JP2003221254A - 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 - Google Patents
偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法Info
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Abstract
保存フォトニッククリスタルファイバを容易に製造する
ことができる方法を提供する。 【解決手段】 クラッドの細孔のファイバ横断面外郭形
状が楕円に形成された偏波保存フォトニッククリスタル
ファイバの製造方法において、ファイバ横断面の孔パタ
ーンに対応して設けられた複数の円形孔を有し且つ横断
面外郭形状が扁平に形成されたプリフォーム4を準備
し、プリフォーム4を線引き加工により細径化する。
Description
ッククリスタルファイバ(以下「偏波保存PCF」とい
う)の製造方法に関する。
ァイバ中心をなす中実又は中空ののコアと、そのコアを
被覆するように設けられファイバ横断面に所定格子を形
成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造
を構成するように配設された複数の細孔を有するクラッ
ドとを備えた光ファイバであり、種々の分野での適用が
提案されている。
タルファイバを偏波保存ファイバとすることが考えられ
る。
-503,Apr,2001には、細孔のファイバ横断面外郭形状を
楕円とした偏波保存PCFが開示されており、かかる構
成の偏波保存PCFは、形状寸法を適切に設定すれば計
算上10-2程度の大きなモード複屈折率を示すとの内容
が記載されている。
イバ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存
PCFを容易に製造することができる方法を提供するこ
とにある。
に円形孔を設け、線引き工程時にプリフォーム横断面内
に作用する向心力が異方性を有するようにしたものであ
る。
す中実又は中空のコアと、該コアを被覆するように設け
られファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径
方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配
設された複数の細孔を有するクラッドと、を備え、ファ
イバ横断面において、該細孔の外郭形状が楕円に形成さ
れ且つ該楕円の細孔の長軸が一方向に配向していること
により、光伝搬領域であるモードフィールドが相互に直
交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏波モードを有するよ
うに構成された偏波保存PCFの製造方法を前提とす
る。そして、上記ファイバ横断面の孔パターンに対応し
て設けられた複数の円形孔を有するプリフォームを準備
するプリフォーム準備工程と、上記プリフォームを線引
き加工により細径化する線引き工程と、を備え、上記線
引き工程時にプリフォーム横断面内に作用する向心力が
異方性を有するように構成することを特徴とする。
性を有する向心力がプリフォーム横断面内に作用し、プ
リフォームに設けられた円形孔が等方的に縮小せずに楕
円形状の細孔に形成されてファイバー化され、しかも、
楕円形状の細孔の長軸が一方向に配向することとなる。
従って、プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な
加工が不要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円であ
る細孔を有する偏波保存PCFを容易に製造することが
できる。
フォームを、ファイバ横断面の孔パターンに対応して設
けられた複数の円形孔を有し且つ横断面外郭形状が扁平
に形成されたものとすることが考えられる。
き工程時に、扁平である横断面外郭形状が表面張力の作
用により円形化しつつファイバー化される。そのとき、
プリフォーム横断面内に作用する向心力は、扁平の短径
方向よりも長径方向の方が大きい、すなわち、異方性を
有することとなる。
孔パターンに対応して設けられ、各々、両端が封止され
た複数の円形孔と、横断面において複数の円形孔を挟む
ように設けられた少なくとも一対の未封止孔とを有する
ものとすることも考えられる。
き工程時に、未封止孔の方が封止孔よりも大きく縮小
し、中心から未封止孔側に向かって引張り力が作用しつ
つファイバー化される。そのとき、プリフォーム横断面
内に作用する向心力は、上記引張り力が向心力に抵抗す
るため一対の未封止孔を結ぶ方向よりもそれに直交する
