JP2003216045A - 偽造防止シール - Google Patents
偽造防止シールInfo
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- JP2003216045A JP2003216045A JP2002015837A JP2002015837A JP2003216045A JP 2003216045 A JP2003216045 A JP 2003216045A JP 2002015837 A JP2002015837 A JP 2002015837A JP 2002015837 A JP2002015837 A JP 2002015837A JP 2003216045 A JP2003216045 A JP 2003216045A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複写機、簡易印刷機、コンピューターグラフィ
ック等を用いた、記載事項の偽造犯罪を防止し、特殊な
装置を用いずに容易にその偽造を見破ることを可能と
し、また記載事項の確認作業には支障のない方法で行
う。また、記載事項の確認者の目の疲労を良好に防止し
て、作業効率を向上させる。 【解決手段】偽造防止目的の記載事項を被覆して止着す
る透明または半透明の被覆フイルム2の表面に、複写時
に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる中抜形成部6
を、一カ所または複数箇所に形成する。そして、記載事
項の被覆時に記載事項と重なるように形成するとともに
被覆フイルム2の裏面に、記載事項に被覆止着するため
の粘着層9を形成する。
ック等を用いた、記載事項の偽造犯罪を防止し、特殊な
装置を用いずに容易にその偽造を見破ることを可能と
し、また記載事項の確認作業には支障のない方法で行
う。また、記載事項の確認者の目の疲労を良好に防止し
て、作業効率を向上させる。 【解決手段】偽造防止目的の記載事項を被覆して止着す
る透明または半透明の被覆フイルム2の表面に、複写時
に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる中抜形成部6
を、一カ所または複数箇所に形成する。そして、記載事
項の被覆時に記載事項と重なるように形成するとともに
被覆フイルム2の裏面に、記載事項に被覆止着するため
の粘着層9を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小切手、手形、預金証
書、預金通帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証
明書、運転免許証、パスポート、住民票、戸籍謄本、印
鑑証明書、株券、納税証明書その他の記載書面に捺印さ
れている、印影、サイン、発行者の印、印刷表示等の記
載事項を複写したり、デジタルカメラで撮影したものを
コンピューターグラフィック等による加工を施すことに
より抜き出して、他の記載書面に転写したり、記載書面
そのものの偽造を防止したりするための偽造防止シール
に係るものである。
書、預金通帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証
明書、運転免許証、パスポート、住民票、戸籍謄本、印
鑑証明書、株券、納税証明書その他の記載書面に捺印さ
れている、印影、サイン、発行者の印、印刷表示等の記
載事項を複写したり、デジタルカメラで撮影したものを
コンピューターグラフィック等による加工を施すことに
より抜き出して、他の記載書面に転写したり、記載書面
そのものの偽造を防止したりするための偽造防止シール
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小切手、手形、預金証書、預金通
帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証明書、運転
免許証、パスポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明書、
株券、納税証明書等の一定の事項を記載した記載書面
が、大量に用いられ、また社会の経済的流通秩序、法秩
序を維持する上で、極めて重要な役割を果たしている。
帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証明書、運転
免許証、パスポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明書、
株券、納税証明書等の一定の事項を記載した記載書面
が、大量に用いられ、また社会の経済的流通秩序、法秩
序を維持する上で、極めて重要な役割を果たしている。
【0003】また、一方最近では、カラー複写機、モノ
クロ複写機、簡易印刷機、デジタルカメラ、コンピュー
ターグラフィックソフト等は、技術の飛躍的進歩によ
り、極めて精巧で品質が良く、しかも廉価な製品が販売
されている。その結果、上述の如き一定の事項を記載し
た記載書面の中から、印影、サイン、発行者の名称表示
等を不正に複写したり、デジタルカメラで撮影したもの
を、他の同一形態の記載書面に転写したり、張り付けた
ものを更にカラー複写して偽造が行なわれるようになっ
た。
クロ複写機、簡易印刷機、デジタルカメラ、コンピュー
ターグラフィックソフト等は、技術の飛躍的進歩によ
り、極めて精巧で品質が良く、しかも廉価な製品が販売
されている。その結果、上述の如き一定の事項を記載し
た記載書面の中から、印影、サイン、発行者の名称表示
等を不正に複写したり、デジタルカメラで撮影したもの
を、他の同一形態の記載書面に転写したり、張り付けた
ものを更にカラー複写して偽造が行なわれるようになっ
た。
【0004】これらの行為は、上記の如くカラー複写
機、モノクロ複写機、デジタルカメラ、簡易印刷機等の
普及により、特殊な技術を有しない者が、何らの特殊技
術を用いずに、簡易に行うことが可能となっている。
機、モノクロ複写機、デジタルカメラ、簡易印刷機等の
普及により、特殊な技術を有しない者が、何らの特殊技
術を用いずに、簡易に行うことが可能となっている。
【0005】そして、このような偽造犯罪を防止する手
段として、特開平6−259013号公報記載の発明が
提案されている。この方法は、ホログラムまたは回析格
子を全面に形成した透明または半透明のフイルムに、同
じく透明または半透明の金属薄膜層を設けた被覆フイル
ムを、記載事項の表面に止着して記載事項を被覆するも
のである。この方法を用いた記載事項を複写すると、ホ
ログラムの画像に対応する部分の記載事項に斑部が発生
する。そのため、複写したものであることが判明すると
ともに記載事項を、中抜けの無いように再現するには高
度の特殊技術が必要となり、再現が困難となる利点を有
している。
段として、特開平6−259013号公報記載の発明が
提案されている。この方法は、ホログラムまたは回析格
子を全面に形成した透明または半透明のフイルムに、同
じく透明または半透明の金属薄膜層を設けた被覆フイル
ムを、記載事項の表面に止着して記載事項を被覆するも
のである。この方法を用いた記載事項を複写すると、ホ
ログラムの画像に対応する部分の記載事項に斑部が発生
する。そのため、複写したものであることが判明すると
ともに記載事項を、中抜けの無いように再現するには高
度の特殊技術が必要となり、再現が困難となる利点を有
