JP2003178948A - フォトレジスト膜形成方法 - Google Patents
フォトレジスト膜形成方法Info
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- JP2003178948A JP2003178948A JP2001376671A JP2001376671A JP2003178948A JP 2003178948 A JP2003178948 A JP 2003178948A JP 2001376671 A JP2001376671 A JP 2001376671A JP 2001376671 A JP2001376671 A JP 2001376671A JP 2003178948 A JP2003178948 A JP 2003178948A
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- photoresist
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フォトレジスト膜を、均一で、厚い膜厚で、且
つ、低コストで形成できるフォトレジスト膜形成方法を
提供する。 【解決手段】スキージー6とスキージー用のマスク1を
用いて開口部4の半導体ウエハ2全面に同じ厚みにフォ
トレジスト液5を均一に伸ばすことで、膜厚の厚い、均
一なフォトレジト膜7を半導体ウエハ2の低コストで形
成することができる。
つ、低コストで形成できるフォトレジスト膜形成方法を
提供する。 【解決手段】スキージー6とスキージー用のマスク1を
用いて開口部4の半導体ウエハ2全面に同じ厚みにフォ
トレジスト液5を均一に伸ばすことで、膜厚の厚い、均
一なフォトレジト膜7を半導体ウエハ2の低コストで形
成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ上
を被覆するフォトレジスト膜を厚く形成する方法に関す
る。
を被覆するフォトレジスト膜を厚く形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ上に任意のパターンを形成
し加工を行う場合に使用されるフォトレジスト膜は、レ
ジストの粘度を調整したり、また回転塗布法で形成する
場合はその回転数を調整したりして所定の膜厚になるよ
うにしている。図6は、従来のフォトレジスト膜形成方
法であり、同図(a)から同図(d)は工程順に示した
要部工程断面図である。
し加工を行う場合に使用されるフォトレジスト膜は、レ
ジストの粘度を調整したり、また回転塗布法で形成する
場合はその回転数を調整したりして所定の膜厚になるよ
うにしている。図6は、従来のフォトレジスト膜形成方
法であり、同図(a)から同図(d)は工程順に示した
要部工程断面図である。
【0003】先ず、支持台101上に半導体ウエハ10
2をセットする(同図(a))。つぎに、フォトレジス
ト液103を滴下し、支持台101を回転させる(同図
(b))。この回転で、フォトレジスト液103は半導
体ウエハ102の外周部へ遠心力で伸びて行き、側壁b
にもフォトレジスト液103が付着する(同図
(c))。つぎに、加熱して、フォトレジスト液103
をキュアしてフォトレジスト膜104とする(同図
(d))。このように、回転塗布法では、半導体ウエハ
102の最外周a、側壁b、裏面cには、その後の工程
で使用される装置の搬送時にパーティクルになる可能性
があるフォトレジスト膜104が付着している場合が多
く、通常は 半導体ウエハ102の表面の外周部aや側
壁bに対しては、サイドリンス、半導体ウエハ102の
裏面cに対してはバックリンスと呼ばれる有機溶剤で、
フォトレジスト膜104の除去を行っている。
2をセットする(同図(a))。つぎに、フォトレジス
ト液103を滴下し、支持台101を回転させる(同図
(b))。この回転で、フォトレジスト液103は半導
体ウエハ102の外周部へ遠心力で伸びて行き、側壁b
にもフォトレジスト液103が付着する(同図
(c))。つぎに、加熱して、フォトレジスト液103
をキュアしてフォトレジスト膜104とする(同図
(d))。このように、回転塗布法では、半導体ウエハ
102の最外周a、側壁b、裏面cには、その後の工程
で使用される装置の搬送時にパーティクルになる可能性
があるフォトレジスト膜104が付着している場合が多
く、通常は 半導体ウエハ102の表面の外周部aや側
壁bに対しては、サイドリンス、半導体ウエハ102の
裏面cに対してはバックリンスと呼ばれる有機溶剤で、
フォトレジスト膜104の除去を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、図7に示すよう
な、集積回路が形成された半導体装置の小型化を狙いと
して、半導体チップ201を樹脂203でモールドし、
半導体チップ201上に形成されたパッド部202に樹
脂203と同一の厚さ(数十μmから100μm程度)
