JP2003152073A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性領域の面積及び密集度合いに影響されず
に、HDP−CVD法による分離用絶縁膜を埋め込んで
平坦な表面を有するトレンチ分離を形成する。 【解決手段】 半導体基板101に素子分離溝104を
形成した後、HDP−CVD法を用いてHDP酸化膜1
08を形成する。その後、レジスト膜109をマスクに
して、大面積活性領域106上のHDP酸化膜108を
エッチングし第1のエッチング溝110を形成する。そ
の後、レジスト膜111をマスクにして、小面積密集活
性領域107上のHDP酸化膜108をエッチングし第
1のエッチング溝112を形成する。その後、小面積孤
立活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密
集活性領域107上に形成されているHDP酸化膜10
8を研磨除去して、素子分離溝104内のみに表面の平
坦化された分離用絶縁膜108aを形成する。
に、HDP−CVD法による分離用絶縁膜を埋め込んで
平坦な表面を有するトレンチ分離を形成する。 【解決手段】 半導体基板101に素子分離溝104を
形成した後、HDP−CVD法を用いてHDP酸化膜1
08を形成する。その後、レジスト膜109をマスクに
して、大面積活性領域106上のHDP酸化膜108を
エッチングし第1のエッチング溝110を形成する。そ
の後、レジスト膜111をマスクにして、小面積密集活
性領域107上のHDP酸化膜108をエッチングし第
1のエッチング溝112を形成する。その後、小面積孤
立活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密
集活性領域107上に形成されているHDP酸化膜10
8を研磨除去して、素子分離溝104内のみに表面の平
坦化された分離用絶縁膜108aを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に微細な素子分離領域を有する半導体装
置の製造方法に関する。
方法に関し、特に微細な素子分離領域を有する半導体装
置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高密度化及び高集積化の要
望に伴い、半導体微細加工技術の進展が図られてきてお
り、現在では0.18μmルール以下の微細プロセスを
用いてシステムLSIの量産が行われている。このよう
な微細プロセスにおいては、トランジスタなどの半導体
素子の微細化を図るための素子分離法として、従来の局
所酸化法(LOCOS:Local Oxidation of Silicon)に変
わり、半導体基板をエッチングして形成された素子分離
溝内に分離用絶縁膜を埋め込んで分離するトレンチ分離
(STI:Shallow Trench Isolation)法が主流となっ
ている。このSTI法では、素子分離領域の幅が0.3
μm以下と狭いため、素子分離溝内に埋め込む分離用絶
縁膜にボイドが形成されないようにすることが重要であ
り、埋め込み特性の優れた分離用絶縁膜を用いる必要が
ある。現在、分離用絶縁膜として最も使用されているの
が、HDP−CVD(High Density Plasma − Che
mical Vapor Deposit)法を用いた酸化膜(NSG
膜)である。以下、HDP酸化膜と称す。
望に伴い、半導体微細加工技術の進展が図られてきてお
り、現在では0.18μmルール以下の微細プロセスを
用いてシステムLSIの量産が行われている。このよう
な微細プロセスにおいては、トランジスタなどの半導体
素子の微細化を図るための素子分離法として、従来の局
所酸化法(LOCOS:Local Oxidation of Silicon)に変
わり、半導体基板をエッチングして形成された素子分離
溝内に分離用絶縁膜を埋め込んで分離するトレンチ分離
(STI:Shallow Trench Isolation)法が主流となっ
ている。このSTI法では、素子分離領域の幅が0.3
μm以下と狭いため、素子分離溝内に埋め込む分離用絶
縁膜にボイドが形成されないようにすることが重要であ
り、埋め込み特性の優れた分離用絶縁膜を用いる必要が
ある。現在、分離用絶縁膜として最も使用されているの
が、HDP−CVD(High Density Plasma − Che
mical Vapor Deposit)法を用いた酸化膜(NSG
膜)である。以下、HDP酸化膜と称す。
【0003】このHDP酸化膜は、下地の活性領域の面
積(パターン幅)及び密集度合いに依存して膜厚が変化
する特徴があり、大面積の活性領域(大面積活性領域)
上には厚く、小面積の活性領域上には薄く堆積される。
そのため、活性領域間における膜厚差によって生じる段
差を低減するために、レジスト膜をマスクして大面積活
性領域上に形成されている膜厚の厚いHDP酸化膜を局
所的にエッチングした後、化学的機械研磨(CMP)法
を用いて平坦化する方法が用いられている。しかしなが
ら、HDP酸化膜は、活性領域の密集度合いによって膜
厚が異なり、密集している小面積の活性領域(小面積密
集活性領域)上には、大面積活性領域上と孤立している
小面積の活性領域(小面積孤立活性領域)上に形成され
る膜厚の中間程度の膜厚で堆積される。今後、0.18
μm以下のシステムLSIにおいては、SRAMあるい
はDRAMも高集積化、大面積化するため、面積及び密
集度合いが異なる活性領域が形成される傾向はさらに拡
大されるので、従来の如く、大面積活性領域上の分離用
絶縁膜をエッチングするだけでは、CMP前の表面段差
を低減することができない状況になってきている。
積(パターン幅)及び密集度合いに依存して膜厚が変化
する特徴があり、大面積の活性領域(大面積活性領域)
上には厚く、小面積の活性領域上には薄く堆積される。
そのため、活性領域間における膜厚差によって生じる段
差を低減するために、レジスト膜をマスクして大面積活
性領域上に形成されている膜厚の厚いHDP酸化膜を局
所的にエッチングした後、化学的機械研磨(CMP)法
を用いて平坦化する方法が用いられている。しかしなが
ら、HDP酸化膜は、活性領域の密集度合いによって膜
厚が異なり、密集している小面積の活性領域(小面積密
集活性領域)上には、大面積活性領域上と孤立している
小面積の活性領域(小面積孤立活性領域)上に形成され
る膜厚の中間程度の膜厚で堆積される。今後、0.18
μm以下のシステムLSIにおいては、SRAMあるい
はDRAMも高集積化、大面積化するため、面積及び密
集度合いが異なる活性領域が形成される傾向はさらに拡
大されるので、従来の如く、大面積活性領域上の分離用
絶縁膜をエッチングするだけでは、CMP前の表面段差
を低減することができない状況になってきている。
【0004】この問題を解決する方法として提案されて
いる従来の半導体装置の製造方法について図面を参照し
ながら以下に説明する。
いる従来の半導体装置の製造方法について図面を参照し
ながら以下に説明する。
【0005】図4(a)〜図4(e)は、従来のSTI
構造を有する半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。
構造を有する半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【0006】まず、図4(a)に示す工程で、半導体基
板501上に酸化膜及び窒化膜を順次堆積した後、素子
分離形成領域に開口が設けられているレジスト膜(図示
せず)をエッチングマスクにして窒化膜及び酸化膜のパ
ターニングを行い、小面積孤立活性領域505、大面積
活性領域506、小面積密集活性領域507上に酸化膜
502及び窒化膜503を形成する。その後、レジスト
膜を除去した後、窒化膜503をマスクにして半導体基
板501を所定の深さまで異方性エッチングを行って素
子分離溝504を形成する。
板501上に酸化膜及び窒化膜を順次堆積した後、素子
分離形成領域に開口が設けられているレジスト膜(図示
せず)をエッチングマスクにして窒化膜及び酸化膜のパ
ターニングを行い、小面積孤立活性領域505、大面積
活性領域506、小面積密集活性領域507上に酸化膜
502及び窒化膜503を形成する。その後、レジスト
膜を除去した後、窒化膜503をマスクにして半導体基
板501を所定の深さまで異方性エッチングを行って素
子分離溝504を形成する。
【0007】次に、図4(b)に示す工程で、半導体基
板501上の全面に、HDP−CVD法を用いてHDP
酸化膜508を堆積する。このとき、HDP酸化膜50
8は、小面積孤立活性領域505上に比べて小面積密集
活性領域507上の方が膜厚が厚く形成され、さらに小
面積密集活性領域507上に比べて大面積活性領域50
6上の方が膜厚が厚く形成される。
板501上の全面に、HDP−CVD法を用いてHDP
酸化膜508を堆積する。このとき、HDP酸化膜50
8は、小面積孤立活性領域505上に比べて小面積密集
活性領域507上の方が膜厚が厚く形成され、さらに小
面積密集活性領域507上に比べて大面積活性領域50
6上の方が膜厚が厚く形成される。
【0008】次に、図4(c)に示す工程で、小面積密
集活性領域507及び大面積活性領域506に開口を有
するレジスト膜509をHDP酸化膜508上に形成し
た後、レジスト膜509をエッチングマスクにして、大
面積活性領域506上及び小面積密集活性領域507上
のHDP酸化膜508を同時に異方性エッチングで除去
し、第1のエッチング溝510と第2のエッチング溝5
12を形成する。