している。
【0006】しかしながら、ホログラムや回析格子は、
トレッシングペーパーの如き、表面に微少の凹凸を設け
た半透明の紙やフイルムで被覆した場合に、ホログラム
や回析格子の反射が消失するものとなる。そのため、ホ
ログラムや回析格子を施した被覆フイルムの表面を、表
面に微少の凹凸を設けた半透明の紙やフイルムで被覆し
て複写すると、斑部のない鮮明な複写を得ることができ
る欠点を有している。
トレッシングペーパーの如き、表面に微少の凹凸を設け
た半透明の紙やフイルムで被覆した場合に、ホログラム
や回析格子の反射が消失するものとなる。そのため、ホ
ログラムや回析格子を施した被覆フイルムの表面を、表
面に微少の凹凸を設けた半透明の紙やフイルムで被覆し
て複写すると、斑部のない鮮明な複写を得ることができ
る欠点を有している。
【0007】また、金融機関等では、記載事項の正当な
確認者は、上述の如き被覆フイルムを止着した記載事項
を、大量に照合したり、チェックする必要がある。する
と、被覆フイルムの全面に施したホログラムまたは回析
格子が光を乱反射して、確認者の目に刺激を与えるた
め、数枚の書面を処理するだけで、目の疲労が進み、頭
痛を起こさせる等の不都合が生じ、その結果、作業効率
を悪化させていた。
確認者は、上述の如き被覆フイルムを止着した記載事項
を、大量に照合したり、チェックする必要がある。する
と、被覆フイルムの全面に施したホログラムまたは回析
格子が光を乱反射して、確認者の目に刺激を与えるた
め、数枚の書面を処理するだけで、目の疲労が進み、頭
痛を起こさせる等の不都合が生じ、その結果、作業効率
を悪化させていた。
【0008】そこで、特開平11−184382号公報
記載の発明の如く、偽造防止シールで被覆した記載事項
を複写した場合には、複写した複写物の記載事項に中抜
けを生じさせるような中抜形成部を、被覆フイルムの裏
面に形成する方法が提案されている。
記載の発明の如く、偽造防止シールで被覆した記載事項
を複写した場合には、複写した複写物の記載事項に中抜
けを生じさせるような中抜形成部を、被覆フイルムの裏
面に形成する方法が提案されている。
【0009】この方法は、表面に微少の凹凸を設けた半
透明の紙やフイルムで偽造防止シールの表面を被覆し、
ホログラムや回析格子による中抜けを消滅させても、中
抜形成部により、記載事項に中抜けを生じさせ、この中
抜けにより、当該記載事項が複写したものであることを
判別可能とするものである。
透明の紙やフイルムで偽造防止シールの表面を被覆し、
ホログラムや回析格子による中抜けを消滅させても、中
抜形成部により、記載事項に中抜けを生じさせ、この中
抜けにより、当該記載事項が複写したものであることを
判別可能とするものである。
【0010】尚、本件明細書中で複写とは、一般的な複
写機による複写のみならず、写真機、デジタルカメラ、
スキャナー等の記載事項を複写し得る能力を有する装置
による複写を含む概念で用いている。
写機による複写のみならず、写真機、デジタルカメラ、
スキャナー等の記載事項を複写し得る能力を有する装置
による複写を含む概念で用いている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例において中抜形成部は、被覆フイルムの裏面に形
成するものである。中抜形成部を被覆フイルムの裏面に
形成すると、貼着時にこの中抜形成部は、遮蔽する記載
書面の記載事項と略同一平面に位置するものとなる。そ
のため、被覆フイルムを貼着した記載書面を偽造目的で
複写したり、デジタルカメラ等で撮影を行うと、中抜形
成部は被覆フイルムの厚みを介して複写したり撮影を行
うものとなる。すると、中抜形成部からの光の反射は、
被覆フイルムの表面から中抜形成部に到達したものであ
り、被覆フイルムの表面から中抜形成部に至る過程と、
中抜形成部から光が反射して被覆フイルムの表面に至る
過程との双方で、光の拡散と吸収が行われる。その結
果、中抜形成部が複写したものに記載事項との関係で明
瞭に表れなかったり、中抜け効果を減少させるものとな
る。
従来例において中抜形成部は、被覆フイルムの裏面に形
成するものである。中抜形成部を被覆フイルムの裏面に
形成すると、貼着時にこの中抜形成部は、遮蔽する記載
書面の記載事項と略同一平面に位置するものとなる。そ
のため、被覆フイルムを貼着した記載書面を偽造目的で
複写したり、デジタルカメラ等で撮影を行うと、中抜形
成部は被覆フイルムの厚みを介して複写したり撮影を行
うものとなる。すると、中抜形成部からの光の反射は、
被覆フイルムの表面から中抜形成部に到達したものであ
り、被覆フイルムの表面から中抜形成部に至る過程と、
中抜形成部から光が反射して被覆フイルムの表面に至る
過程との双方で、光の拡散と吸収が行われる。その結
果、中抜形成部が複写したものに記載事項との関係で明
瞭に表れなかったり、中抜け効果を減少させるものとな
る。
【0012】また、中抜形成部は、遮蔽する記載書面の
記載事項と略同一平面に位置するものであるから、中抜
形成部と記載事項とが、複写機、デジタルカメラ等の焦
点が同一に結ばれるものとなる。その結果、上記の光の
拡散と吸収作用と相俟って、中抜形成部と記載事項との
区別が必ずしも明瞭に行われないものとなる。また、中
抜形成部を幅広に形成すれば偽造防止効果には優れたも
のとなるが、記載事項の多くの部分が被覆されてしま
い、正当権利者による記載事項の確認が困難となる。
記載事項と略同一平面に位置するものであるから、中抜
形成部と記載事項とが、複写機、デジタルカメラ等の焦
点が同一に結ばれるものとなる。その結果、上記の光の
拡散と吸収作用と相俟って、中抜形成部と記載事項との
区別が必ずしも明瞭に行われないものとなる。また、中
抜形成部を幅広に形成すれば偽造防止効果には優れたも
のとなるが、記載事項の多くの部分が被覆されてしま
い、正当権利者による記載事項の確認が困難となる。
【0013】本発明は上述の如き課題を解決するため、
中抜形成部を設けた被覆フイルムを記載書面に貼着した
状態で、これを偽造目的で複写したり、デジタルカメラ
等で撮影を行った時に、中抜形成部による中抜け現象を
確実に発生させるものである。中抜形成部の幅が狭いほ
ど、記載事項の正当権利者による確認が容易となるが、
偽造行為も容易となる。そこで、可能な限り幅の狭い中
抜形成部を、複写機、デジタルカメラ等による撮影時
に、記載事項とは異なる明瞭度で表示させることができ
れば、偽造防止効果を高めることが可能と成るものであ
る。本発明においては、記載事項の正当権利者による確
認が容易となるよう、可能な限り幅の狭い中抜形成部を
用いながら、複写、デジタルカメラ等による撮影時に、
記載事項とは異なる明瞭度で表示させ、偽造行為を防止
しようとするものである。
中抜形成部を設けた被覆フイルムを記載書面に貼着した
状態で、これを偽造目的で複写したり、デジタルカメラ
等で撮影を行った時に、中抜形成部による中抜け現象を
確実に発生させるものである。中抜形成部の幅が狭いほ
ど、記載事項の正当権利者による確認が容易となるが、
偽造行為も容易となる。そこで、可能な限り幅の狭い中
抜形成部を、複写機、デジタルカメラ等による撮影時
に、記載事項とは異なる明瞭度で表示させることができ
れば、偽造防止効果を高めることが可能と成るものであ
る。本発明においては、記載事項の正当権利者による確
認が容易となるよう、可能な限り幅の狭い中抜形成部を
