JP2003212469A - 乗客コンベアの乗降口装置 - Google Patents
乗客コンベアの乗降口装置Info
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- JP2003212469A JP2003212469A JP2002014433A JP2002014433A JP2003212469A JP 2003212469 A JP2003212469 A JP 2003212469A JP 2002014433 A JP2002014433 A JP 2002014433A JP 2002014433 A JP2002014433 A JP 2002014433A JP 2003212469 A JP2003212469 A JP 2003212469A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 靴等のより確実な巻き込み防止対策を実現す
ることができ、しかも、乗客の安全性への負担を軽減す
ることができる乗客コンベアの乗降口装置を提供する。 【解決手段】 所定方向に回動移動される複数のステッ
プ12が無端状に配列され、ステップ12の回動移動に
伴って設定された乗客搬送エリアEの終始端部に乗降口
床部14が配置され、乗降口床部14並びに乗客搬送エ
リアEの両外側にスカートガード15が立ち上げられ、
乗降口床部14の外側端上面並びにステップ12の外側
端上面とラップするように乗降口床部14と乗客搬送エ
リアEとの境界部分前後のスカートガード15に安全体
17が固定されると共に、この安全体17の少なくとも
ステップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面として
の案内壁17cがステップ12の移動方向上流側から下
流側に向かう程内側に向かって傾斜されて設けられてい
る。
ることができ、しかも、乗客の安全性への負担を軽減す
ることができる乗客コンベアの乗降口装置を提供する。 【解決手段】 所定方向に回動移動される複数のステッ
プ12が無端状に配列され、ステップ12の回動移動に
伴って設定された乗客搬送エリアEの終始端部に乗降口
床部14が配置され、乗降口床部14並びに乗客搬送エ
リアEの両外側にスカートガード15が立ち上げられ、
乗降口床部14の外側端上面並びにステップ12の外側
端上面とラップするように乗降口床部14と乗客搬送エ
リアEとの境界部分前後のスカートガード15に安全体
17が固定されると共に、この安全体17の少なくとも
ステップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面として
の案内壁17cがステップ12の移動方向上流側から下
流側に向かう程内側に向かって傾斜されて設けられてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上階から下階方
向、下階から上階方向、或いは、水平方向に乗客を案内
搬送する乗客コンベアに関し、特に、その乗降口付近に
設置される乗客コンベアの乗降口装置に関する。
向、下階から上階方向、或いは、水平方向に乗客を案内
搬送する乗客コンベアに関し、特に、その乗降口付近に
設置される乗客コンベアの乗降口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、所謂エスカレータと称される
乗客コンベアには、乗客の足の引き込み防止対策を施し
たものが知られている(例えば、実開昭52−1252
94号マイクロフィルム公報参照。)。
乗客コンベアには、乗客の足の引き込み防止対策を施し
たものが知られている(例えば、実開昭52−1252
94号マイクロフィルム公報参照。)。
【0003】図3は、上述した実開昭52−12529
4号マイクロフィルム公報に開示された乗客の足の引き
込み防止対策を施した乗客コンベア1を示す。
4号マイクロフィルム公報に開示された乗客の足の引き
込み防止対策を施した乗客コンベア1を示す。
【0004】この乗客コンベア1は、無端状に配列され
且つ所定方向に回動移動される複数の(図では1つのみ
開示)ステップ2と、ステップ2の回動移動に同期して
回動移動する移動手摺りとしてのハンドレール3と、移
動手摺りとして利用される乗客搬送エリア内付近でのハ
ンドレール3の下方に配置された欄干4と、ステップ2
の両外側に若干の間隙を存して配置されたスカートガー
ド5と、欄干4に固定されてステップ2の外側上空でラ
ップする安全弁6とを備えている。
且つ所定方向に回動移動される複数の(図では1つのみ
開示)ステップ2と、ステップ2の回動移動に同期して
回動移動する移動手摺りとしてのハンドレール3と、移
動手摺りとして利用される乗客搬送エリア内付近でのハ
ンドレール3の下方に配置された欄干4と、ステップ2
の両外側に若干の間隙を存して配置されたスカートガー