集活性領域507及び大面積活性領域506に開口を有
するレジスト膜509をHDP酸化膜508上に形成し
た後、レジスト膜509をエッチングマスクにして、大
面積活性領域506上及び小面積密集活性領域507上
のHDP酸化膜508を同時に異方性エッチングで除去
し、第1のエッチング溝510と第2のエッチング溝5
12を形成する。
【0009】次に、図4(d)に示す工程で、レジスト
膜509を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域505、大面積活性領域506及び小面積密集
活性領域507上に形成されているHDP酸化膜508
を研磨除去することによって、素子分離溝504内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜508からなる分離
用絶縁膜508aを形成する。
膜509を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域505、大面積活性領域506及び小面積密集
活性領域507上に形成されているHDP酸化膜508
を研磨除去することによって、素子分離溝504内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜508からなる分離
用絶縁膜508aを形成する。
【0010】次に、図4(e)に示す工程で、窒化膜5
03を熱燐酸により選択的に除去することにより、素子
分離溝504内に分離用絶縁膜508aが埋め込まれた
素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域505、大
面積活性領域506及び小面積密集活性領域507を形
成することができる。
03を熱燐酸により選択的に除去することにより、素子
分離溝504内に分離用絶縁膜508aが埋め込まれた
素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域505、大
面積活性領域506及び小面積密集活性領域507を形
成することができる。
【0011】この製造方法によれば、CMP法によって
HDP酸化膜508を研磨除去する前に、予め大面積活
性領域506上及び小面積密集活性領域507上のHD
P酸化膜508をエッチングするため、HDP酸化膜5
08の表面段差を低減することができる。
HDP酸化膜508を研磨除去する前に、予め大面積活
性領域506上及び小面積密集活性領域507上のHD
P酸化膜508をエッチングするため、HDP酸化膜5
08の表面段差を低減することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の半導体装置の製造方法では、図4(b)に
示すように、HDP酸化膜508の膜厚は、小面積密集
活性領域507上に比べて大面積活性領域506上の方
が厚く形成される。そのため、図4(c)に示すよう
に、レジスト膜509をマスクにしてHDP酸化膜50
8をエッチングした場合、小面積密集活性領域507上
及び大面積活性領域506上とも同一膜厚だけエッチン
グされるため、堆積直後の膜厚差がそのまま維持される
ので、この2つの領域間の表面段差を低減することは原
理的に困難である。
ような従来の半導体装置の製造方法では、図4(b)に
示すように、HDP酸化膜508の膜厚は、小面積密集
活性領域507上に比べて大面積活性領域506上の方
が厚く形成される。そのため、図4(c)に示すよう
に、レジスト膜509をマスクにしてHDP酸化膜50
8をエッチングした場合、小面積密集活性領域507上
及び大面積活性領域506上とも同一膜厚だけエッチン
グされるため、堆積直後の膜厚差がそのまま維持される
ので、この2つの領域間の表面段差を低減することは原
理的に困難である。
【0013】すなわち、小面積密集活性領域507の窒
化膜503の表面が露出するまでエッチングした場合、
大面積活性領域506上には堆積直後の膜厚差分だけH
DP酸化膜508が残存するため、その後のCMP法に
よる平坦化が難しいという問題がある。
化膜503の表面が露出するまでエッチングした場合、
大面積活性領域506上には堆積直後の膜厚差分だけH
DP酸化膜508が残存するため、その後のCMP法に
よる平坦化が難しいという問題がある。
【0014】また、大面積活性領域506上のHDP酸
化膜508の膜厚をもとにしてエッチング膜厚を設定し
た場合、小面積密集活性領域507上のHDP酸化膜5
08がエッチングされ過ぎて素子分離溝504内に残置
する分離用絶縁膜508aの表面が小面積密集活性領域
507(半導体基板1)の表面よりも低く形成されるた
め、逆短チャネル効果が発生するという問題がある。
化膜508の膜厚をもとにしてエッチング膜厚を設定し
た場合、小面積密集活性領域507上のHDP酸化膜5
08がエッチングされ過ぎて素子分離溝504内に残置
する分離用絶縁膜508aの表面が小面積密集活性領域
507(半導体基板1)の表面よりも低く形成されるた
め、逆短チャネル効果が発生するという問題がある。
【0015】これらの問題は、0.18μm以下の微細
プロセスにおいて、SRAMおよびDRAMの微細化、
高集積化、大面積化が加速されるので、さらに深刻とな
る。
プロセスにおいて、SRAMおよびDRAMの微細化、
高集積化、大面積化が加速されるので、さらに深刻とな
る。
【0016】本発明の目的は、活性領域の面積及び密集
度合いに影響されることなく、HDP−CVD法による
分離用絶縁膜を埋め込んで平坦な表面を有するトレンチ
分離を形成することができる半導体装置の製造方法を提
供することにある。
度合いに影響されることなく、HDP−CVD法による
分離用絶縁膜を埋め込んで平坦な表面を有するトレンチ
分離を形成することができる半導体装置の製造方法を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体装
置の製造方法は、半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成
する工程(a)と、保護用絶縁膜をパターニングして、
素子分離領域上に開口部が形成された保護絶縁膜を形成
する工程(b)と、保護絶縁膜をエッチングマスクにし
て、異方性ドライエッチングにより半導体基板を所定の
深さまでエッチングして素子分離溝を形成すると共に、
素子分離溝によって区画された複数の活性領域を形成す
る工程(c)と、工程(c)の後に、半導体基板上の全
面に高密度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成
し、素子分離溝内に分離用絶縁膜を充填すると共に、複
数の活性領域上に、少なくとも分離用絶縁膜からなる膜
厚の薄い第1の分離用絶縁膜と第1の分離用絶縁膜より
膜厚の厚い第2の分離用絶縁膜と第2の分離用絶縁膜よ
りも膜厚の厚い第3の分離用絶縁膜とを形成する工程
(d)と、第1のマスクを用いて、第3の分離用絶縁膜
に第1のエッチング溝を形成する工程(e)と、第2の
マスクを用いて、第2の分離用絶縁膜に第2のエッチン
グ溝を形成する工程(f)と、工程(e)及び工程
(f)の後に、少なくとも保護絶縁膜上の分離用絶縁膜
を化学的機械研磨法によって研磨除去し、素子分離溝内
のみに分離用絶縁膜を残置させる工程(g)とを備えて
いる。
置の製造方法は、半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成
する工程(a)と、保護用絶縁膜をパターニングして、
素子分離領域上に開口部が形成された保護絶縁膜を形成
する工程(b)と、保護絶縁膜をエッチングマスクにし
て、異方性ドライエッチングにより半導体基板を所定の
深さまでエッチングして素子分離溝を形成すると共に、
素子分離溝によって区画された複数の活性領域を形成す
る工程(c)と、工程(c)の後に、半導体基板上の全
面に高密度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成
し、素子分離溝内に分離用絶縁膜を充填すると共に、複
数の活性領域上に、少なくとも分離用絶縁膜からなる膜
厚の薄い第1の分離用絶縁膜と第1の分離用絶縁膜より
膜厚の厚い第2の分離用絶縁膜と第2の分離用絶縁膜よ
りも膜厚の厚い第3の分離用絶縁膜とを形成する工程
(d)と、第1のマスクを用いて、第3の分離用絶縁膜
に第1のエッチング溝を形成する工程(e)と、第2の
マスクを用いて、第2の分離用絶縁膜に第2のエッチン
グ溝を形成する工程(f)と、工程(e)及び工程
(f)の後に、少なくとも保護絶縁膜上の分離用絶縁膜
を化学的機械研磨法によって研磨除去し、素子分離溝内
のみに分離用絶縁膜を残置させる工程(g)とを備えて
いる。
【0018】上記第1の半導体装置の製造方法におい
て、工程(d)において、第1の分離用絶縁膜は、活性
領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分
離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積孤立
活性領域上に形成され、第2の分離用絶縁膜は、活性領
域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分離
幅が2μm未満で複数個が密集して形成されている小面
積密集活性領域上に形成され、第3の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が2μm以上の大面積活性領域上に形成され
る。
て、工程(d)において、第1の分離用絶縁膜は、活性