用いながら、複写、デジタルカメラ等による撮影時に、
記載事項とは異なる明瞭度で表示させ、偽造行為を防止
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するため、第1の発明は、偽造防止目的の記載
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
複数箇所に設け、記載事項の被覆時に記載事項と重なる
ように形成するとともに被覆フイルムの裏面に、記載事
項に被覆止着するための粘着層を形成して成るものであ
る。
題を解決するため、第1の発明は、偽造防止目的の記載
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
複数箇所に設け、記載事項の被覆時に記載事項と重なる
ように形成するとともに被覆フイルムの裏面に、記載事
項に被覆止着するための粘着層を形成して成るものであ
る。
【0015】また、第2の発明は、偽造防止目的の記載
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
複数箇所に設け、記載事項の被覆時に記載事項と重なる
ように形成するとともに被覆フイルムの裏面に、透明ま
たは半透明の着色層を形成し、この着色層の裏面に、記
載事項に被覆止着するための粘着層を形成して成るもの
である。
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
複数箇所に設け、記載事項の被覆時に記載事項と重なる
ように形成するとともに被覆フイルムの裏面に、透明ま
たは半透明の着色層を形成し、この着色層の裏面に、記
載事項に被覆止着するための粘着層を形成して成るもの
である。
【0016】また、第3の発明は、偽造防止目的の記載
事項を被覆して止着する透明または半透明の着色した被
覆フイルムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜
けを生じさせる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ
所または記載事項よりも狭い間隔で複数カ所に設け、記
載事項と重なるように形成するとともに、被覆フイルム
の裏面に、記載事項に被覆止着するための粘着層を形成
して成るものである。
事項を被覆して止着する透明または半透明の着色した被
覆フイルムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜
けを生じさせる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ
所または記載事項よりも狭い間隔で複数カ所に設け、記
載事項と重なるように形成するとともに、被覆フイルム
の裏面に、記載事項に被覆止着するための粘着層を形成
して成るものである。
【0017】また、第4の発明は、偽造防止目的の記載
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
記載事項よりも狭い間隔で複数カ所に設け、記載事項と
重なるように形成するとともに、被覆フイルムの裏面
に、透明または半透明の着色層を形成し、この着色層の
裏面に、記載事項に被覆止着するための粘着層を形成し
て成るものである。
事項を被覆して止着する透明または半透明の被覆フイル
ムの表面に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じ
させる半透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または
記載事項よりも狭い間隔で複数カ所に設け、記載事項と
重なるように形成するとともに、被覆フイルムの裏面
に、透明または半透明の着色層を形成し、この着色層の
裏面に、記載事項に被覆止着するための粘着層を形成し
て成るものである。
【0018】また、中抜形成部は、被覆フイルムの表面
に印刷により形成するものであっても良い。
に印刷により形成するものであっても良い。
【0019】また、中抜形成部は、被覆フイルムの表面
に着色フイルムを止着して形成するものであっても良
い。
に着色フイルムを止着して形成するものであっても良
い。
【0020】また、中抜形成部は、白色であっても良
い。
い。
【0021】また、中抜形成部は、形成幅を0.1mm〜2.0
mmとしたものであっても良い。
mmとしたものであっても良い。
【0022】また、被覆フイルムには、中抜形成部と共
にホログラム又は回析格子を設けたものであっても良
い。
にホログラム又は回析格子を設けたものであっても良
い。
【0023】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
これを記載事項の偽造の防止に使用する場合には、被覆
フイルムを、サイン、金額表示、印影、発行者のゴム
印、印刷表示等の偽造防止目的の記載事項の表面に、中
抜形成部の少なくとも一本が記載事項に重なるように配
置し、粘着層の粘着力により、記載書面に止着する。
これを記載事項の偽造の防止に使用する場合には、被覆
フイルムを、サイン、金額表示、印影、発行者のゴム
印、印刷表示等の偽造防止目的の記載事項の表面に、中
抜形成部の少なくとも一本が記載事項に重なるように配
置し、粘着層の粘着力により、記載書面に止着する。
【0024】この止着を行うと、コピー機、デジタルカ
メラ、スキャナー等の、複写機の光を反射する半透明又
は不透明な中抜形成部により、記載事項の一部が見えな
くなるが、確認者が記載事項の全体像を容易に判別する
ことができるよう、中抜形成部を細線、点等によって幅
狭に形成する事により、確認の支障となることはないも
のとなる。また、記載事項は、透明または半透明の被覆
フイルムを介して、視覚により容易に確認することがで
き、確認の障害となることはない。
メラ、スキャナー等の、複写機の光を反射する半透明又
は不透明な中抜形成部により、記載事項の一部が見えな
くなるが、確認者が記載事項の全体像を容易に判別する
ことができるよう、中抜形成部を細線、点等によって幅
狭に形成する事により、確認の支障となることはないも
のとなる。また、記載事項は、透明または半透明の被覆
フイルムを介して、視覚により容易に確認することがで
き、確認の障害となることはない。
【0025】そして、偽造を行おうとする者が、上記の
中抜形成部を設けた被覆フイルムで被覆した記載事項
を、そのまま複写したり、デジタルカメラ等で撮影する
と、中抜形成部は被覆フイルムの表面に形成されている
から、その形成位置は光の入射方向となり、光は被覆フ
イルムを介することなく、光のほぼ全量を反射する。そ
のため、複写したり、デジタルカメラ等で撮影すると、
中抜形成部は明瞭に表示され記載事項に重ねて、明確に
中抜けを発生させる。
中抜形成部を設けた被覆フイルムで被覆した記載事項
を、そのまま複写したり、デジタルカメラ等で撮影する
と、中抜形成部は被覆フイルムの表面に形成されている
から、その形成位置は光の入射方向となり、光は被覆フ
イルムを介することなく、光のほぼ全量を反射する。そ
のため、複写したり、デジタルカメラ等で撮影すると、
中抜形成部は明瞭に表示され記載事項に重ねて、明確に
中抜けを発生させる。
【0026】また、中抜形成部は被覆フイルムの表面に
形成され、記載事項は被覆フイルムの裏面と略同一平面
に表示されるものであるから、複写したり、デジタルカ
