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JP2003158487A - 無線基地局、移動局と無線受信装置およびsir推定方法と送信電力制御方法およびプログラム - Google Patents

無線基地局、移動局と無線受信装置およびsir推定方法と送信電力制御方法およびプログラム

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JP2003158487A
JP2003158487A JP2001356054A JP2001356054A JP2003158487A JP 2003158487 A JP2003158487 A JP 2003158487A JP 2001356054 A JP2001356054 A JP 2001356054A JP 2001356054 A JP2001356054 A JP 2001356054A JP 2003158487 A JP2003158487 A JP 2003158487A
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JP
Japan
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sir
wave signal
signal level
value
interference wave
Prior art date
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JP2001356054A
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Shinya Muraoka
真也 村岡
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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Priority to US10/295,877 priority patent/US7027830B2/en
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Priority to DE2002609082 priority patent/DE60209082T2/de
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    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/243TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account interferences
    • HELECTRICITY
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    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0491Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas using two or more sectors, i.e. sector diversity
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    • H04W52/50TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高いSIR推定を行いユーザ通信開始
直後から安定した送信電力制御を行う。 【解決手段】 共通制御回路61には、各セクタ毎のI
SSI値が記憶されている。ユーザ通信が開始されると
共通制御回路61は、記憶されているISSI値のうち
から通信が開始されたセクタに対応したISSI値を読
み出してISSI入力信号21を介して通信を開始する
通信チャネル回路に送信する。通信チャネル回路では、
そのISSI値を用いて受信信号のSIR推定を行うと
ともにユーザ通信を行い、その通信が終了すると通信終
了時のISSI値をISSI出力信号22を介して共通
制御回路に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の移動局と無
線基地局とから構成される移動通信システムのような、
無線送信装置と無線受信装置からなる無線システムに関
し、特に、受信信号の希望波信号レベルと干渉波信号レ
ベルとからその受信信号のSIR値を求めるSIR推定
方法およびこのSIR推定方法により測定されたSIR
値を用いて通信相手の無線送信装置の送信電力を制御す
るための送信電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムに用いられる通
信方式として、干渉や妨害に強いCDMA(符号分割多
元接続:Code Division Multipl
e Access)通信方式が注目されている。このC
DMA通信方式とは、送信側では送信したいユーザ信号
を拡散符号により拡散して送信し、受信側ではその拡散
符号と同一の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより
元のユーザ信号を得る通信方式である。このCDMA通
信方式では、複数の送信側がそれぞれ異なる拡散符号を
使用して拡散を行ない、受信側では逆拡散を行う際に使
用する拡散符号を選択することにより各通信の特定を行
うことができるため、複数の通信により同一の周波数帯
域を使用することができる。本発明は、このCDMA通
信方式において行われている上り回線の送信電力制御を
利用して電界状態の判定を行うものである。
【0003】CDMA通信方式では、使用する拡散符号
がお互いに完全に直交性を有していれば他の信号に対し
て干渉することはない。しかし、使用する全ての拡散符
号の間で完全に直交性を保つことは困難であるため、実
際にはそれぞれの拡散符号は完全な直交とはならず、他
符号との間に相関成分を有することとなる。そのため、
これらの相関成分が自通信にとっては干渉成分となり、
通信品質の劣化要因となる。このような要因で干渉成分
が生じるため、通信の数が増えるに従って干渉成分も増
加する。そのため、全ての移動局の送信電力を一定の値
としたのでは、基地局に近い移動局からの電波が強すぎ
て遠い移動局からの信号が大きな干渉を受けてしまうと
いういわゆる遠近問題が発生してしまうことになる。そ
こで、移動局から基地局への回線である上り回線の送信
電力を適当な値とするような送信電力制御が行われてい
る。
【0004】送信電力制御(以降これをTPC(Transm
ission Power Control)と称す)は2局間において一方
の局で受信SIR(Signal to Interference power Rat
io:希望波信号対干渉波信号比)を測定し、測定された
SIRを予め定められたSIR値(以降これを目標(Ta
rget)SIRと称す)と比較し、測定されたSIRが目
標SIRよりも小さい場合にはもう一方の局に送信パワ
ーを上げるように指示を行い、測定されたSIRが目標
SIRよりも大きい場合には送信パワーを下げるような
指示を行うことが一般的である。ここでのSIRの測定
は各パス毎の逆拡散後の希望波信号レベル(以降これを
