JP2003165303A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤ及びその製造方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C5/00—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
- B60C5/12—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim
- B60C5/14—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre
- B60C5/142—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre provided partially, i.e. not covering the whole inner wall
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】製造コスト及び重量の大幅増加を阻止できる空
気入りタイヤ及びその製造方法を得る。 【解決手段】ショルダー部22近傍からバットレス部2
6近傍にかけてのインナーライナー16の肉厚(斜線部
分A)と、カーカス端部近傍部分36におけるインナー
ライナー16の肉厚(斜線部分B)を他の部分の肉厚よ
りも比較的厚くすることにより、タイヤ10の耐久性を
向上させることができる。一方、その他の部分の肉厚に
ついては厚くしていないので、インナーライナー16全
体の重量の大幅増加を防止でき、ひいては空気入りタイ
ヤ10全体の重量増加も阻止できる。また、使用するゴ
ム量の大幅増加を阻止することにより製造コストの大幅
増加を阻止することができる。
気入りタイヤ及びその製造方法を得る。 【解決手段】ショルダー部22近傍からバットレス部2
6近傍にかけてのインナーライナー16の肉厚(斜線部
分A)と、カーカス端部近傍部分36におけるインナー
ライナー16の肉厚(斜線部分B)を他の部分の肉厚よ
りも比較的厚くすることにより、タイヤ10の耐久性を
向上させることができる。一方、その他の部分の肉厚に
ついては厚くしていないので、インナーライナー16全
体の重量の大幅増加を防止でき、ひいては空気入りタイ
ヤ10全体の重量増加も阻止できる。また、使用するゴ
ム量の大幅増加を阻止することにより製造コストの大幅
増加を阻止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、必要な部分の肉厚
を厚くし、不要な部分の肉厚を薄くしたインナーライナ
ーを備えた空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
を厚くし、不要な部分の肉厚を薄くしたインナーライナ
ーを備えた空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に空気入りタイヤには、カーカス層
のタイヤ径方向内側にインナーライナーが形成されてい
る。
のタイヤ径方向内側にインナーライナーが形成されてい
る。
【0003】ここで、タイヤの耐久性を向上させるため
に、特に、ショルダー部からバットレス部に至る部分や
カーカス端部近傍部分のインナーライナーの肉厚を比較
的厚くする必要がある。
に、特に、ショルダー部からバットレス部に至る部分や
カーカス端部近傍部分のインナーライナーの肉厚を比較
的厚くする必要がある。
【0004】かかる部分のインナーライナーの肉厚を比
較的厚くすることにより、かかる部分の剛性を高めるこ
とができるとともに、タイヤ内部の圧力によりタイヤ内
部の空気がインナーライナーを透過(酸素劣化)するこ
とを防止できる。この結果、上記した部分のゴム劣化を
抑制でき、ベルト端セパレーション、ショルダー部セパ
レーション及びプライ端セパレーションを抑制すること
ができる。
較的厚くすることにより、かかる部分の剛性を高めるこ
とができるとともに、タイヤ内部の圧力によりタイヤ内
部の空気がインナーライナーを透過(酸素劣化)するこ
とを防止できる。この結果、上記した部分のゴム劣化を
抑制でき、ベルト端セパレーション、ショルダー部セパ
レーション及びプライ端セパレーションを抑制すること
ができる。
【0005】ところで、上記各セパレーションを防止す
るために、上記した部分のインナーライナーのゲージア
ップ(肉厚向上)が一つの解決手段となるが、従来の技
術では、必要な個所にのみゲージアップをすることが困
難となっていた。
るために、上記した部分のインナーライナーのゲージア
ップ(肉厚向上)が一つの解決手段となるが、従来の技
術では、必要な個所にのみゲージアップをすることが困
難となっていた。
【0006】例えば、従来の空気入りタイヤの製造方法
は、加硫ブラダー方式のため、インナーライナーの肉厚
を部分的に厚くすることが困難であり、無理に厚くする
と、成型時及び加硫時に厚くしたゴムが他の部分に流れ
てしまい、結局ゲージが均一になってしまう問題があっ
た。
は、加硫ブラダー方式のため、インナーライナーの肉厚
を部分的に厚くすることが困難であり、無理に厚くする
と、成型時及び加硫時に厚くしたゴムが他の部分に流れ
てしまい、結局ゲージが均一になってしまう問題があっ
た。
【0007】また、厚くしたインナーライナーのゴムが
他の部分に流れることを想定して、厚くすべき部分に非
常に厚いシートを入れた場合では、今度はカーカス層の
タイヤ軸方向外側のゴムが他の部分に流れ、タイヤのケ
ースラインが変わってしまい、他の性能へ悪影響を及ぼ
す結果となる。
他の部分に流れることを想定して、厚くすべき部分に非
常に厚いシートを入れた場合では、今度はカーカス層の
タイヤ軸方向外側のゴムが他の部分に流れ、タイヤのケ
ースラインが変わってしまい、他の性能へ悪影響を及ぼ
す結果となる。
【0008】したがって、以上の問題を回避するため
に、厚くすべき部分のゲージに合わせて、インナーライ
ナー全体のゲージを厚くしていた。このため、タイヤの
重量増加及び製造コストの増大というさらなる問題が伴
っていた。
に、厚くすべき部分のゲージに合わせて、インナーライ
ナー全体のゲージを厚くしていた。このため、タイヤの
重量増加及び製造コストの増大というさらなる問題が伴
っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事実を考慮し、必要な部分の肉厚を厚くし、不要な部
分の肉厚を薄くすることにより、製造コスト及び重量の
大幅増加を阻止できる空気入りタイヤ及びその製造方法
を提供することを課題とする。
記事実を考慮し、必要な部分の肉厚を厚くし、不要な部
