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JP2003144690A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003144690A
JP2003144690A JP2001352682A JP2001352682A JP2003144690A JP 2003144690 A JP2003144690 A JP 2003144690A JP 2001352682 A JP2001352682 A JP 2001352682A JP 2001352682 A JP2001352682 A JP 2001352682A JP 2003144690 A JP2003144690 A JP 2003144690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
variable display
identification
decoration element
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352682A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2001352682A priority Critical patent/JP2003144690A/ja
Publication of JP2003144690A publication Critical patent/JP2003144690A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 興趣の高い変動表示ゲームをする遊技機を提
供する。 【解決手段】 可変表示装置の変動表示領域に複数種類
の識別情報を変動表示する変動表示ゲームの制御を行な
う表示制御手段を備え、前記変動表示ゲームの結果態様
に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
て、前記複数種類の識別情報は、識別要素と識別情報装
飾要素とを構成要素とし、前記識別要素と前記識別情報
装飾要素とが所定の組み合わせとなって構成され、前記
表示制御手段は、前記識別要素と前記識別情報装飾要素
とを独立に変動表示させ、前記変動表示の停止時には、
前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを前記所定の組
み合わせとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特
に、表示装置に図柄(識別情報)を変動表示する変動表
示ゲームを行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機には、遊技領域に発射した遊技球
の入賞等に従って、液晶表示器等からなる変動表示装置
に、特定の識別情報(特別図柄)を含む複数の識別情報
を変動表示する変動表示ゲームを行い、その表示結果が
特定の態様となったことに関連して、特別遊技状態を生
起する等の特定の遊技価値を付与するものがある。
【0003】このような遊技機の変動表示ゲームでは、
変動表示ゲームの興趣向上のため、様々な変動表示態様
が提案されている。なかでも、変動表示ゲームにテーマ
性をもたせるため、図柄に識別性を有する文字あるいは
数字に加え、キャラクタなどの装飾表示部を一体に設け
たものがある。また、変動表示ゲームにテーマ性をもた
せるため、図柄の他に背景が表示されるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記装飾表示
部(キャラクタ)を設けた図柄は、単にテーマ性と、識
別性とを有するように一体に表示されているに過ぎず、
変動表示において特段の意味を持つものではなく、図柄
の変動表示に関してはパターン化しつつあり、変動表示
ゲーム図柄の変動表示の表現方法については変化に乏し
いという問題があった。
【0005】本発明は、識別情報の構成要素を有効に活
用して、興趣の高い変動表示ゲームをする遊技機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、可変表示
装置の変動表示領域に複数種類の識別情報を変動表示す
る変動表示ゲームの制御を行なう表示制御手段を備え、
前記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価
値を付与可能な遊技機において、前記複数種類の識別情
報は、識別要素と識別情報装飾要素とを構成要素とし、
前記識別要素と前記識別情報装飾要素とが所定の組み合
わせとなって構成され、前記表示制御手段は、前記識別
要素と前記識別情報装飾要素とを独立に変動表示させ、
前記変動表示の停止時には、前記識別要素と前記識別情
報装飾要素とを前記所定の組み合わせとすることを特徴
とする。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
識別要素は識別性を有し、識別情報を主に特定するため
の要素であって、前記識別情報装飾要素によっても識別
情報を特定可能であることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記表示制御手段は、後に停止する構成要素を、前
記識別情報の構成要素のうち先に停止した構成要素と所
定の組み合わせとなるものに制限することを特徴とす
る。
【0009】第4の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記表示制御手段は、停止した構成要素が所定の組
み合わせにない場合に、前記識別情報の構成要素が所定
の組み合わせになるように、少なくとも一方の構成要素
を再変動することを特徴とする。
【0010】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記識別要素と前記識別情報
装飾要素とを所定の優先順序で配置して表示をする識別
情報表示手段と、前記変動表示領域を装飾する変動表示
領域装飾要素を表示する変動表示領域装飾要素表示手段
と、前記識別要素、前記識別情報装飾要素及び前記変動
表示領域装飾要素の表示の優先順序を制御する表示優先
順序制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、可変表示装置の変動表示領
域に複数種類の識別情報を変動表示する変動表示ゲーム
の制御を行なう表示制御手段を備え、前記変動表示ゲー
ムの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊
技機において、前記表示制御手段は、前記識別要素と前
記識別情報装飾要素とを所定の優先順序で配置して表示
をする識別情報表示手段と、前記変動表示領域を装飾す
る変動表示領域装飾要素を表示する変動表示領域装飾要
素表示手段と、前記識別要素、前記識別情報装飾要素及
び前記変動表示領域装飾要素の表示の優先順序を制御す
る表示優先順序制御手段と、を備えた。
【0012】第7の発明は、前記識別情報表示手段は、
前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを所定の優先順
序で積層して表示をすることを特徴とする。
【0013】第8の発明は、第6又は7の発明におい
て、前記表示優先順序制御手段は、前記識別要素の優先
順序と前記識別情報装飾要素の優先順序との間に、前記
変動表示領域装飾要素の優先順序を設定することを特徴
とする。
【0014】第9の発明は、第1〜第8の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記識別情報装飾要素を前記
識別要素よりも大きく表示するとともに、前記識別要素
を前記識別情報装飾要素より高い優先順位で積層して表
示することを特徴とする。
【0015】第10の発明は、第1〜第9の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記識別情報装飾要素が先に
停止するように制御し、前記先に停止する識別情報装飾
要素と所定の組み合わせとなって停止するように、識別
要素の変動表示を制限することを特徴とする。
【0016】第11の発明は、第1〜第10の発明にお
いて、前記表示制御手段は、前記識別要素及び前記識別
情報装飾要素の少なくとも一方をスクロール変動によっ
て変動表示させることを特徴とする。
【0017】第12の発明は、第1〜第11の発明にお
いて、前記表示制御手段は、前記識別要素の変動速度
と、前記識別情報装飾要素の変動速度とを異ならせたこ
