JP2003200164A - 液体から帯電体を除去する巻込み型の通液型コンデンサおよび液体処理装置 - Google Patents
液体から帯電体を除去する巻込み型の通液型コンデンサおよび液体処理装置Info
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Abstract
コンデンサおよび液体処理装置を提供する。 【解決手段】 巻込み型の通液型コンデンサは、2つの
電極および2つの仕切りを同軸に巻きこんで1つの中心
が空洞のロールにすることにより、構成される。流体を
通液型コンデンサに送り込むために、給液パイプを中心
の空洞部に挿入する。仕切りは、水平のストリップと垂
直の帯状のサポートとで格子状に形成し、水平のストリ
ップは垂直のサポートより高さが高い。
Description
(charged species)を除去する巻込み型の通液型コン
デンサ(flow-through capacitors: FTCs)および液体
処理装置に関する。
つであり、水の重要性を「水が私達人類に生命を与え
る」と表現することがある。地球表面の4分の3は、水
で覆われており、その水の98%が塩水、残り2%が淡
水である。この淡水の大部分は極氷冠に取り込まれ、僅
か1%以下が直接利用に残されているに過ぎない。都市
化と産業化の進展に伴い人口が増加するにつれ、水の消
費と廃棄物の産出が増大し、それゆえ世界の多くの国で
は、水不足と環境汚染に苦しんでいる。国際連合(UN)
の予想によると、2025年までには、世界人口の32
%の割合を占める48カ国で水が不足するとされてい
る。水は、生活の質と経済の繁栄のどちらにとっても、
不可欠である。
府に何百万ドルもの汚染除去費用を被らせる。水がなけ
れば、人類の日常生活は阻害されることになる。十分な
水資源を国民に提供することは、政府の責務かもしれな
いが、水の利用を保護し、有用な資源を回収し、そして
公害を減少することは、われわれ人類の義務なのであ
る。水の生成には、海水の脱塩がおそらく最も経済的な
方法である。海水は、無料かつ無制限であり、また1年
を通して天候に影響されることなく入手可能である。し
かし、海水は、塩類を含有するあらゆる自然水のうち最
も高い全溶解固形物(total dissolved solid: TDS)含
有量を有する。
は、自然状態で有機物もしくは無機物のいずれであった
としても、加水分解、腐敗、凝集、溶質の生体反応もし
くは化学反応の結果生じる帯電体を、高い頻度で含有し
ている。ここで、TDSとは、海水および廃水における帯
電体の含有量を表す量であり、単位はppm(parts per m
illion)である。
ずれにおいても、TDSの低減もしくは脱イオン化が、沈
殿、吸着、濾過、オゾン化等を含む精製プロトコルの主
な目標の1つである。これらの処理工程は、給液の前処
理と後処理とのために、脱イオン化工程の上流もしくは
下流のいずれかに配置される。海水または廃水を一般利
用または産業上利用する場合、海水または廃水のTDSを
一定のppmレベルまで低減しなくてはならない。この場
合、脱イオン化については、イオン交換、蒸発、逆浸透
(RO)、電気透折などの一般的な技術を用いて実現でき
る。これらの技術のうちCDI(capacitive deionizatio
n method:静電容量式脱イオン法)は、相対的に新し
く、一般にもあまり知られていない。脱イオン化方法を
選択する場合においては、材料および作業コスト、なら
びに液体の濾過(または産出)方法と同様に脱塩率につ
いても考慮しなくてはならない。
費用のかかる合成材料であり、有毒イオンと引き換えに
比較的良性のイオンを放出する。イオン交換樹脂は、使
用していると飽和状態になり、再生が欠かせない。イオ
ン交換樹脂の再生には、強酸および強塩基ならびに洗浄
用の水が必要であり、このため、イオン交換は、水の無
駄遣いで、また再生に使用する化学物質で二次的な公害
を生じるものとなっていた。
ット内の海水または原水を加熱しなくてはならない。そ
の後イオンは、ポット内にスラッジとして残留する。蒸
発は、広大な作業スペースを要するエネルギーの集中的
プロセスであり、例えば、米国特許4,636,283号
のNasser(ナッサー)の特許が示すところによると、1
00m以上(>300ft)の高さの蒸発カラム(evapor
ation column)が用いられている。それにもかかわら
ず、蒸発は、世界で最も広く利用されている海水淡水化
法である。
術である。逆浸透は、薄膜を用いて塩類のある水から塩
類を除去した水を抽出するものである。逆浸透は、例え
ば800〜1200psigの高圧力に依存して、薄膜のナ
ノ細孔(nano-pores)から透過水(真水)を通過させる
ものである。高い動作圧力と流体の濾過の低さが、逆浸
透の不利な2つの点である。逆浸透の高い動作圧力が高
コストを意味する一方で、流体の濾過の低さは低処理量
