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JP2003202045A - 空気バネ - Google Patents

空気バネ

Info

Publication number
JP2003202045A
JP2003202045A JP2001368371A JP2001368371A JP2003202045A JP 2003202045 A JP2003202045 A JP 2003202045A JP 2001368371 A JP2001368371 A JP 2001368371A JP 2001368371 A JP2001368371 A JP 2001368371A JP 2003202045 A JP2003202045 A JP 2003202045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
piston
air spring
bracket
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001368371A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ienaka
誠 家中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2001368371A priority Critical patent/JP2003202045A/ja
Publication of JP2003202045A publication Critical patent/JP2003202045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/40Constructional features of dampers and/or springs
    • B60G2206/42Springs
    • B60G2206/424Plunger or top retainer construction for bellows or rolling lobe type air springs

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムの捲くれ込み現象を抑制する。 【解決手段】 上面板24とピストン12との間に、ゴ
ム材で形成されたダイヤフラム32が配設される。上面
板24及び上側挟持金具26にこれらを貫通するパイプ
38が配置され、ローリングローブ型空気バネ10の外
部の空間とダイヤフラム32内の空間S1とが連通され
る。さらに、使用ストローク範囲内におけるピストン1
2の外周面に接触するダイヤフラム32の軸方向範囲の
部分でのダイヤフラム製造時形状の外径が、ピストン1
2の上部の最大外径より小さくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部が大気圧より
気圧の低い負圧状態となることの有る空気バネに関し、
例えば、トラックやバスのサスペンション、産業機械用
の防振支持装置、シリンダ機器等に用いられるローリン
グローブ型空気バネに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気バネの一種として、ピス
トンの上部にゴム等で筒状に形成されたダイヤフラムを
配置すると共に、この上に上面板が取り付けられ、振動
発生部或いは振動受け部にこれらピストンや上面板の何
れかがそれぞれ連結されるような構造のローリングロー
ブ型空気バネが知られている。そして、このような空気
バネでは、振動の入力により軸方向に沿った相対変位が
ピストンと上面板との間に生じるようになっている。
【0003】例えば、この種のローリングローブ型空気
バネの一例として、図9に示されるようなものが知られ
ており、この図に基づき従来技術を説明する。この図に
示すように、このローリングローブ型空気バネ110
は、ピストン112と上面板114とをゴム材などで形
成されたダイヤフラム116で連結する構造となってい
る。
【0004】さらに、このローリングローブ型空気バネ
110に用いられる従来のダイヤフラム116は、加硫
用金型であるモールド内でダイヤフラム116を加硫
し、モールドからこのダイヤフラム116を抜き出すこ
とで完成されるが、このローリングローブ型空気バネ1
10の使用時におけるダイヤフラム116の歪やこの空
気バネ110の生産性のみを考慮して、ダイヤフラム1
16は製造されていた。
【0005】また一般に、このようなローリングローブ
型空気バネ110は、ピストン112と上面板114と
の間のダイヤフラム116内に空気を封じ込んで使用さ
れる為、ダイヤフラム116の内部が比較的低い圧力状
態の時に、このローリングローブ型空気バネ110を伸
び方向にストロークさせた場合、ダイヤフラム116内
の空間Sが負圧状態となってしまうことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記のように
ストロークさせた場合、ダイヤフラム116内の空間S