とを特徴とする。
【0018】第13の発明は、第5〜第12の発明にお
いて、前記変動表示領域装飾要素表示手段は、低い優先
順序で積層された要素を認識可能とする開放部を、前記
変動表示領域装飾要素に設けたことを特徴とする。
【0019】第14の発明は、第13の発明において、
前記変動表示領域装飾要素表示手段は、前記識別要素又
は前記識別情報装飾要素のスクロール方向に沿って、認
識度の異なる開放部を、前記変動表示領域装飾要素に設
けたことを特徴とする。
【0020】
【発明の作用および効果】第1の発明では、可変表示装
置の変動表示領域に複数種類の識別情報を変動表示する
変動表示ゲームの制御を行なう表示制御手段を備え、前
記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価値
を付与可能な遊技機において、前記複数種類の識別情報
は、識別要素と識別情報装飾要素とを構成要素とし、前
記識別要素と前記識別情報装飾要素とが所定の組み合わ
せとなって構成され、前記表示制御手段は、前記識別要
素と前記識別情報装飾要素とを独立に変動表示させ、前
記変動表示の停止時には、前記識別要素と前記識別情報
装飾要素とを前記所定の組み合わせとするので、従来に
ない全く斬新な識別情報の見せ方を提供することがで
き、識別情報を構成する識別要素と、識別情報装飾要素
との一体性が完全なものではなく、遊技者に識別情報の
変動表示に対する期待感を抱かせることができる。ま
た、前記識別要素と前記識別情報装飾要素とが分離した
状態で変動表示することから、大当たりへの期待を二重
に得ることができ、遊技者の期待感を大きく向上させ
る。
【0021】第2の発明では、前記識別要素は識別性を
有し、識別情報を主に特定するための要素であって、前
記識別情報装飾要素によっても識別情報を特定可能とし
たので、識別要素の変動からも、識別情報装飾要素の変
動からも大当たりへの期待を得ることができる。
【0022】第3の発明では、前記表示制御手段は、後
に停止する構成要素を、前記識別情報の構成要素のうち
先に停止した構成要素と所定の組み合わせとなるものに
制限するので、先に停止した構成要素から導出される識
別情報が予想でき、大当たりへの期待を2段階で得るこ
とができる。
【0023】第4の発明では、前記表示制御手段は、停
止した構成要素が所定の組み合わせにない場合に、前記
識別情報の構成要素が所定の組み合わせになるように、
少なくとも一方の構成要素を再変動するので、先に停止
した構成要素が外れ図柄であっても、最終的に導出され
る識別情報が異なる可能性があり、大当たりへの期待を
二重に得ることができ、遊技者の期待感を大きく向上さ
せることができる。
【0024】第5の発明では、前記表示制御手段は、前
記識別要素と前記識別情報装飾要素とを所定の優先順序
で配置して表示をする識別情報表示手段と、前記変動表
示領域を装飾する変動表示領域装飾要素を表示する変動
表示領域装飾要素表示手段と、前記識別要素、前記識別
情報装飾要素及び前記変動表示領域装飾要素の表示の優
先順序を制御する表示優先順序制御手段と、を備えたの
で、変動表示領域装飾要素により下位の表示順序によっ
て十分な視認性を得ない構成要素が何であるのかを推定
する興趣を得るとともに、結果態様導出への期待感を抱
かせるものとなる。また、識別情報を構成する要素の何
れかを注視すべきなのかを遊技者に示唆することが可能
となる。
【0025】第6の発明では、可変表示装置の変動表示
領域に複数種類の識別情報を変動表示する変動表示ゲー
ムの制御を行なう表示制御手段を備え、前記変動表示ゲ
ームの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与可能な
遊技機において、前記表示制御手段は、前記識別要素と
前記識別情報装飾要素とを所定の優先順序で配置して表
示をする識別情報表示手段と、前記変動表示領域を装飾
する変動表示領域装飾要素を表示する変動表示領域装飾
要素表示手段と、前記識別要素、前記識別情報装飾要素
及び前記変動表示領域装飾要素の表示の優先順序を制御
する表示優先順序制御手段と、を備えたので、従来にな
い全く斬新な識別情報の見せ方を提供することができ、
識別情報を構成する識別要素と、識別情報装飾要素との
一体性が完全なものではなく、遊技者に識別情報の変動
表示に対する期待感を抱かせることができる。また、前
記識別要素と前記識別情報装飾要素とが分離した状態で
変動表示することから、大当たりへの期待を二重に得る
ことができ、遊技者の期待感を大きく向上させる。ま
た、変動表示領域装飾要素により下位の表示順序によっ
て十分な視認性を得ない構成要素が何であるのかを推定
する興趣を得るとともに、結果態様導出への期待感を抱
かせるものとなる。また、識別情報を構成する要素の何
れかを注視すべきなのかを遊技者に示唆することが可能
となる。
【0026】第7の発明では、前記識別情報表示手段
は、前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを所定の優
先順序で積層して表示をするので、変動表示領域装飾要
素により下位の表示順序によって十分な視認性を得ない
構成要素が何であるのかを推定する興趣を得るととも
に、結果態様導出への期待感を抱かせるものとなる。ま
た、識別情報を構成する要素の何れかを注視すべきなの
かを遊技者に示唆することが可能となる。
【0027】第8の発明では、前記表示優先順序制御手
段は、前記識別要素の優先順序と前記識別情報装飾要素
の優先順序との間に、前記変動表示領域装飾要素の優先
順序を設定するので、識別要素の識別性を維持しつつ、
識別情報装飾要素が変動表示領域装飾要素によって見え
隠れすることによって、遊技者に識別情報の変動表示に
対する期待感を抱かせることができる。
【0028】第9の発明では、前記表示制御手段は、前
記識別情報装飾要素を前記識別要素よりも大きく表示す
るとともに、前記識別要素を前記識別情報装飾要素より
高い優先順位で積層して表示するので、小さく表示され
る方の構成要素の優先順位を高くしたことで、両構成要
素が重なった状態での変動表示でも双方の識別が容易に
なる。
【0029】第10の発明では、前記表示制御手段は、
前記識別情報装飾要素が先に停止するように制御し、前
記先に停止する識別情報装飾要素と所定の組み合わせと
なって停止するように、識別要素の変動表示を制限する
ので、識別情報装飾要素の停止によって組となる識別要
素に停止する予告をすることができる。
【0030】第11の発明では、前記表示制御手段は、
前記識別要素及び前記識別情報装飾要素の少なくとも一
方をスクロール変動によって変動表示するので、識別要
素と識別情報装飾要素、変動表示領域装飾要素の表示順
序の関係を認識しやすく表示することができる。
【0031】第12の発明では、前記表示制御手段は、
前記識別要素の変動速度と、前記識別情報装飾要素の変
動速度とを異ならせたので、識別要素と識別情報装飾要
素とが独立に変動表示していることを遊技者が容易に理
解でき、識別要素の停止態様と識別情報装飾要素の停止
態様とに期待感を抱くことができ、従来にない興趣向上
を図ることができる。また、小さく表示される識別要素
の変動速度を遅くすると、視認性のよい大きな構成要素
の変動速度が早く、視認性の悪い小さな構成要素の変動
速度が遅くなるので、両者に適切な視認性を与えること
ができる。
【0032】第13の発明では、前記変動表示領域装飾
要素表示手段は、低い優先順序で積層された要素を認識
可能とする開放部を、前記変動表示領域装飾要素に設け
たので、変動表示領域装飾要素の後方に表示される要素
の視認性を確保することができる。特に、変動表示領域
装飾要素が、識別要素と識別情報装飾要素の間に入り込
んだときに、背面側に表示されることとなる装飾表示要
素の視認性を確保することができる。
【0033】第14の発明では、前記変動表示領域装飾
要素表示手段は、前記識別要素又は前記識別情報装飾要
素のスクロール方向に沿って、認識度の異なる開放部
を、前記変動表示領域装飾要素に設けたので、複数の視
認性を設定することができ、遊技者の期待感も複数段階
に設定できる。また、十分でない視認性から構成要素を
推定するという新たな興趣を得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パ
チンコ遊技機)の遊技盤1の正面図である。
【0036】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3が形成され、遊技領域3には、変動表
示装置(特別図柄表示装置)4、特別変動入賞装置5、
各入賞口11、始動口7、普通図柄表示器23、普通変
