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JP2003168617A - セラミックグリーンシート並びに積層型電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミックグリーンシート並びに積層型電子部品の製造方法

Info

Publication number
JP2003168617A
JP2003168617A JP2001364989A JP2001364989A JP2003168617A JP 2003168617 A JP2003168617 A JP 2003168617A JP 2001364989 A JP2001364989 A JP 2001364989A JP 2001364989 A JP2001364989 A JP 2001364989A JP 2003168617 A JP2003168617 A JP 2003168617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor pattern
insulator layer
support
conductor
ceramic green
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001364989A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nishiyama
西山  茂
Kuniaki Watanabe
邦昭 渡辺
Shuichi Ishida
修一 石田
Yoshiaki Ishii
善明 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP2001364989A priority Critical patent/JP2003168617A/ja
Publication of JP2003168617A publication Critical patent/JP2003168617A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体パターンを印刷により形成した場合、導
電ペーストの滲みや垂れ、印刷用スクリーンの存在等に
より導体パターンの寸法精度が悪い。フィルム上に感光
性導電ペーストを用いたフォトリソ技術で導体パターン
を形成し、この導体パターンをシートに転写した場合、
導体パターンを転写する工程が必要となる。 【解決手段】 支持体表面上に感光性導電ペーストを用
いたフォトリソグラフィー技術によって導体パターンが
形成される第1の工程と、支持体表面上に導体パターン
を覆う様に絶縁体層が形成される第2の工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型電子部品の
製造に使用するセラミックグリーンシートの製造方法及
び、絶縁体層と導体パターンを積層し、これらの積層体
内に導体パターンによって回路素子が形成された積層型
電子部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器においては小型化、軽量
化、高性能化が進み、電子機器に実装される電子部品も
小型化、軽量化、高性能化が望まれている。この様な状
況の中で、絶縁体層と導体パターンを積層し、これらの
積層体内に導体パターンによって回路素子が形成された
各種の積層型電子部品が開発されている。この様な積層
型電子部品は、絶縁体層と導体パターンを順次印刷す
る、いわゆる印刷積層法や、導体パターンが形成された
シートを積層する、いわゆるシート積層法によって形成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な積層型電子部
品の製造に使用するセラミックグリーンシートの製造方
法の1つに、セラミックグリーンシートの表面に導電ペ
ーストを印刷することにより、表面に導体パターンが形
成されたセラミックグリーンシートを得る方法がある。
この様に形成されたセラミックグリーンシートは、導電
ペーストの滲みや垂れ、導体パターンを印刷するための
スクリーンの存在等により、導体パターンの寸法精度が
悪く、積層型電子部品の電気的特性のバラツキの原因と
なっていた。この様な問題を解決するために、発明者ら
は、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に感光
性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によ
って導体パターンを形成し、この支持体に形成された導
体パターンをセラミックグリーンシートに転写すること
により、表面に導体パターンが形成されたセラミックグ
リーンシートを得る方法を提案した(特願2001-133229
号)。この様なセラミックグリーンシートの製造方法
は、導体パターンの寸法精度が前述のものよりも良くな
るが、導体パターンをセラミックグリーンシートに転写
する工程が必要となる。
【0004】また、これら2つの方法によって製造され
たセラミックグリーンシートは、導体パターンがセラミ
ックグリーンシートの表面から突出しているために、こ
のセラミックグリーンシートを積層、圧着して積層型電
子部品を製造した場合、セラミックグリーンシートを圧
着する際に導体パターンの変形やシートの横ずれが発生
すると共に、導体パターンの近傍においてセラミックグ
リーンシート間に空隙が生じやすいという問題があっ
た。
【0005】この様な問題を解決するために、支持体上
に導体パターンを印刷し、その上にセラミックスラリー
を塗布して乾燥させた後、支持体を剥離することによ
り、セラミックグリーンシートを得るものがある(特開
平9-283360号)。この様に形成されたセラミックグリー
ンシートは、導体パターンがセラミックグリーンシート
に埋設されているので、セラミックグリーンシートを圧
着する際に導体パターンの変形やシートの横ずれが発生