領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分
離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積孤立
活性領域上に形成され、第2の分離用絶縁膜は、活性領
域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分離
幅が2μm未満で複数個が密集して形成されている小面
積密集活性領域上に形成され、第3の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が2μm以上の大面積活性領域上に形成され
る。
【0019】また、第1の半導体装置の製造方法におい
て、工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるように第
1のエッチング溝及び第2のエッチング溝を形成する。
て、工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるように第
1のエッチング溝及び第2のエッチング溝を形成する。
【0020】本発明の第2の半導体装置の製造方法で
は、半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成する工程
(a)と、保護用絶縁膜をパターニングして、素子分離
領域上に開口部が形成された保護絶縁膜を形成する工程
(b)と、保護絶縁膜をエッチングマスクにして、異方
性ドライエッチングにより半導体基板を所定の深さまで
エッチングして素子分離溝を形成すると共に、素子分離
溝によって区画された複数の活性領域を形成する工程
(c)と、工程(c)の後に、半導体基板上の全面に高
密度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成し、素
子分離溝内に分離用絶縁膜を充填すると共に、複数の活
性領域上に、少なくとも分離用絶縁膜からなる膜厚の薄
い第1の分離用絶縁膜と第1の分離用絶縁膜より膜厚の
厚い第2の分離用絶縁膜と第2の分離用絶縁膜よりも膜
厚の厚い第3の分離用絶縁膜とを形成する工程(d)
と、工程(d)の後に、第3の分離用絶縁膜上に大面積
の第1の開口と第2の分離用絶縁膜上に小面積の複数の
第2の開口とを有するレジスト膜を形成する工程(e)
と、レジスト膜をマスクにして、第3の分離用絶縁膜を
エッチングして第1のエッチング溝を形成すると共に、
第2の分離用絶縁膜をエッチングして第2のエッチング
溝を形成する工程(f)と、工程(f)の後に、少なく
とも保護絶縁膜上の分離用絶縁膜を化学的機械研磨法に
よって研磨除去し、素子分離溝内のみに分離用絶縁膜を
残置させる工程(g)とを備えている。
は、半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成する工程
(a)と、保護用絶縁膜をパターニングして、素子分離
領域上に開口部が形成された保護絶縁膜を形成する工程
(b)と、保護絶縁膜をエッチングマスクにして、異方
性ドライエッチングにより半導体基板を所定の深さまで
エッチングして素子分離溝を形成すると共に、素子分離
溝によって区画された複数の活性領域を形成する工程
(c)と、工程(c)の後に、半導体基板上の全面に高
密度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成し、素
子分離溝内に分離用絶縁膜を充填すると共に、複数の活
性領域上に、少なくとも分離用絶縁膜からなる膜厚の薄
い第1の分離用絶縁膜と第1の分離用絶縁膜より膜厚の
厚い第2の分離用絶縁膜と第2の分離用絶縁膜よりも膜
厚の厚い第3の分離用絶縁膜とを形成する工程(d)
と、工程(d)の後に、第3の分離用絶縁膜上に大面積
の第1の開口と第2の分離用絶縁膜上に小面積の複数の
第2の開口とを有するレジスト膜を形成する工程(e)
と、レジスト膜をマスクにして、第3の分離用絶縁膜を
エッチングして第1のエッチング溝を形成すると共に、
第2の分離用絶縁膜をエッチングして第2のエッチング
溝を形成する工程(f)と、工程(f)の後に、少なく
とも保護絶縁膜上の分離用絶縁膜を化学的機械研磨法に
よって研磨除去し、素子分離溝内のみに分離用絶縁膜を
残置させる工程(g)とを備えている。
【0021】上記第2の半導体装置の製造方法におい
て、工程(d)において、第1の分離用絶縁膜は、活性
領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分
離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積孤立
活性領域上に形成され、第2の分離用絶縁膜は、活性領
域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分離
幅が2μm未満で複数個が密集して形成されている小面
積密集活性領域上に形成され、第3の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が2μm以上の大面積活性領域上に形成され
る。
て、工程(d)において、第1の分離用絶縁膜は、活性
領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分
離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積孤立
活性領域上に形成され、第2の分離用絶縁膜は、活性領
域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素子分離
幅が2μm未満で複数個が密集して形成されている小面
積密集活性領域上に形成され、第3の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が2μm以上の大面積活性領域上に形成され
る。
【0022】また、上記第2の半導体装置の製造方法に
おいて、工程(f)では、レジスト膜をマスクにして異
方性エッチングによりほぼ垂直にエッチングして前記第
1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝を形成す
る。
おいて、工程(f)では、レジスト膜をマスクにして異
方性エッチングによりほぼ垂直にエッチングして前記第
1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝を形成す
る。
【0023】また、上記第2の半導体装置の製造方法に
おいて、工程(f)では、レジスト膜をマスクにしてエ
ッチング溝の側面にテーパーが形成されるようにエッチ
ングして第2のエッチング溝がV型溝になるように形成
する。
おいて、工程(f)では、レジスト膜をマスクにしてエ
ッチング溝の側面にテーパーが形成されるようにエッチ
ングして第2のエッチング溝がV型溝になるように形成
する。
【0024】また、上記第2の半導体装置の製造方法に
おいて、工程(e)で、第1の開口の底部にはレジスト
が残存しておらず、第2の開口の底部にはレジストが残
存するようにレジスト膜を形成する。
おいて、工程(e)で、第1の開口の底部にはレジスト
が残存しておらず、第2の開口の底部にはレジストが残
存するようにレジスト膜を形成する。
【0025】また、上記第2の半導体装置の製造方法に
おいて、第2の開口の幅が、露光装置の解像限界以下に
なるように設定する。
おいて、第2の開口の幅が、露光装置の解像限界以下に
なるように設定する。
【0026】また、上記第2の半導体装置の製造方法に
おいて、第2の開口の底部のレジストは、露光時の焦点
をずらして像を曇らせることによって残存させる。
おいて、第2の開口の底部のレジストは、露光時の焦点
をずらして像を曇らせることによって残存させる。
【0027】また、第2の半導体装置の製造方法におい
て、工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるように第
1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝を形成す
る。
て、工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるように第
1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝を形成す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面
を参照しながら説明する。図1(a)〜図1(f)は、
素子分離溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜
を埋め込んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面
を参照しながら説明する。図1(a)〜図1(f)は、
素子分離溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜
を埋め込んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【0029】まず、図1(a)に示す工程で、半導体基
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行
い、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ500nmまで異方性エッチングを行って素
