JP2003203066A - 文書編集装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記録媒体 - Google Patents
文書編集装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記録媒体Info
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- JP2003203066A JP2003203066A JP2002001075A JP2002001075A JP2003203066A JP 2003203066 A JP2003203066 A JP 2003203066A JP 2002001075 A JP2002001075 A JP 2002001075A JP 2002001075 A JP2002001075 A JP 2002001075A JP 2003203066 A JP2003203066 A JP 2003203066A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 文書書式が横組みであっても縦組みであって
も、組方向に適合した表組版ができ、また、複数ページ
又は複数段に跨って表を分割する必要がある場合は自動
的に表を所定の長さに分割表示できる文書編集装置を提
供する。 【解決手段】 文書の組版方向が横組か縦組かの情報で
ある組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを
記憶する書式情報記憶手段9と、書式情報記憶手段9に
記憶された組方向情報が横組の場合であって、表の同一
行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表が
組版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版領域
に入る大きさに分割し、また、書式情報記憶手段9に記
憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表が組
版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版領域に
入る大きさに分割する表分割手段11とを備える。
も、組方向に適合した表組版ができ、また、複数ページ
又は複数段に跨って表を分割する必要がある場合は自動
的に表を所定の長さに分割表示できる文書編集装置を提
供する。 【解決手段】 文書の組版方向が横組か縦組かの情報で
ある組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを
記憶する書式情報記憶手段9と、書式情報記憶手段9に
記憶された組方向情報が横組の場合であって、表の同一
行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表が
組版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版領域
に入る大きさに分割し、また、書式情報記憶手段9に記
憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表が組
版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版領域に
入る大きさに分割する表分割手段11とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等に
おける文書編集装置によって文書及び表を作成する際の
表の罫線位置によって、表を自動的に分割する文書編集
装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記
録媒体に関する。
サ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等に
おける文書編集装置によって文書及び表を作成する際の
表の罫線位置によって、表を自動的に分割する文書編集
装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文書編集装置としては、特開平6
−342430号記載の文書編集装置が知られている。
−342430号記載の文書編集装置が知られている。
【0003】特開平6−342430号公報記載の文書
編集装置では、文書書式が横組の文書を作成する場合に
おいて、文書中に表を作成したときに、その表の長さが
1ページの版面又は同一ページ内の1段内に入りきらな
い場合、表を自動的に複数ページ又は複数段に跨って表
示し、編集するものである。
編集装置では、文書書式が横組の文書を作成する場合に
おいて、文書中に表を作成したときに、その表の長さが
1ページの版面又は同一ページ内の1段内に入りきらな
い場合、表を自動的に複数ページ又は複数段に跨って表
示し、編集するものである。
【0004】図18は特開平6−342430号公報に
記載の文書編集装置における表の編集状態を表す図であ
る。
記載の文書編集装置における表の編集状態を表す図であ
る。
【0005】図18において、1ページ目の用紙10
0、2ページ目の用紙101、3ページ目の用紙102
は、それぞれの用紙中央部分に組版領域103,10
4,105が設けられており、これら各組版領域10
3,104,105の内部に文書が表示される。しか
し、文書中に表がある場合、その表が1ページに収まり
きらない場合がある。そこで、特開平6−342430
号公報に記載の文書編集装置は、このような場合、図1
8に示したように、自動的にその表を組版領域に入る長
さに分割し、分割した表の各部分106a、106b、
106cを複数ページにわたって表示することとしたも
のである。
0、2ページ目の用紙101、3ページ目の用紙102
は、それぞれの用紙中央部分に組版領域103,10
4,105が設けられており、これら各組版領域10
3,104,105の内部に文書が表示される。しか
し、文書中に表がある場合、その表が1ページに収まり
きらない場合がある。そこで、特開平6−342430
号公報に記載の文書編集装置は、このような場合、図1
8に示したように、自動的にその表を組版領域に入る長
さに分割し、分割した表の各部分106a、106b、
106cを複数ページにわたって表示することとしたも
のである。
【0006】また、他の従来の文書編集装置として、文
書書式が縦組の文書を作成する場合において、文書中に
表を作成したときに、その表の長さが1ページの版面又
は同一ページ内の1段内に入りきらない場合、表は横組
の状態のまま、表を表示することが可能な範囲まで表示
するものもある。
書書式が縦組の文書を作成する場合において、文書中に
表を作成したときに、その表の長さが1ページの版面又
は同一ページ内の1段内に入りきらない場合、表は横組
の状態のまま、表を表示することが可能な範囲まで表示
するものもある。
【0007】図19は他の従来の文書編集装置における
表の編集状態を表す図である。
表の編集状態を表す図である。
【0008】図19において、用紙107の中央部分に
は組版領域108が設けられており、この組版領域10
8の内部に文書が表示される。しかし、文書中に表があ
る場合、その表が1ページに収まりきらない場合があ
る。かかる場合、他の従来の文書編集装置は、図19に
示したように、表は横組の状態のまま、組版領域に表示
することが可能な範囲だけ自動的に表を分割し、その分
割部分109を表示することとしたものもある。
は組版領域108が設けられており、この組版領域10
8の内部に文書が表示される。しかし、文書中に表があ
る場合、その表が1ページに収まりきらない場合があ
る。かかる場合、他の従来の文書編集装置は、図19に
示したように、表は横組の状態のまま、組版領域に表示
することが可能な範囲だけ自動的に表を分割し、その分
割部分109を表示することとしたものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文書編集装置においては、文書書式が縦組の文書を
作成する場合、表はあくまでも横組の状態のまま表示さ
れる。また、組版領域に表示することが可能な範囲だけ
自動的に表を分割し、その分割部分のみが表示される。
そのため、文書書式が縦組の文書を編集する場合、表が
組方向に複数ページ又は複数段に跨って分割して表示す
る必要がある場合には、それぞれ独立した表を各ページ
又は各段に作成し、分割された表に見せかけなければな
らず、データの修正などが煩雑であり、文書編集作業に
余分な労力を要するという課題があった。
来の文書編集装置においては、文書書式が縦組の文書を
作成する場合、表はあくまでも横組の状態のまま表示さ
れる。また、組版領域に表示することが可能な範囲だけ
自動的に表を分割し、その分割部分のみが表示される。
そのため、文書書式が縦組の文書を編集する場合、表が
組方向に複数ページ又は複数段に跨って分割して表示す
る必要がある場合には、それぞれ独立した表を各ページ
又は各段に作成し、分割された表に見せかけなければな
らず、データの修正などが煩雑であり、文書編集作業に
余分な労力を要するという課題があった。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、文書書式が横組であっても縦組であっても、組方向
に適合した表の組版をすることができ、また、複数ペー
ジ又は複数段に跨って表を分割する必要がある場合は自
動的に表を所定の長さに分割して表示し、編集すること
が可能で、文書編集作業に余分な労力を要しない文書編
集を可能とすることを目的とする。
で、文書書式が横組であっても縦組であっても、組方向
に適合した表の組版をすることができ、また、複数ペー
ジ又は複数段に跨って表を分割する必要がある場合は自
動的に表を所定の長さに分割して表示し、編集すること
が可能で、文書編集作業に余分な労力を要しない文書編
集を可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、行列
に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む
原稿の情報である文書データに基づき組版を行う文書編
集装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報
である組方向情報を記憶する書式情報記憶手段と、書式
情報記憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合、表
の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版し、
書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場
合、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組
版して出力する表組版手段とを備えた構成としたもので
ある。
に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む
原稿の情報である文書データに基づき組版を行う文書編
集装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報
である組方向情報を記憶する書式情報記憶手段と、書式
情報記憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合、表
の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版し、
書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場
合、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組
版して出力する表組版手段とを備えた構成としたもので
ある。
【0012】これにより、文書書式が横組であっても縦
組であっても、組方向に適合した表の組版をすることが
可能となり文書編集作業に余分な労力を要しない文書編
集装置を提供することができる。
組であっても、組方向に適合した表の組版をすることが
可能となり文書編集作業に余分な労力を要しない文書編
集装置を提供することができる。
【0013】また、本発明の文書編集装置は、行列に配
列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原稿
の情報である文書データに基づき組版を行う文書編集装
置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報であ
る組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを記
憶する書式情報記憶手段と、組版領域内において表の配
置が可能な領域である表組版可能領域を算出する表組版
可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセル
が横一列に並ぶように表を組版すると表の行送り方向の
長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大きい
場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以下の二
以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段に記憶さ
れた組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行にあ
るセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行送り
方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも
大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以
下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を備えた構
成よりなる。
列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原稿
の情報である文書データに基づき組版を行う文書編集装
置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報であ
る組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを記
憶する書式情報記憶手段と、組版領域内において表の配
置が可能な領域である表組版可能領域を算出する表組版
可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセル
が横一列に並ぶように表を組版すると表の行送り方向の
長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大きい
場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以下の二
以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段に記憶さ
れた組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行にあ
るセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行送り
方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも
大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以
下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を備えた構
成よりなる。
【0014】これにより、文書書式が横組であっても縦
組であっても、複数ページ又は複数段に跨って表を分割
する必要がある場合は自動的に表を所定の長さに分割し
て表示し、編集することが可能で、文書編集作業に余分
な労力を要しない文書編集装置が得られる。
組であっても、複数ページ又は複数段に跨って表を分割
する必要がある場合は自動的に表を所定の長さに分割し
て表示し、編集することが可能で、文書編集作業に余分
な労力を要しない文書編集装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の文書編
集装置は、行列に配列された複数のセルの組み合わせか
らなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき組
版を行う文書編集装置であって、文書の組版方向が横組
か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記
憶手段と、書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が
横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶよう
に表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶ
ように表を組版して出力する表組版手段とを備えたもの
である。
集装置は、行列に配列された複数のセルの組み合わせか
らなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき組
版を行う文書編集装置であって、文書の組版方向が横組
か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記
憶手段と、書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が
横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶよう
に表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶ
ように表を組版して出力する表組版手段とを備えたもの
である。
【0016】この構成により、書式情報記憶手段に記憶
された組方向が横組の場合、表組版手段は、文書データ
に基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように
表を組版して出力する。一方、書式情報記憶手段に記憶
された組方向が縦組の場合、表組版手段は、文書データ
に基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように
表を組版して出力する。これにより、文書データ内の表
を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表を
縦組又は横組に組版することができる。
された組方向が横組の場合、表組版手段は、文書データ
に基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように
表を組版して出力する。一方、書式情報記憶手段に記憶
された組方向が縦組の場合、表組版手段は、文書データ
に基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように
表を組版して出力する。これにより、文書データ内の表
を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表を
縦組又は横組に組版することができる。
【0017】ここで、表組版手段は、表の組版を行った
結果を、ディスプレイ装置、プリンタ等の各種出力装置
に出力する。
結果を、ディスプレイ装置、プリンタ等の各種出力装置
に出力する。
【0018】請求項2に記載の文書編集装置は、行列に
配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原
稿の情報である文書データに基づき組版を行う文書編集
装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報で
ある組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを
記憶する書式情報記憶手段と、組版領域内において表の
配置が可能な領域である表組版可能領域を算出する表組
版可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶された
組方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセ
ルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送り方向
の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大き
い場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以下の
二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段に記憶
された組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行に
あるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版分割領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を備えた
ものである。
配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原
稿の情報である文書データに基づき組版を行う文書編集
装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの情報で
ある組方向情報と組版が可能な領域である組版領域とを
記憶する書式情報記憶手段と、組版領域内において表の
配置が可能な領域である表組版可能領域を算出する表組
版可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶された
組方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセ
ルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送り方向
の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大き
い場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ以下の
二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段に記憶
された組方向情報が縦組の場合であって、表の同一行に
あるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版分割領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を備えた
ものである。
【0019】この構成により、表分割手段は、書式情報
記憶手段に記憶された組版領域を参照し、表組版手段が
表を組版すると組版領域に表が入りきらないと判定した
場合、その表を組版領域に入る大きさに分割する。すな
わち、表分割手段は、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセル
が横一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入
りきらないと判断した場合には、組版領域に入る大きさ
の二以上の部分に表を分割する。また、表分割手段は、
書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合
であって、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように
表を組版すると表が組版領域に入りきらないと判断した
場合には、組版領域に入る大きさの二以上の部分に表を
分割する。そして、表組版手段は、表分割手段により分
割された表を組版し出力する。これにより、文書中の表
を複数ページ又は複数段に跨って表示しなければならな
い場合であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版
領域に入るように表が分割されて組版されるため、表の
各セルの配置を修正する必要がなくなり、文書編集装置
の利便性・作業性が向上する。
記憶手段に記憶された組版領域を参照し、表組版手段が
表を組版すると組版領域に表が入りきらないと判定した
場合、その表を組版領域に入る大きさに分割する。すな
わち、表分割手段は、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセル
が横一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入
りきらないと判断した場合には、組版領域に入る大きさ
