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JP2003187844A - 気化器およびその制御方法 - Google Patents

気化器およびその制御方法

Info

Publication number
JP2003187844A
JP2003187844A JP2001388397A JP2001388397A JP2003187844A JP 2003187844 A JP2003187844 A JP 2003187844A JP 2001388397 A JP2001388397 A JP 2001388397A JP 2001388397 A JP2001388397 A JP 2001388397A JP 2003187844 A JP2003187844 A JP 2003187844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
combustion
vaporizer
fuel
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001388397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Ota
博重 太田
Hironori Ishikawa
浩規 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2001388397A priority Critical patent/JP2003187844A/ja
Publication of JP2003187844A publication Critical patent/JP2003187844A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に始動時間でき、水の垂れを防止で
き、一酸化炭素の発生を低減できる気化器を提供する。 【解決手段】 燃焼用燃料を含む第1原料を供給する第
1原料供給手段1と、第1原料供給手段1により供給さ
れた燃焼用燃料を燃焼開始させる着火手段2と、燃焼用
燃料の燃焼熱と熱交換する熱交換部5を介して燃焼用燃
料の燃焼空間6に第2原料を供給する第2原料供給手段
20が設けられている気化器100または全原料の投入
量が増加するにしたがって第2原料/第1原料の比が大
きくなるように制御する気化器100の制御方法または
熱交換器5の上部側に下部側より多くの第2原料を供給
する気化器100の制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気化器およびその制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水素と酸素を使用して電気分解の
逆反応で発電する燃料電池を使用した自動車が、水以外
の排出物がなくクリーンな自動車として注目されてい
る。しかし、水素を自動車に搭載するためには水素ボン
ベまたは水素貯蔵合金装置が必要で、これらは容積的に
も重量的にも大きく自動車などの車載用としては適して
いない。
【0003】そのためプロパン、天然ガス、ガソリン等
の炭化水素系燃料やメタノール等のアルコール系燃料を
燃料にした燃料電池を使用した自動車が最も将来性のあ
るクリーンな自動車であると見られている。この燃料電
池は、二酸化炭素以外の排出物が少なく、二酸化炭素の
排出量も、発電所で電気を製造するときに排出される二
酸化炭素を考慮に入れると電気自動車と同程度であり、
地球温暖化対策にもなっている。
【0004】この燃料電池は、気化器で燃料と水を蒸発
させて、触媒(例えば、Cu−Zn触媒等)により水素
を主成分とするガスに改質した改質ガスを利用して発電
する。この燃料電池の効率化のためには、燃料と水を効
率的に蒸発させることは重要である。特に自動車などの
車載用の用途では、気化器はできる限り小型・軽量にし
且つ大量の燃料を蒸発させる必要がある。また、気化器
により蒸発させる燃料と水が燃料電池の燃料であるの
で、燃料電池の始動時間を短くするためには、気化器の
始動時間を短くすることが極めて重要である。特に自動
車などの場合は始動時間を短くすることが必須であるの
で、気化器の始動時間を短くすることが極めて重要であ
る。従来技術として、燃料と水を噴霧して燃料に着火
し、燃料の一部を燃焼させて、その燃焼熱を使用して未
燃燃料と水を蒸発させる気化器が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、燃料と水の気化温度に差があるため(通常は燃料
の方が沸点が低く水より蒸発しやすい)、燃料と水を均
等に蒸発させることが困難であり、水が蒸発しきれずに
垂れる問題点があった。気化器内で燃焼蒸発を行わせ、
すべての投入原料が蒸発した場合に気化器で蒸発された
ガスの温度が、そのガスを利用する装置に適温となるよ
うに原料を投入しているため、垂れる水があると、水の
蒸発潜熱によるガス温度の低下が少なくなるので、気化
器で蒸発されたガスを利用する装置に必要以上に高温の
ガスが投入され、その装置に問題が生ずる恐れがあっ