動入賞装置8等が配設されている。遊技領域3のほぼ中
央には変動表示装置4が配置され、遊技領域3の下方に
は大入賞口として機能する特別変動入賞装置5が配設さ
れている。
【0037】変動表示装置4(可変表示装置)は、例え
ば、LCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等で
表示画面部分が構成されている。表示画面部分(表示領
域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変
動表示領域に識別情報(図柄)が表示される。すなわ
ち、左、中、右に設けられた変動表示領域には、識別情
報として割り当てられた図柄(例えば「0」〜「9」ま
での数字)が変動表示して変動表示ゲームが行われる。
その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像が表示さ
れる。
【0038】なお、後述する本実施の形態の具体的な表
示例において、図柄には、識別性を有する数字による識
別要素と、キャラクタなどの識別情報装飾要素とが設け
られており、この識別要素と識別情報装飾要素とが対に
なって識別情報を構成している。
【0039】特別変動入賞装置5の上方には、普通変動
入賞装置(普通電動役物)8を有する始動口7が、遊技
領域3の左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート2
0が配設される。
【0040】打球発射装置(図示省略)から遊技領域3
に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによ
り遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域3内
の各所に配置された風車等の転動誘導部材13により転
動方向を変えられながら遊技領域3表面を流下し、始動
口7、一般入賞口11、特別変動入賞装置5に入賞する
か、アウト口12から排出される。N個の一般入賞口1
1への遊技球の入賞は、各一般入賞口11毎に備えられ
たN個の入賞センサ17A〜17N(図2参照)によっ
て検出される。
【0041】始動口7、一般入賞口11、特別変動入賞
装置5に遊技球が入賞すると、入賞した入賞装置の種類
に応じた数の賞球が排出装置(図示省略)から排出さ
れ、遊技盤の下方び遊技機前面に設けられる供給皿(遊
技者に対して賞球又は貸球が払い出される皿)に供給さ
れる。
【0042】始動口7へ遊技球の入賞があると、変動表
示装置4では、前述した識別要素(数字)で構成される
図柄が順に変動表示する変動表示ゲームが開始し、変動
表示ゲームに関する画像が表示される。始動口16への
入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、
入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値である
とき)には、大当り状態となり、三つの図柄が揃った状
態(大当たり図柄)で停止する。このとき、特別変動入
賞装置5は、大入賞口ソレノイド6(図2参照)への通
電によって、大入賞口を所定の時間(例えば30秒)だ
け大きく開き、遊技者は多くの遊技球を獲得することが
できる。すなわち、特別変動入賞装置5は、遊技球を受
け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を
受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換さ
れる。
【0043】始動口7への遊技球の入賞は、特別図柄始
動センサ14で検出される。この遊技球の通過タイミン
グ(具体的には、入賞検出時点での遊技制御装置100
内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値)は、特別図
柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶
領域(特別図柄乱数記憶領域)に、所定回数(例えば、
最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この特別
図柄入賞記憶の記憶数は、変動表示装置4の下側に設け
られた4つのLEDからなる特別図柄記憶状態表示器1
8に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞
記憶に基づいて、変動表示装置4にて可変表示ゲームを
行う。
【0044】特別変動入賞装置5への遊技球の入賞は、
カウントセンサ15、継続センサ16(図2参照)によ
り検出される。
【0045】普通図柄始動ゲート20へ遊技球の入賞が
あると、普通図柄表示器23では、普通図柄(例えば、
一桁の数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図
柄始動ゲート20への入賞が所定のタイミングでなされ
たとき(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウン
タ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当
たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)
で停止する。このとき、始動口7の手前に設けられた普
通変動入賞装置8は、普通電動役物ソレノイド10(図
2参照)への通電により、始動口7への入口を所定の時
間(例えば、0.5秒)だけ拡開するように変換され、
遊技球の始動口7への入賞可能性が高められる。
【0046】普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過
は、普通図柄始動センサ21で検知される。この遊技球
の通過タイミング(具体的には、遊技制御装置100内
に備えられた普通図柄乱数カウンタの通過検出時点での
値)は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置100
内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)に、所定
回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶さ
れる。この普通図柄入賞記憶の記憶数は特別変動入賞装
置5の右側に設けられた4つのLEDからなる普通図柄
記憶状態表示器22に表示される。遊技制御装置100
は普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当た
りの抽選を行う。
【0047】遊技領域3の最下端には、遊技球を排出す
るアウト口12が設けられる。
【0048】遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED
等の装飾発光装置が設けられる。また、遊技機には、音
出力装置(スピーカ)が設けられる。
【0049】図2は、遊技制御装置100を中心とする
遊技機1の制御系の一部を示すブロック図である。
【0050】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技
制御のための不変の情報を記憶しているROM及び遊技
制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵し
た遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフ
ェース102、出力インターフェース103、発振器1
04等から構成される。
【0051】遊技用マイクロコンピュータ101は、入
力インターフェース102を介しての各種検出装置(特
別図柄始動センサ14、一般入賞口センサ17A〜17
N、カウントセンサ15、継続センサ16、普通図柄始
動センサ21)からの検出信号を受けて、大当り抽選
等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース
103を介して、各種制御装置(表示制御装置150、
排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置
300)、大入賞口ソレノイド6、普通電動役物ソレノ
イド10、普通図柄表示器23等に指令信号を送信し
て、遊技を統括的に制御する。
【0052】排出制御装置200は、遊技制御装置10
0からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニットの動作