ド5と、欄干4に固定されてステップ2の外側上空でラ
ップする安全弁6とを備えている。
【0005】ステップ2の両外側とスカートガード5と
の間には、ステップ2の回動移動中に相互が干渉して軋
み音が発生したり摩滅したりするのを防止するため、3
mm程度の間隙が設定されている。
の間には、ステップ2の回動移動中に相互が干渉して軋
み音が発生したり摩滅したりするのを防止するため、3
mm程度の間隙が設定されている。
【0006】安全弁6は、ステップ2の回動移動に伴っ
て設定された乗客搬送エリアの全長に連続して配置さ
れ、低摩擦抵抗の材質から構成されている。これによ
り、上述したステップ2とスカートガード5との間の間
隙に足が巻き込まれないようにしている。
て設定された乗客搬送エリアの全長に連続して配置さ
れ、低摩擦抵抗の材質から構成されている。これによ
り、上述したステップ2とスカートガード5との間の間
隙に足が巻き込まれないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された乗客コンベアの乗降口装置にあっては、安全
弁6が欄干4に固定されていることから、ステップ2と
安全弁6との間Pは広く空いてしまうため、靴Sがスカ
ートガード5に接近し易く、確実な巻き込み防止対策と
はなっていないという問題が生じていた。
構成された乗客コンベアの乗降口装置にあっては、安全
弁6が欄干4に固定されていることから、ステップ2と
安全弁6との間Pは広く空いてしまうため、靴Sがスカ
ートガード5に接近し易く、確実な巻き込み防止対策と
はなっていないという問題が生じていた。
【0008】また、安全弁6は、単なる『出っ張り』で
あることから、乗客が乗り降りする際、その安全弁6の
位置を確認しながらステップ2へと足を乗り上げなけれ
ばならず、乗客への利用に際しての安全性への負担を強
いるものであった。
あることから、乗客が乗り降りする際、その安全弁6の
位置を確認しながらステップ2へと足を乗り上げなけれ
ばならず、乗客への利用に際しての安全性への負担を強
いるものであった。
【0009】さらに、乗客コンベア1が乗降式の場合、
ステップ2の上下変位に伴い、乗降口付近と乗客搬送エ
リア中央付近とでは間Pの間隔が異なる。特に、靴Sの
爪先がステップ2の開放端側に位置する下り方向である
場合、ステップ2が水平方向に移動している乗口付近で
のステップ2の移動方向上流側では間Pは最も広く、ス
テップ2が水平方向に移動している乗口付近でのステッ
プ2の移動方向下流側では間Pは欄干4が斜め下方に向
かうことと相俟って最も狭くなる。
ステップ2の上下変位に伴い、乗降口付近と乗客搬送エ
リア中央付近とでは間Pの間隔が異なる。特に、靴Sの
爪先がステップ2の開放端側に位置する下り方向である
場合、ステップ2が水平方向に移動している乗口付近で
のステップ2の移動方向上流側では間Pは最も広く、ス
テップ2が水平方向に移動している乗口付近でのステッ
プ2の移動方向下流側では間Pは欄干4が斜め下方に向
かうことと相俟って最も狭くなる。
【0010】一方、靴Sは、一般には足首よりも外側は
爪先に向かう程張り出すことから、上述した間Pが変化
してしまうと、乗客の意思に拘らず強制的に爪先付近が
狭い間Pに向かって案内され、特に、近年の女性用靴の
厚底化とも相俟って、靴Sがステップ2と安全弁6とに
挟まれてしまうという問題が生じていた。
爪先に向かう程張り出すことから、上述した間Pが変化
してしまうと、乗客の意思に拘らず強制的に爪先付近が
狭い間Pに向かって案内され、特に、近年の女性用靴の
厚底化とも相俟って、靴Sがステップ2と安全弁6とに
挟まれてしまうという問題が生じていた。
【0011】本発明は、上記問題を解決するため、靴等
のより確実な巻き込み防止対策を実現することができ、
しかも、乗客の安全性への負担を軽減することができる
乗客コンベアの乗降口装置を提供することを目的とす
る。
のより確実な巻き込み防止対策を実現することができ、
しかも、乗客の安全性への負担を軽減することができる
乗客コンベアの乗降口装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、本発明の乗客コンベアの乗降口装置は、無端状に配
列され且つ所定方向に回動移動される複数のステップ
と、該ステップの回動移動に伴って設定された乗客搬送
エリアの終始端部に配置された乗降口床部と、該乗降口
床部並びに前記乗客搬送エリアの両外側に立ち上げられ
たスカートガードとを備えた乗客コンベアの乗降口装置
において、前記乗降口床部の外側端上面並びに前記ステ
ップの外側端上面とラップするように前記乗降口床部と
前記乗客搬送エリアとの境界部分前後の前記スカートガ
ードに安全体が固定されると共に、該安全体の少なくと
も前記ステップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面
