JP2003198031A - 発光モジュールおよび光増幅器 - Google Patents
発光モジュールおよび光増幅器Info
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- JP2003198031A JP2003198031A JP2001394638A JP2001394638A JP2003198031A JP 2003198031 A JP2003198031 A JP 2003198031A JP 2001394638 A JP2001394638 A JP 2001394638A JP 2001394638 A JP2001394638 A JP 2001394638A JP 2003198031 A JP2003198031 A JP 2003198031A
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Links
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Landscapes
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の偏光面を有する光成分を含む光を提供で
きる発光モジュールを提供する。 【解決手段】発光モジュールは、ハウジング4と、搭載
部品26と、発光デバイス34と、偏波変更デバイス4
6と、合波デバイス48とを備える。搭載部品は、搭載
面を有する。発光デバイス34は、搭載面36a上に配
置されており、また半導体発光部を有する第1の光源部
34aと半導体発光部を有する第2の光源部34bとを
含む。合波デバイス48は、第1の光源部34aからの
光と第2の光源部34bからの光とを受けて合波された
光を生成する。偏波変更デバイス46は、第1の光源部
34aに光学的に結合された入力および合波デバイス4
8に光学的に結合された出力を有する。ハウジング4
は、搭載部品26、発光デバイス34、偏波変更デバイ
ス46および合波デバイス48を収容している。
きる発光モジュールを提供する。 【解決手段】発光モジュールは、ハウジング4と、搭載
部品26と、発光デバイス34と、偏波変更デバイス4
6と、合波デバイス48とを備える。搭載部品は、搭載
面を有する。発光デバイス34は、搭載面36a上に配
置されており、また半導体発光部を有する第1の光源部
34aと半導体発光部を有する第2の光源部34bとを
含む。合波デバイス48は、第1の光源部34aからの
光と第2の光源部34bからの光とを受けて合波された
光を生成する。偏波変更デバイス46は、第1の光源部
34aに光学的に結合された入力および合波デバイス4
8に光学的に結合された出力を有する。ハウジング4
は、搭載部品26、発光デバイス34、偏波変更デバイ
ス46および合波デバイス48を収容している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光モジュールお
よび光増幅器に関する。
よび光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信は、大容量の情報を伝送できる。
遠距離通信を行うためには、光信号を光通信路において
増幅することが必要である。効率的な光増幅を行うため
には、高出力の光源が求められている。
遠距離通信を行うためには、光信号を光通信路において
増幅することが必要である。効率的な光増幅を行うため
には、高出力の光源が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、光信号の増
幅のための高出力光源の開発に携わっており、高出力の
光源を得るための検討を行った。発明者は、単一の半導
体レーザ素子が提供できる光パワーには限界があるの
で、複数の発光モジュールからの光を合波して所望の光
パワーを実現する手法を考えた。この手法では、それぞ
れの発光モジュールからの光を偏波保持ファイバを介し
て偏波カプラに導いて合波する。個々の発光モジュール
からの光を偏波カプラに入力する前に、それぞれの偏光
面が90°に調整される。偏波カプラによる合波および
偏光面の調整は、発光モジュールの外側において行われ
ている。
幅のための高出力光源の開発に携わっており、高出力の
光源を得るための検討を行った。発明者は、単一の半導
体レーザ素子が提供できる光パワーには限界があるの
で、複数の発光モジュールからの光を合波して所望の光
パワーを実現する手法を考えた。この手法では、それぞ
れの発光モジュールからの光を偏波保持ファイバを介し
て偏波カプラに導いて合波する。個々の発光モジュール
からの光を偏波カプラに入力する前に、それぞれの偏光
面が90°に調整される。偏波カプラによる合波および
偏光面の調整は、発光モジュールの外側において行われ
ている。
【0004】発明者は、上記の検討において、互いに異
なる偏光面を有する複数の光成分を含む光を提供できる
発光モジュールが求められていることを発見した。
なる偏光面を有する複数の光成分を含む光を提供できる
発光モジュールが求められていることを発見した。
【0005】そこで、本発明の目的は、異なる偏光面を
有する複数の光成分を含む光を提供できる発光モジュー
ルを提供することとした。
有する複数の光成分を含む光を提供できる発光モジュー
ルを提供することとした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、発光
モジュールに関する。発光モジュールは、搭載部品と、
発光デバイスと、合波デバイスと、偏波変更デバイス
と、ハウジングとを備える。搭載部品は、搭載面を有す
る。発光デバイスは、搭載面上に配置されており、また
半導体発光層を有する第1の光源部と半導体発光層を有
する第2の光源部とを含む。合波デバイスは、第1の光
源部からの光と第2の光源部からの光とを受けて合波さ
れた光を生成する。偏波変更手段は、第1の光源部から
受けた光の偏光面と異なる偏光面の光を提供する偏波変
更部を有する。ハウジングは、搭載部品、発光デバイ
ス、偏波変更デバイスおよび合波デバイスを収容してい
る。
モジュールに関する。発光モジュールは、搭載部品と、
発光デバイスと、合波デバイスと、偏波変更デバイス
と、ハウジングとを備える。搭載部品は、搭載面を有す
る。発光デバイスは、搭載面上に配置されており、また
半導体発光層を有する第1の光源部と半導体発光層を有
する第2の光源部とを含む。合波デバイスは、第1の光
源部からの光と第2の光源部からの光とを受けて合波さ
れた光を生成する。偏波変更手段は、第1の光源部から
受けた光の偏光面と異なる偏光面の光を提供する偏波変
更部を有する。ハウジングは、搭載部品、発光デバイ
ス、偏波変更デバイスおよび合波デバイスを収容してい
る。
【0007】第1の光源部からの光の偏光面および第2
の光源部からの光の偏光面は、発光デバイスを搭載面上
に配置することによって決定される。合波デバイスに入
力される光の偏光面は、発光デバイスの配置と偏波変更
デバイスとにより決定される。
の光源部からの光の偏光面は、発光デバイスを搭載面上
に配置することによって決定される。合波デバイスに入
力される光の偏光面は、発光デバイスの配置と偏波変更
デバイスとにより決定される。
【0008】本発明の別の側面は、発光モジュールに関
する。発光モジュールは、搭載部品と、発光デバイス
と、合波デバイスと、偏波変更デバイスと、ハウジング
とを備える。搭載部品は、搭載面を有する。発光デバイ
スは、搭載面上に配置されており、また半導体発光層を
有する第1の光源部と半導体発光層を有する第2の光源
部とを含む。合波デバイスは、第1の光源部からの光と
第2の光源部からの光とを受けて合波された光を生成す
る。偏波変更デバイスは、第1の光源部から受けた光の
偏光面と異なる偏光面の光を提供する偏波変更部と共
に、第2の光源部から受けた光の偏光面と異なる偏光面
の光を提供する偏波変更部と有する。ハウジングは、搭
載部品、発光デバイス、偏波変更デバイスおよび合波デ
バイスを収容している。
する。発光モジュールは、搭載部品と、発光デバイス
と、合波デバイスと、偏波変更デバイスと、ハウジング
とを備える。搭載部品は、搭載面を有する。発光デバイ
スは、搭載面上に配置されており、また半導体発光層を
有する第1の光源部と半導体発光層を有する第2の光源
部とを含む。合波デバイスは、第1の光源部からの光と
第2の光源部からの光とを受けて合波された光を生成す
る。偏波変更デバイスは、第1の光源部から受けた光の
偏光面と異なる偏光面の光を提供する偏波変更部と共
に、第2の光源部から受けた光の偏光面と異なる偏光面
の光を提供する偏波変更部と有する。ハウジングは、搭
