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JP2003166511A - 継手機構 - Google Patents

継手機構

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Publication number
JP2003166511A
JP2003166511A JP2001367983A JP2001367983A JP2003166511A JP 2003166511 A JP2003166511 A JP 2003166511A JP 2001367983 A JP2001367983 A JP 2001367983A JP 2001367983 A JP2001367983 A JP 2001367983A JP 2003166511 A JP2003166511 A JP 2003166511A
Authority
JP
Japan
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shaft
pipe
locking
cover
joint mechanism
Prior art date
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Application number
JP2001367983A
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English (en)
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JP4055981B2 (ja
Inventor
Toshihiro Hirashima
利浩 平島
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
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  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続を解除する際の操作性の向上を図る。 【解決手段】 シャフト11の端部外周に、自由状態で
外方に突出し外から押圧力を加えることで内方に押し込
み可能な係止突起17を設け、一方パイプ13の端部周
壁に係止突起の係合する係止孔18を設けた継手機構に
おいて、前記係止孔18に、パイプ13の周壁の厚み方
向に対してのみ変位可能であり且つ自身の上から係止孔
18に係合した状態の係止突起17を押圧可能なカバー
20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトとパイプ
を接続するための継手機構に係り、主に、掃除用具等の
シャフト(柄)と先端アタッチメント側のパイプとを着
脱自在に接続するためのワンタッチ差し込み式の継手機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、床や窓などを清掃する掃除用具
においては、手で持つシャフト(柄)部分を共通部品化
し、その先端に、掃除用具本体としての各種のアタッチ
メントを自由に交換しながら取り付けられるようにする
ことが一般的に行われている。この場合、シャフトとア
タッチメント側のパイプとを着脱自在に結合するのに、
ワンタッチ差し込み式の継手機構が多く採用されてい
る。
【0003】従来の継手機構の一例について、図6を用
いて説明する。図6の(a)に示した継手構造の一例と
しての掃除用具セット60は、シャフト1を共通部品と
して使用し、その先端に複数のアタッチメント2A、2
Bを交換しながら取り付けることで、各種の掃除用具と
して使用できるようにしてある。このシャフト1をアタ
ッチメント2A、2B側のパイプ3と結合する手段とし
ては、図6の(b)に拡大して示すようなワンタッチ差
し込み式の継手機構が採用されている。
【0004】この継手機構は、シャフト1の端部周壁
に、U字状の切り込み(スリット)5を入れることで、
一端部6aを支点として片持支持された可撓アーム6を
形成し、その可撓アーム6の自由端の外周面に係止突起
7を突設し、一方、シャフト1の端部を差し込む相手側
であるアタッチメント側のパイプ3の端部周壁に、前記
係止突起7の係合する係止孔8を形成してある。このよ
うな構造によって、シャフト1の先端部をパイプ3に差
し込んで、係止突起7を係止孔8に係合させることによ
り、シャフト1とパイプ3を抜け止め接続することがで
きる。
【0005】この継手機構において、シャフト1をパイ
プ3に接続するには、図7(a)に示すように、シャフ
ト1の先端をパイプ3の端部に差し込む(矢印X方向に
差し込む)。そうすると、係止突起7がパイプ3の周壁
に当たるのに従い、図7(b)に示すように、可撓アー
ム6が弾性変形し、係止突起7が内方に変位した状態で
パイプ3の内部に入り込む。係止突起7が係止孔8の位
置にくるまでシャフト1をパイプ3に差し込むと、図7