た。また、気化器内が高温になるため、蒸発させる燃料
の一部が熱分解され一酸化炭素が多く発生する問題点が
あった。さらに、この装置が改質装置の場合、気化器で
蒸発された必要以上に高温のガスが改質触媒層に投入さ
れるため、触媒層が劣化する問題点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決したもので、水の
液垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を低減できる気化
器を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、燃焼用燃料
を含む第1原料を供給する第1原料供給手段と、該第1
原料供給手段により供給された前記燃焼用燃料を燃焼開
始させる着火手段と、前記燃焼用燃料の燃焼熱と熱交換
する熱交換部を介して前記燃焼用燃料の燃焼空間に第2
原料を供給する第2原料供給手段が設けられていること
を特徴とする気化器である。
【0008】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0009】すなわち、第1原料で主に燃焼を行い、そ
の燃焼熱で第2原料を熱交換部内で加熱するので、燃焼
空間内の燃焼を完全燃焼に近い状態に維持するととも
に、最適な温度に安定できるため、水の液垂れを防止で
き、一酸化炭素の発生を低減できる。
【0010】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記第1原料供給手段の周囲
から前記燃焼用燃料を支燃する燃焼用エアを供給するこ
とを特徴とする請求項1記載の気化器である。
【0011】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0012】すなわち、第1原料供給手段の周囲から燃
焼用エアを供給しているため、第1原料を円錐状に噴霧
し、その周囲から燃焼用エアを供給できるので、噴霧さ
れた第1原料に均等にエアを供給でき、安定した燃焼が
できる。特に、燃焼用エアのすべてを第1原料供給手段
の周囲から供給すれば、第1原料中の燃焼用燃料成分を
燃焼させるために十分なエアが均等に第1原料に供給で
きるのため、燃焼用燃料を完全に燃焼させることができ
るので、より安定な燃焼ができるとともに、一酸化炭素
の発生を低減できる。
【0013】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、第2原料供給手段の原料吐出
口が、前記燃焼用燃料の燃焼空間の燃焼火炎流方向の後
半部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
気化器である。
【0014】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0015】すなわち、第2原料供給手段の原料吐出口
が燃焼空間の燃焼火炎流方向の後半部に設けられている
ので、第2原料が第1燃料の燃焼熱によって十分に加熱
されたのち燃焼空間に供給されるため、より効果的に水
の液垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を低減できる。
【0016】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記熱交換部が、前記燃焼用
燃料の燃焼空間内に設けられた燃焼火炎流方向に延在す
る中間壁部の外周に設けられ、前記第2原料が前記燃焼
火炎流方向に通流する流路を備えていることを特徴とす
る請求項1記載の気化器である。
【0017】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0018】すなわち、熱交換部が燃焼火炎流方向に延
在する中間壁部の外周に設けられているので、燃焼空間
の熱を交換部に効率的に伝達でき、より効果的に水の液
垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を低減できる。ま
た、燃焼空間の熱の気化器外套部への伝達を低減できる
ため、外套部が高温になることを防止でき、かつ気化器
のエネルギー効率を向上できる。
【0019】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記流路の断面部が前記中間
壁部を囲うように設けられ、前記燃焼火炎流方向に延在
する仕切り板により前記流路が仕切られていることを特
徴とする請求項4記載の気化器である。
【0020】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0021】すなわち、 第2原料が通流する流路が中
間壁部を囲うように設けられているので、中間壁部がす
べて伝熱面として使用できるため蒸発効率を向上でき
る。また外套部への熱伝達をさらに低減できるので、外
套部が高温となることを効果的に防止できる。さらに外
套部が直接燃焼火炎にさらされないため耐久性を向上で
きる。流路が仕切り板によって仕切られているので、流
路に供給された第2原料が重力により下方に落下するこ