方向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとな
る。
円孔を設けるといった複雑な加工が不要であり、ファイ
バ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存P
CFを容易に製造することができる。
施形態1に係る偏波保存PCFの製造方法について工程
を追って説明する。
に、円筒状の石英(SiO2)管9を電気炉10で加熱
延伸することにより長尺のキャピラリ1を作製する。こ
のとき、石英管9内及びキャピラリ1内に塩素ガスを流
通させる。これによって、キャピラリ1内面の水酸基及
び水分が塩素ガスによって除去されると共に空気が排除
されて水分のキャピラリ1内面への付着が防止され、水
酸基の吸収による伝送ロスが低減されることとなる。次
に、得られた長尺のキャピラリ1の両端を封止してキャ
ピラリ1内に塩素ガスを充填した状態とする。そして、
この長尺のキャピラリ1をマイクロバーナー等を用いて
所定長さに切り分けることにより、両端にキャピラリ封
止部1a,1aが形成され塩素ガスが充填されたキャピ
ラリ1,1,…を作製する。このキャピラリ1内に塩素
ガスが充填されていることによって、キャピラリ1内面
への水分の接触がなくなり、これによっても水酸基の吸
収による伝送ロスの低減が図られることとなる。
製したキャピラリ1,1,…を多数本と、キャピラリ1
の同外径で同長さの石英製のコアロッド2を1本と、キ
ャピラリ1及びコアロッド2より短尺の石英円筒管を1
本と、を準備する。
面外郭形状を扁平に形成したサポート管3を作製する。
内に貫通状態に充填する。このとき、図3に示すよう
に、横断面においてキャピラリ孔が三角格子を形成する
ようにキャピラリ1,1,…を最密状に充填すると共
に、中心軸位置にコアロッド2を配置する。これによ
り、各キャピラリ1及びコアロッド2の移動がサポート
管3により規制される。また、キャピラリ1,1,…及
びコアロッド2は断面円形であるため、サポート管3内
にはキャピラリ1相互間等に断面略三角形状の空隙1
1,11,…が形成される。
3の内壁との間に生じる間隙には石英粉等の充填材を充
填し、各キャピラリ1の位置ずれが生じないようにす
る。
る最密状に配設された多数のキャピラリ1,1,…と、
その中心軸位置に配置されたコアロッド2と、それらを
保持するサポート管3とからなるプリフォーム4を作製
する。
すように、プリフォーム4両端にサポート管3とほぼ同
外径である石英製の補助パイプ12,12をそれぞれ溶
接する。そして、一方の補助パイプ12の開口部から塩
素ガスを流し込み、その塩素ガスをサポート管3内に形
成された空隙11,11,…に流通させ、最終的に他方
の補助パイプ12の開口部から排出するようにすると共
に、火炎13をプリフォーム4の長手方向に往復移動さ
せるようにしてその外側を加熱する。これによって、キ
ャピラリ1,1,…外面及びコアロッド2外面の水酸基
及び水分が塩素ガスによって予め除去され、水酸基の吸
収による伝送ロスの低減が図られることとなる。そし
て、キャピラリ1相互間の空隙11,11,…が減圧さ
れた状態となるようにサポート管3内を真空ポンプで減
圧しながらその両端を加熱してサポート管封止部3a,
3aを形成する。このとき、その空隙11,11,…に
空気が侵入しないようにし、空隙11,11,…に塩素
ガスが充填された状態となるようにする。
補助パイプ12を取り外し、図5に示すように、残った
他方の補助パイプ12が上側になるようにしてプリフォ
ーム4を線引き加工機にセットする。そして、プリフォ
ーム4に線引き炉14で加熱延伸する線引き加工(例え
ば、線引き炉温度2250℃、線引速度20m/mi
n)を施すことにより細径化(ファイバー化)する。こ
のとき、非円形の扁平形状であるプリフォーム4横断面
外郭形状が表面張力の作用により円形化しつつプリフォ
ーム4が細径化(ファイバー化)される。また、プリフ
ォーム4横断面内に作用する向心力は扁平の短径方向よ
りも長径方向の方が大きくなる、すなわち、異方性を有
することとなる。そのため、プリフォーム4に設けられ
た円形孔は長軸が一方向に配向した横断面楕円形に形成
される。さらに、サポート管3内に形成された空隙1
1,11,…が減圧された状態で封止され、しかも塩素
ガスが充填されていることによって、キャピラリ1外面
及びコアロッド2外面への水分の接触が防止されると共
に、減圧されたそれらの空隙11,11,…が加熱によ
って内部圧力の高まったキャピラリ1,1,…によって
スムーズに押し潰されることとなる。そして、隣接する
キャピラリ1同士、キャピラリ1とコアロッド2、及び
