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JP2003204418A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び画像形成装置

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Publication number
JP2003204418A
JP2003204418A JP2002001337A JP2002001337A JP2003204418A JP 2003204418 A JP2003204418 A JP 2003204418A JP 2002001337 A JP2002001337 A JP 2002001337A JP 2002001337 A JP2002001337 A JP 2002001337A JP 2003204418 A JP2003204418 A JP 2003204418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image
sheets
finisher
image information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002001337A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosuke Obuchi
大渕  裕輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002001337A priority Critical patent/JP2003204418A/ja
Publication of JP2003204418A publication Critical patent/JP2003204418A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートの厚みを測定することなく、シートの重
送を防止すること。 【解決手段】複数のシートを積載するシート積載手段
と、前記シート積載手段上の複数のシートを1枚ずつに
分離するシート分離手段と、前記シート分離手段により
送り出されたシートの画像情報を読取る画像読取手段を
有し、前記画像読取手段により読取った画像情報を順次
記憶し、記憶した前記画像情報と新たに読取るシートの
画像情報とを比較することにより、前記シートの重送を
検知することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートを給送するシ
ート給送装置及び該シート給送装置を有する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機などの画像形成装置におい
ては、表紙モード、合紙モードなどのモードが設けら
れ、これらのモードでは、シートの先頭頁、最終頁また
は途中頁に、画像形成装置に設けられたカセット、又
は、給送用のトレイから供給されたシートを挿入するこ
とが可能なように制御されている。そのため、単一の給
送段からのシートだけでない束、具体的には、他の給送
段からの”表紙”、”合紙”、”裏表紙”としての挿入
処理が可能であり、さらに、”挿入用シート”を載置す
る特殊のトレイから給送することで、同様の挿入処理が
可能である。
【0003】このとき、挿入用のシートの処理に関して
は、単なるシート搬送動作である為、各束に対する、挿
入されるシートの挿入枚数目(場所)、挿入枚数とも、
任意に設定が可能である。そして、この挿入シートが挿
入された束に対しては、画像形成装置本体に装着された
フィニッシャ等において、束としての加工、つまり、束
排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などの後処理
が施せる。
【0004】以下、”表紙”、”合紙”、”裏表紙”に
挿入シート段からのシートを挿入する動作モードを総じ
て”合紙モード”と呼ぶ。この挿入シートをカセットか
ら供給する方法では、この挿入シートを挿入するタイミ
ングになると、カセットから挿入シートを画像が形成さ
れるシートと同じ搬送路に給送し、この給送された挿入
シートは上記搬送路を介して経て排出される。ここで、
上記搬送路途中には、定着部が配置され、挿入シートは
シートと同様に定着部を通過する。
【0005】ここで、この挿入シートとしてカラー画像
印刷原稿が用いられている場合には、この挿入シートが
定着部を通過する際に熱圧を受けて印刷画像の品位が損
なわれることがある。また、近年、パソコンの普及によ
り、カラー画像が増加し、上記挿入シートとしてカラー
コピー紙/カラープリント紙が用いられる場合が多くな
り、このカラーコピー紙をカセットから供給すると、こ
のカラーコピー紙表面に付着したオイルなどで給送機構
の搬送が低下し、シートの搬送に対する信頼性を著しく
低下させることがある。
【0006】また、挿入シートを供給する挿入シートフ
ィーダをフィニッシャに設け、このフィニッシャから挿
入シートを供給するものが出現している。この種の装置
としては、特開昭60-180894号公報、特開昭60-191932号
公報、特開昭60-204564号公報などに記載のものがあ
る。これらに記載の装置では、具体的には、所望のタイ
ミングで挿入シートフィーダから挿入シートをフィニッ
シャに供給し、フィニッシャ内の中間トレイに搬送収納
し、積載する。画像形成装置本体からも排出されたシー
トをフィニッシャ内に導き、中間トレイに搬送収納し積
載する。
【0007】このような動作を行わせる場合には、挿入
シートフィーダの収納部に予め画像内容による頁順をあ
わせておき、それを部数分積み重ねておく必要がある。
挿入シートフィーダを用いて合紙モードを利用する場合
には、挿入シートフィーダから給送されるシートが1枚
1枚確実にフィニッシャ内に給送されなければならな
い。
【0008】ここで、挿入シートの場合は、シート/画
像の種類が多様なため、自動で分離/搬送する動作を行
う際に、安定性の点で、カラーコピー紙とは違いが生じ
る。例えば、挿入シートフィーダにて1枚給送されるは
ずが2枚同時に給送されてしまう、いわゆる”重送”が
発生する場合があり、その場合、それ以降作成されるシ
ート束の順序が狂ってしまう問題がある。
【0009】このため、給送されるシートの厚さ等の情
報により挿入シートフィーダから給送されるシートが重
送されていないか自動的に判断する装置(特開平11-116
101号公報)が開発されている。この種の装置として
は、搬送されるシートの厚みを検出し、その情報から重
送していないか判断する装置や、搬送されるシートの一
部に符号を書込んでおき、その情報から重送していない
かどうか判断する装置(特開平5-344271号公報)が一般
的であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 上記
したように、重送の検知手段を配してシートの厚みを測
定する方法では、給送されるシートの厚みがばらついた
場合では重送しているかどうか判断しづらく、また、シ
ートが搬送方向にずれて重送している場合では、搬送方
向に対して長い距離でシートの厚みを測定せねば重送の
検知が行えないという不具合があった。この不具合を解
決するためにシートの一部に符号を書込んでその符号を
確認する事で重送を検知する方法もあるが、シートの一
部に不要な情報が書込まれているために、品位を損なう
といった問題を抱えていた。
【0011】そこで本発明の目的は、シートの厚みを測
