JP2003156122A - 流体継手 - Google Patents
流体継手Info
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速回転時における伝達トルクを低下させる
ことなく、ドラッグトルクを効果的に低減することがで
きる流体継手を提供する。 【解決手段】 環状のコアリングを有するポンプシェル
を有するポンプと、該ポンプと対向して配設され環状の
コアリングを有するタービンシェルを有するタービンと
を具備する流体継手であって、ポンプシェルとタービン
シェルによって形成される流体循環路内にはバッフル機
構が配設されている。バッフル機構ポンプシェルまたは
タービンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持
されたフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応
しポンプまたはタービンの回転速度が遅い状態ではフラ
ップの他側縁を流体循環路の中央部に位置付け、ポンプ
またはタービンの回転速度が速い状態ではフラップの他
側縁を該タービンシェルポンプシェルのコアリングの内
周部側に位置付けるばね部材とを具備している。
ことなく、ドラッグトルクを効果的に低減することがで
きる流体継手を提供する。 【解決手段】 環状のコアリングを有するポンプシェル
を有するポンプと、該ポンプと対向して配設され環状の
コアリングを有するタービンシェルを有するタービンと
を具備する流体継手であって、ポンプシェルとタービン
シェルによって形成される流体循環路内にはバッフル機
構が配設されている。バッフル機構ポンプシェルまたは
タービンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持
されたフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応
しポンプまたはタービンの回転速度が遅い状態ではフラ
ップの他側縁を流体循環路の中央部に位置付け、ポンプ
またはタービンの回転速度が速い状態ではフラップの他
側縁を該タービンシェルポンプシェルのコアリングの内
周部側に位置付けるばね部材とを具備している。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機の回転トル
クを伝達するための流体継手(フルードカップリング)
の改良に関する。
クを伝達するための流体継手(フルードカップリング)
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体継手(フルードカップリング)は船
舶用、産業機械用、自動車用の動力伝達継手として従来
から用いられている。流体継手は、環状のポンプシェル
と該ポンプシェル内に放射状に配設された複数個のイン
ペラとを有するポンプと、環状のポンプシェルと該ポン
プシェル内に放射状に配設された複数個のインペラとを
有し上記ポンプと対向して配設されたタービンとからな
っており、ポンプおよびタービン内に作動流体が充填さ
れている。このように構成された流体継手は、ポンプが
原動機である例えばディーゼルエンジンのクランクシャ
フト(流体継手としての入力軸)に連結され、タービン
が入力軸と同一軸線上に配置された出力軸に取り付けら
れる。また、上記ポンプシェルおよびタービンシェル
に、作動流体を整流するための環状のコアリングを設け
た流体継手も使用されている。
舶用、産業機械用、自動車用の動力伝達継手として従来
から用いられている。流体継手は、環状のポンプシェル
と該ポンプシェル内に放射状に配設された複数個のイン
ペラとを有するポンプと、環状のポンプシェルと該ポン
プシェル内に放射状に配設された複数個のインペラとを
有し上記ポンプと対向して配設されたタービンとからな
っており、ポンプおよびタービン内に作動流体が充填さ
れている。このように構成された流体継手は、ポンプが
原動機である例えばディーゼルエンジンのクランクシャ
フト(流体継手としての入力軸)に連結され、タービン
が入力軸と同一軸線上に配置された出力軸に取り付けら
れる。また、上記ポンプシェルおよびタービンシェル
に、作動流体を整流するための環状のコアリングを設け
た流体継手も使用されている。
【0003】図11は、一般的な流体継手の特性を示す
もので、横軸はポンプとタービンとの速度比(e)、縦
軸は流体継手の入力容量係数(τ)である。図11から
判るように流体継手は、ポンプとタービンとの速度比
(e)が零(0)即ちポンプが回転しタービンが停止し
ている状態において、入力容量係数(τ)が最大とな
る。このような特性を有する流体継手を車両の駆動装置
に装備したした場合、車両停止状態でエンジンが駆動さ
れ変速機の変速ギヤが投入されている状態、即ち入力軸
が回転し出力軸が停止している状態では、その特性上ド
ラッグトルクを有する。ドラッグトルクは、一般的にエ
ンジンがアイドリング回転数(例えば、500rpm)
で運転されている状態での伝達トルクをいう。このドラ
ッグトルクは、流体継手の設計点を最大効率となるポン
プとタービンとの回転速度比(e)を0.95〜0.9
8位にとると、かなり大きくなる。ドラッグトルクが大
きいと、エンジンのアイドリング運転が著しく不安定と
なるとともに、この不安定な回転が駆動系に異常振動を
発生させる原因となる。また、ドラッグトルクが大きい
ことにより、アイドリング運転時の燃費が悪化する原因
にもなっている。
もので、横軸はポンプとタービンとの速度比(e)、縦
軸は流体継手の入力容量係数(τ)である。図11から
判るように流体継手は、ポンプとタービンとの速度比
(e)が零(0)即ちポンプが回転しタービンが停止し
ている状態において、入力容量係数(τ)が最大とな
る。このような特性を有する流体継手を車両の駆動装置
に装備したした場合、車両停止状態でエンジンが駆動さ
れ変速機の変速ギヤが投入されている状態、即ち入力軸
が回転し出力軸が停止している状態では、その特性上ド
ラッグトルクを有する。ドラッグトルクは、一般的にエ
ンジンがアイドリング回転数(例えば、500rpm)
で運転されている状態での伝達トルクをいう。このドラ
ッグトルクは、流体継手の設計点を最大効率となるポン
プとタービンとの回転速度比(e)を0.95〜0.9
8位にとると、かなり大きくなる。ドラッグトルクが大
きいと、エンジンのアイドリング運転が著しく不安定と
なるとともに、この不安定な回転が駆動系に異常振動を
発生させる原因となる。また、ドラッグトルクが大きい
ことにより、アイドリング運転時の燃費が悪化する原因
にもなっている。
【0004】上述したドラッグトルクを低減するための
対策として、ポンプとタービンとの間にバッフルプレー
トを配設する技術が知られている。バッフルプレートを
配設したドラッグトルク低減対策について、図12およ
び図13を参照して説明する。図12の(a)および
(b)に示す流体継手は、ポンプPとタービンTとの間
に出力軸OSに取り付けられた環状のバッフルプレート
BPを配設したものである。図13に示す流体継手は、
ポンプPの外周部に環状のバッフルプレートBPを配設
したものである。
対策として、ポンプとタービンとの間にバッフルプレー
トを配設する技術が知られている。バッフルプレートを
配設したドラッグトルク低減対策について、図12およ
び図13を参照して説明する。図12の(a)および
(b)に示す流体継手は、ポンプPとタービンTとの間
に出力軸OSに取り付けられた環状のバッフルプレート
BPを配設したものである。図13に示す流体継手は、
ポンプPの外周部に環状のバッフルプレートBPを配設
したものである。
【0005】図12の(a)および(b)に示す流体継
手においては、低速回転時には図の(a)に示すように
ポンプPの回転によって回転力が与えられた作動流体は
遠心力によって外周側からタービンTに流入するが、タ
ービンTを駆動した作動流体は遠心力が減衰されてコア
リング側に寄ってポンプPに流入する。従って、低速回
転時においてはポンプとタービンとの間に配設されたバ
ッフルプレートBPの効果が少なく、上述したドラッグ
トルクを低減することができない。また、高速回転時に
は図12の(b)に示すポンプPの回転によって回転力
が与えられた作動流体は遠心力によって外周側からター
ビンTに流入するが、タービンTに流入した作動流体は
遠心力が強いためにタービンシェルの内面に沿って流れ
るので、ポンプPに流入するときバッフルプレートBP
に当接する。従って、高速回転時においてはバッフルプ
レートBPが大きく作用して伝達トルク(カップリング
効率)の低下を招く。このように、図12の(a)およ
び(b)に示す流体継手は、エンジンのアイドリング運
転時等の低速回転時に低減したいドラッグトルクを下げ
ることができないとともに、高速回転時に伝達トルク
(カップリング効率)が低下してしまうという効率の悪
い継手となる。
手においては、低速回転時には図の(a)に示すように
ポンプPの回転によって回転力が与えられた作動流体は
遠心力によって外周側からタービンTに流入するが、タ
ービンTを駆動した作動流体は遠心力が減衰されてコア
リング側に寄ってポンプPに流入する。従って、低速回
転時においてはポンプとタービンとの間に配設されたバ
ッフルプレートBPの効果が少なく、上述したドラッグ
トルクを低減することができない。また、高速回転時に
は図12の(b)に示すポンプPの回転によって回転力
が与えられた作動流体は遠心力によって外周側からター
ビンTに流入するが、タービンTに流入した作動流体は
遠心力が強いためにタービンシェルの内面に沿って流れ
るので、ポンプPに流入するときバッフルプレートBP
に当接する。従って、高速回転時においてはバッフルプ
レートBPが大きく作用して伝達トルク(カップリング
効率)の低下を招く。このように、図12の(a)およ
び(b)に示す流体継手は、エンジンのアイドリング運
転時等の低速回転時に低減したいドラッグトルクを下げ
ることができないとともに、高速回転時に伝達トルク
(カップリング効率)が低下してしまうという効率の悪
い継手となる。
【0006】また、図13に示す流体継手は、ポンプP
の外周部に環状のバッフルプレートBPが配設されてい
るので、低速回転時におけるドラッグトルクを低減する