の二以上の部分に表を分割する。また、表分割手段は、
書式情報記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合
であって、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように
表を組版すると表が組版領域に入りきらないと判断した
場合には、組版領域に入る大きさの二以上の部分に表を
分割する。そして、表組版手段は、表分割手段により分
割された表を組版し出力する。これにより、文書中の表
を複数ページ又は複数段に跨って表示しなければならな
い場合であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版
領域に入るように表が分割されて組版されるため、表の
各セルの配置を修正する必要がなくなり、文書編集装置
の利便性・作業性が向上する。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の文書編集装置において、表分割手段は、表組版可能領
域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分割
部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段と、文書デ
ータに基づき、分割行範囲計算手段により算出された行
範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセルのサイ
ズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む
分割管理情報を作成する分割管理情報生成手段と、を備
えたものである。
の文書編集装置において、表分割手段は、表組版可能領
域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分割
部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段と、文書デ
ータに基づき、分割行範囲計算手段により算出された行
範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセルのサイ
ズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む
分割管理情報を作成する分割管理情報生成手段と、を備
えたものである。
【0021】この構成により、表組版可能領域算出手段
は、表を配置する組版領域内において表の配置が可能な
領域である表組版可能領域を算出する。分割行範囲計算
手段は、表を表組版可能領域に入る大きさに表を分割す
ると分割された表の各部分の行範囲はどの範囲になるか
を算出する。
は、表を配置する組版領域内において表の配置が可能な
領域である表組版可能領域を算出する。分割行範囲計算
手段は、表を表組版可能領域に入る大きさに表を分割す
ると分割された表の各部分の行範囲はどの範囲になるか
を算出する。
【0022】例えば、m行n列の表が組版領域内に入り
きらない場合において、表を分割して、1ページ目に1
〜m1行、2ページ目にm1+1〜m2行、3ページ目
にm2+1〜m行を組版する必要がある場合は、分割行
範囲計算手段は1ページ目の行範囲として(1,m1)
を、2ページ目の行範囲として(m1+1,m2)を、
3ページ目の行範囲として(m2+1,m)を算出す
る。
きらない場合において、表を分割して、1ページ目に1
〜m1行、2ページ目にm1+1〜m2行、3ページ目
にm2+1〜m行を組版する必要がある場合は、分割行
範囲計算手段は1ページ目の行範囲として(1,m1)
を、2ページ目の行範囲として(m1+1,m2)を、
3ページ目の行範囲として(m2+1,m)を算出す
る。
【0023】分割管理情報生成手段は、文書データに基
づき、分割行範囲計算手段により計算された行範囲ごと
に、その行範囲内におけるすべてのセルのサイズ及びセ
ル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む分割管理
情報を作成する。
づき、分割行範囲計算手段により計算された行範囲ごと
に、その行範囲内におけるすべてのセルのサイズ及びセ
ル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む分割管理
情報を作成する。
【0024】例えば、上記例でいえば、1ページ目の分
割管理情報として、m1×n個のセルの、セルのサイ
ズ、セル内の情報、セルを囲む罫線の情報等からなる分
割管理情報を、2ページ目の分割管理情報として、(m
2−m1)×n個のセルの分割管理情報を、3ページ目
の分割管理情報として、(m−m3)×n個のセルの分
割管理情報を作成する。
割管理情報として、m1×n個のセルの、セルのサイ
ズ、セル内の情報、セルを囲む罫線の情報等からなる分
割管理情報を、2ページ目の分割管理情報として、(m
2−m1)×n個のセルの分割管理情報を、3ページ目
の分割管理情報として、(m−m3)×n個のセルの分
割管理情報を作成する。
【0025】表組版手段は、分割管理情報生成手段の作
成した各分割管理情報に基づき分割した表を組版する。
成した各分割管理情報に基づき分割した表を組版する。
【0026】例えば、上記例でいえば、表組版手段は、
1ページ目の分割管理情報に基づきm1×n個のセルか
らなる表を1ページ目に組版し、2ページ目の分割管理
情報に基づき(m2−m1)×n個のセルからなる表を
2ページ目に組版し、3ページ目の分割管理情報に基づ
き(m−m3)×n個のセルからなる表を3ページ目に
組版する。
1ページ目の分割管理情報に基づきm1×n個のセルか
らなる表を1ページ目に組版し、2ページ目の分割管理
情報に基づき(m2−m1)×n個のセルからなる表を
2ページ目に組版し、3ページ目の分割管理情報に基づ
き(m−m3)×n個のセルからなる表を3ページ目に
組版する。
【0027】これにより、表が組版領域に入りきらない
場合であっても、組版領域に入るサイズに表が分割さ
れ、組版される。
場合であっても、組版領域に入るサイズに表が分割さ
れ、組版される。
【0028】ここで、「表を配置する組版領域」とは、
文書データに基づき文字と表(又は分割された表)とを
組版した場合に、表が配置されるページ又は段の組版領
域をいう。「セルのサイズ」とは、表を構成するセルの
高さ及び幅をいう。「セル内の情報」とは、セル内に配
置される文字列、数値等に関する情報をいう。「セルを
囲む罫線の情報」とは、セルを外部から区切る線に関す
る情報をいい、例えば、線の種類(実線、点線等)、線
の太さ、線の色等の情報をいう。「分割管理情報」は、
少なくともセルのサイズ、セル内の情報、セルを囲む罫
線の情報を含んでいればよく、そのほかに、セル内の文
字のサイズ、文字フォント等の情報が含まれていてもよ
い。
文書データに基づき文字と表(又は分割された表)とを
組版した場合に、表が配置されるページ又は段の組版領
域をいう。「セルのサイズ」とは、表を構成するセルの
高さ及び幅をいう。「セル内の情報」とは、セル内に配
置される文字列、数値等に関する情報をいう。「セルを
囲む罫線の情報」とは、セルを外部から区切る線に関す
る情報をいい、例えば、線の種類(実線、点線等)、線
の太さ、線の色等の情報をいう。「分割管理情報」は、
少なくともセルのサイズ、セル内の情報、セルを囲む罫
線の情報を含んでいればよく、そのほかに、セル内の文
字のサイズ、文字フォント等の情報が含まれていてもよ
い。
【0029】本発明の請求項4に記載の文書編集方法
は、行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる
表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行
う文書編集方法であって、文書の組版方向が横組か縦組
かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が横組の場合、表の同一行にあ
るセルが横一列に並ぶように表を組版し、書式情報記憶
手段に記憶された組方向情報が縦組の場合、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版して出力する
表組版手順を有するものである。
は、行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる
表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行
う文書編集方法であって、文書の組版方向が横組か縦組
かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が横組の場合、表の同一行にあ
るセルが横一列に並ぶように表を組版し、書式情報記憶
手段に記憶された組方向情報が縦組の場合、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版して出力する
表組版手順を有するものである。
【0030】この構成により、表組版手順において、書
式情報記憶手段に記憶された組方向が横組の場合、文書
データに基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し出力する。一方、書式情報記憶手段に
記憶された組方向が縦組の場合、表組版手段は文書デー
タに基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶよう
に表を組版し出力する。これにより、文書データ内の表
を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表を
縦組又は横組に組版し出力することができる。
式情報記憶手段に記憶された組方向が横組の場合、文書
データに基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し出力する。一方、書式情報記憶手段に
記憶された組方向が縦組の場合、表組版手段は文書デー
タに基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶよう
に表を組版し出力する。これにより、文書データ内の表
を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表を
縦組又は横組に組版し出力することができる。
【0031】請求項5に記載の文書編集方法は、行列に
配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原
稿の情報である文書データに基づきコンピュータシステ
ムにより組版を行う文書編集方法であって、文書の組版
方向が横組か縦組かの情報である組方向情報と組版が可
能な領域である組版領域とを記憶する書式情報記憶手段
に記憶された組版領域内において、表の配置が可能な領
域である表組版可能領域を算出する表組版可能領域算出
手順と、組方向情報が横組の場合であって、表の同一行
にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行
送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよ
りも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長
さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手
段に記憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手順を有
するものである。
配列された複数のセルの組み合わせからなる表を含む原
稿の情報である文書データに基づきコンピュータシステ
ムにより組版を行う文書編集方法であって、文書の組版
方向が横組か縦組かの情報である組方向情報と組版が可
能な領域である組版領域とを記憶する書式情報記憶手段
に記憶された組版領域内において、表の配置が可能な領
域である表組版可能領域を算出する表組版可能領域算出
手順と、組方向情報が横組の場合であって、表の同一行
にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行
送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよ
りも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長
さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手
段に記憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手順を有
するものである。
【0032】この構成により、表分割手順では、書式情
報記憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合であっ
て、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組
版すると表が組版領域に入りきらないと判断される場合
には、組版領域に入る大きさの二以上の部分に表が分割
される。また、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が縦組の場合であって、表の同一行にあるセルが縦一
列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入りきら
ないと判断される場合には、組版領域に入る大きさの二
以上の部分に表が分割される。その後、表組版手順にお
いて、表分割手順で分割された表を組版し出力する。こ
れにより、文書中の表を複数ページ又は複数段に跨って
表示しなければならない場合であっても、文書が縦組か
横組かに応じて、組版領域に入るように表が分割されて
組版されるため、表の各セルの配置を修正する必要がな
くなり、文書編集作業の利便性・作業性が向上する。
報記憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合であっ
て、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組
版すると表が組版領域に入りきらないと判断される場合
には、組版領域に入る大きさの二以上の部分に表が分割
される。また、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が縦組の場合であって、表の同一行にあるセルが縦一
列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入りきら
ないと判断される場合には、組版領域に入る大きさの二
以上の部分に表が分割される。その後、表組版手順にお
いて、表分割手順で分割された表を組版し出力する。こ
れにより、文書中の表を複数ページ又は複数段に跨って
表示しなければならない場合であっても、文書が縦組か
横組かに応じて、組版領域に入るように表が分割されて
組版されるため、表の各セルの配置を修正する必要がな
くなり、文書編集作業の利便性・作業性が向上する。
【0033】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の文書編集方法において、表分割手順は、表組版可能領
域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分割
部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手順、文書デー
タに基づき、分割行範囲計算手順において算出された行
範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセルのサイ
ズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む
分割管理情報を作成する分割管理情報生成手順、を有す
るものである。
の文書編集方法において、表分割手順は、表組版可能領
域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分割
部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手順、文書デー
タに基づき、分割行範囲計算手順において算出された行
範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセルのサイ
ズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報を含む
分割管理情報を作成する分割管理情報生成手順、を有す
るものである。
【0034】この構成により、表組版可能領域算出手順
において、表を配置する組版領域内において表の配置が
可能な領域(表組版可能領域)を算出する。次に、分割
行範囲計算手順において、表を表組版可能領域に入る大
きさに表を分割すると分割された表の各部分の行範囲は
どの範囲になるかが算出される。次いで、分割管理情報
生成手順において、文書データに基づき、分割行範囲計
算手順において計算された行範囲ごとに、その行範囲内
におけるすべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びに
セルを囲む罫線の情報を含む分割管理情報が作成され
る。そして、表組版手順において、分割管理情報生成手
順で作成された各分割管理情報に基づき分割した表を組
版し出力する。これにより、表が組版領域に入りきらな
い場合であっても、組版領域に入るサイズに表が分割さ
れ、組版される。
において、表を配置する組版領域内において表の配置が
可能な領域(表組版可能領域)を算出する。次に、分割
行範囲計算手順において、表を表組版可能領域に入る大
きさに表を分割すると分割された表の各部分の行範囲は
どの範囲になるかが算出される。次いで、分割管理情報
生成手順において、文書データに基づき、分割行範囲計
算手順において計算された行範囲ごとに、その行範囲内
におけるすべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びに
セルを囲む罫線の情報を含む分割管理情報が作成され
る。そして、表組版手順において、分割管理情報生成手
順で作成された各分割管理情報に基づき分割した表を組
版し出力する。これにより、表が組版領域に入りきらな
い場合であっても、組版領域に入るサイズに表が分割さ
れ、組版される。
【0035】本発明の請求項7に記載の文書編集プログ
ラムは、行列に配列された複数のセルの組み合わせから
なる表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版
を行うために、コンピュータを、文書の組版方向が横組
か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記
憶手段、及び、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方
向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に
並ぶように表を組版する表組版手段、として機能させる
ものである。
ラムは、行列に配列された複数のセルの組み合わせから
なる表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版
を行うために、コンピュータを、文書の組版方向が横組
か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式情報記
憶手段、及び、書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方
向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に
並ぶように表を組版する表組版手段、として機能させる
ものである。
【0036】この構成により、文書編集プログラムをコ
ンピュータで実行させることにより、書式情報記憶手段
に記憶された組方向が横組の場合、表組版手段は文書デ
ータに基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶよ
うに表を組版して出力する。また、書式情報記憶手段に
記憶された組方向が縦組の場合、表組版手段は文書デー
タに基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶよう
に表を組版して出力する。これにより、文書データ内の
表を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表
を縦組又は横組に組版することができる。
ンピュータで実行させることにより、書式情報記憶手段
に記憶された組方向が横組の場合、表組版手段は文書デ
ータに基づき、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶよ
うに表を組版して出力する。また、書式情報記憶手段に
記憶された組方向が縦組の場合、表組版手段は文書デー
タに基づき、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶよう
に表を組版して出力する。これにより、文書データ内の
表を、文書の組版が横組か縦組かに応じて、自動的に表
を縦組又は横組に組版することができる。
【0037】請求項8に記載の文書編集プログラムは、
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行うた
めに、コンピュータを、文書の組版方向が横組か縦組か
の情報である組方向情報と組版が可能な領域である組版
領域とを記憶する書式情報記憶手段、組版領域内におい
て表の配置が可能な領域である表組版可能領域を算出す
る表組版可能領域算出手段、及び、書式情報記憶手段に
記憶された組方向情報が横組の場合には、表の同一行に
あるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が縦組の場合には、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行
送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよ
りも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長
さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段、として機
能させるものである。
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行うた
めに、コンピュータを、文書の組版方向が横組か縦組か
の情報である組方向情報と組版が可能な領域である組版
領域とを記憶する書式情報記憶手段、組版領域内におい
て表の配置が可能な領域である表組版可能領域を算出す
る表組版可能領域算出手段、及び、書式情報記憶手段に
記憶された組方向情報が横組の場合には、表の同一行に
あるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が縦組の場合には、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表の行
送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さよ
りも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長
さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段、として機
能させるものである。
【0038】この構成により、プログラムをコンピュー
タで実行させることにより、表分割手段は、書式情報記
憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合であって、
表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版す
ると表が組版領域に入りきらないと判断した場合には、
組版領域に入る大きさの二以上の部分に表を分割する。
また、表分割手段は、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が縦組の場合であって、表の同一行にあるセル
が縦一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入
りきらないと判断した場合には、組版領域に入る大きさ
の二以上の部分に表を分割する。そして、表組版手段
は、表分割手段により分割された表を組版し出力する。
これにより、文書中の表を複数ページ又は複数段に跨っ
て表示しなければならない場合であっても、文書が縦組
か横組かに応じて、組版領域に入るように表が分割され
て組版されるため、表の各セルの配置を修正する必要が
なくなり、文書編集装置の利便性・作業性が向上する。
タで実行させることにより、表分割手段は、書式情報記
憶手段に記憶された組方向情報が横組の場合であって、
