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JP2003151191A - モータユニット及びディスクドライブ装置 - Google Patents

モータユニット及びディスクドライブ装置

Info

Publication number
JP2003151191A
JP2003151191A JP2001344135A JP2001344135A JP2003151191A JP 2003151191 A JP2003151191 A JP 2003151191A JP 2001344135 A JP2001344135 A JP 2001344135A JP 2001344135 A JP2001344135 A JP 2001344135A JP 2003151191 A JP2003151191 A JP 2003151191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
disc
motor shaft
recording medium
shaped recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001344135A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Suzuki
啓悟 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001344135A priority Critical patent/JP2003151191A/ja
Publication of JP2003151191A publication Critical patent/JP2003151191A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ディスクテーブルを有するモータユニットに
おいて、駆動モータのモータ軸に摺動自在な状態で装着
されるディスクテーブルの摺動保持部材の成形精度を高
めることによって、ディスク状記録媒体の中心孔を駆動
モータの回転中心とを一致させるセンタリングの精度を
向上させる。 【解決手段】 モータ軸25の一端部にディスク状記録
媒体を保持するディスクテーブル22とを備え、ディス
クテーブルが、モータ軸の先端に固定された円錐台形状
をした先端部材38と、モータ軸に固定されディスク状
記録媒体が載置されるテーブル本体部材40と、ディス
ク状記録媒体の中心孔に内嵌されるテーパ状に形成され
た外周面39eを有すると共に先端部材とテーブル本体
部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に支持さ
れテーブル本体部材との間に配置された弾発部材によっ
て先端部材側に付勢された摺動保持部材39とを有し、
摺動保持部材を焼結材料によって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、モータユニット及
び該モータユニットを使用するディスクドライブ装置に
おいて、装着されるディスク状記録媒体の中心を回転中
心に一致させるセンタリングを正確に行うための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等のディスク状記録媒体に対
して、情報信号の書き込みと読み出し、又は、情報信号
の読み出しのみを行うようにされたディスクドライブ装
置がある。
【0003】上記ディスクドライブ装置は、一般的に、
駆動モータと該駆動モータによって回転されるディスク
テーブルとを有するモータユニットを備える。そして、
ディスクドライブ装置においては、ディスク状記録媒体
がモータユニットのディスクテーブルに装着される際
に、ディスク状記録媒体の中心を駆動モータの回転中心
に一致させる、所謂センタリングを行う必要がある。
【0004】図12は、従来のディスクドライブ装置に
おいて、ディスク状記録媒体aの中心孔bに一部が挿通
され、該ディスク状記録媒体aを回転可能な状態で保持
するディスクテーブルcを有するモータユニットの一例
を部分的に示すものである。
【0005】即ち、駆動モータの図示しないステータ部
にはモータ軸dが回転自在に支持され、該モータ軸dの
軸方向における略中央部には図示しないロータケースが
圧入されて固定されている。また、上記モータ軸dの上
端側に上記ディスクテーブルcが固定されている。
【0006】ディスクテーブルcは、モータ軸dに外嵌
された3つの主要部材によって構成される。
【0007】即ち、ディスクテーブルcは、図12に概
略的に示すように、モータ軸dの上端部側から順に、略
円錐台形状の外形をした先端部材(センターキャップ)
e、中心に凹部を有する略円板状をした摺動保持部材
(センターリング)f及び上記摺動保持部材fの外径と
略同じ内径の凹部を有するテーブル本体部材(ターンテ
ーブル)gの3つの部材を有する。
【0008】ディスクテーブルcを構成する上記3つの
部材のうち、先端部材e及びテーブル本体部材gは共に
モータ軸dに圧入されてモータ軸dの軸方向における位
置が固定され、摺動保持部材fは、モータ軸dに固定さ
れた先端部材e及びテーブル本体部材gに挟まれた位置
でモータ軸dの軸方向に摺動自在な状態で装着されると
共に、テーブル本体部材gとの間に介挿されたコイルバ
ネhの付勢力によって常に先端部材eに押しつけられた
状態とされている。
【0009】また、先端部材eには、後述するチャッキ
ングプーリを吸着するためのチャッキングマグネットi
