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JP2003170186A - 散気方法及び装置 - Google Patents

散気方法及び装置

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JP2003170186A
JP2003170186A JP2002193672A JP2002193672A JP2003170186A JP 2003170186 A JP2003170186 A JP 2003170186A JP 2002193672 A JP2002193672 A JP 2002193672A JP 2002193672 A JP2002193672 A JP 2002193672A JP 2003170186 A JP2003170186 A JP 2003170186A
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Japan
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air
water
diffusing
humidifying
temperature
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JP2002193672A
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Masaki Kondo
正樹 近藤
Kenji Yamamura
健治 山村
Akio Nakao
彰夫 中尾
Kohei Miki
康平 三木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JP2003170186A publication Critical patent/JP2003170186A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理水に空気を散気するに際し、散気孔の
目詰まり現象を生じることなく微細な気泡を長期にわた
って安定的に供給し、十分な酸素の溶解効率を達成する
ことが可能な散気方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の散気方法は、被処理水10中に
空気を散気するに際し、シート状に成形した合成樹脂膜
からなる散気パネル2bの一方の面から他方の面に向け
て加湿空気を供給し、散気パネル2bの膨張により生じ
る散気孔から空気を加湿状態で噴出させて、被処理水1
0中に微細気泡100を発生させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曝気槽などに収容
された被処理水中に空気を散気する方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、活性汚泥槽で被処理水に生物処理
を施す際には、微生物に酸素を供給するために、被処理
水中に空気を散気して曝気する散気処理が行われる。散
気装置としては、主として以下のものが使用されてい
る。 (1)多孔質のセラミックを板状に成形したもの(散気
板)をコンクリート又は合成樹脂製のホルダー(上面が
開口した容器)の上面に固定し、ホルダーに空気を圧入
して散気板を通過させることにより気泡を発生させるも
の; (2)多孔質のセラミックを円筒中空状に成形したもの
(散気筒)の中空部に空気主管からの枝管を接続し、散
気筒の中空部に空気を圧入して散気筒の壁を通過させる
ことにより気泡を発生させるもの; (3)ネオプレンゴムなどの円形ラバーでホルダーの開
口部を覆い、その中心部を固定し、ホルダーに空気を圧
入して円形ラバーの周端部を振動させることにより気泡
を発生させるもの。
【0003】上記の散気装置(1)〜(3)のうち、装
置(3)においては、発生する気泡が大きく、被処理水
への酸素の溶解効率が不十分となる。従って、本曝気に
は適しているとは言い難く、主に予備曝気などに使用さ
れる。
【0004】これに対して、装置(1)、(2)の場合
は、比較的微細な気泡を発生させることができるもの
の、停電又は定期点検のため装置を停止したときに、被
処理水中の浮遊固形物が沈降して散気孔の目詰まりを生
じるという欠点がある。
【0005】このような背景の下、散気パネル式散気装
置の使用が検討されている(特表2001−50475
4号公報など)。この装置は、合成樹脂膜をシート状に
成形した散気パネルをホルダーの上面に配置したもの
で、ホルダーに圧入した空気の圧力によって散気パネル
