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JP2003143193A - ネットワーク間接続方法、その装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム - Google Patents

ネットワーク間接続方法、その装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム

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JP2003143193A
JP2003143193A JP2001333435A JP2001333435A JP2003143193A JP 2003143193 A JP2003143193 A JP 2003143193A JP 2001333435 A JP2001333435 A JP 2001333435A JP 2001333435 A JP2001333435 A JP 2001333435A JP 2003143193 A JP2003143193 A JP 2003143193A
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packet
multicast
network connection
network
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Masashi Fukutomi
昌司 福富
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VRRPとPIMを協調動作させて、マルチ
キャストのパケット伝送を可能とするとともに、障害発
生時のマルチキャストの転送の切り替えを迅速に行う。 【解決手段】 複数のルータ21,22によって構築さ
れる仮想ルータ20に、VRRPとPIMのプロトコル
を実装させるとともに、PIMが自装置のIPアドレス
を使用する場合には、仮想IPアドレスを使用すること
で、VRRPとPIMを協調動作させるとともに、ルー
タ21,22は、マスタまたはバックアップの状態にか
かわらず、PIMによるマルチキャストの制御パケット
の受信処理を行い、下流側ルータ40を介してホスト装
置10との間でマルチキャストの転送、傷害発生時の転
送切り替えを迅速に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冗長性を確保す
ることができるマルチキャストとVRRP(Virtu
al Router Redundancy Prot
ocol:RFC2338)を用いたネットワーク間接
続方法、その装置およびその装置を用いたネットワーク
間接続システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】VRRPは、デフォルトルータによるデ
フォルトルートの設定のみを頼りにして動作するホスト
装置をサポートするために作られたプロトコルであり、
同一ネットワーク上に設置されている複数台のネットワ
ーク間接続装置(ルータ)を組み合わせ、ルータ同士の
負荷分散およびバックアップ機能を実現するものであ
る。すなわち、このVRRPは、グループ化された複数
台のルータを、ネットワーク上に設置されたノード(例
えばホスト装置や他のルータ)から一台の仮想ルータと
して認識できるようにするものである。
【0003】このVRRPを用いる方法は、ユニキャス
トのパケットの中継に対して、仮想ルータを使うことで
冗長なシステムを実現するためのものであり、マルチキ
ャストのパケットの中継の場合には、適切なものではな
い。
【0004】そこで、マルチキャストルートの冗長機能
を実現する方法として、PIM(Protocol I
ndependent Multicast:RFC2
362)と呼ばれるマルチキャストのルーティングプロ
トコルを用いて、マルチキャストの経路制御を行うもの
がある。このPIMでは、ユニキャストのルーティング
プロトコルを利用し、2つのネットワーク間を複数台の
ルータで接続させマルチキャスト中継を行うものであ
る。このPIMでは、どちらか片方のルータ(Desi
gnated Router:以下、「DR」という)
がマルチキャストの中継を行っていた。これらルータの
うち、どちらのルータが中継を行うかは、ルータ間のP
IM Helloメッセージの送受信によって決めてい
た。
【0005】これにより、DRは、伝送されてきたパケ
ットを中継することができる。従って、この場合には、
VRRPなしで、PIMだけ動作させて、パケット中継
を行うものがあった。この場合、仮にDRが故障した場
合には、DR以外のもう一方のルータがDRになってパ
ケットの中継を継続していた。
【0006】このように上述のシステムでは、この標準
のプロトコルでルータの経路を換えることで、マルチキ
ャストルートの冗長機能を実現させたが、マルチキャス
トルートの切り替えには、例えばDRのダウンを他のP
IMルータが検知するまでの時間(Helloパケット
受信のタイムアウト時間)、他のルータがDRになるま
での時間、さらに実際にマルチキャストルートを構築す
るまでの時間などが加わったかなりの時間がかかるとい
う問題点があった。
【0007】これらを解決するために、例えば図23、
図24に示すように、VRRPとPIMを組み合わせた
ものがあった。図23は、ネットワークの最下流でVR
RP環境を構築した場合のシステム構成を示す構成図で
ある。図において、ネットワークの最下流には、受信者
となるホスト装置10が接続され、このホスト装置10
と仮想ルータ20間および仮想ルータ20と上流のルー
タ30間でVRRP環境を構築している。
【0008】仮想ルータ20は、ルータ21,22とか
ら構成され、動的ユニキャストルーティングプロトコル
を動作させたときと同様に、一方のルータ、例えばルー
タ21がDRとなり、他方のルータ22がバックアップ
ルータとなって、DR21がPIMを動作させてマルチ
キャストの中継を実施している。
【0009】ホスト装置10と仮想ルータ20間は、I
GMP(Internet Group Manage
ment Protocol)によるメッセージの送受
信を行っている。このIGMPは、RFC2236で標
準の方式となっており、ホスト装置10は、受信したい
マルチキャストグループのアドレスをIGMPのパケッ
トによって仮想ルータ20に通知し、仮想ルータ20
は、このようなIGMPを受信したポートにだけ、図示
しない送信者であるホスト装置から送信されるマルチキ
ャストパケットのストリームをフォワードすることによ
り、必要なホスト装置10にだけマルチキャストパケッ
トを中継していた。
【0010】また、仮想ルータ20とルータ30間は、
PIMのルーティングプロトコルを用いてHelloメ