するのを防止できる共に、導体パターンの近傍において
セラミックグリーンシート間に空隙が生じるのを防止で
きる。しかしながら、この様に形成されたセラミックグ
リーンシートは、導体パターンが印刷により形成されて
いるので、前述の様に導電ペーストの滲みや垂れ、導体
パターンを形成するためのスクリーンの存在等により、
導体パターンの寸法精度が悪く、積層型電子部品の電気
的特性のバラツキの原因となる。
【0006】本発明は、高精細度の導体パターンを有
し、表面の凹凸の少ないセラミックグリーンシートの製
造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、
電気的特性のバラツキが少ない積層型電子部品の製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミックグリ
ーンシートの製造方法は、導体パターンと絶縁体層の形
成の仕方を改良することにより、前述の課題を解決する
ものである。すなわち、支持体表面上に感光性導電ペー
ストを用いたフォトリソグラフィー技術によって導体パ
ターンが形成される第1の工程と、支持体表面上に導体
パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工程を
有する。また、本発明のセラミックグリーンシートの製
造方法は、支持体表面上に感光性導電ペーストを用いた
フォトリソグラフィー技術によって導体パターンが形成
される第1の工程、支持体表面上に導体膜パターンを覆
う様に絶縁体層が形成される第2の工程、レーザ加工に
より絶縁体層にスルーホールが形成される第3の工程及
び、スルーホール内に導電体が充填される第4の工程を
有する。
【0008】また、本発明の積層型電子部品の製造方法
は、導体パターンと絶縁体層の形成の仕方を改良して得
られた表面の凹凸の少ないセラミックグリーンシートを
用いることにより、前述の課題を解決するものである。
すなわち、絶縁体層と導体パターンを積層し、積層体内
に導体パターンによって回路素子が形成された積層型電
子部品の製造方法において、支持体表面上に感光性導電
ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によって導
体パターンが形成される第1の工程と、支持体表面上に
導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工
程を有する工程によって形成された導体パターン付きセ
ラミックグリーンシートと、支持体表面上に感光性導電
ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によって導
体パターンが形成される第1の工程と、支持体表面上に
導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工
程、絶縁体層にスルーホールが形成される第3の工程及
び、スルーホール内に導電体が充填される第4の工程を
有する工程によって形成された導体パターン付きセラミ
ックグリーンシートのうち少なくともいずれか一方を内
蔵する。また、本発明は、絶縁体層と導体パターンを積
層し、積層体内に導体パターンによって回路素子が形成
された積層型電子部品の製造方法において、支持体表面
上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー
技術によって導体パターンが形成される第1の工程と、
支持体表面上に導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成
される第2の工程を有する工程によって形成された導体
パターン付きセラミックグリーンシートと、支持体表面
上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー
技術によって導体パターンが形成される第1の工程と、
支持体表面上に導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成
される第2の工程、絶縁体層にスルーホールが形成され
る第3の工程及び、スルーホール内に導電体が充填され
る第4の工程を有する工程によって形成された導体パタ
ーン付きセラミックグリーンシートのうち少なくともい
ずれか一方を含むセラミックグリーンシートが、回路素
子を構成する様に積層される。さらに、本発明は、絶縁
体層と導体パターンとを積層し、絶縁体層間の所定の導
体パターン同士が絶縁体層のスルーホール内の導体を介
して接続されて積層体内にコイルとコンデンサのうち少
なくともいずれか一方を有する回路が形成された積層型
電子部品の製造方法において、支持体表面上に感光性導
電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によって
導体パターンが形成される第1の工程と、支持体表面上
に導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の
工程を有する工程によって形成された導体パターン付き
セラミックグリーンシートと、支持体表面上に感光性導
電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によって
導体パターンが形成される第1の工程と、支持体表面上
に導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の
工程、絶縁体層にスルーホールが形成される第3の工程
及び、スルーホール内に導電体が充填される第4の工程
を有する工程によって形成された導体パターン付きセラ
ミックグリーンシートのうち少なくともいずれか一方を
含むセラミックグリーンシートが、所定の回路を構成す
る様に積層される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のセラミックグリーンシー
トは、まず、支持体表面に感光性導電ペーストを塗布