ことはできるが、高速回転時において伝達トルクが大幅
に低下してしまう。即ち、ポンプPの回転によって回転
力が与えられた作動流体は遠心力によって外周側に流れ
るが、流速が最大となってポンプPから流出する際にバ
ッフルプレートBPに衝突し流速が減衰せしめられてタ
ービンTに流入するため、高速回転時に伝達トルク(カ
ップリング効率)が大幅に低下してしまうという問題が
ある。
の外周部に環状のバッフルプレートBPが配設されてい
るので、低速回転時におけるドラッグトルクを低減する
ことはできるが、高速回転時において伝達トルクが大幅
に低下してしまう。即ち、ポンプPの回転によって回転
力が与えられた作動流体は遠心力によって外周側に流れ
るが、流速が最大となってポンプPから流出する際にバ
ッフルプレートBPに衝突し流速が減衰せしめられてタ
ービンTに流入するため、高速回転時に伝達トルク(カ
ップリング効率)が大幅に低下してしまうという問題が
ある。
【0007】上述した問題を解消するするものとして本
出願人は、環状のコアリングを有するポンプシェルと環
状のコアリングを有するタービンシェルとからなる流体
継手において、一方のコアリングの内周または外周に環
状のバッフルプレートを装着した流体継手を特開200
1−50309として提案した。
出願人は、環状のコアリングを有するポンプシェルと環
状のコアリングを有するタービンシェルとからなる流体
継手において、一方のコアリングの内周または外周に環
状のバッフルプレートを装着した流体継手を特開200
1−50309として提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】而して、特開2001
−50309として提案された流体継手においても、バ
ッフルプレートが常時体循環路内に所定量突出して存在
するため、ドラッグトルクを効果的に低減することはで
きるが、高速回転時における伝達トルクの低下は避けら
れない。。
−50309として提案された流体継手においても、バ
ッフルプレートが常時体循環路内に所定量突出して存在
するため、ドラッグトルクを効果的に低減することはで
きるが、高速回転時における伝達トルクの低下は避けら
れない。。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、高速回転時における伝達
トルクを低下させることなく、ドラッグトルクを効果的
に低減することができる流体継手を提供することにあ
る。
で、その主たる技術的課題は、高速回転時における伝達
トルクを低下させることなく、ドラッグトルクを効果的
に低減することができる流体継手を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、環状のコアリングを
有する環状のポンプシェルと、該ポンプシェル内に配設
された複数個のインペラとを有するポンプと、該ポンプ
と対向して配設され環状のコアリングを有する環状のタ
ービンシェルと、該タービンシェル内に配設された複数
個のランナとを有するタービンと、を具備する流体継手
において、該ポンプシェルと該タービンシェルによって
形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該ポンプ
シェルのコアリングの内周部に回動可能に支持されたフ
ラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し、該ポ
ンプの回転速度が遅い状態では該フラップの他側縁を該
流体循環路の中央部に位置付け、該ポンプの回転速度が
速い状態では該フラップの他側縁を該タービンシェルの
コアリングの内周部側に位置付ける規制手段と、を有す
るバッフル機構を具備している、ことを特徴とする流体
継手が提供される。
たる技術的課題を解決するために、環状のコアリングを
有する環状のポンプシェルと、該ポンプシェル内に配設
された複数個のインペラとを有するポンプと、該ポンプ
と対向して配設され環状のコアリングを有する環状のタ
ービンシェルと、該タービンシェル内に配設された複数
個のランナとを有するタービンと、を具備する流体継手
において、該ポンプシェルと該タービンシェルによって
形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該ポンプ
シェルのコアリングの内周部に回動可能に支持されたフ
ラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し、該ポ
ンプの回転速度が遅い状態では該フラップの他側縁を該
流体循環路の中央部に位置付け、該ポンプの回転速度が
速い状態では該フラップの他側縁を該タービンシェルの
コアリングの内周部側に位置付ける規制手段と、を有す
るバッフル機構を具備している、ことを特徴とする流体
継手が提供される。
【0011】上記フラップは上記ポンプシェルのコアリ
ングに沿って複数個配設されていることが望ましく、ま
た、上記数個のバッフルプレートの他端縁部には錘部材
が装着されていることが望ましい。上記規制手段は、複
数個のバッフルプレートとポンプシェルとの間に配設さ
れたバネ部材からなっている。
ングに沿って複数個配設されていることが望ましく、ま
た、上記数個のバッフルプレートの他端縁部には錘部材
が装着されていることが望ましい。上記規制手段は、複
数個のバッフルプレートとポンプシェルとの間に配設さ
れたバネ部材からなっている。
【0012】また、本発明によれば、環状のコアリング
を有する環状のポンプシェルと、該ポンプシェル内に配
設された複数個のインペラとを有するポンプと、該ポン
プと対向して配設され環状のコアリングを有する環状の
タービンシェルと、該タービンシェル内に配設された複
数個のランナとを有するタービンと、を具備する流体継
手において、該ポンプシェルと該タービンシェルによっ
て形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該ター
ビンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持され
たフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し、
該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラップの他側縁
を該流体循環路の中央部に位置付け、該タービンの回転
速度が速い状態では該フラップの他側縁を該ポンプシェ
ルのコアリングの内周部側に位置付ける規制手段と、を
有するバッフル機構を具備している、ことを特徴とする
流体継手が提供される。
を有する環状のポンプシェルと、該ポンプシェル内に配
設された複数個のインペラとを有するポンプと、該ポン
プと対向して配設され環状のコアリングを有する環状の
タービンシェルと、該タービンシェル内に配設された複
数個のランナとを有するタービンと、を具備する流体継
手において、該ポンプシェルと該タービンシェルによっ
て形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該ター
ビンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持され
たフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し、
該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラップの他側縁
を該流体循環路の中央部に位置付け、該タービンの回転
速度が速い状態では該フラップの他側縁を該ポンプシェ
ルのコアリングの内周部側に位置付ける規制手段と、を
有するバッフル機構を具備している、ことを特徴とする
流体継手が提供される。
【0013】上記フラップは上記タービンシェルのコア
リングに沿って複数個配設されていることが望ましく、
また、上記数個のバッフルプレートの他端縁部には錘部
材が装着されていることが望ましい。上記規制手段は、
複数個のバッフルプレートとタービンシェルとの間に配
設されたバネ部材からなっている。
リングに沿って複数個配設されていることが望ましく、
また、上記数個のバッフルプレートの他端縁部には錘部
材が装着されていることが望ましい。上記規制手段は、
複数個のバッフルプレートとタービンシェルとの間に配
設されたバネ部材からなっている。
【0014】更に、本発明によれば、環状のポンプシェ
ルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のインペラ
とを有するポンプと、該ポンプと対向して配設された環
状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設され
た複数個のランナとを有するタービンと、を具備する流
体継手において、該ポンプシェルと該タービンシェルに
よって形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該
ポンプシェルの内周部に回動可能に支持されたフラップ
と、該フラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の作用
で該複数個のフラップの他側縁を該タービンシェルの内
周側に作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する遠心
力に対応し、該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラ
ップの他側縁を該流体循環路の中央部に位置付け、該ポ
ンプの回転速度が速い状態では該フラップの他側縁を該
タービンシェルの内周部に位置付ける規制手段と、を有
するバッフル機構を具備している、ことを特徴とする流
体継手が提供される。
ルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のインペラ
とを有するポンプと、該ポンプと対向して配設された環
状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設され
た複数個のランナとを有するタービンと、を具備する流
体継手において、該ポンプシェルと該タービンシェルに