が前記ステップの移動方向上流側から下流側に向かう程
内側に向かって傾斜されていることを要旨とする。
め、本発明の乗客コンベアの乗降口装置は、無端状に配
列され且つ所定方向に回動移動される複数のステップ
と、該ステップの回動移動に伴って設定された乗客搬送
エリアの終始端部に配置された乗降口床部と、該乗降口
床部並びに前記乗客搬送エリアの両外側に立ち上げられ
たスカートガードとを備えた乗客コンベアの乗降口装置
において、前記乗降口床部の外側端上面並びに前記ステ
ップの外側端上面とラップするように前記乗降口床部と
前記乗客搬送エリアとの境界部分前後の前記スカートガ
ードに安全体が固定されると共に、該安全体の少なくと
も前記ステップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面
が前記ステップの移動方向上流側から下流側に向かう程
内側に向かって傾斜されていることを要旨とする。
【0013】このような乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、乗降口床部の外側端上面並びにステップの外側
端上面とラップするように乗降口床部と乗客搬送エリア
との境界部分前後のスカートガードに、少なくともステ
ップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面がステップ
の移動方向上流側から下流側に向かう程内側に向かって
傾斜された安全体が固定されている。
っては、乗降口床部の外側端上面並びにステップの外側
端上面とラップするように乗降口床部と乗客搬送エリア
との境界部分前後のスカートガードに、少なくともステ
ップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面がステップ
の移動方向上流側から下流側に向かう程内側に向かって
傾斜された安全体が固定されている。
【0014】これにより、乗客は、安全体を視認する必
要なくスカートガードから離反する方向に案内され、ス
テップとスカートガードとの間への靴等の巻き込みが防
止される。
要なくスカートガードから離反する方向に案内され、ス
テップとスカートガードとの間への靴等の巻き込みが防
止される。
【0015】また、本発明の乗客コンベアの乗降口装置
は、前記ステップの側端上面と前記安全体の底面との間
には、靴が入り込まない程度の間隙が設けられているこ
とを要旨とする。
は、前記ステップの側端上面と前記安全体の底面との間
には、靴が入り込まない程度の間隙が設けられているこ
とを要旨とする。
【0016】このような乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、靴が入り込まない程度の間隙がステップの側端
上面と安全体の底面との間に設けられる。
っては、靴が入り込まない程度の間隙がステップの側端
上面と安全体の底面との間に設けられる。
【0017】これにより、安全体に設計誤差や取り付け
誤差が発生しても、安全体にステップが干渉することが
防止される。
誤差が発生しても、安全体にステップが干渉することが
防止される。
【0018】更に、本発明の乗客コンベアの乗降口装置
は、前記安全体は、前記ステップが水平方向に移動する
範囲に配置されていることを要旨とする。
は、前記安全体は、前記ステップが水平方向に移動する
範囲に配置されていることを要旨とする。
【0019】このような乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、ステップが水平方向に移動する範囲に安全体が
配置される。
っては、ステップが水平方向に移動する範囲に安全体が
配置される。
【0020】これにより、乗客コンベアが昇降式であっ
た場合であっても、安全体とステップとの高さ方向の相
対位置が変化せず、より安全性を確保することができ
る。
た場合であっても、安全体とステップとの高さ方向の相
対位置が変化せず、より安全性を確保することができ
る。
【0021】更に、本発明の乗客コンベアの乗降口装置
は、前記安全体の上面は、内側に向かって下方傾斜され
ていることを要旨とする。
は、前記安全体の上面は、内側に向かって下方傾斜され
ていることを要旨とする。
【0022】このような乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、安全体に内側に向かって下方傾斜された上面が
設けられる。
っては、安全体に内側に向かって下方傾斜された上面が
設けられる。
【0023】これにより、乗降口床部からステップへと
足を上下に移動させた場合においてもステップとスカー
トガードとの間から離れる方向に案内される。
足を上下に移動させた場合においてもステップとスカー
トガードとの間から離れる方向に案内される。
【0024】更に、本発明の乗客コンベアの乗降口装置
は、前記安全体は、前記乗降口床部に設けられた櫛歯状