が膨張して散気孔が生じ、空気が散気孔を通過すること
によって処理水中に微細気泡を供給することができる。
また、空気の供給を停止すると散気パネルは平滑なシー
ト状に戻るため、散気孔は見かけ上消失する。従って、
装置を停止した場合に、被処理水中の浮遊固形物の沈降
による散気孔の目詰まりを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、散気パ
ネル式散気装置であっても、装置の運転中に散気パネル
の散気孔が目詰まりする場合がある。例えば、下水処理
場の活性汚泥槽に収容された被処理水中に空気を散気す
る場合、約1〜2日で散気パネルの圧力損失が増加し、
被処理水中への酸素供給を正常に行うことができなくな
る。
【0007】なお、このように散気孔が目詰まりした場
合、空気の供給を停止して散気パネルを平滑なシート状
に戻した後、再び空気の供給を行うと正常運転を復帰さ
せることができる。これは、散気パネルが平滑なシート
状に戻るときに、散気パネルの収縮によって目詰まりの
原因物質が散気孔から弾き出されることによるものと考
えられる。しかしながら、生物処理を行う上で、頻繁に
あるいは長時間ブローダウンを行うことはできるだけ回
避すべきである。
【0008】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、被処理水に空気を散気するに
際し、散気孔の目詰まり現象を生じることなく微細な気
泡を長期にわたって安定的に供給し、生物処理などのた
めの十分な酸素の溶解効率を達成することが可能な散気
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の散気方法は、有機性排水と生物汚泥とを含
む被処理水中に空気を散気する方法であって、シート状
に成形した合成樹脂膜からなる散気パネルの一方の面か
ら他方の面に向けて加湿空気を供給し、散気パネルの膨
張により生じる散気孔から空気を加湿状態で噴出させ
て、被処理水中に微細気泡を発生させることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の散気装置は、有機性排水と
生物汚泥とを含む被処理水中に空気を散気する装置であ
って、空気を供給する送風手段と、流路を介して送風手
段と連結され、送風手段からの空気を加湿する加湿手段
と、シート状に成形した合成樹脂膜からなる散気パネル
を備え、該散気パネルの一方の面から他方の面に向けて
加湿手段からの空気を供給し、散気パネルの膨張により
生じる散気孔から空気を加湿状態で噴出させて、被処理
水中に微細気泡を発生させる散気手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】本発明では、被処理水中に浸漬配置された
散気手段に加湿された空気を圧入し、散気パネルの膨張
により生じる散気孔から空気を加湿状態で噴出させるこ
とによって、非常に微細な気泡が被処理水中に発生する
ので、生物処理などのための十分な量の酸素を被処理水
中に溶解させることができる。このとき、散気孔の孔径
は上記の従来例(1)〜(3)に比べて小さいため、被
処理水中の浮遊固形物、又は溶解物に起因する析出物は
散気孔に付着すると目詰まりが起こりやすいが、本発明
では空気を加湿状態で噴出させることによって浮遊固形
物の付着や溶解物の析出が起こりにくくなり、また、こ
れらが付着もしくは析出した場合であっても空気中の水
蒸気によって効率よく且つ確実に除去することができ
る。従って、本発明により、散気孔の目詰まり現象を生
じることなく微細な気泡を長期にわたって安定的に供給
し、十分な酸素の溶解効率を達成することが可能な散気
方法及び装置が実現される。
【0012】また、本発明の散気方法は、加湿された空
気の相対湿度が、被処理水の温度において70%以上で
あることを特徴としてもよい。これにより、散気孔から
の付着物質の除去効率を高めることができる。
【0013】また、本発明の散気装置は、散気手段が、
板状の金属製プレートと、シート状に成形した合成樹脂
膜をプレートの一方の面を覆うように配置してなる散気
パネルと、プレート又は散気パネルの所定の位置に設け
られ、加湿手段からの空気をプレートと散気パネルとの
間に導入する空気導入口と、を備えることを特徴として
もよい。これにより、散気孔の目詰まり現象を生じるこ
となく微細な気泡を長期にわたって安定的に供給し、十
分な酸素の溶解効率を達成するといった特性に優れた散
気装置が実現される。
【0014】また、本発明の散気装置は、散気手段が、
上面が開口した容器と、シート状に成形した合成樹脂膜
を容器の上面を覆うように配置してなる散気パネルと、
