JP2003179949A - 輝度レベル検査装置 - Google Patents
輝度レベル検査装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成によって、垂直方向に沿って変化
する画像信号のフリッカー成分を除去することができる
輝度レベル検査装置を提供する。 【解決手段】 輝度レベル検査装置は、カメラモジュー
ルによって撮像された所定の画像から垂直方向に沿った
垂直方向1ラインを抽出する垂直ライン抽出手段と、該
垂直方向1ラインにおいて輝度レベルが最大となる位置
を示す最大輝度レベル位置を検出する最大輝度レベル位
置検出手段と、該最大輝度レベル位置と水平方向に交差
する水平方向1ラインを該画像から抽出する水平ライン
抽出手段と、該水平方向1ライン上の画像を表す画像デ
ータに基づいて該画像の輝度レベルを検査する輝度レベ
ル検査手段とを具備する。
する画像信号のフリッカー成分を除去することができる
輝度レベル検査装置を提供する。 【解決手段】 輝度レベル検査装置は、カメラモジュー
ルによって撮像された所定の画像から垂直方向に沿った
垂直方向1ラインを抽出する垂直ライン抽出手段と、該
垂直方向1ラインにおいて輝度レベルが最大となる位置
を示す最大輝度レベル位置を検出する最大輝度レベル位
置検出手段と、該最大輝度レベル位置と水平方向に交差
する水平方向1ラインを該画像から抽出する水平ライン
抽出手段と、該水平方向1ライン上の画像を表す画像デ
ータに基づいて該画像の輝度レベルを検査する輝度レベ
ル検査手段とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、小型カメ
ラモジュールの製造ラインにおいて使用される輝度レベ
ル検査装置に関し、特に小型カメラモジュールによって
撮像された画像の輝度レベルを検査する輝度レベル検査
装置に関する。
ラモジュールの製造ラインにおいて使用される輝度レベ
ル検査装置に関し、特に小型カメラモジュールによって
撮像された画像の輝度レベルを検査する輝度レベル検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型カメラモジュールの製造ラインにお
ける検査工程では、小型カメラモジュールによって撮像
された画像の輝度レベルが検査される。図15は、従来
の輝度レベル検査装置8の模式ブロック図である。輝度
レベル検査装置8は、図示しない光源と表示部12とを
備えている。表示部12は、蛍光灯等の光源をバックラ
イトとして、検査の対象となるカメラモジュール50が
撮像するテストチャート13を表示する。テストチャー
ト13は、黒色が表示される黒色領域と灰色が表示され
る灰色領域と白色が表示される白色領域とを有してい
る。
ける検査工程では、小型カメラモジュールによって撮像
された画像の輝度レベルが検査される。図15は、従来
の輝度レベル検査装置8の模式ブロック図である。輝度
レベル検査装置8は、図示しない光源と表示部12とを
備えている。表示部12は、蛍光灯等の光源をバックラ
イトとして、検査の対象となるカメラモジュール50が
撮像するテストチャート13を表示する。テストチャー
ト13は、黒色が表示される黒色領域と灰色が表示され
る灰色領域と白色が表示される白色領域とを有してい
る。
【0003】輝度レベル検査装置8には、演算回路15
が設けられている。演算回路15は、カメラモジュール
50が撮像すべき画像における輝度レベルの基準となる
撮像基準値を保持し、カメラモジュール50へ撮像基準
値を送信する。輝度レベル検査装置8は、画像メモリ1
4を備えている。画像メモリ14は、カメラモジュール
50によって撮像された画像を表示するための画像デー
タを格納する。
が設けられている。演算回路15は、カメラモジュール
50が撮像すべき画像における輝度レベルの基準となる
撮像基準値を保持し、カメラモジュール50へ撮像基準
値を送信する。輝度レベル検査装置8は、画像メモリ1
4を備えている。画像メモリ14は、カメラモジュール
50によって撮像された画像を表示するための画像デー
タを格納する。
【0004】このような構成の輝度レベル検査装置8に
おいては、演算回路15からカメラモジュール50へ撮
像基準値が送信されると、カメラモジュール50は、送
信された撮像基準値に基づいて表示部12に表示された
テストチャート13を撮像し、撮像されたテストチャー
ト13の画像を表示するための画像データは、画像メモ
リ14に格納される。演算回路15は、画像メモリ14
に格納された画像データにおける各色成分ごとの輝度レ
ベルと、予め設定された輝度レベルの範囲とに基づい
て、カメラモジュール50が撮像した画像における輝度
レベルの良否を判定する。
おいては、演算回路15からカメラモジュール50へ撮
像基準値が送信されると、カメラモジュール50は、送
信された撮像基準値に基づいて表示部12に表示された
テストチャート13を撮像し、撮像されたテストチャー
ト13の画像を表示するための画像データは、画像メモ
リ14に格納される。演算回路15は、画像メモリ14
に格納された画像データにおける各色成分ごとの輝度レ
ベルと、予め設定された輝度レベルの範囲とに基づい
て、カメラモジュール50が撮像した画像における輝度
レベルの良否を判定する。
【0005】予め設定された輝度レベルの範囲は、NT
SC規格に基づくアナログ出力信号の黒色成分(低域成
分)では7.5IRE(アナログ出力信号を評価する単
位)、灰色成分(中域成分)では50IRE、白色成分
(高域成分)では110IREをそれぞれ中心とし、カ
メラモジュール50の出力バラツキを考慮して定められ
る。カメラモジュール50の出力バラツキは、輝度レベ
ルの基準に対して、例えば、約プラスマイナス10IR
E程度である。
SC規格に基づくアナログ出力信号の黒色成分(低域成
分)では7.5IRE(アナログ出力信号を評価する単
位)、灰色成分(中域成分)では50IRE、白色成分
(高域成分)では110IREをそれぞれ中心とし、カ
メラモジュール50の出力バラツキを考慮して定められ
る。カメラモジュール50の出力バラツキは、輝度レベ
ルの基準に対して、例えば、約プラスマイナス10IR
E程度である。
【0006】演算回路15は、画像メモリ14に格納さ
れた画像データの各色成分ごとに輝度レベルを集計した
評価値を導出し、導出した評価値が予め設定された輝度
レベルの範囲内にあるか否かを判定する。この評価値を
導出する際において、以下に述べるフリッカーが問題と
なる。
れた画像データの各色成分ごとに輝度レベルを集計した
評価値を導出し、導出した評価値が予め設定された輝度
レベルの範囲内にあるか否かを判定する。この評価値を
導出する際において、以下に述べるフリッカーが問題と
なる。
【0007】図16(a)〜図16(d)は、フリッカ
ーの発生原理を説明する図である。図16(a)は、表
示装置に設けられた蛍光灯等の点滅する光源における発
光量の時間的な変動を示している。横軸は時間を示し、
縦軸は発光量を示している。一般的な蛍光灯は、電源周
波数の2倍の周期Tで点滅する。例えば、電源周波数が
50Hzのときは10msecの周期で点滅し、電源周
