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JP2003193348A - シートベルト用ウェビング及びシートベルト用ウェビングの製造方法 - Google Patents

シートベルト用ウェビング及びシートベルト用ウェビングの製造方法

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Publication number
JP2003193348A
JP2003193348A JP2001384367A JP2001384367A JP2003193348A JP 2003193348 A JP2003193348 A JP 2003193348A JP 2001384367 A JP2001384367 A JP 2001384367A JP 2001384367 A JP2001384367 A JP 2001384367A JP 2003193348 A JP2003193348 A JP 2003193348A
Authority
JP
Japan
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webbing
yarn
warp
polyester
seat belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001384367A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kikuchi
幸一 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikuchi Kogyo KK
Original Assignee
Kikuchi Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikuchi Kogyo KK filed Critical Kikuchi Kogyo KK
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Priority to US10/213,895 priority patent/US6772797B2/en
Priority to KR1020020048185A priority patent/KR100895062B1/ko
Priority to EP02255689A priority patent/EP1321549A3/en
Priority to CN02130567A priority patent/CN1427104A/zh
Publication of JP2003193348A publication Critical patent/JP2003193348A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細い単糸繊維から成る非常に強度の高いシー
トベルト用ポリエステルマルチフィラメント糸をウェビ
ングの経糸に使用し、経糸単位本数当たりの強力が高
く、薄くて軽く、且つ耐摩耗性を維持したウェビングを
得る。 【解決手段】 従来にない非常に高強度のシートベルト
用ポリエステル繊維を得るため製糸工程で最大限の延伸
比率で紡糸することを可能とするのに必須条件である細
い単糸繊維のポリエステルマルチフィラメント糸に、非
常に撚糸加工コストの安い従来にない撚糸加工方法によ
り、従来シートベルトでは一般的でない高撚度の撚り加
工を加えて、従来にない高い収束性を与えた糸を経糸と
し、ポリエステルのマルチフィラメント糸又はモノフィ
ラメント糸或いはその双方を緯糸として、経糸と交差さ
せて帯状に織成することによって、経糸単位本数当たり
の強力が非常に高く、原糸のコスト逓減が可能で、且つ
耐摩耗性を維持したウェビングを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経糸に緯糸を交差
させて帯状に織られたシートベルト用に関し、従来シー
トベルトでは一般的でない、高強度で細い単糸繊維によ
り構成され、従来シートベルトでは一般的でない高撚度
の撚り加工を加えた、ポリエステルマルチフィラメント
糸を経糸として織成し、経糸単位本数当たりの強力が非
