JP2003217751A - 遊嵌コネクタ - Google Patents
遊嵌コネクタInfo
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- JP2003217751A JP2003217751A JP2002018850A JP2002018850A JP2003217751A JP 2003217751 A JP2003217751 A JP 2003217751A JP 2002018850 A JP2002018850 A JP 2002018850A JP 2002018850 A JP2002018850 A JP 2002018850A JP 2003217751 A JP2003217751 A JP 2003217751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を少なくし取付パネルへの着脱が容
易な遊嵌コネクタを提供する。 【解決手段】 一対のコネクタからなる遊嵌コネクタの
一方のコネクタ1は、取付パネル3と対向可能な形状の
フランジ部2を有し、フランジ部2には、取付パネル3
に取り付けられる本体部4aとこの本体部4aの外径よ
りも大きな外径を備える板状の抜け止め部4bとからな
るブッシュ4と、ブッシュ4の本体部4aの外形よりも
大きく且つ抜け止め部4bの外径よりも小さな内径を有
する穴からなるブッシュ装着孔5とが形成され、ブッシ
ュ4とブッシュ装着孔5とは、ブッシュ4の軸方向に対
して斜めとなるように形成されたヒンジ部7を介して互
いに一体的に結合した状態で樹脂成型等により形成され
ている。取付パネル3に取付固定されたブッシュ4とヒ
ンジ部7を介して結合されたブッシュ装着孔5との遊嵌
可能範囲内においてコネクタ1が可動するため、遊嵌コ
ネクタを構成する他のコネクタ(図示せず)との嵌合の
際に嵌合誤差が生じた場合でも適宜その誤差を吸収す
る。
易な遊嵌コネクタを提供する。 【解決手段】 一対のコネクタからなる遊嵌コネクタの
一方のコネクタ1は、取付パネル3と対向可能な形状の
フランジ部2を有し、フランジ部2には、取付パネル3
に取り付けられる本体部4aとこの本体部4aの外径よ
りも大きな外径を備える板状の抜け止め部4bとからな
るブッシュ4と、ブッシュ4の本体部4aの外形よりも
大きく且つ抜け止め部4bの外径よりも小さな内径を有
する穴からなるブッシュ装着孔5とが形成され、ブッシ
ュ4とブッシュ装着孔5とは、ブッシュ4の軸方向に対
して斜めとなるように形成されたヒンジ部7を介して互
いに一体的に結合した状態で樹脂成型等により形成され
ている。取付パネル3に取付固定されたブッシュ4とヒ
ンジ部7を介して結合されたブッシュ装着孔5との遊嵌
可能範囲内においてコネクタ1が可動するため、遊嵌コ
ネクタを構成する他のコネクタ(図示せず)との嵌合の
際に嵌合誤差が生じた場合でも適宜その誤差を吸収す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パネル等の取付
部材に取り付けられるコネクタに関し、特に取付部材に
対して可動的に取り付けられる遊嵌コネクタに関する。
部材に取り付けられるコネクタに関し、特に取付部材に
対して可動的に取り付けられる遊嵌コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】パネル等の取付部材に対して可動的に取
り付けられる遊嵌コネクタは、通常、図3に示すよう
に、第1コネクタ101と第2コネクタ102とで一対
のコネクタ100を形成している。これら第1及び第2
コネクタ101,102は、互いに嵌合可能な形状で形
成され、且つ第1及び第2コネクタ101,102のい
ずれか一方が取付部材である取付パネル103に対して
可動的に取り付けられているため(この例では、第2コ
ネクタ102)、両コネクタ101,102が嵌合する
際の嵌合誤差z(第1コネクタ101の幅方向中心線x
と第2コネクタ102の幅方向中心線yとのズレ量z)
を適宜吸収することができる構造となっている。
り付けられる遊嵌コネクタは、通常、図3に示すよう
に、第1コネクタ101と第2コネクタ102とで一対
のコネクタ100を形成している。これら第1及び第2
コネクタ101,102は、互いに嵌合可能な形状で形
成され、且つ第1及び第2コネクタ101,102のい
ずれか一方が取付部材である取付パネル103に対して
可動的に取り付けられているため(この例では、第2コ
ネクタ102)、両コネクタ101,102が嵌合する
際の嵌合誤差z(第1コネクタ101の幅方向中心線x
と第2コネクタ102の幅方向中心線yとのズレ量z)
を適宜吸収することができる構造となっている。
【0003】このような遊嵌コネクタとしては、図4及