RSSI(Received Signal Strength Indicator)と称
す)を干渉波信号レベル(以降これをISSI(Interf
erence Signal Strength Indicator)と称す)で除算
し、更に全パスのSIRを加算する事により行われてい
た。ここでのISSIとはアンテナに入力されるノイ
ズ、他のユーザ信号、及び装置内で発生するノイズの総
和である。
【0005】図11に、このような送信電力制御を行う
2つの無線基地局90および移動局94のブロック図を
示す。また、この無線局間で送受信されるデータフォー
マットを図12に示す。図12中のデータ1、データ2
はそれぞれユーザデータを示し、TPCビットは相手局
からの送信パワー制御要求を示す。
【0006】無線基地局90は、送信部91、受信部9
2、SIR測定部93により構成され、移動局94は、
送信部95、受信部96、SIR測定部97により構成
されている。
【0007】無線基地局90では、移動局94からの信
号を受信部92により受信し、SIR測定部93により
その受信信号のSIRを測定して、測定されたSIRが
予め設定された目標SIR以上か否かを判定する。そし
て、SIR測定部93は、測定されたSIRが予め設定
された目標SIRより小さい場合には、送信電力の増加
を要求するようなTPC情報を送信部91に送信し、測
定されたSIRが予め設定された目標SIR以上の場合
には、送信電力の減少を要求するようなTPC情報を送
信部91に送信する。送信部91では、SIR測定部9
3からのTPC情報をTPCビットとして送信データに
含めて移動局94に送信する。そして、無線基地局90
からの信号を受信した移動局94では、受信信号に含ま
れるTPCビットに基づいて送信部95の送信電力を減
少または増加することにより送信電力制御が行われる。
ここでは、無線基地局90から移動局94にTPCビッ
トを送信する場合を用いて説明したが、移動局94から
無線基地局90にTPCビットを送信する場合にも同様
の方法により行われる。
【0008】このような送信電力制御を行う従来の無線
基地局の構成を図13に示す。この従来の無線基地局
は、無線部63と、各チャネル毎に設けられたK個の通
信チャネル回路1121〜112Kと、この通信チャネル
回路1121〜112Kを制御するための共通制御回路1
11と、基準フレーム生成回路64とを備えている。
【0009】無線部63は、アンテナにより受信した信
号を復調してベースバンド信号を取り出して信号R1と
して出力するとともに、通信チャネル回路1121〜1
12kからの送信信号T1を合成した後に変調して送信
する処理を行っている。
【0010】基準フレーム生成回路64は、フレームタ
イミングの基準となる信号である基準フレーム信号26
を生成して出力している。
【0011】共通制御回路111は、セクタ選択信号2
0、制御信号23、目標SIR通知信号24を介して通
信チャネル回路1121〜112Kの制御を行っている。
【0012】通信チャネル回路1121〜112Kのうち
の任意の通信チャネル回路の通信を開始する場合、共通
制御回路111はその通信チャネル回路に対して使用す
るセクタ(複数の場合有り)をセクタ選択信号20によ
り指定し、更にK本の制御信号23のうちの通信を開始
しようとする通信チャネル回路に対応した制御信号を
“0”から“1”つまりアクティブとする。
【0013】通信チャネル回路1121は、図14に示
すように、A/D変換器72と、D/A変換器73と、
SIR推定部141と、TPCビット挿入回路74とか
ら構成されている。尚、通信チャネル回路1122〜1
12Kの構成は、図14に示した通信チャネル回路11
1と同様であるためその説明は省略する。
【0014】A/D変換器72は、無線部63からのア
ナログの受信信号R1をA/D変換することによりディ
ジタルの信号に変換している。SIR推定部141は、
予め設定されている値を初期値としてA/D変換器72
により変換されたディジタル信号のパスサーチ、逆拡散
等を行いユーザ受信信号を出力するとともにその信号の
SIR推定を行い、そのSIR値を基にしてTPC情報
25を生成する。
【0015】また、TPCビット挿入回路74は、入力
したユーザ送信信号にSIR推定部141からのTPC
情報25を含める処理を行ってD/A変換器73に送信
する処理を行っている。D/A変換器73は、TPCビ
ット挿入回路74によりTPCビットが挿入された後の
ユーザ送信信号をアナログ信号に変換して送信信号T1
として出力している。
【0016】図14中のSIR推定部141の構成を図
15に示す。この従来の無線基地局におけるSIR推定
部141は、図15に示すように、パスサーチ部2と、
セレクタ回路3と、逆拡散回路4と、ISSI推定回路
145と、RSSI推定回路6と、SIR推定回路7
と、SIR加算回路8と、SIR判定回路9とから構成
されている。
【0017】SIR推定部141には、図13中の共通
制御回路111から制御信号23が供給されており、S
IR推定部141は制御信号23が“1”の場合に以下
に示すような動作をし、制御信号23が“0”の場合に
は何の動作も行わない。
【0018】パスサーチ回路2及びセレクタ回路3には
無線信号がディジタル信号に変換されたM本のアンテナ
からの信号R1(M、t)が入力される。R1(M、t)
は時刻がtの時点におけるアンテナMからの信号を意味
し、ここでは各セクタ毎に1つのアンテナが設けられて
いるものとする。パスサーチ回路2に入力されているM
本のセクタ選択信号20はどのセクタのパスサーチを行
うかを示しており、SCT(1)、SCT(2)、・・
・、SCT(M)により表される。そして、該当するセ
クタをmとした場合セクタ選択信号23のうちのSCT
(m)は“1”になり、該当しないセクタに対応する信
号は“0”になっている。尚、該当するセクタを複数と
することも可能である。
【0019】パスサーチ回路2は、信号R1(m、t)
の内セクタ選択信号20が“1”になっているセクタに
対応する信号R1(例えば有効なセクタが3の場合はR
1(3、t))を取り込み、この信号に対してフレーム
タイミングを示す基準フレーム信号26を基準にした予
め定められたコードで相関値検出を行い、相関値が高い
方からN本のパスを選択する。選択結果は図16に示す
様にN個のパス情報(1)〜(N)としてパラレルもし
くはシリアルで出力される。このパス情報(1)〜
(N)は、ソース情報とディレイ情報とから構成されて
いる。ソース情報は、受信した信号がどのセクタから入
力されたかを示し、ディレイ情報はフレーム信号により
示されるタイミングに対してどれくらいずれているかを
示す。各アンテナには通常マルチパスフェージングがか
かっている為、同一ソースから複数のパスが選択される
事もある。パスサーチ回路2から出力されるパス情報の
具体例を図17に示す。
【0020】セレクタ回路3は、図18に示すように、
N個のM:1のセレクタ411〜41Nから構成され、セレ
クタ411〜41Nに対してM本の信号R1(R1(1、
t)〜R1(M、t))が入力される。セレクタ411
41Nの各セレクタはパス情報のうちのソース情報で指
定された信号(セクタ)を選択し、信号R2(R2
(1、t)〜R2(N、t))として後段の逆拡散回路
4に出力する。
【0021】逆拡散回路4は図19に示すようにN個の
乗算器421〜42N、1個のコード発生器44、及びデ
ィレイ回路43とから構成される。コード発生器44で