分の肉厚を薄くすることにより、製造コスト及び重量の
大幅増加を阻止できる空気入りタイヤ及びその製造方法
を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気入
りタイヤでは、左右1対のビードコアと、前記ビードコ
アにトロイド状に跨るカーカスと、前記カーカスの内側
に形成されたインナーライナーと、前記カーカスのタイ
ヤ径方向外側に配置されたトレッドゴムにより構成され
たトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向外側端
部に位置するショルダー部と、前記ショルダー部と前記
カーカスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部に位置す
るバットレス部と、を有する空気入りタイヤであって、
前記ショルダー部から前記バットレス部にかけての前記
インナーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他
の部分の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であることを
特徴とする。
りタイヤでは、左右1対のビードコアと、前記ビードコ
アにトロイド状に跨るカーカスと、前記カーカスの内側
に形成されたインナーライナーと、前記カーカスのタイ
ヤ径方向外側に配置されたトレッドゴムにより構成され
たトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向外側端
部に位置するショルダー部と、前記ショルダー部と前記
カーカスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部に位置す
るバットレス部と、を有する空気入りタイヤであって、
前記ショルダー部から前記バットレス部にかけての前記
インナーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他
の部分の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であることを
特徴とする。
【0011】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用効果について説明する。
作用効果について説明する。
【0012】本発明の空気入りタイヤによれば、ショル
ダー部からバットレス部にかけてのインナーライナーの
肉厚は、インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍
以上5.0倍以下に設定されている。
ダー部からバットレス部にかけてのインナーライナーの
肉厚は、インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍
以上5.0倍以下に設定されている。
【0013】本発明によれば、ショルダー部からバット
レス部にかけてのインナーライナーの肉厚を他の部分の
肉厚よりも厚くすることにより、かかる部分の強度を高
めるとともに、タイヤ内部の空気がその圧力によりイン
ナーライナーを透過するのを防止できる。このため、タ
イヤのショルダー部からバットレス部にかけての部分の
撓み量(曲げ変形)を小さくすることができ、ベルト端
セパレーション及びショルダー部セパレーションをより
効果的に防止することができる。この結果、タイヤの耐
久性を向上させることができる。
レス部にかけてのインナーライナーの肉厚を他の部分の
肉厚よりも厚くすることにより、かかる部分の強度を高
めるとともに、タイヤ内部の空気がその圧力によりイン
ナーライナーを透過するのを防止できる。このため、タ
イヤのショルダー部からバットレス部にかけての部分の
撓み量(曲げ変形)を小さくすることができ、ベルト端
セパレーション及びショルダー部セパレーションをより
効果的に防止することができる。この結果、タイヤの耐
久性を向上させることができる。
【0014】ところで、本発明の空気入りタイヤでは、
インナーライナーの他の部分の肉厚については、厚くし
ていないので、インナーライナー全体の重量の大幅増加
を防止でき、ひいては空気入りタイヤ全体の重量増加も
阻止できる。また、使用するゴム量の大幅増加を阻止す
ることにより製造コストの大幅増加を阻止することがで
きる。
インナーライナーの他の部分の肉厚については、厚くし
ていないので、インナーライナー全体の重量の大幅増加
を防止でき、ひいては空気入りタイヤ全体の重量増加も
阻止できる。また、使用するゴム量の大幅増加を阻止す
ることにより製造コストの大幅増加を阻止することがで
きる。
【0015】特に、ショルダー部からバットレス部にか
けてのインナーライナーの肉厚を、インナーライナーの
他の部分の肉厚の1.2倍以上とするのは、1.2倍未
満とすると、タイヤ内部の空気がインナーライナーを透
過することを抑制する充分な効果が期待できない。一
方、5.0倍以下とするのは、5.0倍より大きくする
と、必要以上に厚くなりすぎ、重量及び製造コストが大
幅に増加するため、好ましくないからである。
けてのインナーライナーの肉厚を、インナーライナーの
他の部分の肉厚の1.2倍以上とするのは、1.2倍未
満とすると、タイヤ内部の空気がインナーライナーを透
過することを抑制する充分な効果が期待できない。一
方、5.0倍以下とするのは、5.0倍より大きくする
と、必要以上に厚くなりすぎ、重量及び製造コストが大
幅に増加するため、好ましくないからである。
【0016】なお、インナーライナーの他の部分とは、
例えばタイヤ赤道線近傍やカーカス最大幅近傍部分のよ
うに、インナーライナーのショルダー部からバットレス
部に至る部分以外の部分を意味する。
例えばタイヤ赤道線近傍やカーカス最大幅近傍部分のよ
うに、インナーライナーのショルダー部からバットレス
部に至る部分以外の部分を意味する。
【0017】本明細書において、「トレッド部」とは、本
発明の空気入りタイヤを標準リムに装着し、正規内圧を
充填して、正規荷重を負荷させた状態で、路面と接する
部分を意味する。特に、タイヤ軸方向でいえば、タイヤ
接地最大幅となるタイヤ軸方向外側端部間の領域をい
う。
発明の空気入りタイヤを標準リムに装着し、正規内圧を
充填して、正規荷重を負荷させた状態で、路面と接する
部分を意味する。特に、タイヤ軸方向でいえば、タイヤ
接地最大幅となるタイヤ軸方向外側端部間の領域をい
う。
【0018】「ショルダー部」とは、トレッド部のタイヤ
軸方向外側端部を意味する。
軸方向外側端部を意味する。
【0019】「バットレス部」とは、ショルダー部とカー
カスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部を意味する。
カスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部を意味する。
【0020】「ショルダー部におけるインナーライナー
の肉厚」とは、ショルダー部を通る法線方向に沿って測
定したインナーライナーの厚さを意味する。
の肉厚」とは、ショルダー部を通る法線方向に沿って測
定したインナーライナーの厚さを意味する。
【0021】「バットレス部におけるインナーライナー
の肉厚」とは、バットレス部を通る法線方向に沿って測
定したインナーライナーの厚さを意味する。
の肉厚」とは、バットレス部を通る法線方向に沿って測
定したインナーライナーの厚さを意味する。
【0022】ここで、空気入りタイヤは、それぞれのサ
イズに応じて、JATMA(日本)などが発行する規格
に定められたリムに装着して使用され、このリムが通常
正規リムと称される。
イズに応じて、JATMA(日本)などが発行する規格
に定められたリムに装着して使用され、このリムが通常
正規リムと称される。
【0023】同様に、「正規荷重」及び「正規内圧」とは、
規格に定められた適用サイズ・プライレーティングにお
ける最大荷重及び最大荷重に対する空気圧を指す。
規格に定められた適用サイズ・プライレーティングにお
ける最大荷重及び最大荷重に対する空気圧を指す。
【0024】また、本明細書において、「タイヤ接地最
大幅」とは、タイヤを「正規リム」にリム組みして「正規内
圧」を充填し、「正規荷重」を静的に負荷したときのトレ
ッドのタイヤ軸方向の接地最大幅を指す。
大幅」とは、タイヤを「正規リム」にリム組みして「正規内
圧」を充填し、「正規荷重」を静的に負荷したときのトレ
ッドのタイヤ軸方向の接地最大幅を指す。
【0025】荷重とは下記規格に記載されている適用サ
イズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことで
あり、内圧とは下記規格に記載されている適用サイズに
おける単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気
圧のことであり、リムとは下記規格に記載されている適
用サイズにおける標準リムのことである。
イズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことで
あり、内圧とは下記規格に記載されている適用サイズに
おける単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気
圧のことであり、リムとは下記規格に記載されている適
用サイズにおける標準リムのことである。
【0026】そして規格とは、タイヤが生産又は使用さ
れる地域に有効な産業規格によって決められている。例
えば、日本では日本自動車タイヤ協会の“JATMA
Year Book”にて規定されている。
れる地域に有効な産業規格によって決められている。例
えば、日本では日本自動車タイヤ協会の“JATMA
Year Book”にて規定されている。
【0027】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、左
右1対のビードコアと、前記ビードコアにトロイド状に
跨り両端部が前記ビードコアを基準としてタイヤ軸方向
外側に折り返えされたカーカスと、前記カーカスの内側
に形成されたインナーライナーと、を有する空気入りタ
イヤであって、前記カーカスの端部における前記インナ
ーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他の部分
の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であることを特徴と
する。
右1対のビードコアと、前記ビードコアにトロイド状に
跨り両端部が前記ビードコアを基準としてタイヤ軸方向
外側に折り返えされたカーカスと、前記カーカスの内側
に形成されたインナーライナーと、を有する空気入りタ
イヤであって、前記カーカスの端部における前記インナ
ーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他の部分
の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であることを特徴と
する。
【0028】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用効果について説明する。
作用効果について説明する。
【0029】本発明の空気入りタイヤでは、カーカスの
端部(プライ端部)におけるインナーライナーの肉厚
は、インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍以上
5.0倍以下に設定されている。
端部(プライ端部)におけるインナーライナーの肉厚
は、インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍以上
5.0倍以下に設定されている。
【0030】本発明によれば、カーカス端部におけるイ
ンナーライナーの肉厚を他の部分の肉厚よりも厚くする
ことにより、かかる部分の強度を高めるとともに、タイ
ヤ内部の空気がその圧力によりインナーライナーを透過
するのを防止できる。このため、タイヤのカーカス端部
の撓み量(曲げ変形)を小さくすることができ、カーカ
ス端セパレーションをより効果的に防止することができ
る。この結果、タイヤの耐久性を向上させることができ
る。
ンナーライナーの肉厚を他の部分の肉厚よりも厚くする
ことにより、かかる部分の強度を高めるとともに、タイ
ヤ内部の空気がその圧力によりインナーライナーを透過
するのを防止できる。このため、タイヤのカーカス端部
の撓み量(曲げ変形)を小さくすることができ、カーカ
ス端セパレーションをより効果的に防止することができ
る。この結果、タイヤの耐久性を向上させることができ
る。
【0031】ところで、本発明の空気入りタイヤでは、
インナーライナーの他の部分の肉厚については、厚くし
ていないので、インナーライナー全体の重量の大幅増加
を防止でき、ひいては空気入りタイヤ全体の重量増加も
阻止できる。また、使用するゴム量の大幅増加を阻止す
ることにより製造コストの大幅増加を阻止することがで
きる。
インナーライナーの他の部分の肉厚については、厚くし
ていないので、インナーライナー全体の重量の大幅増加
を防止でき、ひいては空気入りタイヤ全体の重量増加も
阻止できる。また、使用するゴム量の大幅増加を阻止す
ることにより製造コストの大幅増加を阻止することがで