載部品、発光デバイス、偏波変更デバイスおよび合波デ
バイスを収容している。
【0009】第1の光源部からの光の偏光面および第2
の光源部からの光の偏光面は、発光デバイスを搭載面上
に配置することによって決定される。合波デバイスに入
力される光の偏光面は、発光デバイスの配置と偏波変更
デバイスとにより決定される。
の光源部からの光の偏光面は、発光デバイスを搭載面上
に配置することによって決定される。合波デバイスに入
力される光の偏光面は、発光デバイスの配置と偏波変更
デバイスとにより決定される。
【0010】発光モジュールでは、偏波変更デバイス
は、ファラディ回転子および1/2波長板の少なくとも
いずれかを含む。
は、ファラディ回転子および1/2波長板の少なくとも
いずれかを含む。
【0011】発光モジュールは、発光デバイスと合波デ
バイスとの間に配置された光アイソレータデバイスを更
に備えるようにしてもよい。光アイソレータデバイスに
よれば、第1および第2の光源部の両方への戻り光の量
を低減される。
バイスとの間に配置された光アイソレータデバイスを更
に備えるようにしてもよい。光アイソレータデバイスに
よれば、第1および第2の光源部の両方への戻り光の量
を低減される。
【0012】発光デバイスでは、合波デバイスは、第1
および第2の光源部からの光を受ける偏波カプラを有す
るようにしてもよい。偏波カプラを用いると、互いに偏
光面の異なる光成分を合波できる。合波デバイスは、第
1および第2の光源部の少なくともいずれか一方からの
光を偏波カプラに導くように反射するための反射鏡を有
するようにしてもよい。
および第2の光源部からの光を受ける偏波カプラを有す
るようにしてもよい。偏波カプラを用いると、互いに偏
光面の異なる光成分を合波できる。合波デバイスは、第
1および第2の光源部の少なくともいずれか一方からの
光を偏波カプラに導くように反射するための反射鏡を有
するようにしてもよい。
【0013】発光モジュールでは、偏波変更デバイスお
よび合波デバイスは、搭載部品上に配置されるようにし
てもよい。搭載部品上に偏波変更デバイスおよび合波デ
バイスを配置することにより、偏波変更デバイスと合波
デバイスとの光学的結合が決定される。また、搭載部品
上には、偏波変更デバイスおよび合波デバイスだけでな
く、発光デバイスも配置されるので、搭載部品は、偏波
変更デバイス、合波デバイスおよび発光デバイスの光学
的結合を決定している。
よび合波デバイスは、搭載部品上に配置されるようにし
てもよい。搭載部品上に偏波変更デバイスおよび合波デ
バイスを配置することにより、偏波変更デバイスと合波
デバイスとの光学的結合が決定される。また、搭載部品
上には、偏波変更デバイスおよび合波デバイスだけでな
く、発光デバイスも配置されるので、搭載部品は、偏波
変更デバイス、合波デバイスおよび発光デバイスの光学
的結合を決定している。
【0014】発光デバイスの好適な形態によれば、第1
の光源部は半導体発光素子を含むと共に、第2の光源部
は半導体発光素子を含むようにしてもよい。また、第1
の光源部の半導体発光層および第2の光源部の半導体発
光層は単一の半導体チップに設けられているようにして
もよい。
の光源部は半導体発光素子を含むと共に、第2の光源部
は半導体発光素子を含むようにしてもよい。また、第1
の光源部の半導体発光層および第2の光源部の半導体発
光層は単一の半導体チップに設けられているようにして
もよい。
【0015】発光モジュールは、合波デバイスからの光
を受けるように光学的に結合されたシングルモード光フ
ァイバを更に備えるようにできる。シングルモード光フ
ァイバを介して、合波された光が提供される。
を受けるように光学的に結合されたシングルモード光フ
ァイバを更に備えるようにできる。シングルモード光フ
ァイバを介して、合波された光が提供される。
【0016】発光モジュールは、第1の光源部に光学的
に結合された第1のモニタ用光検出器と、第2の光源部
に光学的に結合された第2のモニタ用光検出器とを更に
備えるようにできる。これらの光検出器は、単一の半導
体チップ上に形成されるようにしてもよい。また、これ
らの光検出器は、それぞれ別個の半導体チップ上に形成
されるようにしてもよい。発光モジュールは、第1の光
源部と合波デバイスとの間に配置された第1のレンズを
更に備えるようにしてもよく、また第2の光源部と合波
デバイスとの間に配置された第2のレンズを更に備える
ようにしてもよい。これらのレンズにより、第1の光源
部と合波デバイスとの間の密な光学的結合が実現され
る。
に結合された第1のモニタ用光検出器と、第2の光源部
に光学的に結合された第2のモニタ用光検出器とを更に
備えるようにできる。これらの光検出器は、単一の半導
体チップ上に形成されるようにしてもよい。また、これ
らの光検出器は、それぞれ別個の半導体チップ上に形成
されるようにしてもよい。発光モジュールは、第1の光
源部と合波デバイスとの間に配置された第1のレンズを
更に備えるようにしてもよく、また第2の光源部と合波
デバイスとの間に配置された第2のレンズを更に備える
ようにしてもよい。これらのレンズにより、第1の光源
部と合波デバイスとの間の密な光学的結合が実現され
る。
【0017】本発明の更に別の側面は、光ファイバに励
起光を提供して光信号を増幅するための光増幅器に関す
る。光増幅器は、光カプラ及び発光モジュールを備え
る。光カプラは、第1のポート、第2のポートおよび第
3のポートを有する。第1のポートは、光伝送路からの
光を受ける。第2のポートは、光伝送路からの光と励起
光とを提供する。発光モジュールは、第3のポートに励
起光を提供するように結合されている。
起光を提供して光信号を増幅するための光増幅器に関す
る。光増幅器は、光カプラ及び発光モジュールを備え
る。光カプラは、第1のポート、第2のポートおよび第
3のポートを有する。第1のポートは、光伝送路からの
光を受ける。第2のポートは、光伝送路からの光と励起
光とを提供する。発光モジュールは、第3のポートに励
起光を提供するように結合されている。
【0018】発光モジュールは、単一のハウジング内に
複数の光源が配置されており、多重化された励起光を提
供している。多重化された励起光は、光の偏光面がそれ
ぞれ異なる複数の光成分を含む。
複数の光源が配置されており、多重化された励起光を提
供している。多重化された励起光は、光の偏光面がそれ
ぞれ異なる複数の光成分を含む。
【0019】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述からより容易
に明らかになる。
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述からより容易
に明らかになる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示として示さ
れた添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮するこ
とによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を
参照しながら、本発明の発光モジュールに係わる実施の
形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一
の符号を付する。
れた添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮するこ
とによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を
参照しながら、本発明の発光モジュールに係わる実施の
形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一
の符号を付する。
【0021】(第1の実施の形態)図1は、1.48μm
帯半導体レーザモジュールを示す。半導体レーザモジュ
ール1aは、光モジュール主要部2a、ハウジング4、
光結合部6、および光ファイバ8を備える。光モジュー
ル主要部2aは、ハウジング4内に配置されており、互
いに異なる偏光面を有する複数の光成分を含む光を発生
する。ハウジング4としては、バタフライ型パッケージ
が例示される。ハウジング4は、収容部4a、光ファイ
バ支持部4b、リード端子4cおよび光通過孔4dを有
する。収容部4aは、光モジュール主要部2aを収容す
る配置空間を規定している。光ファイバ支持部4bは、
収容部4aの前壁に設けられており、光ファイバ8が光
モジュール主要部2aと光学的に結合するように光ファ
イバ8を支持している。リード端子4cは、収容部4a
の側壁に設けられており、光モジュール主要部2aに電