よって形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該
ポンプシェルの内周部に回動可能に支持されたフラップ
と、該フラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の作用
で該複数個のフラップの他側縁を該タービンシェルの内
周側に作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する遠心
力に対応し、該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラ
ップの他側縁を該流体循環路の中央部に位置付け、該ポ
ンプの回転速度が速い状態では該フラップの他側縁を該
タービンシェルの内周部に位置付ける規制手段と、を有
するバッフル機構を具備している、ことを特徴とする流
体継手が提供される。
【0015】上記フラップは上記ポンプシェルに沿って
複数個配設されていることが望ましい。上記規制手段
は、互いに複数個のフラップとポンプシェルとの間に配
設されたバネ部材からなっている。
複数個配設されていることが望ましい。上記規制手段
は、互いに複数個のフラップとポンプシェルとの間に配
設されたバネ部材からなっている。
【0016】また、本発明によれば、環状のポンプシェ
ルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のインペラ
とを有するポンプと、該ポンプと対向して配設された環
状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設され
た複数個のランナとを有するタービンと、を具備する流
体継手において、該ポンプシェルと該タービンシェルに
よって形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該
タービンシェルの内周部に回動可能に支持されたフラッ
プと、該フラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の作
用で該複数個のフラップの他側縁を該ポンプの内周側に
作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する遠心力に対
応し、該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラップの
他側縁を該流体循環路の中央部に位置付け、該ポンプの
回転速度が速い状態では該フラップの他側縁を該ポンプ
シェルの内周部に位置付ける規制手段と、を有するバッ
フル機構を具備している、ことを特徴とする流体継手が
提供される。
ルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のインペラ
とを有するポンプと、該ポンプと対向して配設された環
状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設され
た複数個のランナとを有するタービンと、を具備する流
体継手において、該ポンプシェルと該タービンシェルに
よって形成される流体循環路内に配設され、片側縁が該
タービンシェルの内周部に回動可能に支持されたフラッ
プと、該フラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の作
用で該複数個のフラップの他側縁を該ポンプの内周側に
作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する遠心力に対
応し、該ポンプの回転速度が遅い状態では該フラップの
他側縁を該流体循環路の中央部に位置付け、該ポンプの
回転速度が速い状態では該フラップの他側縁を該ポンプ
シェルの内周部に位置付ける規制手段と、を有するバッ
フル機構を具備している、ことを特徴とする流体継手が
提供される。
【0017】上記フラップは上記タービンシェルに沿っ
て複数個配設されていることが望ましい。上記規制手段
は、互いに複数個のフラップとタービンシェルとの間に
配設されたバネ部材からなっている。
て複数個配設されていることが望ましい。上記規制手段
は、互いに複数個のフラップとタービンシェルとの間に
配設されたバネ部材からなっている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
流体継手の好適実施形態を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
流体継手の好適実施形態を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
【0019】図1には、本発明に従って構成された流体
継手を自動車用エンジンと摩擦クラッチとの間に配設し
た駆動装置の一実施形態が示されている。図示の実施形
態における駆動装置は、原動機としての内燃機関2と本
発明に従って構成された流体継手4および摩擦クラッチ
6とによって構成されている。内燃機関2は図示の実施
形態においてはディーゼルエンジンからなっており、ク
ランク軸21の端部には流体継手4の後述するポンプ側
が取り付けられる。
継手を自動車用エンジンと摩擦クラッチとの間に配設し
た駆動装置の一実施形態が示されている。図示の実施形
態における駆動装置は、原動機としての内燃機関2と本
発明に従って構成された流体継手4および摩擦クラッチ
6とによって構成されている。内燃機関2は図示の実施
形態においてはディーゼルエンジンからなっており、ク
ランク軸21の端部には流体継手4の後述するポンプ側
が取り付けられる。
【0020】流体継手4は、ディーゼルエンジン2に装
着されたハウジング22にボルト23等の締結手段によ
って取り付けられた流体継手ハウジング40内に配設さ
れている。図示の実施形態における流体継手4は、ポン
プ41と該ポンプ41と対向して配設されたタービン4
2および上記ポンプ41と連結されたケーシング43を
具備している。
着されたハウジング22にボルト23等の締結手段によ
って取り付けられた流体継手ハウジング40内に配設さ
れている。図示の実施形態における流体継手4は、ポン
プ41と該ポンプ41と対向して配設されたタービン4
2および上記ポンプ41と連結されたケーシング43を
具備している。
【0021】流体継手4を構成するポンプ41は環状の
コアリング411を備えた椀状のポンプシェル412
と、該ポンプシェル412内に放射状に配設された複数
個のインペラ413とを備えており、ポンプシェル41
2が上記ケーシング43に溶接等の固着手段によって取
り付けられている。なお、ケーシング43は、上記クラ
ンク軸21にボルト24によって内周部が装着されたド
ライブプレート44の外周部にボルト441、ナット4
42等の締結手段によって装着されている。このように
して、ポンプ41のポンプシェル412は、ケーシング
43およびドライブプレート44を介してクランク軸2
1に連結される。従って、クランク軸21は流体継手4
の入力軸として機能する。なお、上記ドライブプレート
44の外周には、図示しないスタータモータの駆動歯車
と噛合する始動用のリングギヤ45が装着されている。
コアリング411を備えた椀状のポンプシェル412
と、該ポンプシェル412内に放射状に配設された複数
個のインペラ413とを備えており、ポンプシェル41
2が上記ケーシング43に溶接等の固着手段によって取
り付けられている。なお、ケーシング43は、上記クラ
ンク軸21にボルト24によって内周部が装着されたド
ライブプレート44の外周部にボルト441、ナット4
42等の締結手段によって装着されている。このように
して、ポンプ41のポンプシェル412は、ケーシング
43およびドライブプレート44を介してクランク軸2
1に連結される。従って、クランク軸21は流体継手4
の入力軸として機能する。なお、上記ドライブプレート
44の外周には、図示しないスタータモータの駆動歯車
と噛合する始動用のリングギヤ45が装着されている。
【0022】上記タービン42は、上記ポンプ41のポ
ンプシェル412と対向して配設され環状のコアリング
421を備えた椀状のタービンシェル422と、該ター
ビンシェル422内に放射状に配設された複数個のラン
ナ423とを備えている。タービンシェル421は、上
記入力軸としての上記クランク軸21と同一軸線上に配
設された出力軸46にスプライン嵌合されたタービンハ
ブ47に溶接等の固着手段によって取り付けられてい
る。
ンプシェル412と対向して配設され環状のコアリング
421を備えた椀状のタービンシェル422と、該ター
ビンシェル422内に放射状に配設された複数個のラン
ナ423とを備えている。タービンシェル421は、上
記入力軸としての上記クランク軸21と同一軸線上に配
設された出力軸46にスプライン嵌合されたタービンハ
ブ47に溶接等の固着手段によって取り付けられてい
る。
【0023】図1の実施形態における流体継手4は、ポ
ンプシェル412とタービンシェル422によって形成
される流体循環路400内に配設され、回転速度が遅い
状態では流体循環路400内への進出量が大きく、回転
速度が速い状態では該流体循環路400内への進出量を
小さくするバッフル機構5を具備している、なお、バッ
フル機構5については後で詳細に説明する。
ンプシェル412とタービンシェル422によって形成
される流体循環路400内に配設され、回転速度が遅い
状態では流体循環路400内への進出量が大きく、回転
速度が速い状態では該流体循環路400内への進出量を
小さくするバッフル機構5を具備している、なお、バッ
フル機構5については後で詳細に説明する。
【0024】図1を参照して説明を続けると、図示の実
施形態における流体継手4は油圧ポンプ60を具備して
いる。この油圧ポンプ60は、上記流体継手ハウジング
40に装着された摩擦クラッチ7の後述するクラッチハ
ウジング70にボルト61等の固着手段によって取り付
けられたポンプハウジング62に配設されている。この
油圧ポンプ60は、上記ポンプ41のポンプシェル41
2に取り付けられたポンプハブ48によって回転駆動さ
れるように構成されており、図示しない流体経路を介し
て作動流体を上記ポンプ41およびタービン42内に供