きる。
【0032】特に、カーカス端部におけるインナーライ
ナーの肉厚を、インナーライナーの他の部分の肉厚の
1.2倍以上とするのは、1.2倍未満とすると、タイ
ヤ内部の空気がインナーライナーを透過することを抑制
する充分な効果が期待できない。一方、5.0倍以下と
するのは、5.0倍より大きくすると、必要以上に厚く
なりすぎ、重量及び製造コストが大幅に増加するため、
好ましくないからである。
ナーの肉厚を、インナーライナーの他の部分の肉厚の
1.2倍以上とするのは、1.2倍未満とすると、タイ
ヤ内部の空気がインナーライナーを透過することを抑制
する充分な効果が期待できない。一方、5.0倍以下と
するのは、5.0倍より大きくすると、必要以上に厚く
なりすぎ、重量及び製造コストが大幅に増加するため、
好ましくないからである。
【0033】なお、インナーライナーの他の部分とは、
例えばタイヤ赤道線近傍やカーカス最大幅近傍部分のよ
うに、インナーライナーのカーカス端部に相当する部分
以外の部分を意味する。
例えばタイヤ赤道線近傍やカーカス最大幅近傍部分のよ
うに、インナーライナーのカーカス端部に相当する部分
以外の部分を意味する。
【0034】なお、本明細書において、「カーカスの端
部におけるインナーライナーの肉厚」とは、カーカスの
端部と最短距離に位置するタイヤの外側面上の点とカー
カス端部を通る直線方向に沿って測定したインナーライ
ナーの厚さを意味する。
部におけるインナーライナーの肉厚」とは、カーカスの
端部と最短距離に位置するタイヤの外側面上の点とカー
カス端部を通る直線方向に沿って測定したインナーライ
ナーの厚さを意味する。
【0035】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、左
右1対のビードコアと、前記ビードコアにトロイド状に
跨り両端部が前記ビードコア周りにタイヤ軸方向外側に
折り返えされたカーカスと、前記カーカスの内側に形成
されたインナーライナーと、前記カーカスのタイヤ径方
向外側に配置されたトレッドゴムにより構成されたトレ
ッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向外側端部に位
置するショルダー部と、前記ショルダー部と前記カーカ
スのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部に位置するバッ
トレス部と、を有する空気入りタイヤであって、前記シ
ョルダー部から前記バットレス部にかけての前記インナ
ーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他の部分
の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であり、前記カーカ
スの端部における前記インナーライナーの肉厚は、前記
インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍以上5.
0倍以下であることを特徴とする。
右1対のビードコアと、前記ビードコアにトロイド状に
跨り両端部が前記ビードコア周りにタイヤ軸方向外側に
折り返えされたカーカスと、前記カーカスの内側に形成
されたインナーライナーと、前記カーカスのタイヤ径方
向外側に配置されたトレッドゴムにより構成されたトレ
ッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向外側端部に位
置するショルダー部と、前記ショルダー部と前記カーカ
スのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部に位置するバッ
トレス部と、を有する空気入りタイヤであって、前記シ
ョルダー部から前記バットレス部にかけての前記インナ
ーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他の部分
の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であり、前記カーカ
スの端部における前記インナーライナーの肉厚は、前記
インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2倍以上5.
0倍以下であることを特徴とする。
【0036】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用効果について説明する。
作用効果について説明する。
【0037】本発明の空気入りタイヤによれば、請求項
1及び2に記載した理由と同様の理由により、タイヤの
耐久性を向上させることができる。
1及び2に記載した理由と同様の理由により、タイヤの
耐久性を向上させることができる。
【0038】また、空気入りタイヤ全体の重量増加及び
製造コストの大幅増加を阻止できる。
製造コストの大幅増加を阻止できる。
【0039】請求項4に記載の空気入りタイヤの製造方
法では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気入
りタイヤの製造方法であって、前記インナーライナーの
肉厚が厚い部分に対応する部分に凹部が形成されたコア
上に前記凹部を埋めるようにしてインナーライナーを巻
いていくインナーライナー形成工程と、前記インナーラ
イナー上にカーカスを圧着形成するカーカス形成工程
と、前記カーカス上にベルトを圧着形成するベルト形成
工程と、前記ベルト上に弾性部材を巻回し、タイヤの外
郭を形成するタイヤ外郭形成工程と、を有することを特
徴とする。
法では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気入
りタイヤの製造方法であって、前記インナーライナーの
肉厚が厚い部分に対応する部分に凹部が形成されたコア
上に前記凹部を埋めるようにしてインナーライナーを巻
いていくインナーライナー形成工程と、前記インナーラ
イナー上にカーカスを圧着形成するカーカス形成工程
と、前記カーカス上にベルトを圧着形成するベルト形成
工程と、前記ベルト上に弾性部材を巻回し、タイヤの外
郭を形成するタイヤ外郭形成工程と、を有することを特
徴とする。
【0040】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
製造方法の作用効果について説明する。
製造方法の作用効果について説明する。
【0041】本発明の空気入りタイヤの製造方法によれ
ば、インナーライナー形成工程において、インナーライ
ナーの肉厚が厚い部分に対応する部分に凹部が形成され
たコア上に、凹部を埋めるようにしてインナーライナー
が巻かれていく。