し、フォトリソグラフィー技術によって導体パターンが
形成される。次に、この導体パターンが形成された支持
体上に、絶縁体層が形成される。また、本発明のスルー
ホールを有するセラミックグリーンシートは、さらに、
レーザ加工により絶縁体にスルーホールが形成され、こ
のスルーホール内に導電体が充填される。この様にして
導体パターンを形成した場合、印刷により形成したもの
よりも細い線幅のものを精度よく形成できると共に、そ
の表面がセラミックグリーンシートの表面から突出する
ことがない。
【0010】また、本発明の積層型電子部品の製造方法
は、この導体パターン付きのセラミックグリーンシート
と導体パターン付きのスルーホールを有するセラミック
グリーンシートを含むセラミックグリーンシートを回路
素子や回路に応じて適切に組合せて用い、これらセラミ
ックグリーンシートを積層することにより積層体内に回
路素子や回路が形成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明のセラミックグリーンシートの
製造方法及び本発明の積層型電子部品の製造方法を図1
乃至図10を参照して説明する。図1は本発明のセラミ
ックグリーンシートの製造方法の第1の実施例を示す断
面図である。本発明のセラミックグリーンシートは、ま
ず、図1(A)に示す様に、支持体10の表面に感光性
導電ペーストを塗布し、乾燥させて支持体10上に感光
性導電膜12Aが形成される。支持体10は、例えばポ
リエチレンテレフタレートフィルム(商品名:マイラー
フィルム)が用いられる。感光性導電膜12Aは、この
支持体10上に、銀、銀とパラジウムの合金、銅、ニッ
ケル等の導電材料に感光剤が混入された感光性導電ペー
ストをスクリーン印刷、スピンコート、ドクターブレー
ド等の方法を用いて厚みが一様になる様に塗布されて形
成される。次に、図1(B)に示す様に、この支持体1
0の感光性導電膜12A上に所定のパターン形状の孔を
有するマスク13を搭載し、このマスク13を介して紫
外線等の光線を照射することにより感光性導電膜12A
を所定のパターン形状に露光する。さらに、この感光性
導電膜12Aを現像液を用いて現像することにより感光
されていない部分が除去され、これを乾燥することによ
り図1(C)に示す様に支持体10上に所定の形状の導
体パターン12が形成される。続いて、図1(D)に示
す様に、この導体パターン12が形成された支持体10
の表面に、導体パターン12を覆う様に絶縁体層11が
形成される。絶縁体層11は、支持体10上に、誘電
体、磁性体等の絶縁体をペースト状にした絶縁体ペース
トをスクリーン印刷、スピンコート、ドクターブレード
等の方法を用いて厚みが一様になる様に塗布されて形成
される。なお、図1では、1つの支持体上に1個分を形
成する場合を示したが、長尺の支持体を用いて連続的に
形成することにより複数個分を連続的に生産することも
できる。
【0012】図2は本発明のセラミックグリーンシート
の製造方法の第2の実施例を示す断面図である。本発明
のセラミックグリーンシートは、まず、図2(A)に示
す様に、支持体20の表面に感光性導電ペーストを塗
布、乾燥させて支持体20上に感光性導電膜22Aが形
成される。次に、図2(B)に示す様に、この支持体2
0の感光性導電膜22A上に所定のパターン形状の孔を
有するマスク23を搭載し、このマスク23を介して光
線を照射することにより感光性導電膜22Aを所定のパ
ターン形状に露光する。さらに、この感光性導電膜22
Aを現像液を用いて現像し、これを乾燥することにより
図2(C)に示す様に支持体20上に所定の形状の導体
パターン22が形成される。続いて、図2(D)に示す
様に、この導体パターン22が形成された支持体20の
表面に、導体パターン22を覆う様に絶縁体層21が形
成される。次に、図2(E)に示す様に、この絶縁体層
21の所定の位置にスルーホールSが形成される。この
スルーホールSは、絶縁体層21の所定の位置にレーザ
光線を照射して、絶縁体層を加工するレーザ加工によっ
て形成される。続いて、図2(F)に示す様に、この絶
縁体層21のスルーホール内に導電体24が充填され
る。導電体24は、銀、銀とパラジウムの合金、銅、ニ
ッケル等の導電体ペーストを印刷することにより形成さ
れる。また、導電体24は、一端が導体パターン22に
接続され、他端が絶縁体層21の表面に露出する。
【0013】図3は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第1の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層3
1A、31B、31Cは、磁性体、誘電体等の絶縁体を
用いて形成される。絶縁体層31Aの表面には、コイル
用導体パターン32Aが形成される。コイル用導体パタ
ーン32Aは、渦巻状に形成され、外側の端が絶縁体層
31Aの端面に引き出される。絶縁体層31Bの表面に
は、コイル用導体パターン32Bが形成される。コイル
用導体パターン32Bは、一端が絶縁体層31Bに設け
られたスルーホール内の導体を介してコイル用導体パタ
ーン32Aの内端と接続され、他端が絶縁体層31Bの
端面に引き出される。なお、絶縁体層31Cは、保護用
の絶縁体層である。そして、絶縁体層31A〜31Cと
コイル用導体パターン32A、32Bの積層体内にこの
コイル用導体パターン32Aとコイル用導体パターン3
2Bによってコイルが形成される。これらの積層体のコ
イルの端部が引き出された端面に外部電極が形成され、
コイルの端部と外部電極が接続される。この様な積層型
電子部品は、支持体表面上に感光性導電ペーストを用い
たフォトリソグラフィー技術によって渦巻き状のコイル
用導体パターン32Aを形成した後、支持体表面上にコ
イル用導体パターンを覆う様に絶縁体層を形成すること
により形成された導体パターン付きセラミックグリーン
シート31Aと、支持体表面上に感光性導電ペーストを
用いたフォトリソグラフィー技術によってコイル用導体