給する。なお、ポンプハブ48は上記タービンハブに軸
受49によって回転可能に支持されている。
施形態における流体継手4は油圧ポンプ60を具備して
いる。この油圧ポンプ60は、上記流体継手ハウジング
40に装着された摩擦クラッチ7の後述するクラッチハ
ウジング70にボルト61等の固着手段によって取り付
けられたポンプハウジング62に配設されている。この
油圧ポンプ60は、上記ポンプ41のポンプシェル41
2に取り付けられたポンプハブ48によって回転駆動さ
れるように構成されており、図示しない流体経路を介し
て作動流体を上記ポンプ41およびタービン42内に供
給する。なお、ポンプハブ48は上記タービンハブに軸
受49によって回転可能に支持されている。
【0025】次に、上記摩擦クラッチ7について説明す
る。摩擦クラッチ7は、上記流体継手ハウジング40に
ボルト71によって装着されたクラッチハウジング70
内に配設されている。図示の実施形態における摩擦クラ
ッチ7は、上記流体継手4の出力軸46に装着されたク
ラッチドライブプレート72と、出力軸46と同一軸線
上に配設された伝動軸73(図示の実施形態において
は、図示しない変速機の入力軸)と、該伝動軸73にス
プライン嵌合されたクラッチハブ74に取り付けられ外
周部にクラッチフェーシング75が装着されているドリ
ブンプレート76と、該ドリブンプレート76をクラッ
チドライブプレート72に押圧するプレッシャープレー
ト77と、該プレッシャープレート77をクラッチドラ
イブプレート72に向けて付勢するダイアフラムスプリ
ング78と、該ダイアフラムスプリング78の内端部に
係合してダイアフラムスプリング78の中間部を支点7
81として作動するレリーズベアリング79と、該レリ
ーズベアリング79を軸方向に作動せしめるクラッチレ
リーズフォーク80とを具備している。このように構成
された摩擦クラッチ7は、図示の状態においてはダイア
フラムスプリング78のばね力によってプレッシャープ
レート77がクラッチドライブプレート72に向けて押
圧されており、従って、ドリブンプレート76に装着さ
れたクラッチフェーシング75がクラッチドライブプレ
ート72に押圧されて流体継手4の出力軸46に伝達さ
れた動力がクラッチドライブプレート72およびドリブ
ンプレート76を介して伝動軸73に伝達される。この
動力伝達を遮断する場合は、図示しないスレーブシリン
ダに油圧を供給してクラッチレリーズフォーク80を作
動し、レリーズベアリング79を図1において左方に移
動すると、ダイアフラムスプリング78が図において2
点鎖線で示すように作動せしめられ、プレッシャープレ
ート77への押圧力を解除することにより、クラッチド
ライブプレート72からドリブンプレート76への動力
伝達が遮断される。
る。摩擦クラッチ7は、上記流体継手ハウジング40に
ボルト71によって装着されたクラッチハウジング70
内に配設されている。図示の実施形態における摩擦クラ
ッチ7は、上記流体継手4の出力軸46に装着されたク
ラッチドライブプレート72と、出力軸46と同一軸線
上に配設された伝動軸73(図示の実施形態において
は、図示しない変速機の入力軸)と、該伝動軸73にス
プライン嵌合されたクラッチハブ74に取り付けられ外
周部にクラッチフェーシング75が装着されているドリ
ブンプレート76と、該ドリブンプレート76をクラッ
チドライブプレート72に押圧するプレッシャープレー
ト77と、該プレッシャープレート77をクラッチドラ
イブプレート72に向けて付勢するダイアフラムスプリ
ング78と、該ダイアフラムスプリング78の内端部に
係合してダイアフラムスプリング78の中間部を支点7
81として作動するレリーズベアリング79と、該レリ
ーズベアリング79を軸方向に作動せしめるクラッチレ
リーズフォーク80とを具備している。このように構成
された摩擦クラッチ7は、図示の状態においてはダイア
フラムスプリング78のばね力によってプレッシャープ
レート77がクラッチドライブプレート72に向けて押
圧されており、従って、ドリブンプレート76に装着さ
れたクラッチフェーシング75がクラッチドライブプレ
ート72に押圧されて流体継手4の出力軸46に伝達さ
れた動力がクラッチドライブプレート72およびドリブ
ンプレート76を介して伝動軸73に伝達される。この
動力伝達を遮断する場合は、図示しないスレーブシリン
ダに油圧を供給してクラッチレリーズフォーク80を作
動し、レリーズベアリング79を図1において左方に移
動すると、ダイアフラムスプリング78が図において2
点鎖線で示すように作動せしめられ、プレッシャープレ
ート77への押圧力を解除することにより、クラッチド
ライブプレート72からドリブンプレート76への動力
伝達が遮断される。
【0026】図示の実施形態における流体継手を装備し
た駆動装置は以上のように構成されており、以下その作
動について説明する。ディーゼルエンジン2のクランク
軸21(入力軸)に発生した駆動力は、ドライブプレー
ト44を介して流体継手4のケーシング43に伝達され
る。ケーシング43とポンプ41のポンプシェル412
は一体的に構成されているので、上記駆動力によってポ
ンプ41が回転せしめられる。ポンプ41が回転すると
ポンプ41内の作動流体は遠心力によりインペラ413
に沿って外周に向かって流れ、矢印で示すようにタービ
ン42側に流入する。タービン42側に流入した作動流
体は、内周側に向かって流れ矢印で示すようにポンプ4
1に戻される。このように、ポンプ41およびタービン
42内の作動流体がポンプ41とタービン42内を循環
することにより、ポンプ41側の駆動トルクが作動流体
を介してタービン42側に伝達される。タービン42側
に伝達された駆動力は、タービンシェル421およびタ
ービンハブ47を介して出力軸46に伝達され、更に上
記摩擦クラッチ6を介して図示しない変速機に伝達され
る。
た駆動装置は以上のように構成されており、以下その作
動について説明する。ディーゼルエンジン2のクランク
軸21(入力軸)に発生した駆動力は、ドライブプレー
ト44を介して流体継手4のケーシング43に伝達され
る。ケーシング43とポンプ41のポンプシェル412
は一体的に構成されているので、上記駆動力によってポ
ンプ41が回転せしめられる。ポンプ41が回転すると
ポンプ41内の作動流体は遠心力によりインペラ413
に沿って外周に向かって流れ、矢印で示すようにタービ
ン42側に流入する。タービン42側に流入した作動流
体は、内周側に向かって流れ矢印で示すようにポンプ4
1に戻される。このように、ポンプ41およびタービン
42内の作動流体がポンプ41とタービン42内を循環
することにより、ポンプ41側の駆動トルクが作動流体
を介してタービン42側に伝達される。タービン42側
に伝達された駆動力は、タービンシェル421およびタ
ービンハブ47を介して出力軸46に伝達され、更に上
記摩擦クラッチ6を介して図示しない変速機に伝達され
る。
【0027】次に、上記バッフル機構5の第1の実施形
態について、図2および図3を参照して説明する。第1
の実施形態におけるバッフル機構5は、ポンプシェル4
12とタービンシェル422によって形成される流体循
環路400内にポンプシェル412のコアリング411
の内周に沿って配設された複数個(図示の実施形態にお
いては6個)のフラップ51を備えている。この複数個
のフラップ51は、片側縁がポンプシェル412のコア
リング411の内周部に回動可能に支持されている。具
体的には、ポンプシェル412のコアリング411の内
周部にはフラップ支持部材52が溶接によって取付けら
れており、フラップ51の片側縁にはフラップ支持部材
52の両側に対応する位置に連結部511、511が設
けられている。そして、該連結部511、511とフラ
ップ支持部材52を挿通して支持ピン53を配設するこ
とにより、フラップ51はポンプシェル412のコアリ
ング411に回動可能に支持される。なお、フラップ5
1は例えばアルミニウム合金によって形成されており、
その他側縁部には例えば銅や鉛等の比重の重い金属から
なる錘部材54がろう接によって接合されている。
態について、図2および図3を参照して説明する。第1
の実施形態におけるバッフル機構5は、ポンプシェル4
12とタービンシェル422によって形成される流体循
環路400内にポンプシェル412のコアリング411
の内周に沿って配設された複数個(図示の実施形態にお
いては6個)のフラップ51を備えている。この複数個
のフラップ51は、片側縁がポンプシェル412のコア
リング411の内周部に回動可能に支持されている。具
体的には、ポンプシェル412のコアリング411の内
周部にはフラップ支持部材52が溶接によって取付けら
れており、フラップ51の片側縁にはフラップ支持部材
52の両側に対応する位置に連結部511、511が設
けられている。そして、該連結部511、511とフラ
ップ支持部材52を挿通して支持ピン53を配設するこ
とにより、フラップ51はポンプシェル412のコアリ
ング411に回動可能に支持される。なお、フラップ5
1は例えばアルミニウム合金によって形成されており、
その他側縁部には例えば銅や鉛等の比重の重い金属から
なる錘部材54がろう接によって接合されている。
【0028】第1の実施形態におけるバッフル機構5
は、上記複数個のフラップ51に作用する遠心力に対応
し、ポンプ41の回転速度が遅い状態では複数個のフラ
ップ51の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付
け、ポンプ41の回転速度が速い状態では複数個のフラ
ップ51の他側縁をタービンシェル422のコアリング
421の内周部側に位置付ける規制手段55を具備して
いる。この規制手段55は、図示の実施形態においては
フラップ51に装着された錘部材54とポンプシェル4
12の内周部との間に配設された引っ張りコイルバネ5
51等からなるバネ部材からなっている。この引っ張り
コイルバネ551は、ポンプ41の回転速度が所定値に
達するまでは図2および図3において上半部に示すよう
にフラップ51の他側縁を流体循環路400の中央部に
位置付けるようにセット荷重が設定されている。ポンプ
41の回転速度が所定値より高速になるとフラップ51
および錘部材54に作用する遠心力が増大するため、図