を意味する。
電解とイオン透過薄膜との両方を活用するものである。
少なくとも3つの区画、例えば、アノード、中極、カソ
ードが各電気透折ユニットにあり、塩類のある水は、中
極の区画を流れ、イオンは、薄膜の選択性透過と連動し
て静電気引力により、アノード区画またはカソード区画
に吸い込まれる。電気透折の電極および薄膜の両方と
も、大量の液体処理を行うため、相当コストのかかるも
のとなっていた。公害減少の問題として取り上げると、
逆浸透および電気透折などの薄膜技術において、イオン
は、取り込まれたり回収されたりしない方法である。従
って、これらの技術は、公害低減を目的としたものでは
なく、単なる液体の精製手段にしか過ぎなかったのであ
る。
処理技術とは対照的に、CDIによる水処理技術は、高い
給液リサイクル率のため、精製と公害低減の両方を可能
にする技術である。濾過は固体の粒子を容易に除去する
一方で、電解は帯電体を効果的に除去することができ
る。イオンが静電気引力に迅速かつ反対に反応するの
は、1つの自然現象である。帯電体を含む液体中におい
て、このような静電気引力は、電流の印加により、2つ
の平行する導電板の間に最も便利に生成される。帯電体
は、電荷を帯びた板に沿ってを貫流しながら、その板へ
瞬時に吸着し、その結果TDSが減少する。このような脱
塩方法は、CDI法と名付けられている。CDIを搭載する装
備が、通液型コンデンサ(FTC)として知られている。
通液型コンデンサの実用については、30年前の197
1年3月のJ. Electrochem Soc.: Electrochemical Tec
hnologyの510頁〜517頁にJ. Newmanが共著「Tech
nology Desalting by Means of Porous Carbon Electro
des」で公開しており、ここに参考文献として加える。
用し、商業的な観点から検証する。3つの従来技術と
は、アンデルマン(Andelman)の米国特許5,779,8
91号、ハナク(Hanak)の米国特許5,858,199
号、およびファーマー(Farmer)の米国特許5,954,
937号である。これら全ての特許についても参考文献
としてここに加える。
いて述べる。米国特許5,779,891号は、基板とし
てグラファイト・フォイルならびにイオン吸収材料とし
て活性炭を使い、物理的圧縮により電極を形成した。化
学結合は、物理的圧縮よりも電子接続において信頼性が
より高いのだが、ここでは活性物質と基板間に化学結合
は存在しない。ゴールド・コンプレッション・コンタクト
(gold compression contact)も用いて、リード電極と
リード線とを結合し、これらを直流電源に接続するが、
この高価な金属の使用は、通液型コンデンサの消費者製
品化の妨げとなる。さらに、塩素化炭化水素(CHCs)を
電気化学的に破壊するために、プラチナあるいは他の触
媒金属が、炭素電極にドープ処理されている。また解毒
効率をより高くするために、塩素化炭化水素が、電気分
解というよりもオゾンにより処理されている。
デンサでは、最短かつ最も一直線な流路を得るために、
給液パイプの穿孔と一線上に合わさるように、穿孔が電
極上にカットされている。これは、吸着領域の能力が弱
められるだけでなく、電極の特定の配置も製造プロセス
を混乱させるので、装置の価格が上昇し、製品の商業上
のメリットが損なわれている。
て述べる。米国特許5,858,199号は、液体からの
イオン物質の遊離に、電解および複合の遠心力もしくは
コリオリ効果との組合せを利用している。この装置は、
機械回転装置を組み込むことにより、高い作業コストお
よび使用の困難さが生じる結果となっている。この特許
では、イオン吸着の活性物質として炭素に加え、タンタ
ルおよび酸化ルテニウムなどの混合金属酸化物を示して
いる。これらの酸化物は、高価であり、かつ多量の液体
の処理には適さない。
て述べる。米国特許5,954,937号では、高価な合
成カーボンエアロジェル(carbonaerogel)を、脱塩用
のイオン吸着材料として使っている。このような炭素材
料は、圧力が900psiぐらい、乾燥状態のゲルの炭化
が500〜1200℃の状態にあって、液体炭素で乾燥
しながら超臨界点を利用して、ホルムアルデヒドと共に
レゾンシノールの複合物から加工される。この単一バッ
チの加工には、完了するまで2週間かかると、米国特許
4,997,804号でパカラ(Pakala)が述べている。
この米国特許4,997,804号をここで参考文献に組
み込む。この時間を要する加工は、高い処理圧力および
温度に関連して、通液型コンデンサの製造に要する材料
コストを高くする。さらに、米国特許5,954,937
号では、ガスケットと、ボルトと、ナットと、端板と、
多数の電極の対とを用いて、多段式通液型コンデンサを
組立てる。多段式通液型コンデンサのこのような複雑な
配置は、漏れ易く、商業的成長力にも乏しい。