び図5に示すようなものが知られている。即ち、図4
は、遊嵌コネクタを構成する第2コネクタ102の取付
パネル103への取付部分の拡大図を一部を断面で示す
図であり、第2コネクタ102は、取付パネル103に
対向可能な形状のフランジ部104を有し、このフラン
ジ部104には、所定数の径の異なる丸穴105a,1
05bが穿設されている。第2コネクタ102を取付パ
ネル103に取り付けるためには、丸穴105a,10
5bに遊嵌可能な形状で形成された部品Aと、この部品
Aの一部とカシメなどにより一体化される部品Bとから
なるブッシュ106を、フランジ部104を部品A及び
部品Bで挟み込むようにしてこれら丸穴105a,10
5bに取り付ける。そして、ブッシュ106を貫通する
ように形成された貫通穴107に汎用ねじ108を挿通
し、取付パネル103に穿設されねじ溝が形成されたね
じ穴109に汎用ねじ108をねじ込んでブッシュ10
6を取付パネル103に取付固定する。第2コネクタ1
02は、フランジ部104に形成された丸穴105a,
105bとブッシュ106との遊嵌隙間の範囲内で可動
的に取付パネル103に取り付けられるため、第1コネ
クタ101(図示せず)を第2コネクタ102に嵌合す
る際の嵌合誤差zは、この範囲内で適応的に吸収され
る。
び図5に示すようなものが知られている。即ち、図4
は、遊嵌コネクタを構成する第2コネクタ102の取付
パネル103への取付部分の拡大図を一部を断面で示す
図であり、第2コネクタ102は、取付パネル103に
対向可能な形状のフランジ部104を有し、このフラン
ジ部104には、所定数の径の異なる丸穴105a,1
05bが穿設されている。第2コネクタ102を取付パ
ネル103に取り付けるためには、丸穴105a,10
5bに遊嵌可能な形状で形成された部品Aと、この部品
Aの一部とカシメなどにより一体化される部品Bとから
なるブッシュ106を、フランジ部104を部品A及び
部品Bで挟み込むようにしてこれら丸穴105a,10
5bに取り付ける。そして、ブッシュ106を貫通する
ように形成された貫通穴107に汎用ねじ108を挿通
し、取付パネル103に穿設されねじ溝が形成されたね
じ穴109に汎用ねじ108をねじ込んでブッシュ10
6を取付パネル103に取付固定する。第2コネクタ1
02は、フランジ部104に形成された丸穴105a,
105bとブッシュ106との遊嵌隙間の範囲内で可動
的に取付パネル103に取り付けられるため、第1コネ
クタ101(図示せず)を第2コネクタ102に嵌合す
る際の嵌合誤差zは、この範囲内で適応的に吸収され
る。
【0004】一方、図5は、他の例の遊嵌コネクタを構
成する第2コネクタ102´の取付パネル103´への
取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であり、第2コ
ネクタ102´は、上記例と同様に取付パネル103´
に対向可能な形状のフランジ部104´を有し、このフ
ランジ部104´には、所定数の丸穴105´が穿設さ
れている。この第2コネクタ102´を取付パネル10
3´に取り付けるためには、丸穴105´に遊嵌可能な
形状で形成されたブッシュ106´が備えられた特殊ね
じ108´を挿通し、取付パネル103´に穿設された
ねじ溝が形成されたねじ穴109´に特殊ねじ108´
をねじ込んで特殊ねじ108´のブッシュ106´を取
付パネル103´に取付固定する。第2コネクタ102
は、フランジ部104に形成された丸穴105´と特殊
ねじ108´のブッシュ106´との遊嵌隙間の範囲内
で可動的に取付パネル103´に取り付けられるため、
第1コネクタ101(図示せず)を第2コネクタ102
´に嵌合する際の嵌合誤差zは、この範囲内で上記と同
様に適用的に吸収される。
成する第2コネクタ102´の取付パネル103´への
取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であり、第2コ
ネクタ102´は、上記例と同様に取付パネル103´
に対向可能な形状のフランジ部104´を有し、このフ
ランジ部104´には、所定数の丸穴105´が穿設さ
れている。この第2コネクタ102´を取付パネル10
3´に取り付けるためには、丸穴105´に遊嵌可能な
形状で形成されたブッシュ106´が備えられた特殊ね
じ108´を挿通し、取付パネル103´に穿設された
ねじ溝が形成されたねじ穴109´に特殊ねじ108´
をねじ込んで特殊ねじ108´のブッシュ106´を取
付パネル103´に取付固定する。第2コネクタ102
は、フランジ部104に形成された丸穴105´と特殊
ねじ108´のブッシュ106´との遊嵌隙間の範囲内
で可動的に取付パネル103´に取り付けられるため、