メラ等で撮影する場合に、中抜形成部と記載事項とは被
覆フイルムの厚み分だけピントの合う距離が異なるもの
となる。通常、複写機やデジタルカメラ等のオートフォ
ーカスは、手前にあるものにピントが合うように構成さ
れている。そのため、複写したり、デジタルカメラ等で
撮影すると、中抜形成部にピントが合焦し、記載事項に
は合焦しないものとなる。
形成され、記載事項は被覆フイルムの裏面と略同一平面
に表示されるものであるから、複写したり、デジタルカ
メラ等で撮影する場合に、中抜形成部と記載事項とは被
覆フイルムの厚み分だけピントの合う距離が異なるもの
となる。通常、複写機やデジタルカメラ等のオートフォ
ーカスは、手前にあるものにピントが合うように構成さ
れている。そのため、複写したり、デジタルカメラ等で
撮影すると、中抜形成部にピントが合焦し、記載事項に
は合焦しないものとなる。
【0027】中抜形成部にのみピントが合焦した複写の
中抜け部分を復元する偽造は極めて困難であるし、合焦
しない記載事項の復元はさらに困難となる。被覆フイル
ムの厚さを大きなものとすれば、上記の効果は顕著なも
のとなる。この中抜けを生じた記載事項の、コンピュー
ターグラフィック等を用いた修復は、高度の特殊技術を
必要とし、極めて困難であるから偽造を行うことはでき
ないし、この偽造は複雑な機械等を必要とせず、人間の
視覚により容易に判別されるものとなる。コンピュータ
ーグラフィックによる加工を行う場合、部分的削除は比
較的容易に行うことができるが、視覚による判別が困難
な程度に、中抜け部分を補充して書き加えることは極め
て高度の技術を要するものである。
中抜け部分を復元する偽造は極めて困難であるし、合焦
しない記載事項の復元はさらに困難となる。被覆フイル
ムの厚さを大きなものとすれば、上記の効果は顕著なも
のとなる。この中抜けを生じた記載事項の、コンピュー
ターグラフィック等を用いた修復は、高度の特殊技術を
必要とし、極めて困難であるから偽造を行うことはでき
ないし、この偽造は複雑な機械等を必要とせず、人間の
視覚により容易に判別されるものとなる。コンピュータ
ーグラフィックによる加工を行う場合、部分的削除は比
較的容易に行うことができるが、視覚による判別が困難
な程度に、中抜け部分を補充して書き加えることは極め
て高度の技術を要するものである。
【0028】中抜形成部の色合いは、複写機の光を吸収
するような濃い色合いであると、複写濃度を濃くすれ
ば、記載事項に中抜けを生じさせず、対応部分を黒くす
る複写が可能となる。即ち、記載事項に中抜けではな
く、一部に塗りつぶしを生じるものとなる。このような
塗りつぶしは、コンピューターグラフィック技術によ
り、不要な部分を削除する事が可能であるから、容易に
偽造を行うことが可能となる。
するような濃い色合いであると、複写濃度を濃くすれ
ば、記載事項に中抜けを生じさせず、対応部分を黒くす
る複写が可能となる。即ち、記載事項に中抜けではな
く、一部に塗りつぶしを生じるものとなる。このような
塗りつぶしは、コンピューターグラフィック技術によ
り、不要な部分を削除する事が可能であるから、容易に
偽造を行うことが可能となる。
【0029】しかしながら、中抜形成部に、白色等の光
を反射する色合いを用いれば、複写濃度を濃くしても、
この中抜形成部は確実に白く複写される。コンピュータ
ーグラフイックや手書きによっても、記載事項に生じる
中抜け部分を書き加えることは極めて困難であるから、
偽造行為を効果的に防止可能なものとなる。また、中抜
形成部は白色等の光を反射する色合いを用いれば、半透
明であっても複写物に中抜けを生じさせることは可能
で、通常時に於ける記載事項の確認が容易となる。ま
た、中抜形成部を不透明とすれば更に確実な中抜けの形
成を可能とする。
を反射する色合いを用いれば、複写濃度を濃くしても、
この中抜形成部は確実に白く複写される。コンピュータ
ーグラフイックや手書きによっても、記載事項に生じる
中抜け部分を書き加えることは極めて困難であるから、
偽造行為を効果的に防止可能なものとなる。また、中抜
形成部は白色等の光を反射する色合いを用いれば、半透
明であっても複写物に中抜けを生じさせることは可能
で、通常時に於ける記載事項の確認が容易となる。ま
た、中抜形成部を不透明とすれば更に確実な中抜けの形
成を可能とする。
【0030】また、着色層は、視覚による記載事項の確
認が容易であれば、印刷により形成しても良いし、適宜
の着色フイルムを止着して形成しても良い。また、着色
層は被覆フイルムを着色することが目的であるから、こ
の目的を達成することが出来るものであれば、着色層を
形成せず、被覆フイルムの着色は、着色剤と樹脂原料を
配合して行うものであっても良い。
認が容易であれば、印刷により形成しても良いし、適宜
の着色フイルムを止着して形成しても良い。また、着色
層は被覆フイルムを着色することが目的であるから、こ
の目的を達成することが出来るものであれば、着色層を
形成せず、被覆フイルムの着色は、着色剤と樹脂原料を
配合して行うものであっても良い。
【0031】また、書面の記載事項の大きさや、緻密さ
に応じて、中抜形成部は、形成幅を0.1mm〜2.0mmに形成
すれば、偽造防止シールで被覆した記載事項を複写した
際に、中抜けが明確に生じて、偽造を良好に防止する事
が可能となるとともに、確認者が視覚により記載事項を
確認する際の支障となる事はないものとなる。
に応じて、中抜形成部は、形成幅を0.1mm〜2.0mmに形成
すれば、偽造防止シールで被覆した記載事項を複写した
際に、中抜けが明確に生じて、偽造を良好に防止する事
が可能となるとともに、確認者が視覚により記載事項を
確認する際の支障となる事はないものとなる。
【0032】そして、中抜形成部を0.1mmよりも狭い幅
で形成すると、記載事項を複写した際に中抜けが殆ど形
成されなかったり、サイン等の形状が単純で大きな記載
事項の場合は、中抜けを容易に修復可能となったりし
て、偽造が簡単に行われる虞れがある。一方、中抜形成
部を2.0mmよりも広い幅で形成すると、印影等の小さく
て緻密な記載事項の場合は、中抜形成部で記載事項が殆
ど隠れてしまい、視覚による確認が困難となる。そのた
め、記載事項が印影の場合は、中抜形成部を0.4mm〜0.8
mmで形成するのが好ましい。
で形成すると、記載事項を複写した際に中抜けが殆ど形
成されなかったり、サイン等の形状が単純で大きな記載
事項の場合は、中抜けを容易に修復可能となったりし
て、偽造が簡単に行われる虞れがある。一方、中抜形成
部を2.0mmよりも広い幅で形成すると、印影等の小さく
て緻密な記載事項の場合は、中抜形成部で記載事項が殆
ど隠れてしまい、視覚による確認が困難となる。そのた
め、記載事項が印影の場合は、中抜形成部を0.4mm〜0.8
mmで形成するのが好ましい。
【0033】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於て説明すれ
ば、(1)は記載事項であって、この記載事項(1)は、一
定の経済的価値を有する記載書面、一定の事実を証明す
る記載書面等に表示するものである。この一定の経済的
価値を有する記載事項(1)を表示した記載書面として
は、手形、小切手等がある。また、一定の事実を証明す
る記載事項(1)を表示した書面としては、預金証書、預
金通帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証明書、