表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版す
ると表が組版領域に入りきらないと判断した場合には、
組版領域に入る大きさの二以上の部分に表を分割する。
また、表分割手段は、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が縦組の場合であって、表の同一行にあるセル
が縦一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入
りきらないと判断した場合には、組版領域に入る大きさ
の二以上の部分に表を分割する。そして、表組版手段
は、表分割手段により分割された表を組版し出力する。
これにより、文書中の表を複数ページ又は複数段に跨っ
て表示しなければならない場合であっても、文書が縦組
か横組かに応じて、組版領域に入るように表が分割され
て組版されるため、表の各セルの配置を修正する必要が
なくなり、文書編集装置の利便性・作業性が向上する。
【0039】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の文書編集プログラムにおいて、表分割手段を、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段、及
び、文書データに基づき、分割行範囲計算手段により計
算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべての
セルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の
情報を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手
段、として機能させるものである。
の文書編集プログラムにおいて、表分割手段を、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段、及
び、文書データに基づき、分割行範囲計算手段により計
算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべての
セルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の
情報を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手
段、として機能させるものである。
【0040】この構成により、文書編集プログラムをコ
ンピュータで実行させることにより、表組版可能領域算
出手段は、表を配置する組版領域内において表の配置が
可能な領域である表組版可能領域を算出する。次に、分
割行範囲計算手段は、表を表組版可能領域に入る大きさ
に表を分割すると分割された表の各部分の行範囲はどの
範囲になるかを算出する。次いで、分割管理情報生成手
段は、文書データに基づき、分割行範囲計算手段により
計算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべて
のセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線
の情報を含む分割管理情報を作成する。そして、表組版
手段は、分割管理情報生成手段の作成した各分割管理情
報に基づき分割した表を組版する。これにより、表が組
版領域に入りきらない場合であっても、組版領域に入る
サイズに表が分割され、組版される。
ンピュータで実行させることにより、表組版可能領域算
出手段は、表を配置する組版領域内において表の配置が
可能な領域である表組版可能領域を算出する。次に、分
割行範囲計算手段は、表を表組版可能領域に入る大きさ
に表を分割すると分割された表の各部分の行範囲はどの
範囲になるかを算出する。次いで、分割管理情報生成手
段は、文書データに基づき、分割行範囲計算手段により
計算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべて
のセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線
の情報を含む分割管理情報を作成する。そして、表組版
手段は、分割管理情報生成手段の作成した各分割管理情
報に基づき分割した表を組版する。これにより、表が組
版領域に入りきらない場合であっても、組版領域に入る
サイズに表が分割され、組版される。
【0041】本発明の請求項10に記載の記録媒体は、
請求項7から9のいずれかの項に記載の文書編集プログ
ラムを記録したものである。
請求項7から9のいずれかの項に記載の文書編集プログ
ラムを記録したものである。
【0042】この構成により、記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータに読み込ませて実行させること
により、請求項7から9に記載の文書編集プログラムと
同様の作用が得られる。
ログラムをコンピュータに読み込ませて実行させること
により、請求項7から9に記載の文書編集プログラムと
同様の作用が得られる。
【0043】以下に本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
【0044】(実施の形態)図1は本発明の一実施の形
態における文書編集装置のブロック図である。
態における文書編集装置のブロック図である。
【0045】図1において、本実施の形態の文書編集装
置は、装置の制御を行う中央演算装置(CPU)1、中
央演算装置1が実行するプログラムを記憶するリードオ
ンリーメモリ(ROM)2、文書データ中に存在するオ
ブジェクトの情報等を記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)3、キーボード等の入力装置4、マウス等の
ポインティングデバイス5、CRT(陰極線管ディスプ
レイ)、液晶ディスプレイ、プリンタ等の出力装置6、
及び作成した文書の情報をファイル形式で保存するため
の補助記憶装置7により構成されている。
置は、装置の制御を行う中央演算装置(CPU)1、中
央演算装置1が実行するプログラムを記憶するリードオ
ンリーメモリ(ROM)2、文書データ中に存在するオ
ブジェクトの情報等を記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)3、キーボード等の入力装置4、マウス等の
ポインティングデバイス5、CRT(陰極線管ディスプ
レイ)、液晶ディスプレイ、プリンタ等の出力装置6、
及び作成した文書の情報をファイル形式で保存するため
の補助記憶装置7により構成されている。
【0046】図2は本実施の形態における文書編集装置
の機能ブロック図である。
の機能ブロック図である。
【0047】図2において、文書データ記憶手段8は、
補助記憶装置7で実現され、行列に配列された複数のセ
ルの組み合わせからなる表と文章とが混在した原稿の情
報である文書データを記憶する。この文書データは、キ
ーボード等の入力装置4から入力される。また、文書デ
ータは、文章部分である文字データや表部分である表オ
ブジェクト20等から構成される。表オブジェクト20
のデータ構造の詳細については後述する。
補助記憶装置7で実現され、行列に配列された複数のセ
ルの組み合わせからなる表と文章とが混在した原稿の情
報である文書データを記憶する。この文書データは、キ
ーボード等の入力装置4から入力される。また、文書デ
ータは、文章部分である文字データや表部分である表オ
ブジェクト20等から構成される。表オブジェクト20
のデータ構造の詳細については後述する。
【0048】書式情報記憶手段9は、補助記憶装置7又
はリードオンリーメモリ2で実現され、文書の組版方向
が横組か縦組かの情報である組方向情報や組版が可能な
領域である組版領域や表ID等の文書全体の書式に関す
る情報(以下、「書式情報」という。)を記憶する。こ
の組方向情報や組版領域等の情報は、入力装置4により
使用者が入力することによりこれらの記憶手段8,9に
格納する。文字組版手段10は、書式情報記憶手段に記
憶された書式情報を参照し、文書データ記憶手段8に記
憶された文書データの中の文字データを組版し、出力装
置6に出力する。
はリードオンリーメモリ2で実現され、文書の組版方向
が横組か縦組かの情報である組方向情報や組版が可能な
領域である組版領域や表ID等の文書全体の書式に関す
る情報(以下、「書式情報」という。)を記憶する。こ
の組方向情報や組版領域等の情報は、入力装置4により
使用者が入力することによりこれらの記憶手段8,9に
格納する。文字組版手段10は、書式情報記憶手段に記
憶された書式情報を参照し、文書データ記憶手段8に記
憶された文書データの中の文字データを組版し、出力装
置6に出力する。
【0049】表分割手段11は、書式情報記憶手段9に
記憶された書式情報を参照し、当該書式情報中の組方向
情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセルが横
一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入りき
らないと判定した場合、表を組版領域に入る大きさに分
割する。また、組方向情報が縦組の場合であって、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表が組版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版
領域に入る大きさに分割する。この表分割手段11は、
表組版可能領域算出手段12、分割行範囲計算手段1
3、分割管理情報生成手段14からなる。
記憶された書式情報を参照し、当該書式情報中の組方向
情報が横組の場合であって、表の同一行にあるセルが横
一列に並ぶように表を組版すると表が組版領域に入りき
らないと判定した場合、表を組版領域に入る大きさに分
割する。また、組方向情報が縦組の場合であって、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表が組版領域に入りきらないと判定した場合、表を組版
領域に入る大きさに分割する。この表分割手段11は、
表組版可能領域算出手段12、分割行範囲計算手段1
3、分割管理情報生成手段14からなる。
【0050】表組版可能領域算出手段12は、表組版可
能領域を算出する。ここで、「組版可能領域」とは、表
を配置するページ又は段の組版領域内において表の組版
が可能な領域をいう。また、分割行範囲計算手段13
は、表組版可能領域算出手段12の算出した表組版可能
領域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分
割部分の行範囲を算出する。
能領域を算出する。ここで、「組版可能領域」とは、表
を配置するページ又は段の組版領域内において表の組版
が可能な領域をいう。また、分割行範囲計算手段13
は、表組版可能領域算出手段12の算出した表組版可能
領域に入る大きさに表を分割する場合における表の各分
割部分の行範囲を算出する。
【0051】分割管理情報生成手段14は、文書データ
に含まれている情報に基づき、分割行範囲計算手段13
により算出された行範囲ごとに、その行範囲内における
すべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲
む罫線の情報を含む分割管理情報33を作成し、文書デ
ータ記憶手段8に格納する。この分割管理情報33の詳
細については、後述する。表組版手段16は、書式情報
記憶手段9に記憶された書式情報を参照し、文書データ
記憶手段8に記憶されている各分割管理情報33に基づ
き分割した表を組版し出力する。
に含まれている情報に基づき、分割行範囲計算手段13
により算出された行範囲ごとに、その行範囲内における
すべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲
む罫線の情報を含む分割管理情報33を作成し、文書デ
ータ記憶手段8に格納する。この分割管理情報33の詳
細については、後述する。表組版手段16は、書式情報
記憶手段9に記憶された書式情報を参照し、文書データ
記憶手段8に記憶されている各分割管理情報33に基づ
き分割した表を組版し出力する。
【0052】次に、本実施の形態における文書データに
含まれる表オブジェクトのデータ構造について図3〜図
9を参照しながら説明する。
含まれる表オブジェクトのデータ構造について図3〜図
9を参照しながら説明する。
【0053】図3は本実施の形態における表オブジェク
トのデータ構造を示す図、図4は本実施の形態における
セル情報の詳細なデータ構造を示す図、図5は本実施の
形態における分割管理の詳細なデータ構造を示す図、図
6は本実施の形態における横組時の表の組版状態を示す
図、図7は本実施の形態における縦組時の表の組版状態
を示す図である。
トのデータ構造を示す図、図4は本実施の形態における
セル情報の詳細なデータ構造を示す図、図5は本実施の
形態における分割管理の詳細なデータ構造を示す図、図
6は本実施の形態における横組時の表の組版状態を示す
図、図7は本実施の形態における縦組時の表の組版状態
を示す図である。
【0054】図3において、表オブジェクト20は、表
ID21、基準位置指定22、字送り方向の基準位置か
らの距離23、行送り方向の基準位置からの距離24、
組方向25、行数26、列数27、行情報リスト28、
分割管理リスト29から構成される。
ID21、基準位置指定22、字送り方向の基準位置か
らの距離23、行送り方向の基準位置からの距離24、
組方向25、行数26、列数27、行情報リスト28、
分割管理リスト29から構成される。
【0055】表ID21は、表オブジェクト20を特定
するための識別符号であり、文字組版手段10が文書デ
ータ中の表を認識し特定するための符号である。基準位
置指定22は、組版領域内において、表を組版可能領域
の字送り方向から見てどの位置に配置するか(以下、
「基準位置」という。)を特定するためのパラメータであ
り、パラメータの種類としては、「中心」、「先頭」、「終
端」の3つがある。「中心」とは、表を組版領域の字送り
方向から見た中心位置、すなわち横組の場合は組版領域
の横幅の中心に、縦組の場合は組版領域の縦幅の中心に
配置し、これを字送り方向からの基準位置とすることを
意味するパラメータである。「先頭」とは、表を字送り方
向から見た先頭位置、すなわち横組の場合は組版領域の
左端に、縦組の場合は組版領域の上端に配置し、これを
字送り方向からの基準位置とすることを意味するパラメ
ータである。「終端」とは、表を字送り方向から見た終端
位置、すなわち横組の場合は組版領域の右端に、縦組の
場合は組版領域の下端に配置し、これを字送り方向から
の基準位置とすることを意味するパラメータである。字
送り方向の基準位置からの距離23は、組版可能領域の
字送り方向から見て、現在の基準位置からどの程度離れ
た位置に表を配置するかを特定するパラメータである。
基準位置指定22が「先頭」、「終端」の時には、字送り方
向の基準位置からの距離23を設定することができる。
基準位置指定22が「先頭」の時には、横組の場合は組版
領域の左端から、縦組の場合は組版領域の上端からどの
程度離れた位置に表を配置するかを特定し、基準位置指
定22が「終端」の時には、横組の場合は組版領域の右端
から、縦組の場合は組版領域の下端から表をどの程度離
れた位置に表を配置するかを特定する。行送り方向の基
準位置からの距離24は、組版領域内に表コードが配置
される行の中心から、行送り方向、すなわち横組の場合
は下方に、縦組の場合は左方にどの程度離れた位置に表
を配置するかを特定するパラメータである。尚、ここで
は行送り方向の基準位置を表コードが配置される行の中
心としたが、行の上端や下端など、自由に設定できても
よいものとする。
するための識別符号であり、文字組版手段10が文書デ
ータ中の表を認識し特定するための符号である。基準位
置指定22は、組版領域内において、表を組版可能領域
の字送り方向から見てどの位置に配置するか(以下、
「基準位置」という。)を特定するためのパラメータであ
り、パラメータの種類としては、「中心」、「先頭」、「終
端」の3つがある。「中心」とは、表を組版領域の字送り
方向から見た中心位置、すなわち横組の場合は組版領域
の横幅の中心に、縦組の場合は組版領域の縦幅の中心に
配置し、これを字送り方向からの基準位置とすることを
意味するパラメータである。「先頭」とは、表を字送り方
向から見た先頭位置、すなわち横組の場合は組版領域の
左端に、縦組の場合は組版領域の上端に配置し、これを
字送り方向からの基準位置とすることを意味するパラメ
ータである。「終端」とは、表を字送り方向から見た終端
位置、すなわち横組の場合は組版領域の右端に、縦組の
場合は組版領域の下端に配置し、これを字送り方向から
の基準位置とすることを意味するパラメータである。字
送り方向の基準位置からの距離23は、組版可能領域の
字送り方向から見て、現在の基準位置からどの程度離れ
た位置に表を配置するかを特定するパラメータである。
基準位置指定22が「先頭」、「終端」の時には、字送り方
向の基準位置からの距離23を設定することができる。
基準位置指定22が「先頭」の時には、横組の場合は組版
領域の左端から、縦組の場合は組版領域の上端からどの
程度離れた位置に表を配置するかを特定し、基準位置指
定22が「終端」の時には、横組の場合は組版領域の右端
から、縦組の場合は組版領域の下端から表をどの程度離
れた位置に表を配置するかを特定する。行送り方向の基
準位置からの距離24は、組版領域内に表コードが配置
される行の中心から、行送り方向、すなわち横組の場合
は下方に、縦組の場合は左方にどの程度離れた位置に表
を配置するかを特定するパラメータである。尚、ここで
は行送り方向の基準位置を表コードが配置される行の中
心としたが、行の上端や下端など、自由に設定できても
よいものとする。
【0056】ここで、これらのパラメータの意味を図6
及び図7を用いてより具体的に説明する。尚、表コード
は図6、図7の文章「かきくけこ」の直後に配置されたも
のとし、行送り方向の基準位置を表コードが配置される
行の中心として説明する。
及び図7を用いてより具体的に説明する。尚、表コード
は図6、図7の文章「かきくけこ」の直後に配置されたも
のとし、行送り方向の基準位置を表コードが配置される
行の中心として説明する。
【0057】組方向が横組の場合において、表の行送り
方向の基準位置は、基準位置指定22のパラメータに関
わらず図6(a)、(b)、(c)の点Aの位置(すな
わち、文章「かきくけこ」の行の中心位置)となる。この
とき、行送り方向の基準位置からの距離24は、図6
(a)、(b)、(c)の点Aから下方に向けて示され
ている矢印の長さ(すなわち、基準位置Aから表の上端
までの距離)となる。基準位置指定22が「中心」の場
合、表の字送り方向の基準位置は図6(a)のように組
版領域の横方向の中心となる。このとき、字送り方向の
基準位置からの距離23は無効となる。基準位置指定2
2が「先頭」の場合、表の字送り方向の基準位置は図6
(b)の点Bの位置(すなわち、組版領域の左端)とな
る。このとき、字送り方向の基準位置からの距離23
は、図6(b)の点Bから右方に向けて示されている矢
印の長さ(すなわち、基準位置Bから表の左端までの距
離)となる。基準位置指定22が「終端」の場合、表の字
送り方向の基準位置は図6(c)の点Bの位置(すなわ
ち、組版領域の右端)となる。このとき、字送り方向の
基準位置からの距離23は、図6(c)の点Bから左方
に向けて示されている矢印の長さ(すなわち、基準位置
Bから表の右端までの距離)となる。
方向の基準位置は、基準位置指定22のパラメータに関
わらず図6(a)、(b)、(c)の点Aの位置(すな
わち、文章「かきくけこ」の行の中心位置)となる。この
とき、行送り方向の基準位置からの距離24は、図6
(a)、(b)、(c)の点Aから下方に向けて示され
ている矢印の長さ(すなわち、基準位置Aから表の上端
までの距離)となる。基準位置指定22が「中心」の場
合、表の字送り方向の基準位置は図6(a)のように組
版領域の横方向の中心となる。このとき、字送り方向の
基準位置からの距離23は無効となる。基準位置指定2
2が「先頭」の場合、表の字送り方向の基準位置は図6
(b)の点Bの位置(すなわち、組版領域の左端)とな
る。このとき、字送り方向の基準位置からの距離23
は、図6(b)の点Bから右方に向けて示されている矢
印の長さ(すなわち、基準位置Bから表の左端までの距
離)となる。基準位置指定22が「終端」の場合、表の字
送り方向の基準位置は図6(c)の点Bの位置(すなわ
ち、組版領域の右端)となる。このとき、字送り方向の
基準位置からの距離23は、図6(c)の点Bから左方
に向けて示されている矢印の長さ(すなわち、基準位置
Bから表の右端までの距離)となる。
【0058】一方、組方向が縦組の場合において、表の
行送り方向の基準位置は、基準位置指定22のパラメー
タに関わらず図7(a)、(b)、(c)の点Aの位置
(すなわち、文章「かきくけこ」の行の中心位置)とな
る。このとき、行送り方向の基準位置からの距離24
は、図7(a)、(b)、(c)の点Aから左方に向け
て示されている矢印の長さ(すなわち、基準位置Aから
表の右端までの距離)となる。基準位置指定22が「中
心」の場合、表の字送り方向の基準位置は図7(a)の
ように組版領域の縦方向の中心となる。このとき、字送
り方向の基準位置からの距離23は無効となる。基準位
置指定22が「先頭」の場合、表の字送り方向の基準位置
は図7(b)の点Bの位置(すなわち、組版領域の上
端)となる。このとき、字送り方向の基準位置からの距
離23は、図7(b)の点Bから下方に向けて示されて
いる矢印の長さ(すなわち、基準位置Bから表の上端ま
での距離)となる。基準位置指定22が「終端」の場合、
表の字送り方向の基準位置は図7(c)の点Bの位置
(すなわち、組版領域の下端)となる。このとき、字送
り方向の基準位置からの距離23は、図7(c)の点B
から上方に向けて示されている矢印の長さ(すなわち、
基準位置Bから表の下端までの距離)となる。
行送り方向の基準位置は、基準位置指定22のパラメー
タに関わらず図7(a)、(b)、(c)の点Aの位置
(すなわち、文章「かきくけこ」の行の中心位置)とな
る。このとき、行送り方向の基準位置からの距離24
は、図7(a)、(b)、(c)の点Aから左方に向け
て示されている矢印の長さ(すなわち、基準位置Aから
表の右端までの距離)となる。基準位置指定22が「中
心」の場合、表の字送り方向の基準位置は図7(a)の
ように組版領域の縦方向の中心となる。このとき、字送
り方向の基準位置からの距離23は無効となる。基準位
置指定22が「先頭」の場合、表の字送り方向の基準位置
は図7(b)の点Bの位置(すなわち、組版領域の上
端)となる。このとき、字送り方向の基準位置からの距
離23は、図7(b)の点Bから下方に向けて示されて
いる矢印の長さ(すなわち、基準位置Bから表の上端ま
での距離)となる。基準位置指定22が「終端」の場合、
表の字送り方向の基準位置は図7(c)の点Bの位置
(すなわち、組版領域の下端)となる。このとき、字送
り方向の基準位置からの距離23は、図7(c)の点B
から上方に向けて示されている矢印の長さ(すなわち、
基準位置Bから表の下端までの距離)となる。
【0059】図3において、組方向25は、組版の際の
組方向を縦組とするか横組とするかについての特定をす
るパラメータである。行数26は、表全体の行数を意味
し、列数27は、表全体の列数を意味する。行情報リス
ト28は、表の各行の行情報30を格納する。ここで、
行情報30は、表中の行の行高31とセルリスト32と
からなる。行情報30は、表に含まれる行ごとに作成さ
れる。行高31とは、行の行送りの高さをいう。セルリ
スト32とは、行内の各セルに関する情報を格納するセ
ル情報42のリストである。セル情報42は、行内にあ
るセルの数だけ作成される。
組方向を縦組とするか横組とするかについての特定をす
るパラメータである。行数26は、表全体の行数を意味
し、列数27は、表全体の列数を意味する。行情報リス
ト28は、表の各行の行情報30を格納する。ここで、
行情報30は、表中の行の行高31とセルリスト32と
からなる。行情報30は、表に含まれる行ごとに作成さ
れる。行高31とは、行の行送りの高さをいう。セルリ
スト32とは、行内の各セルに関する情報を格納するセ
ル情報42のリストである。セル情報42は、行内にあ
るセルの数だけ作成される。
【0060】図4はセル情報42の詳細なデータ構造を
示す図であるが、セル情報42は、セルサイズ情報4
3、線種属性44、書式情報45で構成される。セルサ
イズ情報43には、セルの組版時の幅及び高さが格納さ
れる。線種属性44には、セルの描画時の枠罫線の線種
の属性に関する情報が格納される。また、線種属性44
は、セル枠の上線の線種情報である上線種情報44a、
セル枠の下線の線種情報である下線種情報44b、セル
枠の左線の線種情報である左線種情報44c、セル枠の
右線の線種情報である右線種情報44dからなる。書式
情報45は、セルに格納される文字列等の情報である。
示す図であるが、セル情報42は、セルサイズ情報4
3、線種属性44、書式情報45で構成される。セルサ
イズ情報43には、セルの組版時の幅及び高さが格納さ
れる。線種属性44には、セルの描画時の枠罫線の線種
の属性に関する情報が格納される。また、線種属性44