波数が60Hzのときは8.3msecの周期で点滅す
る。光源の発光量は、図16(a)に示すような半円弧
状の曲線によって表される変動を周期Tで繰り返してい
る。
ーの発生原理を説明する図である。図16(a)は、表
示装置に設けられた蛍光灯等の点滅する光源における発
光量の時間的な変動を示している。横軸は時間を示し、
縦軸は発光量を示している。一般的な蛍光灯は、電源周
波数の2倍の周期Tで点滅する。例えば、電源周波数が
50Hzのときは10msecの周期で点滅し、電源周
波数が60Hzのときは8.3msecの周期で点滅す
る。光源の発光量は、図16(a)に示すような半円弧
状の曲線によって表される変動を周期Tで繰り返してい
る。
【0008】図16(b)は、図16(a)に示すよう
に発光量が変動する光源にて撮像素子が露光された際
に、撮像素子が光電変換するタイミングを表す信号の時
間的な変動を示している。図16(b)に示す例では、
光電変換のタイミングの周期TR1は、図16(a)に
示す光源の点滅周期Tと異なっており、光源の点滅周期
Tの4倍が露光タイミングの周期TR1の5倍と等しく
なっている。
に発光量が変動する光源にて撮像素子が露光された際
に、撮像素子が光電変換するタイミングを表す信号の時
間的な変動を示している。図16(b)に示す例では、
光電変換のタイミングの周期TR1は、図16(a)に
示す光源の点滅周期Tと異なっており、光源の点滅周期
Tの4倍が露光タイミングの周期TR1の5倍と等しく
なっている。
【0009】図16(c)は、図16(b)に示す周期
TR1のタイミングで光電変換する撮像素子によって得
られる光量の時間的な変動を示している。横軸は時間を
示し、縦軸は光量を示している。撮像素子は、光電変換
する期間において光源が発光した光を得ている。
TR1のタイミングで光電変換する撮像素子によって得
られる光量の時間的な変動を示している。横軸は時間を
示し、縦軸は光量を示している。撮像素子は、光電変換
する期間において光源が発光した光を得ている。
【0010】図16(d)は、図16(c)に示す光量
を撮像素子が光電変換した信号を示している。横軸は時
間を示し、縦軸は光電変換して得られた信号の電圧を示
している。図16(d)に示す光電変換した電圧信号
は、図16(c)に示す光量を時間積分したものになっ
ており、光電変換した電圧信号が時間を示す横軸に沿っ
てばらつくフリッカーが生じている。これがフリッカー
の発生原理である。このように、撮像素子の露光タイミ
ングの周期TR1が光源の点滅する周期Tと異なると、
撮像素子が光電変換した電圧信号が時間軸に沿ってばら
つく。
を撮像素子が光電変換した信号を示している。横軸は時
間を示し、縦軸は光電変換して得られた信号の電圧を示
している。図16(d)に示す光電変換した電圧信号
は、図16(c)に示す光量を時間積分したものになっ
ており、光電変換した電圧信号が時間を示す横軸に沿っ
てばらつくフリッカーが生じている。これがフリッカー
の発生原理である。このように、撮像素子の露光タイミ
ングの周期TR1が光源の点滅する周期Tと異なると、
撮像素子が光電変換した電圧信号が時間軸に沿ってばら
つく。
【0011】このようなフリッカーが生じると、撮像素
子によって撮像された画像の輝度レベルが不安定になる
ために、輝度レベルを集計して導出する評価値にバラツ
キが生じる。その結果、輝度検査において良否を正しく
判定することができなくなるおそれがある。
子によって撮像された画像の輝度レベルが不安定になる
ために、輝度レベルを集計して導出する評価値にバラツ
キが生じる。その結果、輝度検査において良否を正しく
判定することができなくなるおそれがある。
【0012】このようなフリッカーを防止する手法とし
て以下に示す技術が知られている。特開平4−1353
82号公報には、蛍光灯によるフリッカーを補正してモ
ニタ表示する装置が開示されている。この装置は、光源
から発光される光の強度の変動の周波数と撮像素子の画
像フレーム周波数との関係によって定まるフレームの数
ごとに画像を処理することで、フリッカーを補正する。
例えば、50Hzの電源周波数で動作する蛍光灯の光強
度が100Hzの周期で変化する場合に、60Hzの周
期で画像信号を1フレーム取り込んでいると、光源であ
る蛍光灯による画像信号の変調は3フレーム周期で繰り
返される。この装置は、画像信号を3フレーム分ごとに
1周期として処理し、モニタ表示することによって、蛍
光灯によるフリッカーを補正している。
て以下に示す技術が知られている。特開平4−1353
82号公報には、蛍光灯によるフリッカーを補正してモ
ニタ表示する装置が開示されている。この装置は、光源
から発光される光の強度の変動の周波数と撮像素子の画
像フレーム周波数との関係によって定まるフレームの数
ごとに画像を処理することで、フリッカーを補正する。
例えば、50Hzの電源周波数で動作する蛍光灯の光強
度が100Hzの周期で変化する場合に、60Hzの周
期で画像信号を1フレーム取り込んでいると、光源であ
る蛍光灯による画像信号の変調は3フレーム周期で繰り
返される。この装置は、画像信号を3フレーム分ごとに
1周期として処理し、モニタ表示することによって、蛍
光灯によるフリッカーを補正している。
【0013】特開平11−122513号公報には、複
数フレーム分の垂直方向に沿った画像信号の強度分布に
基づいて、垂直方向に沿って変動するフリッカー成分を
複数フレーム分求め、求められたフリッカー成分に基づ
いて、現フレームにおける垂直方向に沿ったフリッカー
成分を補正する装置が開示されている。
数フレーム分の垂直方向に沿った画像信号の強度分布に
基づいて、垂直方向に沿って変動するフリッカー成分を
複数フレーム分求め、求められたフリッカー成分に基づ
いて、現フレームにおける垂直方向に沿ったフリッカー
成分を補正する装置が開示されている。
【0014】図17は、この公報に開示された従来のフ
リッカー補正装置9のブロック図である。画像入力端子
に入力された画像信号は、垂直強度分布生成手段100
および遅延手段107に与えられる。垂直強度分布生成
手段100は、与えられた画像信号に基づいて1フレー
ムの画像における各水平走査線に沿った画像信号の強度
の総和をそれぞれ求め、各水平走査線に沿った画像信号
の強度の総和の垂直方向に沿った分布を表す垂直強度分
布を生成し、スイッチ101および計算手段106へ出
力する。スイッチ101は、垂直強度分布生成手段10
0によって生成された垂直強度分布が1フレームごとに
記憶手段102、103および104に記憶されるよう
に切り替られる。
リッカー補正装置9のブロック図である。画像入力端子
に入力された画像信号は、垂直強度分布生成手段100
および遅延手段107に与えられる。垂直強度分布生成
手段100は、与えられた画像信号に基づいて1フレー
ムの画像における各水平走査線に沿った画像信号の強度
の総和をそれぞれ求め、各水平走査線に沿った画像信号
の強度の総和の垂直方向に沿った分布を表す垂直強度分
布を生成し、スイッチ101および計算手段106へ出
力する。スイッチ101は、垂直強度分布生成手段10
