JP2003164537A - 防毒マスク、防護衣、防護具及び誘導装置 - Google Patents
防毒マスク、防護衣、防護具及び誘導装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防毒マスクや防護衣に防毒以外の多機能を持
たせることができる防毒マスク、防護衣、防護具及び誘
導装置を提供する。 【解決手段】 防毒マスク1は、ゴム製のマスク本体2
と、一対のゴーグル部3と、吸収缶接続用の吸気接続部
5に接続された吸収缶4などを備えて構成される。マス
ク本体2の前面側部にはマスク1内側への加圧ガス(酸
素)の導入を許容する逆止弁9Aが組み込まれたアダプ
タ9が設けられている。吸収缶4にはカウント装置10
およびセンサ装置11,12が着脱可能に取付けられて
おり、カウント装置10は吸収缶4の使用期間期限に達
したときアラーム作動し、センサ装置11,12はマス
ク1の気密性や吸収缶4の性能(破瓜時間)が基準値以
下になった場合にアラーム作動する。またマスク本体2
に回動可能に設けられたコネクタ部13にはCCDカメ
ラ14が取付けられている。
たせることができる防毒マスク、防護衣、防護具及び誘
導装置を提供する。 【解決手段】 防毒マスク1は、ゴム製のマスク本体2
と、一対のゴーグル部3と、吸収缶接続用の吸気接続部
5に接続された吸収缶4などを備えて構成される。マス
ク本体2の前面側部にはマスク1内側への加圧ガス(酸
素)の導入を許容する逆止弁9Aが組み込まれたアダプ
タ9が設けられている。吸収缶4にはカウント装置10
およびセンサ装置11,12が着脱可能に取付けられて
おり、カウント装置10は吸収缶4の使用期間期限に達
したときアラーム作動し、センサ装置11,12はマス
ク1の気密性や吸収缶4の性能(破瓜時間)が基準値以
下になった場合にアラーム作動する。またマスク本体2
に回動可能に設けられたコネクタ部13にはCCDカメ
ラ14が取付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防毒マスク、防護
衣、防護具及び誘導装置に関するものである。
衣、防護具及び誘導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防毒マスクは、ゴム製のマスク
と、該マスクに着脱可能に装着される吸収缶とを備える
ものが知られている。また吸収缶を備えないマスクも知
られている。
と、該マスクに着脱可能に装着される吸収缶とを備える
ものが知られている。また吸収缶を備えないマスクも知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の防毒マ
スクは防毒目的の機能しか備えていなかった。近年、コ
ンピュータ技術の発達により通信技術等が高度化してお
り、携帯電話やPDAなどの携帯端末を使用するのが通
常になってきている。また防毒マスクを装着した状態で
は、視界が狭いという問題があった。また防毒マスクを
装着した状態では話をすることが非常に困難であった。
また防毒マスクに装着される吸収缶には使用期間期限が
あるが、使用期間期限は例えばマスクの使用者が時計で
時間を見て計時時間をメモするなどの方法によって管理
していた。また吸収缶4の気密性や性能(破瓜時間)も
きちんと管理する必要がある。さらに防毒マスクを装着
したときにはマスク内の空間が呼気や汗のために湿気が
多くなるという問題があった。このように従来の防毒マ
スクでは防毒機能だけを満たす構成であって余分な機能
を備えることがなかったので、上記に述べた種々の問題
があった。
スクは防毒目的の機能しか備えていなかった。近年、コ
ンピュータ技術の発達により通信技術等が高度化してお
り、携帯電話やPDAなどの携帯端末を使用するのが通
常になってきている。また防毒マスクを装着した状態で
は、視界が狭いという問題があった。また防毒マスクを
装着した状態では話をすることが非常に困難であった。
また防毒マスクに装着される吸収缶には使用期間期限が
あるが、使用期間期限は例えばマスクの使用者が時計で
時間を見て計時時間をメモするなどの方法によって管理
していた。また吸収缶4の気密性や性能(破瓜時間)も
きちんと管理する必要がある。さらに防毒マスクを装着
したときにはマスク内の空間が呼気や汗のために湿気が
多くなるという問題があった。このように従来の防毒マ
スクでは防毒機能だけを満たす構成であって余分な機能
を備えることがなかったので、上記に述べた種々の問題
があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、防毒マスクや防護衣に防
毒以外の多機能を持たせることができる防毒マスク、防
護衣、防護具及び誘導装置を提供することにある。
たものであって、その目的は、防毒マスクや防護衣に防
毒以外の多機能を持たせることができる防毒マスク、防
護衣、防護具及び誘導装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ゴム製マスクと、該マ
スクに着脱可能に取着される吸収缶とを備える防毒マス
クにおいて、前記吸収缶には、使用時間を計時する計時
手段と、前記計時手段による計時によって使用期限又は
該使用期限に近づいた所定報知時期になるとその旨を報
知する報知手段とを備えたことを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、ゴム製マスクと、該マ
スクに着脱可能に取着される吸収缶とを備える防毒マス
クにおいて、前記吸収缶には、使用時間を計時する計時
手段と、前記計時手段による計時によって使用期限又は
該使用期限に近づいた所定報知時期になるとその旨を報
知する報知手段とを備えたことを要旨とする。
【0006】この発明によれば、計時手段による計時に
よって吸収缶の使用期限又は該使用期限に近づいたこと
を報知手段の報知によって知ることができる。請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の防毒マスクにおい
て、前記計時手段及び報知手段が組込まれたカウント装
置が前記吸収缶に着脱可能に取り付けられていることを
要旨とする。
よって吸収缶の使用期限又は該使用期限に近づいたこと
を報知手段の報知によって知ることができる。請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の防毒マスクにおい
て、前記計時手段及び報知手段が組込まれたカウント装
置が前記吸収缶に着脱可能に取り付けられていることを
要旨とする。
【0007】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、計時手段及び報知手段が組込まれたカウ
ント装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項3に
記載の発明は、ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に
取着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、前記
吸収缶には、圧力又は吸気流入量を計測する検出手段
と、前記検出手段により使用期限又は該使用期限に近づ
いた所定報知時期になるとその旨を報知する報知手段と
を備えたことを要旨とする。
の作用に加え、計時手段及び報知手段が組込まれたカウ
ント装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項3に
記載の発明は、ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に
取着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、前記
吸収缶には、圧力又は吸気流入量を計測する検出手段
と、前記検出手段により使用期限又は該使用期限に近づ
いた所定報知時期になるとその旨を報知する報知手段と
を備えたことを要旨とする。
【0008】この発明によれば、圧力又は吸気流入量を
計測する検出手段の検出結果を基に、吸収缶の使用期限
又は該使用期限に近づいたことが報知される。請求項4
に記載の発明は、請求項3に記載の防毒マスクにおい
て、前記吸収缶に着脱可能に取り付けられるセンサ装置
を備え、前記センサ装置に前記検出手段及び報知手段が
組込まれていることを要旨とする。
計測する検出手段の検出結果を基に、吸収缶の使用期限
又は該使用期限に近づいたことが報知される。請求項4
に記載の発明は、請求項3に記載の防毒マスクにおい
て、前記吸収缶に着脱可能に取り付けられるセンサ装置
を備え、前記センサ装置に前記検出手段及び報知手段が
組込まれていることを要旨とする。
【0009】この発明によれば、請求項3に記載の発明
の作用に加え、検出手段及び報知手段が組込まれたセン
サ装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項5に記
載の発明は、ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に取
着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、前記吸
収缶には、吸気圧力又は吸気量を計測する検出手段と、
前記検出手段の計測結果に基づき当該吸収缶の気密性が
所定レベル未満に低下した所定報知時期になるとその旨
を報知する報知手段とを備えたことを要旨とする。
の作用に加え、検出手段及び報知手段が組込まれたセン
サ装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項5に記
載の発明は、ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に取
着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、前記吸
収缶には、吸気圧力又は吸気量を計測する検出手段と、
前記検出手段の計測結果に基づき当該吸収缶の気密性が
所定レベル未満に低下した所定報知時期になるとその旨
を報知する報知手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】この発明によれば、吸気圧力又は吸気量を
計測する検出手段の計測結果に基づき吸収缶の気密性が
所定レベル未満に低下したと判定されると、その旨が報
知手段により報知される。
計測する検出手段の計測結果に基づき吸収缶の気密性が
所定レベル未満に低下したと判定されると、その旨が報
知手段により報知される。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の防毒マスクにおいて、前記吸収缶に着脱可能に取り付
けられるセンサ装置を備え、前記センサ装置に前記検出
手段及び報知手段が組込まれていることを要旨とする。
の防毒マスクにおいて、前記吸収缶に着脱可能に取り付
けられるセンサ装置を備え、前記センサ装置に前記検出
手段及び報知手段が組込まれていることを要旨とする。
【0012】この発明によれば、請求項5に記載の発明
の作用に加え、検出手段及び報知手段が組込まれたセン
サ装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項7に記
載の発明は、請求項2、4、6のいずれか一項に記載の
防毒マスクにおいて、前記吸収缶に着脱可能に取り付け
られる前記センサ装置に組み込まれた前記報知手段は、
光又は音により報知する報知部を備えることを要旨とす
る。
の作用に加え、検出手段及び報知手段が組込まれたセン
サ装置を吸収缶に取り付けるだけで済む。請求項7に記
載の発明は、請求項2、4、6のいずれか一項に記載の
防毒マスクにおいて、前記吸収缶に着脱可能に取り付け
られる前記センサ装置に組み込まれた前記報知手段は、
光又は音により報知する報知部を備えることを要旨とす
る。
【0013】この発明によれば、請求項2、4、6のい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、吸収缶に取り付
けられるセンサ装置に組み込まれた報知手段の報知部に
よって光又は音により報知される。
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、吸収缶に取り付
けられるセンサ装置に組み込まれた報知手段の報知部に
よって光又は音により報知される。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項2、4、
6、7のいずれか一項に記載の防毒マスクにおいて、前
記吸収缶に着脱可能に取り付けられる前記センサ装置の