を制御し賞球を排出させる。また、カード球貸ユニット
(図示省略)からの貸球要求に基づいて、払出ユニット
の動作を制御し貸球を排出させる。
【0053】装飾制御装置250は、遊技制御装置10
0からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LE
D等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄始動記
憶表示器18、普通図柄始動記憶表示器22の表示を制
御する。
【0054】音制御装置300は、スピーカからの効果
音の出力を制御する。
【0055】なお、遊技制御装置100から、各種従属
制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、
装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、
遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通
信のみが許容されるようになっている。これにより、遊
技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入
力されることを防止することができる。
【0056】遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回
路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備
えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下
を検出すると、遊技制御装置100等に対して停電検出
信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置1
00は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行
い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。
バックアップ電源部は、遊技制御装置100等のRAM
にバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情
報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等をバ
ックアップする。
【0057】表示制御装置150は、CPU151、R
OM152、RAM153、DMAC(ダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラ)154、インターフェ
ース155、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントロ
ーラ)156、画像データ(図柄データ、背景画デー
タ、動画キャラクタデータ等)を格納したフォントRO
M157、発振器158、γ補正回路159等から構成
される。
【0058】主に表示制御装置150によって、表示制
御手段、識別情報表示手段、変動表示領域装飾要素表示
手段、表示優先順序制御手段、積層順序制御手段等の表
示に関する手段が構成される。
【0059】CPU151は、遊技制御装置100から
の表示指令信号に基づいて、画面情報(図柄表示情報、
背景画面情報、動画キャラクタ画面情報等)を作成し
て、RAM153に記憶する。この画面情報は、VDC
156の垂直同期割込のタイミングで、転送指令を受け
たDMAC154により、VDC156に転送される。
VDC156は、この画像情報に基づき、フォントRO
M157の該当画像データを取り込み、変動表示装置4
の画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像表示
(描画)を行う。
【0060】フォントROM157には、変動表示ゲー
ムに用いる各図柄のデータや、背景、キャラクタ等の演
出表示のデータを格納してある。
【0061】γ補正回路159は、変動表示装置4の信
号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、変動表示
装置4の表示照度を調整するものである。
【0062】インターフェース155の手前には、信号
伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けら
れ、遊技制御装置100から表示制御装置150への信
号入力のみが許容され、表示制御装置150から遊技制
御装置100への信号出力を禁止している。なお、遊技
制御装置100と表示制御装置150との間で双方向通
信を行う場合には、バッファ回路160には双方向バッ
ファを用いることもできる。
【0063】遊技制御装置100から表示制御装置15
0に送信される信号には、停止図柄、変動過程を指示す
る表示制御コマンドが含まれている。表示制御装置15
0は、遊技制御装置100からの表示制御コマンドによ
って、遊技制御装置100で抽出された乱数に対応する
変動パターンで、変動表示される出現図柄、仮停止図柄
を選択して、変動表示装置4に表示する。そして、最終
的に本停止図柄として、遊技制御装置100から送信さ
れてきた大当り図柄を導出して表示する。
【0064】図3は、本発明の実施の形態の遊技機の状
態遷移図である。この状態遷移図に従って、遊技の概要
について説明する。以下の説明では、変動表示装置4の
変動表示ゲームの変動表示領域を左、右、中の変動表示
領域として説明する。
【0065】まず、遊技開始当初(あるいは遊技開始
前)の時点では、客待ち状態となっており、客待ち画面
の表示を指令する表示指令信号が遊技制御装置100か
ら表示制御装置150に送信され、変動表示装置4の画
面には、動画又は静止画である客待ち画面が表示され
る。
【0066】そして、遊技領域3に打ち出された遊技球
が始動口7に入賞すると、遊技制御装置100によっ
て、所定の乱数が抽出され、変動表示ゲームの大当りの
抽選が行われ、その入賞が特別図柄始動記憶として記憶
される。そして、遊技制御装置100から表示制御装置
150に変動表示を指令する表示指令信号が送信され、
変動表示装置4の画面の左、右、中の変動表示領域に複
数の図柄の変動表示が開始される。
【0067】この変動表示の開始後、所定の時間が経過
すると、変動表示が左、右、中の順に仮停止するが、こ
の過程でリーチ状態(例えば、左の図柄と右の図柄が大
当りの組合せを発生する可能性のある状態)が発生する
と、所定のリーチ遊技が行われる。このリーチ遊技で
は、例えば中の図柄を極めて低速で変動表示させたり、
高速変動させたり、変動表示を逆転したりする。また、
リーチ遊技に合わせた背景表示、キャラクタ表示が行わ
れる。
【0068】なお、仮停止状態とは遊技者が図柄を認識
可能な略停止状態として、最終的な停止図柄が確定しな
い状態である。具体的には、停止位置にて図柄を微少に
変動させることの他に、図柄を回転させたり、図柄を拡
大縮小したり、図柄の色を変化させたり、図柄の形状を
変化させる等の態様がある。
【0069】そして、当り図柄の抽選の結果が大当りで
あれば、最終的に左、右、中の図柄が所定の大当りの組
合せで停止され、大当りが発生する。
【0070】この大当り遊技が発生すると、特別変動入
賞装置5が所定期間にわたって開かれる特別遊技が行わ
れる。この特別遊技は特別変動入賞装置5への遊技球の
所定数(例えば10個)の入賞又は所定時間の経過(例
えば30秒)を1単位(1ラウンド)として実行され、
特別変動入賞装置5内の継続入賞口への入賞(継続セン
サ16による入賞球の検出)を条件に、規定ラウンド
(例えば16ラウンド)繰り返される。また、大当り遊
技が発生すると、大当りのファンファーレ表示、ラウン
ド数表示、大当りの演出表示等、遊技制御装置100か
ら表示制御装置150に大当り遊技に関する表示を指令
する信号が送信され、変動表示装置の画面に大当り遊技
の表示が行われる。
【0071】この場合、大当りが特定の大当りであれ
ば、大当り遊技後に特定遊技状態が発生され、次回の大
当りの発生確率を高確率(確変状態)にしたり、普図の
変動表示ゲームの変動表示時間の短縮(時短)等が行わ
れ、遊技者により有利な状態となる。
【0072】そして、変動表示ゲームが終了したとき
(ハズレのとき)にあるいは大当り遊技が終了したとき
に、特別図柄始動記憶があれば、その特別図柄始動記憶
に基づき新たな変動表示ゲームが繰り返される。また、
変動表示ゲームが終了したとき(ハズレのとき)に、特
別図柄始動記憶がなければ、客待ち状態に戻される。
【0073】なお、普通図柄始動ゲート20を遊技球が