0によって生成された垂直強度分布が1フレームごとに
記憶手段102、103および104に記憶されるよう
に切り替られる。
【0015】フリッカー補正装置9には、加算平均手段
105が設けられており、加算平均手段105は、記憶
手段102、103および104にそれぞれ記憶された
垂直強度分布を加算平均する。フリッカー成分は3フレ
ーム分の周期を有しているために、3フレーム分のフリ
ッカー成分の和は一定になっており、加算平均手段10
6によって、加算平均することによってフリッカー成分
の変動が除去された垂直強度分布を生成し、計算手段1
06へ与える。
105が設けられており、加算平均手段105は、記憶
手段102、103および104にそれぞれ記憶された
垂直強度分布を加算平均する。フリッカー成分は3フレ
ーム分の周期を有しているために、3フレーム分のフリ
ッカー成分の和は一定になっており、加算平均手段10
6によって、加算平均することによってフリッカー成分
の変動が除去された垂直強度分布を生成し、計算手段1
06へ与える。
【0016】計算手段106は、加算平均手段105に
よってフリッカー成分の変動が除去された垂直強度分布
を、垂直強度分布生成手段100によって生成され、フ
リッカー成分が除去されていない垂直強度分布によって
除算し、フリッカー成分に反比例する信号を生成し、補
正手段108へ出力する。遅延手段107は、画像入力
端子に入力された画像信号を、1水平走査期間に相当す
る時間分遅延させた信号を補正手段108へ出力する。
よってフリッカー成分の変動が除去された垂直強度分布
を、垂直強度分布生成手段100によって生成され、フ
リッカー成分が除去されていない垂直強度分布によって
除算し、フリッカー成分に反比例する信号を生成し、補
正手段108へ出力する。遅延手段107は、画像入力
端子に入力された画像信号を、1水平走査期間に相当す
る時間分遅延させた信号を補正手段108へ出力する。
【0017】補正手段108は、計算手段106から出
力され、フリッカーによる変調成分に反比例する信号
を、遅延手段107から出力され、画像信号を1水平走
査期間に相当する時間分遅延させた信号に乗算すること
で、フリッカー成分の変動を除去した信号を画像出力端
子へ出力する。
力され、フリッカーによる変調成分に反比例する信号
を、遅延手段107から出力され、画像信号を1水平走
査期間に相当する時間分遅延させた信号に乗算すること
で、フリッカー成分の変動を除去した信号を画像出力端
子へ出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−135
382号公報に開示された装置は、インターライン転送
CCDを撮像素子に用いた場合のように、同一フレーム
におけるフリッカー成分が一様である画像信号に対して
は有効であるけれども、XYアドレスを指定して画素か
ら電荷を読み出すMOS型撮像素子を用いた場合のよう
に、同一フレームにおいてフリッカー成分が垂直方向に
沿って正弦波状に変動する画像信号に対しては、フリッ
カー成分を除去することができないという問題がある。
382号公報に開示された装置は、インターライン転送
CCDを撮像素子に用いた場合のように、同一フレーム
におけるフリッカー成分が一様である画像信号に対して
は有効であるけれども、XYアドレスを指定して画素か
ら電荷を読み出すMOS型撮像素子を用いた場合のよう
に、同一フレームにおいてフリッカー成分が垂直方向に
沿って正弦波状に変動する画像信号に対しては、フリッ
カー成分を除去することができないという問題がある。
【0019】また、上記特開平11−122513号公
報に開示された装置では、同一フレームにおいてフリッ
カー成分が垂直方向に沿って正弦波状に変動する画像信
号のフリッカー成分を除去することはできるけれども、
垂直強度分布を記憶するために複数の記憶手段が必要と
なり、回路規模が大きくなって、演算回路の負担も大き
くなるという問題がある。
報に開示された装置では、同一フレームにおいてフリッ
カー成分が垂直方向に沿って正弦波状に変動する画像信
号のフリッカー成分を除去することはできるけれども、
垂直強度分布を記憶するために複数の記憶手段が必要と
なり、回路規模が大きくなって、演算回路の負担も大き
くなるという問題がある。
【0020】本発明は係る問題を解決するためのもので
あり、その目的は、簡単な構成によって、垂直方向に沿
って変動する画像信号のフリッカー成分を除去すること
ができる輝度レベル検査装置を提供することにある。
あり、その目的は、簡単な構成によって、垂直方向に沿
って変動する画像信号のフリッカー成分を除去すること
ができる輝度レベル検査装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輝度レベル
検査装置は、カメラモジュールによって撮像された所定
の画像から垂直方向に沿った垂直方向1ラインを抽出す
る垂直ライン抽出手段と、該垂直方向1ライン上におい
て輝度レベルが最大となる位置を示す最大輝度レベル位
置を検出する最大輝度レベル位置検出手段と、該最大輝
度レベル位置と水平方向に交差する水平方向1ラインを
該画像から抽出する水平ライン抽出手段と、該水平方向
1ライン上の画像を表示するための画像データに基づい
て該画像の輝度レベルを検査する輝度レベル検査手段と
を具備することを特徴とし、そのことにより上記目的が
達成される。
検査装置は、カメラモジュールによって撮像された所定
の画像から垂直方向に沿った垂直方向1ラインを抽出す
る垂直ライン抽出手段と、該垂直方向1ライン上におい
て輝度レベルが最大となる位置を示す最大輝度レベル位
置を検出する最大輝度レベル位置検出手段と、該最大輝
度レベル位置と水平方向に交差する水平方向1ラインを
該画像から抽出する水平ライン抽出手段と、該水平方向
1ライン上の画像を表示するための画像データに基づい
て該画像の輝度レベルを検査する輝度レベル検査手段と
を具備することを特徴とし、そのことにより上記目的が
達成される。
【0022】前記カメラモジュールによって撮像された
所定の画像は、黒色領域と灰色領域と白色領域とを有す
るテストチャートを光源をバックライトとする表示装置
の表示部に表示された画像であってもよい。
所定の画像は、黒色領域と灰色領域と白色領域とを有す
るテストチャートを光源をバックライトとする表示装置
の表示部に表示された画像であってもよい。
【0023】前記垂直ライン抽出手段によって抽出され
た前記垂直方向1ラインは、前記表示装置の表示部に表
示されたテストチャートの前記白色領域と交差するよう
になっており、前記最大輝度レベル位置検出手段は、該
白色領域上において前記最大輝度レベル位置を検出して
もよい。
た前記垂直方向1ラインは、前記表示装置の表示部に表
示されたテストチャートの前記白色領域と交差するよう
になっており、前記最大輝度レベル位置検出手段は、該
白色領域上において前記最大輝度レベル位置を検出して
もよい。
【0024】前記カメラモジュールは、MOS型撮像素
子を有していてもよい。
子を有していてもよい。
【0025】前記カメラモジュールによって撮像された
前記画像を表示するための画像データを蓄積する画像メ