検出結果に基づき緊急異常時と判定されたときに救助を
知らせる報知をする報知器を備えたことを要旨とする。
6、7のいずれか一項に記載の防毒マスクにおいて、前
記吸収缶に着脱可能に取り付けられる前記センサ装置の
検出結果に基づき緊急異常時と判定されたときに救助を
知らせる報知をする報知器を備えたことを要旨とする。
【0015】この発明によれば、請求項2、4、6、7
のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、前記吸収缶
に取り付けられたセンサ装置の検出結果に基づき緊急異
常時と判定されたときには報知器により救助を知らせる
報知がなされる。
のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、前記吸収缶
に取り付けられたセンサ装置の検出結果に基づき緊急異
常時と判定されたときには報知器により救助を知らせる
報知がなされる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記報知器は、前記センサ装置の検出
結果に基づき緊急異常時と判定されたときに救助を知ら
せる電波を発信する発信器であることを要旨とする。
の発明において、前記報知器は、前記センサ装置の検出
結果に基づき緊急異常時と判定されたときに救助を知ら
せる電波を発信する発信器であることを要旨とする。
【0017】この発明によれば、請求項8に記載の発明
の作用に加え、センサ装置の検出結果に基づき緊急異常
時と判定されたときには発信器から救助を知らせる電波
が発信される。
の作用に加え、センサ装置の検出結果に基づき緊急異常
時と判定されたときには発信器から救助を知らせる電波
が発信される。
【0018】請求項10に記載の発明は、吸収缶が着脱
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクには該マスクを装着した状態でその外部から携帯
端末などのデータを有線又は無線で受信するための電気
的な接続を可能とするコネクタ部と、前記コネクタ部を
介して受信した音声データを音声に変換して発するとと
もに前記マスクの内面における耳元に近い位置に設けら
れたイヤホンとを備えたことを要旨とする。
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクには該マスクを装着した状態でその外部から携帯
端末などのデータを有線又は無線で受信するための電気
的な接続を可能とするコネクタ部と、前記コネクタ部を
介して受信した音声データを音声に変換して発するとと
もに前記マスクの内面における耳元に近い位置に設けら
れたイヤホンとを備えたことを要旨とする。
【0019】この発明によれば、携帯端末などから有線
又は無線でマスクのコネクタ部を介して受信された音声
データが変換され、マスクの内面耳元近くの位置に設け
られたイヤホンから音声が発せられる。
又は無線でマスクのコネクタ部を介して受信された音声
データが変換され、マスクの内面耳元近くの位置に設け
られたイヤホンから音声が発せられる。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の防毒マスクにおいて、前記コネクタ部が接続され
た所定長さの配線が巻取方向に付勢された状態で巻き取
られたリール部を備えていることを要旨とする。
記載の防毒マスクにおいて、前記コネクタ部が接続され
た所定長さの配線が巻取方向に付勢された状態で巻き取
られたリール部を備えていることを要旨とする。
【0021】この発明によれば、請求項10に記載の発
明の作用に加え、コネクタ部が接続された配線は必要長
さだけ引っ張ればリール部から繰り出され、不要時には
リール部に巻き取られる。
明の作用に加え、コネクタ部が接続された配線は必要長
さだけ引っ張ればリール部から繰り出され、不要時には
リール部に巻き取られる。
【0022】請求項12に記載の発明は、吸収缶が着脱
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクに備えられたカメラと、前記カメラにより撮像さ
れた画像データを有線又は無線で送信するための通信手
段とを備えたことを要旨とする。
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクに備えられたカメラと、前記カメラにより撮像さ
れた画像データを有線又は無線で送信するための通信手
段とを備えたことを要旨とする。
【0023】この発明によれば、マスクに備えられたカ
メラにより撮像された画像データは通信手段により有線
又は無線で送信され、例えば表示装置を有する機器の画
面に表示される。
メラにより撮像された画像データは通信手段により有線
又は無線で送信され、例えば表示装置を有する機器の画
面に表示される。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の防毒マスクにおいて、前記カメラは前記マスクに
設けられた取着部に対し着脱可能に取着されるものであ
るとともに、前記通信手段は前記カメラにより撮像され
た画像データを無線で送信することを要旨とする。
記載の防毒マスクにおいて、前記カメラは前記マスクに
設けられた取着部に対し着脱可能に取着されるものであ
るとともに、前記通信手段は前記カメラにより撮像され
た画像データを無線で送信することを要旨とする。
【0025】この発明によれば、請求項12に記載の発
明の作用に加え、マスクの取着部から取り外したカメラ
により撮像された画像データが無線で送られることによ
り、カメラから離れた場所でその撮像された画像を見る
ことができる。
明の作用に加え、マスクの取着部から取り外したカメラ
により撮像された画像データが無線で送られることによ
り、カメラから離れた場所でその撮像された画像を見る
ことができる。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項12又
は13に記載の防毒マスクにおいて、前記カメラは撮像
方向を決める姿勢角を角度調整可能に前記マスクの取着
部に取着可能であって、外部から無線で受信した信号に
基づき前記カメラの撮像方向を遠隔操作するための信号
を受信する受信部を備えたことを要旨とする。
は13に記載の防毒マスクにおいて、前記カメラは撮像
方向を決める姿勢角を角度調整可能に前記マスクの取着
部に取着可能であって、外部から無線で受信した信号に
基づき前記カメラの撮像方向を遠隔操作するための信号
を受信する受信部を備えたことを要旨とする。
【0027】この発明によれば、請求項12又は13に
記載の発明の作用に加え、カメラは撮像方向を決める姿
勢角を角度調整可能にマスクの取着部に取着される。外
部から受信部が無線で受信した信号に基づきカメラの撮
像方向(姿勢角)が遠隔操作される。
記載の発明の作用に加え、カメラは撮像方向を決める姿
勢角を角度調整可能にマスクの取着部に取着される。外
部から受信部が無線で受信した信号に基づきカメラの撮
像方向(姿勢角)が遠隔操作される。
【0028】請求項15に記載の発明は、吸収缶が着脱
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分子吸
収剤を有するシートが設けられていることを要旨とす
る。
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分子吸
収剤を有するシートが設けられていることを要旨とす
る。
【0029】この発明によれば、マスクの内面にその基
材となるゴムの上層に設けられたシートが有する高分子
吸収剤によって、マスク装着時におけるマスク内部の湿
気などが除去される。
材となるゴムの上層に設けられたシートが有する高分子
吸収剤によって、マスク装着時におけるマスク内部の湿
気などが除去される。
【0030】請求項16に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれか一項に記載の防毒マスクにおいて、前記マ
スクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分子吸収
剤を有するシートが設けられていることを要旨とする。
4のいずれか一項に記載の防毒マスクにおいて、前記マ
スクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分子吸収
剤を有するシートが設けられていることを要旨とする。
【0031】この発明によれば、請求項1〜14のいず
れか一項に記載の発明の作用に加え、マスクの内面にそ
の基材となるゴムの上層に設けられたシートが有する高
分子吸収剤によって、マスク装着時におけるマスク内部
の湿気などが除去される。
れか一項に記載の発明の作用に加え、マスクの内面にそ
の基材となるゴムの上層に設けられたシートが有する高
分子吸収剤によって、マスク装着時におけるマスク内部
の湿気などが除去される。
【0032】請求項17に記載の発明は、吸収缶が着脱
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスク本体の外側から内側に加圧ガスを導入するための
アダプタを備え、前記アダプタには外側から内側への加
圧ガスの導入のみを許容する逆止弁が設けられているこ
とを要旨とする。
可能なゴム製マスクを備える防毒マスクにおいて、前記
マスク本体の外側から内側に加圧ガスを導入するための
アダプタを備え、前記アダプタには外側から内側への加
圧ガスの導入のみを許容する逆止弁が設けられているこ
とを要旨とする。
【0033】この発明によれば、マスク本体のアダプタ
に接続したガス管を通じてマスク内部に加圧酸素や加圧
空気を導入することで、吸収缶の交換時にもマスク内の
汚染の心配がない。この際、アダプタに設けられた逆止
弁により外側から内側への加圧ガスの導入のみが許容さ
れるため、この点からもマスク内の汚染の心配がない。
に接続したガス管を通じてマスク内部に加圧酸素や加圧
空気を導入することで、吸収缶の交換時にもマスク内の
汚染の心配がない。この際、アダプタに設けられた逆止
弁により外側から内側への加圧ガスの導入のみが許容さ
れるため、この点からもマスク内の汚染の心配がない。
【0034】請求項18に記載の発明は、防毒マスクを
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、携帯端末を接続するためのコネクタと、衣本
体に内蔵されるとともに前記コネクタと接続された前記
携帯端末の通信を支援する通信機能を持つコンピュータ
とを備えたことを要旨とする。
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、携帯端末を接続するためのコネクタと、衣本
体に内蔵されるとともに前記コネクタと接続された前記
携帯端末の通信を支援する通信機能を持つコンピュータ
とを備えたことを要旨とする。
【0035】この発明によれば、携帯端末をコネクタに
接続すれば、衣本体に内蔵された通信機能を持つコンピ
ュータによって携帯端末の通信を支援できる。請求項1
9に記載の発明は、防毒マスクを装着する際に身体部分
を保護するために着られる防護衣であって、携帯端末を
接続するためのコネクタと、前記コネクタと接続された
前記携帯端末の通信を支援する通信機能を持つとともに
衣本体に内蔵された通信支援手段とを備えたことを要旨
とする。
接続すれば、衣本体に内蔵された通信機能を持つコンピ
ュータによって携帯端末の通信を支援できる。請求項1
9に記載の発明は、防毒マスクを装着する際に身体部分
を保護するために着られる防護衣であって、携帯端末を
接続するためのコネクタと、前記コネクタと接続された
前記携帯端末の通信を支援する通信機能を持つとともに
衣本体に内蔵された通信支援手段とを備えたことを要旨
とする。
【0036】この発明によれば、携帯端末をコネクタに
接続すれば、衣本体に内蔵された通信支援手段によって
携帯端末の通信を支援できる。請求項20に記載の発明
は、請求項19に記載の防護衣であって、前記通信支援
手段は、前記コネクタに有線又は無線で接続された携帯
端末をインターネットに接続する通信機能を有すること
を要旨とする。
接続すれば、衣本体に内蔵された通信支援手段によって
携帯端末の通信を支援できる。請求項20に記載の発明
は、請求項19に記載の防護衣であって、前記通信支援
手段は、前記コネクタに有線又は無線で接続された携帯
端末をインターネットに接続する通信機能を有すること
を要旨とする。
【0037】この発明によれば、請求項19に記載の発
明の作用に加え、携帯端末をコネクタに有線又は無線で
接続すれば、通信支援手段によって携帯端末をインター