(c)に示すように、係止突起7が可撓アーム6の復元
作用で外方に変位し、係合孔8に係合して、シャフト1
とパイプ3の結合が完成する。
【0006】一方、接続したパイプ3からシャフト1を
取り外す場合には、まず、図8(a)に示すように、片
方の手の指を係止孔8に当てて、その指で係止孔8内に
突出している係止突起7を押圧して内方(矢印A方向)
に押し込む。そして、その状態を保ちながら、図8
(b)に示すように、もう片方の手でシャフト1を矢印
B方向に引っ張ってパイプ3から引き抜く。
【0007】なお、この種の継手機構の類似例は、例え
ば実開平5−24803号公報等において開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の継手
機構では、接続したパイプ3からシャフト1を取り外す
際に次のような問題があった。すなわち、シャフト1を
引き抜く際に、両方の手の指を共にシャフト1にかける
必要があるため(つまり、片方の手でシャフト1を引き
ながら、もう片方の手の指でシャフト1上の係止突起7
を直接押し込まなければならないため)、係止突起7を
押さえている指が、シャフト1と一緒に動いてパイプ3
の内部に引き込まれるおそれがある。そのため、指が入
り込まないように、係止突起7を押す位置をずらしなが
ら、シャフト1を引き抜かなければならず、取り外し時
の操作性が悪かった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、シャフトを
パイプから取り外す際の操作性の向上を図ることのでき
る継手機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シャ
フトの端部外周に、自由状態で外方に突出し外から押圧
力を加えることで内方に押し込み可能な係止突起を設け
ると共に、パイプの端部周壁に、前記外方に突出した状
態の係止突起の係合する係止孔を設け、シャフトの端部
をパイプの端部に差し込んで前記係止突起を係止孔に係
合させることにより、シャフトとパイプを抜け止め接続
する継手機構において、前記係止孔に、前記パイプの周
壁の厚み方向に弾性変形可能で且つ該係止孔を塞ぐと共
に前記係止孔と前記係止突起との係合を許容するカバー
が設けられており、前記カバーを係止孔外側から押圧す
ることで、前記係止突起と前記係止孔との係合解除が可
能に構成されたことを特徴とする。
【0011】ここで、カバーは、係止孔に対する係止突
起の係合の妨げにならないように、該係止孔内に設けら
れている。例えば、カバーに可撓性をもたせる場合に
は、係止孔に対する係止突起の係合動作に追従して柔軟
に変形するように、薄肉化して撓みやすく形成したり、
柔らかい材料で形成したりしている。
【0012】この発明では、パイプに接続したシャフト
を該パイプから抜くときに、パイプ側に設けたカバーの
上から指で押すことにより、係止孔に係合している係止
突起を内方に押し込んで係合を外すことができる。従っ
て、両方の手の指をシャフトとパイプに別々にかけるこ
とができ(従来は片方の手でシャフトを引っ張ると同時
に、もう片方の手の指で係止突起を押し込んでいた)、
片方の手によるシャフトの引き抜き動作に引きずられ
て、もう片方の手の指が一緒に移動することがなくな
り、その結果、片方の手でシャフト、もう片方の手でパ
イプをそれぞれ確実に押さえておけるようになり、取り
外し時の操作性が向上する。
【0013】また、係止突起はカバーの下側で滑りなが
ら移動するものの、カバーは定位置から移動しないの
で、指がパイプの中に引き込まれることがなく、簡単に
シャフトを取り外すことができる。また、パイプの係止
孔にカバーを設けるだけの簡単な構成であるから、パイ
プの周壁にカバーを一体化することにより、部品点数を
増やさず、ほとんどコストをアップさせることなく、取
り外し時の操作性の向上が図れる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、前
記カバーを、前記係止孔の周縁に一端部を接合した片持
支持の板バネとして形成したことを特徴とする。
【0015】この発明では、カバーを片持支持の板バネ
として形成しているので、極めて容易に且つ十分な可撓
性をもたせることができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項2において、前
記シャフトの外周に、シャフトの軸線方向の一端部で当
該シャフトに片持支持された可撓アームを形成し、その
可撓アームの自由端に前記係止突起を形成すると共に、
前記カバーを、前記可撓アームと同じ方向で片持支持さ
れた板バネとして形成したことを特徴とする。
【0017】この発明では、係止突起を、片持支持した
可撓アームの自由端に設け、カバーの片持支持側を可撓
アームの片持支持側と同じくしたので、係止突起が係止
孔に係合しているときに、係止突起に押されてカバーが
不自然に大きく持ち上げられることがなく、従って、外
観上の違和感を生じることがない。また、シャフトをパ