第1コネクタ101(図示せず)を第2コネクタ102
´に嵌合する際の嵌合誤差zは、この範囲内で上記と同
様に適用的に吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記遊
嵌コネクタのうち、前者の遊嵌コネクタにおいては、ブ
ッシュ106をフランジ部104に取り付ける際には、
部品Aをフランジ部104の丸穴105a,105bに
取り付けた後、部品Bを部品Aにセットしてカシメ等を
行いブッシュ106を形成して取り付けるため、組立工
数が増えてしまうと共に、部品点数が多いため、各部品
の管理(寸法精度管理等)やコスト面での負担が大きく
なってしまうという問題がある。また、後者の遊嵌コネ
クタにおいては、部品点数は少ないが、ブッシュ106
´を備える特殊ねじ108´を使用するため、同様に各
部品の管理やコスト面の負担が増大してしまうという問
題がある。
嵌コネクタのうち、前者の遊嵌コネクタにおいては、ブ
ッシュ106をフランジ部104に取り付ける際には、
部品Aをフランジ部104の丸穴105a,105bに
取り付けた後、部品Bを部品Aにセットしてカシメ等を
行いブッシュ106を形成して取り付けるため、組立工
数が増えてしまうと共に、部品点数が多いため、各部品
の管理(寸法精度管理等)やコスト面での負担が大きく
なってしまうという問題がある。また、後者の遊嵌コネ
クタにおいては、部品点数は少ないが、ブッシュ106
´を備える特殊ねじ108´を使用するため、同様に各
部品の管理やコスト面の負担が増大してしまうという問
題がある。
【0006】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、部品点数を少なくし取付パネル
への着脱が容易で部品管理やコスト面での負担を軽減す
ることができる遊嵌コネクタを提供することを目的とす
る。
ためになされたもので、部品点数を少なくし取付パネル
への着脱が容易で部品管理やコスト面での負担を軽減す
ることができる遊嵌コネクタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊嵌コネ
クタは、取付部材に対して可動的に取り付けられる遊嵌
コネクタであって、前記取付部材に取付固定されるブッ
シュと、このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形
成されたフランジ部と、このフランジ部に前記ブッシュ
が遊嵌された状態で前記ブッシュと前記フランジ部とを
連結するヒンジ部とが一体的に形成されてなることを特
徴とする。
クタは、取付部材に対して可動的に取り付けられる遊嵌
コネクタであって、前記取付部材に取付固定されるブッ
シュと、このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形
成されたフランジ部と、このフランジ部に前記ブッシュ
が遊嵌された状態で前記ブッシュと前記フランジ部とを
連結するヒンジ部とが一体的に形成されてなることを特
徴とする。
【0008】この発明によれば、取付パネル等の取付部
材に取付固定されるブッシュと、このブッシュが遊嵌さ
れるブッシュ装着孔が形成されたフランジ部とが互いに
ヒンジ部により一体的に連結されるコネクタを実現する
ため、ブッシュとブッシュ装着孔の遊嵌可能範囲内にお
いてコネクタを可動することができると共に、部品点数
を少なくすることができる。これにより、組立工数を少
なくすることができると共に、部品管理を簡易化してコ
スト面での負担を軽減することが可能となる。
材に取付固定されるブッシュと、このブッシュが遊嵌さ
れるブッシュ装着孔が形成されたフランジ部とが互いに
ヒンジ部により一体的に連結されるコネクタを実現する
ため、ブッシュとブッシュ装着孔の遊嵌可能範囲内にお
いてコネクタを可動することができると共に、部品点数
を少なくすることができる。これにより、組立工数を少
なくすることができると共に、部品管理を簡易化してコ
スト面での負担を軽減することが可能となる。
【0009】なお、ブッシュとフランジ部とは、ブッシ
ュがブッシュ装着孔に嵌め込まれた状態でブッシュの軸
方向に対して斜めに形成されたヒンジ部により互いに一
体的に結合されていることが好ましく、ブッシュは、取
付部材に取付固定される本体部と、取付部材に取付固定
された際にフランジ部の取付部材から離れる方向の移動
を規制する抜け止め部とを備えたものであることが好ま
しい。
ュがブッシュ装着孔に嵌め込まれた状態でブッシュの軸
方向に対して斜めに形成されたヒンジ部により互いに一
体的に結合されていることが好ましく、ブッシュは、取
付部材に取付固定される本体部と、取付部材に取付固定
された際にフランジ部の取付部材から離れる方向の移動