ッセージの送受信を行っている。これにより、DRは、
伝送されてきたパケットを中継していた。
【0011】図24は、ネットワークの中間でVRRP
環境を構築した場合のシステム構成を示す構成である。
図において、ネットワーク最下流のホスト装置10と仮
想ルータ20との間に下流側ルータ40を接続させてV
RRP環境を構築している。仮想ルータ20は、図23
と同様の構成になっており、DRがPIMを動作させて
マルチキャストの中継を実施している。
【0012】ホスト装置10と下流側ルータ40間は、
IGMPによるメッセージの送受信を行っており、下流
側ルータ40と仮想ルータ20間は、PIMによるメッ
セージの送受信を行っている。このような構成におい
て、ホスト装置10からIGMPレポートメッセージの
パケットを受信した下流側ルータ40は、PIMのメッ
セージであるJoin/Pruneメッセージを送信す
るが、この場合に下流側ルータ40から見たPIM N
eighborは、Helloメッセージを各ルータに
割り当てられた実際のIPアドレス(以下、「実IPア
ドレス」という)で送信している。このため、下流側ル
ータ40は、PIM Neighborの存在を実IP
アドレスで登録していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
23のシステム構成では、障害発生時には、DR以外の
もう一方のルータがDRになるが、バックアップルータ
は、DRに切り替わるまでパケットの中継を始めないた
め、切り替えに時間がかかるという問題点があった。
【0014】また、この図24のシステム構成では、下
流側ルータは、上述したごとく、PIMネイバーの存在
を実IPアドレスで登録するが、デフォルトゲートウェ
イを仮想IPアドレスでスタティックに設定しているの
で、PIM Neighborを認識できない。このた
め、Join/Pruneメッセージが上流に転送され
ないので、仮想ルータでは、マルチキャストルートが作
られず、マルチキャストの転送動作が不可能になるとい
う問題点があった。
【0015】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、VRRPとPIMを協調動作させて、マルチキャ
ストのパケット伝送を可能とするとともに、障害発生時
のマルチキャストの転送の切り替えを迅速に行うことが
できるネットワーク間接続方法、その装置およびその装
置を用いたネットワーク間接続システムを提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、同一のネットワーク内に接続された
複数のネットワーク間接続装置が、実装するVRRPに
よってマスタとバックアップの関係に設定されて、仮想
ネットワーク間接続装置を構築し、前記ネットワークま
たは外部のネットワークから入力するパケットを、宛先
のネットワークに送出するネットワーク間接続方法にお
いて、前記仮想ネットワーク間接続装置は、前記VRR
Pとともにマルチキャストルーティングプロトコルを有
し、該マルチキャストルーティングプロトコルによる動
作で自装置のIPアドレスを使用する場合には、仮想ネ
ットワーク間接続装置として割り当てられた仮想IPア
ドレスを使用する使用工程とを含むことを特徴とするネ
ットワーク間接続方法が提供される。
【0017】この発明によれば、複数のネットワーク間
接続装置によって構築される仮想ネットワーク間接続装
置に、VRRPとPIMのマルチキャストルーティング
プロトコルを実装させるとともに、マルチキャストルー
ティングプロトコルが自装置のIPアドレスを使用する
場合には、仮想IPアドレスを使用してVRRPとマル
チキャストルーティングプロトコルを協調動作させて、
マルチキャストのパケット伝送を可能とするとともに、
障害発生時のマルチキャスト転送の切り替えを迅速に行
う。
【0018】この発明にかかる請求項2では、上記発明
において、前記ネットワーク間接続装置は、パケットの
判別を行う判別工程をさらに含み、前記バックアップ状
態の場合でも、前記判別工程で判別された前記マルチキ
ャストルーティングプロトコルによるマルチキャストの
制御パケットまたはIGMPのパケットの少なくとも一
つを受信処理するパケット受信処理工程とをさらに含む
ことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、マスタまたはバックア
ップの状態にかかわらず、マルチキャストルーティング
プロトコルによるマルチキャストの制御パケットまたは
IGMPのパケットの受信処理を行うことで、マルチキ
ャストのパケット伝送を可能とするとともに、障害発生
時のマルチキャストの転送の切り替えを迅速に行う。
【0020】この発明にかかる請求項3では、上記発明
において、前記ネットワーク間接続装置は、マルチキャ
スト転送のエントリ登録を行う登録工程と、前記マルチ
キャストのパケット中継を行う中継工程とをさらに含
み、前記バックアップ状態の場合に、前記登録工程でエ
ントリ登録がなされていても、前記中継工程では、前記
マルチキャストのパケット中継を行わないことを特徴と
する。
【0021】この発明によれば、ネットワーク間接続装
置は、制御パケットまたはIGMPのパケットの受信処
理に応じて、マルチキャスト転送のエントリ登録を行
い、自装置がバックアップ状態の場合には、マスタ状態
のネットワーク間接続装置がマルチキャスト転送を行う
ので、パケット中継を行わないように設定される。
【0022】この発明にかかる請求項4では、上記発明
において、前記マルチキャストの制御パケットまたはI
GMPのパケットは、マルチキャストの転送要求を示す
パケットからなり、前記登録工程では、当該転送要求に
応じてエントリ登録を行うことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、マルチキャストの転送
要求を示す制御パケットまたはIGMPのパケットが入
力された場合には、転送要求に応じてエントリ登録が行
われ、マルチキャストのパケット伝送を可能とする。
【0024】この発明にかかる請求項5では、同一のネ
ットワーク内に接続され、VRRPを用いてマスタとバ
ックアップの関係が設定される複数のネットワーク間接
続装置によって構築される仮想のネットワーク間接続装
置において、前記各ネットワーク間接続装置は、前記V
RRPとともにマルチキャストルーティングプロトコル
を有し、該マルチキャストルーティングプロトコルのパ
ケットを通信する場合には、仮想ネットワーク間接続装
置として割り当てられた仮想IPアドレスを使用するこ
とを特徴とするネットワーク間接続装置が提供される。
【0025】この発明によれば、仮想ネットワーク間接
続装置を構築する各ネットワーク間接続装置に、VRR
Pとマルチキャストルーティングプロトコルを実装さ
せ、マルチキャストルーティングプロトコルを用いたパ
ケット通信を行う場合には、仮想IPアドレスを使用し