ば、インナーライナー形成工程において、インナーライ
ナーの肉厚が厚い部分に対応する部分に凹部が形成され
たコア上に、凹部を埋めるようにしてインナーライナー
が巻かれていく。
【0042】カーカス形成工程において、インナーライ
ナー上にカーカスが圧着形成される。
ナー上にカーカスが圧着形成される。
【0043】ベルト形成工程において、カーカス上にベ
ルトが圧着形成される。
ルトが圧着形成される。
【0044】タイヤ外郭形成工程において、ベルト上に
弾性部材が巻回され、タイヤの外郭が形成される。
弾性部材が巻回され、タイヤの外郭が形成される。
【0045】以上の各工程を経て生タイヤが製造され、
これを加硫工程において加硫することにより、空気入り
タイヤが製造される。なお、コアは加硫後に取り外され
る。
これを加硫工程において加硫することにより、空気入り
タイヤが製造される。なお、コアは加硫後に取り外され
る。
【0046】本発明の空気入りタイヤの製造方法によれ
ば、コアに凹部が形成されているため、インナーライナ
ーの厚肉とする部分、例えば、ショルダー部からバット
レス部に至る部分やカーカス端部近傍部分に相当するイ
ンナーライナーの肉厚を比較的厚くすることができる。
逆に、インナーライナーのその他の部分の肉厚は、コア
に凹部が形成されていないため、厚くならない。
ば、コアに凹部が形成されているため、インナーライナ
ーの厚肉とする部分、例えば、ショルダー部からバット
レス部に至る部分やカーカス端部近傍部分に相当するイ
ンナーライナーの肉厚を比較的厚くすることができる。
逆に、インナーライナーのその他の部分の肉厚は、コア
に凹部が形成されていないため、厚くならない。
【0047】このため、本発明の空気入りタイヤの製造
方法によれば、必要な部分の肉厚を比較的厚くし、不要
な部分の肉厚を比較的薄くすることができ、製造コスト
及び重量の大幅増加を阻止できる。
方法によれば、必要な部分の肉厚を比較的厚くし、不要
な部分の肉厚を比較的薄くすることができ、製造コスト
及び重量の大幅増加を阻止できる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る空気入りタイヤについて説明す
る。
明の一実施形態に係る空気入りタイヤについて説明す
る。
【0049】図1に示すように、空気入りタイヤ10
は、左右1対のビードコア12を備えている。このビー
ドコア12は、六角形断面に形成されている。
は、左右1対のビードコア12を備えている。このビー
ドコア12は、六角形断面に形成されている。
【0050】このビードコア12間には、カーカス14
がトロイド状に跨っており、カーカス14のタイヤ軸方
向端部はビードコア12を基準としてタイヤ軸方向外側
に折り返えされている。
がトロイド状に跨っており、カーカス14のタイヤ軸方
向端部はビードコア12を基準としてタイヤ軸方向外側
に折り返えされている。
【0051】したがって、ビードコア12で折り返され
たカーカス14の端部は、ビードコア12よりもタイヤ
径方向外側に位置している。なお、カーカス14は、複
数のコード(図示省略)をゴムコーティングして形成さ
れている。
たカーカス14の端部は、ビードコア12よりもタイヤ
径方向外側に位置している。なお、カーカス14は、複
数のコード(図示省略)をゴムコーティングして形成さ
れている。
【0052】一方、カーカス14のタイヤ径方向内側に
は、インナーライナー16が形成されている。なお、本
発明の特徴であるインナーライナー16の肉厚について
は後述する。
は、インナーライナー16が形成されている。なお、本
発明の特徴であるインナーライナー16の肉厚について
は後述する。
【0053】カーカス14のタイヤ径方向外側には、ベ
ルト層18が配置されている。このベルト層18は、タ
イヤ径方向に積層された3枚のベルト18A、18B、
18Cから構成されている。
ルト層18が配置されている。このベルト層18は、タ
イヤ径方向に積層された3枚のベルト18A、18B、
18Cから構成されている。
【0054】ベルト層18のタイヤ径方向外側には、ト
レッドゴムが配置されている。
レッドゴムが配置されている。
【0055】なお、図1に示すように、空気入りタイヤ
10は、空気入りタイヤ10を標準リムに装着し、正規
内圧を充填して正規荷重を負荷させた状態で路面と接す
る部分、すなわち、タイヤ軸方向でいえば、タイヤ接地
最大幅となるタイヤ軸方向外側端部間の領域Lであるト
レッド部20を有している。
10は、空気入りタイヤ10を標準リムに装着し、正規
内圧を充填して正規荷重を負荷させた状態で路面と接す
る部分、すなわち、タイヤ軸方向でいえば、タイヤ接地
最大幅となるタイヤ軸方向外側端部間の領域Lであるト
レッド部20を有している。
【0056】また、空気入りタイヤ10には、トレッド
部20のタイヤ軸方向外側端部であるショルダー部22
を有している。
部20のタイヤ軸方向外側端部であるショルダー部22
を有している。
【0057】また、空気入りタイヤ10には、ショルダ
ー部22とカーカス14のタイヤ軸方向最大幅部24と
の略中間部であるバットレス部26を有している。
ー部22とカーカス14のタイヤ軸方向最大幅部24と
の略中間部であるバットレス部26を有している。
【0058】さらに、空気入りタイヤ10には、ビード
コア12を内包したビード部28を有している。
コア12を内包したビード部28を有している。
【0059】ここで、本発明の要部について詳細に説明
する。
する。
【0060】図2に示すように、本発明の空気入りタイ
ヤ10では、ベルト層18のタイヤ軸方向端部近傍部分
34からカーカス最大幅部24近傍部分にかけてのイン
ナーライナー16の肉厚(図2中斜線部分A)は、その
他の部分(例えば、タイヤ赤道線CL近傍部分30、ト
レッド部20の1/4部分32近傍など)のインナーラ
イナー16の肉厚に対して、1.2倍以上5.0倍以下
になるように形成されている。
ヤ10では、ベルト層18のタイヤ軸方向端部近傍部分
34からカーカス最大幅部24近傍部分にかけてのイン
ナーライナー16の肉厚(図2中斜線部分A)は、その
他の部分(例えば、タイヤ赤道線CL近傍部分30、ト
レッド部20の1/4部分32近傍など)のインナーラ
イナー16の肉厚に対して、1.2倍以上5.0倍以下
になるように形成されている。
【0061】なお、「トレッド部の1/4部分」とは、本
明細書では、ショルダー部22からトレッド部20のタ
イヤ軸方向幅の1/4に相当する距離をタイヤ軸方向内
側に入った個所を意味する。
明細書では、ショルダー部22からトレッド部20のタ
イヤ軸方向幅の1/4に相当する距離をタイヤ軸方向内
側に入った個所を意味する。