を規制する抜け止め部とを備えたものであることが好ま
しい。
【0010】また、ブッシュの本体部には、ねじが貫通
する貫通孔が形成され、ブッシュは、この貫通孔に挿入
されたねじによって取付部材に固定されるものであるこ
とが好ましい。これにより、汎用ねじを用いてブッシュ
を取付部材に固定することができる。
する貫通孔が形成され、ブッシュは、この貫通孔に挿入
されたねじによって取付部材に固定されるものであるこ
とが好ましい。これにより、汎用ねじを用いてブッシュ
を取付部材に固定することができる。
【0011】汎用ねじを用いない場合、ブッシュの本体
部の一部は、取付部材に予め穿設された取付穴に挿入さ
れ、この本体部の挿入方向先端部は、取付穴の挿入側と
反対側の開口部周縁と係合してブッシュを取付部材に係
止固定するアンカー部となっていることが好ましい。
部の一部は、取付部材に予め穿設された取付穴に挿入さ
れ、この本体部の挿入方向先端部は、取付穴の挿入側と
反対側の開口部周縁と係合してブッシュを取付部材に係
止固定するアンカー部となっていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る遊嵌コネクタの取付部材への取付部分の
拡大図を一部を断面で示す図である。図1に示すよう
に、嵌合可能な一対のコネクタからなる遊嵌コネクタの
いずれか一方のコネクタ1は、取付部材である取付パネ
ル3と対向可能な形状のフランジ部2を有する。このフ
ランジ部2には、一方の端部が取付パネル3と当接する
ように取付固定される本体部4aとこの本体部4aの外
径よりも大きな外径を備える板状の抜け止め部4bとか
らなるブッシュ4と、このブッシュ4の本体部4aの外
径よりも大きく且つ抜け止め部4bの外径よりも小さな
内径を有する穴からなるブッシュ装着孔5とが形成され
ている。ブッシュ4には、抜け止め部4b側から本体部
4aを貫通して汎用のねじ10が挿通される貫通孔6が
本体部4aの軸方向に沿って形成されている。これらブ
ッシュ4とブッシュ装着孔5とは、ブッシュ4の本体部
4aがブッシュ装着孔5内に遊嵌された状態で、ブッシ
ュ4の軸方向に対して斜めとなるように形成されたヒン
ジ部7を介して、本体部4aの外壁の一部とブッシュ装
着孔5の内壁の一部が連結され、互いに一体的に結合し
た状態で形成されている。このフランジ部2は、例えば
樹脂成型部材からなり、ブッシュ4とブッシュ装着孔5
は、一体成形により互いに結合した状態で形成される。
このようなコネクタ1は、ブッシュ4の本体部4aの軸
心線に沿って開く金型に抜け止め部4bの下面側を成形
するスライドコア(上記軸心線とは直交する方向に開
く)を組み合わせて一体成形することができる。
の発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る遊嵌コネクタの取付部材への取付部分の
拡大図を一部を断面で示す図である。図1に示すよう
に、嵌合可能な一対のコネクタからなる遊嵌コネクタの
いずれか一方のコネクタ1は、取付部材である取付パネ
ル3と対向可能な形状のフランジ部2を有する。このフ
ランジ部2には、一方の端部が取付パネル3と当接する
ように取付固定される本体部4aとこの本体部4aの外
径よりも大きな外径を備える板状の抜け止め部4bとか
らなるブッシュ4と、このブッシュ4の本体部4aの外
径よりも大きく且つ抜け止め部4bの外径よりも小さな
内径を有する穴からなるブッシュ装着孔5とが形成され
ている。ブッシュ4には、抜け止め部4b側から本体部
4aを貫通して汎用のねじ10が挿通される貫通孔6が
本体部4aの軸方向に沿って形成されている。これらブ
ッシュ4とブッシュ装着孔5とは、ブッシュ4の本体部
4aがブッシュ装着孔5内に遊嵌された状態で、ブッシ
ュ4の軸方向に対して斜めとなるように形成されたヒン
ジ部7を介して、本体部4aの外壁の一部とブッシュ装
着孔5の内壁の一部が連結され、互いに一体的に結合し
た状態で形成されている。このフランジ部2は、例えば
樹脂成型部材からなり、ブッシュ4とブッシュ装着孔5
は、一体成形により互いに結合した状態で形成される。
このようなコネクタ1は、ブッシュ4の本体部4aの軸
心線に沿って開く金型に抜け止め部4bの下面側を成形
するスライドコア(上記軸心線とは直交する方向に開
く)を組み合わせて一体成形することができる。
【0013】コネクタ1を取付パネル3に取り付けるた
めには、予め取付パネル3に穿設されたねじ溝を有する
ねじ穴11に、貫通孔6を挿通したねじ10をねじ込
み、ブッシュ4を取付パネル3に取付固定する。これに
より、取付パネル3に取り付けられたブッシュ4とヒン
ジ部7を介してブッシュ4と一体的に結合されたブッシ
ュ装着孔5との遊嵌可能範囲内においてコネクタ1が可
動するため、遊嵌コネクタを構成する他のコネクタ(図