気的に接続されている。光通過孔4dは、収容部4aの
前壁に設けられており、光モジュール主要部2aから光
ファイバ支持部4bに向かう光が通過する。光通過孔4
dには、ハーメチックガラス10が配置されており、こ
れよって、配置空間が気密にされる。
帯半導体レーザモジュールを示す。半導体レーザモジュ
ール1aは、光モジュール主要部2a、ハウジング4、
光結合部6、および光ファイバ8を備える。光モジュー
ル主要部2aは、ハウジング4内に配置されており、互
いに異なる偏光面を有する複数の光成分を含む光を発生
する。ハウジング4としては、バタフライ型パッケージ
が例示される。ハウジング4は、収容部4a、光ファイ
バ支持部4b、リード端子4cおよび光通過孔4dを有
する。収容部4aは、光モジュール主要部2aを収容す
る配置空間を規定している。光ファイバ支持部4bは、
収容部4aの前壁に設けられており、光ファイバ8が光
モジュール主要部2aと光学的に結合するように光ファ
イバ8を支持している。リード端子4cは、収容部4a
の側壁に設けられており、光モジュール主要部2aに電
気的に接続されている。光通過孔4dは、収容部4aの
前壁に設けられており、光モジュール主要部2aから光
ファイバ支持部4bに向かう光が通過する。光通過孔4
dには、ハーメチックガラス10が配置されており、こ
れよって、配置空間が気密にされる。
【0022】光結合部6は、レンズ12、レンズホルダ
14、フェルール16、およびフェルールホルダ18を
含む。光結合部6は、光ファイバ支持部4bに配置され
ている。光ファイバ支持部4bには、レンズホルダ14
が配置されている。レンズホルダ14には、フェルール
ホルダ16が固定されている。フェルールホルダ16
は、光ファイバ8を保持するフェルール16を収容して
いる。レンズホルダ14は、光モジュール主要部2aを
光ファイバ8の一端に光学的に結合するように、レンズ
12を保持している。この構成により、光モジュール主
要部2aからの光が光ファイバ8に提供される。
14、フェルール16、およびフェルールホルダ18を
含む。光結合部6は、光ファイバ支持部4bに配置され
ている。光ファイバ支持部4bには、レンズホルダ14
が配置されている。レンズホルダ14には、フェルール
ホルダ16が固定されている。フェルールホルダ16
は、光ファイバ8を保持するフェルール16を収容して
いる。レンズホルダ14は、光モジュール主要部2aを
光ファイバ8の一端に光学的に結合するように、レンズ
12を保持している。この構成により、光モジュール主
要部2aからの光が光ファイバ8に提供される。
【0023】図2は、図1に示された光モジュール主要
部2aを示す。引き続いて、図2を参照しながら、光モ
ジュール主要部2aの詳細な形態を説明する。光モジュ
ール主要部2aは、各々が異なる偏波面を含む複数の光
成分から構成される光を発生する。
部2aを示す。引き続いて、図2を参照しながら、光モ
ジュール主要部2aの詳細な形態を説明する。光モジュ
ール主要部2aは、各々が異なる偏波面を含む複数の光
成分から構成される光を発生する。
【0024】光モジュール主要部2aは、固定部材22
上に固定されたサーモエレクトリッククーラー24(熱
電子冷却素子)を有する。サーモエレクトリッククーラ
ー24上には、搭載部材26が配置されている。搭載部
品26には、様々な光学部品が搭載されている。搭載部
品26は、サーモエレクトリッククーラー24上に配置
部材30を含む。サーモエレクトリッククーラー24と
いった温度変更手段は、半導体レーザ素子34の温度を
変更するために利用される。
上に固定されたサーモエレクトリッククーラー24(熱
電子冷却素子)を有する。サーモエレクトリッククーラ
ー24上には、搭載部材26が配置されている。搭載部
品26には、様々な光学部品が搭載されている。搭載部
品26は、サーモエレクトリッククーラー24上に配置
部材30を含む。サーモエレクトリッククーラー24と
いった温度変更手段は、半導体レーザ素子34の温度を
変更するために利用される。
【0025】サーモエレクトリッククーラー24上に
は、Lキャリアといった搭載部材30が配置されてい
る。搭載部材30は、素子搭載部30aおよびレンズ保
持部30bを有する。素子搭載部30a上には、チップ
キャリアといった素子搭載部材36が配置されている。
素子搭載部材36の配置面36a上には、複数の光源部
を含む発光デバイス34が配置されている。一方の光源
部は、半導体レーザ(例えば、ファブリペロータイプ半
導体レーザ素子)といった半導体発光素子34aを含ん
でいる。他方の光源部は、半導体レーザ(例えば、ファ
ブリペロータイプ半導体レーザ素子)といった半導体発
光素子34bを含んでいる。半導体発光素子34a、3
4bは、それぞれ、別個の半導体チップにより形成され
ており、同様な形態で配置面36a上に配置されてい
る。半導体発光素子34a及び34bの各々は、P型ク
ラッド層とN型クラッド層との間に配置された半導体発
光層34c及び34dを有している。
は、Lキャリアといった搭載部材30が配置されてい
る。搭載部材30は、素子搭載部30aおよびレンズ保
持部30bを有する。素子搭載部30a上には、チップ
キャリアといった素子搭載部材36が配置されている。
素子搭載部材36の配置面36a上には、複数の光源部
を含む発光デバイス34が配置されている。一方の光源
部は、半導体レーザ(例えば、ファブリペロータイプ半
導体レーザ素子)といった半導体発光素子34aを含ん
でいる。他方の光源部は、半導体レーザ(例えば、ファ
ブリペロータイプ半導体レーザ素子)といった半導体発
光素子34bを含んでいる。半導体発光素子34a、3
4bは、それぞれ、別個の半導体チップにより形成され
ており、同様な形態で配置面36a上に配置されてい
る。半導体発光素子34a及び34bの各々は、P型ク
ラッド層とN型クラッド層との間に配置された半導体発
光層34c及び34dを有している。
【0026】また、素子搭載部30a上には、光学部品
搭載部材32が配置されている。光学部品搭載部材32
は、配置面32aを有する。配置面32a上には、偏波
変更デバイス46および合波デバイス48が配置されて
いる。偏波変更デバイス46としては、1/2波長板ま
たはファラディ回転子といった偏光回転子がある。この
デバイスは、受けた光の偏光面を回転させることによ
り、異なる偏光面の光を生成する。1/2波長板の大き
さはファラディ回転子よりも小さい。合波デバイス48
は、偏波カプラ48aおよび光反射手段48bを含む。
光反射手段48bとしては、反射鏡が例示される。この
反射鏡と半導体発光素子34aとの間には、偏波変更デ
バイス46が配置されている。
搭載部材32が配置されている。光学部品搭載部材32
は、配置面32aを有する。配置面32a上には、偏波
変更デバイス46および合波デバイス48が配置されて
いる。偏波変更デバイス46としては、1/2波長板ま
たはファラディ回転子といった偏光回転子がある。この
デバイスは、受けた光の偏光面を回転させることによ
り、異なる偏光面の光を生成する。1/2波長板の大き
さはファラディ回転子よりも小さい。合波デバイス48
は、偏波カプラ48aおよび光反射手段48bを含む。
光反射手段48bとしては、反射鏡が例示される。この
反射鏡と半導体発光素子34aとの間には、偏波変更デ
バイス46が配置されている。
【0027】偏波変更デバイス46と半導体発光素子3
4aとの間には、レンズ50が更に配置されている。レ
ンズ50は、半導体発光素子34aからの光を偏波変更
デバイス46に集光するように作用する。半導体発光素
子34bと偏波カプラ48aとの間には、レンズ52が
更に配置されている。レンズ52は、半導体発光素子3
4bからの光を偏波カプラ48aに集光するように作用
する。
4aとの間には、レンズ50が更に配置されている。レ
ンズ50は、半導体発光素子34aからの光を偏波変更
デバイス46に集光するように作用する。半導体発光素
子34bと偏波カプラ48aとの間には、レンズ52が
更に配置されている。レンズ52は、半導体発光素子3
4bからの光を偏波カプラ48aに集光するように作用
する。
【0028】図2に示された実施の形態では、搭載部材
36は、搭載部材32の配置面32a上に位置してい
る。搭載部材36の配置面36aおよび搭載部材32の
配置面32aは、共通の基準面に沿って伸びている。素
子搭載部材36の高さは、素子搭載部材36上に配置さ
れた光素子34a、34bと、光学部品搭載部材32上
に配置された光学部品との結合を達成するように決定さ
れている。
36は、搭載部材32の配置面32a上に位置してい
る。搭載部材36の配置面36aおよび搭載部材32の
配置面32aは、共通の基準面に沿って伸びている。素
