JP2003142848A - 電子部品保持機構 - Google Patents
電子部品保持機構Info
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- JP2003142848A JP2003142848A JP2001336561A JP2001336561A JP2003142848A JP 2003142848 A JP2003142848 A JP 2003142848A JP 2001336561 A JP2001336561 A JP 2001336561A JP 2001336561 A JP2001336561 A JP 2001336561A JP 2003142848 A JP2003142848 A JP 2003142848A
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Landscapes
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、電子部品を保持する電子部品保持機
構に関し、電子部品を容易かつ確実に固定できる電子部
品保持機構を提供することを目的とする。 【解決手段】絶縁性を備え、コンデンサ20を搭載する
ベース部材4と、ベース部材4と一体的に形成され、ベ
ース部材4表面から突出した一対の腕部34、36を備
え、コンデンサ20を一対の腕部34、36間で固定す
る固定部22とを有するように構成する。
構に関し、電子部品を容易かつ確実に固定できる電子部
品保持機構を提供することを目的とする。 【解決手段】絶縁性を備え、コンデンサ20を搭載する
ベース部材4と、ベース部材4と一体的に形成され、ベ
ース部材4表面から突出した一対の腕部34、36を備
え、コンデンサ20を一対の腕部34、36間で固定す
る固定部22とを有するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を保持す
る電子部品保持機構に関する。
る電子部品保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用の電源回路等の電子回路を
構成するコンデンサ等の電子部品は、ベース部材表面に
塗布した接着剤上に端子が上方を向くように配置し、接
着剤を乾燥させることによりベース部材表面に固定され
ている。
構成するコンデンサ等の電子部品は、ベース部材表面に
塗布した接着剤上に端子が上方を向くように配置し、接
着剤を乾燥させることによりベース部材表面に固定され
ている。
【0003】特開2000−49473号公報(以下、
「文献1」という)には、素子ホルダに複数のコンデン
サを保持させてプリント基板に固定する技術が開示され
ている。
「文献1」という)には、素子ホルダに複数のコンデン
サを保持させてプリント基板に固定する技術が開示され
ている。
【0004】特開平8−125384号公報(以下、
「文献2」という)には、2つに分割されたシエルの一
方に形成された係合部及び溝部に、複数の電子部品を嵌
合させて固定する技術が開示されている。この技術は、
複数の電子部品の端子を交差させて配設できるようにな
っており、超音波溶着を用いて接合できるようになって
いる。
「文献2」という)には、2つに分割されたシエルの一
方に形成された係合部及び溝部に、複数の電子部品を嵌
合させて固定する技術が開示されている。この技術は、
複数の電子部品の端子を交差させて配設できるようにな
っており、超音波溶着を用いて接合できるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
を用いて電子部品をベース部材表面に固定するには、接
着剤をベース部材表面に塗布する工程と、塗布された接
着剤上に電子部品を配置する工程と、接着剤を乾燥させ
る工程とが必要であるため、組立て工程が増加するとい
う問題が生じている。また、接着剤の塗布量を一定にす
ることが困難であるという問題も生じる。さらに、接着
剤により固定された電子部品は、例えば車載用電子機器
のように過酷な条件下での電子回路等に用いられると、
ベース部材表面から剥がれやすいという問題を有してい
る。
を用いて電子部品をベース部材表面に固定するには、接
着剤をベース部材表面に塗布する工程と、塗布された接
着剤上に電子部品を配置する工程と、接着剤を乾燥させ
る工程とが必要であるため、組立て工程が増加するとい
う問題が生じている。また、接着剤の塗布量を一定にす
ることが困難であるという問題も生じる。さらに、接着
剤により固定された電子部品は、例えば車載用電子機器
のように過酷な条件下での電子回路等に用いられると、
ベース部材表面から剥がれやすいという問題を有してい
る。
【0006】また、文献1に開示されている技術は、電
子部品の実装にプリント基板を用いているが、車載用電
子機器のように過酷な条件下での使用に耐えられるプリ
ント基板を用いると、製造コストが増加してしまうとい
う問題が生じる。
子部品の実装にプリント基板を用いているが、車載用電