通過すると、その通過又は普通図柄始動記憶に基づき、
普通図柄に関する乱数が抽出され、乱数が当たりであれ
ば、普通図柄表示器23に当たり表示が行われて、始動
口7の普通変動入賞装置8が所定時間にわたって拡開さ
れ、始動口7への入賞が容易にされる。
【0074】図4は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報を説明する図である。特に、本図では識別
情報(図柄)を構成する識別要素と識別情報装飾要素と
の組み合わせを示す。
【0075】本実施の形態の遊技機における識別情報
は、識別性を有し、賞(大当たり等)となる組み合わせ
を与える識別要素と、この識別要素に対応して設けら
れ、識別情報を装飾する識別情報装飾要素とが組み合わ
されて、識別要素と識別情報装飾要素とが積層されて識
別情報を構成している。すなわち、識別要素「1」には
楕円の識別情報装飾要素が対応し、識別要素「2」には
小判形の識別情報装飾要素が対応し、識別要素「4」に
は五角形の識別情報装飾要素が対応している。
【0076】また、識別要素は、識別情報装飾要素より
小さく(識別要素が識別情報装飾要素より大きく)表示
されており、識別要素と識別情報装飾要素とが重なって
表示される状態でも、識別情報装飾要素が識別要素に隠
れることがないように構成されている。
【0077】本実施の形態では、識別情報毎に異なる識
別情報装飾要素によって識別情報を構成しているが、複
数の識別情報に共通する識別情報装飾要素を用いて識別
情報を構成してもよい。
【0078】図5は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報を説明する図である。特に、本図では識別
要素と識別情報装飾要素との関係を示す。
【0079】識別要素と識別情報装飾要素とは、識別要
素の方が識別情報装飾要素よりも表示の優先順序が高く
なるように積層されて配置されている。すなわち、識別
要素が手前(前面)に位置するように表示制御されてい
る。より具体的には、識別情報を表示するために複数の
レイヤが設けられており、この複数のレイヤ上に識別情
報を構成する表示要素が配置されている。識別要素はレ
イヤ1(識別要素表示レイヤ)に配置されており、識別
情報装飾要素はレイヤ2(識別情報装飾要素表示レイ
ヤ)に配置されている。変動表示領域には、レイヤ1と
レイヤ2とが積層されて、レイヤ1はレイヤ2より前面
に配置されている。そして、識別要素の方が識別情報装
飾要素よりも優先順序が高く表示されるように制御され
ている。
【0080】また、複数のレイヤを設けることなく、識
別要素と識別情報装飾要素と一つのレイヤに、識別要素
が手前に表示されるように重ね合わせて(積層して)配
置して表示するようにしてもよい。
【0081】この識別要素と識別情報装飾要素とは、変
動表示中に一体となって又は分離して表示される。そし
て、変動表示が終了すると、識別要素と識別情報装飾要
素とは所定の組み合わせとなって、すなわち、識別要素
と識別情報装飾要素とが対になって表示される状態に戻
って、識別情報の変動が停止する。
【0082】図6は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報を説明する図である。特に、本図では識別
要素と識別情報装飾要素との別な構成を示す。
【0083】図6に示す実施の形態では、図5に示した
例と異なり、識別情報装飾要素が複数の層に配置されて
いる。
【0084】識別要素と識別情報装飾要素とは、識別要
素の方が識別情報装飾要素よりも表示の優先順序が高く
なるように積層されており、識別要素が手前(前面)に
位置するように表示制御されている。すなわち、識別情
報を表示するために複数のレイヤが設けられており、こ
の複数のレイヤ上に識別情報を構成する表示要素が配置
されている。また、識別情報装飾要素を配置するために
も複数のレイヤが設けられており、各レイヤ上に識別情
報装飾要素の一部分が配置されている。
【0085】本実施の形態では識別情報装飾要素を構成
するキャラクタの胴体(識別情報装飾要素A)がレイヤ
3(識別情報装飾要素表示用レイヤ)に、識別情報装飾
要素を構成するキャラクタの目と口(識別情報装飾要素
B)がレイヤ2(識別情報装飾要素表示用レイヤ)に、
各々配置されている。そして、レイヤ3はレイヤ2より
前面に配置されており、識別情報装飾要素B(目、口)
の方が識別情報装飾要素A(胴体)よりも優先順序が高
く、手前に表示されるように制御されている。レイヤ2
及びレイヤ3の前面にはレイヤ1(識別要素表示用レイ
ヤ)が配置されており、識別要素の方が識別情報装飾要
素よりも優先順序が高く、手前に表示されるように制御
されている。すなわち、変動表示領域には、レイヤ1、
レイヤ2及びレイヤ3が積層されて、レイヤ2はレイヤ
3より前面に、さらにレイヤ1はレイヤ2より前面に配
置されている。そして、識別要素、識別情報装飾要素
B、識別情報装飾要素Aの順で手前から積層されて配置
され、この順で手前側に表示されるように制御されてい
る。
【0086】この識別要素と識別情報装飾要素とは変動
表示中に一体となって又は分離して、さらには、識別情
報装飾要素のうち異なるレイヤ上に設けられた部分は変
動表示中に一体となって又は分離して表示される。そし
て、変動表示が終了すると、識別要素と識別情報装飾要
素、及び、分離した識別情報装飾要素は所定の組み合わ
せとなって、識別要素と識別情報装飾要素とが対になっ
て表示される状態に戻って、識別情報の変動が停止す
る。
【0087】このように図5、図6に示す実施の形態で
は、変動表示装置4の変動表示領域に複数種類の識別情
報(図柄)を変動表示する変動表示ゲームの制御を行な
う表示制御装置150を備え、変動表示ゲームの結果態
様に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
て、複数種類の図柄は、識別要素(数字)と識別情報装
飾要素(キャラクタ)とを構成要素とし、数字とキャラ
クタとが所定の組み合わせとなって構成されているの
で、従来にない全く斬新な図柄の見せ方を提供すること
ができ、図柄を構成する数字と、キャラクタとの一体性
が完全なものではなく、遊技者に図柄の変動表示に対す
る期待感を抱かせることができる。
【0088】また、図柄を数字によって構成したことか
ら、数字は識別性を有し、主に図柄を特定するためのも
のとなる。また、キャラクタを図柄毎に異なるものとし
たので、キャラクタによっても図柄を特定可能となる。
よって、数字からもキャラクタからも大当たりへの期待
を得ることができる。
【0089】また、表示制御装置150は、キャラクタ
を数字よりも大きく表示するとともに、数字をキャラク
タより高い優先順位で積層して表示するので、小さく表
示される方の数字の優先順位を高くしたことで、数字と
キャラクタとが重なった状態での変動表示でも双方を容
易に識別することができる。
【0090】図7は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の表示態様を説明する図である。特に、本
図では識別情報(図柄)と変動表示領域装飾要素(背
景)との関係を示す。
【0091】図7(A)は、背景の優先順序に比べ図柄
の優先順序が高くなっており、図柄が背景より前面(手
前)に(背景が図柄より背面(後側)に)表示される。
すなわち、識別情報(図柄)を構成する識別要素(数
字)と識別情報装飾要素(キャラクタ)との両方が、背
景より表示の優先順序が高く、背景より手前に表示され
るように制御される。よって、背景に対して、図柄全体
を良好に視認することができる。
【0092】図7(B)は、背景の優先順序に比べ図柄
のうち識別要素(数字)の優先順序が高くなっている
が、識別情報装飾要素(キャラクタ)の優先順序が低く
なっている。よって、数字が背景より前面(手前)に、
キャラクタが背景より背面(後側)に配置される。すな
わち、背景が数字より背面(後側)に、背景がキャラク
タより前面(手前)に表示される。このとき、背景には
優先順序が低く後側に表示された表示要素が視認しうる
開放部が設けられている。この開放部によって、背景の
後側に表示されたキャラクタが表示画面に表示され、こ
のキャラクタを見ることができる。よって、識別要素
(数字)を良好に視認でき、識別情報装飾要素(キャラ
クタ)も視認可能な状態にある。
【0093】図7(C)は、図柄の優先順序に比べ背景
の優先順序が高くなっており、背景が図柄より前面(手
前)に(図柄が背景より背面(後側)に)配置され、こ
の順序で表示される。このとき、背景には優先順序が低
く後側に表示された表示要素が視認しうる開放部が設け