2および図3において下半部に示すようにフラップ51
は他側縁を引っ張りコイルバネ551のばね力に抗して
支持ピン53を中心にタービンシェル422のコアリン
グ421の内周部側に位置付けるように回動する。
は、上記複数個のフラップ51に作用する遠心力に対応
し、ポンプ41の回転速度が遅い状態では複数個のフラ
ップ51の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付
け、ポンプ41の回転速度が速い状態では複数個のフラ
ップ51の他側縁をタービンシェル422のコアリング
421の内周部側に位置付ける規制手段55を具備して
いる。この規制手段55は、図示の実施形態においては
フラップ51に装着された錘部材54とポンプシェル4
12の内周部との間に配設された引っ張りコイルバネ5
51等からなるバネ部材からなっている。この引っ張り
コイルバネ551は、ポンプ41の回転速度が所定値に
達するまでは図2および図3において上半部に示すよう
にフラップ51の他側縁を流体循環路400の中央部に
位置付けるようにセット荷重が設定されている。ポンプ
41の回転速度が所定値より高速になるとフラップ51
および錘部材54に作用する遠心力が増大するため、図
2および図3において下半部に示すようにフラップ51
は他側縁を引っ張りコイルバネ551のばね力に抗して
支持ピン53を中心にタービンシェル422のコアリン
グ421の内周部側に位置付けるように回動する。
【0029】以上のように第1の実施形態におけるバッ
フル機構5によれば、ポンプ41の回転速度が所定値
(例えば、ディーゼルエンジンのアイドリング回転速度
である500rpm)に達するまでは図2および図3に
おいて上半部に示すように引っ張りコイルバネ551の
ばね力によってフラップ51の他側縁を流体循環路40
0の中央部に位置付けられている。このため、エンジン
のアイドリング運転時にはポンプ41の回転によって回
転力が与えられた作動流体は図2において矢印で示すよ
うにタービン42を通して循環されるが、流体循環路4
00内にはフラップ51が大きく進出して位置付けられ
ているので、このフラップ51に作動流体が衝突して流
速が減衰するため、伝達トルクが減少する。従って、ポ
ンプとタービンとの速度比(e)が零(0)即ちポンプ
が回転しタービンが停止している状態であるエンジンの
アイドリング運転時におけるドラッグトルクを低減する
ことができる。一方、ポンプ41の回転速度が所定値よ
り高速になるとフラップ51および錘部材511に作用
する遠心力が増大するため、図2および図3において下
半部に示すようにフラップ51は他端縁が引っ張りコイ
ルバネ551のばね力に抗して支持ピン53を中心にタ
ービンシェル422側に回動し、コアリング421の内
周部側に位置付けられる。この結果、フラップ51の流
体循環路400内への突出量が小さくなるため、循環す
る作動流体はフラップ51の作用を殆ど受けずにポンプ
41に流入するので、エンジンの高速運転時においては
伝達効率の低下を招くことがない。
フル機構5によれば、ポンプ41の回転速度が所定値
(例えば、ディーゼルエンジンのアイドリング回転速度
である500rpm)に達するまでは図2および図3に
おいて上半部に示すように引っ張りコイルバネ551の
ばね力によってフラップ51の他側縁を流体循環路40
0の中央部に位置付けられている。このため、エンジン
のアイドリング運転時にはポンプ41の回転によって回
転力が与えられた作動流体は図2において矢印で示すよ
うにタービン42を通して循環されるが、流体循環路4
00内にはフラップ51が大きく進出して位置付けられ
ているので、このフラップ51に作動流体が衝突して流
速が減衰するため、伝達トルクが減少する。従って、ポ
ンプとタービンとの速度比(e)が零(0)即ちポンプ
が回転しタービンが停止している状態であるエンジンの
アイドリング運転時におけるドラッグトルクを低減する
ことができる。一方、ポンプ41の回転速度が所定値よ
り高速になるとフラップ51および錘部材511に作用
する遠心力が増大するため、図2および図3において下
半部に示すようにフラップ51は他端縁が引っ張りコイ
ルバネ551のばね力に抗して支持ピン53を中心にタ
ービンシェル422側に回動し、コアリング421の内
周部側に位置付けられる。この結果、フラップ51の流
体循環路400内への突出量が小さくなるため、循環す
る作動流体はフラップ51の作用を殆ど受けずにポンプ
41に流入するので、エンジンの高速運転時においては
伝達効率の低下を招くことがない。
【0030】以上のように第1の実施形態におけるバッ
フル機構5は、フラップ51がポンプ41の回転速度に
対応して作動する。従って、第1の実施形態におけるバ
ッフル機構5を装備した流体継手は、ポンプ41即ちエ
ンジンの回転速度に対応して図10に示す特性を有す
る。なお、図10において横軸はポンプとタービンとの
速度比(e)、縦軸は流体継手の入力容量係数(τ)で
ある。図10において、破線はディーゼルエンジンのア
イドリング回転速度(例えば、500rpm)時の特
性、1点鎖線は発進時のエンジン回転速度(例えば、1
000rpm)時の特性、実線はエンジンの最大トルク
時(例えば、1500rpm)の特性である。即ち、第
1の実施形態におけるバッフル機構5を装備した流体継
手は、エンジン運転状態に対応した特性が得られるの
で、アイドリング運転時におけるドラッグトルクを低減
することができるとともに、運転者の運転感覚に合致し
た伝達トルクが得られ車両の発進を円滑にすることがで
きる。
フル機構5は、フラップ51がポンプ41の回転速度に
対応して作動する。従って、第1の実施形態におけるバ
ッフル機構5を装備した流体継手は、ポンプ41即ちエ
ンジンの回転速度に対応して図10に示す特性を有す
る。なお、図10において横軸はポンプとタービンとの
速度比(e)、縦軸は流体継手の入力容量係数(τ)で
ある。図10において、破線はディーゼルエンジンのア
イドリング回転速度(例えば、500rpm)時の特
性、1点鎖線は発進時のエンジン回転速度(例えば、1
000rpm)時の特性、実線はエンジンの最大トルク
時(例えば、1500rpm)の特性である。即ち、第
1の実施形態におけるバッフル機構5を装備した流体継
手は、エンジン運転状態に対応した特性が得られるの
で、アイドリング運転時におけるドラッグトルクを低減
することができるとともに、運転者の運転感覚に合致し
た伝達トルクが得られ車両の発進を円滑にすることがで
きる。
【0031】次に、第2の実施形態におけるバッフル機
構5aについて、図4および図5を参照して説明する。
なお、第2の実施形態におけるバッフル機構5aは、上
記第1の実施形態におけるバッフル機構5の構成部材を
タービン42側に配設したものである。従って、第2の
実施形態におけるバッフル機構5aにおいては、上記第
1の実施形態におけるバッフル機構5の構成部材と同一
部材には同一符号を付してその説明は省略する。第2の
実施形態におけるバッフル機構5aは、ポンプシェル4
12と該タービンシェル422によって形成される流体
循環路400内に配設され、片側縁がタービンシェル4
22のコアリング421に回動可能に支持された複数個
(図示の実施形態においては6個)のフラップ51と、
該複数個のフラップ51に作用する遠心力に対応してタ
ービン42の回転速度が遅い状態では複数個のフラップ
551の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付
け、タービン42の回転速度が速い状態では複数個のフ
ラップ51の他側縁をポンプシェル412のコアリング
411内周部側に位置付ける規制手段53とを具備して
いる。なお、第2の実施形態におけるバッフル機構5a
においては、タービンシェル422のコアリング421
の内周部にフラップ支持部材52が溶接によって取付け
られており、フラップ51の片側縁にはフラップ支持部
材52の両側に対応する位置に連結部511、511が
設けられている。そして、該連結部511、511とフ
ラップ支持部材52を挿通して支持ピン53を配設する
ことにより、フラップ51はポンプシェル412のコア
リング411に回動可能に支持される。また、第2の実
施形態におけるバッフル機構5aにおいては、規制手段
55としての引っ張りコイルバネ551がフラップ51
に装着された錘部材54とタービンシェル422の内周
部との間に配設されている。
構5aについて、図4および図5を参照して説明する。
なお、第2の実施形態におけるバッフル機構5aは、上
記第1の実施形態におけるバッフル機構5の構成部材を
タービン42側に配設したものである。従って、第2の
実施形態におけるバッフル機構5aにおいては、上記第
1の実施形態におけるバッフル機構5の構成部材と同一
部材には同一符号を付してその説明は省略する。第2の
実施形態におけるバッフル機構5aは、ポンプシェル4
12と該タービンシェル422によって形成される流体
循環路400内に配設され、片側縁がタービンシェル4
22のコアリング421に回動可能に支持された複数個
(図示の実施形態においては6個)のフラップ51と、
該複数個のフラップ51に作用する遠心力に対応してタ
ービン42の回転速度が遅い状態では複数個のフラップ
551の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付
け、タービン42の回転速度が速い状態では複数個のフ
ラップ51の他側縁をポンプシェル412のコアリング
411内周部側に位置付ける規制手段53とを具備して
いる。なお、第2の実施形態におけるバッフル機構5a
においては、タービンシェル422のコアリング421
の内周部にフラップ支持部材52が溶接によって取付け
られており、フラップ51の片側縁にはフラップ支持部
材52の両側に対応する位置に連結部511、511が
設けられている。そして、該連結部511、511とフ
ラップ支持部材52を挿通して支持ピン53を配設する
ことにより、フラップ51はポンプシェル412のコア
リング411に回動可能に支持される。また、第2の実
施形態におけるバッフル機構5aにおいては、規制手段
55としての引っ張りコイルバネ551がフラップ51