パターン32Bを形成した後、支持体表面上にコイル用
導体パターンを覆う様に絶縁体層を形成し、この絶縁体
層にスルーホールを形成し、さらにこのスルーホール内
に導電体が充填された導体パターン付きセラミックグリ
ーンシート31Bと、導体パターンが形成されていない
セラミックグリーンシート31Cとを積層した後、これ
らを一体焼成し、積層体の端面に外部電極を形成して製
造される。
【0014】図4は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第2の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層4
1A、41B、41Cは、誘電体を用いて形成される。
絶縁体層41Aの表面には、コンデンサ用導体パターン
42Aが形成される。コンデンサ用導体パターン42A
の一端は、絶縁体層41Aの端面に引き出される。絶縁
体層41Bの表面には、コンデンサ用導体パターン42
Bが形成される。コンデンサ用導体パターン42Bは、
コンデンサ用導体パターン42Aと対向する位置に形成
され、一端が絶縁体層41Bの端面に引き出される。な
お、絶縁体層41Cは、保護用の絶縁体層である。そし
て、絶縁体層41Bを介して対向したコンデンサ用導体
パターン42Aとコンデンサ用導体パターン42Bによ
って、絶縁体層41A〜41Cとコンデンサ用導体パタ
ーン42A、42Bの積層体内にコンデンサが形成され
る。これらの積層体のコンデンサの端部が引き出された
端面に外部電極が形成され、コンデンサの端部と外部電
極が接続される。この様な積層型電子部品は、支持体表
面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィ
ー技術によってコンデンサ用導体パターンを形成した
後、支持体表面上にコンデンサ用導体パターンを覆う様
に絶縁体層を形成することにより形成された導体パター
ン付きセラミックグリーンシート41A、41Bと、導
体パターンが形成されていないセラミックグリーンシー
ト41Cを積層した後、これらを一体焼成し、積層体の
端面に外部電極を形成して製造される。
【0015】図5は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第3の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層5
1A、51B、51C、51D、51E、51F、51
Gは、磁性体、誘電体等の絶縁体を用いて形成される。
絶縁体層51A、51B、51Cの表面には、それぞれ
1ターン未満のコイル用導体パターン52が形成され
る。そして、絶縁体層51A〜51Cのコイル用導体パ
ターン52が絶縁体層のスルーホール内の導体を介して
らせん状に接続されて第1のコイルが形成される。この
第1のコイルの両端は、絶縁体層の対向する側面に引き
出される。絶縁体層51D、51E、51Fの表面に
は、それぞれ1ターン未満のコイル用導体パターン53
が形成される。そして、絶縁体層51D〜51Fのコイ
ル用導体パターン53が絶縁体層のスルーホール内の導
体を介してらせん状に接続されて第2のコイルが形成さ
れる。この第2のコイルは、第1のコイルと電磁気的に
結合するように、絶縁体層51Dを介して第1のコイル
と対向する位置に形成される。また、この第2のコイル
の両端は、絶縁体層の対向する側面に引き出される。な
お、絶縁体層51Gは、保護用の絶縁体である。これら
の積層体のコイルの端部が引き出された端面に外部電極
が形成され、コイルの端部と外部電極が接続される。こ
の積層型電子部品は、トランス、コモンモードチョーク
コイル、バラン等として用いられる。この様な積層型電
子部品は、支持体表面上に感光性導電ペーストを用いた
フォトリソグラフィー技術によってコイル用導体パター
ンを形成した後、支持体表面上にコイル用導体パターン
を覆う様に絶縁体層を形成することにより形成された導
体パターン付きセラミックグリーンシート51A、51
Dと、支持体表面上に感光性導電ペーストを用いたフォ
トリソグラフィー技術によってコイル用導体パターンを
形成した後、支持体表面上にコイル用導体パターンを覆
う様に絶縁体層を形成し、この絶縁体層にスルーホール
を形成し、さらにこのスルーホール内に導電体が充填さ
れた導体パターン付きセラミックグリーンシート51
B、51C、51E、51Fと、導体パターンが形成さ
れていないセラミックグリーンシート51Gとを2つの
コイルが形成される様に所定の順序で積層した後、一体
焼成し、積層体の端面に外部電極を形成して製造され
る。
【0016】図6は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第4の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層6
1A、61B、61C、61D、61Eは、磁性体、誘
電体等の絶縁体を用いて形成される。絶縁体層61Aの
表面には、コイル用導体パターン62Aが形成される。
コイル用導体パターン62Aは、一端が絶縁体層61A
の端面に引き出される。絶縁体層61Bの表面には、コ
イル用導体パターン62Bが形成される。コイル用導体
パターン62Bは、渦巻状に形成され、内側端が絶縁体
層61Bのスルーホール内の導体を介してコイル用導体
パターン62Aの他端に接続される。コイル用導体パタ
ーン62Bの外側端は、絶縁体層61Bの端面に引き出
される。そして、この渦巻状のコイル用導体パターン6
2Bとコイル用導体パターン62Aとで第1のコイルが
形成される。絶縁体層61Cの表面には、コイル用導体
パターン63Bが形成される。コイル用導体パターン6
3Bは、コイル用導体パターン62Bと対向する位置に
渦巻状に形成され、外側端が絶縁体層61Cの端面に引
き出される。絶縁体層61Dの表面には、コイル用導体
パターン63Aが形成される。コイル用導体パターン6
3Aは、一端が絶縁体層61Dの端面に引き出されると
共に、他端が絶縁体層61Dのスルーホール内の導体を