キャピラリ1とサポート管3は相互に融着一体化するこ
ととなる。
心をなす中実のコア5と、コア5を被覆するように設け
られファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径
方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配
設された複数の細孔6a,6a,…を有するクラッド6
と、クラッド6をさらに被覆するように設けられた被覆
部7とを備え、ファイバ横断面において、細孔6a,6
a,…の外郭形状が楕円に形成され且つ楕円の細孔6
a,6a,…の長軸が一方向に配向した横断面円形の偏
波保存PCF8が製造される。かかる偏波保存PCF8
は、光伝搬領域であるモードフィールドがファイバ横断
面において相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏
波モードを有するように構成されたものとなる。
によれば、プリフォーム4は、線引き工程時に、扁平で
ある横断面外郭形状が表面張力の作用により円形化しつ
つファイバー化される。そのとき、プリフォーム4横断
面内に作用する向心力は、扁平の短径方向よりも長径方
向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとな
る。そのため、プリフォーム4の横断面円形のキャピラ
リ孔が等方的に縮小せずに楕円形状の細孔に形成されて
ファイバー化され、しかも、楕円形状の細孔6a,6
a,…の長軸が一方向に配向することとなる。従って、
プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な加工が不
要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔6
a,6a,…を有する偏波保存PCF8を容易に製造す
ることができる。
に係る偏波保存PCFの製造方法について工程を追って
説明する。なお、実施形態1と同一部位及び同一部材は
同一符号で示す。
の方法でキャピラリ1を作製する。このとき、両端が封
止されていない未封止キャピラリ21も同様に作製す
る。
製した封止したキャピラリ1,1,…を多数本と、キャ
ピラリ1の同外径で同長さの石英製の未封止キャピラリ
21,21,…を所定本と、キャピラリ1の同外径で同
長さの石英製のコアロッド2を1本と、キャピラリ1,
未封止キャピラリ21及びコアロッド2よりも短尺で石
英製の円筒状のサポート管3を1本と、を準備する。
1,…、未封止キャピラリ21,21,…及びコアロッ
ド2を貫通状態にサポート管3内に充填する。このと
き、図7に示すように、横断面においてキャピラリ孔が
三角格子を形成するようにキャピラリ1,1,…及び未
封止キャピラリ21,21…を最密状に充填すると共
に、中心軸位置にコアロッド2が配置し、また、横断面
において、キャピラリ1,1,…の束を一対の未封止キ
ャピラリ21,21,…の束で挟むように、キャピラリ
1,1,…及び未封止キャピラリ21,21…を配設す
る。これにより、各キャピラリ1、各未封止キャピラリ
21及びコアロッド2の移動がサポート管3により規制
される。また、キャピラリ1,1,…、未封止キャピラ
リ21及びコアロッド2は断面円形であるため、サポー
ト管3内にはキャピラリ1及び未封止キャピラリ21相
互間等に断面略三角形状の空隙11,11,…が形成さ
れる。
3の内壁との間に生じる間隙に石英粉等の充填材を充填
し、各キャピラリ1の位置ずれが生じないようにする。
数のキャピラリ1,1,…の束と、その束を挟むように
設けられた未封止キャピラリ21の束と、それらの中心
軸位置に配置されたコアロッド2と、それらを保持する
サポート管3とからなるプリフォーム4を作製する。
1と同様にして塩素ガスによるプリフォーム4の脱水処
理を行う。
フォーム4を線引き加工機にセットする。そして、プリ
フォーム4に線引き炉で加熱延伸すると共に未封止キャ
ピラリ21内を減圧しつつ線引き加工を施すことにより
細径化(ファイバー化)する。このとき、プリフォーム
4が細径化する際に、未封止キャピラリ21の方が両端
封止したキャピラリ1よりもキャピラリ孔の縮小が速
い。そのため、未封止キャピラリ21のキャピラリ孔を
埋め合わせるべくプリフォーム4横断面内に中心から未
封止キャピラリ21の束側に向かって引張り力が作用す
る。その引張り力は、線引き加工時のプリフォーム4横
断面内に作用する向心力に抗するので、その向心力は、
未封止キャピラリ21の孔により構成された一対の未封
止孔群を結ぶ方向よりもそれに直交する方向の方が大き
い、すなわち、異方性を有することとなる。それによっ