ネットに接続できる。
明の作用に加え、携帯端末をコネクタに有線又は無線で
接続すれば、通信支援手段によって携帯端末をインター
ネットに接続できる。
【0038】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の防護衣であって、前記通信支援手段は、カメラに
より撮像された画像データを受信するとともに該画像デ
ータを処理して前記携帯端末の画面に前記カメラにより
撮像された画像を表示させることを要旨とする。
記載の防護衣であって、前記通信支援手段は、カメラに
より撮像された画像データを受信するとともに該画像デ
ータを処理して前記携帯端末の画面に前記カメラにより
撮像された画像を表示させることを要旨とする。
【0039】この発明によれば、請求項20に記載の発
明の作用に加え、通信支援手段によってカメラにより撮
像された画像データが受信されるとともに処理されて、
携帯端末の画面上でその画像を見ることができる。
明の作用に加え、通信支援手段によってカメラにより撮
像された画像データが受信されるとともに処理されて、
携帯端末の画面上でその画像を見ることができる。
【0040】請求項22に記載の発明は、請求項18〜
21のいずれか一項に記載の防護衣であって、前記カメ
ラは、請求項1〜17のいずれか一項に記載の防毒マス
クに取着されるカメラであることを要旨とする。
21のいずれか一項に記載の防護衣であって、前記カメ
ラは、請求項1〜17のいずれか一項に記載の防毒マス
クに取着されるカメラであることを要旨とする。
【0041】この発明によれば、請求項18〜21のい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、防毒マスクに取
着したカメラが撮影した画像を携帯端末の画面上で見る
ことができる。
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、防毒マスクに取
着したカメラが撮影した画像を携帯端末の画面上で見る
ことができる。
【0042】請求項23に記載の発明は、防毒マスクを
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外
側ポケットと、該外側ポケットと対応する当該防護衣本
体の内側に設けられた内側ポケットとを備え、前記外側
ポケットと前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部
分の少なくとも一部には伸縮性の材質が使用されている
ことを要旨とする。
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外
側ポケットと、該外側ポケットと対応する当該防護衣本
体の内側に設けられた内側ポケットとを備え、前記外側
ポケットと前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部
分の少なくとも一部には伸縮性の材質が使用されている
ことを要旨とする。
【0043】この発明によれば、防護衣本体の外側に設
けられた外側ポケットを開き、外側ポケットに手を入れ
て防護衣本体部分の少なくとも一部の伸縮性の材質から
なる部分を介して内側ポケットの中の物を取り出したり
戻したりする作業をすることができる。
けられた外側ポケットを開き、外側ポケットに手を入れ
て防護衣本体部分の少なくとも一部の伸縮性の材質から
なる部分を介して内側ポケットの中の物を取り出したり
戻したりする作業をすることができる。
【0044】請求項24に記載の発明は、防毒マスクを
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外
側ポケットと、該外側ポケットと対応する当該防護衣本
体の内側に設けられた内側ポケットとを備え、前記外側
ポケットと前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部
分の少なくとも一部には透明又は半透明の材質が使用さ
れていることを要旨とする。
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外
側ポケットと、該外側ポケットと対応する当該防護衣本
体の内側に設けられた内側ポケットとを備え、前記外側
ポケットと前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部
分の少なくとも一部には透明又は半透明の材質が使用さ
れていることを要旨とする。
【0045】この発明によれば、防護衣本体の外側に設
けられた外側ポケットを開き、外側ポケットに手を入れ
て防護衣本体部分の少なくとも一部の透明又は半透明の
材質からなる部分を介して目で確認しながら内側ポケッ
トの中の物を取り出したり戻したりする作業をすること
ができる。
けられた外側ポケットを開き、外側ポケットに手を入れ
て防護衣本体部分の少なくとも一部の透明又は半透明の
材質からなる部分を介して目で確認しながら内側ポケッ
トの中の物を取り出したり戻したりする作業をすること
ができる。
【0046】請求項25に記載の発明は、請求項23又
は24に記載の防護衣であって、前記外側ポケットは、
前記防護衣本体の腰部に相当する部位以下の箇所に外側
から手を入れられるように設けられていることを要旨と
する。
は24に記載の防護衣であって、前記外側ポケットは、
前記防護衣本体の腰部に相当する部位以下の箇所に外側
から手を入れられるように設けられていることを要旨と
する。
【0047】この発明によれば、請求項23又は24に
記載の発明の作用に加え、外側ポケットから防護衣本体
の腰部に相当する部位以下の箇所に外側から手を入れら
れるので、防護衣を脱がず用をたすことができる。
記載の発明の作用に加え、外側ポケットから防護衣本体
の腰部に相当する部位以下の箇所に外側から手を入れら
れるので、防護衣を脱がず用をたすことができる。
【0048】請求項26に記載の発明は、防毒マスクを
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体は身体を縮径方向に付勢する蛇腹
構造を少なくとも一部有していることを要旨とする。
装着する際に身体部分を保護するために着られる防護衣
であって、防護衣本体は身体を縮径方向に付勢する蛇腹
構造を少なくとも一部有していることを要旨とする。
【0049】この発明によれば、防護衣を着たときには
蛇腹構造の部分で締め付けられるので、身体を動かして
も防護衣がずれにくい。特に蛇腹構造は身体の一部を通
すために開口する付近(例えば手首、足首、首など)
や、よく動く身体部分(肩、股関節、腰など)に設ける
ことが好ましい。
蛇腹構造の部分で締め付けられるので、身体を動かして
も防護衣がずれにくい。特に蛇腹構造は身体の一部を通
すために開口する付近(例えば手首、足首、首など)
や、よく動く身体部分(肩、股関節、腰など)に設ける
ことが好ましい。
【0050】請求項27に記載の発明は、請求項23〜
26のいずれか一項に記載の防護衣であって、前記防護
衣本体は動物ペット用であることを要旨とする。この発
明によれば、動物ペット用の防護衣であっても、請求項
23〜26のいずれか一項に記載の発明と同様の作用効
果が得られる。
26のいずれか一項に記載の防護衣であって、前記防護
衣本体は動物ペット用であることを要旨とする。この発
明によれば、動物ペット用の防護衣であっても、請求項
23〜26のいずれか一項に記載の発明と同様の作用効
果が得られる。
【0051】請求項28に記載の発明は、請求項1〜1
7のいずれか一項に記載の防毒マスクと、請求項18〜
27のいずれか一項に記載の防護衣とからなる防護具。
請求項29に記載の発明は、防毒マスクを装着する際に
身体部分を保護するために着られる防護衣と前記防毒マ
スクのうち少なくとも一方に各構成部分が取付けられた
誘導装置であって、前記防護衣又は防毒マスクの装着者
又は装着動物の位置を割り出すGPSと、誘導場所の情
報を取得する誘導場所情報取得手段と、前記誘導場所情
報取得手段により取得された前記誘導場所に画像又は音
声で誘導する誘導手段とを備えたことを要旨とする。
7のいずれか一項に記載の防毒マスクと、請求項18〜
27のいずれか一項に記載の防護衣とからなる防護具。
請求項29に記載の発明は、防毒マスクを装着する際に
身体部分を保護するために着られる防護衣と前記防毒マ
スクのうち少なくとも一方に各構成部分が取付けられた
誘導装置であって、前記防護衣又は防毒マスクの装着者
又は装着動物の位置を割り出すGPSと、誘導場所の情
報を取得する誘導場所情報取得手段と、前記誘導場所情
報取得手段により取得された前記誘導場所に画像又は音
声で誘導する誘導手段とを備えたことを要旨とする。
【0052】この発明によれば、防護衣と防毒マスクの
うち少なくとも一方に取付けられたGPSにより割り出
された装着者又は装着動物の位置と、誘導場所情報取得
手段により取得された誘導場所の情報とを基に、誘導手
段により装着者又は装着動物は画像又は音声によって誘
導場所に誘導される。
うち少なくとも一方に取付けられたGPSにより割り出
された装着者又は装着動物の位置と、誘導場所情報取得
手段により取得された誘導場所の情報とを基に、誘導手
段により装着者又は装着動物は画像又は音声によって誘
導場所に誘導される。
【0053】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した第1の実施形態を、図1〜図14に基づい
て説明する。
を具体化した第1の実施形態を、図1〜図14に基づい
て説明する。
【0054】図1,図2は防毒マスクを示す。防毒マス
ク1は、顔前面及び側頭部を覆う状態で頭部にフィット
する湾曲面形状のゴムからなるマスク本体2と、マスク
本体2における目に相当する部分に嵌着された一対のゴ
ーグル部3と、吸収缶4や吸気用ホースなどと接続され
るためにマスク本体2に複数設けられた吸気接続部5,
6,7とを備えている。吸収缶接続用の吸気接続部5に
吸収缶4が接続された状態で防毒マスク1は構成され
る。
ク1は、顔前面及び側頭部を覆う状態で頭部にフィット
する湾曲面形状のゴムからなるマスク本体2と、マスク
本体2における目に相当する部分に嵌着された一対のゴ
ーグル部3と、吸収缶4や吸気用ホースなどと接続され
るためにマスク本体2に複数設けられた吸気接続部5,
6,7とを備えている。吸収缶接続用の吸気接続部5に
吸収缶4が接続された状態で防毒マスク1は構成され
る。
【0055】またマスク本体2の後面側開口部周縁上の
複数箇所にゴムバンド8(図2に示す)が固着された状
態で延びており、防毒マスク1を装着するときにはゴム
バンド8を使うことにより頭部に密着状態に装着され
る。さらにマスク本体2の前面側部にはアダプタ9が設
けられ、このアダプタ9にはマスク1の外側から内側へ
の加圧ガスの導入のみを許容する逆止弁9Aが組み込ま
れている。
複数箇所にゴムバンド8(図2に示す)が固着された状
態で延びており、防毒マスク1を装着するときにはゴム
バンド8を使うことにより頭部に密着状態に装着され
る。さらにマスク本体2の前面側部にはアダプタ9が設
けられ、このアダプタ9にはマスク1の外側から内側へ
の加圧ガスの導入のみを許容する逆止弁9Aが組み込ま
れている。
【0056】吸収缶4にはカウント装置10およびセン
サ装置11,12が着脱可能に取付けられている。カウ
ント装置10およびセンサ装置11,12は、アラー
ム、表示、音声による報知機能を持つ。カウント装置1
0は、吸収缶4の使用期間期限に達したまたは近づいた
時を知らせるアラーム表示をするものである。またセン
サ装置11,12はマスク1の気密性や吸収缶4の性能
(破瓜時間)が基準値以下になった場合にアラーム作動
する。
サ装置11,12が着脱可能に取付けられている。カウ
ント装置10およびセンサ装置11,12は、アラー
ム、表示、音声による報知機能を持つ。カウント装置1
0は、吸収缶4の使用期間期限に達したまたは近づいた
時を知らせるアラーム表示をするものである。またセン
サ装置11,12はマスク1の気密性や吸収缶4の性能
(破瓜時間)が基準値以下になった場合にアラーム作動
する。
【0057】またマスク本体2には外面中央上部にコネ
クタ部13が取付けられており、このコネクタ部13に
はCCDカメラ14が取付け可能となっている。さらに
マスク本体2にはその内面側にイヤホン15が内蔵され
ている。
クタ部13が取付けられており、このコネクタ部13に
はCCDカメラ14が取付け可能となっている。さらに
マスク本体2にはその内面側にイヤホン15が内蔵され
ている。
【0058】カウント装置10は、吸収缶4に開封また
は使用時に取り付けられるもので、薄型のステイックタ