の溝を形成し、この溝の途中まで、数十μm程度の高さ
Fの金属柱204を金属メッキで形成し、この金属柱2
04が露出するまで樹脂203を削除し、この露出した
金属柱204の表面にはんだボール205を形成して、
図示しないプリント基板の配線と、このはんだボール2
05とを接合する、CSP(Chip Size Pa
ckage)などを用いた半導体装置の開発が盛んに行
われている。
な、集積回路が形成された半導体装置の小型化を狙いと
して、半導体チップ201を樹脂203でモールドし、
半導体チップ201上に形成されたパッド部202に樹
脂203と同一の厚さ(数十μmから100μm程度)
の溝を形成し、この溝の途中まで、数十μm程度の高さ
Fの金属柱204を金属メッキで形成し、この金属柱2
04が露出するまで樹脂203を削除し、この露出した
金属柱204の表面にはんだボール205を形成して、
図示しないプリント基板の配線と、このはんだボール2
05とを接合する、CSP(Chip Size Pa
ckage)などを用いた半導体装置の開発が盛んに行
われている。
【0005】このCSPなどを用いた半導体装置を製造
するためには、前記したように、金属メッキ用のマスク
として、数十μmから100μm程度の厚いフォトレジ
スト膜が必要となる。前記した、回転塗布法で用いる塗
布装置は、フォトレジスト液の塗布部の排気を、半導体
ウエハ102の外周部aから行っているため、フォトレ
ジスト液103中に含まれている有機溶剤の揮発が、中
心部に比べて外周部aの方が早くなる。そのため、外周
部aのフォトレジスト液は粘性が高くなりさらに外側へ
の移動は起こりにくくなる。一方、中心部のフォトレジ
スト液の粘性はまだ高くなっていないので、外周部へ流
れて行き、その結果、中心部に比べて外周部の方が膜厚
が、点線dで示すように厚くなり、その比は中心部に比
べて外周部bの厚さは約1.4倍程度となる。
するためには、前記したように、金属メッキ用のマスク
として、数十μmから100μm程度の厚いフォトレジ
スト膜が必要となる。前記した、回転塗布法で用いる塗
布装置は、フォトレジスト液の塗布部の排気を、半導体
ウエハ102の外周部aから行っているため、フォトレ
ジスト液103中に含まれている有機溶剤の揮発が、中
心部に比べて外周部aの方が早くなる。そのため、外周
部aのフォトレジスト液は粘性が高くなりさらに外側へ
の移動は起こりにくくなる。一方、中心部のフォトレジ
スト液の粘性はまだ高くなっていないので、外周部へ流
れて行き、その結果、中心部に比べて外周部の方が膜厚
が、点線dで示すように厚くなり、その比は中心部に比
べて外周部bの厚さは約1.4倍程度となる。
【0006】数十μm程度の膜厚を必要とするような場
合には、通常の数μmの膜厚のフォトレジスト膜を形成
する場合と比べて、溶媒の量を極端に少なくし、粘度を
高くして、厚膜を達成しており、この場合はさらにその
倍率は大きくなる。そのために、外周部と中心部との膜
厚差は数μm〜数十μmにもなり、その後のサイドリン
スでも、外周部のフォトレジスト膜を完全に除去するこ
とが困難となる。
合には、通常の数μmの膜厚のフォトレジスト膜を形成
する場合と比べて、溶媒の量を極端に少なくし、粘度を
高くして、厚膜を達成しており、この場合はさらにその
倍率は大きくなる。そのために、外周部と中心部との膜
厚差は数μm〜数十μmにもなり、その後のサイドリン
スでも、外周部のフォトレジスト膜を完全に除去するこ
とが困難となる。
【0007】また、さらに、100μm程度と、極めて
厚いフォトレジスト膜を回転塗布法で形成することは一
層困難となる。この発明は、前記の課題を解決して、フ
ォトレジスト膜を、均一で、厚い膜厚で、且つ、低コス
トで形成できるフォトレジスト膜形成方法を提供するこ
とにある。
厚いフォトレジスト膜を回転塗布法で形成することは一
層困難となる。この発明は、前記の課題を解決して、フ
ォトレジスト膜を、均一で、厚い膜厚で、且つ、低コス
トで形成できるフォトレジスト膜形成方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、半導体ウエハ上に厚膜のフォトレジスト膜を形成
するフォトレジスト膜形成方法において、半導体ウエハ
の裏面を支持台に設置する工程と、外周端が前記半導体
ウエハの外周端より大きく、前記半導体ウエハの外周端
より小さな開口部を有する、所定の膜さの第1のマスク
を、前記半導体ウエハと密着させる工程と、該開口部内
の半導体ウエハ上に液状のフォトレジストを滴下する工
程と、前記開口部より長いスキージーを用いて、前記滴
下された液状のフォトレジストを前記開口部全域に前記
第1のマスクの厚みと同等の厚みに伸ばす工程と、該伸
ばされた液状のフォトレジストを加熱して固化し、フォ
トレジスト膜を形成する工程とを含む形成方法とする。
めに、半導体ウエハ上に厚膜のフォトレジスト膜を形成
するフォトレジスト膜形成方法において、半導体ウエハ
の裏面を支持台に設置する工程と、外周端が前記半導体