イプから抜くときに、無理なく、カバーの上から係合突
起を内方に押し込むことができ、良好な操作性を保すこ
とができる。
【0018】請求項4の発明は、請求項3において、前
記カバーの片持支持点から押圧予定点までの距離を、前
記可撓アームの片持支持点から押圧予定点までの距離よ
りも長く設定したことを特徴とする。
【0019】この発明では、カバーの片持支持点から押
圧予定点までの距離を、可撓アームの片持支持点から押
圧予定点までの距離よりも長く設定したので、カバーを
極力撓みやすくすることができ、押圧操作の良好な操作
性を維持することができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かにおいて、前記係止孔を前記パイプの周方向にほぼ等
しい間隔をおいて複数設けると共に、前記係止突起を前
記係止孔に対応させて複数設けたことを特徴とする。
【0021】この発明では、係止孔と係止突起の組を周
方向に複数設け、各係止孔にカバーを設けたので、ガタ
付きなく確実にシャフトとパイプを連結することができ
る。特に、係止孔と係止突起の組を180度対向する2
箇所に設けた場合には、指で挟むようにして各係止孔の
2つのカバーを指で押しながら、シャフトをパイプから
取り外すことができるので、より操作性が良くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はシャフト11とパイプ13の
継手機構の外観斜視図、図2(a)、(b)はそれぞれ
図1のIIa−IIa矢視断面図及びIIb−IIb矢
視断面図、図3(a)、(b)はそれぞれ図2(a)の
IIIa−IIIa矢視断面図及び図2(b)のIII
b−IIIb矢視断面図、図4(a)〜(c)はシャフ
ト11の先端をパイプ13に差し込み接続するときの作
用説明に用いる縦断面図、図5(a)〜(c)はシャフ
ト11をパイプ13から引き抜くときの作用説明に用い
る縦断面図である。
【0023】図1に示すように、シャフト11の先端部
は樹脂(樹脂以外の金属や木材でも可)のパイプで構成
されており、その周壁には、該周壁に縦長U字状の切り
込み(スリット)15を入れることで、シャフト11の
先端側の一端部16aを支点として片持支持された可撓
アーム16が形成されている。この可撓アーム16は、
一端部16aを支点として、図2(b)中の矢印C方向
に弾性変形可能となっており、その自由端側の外面には
係止突起17が突設されている。この場合の係止突起1
7は、可撓アーム16を固定端(支点である一端部16
a)側が肉薄で自由端側に行くに従い徐々に外側に向け
て肉厚となったクサビ形断面にすることで形成されてお
り、係止突起17の頂点から固定端(一端部16a)側
に向けた外面は、徐々に下り傾斜する斜面17aとなっ
ている。これにより、係止突起17は、自由状態では外
方に突出し、外から押圧力を加えることで内方に押し込
み可能なものとなっている。
【0024】一方、シャフト11の端部を差し込む相手
であるアタッチメント側の樹脂製のパイプ13の端部周
壁には、前記係止突起17の係合する係止孔18が形成
されている。この場合、係止孔18は従来のように完全
に開放した開口として形成されているのではなく、外周
のスリット部分を残して、パイプ13と一体成形された
カバー20により大半が塞がれている。このカバー20
は、係止孔18の周縁に一端部20aを接合した片持支
持の板バネとして形成されており、パイプ13の周壁の
厚み方向〔図2(a)中の矢印D方向〕に対して撓み変
形可能になっていて、係止孔18に係合した状態の係止
突起17をパイプ内方に向けて押圧できるようになって
いる。
【0025】この場合、カバー20の片持支持点(一端
部20a)は、パイプ13の先端開口(シャフト11を
差し込む開口部分)と反対側の係止孔18の端部に設定
されている。従って、図4(c)に示すように、シャフ
ト11をパイプ13に差し込んだ状態にしたとき、可撓
アーム16の片持支持点(一端部16a)とカバー20
の片持支持点(一端部20a)は同じ方向になる。
【0026】ここで、カバー20は、係止孔18に対す
る係止突起17の係合の妨げにならないように、柔軟に
撓み変形可能に設けられている。即ち、カバー20を柔
軟に撓みやすくするために、カバー20の肉厚は、カバ
ー20のある部分をパイプ13の外周面より一段低く設
定することにより、パイプ13の周壁の肉厚よりもかな
り薄く形成されている。また、図4(c)に示されるよ
うに、カバー20の片持支持点(一端部20a)から押
圧予定点(自由端)までの距離が、可撓アーム16の片
持支持点(一端部16a)から押圧予定点(自由端)ま
での距離よりも長く設定されている。したがって、可撓
アーム16の変形ストローク(変形移動量)に比べてカ
バー20の変形ストロークを大きくでき撓みやすくでき
るので、可撓アーム16の係合解除操作の操作性低下を
回避でき、また、カバー20を一層撓みやすくできるた
めに、パイプ13の材料をより柔らかな材料にすること
も可能である等、パイプ材料の選択幅を広げることがで
きる。