イプのものである。吸収缶4にはカウント装置10の本
体10Aから延出する接続部10Aをスライド挿入可能
な接続凹部4Aが形成されており、カウント装置10は
ワンタッチで接続凹部4Aにスライド挿着されるように
なっている。カウント装置10の本体10Aにはカウン
ト回路(基板)16が内蔵されており、カウント回路1
6は本体2の側部に設けられたスイッチ17を1回操作
する度に計時の開始と停止を繰り返し、計時時間を累積
してその累積時間をメモリまたはカウンタに記憶する。
カウント回路基板16はCPUおよびROMを備え、R
OMには吸収缶4の使用期間期限のデータが記憶されて
いる。本体10Aの上端面には青、黄、赤色の発光ダイ
オードからなる3つの発光部18,19,20が並ぶ表
示部21が設けられている。また本体10Aの側面には
スピーカ22が設けられている。
は使用時に取り付けられるもので、薄型のステイックタ
イプのものである。吸収缶4にはカウント装置10の本
体10Aから延出する接続部10Aをスライド挿入可能
な接続凹部4Aが形成されており、カウント装置10は
ワンタッチで接続凹部4Aにスライド挿着されるように
なっている。カウント装置10の本体10Aにはカウン
ト回路(基板)16が内蔵されており、カウント回路1
6は本体2の側部に設けられたスイッチ17を1回操作
する度に計時の開始と停止を繰り返し、計時時間を累積
してその累積時間をメモリまたはカウンタに記憶する。
カウント回路基板16はCPUおよびROMを備え、R
OMには吸収缶4の使用期間期限のデータが記憶されて
いる。本体10Aの上端面には青、黄、赤色の発光ダイ
オードからなる3つの発光部18,19,20が並ぶ表
示部21が設けられている。また本体10Aの側面には
スピーカ22が設けられている。
【0059】カウント装置10は、吸収缶4を使用する
ときにスイッチ17を入れ、使用しなくなったらスイッ
チ17を切る使い方をされる。カウント装置10をリセ
ットしてからの計時時間の累積、すなわち吸収缶4の使
用時間が、予めROMに記憶された使用期間経過の程度
を示す複数のデータとどのような大小関係にあるかによ
って、吸収缶4の使用期間経過の程度を判断する。本体
10Aの上端面に設けられた表示部21の発光部18,
19,20の色で使用期間の進行度を判断することがで
きる。3つの発光部18,19,20はダイオード色に
より、吸収缶4の使用初めは青、中間時には黄色、終了
時には赤になるようになっている。これは使用時にスイ
ッチ17をオンにし、終了時にはオフにすることにより
正確な使用期限終了の時期が分かる。使用時、終了時に
はアラーム的な報知音(電子音や音声可能)によりスピ
ーカ21により知らせる。同時にカウント装置10の表
示部分はダイオード色により、使用初めは青、中間時に
は黄色、終了時には赤になるようにする。
ときにスイッチ17を入れ、使用しなくなったらスイッ
チ17を切る使い方をされる。カウント装置10をリセ
ットしてからの計時時間の累積、すなわち吸収缶4の使
用時間が、予めROMに記憶された使用期間経過の程度
を示す複数のデータとどのような大小関係にあるかによ
って、吸収缶4の使用期間経過の程度を判断する。本体
10Aの上端面に設けられた表示部21の発光部18,
19,20の色で使用期間の進行度を判断することがで
きる。3つの発光部18,19,20はダイオード色に
より、吸収缶4の使用初めは青、中間時には黄色、終了
時には赤になるようになっている。これは使用時にスイ
ッチ17をオンにし、終了時にはオフにすることにより
正確な使用期限終了の時期が分かる。使用時、終了時に
はアラーム的な報知音(電子音や音声可能)によりスピ
ーカ21により知らせる。同時にカウント装置10の表
示部分はダイオード色により、使用初めは青、中間時に
は黄色、終了時には赤になるようにする。
【0060】センサ装置11は、吸収缶4の濾過能力や
処理能力のレベルに応じた異なる表示色や音を用いたア
ラーム機能を備えている。センサ装置11は、その形状
サイズはカウント装置10と略同一で、マスク1と吸収
缶4の間における圧力や吸気流入量が計測可能なセンサ
24を先端部に備えたアダプタ式である。吸収缶4の種
類に応じてねじ込み式とアタッチメント方式とがある
(この例ではねじ込み式)。センサ装置11は本体11
Aに基板25を内蔵しており、基板25はCPUおよび
ROMを備えている。CPUはセンサ24の計測値を用
いて報知制御を実行する。本体11Aの上端面に設けら
れた表示部26の発光部27,28,29の発光色の違
いで使用期間の進行度を判断することができる。また本
体10Aの側面にスピーカ30が設けられている。
処理能力のレベルに応じた異なる表示色や音を用いたア
ラーム機能を備えている。センサ装置11は、その形状
サイズはカウント装置10と略同一で、マスク1と吸収
缶4の間における圧力や吸気流入量が計測可能なセンサ
24を先端部に備えたアダプタ式である。吸収缶4の種
類に応じてねじ込み式とアタッチメント方式とがある
(この例ではねじ込み式)。センサ装置11は本体11
Aに基板25を内蔵しており、基板25はCPUおよび
ROMを備えている。CPUはセンサ24の計測値を用
いて報知制御を実行する。本体11Aの上端面に設けら
れた表示部26の発光部27,28,29の発光色の違
いで使用期間の進行度を判断することができる。また本
体10Aの側面にスピーカ30が設けられている。
【0061】このセンサ装置11の計測状態により、本
体11Aの上端面にある表示部26は基準内であれば緑
色表示で無音、破瓜状態が基準値をときどき超える場合
は黄色表示となり注意音(ビープ、音声)にて報知し、
破瓜時間や基準条件を明らかに下回った場合は表示部2
6は赤色で使用停止や交換を促す警告音(ビープ、音
声)により知らせる。また、計測数値が明らかに大気圧
状態になった場合、気密が破れたということであり、警
告音と赤色表示により報知する。取扱い上、装着してい
るマスク1を外すときは、センサ装置11にあるボタン
スイッチ31をオフにしてから取り外すようになってい
る。また本体11Aの側部には発振器32が設けられて
いる。気密が破れて警告音と赤色表示により報知される
ときには、発振器32から救助を求める知らせをするた
めの電波が発振される。この電波は例えば後述する防護
衣60(図14に示す)に取付けられた発信機63に一
端受信され、発信機63から長距離届く電波にて再度発
信される。
体11Aの上端面にある表示部26は基準内であれば緑
色表示で無音、破瓜状態が基準値をときどき超える場合
は黄色表示となり注意音(ビープ、音声)にて報知し、
破瓜時間や基準条件を明らかに下回った場合は表示部2
6は赤色で使用停止や交換を促す警告音(ビープ、音
声)により知らせる。また、計測数値が明らかに大気圧
状態になった場合、気密が破れたということであり、警
告音と赤色表示により報知する。取扱い上、装着してい
るマスク1を外すときは、センサ装置11にあるボタン
スイッチ31をオフにしてから取り外すようになってい
る。また本体11Aの側部には発振器32が設けられて
いる。気密が破れて警告音と赤色表示により報知される
ときには、発振器32から救助を求める知らせをするた
めの電波が発振される。この電波は例えば後述する防護
衣60(図14に示す)に取付けられた発信機63に一
端受信され、発信機63から長距離届く電波にて再度発
信される。
【0062】センサ装置11に内蔵された基板25上の
CPUは異常発生判定時には救命信号の電波を発信する
ことによって防毒マスク1の装着者の場所を知らせる。
吸収缶4にセンサ付きねじ込み式又はアタッチメント方
式でセンサ24により吸収缶4における吸気量や圧力を
計測する。基板25上のCPUはセンサ24からの検出
信号に基づき動圧、吸気量の計測結果を確認し、異常計
測値が示された場合は発振器32から救命信号の電波を
発信する。発信後信号の停止は、マスク脱着時に手動で
センサ装置11のスイッチ31をオフにする。
CPUは異常発生判定時には救命信号の電波を発信する
ことによって防毒マスク1の装着者の場所を知らせる。
吸収缶4にセンサ付きねじ込み式又はアタッチメント方
式でセンサ24により吸収缶4における吸気量や圧力を
計測する。基板25上のCPUはセンサ24からの検出
信号に基づき動圧、吸気量の計測結果を確認し、異常計
測値が示された場合は発振器32から救命信号の電波を
発信する。発信後信号の停止は、マスク脱着時に手動で
センサ装置11のスイッチ31をオフにする。
【0063】また、マスク1の気密性について吸収缶4
の底部(吸い込み口)に専用編み目フィルター33の付
いたアダプタ34を取付ける。そのアダプタ34には吸
気圧力や吸気量をカウントするセンサ装置12が取付け
られる。センサ装置12はその基部がアダプタ34に取
付けられ、吸気口12Aから吸気圧力または吸気流入量
の計測値に応じて正常、注意、交換などの報知音(ビー
プ、音声)をスピーカ35から発しダイオードからなる
表示部36,37,38の発光色の違いにより知らせ
る。
の底部(吸い込み口)に専用編み目フィルター33の付
いたアダプタ34を取付ける。そのアダプタ34には吸
気圧力や吸気量をカウントするセンサ装置12が取付け
られる。センサ装置12はその基部がアダプタ34に取
付けられ、吸気口12Aから吸気圧力または吸気流入量
の計測値に応じて正常、注意、交換などの報知音(ビー
プ、音声)をスピーカ35から発しダイオードからなる
表示部36,37,38の発光色の違いにより知らせ
る。
【0064】マスク装着時の外部との連絡方法が確保さ
れるようにマスク1の内面側には、図4に示すように携
帯電話用のイヤホン15がマスク内面に露出する状態で
本体2に埋設されている。イヤホン15は有線でマスク
本体2に内蔵されたコネクタ装置40に接続されてい
る。またマスク本体2の内側には口元付近の箇所にマイ
ク41が固定されており、マイク41もコネクタ装置4
0に接続されている。
れるようにマスク1の内面側には、図4に示すように携
帯電話用のイヤホン15がマスク内面に露出する状態で
本体2に埋設されている。イヤホン15は有線でマスク
本体2に内蔵されたコネクタ装置40に接続されてい
る。またマスク本体2の内側には口元付近の箇所にマイ
ク41が固定されており、マイク41もコネクタ装置4
0に接続されている。
【0065】コネクタ装置40は、図8に示すようにマ
スク本体2のゴムの厚くなった部位に埋設されたリール
42を備えている。リール42には通信線43が巻取方
向に付勢された状態で巻回されており、通信線43は引
き延ばした分だけ半自動的に巻き戻すことが可能であ
る。通信線43の先端部にはコネクタ44が設けられて
おり、コネクタ44を携帯電話45の例えばイヤホンジ
ャックに接続してその携帯電話45を衣服のポケットや
専用の収納スペースに入れておくことができる。またイ
ヤホン15を無線式とすることにより顔面式マスク以外
にフード式マスクにも対応できる。コネクタ44はUS
B用コネクタやIEEE1394用コネクタでもよい。
スク本体2のゴムの厚くなった部位に埋設されたリール
42を備えている。リール42には通信線43が巻取方
向に付勢された状態で巻回されており、通信線43は引
き延ばした分だけ半自動的に巻き戻すことが可能であ
る。通信線43の先端部にはコネクタ44が設けられて
おり、コネクタ44を携帯電話45の例えばイヤホンジ
ャックに接続してその携帯電話45を衣服のポケットや
専用の収納スペースに入れておくことができる。またイ
ヤホン15を無線式とすることにより顔面式マスク以外
にフード式マスクにも対応できる。コネクタ44はUS
B用コネクタやIEEE1394用コネクタでもよい。
【0066】またマスク本体2に取り付けられたCCD
カメラ14によって視野広角が確保される。図9に示す
ように、CCDカメラ14は無線(ワイヤレス)方式で
あって、その側部に発振器50が設けられ内蔵する電池
51を電源として作動する。マスク本体2にはコネクタ
(アダプタ)13がユニバーサルジョイント52によっ
てほぼ360度の範囲で角度調節可能に設けられてお
り、このコネクタ13に挿着されたカメラ14はその撮
影方向が約360度の範囲で角度調節可能となってい
る。コネクタ13にはこれを角度変更可能に駆動させる
アクチュエータ53が設けられている。アクチュエータ
53は後述する防護衣60に取付けられた視野増幅ユニ
ット64に制御されて駆動制御される。カメラ14に撮
像された画像を見ることにより視野の拡大(広角及び望
遠)が可能となっている。
カメラ14によって視野広角が確保される。図9に示す
ように、CCDカメラ14は無線(ワイヤレス)方式で
あって、その側部に発振器50が設けられ内蔵する電池
51を電源として作動する。マスク本体2にはコネクタ