常に高く、薄くて軽く、且つ、耐摩耗性を維持したウェ
ビングを得る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、シートベルト用ウェビング
は、規定された引張強さ、伸度、耐久性等の諸特性を確
保するような仕様で、主としてポリエステル又はポリア
ミド繊維から成るマルチフィラメント糸を経糸として、
ポリエステル又はポリアミド繊維から成るマルチフィラ
メント糸またはモノフィラメント糸を緯糸として使用
し、経糸及び緯糸を細巾織物用織機上で交差させて帯状
に織り込み形成されている。
【0003】従来、殆どのウェビングは、織機上で開口
された上下の経糸群の間を緯糸用シャトルを往復さるこ
とにより、経糸と緯糸を交差させて細巾織物用力織機上
で帯状に織成されていた。
【0004】この細巾織物用力織機による製織動作中
に、上下に開口した経糸群の間を通過する緯糸用シャト
ルによる経糸群への擦過により、経糸群にフィラメント
切断の損傷が多く発生していた。
【0005】この経糸群のフィラメント切断の損傷を防
ぐために、従来に於いては、単糸繊度が概ね8デニー
ル、強度が1デニール当たりおおよそ8g程度の、1m
当たり約80回の撚糸加工を施した、ポリアミドのマル
チフィラメント糸がウェビングの経糸として一般的に使
用されていた。
【0006】その後、織機上で開口された上下の経糸群
の間を緯糸用ニードルを往復させることにより、経糸と
緯糸を交差させて帯状に織布する、細巾織物用ニードル
織機によるウェビングの製織が普及した。
【0007】この細巾織物用ニードル織機による製織動
作中に、上下に開口した経糸群の間を通過する緯糸用ニ
ードルによる経糸群の擦過は、力織機の緯糸用シャトル
による経糸群の擦過に比べて非常に小さく、経糸に撚糸
加工を施して糸の収束性を保持しなくても、経糸群にフ
ィラメント切断の損傷を与えることが少なくなった。こ
のため、従来から行われてきた経糸への撚糸加工を廃止
して、撚糸加工賃を削除してウェビングのコストを逓減
しようとする傾向が強まっていった。
【0008】更に、撚糸加工を廃止するという傾向と共
に、単糸繊度が太いマルチフィラメント糸を経糸に使用
して織り上げたウェビングに、樹脂又は油剤等による表
面処理加工を施して、ウェビングの耐摩耗性を確保する
新たな手段が工夫され、この技術が多く使用されるよう
になった。
【0009】その結果、単糸繊度が概ね11デニール、
強度がおおよそ1デニール当たり8.5g程度のポリア
ミドまたはポリエステルのマルチフィラメント糸がほぼ
無撚りの状態でウェビングの経糸に使用されることが一
般的になっていった。
【0010】処で、近頃は、殆どのウェビングにポリエ
ステル繊維が使用されるようになり、主として、単糸繊
度が概ね11デニール、強度がおおよそ1デニール当た
り9g程度のポリエステルマルチフィラメント糸を、殆
ど無撚りの状態で経糸に使用して、細巾織物用ニードル
織機で織成することがウェビング生産の主流となってき
ている。
【0011】更に、最近は、単糸繊維が太くても従来の
強度を維持し、且つフィラメントの切断の少ないポリエ
ステルの製糸技術の進歩と相まって、ウェビングの耐摩
耗性を維持するための仕上げ表面処理加工を省く目的
で、ウェビングの経糸に使用する繊維の単糸繊度を更に
太くする傾向が見られ、単糸繊度が概ね14デニール以
上、強度がおおよそ1デニール当たり9g程度のポリエ
ステルマルチフィラメント糸を殆ど無撚りの状態で、ウ
ェビングの経糸に使用することが一部に推奨されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術の経過
に見るように、ウェビングの製織に細巾織物用ニードル
織機の使用が一般化し、また、製糸技術が進歩して、従
来は困難であった、フィラメント切断の欠点が少ない、
太い単糸繊度のポリエステルマルチフィラメント糸を繊
維製造業者が供給出来るようになるに従って、ウェビン
グのコスト逓減を図ることを目的として、ウェビングの
経糸の撚糸加工を省き、また、表面処理加工を省いて耐
摩耗性を確保するために、経糸に使用されるポリエステ
ル繊維の単糸繊度を太くする方向へとウェビング製造技
術が推移してきた。
【0013】一方、製糸工程において、ポリエステル繊
維は、繊維の延伸率を高くするほど強度が大きくなり、