示せず)との嵌合の際に嵌合誤差が生じた場合でも適宜
その誤差を吸収し、確実に嵌合することができる。な
お、ブッシュ4の抜け止め部4bの外径がブッシュ装着
孔5の内径よりも大きいため、フランジ部2が取付パネ
ル3から離れる方向に外れることは皆無であり、コネク
タ1の可動的な状態を維持したまま確実に取付パネル3
に取り付けることが可能となる。
めには、予め取付パネル3に穿設されたねじ溝を有する
ねじ穴11に、貫通孔6を挿通したねじ10をねじ込
み、ブッシュ4を取付パネル3に取付固定する。これに
より、取付パネル3に取り付けられたブッシュ4とヒン
ジ部7を介してブッシュ4と一体的に結合されたブッシ
ュ装着孔5との遊嵌可能範囲内においてコネクタ1が可
動するため、遊嵌コネクタを構成する他のコネクタ(図
示せず)との嵌合の際に嵌合誤差が生じた場合でも適宜
その誤差を吸収し、確実に嵌合することができる。な
お、ブッシュ4の抜け止め部4bの外径がブッシュ装着
孔5の内径よりも大きいため、フランジ部2が取付パネ
ル3から離れる方向に外れることは皆無であり、コネク
タ1の可動的な状態を維持したまま確実に取付パネル3
に取り付けることが可能となる。
【0014】このように、コネクタ1のフランジ部2の
ブッシュ4とブッシュ装着孔5とを一体的に結合したこ
とにより、遊嵌コネクタを実現するための部品点数を削
減すると共に、コネクタ1の取付パネル3への組立工数
を削減することができ、コスト面での負担を少なくする
効果が期待できる。
ブッシュ4とブッシュ装着孔5とを一体的に結合したこ
とにより、遊嵌コネクタを実現するための部品点数を削
減すると共に、コネクタ1の取付パネル3への組立工数
を削減することができ、コスト面での負担を少なくする
効果が期待できる。
【0015】図2は、この発明の一実施形態に係る他の
遊嵌コネクタの取付部材への取付部分の拡大図を一部を
断面で示す図である。この例の遊嵌コネクタでは、コネ
クタ1´のフランジ部2´に形成されたブッシュ4´が
貫通孔6を有せず、取付パネル3´への取り付けに際し
てねじ10を使用しない点と、ブッシュ4´の本体部4
a´の形状が異なる点と、取付パネル3´にブッシュ4
´の本体部4a´が挿入される取付穴12が形成されて
いる点で、先の例に係る遊嵌コネクタとは相違してい
る。この例では、取付パネル3´にブッシュ4´の本体
部4a´が挿入される取付穴12が形成され、本体部4
a´の取付穴12への挿入方向先端部が取付穴12の挿
入側と反対側の開口部周縁に係合するアンカー部13と
なっており、本体部4a´のアンカー部13側から抜け
止め部4b´側に向かって途中までが切り欠かれた形状
となっている。このため、取付穴12へのアンカー部1
3の挿入時には、本体部4a´のアンカー部13側が本
体部4a´の中心方向に向かって撓み、完全挿入時に
は、アンカー部13の係合片13aが取付パネル3´に
係合するため簡単且つ確実に取り付けることができる。
このように、この例の遊嵌コネクタでは、コネクタ1´
のフランジ部2´のブッシュ4´とブッシュ装着孔5´
とを一体的に結合し、ブッシュ4´を直接取付パネル3
´に取付固定したことにより、遊嵌コネクタを実現する
ための部品点数を更に削減すると共に、コネクタ1´の
取付パネル3´への組立工数を更に削減することがで
き、コスト面での負担を更に少なくすることができる。
遊嵌コネクタの取付部材への取付部分の拡大図を一部を
断面で示す図である。この例の遊嵌コネクタでは、コネ
クタ1´のフランジ部2´に形成されたブッシュ4´が
貫通孔6を有せず、取付パネル3´への取り付けに際し
てねじ10を使用しない点と、ブッシュ4´の本体部4
a´の形状が異なる点と、取付パネル3´にブッシュ4
´の本体部4a´が挿入される取付穴12が形成されて
いる点で、先の例に係る遊嵌コネクタとは相違してい
る。この例では、取付パネル3´にブッシュ4´の本体
部4a´が挿入される取付穴12が形成され、本体部4
a´の取付穴12への挿入方向先端部が取付穴12の挿
入側と反対側の開口部周縁に係合するアンカー部13と
なっており、本体部4a´のアンカー部13側から抜け
止め部4b´側に向かって途中までが切り欠かれた形状
となっている。このため、取付穴12へのアンカー部1
3の挿入時には、本体部4a´のアンカー部13側が本
体部4a´の中心方向に向かって撓み、完全挿入時に
は、アンカー部13の係合片13aが取付パネル3´に
係合するため簡単且つ確実に取り付けることができる。
このように、この例の遊嵌コネクタでは、コネクタ1´
のフランジ部2´のブッシュ4´とブッシュ装着孔5´
とを一体的に結合し、ブッシュ4´を直接取付パネル3
´に取付固定したことにより、遊嵌コネクタを実現する
ための部品点数を更に削減すると共に、コネクタ1´の