容器又は散気パネルの所定の位置に設けられ、加湿手段
からの空気を前記容器内に導入するための空気導入口
と、を備えることを特徴としてもよい。これにより、散
気孔の目詰まり現象を生じることなく微細な気泡を長期
にわたって安定的に供給し、十分な酸素の溶解効率を達
成するといった特性に優れた散気装置が実現される。
【0015】また、本発明の散気装置は、被処理水の温
度と、加湿手段に供給される空気の温度とを測定する温
度測定手段と、加湿手段と電気的に接続されており、空
気の相対湿度が被処理水の温度において70%以上とな
るように加湿手段を制御する制御手段とを更に備えるこ
とを特徴としてもよい。これにより、散気孔からの付着
物質の除去効率がより高められた散気装置が実現され
る。
【0016】また、本発明の散気装置は、送風手段に供
給される空気の温度及び湿度、並びに送風手段から加湿
手段に供給される空気の温度、風量及び圧力を測定する
測定手段と、加湿手段と電気的に接続されており、測定
手段で得られる送風手段に供給される空気の温度及び湿
度の測定値並びに送風手段から加湿手段に供給される空
気の温度、風量及び圧力の測定値に基づいて加湿手段に
おける空気の相対湿度を制御する制御手段とを更に備え
ることを特徴としてもよい。これにより、十分に加湿さ
れた空気の散気手段への供給を安定的に行うことが可能
となり、上述の効果を一層高めることができる。
【0017】また、本発明の散気装置は、送風手段から
加湿手段に供給される空気の温度、湿度、風量及び圧力
を測定する測定手段と、加湿手段と電気的に接続されて
おり、測定手段で得られる送風手段から加湿手段に供給
される空気の温度、湿度、風量及び圧力の測定値に基づ
いて加湿手段における空気の相対湿度を制御する制御手
段とを更に備えることを特徴としてもよい。かかる散気
装置によっても、十分に加湿された空気の散気手段への
供給を安定的に行うことが可能となり、上述の効果を一
層高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の好適な
実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明に
おいては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を
省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ず
しも一致していない。
【0019】図1は、本発明の第1実施形態に係る散気
装置を示す概略構成図である。図中、曝気槽1には有機
性排水と活性汚泥とを含む被処理水10が収容されてお
り、曝気槽1の中層部には、曝気槽1の対向する内壁の
一方の側に寄せて散気手段2が配設されている。
【0020】図2は散気手段2の概略構成を模式的に示
した断面図である。図2において、散気手段2は、板状
の金属製プレート2aと、プレート2aの一方の面をシ
ート状に成形した合成樹脂膜で覆うように配置された散
気パネル2bとを含んで構成されている。プレート2a
の周縁部には、嵌合部21aと、嵌合部21aの周囲に
凹状に形成された連通部21bとを有するプラスチック
カバー21が設けられており、連通部21bにおいて散
気パネル2bの周縁部をプレート2aの上面から下面に
わたって折り返されるように連通させると共に、嵌合部
2とプレート2aの周縁部とを嵌合させることによっ
て、プレート2aと散気パネル2bとが一体化されてい
る。更に、プレート2aの上下面方向からプラスチック
カバーを挟み込むSUSカバー22によりこれらは強固
に固定されている。
【0021】また、散気パネル2bの所定の位置には開
口部23が設けられており、開口部23に配管24が差
し込まれて空気導入口2cが形成されている。散気パネ
ル2bの内側において、配管24には散気パネル2bと
同材質のパッキン25及びゴムパッキン26が装着さ
れ、更にその先端は支持部材27で支持されている。ま
た、散気パネル2bの外側において、配管24には散気
パネル2bと同材質のパッキン25及びSUSパッキン
28が装着され、これらをナット29と支持部材27と
で挟み込むことにより配管24がプレート2aに固定さ
れている。
【0022】散気パネル2bは、散気手段2の内部から
圧力が加わらないときには平滑なシート状で空気を通さ
ないが(図1中の二点波線)、空気導入口2cから空気
を圧入するとその圧力により膨張し、複数の細孔(散気
孔)を生じるものである(図1中の実線)。散気パネル
に用いられる合成樹脂としては、具体的には、ポリウレ
タン樹脂などが挙げられる。
【0023】また、散気手段2の空気導入部2cには流