て、プリフォーム4に設けられた円形孔は長軸が一方向
に配向した横断面楕円形となる。また、サポート管3内
に形成された空隙11,11,…が減圧された状態で封
止され、しかも塩素ガスが充填されていることによっ
て、キャピラリ1外面及びコアロッド2外面への水分の
接触が防止されると共に、減圧されたそれらの空隙1
1,11,…が加熱によって内部圧力の高まったキャピ
ラリ1,1,…によってスムーズに押し潰されることと
なる。そして、隣接するキャピラリ1同士、キャピラリ
1とコアロッド2、及びキャピラリ1とサポート管3は
相互に融着一体化すると共に未封止キャピラリ21のキ
ャピラリ孔が消滅することとなる。
心をなす中実のコア5と、コア5を被覆するように設け
られファイバ横断面に三角格子を形成してファイバ半径
方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配
設された複数の細孔6a,6a,…を有するクラッド6
と、クラッド6をさらに被覆するように設けられた被覆
部7とを備え、ファイバ横断面において、細孔6a,6
a,…の外郭形状が楕円に形成され且つ楕円の細孔6
a,6a,…の長軸が一方向に配向した横断面円形の偏
波保存PCF8が製造される。かかる偏波保存PCF8
は、光伝搬領域であるモードフィールドがファイバ横断
面において相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏
波モードを有するように構成されたものとなる。
によれば、プリフォーム4は、線引き工程時に、未封止
キャピラリ21の方が両端封止したキャピラリ1よりも
キャピラリ孔が大きく縮小し、横断面において中心から
未封止キャピラリ21の束側に向かって引張り力が作用
しつつファイバー化される。そのとき、プリフォーム4
横断面内に作用する向心力は、上記引張り力が向心力に
抗して作用するため一対の未封止キャピラリ21の束を
結ぶ方向よりもそれに直交する方向の方が大きい、すな
わち、異方性を有することとなる。そのため、プリフォ
ーム4の横断面円形のキャピラリ孔が等方的に縮小せず
に楕円形状の細孔に形成されてファイバー化され、しか
も、楕円形状の細孔6a,6a,…の長軸が一方向に配
向することとなる。従って、プリフォームに楕円孔を設
けるといった複雑な加工が不要であり、ファイバ横断面
外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存PCF8を
容易に製造することができる。
1及び2では、サポート管3にキャピラリを充填する偏
波保存PCF8の製造方法としたが、特にこれに限定さ
れるものではなく、石英のロッド材に孔を穿孔したプリ
フォーム4を作製し、それを線引き加工するようにして
もよい。その場合、例えば、実施形態1に対応するもの
としては、図9に示すように、扁平断面のロッド材に所
定孔パターンで孔22,22,…を形成したプリフォー
ム4を準備すればよい。また、実施形態2に対応するも
のとしては、横断面円形のロッド材に所定パターンの封
止孔23,23,…を形成すると共に、その封止孔群を
挟むように未封止孔24,24,…を形成したプリフォ
ーム4を準備すればよい。
側面を研磨することにより扁平横断面のサポート管3を
形成したが、特にこれに限定されるものではなく、図1
1(a)に示すように、横断面外郭が楕円で且つ横断面
孔形状が円形に形成されたサポート管3であってもよ
く、また、図11(b)に示すように、石英円筒管を側
方に圧縮して横断面外郭及び横断面孔形状が楕円に形成
されたサポート管3であってもよい。
に両端を封止したキャピラリ1,1,…と未封止キャピ
ラリ21,21,…とを充填し、それによって線引き加
工時にプリフォーム4横断面内に作用する向心力が異方
性を発現するようにしたが、特にこれに限定されるもの
ではなく、例えば、サポート管に未封止キャピラリを充
填し、キャピラリ内を加圧する領域と、それを挟むキャ
ピラリ内を加圧する領域とを設けることによって線引き
加工時にプリフォーム横断面内に作用する向心力が異方
性を有するようにしてもよい。
コア5を有する偏波保存PCF8を製造するものとした
が、特にこれに限定されるものではなく、中空のコアを
有する偏波保存PCFを製造するものであってもいよ
い。その場合、プリフォームの中心軸位置にコアロッド
2を配置する代わりに、その中心軸位置にコア空間を形
成するようにすればよい。
を示す説明図である。
図である。
面図である。
処理工程を示す説明図である。
である。
視図である。
面図である。
視図である。
の横断面図である。
ォームの横断面図である。