が埋設されている。更に、摺動保持部材fの外周面j
は、上部よりも下部の外径の方が大きくされた所定の角
度のテーパ状に形成され、外径が最も大きい部分では、
ディスク状記録媒体aの中心孔のbの内径よりも大きく
されている。
【0010】ディスク状記録媒体aは、ディスクドライ
ブ装置に装填されると、その中心孔bに先端部材e及び
摺動保持部材fが挿入され、更に、チャッキングプーリ
kがディスクテーブルcに先端部材eのチャッキングマ
グネットiによって吸着されて装着されることにより、
ディスクテーブルcとチャッキングプーリkとによって
両側から挟み込まれたチャッキング状態となって、ディ
スクテーブルc及びチャッキングプーリkと共に回転可
能な状態に保持される。
【0011】ところで、ディスク状記録媒体aの中心孔
bの寸法公差は比較的大きいものである。従って、ディ
スクテーブルcは、ディスク状記録媒体aを偏心したま
ま保持してしまわないようにするために、該中心孔bの
内周面にぴったりと接するようにされ、これによって、
ディスク状記録媒体aの中心孔bの中心と駆動モータの
回転中心とを一致させるセンタリングが行われるように
なっている。
【0012】尚、センタリングを行わないでディスク状
記録媒体が偏心した状態のまま回転させると、例えば、
記録トラック上に記録された信号が読めない、ディスク
状記録媒体がぶれながら回転するため、これによって発
生する振動がディスクドライブ装置の各種機構に悪影響
を及ぼす、というような問題が発生する。このような問
題は、各トラックピッチを狭くすること等によって高密
度記録が可能なディスク状記録媒体を使用するディスク
ドライブ装置や、ディスク状記録媒体を高速回転させる
ことによって、情報の読み出し速度及び書き込み速度を
速くしたディスクドライブ装置において発生し易い。
【0013】ディスク状記録媒体aの中心孔bの中心と
駆動モータの回転中心とを一致させて、ディスク状記録
媒体aが偏心しないようにするセンタリングは、ディス
クテーブルcの摺動保持部材fのテーパ状をした外周面
jとディスク状記録媒体aの中心孔bの内周面が接しな
がら相対的に摺動することによって行われる。
【0014】即ち、ディスク状記録媒体aの中心孔bに
は最初に先端部材eが当接する。そして、ディスク状記
録媒体aは、摺動保持部材fの外周面jと接する位置ま
で、相対的に先端部材eのテーパ状をした外周面に沿っ
て摺動し、摺動保持部材fの外周面jとディスク状記録
媒体aの中心孔bの内周面とがコイルバネhの付勢力に
よって弾発的に接触することにより、ディスク状記録媒
体aは、更に、相対的に摺動保持部材fの外周面jに沿
って摺動し、テーパー状をした外周面jの中心孔bの内
径に合った外径を有する部分に外嵌されるようになる。
従って、ディスク状記録媒体aの中心孔bの寸法公差が
比較的大きくても、ディスクテーブルc上に確実に保持
され、中心孔bの中心と駆動モータの回転中心とが一致
して、センタリングが行われることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクド
ライブ装置において、ディスク状記録媒体aのセンタリ
ングを正確に行うためには、ディスクテーブルcの寸法
精度、特に、摺動保持部材fのモータ軸d挿通する挿通
孔l及び外周面jの寸法精度が問題となる。摺動保持部
材fの挿通孔l及び外周面jの寸法精度が悪いと、ディ
スクテーブルcにディスク状記録媒体aが偏心して装着
されてしまうことになる。
【0016】ディスクテーブルcにおいては、摺動保持
部材fの材質として、一般的に、黄銅、即ち、真鍮(C
3604)が用いられ、また、摺動保持部材fの表面、
特に、ディスク状記録媒体aの中心孔bと接する外周面
jを滑りやすくするために、真鍮の表面に無電解ニッケ
ルメッキ処理によるコーティングを施したものも用いら
れている。
【0017】摺動保持部材fは、駆動モータのモータ軸
dに外嵌され、該モータ軸d上を摺動する構造を有する
ものである。そして、駆動モータのモータ軸dが挿通さ
れる摺動保持部材fの挿通孔l及び外周面jの寸法公差
は、上記材質の問題や加工方法の問題及びコストとの関
係もあって、共に±2μm程度にすることが限界であっ
た。また、駆動モータのモータ軸dの寸法公差は一般的
に±1μmである。
【0018】ここで、摺動保持部材fは駆動モータのモ
ータ軸d上を摺動するものであるので、モータ軸dと摺
動保持部材fの挿通孔lとの間に微少の隙間(以下、
「クリアランス」という。)が必要である。しかし、モ
ータ軸d及び摺動保持部材fの寸法公差によって、上記
クリアランスが大きくなってしまい、最小で1μm、最
大では7μmになってしまっていた。
【0019】図13に概略的に示すように、ディスクド
ライブ装置においては、一般的に、ディスクテーブルc
を有するモータユニットmは、一端部を支点として上下
に回動可能とされたシャーシn上に取着固定され、ディ
スク状記録媒体aは上記シャーシnの上方に位置したデ
ィスクトレイo上に載置される構造を有する。
【0020】そして、図13の(a)乃至(c)に順を
追って示すように、ディスクテーブルcは上記シャーシ
nの上方への回動によって、最初は傾いた状態でディス
クトレイoの下側からディスク状記録媒体aの中心孔b
内に挿入される。
【0021】従って、従来では、上記したような問題に
よって摺動保持部材fの成形精度を上げることができな
いので、ディスクテーブルcがディスク状記録媒体aの
中心孔b内に挿入される時に、図12の下方に拡大して
示すように、摺動保持部材fが駆動モータのモータ軸d
に対して、モータ軸dと摺動保持部材fの挿通孔lとの