て通信を行うことで、マルチキャストのパケット伝送を
可能とするとともに、障害発生時のマルチキャスト転送
の切り替えを迅速に行う。
【0026】この発明にかかる請求項6では、上記発明
において、前記ネットワーク間接続装置は、受信したパ
ケットの判別を行う判別手段と、前記判別されたVRR
Pメッセージを受信処理するVRRP処理手段と、前記
判別されたマルチキャストルーティングプロトコルのメ
ッセージを受信処理するマルチキャストルーティングプ
ロトコル処理手段と、前記判別されたRIPメッセージ
を受信処理するRIP受信処理手段と、前記判別された
マルチキャストパケットを受信処理するマルチキャスト
受信処理手段と、前記判別されたユニキャストパケット
を受信処理するユニキャスト受信処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0027】この発明によれば、複数のプロトコルを用
いたパケット通信を行うために、VRRP、マルチキャ
ストルーティングプロトコルなどの各プロトコルによる
受信処理手段を備えることで、VRRPとマルチキャス
トルーティングプロトコルを協調動作させる。
【0028】この発明にかかる請求項7では、上記発明
において、前記ネットワーク間接続装置は、IGMPを
受信処理するIGMP受信処理手段と、マルチキャスト
のエントリ登録を行う登録手段とをさらに備え、前記バ
ックアップ状態の場合にも、前記マルチキャストルーテ
ィングプロトコル受信処理手段による前記入力されるマ
ルチキャストの制御パケットの受信処理、または前記I
GMP受信処理手段によるIGMPパケットの受信処理
の少なくとも一つを行い、前記登録手段は、前記受信処
理されたパケットに基づいて前記エントリ登録を行うこ
とを特徴とする。
【0029】この発明によれば、マスタおよびバックア
ップのネットワーク間接続装置は、ともにマルチキャス
トルーティングプロトコルの受信処理またはIGMPの
受信処理を行うことで、マルチキャストのパケット伝送
を可能とするとともに、障害発生時のマルチキャスト転
送の切り替えを迅速に行う。
【0030】この発明にかかる請求項8では、上記発明
において、前記ネットワーク間接続装置は、前記マルチ
キャストのパケット中継を行う中継手段とをさらに含
み、前記バックアップ状態の場合に、前記登録手段でエ
ントリ登録がなされても、前記中継手段では、前記マル
チキャストのパケット中継を行わないことを特徴とす
る。
【0031】この発明によれば、自装置がバックアップ
状態の場合には、登録手段が制御パケットまたはIGM
Pのパケットの受信処理に応じて、マルチキャスト転送
のエントリ登録を行うが、マルチキャスト転送はマスタ
状態のネットワーク間接続装置が行うので、中継手段は
パケット中継を行わないことで、重複したマルチキャス
ト転送を防止している。
【0032】この発明にかかる請求項9では、複数の受
信者ホスト装置と、該受信者ホスト装置と伝送路を介し
て接続されるネットワーク間接続装置とから構築される
ネットワーク間接続システムにおいて、前記ネットワー
ク間接続装置は、請求項5〜8のいずれか一つに記載の
ネットワーク間接続装置からなり、前記受信者ホスト装
置との間でIGMPのパケット通信によってマルチキャ
ストの転送要求とエントリ登録を行うことを特徴とする
ネットワーク間接続システムが提供される。
【0033】この発明によれば、仮想ネットワーク間接
続装置を構築するネットワーク間接続装置と受信者ホス
ト装置との間では、仮想ネットワーク間接続装置に割り
当てられた仮想IPアドレスを用いて直接IGMPのパ
ケット通信を行って、マルチキャストの転送要求を行う
ことで、登録手段によるエントリ登録を行い、エントリ
登録されたグループのアドレスが付与されたマルチキャ
ストのパケットが入力されると、このパケットを該当す
る受信者ホスト装置に転送することを可能にする。
【0034】この発明にかかる請求項10では、複数の
受信者ホスト装置と、該受信者ホスト装置と伝送路を介
して接続されるネットワーク間接続装置と、前記受信者
ホスト装置とネットワーク間接続装置との間に介在する
中継装置とから構築されるネットワーク間接続システム
において、前記ネットワーク間接続装置は、請求項5〜
8のいずれか一つに記載のネットワーク間接続装置から
なり、前記受信者ホスト装置と前記中継装置との間で
は、IGMPのパケット通信を行うことによってマルチ
キャストの転送要求を行い、前記中継装置と前記ネット
ワーク間接続装置との間では、前記マルチキャストルー
ティングプロトコルによるマルチキャストの制御パケッ
ト通信によってマルチキャストの転送要求とエントリ登
録を行うことを特徴とするネットワーク間接続システム
が提供される。
【0035】この発明によれば、受信者ホスト装置から
IGMPのパケットが伝送されると、中継装置は、それ
に基づいてマルチキャストルーティングプロトコルのH
elloメッセージを仮想ネットワーク間接続装置の仮
想IPアドレスで送信することによって、マルチキャス
トの転送要求を行うことで、登録手段によるエントリ登
録を行い、エントリ登録されたグループのIPアドレス
が付与されたマルチキャストのパケットが入力される
と、このパケットを該当する受信者ホスト装置に転送す
ることを可能にする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるネットワーク間接続方法、その装置および
その装置を用いたネットワーク間接続システムの好適な
実施の形態を説明する。この発明の特徴は、PIMを動
作させて仮想ネットワーク間接続装置(以下、「仮想ル
ータ」という)のIPアドレスを使用する場合には、予
め仮想ルータに割り当てられた仮想IPアドレスによっ
てパケットの送受信などを行う点と、マルチキャストで
フォワードする時には、VRRPの状態でパケットの送
出の有無を判断して、VRRPとPIMを協調動作させ
る点である。
【0037】(実施例1)図1は、この発明にかかるネ
ットワーク間接続システムの実施例1の構成を示す構成
図であり、ネットワークの中間でVRRP環境を構築し
た場合のシステム構成を示す構成図である。なお、図1
のシステム構成は、図24のシステム構成と同様の構成
であるので、各構成部分に関しては説明の都合上、同一
符号を付記する。
【0038】図1において、仮想ルータ20を構成する
ルータ21,22と、仮想ルータ20より下流側の中継
装置であるルータ40は、VRRPとともにPIMのプ
ロトコルを実装しており、ルータ21,22は、自装置
のVRRP上の状態がマスタ、バックアップに拘わりな
く、PIMのプロトコルによって動作する通常のPIM
ルータとしての機能を有している。
【0039】これらルータ21,22は同一の構成にな
っており、その一例を図2に示す。図2において、これ
らルータ21,22は、下流のルータ40とポートを介
して接続されるLANインターフェース50と、LAN
