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JP2003163344A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Publication number
JP2003163344A
JP2003163344A JP2001360006A JP2001360006A JP2003163344A JP 2003163344 A JP2003163344 A JP 2003163344A JP 2001360006 A JP2001360006 A JP 2001360006A JP 2001360006 A JP2001360006 A JP 2001360006A JP 2003163344 A JP2003163344 A JP 2003163344A
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JP
Japan
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film
light receiving
diffusion layer
semiconductor substrate
silicon oxide
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Application number
JP2001360006A
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Tamotsu Shinohara
保 篠原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング処理による反射防止用の膜への加
工ダメージを阻止できるようにすると共に、膜厚の均一
な反射防止用の膜を有した受光窓部を形成できるように
する。 【解決手段】 受光素子用の不純物拡散層が設けられた
半導体基板1と、この不純物拡散層上に設けられたシリ
コン酸化膜18及びシリコン窒化膜19と、これらのシ
リコン窒化膜及びシリコン酸化膜等を貫いて不純物拡散
層に接合された電極部10及び11と、これらの電極部
を絶縁するために設けられたシリコン酸化膜23と、不
純物拡散層上にシリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜
19を有してシリコン酸化膜23等に囲まれた受光窓部
17とを備え、シリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜
19は、シリコン酸化膜23を選択的に開口して受光窓
部17を形成する際にはシリコン窒化膜21等により保
護され、その後、このシリコン窒化膜21等を除去する
ことにより受光窓部17内に露出したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光信号を電気信
号に光電変換する受光素子と、その他の素子(例えばト
ランジスタ・容量素子・抵抗素子)とを同一半導体基板
に備えた受光素子混載型の半導体集積回路等に適用して
好適な半導体装置及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】詳しくは、受光素子用の不純物拡散層を形
成した半導体基板面に反射防止用の膜と、保護用の膜を
積層した後、この保護用の膜を形成した半導体基板に不
純物拡散層に至る電極部を形成し、次に、この電極部を
形成した半導体基板に絶縁性の膜を形成し、この絶縁性
の膜を選択的に開口し保護用の膜を露出させて開口部を
形成することによって、反射防止用の膜を保護用の膜で
保護した状態で、電極部と開口部を形成できるように
し、エッチング処理による当該反射防止用の膜への加工
ダメージを阻止できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】近年、光信号を電気信号に光電変換する
受光素子の動作領域は、ますます短波長化が進みつつあ
り、これに伴って、受光素子と他の素子とを混載した半
導体集積回路においては、如何に光電変換効率が良い受
光素子を設計するかが課題となっている。
【0004】そして、近年主流となりつつある高容量情
報記憶媒体である光ディスク装置等においては、波長λ
=400[nm]程度の短波長レーザに対応した受光素
子の設計が要求されている。
【0005】受光素子の一つの特性として、レーザの入
射光のパワー[W]に対する光電流[A]を表わす受光
感度特性[A/W]がある。この受光感度特性は、レー
ザ光の波長が短くなるにつれて低くなる。また、レーザ
光の波長が短くなるにつれて、出力側の出力向上は技術
的に困難となる。例えば、波長λ=780[nm]程度
の赤色レーザと比べて、短波長レーザは出力の小さい物
しか作成できていない。
【0006】つまり、レーザ光の短波長化に伴って、受