介してコイル用導体パターン63Bの内側端に接続され
る。そして、このコイル用導体パターン63Aと渦巻状
のコイル用導体パターン63Bとで第2のコイルが形成
される。なお、絶縁体層61Eは、保護用の絶縁体層で
ある。絶縁体層とコイル用導体パターンの積層体内に
は、コイル用導体パターン62A、62B、63A、6
3Bによって、互いに電磁気的に結合した2つのコイル
が形成される。積層体のコイルの端部が引き出された端
面に外部電極が形成され、コイルの端部と外部電極が接
続される。この積層型電子部品は、トランス、コモンモ
ードチョークコイル、バラン等として用いられる。この
様な積層型電子部品は、支持体表面上に感光性導電ペー
ストを用いたフォトリソグラフィー技術によってコイル
用導体パターンを形成した後、支持体表面上にコイル用
導体パターンを覆う様に絶縁体層を形成することにより
形成された導体パターン付きセラミックグリーンシート
61A、61Cと、支持体表面上に感光性導電ペースト
を用いたフォトリソグラフィー技術によってコイル用導
体パターンを形成した後、支持体表面上にコイル用導体
パターンを覆う様に絶縁体層を形成し、この絶縁体層に
スルーホールを形成し、さらにこのスルーホール内に導
電体が充填された導体パターン付きセラミックグリーン
シート61B、61Dと、導体パターンが形成されてい
ないセラミックグリーンシート61Eとを2つのコイル
が形成される様に所定の順序で積層した後、一体焼成
し、積層体の端面に外部電極を形成して製造される。
【0017】図7は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第5の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層7
1A、71B、71C、71D、71E、71Fは、磁
性体、誘電体等の絶縁体を用いて形成される。絶縁体層
71Aの表面には、アース用導体パターン72が形成さ
れる。このアース用導体パターン72は絶縁体層71A
の対向する端面まで引き出される。絶縁体層71Bと絶
縁体層71Cの表面には、それぞれコイル用導体パター
ン73とコイル用導体パターン74が互いに線対称にな
る様に形成される。このコイル用導体パターン73、7
4は、スルーホール内の導体を介して絶縁体層71Bの
導体パターン73と絶縁体層71Cの導体パターン73
をらせん状に接続して第1のコイルが形成され、スルー
ホール内の導体を介して絶縁体層71Bの導体パターン
74と絶縁体層71Cの導体パターン74をらせん状に
接続して第2のコイルが形成される。この第1のコイル
と第2のコイルは、同じターン数になる様に形成され、
絶縁体層71Bの導体パターン73と導体パターン74
が接続されることにより互いに接続される。そして、絶
縁体層71C上の導体パターン73の一端と導体パター
ン74の一端が絶縁体層71Cの同じ端面に引き出され
る。絶縁体層71Dと絶縁体層71Eの表面には、それ
ぞれコイル用導体パターン75とコイル用導体パターン
76が互いに線対称になる様に形成される。このとき、
絶縁体層71Dのコイル用導体パターン75、76は、
絶縁体層71Cのコイル用導体パターン73、74と対
向する位置に形成される。このコイル用導体パターン7
5、76は、スルーホール内の導体を介して絶縁体層7
1Dの導体パターン75と絶縁体層71Eの導体パター
ン75をらせん状に接続して第3のコイルが形成され、
スルーホール内の導体を介して絶縁体層71Dの導体パ
ターン76と絶縁体層71Eの導体パターン76をらせ
ん状に接続して第4のコイルが形成される。この第3の
コイルと第4のコイルは、同じターン数になる様に形成
され、絶縁体層71Dの導体パターン75と導体パター
ン76が接続されることにより互いに接続される。この
絶縁体層71Dの導体パターン75と導体パターン76
の共通接続端は、アース用導体パターン72が引き出さ
れた一方の端面まで引き出される。また、絶縁体層71
E上の導体パターン75の一端と導体パターンの一端が
絶縁体層71Eの同じ端面まで引き出される。絶縁体層
71Fは保護用の絶縁体層である。絶縁体層とアース用
導体パターンとコイル用導体パターンの積層体内には、
コイル用導体パターン73、74によって直列に接続さ
れた第1のコイルと第2のコイルが、コイル用導体パタ
ーン75、76によって直列に接続された第3のコイル
と第4のコイルが形成される。第1のコイルと第3のコ
イルが電磁気的に結合し、第2のコイルと第4のコイル
が電磁気的に結合する。積層体のコイル用導体パターン
の端部が引き出された端面に外部電極が形成され、コイ
ルの端部と外部電極が接続される。この積層型電子部品
は、バランとして用いられる。この様な積層型電子部品
は、支持体表面上に感光性導電ペーストを用いたフォト
リソグラフィー技術によってアース用導体パターンを形
成した後、支持体表面上にアース用導体パターンを覆う
様に絶縁体層を形成することにより形成された導体パタ
ーン付きセラミックグリーンシート71Aと、支持体表
面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィ
ー技術によってコイル用導体パターンを形成した後、支
持体表面上にコイル用導体パターンを覆う様に絶縁体層
を形成することにより形成された導体パターン付きセラ
ミックグリーンシート71B、71Dと、支持体表面上
に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技
術によってコイル用導体パターンを形成した後、支持体
表面上にコイル用導体パターンを覆う様に絶縁体層を形
成し、この絶縁体層にスルーホールを形成し、さらにこ
のスルーホール内に導電体が充填された導体パターン付
きセラミックグリーンシート71C、71Eと、導体パ
ターンが形成されていないセラミックグリーンシート7
1Fとを所定の順序で積層した後、一体焼成し、積層体
端面に外部電極を形成して製造される。