は予め定められた符号長Lのコードをフレームタイミン
グ信号に同期して生成し、ディレイ回路43は入力され
たコードを前述のパス情報のディレイ情報の値だけ遅延
させて乗算することにより逆拡散を行い、信号R3をI
SSI推定回路145、RSSI推定回路6へ出力する
とともにその信号をユーザ信号として出力している。
【0022】ISSI推定回路145は、制御信号23
が“0”→“1”となると予め設定された値を初期値と
してISSI推定を開始する。ISSI推定回路145
は各信号R3のISSI推定をする際、パス情報に含ま
れるソース情報を参照し、信号R3の各信号がどのセク
タの信号かを割り出し、予め設定された値を初期値とし
てISSI推定を行う。ISSI推定回路145は一定
周期で信号R3のISSI推定を行い、それと直前のI
SSI値を重み付け加算後、その結果をISSI信号と
してSIR推定回路7に出力する。RSSI推定回路6
は一定周期で信号R3から希望波信号レベルを推定しそ
の結果(RSSI信号)をSIR推定回路7に出力す
る。
【0023】SIR推定回路7は、RSSI推定回路6
からのRSSI信号を、ISSI推定回路145からの
ISSI信号のうちの対応するISSI信号で除算する
ことにより(例えば、RSSI(1)/ISSI
(1))sirを求め、このsirは後段のSIR加算
回路8でN本全て加算される。
【0024】SIR判定回路9では与えられたSIR加
算回路8で加算されたSIRと外部より与えられた目標
SIRを比較し、TPC情報25を送信回路73へ出力
する。TPC情報25は、測定されたSIRが目標SI
R以上であれば“0”を、小さければ“1”とする。こ
こで“1”は相手局に対して送信パワーを上げる事を要
求し、“0”は下げる事を要求するための信号である。
【0025】次に、この従来の無線基地局におけるSI
R推定部141の動作について説明する。
【0026】まずどのセクタで動作するかは図13中の
共通制御回路111から与えられるM本のセクタ選択信
号20によって決められる。パスサーチ回路2はまずM
本の信号R1の内、セクタ選択信号20で指定されたセ
クタに対応する信号のみ選び、その信号から予め定めら
れたコードを用いて相関値検出する事により最大N個ま
でのパスを見つけ、その結果をパス情報(1)〜(N)
として出力する。
【0027】例えば、有効セクタが4、5の場合(M=
5とする)、セクタ選択信号20は下記の式(1)の様
になる。
【0028】
【数1】 セレクタ回路3ではパス情報(x)に含まれるソース情
報に従ってR1(y、t)の中から必要な信号を選択し
(y=1、2、・・・、M)、N本のR2(x、t)を出
力する(x=1、2、・・・、N)。
【0029】パス情報(1)〜(N)が図17に示すよ
うな値の場合、セクタ4、5からそれぞれ2パスづつ検
出している為、R2(4、t)を2本と、R2(5、t)
を2本出力し、残りのN−4本はゼロである。つまりR1
(y、t)とR2(x、t)の関係は下記の式(2)の
様になる。
【0030】
【数2】 逆拡散回路4ではR2(x、t)を予め定められたコード
で各パス独立に逆拡散し、シンボルレート(Fs)の信号
R3(x、t)を出力する。そして、上記で説明したよ
うにして生成されたコードはパス情報パス(x)のディ
レイ値に従ってタイミングを調整して逆拡散符号として
使用される。符号長LのコードをC(k)とし、ディレイ
値に基づいた各パス毎のタイミング関数をt(x)とす
るとR3は下記の式(3)以下の様に表せられる。但
し、tはtシンボルを示す。
【0031】
【数3】 例えば図17中のパス情報(1)の場合(x=1)はディ
レイ値が2であるので、t(1)=2となり、R3(1、
t)は下記の式(4)の様になる。
【0032】
【数4】 このR3(x、t)は後段の復調回路(図示されず。)
にユーザ信号として出力されると共に、ISSI推定回
路145、RSSI推定回路6に出力される。
【0033】上記で説明した従来の無線基地局における
ISSI推定回路145では、予め設定された値を初期
値からISSI推定を開始していた。この初期値はゼロ
である時とその局でデータを取得しその値を初期値とし
て使う場合があるが、従来技術では以下のような問題点
があった。
【0034】ISSIはノイズ成分が支配的である為、
小刻みには変動するが長い時間の中ではあまり変動しな
い為、に変化が緩やかで安定して推定できる様にするの
が一般的である。従って、以前の値の影響が大きく、特
に推定直後はしばらくの間は初期値からあまり動かない
ので、従来2の様に初期値がゼロの場合はISSI推定
直後しばらくはISSI値がゼロに近い値になってしま
い、その結果SIR値は誤まってかなり大きな値になっ
てしまう。そうするとその時の回線品質には無関係に目
標SIRより大きいと判定されてしまい相手局に送信パ
ワーを下げるよう要求してしまい、それに従い相手局が
送信パワーを下げると回線品質が更に悪くなってしま
い、最悪の場合回線断になってしまう。
【0035】ISSI(干渉波電力)初期値が適切に設
定されていない場合、ISSI推定には通常長い時間が
かかる為、その間のSIRの値が不正になってしまう。
例えば、SIR(希望波信号対干渉波電力比)が誤まっ
て大きくなった場合、相手局に対して送信パワーを下げ
る事を要求してしまう為回線断の危険が有り、逆にSI
Rが小さくなった場合、今度は送信パワーを上げる事を
要求してしまう為、他のユーザへの干渉が増大してしま
う危険性がある。
【0036】また、事前にその局においてデータを取得
しその値を初期値として使う方法もあるが、その場合局
によって値を変える必要がある為、そのパラメータの管
理はかなり膨大な作業になってしまう。また、リアルタ
イムの値ではない為、必ずしも最適な値とは言えない。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線基
地局では、送信電力制御の基準となる受信信号のSIR
を測定する際に用いられるISSIを推定する場合、I
SSI推定の初期値として予め取得したデータを用いて
いたため、ユーザ通信開始直後に送信電力制御が不安定
となってしまう場合があるという問題点があった。
【0038】本発明の目的は、精度の高いSIR推定を
実現することによりユーザ通信開始直後から安定した送
信電力制御を行うことができる無線基地局を提供するこ
とである。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線受信装置は、無線送信装置からの受信
信号の希望波信号レベルと干渉波信号レベルとから該受
信信号のSIR値を求めるSIR推定を行うものであっ
て、各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶し
ておく記憶手段と、通信が開始されると前記記憶手段に
記憶されている干渉波信号レベルのうちから通信が開始
されたセクタに対応した干渉波信号レベルを読み出し、
該干渉波信号レベルを初期値として受信信号のSIR推
定を行い、通信が終了した場合には通信終了時の干渉波
信号レベルを前記記憶手段に保存するSIR推定手段と
を備えている。
【0040】本発明によれば、通信開始時のISSI初
期値として無線受信装置内で取得され記憶手段に記憶さ
れている最新の干渉波信号レベルを使い、通信終了時に
はその時の最後の干渉波信号レベルを記憶手段に保存す
る事により、適切な干渉波信号レベルからISSI推定