路3が接続されており、流路3には、散気手段2に近い
側から順に加湿手段4、送風機(ブロワ)5が設けられ
ている。送風機5は、散気手段2に空気を供給するため
のものである。空気の供給量は散気手段2内の圧力が、
散気手段2の設置される位置の水深に相当する圧力より
も0.1〜0.2kPa大きくなるように設定される。
【0024】送風機5からの空気は、加湿手段4により
に加湿された後、空気導入口2cから散気手段2内に圧
入される。かかる加湿手段5における加湿方法は特に制
限されないが、例えば、空気に噴霧水やスチームを直接
混入する方法、予め充填塔に曝気用空気を導入して加湿
する方法などが挙げられる。
【0025】また、曝気槽1には温度測定手段7、加湿
手段4の出口側には温度・湿度測定手段8が設けられて
おり、温度測定手段7、温度・湿度測定手段8及び加湿
手段4は制御手段9と電気的に接続されている。これに
より、被処理水10の温度、並びに加湿手段4から散気
手段2に供給される空気の温度及び湿度に関する測定デ
ータ信号が温度測定手段7及び温度・湿度測定手段8か
ら制御手段9へ送られ、更に、得られた測定値に基づい
て、空気の加湿条件を制御する制御信号が制御手段9か
ら加湿手段4に送られる。これにより、被処理水10の
温度における相対湿度が所定の値となるように、加湿手
段4における空気の加湿条件を制御することができる。
【0026】上記の構成を有する散気装置を用い、被処
理水中に空気を散気するときの手順について、図3を参
照しつつ説明する。図3は、散気パネル2bの膨張によ
り散気孔が生じたときの状態を概念的に示す説明図であ
る。本実施形態において、送風機5からの空気が、加湿
手段4で加湿された後、空気導入口2cから散気手段2
内に圧入されると、空気圧により散気パネル2bが矢印
の方向に膨張して、散気パネル2bに微小の散気孔2d
(細孔径が好ましくは0.1〜0.3mmの細孔)が生
じる。そして、空気が加湿状態で散気孔2dから噴出す
ることにより、被処理水10中に微細気泡100が発生
する。このとき、散気手段2は、前述の通り曝気槽1内
の対向する内壁の一方の側に寄せて配設されているの
で、発生した微細気泡100は被処理水中を図1中の矢
印の向きに循環する。このようにして、被処理水中に十
分な量の酸素を溶解させることができる。
【0027】また、被処理水中10中に含まれる浮遊固
形物や、溶解物に起因するなどの付着性物質が含まれる
が、これらが散気孔に付着した場合であっても、加湿さ
れた空気が散気孔を通過する際に当該空気中の水蒸気に
よって効率よく且つ確実に除去することができる。従っ
て、本実施形態により、散気孔の目詰まり現象を生じる
ことなく微細な気泡を長期にわたって安定的に供給し、
十分な酸素の溶解効率を達成することが可能となる。
【0028】ここで、空気を加湿する際には、その相対
湿度が、被処理水の温度において70%以上(より好ま
しくは90%以上、更に好ましくは水蒸気の飽和状態又
は過飽和状態)となるように制御することが好ましい。
相対湿度が前記の条件を満たすように空気を加湿するこ
とによって、散気孔2dからの付着物質の除去効率を高
めることができる。
【0029】また、生物処理などにおいては、被処理水
10の温度は通常15〜25℃と比較的低く、他方、加
湿手段4に供給される空気の温度は、加圧により被処理
水10の温度よりも高くなりやすい。このとき、加湿手
段4の入り口側における温度で空気を飽和状態又は過飽
和状態まで加湿すると、当該空気の冷却により生じる水
が散気手段2や流路3などに滞留する現象が起こりやす
くなるが、上述のように、被処理水の温度における相対
湿度が所定の条件を満たすように空気を加湿することに
よって、被処理水の温度が低温の場合にも装置内への水
の滞留を防止することができる。
【0030】更に、図1に示した装置の場合、停電や定
期点検などのために装置の運転を停止すると、散気パネ
ル2bは平滑なシート状となり、散気孔は見かけ上消失
する(図1中の二点鎖線)。これにより、被処理水10
中に含まれる浮遊固形物などが散気パネル2b上に付着
・堆積しても、これらは散気孔の目詰まりの原因物質と
はなり得ない。
【0031】図4は本発明の散気装置にかかる第2実施
形態を示す概略構成図である。図4に示した散気装置
は、散気手段2が、底面と4つの側面とを有し上面が開
口したステンレス製容器(ホルダー)2eの開口部を、
合成樹脂膜シート状に成形した散気パネル2bで覆い、
散気パネル2bの周縁部をホルダー2eに固定して密閉
構造としたものである点、並びにホルダー2eの底面に
空気導入部2cが設けられている点で図1に示した装置
と相違するが、他の構成は図1に示した装置と同様であ