その反面、フィラメント切断の欠点が多くなる傾向があ
る。
【0014】また、単糸繊度が太くなるほど製糸工程で
の延伸加工の難度が高くなり、一定の品質を保つために
製糸速度が遅くなるとされている。
【0015】最近、ウェビングの経糸に多く使用されつ
つある、より太い単糸繊度のポリエステルマルチフィラ
メント繊維を、フィラメント切断の欠点を増加させるこ
となく、延伸率を上げてその強度を更に向上させる事、
或いは、製糸速度を上げて原糸コストを更に逓減する事
は、高度に進歩したと言われる現在の製糸技術をもって
しても非常に困難である。
【0016】他方、製織工程において、太い単糸繊度の
ポリエステルマルチフィラメント繊維が、ほとんど無撚
りの状態でウェビングの経糸に使用されており、フィラ
メント切断の欠点は、織り上がったウェビングの表面に
太い単糸繊維の端末が突出するウェビングの欠点とな
り、ウェビングの外観不良として顕在化する。
【0017】そのため、ウェビングの不良を増加させな
い観点からして、製糸工程でのフィラメント切断の欠点
が多発する事を容認する事は出来ず、繊維の強度を増加
させて、或いは、製糸速度を上げて原糸コストの逓減を
追求する事は何れも困難である。
【0018】従って、ウェビングの経糸に使用されるポ
リエステル繊維の撚糸加工を省き、単糸繊度を太くする
傾向にある近頃のウェビング織成技術の方向では、製糸
工程に於ける製糸速度向上による原糸価格の逓減、また
は、延伸率増加による原糸強度の向上による原糸コスト
の逓減を図ることは何れも困難で、技術的に頭打ちの状
態にあり、これらを打開する新たな技術展開が課題とな
る。
【0019】従って、本発明の目的は、上記課題を解消
するものであって、ウェビングの耐摩耗性を損なうこと
なく、非常に高強力で細い単糸繊維から成るポリエステ
ルマルチフィラメント糸をウェビングの経糸に使用する
ことを可能にし、その結果、経糸単位本数当たりの強力
が高く、より高い引張強さを持ち、経糸量の軽減が可能
な、より薄く、重量の軽い、コスト逓減を可能とするウ
ェビングを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、基本的には、以下に示す様な技術構成を採
用するものである。
【0021】即ち、本発明に於ける第1の態様として
は、単糸繊度が 7デニール以下で、且つ10g/デニ
ール以上の単糸強度を有するポリエステルフィラメント
が複数本集合されたマルチフィラメント糸であって、次
式(1)で求められる撚り係数α α = T x (D1)1/2 (1) (ここで、T:撚り数t/m及びD1:経糸マルチフィ
ラメント糸デニールとする。)が、4000以上の加撚
が施されているポリエステルマルチフィラメント糸を主
地経糸に使用し、緯糸の密度と太さの関係が次式
(2)、即ち 緯糸密度(本/3cm) x (D2)1/3 > 175 (2) (ここで、D2:緯糸マルチフィラメント糸及びモノフ
ィラメント糸或いはその両者の合計デニールとする)を
満足するような緯糸密度で織成されているシートベルト
用ウェビングであり、又、本発明に於ける第2の態様と
しては、単糸繊度が7デニール以下で、且つ10g/デ
ニール以上の単糸強度を有するポリエステルフィラメン
トが複数本集合されたマルチフィラメント糸であって、
上記で定義した式で求められる撚り係数αが4000以
上の指定された加撚を施されているポリエステルマルチ
フィラメント糸を、少なくとも地経糸の一部に配し、当
該ポリエステルマルチフィラメント糸を加撚しながら織
成工程に供給して織成するように構成されているシート
ベルト用ウェビングの製造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に於ける上記したシートベ
ルト用ウェビング及びシートベルト用ウェビングの製造
方法は、上記した技術構成を採用しているので、ウェビ
ングの耐摩耗性を損なうことなく、非常に高強力で細い
単糸繊維から成るポリエステルマルチフィラメント糸を
ウェビングの経糸に使用することを可能にし、その結
果、経糸単位本数当たりの強力が高く、より高い引張強
さを持ち、経糸量の軽減が可能な、より薄く、重量の軽
い、コスト逓減を可能とするウェビングが得られるので
ある。
【0023】本発明に於いては、最近一般的に経糸に使