子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領域
105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域
との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成してあ
り、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm以
下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未満
で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域10
6は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行
い、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ500nmまで異方性エッチングを行って素
子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領域
105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域
との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成してあ
り、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm以
下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未満
で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域10
6は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
【0030】次に、図1(b)に示す工程で、半導体基
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
【0031】次に、図1(c)に示す工程で、大面積活
性領域106に開口を有するレジスト膜109をHDP
酸化膜108上に形成した後、レジスト膜109をエッ
チングマスクにして、大面積活性領域106上のHDP
酸化膜108を異方性エッチングにより厚み約550n
mを除去し、第1のエッチング溝110を形成する。こ
のとき、レジスト膜109の開口は、大面積活性領域1
06よりも小さく、且つ、HDP酸化膜108の膜厚が
ほぼ一定となっている範囲内で最大開口面積になるよう
にすることが望ましい。また、大面積活性領域106上
には、厚さ約250nmのHDP酸化膜108が残存す
る。このとき、大面積活性領域106上に残存するHD
P酸化膜108の膜厚は、小面積孤立活性領域105上
に形成されているHDP酸化膜108の膜厚程度にする
のが望ましい。
性領域106に開口を有するレジスト膜109をHDP
酸化膜108上に形成した後、レジスト膜109をエッ
チングマスクにして、大面積活性領域106上のHDP
酸化膜108を異方性エッチングにより厚み約550n
mを除去し、第1のエッチング溝110を形成する。こ
のとき、レジスト膜109の開口は、大面積活性領域1
06よりも小さく、且つ、HDP酸化膜108の膜厚が
ほぼ一定となっている範囲内で最大開口面積になるよう
にすることが望ましい。また、大面積活性領域106上
には、厚さ約250nmのHDP酸化膜108が残存す
る。このとき、大面積活性領域106上に残存するHD
P酸化膜108の膜厚は、小面積孤立活性領域105上
に形成されているHDP酸化膜108の膜厚程度にする
のが望ましい。
【0032】次に、図1(d)に示す工程で、レジスト
膜109を除去した後、小面積密集活性領域107に開
口を有するレジスト膜111をHDP酸化膜108上に
形成した後、レジスト膜111をエッチングマスクにし
て、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
を異方性エッチングにより厚み約250nmを除去し、
第2のエッチング溝112を形成する。このとき、レジ
スト膜111の開口は、小面積密集活性領域107の密
集範囲よりも小さく、且つ、HDP酸化膜108の膜厚
がほぼ一定(領域内の突起部を含む)となっている範囲
内で最大開口面積になるようにすることが望ましい。ま
た、小面積密集活性領域107上には、厚さ約250n
mのHDP酸化膜108が残存する。このとき、小面積
密集活性領域107上に残存するHDP酸化膜108の
膜厚は、小面積孤立活性領域105上に形成されている
HDP酸化膜108の膜厚程度にするのが望ましい。
膜109を除去した後、小面積密集活性領域107に開
口を有するレジスト膜111をHDP酸化膜108上に
形成した後、レジスト膜111をエッチングマスクにし
て、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
を異方性エッチングにより厚み約250nmを除去し、
第2のエッチング溝112を形成する。このとき、レジ
スト膜111の開口は、小面積密集活性領域107の密
集範囲よりも小さく、且つ、HDP酸化膜108の膜厚
がほぼ一定(領域内の突起部を含む)となっている範囲
内で最大開口面積になるようにすることが望ましい。ま
た、小面積密集活性領域107上には、厚さ約250n
mのHDP酸化膜108が残存する。このとき、小面積
密集活性領域107上に残存するHDP酸化膜108の
膜厚は、小面積孤立活性領域105上に形成されている
HDP酸化膜108の膜厚程度にするのが望ましい。
【0033】次に、図1(e)に示す工程で、レジスト
膜111を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、CMP法によ
って平坦化する前の小面積孤立活性領域105上のHD
P酸化膜108と、大面積活性領域106上に第1のエ
ッチング溝110を形成した後に残存するHDP酸化膜
108と、小面積密集活性領域107上に第2のエッチ
ング溝112を形成した後に残存するHDP酸化膜10
8との間の表面段差は、保護絶縁膜103の厚さの1/
2以下にすることが好ましい。これによって、保護絶縁
膜103により表面段差を低減することが可能となり、
分離用絶縁膜108aの表面を半導体基板101(活性
領域105、106、107)の表面よりも高く形成す
ることができる。
膜111を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、CMP法によ
って平坦化する前の小面積孤立活性領域105上のHD
P酸化膜108と、大面積活性領域106上に第1のエ
ッチング溝110を形成した後に残存するHDP酸化膜
108と、小面積密集活性領域107上に第2のエッチ
ング溝112を形成した後に残存するHDP酸化膜10
8との間の表面段差は、保護絶縁膜103の厚さの1/
2以下にすることが好ましい。これによって、保護絶縁
膜103により表面段差を低減することが可能となり、
分離用絶縁膜108aの表面を半導体基板101(活性
領域105、106、107)の表面よりも高く形成す
ることができる。
【0034】次に、図1(f)に示す工程で、保護絶縁
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
【0035】なお、上記実施形態において、第1及び第
2のエッチング溝110、112を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝110、112の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
2のエッチング溝110、112を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝110、112の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
【0036】この第1の実施形態の製造方法によれば、
大面積活性領域106上のHDP酸化膜108のエッチ
ングと、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜1
08のエッチングとを別工程で行うため、エッチング後
に残存するHDP酸化膜108の膜厚を独立して制御す
ることが可能となり、小面積孤立活性領域105上を含
めた3種類の活性領域の間の表面段差を縮小することが
できる。従って、CMP法による平坦化が容易となり、
活性領域の面積及び密集度合いに依存することなく、複
数の活性領域間の表面段差が低減されたトレンチ分離を
形成することができる。しかも、分離用絶縁膜108a
の表面は、半導体基板101(活性領域105、10
6、107)の表面よりも高く形成することができる。
大面積活性領域106上のHDP酸化膜108のエッチ
ングと、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜1
08のエッチングとを別工程で行うため、エッチング後
に残存するHDP酸化膜108の膜厚を独立して制御す
ることが可能となり、小面積孤立活性領域105上を含
めた3種類の活性領域の間の表面段差を縮小することが
できる。従って、CMP法による平坦化が容易となり、
活性領域の面積及び密集度合いに依存することなく、複