る。
【0032】図4に示した散気装置は、散気手段2の構
成部材の一部が図1に示した装置と相違するだけで、被
処理水中に空気を散気する際のメカニズムは図1に示し
た装置の場合と同様である。すなわち、図4に示した装
置においても、送風機5からの空気が、加湿手段4で加
湿された後、空気導入口2cから散気手段2内に圧入さ
れ、空気圧により散気パネル2bが矢印の方向に膨張す
る。この散気パネル2bの膨張に伴い散気パネル2bに
微小の散気孔2dが生じ、空気が加湿状態で散気孔2d
から噴出することにより、被処理水10中に微細気泡1
00が発生する。従って第2実施形態によっても、散気
孔の目詰まり現象を生じることなく微細な気泡を長期に
わたって安定的に供給し、十分な酸素の溶解効率を達成
することが可能となる。
【0033】さらに、本発明においては、後述する第3
及び第4実施形態のように特定の測定手段及び制御手段
を用いることによって、加湿手段から散気手段に供給さ
れる空気の湿度をより確実に制御し、散気孔の目詰まり
防止効果をより高めることができる。
【0034】図5は本発明の第3実施形態にかかる散気
装置を示す概略構成図である。図5中、流路3はヘッダ
ー管11を含んで構成されており、ヘッダー管11より
も上流側に送風機5が設けられている。また、送風機5
の空気吸引管12には吸引側温度測定手段13及び吸引
側湿度測定手段14が、流路3の送風機5とヘッダー管
11との間(空気圧送側)には圧送側温度測定手段1
5、風量測定手段16及び圧力測定手段17がそれぞれ
設けられている。さらに、ヘッダー管11には流路19
を介して散水ポンプ18が接続されている。吸引側温度
測定手段13、吸引側湿度測定手段14、圧送側温度測
定手段15、風量測定手段16、圧力測定手段17及び
散水ポンプ18はそれぞれ制御手段9と電気的に接続さ
れている。
【0035】図5に示した装置においては、このよう
に、散水ポンプ18とヘッダー管4とを流路19を介し
て接続することにより加湿手段4が構成されている。こ
のとき、送風機5に吸引される空気の温度及び湿度が吸
引側温度測定手段13及び吸引側湿度測定手段14によ
り測定され、また、送風機5からヘッダー管11に圧送
される空気の温度、風量及び圧力が圧送側温度測定手段
15、風量測定手段16、圧力測定手段17により測定
された後、得られた各測定値についてのデータ信号が制
御手段9に送られる。これらのデータ信号に基づいて、
制御手段9から散水ポンプ18への供給水量に関する制
御信号が送られて、ヘッダー管11において所定の散水
量の水が散布される。
【0036】ここで、上記測定値に基づき散水量を制御
する具体的手順について、送風機5に吸引される空気の
温度が20℃、相対湿度が60%である場合を例にと
り、図6を参照しつつ説明する。図6は低温度湿度表を
示すもので、曲線l1、l2はそれぞれ湿度100%及び
60%の場合の温度(単位:℃)と相対湿度(関係湿
度、単位:kg−水蒸気/kg−乾き空気)との相関を
示している。
【0037】送風機5に吸引される温度20℃、相対湿
度60%の空気の状態は図6中の点Aに相当する。この
空気は送風機5にて圧送されるため、送風機5の出口以
降においては加圧による空気の温度上昇、並びにそれに
伴う相対湿度の低下が起こる(図6中の点B)。
【0038】点Bの状態にある空気を相対湿度100%
まで加湿することは、図6中の点Bを通る断熱冷却線l
3と相対湿度100%を示す曲線l1との交点Cまで状態
を変化させることに相当する。従って制御手段9におい
ては、点Aにおける空気の温度及び湿度、並びに点Bに
おける空気の温度、圧力及び風量の測定値に基づいて演
算処理が行われ、点Cの状態とするために必要な散水量
が算出される。かかる演算処理の際には、質量基準の場
合の相対湿度を表す下記式(1)を解くことにより導か
れる、圧力補正された下記式(2)の適用が可能であ
る。
【0039】
【式1】
【0040】[式(1)中、Yは相対湿度を表し、MV
及びMGはそれぞれ水蒸気及び空気のモル質量を表し、
p及びpVはそれぞれ全圧及び水蒸気分圧を表す]
【0041】
【式2】
【0042】[式(2)中、MV、MG及びpは式(1)
中のMV、MG及びpと同義であり、Y Sは圧力pにおけ
る相対湿度を表し、Y1は1気圧(101.325kP
a)における相対湿度を表す。] なお、図5に示した装置において、散水ポンプ18とヘ
ッダー管4とを流路19を介して接続することにより加
湿手段が構成されている点については前述の通りである
が、便宜上、図5には当該加湿手段の構成を一部省略し
て示してある。以下、当該加湿手段の構成について、図