間のクリアランス分だけ傾いてしまい、ディスク状記録
媒体aの中心孔bの内周面に対しても摺動保持部材fの
外周面jが斜めに接触することになって、ディスク状記
録媒体aの中心孔bの中心と駆動モータの回転中心とを
一致させるセンタリングが正常に行われないことがあっ
た。
【0022】本発明は、上記した問題点に鑑み、ディス
クテーブルを有するモータユニットにおいて、駆動モー
タのモータ軸に摺動自在な状態で装着されるディスクテ
ーブルの摺動保持部材の寸法精度を高めることによっ
て、ディスク状記録媒体の中心孔と駆動モータの回転中
心とを一致させるセンタリングの精度を高くすることを
課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、モータユニット又はディスクドライブ
装置の、モータ軸の先端に固定された円錐台形状をした
先端部材及びディスク状記録媒体が載置されるテーブル
本体部材と、ディスク状記録媒体の中心孔に内嵌される
テーパ状に形成された外周面を有し、先端部材とテーブ
ル本体部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に
支持されると共にテーブル本体部材との間に配置された
弾発部材によって常に先端部材側に付勢された状態とさ
れる摺動保持部材とを有するディスクテーブルにおい
て、摺動保持部材を焼結材料によって形成したものであ
る。
【0024】従って、駆動モータのモータ軸に摺動自在
な状態で装着されるディスクテーブルの摺動保持部材の
寸法精度を向上させることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明モータユニット及
びディスクドライブ装置の実施の形態について、添付図
面を参照して説明する。
【0026】ディスクドライブ装置1は、回転数を高く
して記録された記録信号の読み込み及び情報信号の書き
込みが高速化されたものであり、各トラック間のピッチ
が非常に細かくされて記録容量が高められた、例えば、
DVD(Digital Video/Versatile Disc)等をディスク
状記録媒体として用いる、パーソナルコンピュータに搭
載されて使用される装置である。
【0027】ディスクドライブ装置1は、図1及び図2
に示すように、各種機構が配置されたメカフレーム2を
有し、該メカフレーム2の上方、左右及び前後が、ネジ
止め等の適宜な手段によって取り付けられるカバー体3
及び前面パネル4によって覆われている。
【0028】上記カバー体3は、天板部3aと該天板部
3aの両側縁からそれぞれ垂設された側面部3b、3b
及び図示しない後面部とが一体に形成されている。
【0029】前面パネル4には、横長の開口4aが形成
され、前面パネル4に開口4aを開閉する扉体5が、そ
の上端部を支点として回動自在に支持されている。ま
た、前面パネル4には、各種操作を行う操作ボタン6、
6、…が配設されている。
【0030】上記メカフレーム2は各種機構が配置され
る機構配置面部7aと、該機構配置面部7aの両側縁か
ら立設された側部7b、7bとを有し、上記機構配置面
部7aの前端部にカム板や各種ギアを有するローディン
グ機構8が配置されている。
【0031】メカフレーム2には、図2及び図3に示す
ように、ディスクトレイ9が前後方向に移動自在に支持
されている。該ディスクトレイ9には、前後方向に長い
挿通孔9aとディスク状記録媒体(以下、単に「ディス
ク」という。)100が載置されるディスク載置凹部9
bとが形成されている。
【0032】また、メカフレーム2には、図3に示すよ
うに、側部7a、7a間に架け渡されるようにしてプー
リ支持部材10が取り付けられている。該プーリ支持部
材10の中央部には、チャッキングプーリ11が回転自
在且つ上下方向に移動自在な状態で支持されている。
【0033】更に、メカフレーム2の機構配置面部7a
には、図2に示すように、ベース部材12がその後端部
を支点として回動自在な状態で支持されており、該ベー
ス部材12上に図示しない複数のダンパ部材を介してベ
ースシャーシ13が取り付けられている。
【0034】上記ベースシャーシ13は、図4に示すよ
うに、ピックアップ支持部14とモータ取付部15とが
一体に形成されて成り、上記ピックアップ支持部14に
は大きな配置孔14aが形成されている。また、ベース
シャーシ13の周縁部には、取付突部13a、13a、
13aが設けられており、該取付突部13a、13a、
13aがダンパ部材を介してベース部材12に取り付け
られている。
【0035】上記ピックアップ支持部14には、図2及
び図4に示すように、後述するディスクテーブルに離接
する方向、即ち、ディスクテーブルに装着されるディス
ク100の半径方向に移動自在に光学ピックアップ16
が支持されている。
【0036】上記光学ピックアップ16は、移動ベース
17上に、レーザ発光素子や受光素子等を含む所要の光
学素子と、対物レンズ18aを支持した対物レンズ駆動
機構(2軸アクチュエータ)18等が搭載されて成る。
【0037】また、ベースシャーシ13には、送りモー
タ19が取着され、該送りモータ19によってベースシ
ャシ13に支持された図示しないリードスクリューが回
転される。そして、上記光学ピックアップ16は、移動
ベース17に設けられた図示しないナット部材がリード
スクリューに螺合されると共に、移動ベース17の他端
部がベースシャーシ13に設けられた図示しないガイド
軸に摺動自在に支持されている。従って、送りモータ1
9によってリードスクリューが回転されると、その回転
方向に応じた方向へ光学ピックアップがガイド軸に案内