子機器のように過酷な条件下での使用に耐えられるプリ
ント基板を用いると、製造コストが増加してしまうとい
う問題が生じる。
【0007】さらに、文献2に開示されている技術で
は、電子部品の各端子が交差して配設され、電気的に接
続されている。電気的に絶縁されるべき端子同士は交差
して配設することができないため、各電子部品の配置に
制約があり、電子回路が平面的に大型化してしまうとい
う問題が生じる。
は、電子部品の各端子が交差して配設され、電気的に接
続されている。電気的に絶縁されるべき端子同士は交差
して配設することができないため、各電子部品の配置に
制約があり、電子回路が平面的に大型化してしまうとい
う問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、電子部品を容易かつ確実
に固定できる電子部品保持機構を提供することにある。
に固定できる電子部品保持機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、絶縁性を備
え、電子部品を搭載するベース部材と、前記ベース部材
と一体的に形成され、前記ベース部材表面から突出した
一対の腕部を備え、前記電子部品を前記一対の腕部間で
固定する固定部とを有することを特徴とする電子部品保
持機構によって達成される。
え、電子部品を搭載するベース部材と、前記ベース部材
と一体的に形成され、前記ベース部材表面から突出した
一対の腕部を備え、前記電子部品を前記一対の腕部間で
固定する固定部とを有することを特徴とする電子部品保
持機構によって達成される。
【0010】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記腕部は、弾性材料で形成されていることを特徴とす
る。
前記腕部は、弾性材料で形成されていることを特徴とす
る。
【0011】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記腕部は、前記ベース部材表面からほぼ垂直に突出し
ていることを特徴とする。
前記腕部は、前記ベース部材表面からほぼ垂直に突出し
ていることを特徴とする。
【0012】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記腕部は、前記電子部品に接触する爪部を有している
ことを特徴とする。
前記腕部は、前記電子部品に接触する爪部を有している
ことを特徴とする。
【0013】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記一対の腕部は、互いの前記爪部の先端部間の間隔が
前記電子部品の幅より狭くなるように配置されているこ
とを特徴とする。
前記一対の腕部は、互いの前記爪部の先端部間の間隔が
前記電子部品の幅より狭くなるように配置されているこ
とを特徴とする。
【0014】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記一対の腕部は、互いの間隔が、少なくとも1つの所
定箇所で前記電子部品の幅より狭くなるように配置され
ていることを特徴とする。
前記一対の腕部は、互いの間隔が、少なくとも1つの所
定箇所で前記電子部品の幅より狭くなるように配置され
ていることを特徴とする。
【0015】上記本発明の電子部品保持機構であって、
前記所定個所は、前記一対の腕部の先端部であることを
特徴とする。
前記所定個所は、前記一対の腕部の先端部であることを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による電子
部品保持機構について図1乃至図4を用いて説明する。
本実施の形態では、電子部品保持機構は、車載用のDC
/DCコンバータ等の電源回路の一部を構成する電源回
路構成部品に備えられている。図1及び図2は、本実施
の形態による電子部品保持機構50及びそれを備えた電
源回路構成部品2の構成を説明するための分解斜視図で
ある。図1及び図2は、電源回路構成部品2の裏面側及
び表面側をそれぞれ図中に示すような座標系で示してい
る。
部品保持機構について図1乃至図4を用いて説明する。
本実施の形態では、電子部品保持機構は、車載用のDC
/DCコンバータ等の電源回路の一部を構成する電源回
路構成部品に備えられている。図1及び図2は、本実施
の形態による電子部品保持機構50及びそれを備えた電
源回路構成部品2の構成を説明するための分解斜視図で
ある。図1及び図2は、電源回路構成部品2の裏面側及
び表面側をそれぞれ図中に示すような座標系で示してい
る。
【0017】図1は、電源回路構成部品2の裏面側を示
しており、高分子化合物や硬質ゴム等の絶縁性を有する
材料で形成されたベース部材4と、ベース部材4の裏面
側に取り付けられている各部材とをそれぞれ分解して示
している。なお図1では、後に図2を用いて説明するベ
ース部材4の表面側に取り付けられている各部材の図示
は省略している。
しており、高分子化合物や硬質ゴム等の絶縁性を有する