来のCDI法では、高価な材料を使用したり、装置組立
てが複雑であったり、操作が高コストであったり、処理
量が商用には不向きであったりする。しかしながら、CD
Iは偽りなく、液体中のTDS減少の実現可能な技術で
ある。この技術を廃水のリサイクル、および海水淡水化
の手頃な価格の商業用装置にするために、CDIで使用さ
れる経済的な材料を特定し、容易な大量生産および使い
易い技術を提供する通液型コンデンサ装置ができるよう
に、更なる調査が必要とされていた。そこで、本発明は
上記問題点に鑑みなされたもので、コスト、性能、操作
面を改善した液体から帯電体を除去する巻込み型の通液
型コンデンサおよび液体処理装置を提供することを目的
とする。
決するために、巻込み型の通液型コンデンサは、活性物
質および導電箔を含み、前記活性物質および前記導電箔
がフレキシブル一体構造シートに形成された第1電極
と、前記第1電極上に配置される第1仕切りと、前記活
性物質および前記導電箔を含み、前記活性物質および前
記導電箔がフレキシブル一体構造シートに形成され、前
記第1仕切り上に配置される第2電極と、前記第2電極
上に配置される第2仕切りとを具備する。前記第1電
極、前記第1仕切り、前記第2電極、および前記第2仕
切りは、同軸に巻かれて中心が空洞のロールになり、前
記第1仕切りおよび第2仕切りは、前記第1電極と前記
第2電極との間に間隙を形成する。
前記パイプは、相対する側に配列した孔を有し、液体を
貫流する巻込み型の通液型コンデンサである。前記パイ
プは、好ましくは外部直径が6mmより大きく内部直径が
5mmより大きい巻込み型の通液型コンデンサである。さ
らに、前記仕切りは、水平のストリップと垂直の帯状の
サポートとで格子状を形成し、前記ストリップの高さが
前記サポートの高さより高い巻込み型の通液型コンデン
サである。
み型の通液型コンデンサである。さらに、前記仕切り
は、幅1mmで高さ約0.5mm〜1.0mmの範囲である水平
の複数のストリップと、幅約2mmで高さ約0.1mmであ
る垂直の複数のサポートとで格子状を形成し、最上端の
前記ストリップと最下端の前記ストリップとの距離は前
記第1電極と前記第2電極の間の長さより約2mm短く、
中間の前記ストリップは、30mm以下の間隔で配置さ
れ、前記サポートは、30mm以上の間隔で配置される巻
込み型の通液型コンデンサである。さらに、前記サポー
トは、孔を有する巻込み型の通液型コンデンサである。
また、前記巻込み型の通液型コンデンサのいずれか一つ
を備えた液体処理装置である。
の多くの地域において、現存もしくは差し迫った問題で
ある。水や他の液体中の汚染物質に関しては、重金属も
しくは帯電体が主な汚染物質である。これら汚染物質
は、液体に溶解することができるので、全溶解固形物
(TDS)で特徴付けられている。多くの場合には、液体
のTDSがある一定レベルのppmまで減少するに従い、その
「汚染した」液体が有益なものとなる。例えば、海水の
TDSは、どこにおいても実質上35,000ppmである
が、TDSが500ppmに減らされると灌漑用に適した水に
なる。同じ水が200ppm以下になれば、塩味のない飲
用に適した水になる。
果であり、コンデンサ構造を利用して静電界を応用する
ことにより、最も簡便に成し遂げられる。直流電圧の印
可により、給液中の単一イオンおよび複雑な帯電体が、
瞬間的に電極に引き寄せられ、直流電圧が存在する限り
電極の表面に残存するのである。明らかに吸着領域が大
きければ大きいほど、より多くのイオンが吸着され、給
液中より除去される。電気印加を終了すると引き寄せら
れていた汚染物は開放されので、吸着領域の完全な再生
には、単に電極の極性の急速な反転のみが必要とされ
る。換言すると、給液の脱イオン化および吸着領域の再
生のどちらにおいても、電気を利用するのである。これ
は、最も一般的な脱塩方法であるイオン交換技術よりCD
Iが勝る、1つの有利な点である。イオン交換技術は、
樹脂を再生するのに化学物質を要するため、二次的な汚
染物が発生する結果となる。
着電極を加工するため、スーパーキャパシタで実証済み
の活性物質を応用する。可能な限り大きな電極表面領域
を得るために、ソル・ゲル法もしくは電解を用いて、黒
磁鉄鉱(Fe3O4)およびその混合物などのフェライトの
ナノ微粒子を加工する。静電容量の測定ならびに他のテ
ストに基づいて、条件に合った量の粒子を、通液型コン
デンサ(FTC)のロール用の電極に加工する。給液パイ
プと共に通液型コンデンサを囲まれた容器に入れて、CD
I処理装置を形成する。
シタのエネルギー貯蔵と共通の仕組みを利用している
(スーパーキャパシタは数千ファラッド(F)の電荷を
蓄電することができる)。CDIとスーパーキャパシタの
どちらも、脱イオン化あるいはエネルギー貯蔵の原理に
おいて、1879年にヘルムホルツ(Helmholtz)が初
めて特性を示した二重層コンデンサに主に依存してい
