、濾過速度を速める
場合には、接触させるか隙間を狭くする。一方、処理水
中の懸濁濃度を低くしたい場合には、隙間を広くすれば
良い。
【0051】また、スクレーパ36の回転速度によって
も、濾過媒体30の表面上に堆積したケーキ状懸濁物質
の厚みを調節することが可能である。即ち、回転速度が
遅い場合には、スクレーパ36による懸濁物質の除去頻
度が減少するため堆積した懸濁物質の厚みは厚くなり、
一方、回転数が早いと懸濁物質の除去頻度が増加するた
め懸濁物質の厚みは薄くなる。スクレーパ36の材質
は、上記第1先行固液分離装置におけると同様である。
スクレーパ36によるケーキ状懸濁物質の除去は、連続
的に行なってもあるいは定期的に行なっても良い。
【0052】37は、各スクレーパ36および後述する
洗浄ノズルが固定された垂直な中空回転軸である。中空
回転軸37は、各中空濾過部材28の中心部を貫通し、
プーリ38およびモータ39等を備えた駆動手段40に
よってスクレーパ36の渦巻き方向に回転する。中空回
転軸37と各中空濾過部材28とは完全に離間してい
る。
【0053】41は、掻き取りブレードであり、スクレ
ーパ36の掻き取り側の面に付着したケーキ状懸濁物質
を掻き取り、中空濾過部材28間の外に掻き出す。掻き
取りブレード41の先端部は、スクレーパ36の回転に
伴ないスクレーパ36の掻き取り側の面に沿って所定角
度範囲内を回動軸42を中心として回動する。
【0054】なお、掻き取りブレード41は、カム機構
を備えた回動手段(図示せず)を回動軸42に取り付け
て、自らスクレーパ36の回転に合わせて回動するよう
にしても、あるいは、スクレーパ36の回転に伴って回
動するようにしても良い。スクレーパ36の回転に伴っ
て回動させる場合には、掻き取りブレード41の先端端
がスクレーパ36の掻き取り側の面に沿って摺動するよ
うにし、且つ、掻き取りブレード41自体に弾性力を付
与しておいて、掻き取りブレード41がスクレーパ36
から外れた時に元の状態に復帰するようにする。
【0055】掻き取りブレード41とスクレーパ36と
は、ケーキ状懸濁物質の掻き出し効果の面では、接触、
非接触の何れでも良いが、材料の摩耗を考慮すると非接
触が好ましい。
【0056】43は、図7および図13に示すように、
中空濾過部材28間に設けられた、濾過媒体30の外側
を洗浄する洗浄手段としての洗浄ノズルである。洗浄ノ
ズル43は、各濾過媒体30の外面に流体を吹き付け
て、濾過媒体30に付着したケーキ状懸濁物質を除去
し、また、濾過媒体30が目詰まりを起こした場合の濾
過機能を回復させる。用いる洗浄用流体としては、濾過
体27からの処理水の他、外部からの導入水、洗浄薬液
および空気等が可能であるが、運転コストの削減効果を
考慮すると、処理水、空気または処理水と空気との併用
が望ましい。
【0057】洗浄ノズル43からの洗浄用流体は、濾過
媒体30の全面に行き渡らせる必要があるため、スクレ
ーパ36と同様に中空回転軸37に固定されている。洗
浄用流体は、中空回転軸37を介して各洗浄ノズル17
に供給される。洗浄用流体は、上記第1固液分離装置と
同様である。洗浄ノズル43のノズル孔43Aは、図1
3に示すように、上下に設けることによって、上段の濾
過媒体30下面および下段の濾過媒体30の上面を同時
に洗浄することができる。
【0058】44は、処理水排出管51からの処理水が
溜められる処理水槽、45は、処理水排出管51への処
理水の開閉を行なう第1バルブ、46は、中空回転軸3
7への処理水の開閉を行なう第2バルブ、47は、処理
水排出管51への空気の開閉を行なう第3バルブ、48
は、中空回転軸37への空気の開閉を行なう第4バル
ブ、49は、処理水用ポンプ、そして、50は、空気用
コンプレッサである。なお、図7では、集水管34は、
1本のみ設けられており、処理水排出管51に続されて
いる。また、第1バルブ45、第3バルブ47、処理水
用ポンプ49および空気用コンプレッサ50は、逆洗浄
手段となる。
【0059】被処理水貯溜槽Bは、懸濁物質を含有する
被処理水の流入口52と濃縮固形分の流出口53とを有
していて、少なくとも1つの濾過装置Aが収容されてい
る。
【0060】なお、この例のように、被処理水貯溜槽B
を濾過装置A専用に設けても良いが、上水道、下水道、
し尿処理、工業排水処理または一般排水処理のフロー中