取付パネル3´への組立工数を更に削減することがで
き、コスト面での負担を更に少なくすることができる。
【0016】なお、アンカー部13は、ブッシュ4´の
軸心線を中心として図2の状態から90°回転させた状
態に位置していると、アンカー部13とヒンジ部7の成
形がし易くなる。
軸心線を中心として図2の状態から90°回転させた状
態に位置していると、アンカー部13とヒンジ部7の成
形がし易くなる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
取付パネル等の取付部材に取付固定されるブッシュと、
このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形成された
フランジ部とが互いにヒンジ部により一体的に連結され
るコネクタを実現するため、ブッシュとブッシュ装着孔
の遊嵌可能範囲内においてコネクタを可動することがで
きると共に、部品点数を少なくすることができる。これ
により、組立工数を少なくすることができると共に、部
品管理を簡易化してコスト面での負担を軽減することが
可能となる。
取付パネル等の取付部材に取付固定されるブッシュと、
このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形成された
フランジ部とが互いにヒンジ部により一体的に連結され
るコネクタを実現するため、ブッシュとブッシュ装着孔
の遊嵌可能範囲内においてコネクタを可動することがで
きると共に、部品点数を少なくすることができる。これ
により、組立工数を少なくすることができると共に、部
品管理を簡易化してコスト面での負担を軽減することが
可能となる。
【図1】 この発明の一実施形態に係る遊嵌コネクタの
取付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図で
ある。
取付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図で
ある。
【図2】 同実施形態に係る他の遊嵌コネクタの取付部
材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図である。
材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図である。
【図3】 従来の遊嵌コネクタの遊嵌構造を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】 従来の遊嵌コネクタを構成するコネクタの取
付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であ
る。
付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であ
る。
【図5】 従来の遊嵌コネクタを構成するコネクタの取
付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であ
る。
付部材への取付部分の拡大図を一部を断面で示す図であ
る。
1…コネクタ、2…フランジ部、3…取付パネル、4…
ブッシュ、4a…本体部、4b…抜け止め部、5…ブッ
シュ装着孔、6…貫通孔、7…ヒンジ部、10…ねじ。
ブッシュ、4a…本体部、4b…抜け止め部、5…ブッ
シュ装着孔、6…貫通孔、7…ヒンジ部、10…ねじ。
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フロントページの続き
(72)発明者 見崎 信正
東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会
社フジクラ内
(72)発明者 石川 茂
神奈川県相模原市相模大野5−27−39 株
式会社コンテック内
(72)発明者 幸田 勉
東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会
社フジクラ内
Claims (5)
- 【請求項1】 取付部材に対して可動的に取り付けられ
る遊嵌コネクタであって、 前記取付部材に取付固定されるブッシュと、 このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形成された
フランジ部と、 このフランジ部に前記ブッシュが遊嵌された状態で前記
ブッシュと前記フランジ部とを連結するヒンジ部とが一
体的に形成されてなることを特徴とする遊嵌コネクタ。 - 【請求項2】 前記ブッシュと前記フランジ部とは、前
記ブッシュが前記ブッシュ装着孔に嵌め込まれた状態で
前記ブッシュの軸方向に対して斜めに形成された前記ヒ
ンジ部により互いに一体的に結合されていることを特徴