7を参照しつつ詳細に説明する。なお、便宜上、図7に
は、ヘッダー管11の上流側の送風機5、測定手段13
〜17、並びにヘッダー管11の下流側の曝気槽1及び
散気手段2は図示していない。
【0043】図7に示したように、ヘッダー管11には
その管内に水を導入する補給水導入流路201が接続さ
れている。補給水導入流路201には上流側から順に浄
化手段200(イオン交換機、膜濾過機等)及び補給水
制御弁202が設けられており、補給水制御弁202は
ヘッダー管11内の水位を測定する水位測定手段203
と電気的に接続されている。これにより、ヘッダー管1
1の水位に基づくデータ信号が水位測定手段203から
補給水制御弁202に送られ、補給水制御弁202の開
度が調節されてヘッダー管11内の水位が制御される。
【0044】また、ヘッダー管11には、管の底部に溜
まった補給水を引き出して管上部のシャワーノズル20
4に供給する循環流路19が接続されている。循環流路
19には上流側から順に散水ポンプ18及び噴霧水制御
弁205が設けられており、噴霧水制御弁205は制御
手段9と電気的に接続されている。これにより、測定手
段13〜17(図示せず)からのデータ信号に基づく制
御信号が制御手段9から噴霧水制御弁205に送られ、
シャワーノズル204への噴霧水の供給量が制御され
る。
【0045】図7に示した加湿手段により加湿を行う場
合、先ず、水道水を浄化手段200で浄化し、その浄化
水(補給水)を補給水制御弁202よりヘッダー管4の
底部に供給する。このとき、水位計測手段203により
水位を測定し、所定の水位に達したときに補給水制御弁
202を全閉する。補給水の供給を停止すると散水ポン
プが稼働してヘッダー管11の上部のシャワーノズルよ
り噴霧水が供給され、ヘッダー管11内の圧送空気が加
湿される。このとき、制御手段9からの制御信号により
噴霧水制御弁11の開度が調節され、所望の相対湿度と
なるために必要な量の噴霧水の量に制御される。
【0046】このように第3実施形態では、送風機5に
供給される空気の温度及び湿度、並びに送風機5からヘ
ッダー管11に供給される空気の温度、風量及び圧力を
測定し、これらの測定値に基づいて散水ポンプ18から
ヘッダー管11に供給される散水量が制御される。これ
により、送風機5から散気手段2に供給される空気が高
圧である場合や、送風機5での圧送により空気の温度が
上昇した場合であっても、十分に加湿された空気を散気
手段2に安定的に供給することが可能となり、散気孔の
閉塞防止効果及び被処理水への酸素の溶解効率をより高
めることができる。従って本実施形態は、特に、水深が
深く(例えば10m以上)、容量が大きな深層曝気槽を
用い、当該曝気槽内に複数の散気装置を配置して散気を
行う汚水処理場等において非常に有用である。
【0047】図8は本発明の第4実施形態にかかる散気
装置を示す概略構成図である。図8に示した装置は、図
5に示した装置と同様にヘッダー管11を含んで構成さ
れた流路3を有するもので、流路3の送風機5とヘッダ
ー管11との間(空気圧送側)に圧送側温度測定手段1
5、圧送側湿度測定手段206、風量測定手段16及び
圧力測定手段17が設けられており、圧送側温度測定手
段15、圧送側湿度測定手段206、風量測定手段16
及び圧力測定手段17はそれぞれ制御手段9と電気的に
接続されている。なお、図8には、図5の場合と同様
に、ヘッダー管11及び散水ポンプ18を含んで構成さ
れる加湿手段の構成を一部省略して示してあるが、本実
施形態の加湿手段も図7に示した構成を有するものであ
る。
【0048】本実施形態では、送風機5からヘッダー管
11に圧送される空気の温度、湿度、圧力及び風量が、
それぞれ圧送側温度測定手段15、圧送側湿度測定手段
206、風量測定手段16及び圧力測定手段17により
測定される。このようにして得られた各測定値について
のデータ信号が制御手段9に送られて所定の演算処理が
行われた後、制御手段9から散水ポンプ18に供給水量
に関する制御信号が送られて、ヘッダー管11において
所定の散水量の水が散布される。これにより、送風機5
から散気手段2に供給される空気が高圧である場合や、
送風機5での圧送により空気の温度が上昇した場合であ
っても、十分に加湿された空気を散気手段2に安定的に
供給することが可能となり、散気孔の閉塞防止効果及び
被処理水への酸素の溶解効率をより高めることができ
る。従って本実施形態は、上記第3実施形態と同様に、
深層曝気槽を用い、当該曝気槽内に複数の散気装置を配
置して散気を行う汚水処理場等において非常に有用であ
る。
【0049】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記の実施形態において、加