【0062】また、カーカス14の折り返し端部近傍部
分36のインナーライナー16の肉厚(図2中斜線部分
B)も、同様に、その他の部分のインナーライナー16
の肉厚に対して、1.2倍以上5.0倍以下になるよう
に形成されている。
分36のインナーライナー16の肉厚(図2中斜線部分
B)も、同様に、その他の部分のインナーライナー16
の肉厚に対して、1.2倍以上5.0倍以下になるよう
に形成されている。
【0063】次に、空気入りタイヤ10の製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0064】図2及び図3に示すように、インナーライ
ナー形成工程において、ハードコア40上にインナーラ
イナー16を巻いていく。このインナーライナー形成工
程でのインナーライナー16の巻回作業は、従来から周
知の装置(図示省略)により行われる。
ナー形成工程において、ハードコア40上にインナーラ
イナー16を巻いていく。このインナーライナー形成工
程でのインナーライナー16の巻回作業は、従来から周
知の装置(図示省略)により行われる。
【0065】ここで、ハードコア40の外側面であっ
て、上記インナーライナー16の肉厚を厚くする部分に
相当する部分には、凹部42が形成されている。この凹
部42の深さは、ベルト層18のタイヤ軸方向端部近傍
部分34からカーカス最大幅部24近傍部分にかけて及
びカーカス14の折り返し端部近傍部分36のインナー
ライナー16の肉厚が、その他の部分(例えば、タイヤ
赤道線CL近傍部分30、トレッド部20の1/4部分
32など)のインナーライナー16の肉厚に対して、
1.2倍以上5.0倍以下になるように、予め設定され
ている。
て、上記インナーライナー16の肉厚を厚くする部分に
相当する部分には、凹部42が形成されている。この凹
部42の深さは、ベルト層18のタイヤ軸方向端部近傍
部分34からカーカス最大幅部24近傍部分にかけて及
びカーカス14の折り返し端部近傍部分36のインナー
ライナー16の肉厚が、その他の部分(例えば、タイヤ
赤道線CL近傍部分30、トレッド部20の1/4部分
32など)のインナーライナー16の肉厚に対して、
1.2倍以上5.0倍以下になるように、予め設定され
ている。
【0066】このように、インナーライナー形成工程で
は、ハードコア40の凹部42を埋めるようにして、イ
ンナーライナー40が巻回されていく。これにより、イ
ンナーライナー40が形成される。
は、ハードコア40の凹部42を埋めるようにして、イ
ンナーライナー40が巻回されていく。これにより、イ
ンナーライナー40が形成される。
【0067】なお、従来の製造方法では、インナーライ
ナー40の肉厚が最大で2.5mmであったが、本発明
の空気入りタイヤ10の製造方法によれば、4.0mm
以上の肉厚を付けることができる。
ナー40の肉厚が最大で2.5mmであったが、本発明
の空気入りタイヤ10の製造方法によれば、4.0mm
以上の肉厚を付けることができる。
【0068】次に、カーカス形成工程において、インナ
ーライナー16の上からカーカス14が圧着形成され
る。
ーライナー16の上からカーカス14が圧着形成され
る。
【0069】カーカス14が圧着形成された後、両側か
らビードコア12が嵌められ圧着される。その後、カー
カス14のタイヤ軸方向端部がビードコア12を基準と
してタイヤ軸方向外側に折り曲げられる。
らビードコア12が嵌められ圧着される。その後、カー
カス14のタイヤ軸方向端部がビードコア12を基準と
してタイヤ軸方向外側に折り曲げられる。
【0070】次に、図4に示すように、ベルト形成工程
において、カーカス14の上から3枚のベルト18が圧
着される。
において、カーカス14の上から3枚のベルト18が圧
着される。
【0071】次に、タイヤ外郭形成工程において、ベル
ト18の上からゴム等の弾性部材が巻回される。
ト18の上からゴム等の弾性部材が巻回される。
【0072】上記各工程により製造された生タイヤは、
ハードコア40を取り付けた状態で加硫されて、空気入
りタイヤ10が製造される。なお、ハードコア40は、
加硫後、分割されて取り外される。
ハードコア40を取り付けた状態で加硫されて、空気入
りタイヤ10が製造される。なお、ハードコア40は、
加硫後、分割されて取り外される。
【0073】次に、本実施形態の空気入りタイヤ10及
びその製造方法の作用及び効果について説明する。
びその製造方法の作用及び効果について説明する。
【0074】図2に示すように、本発明の空気入りタイ
ヤ10の製造方法によれば、ハードコア40に凹部42
が形成されているため、ベルト層18のタイヤ軸方向端
部近傍部分34からカーカス最大幅部24近傍部分(斜
線部分A)、特にショルダー部22からバットレス部2
6に至る部分や、カーカス14の折り返し端部近傍部分
36(斜線部分B)に相当するインナーライナー16の
肉厚を比較的厚くすることができる。また、インナーラ
イナー16のその他の部分の肉厚は、ハードコア40に
凹部42が形成されていないため、厚くならない。
ヤ10の製造方法によれば、ハードコア40に凹部42
が形成されているため、ベルト層18のタイヤ軸方向端
部近傍部分34からカーカス最大幅部24近傍部分(斜
線部分A)、特にショルダー部22からバットレス部2
6に至る部分や、カーカス14の折り返し端部近傍部分
36(斜線部分B)に相当するインナーライナー16の
肉厚を比較的厚くすることができる。また、インナーラ
イナー16のその他の部分の肉厚は、ハードコア40に
凹部42が形成されていないため、厚くならない。
【0075】このように、本発明の空気入りタイヤ10
の製造方法によれば、必要な部分の肉厚を比較的厚く
し、不要な部分の肉厚を比較的薄くすることができる。
の製造方法によれば、必要な部分の肉厚を比較的厚く
し、不要な部分の肉厚を比較的薄くすることができる。
【0076】また、本発明の空気入りタイヤ10の製造
方法により製造された空気入りタイヤ10によれば、特
に、ショルダー部22近傍からバットレス部26近傍に
かけてのインナーライナー16の肉厚(斜線部分A)を
他の部分の肉厚よりも厚くすることにより、かかる部分
の強度を高めるとともに、タイヤ10内部の空気がその
圧力によりインナーライナー16を透過するのを防止で
きる。
方法により製造された空気入りタイヤ10によれば、特
に、ショルダー部22近傍からバットレス部26近傍に
かけてのインナーライナー16の肉厚(斜線部分A)を
他の部分の肉厚よりも厚くすることにより、かかる部分
の強度を高めるとともに、タイヤ10内部の空気がその
圧力によりインナーライナー16を透過するのを防止で
きる。
【0077】このため、タイヤ10のショルダー部22