が負圧状態となるのに伴って、ダイヤフラム116に弛
み部Aが生じる結果として、ダイヤフラム116の転動
性が低下することがあった。この為、ピストン112側
のビード部118横のダイヤフラム116の部分が、最
終的に図9に示すように上方へ持ち上げられて突出部B
が生じ、ダイヤフラム116の捲くれ込み現象が発生す
る欠点を有していた。
【0007】つまり、ダイヤフラム116内の空間Sが
負圧状態とされた時に、ダイヤフラム116の折り畳み
部116Aの内側端部がしぼんで弛み部Aが生じるのに
伴って、転動抵抗を大きくさせることと、ダイヤフラム
116の折り畳み部116Aの内側と外側が擦れあって
転動抵抗を生じさせることで、ダイヤフラム116の転
動性が低下していた。そして、この結果として、突出部
Bを持ち上げるようなダイヤフラム116の捲くれ込み
現象を生じさせていた。しかし、従来のローリングロー
ブ型空気バネに用いられるダイヤフラムやピストンは、
捲くれ込み現象に対する考慮がなされていなかった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、ダイヤフラム
の捲くれ込み現象を抑制し得る空気バネを提供すること
が目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気バ
ネは、振動発生部及び振動受け部の一方に連結されるピ
ストンと、振動発生部及び振動受け部の他方に連結され
るブラケットと、これらピストンとブラケットとの間に
配設されてこれら部材の相対変位に伴って弾性変形する
筒状のダイヤフラムと、を有した空気バネであって、ピ
ストンの外周面に接触する部分でのダイヤフラム製造時
形状の外径が、ピストンの外径より小さくされることを
特徴とする。
【0010】請求項1に係る空気バネの作用を以下に説
明する。振動発生部及び振動受け部の一方に連結される
ピストンと、振動発生部及び振動受け部の他方に連結さ
れるブラケットとの間に、筒状のダイヤフラムが配設さ
れて、これら部材の相対変位に伴ってこのダイヤフラム
が弾性変形する。
【0011】従って、振動発生部が振動を発生させた場
合、ピストン或いはブラケットの何れか一方を介して振
動がダイヤフラムに伝達され、これらピストンとブラケ
ットの間の相対的な移動に伴うダイヤフラムの変形によ
り振動が吸収されて、ピストン或いはブラケットの他方
に連結された振動受け部側に振動が伝達され難くなる。
【0012】さらに本請求項では、ピストンの外周面に
接触する部分でのダイヤフラム製造時形状の外径が、ピ
ストンの外径より小さくされている。つまり、本請求項
では、ピストンの外径よりも外径が小さいダイヤフラム
をピストンと組み合わせてこの空気バネを組み立てるよ
うにした。従って、ピストンの外径よりもダイヤフラム
の外径が小さい為、ダイヤフラムはその周方向に引っ張
りを受けた状態で折り畳まれることになる。
【0013】これに伴って、ダイヤフラムはピストンを
締め付ける方向で反力を発生し、ピストンとダイヤフラ
ムとの間の密着力が向上する。この結果として、この空
気バネに伸び方向のストロークを与えるのに伴って、ダ
イヤフラム内の空間が負圧状態となった場合には、ダイ
ヤフラムの転動性は若干低下するものの、ピストンにダ
イヤフラムが密着している為にダイヤフラムは確実に転
動し、捲くれ込みがより確実に発生しなくなる。
【0014】請求項2に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様
な作用を奏する。但し本請求項では、ピストンの外周面
に接触する部分よりブラケット寄りの部分でのダイヤフ
ラム製造時形状が、ピストン側からブラケット側に向っ
て径の広がるテーパー形状にされるという構成になって
いる。
【0015】つまり、ダイヤフラムの軸方向の中程をテ
ーパー形状としてブラケット寄りの部分を大きくするこ
とで、ダイヤフラム内の空間が負圧状態とされた場合に
おいても、ダイヤフラムの折り畳み部の内側と外側との
間にクリアランスが存在するような寸法設定とした。こ
れに伴って、この空気バネに伸び方向のストロークを与
えるのに合わせてダイヤフラム内の空間が負圧状態とな
った場合でも、折り畳まれたダイヤフラムの内面同士が
擦れあうことを解消できるようになった。この結果、ダ
イヤフラムの折り畳み部の内側と外側が擦れあわないの
で、転動抵抗が生じないようになり、ダイヤフラムの転
動性が向上するのに伴って、更にダイヤフラムの捲くれ
込み現象が少なくなるという効果を得ることができる。
【0016】請求項3に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項は請求項1及び請求項2と同様の構成
を有して同様な作用を奏する。但し本請求項では、ダイ
ヤフラム製造時形状における最大外径部の外径をDLと
し、ピストン上部の最大外径をDPとし、ダイヤフラム
の厚みをTとしたときに、(2×DP)≧DL>(DP
+4×T)の関係を有するという構成になっている。つ
まり、DLが(DP+4×T)より大きいというような
上記の寸法関係とすれば、ダイヤフラムの折り畳み部の
内側と外側がより確実に擦れあわないようになるので、