されて移動する。
【0038】モータユニット20は、図4及び図5に示
すように、駆動モータ21と該駆動モータ21に固定さ
れたディスクテーブル22から成る。
【0039】駆動モータ21は、図5に示すように、ス
テータ部23と、該ステータ部23に対して回転するロ
ータ部24と、該ロータ部24と一体になって回転する
金属材料によって形成されたモータ軸25とから成る。
【0040】ステータ部23は、ベース26に取着され
た基板27及びハウジング28と、該ハウジング28に
取着されたステータコイル29、29、…とを有する。
【0041】上記ベース26の中央部には取付孔26a
が形成され、ベース26上に所定の配線パターンが形成
された基板27が留め具30、30、…によって取着さ
れている。
【0042】上記基板27の中央部には、ベース26の
取付孔26aよりも一回り大きな挿入孔27aが形成さ
れ、また、基板27上の周方向に離間した位置には、検
出素子31、31、…が搭載されている。
【0043】上記ハウジング28は軸方向に長い略円筒
状を為し、下端寄りの位置にフランジ状の被取付部28
aが設けられている。ハウジング28は、基板27の挿
入孔27aに挿入された状態で、被取付部28aがベー
ス26の取付孔26aに取着されている。
【0044】また、ハウジング28の下端部には、スラ
スト受け32と押え板33とが上下に積層された状態で
内嵌されて固定されている。ハウジング28の内部に
は、メタル軸受34が固定され、該メタル軸受34に前
記モータ軸25が回転自在に支持されている。尚、メタ
ル軸受34によって支持された状態において、モータ軸
25は、スラスト受け32と押え板33によって下方か
らも受けられている。
【0045】ステータコイル29、29、…は、それぞ
れの内部に配置された鉄芯35、35、…に巻回されて
おり、ハウジング28の外周に等間隔で配置されてい
る。
【0046】ロータ部24は、ロータケース36と該ロ
ータケースに取着されたマグネット37とから成る。
【0047】ロータケース36は、板状の金属材料を加
工することによって形成され、略円板状を為す基部36
aと、該基部36aの外周縁から一体に、円筒状に垂設
されたマグネット取付部36bと、基部36aの中心部
から上方へ突出された円筒状を為す被固定部36cとが
一体に形成されて成るものである。上記マグネット取付
部36bの内面には、例えば、N極及びS極が交互着磁
されたリング状のマグネット37が取着されている。
【0048】また、ロータケース36は、被固定部36
cにモータ軸25が圧入されることにより、モータ軸2
5に固定されている。そして、ロータケース36がモー
タ軸25に固定された状態においては、モータ軸25の
上端部が被固定部36cから突出し、ロータマグネット
37がステータコイル29、29、…に対向して配置さ
れると共に、ロータマグネット37が基板27上に搭載
された検出素子31、31、…の上側に位置した状態に
なる。尚、検出素子31、31、…は、ロータ部24が
回転するときに、ロータマグネット37の回転位置を検
出するためのものである。
【0049】ディスクテーブル22は、図5乃至図8に
示すように、モータ軸25に支持された3つの主要部材
によって構成される。即ち、ディスクテーブル22は、
モータ軸25の上端部側から順に、先端部材(センター
キャップ)38、摺動保持部材(センターリング)39
及びテーブル本体部材(ターンテーブル)40を有す
る。
【0050】ディスクテーブル22を構成する上記3つ
の部材のうち、先端部材38及びテーブル本体部材40
は共にそれぞれの圧入孔内にモータ軸25が圧入され
て、モータ軸25の軸方向における位置が固定されてい
る。先端部材38は、モータ軸25の先端部分(上端部
分)に固定され、テーブル本体部材40は、モータ軸2
5の先端部材38の下方に間隔を空けた位置に固定され
ている。摺動保持部材39は、モータ軸25に圧入固定
された上記先端部材38及びテーブル本体部材40に挟
まれた位置でモータ軸25の軸方向に摺動自在な状態で
装着されると共に、テーブル本体部材40との間にはコ
イルバネ41が介挿され、該コイルバネ41によって常
に先端部材38の側に付勢された状態とされている。
【0051】先端部材38は、中心に位置する円筒部3
8aと、該円筒部38aから外方へ張り出すと共に、外
周面が上方から下方に行くに従って外径が徐々に大きく
なるように傾斜した略円錐台形状の張出部38bとが樹
脂材料によって一体に成形されて成る。また、上記円筒
部38aの中心孔は圧入孔38cとされ、張出部38b
の上面には、圧入孔38cの周りを囲むようにリング状
の溝38dが形成され、該溝38dには、前記チャッキ
ングプーリ11を吸着するためのリング状の外形をした
チャッキングマグネット42が嵌合され、接着等の適宜
な手段によって固定されている。
【0052】摺動保持部材39は、中心部分である円板
部39aと、該円板部39aの上部から外方に張り出し
たフランジ状の張出部39bと、円板部39aの下面の
中央部分から更に下方に突出した突出部39cとが、鉄
系の焼結材料によって一体に成形されて成る。また、上
記円板部39aの中央には、上方に向かって開口した円
形の凹部39dが形成されている。尚、上記張出部39
bは、上方から下方に行くに従って外径が徐々に大きく
なるようにされ、これによって外周面39eが僅かに傾
斜した略テーパ状に形成されている。上記円板部39a
及び突出部39cを共に貫通して挿通孔39fが形成さ
れ、該挿通孔39fの内径はモータ軸25の外径よりも
僅かに大きくされ、寸法公差は規定値の±1μmにされ