は、セル枠の上線の線種情報である上線種情報44a、
セル枠の下線の線種情報である下線種情報44b、セル
枠の左線の線種情報である左線種情報44c、セル枠の
右線の線種情報である右線種情報44dからなる。書式
情報45は、セルに格納される文字列等の情報である。
【0061】図3において、分割管理リスト29とは、
表を複数ページ又は複数段にわたって分割して組版する
場合に作成されるリストであり、分割された表の各分割
部分に関する情報である分割管理情報33をリストとし
て格納する。尚、分割管理情報33は、分割された表の
分割部分の数だけ作成される。表が分割されない場合は
分割管理情報33が1つだけ作成される。
表を複数ページ又は複数段にわたって分割して組版する
場合に作成されるリストであり、分割された表の各分割
部分に関する情報である分割管理情報33をリストとし
て格納する。尚、分割管理情報33は、分割された表の
分割部分の数だけ作成される。表が分割されない場合は
分割管理情報33が1つだけ作成される。
【0062】分割管理情報33は、分割矩形領域34、
表示ページ番号35、表示段番号36、開始行番号3
7、終了行番号38、横罫線描画情報リストのリスト3
9、縦罫線描画情報リストのリスト40、セル描画情報
リストのリスト41から構成される。
表示ページ番号35、表示段番号36、開始行番号3
7、終了行番号38、横罫線描画情報リストのリスト3
9、縦罫線描画情報リストのリスト40、セル描画情報
リストのリスト41から構成される。
【0063】分割矩形領域34には、分割された表の描
画領域の座標に関する情報が格納される。表示ページ番
号35には、分割管理情報33の対象となる表の分割部
分が表示されるページ番号が格納される。表示段番号3
6には、分割管理情報33の対象となる表の分割部分が
表示される段番号が格納される。開始行番号37には、
分割管理情報33の対象となる表の分割部分の先頭行の
番号が格納される。終了行番号38には、分割管理情報
33の対象となる表の分割部分の末尾行の番号が格納さ
れる。横罫線描画情報リストのリスト39は、表内の描
画対象となるすべての横罫線に関する情報を管理するリ
ストである。縦罫線描画情報リストのリスト40は、表
内の描画対象となるすべての縦罫線に関する情報を管理
するリストである。セル描画情報リストのリスト41
は、表内の描画対象となるすべてのセルの描画情報を管
理するリストである。
画領域の座標に関する情報が格納される。表示ページ番
号35には、分割管理情報33の対象となる表の分割部
分が表示されるページ番号が格納される。表示段番号3
6には、分割管理情報33の対象となる表の分割部分が
表示される段番号が格納される。開始行番号37には、
分割管理情報33の対象となる表の分割部分の先頭行の
番号が格納される。終了行番号38には、分割管理情報
33の対象となる表の分割部分の末尾行の番号が格納さ
れる。横罫線描画情報リストのリスト39は、表内の描
画対象となるすべての横罫線に関する情報を管理するリ
ストである。縦罫線描画情報リストのリスト40は、表
内の描画対象となるすべての縦罫線に関する情報を管理
するリストである。セル描画情報リストのリスト41
は、表内の描画対象となるすべてのセルの描画情報を管
理するリストである。
【0064】図5は分割管理の詳細なデータ構造を示す
図であり、横罫線描画情報リストのリスト39、縦罫線
描画情報リストのリスト40、セル描画情報リストのリ
スト41の詳細なデータ構造を示す。
図であり、横罫線描画情報リストのリスト39、縦罫線
描画情報リストのリスト40、セル描画情報リストのリ
スト41の詳細なデータ構造を示す。
【0065】図5において、横罫線描画情報リストのリ
スト39は、同じY座標を持つ横罫線群の描画情報を管
理する横罫線描画情報リスト46をさらにリストで管理
するためのリストである。ここで、Y座標とは、図8及
び図9に示したように、組版をする用紙の縦方向下向き
の座標をいう。横罫線描画情報リスト46は、同じY座
標を持つ横罫線群の描画情報である横罫線描画情報47
をリストで管理しており、各横罫線描画情報47は、横
罫線の描画開始点の座標である開始座標48、横罫線の
描画終了点の座標である終了座標49、描画に使用され
る線の線種情報へのポインタである線種ポインタ50か
ら構成されている。
スト39は、同じY座標を持つ横罫線群の描画情報を管
理する横罫線描画情報リスト46をさらにリストで管理
するためのリストである。ここで、Y座標とは、図8及
び図9に示したように、組版をする用紙の縦方向下向き
の座標をいう。横罫線描画情報リスト46は、同じY座
標を持つ横罫線群の描画情報である横罫線描画情報47
をリストで管理しており、各横罫線描画情報47は、横
罫線の描画開始点の座標である開始座標48、横罫線の
描画終了点の座標である終了座標49、描画に使用され
る線の線種情報へのポインタである線種ポインタ50か
ら構成されている。
【0066】縦罫線描画情報リストのリスト40は、同
じX座標を持つ縦罫線群の描画情報を管理する縦罫線描
画情報リスト51をさらにリストで管理するためのリス
トである。ここで、X座標とは、図8及び図9に示した
ように、組版をする用紙の横方向右向きの座標をいう。
縦罫線描画情報リスト51は、同じX座標を持つ縦罫線
群の描画情報である縦罫線描画情報52をリストで管理
しており、各縦罫線描画情報52は、縦罫線の描画開始
点の座標である開始座標53、縦罫線の描画終了点の座
標である終了座標54、描画に使用される線の線種情報
へのポインタである線種ポインタ55から構成されてい
る。
じX座標を持つ縦罫線群の描画情報を管理する縦罫線描
画情報リスト51をさらにリストで管理するためのリス
トである。ここで、X座標とは、図8及び図9に示した
ように、組版をする用紙の横方向右向きの座標をいう。
縦罫線描画情報リスト51は、同じX座標を持つ縦罫線
群の描画情報である縦罫線描画情報52をリストで管理
しており、各縦罫線描画情報52は、縦罫線の描画開始
点の座標である開始座標53、縦罫線の描画終了点の座
標である終了座標54、描画に使用される線の線種情報
へのポインタである線種ポインタ55から構成されてい
る。
【0067】セル描画情報リストのリスト41は、表オ
ブジェクト20内に格納されている組方向25が横組で
あれば同じY座標を、縦組であれば同じX座標を持つセ
ル描画情報57を管理するセル描画情報リスト56をさ
らにリストで管理するためのリストである。セル描画情
報リスト56は、表オブジェクト20内に格納されてい
る組方向25が横組であれば同じY座標を、縦組であれ
ば同じX座標を持つセル描画情報57をリストで管理し
ており、各セル描画情報57は、表内のセルの行送り方
向の位置を表す行番号58、表内のセルの字送り方向の
位置を表す列番号59、セルの枠領域の座標に関する情
報である矩形領域情報60、その行列番号で特定される
セルの実体へのポインタであるセルポインタ61から構
成される。尚、「セルの実体」とは、表オブジェクト2
0内の行情報リスト28に管理された行情報30内に登
録されている、その行列番号で特定される各セル情報4
2のことをいう。
ブジェクト20内に格納されている組方向25が横組で
あれば同じY座標を、縦組であれば同じX座標を持つセ
ル描画情報57を管理するセル描画情報リスト56をさ
らにリストで管理するためのリストである。セル描画情
報リスト56は、表オブジェクト20内に格納されてい
る組方向25が横組であれば同じY座標を、縦組であれ
ば同じX座標を持つセル描画情報57をリストで管理し
ており、各セル描画情報57は、表内のセルの行送り方
向の位置を表す行番号58、表内のセルの字送り方向の
位置を表す列番号59、セルの枠領域の座標に関する情
報である矩形領域情報60、その行列番号で特定される
セルの実体へのポインタであるセルポインタ61から構
成される。尚、「セルの実体」とは、表オブジェクト2
0内の行情報リスト28に管理された行情報30内に登
録されている、その行列番号で特定される各セル情報4
2のことをいう。
【0068】以上が、本実施の形態における文書データ
に含まれる表オブジェクトのデータ構造であるが、さら
に具体的に分割管理情報33の各データの内容を実際の
組版との関係で具体例に沿って説明する。
に含まれる表オブジェクトのデータ構造であるが、さら
に具体的に分割管理情報33の各データの内容を実際の
組版との関係で具体例に沿って説明する。
【0069】図8は本実施の形態における横組時の表の
組版状態と各パラメータとの対応の一例を示す図、図9
は本実施の形態における縦組時の表の組版状態と各パラ
メータとの対応の一例を示す図である。
組版状態と各パラメータとの対応の一例を示す図、図9
は本実施の形態における縦組時の表の組版状態と各パラ
メータとの対応の一例を示す図である。
【0070】組方向が横組の場合、図8に示したよう
に、組版を行う用紙62,63,64の横方向右向きに
X座標、縦方向下向きにY座標が設定される。また、用
紙62,63,64の左上隅の点がXY座標の原点とさ
れる。また、各用紙62,63,64には、組版を行う
ことが可能な領域である組版可能領域62a,63a,
64aが設定されている。図8に示すように、文章「か
きくけこ」の行の下側に10行3列の表を組版する場
合、この例では、表は1ページから3ページに跨って3
つに分割して組版される。横組の場合、表の同一行にあ
るセル(例えば、「ア」、「イ」、「ウ」のセル)は、
横一列に並ぶように組版される。この例では、1ページ
目に表の1〜3行目の分割部分65が組版され、2ペー
ジ目に4〜8行目の分割部分66が組版され、3ページ
目に9,10行目の分割部分67が組版されている。
に、組版を行う用紙62,63,64の横方向右向きに
X座標、縦方向下向きにY座標が設定される。また、用
紙62,63,64の左上隅の点がXY座標の原点とさ
れる。また、各用紙62,63,64には、組版を行う
ことが可能な領域である組版可能領域62a,63a,
64aが設定されている。図8に示すように、文章「か
きくけこ」の行の下側に10行3列の表を組版する場
合、この例では、表は1ページから3ページに跨って3
つに分割して組版される。横組の場合、表の同一行にあ
るセル(例えば、「ア」、「イ」、「ウ」のセル)は、
横一列に並ぶように組版される。この例では、1ページ
目に表の1〜3行目の分割部分65が組版され、2ペー
ジ目に4〜8行目の分割部分66が組版され、3ページ
目に9,10行目の分割部分67が組版されている。
【0071】図8に示した分割管理情報33は、1ペー
ジ目に組版される表の分割部分65の分割管理情報を表
している。分割矩形領域34には、表の分割部分65が
組版される領域の座標(X1,Y1,W1,H1)が格
納される。X1は表の分割部分65の外枠の左上隅のX
座標、Y1は表の分割部分65の外枠の左上隅のY座
標、W1は表の分割部分65の外枠の横幅、H1は表の
分割部分65の外枠の高さを表す。表示ページ番号35
には、表の分割部分65が組版されるページの番号であ
る1が格納される。表示段番号36には、表の分割部分
65が組版される段の番号が格納されるが、この場合、
1段組で組版されているので1である。開始行番号37
には、表の分割部分65の先頭行の番号である1が格納
され、終了行番号38には、表の分割部分65の末尾行
の番号である3が格納される。表の分割部分65は行数
が3行であるため、Y座標が同一の横罫線は4本であ
り、横罫線描画情報リスト46としては、4つの横罫線
描画情報リスト46a,46b,46c,46dが作成
される。横罫線描画情報リストのリスト39は、これら
4つの横罫線描画情報リスト46a,46b,46c,
46dをリストとして管理する。
ジ目に組版される表の分割部分65の分割管理情報を表
している。分割矩形領域34には、表の分割部分65が
組版される領域の座標(X1,Y1,W1,H1)が格
納される。X1は表の分割部分65の外枠の左上隅のX
座標、Y1は表の分割部分65の外枠の左上隅のY座
標、W1は表の分割部分65の外枠の横幅、H1は表の
分割部分65の外枠の高さを表す。表示ページ番号35
には、表の分割部分65が組版されるページの番号であ
る1が格納される。表示段番号36には、表の分割部分
65が組版される段の番号が格納されるが、この場合、
1段組で組版されているので1である。開始行番号37
には、表の分割部分65の先頭行の番号である1が格納
され、終了行番号38には、表の分割部分65の末尾行
の番号である3が格納される。表の分割部分65は行数
が3行であるため、Y座標が同一の横罫線は4本であ
り、横罫線描画情報リスト46としては、4つの横罫線
描画情報リスト46a,46b,46c,46dが作成
される。横罫線描画情報リストのリスト39は、これら
4つの横罫線描画情報リスト46a,46b,46c,
46dをリストとして管理する。
【0072】横罫線描画情報リスト46aは、表の分割
部分65の最上部(Y座標がY1の横罫線群)の横罫線
の描画情報のリストであり、この例では、開始座標が
(0,0)、終了座標が(W1,0)、線種が「表罫」
の横罫線1本だけであるため、横罫線描画情報リスト4
6a内には横罫線描画情報47aのみが格納されてい
る。尚、ここで開始座標48及び終了座標49の原点は
表の分割部分65の左上隅の点を原点として表示されて
いる。横罫線描画情報リスト46bは、表の分割部分6
5の上から2番目(Y座標がY1+Hcの横罫線群)の
横罫線の描画情報のリストであり、この例では、開始座
標が(0,Hc)、終了座標が(W1,Hc)、線種が
「表罫」の横罫線1本だけであるため、横罫線描画情報
リスト46b内には横罫線描画情報47bのみが格納さ
れている。ここで、Hcはセルの高さを表し、この例で
は、すべてのセルは同じ高さHcとされている。同様
に、横罫線描画情報リスト46cは、表の分割部分65
の上から3番目(Y座標がY1+2Hcの横罫線群)の
横罫線の描画情報のリストであり、横罫線描画情報47
cのみが格納され、横罫線描画情報リスト46dは、表
の分割部分65の上から4番目(Y座標がY1+3Hc
の横罫線群)の横罫線の描画情報のリストであり、横罫
線描画情報47dのみが格納されている。
部分65の最上部(Y座標がY1の横罫線群)の横罫線
の描画情報のリストであり、この例では、開始座標が
(0,0)、終了座標が(W1,0)、線種が「表罫」
の横罫線1本だけであるため、横罫線描画情報リスト4
6a内には横罫線描画情報47aのみが格納されてい
る。尚、ここで開始座標48及び終了座標49の原点は
表の分割部分65の左上隅の点を原点として表示されて
いる。横罫線描画情報リスト46bは、表の分割部分6
5の上から2番目(Y座標がY1+Hcの横罫線群)の
横罫線の描画情報のリストであり、この例では、開始座
標が(0,Hc)、終了座標が(W1,Hc)、線種が
「表罫」の横罫線1本だけであるため、横罫線描画情報
リスト46b内には横罫線描画情報47bのみが格納さ
れている。ここで、Hcはセルの高さを表し、この例で
は、すべてのセルは同じ高さHcとされている。同様
に、横罫線描画情報リスト46cは、表の分割部分65
の上から3番目(Y座標がY1+2Hcの横罫線群)の
横罫線の描画情報のリストであり、横罫線描画情報47
cのみが格納され、横罫線描画情報リスト46dは、表
の分割部分65の上から4番目(Y座標がY1+3Hc
の横罫線群)の横罫線の描画情報のリストであり、横罫
線描画情報47dのみが格納されている。
【0073】また、表の分割部分65は列数が3列であ
るため、同じX座標の縦罫線は4本であり、縦罫線描画
情報リスト51としては、4つの縦罫線描画情報リスト
51a,51b,51c,51dが作成される。縦罫線
描画情報リストのリスト40は、これら4つの縦罫線描
画情報リスト51a,51b,51c,51dをリスト
として管理する。
るため、同じX座標の縦罫線は4本であり、縦罫線描画
情報リスト51としては、4つの縦罫線描画情報リスト
51a,51b,51c,51dが作成される。縦罫線
描画情報リストのリスト40は、これら4つの縦罫線描
画情報リスト51a,51b,51c,51dをリスト
として管理する。
【0074】縦罫線描画情報リスト51aは、表の分割
部分65の最左部(X座標がX1の縦罫線群)の縦罫線
の描画情報のリストであり、この例では、開始座標が
(0,0)、終了座標が(0,H1)、線種が「表罫」
の縦罫線1本だけであるため、縦罫線描画情報リスト5
1a内には縦罫線描画情報52aのみが格納されてい
る。縦罫線描画情報リスト51bは、表の分割部分65
の左から2番目(X座標がX1+Wcの縦罫線群)の縦
罫線の描画情報のリストであり、この例では、開始座標
が(Wc,0)、終了座標が(Wc,H1)、線種が
「表罫」の縦罫線1本だけであるため、縦罫線描画情報
リスト51b内には縦罫線描画情報52bのみが格納さ
れている。ここで、Wcはセルの幅を表し、この例で
は、すべてのセルは同じ幅Wcとされている。同様に、
縦罫線描画情報リスト51cは、表の分割部分65の上
から3番目(X座標がX1+2Wcの縦罫線群)の縦罫
線の描画情報のリストであり、縦罫線描画情報52cの
みが格納され、縦罫線描画情報リスト51dは、表の分
割部分65の上から4番目(X座標がX1+3Wcの縦
罫線群)の縦罫線の描画情報のリストであり、縦罫線描
画情報52dのみが格納されている。
部分65の最左部(X座標がX1の縦罫線群)の縦罫線
の描画情報のリストであり、この例では、開始座標が
(0,0)、終了座標が(0,H1)、線種が「表罫」
の縦罫線1本だけであるため、縦罫線描画情報リスト5
1a内には縦罫線描画情報52aのみが格納されてい
る。縦罫線描画情報リスト51bは、表の分割部分65
の左から2番目(X座標がX1+Wcの縦罫線群)の縦
罫線の描画情報のリストであり、この例では、開始座標
が(Wc,0)、終了座標が(Wc,H1)、線種が
「表罫」の縦罫線1本だけであるため、縦罫線描画情報
リスト51b内には縦罫線描画情報52bのみが格納さ
れている。ここで、Wcはセルの幅を表し、この例で
は、すべてのセルは同じ幅Wcとされている。同様に、
縦罫線描画情報リスト51cは、表の分割部分65の上
から3番目(X座標がX1+2Wcの縦罫線群)の縦罫
線の描画情報のリストであり、縦罫線描画情報52cの
みが格納され、縦罫線描画情報リスト51dは、表の分
割部分65の上から4番目(X座標がX1+3Wcの縦
罫線群)の縦罫線の描画情報のリストであり、縦罫線描
画情報52dのみが格納されている。
【0075】また、表の分割部分65は行数が3行であ
るため、セル描画情報リスト56としては、3つのセル
描画情報リスト56a,56b,56cが作成される。
セル描画情報リストのリスト41は、これら3つのセル
描画情報リスト56a,56b,56cをリストとして
管理する。
るため、セル描画情報リスト56としては、3つのセル
描画情報リスト56a,56b,56cが作成される。
セル描画情報リストのリスト41は、これら3つのセル
描画情報リスト56a,56b,56cをリストとして
管理する。
【0076】セル描画情報リスト56aは、表の分割部
分65の1行目に含まれる3つのセルのセル描画情報5
7aa,57ab,57acを管理するリストである。
セル描画情報57aaは、1行1列目のセルの描画情報
であり、行番号には1、列番号には1、矩形領域情報に
は(0,0,Wc,Hc)、セルポインタには1行1列
目のセルの実体へのポインタが格納されている。ここ
で、矩形領域情報には、表の分割部分65の左上隅の点
を原点としたときのセルの枠の左上の座標(0,0)、
セルの幅Wc、セルの高さHcが格納されている。同様
に、セル描画情報57abには1行2列目のセルの描画
情報、セル描画情報57acには1行3列目のセルの描
画情報が格納されている。
分65の1行目に含まれる3つのセルのセル描画情報5
7aa,57ab,57acを管理するリストである。
セル描画情報57aaは、1行1列目のセルの描画情報
であり、行番号には1、列番号には1、矩形領域情報に
は(0,0,Wc,Hc)、セルポインタには1行1列
目のセルの実体へのポインタが格納されている。ここ
で、矩形領域情報には、表の分割部分65の左上隅の点
を原点としたときのセルの枠の左上の座標(0,0)、
セルの幅Wc、セルの高さHcが格納されている。同様
に、セル描画情報57abには1行2列目のセルの描画
情報、セル描画情報57acには1行3列目のセルの描
画情報が格納されている。
【0077】また、同様に、セル描画情報リスト56b
は、表の分割部分65の2行目に含まれる3つのセルの
セル描画情報57ba,57bb,57bcを管理する
リスト、セル描画情報リスト56cは、表の分割部分6
5の3行目に含まれる3つのセルのセル描画情報57c
a,57cb,57ccを管理するリストである。
は、表の分割部分65の2行目に含まれる3つのセルの
セル描画情報57ba,57bb,57bcを管理する
リスト、セル描画情報リスト56cは、表の分割部分6
5の3行目に含まれる3つのセルのセル描画情報57c
a,57cb,57ccを管理するリストである。
【0078】組方向が縦組の場合も、横組の場合と同
様、図9に示したように、組版を行う用紙68,69,
70の横方向右向きにX座標、縦方向下向きにY座標が
設定され、用紙68,69,70の左上隅の点がXY座
標の原点とされる。また、各用紙68,69,70に
は、組版を行うことが可能な領域である組版可能領域6
8a,69a,70aが設定されている。図9に示すよ
うに、文章「かきくけこ」の行の左側に10行3列の表
を組版する場合、この例では、表は1ページから3ペー
ジに跨って3つに分割して組版される。縦組の場合、表
の同一行にあるセル(例えば、「ア」、「イ」、「ウ」
のセル)は、縦一列に並ぶように組版される。この例で
は、1ページ目に表の1〜3行の分割部分71が組版さ
れ、2ページ目に4〜8行の分割部分72が組版され、
3ページ目に9,10行の分割部分73が組版されてい
る。
様、図9に示したように、組版を行う用紙68,69,
70の横方向右向きにX座標、縦方向下向きにY座標が
設定され、用紙68,69,70の左上隅の点がXY座
標の原点とされる。また、各用紙68,69,70に
は、組版を行うことが可能な領域である組版可能領域6
8a,69a,70aが設定されている。図9に示すよ
うに、文章「かきくけこ」の行の左側に10行3列の表
を組版する場合、この例では、表は1ページから3ペー
ジに跨って3つに分割して組版される。縦組の場合、表
の同一行にあるセル(例えば、「ア」、「イ」、「ウ」
のセル)は、縦一列に並ぶように組版される。この例で
は、1ページ目に表の1〜3行の分割部分71が組版さ
れ、2ページ目に4〜8行の分割部分72が組版され、
3ページ目に9,10行の分割部分73が組版されてい
る。
【0079】図9に示した分割管理情報33は、1ペー
ジ目に組版される表の分割部分71の分割管理情報を表
している。分割矩形領域34、表示ページ番号35、表
示段番号36、開始行番号37、終了行番号38に格納
される情報は、横組の場合と同様である。
ジ目に組版される表の分割部分71の分割管理情報を表
している。分割矩形領域34、表示ページ番号35、表
示段番号36、開始行番号37、終了行番号38に格納
される情報は、横組の場合と同様である。
【0080】表の分割部分71は列数が3列であるた
め、同じY座標の横罫線は4本であり、横罫線描画情報
リスト46としては、4つの横罫線描画情報リスト46
e,46f,46g,46hが作成される。横罫線描画
情報リストのリスト39は、これら4つの横罫線描画情
報リスト46e,46f,46g,46hをリストとし
て管理する。
め、同じY座標の横罫線は4本であり、横罫線描画情報
リスト46としては、4つの横罫線描画情報リスト46
e,46f,46g,46hが作成される。横罫線描画
情報リストのリスト39は、これら4つの横罫線描画情
報リスト46e,46f,46g,46hをリストとし
て管理する。
【0081】横罫線描画情報リスト46eは表の分割部
分71の最上部(Y座標がY1の横罫線群)の横罫線の
描画情報のリストであり、横罫線描画情報47eのみが
格納され、横罫線描画情報リスト46fは表の分割部分
71の上から2番目(Y座標がY1+Hcの横罫線群)
の横罫線の描画情報のリストであり、横罫線描画情報4
7fのみが格納され、横罫線描画情報リスト46gは表
の分割部分71の上から3番目(Y座標がY1+2Hc
の横罫線群)の横罫線の描画情報のリストであり、横罫
線描画情報47gのみが格納され、横罫線描画情報リス
ト46hは表の分割部分71の上から4番目(Y座標が
Y1+3Hcの横罫線群)の横罫線の描画情報のリスト
であり、横罫線描画情報47hのみが格納されている。
分71の最上部(Y座標がY1の横罫線群)の横罫線の
描画情報のリストであり、横罫線描画情報47eのみが
格納され、横罫線描画情報リスト46fは表の分割部分
71の上から2番目(Y座標がY1+Hcの横罫線群)
の横罫線の描画情報のリストであり、横罫線描画情報4
7fのみが格納され、横罫線描画情報リスト46gは表
の分割部分71の上から3番目(Y座標がY1+2Hc
の横罫線群)の横罫線の描画情報のリストであり、横罫
線描画情報47gのみが格納され、横罫線描画情報リス
ト46hは表の分割部分71の上から4番目(Y座標が
Y1+3Hcの横罫線群)の横罫線の描画情報のリスト
であり、横罫線描画情報47hのみが格納されている。
【0082】また、表の分割部分71は行数が3行であ