定することなく、シートの重送を防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、複数のシートを積載する
シート積載手段と、前記シート積載手段上の複数のシー
トを1枚ずつに分離するシート分離手段と、前記シート
分離手段により送り出されたシートの画像情報を読取る
画像読取手段を有し、前記画像読取手段により読取った
画像情報を順次記憶し、記憶した前記画像情報と新たに
読取るシートの画像情報とを比較することにより、前記
シートの重送を検知することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態)以下、本発明を図面
に基づき詳細に説明する。 (全体構成)図1は、本発明画像形成装置の主要部構成
を示す縦断面図である。画像形成装置は、図1に示すよ
うに、画像形成装置本体10と、折り装置400と、フィニ
ッシャ500とから構成され、画像形成装置本体10は原稿
画像を読取るイメージリーダ200及びプリンタ300を備え
る。
【0014】イメージリーダ200には、原稿給送装置100
が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上
に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ
左方向へ給送し、湾曲したパスを介してプラテンガラス
102上を左から流し読取り位置を経て右へ搬送し、その
後外部の排出トレイ112に向けて排出する。
【0015】この原稿がプラテンガラス102上の流し読
取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿
画像は流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキ
ャナユニット104により読取られる。この読取り方法
は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具
体的には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿
の読取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で照
射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107
を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過し
た光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
【0016】このように流し読取り位置を左から右へ通
過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送
方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向
を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわ
ち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に
原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読取りな
がら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画
像全体の読取りが行われ、光学的に読取られた画像はイ
メージセンサ109によって画像データに変換されて出力
される。イメージセンサ109から出力された画像データ
は、後述する画像信号制御部202において所定の処理が
施された後にプリンタ300の露光制御部110にビデオ信号
として入力される。
【0017】尚、原稿給送装置100により原稿をプラテ
ンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状
態でスキャナユニット104を左から右へ走査させること
により原稿を読取ることも可能である。この読取り方法
は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
【0018】原稿給送装置100を使用しないで原稿を読
取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を
持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を乗せ、スキャ
ナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿
の読取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用し
ないで原稿を読取るときには、原稿固定読みが行われ
る。
【0019】プリンタ300の露光制御部110は、入力され
たビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レ
ーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら感
光体ドラム111上に照射される。感光体ドラム111には走
査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここ
で、露光制御部110は、後述するように、原稿固定読み
時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるよ
うにレーザ光を出力する。
【0020】この感光体ドラム111上の静電潜像は、現
像器113から供給される現像剤によって現像剤像として
可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、各カセット114、115、手差給送部125ま
たは両面搬送パス124からシートが給送され、このシー
トは感光体ドラム111と転写部116との間に搬送される。
感光体ドラム111に形成された現像剤像は転写部116によ
り給送されたシート上に転写される。
【0021】現像剤像が転写されたシートは定着部117
に搬送され、定着部117はシートを熱圧することによっ
て現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過
したシートはフラッパ121及び排出ローラ118を経てプリ
ンタ300から外部(折り装置400)に向けて排出される。
【0022】ここで、シートをその画像形成面が下向き
になる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定
着部117を通過したシートをフラッパ121の切換動作によ
り一旦反転パス122内に導き、そのシートの後端がフラ
ッパ121を通過した後に、シートをスイッチバックさせ
て排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。
【0023】以下、この排出形態を反転排出と呼ぶ。こ
の反転排出は、原稿給送装置100を使用して読取った画
像を形成するときまたはコンピュータから出力された画
像を形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成
するときに行われ、その排出後のシート順序は正しい頁
順になる。
【0024】また、手差給送部125からOHPシートな
どの硬いシートが給送され、このシートに画像を形成す
るときには、シートを反転パス122に導くことなく、画
像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出