ている。
【0053】摺動保持部材39の材料としては、例え
ば、PFA01、PFA03、PFA06(何れも、ポ
ーライト株式会社の商品名)、FE60、FE64、F
E68(何れも、NTN特殊合金株式会社の商品名)、
FCS−7(平和産業株式会社の商品名)、EO(日立
粉末冶金株式会社の商品名)が用いられている。
【0054】テーブル本体部材40は、中心部分の円板
部40aと、該円板部40aの上部から外方に張り出し
たフランジ状の張出部40bと、円板部40aの中心部
分の下面から更に下方に突出した突出部40cとが、樹
脂材料によって一体に成形されて成る。また、上記円板
部40aには、上方に向かって開口した円形の凹部40
dが形成され、上記張出部40bの上面40eには、円
環状をしたシート43が貼着されている。上記円板部4
0a及び突出部40cを共に貫通して圧入孔40fが形
成されている。尚、上記シート43は、後述するよう
に、ディスク100がチャッキングプーリ11とテーブ
ル本体部材40とによって挟持された時に、ディスク1
00の滑り止めや表面の傷付きの防止のために設けられ
たものである。
【0055】また、先端部材38の外径は、ディスク1
00の中心孔100aの内径よりも僅かに小さく、且
つ、摺動保持部材39のテーパ状に形成された張出部3
9bの外周面39eの最も外径の小さい部分と同じか、
又は、僅かに小さくされている。
【0056】以上のような構成を有するディスクドライ
ブ装置1の動作について説明する。尚、図6乃至図8
は、チャッキングプーリ11、ディスクテーブル22の
各部及びディスク100との位置関係のみを示すもので
ある。
【0057】尚、ディスクドライブ装置1において、一
般的に、駆動モータ21とディスクテーブル22とが一
体化されたモータユニット20は、図6乃至図8に順を
追って示すように、後端部を支点として上下に回動自在
とされたベースシャーシ13上に取着固定されている。
また、ディスク100は、ディスクトレイ9上に載置さ
れた状態で装置内部に引き込まれる構造を有する。従っ
て、ディスクテーブル22は、上記ベースシャーシ13
の上方への回動によって、ディスクトレイ9の下側から
ディスク100の中心孔100a内に、最初は傾いた状
態から挿入され、ディスク100がチャッキングされて
ディスクテーブル22と共に回転可能な状態になった時
には、略水平な状態になる。
【0058】前面パネル4に設けられたトレイ動作用操
作ボタン6が操作されると、ローディング機構8の動作
によりディスクトレイ9が前面パネル4の開口4aから
引き出され、ディスクトレイ9のディスク載置凹部9b
にディスク100が載置可能な状態となる。ディスクト
レイ9のディスク載置凹部9bにディスク100を載置
し、再度、トレイ動作用操作ボタン6を操作すると、デ
ィスクトレイ9が筐体2内に引き込まれる。
【0059】次に、例えば、再生用操作ボタン6を操作
すると、ベースシャーシ13がベース部材12の後端部
を支点として上方に回動されて、図6及び図7に順に示
すように、ディスクテーブル22が斜め上方に移動さ
れ、該ディスクテーブル22の先端部材38がディスク
100の中心孔100a内に最初は傾いた状態のまま挿
入される。この時、ディスク100の中心孔100aの
内周面は、先端部材38の張出部38bの外周面に沿っ
て相対的に摺動し、図7に示すように、摺動保持部材3
9の外周面39eがディスク100の中心孔100aの
内周面と接するようになる。また、同時に、ベースシャ
ーシ13の回動によって、ディスクテーブル22と光学
ピックアップ16の対物レンズ駆動機構18がディスク
トレイ9の挿通孔9aから稍上方に突出される。
【0060】そして、ディスク100は、ディスクテー
ブル22によって上方に押し上げられ、ディスクトレイ
9の載置凹部9bから稍上方に離間されると共に、最後
には、ディスクテーブル22の姿勢が水平になる。この
時、先端部材38に設けられたチャッキングマグネット
42によってチャッキングプーリ11が吸着され、図8
に示すように、ディスク100がディスクテーブル22
とチャッキングプーリ11とによって上下から挟持され
た、チャッキング状態となる。
【0061】尚、図7に示す状態から図8に示す状態に
移行する際に、ディスクテーブル22の上方への移動に
伴い、ディスク100は、中心孔100aの内周面が摺
動保持部材39の外周面39e上を相対的に摺動し、テ
ーブル本体部材40の上面40a上に均等に載置され、
摺動保持部材39の外周面39eの中心孔100aの内
径に合った外径を有する部分と嵌合するようになる。
【0062】即ち、図8に示すようにディスク100が
チャッキングされた状態においては、摺動保持部材39
の外周面39eが中心孔100aに嵌合し、中心孔10
0aの中心と駆動モータ21のモータ軸25の回転中心
とが一致してセンタリングが行われた状態になる。
【0063】ディスク100に対するチャッキングが完
了すると、駆動モータ21の駆動によるディスクテーブ
ル22の回転に伴って、ディスク100はディスクテー
ブル22とチャッキングプーリ11とによって上下から
挟持された状態で回転される。
【0064】同時に、ガイド軸に案内されて光学ピック
アップ16が、ディスク100の内周側から外周側へと
移動される。この時、光学ピックアップ16のレーザ発
光素子からディスク100へ向けてレーザ光が出射さ
れ、出射されたレーザ光が対物レンズ18aを介してデ
ィスク100に照射され、この照射されたレーザ光がデ
ィスク100で反射されて戻り光として光学ピックアッ
プ16の受光素子に入射され、図示しない適宜な信号処