に装着された錘部材54とタービンシェル422の内周
部との間に配設されている。
【0032】第2の実施形態におけるバッフル機構5a
は以上のように構成されているので、タービン42の回
転速度が所定値(例えば、ディーゼルエンジンのアイド
リング回転速度である500rpm)に達するまでは図
4および図5において上半部に示すように引っ張りコイ
ルバネ531のばね力によってフラップ51の他側縁を
流体循環路400の中央部に位置付けられている。従っ
て、ポンプとタービンとの速度比(e)が零(0)即ち
ポンプが回転しタービンが停止している状態であるエン
ジンのアイドリング運転時におけるドラッグトルクを低
減することができる。一方、タービン42の回転速度が
所定値より高速になるとフラップ51および錘部材51
1に作用する遠心力が増大するため、図4および図5に
おいて下半部に示すようにフラップ51は他端縁が引っ
張りコイルバネ531のばね力に抗して支持ピン53を
中心にポンプシェル412側に回動し、コアリング41
1の内周部側に位置付けられる。この結果、フラップ5
1の流体循環路400内への突出量が小さくなるため、
循環する作動流体はフラップ51の作用を殆ど受けずに
ポンプ41に流入するので、エンジンの高速運転時にお
いては伝達効率の低下を招くことがない。
は以上のように構成されているので、タービン42の回
転速度が所定値(例えば、ディーゼルエンジンのアイド
リング回転速度である500rpm)に達するまでは図
4および図5において上半部に示すように引っ張りコイ
ルバネ531のばね力によってフラップ51の他側縁を
流体循環路400の中央部に位置付けられている。従っ
て、ポンプとタービンとの速度比(e)が零(0)即ち
ポンプが回転しタービンが停止している状態であるエン
ジンのアイドリング運転時におけるドラッグトルクを低
減することができる。一方、タービン42の回転速度が
所定値より高速になるとフラップ51および錘部材51
1に作用する遠心力が増大するため、図4および図5に
おいて下半部に示すようにフラップ51は他端縁が引っ
張りコイルバネ531のばね力に抗して支持ピン53を
中心にポンプシェル412側に回動し、コアリング41
1の内周部側に位置付けられる。この結果、フラップ5
1の流体循環路400内への突出量が小さくなるため、
循環する作動流体はフラップ51の作用を殆ど受けずに
ポンプ41に流入するので、エンジンの高速運転時にお
いては伝達効率の低下を招くことがない。
【0033】次に、第3の実施形態におけるバッフル機
構5bについて、図6および図7を参照して説明する。
なお、第3の実施形態におけるバッフル機構5bは、上
記第1の実施形態および第2の実施形態におけるバッフ
ル機構5の構成部材をポンプシェル412に配設したも
のである。従って、第3の実施形態におけるバッフル機
構5bにおいては、上記第1の実施形態および第2の実
施形態におけるバッフル機構5および5aの構成部材と
同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。第
3の実施形態におけるバッフル機構5bは、ポンプシェ
ル412と該タービンシェル422によって形成される
流体循環路400内に配設され、片側縁がポンプシェル
412の内周面に回動可能に支持された複数個(図示の
実施形態においては6個)のフラップ51を具備してい
る。この複数個のフラップ51は、片側縁がポンプシェ
ル412の内周部にに回動可能に支持されている。具体
的には、ポンプシェル412の内周部には所定の間隔を
置いて設けられたフラップ支持部561、561を備え
たフラップ支持部材56が溶接によって取付けられてお
り、フラップ51の片側縁には連結部512が設けられ
ている。そして連結部512をフラップ支持部材56の
フラップ支持部561と561間に嵌入し、フラップ支
持部561、561および連結部512に支持ピン53
を挿通することによって、フラップ51はポンプシェル
412の内周部に回動可能に支持される。このように支
持されたフラップ51は例えばアルミニウム合金によっ
て形成されており、上記連結部512には例えば銅や鉛
等の比重の重い金属からなる錘部材54が接によって接
合されている。この錘部材54は、上記支持ピン53に
対してフラップ51と反対側に配設されている。
構5bについて、図6および図7を参照して説明する。
なお、第3の実施形態におけるバッフル機構5bは、上
記第1の実施形態および第2の実施形態におけるバッフ
ル機構5の構成部材をポンプシェル412に配設したも
のである。従って、第3の実施形態におけるバッフル機
構5bにおいては、上記第1の実施形態および第2の実
施形態におけるバッフル機構5および5aの構成部材と
同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。第
3の実施形態におけるバッフル機構5bは、ポンプシェ
ル412と該タービンシェル422によって形成される
流体循環路400内に配設され、片側縁がポンプシェル
412の内周面に回動可能に支持された複数個(図示の
実施形態においては6個)のフラップ51を具備してい
る。この複数個のフラップ51は、片側縁がポンプシェ
ル412の内周部にに回動可能に支持されている。具体
的には、ポンプシェル412の内周部には所定の間隔を
置いて設けられたフラップ支持部561、561を備え
たフラップ支持部材56が溶接によって取付けられてお
り、フラップ51の片側縁には連結部512が設けられ
ている。そして連結部512をフラップ支持部材56の
フラップ支持部561と561間に嵌入し、フラップ支
持部561、561および連結部512に支持ピン53
を挿通することによって、フラップ51はポンプシェル
412の内周部に回動可能に支持される。このように支
持されたフラップ51は例えばアルミニウム合金によっ
て形成されており、上記連結部512には例えば銅や鉛
等の比重の重い金属からなる錘部材54が接によって接
合されている。この錘部材54は、上記支持ピン53に
対してフラップ51と反対側に配設されている。
【0034】第3の実施形態におけるバッフル機構5b
は、上記錘部材54および複数個のフラップ51に作用
する遠心力に対応し、ポンプ41の回転速度が遅い状態
では複数個のフラップ51の他側縁を流体循環路400
の中央部に位置付け、ポンプ41の回転速度が速い状態
では複数個のフラップ51の他側縁をタービンシェル4
22の内周部側に位置付ける規制手段55を具備してい
る。この規制手段55は、図示の実施形態においてはフ
ラップ51に装着された錘部材54とポンプシェル41
2との間に配設された引っ張りコイルバネ551等から
なるバネ部材からなっている。この引っ張りコイルバネ
551は、ポンプ41の回転速度が所定値に達するまで
は図6および図7において上半部に示すようにフラップ
51の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付ける
ようにセット荷重が設定されている。
は、上記錘部材54および複数個のフラップ51に作用
する遠心力に対応し、ポンプ41の回転速度が遅い状態
では複数個のフラップ51の他側縁を流体循環路400
の中央部に位置付け、ポンプ41の回転速度が速い状態
では複数個のフラップ51の他側縁をタービンシェル4
22の内周部側に位置付ける規制手段55を具備してい
る。この規制手段55は、図示の実施形態においてはフ
ラップ51に装着された錘部材54とポンプシェル41
2との間に配設された引っ張りコイルバネ551等から
なるバネ部材からなっている。この引っ張りコイルバネ
551は、ポンプ41の回転速度が所定値に達するまで
は図6および図7において上半部に示すようにフラップ
51の他側縁を流体循環路400の中央部に位置付ける
ようにセット荷重が設定されている。
【0035】第3の実施形態におけるバッフル機構5b
は以上のように構成されており、ポンプ41の回転速度
が遅い状態であるエンジンのアイドリング運転時には流
体循環路400内にはフラップ51が大きく進出して位
置付けられているので、このフラップ51に作動流体が
衝突して流速が減衰するため、伝達トルクが減少する。
この結果、ポンプとタービンとの速度比(e)が零
(0)即ちポンプが回転しタービンが停止している状態
であるエンジンのアイドリング運転時におけるドラッグ
トルクを低減することができる。一方、ポンプ41の回
転速度が所定値より高速になると錘部材54に作用する
遠心力が増大するため、図6および図7において下半部
に示すようにフラップ51は他端縁が自身に作用する遠
心力および引っ張りコイルバネ531のばね力に抗して
支持ピン53を中心にタービンシェル422の内周側に
回動する。この結果、フラップ51の流体循環路400
内への突出量が小さくなるため、循環する作動流体はフ
ラップ51の作用を殆ど受けずにポンプ41に流入する
ので、エンジンの高速運転時においては伝達効率の低下
を招くことがない。なお、第3の実施形態におけるバッ
フル機構5bは、コアリングを備えないポンプおよびタ
ービンによって構成された流体継手に適用することがで
きる。
は以上のように構成されており、ポンプ41の回転速度
が遅い状態であるエンジンのアイドリング運転時には流
体循環路400内にはフラップ51が大きく進出して位
置付けられているので、このフラップ51に作動流体が
衝突して流速が減衰するため、伝達トルクが減少する。
この結果、ポンプとタービンとの速度比(e)が零
(0)即ちポンプが回転しタービンが停止している状態
であるエンジンのアイドリング運転時におけるドラッグ
トルクを低減することができる。一方、ポンプ41の回
転速度が所定値より高速になると錘部材54に作用する
遠心力が増大するため、図6および図7において下半部
に示すようにフラップ51は他端縁が自身に作用する遠
心力および引っ張りコイルバネ531のばね力に抗して
支持ピン53を中心にタービンシェル422の内周側に
回動する。この結果、フラップ51の流体循環路400
内への突出量が小さくなるため、循環する作動流体はフ
ラップ51の作用を殆ど受けずにポンプ41に流入する
ので、エンジンの高速運転時においては伝達効率の低下
を招くことがない。なお、第3の実施形態におけるバッ
フル機構5bは、コアリングを備えないポンプおよびタ
