[go: up one dir, main page]

JP2003194693A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

Info

Publication number
JP2003194693A
JP2003194693A JP2001398286A JP2001398286A JP2003194693A JP 2003194693 A JP2003194693 A JP 2003194693A JP 2001398286 A JP2001398286 A JP 2001398286A JP 2001398286 A JP2001398286 A JP 2001398286A JP 2003194693 A JP2003194693 A JP 2003194693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
actuator
support member
cantilever
probe microscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001398286A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kami
喜裕 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001398286A priority Critical patent/JP2003194693A/ja
Publication of JP2003194693A publication Critical patent/JP2003194693A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/40Application of doors, windows, wings or fittings thereof for gates
    • E05Y2900/402Application of doors, windows, wings or fittings thereof for gates for cantilever gates

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レバースキャンタイプでありながら、走査をよ
り高速でより安定に行なえる走査型プローブ顕微鏡を提
供する。 【解決手段】走査型プローブ顕微鏡100はカンチレバ
ー110を走査する走査機構120を有している。走査
機構120はz走査用駆動部130とx走査用駆動部1
50とy走査用駆動部170とを有している。z走査用
駆動部130は一軸に沿って変位し得る一対のz走査用
アクチュエーター132と134を有している。これら
は第一の支持部材136に支持され、第一の支持部材1
36を間に挟んで面対照に配置されている。z走査用駆
動部130は更にカンチレバーホルダー142を有し、
これは下側のz走査用アクチュエーター132の自由端
に固定されている。z走査用駆動部130は更に上側の
z走査用アクチュエーター134の自由端に固定された
錘144を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型プローブ顕微
鏡、特にレバースキャンタイプの走査型プローブ顕微鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は、例えば、探針
と試料とを相対的にXY方向にラスター走査(XY走
査)しながら、Z方向についても試料と探針との相互作
用が一定になるようフィードバック制御(Z走査)する
ことにより、試料の所望の領域の表面情報を得る装置で
ある。
【0003】その走査機構は、探針あるいは試料を移動
(XY走査およびZ走査)させるためのアクチュエータ
ーを有しており、それには一般に圧電アクチュエーター
が利用されている。走査機構は、例えば、一軸に沿って
変位し得る複数の積層型圧電アクチュエーターを組み合
わせて構成される。
【0004】XY走査とZ走査のために、試料を移動さ
せる走査型プローブ顕微鏡は試料スキャンタイプと呼ば
れ、カンチレバーを移動させる走査型プローブ顕微鏡は
レバースキャンタイプと呼ばれている。
【0005】走査型プローブ顕微鏡は、最近では、生体
試料の測定に多く利用されている。このような生体試料
の測定に対しては、試料スキャンタイプの走査型プロー
ブ顕微鏡よりも、レバースキャンタイプの走査型プロー
ブ顕微鏡が適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】レバースキャンタイプ
の走査型プローブ顕微鏡では、カンチレバーを保持する
ためのカンチレバーホルダーを走査機構に設ける必要が
ある。特に、複数の一軸に沿って変位し得る圧電アクチ
ュエーターを組み合わせた走査機構では、カンチレバー