理回路によって処理されて情報信号の再生が為される。
【0065】停止用操作ボタン6が操作されると、駆動
モータ21の回転が停止すると共に、光学ピックアップ
16の駆動が停止されて再生動作が終了し、ベース部材
12と共にベースシャーシ13が上記とは逆の方向(下
方)に回動される。
【0066】そして、ベースシャーシ13の回動によ
り、ディスク100に対するチャッキングが解除され
て、ディスク100がディスクトレイ9のディスク載置
凹部9aに載置され、ベースシャーシ13が下方に回動
する。
【0067】また、再び、前面パネル4に設けられたト
レイ動作用操作ボタン6が操作されると、ディスクトレ
ー5が開口4aから引き出され、ディスクトレイ9のデ
ィスク載置凹部9b搭載されているディスク100の取
り出しが可能になる。トレイ9のディスク載置凹部9b
からディスク100を取り出し、再度、トレイ動作用操
作ボタン6を操作すると、ディスクトレイ9が筐体2内
に引き込まれる。
【0068】ところで、ディスクドライブ装置1のよう
にディスク100への情報信号の書き込み及び情報信号
の読み込みが高速化され、ディスク100の記録容量が
高密度化された装置においては、ディスク100は高速
回転されると共にトラックピッチが非常に細かくされて
いるので、ディスク100のセンタリングは厳密に行わ
れる必要がある。
【0069】従って、本発明においては、ディスク10
0の中心孔100aに嵌合すると共に駆動モータ21の
モータ軸25に摺動可能な状態で支持されるディスクテ
ーブル22の摺動保持部材39を、上記したように鉄系
の焼結材料によって形成することによって、摺動保持部
材の寸法精度を高くし、モータ軸25と摺動保持部材3
9の挿通孔39fとの間の隙間、即ち、クリアランス
を、モータ軸上での摺動動作に支障を来さない限界まで
小さくするようにしたものである。
【0070】上記クリアランスを小さくするために、摺
動保持部材39の挿通孔39fは、加工工程における最
終段階において、サイジングによって内径を規定寸法の
±1μmになるようにしたものである。
【0071】摺動保持部材39へのサイジング作業は、
図9に示すように、予め規定寸法よりも小さめに形成し
ておいた挿通孔39fに、摺動保持部材39の挿通孔3
9fの内径の規定寸法と同じ外径を有する軸体44を回
転させながら圧入することにより、挿通孔39fの内径
を規定寸法にまで塑性変化させて押し広げることによっ
て為される。
【0072】サイジングされた摺動保持部材39によっ
て、モータ軸25と摺動保持部材39の挿通孔39fと
の間の隙間であるクリアランスを最大で5μm(従来と
比べて約30%改善)とすることが可能になった。
【0073】また、摺動保持部材39を構成する材質で
ある鉄系の焼結材料は、表面に無数の微細な孔を有し、
表面が酸化して錆が発生するので、アクリル系の樹脂を
コーティングして塞孔処理を施し、無電解ニッケルメッ
キ処理、又は、強制的に表面に酸化被膜を作るスチーム
処理を行って、酸化を防止するようにされている。
【0074】更に、ディスク100をディスクテーブル
22に装着する際には、摺動保持部材39の外周面39
eと中心孔100aの内周面とが当接しながら摺動する
という構造であるので、摺動保持部材39、特に、外周
面39eの面粗度が悪いと上記摺動動作が正常に行われ
ずにディスク100が途中で引っ掛かってしまうという
可能性もある。従って、摺動保持部材39には、上記酸
化防止の表面処理を行う前にバレル処理を施して、バリ
を削除すると共に表面を滑らかにすることが望ましい。
【0075】以上に記載したようにディスクドライブ装
置1にあっては、ディスク100を保持するディスクテ
ーブル22の一部である摺動保持部材39を鉄系の焼結
材料によって形成することにより、摺動保持部材の22
全体の寸法精度を上げて、ディスク100をディスクテ
ーブル22に装着する際のセンタリングの精度を向上さ
せ、ディスクテーブルに装着されたディスク100の偏
心及びディスク100の偏心による回転中の面ぶれを防
止して、ディスクドライブ装置1を高速回転すると共に
トラックピッチの狭い高密度記録タイプのディスク状記
録媒体に対応させることが可能になる。
【0076】また、鉄系の焼結材料は樹脂材料と比較し
て線膨張係数が小さいため、高温時の膨張による影響を
少なくすることが可能になる。
【0077】尚、上記実施の形態においては、摺動保持
部材の材質として鉄系の焼結材料を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、鉄系以外の焼結材料を
広く用いることが可能である。
【0078】図10及び図11は、ディスクテーブル2
2を構成する部材の一つである摺動保持部材の変形例3
9Aを示すものである。尚、該変形例39Aは、上記摺
動保持部材39と駆動モータ21のモータ軸25が挿通
される挿通孔の形状のみが異なるものである。従って、
以下の説明においては、摺動保持部材39と同様の部分
については、摺動保持部材39に使用した符号と同様の
符号を使用することによって説明を省略する。
【0079】摺動保持部材39Aは、全体的な形状は前
記摺動保持部材39と全く同じ形状を有し、鉄系の焼結
材料によって形成されている。摺動保持部材39Aの円
板部39a及び突出部39cを共に貫通して挿通孔45
が形成されている。該挿通孔45の内周面には、図10
及び図11に示すように、軸方向に平行して延びる多数
の溝45a、45a、…が形成されている。上記挿通孔
45は、溝45a、45a、…ではない内周面で計測し