用されつつある太い単糸繊維より格段に細い単糸繊度、
即ち、単糸繊度で7デニール以下で、格段に強度の高い
ポリエステルマルチフィラメント糸、即ち、10g/d
以上の強度を持つ糸をウェビングの経糸に使用する事で
ある。
【0024】つまり、細い単糸繊度の糸は、製糸工程に
おいて、従来に比してより高い延伸率での製糸が可能と
なり、現行に比して非常に強度が高いポリエステル繊維
を経糸として使用できる。また、より速い速度での紡糸
が可能となり、コスト逓減の可能性が大きいポリエステ
ル繊維が、ウェビングの経糸に使用できる。従ってウェ
ビングの経糸の強度向上によるウェビング強力の向上、
或いは、経糸糸量の削減及び原糸価格の低下によるウェ
ビングのコスト逓減が可能となる。
【0025】又、本発明に於いては、格段に細い単糸繊
度のポリエステルのマルチフィラメント糸からなる経糸
に、従来シートベルトでは一般的でない強い撚り加工を
施すことにより経糸に強い収束性を持たせる事である。
これによって、特別な表面処理加工を施さなくても、ウ
ェビングの耐摩耗性を維持する事が出来る。もちろん、
表面処理加工を併用しても何ら問題ない。
【0026】更に、本発明に於いては、製糸工程での高
い延伸或いは高速の紡糸で発生する切断したフィラメン
トの端末を糸の撚りの中に巻き込んで隠し込み、ウェビ
ングの表面にフィラメントの端末が顕著に突出しないよ
うにして、ウェビングの外観上の欠点を削減する事がで
きる。撚り数としては、一般的に基準とされているJI
S規格による六角棒摩耗後の強力保持率が80%以上を
保持するために、次式(1)で求められる撚り係数αが
4,000以上で有ることが必要である。
【0027】 α = T x (D1)1/2 (1) (ここで、T:撚り数t/m及びD1:経糸マルチフィ
ラメント糸デニールとする。)又、本発明に於いては、
例えば特許第2514884号の「加撚装置を備えたク
リール」或いは特許第2630567号の「ダブル加撚
装置を備えたクリール」を使用して、整経加工或いは製
織加工をしながら、同時に、経糸への撚糸加工を行う
等、加工コストが非常に小さい撚糸加工手段を採用する
事である。これによって、嘗て、コスト逓減のために削
除されていったウェビング経糸への撚糸加工を、再び、
ウェビング製造技術の中に新たな形態で取り込み、使用
可能な原糸の単糸繊度の選択の自由度、或いは製糸工程
で発生するフィラメント切断欠陥の許容範囲を数倍に拡
大することが出来る。
【0028】更に、本発明に於いては、上述の経糸を使
用したウェビングの緯糸として、六角棒摩耗特性、ウェ
ビングとしての形態安定性などの観点から、緯糸の密度
と太さの関係が次式(2)(これを緯糸係数と定義す
る)を満足する密度で、ウェビングを織成する事であ
る。
【0029】 緯糸密度(本/3cm) x (D2)1/3 > 175 (2 ) (ここで、D2:緯糸マルチフィラメント糸及びモノフ
ィラメント糸或いはその両者の合計デニールとする) 本発明に於いては、この緯糸係数が175以下の場合
は、六角棒摩耗後の強力保持率が80%以下となり摩耗
性が悪く、又、目ずれのし易いウェビングとなる。
【0030】又、緯糸としてポリエステルモノフィラメ
ント糸を単独又はポリエステルマルチフィラメント糸と
併用してウェビングを構成することによりウェビングの
幅方向の堅さ(剛性)を調節してウェビング装着時の快
適性を得ること、或いは、巻き取り装置にウェビングを
巻き込む時の反転性を防止することができる。この緯糸
係数を満足する範囲で緯糸太さを適当に選択し、ウェビ
ングの厚さを変えることによって、衝突時のウェビング
とウェビングをガイドする金具、或いはウェビングと人
体との間の高速摩擦によるウェビングの溶融劣化を防ぐ
ために、ウェビングの耐熱容量を調節する事が出来る。
【0031】又、経糸の一部に、当該ポリエステルマル
チフィラメント糸以外の単糸繊度、単糸強度、撚り数を
有するポリエステルマルチフィラメント糸を使用するこ
と、或いは、ポリエステル以外の材質からなるマルチフ
ィラメント糸を使用することもできる。
【0032】更には、このウェビングの両端部分に比較
的細い繊度の経糸(複数)を挿入することにより、ウェ
ビングの両端の形状をほぼ円形にし、または筒状にする
ことによって、柔軟な感触の端末を持ったウェビングを