ホルダーはz走査用の圧電アクチュエーターの自由端に
固定される。
【0007】カンチレバーホルダーは一般的に金属部品
で製作されるために質量が大きい。このため、z走査用
の圧電アクチュエーターの自由端に設けられたカンチレ
バーホルダーは、z走査用のアクチュエーターの上下の
バランスを崩す要因として働き、その結果、走査型プロ
ーブ顕微鏡の走査の安定性と走査速度の上限を低下させ
る。
【0008】本発明の目的は、レバースキャンタイプで
ありながら、走査をより高速でより安定に行なえる走査
型プローブ顕微鏡を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、レバースキャ
ンタイプの走査型プローブ顕微鏡であり、探針を自由端
に備えるカンチレバーと、カンチレバーを走査するため
の走査機構と、走査機構を支持する支持機構と、カンチ
レバーの変位を検出するための変位検出光学系とを有し
ており、走査機構は、カンチレバーを第一の軸に沿って
移動させるための第一の駆動部と、カンチレバーを第一
の駆動部と共に第一の軸とは異なる第二の軸に沿って移
動させるための第二の駆動部と、カンチレバーを第二の
駆動部と共に第一の軸と第二の軸とは異なる第三の軸に
沿って移動させるための第三の駆動部とを有しており、
第一の駆動部は、一軸に沿って変位し得る一対の第一の
アクチュエーターと、これらを支持する第一の支持部材
とを有し、一対の第一のアクチュエーターは第一の支持
部材を間に挟んで面対照に配置されており、第一の駆動
部は更に、カンチレバーを保持するためのカンチレバー
ホルダーを有し、カンチレバーホルダーは一方の第一の
アクチュエーターの自由端に固定されており、第一の駆
動部は更に、他方の第一のアクチュエーターの自由端に
固定された錘を有し、錘の重さはカンチレバーホルダー
の重さとほぼ同じである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0011】本発明の走査型プローブ顕微鏡の第一の実
施の形態が図1と図2に示される。
【0012】図1に示されるように、走査型プローブ顕
微鏡100は、生体試料の測定に好適なレバースキャン
タイプの走査型プローブ顕微鏡であり、これはステージ
510の上に載置される。
【0013】ステージ510の上には、例えば、生体試
料532を入れたシャーレ530が置かれる。シャーレ
530の代わりに、生体試料を載せたスライドガラスが
置かれてもよい。
【0014】ステージ510は、好ましくは、光学観察
を可能にする開口512を有している。開口512の内
側には対物レンズ520が配置される。試料532は、
対物レンズ520を含む観察光学系によって光学的に観
察され得る。
【0015】図1と図2に示されるように、走査型プロ
ーブ顕微鏡100は、カンチレバー110と、カンチレ
バー110を走査するための走査機構120と、走査機
構120を支持する複数の支柱(例えば四本の支柱)2
30と、カンチレバー110の変位を検出するための変
位検出光学系250とを有している。
【0016】カンチレバー110は、探針112と、こ
れを自由端に備えるレバー114とで構成されている。
支柱230は、各々独立に高さを調整し得る。つまり、
支柱230は、走査機構120の高さと傾きを調整し得
る。
【0017】走査機構120は、カンチレバー110を
第一の軸すなわちz軸に沿って移動させる(つまりz走
査する)ための第一の駆動部すなわちz走査用駆動部1
30と、カンチレバー110をz走査用駆動部130と
共にz軸とは異なる第二の軸すなわちx軸に沿って移動
させる(つまりx走査する)ための第二の駆動部すなわ
ちx走査用駆動部150と、カンチレバー110をx走
査用駆動部150と共にz軸とx軸とは異なる第三の軸
すなわちy軸に沿って移動させる(つまりy走査する)
ための第三の駆動部すなわちy走査用駆動部170とを
有している。x軸とy軸とz軸は互いに直交している。
【0018】z走査用駆動部130は、一軸に沿って変
位し得る一対の第一のアクチュエーターすなわちz走査
用アクチュエーター132と134と、これらを支持す
る第一の支持部材136とを有している。一対のz走査
用アクチュエーター132と134は第一の支持部材1
36を間に挟んで面対照に配置されている。z走査用ア
クチュエーター132と134は例えば積層型圧電アク
チュエーターである。
【0019】z走査用駆動部130は更に、カンチレバ
ー110を保持するためのカンチレバーホルダー142
を有している。カンチレバーホルダー142は下側のz
走査用アクチュエーター132の自由端に固定されてい
る。z走査用駆動部130は更に、上側のz走査用アク
チュエーター134の自由端に固定された錘144を有
している。錘144の重さはカンチレバーホルダー14
2の重さとほぼ同じであり、カンチレバーホルダー14
2の重さとカンチレバー110の重さの合計に等しいと
してよい。
【0020】x走査用駆動部150は、一軸に沿って変