られており、この開放部によって、背景の後側に配置さ
れたキャラクタが表示画面に表示され、このキャラクタ
を見ることができる。しかし、識別要素(数字)が配置
されている識別情報の下部に対応する位置の背景には開
放部が設けられていないことから、背景の後側に配置さ
れた数字は表示画面に表示されず、この数字を見ること
はできない。よって、図7(C)に示す状態では、識別
情報装飾要素を視認可能な状態にあるが、識別要素は視
認することができない。
【0094】なお、図7(C)に示す状態において、数
字が配置されている位置に対応する背景に、数字の一部
が視認しうる小さな開放部を設けることによって、識別
情報装飾要素を視認することができるが、識別要素を視
認することが困難な状態を作り出すことができる。
【0095】また、キャラクタ、数字、背景の表示の優
先順序によって、遊技における信頼度を変え、この表示
の優先順序(各表示要素の積層順序)によって信頼度を
報知するように構成することもできる。
【0096】このように図7に示す実施の形態では、変
動表示装置(可変表示装置)4の変動表示領域に複数種
類の識別情報(図柄)を変動表示する変動表示ゲームの
制御を行なう表示制御装置150を備え、変動表示ゲー
ムの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊
技機において、表示制御装置150の機能によって、識
別要素(数字)と図柄装飾要素(キャラクタ)とを所定
の優先順序で配置して表示をする図柄表示手段と、変動
表示領域を装飾する変動表示領域装飾要素(背景)を表
示する変動表示領域装飾要素表示手段と、数字、キャラ
クタ及び背景の表示の優先順序を制御する表示優先順序
制御手段とを構成したので、従来にない全く斬新な図柄
の見せ方を提供することができ、図柄を構成する数字
と、キャラクタとの一体性が完全なものではなく、遊技
者に図柄の変動表示に対する期待感を抱かせることがで
きる。また、数字とキャラクタとが分離した状態で変動
表示することから、大当たりへの期待を二重に得ること
ができ、遊技者の期待感を大きく向上させる。また、背
景により下位の表示順序によって十分な視認性を得ない
構成要素が何であるのかを推定する興趣を得るととも
に、結果態様導出への期待感を抱かせるものとなる。ま
た、図柄を構成する要素の何れかを注視すべきなのかを
遊技者に示唆することが可能となる。
【0097】また、表示優先順序制御手段は、数字とキ
ャラクタの優先順序を、背景より優先した順位に設定す
るので、数字とキャラクタの識別性を維持しつつ、図柄
の変動表示をすることができる。
【0098】また、表示優先順序制御手段は、数字の優
先順序とキャラクタの優先順序との間に、背景の優先順
序を設定するので、数字の識別性を維持しつつ、キャラ
クタが背景によって見え隠れすることによって、遊技者
に図柄の変動表示に対する期待感を抱かせることができ
る。
【0099】また、表示優先順序制御手段は、背景の優
先順位を、数字とキャラクタのより優先した順位に設定
するので、数字とキャラクタとが背景によって見え隠れ
するこによって、遊技者に図柄の変動表示に対する期待
感を抱かせることができる。
【0100】なお、前述した表示優先順序制御手段に代
わって、数字、キャラクタ及び背景の積層順序を制御す
る積層順序制御手段を表示制御装置150の機能によっ
て構成して、各表示要素の積層順位を制御することで、
表示順序(表示の前後)を制御することもできる。
【0101】図8は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の変動表示の態様を説明する図である。
【0102】図8に示す実施の形態では、識別情報(図
柄)と変動表示領域装飾要素(背景)とは、図7(B)
に示す優先順序に従って積層されて配置されている。す
なわち、識別要素(数字)、変動表示領域装飾要素(背
景)、識別情報装飾要素(キャラクタ)の順に優先順序
が高く、この順序で前面(手前)から積層されて、識別
要素が最前面に表示されるように制御されている。
【0103】図8(A)に示す状態では識別情報が識別
情報装飾要素と識別要素とに分離して、両者が異なる速
度で変動表示をしている。すなわち、数字は背景の前側
を、キャラクタは背景の後側を両者が同期することなく
変動表示している。このとき、識別情報を構成する二つ
の要素が別個に変動表示をしているので、どちらの変動
で停止するのかが分からず、遊技者に大当たりへの期待
を持たせることができる。
【0104】そして、背景の前側に配置された数字の変
動が先に停止(仮停止)したが、背景の後側に配置され
たキャラクタはまだ変動を続けている(図8(B))。
【0105】そして、背景の後側に配置されたキャラク
タの変動も停止する(図8(C))。この状態で、数字
(識別要素)とキャラクタ(識別情報装飾要素)とは所
定の組み合わせ(図4参照)となるように停止して、正
規な組み合わせの識別情報となって、停止図柄が表示さ
れる。
【0106】すなわち、変動表示中は、数字とキャラク
タとが所定の組み合わせに従わないで、両者が関連する
ことなく変動表示をしているが、先に停止した数字と対
応した(正規な組み合わせになる)キャラクタで変動を
停止する。よって、変動表示が停止して停止図柄が導出
されたときには数字とキャラクタとが所定の組み合わせ
となる。なお、仮停止状態では、数字とキャラクタとが
所定の組み合わせとならなくてもよい。
【0107】このように図8に示す実施の形態では、変
動表示装置4の変動表示領域に複数種類の識別情報(図
柄)を変動表示する変動表示ゲームの制御を行なう表示
制御装置150を備え、変動表示ゲームの結果態様に関
連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機において、複
数種類の図柄は、識別要素(数字)と識別情報装飾要素
(キャラクタ)とを構成要素とし、数字とキャラクタと
が所定の組み合わせとなって構成され、表示制御装置1
50の機能によって、数字とキャラクタとを独立に変動
表示させる独立変動表示手段と、変動表示の停止時に
は、数字とキャラクタとを所定の組み合わとする図柄組
合せ手段を構成したので、従来にない全く斬新な図柄の
見せ方を提供することができ、図柄を構成する数字と、
キャラクタとの一体性が完全なものではなく、遊技者に
図柄の変動表示に対する期待感を抱かせることができ
る。また、図柄とキャラクタとが分離した状態で変動表
示することから、大当たりへの期待を二重に得ることが
でき、遊技者の期待感を大きく向上させる。
【0108】また、表示制御装置150は、後に停止す
る構成要素を、図柄の構成要素のうち先に停止した構成
要素と所定の組み合わせとなるものに制限する。すなわ
ち、後に停止するキャラクタを、先に停止した数字と所
定の組み合わせとなるものに制限するので、先に停止し
た数字から導出されるキャラクタが予想でき、大当たり
への期待を2段階で得ることができる。
【0109】また、表示制御装置150の機能によっ
て、数字とキャラクタとを所定の優先順序で配置して表
示をする識別情報表示手段と、変動表示領域を装飾する
変動表示領域装飾要素(背景)を表示する変動表示領域
装飾要素表示手段と、数字、キャラクタ及び背景の表示
の優先順序を制御する表示優先順序制御手段とを構成し
たので、背景により下位の表示順序によって十分な視認
性を得ない構成要素が何であるのかを推定する興趣を得
るとともに、結果態様導出への期待感を抱かせるものと
なる。また、図柄を構成する要素の何れかを注視すべき
なのかを遊技者に示唆することが可能となる。
【0110】また、表示優先順序制御手段は、数字の優
先順序とキャラクタの優先順序との間に、背景の優先順
序を設定するので、数字の識別性を維持しつつ、キャラ
クタが背景によって見え隠れすることによって、遊技者
に図柄の変動表示に対する期待感を抱かせることができ
る。
【0111】また、表示制御装置150は、数字及びキ
ャラクタの少なくとも一方をスクロール変動によって変
動表示するので、数字とキャラクタ、背景の表示順序の
関係を認識しやすく表示することができる。
【0112】また、表示制御装置150は、数字の変動
速度と、キャラクタの変動速度とを異ならせたので、数
字とキャラクタとが独立に変動表示していることを遊技
者が容易に理解でき、数字の停止態様とキャラクタの停
止態様とに期待感を抱くことができ、従来にない興趣向
上を図ることができる。また、小さく表示される数字の
変動速度を遅くすると、視認性のよい大きな構成要素の
変動速度が早く、視認性の悪い小さな構成要素の変動速
度が遅くなるので、両者に適切な視認性を与えることが