の既存の槽を用いることも可能である。
【0061】以上のように構成されている、第2先行固
液分離装置によれば、以下のようにして、懸濁物質を含
む被処理水が処理される。
【0062】図7に示すように、流入口52から被処理
水貯溜槽B内に注入された下水等の被処理水は、濾過体
27の各中空濾過部材28内に水頭差によって濾過媒体
30を介して流入し、濾過される。このようにして、各
中空濾過部材28内に流入した処理水は、集水管34を
介して処理水排出管51から処理水槽44に溜められ
る。
【0063】濾過の進行に伴い、各中空濾過部材28の
濾過媒体には、ケーキ状懸濁物質が付着するが、この付
着懸濁物質は、中空回転軸37により回転するスクレー
パ36によって掻き取られ、濾過により濃縮された懸濁
物質の固形分と共に、被処理水貯溜槽Bの底部に沈殿す
る。スクレーパ36の掻き取り側の面に付着したケーキ
状懸濁物質は、掻き取りブレード41によって掻き取ら
れ、各中空濾過部材37間から掻き出され、被処理水貯
溜槽Bの底部に沈殿する。
【0064】このようにして、被処理水貯溜槽Bの底部
に沈殿した濃縮固形分および掻き取られたケーキ状懸濁
物質は、流出口53から槽外に排出される。
【0065】洗浄ノズル43によって濾過体27を洗浄
するには、第2バルブ46を開き、ポンプ49によって
処理水槽44内の処理水を中空回転軸37を介して各洗
浄ノズル43に供給する。この場合、第4バルブ48を
開き、コンプレッサ50によって空気を中空回転軸37
を介して各洗浄ノズル43に供給しても、あるいは、処
理水と空気とを併用しても良い。
【0066】一方、濾過体27を逆圧洗浄するには、第
1バルブ45を開き、ポンプ49によって処理水槽44
内の処理水を集水管34を介して各中空濾過部材28内
に圧入する。この場合、第3バルブ47を開き、コンプ
レッサ50によって空気を集水管34を介して各中空濾
過部材28内に圧入しても、あるいは、処理水と空気と
を併用しても良い。
【0067】以上のようにして、懸濁物質を含む被処理
水が高能率で処理されると共に、濾過媒体の逆洗および
洗浄が行なわれる。
【0068】なお、以上は、縦型濾過体27を垂直に被
処理水貯溜槽B内に設置した例であるが、中空濾過部材
28内の処理水の排出を速やかにするために、濾過体2
7を集水管34方向に傾斜させて設置しても良い。この
ように、濾過体27を傾斜させることによって、スクレ
ーパ36および掻き取りブレード41によるケーキ状懸
濁物質の掻き取り効果が向上するといった効果もある。
【0069】この発明は、上記第1先行固液分離装置に
おいて、スクレーパ12の数を上部の中空濾過部材2よ
り下部の中空濾過部材2の方を多くしたものである。
【0070】中空濾過部材2に付着するケーキ状懸濁物
質は、深い部分の中空濾過部材2で濾過圧力が高くなる
ものほど、また深い部分の中空濾過部材2で中空濾過部
材2の周囲の汚泥濃度が沈降現象により高くなるものほ
ど厚みが増加し、この結果、濾過速度は減少する。
【0071】従って、深い部分の中空濾過部材2ほどス
クレーパ12の設置枚数を増やすか、またはスクレーパ
12による汚泥掻き取りのためのクリアランスを小さく
することによって、付着するケーキ状懸濁物質厚みを低
くすることができ、濾過速度を増加させることが可能と
なる。さらに、深い部分の中空濾過部材2に付着するケ
ーキ状懸濁物質厚みが薄くなることから、長期間の濾過
運転を実施しても目詰まりの進行が抑制され、安定した
濾過速度を得ることが可能となる。
【0072】図14および図15に、深い部分の中空濾
過部材2ほどスクレーパ12の設置枚数を増やした場合
を示す。すなわち、上部の中空濾過部材2から下部の中
空濾過部材2にわたってスクレーパ12の設置枚数を順
次(2枚の中空濾過部材毎)、1枚、2枚、3枚と増加
させたものである。
【0073】図16および図17に、深い部分の中空濾
過部材2ほどスクレーパ12と中空濾過部材2とのクリ
アランスを小さくした場合を示す。すなわち、上部の中
空濾過部材2から下部の中空濾過部材2にわたってスク
レーパ12と中空濾過部材2とのクリアランスを順次、
1mm、0.8mm、0.6mm、0.4mm、0.2
mm、0mmと小さくしたものである。
【0074】図18に、深い部分の中空濾過部材2ほど
スクレーパ12の設置枚数を増やすと共に、スクレーパ