ローラ118により排出する。
【0025】さらに、シートの両面に画像形成を行う両
面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換
動作によりシートを反転パス122に導いた後に両面搬送
パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれたシートを
上述したタイミングで感光体ドラム111と転写部116との
間に再度給送する制御が行われる。
【0026】プリンタ300から排出されたシートは折り
装置400に送られる。この折り装置400は、シートをZ形
に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サ
イズのシートでかつ折り処理が指定されているときに
は、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場合、
プリンタ300から排出されたシートは折り装置400を通過
してフィニッシャ500に送られる。このフィニッシャ500
には、画像が形成されたシートに挿入するための表紙、
合紙などの特殊なシートを給送するインサータ900が設
けられている。フィニッシャ500では、製本処理、綴じ
処理や穴あけなどの各処理を行う。
【0027】(システムブロック図)次に、本画像形成
装置全体の制御を司るコントローラの構成について図2
を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置全
体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図で
ある。
【0028】コントローラは、図2に示すように、CP
U回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU(図示
せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、ROM151に
格納されている制御プログラムにより各 ブロック10
1、153、201、202、209、301、401、501を総括的に制御
する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、ま
た制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
【0029】原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置1
00をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御す
る。イメージリーダ制御部201は、上述のスキャナユニ
ット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行
い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信
号を画像信号制御部202に転送する。
【0030】画像信号制御部202は、イメージセンサ109
からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に
各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換し
てプリンタ制御部301に出力する。また、コンピュータ2
10から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像
信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ
信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。この画
像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150に
より制御される。プリンタ制御部301は、入力されたビ
デオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
【0031】操作部153は、画像形成に関する各種機能
を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示する
ための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー
信号をCPU回路部150に出力するとともに、CPU回
路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表
示する。
【0032】折り装置制御部401は折り装置400に搭載さ
れ、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによ
って折り装置全体の駆動制御を行う。
【0033】フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500
に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行う
ことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この
制御内容については後述する。
【0034】(折り部)次に、折り装置400及びフィニ
ッシャ500の構成について図3を参照しながら説明す
る。図3は図1の折り装置400及びフィニッシャ500の構
成を示す図である。
【0035】折り装置400は、図3に示すように、プリ
ンタ300から排出されたシートを導入し、フィニッシャ5
00側に導くための折り搬送水平パス402を有する。折り
搬送水平パス402上には、搬送ローラ対403及び搬送ロー
ラ対404が設けられている。
【0036】また、折り搬送水平パス402の出口部(フ
ィニッシャ500側)には、折りパス選択フラッパ410が設
けられている。この折りパス選択フラッパ410は、折り
搬送水平パス402上のシートを折りパス420またはフィニ
ッシャ500側に導くための切換動作を行う。
【0037】ここで、折り処理を行う場合には、折りパ
ス選択フラッパ410がオンされ、シートが折りパス420に
導かれる。折りパス420に導かれたシートは、折りロー
ラ421まで搬送されてZ形に折りたたまれる。これに対
し、折り処理を行わない場合には、折りパス選択フラッ
パ410がオフされ、シートはプリンタ300から折り搬送水
平パス402を介してフィニッシャ500に直接に送られる。
【0038】(フィニッシャメイン部)フィニッシャ50
0は、折り装置400を介して排出されたシートを順に取り
込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束
ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じる
ステイプル処理、取り込んだシートの後端付近に孔あけ
をするパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本
処理などの各シート後処理を行う。
【0039】フィニッシャ500は、図3に示すように、
プリンタ300から折り装置400を介して排出されたシート
を内部に導くための入口ローラ対502を有する。この入
口ローラ対502の下流には、シートをフィニッシャパス5
52、または第1製本パス553に導くための切換フラッパ5
51が設けられている。
【0040】フィニッシャパス552に導かれたシート
は、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向け