インターフェース50で取り込まれたパケットを受信
し、パケットの種類を判別して振り分けるパケット受信
部51と、パケット受信部51で振り分けられたVRR
Pメッセージパケットの制御処理を行うVRRP制御部
52と、パケット受信部51で振り分けられたPIMメ
ッセージパケットの制御処理を行うマルチキャストルー
ティングプロトコル制御部(以下、「PIM制御部」と
いう)53と、パケット受信部51で振り分けられたR
IP(Routing Information Pr
otocol)メッセージパケットの制御処理を行うユ
ニキャストルーティングプロトコル制御部(以下、「R
IP制御部」という)54と、パケット受信部51で振
り分けられたマルチキャストパケットの制御処理を行う
マルチキャストフォワーディング制御部(以下、「マル
チ制御部」という)55と、パケット受信部51で振り
分けられたユニキャストパケットの制御処理を行うユニ
キャストフォワーディング制御部(以下、「ユニ制御
部」という)56と、マスタ、バックアップのVRRP
の状態を管理するための情報が格納するVRRP状態テ
ーブル57と、マルチキャストパケットをフォワーディ
ングするためのルート情報を格納するマルチキャストフ
ォワーディングテーブル58と、ユニキャストパケット
をフォワーディングするためのルート情報を格納するユ
ニキャストフォワーディングテーブル59と、各制御部
52〜56で処理されたパケットを送信するパケット送
信部60とから構成されている。
【0040】VRRP状態テーブル57は、図3に示す
ように、LANインターフェース50のポート番号と、
このポートに接続されている仮想ルータのID(識別
子)と、その仮想ルータの状態がマスタかバックアップ
かを示す状態情報とが格納されている。このVRRP状
態テーブル57は、VRRP制御部52がパケット受信
部51から入力するVRRPの状態内容に基づいてその
内容を変更しており、このVRRP状態テーブル57の
内容(状態)をマルチ制御部55とユニ制御部56が参
照することによって、受信したパケットの中継や破棄な
どを決定している。
【0041】マルチキャストフォワーディングテーブル
58は、図4に示すように、例えば配信されるコンテン
ツを示すマルチキャストグループのグループIPアドレ
スと、当該マルチキャストグループに参加を希望する各
ホスト装置が接続されるインターフェースの受信者ポー
ト番号のリストが格納されている。
【0042】ユニキャストフォワーディングテーブル5
9は、図5に示すように、ユニキャストパケットの宛先
の受信者ホスト装置を示すあて先IPアドレスと、それ
に続くサブネットマスクのデータと、この受信者ホスト
装置に至る次の下流側のルータを示すNext Hop
ルータIPアドレスと、この下流側のルータが接続され
ているLANインターフェースの出力ポート番号とが格
納されている。
【0043】このシステムで送受信されるパケットに
は、VRRPパケットやPIMメッセージのパケットが
ある。これらパケットのフレームは、図6、図7に示す
ような構成になっている。ここで、図6は、VRRPパ
ケットのフレーム構成を示す図である。図において、V
RRPパケットは、MACヘッダと、IPヘッダと、V
RRPフィールドとから構成されており、MACヘッダ
は、MACアドレスからなるあて先と送信元のアドレス
からなり、IPヘッダは、IPアドレスからなるあて先
と送信元のアドレス、生存時間(TTL)、プロトコル
フィールドのデータからなり、VRRPフィールドは、
バージョンやタイプやバーチャルルータIDなどのデー
タからなっている。なお、このIPヘッダ内のあて先I
Pアドレスには、VRRP専用のマルチキャストアドレ
スが格納され、プロトコルフィールドには、VRRPを
示すデータが格納されている。
【0044】パケット受信部51は、IPヘッダ内のプ
ロトコルフィールドを検索して、その値が“112”で
あればVRRPメッセージパケットであると判別して、
VRRP制御部52に出力する。
【0045】図7は、PIMメッセージパケットのフレ
ーム構成を示す図である。図において、PIMメッセー
ジパケットは、MACヘッダと、IPヘッダと、PIM
メッセージのフィールドから構成されており、MACヘ
ッダは、MACアドレスからなるあて先と送信元のアド
レスなどからなる。IPヘッダは、図8に示すように、
バージョン、ヘッダ長(HLEN)、サービスタイプ、
バケット長(Total Length)、識別子、フ
ラグ、フラグメントオフセット値、生存時間、プロトコ
ルフィールド、ヘッダチェックサム、送信元IPアドレ
ス、あて先IPアドレス、データ部などのデータから構
成されている。なお、このIPヘッダ内のプロトコルフ
ィールドには、PIMを示すデータが格納されている。
また、送信元IPアドレスには、通常実IPアドレスが
格納されているが、この発明では、VRRPを併用する
には、予め仮想ルータに割り当てられた仮想IPアドレ
スが格納されることとなる。
【0046】パケット受信部51は、IPヘッダ内のプ
ロトコルフィールドを検索して、その値が“103”で
あれば、PIMのメッセージパケットであると判別し
て、PIM制御部53に出力する。
【0047】また、図7に示したPIMメッセージのフ
ィールドは、図9に示すように、PIMのバージョン、
PIMの特定のコントロールメッセージを示すタイプ、
リザーブ、チェックサム、オプションタイプ、オプショ
ン長、オプション値などから構成されている。なお、こ
のPIMのタイプには、Hello、Registe
r、Register−Stop、Join/Prun
e、Bootstrap、Assertなどがある。
【0048】この実施例では、下流側ルータ40から仮
想ルータ20には、Join/Pruneメッセージが
用いられ、仮想ルータ20から下流側のルータ40に
は、PIMのHelloメッセージが用いられている。
すなわち、VRRPによって動作するルータは、自装置
のVRRP状態がマスタであるか、バックアップである
かに拘わりなく、PIMルータとして動作する。下流側
ルータ40からJoin/Pruneメッセージが送信
されると、このときのJoin/Pruneメッセージ
内に設定されているPIM Neighborのアドレ
ス(あて先IPアドレス)は、仮想IPアドレス(これ
は仮想ルータ20がPIMのHelloメッセージを仮
想IPアドレスで送信している)なので、マスタ、バッ
クアップの双方のルータ21,22でこのJoin/P
runeメッセージを受信する。
【0049】これにより、この実施例では、双方のルー
タ21,22で、同じ内容のマルチキャストルーティン
グテーブルが保持できることとなり、例えばVRRPの
状態切り替えが発生した場合でも、すばやくマルチキャ
ストトラフィックの転送が可能となる。この動作では、
下流側のルータ40は、マスタ、バックアップ双方のル
ータ21,22からPIMのHelloメッセージを受