とを防止し、第2原料が燃料火炎流方向に流すことがで
き、燃焼空間の熱を効率的に第2原料に与えることがで
きる。これにより、蒸発効率が向上できる。
【0022】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、前記仕切り板に孔が付設され
ていることを特徴とする請求項5記載の気化器である。
【0023】上記第6の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0024】すなわち、仕切り板に孔が付設されている
ので、仕切り板を介して徐々に第2原料が他の流路に移
動するので、第2原料を効率的に加熱できる。
【0025】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項7において講じた技術的手段(以下、第7の技
術的手段と称する。)は、前記熱交換部が、前記第1原
料の燃焼空間の燃焼火炎流方向の内周側に位置し燃焼火
炎流方向に延在する管状部材であることを特徴とする請
求項1記載の気化器である。
【0026】上記第7の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0027】すなわち、熱交換部が燃焼火炎流方向に延
在する管状部材であるので、請求項4と同様に、燃焼空
間の熱を交換部に効率的に伝達でき、より効果的に水の
液垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を低減できる。ま
た、燃焼空間の熱の気化器外套部への伝達を低減できる
ため、外套部が高温になることを防止でき、かつ気化器
のエネルギー効率を向上できる。
【0028】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項8において講じた技術的手段(以下、第8の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼空間は前記燃焼火炎
流方向が略水平になるように設けられ、前記熱交換部の
上部側流路断面積が該熱交換部の下部側流路断面積より
大きいことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載
の気化器である。
【0029】上記第8の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0030】すなわち、熱交換部の上部側流路断面積が
該熱交換部の下部側流路断面積より大きいので、上部側
流路に下部側流路より多くの第2原料を流すことがで
き、熱交換部の上部側の過熱と下部側の加熱不足を防止
できる。これにより第2原料を効率的に加熱でき、より
効果的に水の液垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を低
減できるとともに気化器のエネルギー効率を向上でき
る。
【0031】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項9において講じた技術的手段(以下、第9の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼空間は前記燃焼火炎
流方向が略水平になるように設けられ、前記熱交換部の
下部側伝熱面積が該熱交換部の上部側伝熱面積より大き
いことを特徴とする請求項7記載の気化器である。
【0032】上記第9の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0033】すなわち、熱交換部の下部側伝熱面積が上
部側伝熱面積より大きいので、熱交換部の下部側の第2
原料がより加熱され下部側の加熱不足を解消するととも
に、燃焼空間内の熱が上部側から下部側に移動し、熱交
換部の上部側の過熱を防止できる。これにより第2原料
を効率的に加熱でき、より効果的に水の液垂れを防止で
き、一酸化炭素の発生を低減できるとともに気化器のエ
ネルギー効率を向上できる。
【0034】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項10において講じた技術的手段(以下、第10
の技術的手段と称する。)は、請求項1〜9のいずれか
に記載の気化器を使用する気化器の制御方法において、
第1原料供給手段と第2原料供給手段から投入する全原
料の投入量が増加するにしたがって第2原料/第1原料
の比が大きくなるように制御することを特徴とする気化
器の制御方法である。
【0035】上記第10の技術的手段による効果は、以
下のようである。
【0036】すなわち、全原料の投入量に比例して第1
原料を投入すると燃焼空間の温度の増加率が上昇するの
で、第2原料/第1原料の比を大きくすることによって
効果的に原料を蒸発でき、気化器のエネルギー効率を向
上できるとともに、より効果的に水の液垂れを防止で
き、一酸化炭素の発生を低減できる。
【0037】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項11において講じた技術的手段(以下、第11
の技術的手段と称する。)は、請求項4〜7のいずれか