8と中空濾過部材2とのクリアランスを小さくした場合
を示す。すなわち、上部の中空濾過部材2から下部の中
空濾過部材2にわたってスクレーパ12の設置枚数を順
次(2枚の中空濾過部材毎)、1枚、2枚、3枚と増加
させると共に、上部の中空濾過部材2から下部の中空濾
過部材2にわたってスクレーパ12と中空濾過部材2と
のクリアランスを順次、1mm、0.8mm、0.6m
m、0.4mm、0.2mm、0mmと小さくしたもの
である。
【0075】スクレーパ12の増加枚数およびクリアラ
ンスの大きさは、これに限定されるものではない。
【0076】なお、以上は、この発明を第1先行固液分
離装置に適用した場合であるが、この発明を上記第2先
行固液分離装置に適用することも良いことは言うまでも
なく、この場合にも、この発明を第1先行固液分離装置
に適用した場合と同様な効果がもたらされる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、深い部分の中空濾過部材ほど、付着するケーキ状懸
濁物質を掻き取るためのスクレーパの枚数を増やすか、
または中空濾過部材とのクリアランスを調節することに
よって、中空濾過部材に付着したケーキ状懸濁物質が効
率的に除去され、濾過速度を高く維持することが可能と
なって、高い濾過効率が得られる。また、付着するケー
キ状懸濁物質量が減少することから中空濾過部材の目詰
まりが起きにくくなり、長時間運転が可能となって、高
い濾過効率が得られる。従って、装置の小型化が図れ、
低コスト化が図れるといった有用な効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1先行固液分離装置を示す概略斜視図であ
る。
【図2】第1先行固液分離装置の濾過装置を示す斜視図
である。
【図3】第1先行固液分離装置の中空濾過部材を示す分
解斜視図である。
【図4】第1先行固液分離装置の中空回転軸を示す斜視
図である。
【図5】第1先行固液分離装置の他のスクレーパおよび
ブレードを示す概略斜視図である。
【図6】第1先行固液分離装置の洗浄手段を示す部分斜
視図である。
【図7】第2先行固液分離装置を示す概略斜視図であ
る。
【図8】第2先行固液分離装置の濾過装置を示す斜視図
である。
【図9】第2先行固液分離装置の濾過装置を示す一部省
略分解斜視図である。
【図10】第2先行固液分離装置の中空濾過部材とスク
レーパとを示す分解斜視図である。
【図11】第2先行固液分離装置の中空濾過部材とスク
レーパと掻き取りブレードとの配置を示す斜視図であ
る。
【図12】第2先行固液分離装置の集水管を示す部分斜
視図である。
【図13】第2先行固液分離装置の中空回転軸を示す部
分斜視図である。
【図14】深さ部分の中空濾過部材ほどスクレーパの枚
数を変えた濾過体を示す概略斜視図である。
【図15】中空濾過部材の平面図であり、(A)は、図
14のA−A線断面図、(B)は、図14のB−B線断
面図、(C)は、図14のC−C線断面図である。
【図16】深さ方向のスクレーパのクリアランスを変化
させた濾過体を示す概略斜視図である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】深さ方向のスクレーパの枚数およびクリアラ
ンスを変化させた濾過体を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
A:濾過装置 B:被処理水貯溜槽 1:濾過体 2:中空濾過部材 3:枠体 4:濾過媒体 5:スぺーサ 6:処理水排出口 7:中空回転軸 8:プーリ 9:モータ 10:駆動手段 11:開口 12:スクレーパ 13:固定軸 14:掻き取りブレード 15:洗浄ノズル 16:処理水排出管 17:ジョイント 18:処理水槽 19:ポンプ 20:コンプレッサ 21:第1バルブ 22:第2バルブ 23:第3バルブ 24:第4バルブ 25:流入口 26:流出口 27:濾過体 28:中空濾過部材 29:枠体 30:濾過媒体 31:スペーサ 32:集水管取り付け部材 33:連通口 34:集水管 35:開口 36:スクレーパ 37:中空回転軸 38:プーリ 39:モータ 40:駆動手段 41:掻き取りブレード 42:回転軸 43:洗浄ノズル 44:処理水槽 45:第1バルブ 46:第2バルブ 47:第3バルブ 48:第4バルブ 49:ポンプ 50:コンプレッサ 