ダイヤフラムの捲くれ込み現象が一層確実に少なくなる
という効果を得ることができる。
【0017】また、DLが2×DP以下というような上
記の寸法関係とすれば、ダイヤフラム内の圧力が高まり
過ぎてダイヤフラムが必要以上に大きく変形すること
が、なくなる。さらにより好ましくは、(1.7×D
P)≧DL>(DP+4×T)の関係とすれば、局部的
に発生するダイヤフラムの歪みのばらつきを小さくでき
ることで、空気バネの寿命が向上するようになる。
【0018】請求項4に記載の空気バネは、振動発生部
及び振動受け部の一方に連結されるピストンと、振動発
生部及び振動受け部の他方に連結されるブラケットと、
これらピストンとブラケットとの間に配設されてこれら
部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラ
ムと、を有した空気バネであって、ダイヤフラムの内周
側の空間が負圧状態になった場合に開放される開閉弁を
有したことを特徴とする。
【0019】請求項4に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項では請求項1と同様に、筒状のダイヤ
フラムがピストンとブラケットとの間に配設されて、こ
れら部材の相対変位に伴ってこのダイヤフラムが弾性変
形するようになっている。この為、振動発生部が振動を
発生させた場合、ピストン或いはブラケットの何れか一
方を介して振動がダイヤフラムに伝達され、請求項1と
同様に、ピストン或いはブラケットの他方に連結された
振動受け部側に振動が伝達され難くなる。
【0020】さらに、本請求項に係る空気バネは、ダイ
ヤフラムの内周側の空間が負圧状態になった場合に開放
される開閉弁を有している。この為、この空気バネに伸
び方向のストロークを与えるのに伴って、ダイヤフラム
内の空間が負圧状態になろうとした場合には、この開閉
弁から外部の空気等の気体が導入されて、ダイヤフラム
の内周側の空間の気圧が不必要に低下せず、大気圧と大
きな気圧差が生じないようになる。
【0021】この結果、弛み部が生じないだけでなく、
ダイヤフラムの折り畳み部の内側と外側が擦れあわない
ようになって、大きな転動抵抗が生じないようになり、
ダイヤフラムの転動性が向上する。そしてこれに伴っ
て、ダイヤフラムの捲くれ込み現象を低減することがで
きる。
【0022】請求項5に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項は請求項4と同様の構成を有して同様
な作用を奏する。但し本請求項では、ダイヤフラムの内
周側の空間における気圧の高低に基づき開閉弁の開閉動
を制御する制御部を有するという構成になっている。つ
まり、本請求項では、例えばセンサからの圧力信号に基
づいて制御部により開閉弁の開閉動作が制御されるの
で、負圧状態時に確実に開閉弁が開放動されることにな
り、請求項4と同様の作用をより確実に奏することにな
る。
【0023】請求項6に記載の空気バネは、振動発生部
及び振動受け部の一方に連結されるピストンと、振動発
生部及び振動受け部の他方に連結されるブラケットと、
これらピストンとブラケットとの間に配設されてこれら
部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラ
ムと、を有した空気バネであって、ダイヤフラムの内周
面側に潤滑剤が塗布されたことを特徴とする。
【0024】請求項6に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項でも請求項1及び請求項4と同様に、
ピストンとブラケットとの間の相対変位に伴って、この
ダイヤフラムが弾性変形するようになっている。この
為、振動発生部が振動を発生させると、ピストン或いは
ブラケットの何れか一方を介して振動がダイヤフラムに
伝達され、請求項1及び請求項4と同様に、ピストン或
いはブラケットの他方に連結された振動受け部側に振動
が伝達され難くなる。
【0025】さらに本請求項では、ダイヤフラムの内周
面側に潤滑剤が塗布されている。つまり、ダイヤフラム
の内周面側に潤滑剤が塗布されれば、仮にダイヤフラム
の折り畳み部の内側と外側が擦れあった場合でも、潤滑
剤により滑り易くなって、ダイヤフラムの捲くれ込み現
象を少なくできるという効果を得ることができる。
【0026】請求項7に係る空気バネの作用を以下に説
明する。本請求項は請求項6と同様の構成を有して同様
な作用を奏する。但し本請求項では、潤滑剤がシリコン
グリスとされるという構成になっている。つまり、ダイ
ヤフラムの特性に悪影響を与えないシリコングリスを採
用することで、空気バネに要求される諸特性を低下させ
ず、ダイヤフラムの捲くれ込み現象を少なくできること
になる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
空気バネを図1及び図2に示し、これらの図に基づき本
実施の形態を説明する。図1及び図2に示すように、本
実施の形態に係る空気バネであるローリングローブ型空
気バネ10は、車両等の車体の例えばサポート金具16
側へ連結される円筒形状に形成されたピストン12を備