る。
4.0そして0.0≦z≦1.0である水和イオン化合物FexOyHz
などのフェライトを含むナノ粒子、および黒磁鉄鉱(Fe
3O4)であるそのナノ粒子の主要要素が、先ず合成され
る。その後、ローラーコーティング法、パウダーコーテ
ィング法、もしくは電気泳動法により、ナノ粒子を適し
た集電体を確保し、一体構造である電極を形成する。前
記の水和した粉末の加工は、費用のかからない出発原料
を使用し、また製造工程も迅速かつ単純である。従って
本発明のイオン吸着材料は経済的なのである。
製の仕切りを介在した2枚の電極を同軸に巻いた、1つ
の中心が空洞のロールに組み立てられている。中心の開
口部には、通液型コンデンサーに液体を送り込むための
穿孔付きパイプを挿入でき、一方で仕切りには、1)電
極に絶縁物を提供する、2)通液型コンデンサー内の流
体を制限する、3)流体の横方向への流れをコンデンサ
ー内部に作るという3つのタスクを行う。ペリスタティ
ックポンプの原動力により、液体は、電極の全長を自由
に、水平に、そして外側へと流れて、コンデンサーを出
る。このため、イオンは吸着のために接近可能な電極の
全表面と接触する最高の機会を有するのである。
限であるだけでなく、電極およびコンデンサの製造も簡
単にオートメーション化できる。この通液型コンデンサ
の製造は、従って、液体精製および脱塩用の手頃な消費
者製品になるのである。当業者が知るように、このコン
デンサは、電極の極性の急速転換と相俟って、きれいな
水で洗浄することで、完全に再生可能である。そのう
え、本発明の通液型コンデンサは、さほど高価ではな
く、故に流布することができる。また、脱イオン能力の
回復において再生効果が表れなくなった場合、コンデン
サを交換および廃棄することもできる。本発明における
イオン吸着材料および交換式の通液型コンデンサは両方
とも、リサイクル可能であり環境に優しい。
びに逆浸透膜の商用パッケージは、容易に交換できるよ
う小型の形状ではあるが、これらのように、本発明の通
液型コンデンサは、自立式の形状に設計されている。こ
のような通液型コンデンサを、液体の入口および出口
と、電源につながる2つの電極リードと、気密シール用
ガスケット付きのキャップとを備えたハウジングホルダ
に内蔵する。ハウジングホルダの全部品は、射出成形に
より製造される。
交換することは、懐中電灯の電池交換と同じくらい簡単
である。通液型コンデンサをハウジングホルダに入れる
と、給液パイプが瞬時に通液型コンデンサロールの中心
へ挿入され、スナップ方式のコネクターを使い電極リー
ドがホルダキャップ上の電気ピンに接続され、それから
ネジ山付きキャップを締めつつ手動でホルダが密封され
る。このCDI処理装置の再稼動は、何の道具も使わず1
分以内で完了するのである。
直流電源で作動することができ、これは電池、太陽電
池、もしくは燃料電池から容易に供給できる数値であ
る。蒸発、逆浸透、電気透折と比較して、CDIの電力消
費量はかなり低い。電極の表面の帯電体を動かないよう
にするためだけに、低い直流電圧が必要であるが、一方
で化学反応や電気分解は、エネルギー効率と電極の寿命
とに有害なため、防止する必要がある。通液型コンデン
サの電極を再生するには、化学物質の代わりに電力を利
用するので、二次的な公害が発生することはない。その
上、CDIを利用して、AU3+およびPd2+などの貴重なイオ
ンを回収し、集束し、有益な形状に変換することができ
る。
発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。図1は、
本発明に係る通液型コンデンサのカートリッジホルダ内
部と液体入口及び出口とを示す断面図である。図1は、
図の簡略化のため通液型コンデンサーを省略して、ハウ
ジングホルダの液体入口および液体出口の断面図を示
す。ハウジングホルダは、吸着・濾過炭素およびイオン
交換樹脂ならびに逆浸透膜の収納パッケージに類似して
いる。
のおよびホルダ本体108の両方は、アクリル、ポリカ
ーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、もしくは
繊維強化プラスチックなどのエンジニアリング・プラス
チックを射出成形して製造することができる。液体は、
中間パイプ102の穿孔から射出した後、電極の全長を
移動し、出口104を経由してホルダ外に出る。液体
は、接近可能な電極の全表面の隅から隅までを、横方向
および外方向かって流れるため、帯電体と通液型コンデ
ンサの電極との接触時間が増す基となる。処理される液
体は、通液型コンデンサの最長の通路をたどるため、帯
電体を最も効率的に吸着することができる。
ながらホルダキャップ106をホルダ108に取りつけ
ることにより、液体漏れを防止する。ホルダキャップ1
06は、パイプ102およびホルダ本体108と同じ材
料を使用して成形され、他方ガスケット110および1