の段差部で位置決めされることを要旨とする。
は、前記安全体は、前記乗降口床部に設けられた櫛歯状
の段差部で位置決めされることを要旨とする。
【0025】このような乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、乗降口床部に設けられた櫛歯状の段差部によっ
て安全体が位置決めされる。
っては、乗降口床部に設けられた櫛歯状の段差部によっ
て安全体が位置決めされる。
【0026】これにより、乗客コンベア側に特別な位置
決め部材等を設ける必要なく安全体の設置位置が容易且
つ確実に位置決めされる。
決め部材等を設ける必要なく安全体の設置位置が容易且
つ確実に位置決めされる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の乗客コンベアの乗
降口装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、
図1(A)は乗客コンベアの乗降口付近の側面図、図1
(B)は乗客コンベアの乗降口付近の平面図、図2
(A)は安全体とステップとの位置関係を示す正面方向
の断面図、図2(B)は安全体と乗客の靴との相対関係
を示す説明図である。
降口装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、
図1(A)は乗客コンベアの乗降口付近の側面図、図1
(B)は乗客コンベアの乗降口付近の平面図、図2
(A)は安全体とステップとの位置関係を示す正面方向
の断面図、図2(B)は安全体と乗客の靴との相対関係
を示す説明図である。
【0028】図1、図2に示すように、乗客コンベア1
1は、無端状に配列され且つ所定方向に回動移動される
複数のステップ12と、ステップ12の回動移動に同期
して同方向に回動移動する移動手摺りとしてのハンドレ
ール13と、ステップ12の回動移動に伴って設定され
た乗客搬送エリアEの終始端部(一方のみ開示)に配置
された乗降口床部14と、乗降口床部14並びに乗客搬
送エリアEの両外側に立ち上げられたスカートガード1
5と、スカートガード15の上方に設けられた欄干とし
てのインナーデッキ16と、乗降口床部14の外側端上
面並びにステップ12の外側端上面とラップするように
乗降口床部14と乗客搬送エリアEとの境界部分前後の
スカートガード15に固定された安全体17とを備えて
いる。
1は、無端状に配列され且つ所定方向に回動移動される
複数のステップ12と、ステップ12の回動移動に同期
して同方向に回動移動する移動手摺りとしてのハンドレ
ール13と、ステップ12の回動移動に伴って設定され
た乗客搬送エリアEの終始端部(一方のみ開示)に配置
された乗降口床部14と、乗降口床部14並びに乗客搬
送エリアEの両外側に立ち上げられたスカートガード1
5と、スカートガード15の上方に設けられた欄干とし
てのインナーデッキ16と、乗降口床部14の外側端上
面並びにステップ12の外側端上面とラップするように
乗降口床部14と乗客搬送エリアEとの境界部分前後の
スカートガード15に固定された安全体17とを備えて
いる。
【0029】ステップ12は、例えば、図1(A)で示
す状態で、図示左方から右方へと移動する場合、即ち、
登り方向に回動移動する場合、乗降口床部14(乗口床
部となる)から水平に移動露出した後、所定距離水平移
動した後に、斜め上方へと平行移動する。逆に、図1
(A)で示す状態で、図示右方から左方へと移動する場
合、即ち、下り方向に回動移動する場合、斜め下方へと
平行移動して来た後に、所定距離水平移動したうえで乗
降口床部14(降口床部となる)に向かって水平に移動
格納される。
す状態で、図示左方から右方へと移動する場合、即ち、
登り方向に回動移動する場合、乗降口床部14(乗口床
部となる)から水平に移動露出した後、所定距離水平移
動した後に、斜め上方へと平行移動する。逆に、図1
(A)で示す状態で、図示右方から左方へと移動する場
合、即ち、下り方向に回動移動する場合、斜め下方へと
平行移動して来た後に、所定距離水平移動したうえで乗
降口床部14(降口床部となる)に向かって水平に移動
格納される。
【0030】この下り方向に回動移動した場合には、図
1(A)に示すように、高さ方向に変位している状態の
ステップ12の爪先側のインナーデッキ16までの高さ
P1と、水平方向に変位している状態でのステップ12
のインナーデッキ16までの高さP2とでは、高さP1
のほうが低くなっている。
1(A)に示すように、高さ方向に変位している状態の
ステップ12の爪先側のインナーデッキ16までの高さ
P1と、水平方向に変位している状態でのステップ12
のインナーデッキ16までの高さP2とでは、高さP1
のほうが低くなっている。
【0031】乗降口床部14のステップ12側の縁部に
は、櫛歯状の段差部14aが形成されている。
は、櫛歯状の段差部14aが形成されている。