えている。
【0028】つまり、このピストン12は、図1に示す
ように外周面だけでなく上下の端面12A、12Bを有
している。また、ピストン12の下端面12Bがボルト
14によりサポート金具16にねじ止められており、こ
のピストン12の上端面12Aには、下側挟持金具18
がボルト20によりねじ止めされている。さらに、この
下側挟持金具18の外周側には、一周にわたって一段高
く形成されたフランジ部18Aが設けられており、ピス
トン12の上端面12B及び下側挟持金具18のそれぞ
れの中央部には貫通穴22が形成されている。
【0029】一方、このピストン12の直上の位置に
は、車両等の図示しないフレーム側に連結されるブラケ
ットである上面板24が配置されている。この上面板2
4の下部側には、円盤状に形成された上側挟持金具26
がボルト28によりねじ止めされており、この上側挟持
金具26の外周側には、一周にわたって一段低く形成さ
れたフランジ部26Aが設けられている。
【0030】これら上面板24とピストン12との間に
は、円筒状にゴム材で形成された弾性膜であるダイヤフ
ラム32が配設されており、このダイヤフラム32の内
周面側には、半固体潤滑剤である図示しないシリコング
リス(例えば、信越化学工業株式会社製の商品名G−5
01)による潤滑剤が塗布されている。
【0031】但し、この潤滑剤としては、シリコングリ
スでなく単なるグリスとしても良く、また他に、グラフ
ァイト、雲母、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤などが
考えられるほか、鉱油系潤滑油、混成潤滑油、合成潤滑
油、動植物系潤滑油等の各種の液体潤滑剤が考えられ
る。そして、この潤滑油の具体例として、例えばスピン
ドル油、ダイナモ油、モービル油等が存在する。尚、こ
のシリコングリスをダイヤフラム32に塗布する際に
は、ダイヤフラム32の内周面側全面にわたってブラシ
で塗布した後、所定時間放置して乾燥するが、ブラシ以
外のスプレー等の他の手段によって塗布しても良い。
【0032】また、このダイヤフラム32の両端部に
は、鋼製の線材によりリング状に形成された補強材であ
るビード部34、36がそれぞれ埋設されており、この
内の下側ビード部34を有したダイヤフラム32の端部
がピストン12の上端面12Bとフランジ部18Aとの
間で挟持されて、このダイヤフラム32の下端側が封止
されている。さらに、上側ビード部36を有したダイヤ
フラム32の端部が上面板24の下側とフランジ部26
Aとの間で挟持されて、このダイヤフラム32の上端側
が封止されている。
【0033】つまり、ダイヤフラム32内の空間S1が
上面板24及びピストン12等により封止されている
が、ピストン12の上端面12B及び下側挟持金具18
を貫通穴22が貫通して、ダイヤフラム32内の空間S
1とピストン12内の空間S2が連通されている。
【0034】また、上面板24及び上側挟持金具26に
は、この上面板24及び上側挟持金具26を貫通するパ
イプ38が配置されていて、ローリングローブ型空気バ
ネ10の外部の空間とダイヤフラム32内の空間S1と
がこのパイプ38により連通されて、空気等の気体をこ
のパイプ38で吸排可能となっている。従って、これら
上面板24とピストン12との間が相対変位するのに伴
って、ダイヤフラム32が弾性変形することになる。
【0035】一方、ローリングローブ型空気バネ10の
ピストン12の外周面に接触するダイヤフラム32の部
分でのダイヤフラム製造時形状の外径DSが、図2に示
すピストン12の上部12Cの最大外径DPより小さく
されている。そして、この最伸び時においてピストン1
2の外周面に接触するダイヤフラム32の下側部32A
より上面板24寄りに位置する中央部32Bでのダイヤ
フラム製造時形状が、図2に示すようにピストン12側
から上面板24側に向って径の広がるテーパー形状にさ
れている。
【0036】これに伴って、ダイヤフラム製造時形状に
おけるダイヤフラム32の最大外径部となる上面板24
寄りの上側部32Cの外径をDLとし、ピストン12の
上部12Cの最大外径をDPとし、ダイヤフラム32の
厚みをTとしたときに、(2×DP)≧DL>(DP+
4×T)の関係を有するように各寸法を設定する。尚、
ここでダイヤフラム製造時形状とは、ダイヤフラム32
の製造に際して、ダイヤフラム32をモールド内で加硫
し、モールドから抜き出した時点でのダイヤフラム32
の形状をいう。
【0037】そして、図1に示すように、ダイヤフラム
32の下側部32Aと上側部32Cとの間の中央部32
Bで折り畳まれた状態で、ダイヤフラム32がピストン
12と上面板24との間に配置されており、このダイヤ
フラム32が折り畳まれた部分の周辺が折り畳み部32
Dとされている。
【0038】以上より、振動発生部となる車体側のサポ
ート金具16にボルト14がねじ止められて、サポート
金具16にピストン12が連結されることになり、ま
た、このローリングローブ型空気バネ10の上面板24
が振動受け部であるフレーム等を支持しつつ、これらと
連結されるようになっている。
【0039】次に、本実施の形態に係るローリングロー