た内径(山径)がモータ軸25の外径よりも僅かに大き
くされ、寸法公差は規定値の±1μmにされたものであ
り、モータ軸25と摺動保持部材39Aの挿通孔45と
の間の隙間であるクリアランスを最大で5μm(従来と
比べて約30%改善)とすることが可能にされている。
【0080】ディスクドライブ装置1においては、ディ
スク100がディスクテーブル22に装着される際に
は、摺動保持部材が駆動モータ21のモータ軸25上を
摺動するものである。従って、モータ軸25上に付着し
たゴミ等が摺動保持部材の挿通孔内に溜まると、摺動保
持部材の摺動動作に支障を来し、また、摺動保持部材と
モータ軸25の間にはクリアランスがあるため、ゴミ等
によってモータ軸25に対してクリアランス分だけ傾い
てしまうことがあった。
【0081】従って、摺動保持部材39Aは、挿通孔4
5内に多数の溝45a、45a、…を形成することによ
って、溝45a、45a、…内にゴミ等を溜めるように
して、上記ゴミ等によるディスクテーブルのディスク状
記録媒体へのセンタリング動作に対する影響を排除する
ようにしたものである。
【0082】尚、前記実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0083】
【発明の効果】以上に説明したところから明らかなよう
に本発明モータユニットは、ステータ部と、ステータ部
に対して回転するロータ部と、ロータ部と一体になって
回転されるモータ軸と、モータ軸の一端部に取着されデ
ィスク状記録媒体を保持するディスクテーブルとを備
え、ディスクテーブルが、モータ軸の先端に固定された
円錐台形状をした先端部材と、モータ軸に固定されディ
スク状記録媒体が載置されるテーブル本体部材と、ディ
スク状記録媒体の中心孔に内嵌されるテーパ状に形成さ
れた外周面を有すると共に上記先端部材とテーブル本体
部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に支持さ
れテーブル本体部材との間に配置された弾発部材によっ
て先端部材側に付勢された摺動保持部材とを有し、摺動
保持部材を焼結材料によって形成したことを特徴とす
る。
【0084】従って、本発明モータユニットにあって
は、ディスク状記録媒体を保持するディスクテーブルの
一部である摺動保持部材を焼結材料によって形成するこ
とにより、摺動保持部材の寸法精度を高めて、ディスク
状記録媒体をディスクテーブルに装着する際のセンタリ
ングの精度を向上させ、ディスクテーブルに装着された
ディスク状記録媒体の偏心及びディスク状記録媒体の偏
心による回転中の面ぶれを防止しすることができ、ま
た、センタリング精度が向上することによって、回転時
の偏心による影響に敏感な、高速回転すると共にトラッ
クピッチの小さい高密度記録タイプのディスク状記録媒
体を使用することができる。
【0085】本発明ディスクドライブ装置は、ディスク
状記録媒体が装着されて回転されるディスクテーブル
と、ディスクテーブルと共にディスク状記録媒体を挟持
してチャッキングを為すチャッキングプーリと、チャッ
キングされたディスク状記録媒体の半径方向へ移動し該
ディスク状記録媒体に対してレーザ光を照射する光学ピ
ックアップと、ディスクテーブルを回転させる駆動モー
タとを備え、駆動モータが、ステータ部と、ステータ部
に対して回転するロータ部と、ロータ部と一体になって
回転されるモータ軸と、モータ軸の一端部に取着されデ
ィスク状記録媒体を保持するディスクテーブルとを備
え、ディスクテーブルが、モータ軸の先端に固定された
円錐台形状をした先端部材と、モータ軸に固定されディ
スク状記録媒体が載置されるテーブル本体部材と、ディ
スク状記録媒体の中心孔に内嵌されるテーパ状に形成さ
れた外周面を有すると共に上記先端部材とテーブル本体
部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に支持さ
れテーブル本体部材との間に配置された弾発部材によっ
て先端部材側に付勢された摺動保持部材とを有し、摺動
保持部材を焼結材料によって形成したことを特徴とす
る。
【0086】従って、本発明ディスクドライブ装置にあ
っては、ディスク状記録媒体を保持するディスクテーブ
ルの一部である摺動保持部材を焼結材料によって形成す
ることにより、摺動保持部材の寸法精度を高めて、ディ
スク状記録媒体をディスクテーブルに装着する際のセン
タリングの精度を向上させ、ディスクテーブルに装着さ
れたディスク状記録媒体の偏心及びディスク状記録媒体
の偏心による回転中の面ぶれを防止しすることができ、
また、センタリング精度が向上することによって、回転
時の偏心による影響に敏感な、高速回転すると共にトラ
ックピッチの小さい高密度記録タイプのディスク状記録
媒体を使用することができる。
【0087】請求項2及び請求項4に記載した発明にあ
っては、摺動保持部材のモータ軸が挿通される挿通孔の
内周面に、モータ軸の軸方向に延びる多数の溝を形成し
たので、モータ軸上に付着したゴミ等を溝内に溜めるこ
とによって、ゴミ等によるディスクテーブルのディスク
状記録媒体へのセンタリング動作に対する影響を排除す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図9と共に、本発明モータユニット及
びディスクドライブ装置の実施の形態を示すものであ
り、本図は、ディスクドライブ装置の外観を概略的に示
す斜視図である。
【図2】ディスクドライブ装置の内部構成を概略的に示
す分解斜視図である。
【図3】カバー体及び前面パネルを外した状態での内部