け取るが、ルータ21,22は同一の仮想IPアドレス
を持つため、下流側ルータ40は、同じ相手からメッセ
ージを受信したことになるので問題は生じない。下流側
ルータ40は、受け取ったHelloメッセージの送信
元IPアドレスをNeighborのアドレスとして自
装置内のテーブル上に登録しておく。
【0050】また、下流側ルータからのJoin/Pr
uneメッセージを受信したマスタ、バックアップ双方
のルータ21,22は、上流側の図示しないルータなど
にJoin/Pruneメッセージを送信する。
【0051】PIM制御部53は、PIMメッセージフ
ィールド内のタイプを検索して、その値が“0”であれ
ば、Helloメッセージであると判別し、その値が
“3”であれば、Join/Pruneメッセージであ
ると判別している。
【0052】このような構成からなる仮想ルータによる
パケットの判別動作と制御処理動作を、図10〜図15
のフローチャートに基づいて説明する。図10は、パケ
ット受信部51によるパケットの判別動作を説明するた
めのフローチャートである。図において、パケット受信
部51は、まずLANインターフェース50から受信し
たパケットを取り込むと(ステップ101)、このパケ
ットのIPヘッダ内のプロトコルフィールドを検索し
て、このパケットがVRRPメッセージかどうか判断し
(ステップ102)、このパケットがVRRPの場合に
はVRRP制御部52にこのパケットを出力し、VRR
P制御部52による制御処理フローに遷移する(ステッ
プ103)。
【0053】また、VRRPメッセージではない場合に
は、IPヘッダ内のプロトコルフィールドを検索して、
このパケットがPIMのメッセージかどうか判断し(ス
テップ104)、このパケットがPIMのメッセージの
場合には、PIM制御部53にこのパケットを出力し、
PIM制御部53による制御処理フローチャートに遷移
する(ステップ105)。
【0054】同様に、パケット受信部51は、受信した
パケットがRIPメッセージかどうか(ステップ10
6)、マルチキャストパケットかどうか(ステップ10
8)、ユニキャストパケットかどうか判断し(ステップ
110)、RIPメッセージの場合には、RIP制御部
54に、マルチキャストパケットの場合には、マルチ制
御部55に、ユニキャストパケットの場合には、ユニ制
御部56に、このパケットを出力し、これら制御部54
〜56による制御処理フローチャートに遷移する(ステ
ップ107,109,111)。
【0055】また、上述したいずれのパケットでもない
場合は、このルータでの制御処理対象となるパケットで
はないと判断して、パケット受信部51は、このパケッ
トを廃棄する(ステップ112)。
【0056】VRRP制御部52では、図11のフロー
チャートに示すように、VRRPパケットを受信すると
(ステップ201)、その状態に応じて所定の処理動作
を行い、必要であればVRRP状態テーブル57を更新
する(ステップ202)。
【0057】すなわち、VRRPにおいては、仮想ルー
タ20のうちのマスタルータ(例えばルータ21)から
は、定期的に広告(Advertisement)パケ
ットをネットワーク上に送信することによって、正常に
動作していることをバックアップルータ(例えばルータ
22)に通知している。
【0058】バックアップルータは、この広告パケット
を受信することによって、マスタルータが動作している
ことを確認し、この確認ができている間はスタンバイ状
態を維持する。また、バックアップルータは、一定時間
に広告パケットを受信できなかった場合には、マスタル
ータや回線などに異常が生じ、経路上に障害が発生した
と判断して、マスタルータに遷移してVRRP状態テー
ブル57を更新してパケットの中継処理を行う。VRR
Pにおける所定の処理としては、このような処理が行わ
れる。
【0059】また、PIM制御部53では、図12のフ
ローチャートに示すように、受信したPIMメッセージ
の内容を確認し(ステップ301)、このメッセージが
Helloメッセージかどうか判断する(ステップ30
2)。
【0060】ここで、このPIMメッセージがHell
oメッセージではない場合には、このメッセージの内容
に応じた処理を行い(ステップ303)、またHell
oメッセージの場合には、このメッセージの送信元アド
レスをNeighborとして登録する(ステップ30
4)。なお、ここで、VRRPを起動させている場合に
は、Helloメッセージの送信元アドレスを仮想IP
アドレスにする必要がある。
【0061】次に、PIM制御部53は、受信者(ホス
ト装置)が下流にいるかどうか判断し(ステップ30
5)、もし受信者が下流にいない場合には、受信者を待
ち(ステップ306)、受信者がいる場合には、上流側
にJoin/Pruneメッセージを送信するために、
ユニキャストフォワーディングテーブル59を検索する
(ステップ307)。なお、ここでは、VRRPを起動
させている場合には、仮想IPアドレスが検索されるこ
ととなる。
【0062】そして、検索したNext Hopのルー
タが、ステップ304で登録されたPIMのNeigh
borと同じかどうか判断する(ステップ308)。こ
こで、両者が同じ場合には、上流に対してJoin/P
runeメッセージを送信し(ステップ309)、同じ
でない場合には、PIMのNeighborがないの
で、Join/Pruneメッセージを送信しない(ス
テップ310)、つまりこの状態では、マルチキャスト
の中継ができないこととなる。
【0063】また、RIP制御部54では、図13のフ
ローチャートに示すように、受信したRIPメッセージ
の内容を確認し(ステップ401)、必要な処理を行
い、ユニキャストフォワーディングテーブル59の更新
を行う(ステップ402)。
【0064】すなわち、このRIP制御部54は、必要
な処理としてこのメッセージから経路情報の取り出しを
行い、新たな経路の追加や既存の経路の変更や不要経路
の消去などによるユニキャストフォワーディングテーブ
ル59の変更を行うこととなる。
【0065】また、マルチ制御部55では、図14のフ
ローチャートに示すように、受信したマルチキャストパ
ケットのあて先IPアドレス(グループIPアドレス)
を検出して、このあて先IPアドレスによってマルチキ
ャストフォワーディングテーブル58を検索する(ステ
ップ501)。そして、マルチキャストグループに参加
している受信者がいるかどうか判断する(ステップ50
2)。
【0066】ここで、このあて先IPアドレスが、マル
チキャストフォワーディングテーブル58のグループア
ドレスにヒットしない場合には、マルチキャストグルー
プに参加している受信者がいないと判断して、このマル
チキャストパケットを廃棄する(ステップ503)。ま
た、このあて先IPアドレスが、マルチキャストフォワ
ーディングテーブル58のグループアドレスにヒットし
た場合には、マルチキャストグループに参加している受