に記載の気化器を使用する気化器の制御方法において、
前記気化器の燃焼空間は燃焼火炎流方向が略水平になる
ように設けられ、熱交換部の上部側流路に流す第2原料
の流量が該熱交換部の下部側流路に流す第2原料の流量
より多くなるように制御されていることを特徴とする気
化器の制御方法である。
【0038】上記第11の技術的手段による効果は、以
下のようである。
【0039】すなわち、熱交換部の上部側流路に流す第
2原料の流量が下部側流路に流す第2原料の流量より多
くなるように制御されているので、熱交換部の上部側の
過熱を防止できるとともに、熱交換部の下側の加熱不足
を解消し、より効果的に水の液垂れを防止でき、一酸化
炭素の発生を低減できる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明者は、水の液垂れを防止
し、必要以上に高温になることを避けるための燃料と水
の投入方法を鋭意研究し、燃料と水からなる気化器の原
料を主に燃焼を担う第1原料と主に蒸発用の原料となる
第2原料に分け、第2原料を第1原料の燃焼熱によって
加熱した後、第1原料の燃焼空間に投入して蒸発させる
という本発明の技術的思想に到達した。
【0041】以下、本発明の実施形態について、図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の気化
器の構造を説明するための構造図であり、図1(a)は
横断面から見た構造図、図1(b)はAA断面から見た
構造図である。
【0042】気化器100は、ノズル1、着火器2、燃
焼用エア投入口3、保炎器4、チューブ5、第2原料供
給口7、マニホールド8、防炎板9、整流板10などか
ら構成されている。気化器100の外套部102は軸方
向が水平な円筒形状である。この気化器100の軸方向
の一方端にノズル1が設けられている。
【0043】ノズル1は気化器100の軸方向の他方端
側に向かって第1原料を噴霧するように設けられた第1
原料供給手段である。ノズル1は、原料供給部1aと噴
霧用エア供給部1bが設けられ、エア供給口1cから噴
射された噴霧用エアにより原料を噴霧する気液二流体型
のノズルである。保炎器4は、ノズル1をほぼ頂点とす
る円錐状の板で形成され、エアが流通できる孔4aが設
けられている。
【0044】保炎器4のノズル1側と反対側にマニホー
ルド8が設けられている。マニホールド8は内部に空間
を有する円環形状の部材で、最上部には第2原料供給口
7が連結され、気化器100の軸方向の保炎器4側と反
対の端部にはチューブ5が流体流通可能に連結されてい
る。チューブ5は多数本設けられ、AA断面から見て円
周上に並んでいる。チューブ5のマニホールド8側と反
対側の端部5aは燃焼空間6に開口している。本実施形
態では、第2原料供給口7、マニホールド8、チューブ
5で、第2原料を燃焼空間6に供給する第2原料供給手
段である第2原料供給部20を構成している。チューブ
5が熱交換部である。
【0045】チューブ5の端部5aの前方には防炎板9
が設けられている。防炎板9には穴9aが設けられてお
り、第1原料が燃焼蒸発したガスと第2原料が蒸発した
ガスを混合整流し、穴9aから排出するとともに燃焼空
間6の熱を遮蔽する機能を有する。防炎板9の前方の所
定距離を隔てた位置に整流板10が設けられている。整
流板10は気化器100の内断面全体にわたる平板状の
部材で、多数の小貫通孔が設けられている。防炎板9と
整流板10の間の空間に改質用エアを供給する改質用エ
ア供給口11が設けられている。整流板10は、気化器
100の出口部101から排出されるガスの流れを整流
すると共に、蒸発された原料と改質用エアを均一に混合
する機能を有する。
【0046】燃焼空間6は、保炎器4、気化器100の
外套部102、整流板10で形成される空間である。燃
焼火炎流方向とはノズル1の噴霧方向と一致し、図1
(a)のX方向である。第1実施形態の場合、気化器1
00の軸方向と一致している。チューブ5は燃焼空間6
の内周側に位置し燃焼火炎流方向すなわちX方向に延在
する管状部材である。保炎器4の燃焼空間6と反対側に
は燃焼用エアを保炎器4の孔4aから燃焼空間6に供給
する空間部12が設けられている。空間部12には燃焼
用エア投入口3が連結されている。着火器2は気化器1
00のノズル1と同じ端部に設けられ、その先端部は燃
焼空間6内に設けられている。着火器2は第1原料中の
燃焼用燃料の燃焼を開始させるための着火手段である。
なお、13はノズル1の第1原料の噴射を模式的に表し
ている。
【0047】第1原料が原料供給部1aに供給され、噴
射用エアが噴霧用エア供給部1bに供給されると、エア
供給口1cから噴射された噴霧用エアにより第1原料が
燃焼空間6内に噴霧される。本実施形態では、第1原料
としてメタノールと水の混合原料が用いられる。その混
合割合はメタノール:水=50:23(液体状態の体積
比)である。このうち、メタノールの一部は燃焼用燃料
の役割を有しているが、他は蒸発される原料である。燃
焼用エア投入口3から供給された燃焼用エアは空間部1
2、保炎器4の孔4aを介して燃焼空間6に供給され
る。
【0048】燃焼空間6中に噴霧された第1原料中のメ