子搭載部材36の高さは、素子搭載部材36上に配置さ
れた光素子34a、34bと、光学部品搭載部材32上
に配置された光学部品との結合を達成するように決定さ
れている。
【0029】レンズ保持部30には、レンズ38を保持
するレンズ保持部材40が固定されている。レンズ38
は、合波デバイス48からの光を受けるように配置され
ており、また合波デバイス48の出力からの光をレンズ
12を介して光ファイバ8の一端に提供できるように配
置されている。
するレンズ保持部材40が固定されている。レンズ38
は、合波デバイス48からの光を受けるように配置され
ており、また合波デバイス48の出力からの光をレンズ
12を介して光ファイバ8の一端に提供できるように配
置されている。
【0030】また、配置部材30上には、搭載部材28
が配置されている。搭載部材28の主面28a上には、
半導体発光素子34の光をモニタできるように受光デバ
イス44を搭載されている。受光デバイス44は、主面
28a上に配置されたチップキャリア42に配置されて
いる。この配置により、受光デバイス44は、発光デバ
イス34と光学的に結合される。受光デバイス44は、
半導体発光素子34a、34bにそれぞれ光学的に結合
されるモニタ用光検出器44a、44bを含む。光検出
器44a、44bの各々は、半導体発光素子34a、3
4bが発生する光パワーを示す電気信号を発生する。図
2に示された実施の形態では、光検出器44a及び44
bの各々は、別個の半導体チップに形成されている。光
検出器44a、44bとしては、フォトダイオードとい
った半導体受光素子がある。
が配置されている。搭載部材28の主面28a上には、
半導体発光素子34の光をモニタできるように受光デバ
イス44を搭載されている。受光デバイス44は、主面
28a上に配置されたチップキャリア42に配置されて
いる。この配置により、受光デバイス44は、発光デバ
イス34と光学的に結合される。受光デバイス44は、
半導体発光素子34a、34bにそれぞれ光学的に結合
されるモニタ用光検出器44a、44bを含む。光検出
器44a、44bの各々は、半導体発光素子34a、3
4bが発生する光パワーを示す電気信号を発生する。図
2に示された実施の形態では、光検出器44a及び44
bの各々は、別個の半導体チップに形成されている。光
検出器44a、44bとしては、フォトダイオードとい
った半導体受光素子がある。
【0031】図2に示された光モジュール主要部2a
は、半導体発光素子34a、34bの各々の一端面は、
出力光を提供しており、他端面は、発振光のパワーモニ
タと波長モニタとの両方に利用できるモニタ光を提供し
ている。配置面36aは、半導体発光素子34a及び3
4bの各々を配置するための基準面を提供する。この配
置により、半導体発光素子34aからの光の偏光面は、
半導体発光素子34bによって発生される光の偏光面と
関連づけられる。また、配置面32aは、光学部品4
6、48a、48b、50、52を配置するための基準
面を提供する。この配置により、偏光面に関して、偏波
変更デバイス46と偏光カプラ48aとの相対配置関係
が決定される。
は、半導体発光素子34a、34bの各々の一端面は、
出力光を提供しており、他端面は、発振光のパワーモニ
タと波長モニタとの両方に利用できるモニタ光を提供し
ている。配置面36aは、半導体発光素子34a及び3
4bの各々を配置するための基準面を提供する。この配
置により、半導体発光素子34aからの光の偏光面は、
半導体発光素子34bによって発生される光の偏光面と
関連づけられる。また、配置面32aは、光学部品4
6、48a、48b、50、52を配置するための基準
面を提供する。この配置により、偏光面に関して、偏波
変更デバイス46と偏光カプラ48aとの相対配置関係
が決定される。
【0032】図3は、図1に示された発光モジュールの
電子素子および光学部品の配置を示す。半導体発光素子
34aの一端面34dは、レンズ50を介して偏波変更
デバイス46の入力46aと光学的に結合されている。
偏波変更デバイス46の出力46bは、光反射手段48
bを介して偏光カプラ48aの第1の入力48cと光学
的に結合されている。半導体発光素子34bの一端面3
4fは、レンズ52を介して偏光カプラ48aの第2の
入力48dと光学的に結合されている。合波デバイス4
8の出力48eは、レンズ38,12を介して光ファイ
バ8の一端と光学的に結合されている。
電子素子および光学部品の配置を示す。半導体発光素子
34aの一端面34dは、レンズ50を介して偏波変更
デバイス46の入力46aと光学的に結合されている。
偏波変更デバイス46の出力46bは、光反射手段48
bを介して偏光カプラ48aの第1の入力48cと光学
的に結合されている。半導体発光素子34bの一端面3
4fは、レンズ52を介して偏光カプラ48aの第2の
入力48dと光学的に結合されている。合波デバイス4
8の出力48eは、レンズ38,12を介して光ファイ
バ8の一端と光学的に結合されている。
【0033】この発光モジュール1aの動作を説明す
る。半導体発光素子34aは、その他端面34dから光
Aを出射する。レンズ50は、光Aを集光して光Bを提
供する。光A及びBは、第1の偏光面を有する。偏波変
更デバイス46は、光Bを受けて光Cを提供する。光B
の偏光面は、光Cの偏光面と異なる。光反射手段48b
は、光Cを受けて光Dを提供する。光Dは、偏波カプラ
48aの入力48cに入射する。半導体発光素子34b
は、その他端面34fから光Eを出射する。レンズ52
は、光Eを集光して光Fを提供する。光Fは、偏波カプ
ラ48aの入力48dに入射する。偏波カプラ48a
は、異なる偏光面を有する光D及びFを受けて、これら
が多重化された光Gを提供する光合波器として動作す
る。レンズ12,38は、光Gを受けて光Hを提供す
る。光Hは、光ファイバ8に入射する。
る。半導体発光素子34aは、その他端面34dから光
Aを出射する。レンズ50は、光Aを集光して光Bを提
供する。光A及びBは、第1の偏光面を有する。偏波変
更デバイス46は、光Bを受けて光Cを提供する。光B
の偏光面は、光Cの偏光面と異なる。光反射手段48b
は、光Cを受けて光Dを提供する。光Dは、偏波カプラ
48aの入力48cに入射する。半導体発光素子34b
は、その他端面34fから光Eを出射する。レンズ52
は、光Eを集光して光Fを提供する。光Fは、偏波カプ
ラ48aの入力48dに入射する。偏波カプラ48a
は、異なる偏光面を有する光D及びFを受けて、これら
が多重化された光Gを提供する光合波器として動作す
る。レンズ12,38は、光Gを受けて光Hを提供す
る。光Hは、光ファイバ8に入射する。
【0034】半導体発光素子34aの他端面34cから
の光Iは、光検出器44aの受光面44cに入射する。
半導体発光素子34bの一端面34eからの光Jは、光
検出器44bの受光面44dに入射する。
の光Iは、光検出器44aの受光面44cに入射する。
半導体発光素子34bの一端面34eからの光Jは、光
検出器44bの受光面44dに入射する。
【0035】光D及びFの偏光面の差は、合波デバイス
48の合波特性に関連づけられている。好適な実施例で
は、偏光面の差は、偏波カプラ48aに対しては約π/
2ラジアンである。
48の合波特性に関連づけられている。好適な実施例で
は、偏光面の差は、偏波カプラ48aに対しては約π/
2ラジアンである。
【0036】なお、本実施の形態では、偏波変更デバイ
ス46は、合波デバイス48と半導体発光素子34aと
の間に配置されているけれども、偏波変更デバイス46
は、合波デバイス48と半導体発光素子34bとの間に
配置されていてもよい。
ス46は、合波デバイス48と半導体発光素子34aと
の間に配置されているけれども、偏波変更デバイス46
は、合波デバイス48と半導体発光素子34bとの間に
配置されていてもよい。
【0037】また、本実施の形態の発光モジュールのた
めに偏光面の回転角を調整可能な偏波変更デバイス46
を用いることが好ましい。この偏波変更デバイスによ
り、本発光モジュールの光出力がより大きくになるよう
に調整される。
めに偏光面の回転角を調整可能な偏波変更デバイス46
を用いることが好ましい。この偏波変更デバイスによ
り、本発光モジュールの光出力がより大きくになるよう
に調整される。
【0038】図4は、図3に示された発光モジュール1
aの変形例を示す。また、発光モジュール1bは、合波
デバイス48とレンズ50、52との間に光アイソレー
タデバイスを更に備えている。図4を参照すると、レン
ズ50と偏波変更デバイス46との間には、光アイソレ
ータ51aといった光アイソレータデバイスが配置され
ている。この配置により、光アイソレータ51aの入力