できる。
【0113】また、表示制御装置150(変動表示領域
装飾要素表示手段)は、低い優先順序で積層された要素
を認識可能とする開放部を背景に設けたので、背景の後
方に表示される要素の視認性を確保することができる。
特に、背景が数字とキャラクタの間に入り込んだとき
に、背面側に表示されることとなる装飾表示要素の視認
性を確保することができる。
【0114】また、表示制御装置150(変動表示領域
装飾要素表示手段)は、数字又はキャラクタのスクロー
ル方向に沿って、認識度の異なる開放部を背景に設けた
ので、複数の視認性を設定することができ、遊技者の期
待感も複数段階に設定できる。また、十分でない視認性
から構成要素を推定するという新たな興趣を得ることが
できる。
【0115】図9は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の別な変動表示の態様を説明する図であ
る。
【0116】図9に示す実施の形態では、識別情報(図
柄)と変動表示領域装飾要素(背景)とは、図7(B)
に示す優先順序に従って積層されて配置されている。す
なわち、識別要素(数字)、変動表示領域装飾要素(背
景)、識別情報装飾要素(キャラクタ)の順に優先順序
が高く、この順序で前面(手前)から積層されて表示さ
れる。
【0117】図9(A)に示す状態では識別情報が識別
情報装飾要素と識別要素とに分離して、両者が異なる速
度で変動表示をしている。すなわち、数字は背景の前側
を、キャラクタは背景の後側を両者が同期することなく
変動表示している。
【0118】そして、背景の後側に配置されたキャラク
タの変動が先に停止し、背景の前側に配置された数字は
まだ変動を続けている(図9(B))。
【0119】そして、背景の前側に配置された数字の変
動も停止する(図9(C))。この状態で、数字(識別
要素)とキャラクタ(識別情報装飾要素)とは所定の組
み合わせ(図4参照)となるように停止して、正規な組
み合わせの識別情報となる。
【0120】すなわち、変動表示中は、数字とキャラク
タとが所定の組み合わせに従わないで、両者が関連する
ことなく変動表示をしているが、先に停止したキャラク
タに対応した(正規な組み合わせになる)数字で変動を
停止する(変動停止時には数字とキャラクタとが所定の
組み合わせに従って停止する)。
【0121】なお、図8、図9には、数字、キャラクタ
が右から左へ移動して次の数字、キャラクタに変化する
スクロールによる変動表示を示したが、切換表示によっ
て変動表示をするようにしてもよい。
【0122】このように図9に示す実施の形態では、変
動表示装置4の変動表示領域に複数種類の識別情報(図
柄)を変動表示する変動表示ゲームの制御を行なう表示
制御装置150を備え、変動表示ゲームの結果態様に関
連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機において、複
数種類の図柄は、識別要素(数字)と識別情報装飾要素
(キャラクタ)とを構成要素とし、数字とキャラクタと
が所定の組み合わせとなって構成され、表示制御装置1
50は、数字とキャラクタとを独立に変動表示させ、変
動表示の停止時には、数字とキャラクタとを所定の組み
合わとし、後に停止する構成要素を、図柄の構成要素の
うち先に停止した構成要素と所定の組み合わせとなるも
のに制限する。すなわち、後に停止する数字を、先に停
止したキャラクタと所定の組み合わせとなるものに制限
するので、先に停止したキャラクタから導出される数字
が予想でき、大当たりへの期待を2段階で得ることがで
きる。
【0123】また、表示制御装置150は、キャラクタ
が先に停止するように制御し、先に停止するキャラクタ
と所定の組み合わせとなって停止するように、数字の変
動表示を制限するので、キャラクタの停止によって組と
なる数字に停止する予告をすることができる。
【0124】図10は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける識別情報の別な変動表示の態様を説明する図であ
る。
【0125】図10に示す実施の形態では、識別情報
(図柄)と変動表示領域装飾要素(背景)とは、図7
(B)に示す優先順序に従って積層されて配置されてい
る。すなわち、識別要素(数字)、変動表示領域装飾要
素(背景)、識別情報装飾要素(キャラクタ)の順に優
先順序が高く、この順序で前面(手前)から積層されて
表示される。
【0126】変動表示を開始すると、識別情報が識別情
報装飾要素と識別要素とに分離して、両者が異なる速度
で変動表示をしている。すなわち、数字は背景の前側
を、キャラクタは背景の後側を両者が同期することなく
変動表示している。そして、背景の後側に配置されたキ
ャラクタの変動が先に停止し、背景の前側に配置された
数字はまだ変動を続けている(図10(A))。
【0127】続いて、キャラクタの変動が停止するが、
この状態では数字とキャラクタとの組み合わせが異なる
態様で、数字とキャラクタとの変動が停止する。すなわ
ち、数字は「2」で停止しており、数字「2」に対応す
るキャラクタは小判形であるのに対し、数字「1」に対
応する楕円形のキャラクタで停止している。よって、数
字とキャラクタとの何れか(又は双方)が再変動して、
正規の組み合わせになることが予告される(図10
(B))。
【0128】そして、背景の後側に配置されたキャラク
タが再度変動して、数字(識別要素)とキャラクタ(識
別情報装飾要素)とは所定の組み合わせ(図4参照)と
なるように停止して、正規な組み合わせの識別情報とな
り、停止図柄が確定する。なお、このとき、キャラクタ
でなく数字を再度変動させるように構成してもよい。こ
のように何れが変動表示をするかが分からないように構
成すると、一旦停止した数字とキャラクタとのどちらに
合わせて停止図柄が導出されるかが分からないので、遊
技者に対して大当たりに対する期待感を持たせることが
できる。
【0129】この再変動は、遊技者に有利になる識別情
報が導出されるように変動が行われるようにするとよ
い。すなわち図10に示す例では、キャラクタに対応す
る「1」より、数字で示される「2」の方が遊技者にと
って価値が高い(例えば、他の図柄が2で停止している
場合)。
【0130】このように図10に示す実施の形態では、
表示制御装置150は、停止した構成要素が所定の組み
合わせにない場合に、図柄の構成要素が所定の組み合わ
せになるように、少なくとも一方の構成要素を再変動す
るので、先に停止した構成要素が外れ図柄であっても、
最終的に導出される図柄が異なる可能性があり、大当た
りへの期待を二重に得ることができ、遊技者の期待感を
大きく向上させることができる。
【0131】図11は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける識別情報の別な変動表示の態様を説明する図であ
る。
【0132】図11に示す実施の形態では、識別情報
(図柄)と変動表示領域装飾要素(背景1)とは、図7
(B)に示す優先順序に従って積層されて配置されてい
る。さらに、変動表示領域装飾要素(背景2)が高い優
先度で配置されている。すなわち、変動表示領域装飾要
素(背景2)、識別要素(数字)、変動表示領域装飾要
素(背景1)、識別情報装飾要素(キャラクタ)の順に
優先順序が高く、この順序で前面(手前)から積層され
て表示される。また、右側の背景1には優先順序が低く
後側に表示された表示要素が視認しうる開放部が設けら
れており、この開放部によって、背景の後側に表示され
たキャラクタが表示画面に表示され、このキャラクタを
見ることができる。そして、左側の背景2は優先順序が
低く後側に表示された表示要素が視認できないものであ
る(開放部が設けられていない)。また、背景1と背景
2との間は、識別情報を見る上で障害となる背景が設け
られていないので、この間は数字もキャラクタも、その
全体を認識することができる。
【0133】図11(A)に示す状態では識別情報が識
別情報装飾要素と識別要素とに分離して、両者が異なる
速度で変動表示をしている。すなわち、数字は背景1の
前側を、キャラクタは背景1の後側を、両者が同期する
ことなく変動表示している。この状態では、背景1の前
側に配置されている識別要素(数字)の視認性は良好で
あって、背景1の後側に配置されている識別情報装飾要
素(キャラクタ)の視認可能な状態にある。
【0134】そして、図柄は背景1が設けられた領域を
通過して、背景1と背景2との間の領域に進む(図11
(B))。この状態では、図柄の全体(数字もキャラク
タも)を認識することができ、視認性は良好である。
【0135】そして、図柄は背景1と背景2との間の領