提供することも出来る。また、ウェビング外観上の識別
をするために、同様の経糸(複数)を経糸の任意の一部
に分に挿入することもできるし、ウェビングを形成する
経糸の一部分の織り組織を変えて異なる仕様のウェビン
グを識別する標識とすることもできる。
【0033】以下に、本発明に於けるシートベルト用ウ
ェビング及びシートベルト用ウェビングの製造方法の一
具体例の構成について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0034】即ち、図1は、本発明に於けるシートベル
ト用ウェビングの一具体例の構成を示す図であり、図
中、単糸繊度が7デニール以下で、且つ10g/デニー
ル以上の単糸強度を有するポリエステルフィラメントが
複数本集合されたマルチフィラメント糸1であって、次
式(1)で求められる撚り係数α α = T x (D1)1/2 (1) (ここで、T:撚り数t/m及びD1:経糸マルチフィ
ラメント糸デニールとする。)が、4000以上の加撚
が施されているポリエステルマルチフィラメント糸1を
主地経糸2に使用し、緯糸3の密度と太さの関係が次式
(2)を満足するような緯糸密度で織成されている事を
特徴とするシートベルト用ウェビング4が示されてい
る。
【0035】 緯糸密度(本/3cm) x (D2)1/3 > 175 (2) (ここで、D2:緯糸マルチフィラメント糸及びモノフ
ィラメント糸或いはその両者の合計デニールとする) 上記した本発明に於いて使用する式(1)によれば、撚
り係数αは、マルチフィラメント糸1の撚り数T(t/
m)と経糸2として使用されるマルチフィラメント糸1
のデニール(D1)の平方根との積として示されるもの
である。
【0036】一方、本発明に於いて使用する式(2)に
よれば、緯糸3の密度と上記した緯糸として使用される
マルチフィラメント糸及びモノフィラメント糸或いはそ
の両者の合計デニール太さの関係が、緯糸密度(本/3
cm)と緯糸のデニール(D2)の立方根との積として
示されるものである。
【0037】又、本発明に於いては、当該シートベルト
用ウェビング4はニードル織機により織成されている事
も好ましい。
【0038】更に、本発明に於いては、当該シートベル
ト用ウェビング4が染色加工、ヒートセット加工或いは
仕上げ加工された後に、主地経糸2を構成するポリエス
テルマルチフィラメント糸1の単糸強度が91g/デニ
ール以上を保持しているものである事も望ましい。
【0039】更に、本発明に於いては、ポリエステルマ
ルチフィラメント糸、ポリエステルモノフィラメント糸
或いはその双方が緯糸として使用されるものであっても
良い。
【0040】一方、本発明に於ける上記シートベルト用
ウェビング4に於いては、当該シートベルト用ウェビン
グに於ける耳部5を構成する経糸6が、当該主地経糸2
を構成するマルチフィラメント糸1の繊度よりも小さい
繊度を有するマルチフィラメント糸が使用されている事
も好ましい。
【0041】更に、本発明に於けるシートベルト用ウェ
ビングの製造方法の一具体例としては、例えば、単糸繊
度が7デニール以下で、且つ10g/デニール以上の単
糸強度を有するポリエステルフィラメントが複数本集合
されたマルチフィラメント糸であって、上記の様に定義
した撚り係数αが4000以上の指定された加撚を施さ
れているポリエステルマルチフィラメント糸を、少なく
とも地経糸の一部に配し、当該ポリエステルマルチフィ
ラメント糸を加撚しながら織成工程に供給して織成する
様に構成されているものである。
【0042】本発明に於けるシートベルト用ウェビング
の製造方法のより好ましい具体例としては、当該無撚り
のポリエステルマルチフィラメント糸からなる複数のボ
ビンを経糸供給手段として適宜の加撚機構を持つクリー
ルに搭載せしめ、当該クリールに搭載された複数の当該
ボビンのそれぞれから当該ポリエステルマルチフィラメ
ント糸からなる経糸を引き出しながら加撚を施すと同時
に、整経工程に供給しながら整経した経糸を織成工程に
供給し織成する様に構成されているものである。
【0043】更に、本発明に於けるシートベルト用ウェ
ビングの製造方法の別の態様としては、当該無撚りのポ
リエステルマルチフィラメント糸からなる複数のボビン
を経糸供給手段として適宜の加撚機構を持つクリールに
搭載せしめ、当該クリールに搭載された複数の当該ボビ