モリをさらに具備していてもよい。
前記画像を表示するための画像データを蓄積する画像メ
モリをさらに具備していてもよい。
【0026】前記垂直ライン抽出手段によって抽出され
た前記垂直方向1ラインに対してシェーディング補正を
行うシェーディング補正手段をさらに具備しており、前
記最大輝度レベル位置検出手段は、該シェーディング補
正手段によって該シェーディング補正が行われた垂直方
向1ライン上において前記最大輝度レベル位置を検出し
てもよい。
た前記垂直方向1ラインに対してシェーディング補正を
行うシェーディング補正手段をさらに具備しており、前
記最大輝度レベル位置検出手段は、該シェーディング補
正手段によって該シェーディング補正が行われた垂直方
向1ライン上において前記最大輝度レベル位置を検出し
てもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る輝度レベル検査装置1の模式ブロック図である。輝度
レベル検査装置1は、カメラモジュール50によって撮
像された画像の輝度を検査する。輝度レベル検査装置1
においては、一様な照度および色温度によって面発光す
る光源(図示せず)ををバックライトとして表示部12
にテストチャート13が表示される。テストチャート1
3は、黒色が表示される黒色領域と灰色が表示される灰
色領域と白色が表示される白色領域とを有しており、テ
ストチャート13を撮像すると、少なくとも黒(低
域)、灰(中域)および白(高域)の輝度レベルを得る
ことができる。検査の対象となるカメラモジュール50
は、テストチャート13を撮像することができる位置に
配置されている。
る輝度レベル検査装置1の模式ブロック図である。輝度
レベル検査装置1は、カメラモジュール50によって撮
像された画像の輝度を検査する。輝度レベル検査装置1
においては、一様な照度および色温度によって面発光す
る光源(図示せず)ををバックライトとして表示部12
にテストチャート13が表示される。テストチャート1
3は、黒色が表示される黒色領域と灰色が表示される灰
色領域と白色が表示される白色領域とを有しており、テ
ストチャート13を撮像すると、少なくとも黒(低
域)、灰(中域)および白(高域)の輝度レベルを得る
ことができる。検査の対象となるカメラモジュール50
は、テストチャート13を撮像することができる位置に
配置されている。
【0028】輝度レベル検査装置1は、画像メモリ14
を備えている。画像メモリ14は、カメラモジュール5
0によって撮像されたテストチャート13の画像を表示
するための画像データを格納する。輝度レベル検査装置
1には、演算回路15が設けられている。演算回路15
は、カメラモジュール50が撮像すべき画像における輝
度レベルの撮像基準となる撮像基準値を保持し、カメラ
モジュール50へ撮像基準値を送信する。画像メモリ1
4と演算回路15とは、I/Oボードを有する市販のパ
ーソナルコンピュータによって構成することができるた
めに、容易に実現することができる。
を備えている。画像メモリ14は、カメラモジュール5
0によって撮像されたテストチャート13の画像を表示
するための画像データを格納する。輝度レベル検査装置
1には、演算回路15が設けられている。演算回路15
は、カメラモジュール50が撮像すべき画像における輝
度レベルの撮像基準となる撮像基準値を保持し、カメラ
モジュール50へ撮像基準値を送信する。画像メモリ1
4と演算回路15とは、I/Oボードを有する市販のパ
ーソナルコンピュータによって構成することができるた
めに、容易に実現することができる。
【0029】図2は、検査の対象となるカメラモジュー
ル50のブロック図である。カメラモジュール50は、
MOS型撮像素子52にレンズ51を一体化したレンズ
一体型固体撮像素子を備えている。MOS型撮像素子5
2には、信号処理回路53が接続されている。信号処理
回路53は、MOS型撮像素子52によって撮像された
画像を表す画像信号を画像データに変換する。
ル50のブロック図である。カメラモジュール50は、
MOS型撮像素子52にレンズ51を一体化したレンズ
一体型固体撮像素子を備えている。MOS型撮像素子5
2には、信号処理回路53が接続されている。信号処理
回路53は、MOS型撮像素子52によって撮像された
画像を表す画像信号を画像データに変換する。
【0030】演算回路15は、垂直ライン抽出部16を
備えている。垂直ライン抽出部16は、画像メモリ14
に格納された画像データから垂直方向に沿った垂直方向
1ラインを抽出して、シェーディング補正部17へ出力
する。シェーディング補正部17は、垂直ライン抽出部
16によって抽出された垂直方向1ラインに対してシェ
ーディング補正を行い、シェーディング補正された垂直
方向1ラインを最大輝度レベル位置検出部18へ出力す
る。最大輝度レベル位置検出部18は、シェーディング
補正部17によってシェーディング補正された垂直方向
1ラインにおいて輝度レベルが最大となる位置を示す最
大輝度レベル位置を検出し、水平ライン抽出部19へ出
力する。
備えている。垂直ライン抽出部16は、画像メモリ14
に格納された画像データから垂直方向に沿った垂直方向
1ラインを抽出して、シェーディング補正部17へ出力
する。シェーディング補正部17は、垂直ライン抽出部
16によって抽出された垂直方向1ラインに対してシェ
ーディング補正を行い、シェーディング補正された垂直
方向1ラインを最大輝度レベル位置検出部18へ出力す
る。最大輝度レベル位置検出部18は、シェーディング
補正部17によってシェーディング補正された垂直方向
1ラインにおいて輝度レベルが最大となる位置を示す最
大輝度レベル位置を検出し、水平ライン抽出部19へ出
力する。
【0031】水平ライン抽出部19は、最大輝度レベル
位置検出部18によって検出された最大輝度レベル位置
に対して水平方向に交差する水平方向1ラインを画像か
ら抽出する。輝度レベル検査部20は、水平ライン抽出
部19によって抽出された水平方向1ライン上の画像デ
ータに基づいて輝度レベルを検査する。
位置検出部18によって検出された最大輝度レベル位置
に対して水平方向に交差する水平方向1ラインを画像か
ら抽出する。輝度レベル検査部20は、水平ライン抽出
部19によって抽出された水平方向1ライン上の画像デ
ータに基づいて輝度レベルを検査する。
【0032】図3は、カメラモジュール50によって撮
像されるテストチャート13を示している。テストチャ
ート13の画像は、3行×3列の9つのマトリックス状
の領域を有している。左下および右上の領域には、黒色
が表示される黒色領域21がそれぞれ配置されている。
左上、右下および真中の領域には、白色が表示される白
色領域23がそれぞれ配置されている。真中の白色領域
23に水平方向および垂直方向にそれぞれ隣接する4つ
の領域には、灰色が表示される灰色領域22がそれぞれ
配置されている。
像されるテストチャート13を示している。テストチャ
ート13の画像は、3行×3列の9つのマトリックス状
の領域を有している。左下および右上の領域には、黒色
が表示される黒色領域21がそれぞれ配置されている。
左上、右下および真中の領域には、白色が表示される白