るため、同じX座標の縦罫線は4本であり、縦罫線描画
情報リスト51としては、4つの縦罫線描画情報リスト
51e,51f,51g,51hが作成される。縦罫線
描画情報リストのリスト40は、これら4つの縦罫線描
画情報リスト51e,51f,51g,51hをリスト
として管理する。
るため、同じX座標の縦罫線は4本であり、縦罫線描画
情報リスト51としては、4つの縦罫線描画情報リスト
51e,51f,51g,51hが作成される。縦罫線
描画情報リストのリスト40は、これら4つの縦罫線描
画情報リスト51e,51f,51g,51hをリスト
として管理する。
【0083】縦罫線描画情報リスト51eは表の分割部
分71の最左部(X座標がX1の縦罫線群)の縦罫線の
描画情報のリストであり、縦罫線描画情報52eのみが
格納され、縦罫線描画情報リスト51fは表の分割部分
71の左から2番目(X座標がX1+Wcの縦罫線群)
の縦罫線の描画情報のリストであり、縦罫線描画情報5
2fのみが格納され、縦罫線描画情報リスト51gは、
表の分割部分71の左から3番目(X座標がX1+2W
cの縦罫線群)の縦罫線の描画情報のリストであり、縦
罫線描画情報52gのみが格納され、縦罫線描画情報リ
スト51hは、表の分割部分71の左から4番目(X座
標がX1+3Wcの縦罫線群)の縦罫線の描画情報のリ
ストであり、縦罫線描画情報52hのみが格納されてい
る。
分71の最左部(X座標がX1の縦罫線群)の縦罫線の
描画情報のリストであり、縦罫線描画情報52eのみが
格納され、縦罫線描画情報リスト51fは表の分割部分
71の左から2番目(X座標がX1+Wcの縦罫線群)
の縦罫線の描画情報のリストであり、縦罫線描画情報5
2fのみが格納され、縦罫線描画情報リスト51gは、
表の分割部分71の左から3番目(X座標がX1+2W
cの縦罫線群)の縦罫線の描画情報のリストであり、縦
罫線描画情報52gのみが格納され、縦罫線描画情報リ
スト51hは、表の分割部分71の左から4番目(X座
標がX1+3Wcの縦罫線群)の縦罫線の描画情報のリ
ストであり、縦罫線描画情報52hのみが格納されてい
る。
【0084】また、表の分割部分71は行数が3行であ
るため、セル描画情報リスト56としては、3つのセル
描画情報リスト56d,56e,56fが作成される。
セル描画情報リストのリスト41は、これら3つのセル
描画情報リスト56d,56e,56fをリストとして
管理する。
るため、セル描画情報リスト56としては、3つのセル
描画情報リスト56d,56e,56fが作成される。
セル描画情報リストのリスト41は、これら3つのセル
描画情報リスト56d,56e,56fをリストとして
管理する。
【0085】セル描画情報リスト56dは、表の分割部
分71の1行目に含まれる3つのセルのセル描画情報5
7dd,57de,57dfを管理するリストである。
セル描画情報57ddは、1行1列目のセルの描画情報
であり、行番号には1、列番号には1、矩形領域情報に
は(2Wc,0,Wc,Hc)、セルポインタには1行
1列目のセルの実体へのポインタが格納されている。こ
こで、矩形領域情報には、表の分割部分71の左上隅の
点を原点としたときのセルの枠の左上の座標(2Wc,
0)、セルの幅Wc、セルの高さHcが格納されてい
る。同様に、セル描画情報57deには1行2列目のセ
ルの描画情報、セル描画情報57dfには1行3列目の
セルの描画情報が格納されている。
分71の1行目に含まれる3つのセルのセル描画情報5
7dd,57de,57dfを管理するリストである。
セル描画情報57ddは、1行1列目のセルの描画情報
であり、行番号には1、列番号には1、矩形領域情報に
は(2Wc,0,Wc,Hc)、セルポインタには1行
1列目のセルの実体へのポインタが格納されている。こ
こで、矩形領域情報には、表の分割部分71の左上隅の
点を原点としたときのセルの枠の左上の座標(2Wc,
0)、セルの幅Wc、セルの高さHcが格納されてい
る。同様に、セル描画情報57deには1行2列目のセ
ルの描画情報、セル描画情報57dfには1行3列目の
セルの描画情報が格納されている。
【0086】また、同様に、セル描画情報リスト56e
は、表の分割部分71の2行目に含まれる3つのセルの
セル描画情報57ed,57ee,57efを管理する
リスト、セル描画情報リスト56fは、表の分割部分7
1の3行目に含まれる3つのセルのセル描画情報57f
d,57fe,57ffを管理するリストである。
は、表の分割部分71の2行目に含まれる3つのセルの
セル描画情報57ed,57ee,57efを管理する
リスト、セル描画情報リスト56fは、表の分割部分7
1の3行目に含まれる3つのセルのセル描画情報57f
d,57fe,57ffを管理するリストである。
【0087】以上のように構成された本実施の形態の文
書編集装置について、以下その文書編集装置方法を、図
10〜図17のフローチャートに沿って説明する。
書編集装置について、以下その文書編集装置方法を、図
10〜図17のフローチャートに沿って説明する。
【0088】まず、操作者が、入力装置4により、文書
データを文書データ記憶手段8に格納し、書式情報を書
式情報記憶手段9に格納する。そして、操作者により文
書編集機能の開始指令が入力されると、文書編集装置は
図10のフローチャートに従って組版処理を開始する。
データを文書データ記憶手段8に格納し、書式情報を書
式情報記憶手段9に格納する。そして、操作者により文
書編集機能の開始指令が入力されると、文書編集装置は
図10のフローチャートに従って組版処理を開始する。
【0089】図10は本発明の一実施の形態における文
書編集方法のメイン処理のフローチャートである。
書編集方法のメイン処理のフローチャートである。
【0090】図10において、文字組版手段10は、ま
ず、書式情報記憶手段9に記憶された書式情報を取得
し、書式情報中のページ管理内にある表IDを調べ、前
ページから続いている分割された表の分割部分が存在す
るか否かを調べる(S1)。ここで、前ページから続い
ている分割された表の分割部分が存在する場合は、文字
組版手段10は、表分割手段11に処理を引き継ぎ、S
6に移行する。
ず、書式情報記憶手段9に記憶された書式情報を取得
し、書式情報中のページ管理内にある表IDを調べ、前
ページから続いている分割された表の分割部分が存在す
るか否かを調べる(S1)。ここで、前ページから続い
ている分割された表の分割部分が存在する場合は、文字
組版手段10は、表分割手段11に処理を引き継ぎ、S
6に移行する。
【0091】前ページから続いている分割された表の分
割部分が存在しない場合は、文字組版手段10は、文書
データ記憶手段8に格納された文書データに、組版すべ
き次の文字コードが存在するかどうかを調べる(S
2)。ここで、文書データに組版すべき文字コードが存
在しない場合には、組版が終了したと判断して、組版処
理を終了する。
割部分が存在しない場合は、文字組版手段10は、文書
データ記憶手段8に格納された文書データに、組版すべ
き次の文字コードが存在するかどうかを調べる(S
2)。ここで、文書データに組版すべき文字コードが存
在しない場合には、組版が終了したと判断して、組版処
理を終了する。
【0092】組版すべき文字コードが存在する場合、文
字組版手段10は、文書データ記憶手段8より次の1文
字の文字コードを取得する(S3)。次に、文字組版手
段10は、取得した文字コードが表コードかどうかを判
断し(S4)、表コードではないと判断した場合は、文
字の組版処理である本文組版処理を行い(S5)、次の
文字コードを取得すべく、S2の処理に戻る。ここで、
表コードとは、文章中に表が挿入されることを示すコー
ドであり、表IDを含むコードである。一方、取得した
文字コードが表コードと判断した場合は、文字組版手段
10は、表分割手段11に処理を引き継ぎ、表組版処理
を行った後に(S6)、再びS2の処理に戻る。
字組版手段10は、文書データ記憶手段8より次の1文
字の文字コードを取得する(S3)。次に、文字組版手
段10は、取得した文字コードが表コードかどうかを判
断し(S4)、表コードではないと判断した場合は、文
字の組版処理である本文組版処理を行い(S5)、次の
文字コードを取得すべく、S2の処理に戻る。ここで、
表コードとは、文章中に表が挿入されることを示すコー
ドであり、表IDを含むコードである。一方、取得した
文字コードが表コードと判断した場合は、文字組版手段
10は、表分割手段11に処理を引き継ぎ、表組版処理
を行った後に(S6)、再びS2の処理に戻る。
【0093】次にS6における表組版処理について説明
する。図11は表組版処理のフローチャートである。
する。図11は表組版処理のフローチャートである。
【0094】図11において、表分割手段11は、表コ
ード中の表IDを参照し、その表IDにより特定される
表オブジェクト20を文書データ記憶手段8に記憶され
た文書データから取得する(S10)。次に、表分割手
段11は、書式情報記憶手段9に記憶されているページ
又は段の組版領域を参照しながら、そのページ内又は段
内で表を組版することが可能な領域(表組版可能領域)
を算出する(S11)。ここでは、表組版可能領域の行
送り方向の長さcが算出される。次いで、S10で取得
した表オブジェクト20とS11で算出した表組版可能
領域とに基づいて、表分割組版処理が行われる(S1
2)。この表分割組版処理では、表を表組版可能領域に
入る大きさに分割し、分割された表の分割部分を組版す
る処理を行うが、詳細については後述する。この表分割
組版処理で行われた処理の結果が、表分割手段11によ
り分割結果を表すパラメータに設定される。表の分割が
すべて終了した場合には、分割結果を表すパラメータに
「終了」が設定され、表の分割を行ったがまだすべては
終了していない場合には、分割結果を表すパラメータに
「分割中」が設定され、表の分割を行ってもその分割部
分の最初の行が表組版可能領域に入りきらなかった場合
には、分割結果を表すパラメータに「未使用」が設定さ
れる。
ード中の表IDを参照し、その表IDにより特定される
表オブジェクト20を文書データ記憶手段8に記憶され
た文書データから取得する(S10)。次に、表分割手
段11は、書式情報記憶手段9に記憶されているページ
又は段の組版領域を参照しながら、そのページ内又は段
内で表を組版することが可能な領域(表組版可能領域)
を算出する(S11)。ここでは、表組版可能領域の行
送り方向の長さcが算出される。次いで、S10で取得
した表オブジェクト20とS11で算出した表組版可能
領域とに基づいて、表分割組版処理が行われる(S1
2)。この表分割組版処理では、表を表組版可能領域に
入る大きさに分割し、分割された表の分割部分を組版す
る処理を行うが、詳細については後述する。この表分割
組版処理で行われた処理の結果が、表分割手段11によ
り分割結果を表すパラメータに設定される。表の分割が
すべて終了した場合には、分割結果を表すパラメータに
「終了」が設定され、表の分割を行ったがまだすべては
終了していない場合には、分割結果を表すパラメータに
「分割中」が設定され、表の分割を行ってもその分割部
分の最初の行が表組版可能領域に入りきらなかった場合
には、分割結果を表すパラメータに「未使用」が設定さ
れる。
【0095】次に、表分割手段11は、分割結果を表す
パラメータの設定が「終了」か「未使用」か「分割中」
かについての判定をする(S13)。
パラメータの設定が「終了」か「未使用」か「分割中」
かについての判定をする(S13)。
【0096】分割結果を表すパラメータの設定が「分割
中」であると判定した場合は、表分割手段11は、次
に、段末まで組版したか否かを判定する(S15)。
中」であると判定した場合は、表分割手段11は、次
に、段末まで組版したか否かを判定する(S15)。
【0097】ここで、まだ段末まで組版していない場合
は、まだこの段において表組版可能領域が作成できるの
で、続けて表の組版を行うべく、S11の処理に戻る。
は、まだこの段において表組版可能領域が作成できるの
で、続けて表の組版を行うべく、S11の処理に戻る。
【0098】S13において、分割結果を表すパラメー
タの設定が「終了」であると判定した場合、又はS15
において段末まで組版したと判定した場合は、表分割手
段11は、S12の表分割組版処理の結果、この段にお
いて表の組版領域が1つでも作成されたか否かを判定す
る(S16)。
タの設定が「終了」であると判定した場合、又はS15
において段末まで組版したと判定した場合は、表分割手
段11は、S12の表分割組版処理の結果、この段にお
いて表の組版領域が1つでも作成されたか否かを判定す
る(S16)。
【0099】ここで、この段において表の組版領域が1
つも作成されていないと判定した場合は、表組版処理を
終了する。
つも作成されていないと判定した場合は、表組版処理を
終了する。
【0100】一方、この段において表の組版領域が1つ
でも作成されたと判定した場合は、この段に分割された
表が存在することを記憶するため、書式情報記憶手段9
内のページ管理情報に表IDを登録し(S17)、表組
版処理を終了する。
でも作成されたと判定した場合は、この段に分割された
表が存在することを記憶するため、書式情報記憶手段9
内のページ管理情報に表IDを登録し(S17)、表組
版処理を終了する。
【0101】尚、S13において、表分割手段11は、
分割結果を表すパラメータの設定が「未使用」であると
判定した場合、表組版可能領域を削除し(S14)、S
15を経てS11の処理に戻る。この結果、段末でなけ
れば再びその段の新しい表組版可能領域から、段末であ
れば次のページ又は次の段から表の組版がされることに
なる。
分割結果を表すパラメータの設定が「未使用」であると
判定した場合、表組版可能領域を削除し(S14)、S
15を経てS11の処理に戻る。この結果、段末でなけ
れば再びその段の新しい表組版可能領域から、段末であ
れば次のページ又は次の段から表の組版がされることに
なる。
【0102】このようにして登録された表は、文書デー
タ記憶手段8に記憶され、実際の表示や印刷等の出力装
置6への出力の際には、表組版手段16によって、それ
ぞれのページ又は段において、分割管理情報33に基づ
き出力される。
タ記憶手段8に記憶され、実際の表示や印刷等の出力装
置6への出力の際には、表組版手段16によって、それ
ぞれのページ又は段において、分割管理情報33に基づ
き出力される。
【0103】次にS12における表分割組版処理につい
て説明する。図12及び図13は表分割組版処理のフロ
ーチャートである。
て説明する。図12及び図13は表分割組版処理のフロ
ーチャートである。
【0104】図12及び図13において、まず、表分割
手段11は、新たな表の分割に対する情報を設定すべ
く、分割管理情報33を新規に作成する(S20)。
手段11は、新たな表の分割に対する情報を設定すべ
く、分割管理情報33を新規に作成する(S20)。
【0105】次に、表分割手段11は、新規に作成した
分割管理情報33の分割矩形領域34に、S11で算出
した組版可能領域を設定し、また、当該分割管理情報3
3の表示ページ番号35に現在組版を行っているページ
の番号を、当該分割管理情報33の表示段番号36に現
在組版を行っている段の番号を設定する(S21)。
分割管理情報33の分割矩形領域34に、S11で算出
した組版可能領域を設定し、また、当該分割管理情報3
3の表示ページ番号35に現在組版を行っているページ
の番号を、当該分割管理情報33の表示段番号36に現
在組版を行っている段の番号を設定する(S21)。
【0106】次に、表分割手段11は、現在分割処理を
行っている表オブジェクト20の分割管理リスト29に
分割管理情報33が1つでも登録されているか否かを、
文書データ記憶手段8に記憶された表オブジェクト20
の分割管理リスト29を参照して判定する(S22)。
行っている表オブジェクト20の分割管理リスト29に
分割管理情報33が1つでも登録されているか否かを、
文書データ記憶手段8に記憶された表オブジェクト20
の分割管理リスト29を参照して判定する(S22)。
【0107】ここで、当該分割管理リスト29に分割管
理情報33が1つも登録されていない場合、これが最初
の分割管理情報なので、表分割手段11は、当該分割管
理情報33の開始行番号37に「1行」を設定する(S
23)。
理情報33が1つも登録されていない場合、これが最初
の分割管理情報なので、表分割手段11は、当該分割管
理情報33の開始行番号37に「1行」を設定する(S
23)。
【0108】一方、当該分割管理リスト29に分割管理
情報33が既に1つでも登録されている場合、新規に作
成した分割管理情報33よりも1つ前の分割管理情報
(以下、「前の分割管理情報33’」という。)が存在
するので、表分割手段11は、分割管理リスト29か
ら、前の分割管理情報33’を取得し(S24)、当該
前の分割管理情報33’の終了行番号38の値に1行を
加えた値を、新規に作成した分割管理情報33の開始行
番号37に設定する(S25)。
情報33が既に1つでも登録されている場合、新規に作
成した分割管理情報33よりも1つ前の分割管理情報
(以下、「前の分割管理情報33’」という。)が存在
するので、表分割手段11は、分割管理リスト29か
ら、前の分割管理情報33’を取得し(S24)、当該
前の分割管理情報33’の終了行番号38の値に1行を
加えた値を、新規に作成した分割管理情報33の開始行
番号37に設定する(S25)。
【0109】次に、表分割手段11は、内部変数として
保持している現在の使用行数を表す変数a及び行送り方
向に組版した表の長さを表す変数bをそれぞれ0に初期
化する(S26)。
保持している現在の使用行数を表す変数a及び行送り方
向に組版した表の長さを表す変数bをそれぞれ0に初期
化する(S26)。
【0110】次に、表分割手段11は、分割管理情報3
3の分割矩形領域34を参照し、行送り方向に組版した
表の長さbが表組版可能領域の行送り方向の長さcより
小さく、かつ、表オブジェクト20の行情報リスト28
にまだ調べるべき行情報30が存在するか否かを判定す
る(S27)。
3の分割矩形領域34を参照し、行送り方向に組版した
表の長さbが表組版可能領域の行送り方向の長さcより
小さく、かつ、表オブジェクト20の行情報リスト28
にまだ調べるべき行情報30が存在するか否かを判定す
る(S27)。
【0111】ここで、両者のうち何れかが否定的な場
合、それまでの組版結果を判定すべくS32に移行す
る。
合、それまでの組版結果を判定すべくS32に移行す
る。
【0112】一方、両者がともに肯定的な場合は、表分
割手段11は、表オブジェクト20の行情報リスト28
より新たな行情報30を取得し(S28)、その行情報
30が表組版可能領域内に収まるかどうかを調べるべ
く、新たな行情報30の行高31の値dを現在の行送り
方向に組版した表の長さbに加算した値b+dが、表組
版可能領域の行送り方向の長さc以下か否かを判定する
(S29)。
割手段11は、表オブジェクト20の行情報リスト28
より新たな行情報30を取得し(S28)、その行情報
30が表組版可能領域内に収まるかどうかを調べるべ
く、新たな行情報30の行高31の値dを現在の行送り
方向に組版した表の長さbに加算した値b+dが、表組
版可能領域の行送り方向の長さc以下か否かを判定する
(S29)。
【0113】ここで、新しい行送り方向に組版した表の
長さ(b+d)が表組版可能領域に収まらないと判定さ
れた場合(すなわち、b+d>cの場合)、このループ
を抜けるべくS32に移行する。
長さ(b+d)が表組版可能領域に収まらないと判定さ
れた場合(すなわち、b+d>cの場合)、このループ
を抜けるべくS32に移行する。
【0114】一方、新しい行送り方向に組版した表の長
さ(b+d)が表組版可能領域に収まると判定された場
合(すなわち、b+d≦cの場合)、表分割手段11
は、b+dの値を新たな行送り方向に組版した表の長さ
としてbに設定する(すなわち、b+dの値をを変数b
に代入する)とともに、現在の使用行数aに1行加算す
る(S30)。
さ(b+d)が表組版可能領域に収まると判定された場
合(すなわち、b+d≦cの場合)、表分割手段11
は、b+dの値を新たな行送り方向に組版した表の長さ
としてbに設定する(すなわち、b+dの値をを変数b
に代入する)とともに、現在の使用行数aに1行加算す
る(S30)。
【0115】次に、表分割手段11は、現在までの行送
り方向に組版した表の長さbと表組版可能領域の行送り
方向の長さcとが等しいか否かを判定する(S31)。
り方向に組版した表の長さbと表組版可能領域の行送り
方向の長さcとが等しいか否かを判定する(S31)。
【0116】ここで、両者が等しくない(c≠b)場合
には、表組版可能領域にはまだ新しい行が収まる可能性
があるので、それを調べるべく、S27の処理に戻る。
には、表組版可能領域にはまだ新しい行が収まる可能性
があるので、それを調べるべく、S27の処理に戻る。
【0117】一方、両者が等しい(c=b)場合には、
表組版可能領域にはこれ以上新しい行は収まらないの
で、それまでの組版結果を判定すべく、S32に移行す
る。
表組版可能領域にはこれ以上新しい行は収まらないの
で、それまでの組版結果を判定すべく、S32に移行す
る。
【0118】S32においては、S27〜S31までの
ループ処理の結果を判定すべく、表分割手段11は、現
在の使用行数aが0行であるか否かを判定する。
ループ処理の結果を判定すべく、表分割手段11は、現
在の使用行数aが0行であるか否かを判定する。
【0119】ここで、現在の使用行数aが0行であると
判定された場合、表組版可能領域には1行も収まらなか
ったこととなるため、表分割手段11は、新たに作成し
た分割管理情報33を削除し(S33)、分割結果を表
すパラメータを「未使用」に設定し、表分割組版処理を
終了する(S35)。
判定された場合、表組版可能領域には1行も収まらなか
ったこととなるため、表分割手段11は、新たに作成し
た分割管理情報33を削除し(S33)、分割結果を表
すパラメータを「未使用」に設定し、表分割組版処理を
終了する(S35)。
【0120】一方、現在の使用行数aが0行ではないと
判定された場合、表分割手段11は、分割管理情報33
の終了行番号38に、開始行番号37の値に現在の使用
行数aを加えた値から1を引いた値を設定する(S3
6)。
判定された場合、表分割手段11は、分割管理情報33
の終了行番号38に、開始行番号37の値に現在の使用
行数aを加えた値から1を引いた値を設定する(S3
6)。
【0121】次に、表分割手段11は、表オブジェクト
20の組方向25を調べ、組方向が横組であるか縦組で
あるかを判定する(S37)。
20の組方向25を調べ、組方向が横組であるか縦組で
あるかを判定する(S37)。
【0122】ここで、組方向が横組と判定した場合、表
分割手段11は、分割管理情報33内の分割矩形領域3
4の外枠の高さを横組用に設定する。すなわち、分割矩
形領域34には、(表の分割部分65の外枠の左上隅の
X座標,表の分割部分65の外枠の左上隅のY座標,表
の分割部分65の外枠の幅,表の分割部分65の外枠の
高さ)が格納されているが、このうち、「表の分割部分
65の外枠の高さ」に、行送り方向に組版した表の長さ
bを設定する(S38)。
分割手段11は、分割管理情報33内の分割矩形領域3
4の外枠の高さを横組用に設定する。すなわち、分割矩
形領域34には、(表の分割部分65の外枠の左上隅の
X座標,表の分割部分65の外枠の左上隅のY座標,表
の分割部分65の外枠の幅,表の分割部分65の外枠の
高さ)が格納されているが、このうち、「表の分割部分
65の外枠の高さ」に、行送り方向に組版した表の長さ
bを設定する(S38)。
【0123】一方、組方向が縦組と判定した場合、表分
割手段11は、分割管理情報33内の分割矩形領域34
の外枠の幅を縦組用に設定する。すなわち、上記分割矩
形領域34に設定されたパラメータのうち、「表の分割
部分65の外枠の左上隅のX座標」に、表組版可能領域
の行送り方向の長さcから行送り方向に組版した表の長
さbを引いた値に表組版可能領域の左上隅のX座標(X
1)を加えた値を設定する(S39)。そして、「表の
分割部分65の外枠の幅」に、行送り方向に組版した表
の長さbを設定する(S40)。
割手段11は、分割管理情報33内の分割矩形領域34
の外枠の幅を縦組用に設定する。すなわち、上記分割矩
形領域34に設定されたパラメータのうち、「表の分割
部分65の外枠の左上隅のX座標」に、表組版可能領域
の行送り方向の長さcから行送り方向に組版した表の長
さbを引いた値に表組版可能領域の左上隅のX座標(X
1)を加えた値を設定する(S39)。そして、「表の
分割部分65の外枠の幅」に、行送り方向に組版した表
の長さbを設定する(S40)。
【0124】次に、表分割手段11は、枠線の線種や座
標等の描画情報についての設定処理である描画リスト登
録処理を行う(S41)。この描画リスト登録処理の内
容の詳細については後述する。
標等の描画情報についての設定処理である描画リスト登
録処理を行う(S41)。この描画リスト登録処理の内
容の詳細については後述する。
【0125】次いで、表分割手段11は、各種パラメー
タの設定を終えた分割管理情報33を、表オブジェクト
20内の分割管理リスト29のリスト末尾に追加登録す
る(S42)。
タの設定を終えた分割管理情報33を、表オブジェクト
20内の分割管理リスト29のリスト末尾に追加登録す
る(S42)。