運転免許書、パスポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明
書、株券、納税証明書等があげられる。
ば、(1)は記載事項であって、この記載事項(1)は、一
定の経済的価値を有する記載書面、一定の事実を証明す
る記載書面等に表示するものである。この一定の経済的
価値を有する記載事項(1)を表示した記載書面として
は、手形、小切手等がある。また、一定の事実を証明す
る記載事項(1)を表示した書面としては、預金証書、預
金通帳、預金の残高証明書、質権設定書、身分証明書、
運転免許書、パスポート、住民票、戸籍謄本、印鑑証明
書、株券、納税証明書等があげられる。
【0034】そして、これらの記載書面の中から、例え
ば印影等の記載事項(1)を偽造しようとする場合は、正
当に発行された記載書面をカラー複写機、デジタルカメ
ラ等により複写する。そして、その複写した印影等の記
載事項(1)部分を切取り除去し、これを捺印等の書き込
みがなされていない正当な記載書面、若しくは、記載事
項(1)の書き込みがなされていない偽造の記載書面に張
り付ける。これを再度カラー複写することにより、記載
書面を偽造することが可能となっている。また、他の方
法では、複写した記載事項(1)の画像をコンピューター
グラフィックを用いて偽造することが行われている。
ば印影等の記載事項(1)を偽造しようとする場合は、正
当に発行された記載書面をカラー複写機、デジタルカメ
ラ等により複写する。そして、その複写した印影等の記
載事項(1)部分を切取り除去し、これを捺印等の書き込
みがなされていない正当な記載書面、若しくは、記載事
項(1)の書き込みがなされていない偽造の記載書面に張
り付ける。これを再度カラー複写することにより、記載
書面を偽造することが可能となっている。また、他の方
法では、複写した記載事項(1)の画像をコンピューター
グラフィックを用いて偽造することが行われている。
【0035】記載書面に止着して、偽造防止目的の記載
事項(1)を被覆する被覆フイルム(2)は、ポリエチレン
テレフタレート等の適宜の透明または半透明のフイルム
を、着色又は無着色で用いている。そして、この被覆フ
イルム(2)に、記載事項(1)よりも狭い間隔で形成した
ホログラム(3)または回析格子を形成する。このホログ
ラム(3)または回析格子は、図1に示す如く、被覆フイ
ルム(2)の全面に、型押しによる凹凸(4)を形成すると
共に図4に示す如く、被覆フイルム(2)の裏面に、小さ
な円を微細な間隔で設けて真空蒸着部(5)とすることに
より構成する。この真空蒸着部(5)は、記載事項(1)を
被覆する被覆フイルム(2)の全面に形成するのではな
く、一カ所又は複数箇所に形成する。この真空蒸着部
(5)を形成した部分のみがホログラム(3)または回析格
子として作用し光を乱反射する。
事項(1)を被覆する被覆フイルム(2)は、ポリエチレン
テレフタレート等の適宜の透明または半透明のフイルム
を、着色又は無着色で用いている。そして、この被覆フ
イルム(2)に、記載事項(1)よりも狭い間隔で形成した
ホログラム(3)または回析格子を形成する。このホログ
ラム(3)または回析格子は、図1に示す如く、被覆フイ
ルム(2)の全面に、型押しによる凹凸(4)を形成すると
共に図4に示す如く、被覆フイルム(2)の裏面に、小さ
な円を微細な間隔で設けて真空蒸着部(5)とすることに
より構成する。この真空蒸着部(5)は、記載事項(1)を
被覆する被覆フイルム(2)の全面に形成するのではな
く、一カ所又は複数箇所に形成する。この真空蒸着部
(5)を形成した部分のみがホログラム(3)または回析格
子として作用し光を乱反射する。
【0036】このホログラム(3)または回析格子は、上
述の如く一カ所又は複数箇所に形成するが、複数箇所に
設ける場合には、記載事項(1)よりも狭い間隔で設けて
いる。そのため、被覆フイルム(2)を止着すると、記載
事項(1)の少なくとも一部がホログラム(3)により被覆
されるが、被覆フイルム(2)の全面にホログラム(3)を
表示するものではない。また、ホログラム(3)または回
析格子を一カ所のみに設ける場合には、被覆フイルム
(2)を記載事項(1)に被覆する時に、記載事項(1)にホ
ログラム(3)または回析格子を重ねるように貼着する。
述の如く一カ所又は複数箇所に形成するが、複数箇所に
設ける場合には、記載事項(1)よりも狭い間隔で設けて
いる。そのため、被覆フイルム(2)を止着すると、記載
事項(1)の少なくとも一部がホログラム(3)により被覆
されるが、被覆フイルム(2)の全面にホログラム(3)を
表示するものではない。また、ホログラム(3)または回
析格子を一カ所のみに設ける場合には、被覆フイルム
(2)を記載事項(1)に被覆する時に、記載事項(1)にホ
ログラム(3)または回析格子を重ねるように貼着する。
【0037】また、この被覆フイルム(2)の表面に、半
透明又は不透明な白色等の、複写機の光を反射する色合
いで、図4、図5に示す如く、線状に印刷することによ
り、中抜形成部(6)を形成している。この中抜形成部
(6)は、一本又は複数本形成する。複数本形成する場合
には、図5に示す如く記載事項(1)よりも狭い間隔を介
して配置することにより、中抜形成部(6)と記載事項
(1)とが必ず重なるように形成している。また、中抜形
成部(6)を一本のみとする場合には、この一本の中抜形
成部(6)が記載事項(1)に重なるように、被覆フイルム
(2)を記載事項(1)に被覆するものである。
透明又は不透明な白色等の、複写機の光を反射する色合
いで、図4、図5に示す如く、線状に印刷することによ
り、中抜形成部(6)を形成している。この中抜形成部
(6)は、一本又は複数本形成する。複数本形成する場合
には、図5に示す如く記載事項(1)よりも狭い間隔を介
して配置することにより、中抜形成部(6)と記載事項
(1)とが必ず重なるように形成している。また、中抜形
成部(6)を一本のみとする場合には、この一本の中抜形
成部(6)が記載事項(1)に重なるように、被覆フイルム
(2)を記載事項(1)に被覆するものである。
【0038】そして、中抜形成部(6)は、記載事項(1)
の大きさや、緻密さを考慮して、形成幅を0.1mm〜2.0mm
とすると良い。そして、本実施例の如く、印影に使用す
る場合は、中抜形成部(6)の形成幅を、0.4mm〜0.8mmで
形成すれば、記載事項(1)は、中抜けが明確に生じて偽
造を防止するとともに、視覚による確認が容易なものと
なる。また、この中抜形成部(6)は、記載事項(1)と重
ねる事が出来るのであれば、被覆フイルム(2)に、複数
本の中抜形成部(6)を格子状またはランダムに配置して
形成しても良いし、一本だけ形成するものであっても良
い。
の大きさや、緻密さを考慮して、形成幅を0.1mm〜2.0mm
とすると良い。そして、本実施例の如く、印影に使用す
る場合は、中抜形成部(6)の形成幅を、0.4mm〜0.8mmで
形成すれば、記載事項(1)は、中抜けが明確に生じて偽
造を防止するとともに、視覚による確認が容易なものと
なる。また、この中抜形成部(6)は、記載事項(1)と重
ねる事が出来るのであれば、被覆フイルム(2)に、複数
本の中抜形成部(6)を格子状またはランダムに配置して
形成しても良いし、一本だけ形成するものであっても良
い。
【0039】また、この中抜形成部(6)を被覆フイルム