【0032】安全体17は、乗降口床部14のステップ
12側の縁部付近からステップ12が水平移動する範囲
に跨るスカートガード15に固定されている。また、安
全体17は、その上面17aは内側に向かって下方傾斜
されている。また、ステップ12の両外側とスカートガ
ード15との間よりも内側に位置する縦壁17bの両端
には、ステップ12の移動方向上流側から下流側に向か
う程内側に向かって傾斜された端部縦壁面としての案内
壁17cが形成されている。尚、案内壁17cは、縦壁
17bのうち、ステップ12の移動方向上流側にのみ形
成したものでも良い。さらに、安全体17の底面には、
乗降口14の段差部14aの形状と略一致する段差部1
7dが形成されている。これにより、ステップ12の上
方側の安全体17の底面をステップ12の上面に接近さ
せることができる上、安全体17をスカートガード15
に固定する際の位置決めとして利用することができる。
12側の縁部付近からステップ12が水平移動する範囲
に跨るスカートガード15に固定されている。また、安
全体17は、その上面17aは内側に向かって下方傾斜
されている。また、ステップ12の両外側とスカートガ
ード15との間よりも内側に位置する縦壁17bの両端
には、ステップ12の移動方向上流側から下流側に向か
う程内側に向かって傾斜された端部縦壁面としての案内
壁17cが形成されている。尚、案内壁17cは、縦壁
17bのうち、ステップ12の移動方向上流側にのみ形
成したものでも良い。さらに、安全体17の底面には、
乗降口14の段差部14aの形状と略一致する段差部1
7dが形成されている。これにより、ステップ12の上
方側の安全体17の底面をステップ12の上面に接近さ
せることができる上、安全体17をスカートガード15
に固定する際の位置決めとして利用することができる。
【0033】上記の構成において、図1(A)で示す状
態で、図示左方から右方へと移動する登りの場合、乗降
口床部14から足を踏み出してステップ12に乗せるこ
とによりステップ12の回動移動に伴って上階へと移動
することができる。
態で、図示左方から右方へと移動する登りの場合、乗降
口床部14から足を踏み出してステップ12に乗せるこ
とによりステップ12の回動移動に伴って上階へと移動
することができる。
【0034】乗客は、乗降口床部14から略水平にステ
ップ12に足を移動させた際には、その足がステップ1
2の外側に来過ぎていると、靴Sが乗降口床部14側の
案内壁17cに当って内側へと案内される。これによ
り、靴Sはステップ12の内側へと踏み出すこととな
り、ステップ12とスカートガード15との隙間への巻
き込みが防止される。
ップ12に足を移動させた際には、その足がステップ1
2の外側に来過ぎていると、靴Sが乗降口床部14側の
案内壁17cに当って内側へと案内される。これによ
り、靴Sはステップ12の内側へと踏み出すこととな
り、ステップ12とスカートガード15との隙間への巻
き込みが防止される。
【0035】また、乗客は、乗降口床部14から略上下
にステップ12に足を移動させた際には、その足がステ
ップ12の外側に来過ぎていると、靴Sが上面17aに
当って内側へと案内される。これにより、靴Sはステッ
プ12の内側へと踏み出すこととなり、ステップ12と
スカートガード15との隙間への巻き込みが防止され
る。
にステップ12に足を移動させた際には、その足がステ
ップ12の外側に来過ぎていると、靴Sが上面17aに
当って内側へと案内される。これにより、靴Sはステッ
プ12の内側へと踏み出すこととなり、ステップ12と
スカートガード15との隙間への巻き込みが防止され
る。
【0036】一方、図1(A)で示す状態で、図示右方
から左方へと移動する下りの場合、その移動の過程でス
テップ12の外側付近に足を移動させてしまっていたら
ば、ステップ12の移動に連動して靴Sがステップ12
側の案内壁17cに当って内側へと案内され、ステップ
12とスカートガード15との隙間への巻き込みが防止
される。
から左方へと移動する下りの場合、その移動の過程でス
テップ12の外側付近に足を移動させてしまっていたら
ば、ステップ12の移動に連動して靴Sがステップ12
側の案内壁17cに当って内側へと案内され、ステップ
12とスカートガード15との隙間への巻き込みが防止
される。
【0037】この際、安全体17は、ステップ12の乗
客搬送エリアEのうち、水平方向に移動する範囲に位置
していることから、乗客搬送エリアEの終端部、即ち、
下階に向かうにつれて低くなり、その最小高さP1とな
ったときであっても、その最小高さ付近に安全体17が
位置していないことから、靴Sがステップ12と安全体
17との間に挟まれてしまうことが防止される。また、
ステップ12の側端上面と安全体17の底面との間の間
隙は靴Sが入り込まない程度(例えば、1cm以下)に
設定されている。
客搬送エリアEのうち、水平方向に移動する範囲に位置