位し得る一つの第二のアクチュエーターすなわちx走査
用アクチュエーター152と、これを支持する第二の支
持部材160とを有している。第一の支持部材136は
x走査用アクチュエーター152の自由端に固定されて
いる。x走査用アクチュエーター152は例えば積層型
圧電アクチュエーターである。
【0021】第二の支持部材160は、平板状のベース
部162と、ベース部162から下方に突出した突出部
164とを有している。x走査用アクチュエーター15
2は第二の支持部材160の突出部164に固定されて
いる。
【0022】第二の支持部材160は更に、ベース部1
62に形成されたz軸に沿って延びる貫通孔166を有
している。錘144の設けられた上側のz走査用アクチ
ュエーター134は第二の支持部材160の貫通孔16
6の中に延びている。
【0023】y走査用駆動部170は、一軸に沿って変
位し得る一つの第三のアクチュエーターすなわちy走査
用アクチュエーター172と、これを支持する第三の支
持部材180とを有している。第二の支持部材160は
y走査用アクチュエーター172の自由端に固定されて
いる。y走査用アクチュエーター172は例えば積層型
圧電アクチュエーターである。
【0024】第三の支持部材180は、平板状のベース
部182と、ベース部182から下方に突出した突出部
184とを有している。y走査用アクチュエーター17
2は第三の支持部材180の突出部184に固定されて
いる。
【0025】走査機構120は更に、第一の支持部材1
36をx軸に沿って案内するための第一の案内機構19
0と、第二の支持部材160をy軸に沿って案内するた
めの第二の案内機構210とを有している。第一の案内
機構190は例えば微小球を用いた案内である。微小球
を用いた案内は滑り案内とも転がり案内とも言える。つ
まり、第一の案内機構190は例えば微小球の滑り/転
がり案内である。第二の案内機構210も例えば微小球
の滑り/転がり案内である。
【0026】第一の案内機構190は、カンチレバーホ
ルダー142の設けられた下側のz走査用アクチュエー
ター132を通すための開口194を有する抑え板19
2と、抑え板192を第二の支持部材160に固定する
ための複数のねじ(例えば四本のねじ)196と、第一
の支持部材136と第二の支持部材160の間にこれら
に接して配置される複数の微小球202と、第一の支持
部材136と抑え板192の間にこれらに接して配置さ
れる複数の微小球204とを有している。微小球202
と微小球204は共に抑え板192とねじ196によっ
て保持されている。
【0027】第二の案内機構210は、x走査用アクチ
ュエーター152を通すための開口214を有する抑え
板212と、抑え板212を第三の支持部材180に固
定するための複数のねじ(例えば四本のねじ)216
と、第二の支持部材160と第三の支持部材180の間
にこれらに接して配置される複数の微小球222と、第
二の支持部材160と抑え板192の間にこれらに接し
て配置される複数の微小球224とを有している。微小
球222と微小球224は共に抑え板192とねじ19
6によって保持されている。
【0028】z走査用アクチュエーター132とz走査
用アクチュエーター134は共に中空であり、それぞれ
z軸に沿って延びる貫通孔146と貫通孔148を有し
ている。また、第一の支持部材136は、z軸に沿って
延びる貫通孔138を有している。z走査用アクチュエ
ーター132の貫通孔146とz走査用アクチュエータ
ー134の貫通孔148と第一の支持部材136の貫通
孔138は、ほぼ同軸に位置しており、それらは互いに
連続している。さらに、第三の支持部材180は、ベー
ス部182に形成されたz軸に沿って延びる貫通孔18
6を有している。
【0029】z走査用アクチュエーター132の貫通孔
146とz走査用アクチュエーター134の貫通孔14
8と第一の支持部材136の貫通孔138と第二の支持
部材160の貫通孔166と第三の支持部材180の貫
通孔186は、変位検出光学系250による上方からの
カンチレバー110の変位の光学的な検出を可能にして
いる。
【0030】変位検出光学系250は、LD駆動信号の
供給に応じて光ビームを発射するレーザーダイオード
(LD)252と、レーザーダイオード252から発射
された光ビームを平行化するコリメートレンズ254
と、コリメートレンズ254からの光ビームをカンチレ
バー110に向けて反射するとともにカンチレバー11
0で反射された光ビームを透過するビームスプリッター
256と、ビームスプリッター256からの光ビームを
集光する集光レンズ258と、集光レンズ258からの
光ビームを光電変換してカンチレバー110の自由端の
z軸に沿った変位を反映したレバー変位信号を出力する
光検出器260とを有している。
【0031】カンチレバー110の探針112は、走査
機構120によって、生体試料532に対してx軸とy
軸に沿って移動される、つまりxy走査される。xy走
査の間、探針112のz軸に沿った変位が変位検出光学