(アダプタ)13がユニバーサルジョイント52によっ
てほぼ360度の範囲で角度調節可能に設けられてお
り、このコネクタ13に挿着されたカメラ14はその撮
影方向が約360度の範囲で角度調節可能となってい
る。コネクタ13にはこれを角度変更可能に駆動させる
アクチュエータ53が設けられている。アクチュエータ
53は後述する防護衣60に取付けられた視野増幅ユニ
ット64に制御されて駆動制御される。カメラ14に撮
像された画像を見ることにより視野の拡大(広角及び望
遠)が可能となっている。
【0067】カメラ14の利用方法には図12〜図14
に示す3つの方法がある。まず図12に示すように、カ
メラ14からの画像信号は携帯電話やモバイル端末(PD
A)55にて受信してその画面55Aにより確認するこ
とができる。
に示す3つの方法がある。まず図12に示すように、カ
メラ14からの画像信号は携帯電話やモバイル端末(PD
A)55にて受信してその画面55Aにより確認するこ
とができる。
【0068】また図11に示すように、マイクロユニッ
トPCバイザー56(頭部や耳に支持をとることにより
身体に取り付けることが可能なメガネ(バイザー)と一
体化された汎用型コンピュータユニット)をマスク1内
で装着することによりバイザー56を通して確認するこ
とができる。
トPCバイザー56(頭部や耳に支持をとることにより
身体に取り付けることが可能なメガネ(バイザー)と一
体化された汎用型コンピュータユニット)をマスク1内
で装着することによりバイザー56を通して確認するこ
とができる。
【0069】さらに図12に示すように、カメラ14を
コネクタ13から取り外し、危険個所や確認したい場所
に設置しておくことにより、電波の有効半径内ではモバ
イル端末(PDA)55の画面55Aを通して自由に画
像を確認することができる。
コネクタ13から取り外し、危険個所や確認したい場所
に設置しておくことにより、電波の有効半径内ではモバ
イル端末(PDA)55の画面55Aを通して自由に画
像を確認することができる。
【0070】図4に示すようにマスク1の内面には保護
用ネットに高分子吸収剤を含むシート58が貼り付けら
れており、マスク装着時に発汗する水分や湿度分がシー
ト58の高分子吸収剤によって素早く吸収される。従っ
て、長時間のマスク1の使用が可能となる。シート58
は定期的に剥がして交換して使用される。
用ネットに高分子吸収剤を含むシート58が貼り付けら
れており、マスク装着時に発汗する水分や湿度分がシー
ト58の高分子吸収剤によって素早く吸収される。従っ
て、長時間のマスク1の使用が可能となる。シート58
は定期的に剥がして交換して使用される。
【0071】また図13に示すように、マスク本体2に
設けられたアダプタ9は、吸収缶4を交換時におけるマ
スク1内の汚染を防ぐために使用される。アダプタ9に
はボンベ57のホース57Aの先端に取付けられた接続
部57Bが接続され、ボンベ57から酸素または空気の
加圧ガスがアダプタ9を介してマスク本体2の外側から
内側へ導入される。マスク1内に導入された加圧ガス
(酸素または空気)によってマスク1の内圧が大気圧を
超え、吸気接続部5からマスク1内への空気の流入が阻
止される。このため、吸収缶4の交換時にマスク1内が
汚染される心配がない。この際、アダプタ9に設けられ
た逆止弁9Aによりマスク1の外側から内側への加圧ガ
スの導入のみが許容されるため、この点からもマスク1
内の汚染の心配がない。なお、吸収缶4の交換時以外に
も、防毒マスク1内部の酸素欠乏や発汗による湿気対策
として外部の酸素ボンベ57やエアコンプレッサからの
酸素供給あるいは除湿空気や殺菌剤の投与のためにアダ
プタ9を利用することも可能で、マスク1内への外部か
らの補給や交換、除菌や殺菌が可能となる。
設けられたアダプタ9は、吸収缶4を交換時におけるマ
スク1内の汚染を防ぐために使用される。アダプタ9に
はボンベ57のホース57Aの先端に取付けられた接続
部57Bが接続され、ボンベ57から酸素または空気の
加圧ガスがアダプタ9を介してマスク本体2の外側から
内側へ導入される。マスク1内に導入された加圧ガス
(酸素または空気)によってマスク1の内圧が大気圧を
超え、吸気接続部5からマスク1内への空気の流入が阻
止される。このため、吸収缶4の交換時にマスク1内が
汚染される心配がない。この際、アダプタ9に設けられ
た逆止弁9Aによりマスク1の外側から内側への加圧ガ
スの導入のみが許容されるため、この点からもマスク1
内の汚染の心配がない。なお、吸収缶4の交換時以外に
も、防毒マスク1内部の酸素欠乏や発汗による湿気対策
として外部の酸素ボンベ57やエアコンプレッサからの
酸素供給あるいは除湿空気や殺菌剤の投与のためにアダ
プタ9を利用することも可能で、マスク1内への外部か
らの補給や交換、除菌や殺菌が可能となる。
【0072】図14は防護衣を示す。防護衣60は、ス
ーツタイプの内衣61とジャケットタイプの外衣62と
からなる。内衣(以下、防護スーツという)61は、外
皮61Aがゴム質からなりその内面に高分子吸収剤を含
むとともに伸縮性に富む材質からなるシート61Bが貼
り付けられており、防護衣60を長時間着たときの湿気
や発汗がシート61Bの高分子吸収剤に吸収され、湿気
や発汗による不快が防止される。
ーツタイプの内衣61とジャケットタイプの外衣62と
からなる。内衣(以下、防護スーツという)61は、外
皮61Aがゴム質からなりその内面に高分子吸収剤を含
むとともに伸縮性に富む材質からなるシート61Bが貼
り付けられており、防護衣60を長時間着たときの湿気
や発汗がシート61Bの高分子吸収剤に吸収され、湿気
や発汗による不快が防止される。
【0073】外衣(以下、防護ジャケットという)62
は、各種の機器類が内蔵されることで高機能化が図られ
ている。本実施形態では防護ジャケット62には、専用
ポケット65に携帯電話45が収容されるとともにおよ
び専用留め具を有する各種専用の収納部66に、発信機
63、視野増幅ユニット64、ハブ67およびバッテリ
68が予め取り付けられている。
は、各種の機器類が内蔵されることで高機能化が図られ
ている。本実施形態では防護ジャケット62には、専用
ポケット65に携帯電話45が収容されるとともにおよ
び専用留め具を有する各種専用の収納部66に、発信機
63、視野増幅ユニット64、ハブ67およびバッテリ
68が予め取り付けられている。
【0074】マイクロユニットPCバイザー56、発信
機63、視野増幅ユニット64およびハブ67はバッテ
リ68からの電力を得る。ハブ67には複数のコンピュ
ータ内蔵の機器が接続可能で、その1つとしてマイクロ
ユニットPCバイザー56が接続されている。マイクロ
ユニットPCバイザー56との連携によりバイザー越し
に、CCDカメラ14により撮像された画像を見ること
ができる。もちろんカメラ14により撮像された画像は
携帯電話45やモバイル端末55の画面を通して見るこ
ともできる。
機63、視野増幅ユニット64およびハブ67はバッテ
リ68からの電力を得る。ハブ67には複数のコンピュ
ータ内蔵の機器が接続可能で、その1つとしてマイクロ
ユニットPCバイザー56が接続されている。マイクロ
ユニットPCバイザー56との連携によりバイザー越し
に、CCDカメラ14により撮像された画像を見ること
ができる。もちろんカメラ14により撮像された画像は
携帯電話45やモバイル端末55の画面を通して見るこ
ともできる。
【0075】防護ジャケット62はコンピュータによる
通信機能を備えている。ジャケット62に一体に組付け
られた視野増幅ユニット64は比較的高性能のコンピュ
ータを備え、このコンピュータと接続することにより携
帯電話45、各種モバイル端末(PDA)55の情報処理
能力の向上、バッテリ68を共有することにより長寿命
化を図ることができる。また、コンピュータの支援を受
けることによりモバイル端末55などの処理能力(演
算、検索、タスク複数処理、グラフィック処理)の向上
が図られる。
通信機能を備えている。ジャケット62に一体に組付け
られた視野増幅ユニット64は比較的高性能のコンピュ
ータを備え、このコンピュータと接続することにより携
帯電話45、各種モバイル端末(PDA)55の情報処理
能力の向上、バッテリ68を共有することにより長寿命
化を図ることができる。また、コンピュータの支援を受
けることによりモバイル端末55などの処理能力(演
算、検索、タスク複数処理、グラフィック処理)の向上
が図られる。
【0076】また防護ジャケット62は情報コミュニケ
−ション機能も有している。例えばインターネットを利
用した検索機能、ネットを利用した電話形式による双方
向コミュニケーション機能などを使うことも可能であ
る。
−ション機能も有している。例えばインターネットを利
用した検索機能、ネットを利用した電話形式による双方
向コミュニケーション機能などを使うことも可能であ
る。
【0077】さらに防護ジャケット62は発信機63に
よる救命信号発信機能も有している。例えばセンサ装置
11で異常が検出されると、その異常発生信号を受信し
た発信機63は救命信号を長距離離れた救命センターに
発信して救助を求める。また防護ジャケット62は視野
効果増幅機能を有している。ジャケット62内に組付け
られた視野増幅ユニット64は防毒マスク1との併用に
よりその効果が得られる。防毒マスク1には予めCCD
カメラ14の他、紫外線カメラ、暗視カメラ、赤外線カ
メラなどを組み付けるコネクタ(アダプタ)を備え、ま
たマスク側面などにアタッチメント方式で任意に必要な
センサカメラの取付けが可能となっている。どのコネク
タ部も360度の可変式であり、カメラが撮像した画像
データはワイヤレスで視野増幅ユニット64に送られて
くる。よって、CCDカメラ14と同様にセンサカメラ
は自由に取り外しでき、ワイヤレスの電波圏内の範囲で
あれば自由に見たり、特定の場所に設置して確認や監視
ができる。CCDカメラ14による映像は、マイクロユ
ニットPCバイザー56との連携によりバイザー越し
に、あるいは携帯電話45やモバイル端末55の画面5
5Aを通して確認することができる。
よる救命信号発信機能も有している。例えばセンサ装置
11で異常が検出されると、その異常発生信号を受信し
た発信機63は救命信号を長距離離れた救命センターに
発信して救助を求める。また防護ジャケット62は視野
効果増幅機能を有している。ジャケット62内に組付け
られた視野増幅ユニット64は防毒マスク1との併用に
よりその効果が得られる。防毒マスク1には予めCCD
カメラ14の他、紫外線カメラ、暗視カメラ、赤外線カ
メラなどを組み付けるコネクタ(アダプタ)を備え、ま
たマスク側面などにアタッチメント方式で任意に必要な
センサカメラの取付けが可能となっている。どのコネク
タ部も360度の可変式であり、カメラが撮像した画像
データはワイヤレスで視野増幅ユニット64に送られて
くる。よって、CCDカメラ14と同様にセンサカメラ
は自由に取り外しでき、ワイヤレスの電波圏内の範囲で
あれば自由に見たり、特定の場所に設置して確認や監視
ができる。CCDカメラ14による映像は、マイクロユ
ニットPCバイザー56との連携によりバイザー越し
に、あるいは携帯電話45やモバイル端末55の画面5
5Aを通して確認することができる。
【0078】以上詳述したようにこの実施形態によれば
以下の効果が得られる。 (1)防毒マスク1を構成する吸収缶4に取着されたカ
ウント装置10により、吸収缶4の使用期間日限が管理
され、表示部21およびスピーカ22からの警告音によ
って使用状況が報知されるので、不適切な吸収缶4を使
用してしまう不具合を防止できる。
以下の効果が得られる。 (1)防毒マスク1を構成する吸収缶4に取着されたカ
ウント装置10により、吸収缶4の使用期間日限が管理
され、表示部21およびスピーカ22からの警告音によ
って使用状況が報知されるので、不適切な吸収缶4を使
用してしまう不具合を防止できる。
【0079】(2)防毒マスク1を構成する吸収缶4に
取着されたセンサ装置11により、吸収缶4の圧力や吸
気流入量を計測し、破瓜条件などの基準条件を下回った
際に表示部21およびスピーカ30から光と音声の警告
が発せられるので、不適切な吸収缶4を使用してしまう
不具合を防止できる。
取着されたセンサ装置11により、吸収缶4の圧力や吸
気流入量を計測し、破瓜条件などの基準条件を下回った
際に表示部21およびスピーカ30から光と音声の警告
が発せられるので、不適切な吸収缶4を使用してしまう
不具合を防止できる。
【0080】(3)センサ装置11に設けられた発振器
32から異常時には救命信号の電波が発信されるので、
センサ装置11による異常検出時に自動的に救援を呼ぶ
ことができる。
32から異常時には救命信号の電波が発信されるので、