材料で形成されたベース部材4と、ベース部材4の裏面
側に取り付けられている各部材とをそれぞれ分解して示
している。なお図1では、後に図2を用いて説明するベ
ース部材4の表面側に取り付けられている各部材の図示
は省略している。
【0018】図1に示すように、電源回路構成部品2の
ベース部材4裏面の−y方向の端部には、主電源側の1
次コイルとともに用いられる2次コイル部6が取り付け
られている。2次コイル部6は、円形状のコイル10
と、+z方向に延びる8つの端子38からなる端子部1
2とを有し、導電性を有する材料で形成されている。ま
た、ベース部材4裏面の+y方向の端部には、2次コイ
ル部7が取り付けられている。2次コイル部7は、円形
状のコイル11と、+z方向に延びる8つの端子39か
らなる端子部13とを有し、2次コイル部6と同様に導
電性を有する材料で形成されている。
ベース部材4裏面の−y方向の端部には、主電源側の1
次コイルとともに用いられる2次コイル部6が取り付け
られている。2次コイル部6は、円形状のコイル10
と、+z方向に延びる8つの端子38からなる端子部1
2とを有し、導電性を有する材料で形成されている。ま
た、ベース部材4裏面の+y方向の端部には、2次コイ
ル部7が取り付けられている。2次コイル部7は、円形
状のコイル11と、+z方向に延びる8つの端子39か
らなる端子部13とを有し、2次コイル部6と同様に導
電性を有する材料で形成されている。
【0019】また、ベース部材4裏面の中央部には、両
2次コイル部6、7と電気的に絶縁されたショートバー
8が取り付けられている。ショートバー8は、+z方向
に延びる端子40を+y方向の端部及び−y方向の端部
にそれぞれ4つずつ有している。これらの端子38、3
9、40は、ベース部材4の開口部を介して裏面側から
表面側に貫通している。
2次コイル部6、7と電気的に絶縁されたショートバー
8が取り付けられている。ショートバー8は、+z方向
に延びる端子40を+y方向の端部及び−y方向の端部
にそれぞれ4つずつ有している。これらの端子38、3
9、40は、ベース部材4の開口部を介して裏面側から
表面側に貫通している。
【0020】図2は、電源回路構成部品2の表面側を示
している。図2に示すように、ベース部材4表面の+y
方向の端部には、+x方向に配列する4つのダイオード
15が取り付けられている。各ダイオード15は、+z
方向に延びる3つの端子41a〜41cを+y方向の端
部に有している。またベース部材4表面の−y方向の端
部には、ダイオード15と同様に+x方向に配列する4
つのダイオード14が取り付けられている。また各ダイ
オード14は、+z方向に延びる3つの端子42a〜4
2cを−y方向の端部に有している。ダイオード14、
15上には、各ダイオード14、15を押圧して固定す
る支持金具16が3つのねじ18により取り付けられて
いる。
している。図2に示すように、ベース部材4表面の+y
方向の端部には、+x方向に配列する4つのダイオード
15が取り付けられている。各ダイオード15は、+z
方向に延びる3つの端子41a〜41cを+y方向の端
部に有している。またベース部材4表面の−y方向の端
部には、ダイオード15と同様に+x方向に配列する4
つのダイオード14が取り付けられている。また各ダイ
オード14は、+z方向に延びる3つの端子42a〜4
2cを−y方向の端部に有している。ダイオード14、
15上には、各ダイオード14、15を押圧して固定す
る支持金具16が3つのねじ18により取り付けられて
いる。
【0021】ダイオード15に隣接するベース部材4の
−x方向の端部には、電子部品であるコンデンサ20
が、ベース部材4上に配置された電子部品保持機構50
により固定されている。コンデンサ20は、両端部にほ
ぼ+z方向に延びる2つの端子43a、43bを有して
いる。また、ダイオード14に隣接するベース部材4の
−x方向の端部には、インダクタ28が取り付けられて
いる。インダクタ28は、ほぼ+z方向に延びる2つの
端子44a、44bを有している。
−x方向の端部には、電子部品であるコンデンサ20
が、ベース部材4上に配置された電子部品保持機構50
により固定されている。コンデンサ20は、両端部にほ
ぼ+z方向に延びる2つの端子43a、43bを有して
いる。また、ダイオード14に隣接するベース部材4の
−x方向の端部には、インダクタ28が取り付けられて
いる。インダクタ28は、ほぼ+z方向に延びる2つの
端子44a、44bを有している。
【0022】ベース部材4の−x方向の端辺には、1つ
のダイオード24が取付金具26により取り付けられて
いる。ダイオード24は、+z方向に延びる1つの端子
45bと、根本近傍で折れ曲がって+x方向に延びる2
つの端子45a、45cとを有している。
のダイオード24が取付金具26により取り付けられて
いる。ダイオード24は、+z方向に延びる1つの端子
45bと、根本近傍で折れ曲がって+x方向に延びる2
つの端子45a、45cとを有している。
【0023】図3は、本実施の形態による電子部品保持