て送られる。搬送ローラ対503とバッファローラ505は、
正逆転可能に構成されている。
【0041】入口ローラ対502と搬送ローラ対503間に
は、入口センサ531が設けられている。また、入口セン
サ531のシート搬送方向上流近傍においては、第2製本
パス554がフィニッシャパス552から分岐している。以
下、この分岐点を分岐Aと呼ぶ。この分岐Aは、入口ロ
ーラ対502から搬送ローラ対503にシートを搬送するため
の搬送路への分岐を成すが、搬送ローラ対503が逆転し
てシートを搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬
送する際には、第2製本パス554側のみに搬送されるワ
ンウェイ機構を有する分岐を成す。
【0042】搬送ローラ対503とバッファローラ505間に
は、パンチユニット550が設けられており、パンチユニ
ット550は必要に応じて動作し、搬送されてきたシート
の後端付近に穿孔する。
【0043】バッファローラ505は、その外周に送られ
たシートを所定枚数積層して巻き付け可能なローラであ
って、必要に応じてこのローラの外周には各押下コロ51
2、513、514により巻き付けられる。バッファローラ505
に巻き付けられたシートはバッファローラ505の回転方
向に搬送される。
【0044】押下コロ513、514間には切換フラッパ510
が配置されており、押下コロ514の下流には切換フラッ
パ511が配置されている。切換フラッパ510はバッファロ
ーラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505か
ら剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に
導くためのフラッパであり、切換フラッパ511はバッフ
ァローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ5
05から剥離してソートパス522に、またはバッファロー
ラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態で
バッファパス523に導くためのフラッパである。
【0045】切換フラッパ510によりノンソートパス521
に導かれたシートは、排出ローラ対509を介してサンプ
ルトレイ701上に排出される。ノンソートパス521の途中
には、ジャム検出などのための排出センサ533が設けら
れている。
【0046】切換フラッパ510によりソートパス522に導
かれたシートは、搬送ローラ対506、507を介して中間ト
レイ(以下、処理トレイという)630上に積載される。
処理トレイ630上に束状に積載されたシートは、必要に
応じて整合処理、ステイプル処理などが施された後に、
排出ローラ680a、680bによりスタックトレイ700上に
排出される。
【0047】処理トレイ630上に束状に積載されたシー
トを綴じるステイプル処理には、ステイプラ601が用い
られる。このステイプラ601の動作については後述す
る。スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成
されている。
【0048】(製本部)第1製本パス553、第2製本パ
ス554からのシートは、搬送ローラ対813によって収納ガ
イド820に収納され、さらにシート先端が可動式のシー
ト位置決め部材823に接するまで搬送される。搬送ロー
ラ対813の上流側には、製本入口センサ817が配置されて
いる。また、収納ガイド820の途中位置には、2対のス
テイプラ818が設けられており、このステイプラ818はそ
れに対向するアンビル819と協働してシート束の中央を
綴じるように構成されている。
【0049】ステイプラ818の下流位置には、折りロー
ラ対826が設けられている。折りローラ対826の対向位置
には、突出し部材825が設けられている。この突出し部
材825を収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突
出すことにより、このシート束は折りローラ対826に押
し出され、この折りローラ対826によって折りたたまれ
た後に、折りシート排出ローラ827を介してサドル排出
トレイ832に排出される。折りシート排出ローラ827の下
流側には、製本排出センサ830が配置されている。
【0050】また、ステイプラ818で綴じられたシート
束を折る場合には、ステイプル処理終了後にシート束の
ステイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるよ
うに、位置決め部材823を所定距離分下降させる。
【0051】(インサータ部)インサータ900は、フィ
ニッシャ500の上部に設けられ、トレイ901上に積載され
た表紙、合紙を成すシート束を順次分離し、フィニッシ
ャパス552、または製本パス553に搬送する。ここで、イ
ンサータ900のトレイ901上には、特殊シートが操作者か
ら見て正視状態で積載される。すなわち、特殊シートは
その表面が上に向けられた状態でトレイ901上に積載さ
れる。
【0052】このトレイ901上の特殊シートは、給送ロ
ーラ902によって、搬送ローラ903及び分離ベルト904か
らなる分離部に搬送され、最上位紙から1枚ずつ順次分
離されて搬送される。
【0053】この分離部下流側には引き抜きローラ対90
5が配置され、この引き抜きローラ対905により分離され
た特殊シートは、安定して搬送パス908に導かれる。引
き抜きローラ対905の下流側には給送センサ907が設けら
れ、また給送センサ907と入口ローラ対502との間には、
搬送パス908上の特殊シートを入口ローラ対502に導くた
めの搬送ローラ906が設けられている。
【0054】(フィニッシャブロック図)次に、フィニ
ッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部501の構成
について図4を参照しながら説明する。図4は図2のフ
ィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。
【0055】フィニッシャ制御部501は、図4に示すよ
うに、CPU561、ROM562、RAM563などで構成さ
れるCPU回路部560を有する。CPU回路部560は、通
信IC564を介して画像形成装置本体側に設けられたC
PU回路部150と通信してデータ交換を行い、CPU回
路部150からの指示に基づきROM562に格納されている
各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御
を行う。
【0056】この駆動制御を行う際には、CPU回路部
150に各種センサからの検出信号が取り込まれる。この
各種センサとしては、入口センサ531、製本入口センサ8
17、製本排出センサ830、給送センサ907、シートセット
センサ910がある。このシートセットセンサ910は、イン
サータ900のトレイ901上に特殊シートがセットされてい
るか否かを検出するためのセンサである。CPU回路部
560にはドライバ520が接続され、ドライバ520はCPU
回路部560からの信号に基づきモータ及びソレノイドを
駆動する。また、CPU回路部150はクラッチを駆動す
る。
【0057】ここで、モータとしては、入口ローラ対50
2、搬送ローラ対503、搬送ローラ906の駆動源である入
口モータM1、バッファローラ505の駆動源であるバッ
ファモータM2、搬送ローラ対506、排出ローラ対507、
排出ローラ対509の駆動源である排出モータM3、各排
出ローラ680a、680bを駆動する束排出モータM4、搬