色領域23がそれぞれ配置されている。真中の白色領域
23に水平方向および垂直方向にそれぞれ隣接する4つ
の領域には、灰色が表示される灰色領域22がそれぞれ
配置されている。
【0033】図4は、実施の形態に係る輝度レベル検査
方法の手順を示すフローチャートである。検査対象であ
るカメラモジュール50に電源が投入されると、演算回
路15は、予め他のカメラモジュールによって輝度レベ
ルを調整して得られた撮像基準値をカメラモジュール5
0に設けられた信号処理回路53へ送信する。信号処理
回路53は、送信された撮像基準値に基づいてMOS型
撮像素子52によって撮像されたテストチャート13の
画像を表示するための画像信号を、画像データに変換
し、画像メモリ14へ格納するとともに演算回路15に
出力する(図3のステップS1参照、以下同様)。
方法の手順を示すフローチャートである。検査対象であ
るカメラモジュール50に電源が投入されると、演算回
路15は、予め他のカメラモジュールによって輝度レベ
ルを調整して得られた撮像基準値をカメラモジュール5
0に設けられた信号処理回路53へ送信する。信号処理
回路53は、送信された撮像基準値に基づいてMOS型
撮像素子52によって撮像されたテストチャート13の
画像を表示するための画像信号を、画像データに変換
し、画像メモリ14へ格納するとともに演算回路15に
出力する(図3のステップS1参照、以下同様)。
【0034】演算回路15は、テストチャート13の画
像が入力されると、垂直ライン抽出部16によって、垂
直方向に沿った垂直方向1ライン24を抽出する(ステ
ップS2)。抽出される垂直方向1ライン24は、右下
に配置された白色領域23と交差している。
像が入力されると、垂直ライン抽出部16によって、垂
直方向に沿った垂直方向1ライン24を抽出する(ステ
ップS2)。抽出される垂直方向1ライン24は、右下
に配置された白色領域23と交差している。
【0035】次に、シェーディング補正部17は、垂直
ライン抽出部16によって抽出された垂直方向1ライン
24に対してシェーディング補正を行う(ステップS
3)。以下シェーディング補正を説明する。図5は、均
一な面光源を撮像した画像の説明図であり、図6は、図
5に示す均一な面光源を撮像した画像の輝度レベルを示
すグラフである。図5には、均一な面光源を撮像した画
像の略中央を水平方向に沿って横切る水平方向1ライン
25Aが示されている。図6には、図5に示す水平方向
1ライン25Aに沿って測定された輝度レベルが示され
ている。カメラモジュール50に設けられたレンズ51
は球面であるために、その光軸に対して直交する撮像面
においては、レンズ51の周縁部における集光量は、レ
ンズ51の中心部における集光量よりも少ない。このた
め、図6に示すように、水平方向1ライン25Aに沿っ
て測定された輝度レベルにおいては、レンズ51の周縁
部に相当する水平方向1ライン25Aの両端部に近づく
に従って輝度レベルが低下する。シェーディング補正
は、このような輝度レベルの低下を補正する。
ライン抽出部16によって抽出された垂直方向1ライン
24に対してシェーディング補正を行う(ステップS
3)。以下シェーディング補正を説明する。図5は、均
一な面光源を撮像した画像の説明図であり、図6は、図
5に示す均一な面光源を撮像した画像の輝度レベルを示
すグラフである。図5には、均一な面光源を撮像した画
像の略中央を水平方向に沿って横切る水平方向1ライン
25Aが示されている。図6には、図5に示す水平方向
1ライン25Aに沿って測定された輝度レベルが示され
ている。カメラモジュール50に設けられたレンズ51
は球面であるために、その光軸に対して直交する撮像面
においては、レンズ51の周縁部における集光量は、レ
ンズ51の中心部における集光量よりも少ない。このた
め、図6に示すように、水平方向1ライン25Aに沿っ
て測定された輝度レベルにおいては、レンズ51の周縁
部に相当する水平方向1ライン25Aの両端部に近づく
に従って輝度レベルが低下する。シェーディング補正
は、このような輝度レベルの低下を補正する。
【0036】図7は、シェーディング補正の原理を説明
する図である。シェーディング補正とは、下記の(式
1)に示すように、すべての水平方向位置33(xi)
における輝度レベル34(yi)が最大輝度レベル35
(yp)になるように、各水平方向位置33(xi)に
おける輝度レベル34(yi)に係数kiを乗算する補
正である。
する図である。シェーディング補正とは、下記の(式
1)に示すように、すべての水平方向位置33(xi)
における輝度レベル34(yi)が最大輝度レベル35
(yp)になるように、各水平方向位置33(xi)に
おける輝度レベル34(yi)に係数kiを乗算する補
正である。
【0037】yp=ki×yi …(式1)
係数kiは、以下のようにして求める。まず、図5に示
す水平方向1ライン25Aに沿って図6に示す輝度レベ
ルを測定する。次に、測定した輝度レベルの近似曲線を
表す下記の(式2)を最小2乗法によって求め、図7に
示す近似曲線36を得る。そして、近似曲線36を表す
(式2)から(式3)を導出することにより、最大輝度
レベル35(yp)を導出する(式4)を得る。
す水平方向1ライン25Aに沿って図6に示す輝度レベ
ルを測定する。次に、測定した輝度レベルの近似曲線を
表す下記の(式2)を最小2乗法によって求め、図7に
示す近似曲線36を得る。そして、近似曲線36を表す
(式2)から(式3)を導出することにより、最大輝度
レベル35(yp)を導出する(式4)を得る。
【0038】
yi=a(xi)2+bxi+c …(式2)
=a(xi−(b2/2a))+c−b2/4a …(式3)
yp=c−b2/4a …(式4)
次に、すべての水平方向位置33(xi)における輝度
レベル34(yi)を(式2)によって求め、(式4)
によって得られた最大輝度レベル35(yp)ととも
に、下記の(式5)に代入すると、係数kiを得ること
ができる。
レベル34(yi)を(式2)によって求め、(式4)
によって得られた最大輝度レベル35(yp)ととも
に、下記の(式5)に代入すると、係数kiを得ること
ができる。
【0039】
ki=yp/yi …(式5)
図8は、テストチャート13を撮像した画像を示してお
り、水平方向1ライン25Bが、黒色領域21、灰色領
域22および白色領域23を水平方向に沿って横切って
いる。
り、水平方向1ライン25Bが、黒色領域21、灰色領
域22および白色領域23を水平方向に沿って横切って
いる。
【0040】図9は、図8に示す水平方向1ライン25
Bに沿ったシェーディング補正前の輝度レベルを示すグ
ラフである。横軸は水平方向に沿った位置を示してお
り、縦軸は輝度レベルを示している。黒色領域21に対
応する低域輝度レベル領域30においては、左側の端部
に近づくに従って、輝度レベルがわずかに低下してい
る。白色領域23に対応する高域輝度レベル領域32に
おいては、右側の端部に近づくに従って、輝度レベルが
大きく低下している。灰色領域22に対応する中域輝度
レベル領域31においては、両端部に近づくに従って、
輝度レベルがわずかに低下している。このように、シェ