タノールは、着火器2により着火されて燃焼用エア、噴
霧用エアにより支燃されて燃焼される。この燃焼によ
り、燃焼空間6の温度が上昇すると同時に、第1原料中
に水と燃焼に供されなかったメタノールが蒸発する。
【0049】第2原料供給口7から第2原料が供給され
る。本実施形態では、第2原料としてメタノールと水の
混合原料が用いられる。その混合割合はメタノール:水
=50:23(液体状態の体積比)である。第2原料は
すべて蒸発される原料となる。第2原料供給口7から供
給された第2原料はマニホールド8を介してチューブ5
に供給される。第2原料は、チューブ5を通過する間に
第1原料の燃焼熱により加熱され、一部は蒸発する。加
熱された第2原料は、チューブ5の端部5aから燃焼空
間6内に供給され、第1原料の燃焼熱により直接加熱さ
れ蒸発される。
【0050】燃焼排ガス、蒸発された原料は、防炎板9
の穴や防炎板9と外套部102の間の隙間を通って防炎
板9の反対側に供給され、ここで改質用エア供給口11
から供給された改質用エアと混合され、整流板10で整
流されて気化器100の出口部101から排出される。
改質用エアは蒸発された原料とともに後段の改質器で改
質される原料となる。
【0051】第1原料に用いられる燃焼用燃料と蒸発用
原料の量と比率は、燃焼空間6内の燃焼を完全燃焼に近
い状態に維持するとともに、最適な温度に安定できるよ
うに決められる。そのために、第1原料中の蒸発用燃料
の比率は、第1原料と第2原料の合計である全原料中の
蒸発用燃料の比率より、かなり小さい。すなわち、第1
原料は燃焼用燃料が大部分であり、場合によってはすべ
て燃焼用燃料としてもよい。この結果、第1原料中の燃
焼用燃料の燃焼によって蒸発に必要な熱量の大部分が生
成されるので、第1原料中の水が液垂れすることを防止
できる。また、蒸発用燃料が少ないため、未燃ガスの発
生を抑えることができ、蒸発用燃料の熱分解により発生
する一酸化炭素を減少させることができる。
【0052】第2原料はチューブ5を通過するときに第
1原料中の燃焼熱により加熱されてから燃焼空間6に供
給されるので、チューブ5の中で蒸発されるか、チュー
ブ5から排出されてすぐに蒸発されるため、第2原料中
の水が液垂れすることを防止できる。また、熱分解も防
止できるので、一酸化炭素を減少させることができる。
【0053】チューブ5の端部5aは第2原料を燃焼空
間6の後半部に供給するので、第2原料を十分加熱する
ことができ、より効果的に水の液垂れを防止でき、一酸
化炭素の発生を低減できる。
【0054】図2は、第1実施形態の気化器を用いた燃
料電池システムの構成図である。本燃料電池システム
は、気化器100、改質器200、燃料電池300、メ
タノールタンク15a、水タンク15bおよびブロア1
6〜19などが設けられている。メタノール15aと水
タンク15bは、それぞれ流量制御バルブ21と23を
介してノズル1に連結され、第1原料を供給している。
ブロア16はノズル1と連結され噴霧用エアを供給して
いる。メタノール15aと水タンク15bは、それぞれ
流量制御バルブ22と24を介して第2原料供給口7に
連結され、第2原料を供給している。ブロア17は燃焼
用エア投入口3に連結され、燃焼用エアを供給してい
る。ブロア18は改質用エア供給口11に連結され、改
質用エアを供給している。
【0055】気化器100は改質器200と連結されて
いる。改質器200は、改質ガスを燃料電池300の燃
料極側に供給するように燃料電池300と連結されてい
る。燃料電池300の酸化剤極側には酸化剤ガスである
エアを供給するためにブロア19が連結されている。
【0056】燃料電池システムの場合、気化器100で
蒸発される原料は改質用原料である。気化器100で蒸
発された改質用原料ガスは改質器200に供給され、改
質触媒により水素を主成分とする改質ガスに改質され
る。この改質ガスが燃料電池300の燃料極側に供給さ
れ、ブロア19によって酸化剤極側にエアが供給される
ことによって、燃料電池300は発電する。
【0057】気化器100は、水の液垂れが防止できて
いるので、改質触媒が液で濡れて改質性能が低下するこ
とを防止できるため、改質器200の性能を向上でき
る。また気化器100から改質器200に供給される改
質用原料ガスの温度を低くできるので、改質器の触媒層
を劣化させる恐れをなくすことができる。
【0058】改質器200には、一般的に改質反応時に
発生する一酸化炭素を低減するために一酸化炭素低減部
が設けられている。改質ガス中の一酸化炭素濃度が高い
まま燃料電池に供給されると、燃料電池の電極触媒を被
毒し、燃料電池の性能が低下するので、それを避けるた
めである。気化器100から改質器200に供給される
ガス中の一酸化炭素が高いと、一酸化炭素低減部の能力
を超えてしまい、一酸化炭素濃度が高い改質ガスが燃料
電池に供給される問題点が生ずる。一酸化炭素低減部の
能力を上げて解決することもできるが、この場合には、
一酸化炭素低減部が大型化し、改質器200が大型化す
る問題点がある。気化器100から改質器200に供給
される改質用原料ガスは、一酸化炭素が低減されている
ので、一酸化炭素低減部を大きくすることなく改質ガス