ウエハの外周端より大きく、前記半導体ウエハの外周端
より小さな開口部を有する、所定の膜さの第1のマスク
を、前記半導体ウエハと密着させる工程と、該開口部内
の半導体ウエハ上に液状のフォトレジストを滴下する工
程と、前記開口部より長いスキージーを用いて、前記滴
下された液状のフォトレジストを前記開口部全域に前記
第1のマスクの厚みと同等の厚みに伸ばす工程と、該伸
ばされた液状のフォトレジストを加熱して固化し、フォ
トレジスト膜を形成する工程とを含む形成方法とする。
【0009】また、前記第1のマスクの開口部内に、前
記半導体チップに形成されたパッド部を密着被覆する柱
と、該柱の上部が互いに接続体で接続される第3のマス
クを形成し、該第3のマスクと前記第1のマスクとを接
続し、該第3のマスクの柱の高さが、前記第1のマスク
の高さと同一面であるとよい。前記のようにすること
で、スキージーとマスクを用いて、半導体ウエハ上に厚
膜のフォトレジスト膜を均一に低コストで形成できる。
記半導体チップに形成されたパッド部を密着被覆する柱
と、該柱の上部が互いに接続体で接続される第3のマス
クを形成し、該第3のマスクと前記第1のマスクとを接
続し、該第3のマスクの柱の高さが、前記第1のマスク
の高さと同一面であるとよい。前記のようにすること
で、スキージーとマスクを用いて、半導体ウエハ上に厚
膜のフォトレジスト膜を均一に低コストで形成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1実施例の
レジスト膜形成方法を示す図で、同図(a)から同図
(d)は工程順に示した要部工程断面図である。同図
(a)において、半導体ウエハ2を支持台3にセット
し、中央部に開口部4を有する所定の膜厚のマスク1
を、半導体ウエハ2の外周部と真空密着させる。
レジスト膜形成方法を示す図で、同図(a)から同図
(d)は工程順に示した要部工程断面図である。同図
(a)において、半導体ウエハ2を支持台3にセット
し、中央部に開口部4を有する所定の膜厚のマスク1
を、半導体ウエハ2の外周部と真空密着させる。
【0011】同図(b)において、開口部4の半導体ウ
エハ2が露出した面に、フォトレジスト液5を滴下す
る。同図(c)において、滴下した粘度1000CPの
フォトレジスト液5を、スキージー6を用いて開口部4
全面に、マスク1の膜厚と同じ厚みに均一に伸ばす。
エハ2が露出した面に、フォトレジスト液5を滴下す
る。同図(c)において、滴下した粘度1000CPの
フォトレジスト液5を、スキージー6を用いて開口部4
全面に、マスク1の膜厚と同じ厚みに均一に伸ばす。
【0012】同図(d)において、90℃、数秒間プレ
ベークして、フォトマスク液5を半硬化(完全に硬化し
ていない)させ、マスク1を取り外し、支持台3からフ
ォトレジスト膜7が被覆した半導体ウェハ2を取り外
し、120℃程度で、数分間ポストベークして、完全に
フォトレジスト膜7を硬化させる。このように、半導体
ウエハ2上にスキージー用のマスク1とスキージー6を
用いて、フォトレジスト液5を塗布し、硬化させること
で、均一で厚膜のフォトレジスト膜7を半導体ウエハ2
の中央部(半導体チップとなる領域)に形成することが
できる。半導体ウエハ2の外周部にフォトレジスト膜7
が形成されないために、サイドリンスを必要とせず、低
コスト化を図ることができる。また、このマスク1の材
質は金属でも樹脂でも構わない。また、フォトマスク液
5の液量は、マスク1の開口部4をマスク1の厚さWで
均一に充填できる量より多くする必要がある。また、フ
ォトレジスト液5の粘度は回転塗布において厚膜を形成
する場合のように高くする必要がない。粘度としては、
数cpから1000cp程度あればよく、また、粘度に
合わせてベークの条件を変更すればよい。
ベークして、フォトマスク液5を半硬化(完全に硬化し
ていない)させ、マスク1を取り外し、支持台3からフ
ォトレジスト膜7が被覆した半導体ウェハ2を取り外
し、120℃程度で、数分間ポストベークして、完全に
フォトレジスト膜7を硬化させる。このように、半導体
ウエハ2上にスキージー用のマスク1とスキージー6を
用いて、フォトレジスト液5を塗布し、硬化させること
で、均一で厚膜のフォトレジスト膜7を半導体ウエハ2
の中央部(半導体チップとなる領域)に形成することが
できる。半導体ウエハ2の外周部にフォトレジスト膜7
が形成されないために、サイドリンスを必要とせず、低
コスト化を図ることができる。また、このマスク1の材
質は金属でも樹脂でも構わない。また、フォトマスク液
5の液量は、マスク1の開口部4をマスク1の厚さWで
均一に充填できる量より多くする必要がある。また、フ
ォトレジスト液5の粘度は回転塗布において厚膜を形成
する場合のように高くする必要がない。粘度としては、
数cpから1000cp程度あればよく、また、粘度に
合わせてベークの条件を変更すればよい。
【0013】また、スキージー6でフォトレジスト液5