送ローラ対813の駆動源である搬送モータM10、シー
ト位置決め部材823の駆動源である位置決めモータM1
1、突出し部材825、折りローラ対826、折りシート排出
ローラ対827の駆動源である折りモータM12、インサ
ータ900の給送ローラ902、搬送ローラ903、分離ベルト9
04、引き抜きローラ対905の駆動源である給送モータM
20がある。
【0058】入口モータM1、バッファモータM2、排
出モータM3はステッピングモータからなり、励磁パル
スレートを制御することによって各モータにより駆動す
るローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転さ
せたりすることができる。また、入口モータM1、バッ
ファモータM2はドライバ520により正逆のそれぞれの
回転方向に駆動可能である。
【0059】搬送モータM10、位置決めモータM11
はステッピングモータからなり、折りモータM12はD
Cモータからなる。なお、搬送モータM10は、入口モ
ータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成
されている。給送モータM20は、ステッピングモータ
からなり、入口モータM1と速度同期してシート搬送が
可能なように構成されている。
【0060】ソレノイドとしては、切換フラッパ510の
切換を行うソレノイドSL1、切換フラッパ511の切換
を行うソレノイドSL2、切換フラッパ551の切換を行
うソレノイドSL10、インサータ900の給送シャッタ
(図3には図示せず)を駆動するソレノイドSL20、
インサータ900の給送ローラ902を昇降駆動するソレノイ
ドSL21がある。
【0061】クラッチとしては、折りモータM12の駆
動を突出し部材825に伝達するためのクラッチCL1、
給送モータM20の駆動を給送ローラ902に伝達するた
めのクラッチCL10がある。
【0062】(操作部)次に、操作部153を用いて後処
理モードの選択操作例について図5を参照しながら説明
する。図5は図1の画像形成装置における操作部の後処
理モード選択に関する画面例を示す図である。
【0063】本画像形成装置では、後処理モードとして
ノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモー
ド)、製本モードなどの各処理モードを有するととも
に、また挿入シートを合紙モードとして、表紙や最終紙
あるいは途中にシートに挿入することが可能なように設
定されている。このような処理モードを設定などは操作
部153からの入力操作により行われる。例えば、後処理
モードを設定する際には、図5(a)に示すメニュー選
択画面が操作部153に表示され、このメニュー選択画面
を用いて処理モードの設定が行われる。
【0064】また、例えば合紙モードの設定の際には、
図5(b)に示す画面が挿入設定操作部153に表示さ
れ、この画面を用いて特殊シートの挿入をインサータ90
0から行うか、手差給送部125から行うかを設定し、図5
(c)に示す画面にて何枚目に挿入するかを設定でき
る。特殊シートを表紙のみに給送する場合は「1」のみ
選択し、挿入する枚数が複数あるときは所望枚数目を選
択し設定することが可能である。
【0065】(フィニッシャの動作概要)次に、ソート
モード時のインサータ900及びプリンタ300からフィニッ
シャ500内の処理トレイ630へのシート搬送について図6
乃至図11を参照しながら説明する。図6乃至図11は
図1の画像形成装置におけるソートモード時のインサー
タ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへのシ
ートの流れを説明するための図である。
【0066】シートCを表紙として画像形成後のシート
に挿入する場合には、図6(b)に示すように、シート
がインサータ900のトレイ901にセットされる。このと
き、シートCは、図6(a)に示すように、画像面が上
向きで綴じ位置が操作者から見て左になるようにセット
され、図中の矢印の方向へ給送される。このシートCの
セット状態は、原稿給装置100における原稿のセット状
態で同じであり、シートCのセットを行う際の操作性を
向上させることができる。
【0067】シートCがトレイ901にセットされると、
図7に示すように、その最上段のシートC1の給送が開
始され、切換フラッパ551はフィニッシャパス552側に切
り換えられる。シートC1は搬送パス908から入口ロー
ラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、このシ
ートC1の先端が入口センサ531により検出されると、
プリンタ300からの画像形成後のシート(図8に示すシ
ートP1)の給送が開始される。
【0068】次いで、図8に示すように、プリンタ300
から給送されたシートP1がフィニッシャ500内に導か
れるとともに、シートC1はバッファローラ505を介し
てソートパス522に導かれる。このとき、切換フラッパ5
10、511はいずれもソートパス522側に切り換えられてい
る。
【0069】このソートパス522に導かれたシートC1
は、図9に示すように、処理トレイ630上に収納され
る。このとき、プリンタ300からのシートP1は、フィ
ニッシャパス552内に導かれている。このシートP1
は、図10に示すように、シートC1と同様に、バッフ
ァローラ505を介してソートパス522に導かれ、処理トレ
イ630に向けて搬送される。また、このシートP1に続
くシートP2がフィニッシャパス552内に導かれてい
る。
【0070】そして、図11に示すように、シートP1
は既に処理トレイ630に収納されているシートC1に積
み重ねられて収納され、それに続くシートP2がシート
P1に積み重ねられて収納される。
【0071】ここで、プリンタ300からの各シートP
1、P2には鏡像処理された画像が形成されており、そ
の各シートP1、P2は反転排出により排出されている
から、各シートP1、P2はシートC1と同様に、その
画像面を下向きにしてかつその綴じ位置をステイプラ60
1側に向けて処理トレイ630に収納される。また、本図1
1には示していないが、次の束に対する特殊シートがあ
るときには、現在の束を構成するシートP1、P2の給
送中にこの特殊シートを搬送パス908に給送して待機さ
せるように構成されている。この構成によりソートモー
ド処理時における生産性を向上させることができる。
【0072】(製本の動作概要)次に、製本モード時の
画像形成について図12を参照しながら説明する。図1
2は図1の画像形成装置における製本モード時の画像形
成を説明するための図である。
【0073】製本モードが指定されると、原稿給送装置
100にセットされた原稿を、その先頭頁から順に読取
り、読取った原稿の画像を順にハードディスクに格納
し、同時に読取った原稿枚数をカウントする。原稿の読
取が終了すると、読取った原稿画像を次の(1)式によ
り分類し、画像形成順、画像形成位置を決定する。
【0074】M=n×4−k …(1) M:原稿枚数 n:1以上の整数でシート枚数 k:0、1、2、3のいずれかの値。
【0075】なお、画像形成順、画像形成位置制御に関
しては詳細な説明を省略する。この製本モード時におけ
る画像形成を読取原稿枚数が8枚の場合を例にして説明
すると、図12(a)に示すように、ハードディスクに
は8頁分の原稿画像データ(R1からR8)が読取った
順番に格納される。
【0076】各画像データ(R1からR8)に対してそ
の画像形成順、画像形成位置が決定される。これによ
り、図12(b)に示すように、上述した鏡像処理が施
された後に、1頁目のシートP1の第1面(表面)に