(2)の表面に形成し、着色層(7)を被覆フイルム(2)の
裏面に形成している。この着色層(7)により、ホログラ
ム(3)や回析格子を明確に表示可能となる。また、着色
層(7)は、図1に示す如く、印刷により形成しても良い
し、図2に示す如く、着色フイルムを接着剤(8)を介し
て被覆フイルム(2)の裏面に止着しても良い。また、着
色層(7)は、被覆フイルム(2)を着色することが目的で
あるから、この目的を達成することが出来るものであれ
ば、着色層(7)を形成せず、被覆フイルム(2)の形成時
に着色剤と樹脂原料とを配合して着色するものとしても
良い。この場合は、被覆フイルム(2)の製造手段を持た
ないと、同一色の被覆フイルム(2)を製造することが困
難となるから、被覆フイルム(2)自身の複製防止に有効
なものとなる。
(2)の表面に形成し、着色層(7)を被覆フイルム(2)の
裏面に形成している。この着色層(7)により、ホログラ
ム(3)や回析格子を明確に表示可能となる。また、着色
層(7)は、図1に示す如く、印刷により形成しても良い
し、図2に示す如く、着色フイルムを接着剤(8)を介し
て被覆フイルム(2)の裏面に止着しても良い。また、着
色層(7)は、被覆フイルム(2)を着色することが目的で
あるから、この目的を達成することが出来るものであれ
ば、着色層(7)を形成せず、被覆フイルム(2)の形成時
に着色剤と樹脂原料とを配合して着色するものとしても
良い。この場合は、被覆フイルム(2)の製造手段を持た
ないと、同一色の被覆フイルム(2)を製造することが困
難となるから、被覆フイルム(2)自身の複製防止に有効
なものとなる。
【0040】また、着色層(7)の裏面には、記載事項
(1)を被覆して書面に止着するための、粘着層(9)を形
成している。そして、図2で示す実施例の着色層(7)を
形成する着色フイルムを、破損容易なフイルムにより形
成すれば、記載事項(1)を被覆した被覆フイルム(2)を
引き剥がして行おうとする、偽造、変造等を防止でき
る。
(1)を被覆して書面に止着するための、粘着層(9)を形
成している。そして、図2で示す実施例の着色層(7)を
形成する着色フイルムを、破損容易なフイルムにより形
成すれば、記載事項(1)を被覆した被覆フイルム(2)を
引き剥がして行おうとする、偽造、変造等を防止でき
る。
【0041】即ち、被覆フイルム(2)を不正に剥離する
と、着色フイルムで形成した着色層(7)が破損され、剥
離行為が行われた痕跡を残すものとなる。そして、1度
破損された着色層(7)を元に戻そうとしても、破損部分
に少しでも重なりが生じれば、その部分の色が濃くなる
し、隙間ができれば色が薄くなり、剥離した事実は明確
となる。
と、着色フイルムで形成した着色層(7)が破損され、剥
離行為が行われた痕跡を残すものとなる。そして、1度
破損された着色層(7)を元に戻そうとしても、破損部分
に少しでも重なりが生じれば、その部分の色が濃くなる
し、隙間ができれば色が薄くなり、剥離した事実は明確
となる。
【0042】また、上記の着色層(7)を形成せず、被覆
フイルム(2)の形成時に着色剤と樹脂原料とを配合して
着色する場合には、図3に示す如く、被覆フイルム(2)
の裏面に粘着層(9)を直接形成する。尚、図2に示す前
記実施例で被覆フイルム(2)の表面に、着色フイルムで
形成した着色層(7)を接着剤(8)により接着したが、粘
着剤により止着するものであっても良い。
フイルム(2)の形成時に着色剤と樹脂原料とを配合して
着色する場合には、図3に示す如く、被覆フイルム(2)
の裏面に粘着層(9)を直接形成する。尚、図2に示す前
記実施例で被覆フイルム(2)の表面に、着色フイルムで
形成した着色層(7)を接着剤(8)により接着したが、粘
着剤により止着するものであっても良い。
【0043】上述の如く構成したものに於て、これを記
載事項(1)の偽造の防止に使用する場合には、被覆フイ
ルム(2)を、図5に示す如く、サイン、金額表示、印
影、発行者のゴム印、印刷表示等の記載事項(1)の表面
に止着する。この止着によっても、印影等の記載事項
(1)は、透明または半透明の被覆フイルム(2)、ホログ
ラム(3)及び着色層(7)を介して、図5に示す如く、視
覚により容易に確認することができる。
載事項(1)の偽造の防止に使用する場合には、被覆フイ
ルム(2)を、図5に示す如く、サイン、金額表示、印
影、発行者のゴム印、印刷表示等の記載事項(1)の表面
に止着する。この止着によっても、印影等の記載事項
(1)は、透明または半透明の被覆フイルム(2)、ホログ
ラム(3)及び着色層(7)を介して、図5に示す如く、視
覚により容易に確認することができる。
【0044】また、中抜形成部(6)を不透明とする場合
には、この不透明な中抜形成部(6)と重なった部分の記
載事項(1)は、中抜け状態となり、視覚で確認不能とな
るが、記載事項(1)全体の確認に支障のない程度に、細
く中抜形成部(6)を形成しているので、記載事項(1)の
全体像を把握する障害にはならない。そのため、例えば
出金伝票等に記載された記載事項と、当該記載事項(1)
との照合を確実に行うことができる。
には、この不透明な中抜形成部(6)と重なった部分の記
載事項(1)は、中抜け状態となり、視覚で確認不能とな
るが、記載事項(1)全体の確認に支障のない程度に、細
く中抜形成部(6)を形成しているので、記載事項(1)の
全体像を把握する障害にはならない。そのため、例えば
出金伝票等に記載された記載事項と、当該記載事項(1)
との照合を確実に行うことができる。
【0045】そして、この視覚による確認に於いては、
被覆フイルム(2)及び着色層(7)を透明または半透明に
形成しているから障害となることはない。また、ホログ
ラム(3)および回析格子も、これを視覚で確認すること
はできるが、記載事項(1)の確認に障害となるものでは
ない。また、着色層(7)を設けたり被覆フイルム(2)を
着色することにより、ホログラム(3)および回析格子
を、着色層(7)を設けない場合に比較して明確に表示す
ることができ、光の乱反射効果が高まる。
被覆フイルム(2)及び着色層(7)を透明または半透明に
形成しているから障害となることはない。また、ホログ
ラム(3)および回析格子も、これを視覚で確認すること
はできるが、記載事項(1)の確認に障害となるものでは
ない。また、着色層(7)を設けたり被覆フイルム(2)を
着色することにより、ホログラム(3)および回析格子
を、着色層(7)を設けない場合に比較して明確に表示す
ることができ、光の乱反射効果が高まる。
【0046】また、ホログラム(3)または回析格子を、
被覆フイルム(2)の全面に施したのではなく、一カ所又
は複数箇所に配置しているので、ホログラム(3)や回析
格子による光の乱反射が減少するとともに、ホログラム
(3)や回析格子を施していない部分の記載事項(1)を確
認し易いものとなる。そのため、確認者の目に与える刺
激を緩和し、目の疲労を効果的に抑え、視覚による確
認、照合の作業効率を向上させる事ができる。
被覆フイルム(2)の全面に施したのではなく、一カ所又
は複数箇所に配置しているので、ホログラム(3)や回析
格子による光の乱反射が減少するとともに、ホログラム
(3)や回析格子を施していない部分の記載事項(1)を確
認し易いものとなる。そのため、確認者の目に与える刺
激を緩和し、目の疲労を効果的に抑え、視覚による確
認、照合の作業効率を向上させる事ができる。
【0047】そして、偽造を行おうとする者が、被覆フ