系250によって監視される。z走査用駆動部130
は、変位検出光学系250で得られるレバー変位信号を
一定に保つようにカンチレバー110のz軸に沿った位
置を制御する、つまりz走査する。xy走査の位置情報
とz走査の位置情報とから生体試料532の凹凸情報等
が得られる。
【0032】z走査用駆動部130では、下側のz走査
用アクチュエーター132と上側のz走査用アクチュエ
ーター134は互いに逆向きに等しく変位する。つま
り、下側のz走査用アクチュエーター132と上側のz
走査用アクチュエーター134はそれぞれほぼ同じ重さ
のカンチレバーホルダー142と錘144とを逆方向に
同じ距離だけ移動させる。
【0033】一対のz走査用アクチュエーター132と
134の互いに逆向きの動きは振動の発生を抑える。つ
まり、一方のz走査用アクチュエーターの伸縮動作のた
めに第一の支持部材136が受ける衝撃は、他方のz走
査用アクチュエーターの伸縮動作によって打ち消され
る。その結果、走査機構120は振動の発生が少ない。
【0034】第一の案内機構190は、x走査用アクチ
ュエーター152の走査動作を制約することなく、第一
の支持部材136を案内する。これにより、x走査用ア
クチュエーター152の撓みや振動の発生が抑えられ
る。同様に、第二の案内機構210は、y走査用アクチ
ュエーター172の走査動作を制約することなく、第二
の支持部材160を案内する。これにより、y走査用ア
クチュエーター172の撓みや振動の発生が抑えられ
る。その結果、走査機構120は、高い機械的剛性を有
し、高速で走査できる。
【0035】これまでの説明から分かるように、本実施
形態の走査型プローブ顕微鏡は、レバースキャンタイプ
でありながら、走査をより高速でより安定に行なえる。
【0036】本発明の走査型プローブ顕微鏡の第二の実
施の形態が図3に示される。図3において、第一の実施
の形態の部材と同一の参照符号で示された部材は同様の
部材を示している。
【0037】本実施形態の走査型プローブ顕微鏡300
は、第一の駆動部と変位検出光学系を除いては、第一の
実施の形態の走査型プローブ顕微鏡100と同様であ
る。以下では、相違部分である第一の駆動部と変位検出
光学系についてのみ説明する。
【0038】図3に示されるように、走査型プローブ顕
微鏡300の第一の駆動部すなわちz走査用駆動部31
0は、一軸に沿って変位し得る一対の第一のアクチュエ
ーターすなわちz走査用アクチュエーター312と31
4と、これらを支持する第一の支持部材316とを有し
ている。第一の支持部材316は、x走査用駆動部15
0のx走査用アクチュエーター152の自由端に固定さ
れている。
【0039】一対のz走査用アクチュエーター312と
314は第一の支持部材316を間に挟んで面対照に配
置されている。z走査用アクチュエーター312と31
4は例えば積層型圧電アクチュエーターである。第一の
支持部材316は、z軸に沿って延びる貫通孔318を
有している。z走査用アクチュエーター312と314
は中実であり、第一の支持部材316の貫通孔318の
近くに配置されている。
【0040】変位検出光学系350は、LD駆動信号の
供給に応じて光ビームを発射するレーザーダイオード
(LD)352と、レーザーダイオード352から発射
された光ビームを平行化するコリメートレンズ354
と、コリメートレンズ354からの光ビームの一部を透
過する一方で残りをカンチレバー110に向けて反射す
るとともにカンチレバー110で反射された光ビームを
透過する第一のビームスプリッター356と、第一のビ
ームスプリッター356を透過した光ビームを上側のz
走査用アクチュエーター314の端面に向けて反射する
とともに上側のz走査用アクチュエーター314の端面
で反射された光ビームを透過する第二のビームスプリッ
ター358とを有している。
【0041】変位検出光学系350は更に、第一のビー
ムスプリッター356で反射された光ビームを集光する
第一の集光レンズ362と、第二のビームスプリッター
356で反射された光ビームを集光する第二の集光レン
ズ362と、カンチレバー110で反射された光ビーム
を光電変換する第一の光検出器366と、上側のz走査
用アクチュエーター314の端面で反射された光ビーム
を光電変換する第二の光検出器368と、第一の光検出
器366からの信号と第二の光検出器368からの信号
とに基づいてカンチレバー110の自由端のz軸に沿っ
た変位を反映したレバー変位信号を出力する演算回路3
70とを有している。
【0042】第一の駆動部310は更に、カンチレバー
110を保持するためのカンチレバーホルダー342を
有している。カンチレバーホルダー342は下側のz走
査用アクチュエーター312の自由端に固定されてい
る。第一の集光レンズ362はカンチレバーホルダー3
42に固定されている。第一の駆動部310は更に、上
側のz走査用アクチュエーター314の自由端に固定さ
れたレンズホルダー344を有している。レンズホルダ