【0126】次に、表分割手段11は、S42で新たに
分割管理リスト29に登録した分割管理情報33の終了
行番号38の値が表全体の最終行の行数よりも小さいか
否かを判定する(S43)。
分割管理リスト29に登録した分割管理情報33の終了
行番号38の値が表全体の最終行の行数よりも小さいか
否かを判定する(S43)。
【0127】ここで、終了行番号38の値が表全体の最
終行の行数よりも小さい場合、まだ表の分割がすべて終
了していないので、表分割手段11は、分割結果を表す
パラメータを「分割中」に設定し、表分割組版処理を終
了する(S44)。
終行の行数よりも小さい場合、まだ表の分割がすべて終
了していないので、表分割手段11は、分割結果を表す
パラメータを「分割中」に設定し、表分割組版処理を終
了する(S44)。
【0128】一方、終了行番号38の値が表全体の最終
行の行数と等しい場合、表の分割がすべて終了している
ので、表分割手段11は、分割結果を表すパラメータを
「終了」に設定し、表分割組版処理を終了する(S4
5)。
行の行数と等しい場合、表の分割がすべて終了している
ので、表分割手段11は、分割結果を表すパラメータを
「終了」に設定し、表分割組版処理を終了する(S4
5)。
【0129】次に、S41における描画リスト登録処理
について説明する。図14は描画リスト登録処理のフロ
ーチャートである。
について説明する。図14は描画リスト登録処理のフロ
ーチャートである。
【0130】図14において、表分割手段11は、開始
Y座標Ycurを0に初期化する。ここで、開始Y座標
Ycurとは、横組においては表の分割部分を組版する
際の表の分割部分の外枠罫線の左上隅のY座標を、縦組
においては表の分割部分を組版する際の表の分割部分の
外枠罫線の右上隅のY座標を指定するパラメータであ
る。
Y座標Ycurを0に初期化する。ここで、開始Y座標
Ycurとは、横組においては表の分割部分を組版する
際の表の分割部分の外枠罫線の左上隅のY座標を、縦組
においては表の分割部分を組版する際の表の分割部分の
外枠罫線の右上隅のY座標を指定するパラメータであ
る。
【0131】次に、表分割手段11は、表オブジェクト
20内の組方向25が横組であるか縦組であるかを判定
する(S51)。
20内の組方向25が横組であるか縦組であるかを判定
する(S51)。
【0132】ここで、組方向が横組の場合、表分割手段
11は、開始X座標Xcurを0に初期化する(S5
2)。
11は、開始X座標Xcurを0に初期化する(S5
2)。
【0133】一方、組方向が縦組の場合、表分割手段1
1は、開始X座標Xcurを分割管理情報33内の分割
矩形領域34の幅に設定する。すなわち、分割矩形領域
34には、(表の分割部分65の外枠の左上隅のX座
標,表の分割部分65の外枠の左上隅のY座標,表の分
割部分65の外枠の幅,表の分割部分65の外枠の高
さ)が格納されているが、このうち、「表の分割部分6
5の外枠の幅」を、開始X座標Xcurに設定する(S
53)。ここで、開始X座標Xcurとは、横組におい
ては表の分割部分を組版する際の表の分割部分の外枠罫
線の左上隅のX座標を、縦組においては表の分割部分を
組版する際の表の分割部分の外枠罫線の右上隅のX座標
を指定するパラメータである。
1は、開始X座標Xcurを分割管理情報33内の分割
矩形領域34の幅に設定する。すなわち、分割矩形領域
34には、(表の分割部分65の外枠の左上隅のX座
標,表の分割部分65の外枠の左上隅のY座標,表の分
割部分65の外枠の幅,表の分割部分65の外枠の高
さ)が格納されているが、このうち、「表の分割部分6
5の外枠の幅」を、開始X座標Xcurに設定する(S
53)。ここで、開始X座標Xcurとは、横組におい
ては表の分割部分を組版する際の表の分割部分の外枠罫
線の左上隅のX座標を、縦組においては表の分割部分を
組版する際の表の分割部分の外枠罫線の右上隅のX座標
を指定するパラメータである。
【0134】次に、表分割手段11は、内部変数として
有する描画行数を表す変数eに分割管理情報33内の終
了行番号38の値から開始行番号37の値を引いたもの
に1を加えた値を設定する(S54)。
有する描画行数を表す変数eに分割管理情報33内の終
了行番号38の値から開始行番号37の値を引いたもの
に1を加えた値を設定する(S54)。
【0135】次に、表分割手段11は、内部変数として
有する描画カウント変数iを0に初期化し、表オブジェ
クト20内の行情報リスト28より、開始行番号37の
値に対応する行情報30の格納位置を取得し、さらに、
内部変数として有する現在の行番号jに開始行番号37
の値を設定する(S55)。
有する描画カウント変数iを0に初期化し、表オブジェ
クト20内の行情報リスト28より、開始行番号37の
値に対応する行情報30の格納位置を取得し、さらに、
内部変数として有する現在の行番号jに開始行番号37
の値を設定する(S55)。
【0136】次に、表分割手段11は、描画カウント変
数iが描画行数eよりも小さいか否かを判定する(S5
6)。
数iが描画行数eよりも小さいか否かを判定する(S5
6)。
【0137】ここで、描画カウント変数iと描画行数e
とが等しい(i=e)場合、この表の分割部分において
は描画すべき行情報が既に存在しないことから、表分割
手段11は、描画リスト登録処理を終了する(S6
0)。
とが等しい(i=e)場合、この表の分割部分において
は描画すべき行情報が既に存在しないことから、表分割
手段11は、描画リスト登録処理を終了する(S6
0)。
【0138】一方、描画カウント変数iが描画行数eよ
りも小さい(i<e)場合、この表の分割部分におい
て、まだ描画すべき行情報が存在することから、表分割
手段11は、現在の行番号jの行情報30を、表オブジ
ェクト20内の行情報リスト28から取得するととも
に、次行の行情報の格納位置を行情報リスト28より取
得しておく(S57)。
りも小さい(i<e)場合、この表の分割部分におい
て、まだ描画すべき行情報が存在することから、表分割
手段11は、現在の行番号jの行情報30を、表オブジ
ェクト20内の行情報リスト28から取得するととも
に、次行の行情報の格納位置を行情報リスト28より取
得しておく(S57)。
【0139】そして、表分割手段11は、取得した行情
報に対する描画リスト登録処理を行う(S58)。こ
の、描画リスト登録処理は、表の分割部分の枠罫線に関
する横罫線描画情報47,縦罫線描画情報52及びセル
描画情報57をそれぞれのリスト46,51,56に登
録する処理であるが、その詳細については後述する。
報に対する描画リスト登録処理を行う(S58)。こ
の、描画リスト登録処理は、表の分割部分の枠罫線に関
する横罫線描画情報47,縦罫線描画情報52及びセル
描画情報57をそれぞれのリスト46,51,56に登
録する処理であるが、その詳細については後述する。
【0140】次に、表分割手段11は、描画カウント変
数iに1を加算し、現在の行番号jに1を加算して(S
59)、再びS56の処理に戻る。
数iに1を加算し、現在の行番号jに1を加算して(S
59)、再びS56の処理に戻る。
【0141】次に、S58における行の描画リスト登録
処理について説明する。図15は行の描画リスト登録処
理のフローチャートである。
処理について説明する。図15は行の描画リスト登録処
理のフローチャートである。
【0142】図15において、まず、表分割手段11
は、行情報30の行高31の値h1を取得するととも
に、内部変数として保持する現在の列番号kを0に設定
する(S61)。
は、行情報30の行高31の値h1を取得するととも
に、内部変数として保持する現在の列番号kを0に設定
する(S61)。
【0143】次に、表分割手段11は、表オブジェクト
20の組方向25が縦組か横組かを判定する(S6
2)。
20の組方向25が縦組か横組かを判定する(S6
2)。
【0144】そして、組方向25が縦組の場合は、縦組
用の座標設定を行うべく、表分割手段11は、開始X座
標Xcurから行高31の値を減算し、開始Y座標Yc
urに0を設定する(S63)。尚、組方向が横組の場
合は、XcurとYcurとは後で設定するため、ここ
では何もしない。
用の座標設定を行うべく、表分割手段11は、開始X座
標Xcurから行高31の値を減算し、開始Y座標Yc
urに0を設定する(S63)。尚、組方向が横組の場
合は、XcurとYcurとは後で設定するため、ここ
では何もしない。
【0145】次に、表分割手段11は、行情報30のセ
ルリスト32内にまだ描画すべきセルが存在するか否か
を判定する(S64)。
ルリスト32内にまだ描画すべきセルが存在するか否か
を判定する(S64)。
【0146】ここで、セルリスト32内にまだ描画すべ
きセルが存在する場合には、表分割手段11は、次に、
行情報30のセルリスト32より、新しいセルのセル情
報42を取得する(S65)。ここで、セル情報42
は、上述のように、セルサイズ情報43、線種属性44
及び書式情報45からなり、セルサイズ情報43は、セ
ルの組版時の幅Wc及び高さHcが格納されている。
きセルが存在する場合には、表分割手段11は、次に、
行情報30のセルリスト32より、新しいセルのセル情
報42を取得する(S65)。ここで、セル情報42
は、上述のように、セルサイズ情報43、線種属性44
及び書式情報45からなり、セルサイズ情報43は、セ
ルの組版時の幅Wc及び高さHcが格納されている。
【0147】次に、表分割手段11は、セル描画情報5
7及び横罫線描画情報47,縦罫線描画情報52の登録
をするための一時的な作業用の矩形領域情報を生成する
(S66)。この作業用の矩形領域情報は、(矩形領域
の左上隅のX座標Xtmp,矩形領域の左上隅のY座標
Ytmp,矩形領域の幅Wtmp,矩形領域の高さHt
mp)の4つのパラメータからなる。S66において
は、矩形領域の左上隅のX座標Xtmpに開始X座標X
curを設定し、矩形領域の左上隅のY座標Ytmpに
開始Y座標Ycurを設定する。また、矩形領域の幅W
tmpには、取得したセル情報42のセルサイズ情報4
3に格納されたセルのX方向の長さを示す幅Wcを設定
する。また、矩形領域の高さHtmpには、取得したセ
ル情報42のセルサイズ情報43に格納されたセルのY
方向の長さを示す高さHcを設定する。
7及び横罫線描画情報47,縦罫線描画情報52の登録
をするための一時的な作業用の矩形領域情報を生成する
(S66)。この作業用の矩形領域情報は、(矩形領域
の左上隅のX座標Xtmp,矩形領域の左上隅のY座標
Ytmp,矩形領域の幅Wtmp,矩形領域の高さHt
mp)の4つのパラメータからなる。S66において
は、矩形領域の左上隅のX座標Xtmpに開始X座標X
curを設定し、矩形領域の左上隅のY座標Ytmpに
開始Y座標Ycurを設定する。また、矩形領域の幅W
tmpには、取得したセル情報42のセルサイズ情報4
3に格納されたセルのX方向の長さを示す幅Wcを設定
する。また、矩形領域の高さHtmpには、取得したセ
ル情報42のセルサイズ情報43に格納されたセルのY
方向の長さを示す高さHcを設定する。
【0148】次に、表分割手段11は、セル描画情報登
録処理を行う(S67)。このセル描画情報登録処理の
詳細については後述する。
録処理を行う(S67)。このセル描画情報登録処理の
詳細については後述する。
【0149】次に、表分割手段11は、罫線描画情報登
録処理を行う(S68)。この罫線描画情報登録処理の
詳細についても後述する。
録処理を行う(S68)。この罫線描画情報登録処理の
詳細についても後述する。
【0150】次に、表分割手段11は、表オブジェクト
20の組方向25が縦組か横組かを判定する(S6
9)。
20の組方向25が縦組か横組かを判定する(S6
9)。
【0151】ここで、組方向が横組の場合、表分割手段
11は、開始X座標Xcurにセル情報42のセルサイ
ズ情報43に格納されたセルの幅Wcを加算して、同行
次列のセルが存在した時のために開始座標Xを右方向に
ずらしておく(S70)。
11は、開始X座標Xcurにセル情報42のセルサイ
ズ情報43に格納されたセルの幅Wcを加算して、同行
次列のセルが存在した時のために開始座標Xを右方向に
ずらしておく(S70)。
【0152】一方、組方向が縦組の場合、表分割手段1
1は、開始Y座標Ycurにセル情報42のセルサイズ
情報43に格納されたセルの高さHを加算して、同行次
列のセルが存在した時のために開始座標Yを下方向にず
らしておく(S71)。
1は、開始Y座標Ycurにセル情報42のセルサイズ
情報43に格納されたセルの高さHを加算して、同行次
列のセルが存在した時のために開始座標Yを下方向にず
らしておく(S71)。
【0153】次に、表分割手段11は、現在の列番号k
に1を加算し(S72)、再びS64の処理に戻る。
に1を加算し(S72)、再びS64の処理に戻る。
【0154】S64において、表分割手段11は、セル
リスト32内にすでに描画すべきセルが存在しない場合
には、表オブジェクト20の組方向25が縦組か横組か
を判定する(S73)。
リスト32内にすでに描画すべきセルが存在しない場合
には、表オブジェクト20の組方向25が縦組か横組か
を判定する(S73)。
【0155】そして、組方向25が横組の場合は、横組
用の座標設定を行うべく、表分割手段11は、開始Y座
標Ycurに行高31の値を加算し、開始X座標Xcu
rに0を設定する(S74)。尚、組方向が縦組の場合
は、XcurとYcurとはS63で既に設定されてい
るため、ここでは何もしない。
用の座標設定を行うべく、表分割手段11は、開始Y座
標Ycurに行高31の値を加算し、開始X座標Xcu
rに0を設定する(S74)。尚、組方向が縦組の場合
は、XcurとYcurとはS63で既に設定されてい
るため、ここでは何もしない。
【0156】以上の処理を行った後、この行の描画リス
ト登録処理を終了する。
ト登録処理を終了する。
【0157】次に、S67におけるセル描画情報登録処
理について説明する。図16はセル描画情報登録処理の
フローチャートである。
理について説明する。図16はセル描画情報登録処理の
フローチャートである。
【0158】図16において、まず、表分割手段11
は、新規にセル描画情報57を生成する(S80)。こ
のセル描画情報57は、上述のように、行番号58、列
番号59、矩形領域情報60、及びセルポインタ61か
ら構成されており、また、矩形領域情報60には、(セ
ルの左上隅のX座標Xcell,セルの左上隅のY座標
Ycell,セルの幅Wcell,セルの高さHcel
l)の4つのパラメータが格納されている。
は、新規にセル描画情報57を生成する(S80)。こ
のセル描画情報57は、上述のように、行番号58、列
番号59、矩形領域情報60、及びセルポインタ61か
ら構成されており、また、矩形領域情報60には、(セ
ルの左上隅のX座標Xcell,セルの左上隅のY座標
Ycell,セルの幅Wcell,セルの高さHcel
l)の4つのパラメータが格納されている。
【0159】次に、表分割手段11は、新規に生成した
セル描画情報57の行番号58に現在の行番号jを設定
し、当該セル描画情報57の列番号58に現在の列番号
kを設定し、また、矩形領域情報60に格納された各パ
ラメータに、前に生成した作業用の矩形領域情報の対応
する4つのパラメータをそれぞれ設定し、さらに、セル
ポインタ61に対象のセルへのポインタを設定する(S
81)。
セル描画情報57の行番号58に現在の行番号jを設定
し、当該セル描画情報57の列番号58に現在の列番号
kを設定し、また、矩形領域情報60に格納された各パ
ラメータに、前に生成した作業用の矩形領域情報の対応
する4つのパラメータをそれぞれ設定し、さらに、セル
ポインタ61に対象のセルへのポインタを設定する(S
81)。
【0160】次に、表分割手段11は、新規に生成した
セル描画情報57を、セル描画情報リスト56のリスト
末尾に登録し(S82)、このセル描画情報登録処理を
終了する。
セル描画情報57を、セル描画情報リスト56のリスト
末尾に登録し(S82)、このセル描画情報登録処理を
終了する。
【0161】次に、S68における罫線描画情報登録処
理について説明する。図17は罫線描画情報登録処理の
フローチャートである。
理について説明する。図17は罫線描画情報登録処理の
フローチャートである。
【0162】図17において、まず、表分割手段11
は、セル情報42の線種属性44より上下左右の線種情
報44a,44b,44c,44dを取得する(S8
5)。
は、セル情報42の線種属性44より上下左右の線種情
報44a,44b,44c,44dを取得する(S8
5)。
【0163】次に、表分割手段11は、前に作成した作
業用の矩形領域情報(Xtmp,Ytmp,Wtmp,
Htmp)から、左上、右上、左下、右下の4つのセル
の頂点の座標(Xlu,Ylu),(Xru,Yr
u),(Xlb,Ylb),(Xrb,Yrb)を算出
する(S86)。すなわち、それぞれ、(Xlu,Yl
u)=(Xtmp,Ytmp),(Xru,Yru)=
(Xtmp+Wtmp,Ytmp),(Xlb,Yl
b)=(Xtmp,Ytmp+Htmp),(Xrb,
Yrb)=(Xtmp+Wtmp,Ytmp+Htm
p)とする。
業用の矩形領域情報(Xtmp,Ytmp,Wtmp,
Htmp)から、左上、右上、左下、右下の4つのセル
の頂点の座標(Xlu,Ylu),(Xru,Yr
u),(Xlb,Ylb),(Xrb,Yrb)を算出
する(S86)。すなわち、それぞれ、(Xlu,Yl
u)=(Xtmp,Ytmp),(Xru,Yru)=
(Xtmp+Wtmp,Ytmp),(Xlb,Yl
b)=(Xtmp,Ytmp+Htmp),(Xrb,
Yrb)=(Xtmp+Wtmp,Ytmp+Htm
p)とする。
【0164】次に、表分割手段11は、セル情報42の
上線種情報44aに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S87)。
上線種情報44aに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S87)。
【0165】ここで、上線種情報44aに線種が設定さ
れていない場合(すなわち、「上線種なし」の場合)
は、上線を横罫線描画情報リスト46に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S91の処理に移行す
る。
れていない場合(すなわち、「上線種なし」の場合)
は、上線を横罫線描画情報リスト46に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S91の処理に移行す
る。
【0166】一方、上線種情報44aに線種が設定され
ている場合は、上線の線種を横罫線描画情報リスト46
に登録すべく、まず、表分割手段11は、横罫線描画情
報47を新規に生成し(S88)、次に、新規に生成し
た横罫線描画情報47の開始座標48の値(Xs1,Y
s1)に左上座標(Xlu,Ylu)を、終了座標49
の値(Xe1,Ye1)に右上座標(Xru,Yru)
を設定する。また、上線種情報44aに設定された線種
へのポインタを線種ポインタ50に設定し(S89)、
最後に、横罫線描画情報リスト46にこの新規に作成し
た横罫線描画情報47を登録する(S90)。このS9
0の登録処理においては、Y座標が等しい横罫線描画情
報47が1つの横罫線描画情報リスト46にまとめて登
録される。さらに、それぞれY座標の等しい横罫線描画
情報リスト群をリストにしたものが「横罫線描画情報リ
ストのリスト39」である。また、新規に作成された横
罫線描画情報47を横罫線描画情報リスト46に登録す
る際に、当該横罫線描画情報47の開始座標48又は終
了座標49が、既に登録されている横罫線描画情報(以
下、「横罫線描画情報47’」のように「’」を付して
表す。)の終了座標49又は開始座標48に一致し、か
つ、当該横罫線描画情報47の線種ポインタ50が既に
登録されている横罫線描画情報47’の線種ポインタ5
0’と等しい(線種が等しい)場合、すなわち、この2
つの横罫罫線描画情報47,47’を、既に登録されて
いる横罫線描画情報47’の終了座標49’又は開始座
標48’を変更することで1つの横罫線描画情報とでき
る場合は、横罫線描画情報47’の終了座標49’又は
開始座標48’が横罫線描画情報47の開始座標48又
は終了座標49に変更され、この新しく生成された横罫
線描画情報47は破棄される。
ている場合は、上線の線種を横罫線描画情報リスト46
に登録すべく、まず、表分割手段11は、横罫線描画情
報47を新規に生成し(S88)、次に、新規に生成し
た横罫線描画情報47の開始座標48の値(Xs1,Y
s1)に左上座標(Xlu,Ylu)を、終了座標49
の値(Xe1,Ye1)に右上座標(Xru,Yru)
を設定する。また、上線種情報44aに設定された線種
へのポインタを線種ポインタ50に設定し(S89)、
最後に、横罫線描画情報リスト46にこの新規に作成し
た横罫線描画情報47を登録する(S90)。このS9
0の登録処理においては、Y座標が等しい横罫線描画情
報47が1つの横罫線描画情報リスト46にまとめて登
録される。さらに、それぞれY座標の等しい横罫線描画
情報リスト群をリストにしたものが「横罫線描画情報リ
ストのリスト39」である。また、新規に作成された横
罫線描画情報47を横罫線描画情報リスト46に登録す
る際に、当該横罫線描画情報47の開始座標48又は終
了座標49が、既に登録されている横罫線描画情報(以
下、「横罫線描画情報47’」のように「’」を付して
表す。)の終了座標49又は開始座標48に一致し、か
つ、当該横罫線描画情報47の線種ポインタ50が既に
登録されている横罫線描画情報47’の線種ポインタ5
0’と等しい(線種が等しい)場合、すなわち、この2
つの横罫罫線描画情報47,47’を、既に登録されて
いる横罫線描画情報47’の終了座標49’又は開始座
標48’を変更することで1つの横罫線描画情報とでき
る場合は、横罫線描画情報47’の終了座標49’又は
開始座標48’が横罫線描画情報47の開始座標48又
は終了座標49に変更され、この新しく生成された横罫
線描画情報47は破棄される。
【0167】同様に、新規に作成された横罫線描画情報
47の開始座標48又は終了座標49が、既に登録され
ている横罫線描画情報47’の開始座標48’と終了座
標49’との間に含まれており、かつ、当該横罫線描画
情報47の線種ポインタ50が既に登録されている横罫
線描画情報47’の線種ポインタ50’と等しい(線種
が等しい)場合も、横罫線描画情報47は破棄される。
47の開始座標48又は終了座標49が、既に登録され
ている横罫線描画情報47’の開始座標48’と終了座
標49’との間に含まれており、かつ、当該横罫線描画
情報47の線種ポインタ50が既に登録されている横罫
線描画情報47’の線種ポインタ50’と等しい(線種
が等しい)場合も、横罫線描画情報47は破棄される。
【0168】例えば横組において、分割管理情報33内
の、1行1列目のセルの下線と、2行1列目のセルの上
線とは同じ座標と線種を持つ直線であるので、2行1列
目のセルの罫線描画情報登録処理時には、前記上線は横
罫線描画情報リスト46には登録されない。
の、1行1列目のセルの下線と、2行1列目のセルの上
線とは同じ座標と線種を持つ直線であるので、2行1列
目のセルの罫線描画情報登録処理時には、前記上線は横
罫線描画情報リスト46には登録されない。
【0169】次に、表分割手段11は、セル情報42の
下線種情報44bに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S91)。
下線種情報44bに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S91)。
【0170】ここで、下線種情報44bに線種が設定さ
れていない場合(すなわち、「下線種なし」の場合)
は、下線を横罫線描画情報リスト46に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S95に移行する。
れていない場合(すなわち、「下線種なし」の場合)
は、下線を横罫線描画情報リスト46に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S95に移行する。
【0171】一方、下線種情報44bに線種が設定され
ている場合は、下線の線種を横罫線描画情報リスト46
に登録すべく、まず、横罫線描画情報47を新規に生成
し(S92)、次に、新規に生成した横罫線描画情報4
7の開始座標48の値(Xs1,Ys1)に左下座標
(Xlb,Ylb)を、終了座標49の値(Xe1,Y
e1)に右下座標(Xrb,Yrb)を設定する。ま
た、下線種情報44bに設定された線種へのポインタを
線種ポインタ50に設定し(S93)、最後に、表分割
手段11は、横罫線描画情報リスト46にこの新規に作
成した横罫線描画情報47を登録する(S94)。この
S94の処理ではS90と同様、連続する横罫線の判定
及び統合を行った後に登録が行われる。
ている場合は、下線の線種を横罫線描画情報リスト46
に登録すべく、まず、横罫線描画情報47を新規に生成
し(S92)、次に、新規に生成した横罫線描画情報4
7の開始座標48の値(Xs1,Ys1)に左下座標
(Xlb,Ylb)を、終了座標49の値(Xe1,Y
e1)に右下座標(Xrb,Yrb)を設定する。ま
た、下線種情報44bに設定された線種へのポインタを