は、その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成さ
れ、このシートP1は両面搬送パス124に導かれる。そ
してシートP1は再度転写部116に給送され、その第2
面(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形
成される。そして、このようにして両面に画像が形成さ
れたシートP1は、反転排出により反転されて排出され
た後にフィニッシャ500の製本パス553に送られる。
この反転排出によりシートP1に関しては、図12
(c)に示すように、R6画像及びR3画像が形成され
ている第2面を上向きにかつR6画像を先頭にして図中
の矢印の方向に搬送される。
【0077】次いで、2頁目のシートP2の第1面(表
面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画
像が形成され、このシートP2は両面搬送パス124に導
かれる。このシートP2は再度転写部116に給送され、
その第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1
画像が形成される。そして、このシートP2は、反転さ
れて排出された後にフィニッシャ500の第1製本パス553
に送られる。この反転排出によりシートP2に関して
は、図12(c)に示すように、R8画像及びR1画像
が形成されている第2面を上向きにかつR8画像を先頭
にして図中の矢印の方向に搬送される。
【0078】各シートP1、P2は、フィニッシャ500
の製本パス553を介して収納ガイド820内に導かれて収納
される。この収納ガイド820内においては、図12
(d)に示すように、シートP1が突出し部材825側
に、シートP2が折りローラ対826側にそれぞれ収納さ
れるように構成されている。また、各シートP1、P2
の第1面は突出し部材825側に向けられて収納される。
各シートP1、P2の収納ガイド820内の位置決めは位
置決め部材823により行われる。
【0079】(製本+インサータの動作概要)この製本
モード時のインサータ900及びプリンタ300からフィニッ
シャ内の収納ガイド820へのシート搬送について図13
乃至図20を参照しながら説明する。図13乃至図19
は図1の画像形成装置における製本モード時のインサー
タ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへのシ
ートの流れを説明するための図、図20は図3のフィニ
ッシャ内の折り処理及び綴じ処理により製本化する例を
示す図である。
【0080】シートC1を表紙として画像形成後のシー
トに挿入して製本化する場合には、図13(b)に示す
ように、シートC1がインサータ900のトレイ901にセッ
トされる。このとき、シートC1は、図13(a)に示
すように、画像R及び画像Fが形成されている画像面を
上向きにしてトレイ901にセットされ、画像Fを先頭に
して給送される。すなわち、シートC1は操作者から見
て正視状態でセットされ、このシートC1のセット状態
は、原稿給装置100における原稿のセット状態で同じで
ある。よって、シートC1のセットを行う際の操作性を
向上させることができる。
【0081】シートC1がトレイ901にセットされる
と、図14に示すように、その最上段のシートC1の給
送が開始され、切換フラッパ551はフィニッシャパス552
側に切り換えられる。シートC1は搬送パス908から入
口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、
このシートC1の先端が入口センサ531により検出され
ると、プリンタ300からの画像形成後のシート(図15
に示すシートP)の給送が開始される。
【0082】次いで、図15に示すように、プリンタ30
0から給送されたシートPがフィニッシャ500内に導かれ
るとともに、シートC1はバッファローラ505を介して
ノンソートパス521側に導かれる。このとき、切換フラ
ッパ510はノンソートパス521側に切り換えられている。
【0083】さらにシートC1がノンソートパス521側
に導かれてその後端が入口センサ531を通過するまで搬
送されると、図15に示すように、シートC1は一旦停
止される。このとき、プリンタ300からのシートPは、
フィニッシャ500内に導かれる。そして、シートC1が
停止された状態でシートPは、図16に示すように、切
換フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収納ガ
イド820内に収納され、このシートに続くシートPが同
様に第1製本パス553に導かれる。このとき、シートC
1に続くシートC2は分離されて搬送ローラ906の手前
まで搬送されて、所定枚数のシートが収納ガイド820に
収納されるまで待機される。
【0084】所定枚数のシートPが収納ガイド820に収
納されると、図17に示すように、シートC1が反転給
送され、分岐A及び第2製本パス554を経由して収納ガ
イド820内に導かれる。このとき、シートC1は、図1
8に示すように、画像R側を先頭にして搬送され、そし
て既に収納ガイド820に収納されているシートPの束に
重ね合わされて収納される。このシートC1が収納ガイ
ド820に収納されると、シートC1に続くシートC2の
給送が開始される。ここで、例えばシートC2が所定の
サイズと異なるサイズであるような不適切なシートであ
るときには、図19に示すように、図16に示す状態で
一旦停止させることなく、サンプルトレイ701に排出さ
れる。
【0085】収納ガイド820においてシートC1がシー
トPの束に重ね合わされて収納された後は、シートC1
とシートPの束に対して突出し部材825が突出され、こ
の束が折りローラ対826に向けて押し出される。この束
が折りローラ対826によりこの束の中央部(画像面の画
像境界部分)で折りたたまれてサドル排出トレイ832に
排出される。
【0086】このようにして折りたたまれた状態では、
図20(b)に示すように、シートC1の画像Fが表紙
頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各シートPの画像
が頁順に配置されることになり、またシートC1、シー
トPの各画像の向きが一致される。
【0087】このように、インサータ900からのシート
C1の給送制御、プリンタ300からのシートPの搬送制
御により、製本化状態において、シートC1の画像Rが
表紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各シートPの
画像が頁順に配置されるとともに、その画像の向きが一
致されるから、インサータ900からの特殊シートの印刷
品位及びプリンタ300のシート搬送耐久性を損なわず
に、シートと特殊シートとを合せて製本化することがで
きる。また、このソートモード時には、フィニッシャ50
0により特殊シートの挿入を一旦フィニッシャパス55
2内に待機させた後に、シートを収納ガイド820内に導
いて収納し、このシートの収納後フィニッシャパス552
内に待機している特殊シートを収納ガイド820内に導い
て収納するから、シートと特殊シートとを合せて製本化
する際の生産性を向上させることができる。
【0088】また、必要に応じて、収納ガイド820にお
いてシートC1がシートPの束に重ね合わされて収納さ
れた状態において、ステイプラ818によりその束を中央
部で綴じることもできる。
【0089】本発明の合紙モードにおけるインターポー
ザ処理における重送検知方法の実施形態を説明する。
図21は、本発明のインターポーザの240aの断面図で