ー344は、上側のz走査用アクチュエーター314の
端面を露出するために、z軸に沿って延びる貫通孔を有
している。第二の集光レンズ364はレンズホルダー3
44に固定されている。
【0043】レンズホルダー344は、カンチレバーホ
ルダー342とのバランスを取るための錘として働き、
その重さはカンチレバーホルダー342の重さとほぼ同
じである。より好ましくは、レンズホルダー344の重
さと第二の集光レンズ364の重さの合計は、カンチレ
バーホルダー342の重さと第一の集光レンズ362の
重さとカンチレバー110の重さの合計に等しい。
【0044】第一の駆動部310では、z走査の際、下
側のz走査用アクチュエーター312と上側のz走査用
アクチュエーター314は互いに逆向きに等しく変位す
る。このため、一方のz走査用アクチュエーターの伸縮
動作のために第一の支持部材316が受ける衝撃は、他
方のz走査用アクチュエーターの伸縮動作によって打ち
消される。従って、走査型プローブ顕微鏡300の走査
機構は振動の発生が少ない。
【0045】第一の実施の形態の説明を参照し、これま
での説明から分かるように、本実施形態の走査型プロー
ブ顕微鏡は、第一の実施の形態の走査型プローブ顕微鏡
と同様に、レバースキャンタイプでありながら、走査を
より高速でより安定に行なえる。
【0046】これまで、図面を参照しながら本発明の実
施の形態を述べたが、本発明は、これらの実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて様々な変形や変更が施されてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、レバースキャンタイプ
でありながら、走査をより高速でより安定に行なえる走
査型プローブ顕微鏡が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査型プローブ顕微鏡の第一の実施の
形態の縦断面図である。
【図2】図1に示される走査型プローブ顕微鏡の斜視図
である。
【図3】本発明の走査型プローブ顕微鏡の第二の実施の
形態の縦断面図である。
【符号の説明】
100 走査型プローブ顕微鏡 110 カンチレバー 120 走査機構 130 z走査用駆動部 132 z走査用アクチュエーター 134 z走査用アクチュエーター 136 第一の支持部材 142 カンチレバーホルダー 144 錘 150 x走査用駆動部 170 y走査用駆動部 250 変位検出光学系

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバースキャンタイプの走査型プローブ
    顕微鏡であり、 探針を自由端に備えるカンチレバーと、 カンチレバーを走査するための走査機構と、 走査機構を支持する支持機構と、 カンチレバーの変位を検出するための変位検出光学系と
    を有しており、 走査機構は、カンチレバーを第一の軸に沿って移動させ
    るための第一の駆動部と、カンチレバーを第一の駆動部
    と共に第一の軸とは異なる第二の軸に沿って移動させる
    ための第二の駆動部と、カンチレバーを第二の駆動部と
    共に第一の軸と第二の軸とは異なる第三の軸に沿って移
    動させるための第三の駆動部とを有しており、 第一の駆動部は、一軸に沿って変位し得る一対の第一の
    アクチュエーターと、これらを支持する第一の支持部材
    とを有し、一対の第一のアクチュエーターは第一の支持
    部材を間に挟んで面対照に配置されており、 第一の駆動部は更に、カンチレバーを保持するためのカ
    ンチレバーホルダーを有し、カンチレバーホルダーは一
    方の第一のアクチュエーターの自由端に固定されてお
    り、第一の駆動部は更に、他方の第一のアクチュエータ
    ーの自由端に固定された錘を有し、錘の重さはカンチレ
    バーホルダーの重さとほぼ同じである、走査型プローブ
    顕微鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1において、走査機構は更に、第
    一の支持部材を第二の軸に沿って案内するための第一の
    案内機構を有している、走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 第二の駆動部は、一軸に沿って変位し得る一つの第二の
    アクチュエーターと、これを支持する第二の支持部材と
    を有し、第一の支持部材は第二のアクチュエーターの自
    由端に固定されている、走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項3において、走査機構は、さら
    に、第二の支持部材を第三の軸に沿って案内するための
    第二の案内機構を有している、走査型プローブ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 第三の駆動部は、一軸に沿って変位し得る一つの第三の