機構50を+z方向から見た構成を示している。また、
図4は、図3のA−A線で切断した電子部品保持機構5
0及びコンデンサ20の断面を+y方向から見た図であ
る。図3及び図4に示すように、コンデンサ20は直径
d1(例えば9mm)、高さh1(例えば20mm)の
ほぼ円柱形状である。コンデンサ20を固定する固定部
22は、高分子化合物や硬質ゴム等の弾性材料でベース
部材4と一体的に形成され、ベース部材4表面からほぼ
垂直に突出した一対の腕部34、36を有している。腕
部34、36は幅w1(例えば5mm)、高さh2(例
えば9mm)で形成されている。また、腕部34、36
は、互いの間隔D1が例えばコンデンサ20の直径d1
とほぼ同一になるように配置されている。
機構50を+z方向から見た構成を示している。また、
図4は、図3のA−A線で切断した電子部品保持機構5
0及びコンデンサ20の断面を+y方向から見た図であ
る。図3及び図4に示すように、コンデンサ20は直径
d1(例えば9mm)、高さh1(例えば20mm)の
ほぼ円柱形状である。コンデンサ20を固定する固定部
22は、高分子化合物や硬質ゴム等の弾性材料でベース
部材4と一体的に形成され、ベース部材4表面からほぼ
垂直に突出した一対の腕部34、36を有している。腕
部34、36は幅w1(例えば5mm)、高さh2(例
えば9mm)で形成されている。また、腕部34、36
は、互いの間隔D1が例えばコンデンサ20の直径d1
とほぼ同一になるように配置されている。
【0024】一方の腕部34はコンデンサ20に接触す
る爪部30を先端に有し、他方の腕部36はコンデンサ
20に接触する爪部32を先端に有している。爪部3
0、32は、腕部34、36の先端が互いに向かい合う
方向にほぼ垂直に折れ曲がった形状を有している。爪部
30、32の両先端部間の間隔D2は、コンデンサ20
の直径(幅)d1より狭くなっている。また爪部30、
32の先端部上方は面取りされている。コンデンサ20
は、固定部22の腕部34、36により挟持されるとと
もに爪部30、32により係止されて固定されている。
る爪部30を先端に有し、他方の腕部36はコンデンサ
20に接触する爪部32を先端に有している。爪部3
0、32は、腕部34、36の先端が互いに向かい合う
方向にほぼ垂直に折れ曲がった形状を有している。爪部
30、32の両先端部間の間隔D2は、コンデンサ20
の直径(幅)d1より狭くなっている。また爪部30、
32の先端部上方は面取りされている。コンデンサ20
は、固定部22の腕部34、36により挟持されるとと
もに爪部30、32により係止されて固定されている。
【0025】次に、本実施の形態による電子部品保持機
構50の動作について説明する。コンデンサ20を固定
部22に固定する際には、作業者が両爪部30、32上
の図4中破線で示す仮想円aにコンデンサ20を位置さ
せて、コンデンサ20に対してほぼ−z方向の力を加え
る。コンデンサ20に−z方向の力が加えられると、弾
性材料で形成された腕部34は、ベース部材4表面にほ
ぼ垂直な当初の形状から、先端が−x方向に反るように
変形する。同様に、弾性材料で形成された腕部36は、
ベース部材4表面にほぼ垂直な当初の形状から、先端が
+x方向に反るように変形する。コンデンサ20は、腕
部34、36が上記のように変形することにより両爪部
30、32先端部間の間隔D2がコンデンサ20の直径
d1以上になったときに、ベース部材4上面に落とし込
まれる。ベース部材4上面に接触したコンデンサ20
は、当初の形状に復元した腕部34、36によって挟持
されるとともに、腕部34、36のそれぞれの爪部3
0、32によって係止される。すなわち、電子部品保持
機構2は、ベース部材4表面、腕部34、36の腹部、
爪部30、32の先端部の5点支持でコンデンサ20を
固定する。
構50の動作について説明する。コンデンサ20を固定
部22に固定する際には、作業者が両爪部30、32上
の図4中破線で示す仮想円aにコンデンサ20を位置さ
せて、コンデンサ20に対してほぼ−z方向の力を加え
る。コンデンサ20に−z方向の力が加えられると、弾
性材料で形成された腕部34は、ベース部材4表面にほ
ぼ垂直な当初の形状から、先端が−x方向に反るように
変形する。同様に、弾性材料で形成された腕部36は、
ベース部材4表面にほぼ垂直な当初の形状から、先端が
+x方向に反るように変形する。コンデンサ20は、腕
部34、36が上記のように変形することにより両爪部
30、32先端部間の間隔D2がコンデンサ20の直径
d1以上になったときに、ベース部材4上面に落とし込
まれる。ベース部材4上面に接触したコンデンサ20
は、当初の形状に復元した腕部34、36によって挟持
されるとともに、腕部34、36のそれぞれの爪部3
0、32によって係止される。すなわち、電子部品保持
機構2は、ベース部材4表面、腕部34、36の腹部、
爪部30、32の先端部の5点支持でコンデンサ20を
固定する。
【0026】本実施の形態によれば、両爪部30、32
上に載置したコンデンサ20に対して−z方向の力を加