域を通過して、背景2が設けられた領域に進む(図11
(C))。この状態では、背景2の方が識別情報よりも
優先順序が高いので、図柄(数字もキャラクタも)がを
背景2の後側に隠れてしまい、識別情報を認識すること
ができず、識別要素の視認性も、識別情報装飾要素の視
認性も不良である。なお、背景2の大きさや、背景2に
開放部を設ける等によって、識別情報の一部を認識でき
るようにすると、その一部によって識別情報が推定可能
であり、戻り変動などにおいて、遊技者に期待を持たせ
ることができる。
【0136】なお、本実施の形態では、開放部は背景を
除去して窓を構成し、背景の後方に存在する表示要素が
明りょうに認識できるように構成しているが、この開放
部を半透明としたり、開放部にぼかしを加えたりして、
背景の後方に存在する表示要素の概略が認識できるよう
にしてもよい。
【0137】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上述
した発明の実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容
の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の遊技機の遊技盤の正面
図である。
【図2】 同じく遊技機の制御系の一部を示すブロック
図である。
【図3】 同じく遊技機の状態遷移図である。
【図4】 同じく識別情報の説明図である。
【図5】 同じく識別情報の説明図である。
【図6】 同じく識別情報の説明図である。
【図7】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図8】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図9】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図10】 同じく識別情報の表示態様の説明図であ
る。
【図11】 同じく識別情報の表示態様の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 変動表示装置 100 遊技制御装置 150 表示制御装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置の変動表示領域に複数種類
    の識別情報を変動表示する変動表示ゲームの制御を行な
    う表示制御手段を備え、前記変動表示ゲームの結果態様
    に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
    て、 前記複数種類の識別情報は、識別要素と識別情報装飾要
    素とを構成要素とし、前記識別要素と前記識別情報装飾
    要素とが所定の組み合わせとなって構成され、 前記表示制御手段は、前記識別要素と前記識別情報装飾
    要素とを独立に変動表示させ、前記変動表示の停止時に
    は、前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを前記所定
    の組み合わせとすることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記識別要素は識別性を有し、識別情報
    を主に特定するための要素であって、 前記識別情報装飾要素によっても識別情報を特定可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、後に停止する構成
    要素を、前記識別情報の構成要素のうち先に停止した構
    成要素と所定の組み合わせとなるものに制限することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、停止した構成要素
    が所定の組み合わせにない場合に、前記識別情報の構成
    要素が所定の組み合わせになるように、少なくとも一方
    の構成要素を再変動することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、 前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを所定の優先順
    序で配置して表示をする識別情報表示手段と、 前記変動表示領域を装飾する変動表示領域装飾要素を表
    示する変動表示領域装飾要素表示手段と、 前記識別要素、前記識別情報装飾要素及び前記変動表示
    領域装飾要素の表示の優先順序を制御する表示優先順序
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一
    つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 可変表示装置の変動表示領域に複数種類
    の識別情報を変動表示する変動表示ゲームの制御を行な
    う表示制御手段を備え、前記変動表示ゲームの結果態様
    に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
    て、 前記表示制御手段は、 前記識別要素と前記識別情報装飾要素とを所定の優先順
    序で配置して表示をする識別情報表示手段と、 前記変動表示領域を装飾する変動表示領域装飾要素を表
    示する変動表示領域装飾要素表示手段と、 前記識別要素、前記識別情報装飾要素及び前記変動表示
    領域装飾要素の表示の優先順序を制御する表示優先順序
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 前記識別情報表示手段は、前記識別要素
    と前記識別情報装飾要素とを所定の優先順序で積層して
    表示をすることを特徴とする請求項5又は6に記載の遊
    技機。
  8. 【請求項8】 前記表示優先順序制御手段は、前記識別
    要素の優先順序と前記識別情報装飾要素の優先順序との
    間に、前記変動表示領域装飾要素の優先順序を設定する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一つに記載
    の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記表示制御手段は、前記識別情報装飾
    要素を前記識別要素よりも大きく表示するとともに、前
    記識別要素を前記識別情報装飾要素より高い優先順位で
    積層して表示することを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか一つに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、前記識別情報装
    飾要素が先に停止するように制御し、 前記先に停止する識別情報装飾要素と所定の組み合わせ
    となって停止するように、識別要素の変動表示を制限す
    ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記
    載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記識別要素及
    び前記識別情報装飾要素の少なくとも一方をスクロール
    変動によって変動表示させることを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれか一つに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記表示制御手段は、前記識別要素の
    変動速度と、前記識別情報装飾要素の変動速度とを異な
    らせたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一
    つに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記変動表示領域装飾要素表示手段
    は、低い優先順序で積層された要素を認識可能とする開
    放部を、前記変動表示領域装飾要素に設けたことを特徴
    とする請求項5乃至12のいずれか一つに記載の遊技
    機。
  14. 【請求項14】 前記変動表示領域装飾要素表示手段
    は、前記識別要素又は前記識別情報装飾要素のスクロー
    ル方向に沿って、認識度の異なる開放部を、前記変動表
    示領域装飾要素に設けたことを特徴とする請求項13に
    記載の遊技機。
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