構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】ベースシャーシと光学ピックアップとモータユ
ニットとを拡大して示す斜視図である。
【図5】モータユニットを拡大して示す縦断面図であ
る。
【図6】図7及び図8と共にベースシャーシの上方への
回動に伴うディスクテーブルとディスク状記録媒体との
位置関係を順に示すものであり、本図はベースシャーシ
の上方への回動の初期段階における状態を示す拡大縦断
面図である。
【図7】ディスク状記録媒体にディスクテーブルが接触
した時における状態を示す拡大縦断面図である。
【図8】ディスク状記録媒体がチャッキングされた時の
状態を示す拡大縦断面図である。
【図9】摺動保持部材の挿通孔をサイジングする時の様
子を概略的に示す縦断面図である。
【図10】図11と共に摺動保持部材の変形例を示すも
のであり、本図は摺動保持部材を拡大して示す平面図で
ある。
【図11】摺動保持部材の拡大縦断面図である。
【図12】図13と共に従来のディスクドライブ装置及
びモータユニットの一例及びその問題点を示すものであ
り、本図は、ディスク状記録媒体がディスクテーブルに
装着される直前の状態を拡大して示す縦断面図である。
【図13】ディスク状記録媒体がディスクテーブルに装
着される時の様子を(a)乃至(c)に順を追って示す
概略図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、11…チャッキングプー
リ、16…光学ピックアップ、20…モータユニット、
21…駆動モータ、22…ディスクテーブル、23…ス
テータ部、24…ロータ部、25…モータ軸、38…先
端部材、39…摺動保持部材、39e…外周面、40…
テーブル本体部材、41…弾発部材、39A…摺動保持
部材、45…挿通孔、45a…溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部と、該ステータ部に対して回
    転するロータ部と、上記ロータ部と一体になって回転さ
    れるモータ軸と、該モータ軸の一端部に取着されディス
    ク状記録媒体を保持するディスクテーブルとを備えたモ
    ータユニットであって、 上記ディスクテーブルは、モータ軸の先端に固定された
    円錐台形状をした先端部材と、モータ軸に固定されディ
    スク状記録媒体が載置されるテーブル本体部材と、ディ
    スク状記録媒体の中心孔に内嵌されるテーパ状に形成さ
    れた外周面を有すると共に上記先端部材とテーブル本体
    部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に支持さ
    れテーブル本体部材との間に配置された弾発部材によっ
    て先端部材側に付勢された摺動保持部材とを有し、 上記摺動保持部材は焼結材料によって形成されているこ
    とを特徴とするモータユニット。
  2. 【請求項2】 摺動保持部材のモータ軸が挿通される挿
    通孔の内周面には、モータ軸の軸方向に延びる多数の溝
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモ
    ータユニット。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体が装着されて回転さ
    れるディスクテーブルと、該ディスクテーブルと共にデ
    ィスク状記録媒体を挟持するチャッキングプーリと、デ
    ィスクテーブルに支持されたディスク状記録媒体の半径
    方向へ移動しながらディスク状記録媒体に対してレーザ
    光を照射する光学ピックアップと、ディスクテーブルを
    回転させる駆動モータとを備えたディスクドライブ装置
    であって、 上記駆動モータは、ステータ部と、該ステータ部に対し
    て回転するロータ部と、上記ロータ部と一体になって回
    転されるモータ軸と、該モータ軸の一端部に取着されデ
    ィスク状記録媒体を保持するディスクテーブルとを備
    え、 上記ディスクテーブルは、モータ軸の先端に固定された
    円錐台形状をした先端部材と、モータ軸に固定されディ
    スク状記録媒体が載置されるテーブル本体部材と、ディ
    スク状記録媒体の中心孔に内嵌されるテーパ状に形成さ
    れた外周面を有すると共に上記先端部材とテーブル本体
    部材との間でモータ軸にその軸方向に摺動自在に支持さ
    れテーブル本体部材との間に配置された弾発部材によっ
    て先端部材側に付勢された摺動保持部材とを有し、 上記摺動保持部材は焼結材料によって形成されているこ
    とを特徴とするディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 摺動保持部材のモータ軸が挿通される挿
    通孔の内周面には、モータ軸の軸方向に延びる多数の溝
    が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のデ
    ィスクドライブ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022744A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Alpine Electronics Inc ディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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