からバットレス部26にかけての部分の撓み量(曲げ変
形)を小さくすることができ、ベルト端セパレーション
及びショルダー部セパレーションをより効果的に防止す
ることができる。この結果、タイヤ10の耐久性を向上
させることができる。
からバットレス部26にかけての部分の撓み量(曲げ変
形)を小さくすることができ、ベルト端セパレーション
及びショルダー部セパレーションをより効果的に防止す
ることができる。この結果、タイヤ10の耐久性を向上
させることができる。
【0078】また、同様に、カーカス端部近傍部分36
におけるインナーライナー16の肉厚(斜線部分B)を
他の部分の肉厚よりも厚くすることにより、カーカス1
4の端部近傍部分(ビード部28)の撓み量(曲げ変
形)を小さくすることができる。この結果、プライ端セ
パレーションをより効果的に防止することができ、タイ
ヤ10の耐久性を向上させることができる。
におけるインナーライナー16の肉厚(斜線部分B)を
他の部分の肉厚よりも厚くすることにより、カーカス1
4の端部近傍部分(ビード部28)の撓み量(曲げ変
形)を小さくすることができる。この結果、プライ端セ
パレーションをより効果的に防止することができ、タイ
ヤ10の耐久性を向上させることができる。
【0079】ところで、本発明の空気入りタイヤ10で
は、インナーライナー16の他の部分の肉厚について
は、厚くしていないので、インナーライナー16全体の
重量の大幅増加を防止でき、ひいては空気入りタイヤ1
0全体の重量増加も阻止できる。また、使用するゴム量
の大幅増加を阻止することにより製造コストの大幅増加
を阻止することができる。 (試験例)次に、本発明のタイヤと従来タイヤとを用い
た性能試験について説明する。
は、インナーライナー16の他の部分の肉厚について
は、厚くしていないので、インナーライナー16全体の
重量の大幅増加を防止でき、ひいては空気入りタイヤ1
0全体の重量増加も阻止できる。また、使用するゴム量
の大幅増加を阻止することにより製造コストの大幅増加
を阻止することができる。 (試験例)次に、本発明のタイヤと従来タイヤとを用い
た性能試験について説明する。
【0080】本試験において、タイヤサイズとして、両
者とも1200R24とした。
者とも1200R24とした。
【0081】各部分におけるインナーライナー16の厚
みは以下の表1に通りに設定した。なお、各部分のイン
ナーライナー16の厚みは、図2に示している。
みは以下の表1に通りに設定した。なお、各部分のイン
ナーライナー16の厚みは、図2に示している。
【0082】また、試験方法として、耐久性は、ETR
TO正規内圧/荷重(775kPa/4000kg(3
9.2N))の条件下での室内ドラムテスト10万km
走行品にて、各故障位置(ベルト端部、ショルダー部、
ビード部)のゴム部材の劣化速度(Eb保持率)で評価
した。
TO正規内圧/荷重(775kPa/4000kg(3
9.2N))の条件下での室内ドラムテスト10万km
走行品にて、各故障位置(ベルト端部、ショルダー部、
ビード部)のゴム部材の劣化速度(Eb保持率)で評価
した。
【0083】一方、摩耗性、偏摩耗性については、ユー
ザーによる実車テストにより行った。
ザーによる実車テストにより行った。
【0084】
【表1】
ここで、上記表1中の「従来タイヤA」とは、製造方法と
してハードコア40を用いず、インナーライナーの肉厚
を0.9mmと比較的薄くなるように統一したものであ
る。
してハードコア40を用いず、インナーライナーの肉厚
を0.9mmと比較的薄くなるように統一したものであ
る。
【0085】「従来タイヤB」とは、製造方法としてハー
ドコア40を用いず、インナーライナーの肉厚を1.5
mmと比較的厚くなるように統一したものである。
ドコア40を用いず、インナーライナーの肉厚を1.5
mmと比較的厚くなるように統一したものである。
【0086】「本発明タイヤA」とは、製造方法としてハ
ードコア40を用いず、インナーライナー16の一部
(ベルト端部近傍、ショルダー部、バットレス部)の肉
厚のみを1.5mmと比較的厚くなるようにしたもので
ある。
ードコア40を用いず、インナーライナー16の一部
(ベルト端部近傍、ショルダー部、バットレス部)の肉
厚のみを1.5mmと比較的厚くなるようにしたもので
ある。
【0087】「本発明タイヤB」とは、製造方法として上
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部にかけて及びプライ端部におけるイ
ンナーライナー16の肉厚を1.5mmと比較的厚くな
るようにしたものである。
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部にかけて及びプライ端部におけるイ
ンナーライナー16の肉厚を1.5mmと比較的厚くな
るようにしたものである。
【0088】「本発明タイヤC」とは、製造方法として上
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部におけるインナーライナー16の肉
厚を1.5mmと比較的厚くなるようにしたものであ
る。
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部におけるインナーライナー16の肉
厚を1.5mmと比較的厚くなるようにしたものであ
る。
【0089】「本発明タイヤD」とは、製造方法として上
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部におけるインナーライナー16の肉
厚を2.5mmとさらに厚くなるようにしたものであ
る。
記記載したようにハードコア40を用い、ベルト端部近
傍からバットレス部におけるインナーライナー16の肉
厚を2.5mmとさらに厚くなるようにしたものであ
る。
【0090】本試験の結果は、以下の表2に示す通りに
なった。
なった。
【0091】
【表2】
上記表2中の数値は、従来タイヤAの評価を基準(10
0)とした指数評価で示したものである。
0)とした指数評価で示したものである。
【0092】また、表2中の数値については、製造コス
ト及び重量では数値が小さい程、またベルト耐久性、シ
ョルダー部セパレーション、ビード部耐久性、摩耗性及
び偏摩耗性では数値が大きい程、結果が良好であること
を意味している。
ト及び重量では数値が小さい程、またベルト耐久性、シ
ョルダー部セパレーション、ビード部耐久性、摩耗性及
び偏摩耗性では数値が大きい程、結果が良好であること
を意味している。
【0093】上記表2に示すように、本発明のタイヤで
は、従来タイヤAと比較して、ベルト耐久性、ショルダ
ー部セパレーション及びビード部耐久性について大幅に