光感度特性とレーザ出力は共に低下してしまうので、受
光感度(光電流)は内因かつ外因により必然的に低くな
ってしまうというという現状がある。そこで、短波長レ
ーザに対応した受光素子を製造できるようにするため
に、受光素子のPIN構造の最適化と、入射光の反射を
防止する反射防止膜の改善が進められている。
【0007】図8〜図11は従来例に係る半導体装置9
0の製造方法(その1〜4)を示す工程図である。この
半導体装置90は、受光素子とMIS(Metal Insulato
r Semiconductor Structure)型の容量素子等を混載し
た受光素子混載型半導体集積回路である。
【0008】図8Aに示すように、まず、半導体基板7
6に第1のシリコン酸化膜77を形成する。そして、こ
のシリコン酸化膜77上に第1のシリコン窒化膜78を
形成する。次に、容量素子形成領域のシリコン窒化膜7
8とシリコン酸化膜77をドライエッチングによって除
去する。
【0009】そして、図8Bに示すように、半導体基板
76の上方全面に第2のシリコン窒化膜79を形成す
る。このシリコン窒化膜79は、MIS容量素子の絶縁
膜(誘電体膜)であり、受光素子の反射防止膜でもあ
る。このように、受光素子の反射防止膜と容量素子の絶
縁膜とを同時に形成することにより、工程数の削減を果
たしている。図8Bに示すシリコン酸化膜77と、シリ
コン窒化膜78と、シリコン窒化膜79とから、受光素
子の反射防止膜87は構成される。次に、図8Cに示す
ように、受光素子形成領域と容量素子形成領域以外のシ
リコン窒化膜79及び78をドライエッチングにより除
去する。
【0010】そして、図9Aに示すように、受光素子の
アノード用電極部を形成する領域にあるシリコン酸化膜
77を除去する。そして、半導体基板76の上方全面に
ポリシリコン膜80を形成する。このポリシリコン膜8
0は、受光素子のアノード用電極部の他に、トランジス
タ(図示せず)や容量素子の電極部、抵抗素子(図示せ
ず)自体等に使用するものである。
【0011】次に、図9Bに示すように、ポリシリコン
膜80に選択的にドライエッチング(プラズマエッチン
グ、又はリアクティブイオンエッチング等)を施して、
当該ポリシリコン膜80を電極形状にする。このとき、
反射防止膜上のポリシリコン膜80を除去する。これ
は、ポリシリコン膜の高反射率が、受光素子の受光感度
低下を招くからである。
【0012】ポリシリコン膜80を電極形状に加工した
後、図9Cに示すように、第2のシリコン酸化膜81を
形成する。これは、半導体基板76にダブルポリシリコ
ン構造を持つトランジスタ(図示せず)を形成する際
に、ファーストポリシリコンとセカンドポリシリコン膜
との絶縁を保つためである。次に、シリコン酸化膜81
及び77を選択的に除去して、受光素子と、容量素子等
の電極部用の開口部を形成する。
【0013】次に、図10Aに示す半導体基板76の上
方全面にAl化合物82を形成し、当該Al化合物82
に選択的にエッチング処理を施す。これにより、受光素
子のカソード電極等を形成する。
【0014】Al化合物82を形成した後、図10Bに
示すように、上層配線との配線層間膜として第3のシリ
コン酸化膜83を形成する。図10Bにおいて、反射防
止膜87上のシリコン酸化膜81及び83の膜厚は、合
わせて1μm程度である。
【0015】次に、図10Cに示すように、パシベーシ
ョン膜となる第3のシリコン窒化膜84を形成する。そ
して、図11Aに示すように、このシリコン窒化膜84
を選択的にドライエッチングして下地のシリコン酸化膜
83を露出させ、受光素子の受光領域に開口部85を形
成する。
【0016】次に、図11Bに示すように、受光素子の
受光領域を開口するようにして、シリコン窒化膜84上
にレジストパターン86を形成する。このとき、受光領
域に形成した開口部85の内壁をレジストパターン86
で覆う。図11Bにおいて、開口部85の内壁からその
中心方向へ延出するレジストパターン86の幅h’は、
数μm程度である。この幅h’は、後工程でシリコン酸
化膜83及び81をウエットエッチングして受光窓部8
8(図11C参照)を形成する際の、サイドエッチング
量に応じて設定する。
【0017】そして、このレジストパターン86をマス
クにして、図11Cに示すように、1μm程度のシリコ
ン酸化膜83及び81をエッチングして除去する。この
シリコン酸化膜83及び81のエッチングは、ドライエ
ッチングではなく、ウエットエッチングで行う。これ
は、下地の反射防止膜87へのエッチングダメージを回
避するためである。
【0018】また、ウエットエッチングを採用したこと
により、シリコン酸化膜83及び81は、図11Cの実
線矢印で示すように、数μm程度サイドエッチングされ
てしまう。しかしながら、このサイドエッチング量に応
じて、レジストパターン86の幅h’(図11B参照)
の値を予め設定しておくことにより、シリコン窒化膜8
4下方までのサイドエッチングの進行を防止できる。
【0019】このようにして、受光素子の受光領域に受