ーディング補正前においては、低域輝度レベル領域3
0、中域輝度レベル領域31および高域輝度レベル領域
32のいずれの領域においても、レンズの周縁部に相当
する水平方向1ライン25Bの両端に近づくに従って輝
度レベルが低下している。
Bに沿ったシェーディング補正前の輝度レベルを示すグ
ラフである。横軸は水平方向に沿った位置を示してお
り、縦軸は輝度レベルを示している。黒色領域21に対
応する低域輝度レベル領域30においては、左側の端部
に近づくに従って、輝度レベルがわずかに低下してい
る。白色領域23に対応する高域輝度レベル領域32に
おいては、右側の端部に近づくに従って、輝度レベルが
大きく低下している。灰色領域22に対応する中域輝度
レベル領域31においては、両端部に近づくに従って、
輝度レベルがわずかに低下している。このように、シェ
ーディング補正前においては、低域輝度レベル領域3
0、中域輝度レベル領域31および高域輝度レベル領域
32のいずれの領域においても、レンズの周縁部に相当
する水平方向1ライン25Bの両端に近づくに従って輝
度レベルが低下している。
【0041】図10は、図8に示す水平方向1ライン2
5Bに沿ったシェーディング補正後の輝度レベルを示す
グラフである。シェーディング補正の結果、低域輝度レ
ベル領域30、中域輝度レベル領域31および高域輝度
レベル領域32のいずれの領域においても輝度レベルは
低下することなく一定になっている。
5Bに沿ったシェーディング補正後の輝度レベルを示す
グラフである。シェーディング補正の結果、低域輝度レ
ベル領域30、中域輝度レベル領域31および高域輝度
レベル領域32のいずれの領域においても輝度レベルは
低下することなく一定になっている。
【0042】水平方向1ラインに沿ったシェーディング
補正の例を説明したが、図4に示す垂直方向1ライン2
4に対しても、同様の手法によりシェーディング補正を
行うことができる。
補正の例を説明したが、図4に示す垂直方向1ライン2
4に対しても、同様の手法によりシェーディング補正を
行うことができる。
【0043】図11は、図4に示す垂直方向1ライン2
4に沿ってシェーディング補正をした後の輝度レベルを
示すグラフである。シェーディング補正の結果、端部に
向って輝度レベルが低下する状態は補正されているが、
カメラモジュール50に設けられたMOS型撮像素子5
2の露光タイミングの周期が光源5の点滅周期と異なる
ために発生したフリッカーによって、輝度レベルが垂直
方向に沿って正弦波状に変動している状態が示されてい
る。カメラモジュール50が使用されるシステムによっ
て、MOS型撮像素子52の露光タイミングの周期(画
像フレーム周波数)はさまざまであるために、光源5の
点滅周期と合致しない場合が多く、このようなフリッカ
ーが発生する。カメラモジュール50のシャッタースピ
ードが速くなり、露光タイミングの周期TR1が短くな
るほど、輝度レベルにおける垂直方向に沿った正弦波状
の変動の振幅は大きくなり、輝度レベルはさらに不安定
になる。
4に沿ってシェーディング補正をした後の輝度レベルを
示すグラフである。シェーディング補正の結果、端部に
向って輝度レベルが低下する状態は補正されているが、
カメラモジュール50に設けられたMOS型撮像素子5
2の露光タイミングの周期が光源5の点滅周期と異なる
ために発生したフリッカーによって、輝度レベルが垂直
方向に沿って正弦波状に変動している状態が示されてい
る。カメラモジュール50が使用されるシステムによっ
て、MOS型撮像素子52の露光タイミングの周期(画
像フレーム周波数)はさまざまであるために、光源5の
点滅周期と合致しない場合が多く、このようなフリッカ
ーが発生する。カメラモジュール50のシャッタースピ
ードが速くなり、露光タイミングの周期TR1が短くな
るほど、輝度レベルにおける垂直方向に沿った正弦波状
の変動の振幅は大きくなり、輝度レベルはさらに不安定
になる。
【0044】このようにフリッカーによって輝度レベル
が変動していると、図12に示すように、任意の位置に
おける水平方向1ラインに沿って測定した輝度レベルも
変動するために、安定した検査結果を得ることができな
い。
が変動していると、図12に示すように、任意の位置に
おける水平方向1ラインに沿って測定した輝度レベルも
変動するために、安定した検査結果を得ることができな
い。
【0045】このために、演算回路15では、シェーデ
ィング補正部17によってシェーディング補正が行われ
ると、最大輝度レベル位置検出部18によって、垂直方
向1ライン24におけるサーチ開始位置26からサーチ
終了位置27までの範囲において、輝度レベルが最大と
なる位置を示す最大輝度レベル位置29を検出する(ス
テップS4)。サーチ開始位置26およびサーチ終了位
置27は、図11に示すように、輝度レベルの変動幅が
低域輝度レベル領域30および中域輝度レベル領域32
よりも大きいためにフリッカーを検知することが容易な
高域輝度レベル領域32において設定する。
ィング補正部17によってシェーディング補正が行われ
ると、最大輝度レベル位置検出部18によって、垂直方
向1ライン24におけるサーチ開始位置26からサーチ
終了位置27までの範囲において、輝度レベルが最大と
なる位置を示す最大輝度レベル位置29を検出する(ス
テップS4)。サーチ開始位置26およびサーチ終了位
置27は、図11に示すように、輝度レベルの変動幅が
低域輝度レベル領域30および中域輝度レベル領域32
よりも大きいためにフリッカーを検知することが容易な
高域輝度レベル領域32において設定する。
【0046】次に、水平ライン抽出部19によって、最
大輝度レベル位置29と水平方向に交差する水平方向1
ライン25を画像から抽出する(ステップS5)。水平
ライン抽出部19によって最大輝度レベル位置29が抽
出されると、シェーディング補正部17は、水平ライン
抽出部19によって抽出された水平方向1ライン25に
対して、前述したシェーディング補正を実行する(ステ
ップS6)。
大輝度レベル位置29と水平方向に交差する水平方向1
ライン25を画像から抽出する(ステップS5)。水平
ライン抽出部19によって最大輝度レベル位置29が抽
出されると、シェーディング補正部17は、水平ライン
抽出部19によって抽出された水平方向1ライン25に
対して、前述したシェーディング補正を実行する(ステ
ップS6)。
【0047】図13は、シェーディング補正を実行した
後の水平方向1ライン25に沿った輝度レベルを示すグ
ラフである。シェーディング補正部17によって水平方
向1ライン25に沿った輝度レベルが得られると、輝度
レベル検査部20は、予め定められた低域分割輝度レベ
ル37と高域分割輝度レベル38とによって低域輝度範
囲39、中域輝度範囲40および高域輝度範囲41に、
輝度レベルを分割する(ステップS7)。低域輝度範囲
39に存在する輝度レベルは、低域輝度レベル領域30
における輝度レベルに相当し、中域輝度範囲40に存在
する輝度レベルは、中域輝度レベル領域31における輝
度レベルに相当し、高域輝度範囲41に存在する輝度レ
ベルは、高域輝度レベル領域32における輝度レベルに