    アクチュエーターと、これを支持する第三の支持部材と
    を有し、第二の支持部材は第三のアクチュエーターの自
    由端に固定されており、 支持機構は、第三の支持部を支える複数の支柱を有して
    いる、走査型プローブ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 請求項5において、第二の支持部材は第
    一の軸に沿って延びる貫通孔を有しており、錘の設けら
    れた第一のアクチュエーターは第二の支持部材の貫通孔
    の中に延びている、走査型プローブ顕微鏡。
  7. 【請求項7】 請求項6において、第一の支持部材と第
    三の支持部材は共に第一の軸に沿って延びる貫通孔を有
    しており、変位検出光学系は第一の支持部材と第二の支
    持部材と第三の支持部材の貫通孔を通してカンチレバー
    の変位を光学的に検出する、走査型プローブ顕微鏡。
  8. 【請求項8】 請求項7において、第一のアクチュエー
    ターは中空で、第一の軸に沿って延びる貫通孔を有して
    おり、変位検出光学系は第一のアクチュエーターの貫通
    孔を通してカンチレバーの変位を光学的に検出する、走
    査型プローブ顕微鏡。
  9. 【請求項9】 請求項7において、第一のアクチュエー
    ターは中実で、第一の支持部材の貫通孔の近くに配置さ
    れている、走査型プローブ顕微鏡。
  10. 【請求項10】 請求項1において、第一のアクチュエ
    ーターと第二のアクチュエーターと第三のアクチュエー
    ターはいずれも積層型圧電アクチュエーターである、走
    査型プローブ顕微鏡。
  11. 【請求項11】 請求項2において、第一の案内機構は
    微小球の滑り/転がり案内である、走査型プローブ顕微
    鏡。
  12. 【請求項12】 請求項4において、第二の案内機構は
    微小球の滑り/転がり案内である、走査型プローブ顕微
    鏡。
  13. 【請求項13】 請求項2において、第一の案内機構
    は、カンチレバーホルダーの設けられた第一のアクチュ
    エーターを通すための開口を有する抑え板と、抑え板を
    第二の支持部材に固定するための複数のねじと、第一の
    支持部材と第二の支持部材の間にこれらに接して配置さ
    れる複数の第一の微小球と、第一の支持部材と抑え板の
    間にこれらに接して配置される複数の第二の微小球とを
    有しており、第一の微小球と第二の微小球は共に抑え板
    とねじによって保持されている、走査型プローブ顕微
    鏡。
  14. 【請求項14】 請求項4において、第二の案内機構
    は、第二のアクチュエーターを通すための開口を有する
    抑え板と、抑え板を第三の支持部材に固定するための複
    数のねじと、第二の支持部材と第三の支持部材の間にこ
    れらに接して配置される複数の第一の微小球と、第二の
    支持部材と抑え板の間にこれらに接して配置される複数
    の第二の微小球とを有しており、第一の微小球と第二の
    微小球は共に抑え板とねじによって保持されている、走
    査型プローブ顕微鏡。
JP2001398286A 2001-12-27 2001-12-27 走査型プローブ顕微鏡 Withdrawn JP2003194693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398286A JP2003194693A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 走査型プローブ顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398286A JP2003194693A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 走査型プローブ顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003194693A true JP2003194693A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27603762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001398286A Withdrawn JP2003194693A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 走査型プローブ顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003194693A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7498589B2 (en) * 2004-10-19 2009-03-03 Hitachi Kenki Fine Tech Co., Ltd. Scanning probe microscope