を均一に伸ばすために、移動方法は一方向より前後左右
の多方向に複数回掃引するとよい。図1(d)の工程の
後、図示しないが、フォトリソグラフィーを用いて、こ
の100μm程度の厚い膜厚のフォトレジスト膜7を、
例えば、ボンディングパッド上のみフォトリソグラフィ
を用いて開口し、この開口部のボンディングパッド上
に、金属メッキなどを用いて、数十μmの金属柱を形成
する。その後、フォトレジスト膜7を除去し、さらに、
露出しているシード層(メッキ用の電極なる金属膜で半
導体ウエハ全体を覆っているもの:図7ではボンディン
パッド上シード層は省略されている)を除去して、金属
柱同志がシード層で電気的に接続しないようにする。そ
の後、金属柱がボンディングパッド上に形成された半導
体ウエハを切断し半導体チップとし、この半導体チップ
を樹脂モールドし、樹脂を削って金属柱を露出させ、こ
の露出面にはんだボールを形成して、図7のようなCS
Pの半導体装置を製作することができる。
を均一に伸ばすために、移動方法は一方向より前後左右
の多方向に複数回掃引するとよい。図1(d)の工程の
後、図示しないが、フォトリソグラフィーを用いて、こ
の100μm程度の厚い膜厚のフォトレジスト膜7を、
例えば、ボンディングパッド上のみフォトリソグラフィ
を用いて開口し、この開口部のボンディングパッド上
に、金属メッキなどを用いて、数十μmの金属柱を形成
する。その後、フォトレジスト膜7を除去し、さらに、
露出しているシード層(メッキ用の電極なる金属膜で半
導体ウエハ全体を覆っているもの:図7ではボンディン
パッド上シード層は省略されている)を除去して、金属
柱同志がシード層で電気的に接続しないようにする。そ
の後、金属柱がボンディングパッド上に形成された半導
体ウエハを切断し半導体チップとし、この半導体チップ
を樹脂モールドし、樹脂を削って金属柱を露出させ、こ
の露出面にはんだボールを形成して、図7のようなCS
Pの半導体装置を製作することができる。
【0014】図2は、図1で使用したマスクとスキージ
ーの構成図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は
同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。ス
キージー用のマスク1には、内部に10μm程度の微小
な坑道8が開いており、この坑道8を真空引きすること
で、半導体ウエハ2の外周部にマスク1を密着させる。
また、スキージー6はマスク1の開口部4より長く、こ
のスキージー6を用いて、図示しないフォトレジスト液
を、マスクの開口部4全面に、均一な厚さに伸ばす。膜
厚はマスクなみとなる。
ーの構成図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は
同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。ス
キージー用のマスク1には、内部に10μm程度の微小
な坑道8が開いており、この坑道8を真空引きすること
で、半導体ウエハ2の外周部にマスク1を密着させる。
また、スキージー6はマスク1の開口部4より長く、こ
のスキージー6を用いて、図示しないフォトレジスト液
を、マスクの開口部4全面に、均一な厚さに伸ばす。膜
厚はマスクなみとなる。
【0015】図3は、この発明の第2実施例のレジスト
膜形成方法で、図2に相当するマスクの構成図であり、
同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA部拡
大図である。図4は、図3(b)の各部の断面図であ
り、同図(a)は図4(b)のX−X線で切断した要部
断面図、同図(b)は図4(b)のY−Y線で切断した
要部断面図、同図(c)は図3(b)のZ−Z線の切断
した要部断面図である。
膜形成方法で、図2に相当するマスクの構成図であり、
同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA部拡
大図である。図4は、図3(b)の各部の断面図であ
り、同図(a)は図4(b)のX−X線で切断した要部
断面図、同図(b)は図4(b)のY−Y線で切断した
要部断面図、同図(c)は図3(b)のZ−Z線の切断
した要部断面図である。
【0016】図5は、図3で使用したマスクを用いて形
成したフォトレジスト膜の各部の断面図であり、同図
(a)は図4(a)に相当する要部断面図、同図(b)
は図4(b)に相当する要部断面図、同図(c)は図5
(c)に相当する要部断面図である。図3から図5を用
いて説明する。図2との違いは、半導体ウエハ2に形成
されたパッド32上にフォトレジスト膜24が被覆しな
いように、図2で用いたマスク2に、パッド32に相当
した箇所に棒状のマスク21を付加した点である。この
棒状のマスク21は棒状の柱22とこの柱22を接続す
る接続体23で構成される。
成したフォトレジスト膜の各部の断面図であり、同図