相当する。
後の水平方向1ライン25に沿った輝度レベルを示すグ
ラフである。シェーディング補正部17によって水平方
向1ライン25に沿った輝度レベルが得られると、輝度
レベル検査部20は、予め定められた低域分割輝度レベ
ル37と高域分割輝度レベル38とによって低域輝度範
囲39、中域輝度範囲40および高域輝度範囲41に、
輝度レベルを分割する(ステップS7)。低域輝度範囲
39に存在する輝度レベルは、低域輝度レベル領域30
における輝度レベルに相当し、中域輝度範囲40に存在
する輝度レベルは、中域輝度レベル領域31における輝
度レベルに相当し、高域輝度範囲41に存在する輝度レ
ベルは、高域輝度レベル領域32における輝度レベルに
相当する。
【0048】検査の基準となる予め設定された輝度レベ
ルは、中域輝度範囲40(中域成分)においては50I
REであり、信号処理回路4の出力のバラツキをプラス
マイナス10IREとすると、予め設定された輝度レベ
ルの範囲は、40IRE以上60IRE未満である。高
域輝度範囲41における予め設定された輝度レベルの範
囲は、60IRE以上であり、低域輝度範囲39におい
ては、40IRE未満とする。
ルは、中域輝度範囲40(中域成分)においては50I
REであり、信号処理回路4の出力のバラツキをプラス
マイナス10IREとすると、予め設定された輝度レベ
ルの範囲は、40IRE以上60IRE未満である。高
域輝度範囲41における予め設定された輝度レベルの範
囲は、60IRE以上であり、低域輝度範囲39におい
ては、40IRE未満とする。
【0049】次に、輝度レベル検査部20は、低域輝度
範囲39、中域輝度範囲40および高域輝度範囲41ご
とに輝度レベルの中間値を算出し、評価値とする(ステ
ップS8)。中間値を算出することによって、各輝度範
囲に存在する輝度レベルに含まれるノイズ成分を緩和す
ることができる。ノイズ成分には、カメラモジュール5
0に設けられたMOS型撮像素子52において発生する
固定パターンノイズと信号処理回路53において発生す
る好ましくないノイズとが含まれる。
範囲39、中域輝度範囲40および高域輝度範囲41ご
とに輝度レベルの中間値を算出し、評価値とする(ステ
ップS8)。中間値を算出することによって、各輝度範
囲に存在する輝度レベルに含まれるノイズ成分を緩和す
ることができる。ノイズ成分には、カメラモジュール5
0に設けられたMOS型撮像素子52において発生する
固定パターンノイズと信号処理回路53において発生す
る好ましくないノイズとが含まれる。
【0050】そして、輝度レベル検査部20は、ステッ
プS8において算出した各評価値が、予め設定された輝
度レベルの範囲内であるか否かを判定する(ステップS
9)。低域輝度範囲39における輝度レベルの評価値
は、40IRE未満であれば良品とし、中域輝度範囲4
0における輝度レベルの評価値は、40IRE以上60
IRE未満であれば良品とし、高域輝度範囲41におけ
る輝度レベルの評価値は、60IRE以上であれば良品
とする。
プS8において算出した各評価値が、予め設定された輝
度レベルの範囲内であるか否かを判定する(ステップS
9)。低域輝度範囲39における輝度レベルの評価値
は、40IRE未満であれば良品とし、中域輝度範囲4
0における輝度レベルの評価値は、40IRE以上60
IRE未満であれば良品とし、高域輝度範囲41におけ
る輝度レベルの評価値は、60IRE以上であれば良品
とする。
【0051】その後、カメラモジュール50の電源を切
り、検査対象であるカメラモジュール50を輝度レベル
検査装置1から取り外して、輝度レベル検査を終了す
る。
り、検査対象であるカメラモジュール50を輝度レベル
検査装置1から取り外して、輝度レベル検査を終了す
る。
【0052】図14は、比較例に係る輝度レベル検査方
法のフローチャートである。図3を参照して前述した実
施の形態に係る輝度レベル検査方法のフローチャートの
構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して
いる。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
法のフローチャートである。図3を参照して前述した実
施の形態に係る輝度レベル検査方法のフローチャートの
構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して
いる。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0053】図3に示す輝度レベル検査方法のフローチ
ャートと異なる点は、S2〜S5の替わりに、任意の水
平方向1ラインを抽出するステップ(ステップS10)
を包含している点である。任意の水平方向1ラインを抽
出して、輝度レベルを測定すると、図12を参照して前
述したように、フリッカーによって輝度レベルが変動す
るために、安定した検査結果を得ることができない。
ャートと異なる点は、S2〜S5の替わりに、任意の水
平方向1ラインを抽出するステップ(ステップS10)
を包含している点である。任意の水平方向1ラインを抽
出して、輝度レベルを測定すると、図12を参照して前
述したように、フリッカーによって輝度レベルが変動す
るために、安定した検査結果を得ることができない。
【0054】これに対して本実施の形態によれば、垂直
ライン抽出部16によって抽出された垂直方向1ライン
24において輝度レベルが最大となる位置を示す最大輝
度レベル位置29を検出し、最大輝度レベル位置29に
対して直交する水平方向1ライン25に沿って輝度レベ
ルを検査するので、垂直方向に沿って変動する輝度レベ
ルのうち、常に、最大の輝度レベルを有する位置におい
て、輝度レベルを検査することができる。従って、垂直
方向に沿って変動する画像信号のフリッカー成分を除去
することができる。その結果、安定した検査結果を得る
ことができる。
ライン抽出部16によって抽出された垂直方向1ライン
24において輝度レベルが最大となる位置を示す最大輝
度レベル位置29を検出し、最大輝度レベル位置29に
対して直交する水平方向1ライン25に沿って輝度レベ
ルを検査するので、垂直方向に沿って変動する輝度レベ
ルのうち、常に、最大の輝度レベルを有する位置におい
て、輝度レベルを検査することができる。従って、垂直
方向に沿って変動する画像信号のフリッカー成分を除去
することができる。その結果、安定した検査結果を得る
ことができる。
【0055】また、従来技術の構成のように垂直強度分
布を記憶するために複数の記憶手段が必要となることが
ないので、簡単な構成によって、垂直方向に沿って変動
する画像信号のフリッカー成分を除去することができ
る。
布を記憶するために複数の記憶手段が必要となることが
ないので、簡単な構成によって、垂直方向に沿って変動
する画像信号のフリッカー成分を除去することができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
成によって、垂直方向に沿って変動する画像信号のフリ
ッカー成分を除去することができる輝度レベル検査装置
を提供することができる。