ブ型空気バネ10の作用を説明する。サポート金具16
に連結されるピストン12と、フレームに連結される上
面板24との間に、円筒状のダイヤフラム32が配設さ
れており、これらピストン12と上面板24との間の相
対変位に伴って、上面板24に取り付けられたパイプ3
8によってダイヤフラム32内に空気が吸排されつつ、
このダイヤフラム32が弾性変形する。
【0040】従って、サポート金具16側で振動が発生
した場合、ピストン12を介して振動がダイヤフラム3
2に伝達され、上面板24とピストン12の間の相対的
な移動に伴うダイヤフラム32の変形により、振動が吸
収されて、上面板24に連結されたキャビン等に振動が
伝達され難くなる。
【0041】さらに、本実施の形態では、使用ストロー
ク範囲でピストン12に接触する軸方向範囲であるダイ
ヤフラム32の下側部32Aにおけるダイヤフラム製造
時形状の外径DSが、ピストン12の上部12Cの最大
外径DPより小さくされているので、このダイヤフラム
32をピストン12と組み合わせてこのローリングロー
ブ型空気バネ10を組み立てれば、ピストン12の外径
DPよりもダイヤフラム32の外径が小さい為、ダイヤ
フラム32はその周方向に引っ張りを受けた状態で折り
畳まれることになる。
【0042】これに伴って、ダイヤフラム32はピスト
ン12を締め付ける方向で反力を発生し、ピストン12
とダイヤフラム32との間の密着力が向上する。この結
果として、このローリングローブ型空気バネ10に伸び
方向のストロークを与えた場合には、パイプ38により
空気が吸入されるものの、急激なストロークでは吸気が
不十分となり、ダイヤフラム32内の空間S1が一時的
に負圧状態となる。従って、ダイヤフラム32の転動性
は若干低下するものの、ピストン12にダイヤフラム3
2が密着している為にダイヤフラム32は確実に転動
し、捲くれ込み現象が発生しなくなる。
【0043】一方、本実施の形態では、このローリング
ローブ型空気バネ10の最伸び時におけるピストン12
の外周面に接触するダイヤフラム32の下側部32Aで
のダイヤフラム製造時形状の外径DSが、ピストン12
の上部12Cの最大外径DPよりも小さくされているだ
けでなく、このダイヤフラム32の部分より上面板24
寄りの中央部32Bでのダイヤフラム製造時形状が、ピ
ストン12側から上面板24側に向って径の広がるテー
パー形状にされている。さらに、ダイヤフラム製造時形
状における上側部32Cの外径、ピストン12の上部1
2Cの最大外径及び、ダイヤフラム32の厚みの関係
を、(2×DP)≧DL>(DP+4×T)とした。
【0044】つまり、ダイヤフラム32の軸方向の中程
となる中央部32Bをテーパー形状として上面板24寄
りの部分とされる上側部32Cを大きくすることで、ダ
イヤフラム32内の空間S1が負圧状態とされた場合に
おいても、ダイヤフラム32の折り畳み部32Dの内側
と外側との間にクリアランスが存在するような寸法設定
とした。
【0045】これに伴って、このローリングローブ型空
気バネ10に伸び方向のストロークを与えるのに合わせ
てダイヤフラム32内が負圧状態となった場合でも、折
り畳まれたダイヤフラム32の内面同士が擦れあうこと
を解消できるようにした。この結果、ダイヤフラム32
の折り畳み部32Dの内側と外側が擦れあわないので、
転動抵抗が生じないようになり、ダイヤフラム32の転
動性が向上するのに伴って、更にダイヤフラム32の捲
くれ込み現象が少なくなるという効果を得ることができ
る。
【0046】また、上側部32Cの外径DLが2×DP
以下というような上記の寸法関係とすれば、ダイヤフラ
ム32内の圧力が高まり過ぎてダイヤフラム32が必要
以上に大きく変形することが、なくなる。さらにより好
ましくは、(1.7×DP)≧DL>(DP+4×T)
の関係とすれば、局部的に発生するダイヤフラム32の
歪みのばらつきを小さくできることで、ローリングロー
ブ型空気バネ10の寿命が向上するようになる。
【0047】さらに、本実施の形態では、ダイヤフラム
32の内周面側に潤滑剤としてシリコングリスが塗布さ
れている。つまり、ダイヤフラム32の内周面側にシリ
コングリスが塗布されれば、仮にダイヤフラム32の折
り畳み部32Dの内側と外側が擦れあった場合でも、シ
リコングリスにより滑り易くなり、ダイヤフラム32の
捲くれ込み現象を少なくできる。また、ダイヤフラム3
2の特性に悪影響を与えないシリコングリスを採用する
ことで、ローリングローブ型空気バネ10に要求される
諸特性を低下させないようにできる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態に係る空
気バネを図3から図5に示し、この図に基づき本実施の
形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材
と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を
省略する。本実施の形態も図3に示すように第1の実施
の形態とほぼ同様の構造となっいる。但し、図4及び図
5に示すように、本実施の形態に係るローリングローブ
型空気バネ10の上面板24及び上側挟持金具26に