【0027】なお、本実施形態において、カバー20を
設けた係止孔18と、可撓アーム16に設けた係止突起
17の組み合わせは、パイプ13及びシャフト11の周
方向に180度の間隔で2組設けられている。もちろ
ん、それ以上に設けてもよい。また、図2(a)に示す
ように、パイプ13の内周には、シャフト11の差し込
み限度を定める段部13aが設けられている。
【0028】次に作用を説明する。この継手機構におい
て、シャフト11をパイプ13に接続するには、図4
(a)、(b)に示すように、シャフト11の先端をパ
イプ13の端部に差し込む(矢印Eで示す動作)。そう
すると、係止突起17に連なる可撓アーム16の斜面1
7aがパイプ13の周壁に摺接するのに従い、可撓アー
ム16が弾性変形し、係止突起17が内方に変位した状
態でパイプ13の内部に入り込む。係止突起17が係止
孔18の位置にくるまでシャフト11をパイプ13に差
し込むと、図4(c)に示すように、係止突起17が可
撓アーム6の復元作用で外方に変位し、係合孔18に係
合して、シャフト11とパイプ13の結合が完成する。
このとき、柔軟に形成されているカバー20は、係止突
起17に持ち上げられて変形する。
【0029】一方、パイプ13に接続したシャフト11
をパイプ13から抜くときには、図5(a)、(b)に
示すように、パイプ13の係止孔18に設けたカバー2
0の上に指を当てて、カバー20の上から、係止孔18
内に突出している係止突起17を押圧する(矢印Fで示
す動作)。そうすると、係止突起17が内方に押し込ま
れることで、係止孔18から外れる。従って、その状態
を保ちながら、図5(c)に示すように、もう片方の手
でシャフト11を矢印G方向に引っ張ることにより、パ
イプ3からシャフト11を取り外すことができる。
【0030】この操作の際、図5(c)に示すように、
両方の手の指をシャフト11とパイプ13に別々にかけ
ることができるので、片方の手によるシャフト11の引
き抜き動作に引きずられて、もう片方の手の指が一緒に
移動することがなくなる。その結果、片方の手でシャフ
ト11、もう片方の手でパイプ13をそれぞれ確実に押
さえておけるようになる。また、係止突起17はカバー
20の下側で滑りながら移動するものの、カバー20は
定位置から移動しないので、指がパイプ13の中に引き
込まれることがなくなり、簡単にシャフト11を取り外
すことができて、取り外し時の操作性が向上する。
【0031】また、カバー20の片持支持側(一端部2
0a側)の向きを可撓アーム16の片持支持側(一端部
16a側)の向きと同じくしたので、図4(c)に示す
ように、係止突起17が係止孔18に係合しているとき
に、係止突起17に押されてカバー20が不自然に大き
く持ち上げられることがなく、外観上の違和感を全く生
じることがない。また、シャフト11をパイプ13から
抜くときには、片持支持側が同じであることにより、無
理なく、カバー20の上から係合突起17を内方に押し
込むことができるようになるので、良好な操作性を保て
る。また、係止孔18と係止突起17の組を180度対
向した2箇所に設けているので、がたつきなく確実にシ
ャフト11とパイプ13を連結することができると共
に、シャフト11を取り外す際には、2本の指で挟むよ
うにして各係止孔18のカバー20を指で押しながら、
シャフト11をパイプ13から取り外すことができるの
で、操作性がよい。
【0032】更に、この継手機構は、基本的には従来の
構成にカバー20を付加するだけであるから、パイプ1
3の管壁にカバー20を一体成形することにより、部品
点数を増やさず、ほとんどコストをアップさせることも
なく、脱着時の操作性の向上が図れる。
【0033】なお、前記実施形態では、係止突起17
を、片持支持された可撓アーム16の自由端に設けた場
合を示したが、係止突起は、自由状態において係止孔1
8に対し係合し得る外方位置に突出し、押圧力を加える
ことで内方に押し込み可能なものであれば、どのような
構成を採用してもよい。例えば、シャフトの周壁に軸線
方向に沿った2条の平行なスリットを形成することで当
該スリット間に板バネ状の架橋体を形成し、この架橋体
の中央に係止突起を形成してもよい。また、それに合わ
せてカバー20を同様の構成にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シャフト側の係止突起の係合するパイプ側の係
止孔にカバーを設けたので、カバーの上から係止突起を
押し込みながら、シャフトをパイプから引き抜くことが
できる。従って、両方の手で確実にシャフトとパイプを
握ることができると共に、指で押すカバーが定位置から
移動しないので、指がパイプの中に引き込まれるおそれ
がなく、取り外し時の操作性がよくなる。また、構成的
には従来のものにカバーを付加するだけでよいから、パ
イプにカバーを一体化することにより、部品点数を増や
すこともなく、改良によるコストの上昇も抑えられる。
【0035】また、請求項2の発明によれば、前記のカ
バーを片持支持の板バネとして形成しているので、容易