はレンズ50に光学的に結合され、光アイソレータ51
aの出力は偏波変更デバイス46に光学的に結合され
る。また、光アイソレータ51bが、レンズ52と偏波
カプラ48aとの間に配置されている。
aの変形例を示す。また、発光モジュール1bは、合波
デバイス48とレンズ50、52との間に光アイソレー
タデバイスを更に備えている。図4を参照すると、レン
ズ50と偏波変更デバイス46との間には、光アイソレ
ータ51aといった光アイソレータデバイスが配置され
ている。この配置により、光アイソレータ51aの入力
はレンズ50に光学的に結合され、光アイソレータ51
aの出力は偏波変更デバイス46に光学的に結合され
る。また、光アイソレータ51bが、レンズ52と偏波
カプラ48aとの間に配置されている。
【0039】また、光アイソレータ51aは、合波デバ
イス48と偏波変更デバイス46との間に配置されるよ
うにしてもよい。この配置により、光アイソレータ51
aの入力は偏波変更デバイス46に光学的に結合され、
光アイソレータ51aの出力は光反射手段48bに光学
的に結合される。つまり、光アイソレータ51aが偏波
変更デバイス46の入力及び出力のうちの少なくともい
ずれかに光学的に結合されるように配置されれば、光フ
ァイバからの戻り光が半導体発光素子に終車することを
低減できる。
イス48と偏波変更デバイス46との間に配置されるよ
うにしてもよい。この配置により、光アイソレータ51
aの入力は偏波変更デバイス46に光学的に結合され、
光アイソレータ51aの出力は光反射手段48bに光学
的に結合される。つまり、光アイソレータ51aが偏波
変更デバイス46の入力及び出力のうちの少なくともい
ずれかに光学的に結合されるように配置されれば、光フ
ァイバからの戻り光が半導体発光素子に終車することを
低減できる。
【0040】この配置は、光アイソレータ51a及び偏
波変更デバイス46がファラディ回転子である場合に有
用である。光アイソレータ51aは、偏波変更デバイス
46と半導体発光素子34aとの間に配置される。この
形態では、光アイソレータ51aと偏波変更デバイス4
6との組合せにより、光ファイバからの戻り光に対する
光アイソレーション値が高まる。また、光アイソレータ
51aは、合波デバイス48と偏波変更デバイス46と
の間に配置されるようにしてもよい。
波変更デバイス46がファラディ回転子である場合に有
用である。光アイソレータ51aは、偏波変更デバイス
46と半導体発光素子34aとの間に配置される。この
形態では、光アイソレータ51aと偏波変更デバイス4
6との組合せにより、光ファイバからの戻り光に対する
光アイソレーション値が高まる。また、光アイソレータ
51aは、合波デバイス48と偏波変更デバイス46と
の間に配置されるようにしてもよい。
【0041】光アイソレータとしてファラディ回転子を
使用する場合には、それぞれの光の経路において、偏光
面の回転量は、偏波変更デバイス46およびファラディ
回転子51aとファラディ回転子51bとによって決定
される。この変形例においても、好適な実施例における
偏光面の差は、偏波カプラ48aの入力においてπ/2
ラジアンである。ファラディ回転子における偏光面の回
転角の好適な値は、アイソレーション値が最大になるπ
/4ラジアンである。また、本発光モジュールの光出力
がより大きくになるように偏波変更デバイスを調整して
偏光面の回転量を変更するようにしてもよい。
使用する場合には、それぞれの光の経路において、偏光
面の回転量は、偏波変更デバイス46およびファラディ
回転子51aとファラディ回転子51bとによって決定
される。この変形例においても、好適な実施例における
偏光面の差は、偏波カプラ48aの入力においてπ/2
ラジアンである。ファラディ回転子における偏光面の回
転角の好適な値は、アイソレーション値が最大になるπ
/4ラジアンである。また、本発光モジュールの光出力
がより大きくになるように偏波変更デバイスを調整して
偏光面の回転量を変更するようにしてもよい。
【0042】(第2の実施の形態)図5は、第1の実施の
形態の発光モジュールと異なる別の発光モジュールの電
子素子および光学部品の配置を示す。図5を参照する
と、発光モジュール1cは、図3に示された偏波変更デ
バイス46に替えて偏波変更デバイス47を含む。偏波
変更デバイス47は、偏光回転子47a及び47bを含
む。偏波変更デバイス47は、偏波変更デバイス46と
同様に、搭載部材32の配置面32a上に配置されてい
る。半導体発光素子34aと合波デバイス48との間に
は偏光回転子47aが配置されており、半導体発光素子
34bと合波デバイス48との間には偏光回転子47b
が配置されている。この配置により、半導体発光素子3
4aの一端面34dは、レンズ50を介して回転偏光子
47aの入力47cと光学的に結合されることになり、
回転偏光子47aの出力47dは、光反射手段48bを
介して偏光カプラ48aの第1の入力48cと光学的に
結合される。また、半導体発光素子34bの一端面34
fは、レンズ52を介して回転偏光デバイス47bの入
力47eと光学的に結合されることになり、回転偏光子
47bの出力47fは、偏光カプラ48aの第2の入力
48dと光学的に結合される。
形態の発光モジュールと異なる別の発光モジュールの電
子素子および光学部品の配置を示す。図5を参照する
と、発光モジュール1cは、図3に示された偏波変更デ
バイス46に替えて偏波変更デバイス47を含む。偏波
変更デバイス47は、偏光回転子47a及び47bを含
む。偏波変更デバイス47は、偏波変更デバイス46と
同様に、搭載部材32の配置面32a上に配置されてい
る。半導体発光素子34aと合波デバイス48との間に
は偏光回転子47aが配置されており、半導体発光素子
34bと合波デバイス48との間には偏光回転子47b
が配置されている。この配置により、半導体発光素子3
4aの一端面34dは、レンズ50を介して回転偏光子
47aの入力47cと光学的に結合されることになり、
回転偏光子47aの出力47dは、光反射手段48bを
介して偏光カプラ48aの第1の入力48cと光学的に
結合される。また、半導体発光素子34bの一端面34
fは、レンズ52を介して回転偏光デバイス47bの入
力47eと光学的に結合されることになり、回転偏光子
47bの出力47fは、偏光カプラ48aの第2の入力
48dと光学的に結合される。
【0043】この発光モジュール1cの動作を説明す
る。半導体発光素子34aは、その他端面34dから光
Kを出射する。レンズ50は、光Kを集光して光Lを提
供する。光K及びLは、第1の偏光面を有する。偏波変
更デバイス47は、光Lを受けて光Mを提供する。光M
の偏光面は、光Lの偏光面と異なる。光反射手段48b
は、光Mを受けて光Nを提供する。光Nは、偏波カプラ
48aの入力48cに入射する。半導体発光素子34b
は、その一端面34fから光Pを出射する。レンズ52
は、光Pを集光して光Qを提供する。光P及びQは、第
1の偏光面を有する。偏波変更デバイス47は、光Qを
受けて光Rを提供する。光Rの偏光面は、光Qの第1の
偏光面と異なる。光Rは、偏波カプラ48aの入力48
dに入射する。偏波カプラ48は、異なる偏光面を有す
る光N及びRを受けて、これらが多重化された光Gを提
供する光合波器として動作する。レンズ12,38は、
光Gを受けて光Hを提供する。光Hは、光ファイバ8に
入射する。
る。半導体発光素子34aは、その他端面34dから光
Kを出射する。レンズ50は、光Kを集光して光Lを提
供する。光K及びLは、第1の偏光面を有する。偏波変
更デバイス47は、光Lを受けて光Mを提供する。光M
の偏光面は、光Lの偏光面と異なる。光反射手段48b
は、光Mを受けて光Nを提供する。光Nは、偏波カプラ
48aの入力48cに入射する。半導体発光素子34b
は、その一端面34fから光Pを出射する。レンズ52
は、光Pを集光して光Qを提供する。光P及びQは、第
1の偏光面を有する。偏波変更デバイス47は、光Qを
受けて光Rを提供する。光Rの偏光面は、光Qの第1の
偏光面と異なる。光Rは、偏波カプラ48aの入力48
dに入射する。偏波カプラ48は、異なる偏光面を有す
る光N及びRを受けて、これらが多重化された光Gを提
供する光合波器として動作する。レンズ12,38は、
光Gを受けて光Hを提供する。光Hは、光ファイバ8に
入射する。
【0044】光M及びRの偏光面の差は、合波デバイス
48の合波特性に関連づけられている。本実施の形態に
おける偏波カプラ48aに対しては、偏光面の差は、好
ましくは約π/2ラジアンである。本発光モジュールの
光出力がより大きくになるように偏波変更デバイスを調
整して偏光面の回転量を変更するようにしてもよい。こ
の実施の形態では、偏光回転子47a及び47bの両方