していることから、乗客搬送エリアEの終端部、即ち、
下階に向かうにつれて低くなり、その最小高さP1とな
ったときであっても、その最小高さ付近に安全体17が
位置していないことから、靴Sがステップ12と安全体
17との間に挟まれてしまうことが防止される。また、
ステップ12の側端上面と安全体17の底面との間の間
隙は靴Sが入り込まない程度(例えば、1cm以下)に
設定されている。
【0038】このように、乗降口床部14の外側端上面
並びにステップ12の外側端上面とラップするように乗
降口床部12と乗客搬送エリアEとの境界部分前後のス
カートガード15に安全体17を固定すると共に、この
安全体17の少なくともステップ12の移動方向上流側
に、ステップ12の移動方向上流側から下流側に向かう
程内側に向かって傾斜された案内壁17cが形成されて
いることにより、乗客は、安全体17を視認する必要な
くスカートガード15から離反する方向に靴Sが案内さ
れ、ステップ12とスカートガード15との間への靴S
等の巻き込みが防止される。
並びにステップ12の外側端上面とラップするように乗
降口床部12と乗客搬送エリアEとの境界部分前後のス
カートガード15に安全体17を固定すると共に、この
安全体17の少なくともステップ12の移動方向上流側
に、ステップ12の移動方向上流側から下流側に向かう
程内側に向かって傾斜された案内壁17cが形成されて
いることにより、乗客は、安全体17を視認する必要な
くスカートガード15から離反する方向に靴Sが案内さ
れ、ステップ12とスカートガード15との間への靴S
等の巻き込みが防止される。
【0039】また、ステップ12の側端上面と安全体1
7の底面との間は靴Sが入り込まない程度の間隙であ
る。
7の底面との間は靴Sが入り込まない程度の間隙であ
る。
【0040】さらに、安全体17は、乗降口床部14に
対してステップ12が水平方向に移動する範囲に配置さ
れていることにより、ステップ12の上下方向の変位を
伴う回動移動時において、不測にステップ12と安全体
17との間に靴が挟まれることが防止される。
対してステップ12が水平方向に移動する範囲に配置さ
れていることにより、ステップ12の上下方向の変位を
伴う回動移動時において、不測にステップ12と安全体
17との間に靴が挟まれることが防止される。
【0041】また、安全体17の上面17aが内側に向
かって下方傾斜されていることにより、乗降口床部14
からステップ12へと足(靴S)を上下に移動させた場
合においてもステップ12とスカートガード15との間
から離れる方向に靴Sが案内される。
かって下方傾斜されていることにより、乗降口床部14
からステップ12へと足(靴S)を上下に移動させた場
合においてもステップ12とスカートガード15との間
から離れる方向に靴Sが案内される。
【0042】しかも、安全体17は、乗降口床部14に
設けられた櫛歯状の段差部14aで位置決めされること
により、安全体17をスカートガード15に固定する
際、乗客コンベア側に特別な位置決め部材等を設ける必
要なく設置位置が容易且つ確実に位置決めされる。
設けられた櫛歯状の段差部14aで位置決めされること
により、安全体17をスカートガード15に固定する
際、乗客コンベア側に特別な位置決め部材等を設ける必
要なく設置位置が容易且つ確実に位置決めされる。
【0043】
【発明の効果】本発明の乗客コンベアの乗降口装置にあ
っては、以上説明したように構成したことにより、靴等
のより確実な巻き込み防止対策を実現することができ、
しかも、乗客の安全性への負担を軽減することができ
る。
っては、以上説明したように構成したことにより、靴等
のより確実な巻き込み防止対策を実現することができ、
しかも、乗客の安全性への負担を軽減することができ
る。
【図1】 本発明の実施の形態に係わる乗客コンベアの
乗降口装置を示し、(A)は乗客コンベアの乗降口付近
の側面図、(B)は乗客コンベアの乗降口付近の平面図
である。
乗降口装置を示し、(A)は乗客コンベアの乗降口付近
の側面図、(B)は乗客コンベアの乗降口付近の平面図
である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる乗客コンベアの
乗降口装置を示し、(A)は安全体とステップとの位置
関係を示す正面方向の断面図、(B)は安全体と乗客の
靴との相対関係を示す説明図である。
乗降口装置を示し、(A)は安全体とステップとの位置
関係を示す正面方向の断面図、(B)は安全体と乗客の
靴との相対関係を示す説明図である。
【図3】 従来の乗客コンベアの乗降口装置を示す要部
の縦断面図である。
の縦断面図である。
11 乗客コンベア装置、12 ステップ、14 乗降
口床部、15 スカートガード、17 安全体、17c
案内壁(端部縦壁面)、E 乗客搬送エリア。
口床部、15 スカートガード、17 安全体、17c