線種ポインタ50に設定し(S93)、最後に、表分割
手段11は、横罫線描画情報リスト46にこの新規に作
成した横罫線描画情報47を登録する(S94)。この
S94の処理ではS90と同様、連続する横罫線の判定
及び統合を行った後に登録が行われる。
【0172】次に、表分割手段11は、セル情報42の
左線種情報44cに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S95)。
左線種情報44cに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S95)。
【0173】ここで、左線種情報44cに線種が設定さ
れていない場合(すなわち、「左線種なし」の場合)
は、左線を縦罫線描画情報リスト51に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S99に移行する。
れていない場合(すなわち、「左線種なし」の場合)
は、左線を縦罫線描画情報リスト51に登録する必要が
ないので、次の処理に進むべく、S99に移行する。
【0174】一方、左線種情報44cに線種が設定され
ている場合は、左線の線種を縦罫線描画情報リスト51
に登録すべく、表分割手段11は、まず、縦罫線描画情
報52を新規に生成し(S96)、次に、新規に生成し
た縦罫線描画情報52の開始座標53の値(Xs2,Y
s2)に左上座標(Xlu,Ylu)を、終了座標54
の値(Xe2,Ye2)に左下座標(Xlb,Ylb)
を設定する。また、左線種情報44cに設定された線種
へのポインタを線種ポインタ55に設定し(S97)、
最後に、縦罫線描画情報リスト51にこの新規に作成し
た縦罫線描画情報52を登録する(S98)。このS9
8の登録処理においては、X座標が等しい縦罫線描画情
報52が1つの縦罫線描画情報リスト51にまとめて登
録される。さらに、それぞれX座標の等しい縦罫線描画
情報リスト群をリストにしたものが「縦罫線描画情報リ
ストのリスト40」である。
ている場合は、左線の線種を縦罫線描画情報リスト51
に登録すべく、表分割手段11は、まず、縦罫線描画情
報52を新規に生成し(S96)、次に、新規に生成し
た縦罫線描画情報52の開始座標53の値(Xs2,Y
s2)に左上座標(Xlu,Ylu)を、終了座標54
の値(Xe2,Ye2)に左下座標(Xlb,Ylb)
を設定する。また、左線種情報44cに設定された線種
へのポインタを線種ポインタ55に設定し(S97)、
最後に、縦罫線描画情報リスト51にこの新規に作成し
た縦罫線描画情報52を登録する(S98)。このS9
8の登録処理においては、X座標が等しい縦罫線描画情
報52が1つの縦罫線描画情報リスト51にまとめて登
録される。さらに、それぞれX座標の等しい縦罫線描画
情報リスト群をリストにしたものが「縦罫線描画情報リ
ストのリスト40」である。
【0175】また、新規に作成された縦罫線描画情報5
2を縦罫線描画情報リスト51に登録する際に、当該縦
罫線描画情報52の開始座標53又は終了座標54が、
既に登録されている縦罫線描画情報(以下、「縦罫線描
画情報52’」のように「’」を付して表す。)の終了
座標54又は開始座標53に一致し、かつ、当該縦罫線
描画情報52の線種ポインタ55が既に登録されている
縦罫線描画情報52’の線種ポインタ55’と等しい
(線種が等しい)場合、すなわち、この2つの縦罫罫線
描画情報52,52’を、既に登録されている縦罫線描
画情報52’の終了座標54’又は開始座標53’を変
更することで1つの縦罫線描画情報とできる場合は、縦
罫線描画情報52’の終了座標54’又は開始座標5
3’が縦罫線描画情報52の開始座標53又は終了座標
54に変更され、この新しく生成された縦罫線描画情報
52は破棄される。
2を縦罫線描画情報リスト51に登録する際に、当該縦
罫線描画情報52の開始座標53又は終了座標54が、
既に登録されている縦罫線描画情報(以下、「縦罫線描
画情報52’」のように「’」を付して表す。)の終了
座標54又は開始座標53に一致し、かつ、当該縦罫線
描画情報52の線種ポインタ55が既に登録されている
縦罫線描画情報52’の線種ポインタ55’と等しい
(線種が等しい)場合、すなわち、この2つの縦罫罫線
描画情報52,52’を、既に登録されている縦罫線描
画情報52’の終了座標54’又は開始座標53’を変
更することで1つの縦罫線描画情報とできる場合は、縦
罫線描画情報52’の終了座標54’又は開始座標5
3’が縦罫線描画情報52の開始座標53又は終了座標
54に変更され、この新しく生成された縦罫線描画情報
52は破棄される。
【0176】同様に、新規に作成された縦罫線描画情報
52の開始座標53又は終了座標54が、既に登録され
ている縦罫線描画情報52’の開始座標53’と終了座
標54’との間に含まれており、かつ、当該縦罫線描画
情報52の線種ポインタ55が既に登録されている横罫
線描画情報52’の線種ポインタ55’と等しい(線種
が等しい)場合も、縦罫線描画情報52は破棄される。
52の開始座標53又は終了座標54が、既に登録され
ている縦罫線描画情報52’の開始座標53’と終了座
標54’との間に含まれており、かつ、当該縦罫線描画
情報52の線種ポインタ55が既に登録されている横罫
線描画情報52’の線種ポインタ55’と等しい(線種
が等しい)場合も、縦罫線描画情報52は破棄される。
【0177】例えば横組において、分割管理情報33内
の、1行1列目のセルの右線と、1行2列目のセルの左
線とは同じ座標と線種を持つ直線であるので、1行2列
目のセルの罫線描画情報登録処理時には、前記左線は縦
罫線描画情報リスト51には登録されない。
の、1行1列目のセルの右線と、1行2列目のセルの左
線とは同じ座標と線種を持つ直線であるので、1行2列
目のセルの罫線描画情報登録処理時には、前記左線は縦
罫線描画情報リスト51には登録されない。
【0178】次に、表分割手段11は、セル情報42の
右線種情報44dに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S99)。
右線種情報44dに線種情報が設定されているか否かを
判定する(S99)。
【0179】ここで、右線種情報44dに線種が設定さ
れていない場合(すなわち、「右線種なし」の場合)
は、右線を縦罫線描画情報リスト51に登録する必要が
ないので、表分割手段11は、この罫線描画情報登録処
理を終了する。
れていない場合(すなわち、「右線種なし」の場合)
は、右線を縦罫線描画情報リスト51に登録する必要が
ないので、表分割手段11は、この罫線描画情報登録処
理を終了する。
【0180】一方、右線種情報44dに線種が設定され
ている場合は、右線の線種を縦罫線描画情報リスト51
に登録すべく、表分割手段11は、まず、縦罫線描画情
報52を新規に生成し(S100)、次に、新規に生成
した縦罫線描画情報52の開始座標53の値(Xs2,
Ys2)に右上座標(Xru,Yru)を、終了座標5
4の値(Xe2,Ye2)に右下座標(Xrb,Yr
b)を設定する。また、右線種情報44dに設定された
線種へのポインタを線種ポインタ55に設定し(S10
1)、最後に、縦罫線描画情報リスト51にこの新規に
作成した縦罫線描画情報52を登録する(S102)。
このS102の処理ではS98と同様、連続する縦罫線
の判定及び統合を行った後に登録が行われる。登録を終
えた後、この罫線描画情報登録処理を終了する。
ている場合は、右線の線種を縦罫線描画情報リスト51
に登録すべく、表分割手段11は、まず、縦罫線描画情
報52を新規に生成し(S100)、次に、新規に生成
した縦罫線描画情報52の開始座標53の値(Xs2,
Ys2)に右上座標(Xru,Yru)を、終了座標5
4の値(Xe2,Ye2)に右下座標(Xrb,Yr
b)を設定する。また、右線種情報44dに設定された
線種へのポインタを線種ポインタ55に設定し(S10
1)、最後に、縦罫線描画情報リスト51にこの新規に
作成した縦罫線描画情報52を登録する(S102)。
このS102の処理ではS98と同様、連続する縦罫線
の判定及び統合を行った後に登録が行われる。登録を終
えた後、この罫線描画情報登録処理を終了する。
【0181】以上のように、本実施の形態の文書編集装
置においては、複数ページあるいは複数段に跨るような
表を作成及び編集する際、書式の組方向に沿って表を複
数のページあるいは段に跨って分割して表示し、編集で
きるように構成したものである。
置においては、複数ページあるいは複数段に跨るような
表を作成及び編集する際、書式の組方向に沿って表を複
数のページあるいは段に跨って分割して表示し、編集で
きるように構成したものである。
【0182】これにより、書式が縦書きの文書に複数の
ページあるいは段に跨るような表を作成及び編集する場
合であっても、縦書きの組方向に沿って表を複数のペー
ジあるいは段に跨って分割することにより、書式が横組
の文書に作成された表のように、あくまでも1つの表と
してデータ修正などの編集作業を行うことが可能とな
る。
ページあるいは段に跨るような表を作成及び編集する場
合であっても、縦書きの組方向に沿って表を複数のペー
ジあるいは段に跨って分割することにより、書式が横組
の文書に作成された表のように、あくまでも1つの表と
してデータ修正などの編集作業を行うことが可能とな
る。
【0183】ところで、本実施の形態においては、CP
U1はROM2に記憶されたプログラムを実行する形態
としているが、本発明の目的は、前述した実施の形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータが記録媒体に格納
されたプログラムコードを補助記憶装置7等により読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体
は本発明を構成することになる。
U1はROM2に記憶されたプログラムを実行する形態
としているが、本発明の目的は、前述した実施の形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータが記録媒体に格納
されたプログラムコードを補助記憶装置7等により読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体
は本発明を構成することになる。
【0184】このようなプログラムコードを供給するた
めの記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク
(フロッピー(登録商標)ディスク)、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードやROMな
どを用いることができる。また、インターネット・プロ
バイダ等のサーバ上におかれたこれらの記録媒体にプロ
グラムコードを格納し、インターネットを介してこのプ
ログラムコードを提供する形態であっても本発明を構成
する。
めの記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク
(フロッピー(登録商標)ディスク)、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードやROMな
どを用いることができる。また、インターネット・プロ
バイダ等のサーバ上におかれたこれらの記録媒体にプロ
グラムコードを格納し、インターネットを介してこのプ
ログラムコードを提供する形態であっても本発明を構成
する。
【0185】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0186】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって前述した実施の形態の機能が実現され
る場合も言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって前述した実施の形態の機能が実現され
る場合も言うまでもない。
【0187】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
文書編集装置によれば、行列に配列された複数のセルの
組み合わせからなる表を含む原稿の情報である文書デー
タに基づき組版を行う文書編集装置であって、文書の組
版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報を記憶す
る書式情報記憶手段と、書式情報記憶手段に記憶された
組方向情報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一
列に並ぶように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶さ
れた組方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが
縦一列に並ぶように表を組版して出力する表組版手段と
を備えたことにより、文書の組版の組方向に応じて、表
が自動的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成
した文書を文書データとして保存し、その後、縦組に組
版した場合であっても、また、その逆の場合であって
も、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便
性・作業性の高い文書編集装置を提供することができ
る。
文書編集装置によれば、行列に配列された複数のセルの
組み合わせからなる表を含む原稿の情報である文書デー
タに基づき組版を行う文書編集装置であって、文書の組
版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報を記憶す
る書式情報記憶手段と、書式情報記憶手段に記憶された
組方向情報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一
列に並ぶように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶さ
れた組方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが
縦一列に並ぶように表を組版して出力する表組版手段と
を備えたことにより、文書の組版の組方向に応じて、表
が自動的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成
した文書を文書データとして保存し、その後、縦組に組
版した場合であっても、また、その逆の場合であって
も、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便
性・作業性の高い文書編集装置を提供することができ
る。
【0188】請求項2に記載の文書編集装置によれば、
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行う文
書編集装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの
情報である組方向情報と組版が可能な領域である組版領
域とを記憶する書式情報記憶手段と、組版領域内におい
て表の配置が可能な領域である表組版可能領域を算出す
る表組版可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶
された組方向情報が横組の場合であって、表の同一行に
あるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の同
一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表
の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長
さよりも大きい場合、表を表組版分割領域の行送り方向
の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を
備えた構成としたことにより、文書中の表を複数ページ
又は複数段に跨って表示しなければならない場合であっ
ても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入るよ
うに表が分割されて組版されるため、表の各セルの配置
を修正する必要がなくなり、利便性・作業性の高い文書
編集装置を提供することができる。
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づき組版を行う文
書編集装置であって、文書の組版方向が横組か縦組かの
情報である組方向情報と組版が可能な領域である組版領
域とを記憶する書式情報記憶手段と、組版領域内におい
て表の配置が可能な領域である表組版可能領域を算出す
る表組版可能領域算出手段と、書式情報記憶手段に記憶
された組方向情報が横組の場合であって、表の同一行に
あるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表の行送
り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長さより
も大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向の長さ
以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記憶手段
に記憶された組方向情報が縦組の場合であって、表の同
一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると表
の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長
さよりも大きい場合、表を表組版分割領域の行送り方向
の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段と、を
備えた構成としたことにより、文書中の表を複数ページ
又は複数段に跨って表示しなければならない場合であっ
ても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入るよ
うに表が分割されて組版されるため、表の各セルの配置
を修正する必要がなくなり、利便性・作業性の高い文書
編集装置を提供することができる。
【0189】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の文書編集装置において、表分割手段は、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段と、
文書データに基づき、分割行範囲計算手段により算出さ
れた行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセル
のサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報
を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手段
と、を備えた構成としたことにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入る大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版される
ため、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利
便性・作業性の高い文書編集装置を提供することができ
る。
に記載の文書編集装置において、表分割手段は、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手段と、
文書データに基づき、分割行範囲計算手段により算出さ
れた行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセル
のサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報
を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手段
と、を備えた構成としたことにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入る大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版される
ため、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利
便性・作業性の高い文書編集装置を提供することができ
る。
【0190】本発明の請求項4に記載の文書編集方法に
よれば、行列に配列された複数のセルの組み合わせから
なる表を含む原稿の情報である文書データに基づきコン
ピュータシステムにより組版を行う文書編集方法であっ
て、文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向
情報を記憶する書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方
向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に
並ぶように表を組版して出力する表組版手順を有する構
成としたことにより、文書の組版の組方向に応じて、表
が自動的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成
した文書を文書データとして保存し、その後、縦組に組
版した場合であっても、また、その逆の場合であって
も、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、文書
編集時の利便性・作業性を高めることのできる文書編集
方法を提供することができる。
よれば、行列に配列された複数のセルの組み合わせから
なる表を含む原稿の情報である文書データに基づきコン
ピュータシステムにより組版を行う文書編集方法であっ
て、文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向
情報を記憶する書式情報記憶手段に記憶された組方向情
報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶された組方
向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列に
並ぶように表を組版して出力する表組版手順を有する構
成としたことにより、文書の組版の組方向に応じて、表
が自動的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成
した文書を文書データとして保存し、その後、縦組に組
版した場合であっても、また、その逆の場合であって
も、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、文書
編集時の利便性・作業性を高めることのできる文書編集
方法を提供することができる。
【0191】請求項5に記載の文書編集方法によれば、
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づきコンピュータ
システムにより組版を行う文書編集方法であって、文書
の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報と組
版が可能な領域である組版領域とを記憶する書式情報記
憶手段に記憶された組版領域内において、表の配置が可
能な領域である表組版可能領域を算出する表組版可能領
域算出手順と、組方向情報が横組の場合であって、表の
同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報
記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合であっ
て、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組
版すると表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送
り方向の長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の
行送り方向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割
手順を有する構成としたことにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入るように表が分割されて組版されるため、表の各セル
の配置を修正する必要がなくなり、文書編集時の利便性
・作業性を高めることのできる文書編集方法を提供する
ことができる。
行列に配列された複数のセルの組み合わせからなる表を
含む原稿の情報である文書データに基づきコンピュータ
システムにより組版を行う文書編集方法であって、文書
の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報と組
版が可能な領域である組版領域とを記憶する書式情報記
憶手段に記憶された組版領域内において、表の配置が可
能な領域である表組版可能領域を算出する表組版可能領