によって、偏光面の回転総量が決定される。好適な実施
例では、偏光回転子47a及び47bの偏光面の回転量
は約π/4である。
48の合波特性に関連づけられている。本実施の形態に
おける偏波カプラ48aに対しては、偏光面の差は、好
ましくは約π/2ラジアンである。本発光モジュールの
光出力がより大きくになるように偏波変更デバイスを調
整して偏光面の回転量を変更するようにしてもよい。こ
の実施の形態では、偏光回転子47a及び47bの両方
によって、偏光面の回転総量が決定される。好適な実施
例では、偏光回転子47a及び47bの偏光面の回転量
は約π/4である。
【0045】上記の発光モジュール1cの変形例を説明
する。この変形例の発光モジュールは、合波デバイス4
8とレンズ50、52との間に光アイソレータデバイス
を備えても良い。図5を参照すると、レンズ50と偏波
変更デバイス47との間には、光アイソレータ53a、
53bといった光アイソレータデバイスが配置されてい
る。この配置により、光アイソレータ53a、53bの
入力はレンズ50、52に光学的にそれぞれ結合され、
光アイソレータ53a、53bの出力はそれぞれの偏波
変更デバイス47に光学的に結合される。光アイソレー
タ53a、53bが偏波変更デバイスの入力及び出力の
うちの少なくともいずれかに光学的に結合されるように
配置されれば、光アイソレータデバイスを用いて光ファ
イバからの戻り光が半導体発光素子に入射することを低
減できる。
する。この変形例の発光モジュールは、合波デバイス4
8とレンズ50、52との間に光アイソレータデバイス
を備えても良い。図5を参照すると、レンズ50と偏波
変更デバイス47との間には、光アイソレータ53a、
53bといった光アイソレータデバイスが配置されてい
る。この配置により、光アイソレータ53a、53bの
入力はレンズ50、52に光学的にそれぞれ結合され、
光アイソレータ53a、53bの出力はそれぞれの偏波
変更デバイス47に光学的に結合される。光アイソレー
タ53a、53bが偏波変更デバイスの入力及び出力の
うちの少なくともいずれかに光学的に結合されるように
配置されれば、光アイソレータデバイスを用いて光ファ
イバからの戻り光が半導体発光素子に入射することを低
減できる。
【0046】この形態では、光アイソレータ及び偏波変
更デバイスとしてファラディ回転子を使用する場合に
は、光ファイバからの戻り光に対する光アイソレーショ
ン値が高めることができる。また、光アイソレータ53
a、53bは、合波デバイス48と偏波変更デバイス4
7との間に配置されるようにしても、上記の組合せが実
現される。つまり、光アイソレータ53a、53bが偏
波変更デバイスの入力及び出力のうちの少なくともいず
れかに光学的に結合されるように配置されれば、光アイ
ソレーション値が高まるという有利な効果が得られる。
更デバイスとしてファラディ回転子を使用する場合に
は、光ファイバからの戻り光に対する光アイソレーショ
ン値が高めることができる。また、光アイソレータ53
a、53bは、合波デバイス48と偏波変更デバイス4
7との間に配置されるようにしても、上記の組合せが実
現される。つまり、光アイソレータ53a、53bが偏
波変更デバイスの入力及び出力のうちの少なくともいず
れかに光学的に結合されるように配置されれば、光アイ
ソレーション値が高まるという有利な効果が得られる。
【0047】また、光アイソレータ及び偏波変更デバイ
スとしてファラディ回転子を使用する場合には、それぞ
れの光の経路において、偏光面の回転量は、偏波変更デ
バイス46およびファラディ回転子51aとファラディ
回転子51bとによって決定される。この変形例におい
ても、好適な実施例における偏光面の差は、偏波カプラ
48aの入力においてπ/2ラジアンである。ファラデ
ィ回転子における偏光面の回転角の好適な値は、アイソ
レーション値が最大になるπ/4ラジアンである。
スとしてファラディ回転子を使用する場合には、それぞ
れの光の経路において、偏光面の回転量は、偏波変更デ
バイス46およびファラディ回転子51aとファラディ
回転子51bとによって決定される。この変形例におい
ても、好適な実施例における偏光面の差は、偏波カプラ
48aの入力においてπ/2ラジアンである。ファラデ
ィ回転子における偏光面の回転角の好適な値は、アイソ
レーション値が最大になるπ/4ラジアンである。
【0048】(第3の実施の形態)図6は、図1に示され
た光モジュール主要部2aとは異なる形態の光モジュー
ル主要部2bを示す。光モジュール主要部2bは、光モ
ジュール主要部2aに替えてハウジング4に配置でき
る。光モジュール主要部2bでは、素子搭載部材36の
配置面36a上に、複数の光源部を含む発光デバイス3
5が配置されている。発光デバイス35は、半導体レー
ザ(例えば、ファブリペロータイプ半導体レーザ素子部)
といった半導体発光素子部35a、35bを含んでい
る。半導体発光素子部35a、35bは、同様な形態を
有しており、単一の半導体チップに含まれている。ま
た、発光デバイス35は、配置面36a上に配置されて
いる。半導体発光素子部35a及び35bの各々は、P
型クラッド層およびN型クラッド層間に配置された半導
体発光層を有している。
た光モジュール主要部2aとは異なる形態の光モジュー
ル主要部2bを示す。光モジュール主要部2bは、光モ
ジュール主要部2aに替えてハウジング4に配置でき
る。光モジュール主要部2bでは、素子搭載部材36の
配置面36a上に、複数の光源部を含む発光デバイス3
5が配置されている。発光デバイス35は、半導体レー
ザ(例えば、ファブリペロータイプ半導体レーザ素子部)
といった半導体発光素子部35a、35bを含んでい
る。半導体発光素子部35a、35bは、同様な形態を
有しており、単一の半導体チップに含まれている。ま
た、発光デバイス35は、配置面36a上に配置されて
いる。半導体発光素子部35a及び35bの各々は、P
型クラッド層およびN型クラッド層間に配置された半導
体発光層を有している。
【0049】偏波変更デバイス46と半導体発光素子部
35aとの間には、レンズ54が更に配置されている。
レンズ54は、半導体発光素子部35aからの光を偏波
変更デバイス46の入力に集光するように作用する。半
導体発光素子部35bと偏波カプラ48aとの間には、
レンズ56が更に配置されている。レンズ56は、半導
体発光素子部35bからの光を偏波カプラ48aに集光
するように働く。
35aとの間には、レンズ54が更に配置されている。
レンズ54は、半導体発光素子部35aからの光を偏波
変更デバイス46の入力に集光するように作用する。半
導体発光素子部35bと偏波カプラ48aとの間には、
レンズ56が更に配置されている。レンズ56は、半導
体発光素子部35bからの光を偏波カプラ48aに集光
するように働く。
【0050】搭載部材36の配置面36aおよび搭載部
材32の配置面32aは、共通の基準面に沿って伸びて
いる。素子搭載部材36の高さは、素子搭載部材36上
に配置された半導体チップ35と、光学部品搭載部材3
2上に配置された光学部品との結合を達成するように決
定されている。
材32の配置面32aは、共通の基準面に沿って伸びて
いる。素子搭載部材36の高さは、素子搭載部材36上
に配置された半導体チップ35と、光学部品搭載部材3
2上に配置された光学部品との結合を達成するように決
定されている。
【0051】また、配置部材30上には、搭載部材28
が配置されている。搭載部材28の主面28a上には、
発光デバイス35の光をモニタするための受光デバイス
45を搭載されている。受光デバイス45は、主面28
a上に配置されたチップキャリア42に配置されてい
る。この配置により、受光デバイス45は、発光デバイ
ス35と光学的に結合される。受光デバイス45は、半
導体発光素子部35a、35bにそれぞれ光学的に結合
されるモニタ用光検出器45a、45bを含む。光検出
器45a、45bの各々は、半導体発光素子部35a、
35bの光量を示す電気信号を発生する。図3に示され
た実施の形態では、光検出器45a及び45bの各々
は、単一の半導体チップに形成されている。光検出器4
5a、45bとしては、フォトダイオードといった半導
体受光素子がある。この実施の形態においては、光検出
器45a及び光検出器45bの間隔は、発光デバイス3
5の半導体発光素子部35a及び35bの間隔と関連づ
けられている。
が配置されている。搭載部材28の主面28a上には、
発光デバイス35の光をモニタするための受光デバイス
45を搭載されている。受光デバイス45は、主面28
a上に配置されたチップキャリア42に配置されてい
る。この配置により、受光デバイス45は、発光デバイ