【0018】図8は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第6の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層8
1A、81B、81Cは、磁性体、誘電体等の絶縁体を
用いて形成される。絶縁体層81Aの表面には、線路用
導体パターン82が形成される。線路用導体パターン8
2は、絶縁体層81Aの表面にコの字状に形成され、両
端部が絶縁体層81Aの端面まで引き出される。絶縁体
層81Bの表面には、線路用導体パターン83が形成さ
れる。線路用導体パターン83は、絶縁体層81Aの表
面にコの字状に形成され、両端部が絶縁体層81Bの端
面まで引き出される。この線路用導体パターン82、8
3は、互いに電磁気的に結合する様に両端部以外が絶縁
体層81Bを介して対向して形成される。そして、絶縁
体層81A〜81Cと線路用導体パターン82、83の
積層体内に、絶縁体層を介して対向し、互いに電磁気的
に結合した2つの線路用導体パターンによって、方向性
結合器が形成される。この様な積層型電子部品は、支持
体表面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラ
フィー技術によって線路用導体パターンを形成した後、
支持体表面上に線路用導体パターンを覆う様に絶縁体層
を形成することにより形成された導体パターン付きセラ
ミックグリーンシート81A、81Bと、導体パターン
が形成されていないセラミックグリーンシート81Cを
積層した後、一体焼成し、積層体端面に外部電極が形成
されて製造される。
【0019】図9は、本発明の積層型電子部品の製造方
法の第7の実施例を示す分解斜視図である。絶縁体層9
1A、91B、91C、91D、91E、91Fは、磁
性体、誘電体等の絶縁体を用いて形成される。絶縁体層
91Aの表面には、アース用導体パターン92が形成さ
れる。このアース用導体パターン92は絶縁体層91A
の対向する端面まで引き出される。絶縁体層91Bの表
面には、コンデンサ用導体パターン93、94が形成さ
れる。絶縁体層91C〜91Eの表面には、それぞれコ
イル用導体パターン95とコイル用導体パターン96が
形成される。このコイル用導体パターン95、96は、
スルーホール内の導体を介して絶縁体層91C〜91E
の導体パターン95をらせん状に接続して第1のコイル
が形成され、スルーホール内の導体を介して絶縁体層9
1C〜91Eの導体パターン96をらせん状に接続して
第2のコイルが形成される。また、絶縁体層91Cのコ
イル用導体パターン95は、絶縁体層91Cのスルーホ
ール内の導体を介してコンデンサ用導体パターン93と
接続される。さらに、絶縁体層91Cのコイル用導体パ
ターン96は、絶縁体層91Cのスルーホール内の導体
を介してコンデンサ用導体パターン94と接続される。
この様にして、絶縁体層とアース用導体パターンとコン
デンサ用導体とコイル用導体パターンの積層体内には、
アース用導体パターン92とコンデンサ用導体93、9
4によって2つのコンデンサが形成され、コイル用導体
パターン95、96によって2つのコイルが形成され
る。そして、この2つのコイルと2つのコンデンサが所
定の回路を構成するように接続されてLCフィルタが形
成される。この様な積層型電子部品は、支持体表面上に
感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術
によってアース用導体パターンを形成した後、支持体表
面上にアース用導体パターンを覆う様に絶縁体層を形成
することにより形成された導体パターン付きセラミック
グリーンシート91Aと、支持体表面上に感光性導電ペ
ーストを用いたフォトリソグラフィー技術によってコン
デンサ用導体パターン93、94を形成した後、支持体
表面上にコンデンサ用導体パターン93、94を覆う様
に絶縁体層を形成することにより形成された導体パター
ン付きセラミックグリーンシート91Bと、支持体表面
上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー
技術によってコイル用導体パターン95、96を形成し
た後、支持体表面上にコイル用導体パターン95、96
を覆う様に絶縁体層を形成し、この絶縁体層にスルーホ
ールを形成し、さらにこのスルーホール内に導電体が充
填された導体パターン付きセラミックグリーンシート9
1C〜91Eと、導体パターンが形成されていないセラ
ミックグリーンシート91Fを所定の回路が形成される
様に順次積層した後、一体焼成し、積層体端面に外部電
極が形成されて製造される。
【0020】以上、本発明のセラミックグリーンシート
の製造方法及び、積層型電子部品の製造方法の実施例を
述べたが、本発明はこれらの実施例に限られるものでは
ない。例えば、導体パターン付きセラミックグリーンシ
ートの絶縁体層は、感光性導電ペーストを用いたフォト
リソ技術によって導体パターンが形成された支持体上
に、導体パターンを覆う様に絶縁性のセラミックグリー
ンシートを積層することにより形成してもよい。また、
本発明の積層型電子部品の製造方法における、導体パタ
ーン付きセラミックグリーンシートの積層の仕方は、支
持体から剥離したものを所定の回路素子又は回路が形成
される様に順次積層してもよいし、最上層の導体パター
ン付きセラミックグリーンシートが形成された支持体上
に、支持体から剥離した導体パターン付きセラミックグ
リーンシートを所定の回路素子又は回路が形成される様
に順次積層し、最後にこれらの積層体を支持体から剥離
するようにしてもよい。最上層の導体パターン付きセラ
ミックグリーンシートが形成された支持体上に、支持体
から剥離した導体パターン付きセラミックグリーンシー
トを所定の回路素子又は回路が形成される様に順次積層
し、最後にこれらの積層体を支持体から剥離した場合、
最上層の導体パターン付きセラミックグリーンシート上
に、導体パターンを保護するために、導体パターンが形