域算出手順と、組方向情報が横組の場合であって、表の
同一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報
記憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合であっ
て、表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組
版すると表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送
り方向の長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の
行送り方向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割
手順を有する構成としたことにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入るように表が分割されて組版されるため、表の各セル
の配置を修正する必要がなくなり、文書編集時の利便性
・作業性を高めることのできる文書編集方法を提供する
ことができる。
【0192】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の文書編集方法において、表分割手順は、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手順、文
書データに基づき、分割行範囲計算手順において算出さ
れた行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセル
のサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報
を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手順、
を有する構成としたことにより、文書中の表を複数ペー
ジ又は複数段に跨って表示しなければならない場合であ
っても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入る
大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版されるた
め、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便
性・作業性の高い文書編集方法を提供することができ
る。
に記載の文書編集方法において、表分割手順は、表組版
可能領域に入る大きさに表を分割する場合における表の
各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手順、文
書データに基づき、分割行範囲計算手順において算出さ
れた行範囲ごとに、その行範囲内におけるすべてのセル
のサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む罫線の情報
を含む分割管理情報を作成する分割管理情報生成手順、
を有する構成としたことにより、文書中の表を複数ペー
ジ又は複数段に跨って表示しなければならない場合であ
っても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入る
大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版されるた
め、表の各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便
性・作業性の高い文書編集方法を提供することができ
る。
【0193】本発明の請求項7に記載の文書編集プログ
ラムによれば、行列に配列された複数のセルの組み合わ
せからなる表を含む原稿の情報である文書データに基づ
き組版を行うために、コンピュータを、文書の組版方向
が横組か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式
情報記憶手段、及び、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列
に並ぶように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶され
た組方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦
一列に並ぶように表を組版する表組版手段、として機能
させる構成としたことにより、コンピュータで実行させ
ることにより、文書の組版の組方向に応じて、表が自動
的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成した文
書を文書データとして保存し、その後、縦組に組版した
場合であっても、また、その逆の場合であっても、表の
各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便性・作業
性の高い文書編集プログラムを提供することができる。
ラムによれば、行列に配列された複数のセルの組み合わ
せからなる表を含む原稿の情報である文書データに基づ
き組版を行うために、コンピュータを、文書の組版方向
が横組か縦組かの情報である組方向情報を記憶する書式
情報記憶手段、及び、書式情報記憶手段に記憶された組
方向情報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列
に並ぶように表を組版し、書式情報記憶手段に記憶され
た組方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦
一列に並ぶように表を組版する表組版手段、として機能
させる構成としたことにより、コンピュータで実行させ
ることにより、文書の組版の組方向に応じて、表が自動
的に縦組又は横組に組版されるため、横組で作成した文
書を文書データとして保存し、その後、縦組に組版した
場合であっても、また、その逆の場合であっても、表の
各セルの配置を修正する必要がなくなり、利便性・作業
性の高い文書編集プログラムを提供することができる。
【0194】請求項8に記載の文書編集プログラムによ
れば、行列に配列された複数のセルの組み合わせからな
る表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版を
行うために、コンピュータを、文書の組版方向が横組か
縦組かの情報である組方向情報と組版が可能な領域であ
る組版領域とを記憶する書式情報記憶手段、組版領域内
において表の配置が可能な領域である表組版可能領域を
算出する表組版可能領域算出手段、及び、書式情報記憶
手段に記憶された組方向情報が横組の場合には、表の同
一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表
の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長
さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向
の長さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記
憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合には、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段、と
して機能させる構成としたことにより、コンピュータで
実行させることにより、文書中の表を複数ページ又は複
数段に跨って表示しなければならない場合であっても、
文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入るように表
が分割されて組版され、表の各セルの配置を修正する必
要がなく、利便性・作業性の高い文書編集プログラムを
提供することができる。
れば、行列に配列された複数のセルの組み合わせからな
る表を含む原稿の情報である文書データに基づき組版を
行うために、コンピュータを、文書の組版方向が横組か
縦組かの情報である組方向情報と組版が可能な領域であ
る組版領域とを記憶する書式情報記憶手段、組版領域内
において表の配置が可能な領域である表組版可能領域を
算出する表組版可能領域算出手段、及び、書式情報記憶
手段に記憶された組方向情報が横組の場合には、表の同
一行にあるセルが横一列に並ぶように表を組版すると表
の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の長
さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方向
の長さ以下の二以上の部分に分割し、また、書式情報記
憶手段に記憶された組方向情報が縦組の場合には、表の
同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると
表の行送り方向の長さが表組版可能領域の行送り方向の
長さよりも大きい場合、表を表組版可能領域の行送り方
向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分割手段、と
して機能させる構成としたことにより、コンピュータで
実行させることにより、文書中の表を複数ページ又は複
数段に跨って表示しなければならない場合であっても、
文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に入るように表
が分割されて組版され、表の各セルの配置を修正する必
要がなく、利便性・作業性の高い文書編集プログラムを
提供することができる。
【0195】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の文書編集プログラムにおいて、表分割手段を、
表組版可能領域に入る大きさに表を分割する場合におけ
る表の各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手
段、及び、文書データに基づき、分割行範囲計算手段に
より計算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるす
べてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む
罫線の情報を含む分割管理情報を作成する分割管理情報
生成手段、として機能させる構成としたことにより、コ
ンピュータで実行させることにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入る大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版され、
表の各セルの配置を修正する必要がなく、利便性・作業
性の高い文書編集プログラムを提供することができる。
に記載の文書編集プログラムにおいて、表分割手段を、
表組版可能領域に入る大きさに表を分割する場合におけ
る表の各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計算手
段、及び、文書データに基づき、分割行範囲計算手段に
より計算された行範囲ごとに、その行範囲内におけるす
べてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲む
罫線の情報を含む分割管理情報を作成する分割管理情報
生成手段、として機能させる構成としたことにより、コ
ンピュータで実行させることにより、文書中の表を複数
ページ又は複数段に跨って表示しなければならない場合
であっても、文書が縦組か横組かに応じて、組版領域に
入る大きさに表が所定の行範囲に分割されて組版され、
表の各セルの配置を修正する必要がなく、利便性・作業
性の高い文書編集プログラムを提供することができる。
【0196】本発明の請求項10に記載の記録媒体によ
れば、請求項7から9のいずれかの項に記載の文書編集
プログラムを記録した構成としたことにより、記録媒体
に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて
実行させることにより、請求項7から9に記載の文書編
集プログラムと同様の効果が得られる。
れば、請求項7から9のいずれかの項に記載の文書編集
プログラムを記録した構成としたことにより、記録媒体
に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて
実行させることにより、請求項7から9に記載の文書編
集プログラムと同様の効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態における文書編集装置の
ブロック図
ブロック図
【図2】本実施の形態における文書編集装置の機能ブロ
ック図
ック図
【図3】本実施の形態における表オブジェクトのデータ
構造を示す図
構造を示す図
【図4】本実施の形態におけるセル情報の詳細なデータ
構造を示す図
構造を示す図
【図5】本実施の形態における分割管理の詳細なデータ
構造を示す図
構造を示す図
【図6】本実施の形態における横組時の表の組版状態を
示す図
示す図
【図7】本実施の形態における縦組時の表の組版状態を
示す図
示す図
【図8】本実施の形態における横組時の表の組版状態と
各パラメータとの対応の一例を示す図
各パラメータとの対応の一例を示す図
【図9】本実施の形態における縦組時の表の組版状態と
各パラメータとの対応の一例を示す図
各パラメータとの対応の一例を示す図
【図10】本発明の一実施の形態における文書編集方法
のメイン処理のフローチャート
のメイン処理のフローチャート
【図11】表組版処理のフローチャート
【図12】表分割組版処理のフローチャート
【図13】表分割組版処理のフローチャート
【図14】描画リスト登録処理のフローチャート
【図15】行の描画リスト登録処理のフローチャート
【図16】セル描画情報登録処理のフローチャート
【図17】罫線描画情報登録処理のフローチャート
【図18】特開平6−342430号公報に記載の文書
編集装置における表の編集状態を表す図
編集装置における表の編集状態を表す図
【図19】他の従来の文書編集装置における表の編集状
態を表す図
態を表す図
Claims (10)
- 【請求項1】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
組版を行う文書編集装置であって、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
を記憶する書式情報記憶手段と、 前記書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情報が横
組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように
表を組版し、前記書式情報記憶手段に記憶された前記組
方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列
に並ぶように表を組版して出力する表組版手段とを備え
たことを特徴とする文書編集装置。 - 【請求項2】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
組版を行う文書編集装置であって、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
と組版が可能な領域である組版領域とを記憶する書式情
報記憶手段と、 前記組版領域内において表の配置が可能な領域である表
組版可能領域を算出する表組版可能領域算出手段と、 前記書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情報が横
組の場合であって、表の同一行にあるセルが横一列に並
ぶように表を組版すると前記表の行送り方向の長さが前
記表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大きい場
合、前記表を前記表組版可能領域の行送り方向の長さ以
下の二以上の部分に分割し、また、前記書式情報記憶手
段に記憶された前記組方向情報が縦組の場合であって、
表の同一行にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版す
ると前記表の行送り方向の長さが前記表組版可能領域の
行送り方向の長さよりも大きい場合、前記表を前記表組
版分割領域の行送り方向の長さ以下の二以上の部分に分
割する表分割手段と、を備えたことを特徴とする文書編
集装置。 - 【請求項3】前記表分割手段は、 前記表組版可能領域に入る大きさに表を分割する場合に
おける表の各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計
算手段と、 前記文書データに基づき、前記分割行範囲計算手段によ
り算出された前記行範囲ごとに、その行範囲内における
すべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを囲
む罫線の情報を含む分割管理情報を作成する分割管理情
報生成手段と、を備えたことを特徴とする請求項2記載
の文書編集装置。 - 【請求項4】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
コンピュータシステムにより組版を行う文書編集方法で
あって、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
を記憶する書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情
報が横組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶ
ように表を組版し、前記書式情報記憶手段に記憶された
前記組方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが
縦一列に並ぶように表を組版して出力する表組版手順を
有することを特徴とする文書編集方法。 - 【請求項5】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
コンピュータシステムにより組版を行う文書編集方法で
あって、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
と組版が可能な領域である組版領域とを記憶する書式情
報記憶手段に記憶された前記組版領域内において、表の
配置が可能な領域である表組版可能領域を算出する表組
版可能領域算出手順と、 前記組方向情報が横組の場合であって、表の同一行にあ
るセルが横一列に並ぶように表を組版すると前記表の行
送り方向の長さが前記表組版可能領域の行送り方向の長
さよりも大きい場合、前記表を前記表組版可能領域の行
送り方向の長さ以下の二以上の部分に分割し、 また、前記書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情
報が縦組の場合であって、表の同一行にあるセルが縦一
列に並ぶように表を組版すると前記表の行送り方向の長
さが前記表組版可能領域の行送り方向の長さよりも大き
い場合、前記表を前記表組版可能領域の行送り方向の長
さ以下の二以上の部分に分割する表分割手順を有するこ
とを特徴とする文書編集方法。 - 【請求項6】前記表分割手順は、 前記表組版可能領域に入る大きさに表を分割する場合に
おける表の各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計
算手順、 前記文書データに基づき、前記分割行範囲計算手順にお
いて算出された前記行範囲ごとに、その行範囲内におけ
るすべてのセルのサイズ及びセル内の情報並びにセルを
囲む罫線の情報を含む分割管理情報を作成する分割管理
情報生成手順、を有することを特徴とする請求項5記載
の文書編集方法。 - 【請求項7】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
組版を行うために、コンピュータを、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
を記憶する書式情報記憶手段、及び、 前記書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情報が横
組の場合、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶように
表を組版し、前記書式情報記憶手段に記憶された前記組
方向情報が縦組の場合、表の同一行にあるセルが縦一列
に並ぶように表を組版する表組版手段、として機能させ
ることを特徴とするための文書編集プログラム。 - 【請求項8】行列に配列された複数のセルの組み合わせ
からなる表を含む原稿の情報である文書データに基づき
組版を行うために、コンピュータを、 文書の組版方向が横組か縦組かの情報である組方向情報
と組版が可能な領域である組版領域とを記憶する書式情
報記憶手段、 前記組版領域内において表の配置が可能な領域である表
組版可能領域を算出する表組版可能領域算出手段、及
び、 前記書式情報記憶手段に記憶された前記組方向情報が横
組の場合には、表の同一行にあるセルが横一列に並ぶよ
うに表を組版すると前記表の行送り方向の長さが前記表
組版可能領域の行送り方向の長さよりも大きい場合、前
記表を前記表組版可能領域の行送り方向の長さ以下の二
以上の部分に分割し、また、前記書式情報記憶手段に記
憶された前記組方向情報が縦組の場合には、表の同一行
にあるセルが縦一列に並ぶように表を組版すると前記表
の行送り方向の長さが前記表組版可能領域の行送り方向
の長さよりも大きい場合、前記表を前記表組版可能領域
の行送り方向の長さ以下の二以上の部分に分割する表分
割手段、として機能させることを特徴とするための文書
編集プログラム。 - 【請求項9】前記表分割手段を、 前記表組版可能領域に入る大きさに表を分割する場合に
おける表の各分割部分の行範囲を算出する分割行範囲計
算手段、及び、前記文書データに基づき、前記分割行範
囲計算手段により計算された前記行範囲ごとに、その行
範囲内におけるすべてのセルのサイズ及びセル内の情報
並びにセルを囲む罫線の情報を含む分割管理情報を作成
する分割管理情報生成手段、として機能させることを特
徴とする請求項8記載の文書編集プログラム。 - 【請求項10】請求項7から9のいずれかの項に記載の
文書編集プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001075A JP2003203066A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 文書編集装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001075A JP2003203066A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 文書編集装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003203066A true JP2003203066A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001075A Withdrawn JP2003203066A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 文書編集装置、文書編集方法、並びに文書編集プログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003203066A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100435139C (zh) * | 2006-10-13 | 2008-11-19 | 北京北大方正电子有限公司 | 一种单元格特殊符号对齐的方法 |
CN112966484A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-15 | 维沃移动通信有限公司 | 图表排版方法、装置、以及电子设备、可读存储介质 |
-
2002
- 2002-01-08 JP JP2002001075A patent/JP2003203066A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100435139C (zh) * | 2006-10-13 | 2008-11-19 | 北京北大方正电子有限公司 | 一种单元格特殊符号对齐的方法 |
CN112966484A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-15 | 维沃移动通信有限公司 | 图表排版方法、装置、以及电子设备、可读存储介质 |
CN112966484B (zh) * | 2021-03-01 | 2024-06-07 | 维沃移动通信有限公司 | 图表排版方法、装置、以及电子设备、可读存储介质 |
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