JP2003202189A - 加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉 - Google Patents
加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉Info
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Abstract
る加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉を提
供する。 【解決手段】 加熱帯A,Bおよび冷却帯Cを備えたト
レイ搬送式連続炉Tにおいて、トレイ20を、基台の炉
内側壁の一方側に複数段の処理材支持部材23を垂直方
向に所定間隔で水平に片持支持した構成とし、前記加熱
帯を、主ヒータH1,H2を備えるとともに、当該加熱
帯の炉内側壁の他方側に水平に片持支持され、かつ、炉
内搬送される前記トレイの支持部材間に位置する補助ヒ
ータH 3を備えた構成とした。
Description
あるいはガラスパネル等の平板状材料を熱処理するのに
最適な加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉
に関するものである。
等の平板状材料(以下、処理材という)に、封着処理、
焼成処理あるいは加熱処理等の加熱工程と冷却工程とを
含む所定の熱処理を行なう場合、生産性の向上を図るた
め連続炉が採用され、この一形態として複数の処理材が
搭載されたトレイを使用するトレイ搬送式連続炉があ
る。
理材のトレイへの搭載形式として、水平支持方式と垂直
支持方式とがあるが、均一な加熱と冷却を確保するた
め、搬送上のトラブルを防止するため、また、一対のガ
ラス基板を連続封着する場合においては、一対のガラス
基板を固定するクリップの位置ズレ防止あるいはチップ
管の組込み作業の容易性、さらにはガラス基板に塗布し
た被焼成物を焼成する場合における自重によるガラス基
板の変形防止等の観点から処理材を水平に支持すること
が必要である。
ように、複数枚の処理材をトレイに水平状態に支持する
とともに、加熱方式として輻射加熱方式を採用する場
合、処理材の両端部の温度が中央部に比べてより高くな
り、処理材を均一に加熱することができない。
側壁、天井、炉床よりなる炉壁のうち、少なくとも側壁
にヒータを設けて輻射加熱するバッチ式熱処理炉におい
て、炉内に処理材の支持部材を垂直方向に所定間隔をも
って配設するとともに、処理材を上下に挟んで冷却器と
補助ヒータとを設け、前記ヒータと補助ヒータとを独立
して制御するようにしたものが提案されている。
ることができるが、これはバッチ式熱処理炉に関するも
のであり、この思想をトレイ搬送式連続炉に適用しよう
とすると、トレイが移動することから、補助ヒータへの
電源供給機構等の炉構成が複雑になるという問題が生じ
る。
構成を採ることなく実現することのできる加熱帯および
冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉を提供することを目
的とする。
成するために、加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送
式連続炉において、トレイを、基台の炉内側壁の一方側
に複数段の処理材支持部材を垂直方向に所定間隔で水平
に片持支持した構成とし、前記加熱帯を、主ヒータを備
えるとともに、当該加熱帯の炉内側壁の他方側に水平に
片持支持され、かつ、炉内搬送される前記トレイの支持
部材間に位置する補助ヒータを備えた構成としたもので
ある。
なる第1加熱帯と複数の対流加熱室からなる第2加熱帯
とからなり、前記第1加熱帯と第2加熱帯とを置換室を
介して連結した構成としてもよい。
ら構成してもよい。
いて図1〜図5にしたがって説明する。図1は、本発明
にかかるトレイ搬送式連続炉Tの概略図で、装入室1、
第1加熱帯A、置換室4、第2加熱帯Bおよび冷却帯C
とからなり、炉内に多数の搬送ローラRが配設されてい
る。
には第1中間扉3が、置換室4の両側は第2中間扉5
A,5Bで仕切られるとともに、前記第1加熱帯A、第
2加熱帯Bおよび冷却帯Cは、それぞれ複数の真空加熱
室11,複数の対流加熱室31および複数の対流冷却室
32にサイドスライド式断熱扉6で区画されている。な
お、2は装入扉、7は抽出扉である。
れぞれ独立して温度制御する制御系(図示せず)を備
え、所定の温度に制御されるようになっている。
ついて説明する。図2〜図5に示すように、前記第1加
熱帯Aは、炉本体10内にインナーチャンバー12を備
え、このインナーチャンバー12内は、図5に示すよう
に、サイドスライド式断熱扉6により複数の真空加熱室
11に区画されるとともに、このインナーチャンバー1
2内の底部にはモータMにより駆動される前記搬送ロー
ラRが設置されている。なお、第1加熱帯A内は真空排
気装置(図示せず)に接続されている。
本体10とインナーチャンバー12の一方側壁に、下記
するヒータユニット15を挿入する開口13A,13B
(図では3ヶ所)が設けられるとともに、インナーチャ
ンバー12内の天井、他側壁および底部にはそれぞれ主
ヒータH1が配設されている。
設けた前記開口13Aを閉鎖して炉本体10の一部を構
成する蓋部材18を備え、この蓋部材18の側面に補助
ヒータH3である面状ヒータを垂直方向に所定間隔にて
水平状に片持支持するとともに、補助ヒータH3の基部
にはインナーチャンバー12に設けた前記開口13Bを
閉鎖してインナーチャンバー12の一部を構成する金属
板19を備え、また、前記金属板19には前記主ヒータ
H1の一部を構成するヒータH2が設けられている。
れる基台21を備え、この基台21の前記開口13A,
13B側と反対側に複数(図では5本)の支柱部材22
が設けられ、この支柱部材22には垂直方向に所定間隔
をもって処理材Wを水平に支持する支持部材23が片持
状態で取り付けられた構成となっている。
1は、循環ファン、マッフルおよび循環雰囲気加熱用ヒ
ータ等で、また、前記冷却帯Cの各対流冷却室32は、
循環ファン、マッフルおよび循環雰囲気冷却用クーラ等
で構成され、これらは周知の構成であるため詳細な説明
は省略する。
続炉Tにて、処理材Wとして2枚のガラス基板のうち一
方のガラス基板の縁部にシールフリットを塗布してクリ