ンのそれぞれから当該ポリエステルマルチフィラメント
糸からなる経糸を引き出しながら加撚を施すと同時に、
粗織工程に供給しながら粗織織物を構成し、その粗織織
物の経糸部分を織成工程に供給し織成する様に構成され
ているものである。
【0044】以下に実施例をあげて本発明についてさら
に詳述する。
【0045】
【実施例】実施例1 本発明に於いてウェビングに使用する細い単糸繊度から
なるポリエステルマルチフィラメントとして、1500
デニールで288フィラメント(単糸繊度5.2デニー
ル)、強度10.5g/dの糸を経糸1として200本
使用し、特許第2630567号に示されている「ダブ
ル加撚装置を備えたクリール」を用いて、経糸撚り数を
種々に変更する様に加撚加工を行いながら経糸1としニ
ードル織機に供給すると共に、緯糸3として、ポリエス
テルマルチフィラメント750デニール糸を20本/3
cm(緯糸係数:182)の密度で同じニードル織機に
供給して、粗織りされた生巾ウェビングを作成し、最後
に染色・樹脂加工を行い表1に示すような複数種のウェ
ビングを作成した。
【0046】また、比較として、最近一般的にウェビン
グの経糸として使用されている太い単糸繊度からなるポ
リエステル1500デニールで144フィラメント(単
糸繊度10.4デニール)、強度9.1g/dの糸を経
糸として使用して、同様な加工方法で表1のG、Hに示
す様なウェビングを作成した。
【0047】この結果から見ると、図2に示す様に、撚
り係数(α)が4,000以上の撚り加工をすることに
よって、JIS規格の六角棒摩耗強力保持率80%以上
の良好なウェビングができることが分かる。また、この
ような撚り加工をすることによって、表1に示す様に、
表面毛羽欠点も良好なレベルに押さえることができる事
が判明した。
【0048】実施例2 本発明に於いてウェビングに使用する細い単糸繊度から
なるポリエステルマルチフィラメントとして、1260
デニールで192フィラメント(単糸繊度6.6デニー
ル)、強度10.8g/dの糸を経糸1として使用し、
特許第2630567号に示される「ダブル加撚装置を
備えたクリール」を用いて、経糸撚り数を120t/m
として、上記経糸1への撚糸加工を行いながら、同時に
粗織りされる緯糸3を使用して、ニードル織機にてウェ
ビングを形成するに際し、緯糸本数、緯糸種類・緯糸太
さ及び密度を表2に示す様に種々変更したウェビングを
作成した。ウェビングは染色加工のみ施した物及び樹脂
加工を施した物を作成した。
【0049】また、比較例として、最近一般的にウェビ
ングの経糸として使用されている太い単糸繊度からなる
ポリエステル1260デニールで108フィラメント
(単糸繊度11.7デニール)、強度9g/dの糸を経
糸に使用した表2のSのウェビングを作成した。
【0050】この結果から見ると、現在、30kNタイ
プのウェビングとして一般的に流れている比較例Sに比
較して、本発明に於いて、上記に定義した緯糸係数が1
75以上になるような緯糸の太さと密度で構成した実施
例L、M、P、Q、Rのウェビングは、性能的に良好
で、厚さも薄く、重さが14−19%も軽い物ができて
いる。
【0051】これに比較して、比較例J、K、Nのウェ
ビングは、緯糸係数が満足しないため、六角棒摩耗性が
悪く、又目ずれもし易い物となっている。
【0052】また、緯糸にポリエステルモノフィラメン
ト600デニールを併用した実施例Rのウェビングは、
実施例Pに比較して約2倍のよこ剛性を持つ製品となっ
ている。
【0053】更に、上記した六角棒摩耗後の強力保持率
と緯糸係数との関係は、図3に示す様な特定の曲線を示
し、且つ、図示の曲線で示されるグラフの近傍にあるも
のが理想的と考えられるが、少なくとも上記緯糸係数が
175以上であれば本発明の目的を満足する製品が得ら
れることが理解される。
【0054】実施例3 上記した実施例Dのウェビングに、500デニール、4
8フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸及
び250デニール、24フィラメントのポリエステルマ
ルチフィラメント糸に約120t/mの撚りを与えた糸
を各々16本、ウェビング4の両端部分5の経糸6に挿
入し、図4に示す織り組織で製織することにより、ウェ