に十分な可撓性をもたせることができる。また、請求項
3の発明によれば、係止突起を、片持支持した可撓アー
ムの自由端に設け、カバーの片持支持側を可撓アームの
片持支持側と同じくしているので、無理なくカバーの上
から係合突起を内方に押し込むことができる。特に、請
求項4の発明のようにカバーの片持支持点から押圧予定
点までの距離を、可撓アームの片持支持点から押圧予定
点までの距離よりも長く設定した場合は、カバーをより
一層撓みやすくすることができる。
【0036】また、請求項5の発明によれば、係止孔と
係止突起の組を周方向に複数設けているので、シャフト
とパイプとをガタ付きなく確実に連結することができ
る。特に係止孔と係止突起の組を180度対向する2箇
所に設けた場合には、指で挟むようにして各係止孔の2
つのカバーを指で押しながら、シャフトをパイプから取
り外すことができるので、より操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の継手機構の外観斜視図であ
る。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ図1のIIa−II
a矢視断面図及びIIb−IIb矢視断面図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれ図2(a)のIII
a−IIIa矢視断面図及び図2(b)のIIIb−I
IIb矢視断面図である。
【図4】(a)〜(c)はシャフト11の先端をパイプ
13に差し込み接続するときの作用説明に用いる縦断面
図である。
【図5】(a)〜(c)はシャフト11をパイプ13か
ら引き抜くときの作用説明に用いる縦断面図である。
【図6】従来の継手機構の説明図であり、(a)は継手
機構を採用した掃除用具の概略図、(b)は継手機構の
拡大斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は図6の継手機構において、シ
ャフトの先端をパイプに差し込み接続するときの作用説
明に用いる縦断面図である。
【図8】(a)、(b)はシャフトをパイプから引き抜
くときの作用説明に用いる縦断面図である。
【符号の説明】
11 シャフト 13 パイプ 16 可撓アーム 16a 一端部 17 係止突起 18 係止孔 20 カバー 20a 一端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B057 BA09 BA24 BA26 BA27 BA29 3B074 AB01 3J039 AA03 AB05 BB01 JA04 JA11 JA18 MA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの端部外周に、自由状態で外方
    に突出し外から押圧力を加えることで内方に押し込み可
    能な係止突起を設けると共に、パイプの端部周壁に、前
    記外方に突出した状態の係止突起の係合する係止孔を設
    け、シャフトの端部をパイプの端部に差し込んで前記係
    止突起を係止孔に係合させることにより、シャフトとパ
    イプを抜け止め接続する継手機構において、 前記係止孔に、前記パイプの周壁の厚み方向に弾性変形
    可能で且つ該係止孔を塞ぐと共に前記係止孔と前記係止
    突起との係合を許容するカバーが設けられており、前記
    カバーを係止孔外側から押圧することで、前記係止突起
    と前記係止孔との係合解除が可能に構成されたことを特
    徴とする継手機構。
  2. 【請求項2】 前記カバーを、前記係止孔の周縁に一端
    部を接合した片持支持の板バネとして形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の継手機構。
  3. 【請求項3】 前記シャフトの外周に、シャフト軸線方
    向の一端部で当該シャフトに片持支持された可撓アーム
    を形成し、その可撓アームの自由端に前記係止突起を形
    成すると共に、前記カバーを、前記可撓アームと同じ方
    向で片持支持された前記板バネとして形成したことを特
    徴とする請求項2に記載の継手機構。
  4. 【請求項4】 前記カバーの片持支持点から押圧予定点
    までの距離を、前記可撓アームの片持支持点から押圧予
    定点までの距離よりも長く設定したことを特徴とする請
    求項3に記載の継手機構。
  5. 【請求項5】 前記係止孔を、前記パイプの周方向にほ
    ぼ等しい間隔をおいて複数設けると共に、前記係止突起
    を前記係止孔に対応させて複数設けたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の継手機構。
JP2001367983A 2001-11-30 2001-11-30 継手機構 Expired - Fee Related JP4055981B2 (ja)

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