ップ等の治具で一体化したパネル組立体を封着処理する
場合の操業方法を説明する。
立体Wを載置したトレイ20を装入扉2を開として装入
室1に装入した後、前記装入扉2を閉として装入室1内
を図示しない真空排気装置により第1加熱帯A内と略同
一圧力(約1Pa)まで真空排気する。
室1と第1加熱帯Aとを区画する第1中間扉3を開とし
て搬送ローラRをモータMを駆動することによりトレイ
20を第1加熱帯Aの真空加熱室11aに移行させ、移
行が完了すると、前記第1中間扉3を閉とする。以降、
前記同様にしてトレイ20を炉内に順次装入する。
1加熱帯Aでは、図2に示すように、支持部材23とヒ
ータユニット15の補助ヒータH3とは互いに対向する
方向で片持支持されているため、各補助ヒータH3は各
処理材W間に位置することになり、各パネル組立体Wが
前記第1加熱帯を通過する間、主ヒータH1,H2と補
助ヒータH3とにより加熱され、その間にシールフリッ
トの溶融開始温度近傍の温度まで均一加熱される。
端の真空加熱室11eに達すると、前記置換室4内を第
1加熱帯Aと略同一圧力(約1Pa)に真空排気し、第
2中間扉5Aを開としてトレイ20を移行させ前記第2
中間扉5Aを閉とする。
内へ移行すると、置換室4内を大気圧に復圧し、第2中
間扉5Bを開として置換室4内のトレイ20を第2加熱
帯Bに移行させ前記第2中間扉5Bを閉じる。
0は前記第1加熱帯Aにおけると同様、順次抽出側に搬
送され、第2加熱帯Bを移動する間に対流加熱により封
着温度に昇温されるとともに所定時間保持されて封着処
理され、やがて冷却帯Cにて対流冷却により所定温度
(約100℃)まで冷却され、抽出扉7を介して搬出さ
れる。
の持性や処理パターンに対応し、自然放冷方式としても
よい。
バー12あるいは炉本体10に直接取り付けてもよい
が、前記実施の形態に示すように、ヒータユニット15
を開口13A,13Bから進退させるように構成すれ
ば、補助ヒータH3の故障時に補助ヒータH3を炉外に
退避させることにより容易に修理することができる。
らず、プッシャ方式、ウォーキングビーム方式あるいは
ピニオン・ラック方式等の他の方式としてもよい。
加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉は、ト
レイの支持部材と補助ヒータとは互いに対向して片持支
持され、かつ、各補助ヒータは、各支持部材間に位置す
る構成としたため、トレイ上に水平支持した処理材を補
助ヒータを用いて均一に加熱する連続炉の構成が簡単な
構成で達成することができる。
トレイ搬送式連続炉の全体構成図。
状態の断面図。
ンバー、13A,13B〜開口、15〜ヒータユニッ
ト、16〜台車、17〜支持部材、18〜蓋部材、19
〜金属板、20〜トレイ、21〜基台、22〜支柱部
材、23〜支持部材、A〜第1加熱帯、B〜第2加熱
帯、C〜冷却帯、H1,H2〜主ヒータ、H3〜補助ヒ
ータ、W〜処理材。
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送
式連続炉において、トレイを、基台の炉内側壁の一方側
に複数段の処理材支持部材を垂直方向に所定間隔で水平
に片持支持した構成とし、前記加熱帯を、主ヒータを備
えるとともに、当該加熱帯の炉内側壁の他方側に水平に
片持支持され、かつ、炉内搬送される前記トレイの支持
部材間に位置する補助ヒータを備えた構成としたことを
特徴とする加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連
続炉。 - 【請求項2】 前記加熱帯が複数の真空加熱室からなる
第1加熱帯と複数の対流加熱室からなる第2加熱帯とか
らなり、前記第1加熱帯と第2加熱帯とを置換室を介し
て連結したことを特徴とする前記請求項1に記載の加熱
帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉。 - 【請求項3】 前記冷却帯が複数の対流冷却室からなる
ことを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載の
加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002002438A JP3584241B2 (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | 加熱帯および冷却帯を備えたトレイ搬送式連続炉 |
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185349A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Ihi Corp | 多室型熱処理炉 |
JP7167292B1 (ja) | 2021-11-04 | 2022-11-08 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 連続加熱炉 |
CN118808647A (zh) * | 2024-09-19 | 2024-10-22 | 宁波招宝磁业有限公司 | 一种用于钕铁硼磁体的连续真空烧结系统 |
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2002
- 2002-01-09 JP JP2002002438A patent/JP3584241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2023068694A (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-18 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 連続加熱炉 |
JP7361169B2 (ja) | 2021-11-04 | 2023-10-13 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 連続加熱炉 |
CN118808647A (zh) * | 2024-09-19 | 2024-10-22 | 宁波招宝磁业有限公司 | 一种用于钕铁硼磁体的连续真空烧结系统 |
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