光窓部(受光部)88を形成する。受光窓部88を形成
した後、レジストパターン86を除去して、受光素子
と、MIS型の容量素子等を混載した半導体装置90を
完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式に
係る半導体装置90の製造方法によれば、図12Aに示
すように、受光素子形成領域の反射防止膜87上にポリ
シリコン膜80を形成した後、当該ポリシリコン膜80
を選択的にドライエッチングして除去していた。
【0021】このため、ポリシリコン膜80を除去する
際に、下地の反射防止膜87がオーバエッチングされて
しまい、当該反射防止膜87の膜厚が半導体基板(ウェ
ハ)の面内やロット内で不均一になってしまうおそれが
あった。
【0022】例えば、シリコン窒化膜84等を成膜する
減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)装置の成膜
ばらつきはウェハ面内で3%程度であるのに対し、ドラ
イエッチング装置のエッチング量のばらつきはウェハ面
内で数10%もある。
【0023】このように、反射防止膜87の膜厚が不均
一になってしまうと、受光窓部88へ入射する光の反射
率、屈折率、吸収率等が異なってしまい、ウェハ面内や
ロット内のチップ(集積回路)間で、受光素子の受光感
度が異なってしまうという問題があった。
【0024】また、上述した反射防止膜(以下で、反射
防止用の膜ともいう)87へのドライエッチングを回避
するために、図11Cに示す受光窓部88を形成する際
には、シリコン酸化膜83及び81をウエットエッチン
グして除去していた。このため、図12Bに示すよう
に、受光窓部88には数μm程度の幅を有するテーパ部
89A及び89Bが形成されてしまい、チップ面積のさ
らなる縮小化が困難であるという問題があった。
【0025】そこで、この発明はこのような問題を解決
したものであって、エッチング処理による反射防止用の
膜への加工ダメージを阻止できるようにすると共に、膜
厚の均一な反射防止用の膜を有した受光窓部を形成でき
るようにした半導体装置及びその製造方法の提供を目的
とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、受光素
子を有する半導体装置において、この受光素子用の不純
物拡散層が設けられた半導体基板と、この半導体基板の
不純物拡散層上に設けられた反射防止用の膜と、この反
射防止用の膜を貫いて不純物拡散層に接合された電極部
と、この電極部を絶縁するために設けられた絶縁性の膜
と、不純物拡散層上に反射防止用の膜を有して絶縁性の
膜に囲まれた受光窓部とを備え、反射防止用の膜は、絶
縁性の膜を選択的に開口して受光窓部を形成する際には
保護用の膜により保護され、その後、この保護用の膜を
除去することにより受光窓部内に露出して成ることを特
徴とする半導体装置によって解決される。
【0027】本発明に係る半導体装置によれば、膜厚の
均一な反射防止用の膜を有した受光窓部を形成すること
ができる。本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導
体基板に受光素子を含む半導体装置を製造する方法であ
って、この半導体基板に受光素子用の不純物拡散層を形
成する工程と、この不純物拡散層を形成した半導体基板
面に反射防止用の膜を形成する工程と、この反射防止用
の膜上に保護用の膜を形成する工程と、この保護用の膜
を形成した半導体基板に不純物拡散層に至る電極部を形
成する工程と、この電極部を形成した半導体基板に絶縁
性の膜を形成する工程と、この絶縁性の膜を選択的に開
口し保護用の膜を露出させて、開口部を形成する工程
と、この開口部から露出した保護用の膜を除去して受光
窓部を形成する工程とを有することを特徴とするもので
ある。
【0028】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、反射防止用の膜を保護用の膜で保護した状態で、電
極部と開口部を形成できるので、エッチング処理による
当該反射防止用の膜への加工ダメージを阻止できる。従
って、この開口部から露出した保護用の膜を除去するこ
とにより、膜厚の均一な反射防止用の膜を有した受光窓
部を形成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法、半導
体製造装置について説明する。図1は本発明の実施形態
に係る半導体装置100の構成例を示す断面図である。
【0030】この実施形態では、受光素子用の不純物拡
散層を形成した半導体基板面に反射防止用の膜と、保護
用の膜を積層した後、この保護用の膜を形成した半導体
基板に不純物拡散層に至る電極部を形成し、次に、この
電極部を形成した半導体基板に絶縁性の膜を形成し、こ
の絶縁性の膜を選択的に開口し保護用の膜を露出させて
開口部を形成し、反射防止用の膜を保護用の膜で保護し
た状態で、電極部と開口部を形成できるようにし、エッ
チング処理による当該反射防止用の膜への加工ダメージ
を阻止できるようにすると共に、この開口部から露出し
た保護用の膜を除去して、膜厚の均一な反射防止用の膜
を有した受光窓部を形成できるようにしたものである。
【0031】始めに、この半導体装置100について説
明する。図1に示すように、この半導体装置100は、
受光信号を電気信号に光電変換する受光素子(フォトダ
イオード)60と、MIS型の容量素子(以下で、容量
素子ともいう)70と、バイポーラ素子(図示せず)
と、抵抗素子(図示せず)等を同一半導体基板に混載し
た受光素子混載型の半導体集積回路である。
【0032】まず、この半導体装置100は、半導体基
板1を備えている。この半導体基板1は、例えばP型シ
リコン等からなる半導体ウェハであるである。この半導
体基板1の受光素子60を含む一方の領域には、図1に
示すような不純物拡散層の一例となるPIN構造、即
ち、受光領域の表面を占めるp+(p型不純物)拡散層
6と、このp+拡散層6を囲むi(低不純物)層7と、
このi層をさらに囲むn+(n型不純物)拡散層8とが
設けられている。また、この半導体基板1の容量素子を
含む他方の領域には、n+拡散層12が設けられてい
る。このn+拡散層12は、容量素子70の下部電極と
して機能するものである。
【0033】この半導体基板1には、上述したp+拡散
層6を覆うようにして反射防止用の膜(以下で、反射防
止膜ともいう)が設けられている。この反射防止膜は、
第1のシリコン酸化膜18と、この第1のシリコン酸化
膜18上に設けられた第1のシリコン窒化膜19とから
なる積層構造を有している。この反射防止膜は、受光素
子の受光窓部(受光部)へ入射した光の反射を抑えて、
当該光をp+拡散層6まで到達させる機能を有するもの
である。
【0034】図1において、シリコン酸化膜18の厚さ
は、例えば、50nm程度であり、シリコン窒化膜19
の厚さは、例えば、30nm程度である。また、反射防
止膜を構成する膜の種類と、各々の膜厚等は、受光窓部
へ入射する光の波長と、光量等に応じて任意に設定可能
である。
【0035】次に、受光窓部を除くシリコン窒化膜19
上には、下地膜の一例となる第2のシリコン酸化膜20
が設けられている。このシリコン酸化膜20の膜厚は、
例えば、100nm程度である。さらに、このシリコン
酸化膜20上には保護用の膜の一例となる第2のシリコ
ン窒化膜21が設けられている。このシリコン窒化膜2
1の膜厚は、例えば、50nm程度である。これらのシ
リコン酸化膜20及びシリコン窒化膜21については、
後で説明する。
【0036】そして、このシリコン窒化膜21上には、
第3のシリコン酸化膜22が設けられている。このシリ
コン酸化膜22は、ダブルポリシリコン構造を持つトラ
ンジスタ(図示せず)のファーストポリシリコンとセカ
ンドポリシリコン間を絶縁する機能を有する膜である。
従って、ダブルポリシリコン構造を持つトランジスタ等
を半導体基板1に混載しない場合には、当該シリコン酸
化膜22を省略することもできる。
【0037】また、半導体基板1のp+拡散層6上と、
+拡散層8上には、上述した反射防止膜と、シリコン
酸化膜20と、シリコン窒化膜21と、シリコン酸化膜
22を貫くコンタクトホールが設けられている。
【0038】このp+拡散層6上のコンタクトホールに
は、例えば、カソード用の電極部11が設けられてい
る。この電極部11は、Al化合物膜からなるものであ
る。また、n+拡散層8上のコンタクトホールには、例
えば、アノード用の電極部10が設けられている。この
電極部10は、例えば、ポリシリコン膜と、Al化合物
膜とからなる積層構造を有している。
【0039】図1において、電極部11に負電圧(−)
を印加してi層7を空乏層化させ、この状態で受光窓部
へ光信号を入射させると、入射した光信号は該空乏層で
電気信号(正孔と電子)に光電変換される。そして、発
生した電子は電極部10に流れ、正孔は電極部11に流
れる。
【0040】一方、半導体基板1のn+拡散層12上に
も、反射防止膜と、シリコン酸化膜20と、シリコン窒
化膜21と、シリコン酸化膜22を貫くコンタクトホー
ルが設けられており、当該コンタクトホールには下部電
極(n+拡散層)と接続された電極部27が設けられて
いる。この電極部27は、Al化合物膜からなるもので
ある。
【0041】また、n+拡散層12上の反射防止膜には
所定面積の開口部が設けられており、当該開口部には絶
縁性のシリコン窒化膜21が設けられている。容量素子
70では、このシリコン窒化膜21が誘電体膜となる。
さらに、この誘電体膜としてのシリコン窒化膜21上に
は、上部電極となる電極部29が設けられている。この
電極部29は、例えば、ポリシリコン膜と、Al化合物
膜とからなる積層構造を有している。
【0042】図1において、上部電極となる電極部29
に正電圧(+)を印加し、かつ、n +拡散層12と接続
する電極部27に負電圧(−)を印加することによっ
て、印加電圧に応じた電荷を容量素子70に蓄積でき
る。
【0043】そして、これらの電極部27及び29等を
覆うようにして、受光窓部を除く半導体基板1の上方に
は、絶縁性の膜の一例となる第4のシリコン酸化膜23
が設けられている。このシリコン酸化膜23によって、
上述した電極や、配線パターン間は十分に絶縁されてい
る。このシリコン酸化膜23の膜厚は、例えば、900
nm程度である。
【0044】また、このシリコン酸化膜23には、第3
のシリコン窒化膜24が設けられている。このシリコン
窒化膜24は、いわゆるパシベーション膜であり、当該
半導体装置100を水分、パッケージ(図示せず)によ
る応力等から保護するためのものである。このシリコン
窒化膜24の膜厚は、例えば、1μm程度である。ま
た、図1に示す半導体装置100では、上述したシリコ
ン酸化膜18、20、22、23とシリコン窒化膜1
9、21、24に囲まれたp+拡散層6上に受光窓部1
7が設けられている。
【0045】ところで、この半導体装置100では、図
7Bに示すシリコン窒化膜21とn +拡散層12間に
は、実線矢印で示すように、第1のシリコン酸化膜18
と、第1のシリコン窒化膜19と、第2のシリコン酸化
膜20とが設けられている。即ち、従来方式の半導体装
置90と比べて、当該間に100nm程度の厚さを有し
たシリコン酸化膜20が追加されている。従って、誘電
体膜として使用部分以外のシリコン窒化膜21とn+
散層12間の離隔距離を増大できるので、容量素子70
の寄生容量を確実に低減できる。
【0046】次に、本発明に係る半導体装置の製造方法
について説明する。図2〜図6は半導体装置100の製
造方法(その1〜5)を示す工程図である。ここでは、
上述した半導体装置100を製造する場合を想定する。
【0047】まず、図2Aに示すように、上述したp+
拡散層6、i層7、n+拡散層8、n +拡散層12等の不
純物拡散層を半導体基板1に形成する。これらの形成
は、イオン注入や、熱拡散等の周知の製造技術によって
行う。
【0048】次に、この半導体基板1上に、反射防止用
の膜の一例となる、第1のシリコン酸化膜18と第1の
シリコン窒化膜19を順次形成する。このシリコン酸化
膜18の形成は、例えば、半導体基板1を熱酸化して行
う。また、シリコン窒化膜19の形成は、LP(Low Pr
essure)CVD等によって行う。反射防止膜を形成した
後、当該膜上に下地膜の一例となる第2のシリコン酸化
膜20を形成する。このシリコン酸化膜20の形成方法
は、例えば、CVD法である。
【0049】次に、MIS型の容量素子70(図1参
照)を形成する領域(以下で、容量素子形成領域ともい
う)を開口するレジストパターン(図示せず)を、シリ
コン酸化膜20上に形成する。このレジストパターンの
形成は、例えば、フォトリソグラフィによって行う。
【0050】そして、このレジストパターンをマスクに
して、シリコン酸化膜20と、シリコン窒化膜19と、
シリコン酸化膜18とを順次エッチングして除去する。
このエッチング処理は、例えば、CF4等のF系ガスを
用いたドライエッチングによって行う。上述したエッチ
ング処理を完了した後、周知の製造技術であるアッシン
グによって、レジストパターンを除去する。
【0051】そして、図2Bに示すように、容量素子形
成領域のn+拡散層12と接するようにして、保護用の
膜の一例となる第2のシリコン窒化膜21を半導体基板
1の上方全面に形成する。このシリコン窒化膜21は、
容量素子の誘電体膜として機能するものである。
【0052】次に、受光素子を形成する領域(以下で、
受光素子形成領域ともいう)のp+拡散層6上と、容量
素子形成領域を覆うレジストパターン(図示せず)をシ
リコン窒化膜21上に形成する。そして、このレジスト
パターンをマスクにして、第2シリコン窒化膜にドライ
エッチング処理を施す。これにより、図2Cに示すよ
う、n+拡散層6上と容量素子形成領域を除いて、シリ
コン窒化膜21を除去する。
【0053】このレジストパターンをアッシングして除
去した後、図3Aに示すように、電極部11(図1参
照)形成する領域を開口したレジストパターン35を形
成する。そして、このレジストパターン35をマスクに
して、シリコン酸化膜20と、シリコン窒化膜19と、
シリコン酸化膜18を順次エッチングして除去し、n+
拡散層8を露出させる。このエッチング処理は、ドライ
エッチングによって行う。
【0054】次に、レジストパターン35をアッシング
して除去する。そして、図3Bに示すように、半導体基
板1の上方全面にポリシリコン膜32を形成する。この
ポリシリコン膜32は、上述した受光素子60の電極部
や、容量素子70の電極部に使用すると共に、トランジ
スタ(図示せず)の電極部や、抵抗素子(図示せず)本
体としても使用するものである。このポリシリコン膜3
2の形成は、例えば、LPCVD等によって行う。
【0055】ポリシリコン膜32を形成した後、POC
3ガス等を使用して、当該ポリシリコン膜32にリン
をドーピングする。これにより、ポリシリコン膜32に
導電性を持たせることができる。
【0056】次に、受光素子の電極部10(図1参照)
を形成する領域、及び容量素子形成領域を覆うレジスト
パターン(図示せず)を、ポリシリコン膜32上に形成
する。
【0057】そして、このレジストパターンをマスクに
して、ポリシリコン膜32をドライエッチングする。こ
れにより、図3Cに示すように、受光素子の電極部11
(図1参照)下層部と、容量素子の電極部29(図1参
照)下層部とを形成できる。また、このレジストパター
ンの形状を、上述したトランジスタ等のゲート電極や、
抵抗素子本体等の形状と、形成領域にも対応させてお
く。これにより、ポリシリコン膜32から、トランジス
タの電極部や、抵抗素子本体等を形成できる。このドラ
イエッチングには、例えば、CF4や、CF4−O2等の
エッチングガスを使用する。
【0058】ところで、受光素子においては、ポリシリ
コン膜の高反射率が受光感度の低下を招くので、p+
散層6上方のポリシリコン膜32を除去する必要があ
る。このとき、反射防止膜を構成するシリコン窒化膜1
9上には、シリコン酸化膜20と、シリコン窒化膜21
が設けられている。
【0059】従って、ポリシリコン膜32をオーバーエ
ッチングしても、反射防止膜をシリコン窒化膜21で保
護できるので、該反射防止膜へのエッチングダメージを
阻止できる。これにより、反射防止膜の膜減りを回避で
きるので、半導体基板(ウェハ)面内、もしくはロット
内での反射防止膜の膜厚変動を阻止できる。それゆえ、
従来方式と比べて、反射防止膜の品質を確実に向上でき
る。
【0060】次に、図4Aに示すように、半導体基板1
の上方全面に第3のシリコン酸化膜22を100nm程
度の厚さに形成する。そして、このシリコン酸化膜22
と、シリコン窒化膜21と、シリコン酸化膜20と、シ
リコン窒化膜19と、シリコン酸化膜18を順次選択的
にエッチングして、半導体基板1に形成したp+拡散層
6に至るコンタクトホールを形成する。また、このコン
タクトホールの形成と平行して、ポリシリコン膜32に
至るヴィアホールを形成する。
【0061】そして、コンタクトホール及びヴィアホー
ルを形成した半導体基板1の上方全面にAl化合物膜1
4を堆積し、当該Al化合物膜14をパターニングす
る。これにより、図4Bに示す電極部10及び11、及
びMIS型の容量素子70の電極部29(図1参照)等
を形成できる。
【0062】次に、電極を形成した半導体基板1の上方
全面に絶縁性の膜の一例となる第4のシリコン酸化膜2
3を形成する。このシリコン酸化膜23は、電極部や、
配線パターン間を絶縁するための配線層間絶縁膜であ
る。このシリコン酸化膜23の堆積は、例えばO3−T
EOSによって行う。
【0063】さらに、このシリコン酸化膜上に第3のシ
リコン窒化膜24を形成する。このシリコン窒化膜は、
半導体装置100を水分・パッケージ応力等から保護す
る機能を有するものである。このシリコン窒化膜24の
形成は、例えば、P(Plasma)−CVDによって行う。
【0064】次に、図4Cに示すように、p+拡散層6
の上方を選択的に開口するレジストパターン37をシリ
コン窒化膜24上に形成する。そして、このレジストパ
ターン37をマスクにして、シリコン窒化膜24をドラ
イエッチングする。これにより、シリコン窒化膜24に
受光用の開口部を形成できる。また、各電極部上にレジ
ストパターン37の開口部(図示せず)を設けておくこ
とにより、当該電極上に外部の端子と電荷の授受を行う
パッド部を画定することもできる。
【0065】次に、レジストパターン37をアッシング
して除去する。そして、図5Aに示すように、シリコン
窒化膜24に設けられた開口部の内壁を覆い、かつ、p
+拡散層6の上方を選択的に開口するレジストパターン
39を当該シリコン窒化膜24上に形成する。
【0066】そして、図5Bに示すように、このレジス
トパターン39をマスクにして、シリコン酸化膜23
と、シリコン酸化膜22とをドライエッチングして除去
して、受光用の開口部を形成する。
【0067】このドライエッチングには、シリコン酸化
膜に対するエッチング速度が、シリコン窒化膜に対する
エッチング速度よりも高いエッチング条件を選択する。
このエッチング条件は、例えば、シリコン酸化膜とシリ
コン窒化膜とのエッチングの選択比が高いCF4−H2
を使用したリアクティブイオンエッチングである。これ
により、シリコン窒化膜21上のシリコン酸化膜を高選
択に除去できる。
【0068】次に、図5Cに示すように、シリコン酸化
膜23及び22から露出したシリコン窒化膜21をドラ
イエッチングして除去する。このドライエッチングに
は、シリコン窒化膜に対するエッチング速度が、シリコ
ン酸化膜に対するエッチング速度よりも高いエッチング
条件、例えば、CF4−O2等を使用したプラズマエッチ
ングを選択する。これにより、シリコン酸化膜20上の
シリコン窒化膜21を高選択に除去できる。
【0069】次に、図6Aに示すように、シリコン酸化
膜23及び22と、シリコン窒化膜21をドライエッチ
ングした際に、マスクとして使用したレジストパターン
をアッシングして除去する。次に、図6Bに示すよう
に、シリコン酸化膜23及び22と、シリコン窒化膜2
1に設けられた開口部43の内壁を覆い、かつ、p+
散層6の上方を選択的に開口するレジストパターン41
を半導体基板1の上方に形成する。このとき、開口部4
3の内壁からその中心方向へ延出するレジストパターン
41の幅hは、例えば、数百nm程度である。この幅h
は、後工程でシリコン酸化膜20をウエットエッチング
して受光窓部17(図6C参照)を形成する際の、サイ
ドエッチング量に応じて設定する。
【0070】そして、図6Cに示すように、このレジス
トパターン41をマスクにして、シリコン酸化膜20を
ウエットエッチングして除去し、受光窓部17を形成す
る。このウエットエッチングに使用する薬液は、例え
ば、フッ酸水溶液である。
【0071】シリコン酸化膜20をウエットエッチング
で除去するので、下地のシリコン窒化膜19に結晶構造
を損傷させるようなエッチングダメージを与えずに済
む。また、このフッ酸水溶液のシリコン酸化膜20に対
するエッチング速度は、シリコン窒化膜19に対するエ
ッチング速度よりも大きいので、シリコン窒化膜19を
膜減りさせることもない。
【0072】さらに、図7Aに示すように、従来方式と
比べて、ウエットエッチングするシリコン酸化膜の膜厚
は薄いので、この膜厚差に応じてサイドエッチング量も
減少させることができる。例えば、図7Aに示す受光窓
部17のテーパ部45A及び45Bの幅は数百μm程度
である。従って、チップ面積をより一層縮小できる。
【0073】このように、本発明に係る半導体装置の製
造方法によれば、受光素子60を半導体基板1に形成す
る際に、p+拡散層6と、i層7と、n+拡散層8とを形
成した半導体基板1にシリコン酸化膜18及びシリコン
窒化膜19と、シリコン酸化膜20と、シリコン窒化膜
21を積層した後、このシリコン窒化膜21を形成した
半導体基板1にn+拡散層8と、p+拡散層6にそれぞれ
至る電極部10及び11を形成し、次に、この電極部1
0及び11を形成した半導体基板1にシリコン酸化膜2
2及び23を形成し、これらのシリコン酸化膜23及び
22を選択的に開口しシリコン窒化膜21を露出させて
開口部43を形成するようになされる。
【0074】従って、シリコン窒化膜19をシリコン酸
化膜20及びシリコン窒化膜21で保護した状態で、電
極部10及び11と開口部43を形成できるので、ドラ
イエッチング処理等による当該シリコン窒化膜19への
加工ダメージを阻止できる。
【0075】さらに、開口部43から露出したシリコン
窒化膜21をドライエッチングで除去し、その後、シリ
コン酸化膜20をウエットエッチングで除去することに
より、膜厚の均一なシリコン窒化膜19を有した受光窓
部17を形成することができる。
【0076】それゆえ、半導体基板(ウェハ)面内やロ
ット内のチップ間で、受光窓部17へ入射する光の反射
率、屈折率、吸収率等を略均一にすることができ、受光
素子60の受光感度を安定化させることができる。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置によれば、受光
素子用の不純物拡散層上に反射防止用の膜を有して絶縁
性の膜に囲まれた受光窓部を備え、この反射防止用の膜
は、絶縁性の膜を選択的に開口して受光窓部を形成する
際には保護用の膜により保護され、その後、この保護用
の膜を除去することにより受光窓部内に露出して成るも
のである。
【0078】この構造によって、膜厚の均一な反射防止
用の膜を有した受光窓部を形成することができる。従っ
て、受光特性を安定化した受光素子を有する半導体装置
を提供できる。
【0079】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によれば、受光素子を半導体基板に形成する際に、受光
素子用の不純物拡散層を形成した半導体基板面に反射防
止用の膜と、保護用の膜を積層した後、この保護用の膜
を形成した半導体基板に不純物拡散層に至る電極部を形
成し、次に、この電極部を形成した半導体基板に絶縁性
の膜を形成し、この絶縁性の膜を選択的に開口し保護用
の膜を露出させて開口部を形成するようになされる。
【0080】この構成によって、反射防止用の膜を保護
用の膜で保護した状態で、電極部と開口部を形成できる
ので、エッチング処理による当該反射防止用の膜への加
工ダメージを阻止できる。
【0081】従って、この開口部から露出した保護用の
膜を除去することにより、膜厚の均一な反射防止用の膜
を有した受光窓部を形成することができる。しかも、反
射防止用の膜の膜厚を均一化できるので、受光特性の安
定した受光素子を半導体基板に信頼性高く、かつ再現性
良く形成できる。
【0082】この発明は、光信号を電気信号に光電変換
する受光素子と、容量素子等を同一半導体基板に備えた
受光素子混載型の半導体集積回路等に適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置100の構
成例を示す断面図である。
【図2】A〜Cは半導体装置100の製造方法(その
1)を示す工程図である。
【図3】A〜Cは半導体装置100の製造方法(その
2)を示す工程図である。
【図4】A〜Cは半導体装置100の製造方法(その
3)を示す工程図である。
【図5】A〜Cは半導体装置100の製造方法(その
4)を示す工程図である。
【図6】A〜Cは半導体装置100の製造方法(その
5)を示す工程図である。
【図7】A及びBは受光素子60及び容量素子70の構
成例を示す断面図である。
【図8】A〜Cは従来例に係る半導体装置90の製造方
法(その1)を示す工程図である。
【図9】A〜Cは半導体装置90の製造方法(その2)
を示す工程図である。
【図10】A〜Cは半導体装置90の製造方法(その
3)を示す工程図である。
【図11】A〜Cは半導体装置90の製造方法(その
4)を示す工程図である。
【図12】A及びBは半導体装置90の問題点を示す断
面図である。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、17・・・受光窓部、18,2
0,22,23・・・シリコン酸化膜、19,21,2
4・・・シリコン窒化膜、32・・・ポリシリコン膜、
60・・・受光素子、70・・・容量素子、100・・
・半導体装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子を有する半導体装置において、 前記受光素子用の不純物拡散層が設けられた半導体基板
    と、 前記半導体基板の不純物拡散層上に設けられた反射防止
    用の膜と、 前記反射防止用の膜を貫いて前記不純物拡散層に接合さ
    れた電極部と、 前記電極部を絶縁するために設けられた絶縁性の膜と、 前記不純物拡散層上に反射防止用の膜を有して前記絶縁
    性の膜に囲まれた受光窓部とを備え、 前記反射防止用の膜は、 前記絶縁性の膜を選択的に開口して前記受光窓部を形成
    する際には保護用の膜により保護され、その後、前記保
    護用の膜を除去することにより前記受光窓部内に露出し
    て成ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板に受光素子を含む半導体装置
    を製造する方法であって、 前記半導体基板に受光素子用の不純物拡散層を形成する
    工程と、 前記不純物拡散層を形成した半導体基板面に反射防止用
    の膜を形成する工程と、 前記反射防止用の膜上に保護用の膜を形成する工程と、 前記保護用の膜を形成した半導体基板に前記不純物拡散
    層に至る電極部を形成する工程と、 前記電極部を形成した半導体基板に絶縁性の膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁性の膜を選択的に開口し前記保護用の膜を露出
    させて、開口部を形成する工程と、 前記開口部から露出した保護用の膜を除去して受光窓部
    を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性の膜に対するエッチング速度
    が前記保護用の膜に対するエッチング速度よりも高いエ
    ッチング条件で、 前記絶縁性の膜を選択的に開口し前記保護用の膜を露出
    させて、開口部を形成することを特徴とする請求項2に
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記不純物拡散層を形成した半導体基板
    面に反射防止用の膜を形成した後、 前記反射防止用の膜上に下地膜を形成し、当該下地膜上
    に前記保護用の膜を形成し、 前記保護用の膜を形成した半導体基板に前記不純物拡散
    層に至る電極部を形成し、 前記電極部を形成した半導体基板に絶縁性の膜を形成
    し、 前記絶縁性の膜を選択的に開口し前記保護用の膜を露出
    させて、開口部を形成し、その後、 前記保護用の膜に対するエッチング速度が前記下地膜に
    対するエッチング速度よりも高いエッチング条件で、 前記開口部から露出した保護用の膜を除去して前記下地
    膜を露出させ、さらに、 露出した前記下地膜にウエットエッチング処理を施し当
    該下地膜を除去して、受光窓部を形成することを特徴と
    する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板に前記受光素子と容量素
    子とを混載した半導体装置を製造する際に、 前記保護用の膜を前記容量素子の誘電体膜に使用するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方
    法。
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