信者が下流に存在すると判断して、受信者のいるポート
をマルチキャストフォワーディングテーブル58から検
索し、この検索したポートへのマルチキャストパケット
のフォワードを決定する(ステップ504)。
【0067】次に、マルチ制御部55は、受信者がいる
ポートにこのパケットを送出する時に、そのポートのV
RRPの状態を、VRRP状態テーブル57から検索し
て確認し(ステップ505)、そのポートの状態がマス
タ状態であるかどうか判断する(ステップ506)。
【0068】ここで、ポートの状態がバックアップ状態
の場合には、二重にパケット送信されないように、この
パケットを廃棄し(ステップ507)、またポート状態
がマスタ状態の場合には、パケット送信部60からLA
Nインターフェース50にこのマルチキャストパケット
を送信して、マルチキャストのパケット中継を行う(ス
テップ508)。
【0069】また、ユニ制御部56では、図15のフロ
ーチャートに示すように、受信したユニキャストパケッ
トのあて先IPアドレスを検出して、このあて先IPア
ドレスによってユニキャストフォワーディングテーブル
59を検索する(ステップ601)。そして、ステップ
602において、このあて先IPアドレスが、ユニキャ
ストフォワーディングテーブル59の宛先アドレスにヒ
ットせず、NextHopルータが検索できない場合に
は、パケットのフォワードが不可能と判断して、このパ
ケットを廃棄する(ステップ603)。
【0070】また、このあて先IPアドレスが、ユニキ
ャストフォワーディングテーブル59の宛先アドレスに
ヒットし、Next Hopルータが検索できた場合に
は、このルータが接続されている出力ポートへのユニキ
ャストパケットのフォワードを決定する(ステップ60
4)。
【0071】次に、ユニ制御部56は、Next Ho
pルータがいるポートにこのパケットを送出する時に、
その出力ポートのVRRPの状態を、VRRP状態テー
ブル57から検索して確認し(ステップ605)、その
ポートの状態がマスタ状態であるかどうか判断する(ス
テップ606)。
【0072】ここで、ポートの状態がバックアップ状態
の場合には、二重にパケット送信されないように、この
パケットを廃棄し(ステップ607)、またポート状態
がマスタ状態の場合には、パケット送信部60からLA
Nインターフェース50にこのユニキャストパケットを
送信して、ユニキャストのパケット中継を行う(ステッ
プ608)。
【0073】このように、この実施例では、複数のルー
タによって構築される仮想ルータに、VRRPとPIM
のプロトコルを実装させるとともに、PIMが自装置の
IPアドレスを使用する場合には、仮想IPアドレスを
使用することで、VRRPとPIMを協調動作させて、
マルチキャストのパケット伝送を可能とするとともに、
障害発生時のマルチキャスト転送の切り替えを迅速に行
うことができる。
【0074】また、この実施例では、マスタまたはバッ
クアップの状態にかかわらず、仮想ルータを構築するそ
れぞれのルータが、PIMによるマルチキャストの制御
パケットの受信処理を行って、マルチキャスト転送のエ
ントリの共有化を図ることで、仮想ルータを構築するい
ずれのルータによってもマルチキャストのパケット伝送
を可能とするとともに、障害発生時のマルチキャスト転
送の切り替えを迅速に行うことができる。
【0075】マルチキャストフォワーディングテーブル
にマルチキャスト転送のエントリが登録されていても、
自装置の状態がバックアップ状態の場合には、ホスト装
置へのパケット中継を行わないように設定することで、
マスタ状態のルータが行うマルチキャスト転送と重複し
ないようにすることで、マルチキャストパケットの効率
的なパケット伝送を可能とする。
【0076】(実施例2)図16は、この発明にかかる
ネットワーク間接続システムの実施例2の構成を示す構
成図であり、ネットワークの最下流でVRRP環境を構
築した場合のシステム構成を示す構成図である。なお、
図16のシステム構成は、図23のシステム構成と同様
の構成であるので、各構成部分は説明の都合上、同一符
号を付記する。
【0077】図16において、仮想ルータ20を構成す
るルータ21,22は、VRRPとともに、IGMPの
プロトコルを実装しており、ルータ21,22は、自装
置のVRRP上の状態がマスタ、バックアップに拘わり
なく、IGMPのプロトコルによって動作する機能を有
している。
【0078】これらルータ21,22は同一の構成にな
っており、その一例としては、図2に示した構成にIG
MP制御部61と、受信者を管理するための受信者テー
ブル62とが加わった構成となり、パケット受信部51
は、IGMPメンバーシップレポート(以下、「IGM
Pレポート」という)のメッセージパケットにおけるI
GMPメッセージのタイプがIGMPを示すデータかど
うか判断することでIGMPレポートのメッセージを判
別している。
【0079】受信者テーブル62は、図18に示すよう
に、グループアドレスと、受信者IPアドレスと、受信
者のポート番号と、送信者のポート番号とが格納されて
いる。この受信者テーブル62は、IGMP制御部61
がパケット受信部51から入力するIGMPのメッセー
ジパケットも内容に基づいて各エントリの内容を変更し
ている。
【0080】このシステムで送受信されるIGMPのメ
ッセージパケットは、図19、図20に示すような構成
になっている。ここで、図19は、IGMPメッセージ
パケットのフレーム構成を示す図である。図において、
IGMPメッセージパケットは、MACアドレスと、I
Pアドレスと、IGMPメッセージのフィールドから構
成されている。なお、このIPヘッダ内の送信元IPア
ドレスには、予め仮想ルータに割り当てられた仮想IP
アドレスが格納されることとなる。
【0081】IGMPメッセージのフィールドは、図2
0に示したように、IGMPメッセージのタイプを示す
Typeと、最大の応答時間を示すMax Resp
Timeと、IGMPメッセージのチェックサム値を示
すChecksumと、受信者が参加したいグループの
IPアドレス(マルチキャストアドレス)とから構成さ
れている。
【0082】パケット受信部51は、IGMPメッセー
ジ内のタイプフィールドを検索して、その値が“0x1
6”であれば、IGMPメンバーシップレポートである
と判別して、IGMP制御部61に出力する。
【0083】このような構成からなる仮想ルータによる
パケットの判別動作と制御処理動作を、図21、図22
のフローチャートに基づいて説明する。図21は、パケ
ット受信部51によるパケットの判別動作を説明するた
めのフローチャートで、このフローチャートと図10の
フローチャートは、RIPメッセージの判別(図10で
はステップ106、図21ではステップ706)の後
に、IGMPのメッセージパケットかどうかの判断が加
わり(ステップ708)、IGMPのメッセージパケッ
トの場合には、IGMP処理部61による制御処理フロ