を開始する事が可能になるため、ユーザ通信開始直後で
も正しいSIR推定を行うことができる。
【0041】また、本発明の他の無線受信装置は、無線
送信装置からの受信信号の希望波信号レベルと干渉波信
号レベルとから該受信信号のSIR値を求めるSIR推
定を行うものであって、各セクタ毎の最新の測定干渉波
信号レベルを記憶しておく記憶手段と、電源がオンされ
ている間は前記受信信号の干渉波信号レベルを測定し、
測定した該干渉波信号レベルを前記記憶手段に保存する
少なくとも1つの制御チャネル回路と、通信が開始され
ると前記記憶手段に記憶されている干渉波信号レベルの
うちから通信が開始されたセクタに対応した干渉波信号
レベルを読み出し、該干渉波信号レベルを初期値として
受信信号のSIR推定を行うSIR推定手段とを備えて
いる。
【0042】本発明によれば、実際にユーザ信号が扱わ
れるチャネルである通信チャンネルの他に、局間の制御
情報をランダムアクセスするためのチャンネルである制
御チャネルが用いられている場合、この通信チャネルは
常時受信待ち状態であることを利用して、制御チャネル
において常時ISSIを測定及び保存し、通信チャネル
開始の際は、この干渉波信号レベルを初期値とすること
により、最新の干渉波信号レベルを初期値とする事が可
能になる。そのため、ユーザ通信の発生頻度に影響を受
けることなく精度の高いSIR推定を行うことができ
る。
【0043】さらに、本発明の他の無線受信装置では、
前記通信チャネル回路が、前記SIR推定手段により測
定されたSIR値と予め定められた目標SIR値とを比
較し、測定されたSIR値が該目標SIR値よりも小さ
い場合には前記受信信号を送信した無線送信装置に対し
て送信電力を上げるような指示を行い、測定されたSI
R値が目標SIR値以上の場合には前記受信信号を送信
した無線送信装置に対して送信電力を下げるような指示
を行う送信電力制御回路をさらに有するようにしてもよ
い。
【0044】本発明によれば、上述した本発明のSIR
推定方法により測定されたSIR値を用いて送信電力制
御を行うようにしているので、ユーザ通信開始直後でも
安定した送信電力制御を行うことができる。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0046】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の無線基地局の構成を示すブロック図である。
図1において、図13中の構成要素と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0047】本実施形態の無線基地局は、共通制御回路
61と、K個の通信チャネル回路621〜62Kと、無線
部63と、基準フレーム生成回路64とを備えている。
【0048】本実施形態における共通制御回路61には
各セクタ毎の最新のISSI値が保存されており、これ
は任意の通信チャネル回路からISSI出力信号22を
介して送信されてくるISSI値によりセクタ毎に独立
して更新される。つまり、共通制御回路61は、各セク
タ毎のISSI値を記憶しておく記憶手段として機能し
ている。また、共通制御回路61には、初期値としては
予め設定された値例えばゼロがISSI値として記憶さ
れている。
【0049】任意の通信チャネル回路が通信を開始する
場合、共通制御回路61はその通信チャネル回路に対し
て使用するセクタ(複数の場合有り)をセクタ選択信号
20により指定し、且つそのセクタに対応する最新のI
SSI値を出力し、更に制御信号23を“0”→“1”
にする。装置立ち上げ直後の場合(つまり最新のISS
I値がまだ1つも書き込まれていない)は、共通制御回
路61は任意の通信チャネル回路に対して全セクタを有
効にし、且つ制御信号23によりその通信チャネル回路
をオンにし、一定時間経過後にその回路をオフにする。
これにより実際の通信が始まる前に全セクタの最新のI
SSI値が共通制御回路61に保存されることになる。
【0050】通信チャネル回路621〜62Kは、通信が
開始されると共通制御回路61に記憶されているISS
I値のうちから通信が開始されたセクタに対応したIS
SI値をISSI入力信号21を介して読み出し、通信
が終了した場合には通信終了時のISSI値をISSI
出力信号22を介して共通制御回路61に保存する処理
を行う点が、図13に示した従来の無線基地局における
通信チャネル回路1121〜112Kと異なっている。
【0051】通信チャネル回路621は、図2に示すよ
うに、SIR推定部71と、A/D変換回路72と、D
/A変換回路73と、TPCビット挿入回路74とから
構成されている。図2において、図14中の構成要素と
同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する
ものとする。本実施形態における通信チャネル回路62
1は、図14に示した従来の無線基地局における通信チ
ャネル回路1121に対して、SIR推定部141をS
IR推定部71に置き換えたものである。尚、通信チャ
ネル回路722〜72Kの構成は、図2に示した通信チャ
ネル回路721と同様であるためその説明は省略する。
【0052】また、図2中のSIR推定部71の構成を
図3のブロック図に示す。本実施形態におけるSIR推
定回路71は、図15に示した従来の無線基地局におけ
るSIR推定回路141に対して、ISSI推定回路1
45をISSI推定回路5に置き換えた点のみが異なっ
ている。
【0053】ISSI推定回路5は、制御信号23が
“0”→“1”になるとISSI入力信号21により入
力された値を初期値としてISSI推定を開始する。I
SSI入力信号21は、図1に示した共通制御回路61
から与えられる各セクタの最新のISSI値である。I
SSI推定回路5は各信号R3のISSI推定をする
際、パス情報に含まれるソース情報を参照し、各信号R
3がどのセクタの信号かを割り出し、対応するセクタの
ISSI入力信号21により示される値を初期値として
ISSI推定を行う。例えば、source(1)(パ
ス情報(1)のソース情報を意味する)が“3”、so
urce(2)が“4”の場合、R3(1、t)はセク
タ3、R3(2、t)はセクタ4の信号であるため、R3
(1、t)のISSI推定の初期値はISSI#IN
(3)、R3(2、t)の初期値はISSI#IN(4)に
なる。ISSI推定回路5は一定周期で信号R3のIS
SI推定を行い、それと直前のISSI値を重み付け加
算後、その結果をISSI出力信号22としてSIR推
定回路7及び共通制御回路61に出力する。更にここで
は、同じセクタどうしのISSI信号の平均を求めその
結果をISSI出力信号22として共通制御回路61へ
出力する。
【0054】次に、本発明の第1の実施形態の無線基地
局の動作について説明する。
【0055】ISSI推定回路5では、まずパス情報に
含まれるソース情報がチェックされ、どの信号R3が有
効でどのセクタに対応するかが割り出される。そして制
御信号23が“0”→“1”になると、ISSI入力信
号21によりISSIの初期値が取り込まれるが、この
初期値のISSI入力信号21も各セクタ毎に独立して
おり、各信号R3それぞれに対応するセクタの初期値が
取り込まれる。ISSI推定は各信号R3毎に独立して
一定周期毎に行われる。推定されたISSIは更にその
直前のISSI値と重み付け加算され、その結果はSI