は、同軸状で上下方向に延びる貫通孔50が一体的に形
成されており、円筒状に形成された開閉弁40の本体部
分である弁体42が、この貫通孔50にこれら図4及び
図5において上下動可能に嵌合されている。
【0049】さらに、図5に示すように、この弁体42
の中央部分は、貫通孔50と嵌合する円筒状の筒部42
Aにより構成され、弁体42の上下端にはそれぞれ外周
に拡がるフランジ部42B、42Cが形成されている。
この内の上側フランジ部42Bと上面板24との間に
は、弾性部材であって開閉弁40の一部を構成するコイ
ルスプリング44が筒部42Aに巻き付けられつつ配置
されている。この為、このコイルスプリング44が弁体
42を常時上方に付勢していることになる。
【0050】これに対して下側フランジ部42Cが、上
側挟持金具26の下面側における貫通孔50の周囲部分
にこの付勢力に抗するように係合して、弁体42の抜け
止めが図られている。但し、この下側フランジ部42C
と上面板24の下面との間には、開閉弁40の閉鎖時に
おいてのこれらの間の封止を図る為のOリング48が、
配置されている。一方、筒部42Aの軸方向に沿って上
端部から下方に延びる連通孔46がこの弁体42の中心
部に形成されており、この連通孔46の下端部が分岐し
て左右方向に延び、図4及び図5(A)において上面板
24及び上側挟持金具26の断面に対向した部分で、筒
部42Aの外周面にこの連通孔46が開放されている。
【0051】従って、コイルスプリング44の付勢力で
弁体42が上昇している図5(A)に示す通常時には、
ダイヤフラム32内の空間S1とローリングローブ型空
気バネ10の外部の空間とが、開閉弁40によっては連
通されていない。また、この外部の空間は大気圧となっ
ているので、空間S1内が大気圧となっていれば、圧力
は生じないが、例えば空間S1内が負圧状態になれば、
外気との圧力差から生じる図5(B)に示す圧力Pが加
わって、弁体42がコイルスプリング44の付勢力に抗
しつつ、下方に移動する。図5(B)に示すように弁体
42が移動した下降時には、連通孔46を介してダイヤ
フラム32内の空間S1とローリングローブ型空気バネ
10の外部の空間とが連通されて、この連通孔46が空
気の通路となる。つまり、空間S1と外部の空間とが開
閉弁40により開放された状態となる。
【0052】この結果、ダイヤフラムの内周側の空間S
1が例えばパイプ38による吸気だけでは不十分で負圧
状態になった場合に、開閉弁40が開放されて、空気等
の気体が弁体42に形成された連通孔46内で図5
(B)に示す気流Fのように流れて、空間S1内に吸気
される。尚この後、空間S1の気圧が、例えば大気圧に
戻った場合或いは、0.1Kgf/cm2 以上に高まった場合
には、空間S1内の気密性を保持する為、コイルスプリ
ング44の付勢力でこの弁体42を上昇させることによ
り、この開閉弁40を閉鎖する。
【0053】次に、本実施の形態に係るローリングロー
ブ型空気バネ10の作用を説明する。本実施の形態のロ
ーリングローブ型空気バネ10も第1の実施の形態と同
様に、円筒状のダイヤフラム32がピストン12と上面
板24との間に配設されており、これらピストン12と
上面板24との間の相対変位に伴って、上面板24に取
り付けられたパイプ38によってダイヤフラム32内に
空気が吸排されつつ、このダイヤフラム32が弾性変形
する。従って、サポート金具16側で振動が発生した場
合、ピストン12を介して振動がダイヤフラム32に伝
達され、第1の実施の形態と同様に、上面板24に連結
されたキャビン等に振動が伝達され難くなる。
【0054】さらに、本実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネ10は、ダイヤフラム32の内周側の空
間S1が負圧状態になった場合に開放される開閉弁40
を有している。つまり、この空気バネ10に伸び方向の
ストロークを与えるのに伴って、パイプ38により空気
が吸入されるものの、急激なストロークでは吸気が不十
分となり、ダイヤフラム32内の空間S1が負圧状態に
なるが、これに合わせて開閉弁40の弁体42が図5
(B)のように下降して、外部の空気等の気体が連通孔
46を介して導入される。この為、この空間S1が負圧
状態になるものの、気圧が不必要に低下せず、大気圧と
大きな気圧差が生じないようになる。
【0055】この結果、弛み部が生じないだけでなく、
ダイヤフラム32の折り畳み部32Dの内側と外側が擦
れあわないようになって、大きな転動抵抗が生じないよ
うになり、ダイヤフラム32の転動性が向上する。そし
てこれに伴って、ダイヤフラム32の捲くれ込み現象を
低減することができる。
【0056】次に、本発明の第3の実施の形態に係る空
気バネを図6に示し、この図に基づき本実施の形態を説
明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の
部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略す
る。図6に示すように本実施の形態では、上面板24及
び上側挟持金具26に貫通孔50を2つ形成し、それぞ