えるだけでコンデンサ20を所定の位置に固定すること
ができる。このため、組立て工程が極めて容易になる。
また、接着剤を用いずにコンデンサ20を固定できるた
め耐振性が高く、ベース部材4からの剥がれ等の問題は
生じない。
上に載置したコンデンサ20に対して−z方向の力を加
えるだけでコンデンサ20を所定の位置に固定すること
ができる。このため、組立て工程が極めて容易になる。
また、接着剤を用いずにコンデンサ20を固定できるた
め耐振性が高く、ベース部材4からの剥がれ等の問題は
生じない。
【0027】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、固定
部22が一対の腕部34、36を有しているが、本発明
はこれに限らず、±y方向に並設される2組以上の腕部
34、36を有していてもよい。また、固定部22は、
±y方向に並設される2つの腕部34と、2つの腕部3
4のほぼ中間に対向して配置する1つの腕部36とを有
していてもよい。
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、固定
部22が一対の腕部34、36を有しているが、本発明
はこれに限らず、±y方向に並設される2組以上の腕部
34、36を有していてもよい。また、固定部22は、
±y方向に並設される2つの腕部34と、2つの腕部3
4のほぼ中間に対向して配置する1つの腕部36とを有
していてもよい。
【0028】また、上記実施の形態では、腕部34、3
6がそれぞれ爪部30、32を有しているが、本発明は
これに限らず、一方の腕部34又は36のみが爪部30
又は32を有していてもよい。さらに、弾性材料で形成
された腕部34、36で挟持することによって電子部品
を固定できるようになっていれば、腕部34、36が爪
部30、32を有していなくてもよい。一例として、腕
部34、36の断面が「ハ」の字形状になっており、両
腕部34、36の先端部での間隔D2が、電子部品の直
径(幅)d1よりも狭くなっている構成が挙げられる。
6がそれぞれ爪部30、32を有しているが、本発明は
これに限らず、一方の腕部34又は36のみが爪部30
又は32を有していてもよい。さらに、弾性材料で形成
された腕部34、36で挟持することによって電子部品
を固定できるようになっていれば、腕部34、36が爪
部30、32を有していなくてもよい。一例として、腕
部34、36の断面が「ハ」の字形状になっており、両
腕部34、36の先端部での間隔D2が、電子部品の直
径(幅)d1よりも狭くなっている構成が挙げられる。
【0029】さらに、上記実施の形態では、電子部品保
持機構2が5点支持でコンデンサ20を固定している
が、本発明はこれに限られない。幅D1をコンデンサの
直径d1より広くして腕部34、36とコンデンサ20
との間に空隙を設けることにより、ベース部材4表面と
爪部30、32先端部の3点支持でコンデンサ20を固
定するようにしてもよい。
持機構2が5点支持でコンデンサ20を固定している
が、本発明はこれに限られない。幅D1をコンデンサの
直径d1より広くして腕部34、36とコンデンサ20
との間に空隙を設けることにより、ベース部材4表面と
爪部30、32先端部の3点支持でコンデンサ20を固
定するようにしてもよい。
【0030】また、上記実施の形態では、電子部品保持
機構2がほぼ円柱形上の電子部品を固定しているが、本
発明はこれに限らず、直方体等の他の形状の電子部品を
固定することもできる。
機構2がほぼ円柱形上の電子部品を固定しているが、本
発明はこれに限らず、直方体等の他の形状の電子部品を
固定することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、電子部品
を容易かつ確実に固定できる。
を容易かつ確実に固定できる。
【図1】本発明の一実施の形態による電子部品保持機構
の構成を説明するための分解斜視図である。
の構成を説明するための分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態による電子部品保持機構
の構成を説明するための分解斜視図である。
の構成を説明するための分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態による電子部品保持機構
の固定部の構成を示す図である。
の固定部の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による電子部品保持機構
の固定部の構成を示す断面図である。
の固定部の構成を示す断面図である。
2 電源回路構成部品
4 ベース部材
6、7 2次コイル部
8 ショートバー
10、11 コイル
12、13 端子部
14、15、24 ダイオード
16 支持金具
18 ねじ
20 コンデンサ
22 固定部
26 取付金具
28 インダクタ
30、32 爪部
34、36 腕部
38、39、40、41a〜41c、42a〜42c、
43a、43b、44a、44b、45a〜45c 端