R推定回路7と共通制御回路61に出力される。従っ
て、R3(x、t)に対する周期Tn時のISSI(x、
Tn)は下記の式(5)の様に表される。
【0056】
【数5】 ここで、sourece(x)はパス情報(x)のセク
タ、ISSI(x、Tn)は周期TnにおけるISSI推
定値であり、αは重み付け係数である。
【0057】推定結果であるISSI(x、Tn)は更
に、同じセクタに対応するISSIどうしの平均がとら
れ、その結果ISSI#OUT(m)がISSI出力信号2
2として共通制御回路61へ一定周期毎に出力される。
パス情報の値が図17に示したようになっている場合は
ISSI#OUT(4)とISSI#OUT(5)は下記の式
(6)の様に出力される。
【0058】
【数6】 ISSI出力信号22を共通制御回路61に出力するの
は各セクタの最新のISSI値を保存する為である。最
新のISSI値は各セクタ毎に独立に保存されており、
パス情報の値が図17に示したようになっている場合は
セクタ4、5の値のみ更新される。このISSI最新値
は上述したように、任意の通信チャネル回路が次回通信
を行う場合のISSI初期値として使われる。
【0059】RSSI推定回路6では一定周期で各信号
R3のRSSIが推定され、この周期はISSI推定の
周期と同じで且つ同期している。R3(x、t)に対する
周期Tn時のRSSI推定値RSSI(x、Tn)は下
記の式(7)の様に表される。
【0060】
【数7】 ここで、RSSI(x、Tn)は周期TnにおけるRSS
I推定値であり、βは重み付け係数である。
【0061】αの値の目安としては、ISSIが急激に
は変化せず且つ安定する様に例えば0.01のような小
さめの値とするのが一般的であり、βの値の目安として
は、逆にRSSIは変動が大きいので追従速度が早くな
る様に例えば0.99程度の大きめの値とするのが一般
的である。従って、ISSI推定の場合は直前のISS
I値、特に初期値の影響が大きいのに対し、RSSI推
定では以前の値の影響は小さい。
【0062】上述のISSIとRSSIはSIR推定回
路7へ出力され、下記の式(8)に示すように除算され
各パス毎のsirがSIR加算回路8へ出力される。
【0063】
【数8】 SIR加算回路8では入力されたsir(x)は下記の
式(9)に示される様にN本全て加算される。
【0064】
【数9】 この加算されたSIRはSIR判定回路9において予め
定められた目標値と比較され、その結果を示すTPC情
報25が出力される。TPC情報25の極性は、加算さ
れた後のSIRが予め定められた目標SIR値をより小
さい場合には相手局である移動局に送信パワーを上げさ
せる為に“1”となり、目標SIR値以上の場合には逆
に“0”になる。この判定結果であるTPC情報25は
図2中のTPCビット挿入回路74へ出力され、TPC
ビット挿入回路74では図12に示した様にこのTPC
情報25に基づいてTPCビットを送信データに書き込
み処理を行う。
【0065】次に、本発明の第1の実施形態の無線基地
局における送信電力制御方法により初期値のISSI値
を測定する処理のフローチャートを図4に示し、一旦I
SSI値が測定された後の処理のフローチャートを図5
に示す。ここでは共通制御回路61は電源がオンされた
直後は、通信チャネル回路621を用いて各セクタ毎の
ISSI値の測定を行い、その後に通信チャネル623
を介してユーザ通信が行われる場合を用いて説明を行
う。
【0066】先ず、共通制御回路61の電源が投入され
ると、制御信号23により通信チャネル回路621をオ
ンにする(ステップ401)。すると、通信チャネル回
路621はオン状態となる(ステップ402)。次に共
通制御回路61は、通信チャネル回路621に全セクタ
のISSI初期値としてゼロの値をISSI入力信号2
1により設定する(ステップ403)。そして、通信チ
ャネル回路621では、共通制御回路61からのISS
I初期値を入力して(ステップ404)、その値を初期
値としてISSI推定を行い(ステップ405)、推定
したISSI値をISSI出力信号22を介して共通制
御回路61に出力する(ステップ406)。
【0067】共通制御回路61では、通信チャネル回路
621からのISSI値を受信すると(ステップ40
7)、その値を各セクタ毎に保存する(ステップ40
8)。そして、通信が終了すると、制御信号23を介し
て通信チャネル回路621をオフさせる指示を行う(ス
テップ409)。そして、通信チャネル回路621は共
通制御回路61からの指示を受信すると(ステップ41
0)、オフ状態となる(ステップ411)。
【0068】上記の処理により、共通制御回路61には
予め設定されていたゼロの値の初期値の替わりに、通信
チャネル回路621において推定されたISSI値が各
セクタ毎に保存される。このような状態で通信チャネル
回路623において呼が発生した場合の処理を図5のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0069】呼の接続が発生すると(ステップ50
1)、共通制御回路61は制御信号23を介して通信チ
ャネル回路623をオンさせる指示を行う(ステップ5
02)。この共通制御回路61からの指示を受信した通
信チャネル回路623はオン状態となる。次に共通制御
回路61は、通信チャネル回路623に、保存している
ISSI値のうちから使用するセクタのISSI値をI
SSI入力信号21により出力する(ステップ50
4)。そして、通信チャネル回路623では、共通制御
回路61からのISSI初期値を入力して(ステップ5
05)、その値を初期値としてISSI推定を行い(ス
テップ506)、推定したISSI値をISSI出力信
号22を介して共通制御回路61に出力する(ステップ
507)。
【0070】共通制御回路61では、通信チャネル回路
623からのISSI値を受信すると(ステップ50
8)、その値をセクタに対応させて保存する(ステップ
509)。そして、呼が終了すると(ステップ51
0)、制御信号23を介して通信チャネル回路623
オフさせる指示を行う(ステップ511)。そして、通
信チャネル回路613は共通制御回路61からの指示を
受信すると(ステップ512)、オフ状態となる(ステ
ップ513)。
【0071】本実施形態の無線基地局によれば、共通制
御回路61にて全セクタに対する最新のISSI値が常
に保存され、このISSI値はユーザ通信が発生してい
る間に随時更新されていく。これにより、任意の通信チ
ャネル回路でユーザ通信を開始する場合、その時点で最
新のISSI値からISSI推定を行う事が可能になる
為、SIR推定値が誤まって小さくなったり大きくなっ
たりするのを防ぐ事ができ、ユーザ通信開始直後から安
定した送信電力制御を行う事が可能になる。
【0072】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の無線基地局について説明する。
【0073】上記で説明した第1の実施形態の無線基地
局では、共通制御回路61にて全セクタに対する最新の
ISSI値が常に保存され、このISSI値を初期値と
してISSI推定を行うことによりユーザ通信開始直後
の送信電力制御を安定して行うことができるようにした
ものであった。しかし、ユーザデータの発生頻度が低い
局の場合、あるユーザデータが完了してから次のユーザ
データが発生するまでの間隔が空いてしまうと、共通制
御回路61で保存されているISSI値の信頼性が低く