とする請求項1記載の遊嵌コネクタ。 - 【請求項3】 前記ブッシュは、前記取付部材に取付固
定される本体部と、前記取付部材に取付固定された際に
前記フランジ部の前記取付部材から離れる方向の移動を
規制する抜け止め部とを備えたものであることを特徴と
する請求項1又は2記載の遊嵌コネクタ。 - 【請求項4】 前記ブッシュの本体部には、ねじが貫通
する貫通孔が形成され、前記ブッシュは、前記貫通孔に
挿入されたねじによって前記取付部材に固定されるもの
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
載の遊嵌コネクタ。 - 【請求項5】 前記ブッシュの本体部の一部は、前記取
付部材に予め穿設された取付穴に挿入され、この本体部
の挿入方向先端部は、前記取付穴の挿入側と反対側の開
口部周縁と係合して前記ブッシュを前記取付部材に係止
固定するアンカー部となっていることを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項記載の遊嵌コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018850A JP2003217751A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 遊嵌コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018850A JP2003217751A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 遊嵌コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003217751A true JP2003217751A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27654025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002018850A Pending JP2003217751A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 遊嵌コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003217751A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7252525B2 (en) | 2005-04-20 | 2007-08-07 | Fujikura Ltd. | Nestled connector coupling structure |
US7390207B2 (en) | 2005-03-07 | 2008-06-24 | Fujikura Ltd. | Self-aligning connector |
JP2013058478A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Samsung Sdi Co Ltd | エネルギー貯蔵システム |
JP7640368B2 (ja) | 2021-05-27 | 2025-03-05 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置およびステアリング装置 |
-
2002
- 2002-01-28 JP JP2002018850A patent/JP2003217751A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7390207B2 (en) | 2005-03-07 | 2008-06-24 | Fujikura Ltd. | Self-aligning connector |
US7252525B2 (en) | 2005-04-20 | 2007-08-07 | Fujikura Ltd. | Nestled connector coupling structure |
JP2013058478A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Samsung Sdi Co Ltd | エネルギー貯蔵システム |
JP7640368B2 (ja) | 2021-05-27 | 2025-03-05 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置およびステアリング装置 |
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