ある。インターポーザ240aの上流側には、表紙、また
は合紙となるシート束250が手差給送部125に使用される
順番に積載されている。シート束250から合紙を給送す
る際には、シート束250の上方に待機しているピックア
ップローラ252が図示しないソレノイドにより252'の位
置まで下降する事により最上紙の合紙が給送される事に
なる。
【0090】給送された合紙は、その下流にある搬送ロ
ーラ253と分離ローラ254により一枚ずつに分離され、更
に下流にある搬送ローラ対へと搬送された後で、更に下
流にある図示しないフィニッシャーへと搬送されステイ
プル等の処理を施される事になる。ここで、給送された
合紙は、搬送パスを通る間に、光源256の光により照射
され、その反射光をレンズ257により集光し、電荷結合
素子258(CCD)等の画像読取装置により表面画像が
読取られる。この様にして読取られた画像は、図示しな
いメモリに画像データとして蓄積される事になる。
【0091】この他、図22を用いてコンタクトセンサ
により画像情報を読取る実施例の一例を説明する。図2
2は、コンタクトセンサを用いた本発明のインターポー
ザ240bの断面図である。表紙、または合紙となるシー
ト束250が手差給送部125に使用される順番に積載されて
いる。
【0092】インターポーザ240bにおいてシート束250
から合紙を給送する際には、シート束250の上方に待機
しているピックアップローラ252が図示しないソレノイ
ドにより252'の位置まで下降する事により最上紙の合紙
が給送される事になる。給送された合紙は、その下流に
ある搬送ローラ253と分離ローラ254により一枚ずつに分
離され、更に下流にある搬送ローラ対へと搬送された後
で、更に下流にある図示しないフィニッシャーへと搬送
されステイプル等の処理を施される事になる。
【0093】ここで、給送された合紙は、搬送パスを通
る間に、コンタクトセンサ260に加圧コロ259により付勢
される事で表面の画像情報を読取られる。この様にして
読取られた画像は、図示しないメモリに画像データとし
て蓄積される事になる。
【0094】本実施例では、電荷結合素子(CCD)及
びコンタクトセンサにより画像情報を読取る方法に関し
て説明を行ったが、画像読取り装置としてはこれらに限
定される必要は何ら無く、画像情報を読取る事が出来る
装置であれば本発明の重送検知手段として用いる事が出
来る。
【0095】図23に合紙として給送されるシート束の
モデル図を示す。このモデルでは、一束に対して表紙、
もしくは合紙が、各4枚ずつ使用されている。前記した
様に、1部目の合紙が給送される度に、画像情報がP1
〜P4の順番に読取られる事になる。次に2部目のシー
トがP1〜P4の順番に給送される時には、1部目のP
1の画像情報と2部目のP1の画像情報が比較されシー
トが重送しているかどうかが判断される。
【0096】重送が生じていない場合は、1部目のP2
の画像情報と2部目のP2の画像情報、次に、1部目の
P3の画像情報と2部目のP3の画像情報、と次々に画
像情報の比較、すなわち重送検知が行われる事になる。
図23のモデル図では、5部目のP1の部分でP2の画
像情報が読取られているため重送が検知され、その後の
ジョブを停止させる事になる。
【0097】今回の実施例では、片面の画像情報による
重送検知方法の説明を行ったが、画像情報による重送検
知精度を高めるために、紙の下面のみではなく上面の画
像も読取り出来るような構成にする事も可能である。ま
た、上記実施例ではシートの画像情報を読取るとだけ述
べているが、読取る情報としては画像情報のみではな
く、例えば合紙がタブ紙等のシートが用いられている場
合には、シートの外形情報、すなわちタブの位置情報を
得られるようにする事で、重送検知の手段として用いる
事ができる。
【0098】重送を検知するために読取る画像情報の一
例を図24に示す。この図の左上では、読取られる画像
を画素毎にメッシュを切っている図を示している。読取
りや重送検知に用いられる画素の画像情報としては、完
全に全ての画素情報を用いても何ら問題はないが、一束
に用いられる合紙の枚数が多い場合には画像情報を記憶
しておくために膨大なメモリが必要となりコストアップ
の原因となる。従って、図24に示しているようにある
一定の画素毎(図中の画像判定使用画素)に画像情報を
読取り、重送を比較する様な方法を採用しても何ら問題
はない。
【0099】この様な処理を施す事で、画像情報による
重送検知時間の短縮も同時に可能となってくる。一枚毎
において重送検知に使用される画素情報(ここでは有効
画素と呼ぶ)としては、特にある一定の数に固定する必
要は何ら無く、例えば1束における合紙の枚数が少ない
場合には有効画素数を多く設定し、1束における合紙の
枚数が多い場合には有効画素数を少なく設定出来る様
に、有効画素数の設定を可変にする事で、画像情報を記
憶させておくメモリを有効に使う事が出来る。
【0100】以上説明したように、本発明によれば、給
送されたシートの画像情報を検出し、これを過去に給送
されたシートの画像情報と比較する事により確実に重送
検知を行う事が出来る。重送検知を行うためにシートに
符号等のマークを記入するする必要もなく、出力シート
の品位を損なう事も無い。
【0101】また、シートのサイズや厚さ等、シートの
ばらつきの影響を受ける事無く重送を検知する事が出来
る。この他、シートに転写されている画像情報に問題が
ある場合でも重送と判断する事で不良な出力紙を生成す
る事が無く、時間、電力、工数等の削減に役立たせる事
が出来る。
【0102】(他の実施形態)前述した実施形態におい
ては、手差給送部125にインターポーザ240(240a、240
b)を配置した場合を例示して、シート処理装置の説明
をしたが、これに限るものではなく、例えばインサータ
900等の他の部分に配置してもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、複数
のシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載
手段上の複数のシートを1枚ずつに分離するシート分離
手段と、前記シート分離手段により送り出されたシート
の画像情報を読取る画像読取手段を有し、 前記画像読
取手段により読取った画像情報を順次記憶し、記憶した
前記画像情報と新たに読取るシートの画像情報とを比較
することにより、前記シートの重送を検知することを特
徴とするため、シートの厚みを測定することなく、シー
トの重送を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明画像形成装置の主要部構成を示す縦断面
図である。
【図2】画像形成装置全体の制御を司るコントローラの
構成を示すブロック図である。
【図3】折り装置400及びフィニッシャ500の構成を示す
図である。
【図4】フィニッシャ制御部501の構成を示すブロック
図である。
【図5】画像形成装置における操作部の後処理モード選
択に関する画面例を示す図である。
【図6】画像形成装置におけるソートモード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへの
シートの流れを説明するための図である。
【図7】画像形成装置におけるソートモード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへの
シートの流れを説明するための図である。
【図8】画像形成装置におけるソートモード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへの
シートの流れを説明するための図である。