なってしまう。また、装置立ち上げ直後にISSIを測
定する為に任意の通信チャネル回路をオンにする必要が
ある為、装置立ち上げ時のシーケンスが増えてしまい複
雑になってしまう。
【0074】本実施形態の無線基地局は、このような問
題を解決するためのものであり、装置立ち上げ直後から
常時全セクタを監視している制御チャネル回路において
常にISSI推定を行い、共通制御回路121内のIS
SI値を更新していくことにより、上述の2つの問題も
解決している。
【0075】図6に本発明の第2の実施形態の無線基地
局のブロック図を示す。図6において、図1中の構成要
素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略
するものとする。また、図6中の通信チャネル回路12
1の構成を図7に示し、図7中のSIR推定部80の
構成を図8のブロック図に示す。また、図6中の制御チ
ャネル回路1231の構成を図9に示し、図9中のIS
SI推定部131の構成を図10のブロック図に示す。
【0076】上記第1の実施形態が1つの共通制御回路
61と複数の通信チャネル回路62 1〜62Kで構成され
ていたのに対し、本実施形態では図6に示す様に、1つ
の共通制御回路112と複数の通信チャネル回路122
1〜122Kと、さらにセクタ数の分だけの制御チャネル
回路1231〜123Lとから構成されている。
【0077】各制御チャネル回路1231〜123Lは1
つのセクタに対応し、どの制御チャネル回路がどのセク
タを扱うかは共通制御回路121から与えられるセクタ
選択信号20により決定される。通信チャネル回路12
1〜122Lがユーザデータの送受信を主たる目的とし
ているのに対し、制御チャネル回路1231〜123L
局間でやり取りされる制御データの送受信を主たる目的
としており、ここではこの制御データはバースト(有意
なデータが有る時のみ信号を送信し、それ以外の時は何
も送信しない)で送られるものとする。
【0078】図6に示した本実施形態における共通制御
回路121は、装置立ち上げ直後すぐに全ての制御チャ
ネル回路1231〜123Lをオンにし、全セクタで常時
制御チャネルが受信できる様にする。通常のユーザデー
タは、まず制御データのやりとりが行われた後、ユーザ
データが流れ出す為、この様に制御チャネル回路123
1〜123Lは常にオンにしておき、いつでも制御データ
を受信できる様にし、制御データのやり取りでユーザデ
ータが開始するのを検出したらその時点で任意の通信チ
ャネル回路1221〜122Kをオンにする。
【0079】また、制御チャネルはバーストである為、
通信チャネルの様に送信電力制御は行われない為、制御
チャネル回路1231〜123LではSIR測定は不要で
ある。また、TPC情報の作成も不要である。
【0080】本実施形態では各セクタに割り当てられた
制御チャネル回路1231〜123Lで常時ISSIを測
定し、その値を共通制御回路121で保存し、任意の通
信チャネル回路1221〜122Kでユーザデータの通信
を開始する際は、第1の実施形態と同様に共通制御回路
121よりISSI初期値を受け取りその通信チャネル
回路でISSI推定を行う。但し、最新のISSI値
は、上述した様に制御チャネル回路1231〜123L
ら共通制御回路121へISSI出力信号22を介して
送信される為、通信チャネル回路1221〜122Kから
はISSI値を共通制御回路121に伝送することはな
い。これは、RSSI値は通信チャネル、制御チャネル
で値が異なるが、ISSI値は前述した様に、アンテナ
に入力されるノイズ、他のユーザの干渉波、及び装置内
で発生するノイズの総和である為、信号の種類には依存
しない為である。
【0081】本実施形態のおけるSIR推定部80は、
図3に示した第1の実施形態におけるSIR推定部71
に対して、ISSI推定回路5をISSI推定回路10
5に置き換えたものである上述した様に、ISSI最新
値は制御チャネル回路で推定される為、SIR推定部1
05はISSI初期値は共通制御回路121から与えら
れるが、ISSI推定結果を返すのは不要になってい
る。それ以外の動作は第1の実施形態のSIR推定部7
1におけるISSI推定回路5と同様である。従って、
第1の実施形態におけるISSI推定回路5と比較し
て、ISSI出力信号22を生成する必要が無い為、そ
の分処理量が削減されている。
【0082】図9は図6中の制御チャネル回路1231
内に含まれるISSI推定部131の構成を示すブロッ
ク図である。このISSI推定部131が、図3に示し
た第1の実施形態におけるSIR推定部71と異なる点
は、制御チャネル回路ではSIR測定は不要であること
により、RSSI推定回路6、SIR推定回路7、SI
R加算回路8、SIR判定回路9が削除されている点
と、ISSI回路5がISSI推定回路115に置き換
えられた点である。ISSI推定回路115ではISS
I初期値をゼロから行っているが、制御チャネル回路は
装置立ち上げ直後すぐにオンになる為、ユーザデータが
発生するまでにはかなりの間があるので、初期値をゼロ
から行っても、ユーザデータが発生するまでにはISS
I値は収束している。また、各制御チャネル回路はセク
タ選択信号20により指定された1つのセクタのみを担
当する為、与えられるセクタ選択信号20はM本である
がセクタ選択信号20が“1”になっているのは1セク
タのみである。従って、ISSI出力信号22も1セク
タ分だけ共通制御回路121へ出力することになる。
【0083】本実施形態の無線基地局によれば、装置立
ち上げ直後から常時全セクタを監視している制御チャネ
ル回路1231〜123Lにおいて常にISSI推定を行
い、共通制御回路121内のISSI値を更新していく
ことにより、ユーザデータの発生頻度が低く、あるユー
ザデータが完了してから次のユーザデータが発生するま
での間隔が空いてしまうような場合でも、ユーザ通信の
頻度に影響を受けることなくユーザ通信開始直後から安
定した送信電力制御を行うことができる。さらに、電源
オン直後にISSIを測定する為に任意の通信チャネル
回路をオンにする必要がないことにより、装置立ち上げ
時のシーケンスが増えてしまい複雑となることを防ぐこ
ともできる。
【0084】上記第1および第2の実施形態では、推定
されたISSI値は共通制御回路に記憶されるものとし
て説明したが、本発明は推定されたISSI値が共通制
御回路に記憶される場合に限定されるものではなく、無
線基地局に通信終了時にISSI値を記憶しておき、次
の通信開始時に記憶しているISSI値を通信チャネル
回路に対して出力することができるような記憶手段が備
えられていれば本発明は実現することができるものであ
る。
【0085】また、上記第1および第2の実施形態で
は、無線基地局が移動局からの受信信号のSIR推定を
行い移動局の送信電力を制御する場合を用いて説明した
が、本発明はこのような場合に限定されるものではな
く、移動局が無線基地局からの受信信号のSIR推定を
行い無線基地局の送信電力を制御する場合にも同様にし
て適用することができるものである。
【0086】また、上記第1および第2の実施形態で
は、無線基地局と移動局とから構成される移動通信シス
テムに対して本願発明を適用した場合を用いて説明した
が、本願発明は、無線送信装置との間で無線通信を行う
無線受信装置であれば同様に適用することができるもの
である。
【0087】さらに、上記第1および第2の実施形態で
は、測定したSIR値を用いて送信電力制御を行う無線