向上した。
は、従来タイヤAと比較して、ベルト耐久性、ショルダ
ー部セパレーション及びビード部耐久性について大幅に
向上した。
【0094】ところが、本発明のタイヤでは、製造コス
ト及び重量に関して、従来タイヤAよりも劣っている。
ト及び重量に関して、従来タイヤAよりも劣っている。
【0095】しかし、従来タイヤBのように従来の製造
方法で製造した空気入りタイヤと比較して、本発明の製
造方法で製造した本発明タイヤでは、製造コスト及び重
量の大幅増加を阻止できることが判明した。
方法で製造した空気入りタイヤと比較して、本発明の製
造方法で製造した本発明タイヤでは、製造コスト及び重
量の大幅増加を阻止できることが判明した。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、必要な部分の肉厚を厚
くし、不要な部分の肉厚を薄くすることにより、製造コ
スト及び重量の大幅増加を阻止できる。
くし、不要な部分の肉厚を薄くすることにより、製造コ
スト及び重量の大幅増加を阻止できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの部
分的な断面図である。
分的な断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの製
造方法のカーカス形成工程を示した断面図である。
造方法のカーカス形成工程を示した断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの製
造方法のタイヤ外郭形成工程を示した断面図である。
造方法のタイヤ外郭形成工程を示した断面図である。
10 空気入りタイヤ
12 ビードコア
14 カーカス
16 インナーライナー
18 ベルト
20 トレッド部
22 ショルダー部
24 カーカスのタイヤ軸方向最大幅部
26 バットレス部
40 ハードコア(コア)
42 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 左右1対のビードコアと、前記ビードコ
アにトロイド状に跨るカーカスと、前記カーカスの内側
に形成されたインナーライナーと、前記カーカスのタイ
ヤ径方向外側に配置されたトレッドゴムにより構成され
たトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向外側端
部に位置するショルダー部と、前記ショルダー部と前記
カーカスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間部に位置す
るバットレス部と、を有する空気入りタイヤであって、 前記ショルダー部から前記バットレス部にかけての前記
インナーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他
の部分の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であることを
特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 左右1対のビードコアと、前記ビードコ
アにトロイド状に跨り両端部が前記ビードコアを基準と
してタイヤ軸方向外側に折り返えされたカーカスと、前
記カーカスの内側に形成されたインナーライナーと、を
有する空気入りタイヤであって、 前記カーカスの端部における前記インナーライナーの肉
厚は、前記インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2
倍以上5.0倍以下であることを特徴とする空気入りタ
イヤ。 - 【請求項3】 左右1対のビードコアと、前記ビードコ
アにトロイド状に跨り両端部が前記ビードコア周りにタ
イヤ軸方向外側に折り返えされたカーカスと、前記カー
カスの内側に形成されたインナーライナーと、前記カー
カスのタイヤ径方向外側に配置されたトレッドゴムによ
り構成されたトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸
方向外側端部に位置するショルダー部と、前記ショルダ
ー部と前記カーカスのタイヤ軸方向最大幅部との略中間
部に位置するバットレス部と、を有する空気入りタイヤ
であって、 前記ショルダー部から前記バットレス部にかけての前記
インナーライナーの肉厚は、前記インナーライナーの他
の部分の肉厚の1.2倍以上5.0倍以下であり、 前記カーカスの端部における前記インナーライナーの肉
厚は、前記インナーライナーの他の部分の肉厚の1.2
倍以上5.0倍以下であることを特徴とする空気入りタ
イヤ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
空気入りタイヤの製造方法であって、 前記インナーライナーの肉厚が厚い部分に対応する部分
に凹部が形成されたコア上に前記凹部を埋めるようにし
てインナーライナーを巻いていくインナーライナー形成
工程と、 前記インナーライナー上にカーカスを圧着形成するカー
カス形成工程と、 前記カーカス上にベルトを圧着形成するベルト形成工程
と、 前記ベルト上に弾性部材を巻回し、タイヤの外郭を形成
するタイヤ外郭形成工程と、 を有することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001363724A JP2003165303A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001363724A JP2003165303A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003165303A true JP2003165303A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19174022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001363724A Pending JP2003165303A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2003165303A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102574423A (zh) * | 2009-10-07 | 2012-07-11 | 米其林技术公司 | 包括低渗透性的胎体增强帘线以及厚度可变的橡胶混配物的轮胎 |
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