【図9】画像形成装置におけるソートモード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへの
シートの流れを説明するための図である。
【図10】画像形成装置におけるソートモード時のイン
サータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへ
のシートの流れを説明するための図である。
【図11】画像形成装置におけるソートモード時のイン
サータ及びプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへ
のシートの流れを説明するための図である。
【図12】画像形成装置における製本モード時の画像形
成を説明するための図である。
【図13】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図14】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図15】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図16】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図17】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図18】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図19】画像形成装置における製本モード時のインサ
ータ及びプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの
シートの流れを説明するための図である。
【図20】フィニッシャ内の折り処理及び綴じ処理によ
り製本化する例を示す図である。
【図21】インターポーザの断面図である。
【図22】コンタクトセンサを用いた本発明のインター
ポーザの断面図である。
【図23】合紙として給送されるシート束のモデル図で
ある。
【図24】重送を検知するために読取る画像情報の一例
を示す図である。
【符号の説明】
A …分岐 C1 …シート C2 …シート CL1 …クラッチ CL10 …クラッチ M1 …入口モータ M10 …搬送モータ M11 …位置決めモータ M12 …モータ M2 …バッファモータ M20 …給送モータ M3 …排出モータ M4 …束排出モータ P1 …シート P2 …シート SL1 …ソレノイド SL10 …ソレノイド SL2 …ソレノイド SL20 …ソレノイド SL21 …ソレノイド 10 …画像形成装置本体 100 …原稿給装置 101 …原稿給送装置制御部 102 …プラテンガラス 104 …スキャナユニット 108 …レンズ 109 …イメージセンサ 110 …露光制御部 110a …ポリゴンミラー 111 …感光体ドラム 112 …排出トレイ 113 …現像器 114 …カセット 115 …カセット 116 …転写部 117 …定着部 118 …排出ローラ 121 …フラッパ 122 …反転パス 124 …両面搬送パス 125 …手差給送部 150 …CPU回路部 151 …ROM 152 …RAM 153 …操作部 200 …イメージリーダ 201 …イメージリーダ制御部 202 …画像信号制御部 209 …外部I/F 210 …コンピュータ 240a …インターポーザ 240b …インターポーザ 252 …ピックアップローラ 253 …搬送ローラ 254 …分離ローラ 255 …搬送ローラ対 256 …光源 257 …レンズ 258 …電荷結合素子 259 …加圧コロ 260 …コンタクトセンサ 300 …プリンタ 301 …プリンタ制御部 400 …折り装置 401 …装置制御部 402 …折り搬送水平パス 403 …搬送ローラ対 404 …搬送ローラ対 410 …折りパス選択フラッパ 420 …折りパス 421 …折りローラ 500 …フィニッシャ 501 …フィニッシャ制御部 502 …入口ローラ対 503 …搬送ローラ対 505 …バッファローラ 506 …搬送ローラ対 507 …排出ローラ対 509 …排出ローラ対 510 …切換フラッパ 511 …切換フラッパ 512 …押下コロ 513 …押下コロ 514 …押下コロ 520 …ドライバ 521 …ノンソートパス 522 …ソートパス 523 …バッファパス 531 …入口センサ 533 …排出センサ 550 …パンチユニット 551 …切換フラッパ 552 …フィニッシャパス 553 …第1製本パス 554 …第2製本パス 560 …CPU回路部 561 …CPU 562 …ROM 563 …RAM 564 …通信IC 601 …ステイプラ 630 …処理トレイ 680a …排出ローラ 680b …排出ローラ 700 …スタックトレイ 701 …サンプルトレイ 813 …搬送ローラ対 817 …製本入口センサ 818 …ステイプラ 819 …アンビル 820 …収納ガイド 823 …位置決め部材 825 …突出し部材 826 …折りローラ対 827 …折りシート排出ローラ対 830 …製本排出センサ 832 …サドル排出トレイ 900 …インサータ 901 …トレイ 902 …給送ローラ 903 …搬送ローラ 904 …分離ベルト 905 …引き抜きローラ対 906 …搬送ローラ 907 …給送センサ 908 …搬送パス 910 …シートセットセンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを積載するシート積載手段
    と、 前記シート積載手段上の複数のシートを1枚ずつに分離
    するシート分離手段と、 前記シート分離手段により送り出されたシートの画像情
    報を読取る画像読取手段を有し、 前記画像読取手段により読取った画像情報を順次記憶
    し、記憶した前記画像情報と新たに読取るシートの画像
    情報とを比較することにより、前記シートの重送を検知
    することを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート処理装置におい
    て、 記憶した前記画像情報と新たに読取るシートの画像情報
    とを比較する際、記憶した前記画像情報の一部を用いる
    ことで画像情報の比較を行なうことを特徴とするシート
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のシート処理
    装置において、 前記画像読取手段は、画像情報を読取る電荷結合素子
    (CCD)を有することを特徴とするシート処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のシート処理
    装置において、 前記画像読取手段は、画像情報を読取るコンタクトセン
    サを有することを特徴とするシート処理装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に画像を形成する画像形成手
    段と、シートを給送し処理を行なうシート処理装置と、
    を有する画像形成装置において、 前記シート処理装置は、請求項1乃至請求項4記載のシ
    ート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009123099A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Canon Inc 情報処理装置及び印刷制御方法

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