イルム(2)で被覆した記載事項(1)を、そのまま複写す
ると、図6に示す如く中抜形成部(6)の対応部分(10)
は、全部が中抜け状態で複写される。また、ホログラム
(3)または回析格子部分は、光の乱反射効果により、対
応する部分が斑状の斑部(11)となり、中抜けとなる。
このホログラム(3)または回析格子による中抜けは、被
覆フイルム(2)自身の着色若しくは表面の着色層(7)に
より、効果的に行われるものである。このような中抜け
効果により、その複写映像は複写したものであることを
明確に判別することが可能となるし、手書き、コンピュ
ーターグラフィック等による修復もきわめて困難なもの
となる。
イルム(2)で被覆した記載事項(1)を、そのまま複写す
ると、図6に示す如く中抜形成部(6)の対応部分(10)
は、全部が中抜け状態で複写される。また、ホログラム
(3)または回析格子部分は、光の乱反射効果により、対
応する部分が斑状の斑部(11)となり、中抜けとなる。
このホログラム(3)または回析格子による中抜けは、被
覆フイルム(2)自身の着色若しくは表面の着色層(7)に
より、効果的に行われるものである。このような中抜け
効果により、その複写映像は複写したものであることを
明確に判別することが可能となるし、手書き、コンピュ
ーターグラフィック等による修復もきわめて困難なもの
となる。
【0048】また、中抜形成部(6)は被覆フイルム(2)
の表面に形成されているから、その形成位置は光の入射
方向となり、光は被覆フイルム(2)を介することなく、
光のほぼ全量を反射する。そのため、複写したり、デジ
タルカメラ等で撮影すると、中抜形成部(6)は明瞭に表
示され記載事項(1)に重ねて、明確に中抜けを発生させ
る。
の表面に形成されているから、その形成位置は光の入射
方向となり、光は被覆フイルム(2)を介することなく、
光のほぼ全量を反射する。そのため、複写したり、デジ
タルカメラ等で撮影すると、中抜形成部(6)は明瞭に表
示され記載事項(1)に重ねて、明確に中抜けを発生させ
る。
【0049】また、中抜形成部(6)は被覆フイルム(2)
の表面に形成され、記載事項(1)は被覆フイルム(2)の
裏面に密着して表示されるものであるから、複写した
り、デジタルカメラ等で撮影する場合に、中抜形成部
(6)と記載事項(1)とは被覆フイルム(2)の厚み分だけ
ピントの合う距離が異なるものとなる。そのため、複写
したり、デジタルカメラ等で撮影すると、手前にある中
抜形成部(6)にピントが合焦し、記載事項(1)には合焦
しないものとなる。中抜形成部(6)にのみピントが合焦
した複写の中抜けの対応部分(10)を復元する偽造は極
めて困難であるし、合焦しない記載事項(1)の復元はさ
らに困難となる。
の表面に形成され、記載事項(1)は被覆フイルム(2)の
裏面に密着して表示されるものであるから、複写した
り、デジタルカメラ等で撮影する場合に、中抜形成部
(6)と記載事項(1)とは被覆フイルム(2)の厚み分だけ
ピントの合う距離が異なるものとなる。そのため、複写
したり、デジタルカメラ等で撮影すると、手前にある中
抜形成部(6)にピントが合焦し、記載事項(1)には合焦
しないものとなる。中抜形成部(6)にのみピントが合焦
した複写の中抜けの対応部分(10)を復元する偽造は極
めて困難であるし、合焦しない記載事項(1)の復元はさ
らに困難となる。
【0050】また、中抜形成部(6)は、複写機の光を反
射できるものであれば、白色以外の色で形成しても良い
が、黒等の暗い色の場合は、複写機の光を吸収してしま
うため、濃い濃度で複写すると、黒く複写され、記載事
項(1)の中抜けが形成されなくなることがある。する
と、コンピューターグラフィック等の技術により、中抜
形成部(6)によって形成される余分な黒線を削除するの
は容易であるので、記載事項(1)を偽造することが可能
となる。そのため、複写濃度を濃くしても、黒く複写さ
れないような、光を反射する白色系、黄色系等の明るい
色でなければならない。
射できるものであれば、白色以外の色で形成しても良い
が、黒等の暗い色の場合は、複写機の光を吸収してしま
うため、濃い濃度で複写すると、黒く複写され、記載事
項(1)の中抜けが形成されなくなることがある。する
と、コンピューターグラフィック等の技術により、中抜
形成部(6)によって形成される余分な黒線を削除するの
は容易であるので、記載事項(1)を偽造することが可能
となる。そのため、複写濃度を濃くしても、黒く複写さ
れないような、光を反射する白色系、黄色系等の明るい
色でなければならない。
【0051】また、上記実施例では、中抜形成部(6)
も、記載事項(1)よりも狭い間隔で被覆フイルム(2)の
複数カ所に設けているが、一カ所のみに設けても良い。
この場合も、偽造防止シールを止着しようとする者が、
記載事項(1)と中抜形成部(6)とが確実に重なるように
注意して止着することにより、中抜形成部(6)による記
載事項(1)の中抜けを確実に発生させることが可能とな
る。
も、記載事項(1)よりも狭い間隔で被覆フイルム(2)の
複数カ所に設けているが、一カ所のみに設けても良い。
この場合も、偽造防止シールを止着しようとする者が、
記載事項(1)と中抜形成部(6)とが確実に重なるように
注意して止着することにより、中抜形成部(6)による記
載事項(1)の中抜けを確実に発生させることが可能とな
る。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したもので、中
抜形成部は被覆フイルムの表面に形成されているから、
その形成位置は光の入射方向となり、入射光のほぼ全量
を反射し、複写時に中抜形成部は明瞭に表示され記載事
項に重ねて、明確に中抜けを発生させることができる。
抜形成部は被覆フイルムの表面に形成されているから、
その形成位置は光の入射方向となり、入射光のほぼ全量
を反射し、複写時に中抜形成部は明瞭に表示され記載事
項に重ねて、明確に中抜けを発生させることができる。
【0053】また、中抜形成部は被覆フイルムの表面に
形成され、記載事項は被覆フイルムの裏面に密着して表
示されるから、複写時には中抜形成部と記載事項とは被
覆フイルムの厚み分だけピントの合う距離が異なるもの
となるから、中抜形成部にピントが合焦し記載事項には
合焦しないものとなる。中抜形成部にのみピントが合焦
した複写の中抜け部分を復元する偽造は極めて困難であ
るし、合焦しない記載事項の復元はさらに困難となる。
形成され、記載事項は被覆フイルムの裏面に密着して表
示されるから、複写時には中抜形成部と記載事項とは被
覆フイルムの厚み分だけピントの合う距離が異なるもの
となるから、中抜形成部にピントが合焦し記載事項には
合焦しないものとなる。中抜形成部にのみピントが合焦
した複写の中抜け部分を復元する偽造は極めて困難であ
るし、合焦しない記載事項の復元はさらに困難となる。
【0054】また、被覆フイルムを、従来存在した記載
書面に止着して使用することが可能であるから、既存の
記載書面をそのまま使用して、偽造防止効果の高い書面
とすることが可能となり、既存の記載書面そのものを無
駄にすることがなく、廉価な偽造防止が可能となる。
書面に止着して使用することが可能であるから、既存の
記載書面をそのまま使用して、偽造防止効果の高い書面
とすることが可能となり、既存の記載書面そのものを無
駄にすることがなく、廉価な偽造防止が可能となる。