成によって、垂直方向に沿って変動する画像信号のフリ
ッカー成分を除去することができる輝度レベル検査装置
を提供することができる。
【図1】実施の形態に係る輝度レベル検査装置の模式ブ
ロック図
ロック図
【図2】実施の形態に係る輝度レベル検査装置が検査す
るカメラモジュールのブロック図
るカメラモジュールのブロック図
【図3】実施の形態に係るカメラモジュールによって撮
像されたテストチャートの画像の説明図
像されたテストチャートの画像の説明図
【図4】実施の形態に係る輝度レベル検査方法の手順を
示すフローチャート
示すフローチャート
【図5】実施の形態に係る均一な面光源を撮像した画像
の説明図
の説明図
【図6】図5に示す均一な面光源を撮像した画像の輝度
レベルを示すグラフ
レベルを示すグラフ
【図7】実施の形態に係るシェーディング補正の原理を
説明する図
説明する図
【図8】実施の形態に係るシェーディング補正を行うテ
ストチャートの画像の説明図
ストチャートの画像の説明図
【図9】実施の形態に係るシェーディング補正前の輝度
レベルを示すグラフ
レベルを示すグラフ
【図10】実施の形態に係るシェーディング補正後の輝
度レベルを示すグラフ
度レベルを示すグラフ
【図11】実施の形態に係る垂直方向1ラインの輝度レ
ベルを示すグラフ
ベルを示すグラフ
【図12】フリッカーが発生した画像の水平方向1ライ
ン上の輝度レベルを示すグラフ
ン上の輝度レベルを示すグラフ
【図13】実施の形態に係る最大輝度レベル位置と水平
方向に交差する水平方向1ラインの輝度レベルを示すグ
ラフ
方向に交差する水平方向1ラインの輝度レベルを示すグ
ラフ
【図14】比較例に係る輝度レベル検査方法の手順を示
すフローチャート
すフローチャート
【図15】従来の輝度レベル検査装置の模式ブロック図
【図16】(a)点滅光源の発光量の時間的変化を示す
タイミングチャート (b)撮像素子の露光タイミングを示すタイミングチャ
ート (c)得られる光量の時間的変化を示すタイミングチャ
ート (d)撮像素子が撮像した光を光電変換した信号の時間
的変化を示すタイミングチャート
タイミングチャート (b)撮像素子の露光タイミングを示すタイミングチャ
ート (c)得られる光量の時間的変化を示すタイミングチャ
ート (d)撮像素子が撮像した光を光電変換した信号の時間
的変化を示すタイミングチャート
【図17】従来のフリッカー補正装置のブロック図
1 輝度レベル検査装置
11 光源
12 表示部
13 テストチャート
14 画像メモリ
16 垂直ライン抽出部
17 シェーディング補正部
18 最大輝度レベル位置検出部
19 水平ライン抽出部
20 輝度レベル検査部
21 黒色領域
22 灰色領域
23 白色領域
24 垂直方向1ライン
29 最大輝度レベル位置
25 水平方向1ライン
50 カメラモジュール
52 MOS型撮像素子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C022 AB51 AC42 AC69
5C054 AA01 CC02 EA01 EA05 ED07
EJ03 FC03 HA05
5C061 BB03 BB15 BB20
5C077 LL04 PP08 PP43 PP47 PQ12
TT09
Claims (6)
- 【請求項1】 カメラモジュールによって撮像された所
定の画像から垂直方向に沿った垂直方向1ラインを抽出
する垂直ライン抽出手段と、 該垂直方向1ライン上において輝度レベルが最大となる
位置を示す最大輝度レベル位置を検出する最大輝度レベ
ル位置検出手段と、 該最大輝度レベル位置と水平方向に交差する水平方向1
ラインを該画像から抽出する水平ライン抽出手段と、 該水平方向1ライン上の画像を表示するための画像デー
タに基づいて該画像の輝度レベルを検査する輝度レベル
検査手段とを具備することを特徴とする輝度レベル検査
装置。 - 【請求項2】 前記カメラモジュールによって撮像され
た所定の画像は、黒色領域と灰色領域と白色領域とを有
するテストチャートを光源をバックライトとする表示装
置の表示部に表示された画像である、請求項1記載の輝
度レベル検査装置。 - 【請求項3】 前記垂直ライン抽出手段によって抽出さ
れた前記垂直方向1ラインは、前記表示装置の表示部に
表示されたテストチャートの前記白色領域と交差するよ
うになっており、 前記最大輝度レベル位置検出手段は、該白色領域上にお
いて前記最大輝度レベル位置を検出する、請求項2記載
の輝度レベル検査装置。 - 【請求項4】 前記カメラモジュールは、MOS型撮像
素子を有している、請求項1記載の輝度レベル検査装
置。 - 【請求項5】 前記カメラモジュールによって撮像され
た前記画像を表示するための画像データを蓄積する画像
メモリをさらに具備する、請求項1記載の輝度レベル検
査装置。 - 【請求項6】 前記垂直ライン抽出手段によって抽出さ
れた前記垂直方向1ラインに対してシェーディング補正
を行うシェーディング補正手段をさらに具備しており、 前記最大輝度レベル位置検出手段は、該シェーディング
補正手段によって該シェーディング補正が行われた垂直
方向1ライン上において前記最大輝度レベル位置を検出
する、請求項1記載の輝度レベル検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379117A JP2003179949A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 輝度レベル検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379117A JP2003179949A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 輝度レベル検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003179949A true JP2003179949A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19186622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379117A Withdrawn JP2003179949A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 輝度レベル検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003179949A (ja) |
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-
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- 2001-12-12 JP JP2001379117A patent/JP2003179949A/ja not_active Withdrawn
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