中の一酸化炭素濃度を低減でき、燃料電池の耐久性向上
ができる。
【0059】図3は気化器100における燃料投入量と
気化器表面温度の関係を測定したグラフ図である。これ
は、ノズル1にだけ原料を投入したときの気化器100
の外套部102の外側の温度を測定したものである。1
02aは、外套部102の表面温度測定点である。投入
した原料のメタノールと水の液体状態の体積比は50:
23である。この時、メタノール50ccに対して35
NL/minの比率でエア(噴霧用エアと燃焼用エアの
総計)を投入した。図3の横軸は原料投入量(水とメタ
ノールの総計)であり、縦軸は気化器表面温度である。
黒点は測定結果であり、破線は測定結果の近似曲線であ
る。原料投入量が増加するとともに気化器表面温度の増
加率が上昇している。この結果は、第1原料の投入量が
多いとき第2原料を多く投入しても第2原料が液垂れす
ることなく蒸発させることができることを示している。
図4は、図3の結果をもとに気化器100に投入する第
1原料と第2原料の投入量をシュミレーションしたグラ
フ図である。図4の横軸は改質器200の負荷すなわち
気化器100で蒸発させる必要がある改質用原料の量で
ある。図4の縦軸は原料投入流量である。直線30は、
第1原料と第2原料の合計すなわち全投入流量を表して
いる。これは改質器負荷に比例して増加させる必要があ
る。曲線31は第1原料の投入流量を表し、曲線32は
第2原料の投入流量を表している。改質器負荷が増加す
るにしたがって、全投入流量に占める第2原料の投入流
量を増加させることによって、水の液垂れ防止、一酸化
炭素の発生低減に効果的であることがわかった。このた
め、全原料の投入量が増加するにしたがって第2原料/
第1原料の比が大きくなるように制御することによっ
て、より効果的に水の液垂れを防止でき、一酸化炭素の
発生を低減できる。
【0060】図5は本発明の第2実施形態の気化器の構
造を説明するための構造図であり、図5(a)は横断面
から見た構造図、図5(b)はAA断面から見た構造図
である。第2実施形態は、第1実施形態のチューブ5の
代わりにフィン付チューブ25にしたもので、他の構成
は第1実施形態と同じである。第1実施形態と同じ部位
には同じ符号を付け、説明は省略する。
【0061】フィン付チューブ25は、チューブ27に
多数の金属板状のフィン26を溶接して接合したもので
ある。チューブ27は第1実施形態のチューブ5と同じ
形状で同様に配置されているが、フィン26の分だけ本
数が減少している。本実施形態では、第2原料供給口
7、マニホールド8、フィン付チューブ25で、第2原
料を燃焼空間6に供給する第2原料供給手段である第2
原料供給部28を構成している。フィン付チューブ25
が熱交換部である。
【0062】第2原料供給口7から供給された第2原料
は、マニホールド8を介してチューブ27に供給され
る。第2原料は、チューブ27を通過して、開口側の端
部25aから燃焼空間6に供給される。燃焼空間6の燃
焼熱はフィン26により効率的にチューブ27内に伝熱
できるので、第2原料はより効率的に加熱される。この
結果、第2実施形態の気化器200は原料をより効率的
に蒸発できる。したがって、水の液垂れをより効率的に
防止でき、一酸化炭素の発生をより効率的に減少でき
る。第2実施形態の気化器200も第1実施形態の気化
器100と同様な構成で燃料電池システムに使用され
る。
【0063】図6は本発明の第3実施形態の気化器の構
造を説明するための構造図であり、図6(a)は横断面
から見た構造図、図6(b)はAA断面から見た構造図
である。第3実施形態は、第1実施形態の第2原料供給
部20の代わりに第2原料供給部40にしたもので、他
の構成は第1実施形態と同じである。第1実施形態と同
じ部位には同じ符号を付け、説明は省略する。
【0064】燃焼空間6内に保炎器4に一方端が当接す
る中間壁部45が設けられている。中間壁部45はX方
向に延在する円筒形状である。中間壁部45の他方端4
5aは防炎板9の近くまで延びている。防炎板9と中間
壁部45の他方端45aは燃焼空間6からのガスが通流
できるように所定間隔あけて設けられている。中間壁部
45と気化器300の外套部102との間の空間が第2
原料通流部42となっている。第2原料通流部42には
第2原料を供給する第2原料供給口41が設けられてい
る。本実施形態では、第2原料供給口41、第2原料通
流部42、中間壁部45で、第2原料を燃焼空間6に供
給する第2原料供給手段である第2原料供給部40を構
成している。第2原料通流部42にはX方向に延在する
仕切り板43が等間隔に多数設けられており、供給され
た第2原料が一度に下方にいかないようになっている。
仕切り板43には多数の孔43aが設けられ、第2原料
の流量が増加すると、この孔43aを通って第2原料が
徐々に下方に移動するように構成されている。
【0065】第2原料供給口41から第2原料通流部4
2に供給された第2原料は、燃焼空間6の燃焼熱によっ
て加熱され、第2原料通流部42を通過する間に蒸発さ
れるか、沸点近くまで加熱され他方端45aの部分から
燃焼空間6に供給される。この結果、第1実施形態と同