WO2020253916A1 (de) * 2019-06-18 2020-12-24 Bruker Nano Gmbh Anordnung mit einer messvorrichtung für ein rastersondenmikroskop, rastersondenmikroskop und verfahren zum betreiben

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7498589B2 (en) * 2004-10-19 2009-03-03 Hitachi Kenki Fine Tech Co., Ltd. Scanning probe microscope
WO2020253916A1 (de) * 2019-06-18 2020-12-24 Bruker Nano Gmbh Anordnung mit einer messvorrichtung für ein rastersondenmikroskop, rastersondenmikroskop und verfahren zum betreiben

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8166567B2 (en) Fast-scanning SPM scanner and method of operating same
WO2009093284A1 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP5295814B2 (ja) 走査機構および走査型プローブ顕微鏡
US7614287B2 (en) Scanning probe microscope displacement detecting mechanism and scanning probe microscope using same
US8499360B2 (en) Atomic force microscopes and methods of measuring specimens using the same
EP1582904B1 (en) System microscope
JP2003194693A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
US9519005B2 (en) Scanning mechanism and scanning probe microscope
EP1653478B1 (en) Surface texture measuring probe and microscope utilizing the same
JP5974094B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
US7936502B2 (en) Microscope
JP5913818B2 (ja) 走査機構および走査型プローブ顕微鏡
US20150153385A1 (en) Scanning mechanism and scanning probe microscope
JP4914580B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP4575250B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
EP3450994B1 (en) Atomic force microscope with optical guiding mechanism
JP4262621B2 (ja) 原子間力顕微鏡
WO2025068315A1 (en) Atomic force microscope and method for obtaining a stiffness value of a sample
WO2025068317A1 (en) Atomic force microscope and method for obtaining a stiffness value of a sample
JPH07159418A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP2008102151A (ja) 走査型プローブ顕微鏡用の走査機構及び走査型プローブ顕微鏡
JP2004257849A (ja) 走査型プローブ顕微鏡用の走査機構及び走査型プローブ顕微鏡
JP2003199368A (ja) アクチュエーターおよびこれを用いたアクチュエーターならびに走査型プローブ顕微鏡
JP2002090652A (ja) 顕微鏡用ステージおよびこれを用いた顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301