成されていないセラミックグリーンシートが積層され
る。さらに、1対の導体パターン付きセラミックグリー
ンシートが、導体パターンが形成されていないセラミッ
クグリーンシートを介して導体パターンが対向するよう
に積層されてもよい。さらに、本発明の積層型電子部品
の製造方法は、高精細度に形成する必要のある導体パタ
ーンを、図1や図2の様にして導体パターン付きセラミ
ックグリーンシートによって形成すればよく、それ以外
の導体パターンを従来の方法で形成してもよい。また、
図3に示した本発明の積層型電子部品の製造方法の第1
の実施例において、コイル用導体パターンは、渦巻き状
以外にも直線状、ミアンダー状、L字状、U字状等、様
々な形状にすることができる。また、このコイルは、図
10に示す様に絶縁体層間の1ターン未満のコイル用導
体パターンを接続して形成してもよいし、コイル用導体
パターンの両端を絶縁体層の端面に引き出して形成して
もよい。さらに、図10のコイルは、その巻軸が実装面
と垂直になっているものを示したが、その巻軸が実装面
と水平になる様に形成することもできる。さらに、図5
に示した本発明の積層型電子部品の製造方法の第3の実
施例では、2つのコイルを絶縁体層の積層方向に重畳し
たものを示したが、絶縁体層の表面に2つのコイル用導
体パターンを形成して2つのコイルが積層体内に横に並
ぶ様に形成してもよい。またさらに、図8に示した本発
明の積層型電子部品の製造方法の第6の実施例におい
て、2つの線路は同じ絶縁体層上に並べて形成してもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明のセラミックグ
リーンシートの製造方法は、支持体表面上に感光性導電
ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によって導
体パターンが形成される第1の工程と、支持体表面上に
導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工
程を備えるので、印刷により形成したものよりも細い線
幅のものを精度よく形成できると共に、その表面がセラ
ミックグリーンシートの表面から突出することがない。
従って、本発明のセラミックグリーンシートの製造方法
は、高精細度の導体パターンを有し、表面の凹凸の少な
いセラミックグリーンシートを製造することができる。
また、本発明の積層型電子部品の製造方法は、支持体表
面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィ
ー技術によって導体パターンが形成される第1の工程
と、支持体表面上に導体パターンを覆う様に絶縁体層が
形成される第2の工程を有する工程によって形成された
導体パターン付きセラミックグリーンシートと、支持体
表面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフ
ィー技術によって導体パターンが形成される第1の工程
と、支持体表面上に導体パターンを覆う様に絶縁体層が
形成される第2の工程、絶縁体層にスルーホールが形成
される第3の工程及び、スルーホール内に導電体が充填
される第4の工程を有する工程によって形成された導体
パターン付きセラミックグリーンシートのうち少なくと
もいずれか一方を内蔵するので、導体パターンを高精細
度に形成できると共に、圧着する際の導体パターンの変
形や、シートの横ずれ、導体パターンの近傍においてセ
ラミックグリーンシート間の空隙の発生を防止すること
ができる。従って、本発明の積層型電子部品の製造方法
は、電気的特性のバラツキを少なくできると共に、積層
型電子部品の電気的特性を向上させることができ、さら
には、製品の小型化をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセラミックグリーンシートの製造方
法の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】 本発明のセラミックグリーンシートの製造方
法の第2実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第1の
実施例を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第2実
施例を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第3実
施例を示す分解斜視図である。
【図6】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第4実
施例を示す分解斜視図である。
【図7】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第5実
施例を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第6実
施例を示す分解斜視図である。
【図9】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第7実
施例を示す分解斜視図である。
【図10】 本発明の積層型電子部品の製造方法の第8
実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 絶縁体層 12 導体パターン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 Q S (72)発明者 石田 修一 埼玉県比企郡玉川村大字玉川字日野原828 番地 東光株式会社玉川工場内 (72)発明者 石井 善明 埼玉県比企郡玉川村大字玉川字日野原828 番地 東光株式会社玉川工場内 Fターム(参考) 4E351 AA07 BB01 BB03 BB09 BB14 BB15 BB24 BB26 BB31 BB49 CC17 CC21 DD01 DD04 DD05 DD20 DD22 EE03 EE21 GG01 5E062 FF01 5E346 AA12 AA13 AA15 AA32 AA43 BB01 BB20 CC17 CC31 DD02 DD33 EE24 FF18 GG03 GG07 HH11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体表面上に感光性導電ペーストを用