数の活性領域間の表面段差が低減されたトレンチ分離を
形成することができる。しかも、分離用絶縁膜108a
の表面は、半導体基板101(活性領域105、10
6、107)の表面よりも高く形成することができる。
【0037】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。図2(a)〜図2(e)は、素子分離
溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜を埋め込
んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。図2(a)〜図2(e)は、素子分離
溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜を埋め込
んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
【0038】まず、図2(a)に示す工程で、半導体基
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行っ
て、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ約500nmまで異方性エッチングを行って
素子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領
域105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領
域との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成して
あり、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm
以下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未
満で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域1
06は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行っ
て、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ約500nmまで異方性エッチングを行って
素子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領
域105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領
域との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成して
あり、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm
以下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未
満で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域1
06は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
【0039】次に、図2(b)に示す工程で、半導体基
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
【0040】次に、図2(c)に示す工程で、大面積活
性領域106に大面積の第1の開口と小面積密集活性領
域に短冊状で小面積の複数の第2の開口を有するレジス
ト膜113をHDP酸化膜108上に形成した後、レジ
スト膜113をエッチングマスクにして、大面積活性領
域106及び小面積密集活性領域107上のHDP酸化
膜108を異方性エッチングして、第1のエッチング溝
114及び複数の第2のエッチング溝115を形成す
る。このとき、第1の開口内に露出するHDP酸化膜1
08を約550nmエッチングすると、第1のエッチン
グ溝114の底部には厚さ約250nmのHDP酸化膜
108が残存する。しかしながら、同時にエッチングし
た第2の開口内に露出するHDP酸化膜108は約40
0nmしかエッチングされず、第2のエッチング溝11
5の底部には厚さ約100nmのHDP酸化膜108が
残存する。これは、レジスト膜113の開口面積によっ
てエッチングレートが異なるためであり、短冊状で小面
積の第2の開口領域は、大面積の第1の開口領域に比べ
て、エッチングレートが遅くなるためである。また、大
面積活性領域106上に残存するHDP酸化膜108の
膜厚は、小面積孤立活性領域105上に形成されている
HDP酸化膜108の膜厚程度にするのが望ましい。
性領域106に大面積の第1の開口と小面積密集活性領
域に短冊状で小面積の複数の第2の開口を有するレジス
ト膜113をHDP酸化膜108上に形成した後、レジ
スト膜113をエッチングマスクにして、大面積活性領
域106及び小面積密集活性領域107上のHDP酸化
膜108を異方性エッチングして、第1のエッチング溝
114及び複数の第2のエッチング溝115を形成す
る。このとき、第1の開口内に露出するHDP酸化膜1
08を約550nmエッチングすると、第1のエッチン
グ溝114の底部には厚さ約250nmのHDP酸化膜
108が残存する。しかしながら、同時にエッチングし
た第2の開口内に露出するHDP酸化膜108は約40
0nmしかエッチングされず、第2のエッチング溝11
5の底部には厚さ約100nmのHDP酸化膜108が
残存する。これは、レジスト膜113の開口面積によっ
てエッチングレートが異なるためであり、短冊状で小面
積の第2の開口領域は、大面積の第1の開口領域に比べ
て、エッチングレートが遅くなるためである。また、大
面積活性領域106上に残存するHDP酸化膜108の
膜厚は、小面積孤立活性領域105上に形成されている
HDP酸化膜108の膜厚程度にするのが望ましい。
【0041】次に、図2(d)に示す工程で、レジスト
膜113を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、小面積密集活
性領域107上のHDP膜108には、短冊状で小面積
の複数の第2のエッチング溝115を形成しているた
め、第2のエッチング溝115を形成しない場合に比べ
て、CMPにおける研磨レートを大きくすることができ
るため、小面積孤立活性領域105を含めた3種類の活
性領域間における研磨後の表面段差を縮小することがで
きる。このとき、CMP法によって平坦化する前の小面
積孤立活性領域105上のHDP酸化膜108と、大面
積活性領域106上に第1のエッチング溝114を形成
した後に残存するHDP酸化膜108と、小面積密集活
性領域107上に第2のエッチング溝115を形成した
後に残存するHDP酸化膜108との間の表面段差は、
保護絶縁膜103の厚さの1/2以下にすることが好ま
しい。これによって、保護絶縁膜103により表面段差
を低減することが可能となり、分離用絶縁膜108aの
表面を半導体基板101(活性領域105、106、1
07)の表面よりも高く形成することができる。
膜113を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、小面積密集活
性領域107上のHDP膜108には、短冊状で小面積
の複数の第2のエッチング溝115を形成しているた
め、第2のエッチング溝115を形成しない場合に比べ
て、CMPにおける研磨レートを大きくすることができ
るため、小面積孤立活性領域105を含めた3種類の活
性領域間における研磨後の表面段差を縮小することがで
きる。このとき、CMP法によって平坦化する前の小面
積孤立活性領域105上のHDP酸化膜108と、大面
積活性領域106上に第1のエッチング溝114を形成
した後に残存するHDP酸化膜108と、小面積密集活
性領域107上に第2のエッチング溝115を形成した
後に残存するHDP酸化膜108との間の表面段差は、
保護絶縁膜103の厚さの1/2以下にすることが好ま
しい。これによって、保護絶縁膜103により表面段差
を低減することが可能となり、分離用絶縁膜108aの
表面を半導体基板101(活性領域105、106、1
07)の表面よりも高く形成することができる。
【0042】次に、図2(e)に示す工程で、保護絶縁
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
【0043】なお、上記実施形態において、第1及び第
2のエッチング溝114、115を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝114、115の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
2のエッチング溝114、115を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝114、115の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
【0044】この第2の実施形態の製造方法によれば、
小面積密集活性領域107上に形成された短冊状で小面
積の複数の第1の開口と大面積活性領域106上に形成
された大面積の第2の開口とを有するレジスト膜113
をエッチングマスクにして、HDP酸化膜108のエッ
チングを行って第1及び第2のエッチング溝114、1
15を形成する。これにより、HDP酸化膜108を堆