様に、水の液垂れを防止でき、一酸化炭素の発生を減少
できる。第3実施形態の気化器300も第1実施形態の
気化器100と同様な構成で燃料電池システムに使用さ
れる。
【0066】気化器300は、中間壁部45がすべて伝
熱面として使用できるため蒸発効率を向上でき、また外
壁102が直接燃焼火炎にさらされないため耐久性を向
上できる。
【0067】第1〜第3実施形態ではいずれも燃焼火炎
流方向(X方向)が水平となっているが、特に限定され
ず、任意の方向とすることができる。第1〜第3実施形
態ように燃焼火炎流方向(X方向)を略水平とした場
合、燃焼空間6内で上部側が過熱し、下部側が比較的低
温となり、上部側の熱交換部が耐熱的に問題になった
り、下部側の熱交換部内の第2原料の加熱が不十分とな
る恐れがある。熱交換部の上部側流路断面積を下部側流
路断面積より大きくすることによって、この問題を解決
できる。
【0068】図7は第1実施形態のチューブ5の代わり
に、内径が異なっている多数のチューブ35を使用した
変形例のAA断面構造図である。チューブ35は上部側
ほど内径が大きなチューブを使用している。この結果、
上部側ほど多量の第2原料が流れることによって、上部
側の過熱と、下部側の加熱不足を解消できる。
【0069】図8は第3実施形態の仕切り板43の配置
を変更した変形例のAA断面構造図である。仕切り板5
1間の間隔が上部側ほど広げて設けられている。この結
果、熱交換部の上部側流路断面積が下部側流路断面積よ
り大きくなっている。孔51aの径と数を適宜選択する
ことにより、上部側の通路により多くの第2原料を流す
ことができ、上部側の過熱と、下部側の加熱不足を解消
できる。
【0070】熱交換部の下部側の伝熱面積を上部側の伝
熱面積より大きくすることによって、上部側の過熱と、
下部側の加熱不足を解消することができる。すなわち、
下部側の伝熱面積が大きいので、熱交換部の下部側の第
2原料がより加熱され下部側の加熱不足が解消されると
ともに、燃焼空間内の熱が上部側から下部側に移動し、
熱交換部の上部側の過熱を防止できる。
【0071】また、第1〜第2実施形態においてマニホ
ールド8を上下で分離するか、第3実施形態において第
2原料通流部42を上下で分離して、それぞれ上下別々
に第2原料を供給し上部側に流す第2原料流量を下部側
に流す第2原料流量より多く流すように制御する。この
結果、上部側ほど多量の第2原料が流れることによっ
て、上部側の過熱と、下部側の加熱不足を解消できる。
なお、ここではマニホールド8を上下に分離することで
説明したが、3つ以上に分離し、上部側流路に流す第2
原料流量を下部側流路に流す第2原料流量より多くする
ように制御しても同様の効果を奏する。
【0072】第1〜第3実施形態では、上記で述べた効
果以外に、外套部102のすぐ内側に第2原料が通過す
る熱交換部が設けられているので、燃焼空間6の熱が熱
交換部で吸熱され、外套部102の温度を低く保つこと
ができるとともに外部への放熱を少なくでき気化器の効
率を向上できる効果を奏する。
【0073】なお、第1〜第3実施形態では、燃料電池
システムに使用する改質装置の気化器として説明した
が、燃料電池システム以外に使用する改質装置、例えば
水素エンジン等の水素使用機器に利用できる。また、改
質装置以外の気化器としても使用できる。第1〜第3実
施形態では、第1原料、第2原料のいずれもメタノール
と水の混合物として説明したが、特に限定されず、本発
明の技術的思想に基づいて様々な形で利用できる。例え
ば、燃焼用燃料および蒸発用原料(実施形態では改質用
原料)としてメタノールが使用されているが、ガソリ
ン、天然ガス、プロパンなどの液体や気体の炭化水素系
燃料や他のアルコール系燃料なども利用できる。第1原
料には燃焼用燃料だけを供給し、第2原料には蒸発用原
料だけを供給することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明は、燃焼用燃料を
含む第1原料を供給する第1原料供給手段と、該第1原
料供給手段により供給された前記燃焼用燃料を燃焼開始
させる着火手段と、前記燃焼用燃料の燃焼熱と熱交換す
る熱交換部を介して前記燃焼用燃料の燃焼空間に第2原
料を供給する第2原料供給手段が設けられていることを
特徴とする気化器であるので、水の液垂れを防止でき、
一酸化炭素の発生を低減できる。また、本発明は上記の
気化器を用いて、第1原料供給手段と第2原料供給手段
から投入する全原料の投入量が増加するにしたがって第
2原料/第1原料の比が大きくなるように制御すること
を特徴とする気化器の制御方法または前記気化器の燃焼
空間を燃焼火炎流方向が略水平になるように設け、熱交
換部の上部側流路に流す第2原料の流量が該熱交換部の
上部側流路に流す第2原料の流量より多くなるように制
御されていることを特徴とする気化器の制御方法である
ので、より効果的に水の液垂れを防止でき、一酸化炭素
の発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の気化器の構造を説明す
るための構造図であり、図1(a)は横断面から見た構
造図、図1(b)はAA断面から見た構造図である。