ス35と光学的に結合される。受光デバイス45は、半
導体発光素子部35a、35bにそれぞれ光学的に結合
されるモニタ用光検出器45a、45bを含む。光検出
器45a、45bの各々は、半導体発光素子部35a、
35bの光量を示す電気信号を発生する。図3に示され
た実施の形態では、光検出器45a及び45bの各々
は、単一の半導体チップに形成されている。光検出器4
5a、45bとしては、フォトダイオードといった半導
体受光素子がある。この実施の形態においては、光検出
器45a及び光検出器45bの間隔は、発光デバイス3
5の半導体発光素子部35a及び35bの間隔と関連づ
けられている。
【0052】(第4の実施の形態)図7(a)は、ラマン増
幅器60aのブロック図を示す。ラマン増幅器60a
は、発光モジュール1と、WDMカプラといった光カプ
ラ62とを備える。光カプラ62の入力ポー62a、6
2bは、それぞれ、光通信路64および励起光供給路6
6に光学的に結合されている。光カプラ62の出力ポー
ト62cは、光伝送路68に光学的に結合されている。
光伝送路64上には、WDM信号といった信号光70a
が伝送される。励起光供給路66は、発光モジュール1
からの励起光70bを光カプラ62に供給する。光カプ
ラ62の出力ポート62cは、光伝送路68に光学的に
結合されている。光伝送路68上には、複数の波長成分
(λ1、・・・ λn)を含むWDM信号70cと、これら
の波長成分うちの少なくとも一成分をラマン増幅可能な
ラマン励起光70dとが提供されている。
幅器60aのブロック図を示す。ラマン増幅器60a
は、発光モジュール1と、WDMカプラといった光カプ
ラ62とを備える。光カプラ62の入力ポー62a、6
2bは、それぞれ、光通信路64および励起光供給路6
6に光学的に結合されている。光カプラ62の出力ポー
ト62cは、光伝送路68に光学的に結合されている。
光伝送路64上には、WDM信号といった信号光70a
が伝送される。励起光供給路66は、発光モジュール1
からの励起光70bを光カプラ62に供給する。光カプ
ラ62の出力ポート62cは、光伝送路68に光学的に
結合されている。光伝送路68上には、複数の波長成分
(λ1、・・・ λn)を含むWDM信号70cと、これら
の波長成分うちの少なくとも一成分をラマン増幅可能な
ラマン励起光70dとが提供されている。
【0053】図7(b)は、光ファイバ増幅器60bのブ
ロック図を示す。光ファイバ増幅器60bは、発光モジ
ュール1と、WDMカプラといった光カプラ63と、励
起用光ファイバ72とを備える。光カプラ63の入力ポ
ート63a、63bは、それぞれ、信号光70aを受け
るように光伝送路64に光学的に結合されており、また
励起光71bを受けるように励起光供給路66に光学的
に結合されている。光カプラ63の出力ポート63c
は、励起用光ファイバ72に光学的に結合されている。
励起用光ファイバ72上には、複数の波長成分(λ1、・
・・ λn)を含むWDM信号71cと、これらの波長成
分うちの少なくとも一成分を光増幅可能な光励起光71
dとが提供される。励起用光ファイバとしては、Er添
加光ファイバが例示される。
ロック図を示す。光ファイバ増幅器60bは、発光モジ
ュール1と、WDMカプラといった光カプラ63と、励
起用光ファイバ72とを備える。光カプラ63の入力ポ
ート63a、63bは、それぞれ、信号光70aを受け
るように光伝送路64に光学的に結合されており、また
励起光71bを受けるように励起光供給路66に光学的
に結合されている。光カプラ63の出力ポート63c
は、励起用光ファイバ72に光学的に結合されている。
励起用光ファイバ72上には、複数の波長成分(λ1、・
・・ λn)を含むWDM信号71cと、これらの波長成
分うちの少なくとも一成分を光増幅可能な光励起光71
dとが提供される。励起用光ファイバとしては、Er添
加光ファイバが例示される。
【0054】光伝送路64、68、72としては、シン
グルモード光ファイバ(SMF)が例示される。シングル
モード光ファイバ(SMF)としては、例えば、分散補償
型光ファイバ(DCF)がある。半導体レーザモジュール
1は、励起光と信号光とが共存する光ファイバにおい
て、信号光が光増幅されるような波長の励起光を提供し
ている。
グルモード光ファイバ(SMF)が例示される。シングル
モード光ファイバ(SMF)としては、例えば、分散補償
型光ファイバ(DCF)がある。半導体レーザモジュール
1は、励起光と信号光とが共存する光ファイバにおい
て、信号光が光増幅されるような波長の励起光を提供し
ている。
【0055】既に説明したように、発明者の検討によれ
ば、高出力光源が、エルビウム添加光ファイバアンプ
(EDFA)の励起光源のために必要とされている。単一
の光源から成る半導体レーザモジュールを高出力にする
には限界がある。この限界を超えるために、半導体レー
ザモジュール内に複数の半導体レーザを配置するだけで
なく、複数の半導体レーザからの光を高効率に合波する
必要がある。高効率な合波を実現するためには、偏波カ
プラを用いることが好適である。しかしながら、半導体
レーザは、一般にはTE成分からなる偏光面の光を発生
する。そこで、偏光回転素子を半導体レーザモジュール
内に配置することにした。この半導体レーザモジュール
では、単一のハウジング内に配置された2個の半導体レ
ーザからの光を合波することが可能になる。これによ
り、ハウジングの外に配置された合波のための部品が不
要になるので励起光源の構成が簡単になると共に、該部
品のための実装面積が不要になる。
ば、高出力光源が、エルビウム添加光ファイバアンプ
(EDFA)の励起光源のために必要とされている。単一
の光源から成る半導体レーザモジュールを高出力にする
には限界がある。この限界を超えるために、半導体レー
ザモジュール内に複数の半導体レーザを配置するだけで
なく、複数の半導体レーザからの光を高効率に合波する
必要がある。高効率な合波を実現するためには、偏波カ
プラを用いることが好適である。しかしながら、半導体
レーザは、一般にはTE成分からなる偏光面の光を発生
する。そこで、偏光回転素子を半導体レーザモジュール
内に配置することにした。この半導体レーザモジュール
では、単一のハウジング内に配置された2個の半導体レ
ーザからの光を合波することが可能になる。これによ
り、ハウジングの外に配置された合波のための部品が不
要になるので励起光源の構成が簡単になると共に、該部
品のための実装面積が不要になる。
【0056】本実施の形態では、1.48μm帯発光モ
ジュールを記述したけれども、本発明は、0.98μm
帯発光モジュールにも適用できる。また、本発明の発光
モジュールの波長帯域は、これらの波長帯域に限定され
るものではない。
ジュールを記述したけれども、本発明は、0.98μm
帯発光モジュールにも適用できる。また、本発明の発光
モジュールの波長帯域は、これらの波長帯域に限定され
るものではない。
【0057】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更され得る
ことは、当業者によって認識される。例えば、発光デバ
イス、偏波変更デバイスおよび合波デバイスの配置は、
必要なように変更されることができる。また、光増幅器
は、前方励起タイプのものだけでなく、後方励起タイプ
のものでもよく、これらの両方を備えていても良い。光
増幅器としてはラマン増幅器に限定されるものではな
く、励起用光ファイバとしてエルビウム添加光ファイバ
を利用できる。したがって、特許請求の範囲およびその
精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求
する。
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更され得る
ことは、当業者によって認識される。例えば、発光デバ
イス、偏波変更デバイスおよび合波デバイスの配置は、
必要なように変更されることができる。また、光増幅器
は、前方励起タイプのものだけでなく、後方励起タイプ
のものでもよく、これらの両方を備えていても良い。光
増幅器としてはラマン増幅器に限定されるものではな
く、励起用光ファイバとしてエルビウム添加光ファイバ
を利用できる。したがって、特許請求の範囲およびその
精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求
する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、複数の偏光面を有
する光成分を含む光を提供できる発光モジュールおよび
光増幅器が提供された。
する光成分を含む光を提供できる発光モジュールおよび
光増幅器が提供された。