積した直後の両領域間の膜厚差に比べて、エッチング後
に残存するHDP酸化膜108の膜厚差を縮小すること
ができる。これは、レジスト膜113に形成した第1の
開口と第2の開口の開口面積によってエッチングレート
が異なるためである。すなわち、小面積密集活性領域1
07上の第1の開口を短冊状に複数個形成したことによ
って、大面積活性領域106上の大面積の第2の開口に
比べてエッチングレートが遅くなったためである。
小面積密集活性領域107上に形成された短冊状で小面
積の複数の第1の開口と大面積活性領域106上に形成
された大面積の第2の開口とを有するレジスト膜113
をエッチングマスクにして、HDP酸化膜108のエッ
チングを行って第1及び第2のエッチング溝114、1
15を形成する。これにより、HDP酸化膜108を堆
積した直後の両領域間の膜厚差に比べて、エッチング後
に残存するHDP酸化膜108の膜厚差を縮小すること
ができる。これは、レジスト膜113に形成した第1の
開口と第2の開口の開口面積によってエッチングレート
が異なるためである。すなわち、小面積密集活性領域1
07上の第1の開口を短冊状に複数個形成したことによ
って、大面積活性領域106上の大面積の第2の開口に
比べてエッチングレートが遅くなったためである。
【0045】さらに、CMP法によって研磨除去する
際、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
に第2のエッチング溝115を形成することによって、
エッチング溝を形成しない場合に比べ、研磨レートを大
きくすることができる。従って、CMP法による平坦化
が容易となり、活性領域の面積及び密集度合いに依存す
ることなく、面積及び密集度合いの異なる複数の活性領
域間に形成される分離用絶縁膜の表面段差が低減された
トレンチ分離を形成することができる。しかも、分離用
絶縁膜108aの表面を半導体基板101(活性領域1
05、106、107)の表面よりも高く形成すること
ができる。
際、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
に第2のエッチング溝115を形成することによって、
エッチング溝を形成しない場合に比べ、研磨レートを大
きくすることができる。従って、CMP法による平坦化
が容易となり、活性領域の面積及び密集度合いに依存す
ることなく、面積及び密集度合いの異なる複数の活性領
域間に形成される分離用絶縁膜の表面段差が低減された
トレンチ分離を形成することができる。しかも、分離用
絶縁膜108aの表面を半導体基板101(活性領域1
05、106、107)の表面よりも高く形成すること
ができる。
【0046】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。図3(a)〜図3(f)は、素子分離
溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜を埋め込
んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。図3(a)〜図3(f)は、素子分離
溝にHDP−CVD法で形成した分離用絶縁膜を埋め込
んでトレンチ分離を形成する半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
【0047】まず、図3(a)に示す工程で、半導体基
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行っ
て、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ約500nmまで異方性エッチングを行って
素子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領
域105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領
域との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成して
あり、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm
以下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未
満で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域1
06は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
板101上に厚さ約20nmの酸化膜及び厚さ約200
nmの窒化膜を順次堆積した後、素子分離形成領域に開
口が設けられているレジスト膜(図示せず)をエッチン
グマスクにして窒化膜及び酸化膜のパターニングを行っ
て、小面積孤立活性領域105、大面積活性領域10
6、小面積密集活性領域107上に酸化膜からなる下地
絶縁膜102及び窒化膜からなる保護絶縁膜103を形
成する。その後、レジスト膜を除去した後、保護絶縁膜
103をマスクにして半導体基板101を所定の深さ、
例えば深さ約500nmまで異方性エッチングを行って
素子分離溝104を形成する。なお、小面積孤立活性領
域105は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領
域との間の素子分離幅が2μm以上で独立して形成して
あり、小面積密集活性領域107は活性領域幅が1μm
以下で隣接する活性領域との間の素子分離幅が2μm未
満で複数個が密集して形成されおり、大面積活性領域1
06は、活性領域幅が2μm以上で形成されている。
【0048】次に、図3(b)に示す工程で、半導体基
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
板101上の全面に、HDP−CVD法を用いて、分離
用絶縁膜となる厚さ約800nmのHDP酸化膜108
を堆積する。このとき、HDP酸化膜108の膜厚は、
小面積孤立活性領域105上で約250nm程度、小面
積密集活性領域107上で約500nm程度、大面積活
性領域106上で約800nm程度となる。
【0049】次に、図3(c)に示す工程で、大面積活
性領域106に大面積で底部まで開口されている第1の
開口117と小面積密集活性領域に小面積で底部にレジ
ストが残存する複数の第2の開口118とを有するレジ
スト膜116をHDP酸化膜108上に形成する。この
とき、第2の開口118の底部にレジストを残存させる
方法としては、例えば0.18μmプロセスにおいてレ
ジストの開口幅を解像限界の0.15μm幅に設定す
る、あるいは、露光時の焦点をずらして像を曇らせる等
により実現できる。
性領域106に大面積で底部まで開口されている第1の
開口117と小面積密集活性領域に小面積で底部にレジ
ストが残存する複数の第2の開口118とを有するレジ
スト膜116をHDP酸化膜108上に形成する。この
とき、第2の開口118の底部にレジストを残存させる
方法としては、例えば0.18μmプロセスにおいてレ
ジストの開口幅を解像限界の0.15μm幅に設定す
る、あるいは、露光時の焦点をずらして像を曇らせる等
により実現できる。
【0050】次に、図3(d)に示す工程で、レジスト
膜116をエッチングマスクにして、大面積活性領域1
06及び小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜1
08を異方性エッチングして、第1のエッチング溝11
9及び第2のエッチング溝120を形成する。このと
き、第1のエッチング溝119の底部に厚さ約250n
mのHDP酸化膜108が残存するようにエッチングす
ると、第2のエッチング溝120の底部には厚さ約20
0nmのHDP酸化膜108が残存する。これは、レジ
スト膜116に形成された第2の開口118の底部にレ
ジストが残存していることによって、第1のエッチング
溝119よりも遅れて第2のエッチング溝120がエッ
チングされはじめるためである。従って、第2の開口1
18の底部に残存するレジストの膜厚を制御することに
よって、形成した直後のHDP酸化膜108の膜厚差を
低減することができる。このとき、大面積活性領域10
6上に残存するHDP酸化膜108の膜厚は、小面積孤
立活性領域105上に形成されているHDP酸化膜10
8の膜厚程度にするのが望ましい。
膜116をエッチングマスクにして、大面積活性領域1
06及び小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜1
08を異方性エッチングして、第1のエッチング溝11
9及び第2のエッチング溝120を形成する。このと
き、第1のエッチング溝119の底部に厚さ約250n
mのHDP酸化膜108が残存するようにエッチングす
ると、第2のエッチング溝120の底部には厚さ約20
0nmのHDP酸化膜108が残存する。これは、レジ
スト膜116に形成された第2の開口118の底部にレ
ジストが残存していることによって、第1のエッチング
溝119よりも遅れて第2のエッチング溝120がエッ
チングされはじめるためである。従って、第2の開口1
18の底部に残存するレジストの膜厚を制御することに
よって、形成した直後のHDP酸化膜108の膜厚差を
低減することができる。このとき、大面積活性領域10
6上に残存するHDP酸化膜108の膜厚は、小面積孤
立活性領域105上に形成されているHDP酸化膜10
8の膜厚程度にするのが望ましい。