(a)は図4(a)に相当する要部断面図、同図(b)
は図4(b)に相当する要部断面図、同図(c)は図5
(c)に相当する要部断面図である。図3から図5を用
いて説明する。図2との違いは、半導体ウエハ2に形成
されたパッド32上にフォトレジスト膜24が被覆しな
いように、図2で用いたマスク2に、パッド32に相当
した箇所に棒状のマスク21を付加した点である。この
棒状のマスク21は棒状の柱22とこの柱22を接続す
る接続体23で構成される。
【0017】この柱22は、互いにこの柱22の高さH
より小さな厚みTの接続体23で接続された編み目状の
マスクを、図2の開口部4内に設置したマスクを用いる
点である。この棒状のマスク21を用いることで、パッ
ド32上のフォトレジスト膜24に棒状の溝25を形成
することができる。この場合も、フォトリソグラフィー
を用いず、また、フォトレジスト液量を減じることがで
きるので、図2のマスク1を用いる場合より製造コスト
を低減できる。
より小さな厚みTの接続体23で接続された編み目状の
マスクを、図2の開口部4内に設置したマスクを用いる
点である。この棒状のマスク21を用いることで、パッ
ド32上のフォトレジスト膜24に棒状の溝25を形成
することができる。この場合も、フォトリソグラフィー
を用いず、また、フォトレジスト液量を減じることがで
きるので、図2のマスク1を用いる場合より製造コスト
を低減できる。
【0018】また、フォトレジスト膜24の厚さを10
0μm程度とすると、この溝25の深さは100μm程
度となり、この溝25の底部にあるパッド32に金属メ
ッキで数十μmの厚さの図示しない金属柱を形成し、樹
脂モールドすることで、図1で説明したフォトリソグラ
フィーせずにCPSなどの半導体装置を製造できるため
に、製造コストの低減を図ることができる。
0μm程度とすると、この溝25の深さは100μm程
度となり、この溝25の底部にあるパッド32に金属メ
ッキで数十μmの厚さの図示しない金属柱を形成し、樹
脂モールドすることで、図1で説明したフォトリソグラ
フィーせずにCPSなどの半導体装置を製造できるため
に、製造コストの低減を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、スキージーとスキー
ジー用のマスクを用いることで、回転塗布法では困難と
される、均一で、厚い膜厚のフォトレジスト膜を低コス
トで半導体ウエハの中央部に形成することができる。ま
た、このこのスキージー用のマスクの開口部に、半導体
ウエハに形成されるパッド上に相当する箇所と接触する
棒状のマスクを付加することで、フォトリソグラフィー
を用いずに、パッド上のフォトレジスト膜を除去でき
て、CSPなどの半導体装置を、製造コストを形成でき
る。
ジー用のマスクを用いることで、回転塗布法では困難と
される、均一で、厚い膜厚のフォトレジスト膜を低コス
トで半導体ウエハの中央部に形成することができる。ま
た、このこのスキージー用のマスクの開口部に、半導体
ウエハに形成されるパッド上に相当する箇所と接触する
棒状のマスクを付加することで、フォトリソグラフィー
を用いずに、パッド上のフォトレジスト膜を除去でき
て、CSPなどの半導体装置を、製造コストを形成でき
る。
【図1】この発明の第1実施例のレジスト膜形成方法を
示す図で、(a)から(d)は工程順に示した要部工程
断面図
示す図で、(a)から(d)は工程順に示した要部工程
断面図
【図2】図1で使用したマスクとスキージーの構成図で
あり、(a)は平面図、(b)は同図(a)のX−X線
で切断した要部断面図
あり、(a)は平面図、(b)は同図(a)のX−X線
で切断した要部断面図
【図3】この発明の第2実施例のレジスト膜形成方法
で、図2に相当するマスクの構成図であり、(a)は平
面図、(b)は(a)のA部拡大図
で、図2に相当するマスクの構成図であり、(a)は平
面図、(b)は(a)のA部拡大図
【図4】図3(b)の各部の断面図であり、(a)は図
3(b)のX−X線で切断した要部断面図、(b)は図
3(b)のY−Y線で切断した要部断面図、(c)は図
3(b)のZ−Z線の切断した要部断面図
3(b)のX−X線で切断した要部断面図、(b)は図
3(b)のY−Y線で切断した要部断面図、(c)は図
3(b)のZ−Z線の切断した要部断面図
【図5】図3で使用したマスクを用いて形成したフォト
レジスト膜の各部の断面図であり、(a)は図4(a)
に相当する要部断面図、(b)は図4(b)に相当する
要部断面図、(c)は図4(c)に相当する要部断面図
レジスト膜の各部の断面図であり、(a)は図4(a)
に相当する要部断面図、(b)は図4(b)に相当する
要部断面図、(c)は図4(c)に相当する要部断面図
【図6】従来のフォトレジスト膜形成方法であり、
(a)から(d)は工程順に示した要部工程断面図
(a)から(d)は工程順に示した要部工程断面図
【図7】CSP(Chip Size Packag
e)などを用いた半導体装置の要部断面図
e)などを用いた半導体装置の要部断面図