センサ装置11による異常検出時に自動的に救援を呼ぶ
ことができる。
【0081】(4)防毒マスク1を構成する吸収缶4に
取着されたセンサ装置12により、吸収缶4の吸気圧力
や吸気量を計測し、吸収缶4の気密性などの基準条件を
下回った際に表示部36〜38およびスピーカ35から
の警告が発せられるので、気密の破れた不適切な吸収缶
4を使用してしまう不具合を防止できる。
取着されたセンサ装置12により、吸収缶4の吸気圧力
や吸気量を計測し、吸収缶4の気密性などの基準条件を
下回った際に表示部36〜38およびスピーカ35から
の警告が発せられるので、気密の破れた不適切な吸収缶
4を使用してしまう不具合を防止できる。
【0082】(5)防毒マスク1にイヤホン15を内蔵
したので、マスク装着時に外部と音が遮断されても、コ
ネクタ44を例えば携帯電話45に接続すれば、携帯電
話45からの音声情報をしっかり聞き取ることができ
る。
したので、マスク装着時に外部と音が遮断されても、コ
ネクタ44を例えば携帯電話45に接続すれば、携帯電
話45からの音声情報をしっかり聞き取ることができ
る。
【0083】(6)マスク1に設けられたコネクタ44
はその通信線43が巻取方向に付勢された状態でリール
42に巻回されているので、通信線43をある程度の長
さだけ引き延ばすことができることからコネクタ44と
接続された携帯電話45を防護衣60のポケットなどに
収納しておくことができる。
はその通信線43が巻取方向に付勢された状態でリール
42に巻回されているので、通信線43をある程度の長
さだけ引き延ばすことができることからコネクタ44と
接続された携帯電話45を防護衣60のポケットなどに
収納しておくことができる。
【0084】(7)マスク本体2にユニバーサルジョイ
ントを介して360度角度変化可能なコネクタ13に取
り付けたカメラ14により撮像された画像データは無線
で送信されるようにしているので、カメラ14が撮像し
た画像を携帯電話45やPDAなどのモバイル端末55
の画面55A上で確認することができる。またカメラ1
4を取り外し、所定の場所に設置しておくことで、電波
の有効範囲内では自由に確認することができる。また赤
外線カメラを使う場合は、夜間でも確認することができ
る。
ントを介して360度角度変化可能なコネクタ13に取
り付けたカメラ14により撮像された画像データは無線
で送信されるようにしているので、カメラ14が撮像し
た画像を携帯電話45やPDAなどのモバイル端末55
の画面55A上で確認することができる。またカメラ1
4を取り外し、所定の場所に設置しておくことで、電波
の有効範囲内では自由に確認することができる。また赤
外線カメラを使う場合は、夜間でも確認することができ
る。
【0085】(8)マスク本体2の内側に高分子吸収剤
を含むシート58を貼り付けたので、マスク装着時の湿
気を吸収でき快適になる。 (9)ボンベ57(またはエアコンプレッサ等)のホー
ス57Aと接続可能なアダプタ9をマスク1に取付け、
吸収缶4の交換時にアダプタ9からマスク1内へ酸素ま
たは空気の加圧ガスを導入することでマスク1内を大気
圧を超える内圧とすることを可能とした。よって、吸収
缶4の交換時における吸気接続部5からの外気の流入を
回避できマスク1内の汚染を防ぐことができる。
を含むシート58を貼り付けたので、マスク装着時の湿
気を吸収でき快適になる。 (9)ボンベ57(またはエアコンプレッサ等)のホー
ス57Aと接続可能なアダプタ9をマスク1に取付け、
吸収缶4の交換時にアダプタ9からマスク1内へ酸素ま
たは空気の加圧ガスを導入することでマスク1内を大気
圧を超える内圧とすることを可能とした。よって、吸収
缶4の交換時における吸気接続部5からの外気の流入を
回避できマスク1内の汚染を防ぐことができる。
【0086】(10)ジャケット62には高性能の通信
機能を有するコンピュータを内蔵しているので、コンピ
ュータと接続することにより携帯電話、各種モバイル
(PDA)の情報処理能力向上、通信機能の向上、処理
能力向上が得られる。
機能を有するコンピュータを内蔵しているので、コンピ
ュータと接続することにより携帯電話、各種モバイル
(PDA)の情報処理能力向上、通信機能の向上、処理
能力向上が得られる。
【0087】(11)ジャケット62によって各種モバ
イル(PDA)55を用いてインターネットを利用した
検索機能、ネットを利用した電話形式による双方向コミ
ュニケーション機能を利用することができる。
イル(PDA)55を用いてインターネットを利用した
検索機能、ネットを利用した電話形式による双方向コミ
ュニケーション機能を利用することができる。
【0088】(12)センサ装置11の異常検出時に
は、発信機63による救命信号発信機能を利用して半自
動的に救助を呼ぶことができる。 (13)ジャケット62内に内蔵された視野増幅ユニッ
ト64により、マスク本体にアタッチメント方式で取付
けられたCCDカメラ14、紫外線カメラ、暗視カメラ
(赤外線カメラ)などをワイヤレスでそのコネクタ部分
を360度で可変できる。
は、発信機63による救命信号発信機能を利用して半自
動的に救助を呼ぶことができる。 (13)ジャケット62内に内蔵された視野増幅ユニッ
ト64により、マスク本体にアタッチメント方式で取付
けられたCCDカメラ14、紫外線カメラ、暗視カメラ
(赤外線カメラ)などをワイヤレスでそのコネクタ部分
を360度で可変できる。
【0089】(第2の実施形態)次に防護衣の変形例を
図16,図17に基づいて説明する。この防護衣70
は、例えば身体の胴体(腰付近)に相当する部位が外衣
71と内衣72の二重構造となっており、外衣71のみ
がファスナー73により胴体の周方向に沿って開閉可能
となっている。ファスナー73を開けると、図17
(a)に示すように内袋74になっており、この状態で
も内衣72により身体は防護されている(同図では内衣
は破断で図示)。内衣72は少なくとも内袋74の部分
が伸縮性の高い高分子樹脂製である。また内衣72には
少なくとも内袋74の部分が透明又は半透明の材質が使
用されている。また内衣72の内側に予め取り付けてあ
る内ポケット75には用足し用袋(高分子吸収剤入り)
76などが入っている。
図16,図17に基づいて説明する。この防護衣70
は、例えば身体の胴体(腰付近)に相当する部位が外衣
71と内衣72の二重構造となっており、外衣71のみ
がファスナー73により胴体の周方向に沿って開閉可能
となっている。ファスナー73を開けると、図17
(a)に示すように内袋74になっており、この状態で
も内衣72により身体は防護されている(同図では内衣
は破断で図示)。内衣72は少なくとも内袋74の部分
が伸縮性の高い高分子樹脂製である。また内衣72には
少なくとも内袋74の部分が透明又は半透明の材質が使
用されている。また内衣72の内側に予め取り付けてあ
る内ポケット75には用足し用袋(高分子吸収剤入り)
76などが入っている。
【0090】図17(b)に示すように内袋74の中に
両手を入れて伸縮する内衣72を介してそのさらに内側
の自己の衣服を脱着したり、内ポケット75から用足し
用袋76を取り出して小便用や便用にあてがうことで自
分で用足しができるようになっている。この際、内袋7
4の部分で内衣72の一部が透明又は半透明なのでその
内側の衣服や内ポケット75を目で確認しながら作業を
行うことができる。また、幼児や児童、老人、障害者の
場合は、他者が防護衣70の胴体部分に取り付けられて
いるポケット用のファスナー73を開け、その中に手を
入れ予め内衣72の内ポケット75に装着されているオ
ムツ(高分子吸収剤入り)と交換するようにする。
両手を入れて伸縮する内衣72を介してそのさらに内側
の自己の衣服を脱着したり、内ポケット75から用足し
用袋76を取り出して小便用や便用にあてがうことで自
分で用足しができるようになっている。この際、内袋7
4の部分で内衣72の一部が透明又は半透明なのでその
内側の衣服や内ポケット75を目で確認しながら作業を
行うことができる。また、幼児や児童、老人、障害者の
場合は、他者が防護衣70の胴体部分に取り付けられて
いるポケット用のファスナー73を開け、その中に手を
入れ予め内衣72の内ポケット75に装着されているオ
ムツ(高分子吸収剤入り)と交換するようにする。
【0091】(第3の実施形態)次に第3の実施形態に
ついて図17〜19に基づいて説明する。この実施形態
は、音声誘導システムを内蔵する防毒マスクと、収縮性
に富んだ防護衣に特徴がある。
ついて図17〜19に基づいて説明する。この実施形態
は、音声誘導システムを内蔵する防毒マスクと、収縮性
に富んだ防護衣に特徴がある。
【0092】図17は動物ペット用の防護具であって、
動物用の防毒マスク81および防護衣82からなる。防
毒マスク81や防護衣82を装着したペットの避難誘導
方法に特徴の1つがある。防毒マスク81や防護衣82
を取り付けたペットが、はぐれてしまっても飼い主の元
や指定された避難場所などに辿り着けるようにペットを
誘導する。
動物用の防毒マスク81および防護衣82からなる。防
毒マスク81や防護衣82を装着したペットの避難誘導
方法に特徴の1つがある。防毒マスク81や防護衣82
を取り付けたペットが、はぐれてしまっても飼い主の元
や指定された避難場所などに辿り着けるようにペットを
誘導する。
【0093】動物ペット用の防毒マスク81は、動物の
頭部形状に合わせた略袋状のゴム製で、そのマスク本体
83には2つのゴーグル部84と吸収缶接続部85とを
備えている。吸収缶接続部85には吸収缶86が取付け
られている。またマスク本体83の内側には耳元付近に
小型マイク内蔵型スピーカ87A,87B,88A,8
8Bが設けられている。小型マイク内蔵型スピーカ87
A,87B,88A,88Bは防毒マスク81の上部に
前後左右(4カ所)に設置されており、例えばドップラ
ー効果を有するシステムを構成する。例えばドップラー
効果を利用したものには視覚障害者が横断歩道を一人で
渡る場合、信号機からの音のでている方向に渡ることが
できるという方法がある。
頭部形状に合わせた略袋状のゴム製で、そのマスク本体
83には2つのゴーグル部84と吸収缶接続部85とを
備えている。吸収缶接続部85には吸収缶86が取付け
られている。またマスク本体83の内側には耳元付近に
小型マイク内蔵型スピーカ87A,87B,88A,8
8Bが設けられている。小型マイク内蔵型スピーカ87
A,87B,88A,88Bは防毒マスク81の上部に
前後左右(4カ所)に設置されており、例えばドップラ
ー効果を有するシステムを構成する。例えばドップラー
効果を利用したものには視覚障害者が横断歩道を一人で
渡る場合、信号機からの音のでている方向に渡ることが
できるという方法がある。
【0094】また防毒マスク81(防護衣82でも可)
には発信器(GPS内蔵)89が備え付けられている。
防毒マスク81の内部にある小型マイク内蔵型スピーカ
87,88から発せられる音は飼い主の音声である。そ
の音声の発する方向と、発信器89のGPSと飼い主の
モバイル(GPS)とにより計測された地点に対して、
音声元方向と飼い主の実際にいる方向とに差異が生じた
場合、これを自動的に検出して修正を行わせる方向に設
置されている小型マイク内蔵型スピーカ87,88から
飼い主の呼び声が聞こえるように制御する。
には発信器(GPS内蔵)89が備え付けられている。
防毒マスク81の内部にある小型マイク内蔵型スピーカ
87,88から発せられる音は飼い主の音声である。そ
の音声の発する方向と、発信器89のGPSと飼い主の
モバイル(GPS)とにより計測された地点に対して、
音声元方向と飼い主の実際にいる方向とに差異が生じた
場合、これを自動的に検出して修正を行わせる方向に設
置されている小型マイク内蔵型スピーカ87,88から
飼い主の呼び声が聞こえるように制御する。
【0095】また、犬が吠えてしまった場合、小型マイ
ク内蔵型スピーカ87,88の集音機能より音量のデシ
ベル量を測定する。そして測定値の音量が規定以上にな
ったり、その測定値から得られる単位時間当たりの合計
音量が規定値を超えた場合、予めモバイルに登録されて
いる飼い主の音声情報により「ポチ、静かにしなさい」
など飼い主がペットに対して躾時に言い聞かせている言
葉が自動配信される。この方法によると、飼い主による
ペットの遠隔誘導が可能になり、ペットを避難場所や指
定場所に向かわせることができる。
ク内蔵型スピーカ87,88の集音機能より音量のデシ
ベル量を測定する。そして測定値の音量が規定以上にな
ったり、その測定値から得られる単位時間当たりの合計
音量が規定値を超えた場合、予めモバイルに登録されて
いる飼い主の音声情報により「ポチ、静かにしなさい」
など飼い主がペットに対して躾時に言い聞かせている言