    いたフォトリソグラフィー技術によって導体パターンが
    形成される第1の工程と、該支持体表面上に該導体パタ
    ーンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工程を有す
    ることを特徴とするセラミックグリーンシートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 支持体表面上に感光性導電ペーストを用
    いたフォトリソグラフィー技術によって導体パターンが
    形成される第1の工程と、該支持体表面上に該導体パタ
    ーンを覆う様に絶縁体層が形成される第2の工程、該絶
    縁体層にスルーホールが形成される第3の工程及び、該
    スルーホール内に導電体が充填する第4の工程を有する
    ことを特徴とするセラミックグリーンシートの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 絶縁体層と導体パターンを積層し、積層
    体内に該導体パターンによって回路素子が形成された積
    層型電子部品の製造方法において、支持体表面上に感光
    性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によ
    って導体パターンが形成される第1の工程と、該支持体
    表面上に該導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成され
    る第2の工程を有する工程によって形成された導体パタ
    ーン付きセラミックグリーンシートと、支持体表面上に
    感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術
    によって導体パターンが形成される第1の工程と、該支
    持体表面上に該導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成
    される第2の工程、該絶縁体層にスルーホールが形成さ
    れる第3の工程及び、該スルーホール内に導電体が充填
    される第4の工程を有する工程によって形成された導体
    パターン付きセラミックグリーンシートのうち少なくと
    もいずれか一方を内蔵することを特徴とする積層型電子
    部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 絶縁体層と導体パターンを積層し、積層
    体内に該導体パターンによって回路素子が形成された積
    層型電子部品の製造方法において、支持体表面上に感光
    性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術によ
    って導体パターンが形成される第1の工程と、該支持体
    表面上に該導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成され
    る第2の工程を有する工程によって形成された導体パタ
    ーン付きセラミックグリーンシートと、支持体表面上に
    感光性導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー技術
    によって導体パターンが形成される第1の工程と、該支
    持体表面上に該導体パターンを覆う様に絶縁体層が形成
    される第2の工程、該絶縁体層にスルーホールが形成さ
    れる第3の工程及び、該スルーホール内に導電体が充填
    される第4の工程を有する工程によって形成された導体
    パターン付きセラミックグリーンシートのうち少なくと
    もいずれか一方を含むセラミックグリーンシートが、該
    回路素子を構成する様に積層されることを特徴とする積
    層型電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁体層と導体パターンとを積層し、該
    絶縁体層間の所定の導体パターン同士が該絶縁体層のス
    ルーホール内の導体を介して接続されて積層体内にコイ
    ルとコンデンサのうち少なくともいずれか一方を有する
    回路が形成された積層型電子部品の製造方法において、
    支持体表面上に感光性導電ペーストを用いたフォトリソ
    グラフィー技術によって導体パターンが形成される第1
    の工程と、該支持体表面上に該導体パターンを覆う様に
    絶縁体層が形成される第2の工程を有する工程によって
    形成された導体パターン付きセラミックグリーンシート
    と、支持体表面上に感光性導電ペーストを用いたフォト
    リソグラフィー技術によって導体パターンが形成される
    第1の工程と、該支持体表面上に該導体パターンを覆う
    様に絶縁体層が形成される第2の工程、該絶縁体層にス
    ルーホールが形成される第3の工程及び、該スルーホー
    ル内に導電体が充填される第4の工程を有する工程によ
    って形成された導体パターン付きセラミックグリーンシ
    ートのうち少なくともいずれか一方を含むセラミックグ
    リーンシートが、所定の回路を構成する様に積層される
    ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431397C (zh) * 2004-03-03 2008-11-05 Tdk株式会社 陶瓷生片的制造方法和多层陶瓷电子部件制造方法

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