湿手段4の出口側における空気の温度及び湿度が比較的
安定している場合には、予め得られている被処理水10
の温度、並びに加湿手段4の出口側における空気の温度
及び湿度に基づいて、被処理水10の温度における相対
湿度が所望の値となるように加湿条件を設定して散気を
行ってもよい。
【0050】また、上記実施形態では、曝気槽1の中層
部に散気手段2を設置した装置例を示したが、散気手段
2の位置は曝気槽1の水深などに応じて変更してもよ
い。すなわち、曝気槽1の水深が約6〜10mと比較的
深い場合には、図1等に示したように散気手段2を曝気
槽1の中層部に配設することが好ましく、また、曝気槽
1の水深が約6m未満と比較的浅い場合には、散気手段
2を曝気槽1の底部に配設することが好ましい。
【0051】また、上記実施形態においては、散気手段
2を、曝気槽1の対向する内壁の一方の側に寄せて配設
することにより、発生する微細気泡が被処理水10内を
循環するが、攪拌子とモーターとを含んで構成される撹
拌手段などにより被処理水10を攪拌してもよい。これ
により発生した微細気泡が被処理水10中に拡散される
ので、被処理水10への酸素の溶解効率を高めることが
できる。
【0052】また、本発明において使用される散気手段
の数は特に制限されず、例えば被処理水中に複数の散気
手段を、相互に並列となるように浸漬配置してもよい。
【0053】また、空気の加湿に用いる水としてイオン
交換機や膜濾過機などにより得られる浄化水を用いるこ
とが好ましい点については上述の通りであるが、加湿用
の水にUV照射等による殺菌処理を施すことも好まし
い。
【0054】さらに、本発明においては、加湿用水に酸
化剤や酸又は塩基を添加して散気孔の洗浄性を向上させ
ることもできる。加湿用水に用いられる酸化剤として
は、次亜塩素酸ナトリウム、塩素、二酸化塩素等が挙げ
られる。また、酸及び塩基としては、塩酸、硫酸、硝
酸、シュウ酸、クエン酸、水酸化ナトリウム等が挙げら
れる。酸化剤、酸及び塩基の添加量はその種類に応じて
適宜設定可能であるが、散気孔の付着物を効率よく除去
することができ、且つ被処理水中に排出された場合に悪
影響を及ぼさない範囲内に設定することが好ましい。例
えば次亜塩素酸ナトリウム水溶液の場合、次亜塩素酸ナ
トリウムの濃度は1〜100mg/lとすることが好ま
しい。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明では、被処理
水中に浸漬配置された散気手段に加湿された空気を圧入
し、散気パネルの膨張により生じる散気孔から空気を加
湿状態で噴出させることによって、非常に微細な気泡が
被処理水中に発生するので、生物処理などのための十分
な量の酸素を被処理水中に溶解させることができる。こ
のとき、被処理水中の浮遊固形物、又は溶解物に起因す
る析出物が散気孔に付着しにくくなり、また、これらの
物質が散気孔に付着しても、空気中の水蒸気によってこ
れらを効率よく且つ確実に除去することができる。従っ
て、本発明により、散気孔の目詰まり現象を生じること
なく微細な気泡を長期にわたって安定的に供給し、十分
な酸素の溶解効率を達成することが可能な散気方法及び
装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の散気装置の第1実施形態を示す概略構
成図である。
【図2】図1に示した装置が備える散気手段を示す模式
断面図である。
【図3】本発明に係る散気パネルの膨張により散気孔が
生じたときの状態を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の散気装置の第2実施形態を示す概略構
成図である。
【図5】本発明の散気装置の第3実施形態を示す概略構
成図である。
【図6】低温度湿度表を示すものであり、曲線l1、l2
はそれぞれ湿度100%及び60%の場合の温度(単
位:℃)と相対湿度(関係湿度、単位:kg−水蒸気/
kg−乾き空気)との相関を示している。
【図7】本発明にかかる加湿手段の一例を示す概略構成
図である。
【図8】本発明の散気装置の第4実施形態を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1…曝気槽、2…散気手段、2a…プレート、2b…散
気パネル、2c…空気導入口、2d…散気孔、2e…容
器(ホルダー)、21…プラスチックカバー、21a…
嵌合部、21b…連通部、22…SUSカバー、23…
開口部、24…配管、25…パッキン、26…ゴムパッ
キン、27…支持部材、28…SUSパッキン、29…
ナット、3…流路、4…加湿手段、5…送風機、7…温