1 マスク
2 半導体ウエハ
3 支持台
4 開口部
5 フォトレジスト液
6 スキージー
7、13、24 フォトレジスト膜
8 坑道
21 棒状のマスク
22 棒状の柱
23 接続体
25 棒状の溝
31 半導体チップ
32 パッド
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
// B05C 11/02 H01L 21/30 564Z
Fターム(参考) 2H025 AB16 EA04
4D075 AC53 AC78 AC92 BB26Z
DA06 DA08 DB11 DC22 EA07
EA45
4F042 AA02 AA07 BA25
5F046 JA01 JA19
Claims (2)
- 【請求項1】半導体ウエハ上に厚膜のフォトレジスト膜
を形成するフォトレジスト膜形成方法において、半導体
ウエハの裏面を支持台に設置する工程と、外周端が前記
半導体ウエハの外周端より大きく、前記半導体ウエハの
外周端より小さな開口部を有する、所定の厚さの第1の
マスクを、前記半導体ウエハの表面と密着させる工程
と、該開口部内の半導体ウエハ上に液状のフォトレジス
トを滴下する工程と、前記開口部より長いスキージーを
用いて、前記滴下された液状のフォトレジストを前記開
口部全域に前記第1のマスクの厚みと同等の厚みに伸ば
す工程と、該伸ばされた液状のフォトレジストを加熱し
て固化し、フォトレジスト膜を形成する工程とを含むこ
とを特徴とするフォトレジスト膜形成方法。 - 【請求項2】前記第1のマスクの開口部内に、前記半導
体チップに形成されたパッド部を密着被覆する柱と、該
柱の上部が互いに接続体で接続される第3のマスクを形
成し、該第3のマスクと前記第1のマスクとを接続し、
該第3のマスクの柱の高さが、前記第1のマスクの高さ
と同一面であることを特徴とする請求項1に記載のフォ
トレジスト膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376671A JP2003178948A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | フォトレジスト膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376671A JP2003178948A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | フォトレジスト膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003178948A true JP2003178948A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19184815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001376671A Pending JP2003178948A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | フォトレジスト膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003178948A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006095869A1 (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-14 | Pioneer Corporation | 隔壁パターン形成用雌型材料、隔壁パターン形成用雌型の形成方法、隔壁パターン形成方法、プラズマディスプレイパネル |
JP2007059668A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2008027967A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
KR20200078086A (ko) * | 2018-12-21 | 2020-07-01 | 엘지디스플레이 주식회사 | 접착제 도포장치 |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001376671A patent/JP2003178948A/ja active Pending
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KR102547574B1 (ko) | 2018-12-21 | 2023-06-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 접착제 도포장치 |
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