案内壁(端部縦壁面)、E 乗客搬送エリア。
Claims (5)
- 【請求項1】 無端状に配列され且つ所定方向に回動移
動される複数のステップと、該ステップの回動移動に伴
って設定された乗客搬送エリアの終始端部に配置された
乗降口床部と、該乗降口床部並びに前記乗客搬送エリア
の両外側に立ち上げられたスカートガードとを備えた乗
客コンベアの乗降口装置において、 前記乗降口床部の外側端上面並びに前記ステップの外側
端上面とラップするように前記乗降口床部と前記乗客搬
送エリアとの境界部分前後の前記スカートガードに安全
体が固定されると共に、該安全体の少なくとも前記ステ
ップの移動方向上流側に位置する端部縦壁面が前記ステ
ップの移動方向上流側から下流側に向かう程内側に向か
って傾斜されていることを特徴とする乗客コンベアの乗
降口装置。 - 【請求項2】 前記ステップの側端上面と前記安全体の
底面との間には、靴が入り込まない程度の間隙が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベ
アの乗降口装置。 - 【請求項3】 前記安全体は、前記ステップが水平方向
に移動する範囲に配置されていることを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の乗客コンベアの乗降口装置。 - 【請求項4】 前記安全体の上面は、内側に向かって下
方傾斜されていることを特徴とする請求項1〜請求項3
のいずれかに記載の乗客コンベアの乗降口装置。 - 【請求項5】 前記安全体は、前記乗降口床部に設けら
れた櫛歯状の段差部で位置決めされることを特徴とする
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の乗客コンベアの
乗降口装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014433A JP2003212469A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 乗客コンベアの乗降口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014433A JP2003212469A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 乗客コンベアの乗降口装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003212469A true JP2003212469A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27651115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002014433A Pending JP2003212469A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 乗客コンベアの乗降口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003212469A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5836443B1 (ja) * | 2014-07-01 | 2015-12-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
JP5886403B1 (ja) * | 2014-11-20 | 2016-03-16 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
CN110626932A (zh) * | 2018-06-21 | 2019-12-31 | 株式会社日立大厦系统 | 乘客传送机 |
-
2002
- 2002-01-23 JP JP2002014433A patent/JP2003212469A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5836443B1 (ja) * | 2014-07-01 | 2015-12-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
JP5886403B1 (ja) * | 2014-11-20 | 2016-03-16 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
CN110626932A (zh) * | 2018-06-21 | 2019-12-31 | 株式会社日立大厦系统 | 乘客传送机 |
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