ーに遷移する(ステップ709)点が異なる。また、I
GMPのメッセージパケットでない場合には、図10と
同様にマルチキャストパケットかどうかの判別を行う
(ステップ710)。
【0084】IGMP制御部61では、図22のフロー
チャートに示しように、受信したIGMPメッセージパ
ケットの内容を確認し(ステップ801)、このメッセ
ージがメンバーシップメッセージであるかどうか判断す
る(ステップ802)。
【0085】ここで、このIGMPメッセージがメンバ
ーシップメッセージの場合には、受信者テーブル62に
受信者情報を追加し(ステップ803)、またメンバー
シップメッセージでない場合には、Leaveメッセー
ジかどうか判断する(ステップ804)。
【0086】ここで、このメッセージがLeaveメッ
セージの場合には、該当する受信者情報が不要になった
と判断して受信者テーブルからこの受信者情報を削除し
(ステップ805)、またLeaveメッセージではな
い場合には、パケットを廃棄して(ステップ806)、
上記動作を終了する。
【0087】このように、この実施例では、IGMPレ
ポートのメッセージパケットの制御処理を行うIGMP
制御部が設けられ、ルータがマスタまたはバックアップ
の状態にかかわらず、IGMPのパケットの受信処理を
行って、マルチキャスト転送するためのエントリの共有
化を図ることで、実施例1と同様に、いずれのルータに
よってもマルチキャストのパケット伝送を可能とすると
ともに、障害発生時のマルチキャスト転送の切り替えを
迅速に行うことができる。
【0088】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。例えばバックアップ状態の場
合に、自装置の受信処理を行わないように各制御部を設
定することも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、仮
想ネットワーク間接続装置は、VRRPとともにマルチ
キャストルーティングプロトコルを有し、該マルチキャ
ストルーティングプロトコルによる動作で自装置のIP
アドレスを使用する場合には、VRRPとマルチキャス
トルーティングプロトコルを協調動作させて、マルチキ
ャストのパケット伝送を可能とするとともに、障害発生
時のマルチキャスト転送の切り替えを迅速に行うことが
できる。
【0090】また、この発明では、仮想ネットワーク間
接続装置を構築するネットワーク間接続装置の状態がマ
スタまたはバックアップにかかわらず、マルチキャスト
ルーティングプロトコルによるマルチキャストの制御パ
ケットまたはIGMPのパケットの受信処理を行うこと
で、マルチキャスト転送のエントリの共有化を図ること
で、いずれのネットワーク間接続装置においてもマルチ
キャストのパケット伝送を可能とするとともに、障害発
生時のマルチキャスト転送の切り替えを迅速に行う。
【0091】また、この発明では、ネットワーク間接続
装置は、制御パケットまたはIGMPのパケットの受信
処理に応じて、マルチキャスト転送のエントリ登録を行
い、自装置がバックアップ状態の場合には、マスタ状態
のネットワーク間接続装置がマルチキャスト転送を行う
ので、パケット中継を行わないように設定されること
で、重複したマルチキャスト転送を防止することで、マ
ルチキャストパケットの効率的なパケット伝送を可能と
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークの中間でVRRP環境を構築した
場合のこの発明にかかるネットワーク間接続システムの
システム構成を示す構成図である。
【図2】図1に示した仮想ルータの構成の一例を示す構
成ブロック図である。
【図3】図2に示したVRRP状態テーブルの構成内容
の一例を示すテーブル構成図である。
【図4】図2に示したマルチキャストフォワーディング
テーブルの構成内容の一例を示すテーブル構成図であ
る。
【図5】図2に示したユニキャストフォワーディングテ
ーブルの構成内容の一例を示すテーブル構成図である。
【図6】図1のシステムで送受信されるVRRPパケッ
トのフレーム構成を示す図である。
【図7】同じく、図1のシステムで送受信されるPIM
メッセージパケットのフレーム構成を示す図である。
【図8】図7に示したIPヘッダのフレーム構成を示す
図である。
【図9】同じく、図7に示したPIMメッセージのフレ
ーム構成を示す図である。
【図10】図2に示したパケット受信部によるパケット
の判別動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】同じく、VRRP制御部によるパケットの処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】同じく、マルチキャストルーティングプロト
コル制御部によるパケットの処理動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】同じく、ユニキャストルーティングプロトコ
ル制御部によるパケットの処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図14】同じく、マルチキャストフォワーディング制
御部によるパケットの処理動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図15】同じく、ユニキャストフォワーディング制御
部によるパケットの処理動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図16】ネットワークの最下流でVRRP環境を構築
した場合のこの発明にかかるネットワーク間接続システ
ムの構成を示す構成図である。
【図17】図16に示した仮想ルータの構成の一例を示
す構成ブロック図である。
【図18】図17に示した受信者テーブルの構成内容の
一例を示すテーブル構成図である。
【図19】図16のシステムで送受信されるIGMPパ
ケットのフレーム構成を示す図である。
【図20】図19に示したIGMPメッセージのフレー
ム構成を示す図である。
【図21】図17に示したパケット受信部によるパケッ
トの判別動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】同じく、IGMP処理部によるパケットの処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】ネットワークの最下流でVRRP環境を構築
した場合のシステム構成を示す構成図である。
【図24】ネットワークの中間でVRRP環境を構築し
た場合のシステム構成を示す構成である。
【符号の説明】 10 ホスト装置 20 仮想ネットワーク間接続装置(仮想ルータ) 21,22,30,40 ネットワーク間接続装置(ル
ータ) 50 LANインターフェース 51 パケット受信部 52 VRRP制御部 53 マルチキャストルーティングプロトコル制御部