基地局の場合を用いて説明しているが、測定したSIR
値を他の制御に用いる場合に対しても本発明のSIR推
定方法は用いることができるものである。
【0088】さらに、上記第1の実施形態では通信チャ
ネル回路が複数存在し、上記第2の実施形態では通信チ
ャネル回路および制御チャネル回路が複数存在する場合
を用いて説明していたが、通信チャネル回路および制御
チャネル回路は1つのみの場合でも本発明は適用するこ
とができる。特に、移動局の場合には一般的に通信チャ
ネル回路は1つしか設けられていないため、移動局に対
して本発明を適用した場合には共通制御回路は不要とな
り、通信終了時のISSI値は通信チャネル回路の中に
設けられた記憶手段により記憶されることとなる。
【0089】また、図には示されていないが、本実施形
態の無線基地局は、上記で説明したSIR推定方法を実
行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えてい
る。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたは
その他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、
記録媒体から無線基地局に読み込まれ、無線基地局の動
作を制御する。具体的には、無線基地局内のCPUがこ
のプログラムの制御により無線基地局のハードウェア資
源に特定の処理を行うように指示することにより上記の
処理が実現される。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザ通信開始直後から安定した送信電力制御を行うこ
とができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の無線基地局の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1中の通信チャネル回路621の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2中のSIR推定部71の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の無線基地局における
送信電力制御方法により初期値のISSI値を測定する
処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態の無線基地局における
送信電力制御方法により一旦ISSI値が測定された後
の処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の無線基地局の構成を
示すブロック図である。
【図7】図6中の通信チャネル回路1221の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7中のSIR推定部80の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図6中の制御チャネル回路1231の構成を示
すブロック図である。
【図10】図9中のISSR推定部131の構成を示す
ブロック図である。
【図11】送信電力制御を行う無線基地局90、移動局
94の構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示した無線基地局90、移動局94
間で送受信されるデータフォーマットを示す図である。
【図13】従来の無線基地局の構成を示すブロック図で
ある。
【図14】図13中の通信チャネル回路1121の構成
を示すブロック図である。
【図15】図14中のSIR推定部141の構成を示す
ブロック図である。
【図16】パスサーチ回路2から出力されるパス情報の
構成を示す図である。
【図17】パスサーチ回路2から出力されるパス情報の
具体例を示す図である。
【図18】図15中のセレクタ回路3の構成を示すブロ
ック図である。
【図19】図15中の逆拡散回路4の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 パスサーチ回路 3 セレクタ回路 4 逆拡散回路 5 ISSI推定回路 6 RSSI推定回路 7 SIR推定回路 8 SIR加算回路 9 SIR判定回路 20 セクタ選択信号 21 ISSI入力信号 22 ISSI出力信号 23 制御信号 24 目標SIR通知信号 25 TPC情報 26 基準フレーム信号 411〜41N セレクタ 421〜42N 乗算器 43 ディレイ回路 44 コード発生器 61 共通制御回路 621〜62K 通信チャネル回路 63 無線部 64 基準フレーム生成回路 71 SIR推定部 72 A/D変換回路 73 D/A変換回路 74 TPCビット挿入回路 80 SIR推定部 90 無線基地局 91 送信部 92 受信部 93 SIR測定部 94 移動局 95 送信部 96 受信部 97 SIR測定部 105 ISSI推定回路 111 共通制御回路 1121〜112K 通信チャネル回路 121 共通制御回路 1221〜122K 通信チャネル回路 1231〜123M 制御チャネル回路 131 ISSI推定部 141 SIR推定部 145 SIR推定回路 401〜411 ステップ 501〜513 ステップ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局からの受信信号の希望波信号レベ
    ルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR値を求
    めるSIR推定を行う無線基地局であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、通信が終了した場合
    には通信終了時の干渉波信号レベルを前記記憶手段に保
    存するSIR推定手段と、を備えた無線基地局。
  2. 【請求項2】 移動局からの受信信号の希望波信号レベ
    ルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR値を求
    めるSIR推定を行う無線基地局であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 電源がオンされている間は前記受信信号の干渉波信号レ
    ベルを測定し、測定した該干渉波信号レベルを前記記憶
    手段に保存する少なくとも1つの制御チャネル回路と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行うSIR推定
    手段と、を備えた無線基地局。
  3. 【請求項3】 前記通信チャネル回路が、前記SIR推
    定手段により測定されたSIR値と予め定められた目標
    SIR値とを比較し、測定されたSIR値が該目標SI
    R値よりも小さい場合には前記受信信号を送信した移動
    局に対して送信電力を上げるような指示を行い、測定さ
    れたSIR値が目標SIR値以上の場合には前記受信信
    号を送信した移動局に対して送信電力を下げるような指
    示を行う送信電力制御回路をさらに有する、請求項1ま
    たは2記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 無線基地局からの受信信号の希望波信号
    レベルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR値
    を求めるSIR推定を行う移動局であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行い、通信が終
    了した場合には通信終了時の干渉波信号レベルを前記記
    憶手段に保存するSIR推定手段と、を備えた移動局。
  5. 【請求項5】 無線基地局からの受信信号の希望波信号
    レベルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR値
    を求めるSIR推定を行う移動局であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 電源がオンされている間は前記受信信号の干渉波信号レ
    ベルを測定し、測定した該干渉波信号レベルを前記記憶
    手段に保存する少なくとも1つの制御チャネル回路と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行うSIR推定
    手段と、を備えた移動局。
  6. 【請求項6】 前記通信チャネル回路が、前記SIR推
    定手段により測定されたSIR値と予め定められた目標
    SIR値とを比較し、測定されたSIR値が該目標SI
    R値よりも小さい場合には前記受信信号を送信した無線
    基地局に対して送信電力を上げるような指示を行い、測
    定されたSIR値が目標SIR値以上の場合には前記受
    信信号を送信した無線基地局に対して送信電力を下げる
    ような指示を行う送信電力制御回路をさらに有する、請
    求項4または5記載の移動局。
  7. 【請求項7】 無線送信装置からの受信信号の希望波信
    号レベルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR
    値を求めるSIR推定を行う無線受信装置であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行い、通信が終
    了した場合には通信終了時の干渉波信号レベルを前記記
    憶手段に保存するSIR推定手段と、を備えた無線受信
    装置。
  8. 【請求項8】 無線送信装置からの受信信号の希望波信
    号レベルと干渉波信号レベルとから該受信信号のSIR
    値を求めるSIR推定を行う無線受信装置であって、 各セクタ毎の最新の測定干渉波信号レベルを記憶してお
    く記憶手段と、 電源がオンされている間は前記受信信号の干渉波信号レ
    ベルを測定し、測定した該干渉波信号レベルを前記記憶
    手段に保存する少なくとも1つの制御チャネル回路と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行うSIR推定
    手段と、を備えた無線受信装置。
  9. 【請求項9】 前記通信チャネル回路が、前記SIR推
    定手段により測定されたSIR値と予め定められた目標
    SIR値とを比較し、測定されたSIR値が該目標SI
    R値よりも小さい場合には前記受信信号を送信した無線
    送信装置に対して送信電力を上げるような指示を行い、
    測定されたSIR値が目標SIR値以上の場合には前記
    受信信号を送信した無線送信装置に対して送信電力を下
    げるような指示を行う送信電力制御回路をさらに有す
    る、請求項7または8記載の無線受信装置。
  10. 【請求項10】 受信信号の希望波信号レベルと干渉波
    信号レベルとから該受信信号のSIR値を求めるための
    SIR推定方法であって、 電源がオンされると各セクタ毎の干渉波信号レベルを測
    定して記憶手段に記憶させるステップと、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行うステップ
    と、 通信が終了した場合には通信終了時の干渉波信号レベル
    を前記憶手段に保存するステップとを備えたSIR推定
    方法。
  11. 【請求項11】 受信信号の希望波信号レベルと干渉波
    信号レベルとから該受信信号のSIR値を求めるための
    SIR推定方法であって、 電源がオンされると各セクタ毎の干渉波信号レベルを一
    定周期で測定して記憶手段に記憶させるステップと、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行うステップと
    を備えたSIR推定方法。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載のSIR推
    定方法により受信信号のSIR値を測定するステップ
    と、 測定された該SIR値と予め定められた目標SIR値と
    を比較するステップと、 測定されたSIR値が該目標SIR値よりも小さい場合
    には前記受信信号を送信した移動局に対して送信電力を
    上げるような指示を行い、測定されたSIR値が目標S
    IR値以上の場合には前記受信信号を送信した移動局に
    対して送信電力を下げるような指示を行うステップをさ
    らに有する送信電力制御方法。
  13. 【請求項13】 受信信号の希望波信号レベルと干渉波
    信号レベルとから該受信信号のSIR値を求めるための
    SIR推定方法を実行するためのプログラムであって、 電源がオンされると各セクタ毎の干渉波信号レベルを測
    定して記憶手段に記憶させる処理と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行う処理と、 通信が終了した場合には通信終了時の干渉波信号レベル
    を前記憶手段に保存する処理とをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 受信信号の希望波信号レベルと干渉波
    信号レベルとから該受信信号のSIR値を求めるための
    SIR推定方法を実行するためのプログラムであって、 電源がオンされると各セクタ毎の干渉波信号レベルを一
    定周期で測定して記憶手段に記憶させる処理と、 通信が開始されると前記記憶手段に記憶されている干渉
    波信号レベルのうちから通信が開始されたセクタに対応
    した干渉波信号レベルを読み出し、該干渉波信号レベル
    を初期値として受信信号のSIR推定を行う処理とをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載のプログラ
    ムにより特定させるSIR推定方法により受信信号のS
    IR値を測定する処理と、 測定された該SIR値と予め定められた目標SIR値と
    を比較する処理と、 測定されたSIR値が該目標SIR値よりも小さい場合
    には前記受信信号を送信した移動局に対して送信電力を
    上げるような指示を行い、測定されたSIR値が目標S
    IR値以上の場合には前記受信信号を送信した移動局に
    対して送信電力を下げるような指示を行う処理をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラム。
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