ビングの両端の形状をほぼ円形にし柔軟な感触の端末を
持ったウェビングを形成することができる。
【0055】また、500デニール、48フィラメント
のポリエステルマルチフィラメント糸に約120t/m
の撚りを与えた糸を32本、ウェビングの両端部分の経
糸に挿入し、図5に示す織り組織で製織することによ
り、ウェビングの両端の形状をほぼ筒状にし柔軟な感触
の端末を持ったウェビングを形成することが出来る。
【0056】
【発明の効果】本発明に於ける上記したシートベルト用
ウェビング及びシートベルト用ウェビングの製造方法
は、上記した構成を有しているので、特許第25148
84号の「加撚装置を備えたクリール」或いは特許第2
630567号の「ダブル加撚装置を備えたクリール」
に開示された技術を使用して、整経加工或いは製織加工
をしながら、同時に、経糸への撚糸加工を行う等の加工
コストが非常に小さい従来にない撚糸加工方法により、
ウェビングを構成する経糸に従来シートベルトでは一般
的でない高撚度の撚り加工を加えることにより、製糸工
程で最大限の延伸比率で或いは高速度で紡糸した、従来
シートベルトでは一般的でない細い単糸繊維の、従来に
ない非常に高強度のポリエステルマルチフィラメント糸
をウェビング゛の経糸に使用する事を可能とし、経糸単
位本数当たりの強力が非常に高く、原糸のコスト逓減が
可能で、且つ耐摩耗性を維持したウェビングを得る事が
可能となる。
【0057】更に、本発明に於いては、ウェビングの経
糸に強い撚り加工を加えて経糸に従来にない高い収束性
を与える事により、製糸工程で発生した切断されたフィ
ラメントの端末を糸の撚りの中に巻き込んで隠し込み、
ウェビングの表面にフィラメントの端末が顕著に突出し
ないようにして、ウェビングの外観上の欠点を削減する
事ができるので、ウェビングの欠点の削減と共に、製糸
工程でのフィラメントの切断増加を許容し、更に糸の延
伸率と紡糸速度を高めて、より高強力なより低価格の原
糸の使用を可能とし、更なる経糸単位本数当たりの強力
向上と、ウェビングのコスト逓減を可能とする。
【0058】又、本発明に於いては、ウェビングの両端
部分に比較的細い繊度の経糸(複数)を挿入することに
より、ウェビングの両端の形状をほぼ円形にし、または
筒状にし、或いは柔軟な感触の端末を形成する等、ウェ
ビングの耳部の形状の快適性の確保に対応できる。
【0059】一方、本発明に於いては、ウェビングの緯
糸のフィラメントの形状(マルチフィラメント又はモノ
フィラメント)又は繊度(糸の太さ)の選択により、ウ
ェビングの巾方向の堅さ(剛性)を調節してウェビング
装着時の快適性を得ること、或いは、巻取り装置にウェ
ビングを巻き込むときのウェビングの反転を防止するこ
とをが出来る。
【0060】更に、本発明に於いては、衝突時のウェビ
ングとウェビングをガイドする金具、或いはウェビング
と人体との間の高速摩擦によるウェビングの溶融劣化を
防ぐために、ウェビングの耐熱容量を、ウェビングの厚
さを変えることにより調節する事が出来る。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に於けるシートベルト用ウェビン
グの構成の概要を説明する図である。
【図2】図2は、撚り係数と六角棒摩耗後の強力保持率
の関係を示すグラフである。
【図3】図3は、緯糸係数と六角棒摩耗後の強力保持率
の関係を示すグラフである。
【図4】図4は、ウェビング両端末の形状を円形にする
ための織組織の一例を示す図である。
【図5】図5は、ウェビング両端末の形状を筒状にする
ための織組織一例を示す図である。
【符号の説明】
1 マルチフィラメント糸 2 主地経糸 3 緯糸 4 シートベルト用ウェビング 5 シートベルト用ウェビングの端部 6 シートベルト用ウェビングの端部の経糸
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月30日(2002.1.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】更に、本発明に於いては、当該シートベル
ト用ウェビング4が染色加工、ヒートセット加工或いは
仕上げ加工された後に、主地経糸2を構成するポリエス
テルマルチフィラメント糸1の単糸強度が9g/デニー