【0051】次に、図3(e)に示す工程で、レジスト
膜116を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、CMP法によ
って平坦化する前の小面積孤立活性領域105上のHD
P酸化膜108と、大面積活性領域106上に大面積領
域上エッチング溝119を形成した後に残存するHDP
酸化膜108と、小面積密集活性領域107上に小面積
密集活性領域エッチング溝120を形成した後に残存す
るHDP酸化膜108との間の表面段差は、保護絶縁膜
103の厚さの1/2以下にすることが好ましい。これ
によって、保護絶縁膜103により表面段差を低減する
ことが可能となり、分離用絶縁膜108aの表面を半導
体基板101(活性領域105、106、107)の表
面よりも高く形成することができる。
膜116を除去した後、CMP法を用いて、小面積孤立
活性領域105、大面積活性領域106及び小面積密集
活性領域107上に形成されているHDP酸化膜108
を研磨除去することによって、素子分離溝104内のみ
に表面の平坦化されたHDP酸化膜108からなる分離
用絶縁膜108aを形成する。このとき、CMP法によ
って平坦化する前の小面積孤立活性領域105上のHD
P酸化膜108と、大面積活性領域106上に大面積領
域上エッチング溝119を形成した後に残存するHDP
酸化膜108と、小面積密集活性領域107上に小面積
密集活性領域エッチング溝120を形成した後に残存す
るHDP酸化膜108との間の表面段差は、保護絶縁膜
103の厚さの1/2以下にすることが好ましい。これ
によって、保護絶縁膜103により表面段差を低減する
ことが可能となり、分離用絶縁膜108aの表面を半導
体基板101(活性領域105、106、107)の表
面よりも高く形成することができる。
【0052】次に、図3(f)に示す工程で、保護絶縁
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
膜103を熱燐酸により選択的に除去することにより、
素子分離溝104に分離用絶縁膜108aが埋め込まれ
た素子分離領域に囲まれた小面積孤立活性領域105、
大面積活性領域106及び小面積密集活性領域107を
形成することができる。
【0053】なお、上記実施形態において、第1及び第
2のエッチング溝119、120を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝119、120の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
2のエッチング溝119、120を形成した後、第1及
び第2のエッチング溝119、120の周囲には、HD
P酸化膜108の突起部が残存するが、半導体基板10
1全体における占有面積が極僅かなため、CMP法によ
る研磨除去にほとんど影響を及ぼすことはなく平坦化す
ることができる。
【0054】この第3の実施形態の製造方法によれば、
大面積で底部まで開口されている第1の開口117と小
面積で底部にレジストが残存する複数の第2の開口11
8とを有するレジスト膜116をエッチングマスクにし
て、HDP酸化膜108のエッチングを行って第1及び
第2のエッチング溝119、120を形成する。これに
より、HDP酸化膜108を堆積した直後の両活性領域
上間の膜厚差に比べて、エッチング後に残存するHDP
酸化膜108の膜厚差を低減することができる。これ
は、レジスト膜116の第2の開口118の底部にレジ
ストが残存していることによって、大面積活性領域10
6上に比べてHDP酸化膜118のエッチング開始が遅
れるためであり、第2の開口118の底部に残存するレ
ジスト膜厚によって、第2のエッチング溝120の底部
に残存するHDP酸化膜の膜厚を制御することができ
る。
大面積で底部まで開口されている第1の開口117と小
面積で底部にレジストが残存する複数の第2の開口11
8とを有するレジスト膜116をエッチングマスクにし
て、HDP酸化膜108のエッチングを行って第1及び
第2のエッチング溝119、120を形成する。これに
より、HDP酸化膜108を堆積した直後の両活性領域
上間の膜厚差に比べて、エッチング後に残存するHDP
酸化膜108の膜厚差を低減することができる。これ
は、レジスト膜116の第2の開口118の底部にレジ
ストが残存していることによって、大面積活性領域10
6上に比べてHDP酸化膜118のエッチング開始が遅
れるためであり、第2の開口118の底部に残存するレ
ジスト膜厚によって、第2のエッチング溝120の底部
に残存するHDP酸化膜の膜厚を制御することができ
る。
【0055】さらに、CMP法によって研磨除去する
際、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
に第2のエッチング溝120を形成することによって、
エッチング溝を形成しない場合に比べ、研磨レートを大
きくすることができる。従って、CMP法による平坦化
が容易となり、活性領域の面積及び密集度合いに依存す
ることなく、面積及び密集度合いの異なる複数の活性領
域上間の表面段差が低減されたトレンチ分離を形成する
ことができる。しかも、分離用絶縁膜108aの表面を
半導体基板101(活性領域105、106、107)
の表面よりも高く形成することができる。
際、小面積密集活性領域107上のHDP酸化膜108
に第2のエッチング溝120を形成することによって、
エッチング溝を形成しない場合に比べ、研磨レートを大
きくすることができる。従って、CMP法による平坦化
が容易となり、活性領域の面積及び密集度合いに依存す
ることなく、面積及び密集度合いの異なる複数の活性領
域上間の表面段差が低減されたトレンチ分離を形成する
ことができる。しかも、分離用絶縁膜108aの表面を
半導体基板101(活性領域105、106、107)
の表面よりも高く形成することができる。
【0056】(その他の実施形態)本発明の第2の実施
形態では、図2(c)に示す工程で、レジスト膜113
をマスクにして異方性エッチングによりほぼ垂直にエッ
チングして第1及び第2のエッチング溝114、115
を形成した。このとき、レジスト膜113をマスクにし
て、例えばレジスト膜113の側壁に堆積物が形成され
やすいエッチング条件を用いてテーパー状にエッチング
して第1及び第2のエッチング溝114、115を形成
しても良い。このようにテーパー状にエッチングするこ
とにより、開口幅の狭い第2のエッチング溝115はV
型溝が形成されるとエッチングが進まなくなり、開口幅
の広い第1のエッチング溝14は所定の深さまでエッチ
ングすることができる。これによって、第2の実施形態
と同様な効果を得ることができる。さらに、レジスト膜
113の第2の開口、すなわち第2のエッチング溝11
5を形成するための開口幅によって、小面積密集活性領
域107上に残存するHDP酸化膜108の膜厚を制御
することができる。
形態では、図2(c)に示す工程で、レジスト膜113
をマスクにして異方性エッチングによりほぼ垂直にエッ
チングして第1及び第2のエッチング溝114、115
を形成した。このとき、レジスト膜113をマスクにし
て、例えばレジスト膜113の側壁に堆積物が形成され
やすいエッチング条件を用いてテーパー状にエッチング
して第1及び第2のエッチング溝114、115を形成
しても良い。このようにテーパー状にエッチングするこ
とにより、開口幅の狭い第2のエッチング溝115はV
型溝が形成されるとエッチングが進まなくなり、開口幅
の広い第1のエッチング溝14は所定の深さまでエッチ
ングすることができる。これによって、第2の実施形態
と同様な効果を得ることができる。さらに、レジスト膜
113の第2の開口、すなわち第2のエッチング溝11
5を形成するための開口幅によって、小面積密集活性領
域107上に残存するHDP酸化膜108の膜厚を制御
することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置の製造
方法によれば、HDP―CVD法によって活性領域上に
形成した分離用絶縁膜の膜厚に応じて選択的にエッチン
グ溝を形成することによって、CMP法を用いて分離用
絶縁膜を研磨除去する際の被処理面の大部分の面積の段
差を低減することができる。従って、活性領域の面積及
び密集度合いに影響されることなく、最終的に素子分離
溝に埋め込まれる分離用絶縁膜の平坦性を向上すること
ができ、良好な形状を有するトレンチ分離を形成するこ
とができる。
方法によれば、HDP―CVD法によって活性領域上に
形成した分離用絶縁膜の膜厚に応じて選択的にエッチン
グ溝を形成することによって、CMP法を用いて分離用
絶縁膜を研磨除去する際の被処理面の大部分の面積の段
差を低減することができる。従って、活性領域の面積及
び密集度合いに影響されることなく、最終的に素子分離
溝に埋め込まれる分離用絶縁膜の平坦性を向上すること
ができ、良好な形状を有するトレンチ分離を形成するこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図
造工程を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図
造工程を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図
造工程を示す断面図
【図4】従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
101 半導体基板
102 酸化膜
103 窒化膜