れに開閉弁40を配置することで、2つの開閉弁40を
配置した構造となっている。
【0057】従って、これら2つの開閉弁40から外部
の空気がそれぞれ導入されることで、より多くの空気が
短時間に吸気されるようになり、空間S1が負圧状態に
なることをより確実に防止できる。この結果、第1の実
施の形態と同様或いはそれ以上に、ダイヤフラム32の
転動性が向上するのに伴って、ダイヤフラム32の捲く
れ込み現象を低減することができる。
【0058】尚、本実施の形態では、開閉弁40を2つ
としたが、3つ以上配置する構造としても良く、また、
これら複数の開閉弁40はローリングローブ型空気バネ
10の中心軸廻りに例えば等間隔の角度で配置すること
が考えられる。但し、第1の実施の形態と同様な効果が
得られれば、必ずしも等間隔の角度で配置しなくとも良
い。
【0059】次に、本発明の第4の実施の形態に係る空
気バネを図7及び図8に示し、これらの図に基づき本実
施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した
部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説
明を省略する。図7及び図8に示すように本実施の形態
では、開閉弁40の筒部42Aの周囲に筒部42Aの軸
方向に沿ってそれぞれ延びる複数の溝部52を有した構
造となっている。この為、図7(A)に示す通常時に
は、ダイヤフラム32内の空間S1とローリングローブ
型空気バネ10の外部の空間とが、この開閉弁40によ
っては第1の実施の形態と同様に連通されないが、図7
(B)に示す弁体42の下降時には、溝部52の下部側
が空間S1内に開放される形となる。
【0060】つまり、図7(B)及び図8に示す弁体4
2の下降時には、連通孔46だけでなく、貫通孔50と
溝部52との間の空間によっても、空間S1と外部の空
間とが連通されることになる。この為、開閉弁40の開
放時において、この開閉弁40を介してより多くの空気
が短時間に吸気されるように空間S1内に導入され、こ
の空間S1の気圧が不必要に低下することをより確実に
防止できる。この結果、第1の実施の形態と同様或いは
それ以上に、ダイヤフラム32の転動性が向上するのに
伴って、ダイヤフラム32の捲くれ込み現象を低減する
ことができる。
【0061】尚、上記実施の形態と異なって、ダイヤフ
ラムの内周側の空間における気圧の高低に基づき開閉弁
の開閉動を制御する制御部を有するような構造を採用し
ても良い。この場合、センサからの圧力信号に基づい
て、開閉弁に付随して配置されているモータ等のアクチ
ュエータを制御部によって動作させて、開閉弁の開閉動
作が制御される。従って、この制御部により負圧状態時
に確実に開閉弁が開放動されることになって、上記実施
の形態と同様に、ダイヤフラムの捲くれ込み現象を低減
できるようになる。
【0062】一方、上記実施の形態では、開閉弁の一部
を構成する弾性部材として、金属製のコイルスプリング
44を採用したが、このコイルスプリング44の替わり
に、他の構造の金属製のばねを採用しても良く、また、
ゴム製等の他の材質の弾性部材を採用しても良い。さら
に、上記実施の形態では、空気バネの上端部となる上面
板24及び上側挟持金具26の部分に開閉弁40を配置
したが、空間S1と空間2との間を繋ぐ貫通穴22に開
閉弁を配置しても良い。
【0063】また、上記第1の実施の形態において、ダ
イヤフラム32の内周面側に潤滑剤を塗布したが、第2
の実施の形態から第4の実施の形態においても同様に塗
布しても良い。そして、上記実施の形態において、ピス
トン12の外径DPを例えば180mm程度とし、ダイ
ヤフラム32の厚みTを4mmから5mm程度とした場
合、下側部32Aにおけるダイヤフラム製造時形状の外
径DSは外径DPより3mm程度短くし、ダイヤフラム
製造時形状における上側部32Cの外径DLは220m
m程度とすることが考えられる。
【0064】さらに、上記実施の形態において、振動発
生部側にピストン12を連結し、振動受け部側に上面板
24を連結するような構成としたが、この逆の構成とし
ても良い。また、上記実施の形態の説明において、振動
を減衰して低減するようにしたが、振動の中でも突発的
に存在する大きな振幅である衝撃を本発明は緩衝するこ
ともできる。他方、上記実施の形態において、車両等の
車体に入力される外部振動の防振を目的としたが、本発
明は、例えば車両以外の他の建設機械、農業機械等の用
途にも用いられることはいうまでもなく、また、ローリ
ングローブ型空気バネ以外の空気バネにも適用可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気バネ
は上記構成としたので、ダイヤフラムの捲くれ込み現象
を抑制できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネに適用されるダイヤフラム及びピストン
を示す分解断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの他の断面図であって、図3の4−4矢
視線断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの要部拡大図であって、(A)は弁体の
通常時を示す図であり、(B)は弁体の下降時を示す図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るローリングロ
ーブ型空気バネの要部拡大図であって、(A)は弁体の
通常時を示す図であり、(B)は弁体の下降時を示す図
である。
【図8】図7の8−8矢視線断面図(但し、コイルスプ
リング、上面板及び上側挟持金具は省略する)である。
【図9】従来技術のローリングローブ型空気バネの断面
図である。
【符号の説明】
10 ローリングローブ型空気バネ 12 ピストン 24 上面板(ブラケット) 32 ダイヤフラム 40 開閉弁 42 弁体 44 コイルスプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    されるピストンと、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結されるブラケッ
    トと、 これらピストンとブラケットとの間に配設されてこれら
    部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラ
    ムと、 を有した空気バネであって、 ピストンの外周面に接触する部分でのダイヤフラム製造
    時形状の外径が、ピストンの外径より小さくされること
    を特徴とする空気バネ。
  2. 【請求項2】 ピストンの外周面に接触する部分よりブ
    ラケット寄りの部分でのダイヤフラム製造時形状が、ピ
    ストン側からブラケット側に向って径の広がるテーパー
    形状にされることを特徴とする請求項1記載の空気バ
    ネ。
  3. 【請求項3】 ダイヤフラム製造時形状における最大外
    径部の外径をDLとし、ピストン上部の最大外径をDP
    とし、ダイヤフラムの厚みをTとしたときに、 (2×DP)≧DL>(DP+4×T)の関係を有する
    ことを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の空気バ
    ネ。
  4. 【請求項4】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    されるピストンと、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結されるブラケッ
    トと、 これらピストンとブラケットとの間に配設されてこれら
    部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラ
    ムと、 を有した空気バネであって、 ダイヤフラムの内周側の空間が負圧状態になった場合に
    開放される開閉弁を有したことを特徴とする空気バネ。
  5. 【請求項5】 ダイヤフラムの内周側の空間における気
    圧の高低に基づき開閉弁の開閉動を制御する制御部を有
    したことを特徴とする請求項4記載の空気バネ。
  6. 【請求項6】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    されるピストンと、振動発生部及び振動受け部の他方に
    連結されるブラケットと、 これらピストンとブラケットとの間に配設されてこれら
    部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラ
    ムと、 を有した空気バネであって、 ダイヤフラムの内周面側に潤滑剤が塗布されたことを特
    徴とする空気バネ。
  7. 【請求項7】 潤滑剤がシリコングリスとされることを
    特徴とする請求項6記載の空気バネ。
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JP2001-95269 2001-03-29
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JP2001-329454 2001-10-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044856A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mitsubishi Materials Techno Corp 空気噴射式コンベア装置
JP2006090532A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気ばね

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JP2006044856A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mitsubishi Materials Techno Corp 空気噴射式コンベア装置
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