ービンによって構成された流体継手に適用することがで
きる。
【0036】次に、第4の実施形態におけるバッフル機
構5cについて、図8および図9を参照して説明する。
なお、第4の実施形態におけるバッフル機構5cは、上
記第3の実施形態におけるバッフル機構5bの構成部材
をタービンシェル422に配設したものである。従っ
て、第4の実施形態におけるバッフル機構5cにおいて
は、上記第3の実施形態におけるバッフル機構5bの構
成部材と同一部材には同一符号を付してその説明は省略
する。第4の実施形態におけるバッフル機構5cは、ポ
ンプシェル412と該タービンシェル422によって形
成される流体循環路400内に配設され、片側縁がター
ビンシェル422の内周部に回動可能に支持された複数
個(図示の実施形態においては6個)のフラップ51
と、フラップ51に設けられた連結部512に接合され
た錘部材54と、上記錘部材54および複数個のフラッ
プ51に作用する遠心力に対応しタービ42の回転速度
が遅い状態では複数個のフラップ51の他側縁を流体循
環路400の中央部に位置付け、タービ42の回転速度
が速い状態では複数個のフラップ51の他側縁をポンプ
シェル412の内周部側に位置付ける引っ張りコイルバ
ネ551等からなるバネ部材からなる規制手段55を具
備している。なお、第4の実施形態におけるバッフル機
構5cにおいては、タービンシェル422の内周部に所
定の間隔を置いて設けられたフラップ支持部561、5
61を備えたフラップ支持部材56が溶接によって取付
けられており、フラップ51の片側縁には連結部512
が設けられている。そして連結部512をフラップ支持
部材56のフラップ支持部561と561間に嵌入し、
フラップ支持部561、561および連結部512に支
持ピン53を挿通することによって、フラップ51はタ
ービンシェル422の内周部に回動可能に支持される。
また、第4の実施形態におけるバッフル機構5cにおい
ては、規制手段55としての引っ張りコイルバネ551
がフラップ51に装着された錘部材54とタービンシェ
ル422の内周部との間に配設されている。
構5cについて、図8および図9を参照して説明する。
なお、第4の実施形態におけるバッフル機構5cは、上
記第3の実施形態におけるバッフル機構5bの構成部材
をタービンシェル422に配設したものである。従っ
て、第4の実施形態におけるバッフル機構5cにおいて
は、上記第3の実施形態におけるバッフル機構5bの構
成部材と同一部材には同一符号を付してその説明は省略
する。第4の実施形態におけるバッフル機構5cは、ポ
ンプシェル412と該タービンシェル422によって形
成される流体循環路400内に配設され、片側縁がター
ビンシェル422の内周部に回動可能に支持された複数
個(図示の実施形態においては6個)のフラップ51
と、フラップ51に設けられた連結部512に接合され
た錘部材54と、上記錘部材54および複数個のフラッ
プ51に作用する遠心力に対応しタービ42の回転速度
が遅い状態では複数個のフラップ51の他側縁を流体循
環路400の中央部に位置付け、タービ42の回転速度
が速い状態では複数個のフラップ51の他側縁をポンプ
シェル412の内周部側に位置付ける引っ張りコイルバ
ネ551等からなるバネ部材からなる規制手段55を具
備している。なお、第4の実施形態におけるバッフル機
構5cにおいては、タービンシェル422の内周部に所
定の間隔を置いて設けられたフラップ支持部561、5
61を備えたフラップ支持部材56が溶接によって取付
けられており、フラップ51の片側縁には連結部512
が設けられている。そして連結部512をフラップ支持
部材56のフラップ支持部561と561間に嵌入し、
フラップ支持部561、561および連結部512に支
持ピン53を挿通することによって、フラップ51はタ
ービンシェル422の内周部に回動可能に支持される。
また、第4の実施形態におけるバッフル機構5cにおい
ては、規制手段55としての引っ張りコイルバネ551
がフラップ51に装着された錘部材54とタービンシェ
ル422の内周部との間に配設されている。
【0037】第4の実施形態におけるバッフル機構5c
は以上のように構成されており、タービン42の回転速
度が所定値(例えば、ディーゼルエンジンのアイドリン
グ回転速度である500rpm)に達するまでは図8お
よび図9において上半部に示すように引っ張りコイルバ
ネ531のばね力によってフラップ51の他側縁が流体
循環路400の中央部に位置付けられ、タービン42の
回転速度が所定値より高速になると錘部材54に作用す
る遠心力が増大し、図8および図9において下半部に示
すようにフラップ51は自身に作用する遠心力および引
っ張りコイルバネ531のばね力に抗して支持ピン53
を中心にポンプシェル412の内周部側に回動するの
で、上記第4の実施形態におけるバッフル機構5bと同
様の作用効果が得られる。なお、第4の実施形態におけ
るバッフル機構5cは、コアリングを備えないポンプお
よびタービンによって構成された流体継手に適用するこ
とができる。
は以上のように構成されており、タービン42の回転速
度が所定値(例えば、ディーゼルエンジンのアイドリン
グ回転速度である500rpm)に達するまでは図8お
よび図9において上半部に示すように引っ張りコイルバ
ネ531のばね力によってフラップ51の他側縁が流体
循環路400の中央部に位置付けられ、タービン42の
回転速度が所定値より高速になると錘部材54に作用す
る遠心力が増大し、図8および図9において下半部に示
すようにフラップ51は自身に作用する遠心力および引
っ張りコイルバネ531のばね力に抗して支持ピン53
を中心にポンプシェル412の内周部側に回動するの
で、上記第4の実施形態におけるバッフル機構5bと同
様の作用効果が得られる。なお、第4の実施形態におけ
るバッフル機構5cは、コアリングを備えないポンプお
よびタービンによって構成された流体継手に適用するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】本発明による流体継手は以上のように構
成されているので、以下に述べる作用効果を奏する。
成されているので、以下に述べる作用効果を奏する。
【0039】即ち、本発明による流体継手は、ポンプシ
ェルとタービンシェルによって形成される流体循環路内
に配設され片側縁がポンプシェルのコアリングまたはタ
ービンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持さ
れたフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し
ポンプまたはタービンの回転速度が遅い状態ではフラッ
プの他側縁を流体循環路の中央部に位置付け、ポンプタ
ービンの回転速度が速い状態ではフラップの他側縁をタ
ービンシェルのコアリングまたはポンプシェルのコアリ
ングの内周部側に位置付ける規制手段とを有するバッフ
ル機構を具備しているので、高速回転時における伝達ト
ルクを低下させることなく、ドラッグトルクを効果的に
低減することができる。また、本発明による流体継手
は、ポンプシェルとタービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され片側縁がポンプシェルまたはタ
ービンシェルの内周部に回動可能に支持されたフラップ
と、該フラップにそれぞれ取り付けられ遠心力の作用で
フラップの他側縁をタービンシェルまたはポンプシェル
の内周側に作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する
遠心力に対応しポンプまたはタービンの回転速度が遅い
状態では該フラップの他側縁を流体循環路の中央部に位
置付け、ポンプの回転速度が速い状態ではフラップの他
側縁をタービンシェルまたはポンプシェルの内周部に位
置付ける規制手段とを有するバッフル機構を具備してい
るので、高速回転時における伝達トルクを低下させるこ
となく、ドラッグトルクを効果的に低減することができ
る。
ェルとタービンシェルによって形成される流体循環路内
に配設され片側縁がポンプシェルのコアリングまたはタ
ービンシェルのコアリングの内周部に回動可能に支持さ
れたフラップと、該フラップに作用する遠心力に対応し
ポンプまたはタービンの回転速度が遅い状態ではフラッ
プの他側縁を流体循環路の中央部に位置付け、ポンプタ
ービンの回転速度が速い状態ではフラップの他側縁をタ
ービンシェルのコアリングまたはポンプシェルのコアリ
ングの内周部側に位置付ける規制手段とを有するバッフ
ル機構を具備しているので、高速回転時における伝達ト
ルクを低下させることなく、ドラッグトルクを効果的に
低減することができる。また、本発明による流体継手
は、ポンプシェルとタービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され片側縁がポンプシェルまたはタ
ービンシェルの内周部に回動可能に支持されたフラップ
と、該フラップにそれぞれ取り付けられ遠心力の作用で
フラップの他側縁をタービンシェルまたはポンプシェル
の内周側に作動せしめる錘部材と、該錘部材に作用する
遠心力に対応しポンプまたはタービンの回転速度が遅い
状態では該フラップの他側縁を流体循環路の中央部に位
置付け、ポンプの回転速度が速い状態ではフラップの他
側縁をタービンシェルまたはポンプシェルの内周部に位
置付ける規制手段とを有するバッフル機構を具備してい
るので、高速回転時における伝達トルクを低下させるこ
となく、ドラッグトルクを効果的に低減することができ
る。
【図1】本発明に従って構成された流体継手を装備した
駆動装置の一実施形態を示す断面図。
駆動装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】本発明に従って構成された流体継手の第1の実
施形態を示す断面図。
施形態を示す断面図。
【図3】図2におけるA−A線断面図。
【図4】本発明に従って構成された流体継手の第2の実
施形態を示す断面図。
施形態を示す断面図。
【図5】図4におけるB−B線断面図。
【図6】本発明に従って構成された流体継手の第3の実
施形態を示す断面図。
施形態を示す断面図。
【図7】図6におけるC−C線断面図。