51:処理水排出管 52:流入口 53:流出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 63/16 // C02F 11/12 (72)発明者 宇田川 悟 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA07 HA42 HA83 HA93 JA38A JA38C JA70A KC03 KC12 KC14 PB04 PB08 4D026 BA01 BB01 BC40 BD05 BD06 BE01 BF06 BF07 BF09 BF11 4D059 AA03 BE07 BE13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の外面に濾過媒体を有
    し、中心部に濾液排出手段を有する平板状の中空濾過部
    材を複数個上下に間隔をあけて重ね合わされた濾過体
    と、前記濾液排出手段と連通し、前記濾過体の中心部に
    これを貫通して固定された中空回転軸と、前記濾過媒体
    の外表面に形成されたケーキ状懸濁物質を掻き取るスク
    レーパとを具備する濾過装置と、懸濁物質を含有する被
    処理水の流入口と流出口とを有すると共に、前記濾過装
    置を収容する被処理水貯溜槽とを備えた固液分離装置に
    おいて、 前記スクレーパの数は、上部の前記中空濾過部材より下
    部の前記中空濾過部材の方が多いことを特徴とする固液
    分離装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の外面に濾過媒体を有
    し、且つ外周部に濾液排出手段を有する平板状の中空濾
    過部材を複数個上下に間隔をあけて重ね合わせた濾過体
    と、前記濾過体の中心部を離間して貫通する中空回転軸
    に設けられ、前記濾過媒体の外表面に形成されたケーキ
    状懸濁物質を掻き取るスクレーパと、前記濾液排出手段
    に連通した集水管とを具備する濾過装置と、懸濁物質を
    含有する被処理水の流入口と流出口とを有すると共に、
    前記濾過装置を収容する被処理水貯溜槽とを備えた固液
    分離装置において、 前記スクレーパの数は、上部の前記中空濾過部材より下
    部の前記中空濾過部材の方が多いことを特徴とする固液
    分離装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の外面に濾過媒体を有
    し、中心部に濾液排出手段を有する平板状の中空濾過部
    材を複数個上下に間隔をあけて重ね合わされた濾過体
    と、前記濾液排出手段と連通し、前記濾過体の中心部に
    これを貫通して固定された中空回転軸と、前記濾過媒体
    の外表面に形成されたケーキ状懸濁物質を掻き取るスク
    レーパとを具備する濾過装置と、懸濁物質を含有する被
    処理水の流入口と流出口とを有すると共に、前記濾過装
    置を収容する被処理水貯溜槽とを備えた固液分離装置に
    おいて、 下部の前記中空濾過部材と前記スクレーパとのクリアラ
    ンスは、上部の前記中空濾過部材と前記スクリーンとの
    クリアランスより小さいことを特徴とする固液分離装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の外面に濾過媒体を有
    し、且つ外周部に濾液排出手段を有する平板状の中空濾
    過部材を複数個上下に間隔をあけて重ね合わせた濾過体
    と、前記濾過体の中心部を離間して貫通する中空回転軸
    に設けられ、前記濾過媒体の外表面に形成されたケーキ
    状懸濁物質を掻き取るスクレーパと、前記濾液排出手段
    に連通した集水管とを具備する濾過装置と、懸濁物質を
    含有する被処理水の流入口と流出口とを有すると共に、
    前記濾過装置を収容する被処理水貯溜槽とを備えた固液
    分離装置において、 下部の前記中空濾過部材と前記スクレーパとのクリアラ
    ンスは、上部の前記中空濾過部材と前記スクリーンとの
    クリアランスより小さいことを特徴とする固液分離装
    置。
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