【図2】第1実施形態の気化器を用いた燃料電池システ
ムの構成図。
【図3】燃料投入量と気化器表面温度の関係を測定した
グラフ図。
【図4】第1原料と第2原料の投入量をシュミレーショ
ンしたグラフ図。
【図5】本発明の第2実施形態の気化器の構造を説明す
るための構造図であり、図5(a)は横断面から見た構
造図、図5(b)はAA断面から見た構造図である。
【図6】本発明の第3実施形態の気化器の構造を説明す
るための構造図であり、図6(a)は横断面から見た構
造図、図6(b)はAA断面から見た構造図である。
【図7】内径が異なっている多数のチューブを使用した
変形例のAA断面構造図
【図8】第3実施形態の仕切り板の配置を変更した変形
例のAA断面構造図。
【符号の説明】
1…ノズル(第1原料供給手段) 2…着火器(着火手段) 3…燃焼用エア投入口 5…チューブ(熱交換部)(管状部材) 5a、25a…端部(原料吐出口) 6…燃焼空間 20、28、40…第2原料供給部(第2原料供給手
段) 25…フィン付きチューブ(熱交換部)(管状部材) 42…第2原料通流部(熱交換部) 43、51…仕切り板 43a、51a…孔 45…中間壁部(熱交換部) 100、200、300…気化器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用燃料を含む第1原料を供給する第
    1原料供給手段と、該第1原料供給手段により供給され
    た前記燃焼用燃料を燃焼開始させる着火手段と、前記燃
    焼用燃料の燃焼熱と熱交換する熱交換部を介して前記燃
    焼用燃料の燃焼空間に第2原料を供給する第2原料供給
    手段が設けられていることを特徴とする気化器。
  2. 【請求項2】 前記第1原料供給手段の周囲から前記燃
    焼用燃料を支燃する燃焼用エアを供給することを特徴と
    する請求項1記載の気化器。
  3. 【請求項3】 第2原料供給手段の原料吐出口が、前記
    燃焼用燃料の燃焼空間の燃焼火炎流方向の後半部に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の気化器。
  4. 【請求項4】 前記熱交換部が、前記燃焼用燃料の燃焼
    空間内に設けられた燃焼火炎流方向に延在する中間壁部
    の外周に設けられ、前記第2原料が前記燃焼火炎流方向
    に通流する流路を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の気化器。
  5. 【請求項5】 前記流路の断面部が前記中間壁部を囲う
    ように設けられ、前記燃焼火炎流方向に延在する仕切り
    板により前記流路が仕切られていることを特徴とする請
    求項4記載の気化器。
  6. 【請求項6】 前記仕切り板に孔が付設されていること
    を特徴とする請求項5記載の気化器。
  7. 【請求項7】 前記熱交換部が、前記第1原料の燃焼空
    間の燃焼火炎流方向の内周側に位置し燃焼火炎流方向に
    延在する管状部材であることを特徴とする請求項1記載
    の気化器。
  8. 【請求項8】 前記燃焼空間は前記燃焼火炎流方向が略
    水平になるように設けられ、前記熱交換部の上部側流路
    断面積が該熱交換部の下部側流路断面積より大きいこと
    を特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の気化器。
  9. 【請求項9】 前記燃焼空間は前記燃焼火炎流方向が略
    水平になるように設けられ、前記熱交換部の下部側伝熱
    面積が該熱交換部の上部側伝熱面積より大きいことを特
    徴とする請求項7記載の気化器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の気化
    器を使用する気化器の制御方法において、第1原料供給
    手段と第2原料供給手段から投入する全原料の投入量が
    増加するにしたがって第2原料/第1原料の比が大きく
    なるように制御することを特徴とする気化器の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項4〜7のいずれかに記載の気化
    器を使用する気化器の制御方法において、前記気化器の
    燃焼空間は燃焼火炎流方向が略水平になるように設けら
    れ、熱交換部の上部側流路に流す第2原料の流量が該熱
    交換部の下部側流路に流す第2原料の流量より多くなる
    ように制御されていることを特徴とする気化器の制御方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173479A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Fuji Electric Holdings Co Ltd 熱交換器及び複合型燃料反応器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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