【図1】着色層を印刷により形成した実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】着色層を着色フイルムにより形成した実施例の
断面図である。
断面図である。
【図3】樹脂原料に着色剤を配合して形成した被覆フイ
ルムの断面図である。
ルムの断面図である。
【図4】真空蒸着部の拡大平面図。
【図5】被覆フイルムを記載事項に止着した状態の平面
図である。
図である。
【図6】図5に示すものをそのまま複写した状態の平面
図である。
図である。
【図7】図5に示すものをカバーフイルムで被覆して複
写した状態の平面図である。
写した状態の平面図である。
1 記載事項
2 被覆フイルム
3 ホログラム
6 中抜形成部
7 着色層
9 粘着層
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B42D 15/10 531 B42D 15/10 531C
G03H 1/18 G03H 1/18
Claims (9)
- 【請求項1】 偽造防止目的の記載事項を被覆して止着
する透明または半透明の被覆フイルムの表面に、複写時
に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる半透明又は不
透明な中抜形成部を、一カ所または複数箇所に設け、記
載事項の被覆時に記載事項と重なるように形成するとと
もに被覆フイルムの裏面に、記載事項に被覆止着するた
めの粘着層を形成したことを特徴とする偽造防止シー
ル。 - 【請求項2】 偽造防止目的の記載事項を被覆して止着
する透明または半透明の被覆フイルムの表面に、複写時
に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる半透明又は不
透明な中抜形成部を、一カ所または複数箇所に設け、記
載事項の被覆時に記載事項と重なるように形成するとと
もに被覆フイルムの裏面に、透明または半透明の着色層
を形成し、この着色層の裏面に、記載事項に被覆止着す
るための粘着層を形成したことを特徴とする偽造防止シ
ール。 - 【請求項3】 偽造防止目的の記載事項を被覆して止着
する透明または半透明の着色した被覆フイルムの表面
に、複写時に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる半
透明又は不透明な中抜形成部を、一カ所または記載事項
よりも狭い間隔で複数カ所に設け、記載事項と重なるよ
うに形成するとともに、被覆フイルムの裏面に、記載事
項に被覆止着するための粘着層を形成したことを特徴と
する偽造防止シール。 - 【請求項4】 偽造防止目的の記載事項を被覆して止着
する透明または半透明の被覆フイルムの表面に、複写時
に光を反射し複写物に中抜けを生じさせる半透明又は不
透明な中抜形成部を、一カ所または記載事項よりも狭い
間隔で複数カ所に設け、記載事項と重なるように形成す
るとともに、被覆フイルムの裏面に、透明または半透明
の着色層を形成し、この着色層の裏面に、記載事項に被
覆止着するための粘着層を形成したことを特徴とする偽
造防止シール。 - 【請求項5】 中抜形成部は、被覆フイルムの表面に印
刷により形成することを特徴とする請求項1、2、3ま
たは4の偽造防止シール。 - 【請求項6】 中抜形成部は、被覆フイルムの表面に着
色フイルムを止着して形成したものであることを特徴と
する請求項1、2、3または4の偽造防止シール。 - 【請求項7】 中抜形成部は、白色であることを特徴と
する請求項1、2、3、4、5または6の偽造防止シー
ル。 - 【請求項8】 中抜形成部は、形成幅を0.1mm〜2.0mmと
したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6ま
たは7の偽造防止シール。 - 【請求項9】 被覆フイルムには、中抜形成部と共にホ
ログラム又は回析格子を設けたことを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7または8の偽造防止シー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015837A JP2003216045A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 偽造防止シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015837A JP2003216045A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 偽造防止シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003216045A true JP2003216045A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27652089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002015837A Pending JP2003216045A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 偽造防止シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003216045A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2417464A (en) * | 2004-08-10 | 2006-03-01 | Vishal Chaudhary | Signature strip protector for a plastic card |
KR20160008773A (ko) * | 2014-07-15 | 2016-01-25 | 임철수 | 위조방지용 증명서발급용지 |
JP7530684B1 (ja) | 2023-11-22 | 2024-08-08 | 株式会社ゼータ | 偽造防止シール |
-
2002
- 2002-01-24 JP JP2002015837A patent/JP2003216045A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2417464A (en) * | 2004-08-10 | 2006-03-01 | Vishal Chaudhary | Signature strip protector for a plastic card |
KR20160008773A (ko) * | 2014-07-15 | 2016-01-25 | 임철수 | 위조방지용 증명서발급용지 |
KR102305015B1 (ko) * | 2014-07-15 | 2021-09-23 | 임철수 | 위조방지용 증명서발급용지 |
JP7530684B1 (ja) | 2023-11-22 | 2024-08-08 | 株式会社ゼータ | 偽造防止シール |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A02 | Decision of refusal |
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