(PIM制御部) 54 ユニキャストルーティングプロトコル制御部(R
IP制御部) 55 マルチキャスト(Multicast)フォワー
ディング制御部(マルチ制御部) 56 ユニキャスト(Unicast)フォワーディン
グ制御部(ユニ制御部) 57 VRRP状態テーブル 58 マルチキャストフォワーディングテーブル 59 ユニキャストフォワーディングテーブル 60 パケット送信部 61 IGMP制御部 62 受信者テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のネットワーク内に接続された複数
    のネットワーク間接続装置が、実装するVRRPによっ
    てマスタとバックアップの関係に設定されて、仮想ネッ
    トワーク間接続装置を構築し、前記ネットワークまたは
    外部のネットワークから入力するパケットを、宛先のネ
    ットワークに送出するネットワーク間接続方法におい
    て、 前記仮想ネットワーク間接続装置は、前記VRRPとと
    もにマルチキャストルーティングプロトコルを有し、 該マルチキャストルーティングプロトコルによる動作で
    自装置のIPアドレスを使用する場合には、仮想ネット
    ワーク間接続装置として割り当てられた仮想IPアドレ
    スを使用する使用工程とを含むことを特徴とするネット
    ワーク間接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク間接続装置は、パケッ
    トの判別を行う判別工程をさらに含み、 前記バックアップ状態の場合でも、前記判別工程で判別
    された前記マルチキャストルーティングプロトコルによ
    るマルチキャストの制御パケットまたはIGMPのパケ
    ットの少なくとも一つを受信処理するパケット受信処理
    工程とをさらに含むことを特徴とするネットワーク間接
    続方法。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク間接続装置は、マルチ
    キャスト転送のエントリ登録を行う登録工程と、 前記マルチキャストのパケット中継を行う中継工程とを
    さらに含み、 前記バックアップ状態の場合に、前記登録工程でエント
    リ登録がなされていても、前記中継工程では、前記マル
    チキャストのパケット中継を行わないことを特徴とする
    請求項1または2に記載のネットワーク間接続方法。
  4. 【請求項4】 前記マルチキャストの制御パケットまた
    はIGMPのパケットは、マルチキャストの転送要求を
    示すパケットからなり、前記登録工程では、当該転送要
    求に応じてエントリ登録を行うことを特徴とする請求項
    3に記載のネットワーク間接続方法。
  5. 【請求項5】 同一のネットワーク内に接続され、VR
    RPを用いてマスタとバックアップの関係が設定される
    複数のネットワーク間接続装置によって構築される仮想
    のネットワーク間接続装置において、 前記各ネットワーク間接続装置は、前記VRRPととも
    にマルチキャストルーティングプロトコルを有し、 該マルチキャストルーティングプロトコルのパケットを
    通信する場合には、仮想ネットワーク間接続装置として
    割り当てられた仮想IPアドレスを使用することを特徴
    とするネットワーク間接続装置。
  6. 【請求項6】 前記ネットワーク間接続装置は、受信し
    たパケットの判別を行う判別手段と、 前記判別されたVRRPメッセージを受信処理するVR
    RP処理手段と、 前記判別されたマルチキャストルーティングプロトコル
    のメッセージを受信処理するマルチキャストルーティン
    グプロトコル処理手段と、 前記判別されたRIPメッセージを受信処理するRIP
    受信処理手段と、 前記判別されたマルチキャストパケットを受信処理する
    マルチキャスト受信処理手段と、 前記判別されたユニキャストパケットを受信処理するユ
    ニキャスト受信処理手段とを備えたことを特徴とする請
    求項5に記載のネットワーク間接続装置。
  7. 【請求項7】 前記ネットワーク間接続装置は、IGM
    Pを受信処理するIGMP受信処理手段と、 マルチキャストのエントリ登録を行う登録手段とをさら
    に備え、 前記バックアップ状態の場合にも、前記マルチキャスト
    ルーティングプロトコル受信処理手段による前記入力さ
    れるマルチキャストの制御パケットの受信処理、または
    前記IGMP受信処理手段によるIGMPパケットの受
    信処理の少なくとも一つを行い、前記登録手段は、前記
    受信処理に基づいて前記エントリ登録を行うことを特徴
    とする請求項5に記載のネットワーク間接続装置。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク間接続装置は、前記マ
    ルチキャストのパケット中継を行う中継手段とをさらに
    含み、 前記バックアップ状態の場合に、前記登録手段でエント
    リ登録がなされていても、前記中継手段では、前記マル
    チキャストのパケット中継を行わないことを特徴とする
    請求項7に記載のネットワーク間接続装置。
  9. 【請求項9】 複数の受信者ホスト装置と、該受信者ホ
    スト装置と伝送路を介して接続されるネットワーク間接
    続装置とから構築されるネットワーク間接続システムに
    おいて、 前記ネットワーク間接続装置は、請求項5〜8のいずれ
    か一つに記載のネットワーク間接続装置からなり、前記
    受信者ホスト装置との間でIGMPのパケット通信によ
    ってマルチキャストの転送要求とエントリ登録を行うこ
    とを特徴とするネットワーク間接続システム。
  10. 【請求項10】 複数の受信者ホスト装置と、該受信者
    ホスト装置と伝送路を介して接続されるネットワーク間
    接続装置と、前記受信者ホスト装置とネットワーク間接
    続装置との間に介在する中継装置とから構築されるネッ
    トワーク間接続システムにおいて、 前記ネットワーク間接続装置は、請求項5〜8のいずれ
    か一つに記載のネットワーク間接続装置からなり、 前記受信者ホスト装置と前記中継装置との間では、IG
    MPのパケット通信によってマルチキャストの転送要求
    を行い、前記中継装置と前記ネットワーク間接続装置と
    の間では、前記マルチキャストルーティングプロトコル
    によるマルチキャストの制御パケット通信によってマル
    チキャストの転送要求とエントリ登録を行うことを特徴
    とするネットワーク間接続システム。
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