の横断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ファイバ中心をなす中実又は中空のコア
と、該コアを被覆するように設けられファイバ横断面に
所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニックク
リスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を
有するクラッドと、を備え、ファイバ横断面において、
該細孔の外郭形状が楕円に形成され且つ該楕円の細孔の
長軸が一方向に配向していることにより、光伝搬領域で
あるモードフィールドが相互に直交し且つ伝搬定数が異
なる2つの偏波モードを有するように構成された偏波保
存フォトニッククリスタルファイバの製造方法であっ
て、 上記ファイバ横断面の孔パターンに対応して設けられた
複数の円形孔を有するプリフォームを準備するプリフォ
ーム準備工程と、 上記プリフォームを線引き加工により細径化する線引き
工程と、を備え、 上記線引き工程時に上記プリフォーム横断面内に作用す
る向心力が異方性を有するように構成することを特徴と
する偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方
法。 - 【請求項2】 ファイバ中心をなす中実又は中空のコア
と、該コアを被覆するように設けられファイバ横断面に
所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニックク
リスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を
有するクラッドと、を備え、ファイバ横断面において、
該細孔の外郭形状が楕円に形成され且つ該楕円の細孔の
長軸が一方向に配向していることにより、光伝搬領域で
あるモードフィールドが相互に直交し且つ伝搬定数が異
なる2つの偏波モードを有するように構成された偏波保
存フォトニッククリスタルファイバの製造方法であっ
て、 上記ファイバ横断面の孔パターンに対応して設けられた
複数の円形孔を有し且つ横断面外郭形状が扁平に形成さ
れたプリフォームを準備するプリフォーム準備工程と、 上記プリフォームを線引き加工により細径化する線引き
工程と、 を備えたことを特徴とする偏波保存フォトニッククリス
タルファイバの製造方法。 - 【請求項3】 ファイバ中心をなす中実又は中空のコア
と、該コアを被覆するように設けられファイバ横断面に
所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニックク
リスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を
有するクラッドと、を備え、ファイバ横断面において、
該細孔の外郭形状が楕円に形成され且つ該楕円の細孔の
長軸が一方向に配向していることにより、光伝搬領域で
あるモードフィールドが相互に直交し且つ伝搬定数が異
なる2つの偏波モードを有するように構成された偏波保
存フォトニッククリスタルファイバの製造方法であっ
て、 上記ファイバ横断面の孔パターンに対応して設けられ、
各々、両端が封止された複数の円形孔と、横断面におい
て該複数の円形孔を挟むように設けられた少なくとも一
対の未封止孔とを有するプリフォームを準備するプリフ
ォーム準備工程と、 上記プリフォームを線引き加工により細径化する線引き
工程と、を備えたことを特徴とする偏波保存フォトニッ
ククリスタルファイバの製造方法。
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JP2007072251A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Fujikura Ltd | 光ファイバとその製造方法 |
CN102053302A (zh) * | 2010-12-14 | 2011-05-11 | 南京师范大学 | 一种胶体晶体修饰的光纤微结构器件及其制备方法 |
JP2015099210A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社フジクラ | マルチコアファイバ及びそのマルチコアファイバの製造方法 |
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CN102053302B (zh) * | 2010-12-14 | 2012-07-25 | 南京师范大学 | 一种胶体晶体修饰的光纤微结构器件及其制备方法 |
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