【図1】図1は、1.48μm帯半導体レーザモジュー
ルを示す斜視図である。
ルを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示された半導体レーザモジュー
ルの光モジュール主要部を示す斜視図である。
ルの光モジュール主要部を示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示された発光モジュールの電子
素子および光学部品の配置を示すブロック図である。
素子および光学部品の配置を示すブロック図である。
【図4】図4は、発光モジュールの電子素子および光学
部品の別の配置を示すブロック図である。
部品の別の配置を示すブロック図である。
【図5】図5は、別の実施の形態の発光モジュールの電
子素子および光学部品の配置を示すブロック図である。
子素子および光学部品の配置を示すブロック図である。
【図6】図6は、更に別の実施の形態の発光モジュール
における光モジュール主要部を示す斜視図である。
における光モジュール主要部を示す斜視図である。
【図7】図7(a)および図7(b)は、ラマン増幅器60
aのブロック図を示す。
aのブロック図を示す。
1、1a、1b…半導体レーザモジュール、2a、2b
…光モジュール主要部、4…ハウジング、24…熱電子
冷却素子、26…搭載部品、34、35…発光デバイ
ス、34a、34b…半導体発光素子、35a、35b
…半導体発光素子部、44、45…パワーモニタ用受光
素子、46、47…偏波変更デバイス、48…合波デバ
イス、50、52、54、56…光学レンズ、60a、
60b…ラマン増幅器、62…光カプラ、64、66、
74…光通信路
…光モジュール主要部、4…ハウジング、24…熱電子
冷却素子、26…搭載部品、34、35…発光デバイ
ス、34a、34b…半導体発光素子、35a、35b
…半導体発光素子部、44、45…パワーモニタ用受光
素子、46、47…偏波変更デバイス、48…合波デバ
イス、50、52、54、56…光学レンズ、60a、
60b…ラマン増幅器、62…光カプラ、64、66、
74…光通信路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01S 3/10 H01S 3/10 Z
Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 CA14 DA03 DA04
DA05 DA06 DA15 DA36 DA38
2H099 AA01 BA17 CA02 CA08 DA05
2K002 AA02 AB30 DA10 HA23
5F072 AB07 AB09 AK06 JJ01 KK30
PP07 QQ07 RR01 YY17
5F073 AB25 AB27 AB28 AB30 BA03
EA22 FA01 FA25 FA30
Claims (10)
- 【請求項1】 搭載面を有する搭載部品と、 前記搭載面上に配置され、半導体発光層を有する第1の
光源部と半導体発光層を有する第2の光源部とを含む発
光デバイスと、 前記第1の光源部から受けた光の偏光面と異なる偏光面
の光を提供する偏波変更部を有する偏波変更デバイス
と、 前記第1の光源部からの光と前記偏波変更デバイスから
の光とを受けて合波された光を提供する合波デバイス
と、 前記搭載部品、前記発光デバイス、前記偏波変更デバイ
スおよび前記合波デバイスを収容するハウジングとを備
える発光モジュール。 - 【請求項2】 搭載面を有する搭載部品と、 前記搭載面上に配置され、半導体発光層を有する第1の
光源部と半導体発光層を有する第2の光源部とを含む発
光デバイスと、 前記第1の光源部から受けた光の偏光面と異なる偏光面
の光を提供する偏波変更部と共に、前記第2の光源部か
ら受けた光の偏光面と異なる偏光面の光を提供する偏波
変更部を有する偏波変更デバイスと、 前記偏波変更手段から複数の光を受けて該複数の光が合
波された光を提供する合波デバイスと、 前記搭載部品、前記発光デバイス、前記偏波変更デバイ
スおよび前記合波デバイスを収容するハウジングとを備
え、 前記偏波変更デバイスから提供される2つの光の偏光面
は互いに異なる、発光モジュール。 - 【請求項3】 前記偏波変更デバイスは、ファラディ回
転子および1/2波長板の少なくともいずれかを含む、
請求項1に記載の発光モジュール。 - 【請求項4】 前記発光デバイスと前記合波デバイスと
の間に配置された光アイソレータデバイスを更に備え
る、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発光モジ
ュール。 - 【請求項5】 前記合波デバイスは、前記第1および第
2の光源部からの光を合波する偏波カプラを有する、請
求項1から請求項4のいずれかに記載の発光モジュー
ル。 - 【請求項6】 前記偏波変更デバイスおよび前記合波デ
バイスは、前記搭載部品上に配置されている、請求項1
から請求項5のいずれかに記載の発光モジュール。 - 【請求項7】 前記第1の光源部は、半導体チップに設
けられた半導体発光素子を含み、前記第2の光源部は、
別の半導体チップに設けられた半導体発光素子を含む、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の発光モジュー
ル。 - 【請求項8】 前記第1の光源部の半導体発光層および
第2の光源部の半導体発光層は単一の半導体チップに設
けられている、請求項1から請求項6のいずれかに記載
の発光モジュール。 - 【請求項9】 前記合波デバイスからの光を受けるよう
に光学的に結合されたシングルモード光ファイバ更に備
える、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発光モ
ジュール。 - 【請求項10】 光ファイバに励起光を提供して光信号
を増幅するための光増幅器であって、 励起光を提供する請求項1から9のいずれかに記載の発
光モジュールと、 光通信路からの光を受ける第1のポート、前記励起光お
よび光を提供する第2のポート、および前記発光モジュ
ールからの励起光を受ける第3のポートを有する光カプ
ラとを備える光増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001394638A JP2003198031A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 発光モジュールおよび光増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001394638A JP2003198031A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 発光モジュールおよび光増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003198031A true JP2003198031A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27601321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001394638A Pending JP2003198031A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 発光モジュールおよび光増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003198031A (ja) |
Cited By (11)
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-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001394638A patent/JP2003198031A/ja active Pending
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US9243761B2 (en) | 2013-02-28 | 2016-01-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical assembly and method for assembling the same, and optical module implemented with optical assembly |
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