ル以上を保持しているものである事も望ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】
【表2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糸繊度が 7デニール以下で、且つ1
    0g/デニール以上の単糸強度を有するポリエステルフ
    ィラメントが複数本集合されたマルチフィラメント糸で
    あって、次式(1)で求められる撚り係数α α = T x (D1)1/2 (1) (ここで、T:撚り数t/m及びD1:経糸マルチフィ
    ラメント糸デニールとする。)が、4000以上の加撚
    が施されているポリエステルマルチフィラメント糸を主
    地経糸に使用し、緯糸の密度と太さの関係が次式(2)
    を満足するような緯糸密度で織成されている事を特徴と
    するシートベルト用ウェビング。 緯糸密度(本/3cm) x (D2)1/3 > 175 (2) (ここで、D2:緯糸マルチフィラメント糸及びモノフ
    ィラメント糸或いはその両者の合計デニールとする)
  2. 【請求項2】 当該シートベルト用ウェビングはニード
    ル織機により織成されている事を特徴とする請求項1記
    載のシートベルト用ウェビング。
  3. 【請求項3】 当該シートベルト用ウェビングが染色加
    工、ヒートセット加工或いは仕上げ加工された後に、請
    求項1記載の主地経糸を構成するポリエステルマルチフ
    ィラメント糸の単糸強度が9g/デニール以上を保持し
    ている請求項1又は2に記載のシートベルト用ウェビン
    グ。
  4. 【請求項4】 ポリエステルマルチフィラメント糸、ポ
    リエステルモノフィラメント糸或いはその双方が緯糸と
    して使用されている事を特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載のシートベルト用ウェビング。
  5. 【請求項5】 当該シートベルト用ウェビングに於ける
    耳部を構成する経糸が、当該主地経糸を構成するマルチ
    フィラメント糸の繊度よりも小さい繊度を有するマルチ
    フィラメント糸が使用されている事を特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載のシートベルト用ウェビング。
  6. 【請求項6】 単糸繊度が7デニール以下で、且つ10
    g/デニール以上の単糸強度を有するポリエステルフィ
    ラメントが複数本集合されたマルチフィラメント糸であ
    って、請求項1記載の式で求められる撚り係数αが40
    00以上の指定された加撚を施されているポリエステル
    マルチフィラメント糸を、少なくとも地経糸の一部に配
    し、当該ポリエステルマルチフィラメント糸を加撚しな
    がら織成工程に供給して織成する事を特徴とするシート
    ベルト用ウェビングの製造方法。
  7. 【請求項7】 当該無撚りのポリエステルマルチフィラ
    メント糸からなる複数のボビンを経糸供給手段として適
    宜の加撚機構を持つクリールに搭載せしめ、当該クリー
    ルに搭載された複数の当該ボビンのそれぞれから当該ポ
    リエステルマルチフィラメント糸からなる経糸を引き出
    しながら加撚を施すと同時に、整経工程に供給しながら
    整経した経糸を織成工程に供給し織成する事を特徴とす
    る請求項6記載のシートベルト用ウェビングの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 当該無撚りのポリエステルマルチフィラ
    メント糸からなる複数のボビンを経糸供給手段として適
    宜の加撚機構を持つクリールに搭載せしめ、当該クリー
    ルに搭載された複数の当該ボビンのそれぞれから当該ポ
    リエステルマルチフィラメント糸からなる経糸を引き出
    しながら加撚を施すと同時に、粗織工程に供給しながら
    粗織織物を構成し、その粗織織物の経糸部分を織成工程
    に供給し織成する事を特徴とする請求項6記載のシート
    ベルト用ウェビングの製造方法。
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