104 素子分離溝
105 小面積孤立活性領域
106 大面積活性領域
107 小面積密集活性領域
108 HDP酸化膜
109 レジスト膜
110 第1のエッチング溝
111 レジスト膜
112 第2のエッチング溝
113 レジスト膜
114 第1のエッチング溝
115 第2のエッチング溝
116 レジスト膜
117 第1の開口
118 第2の開口
119 第1のエッチング溝
120 第2のエッチング溝
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成す
る工程(a)と、 前記保護用絶縁膜をパターニングして、素子分離領域上
に開口部が形成された保護絶縁膜を形成する工程(b)
と、 前記保護絶縁膜をエッチングマスクにして、異方性ドラ
イエッチングにより前記半導体基板を所定の深さまでエ
ッチングして素子分離溝を形成すると共に、前記素子分
離溝によって区画された複数の活性領域を形成する工程
(c)と、 前記工程(c)の後に、前記半導体基板上の全面に高密
度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成し、前記
素子分離溝内に前記分離用絶縁膜を充填すると共に、前
記複数の活性領域上に、少なくとも前記分離用絶縁膜か
らなる膜厚の薄い第1の分離用絶縁膜と前記第1の分離
用絶縁膜より膜厚の厚い第2の分離用絶縁膜と前記第2
の分離用絶縁膜よりも膜厚の厚い第3の分離用絶縁膜と
を形成する工程(d)と、 第1のマスクを用いて、前記第3の分離用絶縁膜に第1
のエッチング溝を形成する工程(e)と、 第2のマスクを用いて、前記第2の分離用絶縁膜に第2
のエッチング溝を形成する工程(f)と、 前記工程(e)及び前記工程(f)の後に、少なくとも
前記保護絶縁膜上の前記分離用絶縁膜を化学的機械研磨
法によって研磨除去し、前記素子分離溝内のみに前記分
離用絶縁膜を残置させる工程(g)とを備えていること
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記工程(d)において、前記第1の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素
子分離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積
孤立活性領域上に形成され、前記第2の分離用絶縁膜
は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間
の素子分離幅が2μm未満で複数個が密集して形成され
ている小面積密集活性領域上に形成され、前記第3の分
離用絶縁膜は、活性領域幅が2μm以上の大面積活性領
域上に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
方法において、 前記工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、前記保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるよう
に前記第1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝
を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 半導体基板の上に保護用絶縁膜を形成す
る工程(a)と、 前記保護用絶縁膜をパターニングして、素子分離領域上
に開口部が形成された保護絶縁膜を形成する工程(b)
と、 前記保護絶縁膜をエッチングマスクにして、異方性ドラ
イエッチングにより前記半導体基板を所定の深さまでエ
ッチングして素子分離溝を形成すると共に、前記素子分
離溝によって区画された複数の活性領域を形成する工程
(c)と、 前記工程(c)の後に、前記半導体基板上の全面に高密
度プラズマCVD法による分離用絶縁膜を形成し、前記
素子分離溝内に前記分離用絶縁膜を充填すると共に、前
記複数の活性領域上に、少なくとも前記分離用絶縁膜か
らなる膜厚の薄い第1の分離用絶縁膜と前記第1の分離
用絶縁膜より膜厚の厚い第2の分離用絶縁膜と前記第2
の分離用絶縁膜よりも膜厚の厚い第3の分離用絶縁膜と
を形成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、前記第3の分離用絶縁膜上に大
面積の第1の開口と前記第2の分離用絶縁膜上に小面積
の複数の第2の開口とを有するレジスト膜を形成する工
程(e)と、 前記レジスト膜をマスクにして、前記第3の分離用絶縁
膜をエッチングして第1のエッチング溝を形成すると共
に、前記第2の分離用絶縁膜をエッチングして第2のエ
ッチング溝を形成する工程(f)と、 前記工程(f)の後に、少なくとも前記保護絶縁膜上の
前記分離用絶縁膜を化学的機械研磨法によって研磨除去
し、前記素子分離溝内のみに前記分離用絶縁膜を残置さ
せる工程(g)とを備えていることを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記工程(d)において、前記第1の分離用絶縁膜は、
活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間の素
子分離幅が2μm以上で独立して形成されている小面積
孤立活性領域上に形成され、前記第2の分離用絶縁膜
は、活性領域幅が1μm以下で隣接する活性領域との間
の素子分離幅が2μm未満で複数個が密集して形成され
ている小面積密集活性領域上に形成され、前記第3の分
離用絶縁膜は、活性領域幅が2μm以上の大面積活性領
域上に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 請求項4又は5記載の半導体装置の製造
方法において、 前記工程(f)では、レジスト膜をマスクにして異方性
エッチングによりほぼ垂直にエッチングして前記第1の
エッチング溝及び前記第2のエッチング溝を形成するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項4又は5記載の半導体装置の製造
方法において、 前記工程(f)では、レジスト膜をマスクにしてエッチ
ング溝の側面にテーパーが形成されるようにエッチング
して前記第2のエッチング溝がV型溝になるように形成
することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項4〜6のうちのいずれか1項に記
載の半導体装置の製造方法において、 前記工程(e)で、前記第1の開口の底部にはレジスト
が残存しておらず、前記第2の開口の底部にはレジスト
が残存するように前記レジスト膜を形成することを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記第2の開口の幅が、露光装置の解像限界以下になる
ように設定することを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項10】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
において、 前記第2の開口の底部のレジストは、露光時の焦点をず
らして像を曇らせることによって残存させることを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 請求項4〜10のいずれか1項に記載
の半導体装置の製造方法において、 前記工程(g)において、化学的機械研磨を行う前の表
面段差が、前記保護絶縁膜の膜厚の半分以下になるよう
に前記第1のエッチング溝及び前記第2のエッチング溝
を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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JP2001349911A Pending JP2003152073A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 半導体装置の製造方法 |
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JP (1) | JP2003152073A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386852C (zh) * | 2004-07-13 | 2008-05-07 | 海力士半导体有限公司 | 形成半导体器件的钝化膜的方法 |
JP2013197330A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の製造方法 |
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2001
- 2001-11-15 JP JP2001349911A patent/JP2003152073A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100386852C (zh) * | 2004-07-13 | 2008-05-07 | 海力士半导体有限公司 | 形成半导体器件的钝化膜的方法 |
JP2013197330A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の製造方法 |
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