【図8】本発明に従って構成された流体継手の第4の実
施形態を示す断面図。
施形態を示す断面図。
【図9】図8におけるD−D線断面図。
【図10】本発明に従って構成された流体継手の特性線
図。
図。
【図11】従来用いられている流体継手の特性線図。
【図12】従来用いられている流体継手の一例における
流体継手内部の作動流体の流れを示す説明図。
流体継手内部の作動流体の流れを示す説明図。
【図13】従来用いられている流体継手の他の例におけ
る流体継手内部の作動流体の流れを示す説明図。
る流体継手内部の作動流体の流れを示す説明図。
2:内燃機関
21:クランク軸
4:流体継手
40:流体継手ハウジング
41:ポンプ
411:ポンプのコアリング
412:ポンプシェル
413:インペラ
5:
42:タービン
421:タービンのコアリング
422:タービンシェル
423:ランナ
43:ケーシング
44:ドライブプレート
45:リングギヤ
46:出力軸
47:タービンハブ
48:ポンプハブ
5、5a、5b、5c:バッフル機構
51:バッフルプレート
52:フラップ支持部材
53:支持ピン
54:錘部材
55:規制手段
551:引っ張りコイルバネ
60:油圧ポンプ
62:ポンプハウジング
7:摩擦クラッチ
70:クラッチハウジング
72:クラッチドライブプレート
73:伝動軸
74:クラッチハブ
75:クラッチフェーシング
76:ドリブンプレート
77:プレッシャープレート
78:ダイアフラムスプリング
79:レリーズベアリング
80:クラッチレリーズフォーク
Claims (14)
- 【請求項1】 環状のコアリングを有する環状のポンプ
シェルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のイン
ペラとを有するポンプと、 該ポンプと対向して配設され環状のコアリングを有する
環状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設さ
れた複数個のランナとを有するタービンと、を具備する
流体継手において、 該ポンプシェルと該タービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され、片側縁が該ポンプシェルのコ
アリングの内周部に回動可能に支持されたフラップと、 該フラップに作用する遠心力に対応し、該ポンプの回転
速度が遅い状態では該フラップの他側縁を該流体循環路
の中央部に位置付け、該ポンプの回転速度が速い状態で
は該フラップの他側縁を該タービンシェルのコアリング
の内周部側に位置付ける規制手段と、を有するバッフル
機構を具備している、 ことを特徴とする流体継手。 - 【請求項2】 該フラップは、該ポンプシェルのコアリ
ングに沿って複数個配設されている、請求項1記載の流
体継手。 - 【請求項3】 該フラップの他端縁部には錘部材が装着
されている、請求項1又は2記載の流体継手。 - 【請求項4】 該規制手段は、該複数個のフラップと該
ポンプシェルとの間に配設されたバネ部材からなってい
る、請求項2記載の流体継手。 - 【請求項5】 環状のコアリングを有する環状のポンプ
シェルと、該ポンプシェル内に配設された複数個のイン
ペラとを有するポンプと、 該ポンプと対向して配設され環状のコアリングを有する
環状のタービンシェルと、該タービンシェル内に配設さ
れた複数個のランナとを有するタービンと、を具備する
流体継手において、 該ポンプシェルと該タービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され、片側縁が該タービンシェルの
コアリングの内周部に回動可能に支持されたフラップ
と、 該フラップに作用する遠心力に対応し、該ポンプの回転
速度が遅い状態では該フラップの他側縁を該流体循環路
の中央部に位置付け、該タービンの回転速度が速い状態
では該フラップの他側縁を該ポンプシェルのコアリング
の内周部側に位置付ける規制手段と、を有するバッフル
機構を具備している、 ことを特徴とする流体継手。 - 【請求項6】 該フラップは、該タービンシェルのコア
リングに沿って複数個配設されている、請求項5記載の
流体継手。 - 【請求項7】 該数個のフラップの他端縁部には錘部材
が装着されている、請求項5又は6記載の流体継手。 - 【請求項8】 該規制手段は、該複数個のフラップと該
タービンシェルとの間に配設されたバネ部材からなって
いる、請求項6記載の流体継手。 - 【請求項9】 環状のポンプシェルと、該ポンプシェル
内に配設された複数個のインペラとを有するポンプと、 該ポンプと対向して配設された環状のタービンシェル
と、該タービンシェル内に配設された複数個のランナと
を有するタービンと、を具備する流体継手において、 該ポンプシェルと該タービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され、片側縁が該ポンプシェルの内
周部に回動可能に支持されたフラップと、 該複数個のフラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の
作用で該フラップの他側縁を該タービンシェルの内周側
に作動せしめる錘部材と、 該錘部材に作用する遠心力に対応し、該ポンプの回転速
度が遅い状態では該フラップの他側縁を該流体循環路の
中央部に位置付け、該ポンプの回転速度が速い状態では
該フラップの他側縁を該タービンシェルの内周部に位置
付ける規制手段と、を有するバッフル機構を具備してい
る、ことを特徴とする流体継手。 - 【請求項10】 該フラップは、該ポンプシェルに沿っ
て複数個配設されている、請求項9記載の流体継手。 - 【請求項11】 該規制手段は、該フラップと該ポンプ
シェルとの間に配設されたバネ部材からなっている、請
求項9又は10記載の流体継手。 - 【請求項12】 環状のポンプシェルと、該ポンプシェ
ル内に配設された複数個のインペラとを有するポンプ
と、 該ポンプと対向して配設された環状のタービンシェル
と、該タービンシェル内に配設された複数個のランナと
を有するタービンと、を具備する流体継手において、 該ポンプシェルと該タービンシェルによって形成される
流体循環路内に配設され、片側縁が該タービンシェルの
内周部に回動可能に支持されたフラップと、 該複数個のフラップにそれぞれ取り付けられ、遠心力の
作用で該フラップの他側縁を該ポンプの内周側に作動せ
しめる錘部材と、 該錘部材に作用する遠心力に対応し、該ポンプの回転速
度が遅い状態では該フラップの他側縁を該流体循環路の
中央部に位置付け、該ポンプの回転速度が速い状態では
該フラップの他側縁を該ポンプシェルの内周部に位置付
ける規制手段と、を有するバッフル機構を具備してい
る、 ことを特徴とする流体継手。 - 【請求項13】 該フラップは、該タービンシェルに沿
って複数個配設されている、請求項12記載の流体継
手。 - 【請求項14】 該規制手段は、該複数個のフラップと
該タービンシェルとの間に配設されたバネ部材からなっ
ている、請求項13記載の流体継手。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352423A JP2003156122A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 流体継手 |
US10/288,537 US6898931B2 (en) | 2001-11-16 | 2002-11-06 | Fluid coupling |
EP02025603A EP1312824A1 (en) | 2001-11-16 | 2002-11-18 | Fluid coupling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352423A JP2003156122A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 流体継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156122A true JP2003156122A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19164599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001352423A Pending JP2003156122A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 流体継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003156122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078107A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | 邪魔板を備えた流体継手 |
JP2010078106A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | 邪魔板を備えた流体継手 |
CN113883250A (zh) * | 2021-09-14 | 2022-01-04 | 曹步尧 | 一种可自动复用的液力偶合器 |
-
2001
- 2001-11-16 JP JP2001352423A patent/JP2003156122A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078107A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | 邪魔板を備えた流体継手 |
JP2010078106A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | 邪魔板を備えた流体継手 |
CN113883250A (zh) * | 2021-09-14 | 2022-01-04 | 曹步尧 | 一种可自动复用的液力偶合器 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051129 |