度測定手段、8…温度・湿度測定手段、9…制御手段、
10…被処理水、100…微細気泡、200…浄化手
段、201…補給水導入流路、202…補給水制御弁、
203…水位測定手段、204…シャワーノズル、20
5…噴霧水制御弁、206…圧送側湿度測定手段。
フロントページの続き (72)発明者 中尾 彰夫 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 (72)発明者 三木 康平 神奈川県平塚市久領堤1番15号 住友重機 械工業株式会社内 Fターム(参考) 4D029 AA01 AB07 BB10 DD01 4G035 AB06 AC26 AE13 AE17 AE19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性排水と生物汚泥とを含む被処理水
    中に空気を散気する方法であって、 シート状に成形した合成樹脂膜からなる散気パネルの一
    方の面から他方の面に向けて加湿空気を供給し、前記散
    気パネルの膨張により生じる散気孔から空気を加湿状態
    で噴出させて、前記被処理水中に微細気泡を発生させる
    ことを特徴とする散気方法。
  2. 【請求項2】 加湿された前記空気の相対湿度が、前記
    被処理水の温度において70%以上であることを特徴と
    する、請求項1に記載の散気方法。
  3. 【請求項3】 有機性排水と生物汚泥とを含む被処理水
    中に空気を散気する装置であって、 空気を供給する送風手段と、 流路を介して前記送風手段と連結され、前記送風手段か
    らの空気を加湿する加湿手段と、 シート状に成形した合成樹脂膜からなる散気パネルを備
    え、該散気パネルの一方の面から他方の面に向けて前記
    加湿手段からの空気を供給し、前記散気パネルの膨張に
    より生じる散気孔から空気を加湿状態で噴出させて、前
    記被処理水中に微細気泡を発生させる散気手段とを備え
    ることを特徴とする散気装置。
  4. 【請求項4】 前記散気手段が、板状の金属製プレート
    と、シート状に成形した合成樹脂膜を前記プレートの一
    方の面を覆うように配置してなる散気パネルと、前記プ
    レート又は前記散気パネルの所定の位置に設けられ、前
    記加湿手段からの空気を前記プレートと前記散気パネル
    との間に導入する空気導入口と、を備えることを特徴と
    する、請求項3に記載の散気装置。
  5. 【請求項5】 前記散気手段が、上面が開口した容器
    と、シート状に成形した合成樹脂膜を前記容器の上面を
    覆うように配置してなる散気パネルと、前記容器又は前
    記散気パネルの所定の位置に設けられ、前記加湿手段か
    らの空気を前記容器内に導入するための空気導入口と、
    を備えることを特徴とする、請求項3に記載の散気装
    置。
  6. 【請求項6】 前記被処理水の温度と、前記加湿手段か
    ら供給される空気の温度と湿度とを測定する測定手段
    と、 前記加湿手段と電気的に接続されており、前記空気の相
    対湿度が前記被処理水の温度において70%以上となる
    ように前記加湿手段を制御する制御手段とを更に備える
    ことを特徴とする、請求項3〜5のうちのいずれか一項
    に記載の散気装置。
  7. 【請求項7】 前記送風手段に供給される空気の温度及
    び湿度、並びに前記送風手段から前記加湿手段に供給さ
    れる空気の温度、風量及び圧力を測定する測定手段と、 前記加湿手段と電気的に接続されており、前記測定手段
    で得られる前記送風手段に供給される空気の温度及び湿
    度の測定値並びに前記送風手段から前記加湿手段に供給
    される空気の温度、風量及び圧力の測定値に基づいて前
    記加湿手段における空気の相対湿度を制御する制御手段
    とを更に備えることを特徴とする、請求項3〜5のうち
    のいずれか一項に記載の散気装置。
  8. 【請求項8】 前記送風手段から前記加湿手段に供給さ
    れる空気の温度、湿度、風量及び圧力を測定する測定手
    段と、 前記加湿手段と電気的に接続されており、前記測定手段
    で得られる前記送風手段から前記加湿手段に供給される
    空気の温度、湿度、風量及び圧力の測定値に基づいて前
    記加湿手段における空気の相対湿度を制御する制御手段
    とを更に備えることを特徴とする、請求項3〜5のうち
    のいずれか一項に記載の散気装置。
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