葉が自動配信される。この方法によると、飼い主による
ペットの遠隔誘導が可能になり、ペットを避難場所や指
定場所に向かわせることができる。
【0096】また防護衣82は、伸縮性の高い繊維など
の素材からなる円筒状の蛇腹構造で伸縮性に優れてお
り、その締め付けによって身体にフイットするため、防
護衣82の身体動作からくるずれや脱落が防止される。
さらに防護衣82の上側からたすき掛け状にゴム製の装
着帯90を装着しておりその絞り込みで防護衣82のず
れや脱落が一層防止される。また犬などはその体毛によ
り静電気が発生する可能性もあるので、防護衣82の内
面には静電気防止加工が施されている。また、避難時の
混雑におけるはぐれによる迷子の防止を図るため、無線
により自動的に検知できるようになっている。
の素材からなる円筒状の蛇腹構造で伸縮性に優れてお
り、その締め付けによって身体にフイットするため、防
護衣82の身体動作からくるずれや脱落が防止される。
さらに防護衣82の上側からたすき掛け状にゴム製の装
着帯90を装着しておりその絞り込みで防護衣82のず
れや脱落が一層防止される。また犬などはその体毛によ
り静電気が発生する可能性もあるので、防護衣82の内
面には静電気防止加工が施されている。また、避難時の
混雑におけるはぐれによる迷子の防止を図るため、無線
により自動的に検知できるようになっている。
【0097】図18は人用の音声誘導システムと蛇腹構
造の防護衣である。防毒マスク1は、小型スピーカ(イ
ヤホン)92が内蔵されるとともに発信器(GPS内
蔵)93が備え付けられている。防護衣94は蛇腹構造
による締め付けにより装着時の脱落や移動が防止され
る。また防護衣94の上側からたすき掛け状にゴム製の
装着帯95を固定するとさらに脱落や移動が防止され
る。避難時のはぐれや迷子の防止のため防護衣94に無
線発信器や音や光、昼夜問わず24時間、その所在場所
が確認できる方法をとることが可能である。もちろん、
避難誘導システムはペット用に限定されず、人用の防毒
マスクや防護衣に対して採用することもできる。例えば
非難場所への誘導、家族の元への誘導を実現できる。な
お、防護衣82,94の蛇腹構造は両肩、首、手首、足
首、股関節部位など特に身体を動かしたときにたるみ易
い部位だけに設けてもよい。
造の防護衣である。防毒マスク1は、小型スピーカ(イ
ヤホン)92が内蔵されるとともに発信器(GPS内
蔵)93が備え付けられている。防護衣94は蛇腹構造
による締め付けにより装着時の脱落や移動が防止され
る。また防護衣94の上側からたすき掛け状にゴム製の
装着帯95を固定するとさらに脱落や移動が防止され
る。避難時のはぐれや迷子の防止のため防護衣94に無
線発信器や音や光、昼夜問わず24時間、その所在場所
が確認できる方法をとることが可能である。もちろん、
避難誘導システムはペット用に限定されず、人用の防毒
マスクや防護衣に対して採用することもできる。例えば
非難場所への誘導、家族の元への誘導を実現できる。な
お、防護衣82,94の蛇腹構造は両肩、首、手首、足
首、股関節部位など特に身体を動かしたときにたるみ易
い部位だけに設けてもよい。
【0098】図19は、音声誘導システムの電気的構成
を示す。飼い主が所持するモバイル100にはGPS1
01が内蔵されておりそのアンテナ102によって、防
毒マスク1(81)の発信器89(93)のアンテナ1
03と送受信可能となっている。
を示す。飼い主が所持するモバイル100にはGPS1
01が内蔵されておりそのアンテナ102によって、防
毒マスク1(81)の発信器89(93)のアンテナ1
03と送受信可能となっている。
【0099】発信器89(93)は、GPS104、誘
導方向演算部105、音声指示部106を備えている。
各GPS101,104は現在位置を演算し、モバイル
100はGPS101により演算された現在位置を発信
器89に送信する。発信器89では、誘導方向演算部1
05がモバイル100の現在位置と発信器89の現在位
置との差異を演算し、モバイルの位置に誘導するための
誘導方向を演算する。そして音声指示部106は演算さ
れた誘導すべき方向から音声が聞こえるようにスピーカ
87A,87B,88A,88Bから音声を発生させ
る。こうしてペットは飼い主の声に導かれて飼い主のい
る場所へ誘導される。
導方向演算部105、音声指示部106を備えている。
各GPS101,104は現在位置を演算し、モバイル
100はGPS101により演算された現在位置を発信
器89に送信する。発信器89では、誘導方向演算部1
05がモバイル100の現在位置と発信器89の現在位
置との差異を演算し、モバイルの位置に誘導するための
誘導方向を演算する。そして音声指示部106は演算さ
れた誘導すべき方向から音声が聞こえるようにスピーカ
87A,87B,88A,88Bから音声を発生させ
る。こうしてペットは飼い主の声に導かれて飼い主のい
る場所へ誘導される。
【0100】なお、実施形態は前記に限定されず、例え
ば次の態様で実施してもよい。 ・ 図20に示すように、イヤホン15と補聴器110
とを内蔵する防毒マスク1を採用することもできる。補
聴器110は一部外部に露出する状態でマスク本体2に
埋設されており、イヤホン15と有線で接続されてい
る。この構成によれば、防毒マスク1を装着した者同士
が難なく話しを交わすことができるとともに、携帯電話
をしっかり聞き取ることもできる。
ば次の態様で実施してもよい。 ・ 図20に示すように、イヤホン15と補聴器110
とを内蔵する防毒マスク1を採用することもできる。補
聴器110は一部外部に露出する状態でマスク本体2に
埋設されており、イヤホン15と有線で接続されてい
る。この構成によれば、防毒マスク1を装着した者同士
が難なく話しを交わすことができるとともに、携帯電話
をしっかり聞き取ることもできる。
【0101】・ 防護マスクは画面を覆うタイプのもの
に限定されず、一般に知られたタイプに適用することが
できる。例えば図21,図22に示すような頭部をほぼ
完全に覆うタイプの防毒マスク111に適用することも
できる。
に限定されず、一般に知られたタイプに適用することが
できる。例えば図21,図22に示すような頭部をほぼ
完全に覆うタイプの防毒マスク111に適用することも
できる。
【0102】・ 前記実施形態では吸収缶4にカウント
装置10、センサ装置11,12の3個を取付けたが、
防毒マスク1は吸収缶4にこのうち少なくとも1個の装
置が取付けられた構成で足りる。
装置10、センサ装置11,12の3個を取付けたが、
防毒マスク1は吸収缶4にこのうち少なくとも1個の装
置が取付けられた構成で足りる。
【0103】・ 携帯電話やモバイル端末(PDA)と
通話可能なイヤホン15だけを備えた防毒マスク1でも
よい。リール式に限定されず通信線43の無いコネクタ
部だけをマスク本体2に設けただけの構成でもよい。こ
の場合、両側にコネクタを有する通信線を別途用意し、
この通信線を介してマスク1と携帯電話45を接続すれ
ば容易に対応できる。
通話可能なイヤホン15だけを備えた防毒マスク1でも
よい。リール式に限定されず通信線43の無いコネクタ
部だけをマスク本体2に設けただけの構成でもよい。こ
の場合、両側にコネクタを有する通信線を別途用意し、
この通信線を介してマスク1と携帯電話45を接続すれ
ば容易に対応できる。
【0104】・ カメラ14をコネクタ13に取付けた
1機能を持つだけの防毒マスク1でもよい。 ・ 前記第3の実施形態では、音声で誘導する構成とし
たが、人を対象とする場合は画像で誘導してもよい。例
えばモバイル端末の画面を通じて誘導場所に誘導する。
またマイクロユニットPCバイザー56の画像を通じて
誘導場所に誘導する。
1機能を持つだけの防毒マスク1でもよい。 ・ 前記第3の実施形態では、音声で誘導する構成とし
たが、人を対象とする場合は画像で誘導してもよい。例
えばモバイル端末の画面を通じて誘導場所に誘導する。
またマイクロユニットPCバイザー56の画像を通じて
誘導場所に誘導する。
【0105】・ 前記第3の実施形態では、GPS内蔵
の発信器を防毒マスクに設けたが、防護衣60,62,
82,94に設けてもよい。 前記各実施形態及び別例から把握される技術的思想を以
下に記載する。
の発信器を防毒マスクに設けたが、防護衣60,62,
82,94に設けてもよい。 前記各実施形態及び別例から把握される技術的思想を以
下に記載する。
【0106】(1)請求項29において、前記防護衣又
は防毒マスクの装着動物の位置を割り出すGPSと、誘
導場所の情報を取得する誘導場所情報取得手段と、前記
誘導場所情報取得手段により取得された前記誘導場所に
音声で誘導する誘導手段とを備えたことを要旨とする。
は防毒マスクの装着動物の位置を割り出すGPSと、誘
導場所の情報を取得する誘導場所情報取得手段と、前記
誘導場所情報取得手段により取得された前記誘導場所に
音声で誘導する誘導手段とを備えたことを要旨とする。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜17、2
8に記載の発明によれば、防毒マスクに防毒以外の多機
能を持たせることができる。
8に記載の発明によれば、防毒マスクに防毒以外の多機
能を持たせることができる。
【0108】請求項18〜28に記載の発明によれば、
防護衣に防毒以外の多機能を持たせることができる。請
求項29に記載の発明によれば、防毒マスクと防護衣の
うち少なくとも一方を装着する装着者または装着動物を
遠隔から誘導することができる。
防護衣に防毒以外の多機能を持たせることができる。請
求項29に記載の発明によれば、防毒マスクと防護衣の
うち少なくとも一方を装着する装着者または装着動物を
遠隔から誘導することができる。
【図1】 一実施形態における防毒マスクの正面図。
【図2】 防毒マスクの側面図。
【図3】 携帯電話と接続した状態にある防毒マスクの
側面図。
側面図。
【図4】 防毒マスクの側断面図。
【図5】 カウント装置の斜視図。
【図6】 センサ装置の斜視図。
【図7】 センサ装置の斜視図。
【図8】 リール式コネクタを示す断面図。
【図9】 カメラの取付構造を示す断面図。
【図10】 カメラの利用例を示す説明図。
【図11】 図10と異なるカメラの利用例を示す説明
図。
図。
【図12】 図11と異なるカメラの利用例を示す説明
図。
図。
【図13】 防毒マスクの吸収缶交換例を示す正面図。
【図14】 防護衣を示す模式図。
【図15】 第2の実施形態における防護衣を示す部分
模式正面図。
模式正面図。
【図16】 (a)は防護衣の一部破断要部斜視図、
(b)は要部側断面図。
(b)は要部側断面図。
【図17】 第3の実施形態における動物用防毒マスク
及び防護衣を示す斜視図。
及び防護衣を示す斜視図。
【図18】 同じく人用防毒マスク及び防護衣を示す正
面図。
面図。
【図19】 音声誘導システムの電気構成ブロック図。
【図20】 別例の防毒マスクを示す側面図。
【図21】 別のタイプの防毒マスクの正面図。
【図22】 同じく側面図。
1…防毒マスク、2…マスク本体、4…吸収缶、9…ア
ダプタ、10…カウント装置、11…センサ装置、12
…センサ装置、14…カメラ、15…イヤホン、36…
マイク、45…携帯電話、55…モバイル端末、60…
防護衣、61…スーツ、62…防護ジャケット、70…
防護衣、74…外側ポケットとしての内袋、75…内側
ポケット、71…内衣、81…防毒マスク、82…防護
衣、89…発信器、90…装着帯、93…誘導場所情報
取得手段としての発信器、94…防護衣、103…誘導
場所情報取得手段を構成するアンテナ、104…GP
S、105…誘導手段を構成する誘導方向演算部、10
6…誘導手段を構成する音声指示部、111…防毒マス
ク。
ダプタ、10…カウント装置、11…センサ装置、12
…センサ装置、14…カメラ、15…イヤホン、36…
マイク、45…携帯電話、55…モバイル端末、60…
防護衣、61…スーツ、62…防護ジャケット、70…
防護衣、74…外側ポケットとしての内袋、75…内側
ポケット、71…内衣、81…防毒マスク、82…防護
衣、89…発信器、90…装着帯、93…誘導場所情報
取得手段としての発信器、94…防護衣、103…誘導
場所情報取得手段を構成するアンテナ、104…GP
S、105…誘導手段を構成する誘導方向演算部、10
6…誘導手段を構成する音声指示部、111…防毒マス
ク。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/225 H04N 5/225 C
5/232 5/232 B
Claims (29)
- 【請求項1】 ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に
取着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、 前記吸収缶には、使用時間を計時する計時手段と、 前記計時手段による計時によって使用期限又は該使用期
限に近づいた所定報知時期になるとその旨を報知する報
知手段とを備えたことを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項2】 請求項1に記載の防毒マスクにおいて、 前記吸収缶に着脱可能に取り付けられるとともに前記計
時手段及び報知手段が組込まれているカウント装置を備
えたことを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項3】 ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に
取着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、 前記吸収缶には、圧力又は吸気流入量を計測する検出手
段と、 前記検出手段により使用期限又は該使用期限に近づいた
所定報知時期になるとその旨を報知する報知手段とを備
えたことを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項4】 請求項3に記載の防毒マスクにおいて、 前記吸収缶に着脱可能に取り付けられるセンサ装置を備
え、 前記センサ装置に前記検出手段及び報知手段が組込まれ
ていることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項5】 ゴム製マスクと、該マスクに着脱可能に
取着される吸収缶とを備える防毒マスクにおいて、 前記吸収缶には、吸気圧力又は吸気量を計測する検出手
段と、 前記検出手段の計測結果に基づき当該吸収缶の気密性が
所定レベル未満に低下した所定報知時期になるとその旨
を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする防毒マ
スク。 - 【請求項6】 請求項5に記載の防毒マスクにおいて、 前記吸収缶に着脱可能に取り付けられるセンサ装置を備
え、 前記センサ装置に前記検出手段及び報知手段が組込まれ
ていることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項7】 請求項2、4、6のいずれか一項に記載
の防毒マスクにおいて、 前記吸収缶に着脱可能に取り付けられる前記センサ装置
に組み込まれた前記報知手段は、光又は音により報知す
る報知部を備えることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項8】 請求項2、4、6、7のいずれか一項に
記載の防毒マスクにおいて、 前記吸収缶に着脱可能に取り付けられる前記センサ装置
の検出結果に基づき緊急異常時と判定されたときに救助
を知らせる報知をする報知器を備えたことを特徴とする
防毒マスク。 - 【請求項9】 請求項8に記載の防毒マスクにおいて、 前記報知器は、前記センサ装置の検出結果に基づき緊急
異常時と判定されたときに救助を知らせる電波を発信す
る発信器であることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項10】 吸収缶が着脱可能なゴム製マスクを備
える防毒マスクにおいて、 前記マスクには該マスクを装着した状態でその外部から
携帯端末などのデータを有線又は無線で受信するための
電気的な接続を可能とするコネクタ部と、 前記コネクタ部を介して受信した音声データを音声に変
換して発するとともに前記マスクの内面における耳元に
近い位置に設けられたイヤホンとを備えたことを特徴と
する防毒マスク。 - 【請求項11】 請求項10に記載の防毒マスクにおい
て、 前記コネクタ部が接続された所定長さの配線が巻取方向
に付勢された状態で巻き取られたリール部を備えている
ことを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項12】 吸収缶が着脱可能なゴム製マスクを備
える防毒マスクにおいて、 前記マスクに備えられたカメラと、 前記カメラにより撮像された画像データを有線又は無線
で送信するための通信手段とを備えたことを特徴とする
防毒マスク。 - 【請求項13】 請求項12に記載の防毒マスクにおい
て、 前記カメラは前記マスクに設けられた取着部に対し着脱
可能に取着されるものであるとともに、前記通信手段は
前記カメラにより撮像された画像データを無線で送信す
ることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項14】 請求項12又は13に記載の防毒マス
クにおいて、 前記カメラは撮像方向を決める姿勢角を角度調整可能に
前記マスクの取着部に取着可能であって、外部から無線
で受信した信号に基づき前記カメラの撮像方向を遠隔操
作するための信号を受信する受信部を備えたことを特徴
とする防毒マスク。 - 【請求項15】 吸収缶が着脱可能なゴム製マスクを備
える防毒マスクにおいて、 前記マスクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分
子吸収剤を有するシートが設けられていることを特徴と
する防毒マスク。 - 【請求項16】 請求項1〜14のいずれか一項に記載
の防毒マスクにおいて、 前記マスクの内面にはその基材となるゴムの上層に高分
子吸収剤を有するシートが設けられていることを特徴と
する防毒マスク。 - 【請求項17】 吸収缶が着脱可能なゴム製マスクを備
える防毒マスクにおいて、 前記マスク本体の外側から内側に加圧ガスを導入するた
めのアダプタを備え、前記アダプタには外側から内側へ
の加圧ガスの導入のみを許容する逆止弁が設けられてい
ることを特徴とする防毒マスク。 - 【請求項18】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣であって、 携帯端末を接続するためのコネクタと、 衣本体に内蔵されるとともに前記コネクタと接続された
前記携帯端末の通信を支援する通信機能を持つコンピュ
ータとを備えたことを特徴とする防護衣。 - 【請求項19】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣であって、 携帯端末を接続するためのコネクタと、 前記コネクタと接続された前記携帯端末の通信を支援す
る通信機能を持つとともに衣本体に内蔵された通信支援
手段とを備えたことを特徴とする防護衣。 - 【請求項20】 請求項19に記載の防護衣であって、 前記通信支援手段は、前記コネクタに有線又は無線で接
続された携帯端末をインターネットに接続する通信機能
を有することを特徴とする防護衣。 - 【請求項21】 請求項20に記載の防護衣であって、 前記通信支援手段は、カメラにより撮像された画像デー
タを受信するとともに該画像データを処理して前記携帯
端末の画面に前記カメラにより撮像された画像を表示さ
せることを特徴とする防護衣。 - 【請求項22】 請求項18〜21のいずれか一項に記
載の防護衣であって、 前記カメラは、請求項1〜17のいずれか一項に記載の
防毒マスクに取着されるカメラであることを特徴とする
防護衣。 - 【請求項23】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣であって、 防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外側ポケット
と、該外側ポケットと対応する当該防護衣本体の内側に
設けられた内側ポケットとを備え、前記外側ポケットと
前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部分の少なく
とも一部には伸縮性の材質が使用されていることを特徴
とする防護衣。 - 【請求項24】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣であって、 防護衣本体の外側に開閉可能に設けられた外側ポケット
と、該外側ポケットと対応する当該防護衣本体の内側に
設けられた内側ポケットとを備え、前記外側ポケットと
前記内側ポケットとを遮る前記防護衣本体部分の少なく
とも一部には透明又は半透明の材質が使用されているこ
とを特徴とする防護衣。 - 【請求項25】 請求項23又は24に記載の防護衣で
あって、 前記外側ポケットは、前記防護衣本体の腰部に相当する
部位以下の箇所に外側から手を入れられるように設けら
れていることを特徴とする防護衣。 - 【請求項26】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣であって、 防護衣本体は縮み方向に弾性付勢された伸縮自在の蛇腹
構造を有していることを特徴とする防護衣。 - 【請求項27】 請求項23〜26のいずれか一項に記
載の防護衣であって、前記防護衣本体は動物ペット用で
あることを特徴とする防護衣。 - 【請求項28】 請求項1〜17のいずれか一項に記載
の防毒マスクと、請求項18〜27のいずれか一項に記
載の防護衣とからなる防護具。 - 【請求項29】 防毒マスクを装着する際に身体部分を
保護するために着られる防護衣と前記防毒マスクのうち
少なくとも一方に取付けられ、 前記防護衣又は防毒マスクの装着者又は装着動物の位置
を割り出すGPSと、誘導場所の情報を取得する誘導場
所情報取得手段と、前記誘導場所情報取得手段により取
得された前記誘導場所に画像又は音声で誘導する誘導手
段とを備えたことを特徴とする誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367669A JP2003164537A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 防毒マスク、防護衣、防護具及び誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367669A JP2003164537A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 防毒マスク、防護衣、防護具及び誘導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164537A true JP2003164537A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19177383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367669A Pending JP2003164537A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 防毒マスク、防護衣、防護具及び誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003164537A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009528093A (ja) * | 2006-03-01 | 2009-08-06 | レスメド・リミテッド | Cpap装置および/またはそのコンポーネントの交換および/または整備点検を行うことをユーザーに思い出させるための方法および装置 |
KR101361180B1 (ko) * | 2011-05-20 | 2014-02-07 | 백종태 | 능동적 배포형 산소면 |
KR101478521B1 (ko) | 2014-07-11 | 2015-01-02 | 타이커만 일렉트로닉스 | 웰딩 마스크용 옵티컬 필터 탈착구조 |
KR20160082190A (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-08 | 서울특별시 | 다기능 안전면체 |
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CN109589515A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-04-09 | 唐山市化学厂有限公司 | 一种双窗眼性防毒面罩 |
KR20200018933A (ko) * | 2018-08-13 | 2020-02-21 | (의료)길의료재단 | 고글형 대기오염 환경 유발 장치 및 그 방법 |
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