12は、ネオプレン、ブチルラバー、シリコンラバーを
原料とする。キャップ106の周辺とホルダ108の縁
に、ボルトとナットとで固定するために孔114を穴開
けする。別の実施例としては、手で締められるように、
キャップ106およびホルダ108の両方にねじ山をつ
けて、お互いをフィットさせることができる。
成について詳細を説明する。図2は、本発明に係る電極
及び仕切りを同軸に巻いたコンデンサロールを示す斜視
図である。図2を参照すると、2つの電極シート201
および202、ならびに2つの同一の仕切りシート20
3が、同軸に巻かれ、中心に開口部を有する1つのロー
ルになる。
よびバッテリ業界で利用されている巻線機で容易にオー
トメーション化される。望ましい幅の電極シートおよび
仕切りシートが、連続的に送り込まれ、望ましい直径の
ロールに巻き上げられていく。ロールを切断してテープ
で固定した後に、自立式の巻込み型の通液型コンデンサ
のパッケージが形成される。通液型コンデンサのパッケ
ージは実際、電解液とハウジングケースとがないスーパ
ーキャパシタであるため、いったん電極シートを切断す
ると、集電体が露出され、同様にバリが形成される。こ
れらは、通液型コンデンサパッケージに電気ショートな
らびに別の危害を引き起こすことになる。従って、デバ
リングおよび表面安定化処理などの矯正処理が必要とな
る。
口部は、給液パイプ102にフィットするように作られ
る。給液パイプ102は、望ましい外側直径(OD)お
よび内側直径(ID)に作られ、例えばODは6mm以
上、IDは5mm以上である。図2が示すように、給液パ
イプの穿孔は、例えば直径が1/16インチであり、穿
孔と穿孔との間が約1/2インチ離れて、給液パイプ1
02の相対する側へ均一に配置される。通液型コンデン
サパッケージの望ましい取扱容量に応じて、ODとID
とに関して給液パイプ102の寸法、ならびに給液用の
穿孔の直径とその数とを、調節することができる。ハウ
ジングホルダ108および給液パイプ102は、通液型
コンデンサパッケージから絶縁する必要がある。また、
通液型コンデンサパッケージとハウジングホルダ108
との間に電気的な伝達が存在すべきではない。
(Fe3O4)もしくは成形法による黒磁鉄鉱の混合物など
の活性物質により、アルミニウム、銅、チタン、ステン
レス、またはニッケルなどの導電金属箔をコーティング
して製造される。活性物質は、少なくとも10-2Sieme
n/cmの導電率ならびに少なくとも10ガウスの透磁率を
有する。電極を形成するあらゆる成形法、例えばローラ
ーコーティング、浸せきコーティング、スピンコーティ
ング、パワーコーティング、あるいは電気泳動成形法な
どもまた、容易にオートメーション化することができ
る。あるコーティング法、例えばローラーコーティング
などを用いる場合に、前述した粉末を、結合剤、例えば
フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)またはポリテトラエチレ
ン(PTFE)などを、適した溶剤で混合し、コーティング
ペーストを形成する。
の電極が通液型コンデンサパッケージの製造に用いら
れ、それらの極性は、電極と外部の電源装置との間の接
続方法により決定される。電極201と電極202との
どちらもが、電源装置を正極へ接続することによりアノ
ードになることができ、そのもう一方の電極201もし
くは電極202がカノードになる。どちらの配列でも、
通液型コンデンサの脱イオン能力に変わりはない。
ぶ基板箔は、電子も通すので、集電体と名づけられてい
る。集電体は、イオン吸着材料の導電率を増大すること
はないが、通液型コンデンサの電力消費と寿命とに影響
する。図2には示されていないが、電気リードは、基板
箔のつまみになることができ、あるいは集電体に溶接も
しくは機械的にクリンプさせた他の金属ピン・スポット
を使用することもできる。集電体も電気リードも給液と
直接接触させるべきではない。そうしないと、化学反応
が起こりCDIの効率を低減するからである。
形成について説明する。図3は、本発明に係る多孔質サ
ポートおよび水平のストリップを有する成形された仕切
りのパターン図である。図3を参照すると、、成形され
た仕切りは、水平のストリップ302および垂直のサポ
ート304を格子状に具備する。ストリップ302は、
サポート304よりも高く、例えば0.1mmに対し1mm
の高さであり、通液型コンデンサ内部の液体の流れを誘
導する働きがある。水平のストリップ302は、高さ約
0.5mm〜1mm、幅約1mmの寸法を有する矩形の帯の形
状に製造する。中間のストリップは、約30mm間隔であ
り、上端のストリップと下端のストリップ間の距離は、
電極の長さよりわずかに短く、例えば電極の長さを2mm
下回る。
限の被覆範囲で、ストリップ302の支持に十分な任意
の幅にすることができる。垂直のサポート304は、少
なくとも30mm間隔であり、幅約2mmおよび高さ約0.
1mmを有する。仕切り203は、電極201と電極20
2とに接近して介在する(図2に示すとおり)と共に、
仕切りの上端および下端ストリップは、電極の先端と長
さを合わせており、通液型コンデンサ内の液体を制限す
る。仕切りの中間のストリップは、サポート304の高
さがストリップの高さより小さいため事実上ゼロ制約の
もとに、約(0.5から1)mm×30mm×30mmの空間
を有する複数の横の経路を、液体の流れとして形成す
る。
広がると(図1に示すとおり)、定められた経路内を横
方向および外方向かって流れる。経路に従って、液体
は、接近可能な電極の全表面上を流れる。サポート30
4は、僅かの量ではあるが電極表面領域をふさぐので、
領域の損失を補うために孔をサポート上に作る。それで
もなお、コンデンサの静電容量は電極間の距離で決定さ
れる。より小さな間隔がより高い静電容量をもたらす一
方で、より大きな制限を液体の流れに生じさせることと
なる。したがって、仕切りストリップの高さは、コンデ
ンサ容量と液体の流動抵抗との間の均衡を保つものとな
っている。仕切りによる電極の間げきは、約0.3mm〜
1mmとさまざまであることができるが、好ましくは0.
5mm〜1mmである。
伸縮自在な紙型捺染等を用いて仕切りを形成する。この
場合には、シリコン、ゴム、またはポリウレタンなどの
伸縮自在なポリマーの1mm×1mmの帯である型紙捺染
を、電極に対し縦方向に渡って使用する。仕切りストリ
ップの電極への組み込みは、通液型コンデンサの組立工
程を単純化することができる。
仕切りは、1)電極に絶縁物を提供して電気ショートを
防止する、2)通液型コンデンサの中の流体を制限す
る、3)コンデンサ内部の流体に横方向への流れを作
る、という3つのタスクを行う。通液型コンデンサの仕
切りの加工に使用するポリマー材料は、柔軟性に加え
て、給液中に存在しうる酸、塩基、塩、有機物質、微生
物を含む汚染物質に対して、頑丈かつ抵抗力を有する必
要がある。
のCDI法の中心の部品である。CDIが、これまでの濾過、
イオン交換、逆浸透のように廃液処理に利用する一般的
な技術になるためには、通液型コンデンサの使用は、よ
り周知された競合技術による方法と同程度に便利である
必要がある。これら競合技術は、通常円筒状の形状に包
装され、ならびに交換式である。一般原則として、廃液
処理法での交換式構成部品の使用は、電球や電池交換と
同じくらい簡単である必要がある。本発明の概要で説明
したように、本発明の通液型コンデンサパッケージは、
この要件を満たすように設計されている。通液型コンデ
ンサパッケージは、単独型であり、また廃液処理を単独
で行うことが可能である。
て、交換について詳細を説明する。図4は、本発明に係
る液体入口、出口、外部電気リード線および通電型コン
デンサのカートリッジを示す図である。図4に示すよう
なホルダー付きで使用するほうが、より優れたものとな
る。図4を参照すると、通液型コンデンサパッケージ4
15は、ホルダキャップ106上の6つのナットでホル
ダ本体108へ収められる。別の密閉方法は、キャップ
106と本体108とにかみ合うねじ山を構成し、構成
部品を手で締められるようにする。ホルダキャップ10
6の上面には、2つの電気ピン411と413とがあ
り、電源装置、例えば乾電池、燃料電池、あるいは太陽
電池などに接続するようになっている。通液型コンデン
サ415における電気ピン411および電気ピン413
ならびに通液型コンデンサのパッケージの電極リード
(図示せず)間の電気接続は、スナップ方式のコネクタ
ーにより完全なものとなる。
に送り込まれ、通液型コンデンサ415を横方向に貫流
するよう誘導され、出口104を通じて出ていく。液体
は、入口102と出口104とに直接的な接触はなく、
出口104に到達するまでコンデンサの全長を貫流しな
ければならない。時折、通液型コンデンサ本体のみを交
換する必要はあるが、その他の構成部品は永久に使用す
ることができる。本発明の基となっているスーパーキャ
パシタでは、無機および有機水溶液の両方を電解液とし
て使用しているため、本発明の通液型コンデンサでは、
液体が無機水溶液であろうが有機水溶液であろうが関係
なく、帯電体が存在する限り、あらゆる種類の液体から
帯電体を除去する能力を有する。通液型コンデンサのパ
ッケージ415の寸法は、その直径と高さで測定される
のだが、CDI法の望ましい処理能力に基づいて、それ相
応に加工することができる。
て、黒磁鉄鉱粉末もしくはその混合物を使い、CDIによ
るTDS減少に利用される通液型コンデンサの商用モデル
の開発用に、約60mm×150mmの寸法を有する通液型
コンデンサ415を製造する。本発明のカギとなる特徴
は、処理される液体を通液型コンデンサの最長経路を貫
流させることにより、通液型コンデンサの電極の有効な
全表面領域を帯電体の吸着に利用することである。それ
ゆえ、脱イオン化の最高処理能力を達成することができ
る。本発明に係る装置を工業的に製造するときは、通液
型コンデンサのサイズと数量を、要望に応じて特注にす
ることができる。本発明に係る装置の液体貫流の方法に
ついてもまた、望ましい目標を達成すべく細心の注意を
払って配置することができる。
通液型コンデンサを用いて、いくつかの実験データを引
用するが、これらの実験データは、液体の精製と脱塩用
の経済的かつ使い易いCDI法を提供することにおいて、
本発明を制限するためではなく、むしろ単に実証するこ
とのみにある。
ミ箔に、内部で調合された、水和鉄の混合物の均質なペ
ーストをローラーコーティングして、通液型コンデンサ
を製造する。ペーストは下記による。Fe3O4 1gおよび
フッ化ビニリデン樹脂(PVDF[poly(vinylidene fluorid
e)])0.03gを、N-メチルピロリドン(NMP(N-methyl-
2-pyrrolidone))1.5gと混合し、均質化する。溶解
後、NMPを、IRライトイルミネーション(IR illum
ination)または他の加熱装置で乾燥する。電極と仕切
りとは、図2に示すような1つのロールに巻かれる。
つのつまみを、直流電源装置の電気接続に使用する。ロ
ールの中心に挿入された給液パイプ102と共に、通液
型コンデンサをプラスチック製ホルダ本体108に入れ
て、ホルダ本体108の内側直径は、60mmで高さは1
50mmである。それから、ボルトとナットとを用いてキ
ャップ106を締めて、ホルダ108を封印し、一方で
2つのつまみは、ホルダ108の外側に達する。ここで
は、組立による通液型コンデンサとホルダとの組合せ
を、カートリッジと呼ぶ。単一のカートリッジ、もしく
は直列に接続した複数個のカートリッジは、次に説明す
る様々な液体の脱イオン化に使われる。
溶液 電圧:1.0DC Volt 液体流量:50ml/min カートリッジ数:1、2、3
理量50ml毎に処理中の廃水を採集する。カートリッジ
1およびカートリッジ2ならびにカートリッジ3におけ
る最初の50ml採集の導電率は、それぞれ842μS、
676μS、385μSであり、これらの数値は、通液型
コンデンサ組立品の各セットにおいて19%、35%、
63%の脱塩率もしくはイオン除去率を表している。
の各セットを単に貫流するときに、除去されたイオンの
量をグラフにしている。図5では、採集した最初の廃水
から後の部分において導電率の急速な増加を示してお
り、これは通液型コンデンサの表面が瞬時に占有される
ことを表している。それでも、廃水は原料の濃度レベル
にまで決して達することはない。
率(1桁のμS)を示すまで、実施例1で使用した通液
型コンデンサを洗い流す。その再生した通液型コンデン
サを次のテストに利用する。
と計測され、流体が非常に低い電圧に基づきコンデンサ
を単に貫流するときに、イオンが49%除去されたこと
を表している。
の通液型コンデンサを造る。 (処理例)台湾の東海岸にある太平洋に注ぐクリークか
ら海水を採取する。導電率メータの測定限度に従って、
脱イオン化した水を使い海水サンプルを50倍に稀釈す
る。海水サンプルには20,000ppmのTDS(全溶解固
形物)を有すると推定される。さらなる前処理は行わ
ず、希薄にした液体を、次のとおり脱イオン化する。 液体:導電率793μSの希薄にした海水 電圧:1.0DC Volt 液体流量:50ml/min カートリッジ数:2
19μSと計測され、21%のイオン除去の割合を示
す。実施例1における同じカートリッジ数の場合と比較
して、今回のケースは、脱イオン化が劣っていることを
示している。これはおそらく、海水のほうが塩化ナトリ
ウム溶液よりも複雑な成分であるためである。
20%に等しい量の活性炭をソル・ゲル法製造の出発原
料と混合して造る。それは1バッチで合成される。実施
例1と同様、通液型コンデンサの製造と塩水の精製用
に、複合粉のペーストが調合される。
9μと計測され、廃水が単一のコンデンサを単に貫流す
るときに、イオンの28%を除去したことを示す。活性
炭は、黒磁鉄鉱よりも多くの表面領域を備えるので、通
液型コンデンサは、この混合物を用いることで、生粋の
金属酸化物よりも高い脱イオン率をもたらすのである。
このような測定値は、スーパーキャパシタのエネルギー
貯蔵の理論に準じている。
かに液体精製および脱塩の実行可能な手段である。本発
明を利用する液体処理装置は、経済的な材料および容易
な製造により、汚染防止および環境保護において使用頻
度の高い技術の一覧に加えることができる。従って、産
業上の利用価値が高い。
り本発明を開示したが、もとより、本発明を限定するた
めのものではなく、当業者であれば容易に理解できるよ
うに、本発明の技術思想の範囲内において、適当な変更
および修正が当然なされうるものであるから、その特許
権保護の範囲は、特許請求の範囲、およびそれと均等な
領域を基準として定めなければならない。
ジホルダ内部と液体入口および出口とを示す断面図であ
る。
コンデンサロールを示す斜視図である。
トリップを有する成形された仕切りのパターン図であ
る。
リードと、通液型コンデンサのカートリッジとを示すCD
Iカートリッジの平面図である。
びに3を有する構成装備を通じて流れるNaCl(塩化ナト
リウム)溶液を50ml毎に採集した導電率を示すグラフ
である。、
びに3を有する構成装備を通じて流れるNaCl(塩化ナト
リウム)溶液を最初の50ml採集で除去されたイオンの
量を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 活性物質および導電箔を含み、前記活性
物質および前記導電箔がフレキシブル一体構造のシート
に形成された第1電極と、 前記第1電極上に配置される第1仕切りと、 前記活性物質および前記導電箔を含み、前記活性物質お
よび前記導電箔がフレキシブル一体構造のシートに形成
され、前記第1仕切り上に配置される第2電極と、 前記第2電極上に配置される第2仕切りとを具備し、 前記第1電極、前記第1仕切り、前記第2電極、および
前記第2仕切りは、同軸に巻かれて中心が空洞のロール
を形成し、前記第1仕切りおよび第2仕切りは、前記第
1電極と前記第2電極との間に間隙を形成することを特
徴とする巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項2】 前記空洞部に、パイプを挿入し、前記パ
イプは、相対する側に配列した孔を有し、液体を貫流す
ることを特徴とする請求項1に記載の巻込み型の通液型
コンデンサ。 - 【請求項3】 前記パイプは、外部直径が6mm以上より
大きく内部直径が5mmより大きいことを特徴とする請求
項2に記載の巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項4】 前記仕切りは、水平のストリップと垂直
の帯状のサポートとで格子状に形成され、前記ストリッ
プの高さが前記サポートの高さより高いことを特徴とす
る請求項1に記載の巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項5】 前記サポートは、孔を有すること特徴と
する請求項4に記載の巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項6】 前記仕切りは、幅1mmで高さ約0.5mm
〜1.0mmの範囲である水平の複数のストリップと、幅
約2mmで高さ約0.1mmである垂直の複数のサポートと
で格子状を形成し、最上端の前記ストリップと最下端の
前記ストリップとの距離は前記第1電極と前記第2電極
との間の長さより約2mm短く、中間の前記ストリップ
は、30mm以下の間隔で配置され、前記サポートは、3
0mm以上の間隔で配置されることを特徴とする請求項1
に記載の巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項7】 前記サポートは、孔を有すること特徴と
する請求項6に記載の巻込み型の通液型コンデンサ。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までの巻込み型の
通液型コンデンサのいずれか一つを備えること特徴とす
る液体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401080A JP2003200164A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 液体から帯電体を除去する巻込み型の通液型コンデンサおよび液体処理装置 |
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ID=27640044
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JP2001401080A Pending JP2003200164A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 液体から帯電体を除去する巻込み型の通液型コンデンサおよび液体処理装置 |
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US10202294B2 (en) | 2009-09-08 | 2019-02-12 | Atlantis Technologies | Concentric layer electric double layer capacitor cylinder, system, and method of use |
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-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401080A patent/JP2003200164A/ja active Pending
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