子 50 電子部品保持機構
43a、43b、44a、44b、45a〜45c 端
子 50 電子部品保持機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大山 正実
東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ
ーディーケイ株式会社内
Fターム(参考) 4E353 AA06 AA18 AA19 BB02 CC26
CC32 DD05 DD08 DD11 DR03
DR12 DR15 DR19 DR22 DR29
DR34 DR36 DR44 DR53 DR57
GG09 GG13 GG16
Claims (7)
- 【請求項1】絶縁性を備え、電子部品を搭載するベース
部材と、 前記ベース部材と一体的に形成され、前記ベース部材表
面から突出した一対の腕部を備え、前記電子部品を前記
一対の腕部間で固定する固定部とを有することを特徴と
する電子部品保持機構。 - 【請求項2】請求項1記載の電子部品保持機構であっ
て、 前記腕部は、弾性材料で形成されていることを特徴とす
る電子部品保持機構。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の電子部品保持機構
であって、 前記腕部は、前記ベース部材表面からほぼ垂直に突出し
ていることを特徴とする電子部品保持機構。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電
子部品保持機構であって、 前記腕部は、前記電子部品に接触する爪部を有している
ことを特徴とする電子部品保持機構。 - 【請求項5】請求項4記載の電子部品保持機構であっ
て、 前記一対の腕部は、互いの前記爪部の先端部間の間隔が
前記電子部品の幅より狭くなるように配置されているこ
とを特徴とする電子部品保持機構。 - 【請求項6】請求項1又は2に記載の電子部品保持機構
であって、 前記一対の腕部は、互いの間隔が、少なくとも1つの所
定箇所で前記電子部品の幅より狭くなるように配置され
ていることを特徴とする電子部品保持機構。 - 【請求項7】請求項6記載の電子部品保持機構であっ
て、 前記所定個所は、前記一対の腕部の先端部であることを
特徴とする電子部品保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336561A JP2003142848A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 電子部品保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336561A JP2003142848A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 電子部品保持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003142848A true JP2003142848A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19151364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336561A Withdrawn JP2003142848A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 電子部品保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003142848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186045A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Yazaki Corp | 電子機器の取付構造 |
JP2012023150A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Nichicon Corp | 電子部品の保持構造 |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336561A patent/JP2003142848A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186045A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Yazaki Corp | 電子機器の取付構造 |
JP2012023150A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Nichicon Corp | 電子部品の保持構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |