JP2003140484A - 定着装置 - Google Patents
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Links
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成により定着ローラのウォームアッ
プ時間を大幅に短縮可能とすると共に、省エネルギー性
の向上を図ることができる定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ10の内部にメインヒータ1
2及びサブヒータ13を配設する。ヒータ制御回路にA
C電源20から電力を受けることにより蓄電が可能な電
気二重層コンデンサCを備えさせる。待機時に、各ヒー
タ12,13への給電を行うことなく、電気二重層コン
デンサCへの充電動作を行う。プリント開始時、AC電
源20からメインヒータ12へ給電を行うと共に、電気
二重層コンデンサCを放電させ、この放電電力をサブヒ
ータ13に給電する。
プ時間を大幅に短縮可能とすると共に、省エネルギー性
の向上を図ることができる定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ10の内部にメインヒータ1
2及びサブヒータ13を配設する。ヒータ制御回路にA
C電源20から電力を受けることにより蓄電が可能な電
気二重層コンデンサCを備えさせる。待機時に、各ヒー
タ12,13への給電を行うことなく、電気二重層コン
デンサCへの充電動作を行う。プリント開始時、AC電
源20からメインヒータ12へ給電を行うと共に、電気
二重層コンデンサCを放電させ、この放電電力をサブヒ
ータ13に給電する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成機に用いられる定着装置
に係る。特に、本発明は、定着装置が待機状態から定着
可能状態となるまでに要する時間であるウォームアップ
時間の短縮化を図るための改良に関する。
タ、ファクシミリ等の画像形成機に用いられる定着装置
に係る。特に、本発明は、定着装置が待機状態から定着
可能状態となるまでに要する時間であるウォームアップ
時間の短縮化を図るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成機に用いられる定着装置は、ヒータを
内部に有する定着ローラを備え、記録用紙上に予め形成
されたトナー像をこの定着ローラによって加熱すること
により、トナー像を記録用紙上に定着させるようになっ
ている。
ミリ等の画像形成機に用いられる定着装置は、ヒータを
内部に有する定着ローラを備え、記録用紙上に予め形成
されたトナー像をこの定着ローラによって加熱すること
により、トナー像を記録用紙上に定着させるようになっ
ている。
【0003】この定着ローラ方式による定着装置では、
熱容量の大きな金属製の定着ローラを加熱する必要があ
るため、省エネルギー性を十分に向上させることができ
ないといった課題があった。また、その他の課題とし
て、プリント開始時に定着ローラを所定の定着可能温度
(例えば200℃)まで加熱するのに要する時間(ウォ
ームアップ時間)が長くかかり、その結果、プリント開
始信号の入力からプリント終了までに要する時間が長く
なってしまうといったことも掲げられる。
熱容量の大きな金属製の定着ローラを加熱する必要があ
るため、省エネルギー性を十分に向上させることができ
ないといった課題があった。また、その他の課題とし
て、プリント開始時に定着ローラを所定の定着可能温度
(例えば200℃)まで加熱するのに要する時間(ウォ
ームアップ時間)が長くかかり、その結果、プリント開
始信号の入力からプリント終了までに要する時間が長く
なってしまうといったことも掲げられる。
【0004】このウォームアップ時間の短縮化を図るた
めの手段として、円筒状の上記定着ローラを薄肉化して
その熱容量を小さくすることが掲げられる。これによれ
ば装置本体の電源容量(供給電力)を大きくすることな
しにウォームアップ時間を短縮化できる。
めの手段として、円筒状の上記定着ローラを薄肉化して
その熱容量を小さくすることが掲げられる。これによれ
ば装置本体の電源容量(供給電力)を大きくすることな
しにウォームアップ時間を短縮化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、定着ローラ
の薄肉化によってウォームアップ時間を短縮化する方法
では、ある程度の短縮化を図ることは可能であるもの
の、定着ローラの剛性を考慮した場合には、その薄肉化
には限界がある。このため、画像形成機の高速化に対応
するべく更なるウォームアップ時間の短縮化を図りたい
要求があっても、定着ローラの剛性の面から短縮できる
時間には限界がある。
の薄肉化によってウォームアップ時間を短縮化する方法
では、ある程度の短縮化を図ることは可能であるもの
の、定着ローラの剛性を考慮した場合には、その薄肉化
には限界がある。このため、画像形成機の高速化に対応
するべく更なるウォームアップ時間の短縮化を図りたい
要求があっても、定着ローラの剛性の面から短縮できる
時間には限界がある。
【0006】また、画像形成機の待機中もヒータに通電
して定着ローラを常時加熱しておき、待ち時間を必要と
することなしに(ウォームアップ時間なしに)プリント
動作を行えるようにしておくことも考えられるが、これ
では無駄な電力を消費し、省エネルギー性を悪化させる
ことになってしまう。
して定着ローラを常時加熱しておき、待ち時間を必要と
することなしに(ウォームアップ時間なしに)プリント
動作を行えるようにしておくことも考えられるが、これ
では無駄な電力を消費し、省エネルギー性を悪化させる
ことになってしまう。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構成により定
着ローラのウォームアップ時間を大幅に短縮可能とする
と共に、省エネルギー性の向上を図ることができる定着
装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、簡単な構成により定
着ローラのウォームアップ時間を大幅に短縮可能とする
と共に、省エネルギー性の向上を図ることができる定着
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、ウォームアッ
プ動作に先立って予め電力を蓄えておき、ウォームアッ
プ動作時には、この蓄えられた電力と電源からの電力と
によって一時的に大電力による定着ローラ(定着部材)
の加熱動作を行うようにし、これによってウォームアッ
プ時間の短縮化が図れるようにしている。
プ動作に先立って予め電力を蓄えておき、ウォームアッ
プ動作時には、この蓄えられた電力と電源からの電力と
によって一時的に大電力による定着ローラ(定着部材)
の加熱動作を行うようにし、これによってウォームアッ
プ時間の短縮化が図れるようにしている。
【0009】−解決手段−
具体的には、トナー像を記録媒体上に加熱溶着するため
の定着部材を備えた定着装置を前提とする。この定着装
置に対し、電源からの給電により上記定着部材の加熱動
作を行う少なくとも一つの第1の加熱手段と、電源から
電力を受けて、この電力を予め蓄えておく蓄電手段と、
この蓄電手段からの給電により定着部材の加熱動作を行
う少なくとも一つの第2の加熱手段とを備えさせてい
る。
の定着部材を備えた定着装置を前提とする。この定着装
置に対し、電源からの給電により上記定着部材の加熱動
作を行う少なくとも一つの第1の加熱手段と、電源から
電力を受けて、この電力を予め蓄えておく蓄電手段と、
この蓄電手段からの給電により定着部材の加熱動作を行
う少なくとも一つの第2の加熱手段とを備えさせてい
る。
【0010】この特定事項により、ウォームアップ動作
の開始前に、電源からの電力を蓄電手段に与えることに
よって、この蓄電手段に所定量の電力を蓄えておく。こ
のウォームアップ動作前の待機中に消費される電力は、
この蓄電手段に蓄えられる電力のみである。そして、ウ
ォームアップ動作が開始された際には、電源からの給電
による第1の加熱手段への給電動作と、蓄電手段からの
放電による第2の加熱手段への給電動作とが行われ、蓄
電手段からの放電が終了するまで、比較的大電力による
定着部材の加熱動作が行われる。言い換えると、蓄電手
段に蓄えられている電力によって定着部材の加熱動作が
補助されることになる。このため、定着部材を急速に温
度上昇させることができ、ウォームアップ動作に要する
時間の短縮化が図れる。また、上述した如く待機中に消
費される電力は蓄電手段に蓄えられる電力のみであり、
待機中に加熱手段に通電を行うといったことは必要な
い。このため、省エネルギ化を図ることができる。尚、
ウォームアップ動作開始時における電源からの給電開始
と蓄電手段からの放電開始とは同期させることが好まし
いが、必ずしもこれに限ることはない。また、第1の加
熱手段及び第2の加熱手段はそれぞれ一つの加熱手段
(電気ヒータ等)であるとは限らず、これら加熱手段が
複数備えられていてもよい。
の開始前に、電源からの電力を蓄電手段に与えることに
よって、この蓄電手段に所定量の電力を蓄えておく。こ
のウォームアップ動作前の待機中に消費される電力は、
この蓄電手段に蓄えられる電力のみである。そして、ウ
ォームアップ動作が開始された際には、電源からの給電
による第1の加熱手段への給電動作と、蓄電手段からの
放電による第2の加熱手段への給電動作とが行われ、蓄
電手段からの放電が終了するまで、比較的大電力による
定着部材の加熱動作が行われる。言い換えると、蓄電手
段に蓄えられている電力によって定着部材の加熱動作が
補助されることになる。このため、定着部材を急速に温
度上昇させることができ、ウォームアップ動作に要する
時間の短縮化が図れる。また、上述した如く待機中に消
費される電力は蓄電手段に蓄えられる電力のみであり、
待機中に加熱手段に通電を行うといったことは必要な
い。このため、省エネルギ化を図ることができる。尚、
ウォームアップ動作開始時における電源からの給電開始
と蓄電手段からの放電開始とは同期させることが好まし
いが、必ずしもこれに限ることはない。また、第1の加
熱手段及び第2の加熱手段はそれぞれ一つの加熱手段
(電気ヒータ等)であるとは限らず、これら加熱手段が
複数備えられていてもよい。
【0011】他の解決手段としては以下の構成が掲げら
れる。先ず、トナー像を記録媒体上に加熱溶着するため
の定着部材を備えた定着装置を前提とする。そして、こ
の定着装置に対し、給電により定着部材の加熱動作を行
う加熱手段と、この加熱手段に供給するための電力を予
め蓄えておく蓄電手段とを備えさせ、ウォームアップ時
に、電源からの供給電力と蓄電手段からの放電電力とを
略同時に加熱手段に給電する構成としている。
れる。先ず、トナー像を記録媒体上に加熱溶着するため
の定着部材を備えた定着装置を前提とする。そして、こ
の定着装置に対し、給電により定着部材の加熱動作を行
う加熱手段と、この加熱手段に供給するための電力を予
め蓄えておく蓄電手段とを備えさせ、ウォームアップ時
に、電源からの供給電力と蓄電手段からの放電電力とを
略同時に加熱手段に給電する構成としている。
【0012】この特定事項によっても、ウォームアップ
動作の開始前に蓄電手段に電力を蓄えておき、ウォーム
アップ動作が開始された際には、電源からの給電と蓄電
手段からの放電とを略同時に行って比較的大電力による
定着部材の加熱動作が行われるようにしている。このた
め、ウォームアップ動作に要する時間の短縮化が図れ、
且つ待機中に消費される電力が小さいことによる省エネ
ルギ化を図ることができる。尚、本解決手段において
は、複数の加熱手段を備えて一部の加熱手段に電源から
の給電を行い他の加熱手段に蓄電手段からの給電を行う
場合ばかりでなく、単一の加熱手段に対して電源からの
給電と蓄電手段からの給電とを略同時に行う場合や、複
数の加熱手段のそれぞれに対して電源からの給電と蓄電
手段からの給電とを略同時に行う場合も含まれる。
動作の開始前に蓄電手段に電力を蓄えておき、ウォーム
アップ動作が開始された際には、電源からの給電と蓄電
手段からの放電とを略同時に行って比較的大電力による
定着部材の加熱動作が行われるようにしている。このた
め、ウォームアップ動作に要する時間の短縮化が図れ、
且つ待機中に消費される電力が小さいことによる省エネ
ルギ化を図ることができる。尚、本解決手段において
は、複数の加熱手段を備えて一部の加熱手段に電源から
の給電を行い他の加熱手段に蓄電手段からの給電を行う
場合ばかりでなく、単一の加熱手段に対して電源からの
給電と蓄電手段からの給電とを略同時に行う場合や、複
数の加熱手段のそれぞれに対して電源からの給電と蓄電
手段からの給電とを略同時に行う場合も含まれる。
【0013】上記蓄電手段としてはコンデンサが採用さ
れている。より具体的には電気二重層コンデンサが採用
されている。コンデンサの充放電機能を利用した蓄電手
段の採用により、蓄電動作と加熱手段への電力供給動作
とを簡単な制御回路により実現することが可能になる。
また、電気二重層コンデンサは、急速な充放電を行うこ
とが可能であり、しかも、化学反応を伴わないため長寿
命である。また、メンテナンスも不要で、環境負荷も少
ないといった優れた特性を有しており、この種の装置の
蓄電手段として好適である。
れている。より具体的には電気二重層コンデンサが採用
されている。コンデンサの充放電機能を利用した蓄電手
段の採用により、蓄電動作と加熱手段への電力供給動作
とを簡単な制御回路により実現することが可能になる。
また、電気二重層コンデンサは、急速な充放電を行うこ
とが可能であり、しかも、化学反応を伴わないため長寿
命である。また、メンテナンスも不要で、環境負荷も少
ないといった優れた特性を有しており、この種の装置の
蓄電手段として好適である。
【0014】加熱手段への給電を行う回路の具体構成と
しては、先ず、交流電流を直流電流に変換して蓄電手段
に給電する整流回路と、蓄電手段に蓄えられた電力を加
熱手段に供給する際にのみオン作動するスイッチ手段と
を備えさせている。
しては、先ず、交流電流を直流電流に変換して蓄電手段
に給電する整流回路と、蓄電手段に蓄えられた電力を加
熱手段に供給する際にのみオン作動するスイッチ手段と
を備えさせている。
【0015】また、他の回路構成としては、上記スイッ
チ手段に代えて、蓄電手段に蓄えられた電力を加熱手段
に供給する際に、蓄電手段の放電電圧をスイッチング動
作によって所定電圧に変換するスイッチング回路を備え
させている。このスイッチング回路としては、DC/D
Cコンバータを備えたものや、蓄電手段の放電電圧をス
イッチング動作によって所定電圧に降下させた後に加熱
手段に供給するものが掲げられる。
チ手段に代えて、蓄電手段に蓄えられた電力を加熱手段
に供給する際に、蓄電手段の放電電圧をスイッチング動
作によって所定電圧に変換するスイッチング回路を備え
させている。このスイッチング回路としては、DC/D
Cコンバータを備えたものや、蓄電手段の放電電圧をス
イッチング動作によって所定電圧に降下させた後に加熱
手段に供給するものが掲げられる。
【0016】上記DC/DCコンバータを採用した場合
には、コンデンサの端子電圧の下限値を低くすることが
できるので蓄電手段として用いるコンデンサの静電容量
を小さくすることが可能になる。つまり、小型のコンデ
ンサを使用しても十分にウォームアップ時間の短縮化を
図ることができる。また、放電電圧をスイッチング動作
によって所定電圧に降下させるものにあっては、コンデ
ンサに蓄えられた電気エネルギーの一部が消費されてし
まうことを防止でき、且つ、コンデンサの端子電圧の利
用可能範囲を拡大できるので蓄電手段に蓄電可能な電力
の増大が図れる。
には、コンデンサの端子電圧の下限値を低くすることが
できるので蓄電手段として用いるコンデンサの静電容量
を小さくすることが可能になる。つまり、小型のコンデ
ンサを使用しても十分にウォームアップ時間の短縮化を
図ることができる。また、放電電圧をスイッチング動作
によって所定電圧に降下させるものにあっては、コンデ
ンサに蓄えられた電気エネルギーの一部が消費されてし
まうことを防止でき、且つ、コンデンサの端子電圧の利
用可能範囲を拡大できるので蓄電手段に蓄電可能な電力
の増大が図れる。
【0017】また、加熱手段を、定着部材の長手方向に
亘って複数箇所に配置し、それぞれの加熱手段に対して
個別に給電が行われる構成としている。ウォームアップ
時間の短縮化のために定着部材(定着ローラ)の肉厚を
薄くするとスラスト方向(軸心方向)の熱伝導が悪くな
り小サイズ紙を連続通紙したときに通紙領域以外の領域
が過熱されてしまうといった課題がある。本解決手段の
如く加熱手段を定着部材の長手方向に亘る複数箇所に配
置して個別に給電を行うようにした場合には、この通紙
領域以外の領域の加熱動作を行う加熱手段への給電量を
抑えることにより、この領域の過熱を防止して適正温度
に制御することができる。
亘って複数箇所に配置し、それぞれの加熱手段に対して
個別に給電が行われる構成としている。ウォームアップ
時間の短縮化のために定着部材(定着ローラ)の肉厚を
薄くするとスラスト方向(軸心方向)の熱伝導が悪くな
り小サイズ紙を連続通紙したときに通紙領域以外の領域
が過熱されてしまうといった課題がある。本解決手段の
如く加熱手段を定着部材の長手方向に亘る複数箇所に配
置して個別に給電を行うようにした場合には、この通紙
領域以外の領域の加熱動作を行う加熱手段への給電量を
抑えることにより、この領域の過熱を防止して適正温度
に制御することができる。
【0018】更に、このように加熱手段を定着部材の長
手方向に亘る複数箇所に配置した場合において、これら
加熱手段のうち少なくとも1つに対してウォームアップ
動作中に蓄電手段からの放電電力が給電される構成とし
ている。これにより、蓄電手段からの放電タイミングを
制御することで、この蓄電手段からの放電電力を受ける
加熱手段による定着部材の特定領域の温度制御を容易に
行うことが可能となる。
手方向に亘る複数箇所に配置した場合において、これら
加熱手段のうち少なくとも1つに対してウォームアップ
動作中に蓄電手段からの放電電力が給電される構成とし
ている。これにより、蓄電手段からの放電タイミングを
制御することで、この蓄電手段からの放電電力を受ける
加熱手段による定着部材の特定領域の温度制御を容易に
行うことが可能となる。
【0019】上記加熱手段として、具体的には電気ヒー
タや、磁気誘導加熱により定着部材の加熱動作を行う磁
気誘導加熱手段が採用可能である。
タや、磁気誘導加熱により定着部材の加熱動作を行う磁
気誘導加熱手段が採用可能である。
【0020】磁気誘導加熱手段を採用した場合の具体構
成としては以下のものが掲げられる。先ず、磁気誘導加
熱手段に給電するための磁気誘導加熱駆動回路を備えさ
せ、蓄電手段を、この磁気誘導加熱駆動回路に備えられ
且つ平滑作用と蓄電作用とを兼ね備えたコンデンサによ
り構成する。この構成によれば、一つのコンデンサで平
滑作用と蓄電作用とを実行させることができ、磁気誘導
加熱駆動回路の簡素化を図ることができる。
成としては以下のものが掲げられる。先ず、磁気誘導加
熱手段に給電するための磁気誘導加熱駆動回路を備えさ
せ、蓄電手段を、この磁気誘導加熱駆動回路に備えられ
且つ平滑作用と蓄電作用とを兼ね備えたコンデンサによ
り構成する。この構成によれば、一つのコンデンサで平
滑作用と蓄電作用とを実行させることができ、磁気誘導
加熱駆動回路の簡素化を図ることができる。
【0021】また、磁気誘導加熱手段を磁気誘導加熱用
のコイルとし、このコイルを定着部材の外面に対向して
配置している。つまり、外部加熱方式の磁気誘導加熱を
採用することにより、定着部材が中空の定着ローラであ
る場合には、その内部に断熱材を充填することができ、
この内部の空気への熱エネルギーの放出を防止できる。
このため、よりいっそう短時間でウォームアップ動作を
完了でき、且つ定着時の消費電力の低減が可能となる。
のコイルとし、このコイルを定着部材の外面に対向して
配置している。つまり、外部加熱方式の磁気誘導加熱を
採用することにより、定着部材が中空の定着ローラであ
る場合には、その内部に断熱材を充填することができ、
この内部の空気への熱エネルギーの放出を防止できる。
このため、よりいっそう短時間でウォームアップ動作を
完了でき、且つ定着時の消費電力の低減が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、定着装置に備えられ
た定着部材としての定着ローラを所定の定着可能温度ま
で加熱するための構成として、定着ローラの内部に電気
ヒータを収容したものと、定着ローラの外面に対向して
磁気誘導加熱コイルを配置したものとについてそれぞれ
説明する。以下の第1〜第3実施形態では電気ヒータに
より定着ローラを加熱する構成に対して本発明を適用し
た場合について説明し、第4〜第7実施形態では磁気誘
導加熱コイルにより定着ローラの加熱動作を行う構成に
対して本発明を適用した場合について説明する。
に基づいて説明する。本形態では、定着装置に備えられ
た定着部材としての定着ローラを所定の定着可能温度ま
で加熱するための構成として、定着ローラの内部に電気
ヒータを収容したものと、定着ローラの外面に対向して
磁気誘導加熱コイルを配置したものとについてそれぞれ
説明する。以下の第1〜第3実施形態では電気ヒータに
より定着ローラを加熱する構成に対して本発明を適用し
た場合について説明し、第4〜第7実施形態では磁気誘
導加熱コイルにより定着ローラの加熱動作を行う構成に
対して本発明を適用した場合について説明する。
【0023】(第1実施形態)先ず、第1実施形態につ
いて説明する。図1に示すように、定着装置1は、円筒
形状の定着ローラ10と、この定着ローラ10の軸心方
向と同方向に延びる軸心を有して定着ローラ10の外周
面に接するロール形状の加圧ローラ11とを備えてい
る。
いて説明する。図1に示すように、定着装置1は、円筒
形状の定着ローラ10と、この定着ローラ10の軸心方
向と同方向に延びる軸心を有して定着ローラ10の外周
面に接するロール形状の加圧ローラ11とを備えてい
る。
【0024】上記定着ローラ10の内部には、熱線フィ
ラメントからなる第1の加熱手段としての電気ヒータ
(以下、メインヒータと呼ぶ)12及び第2の加熱手段
としての電気ヒータ(以下、サブヒータと呼ぶ)13が
定着ローラ10の軸心と平行に延びるように配設されて
いる。
ラメントからなる第1の加熱手段としての電気ヒータ
(以下、メインヒータと呼ぶ)12及び第2の加熱手段
としての電気ヒータ(以下、サブヒータと呼ぶ)13が
定着ローラ10の軸心と平行に延びるように配設されて
いる。
【0025】これにより、トナー像が形成された転写用
紙Pが、ヒータ12,13によって加熱される定着ロー
ラ10と加圧ローラ11との間で挟持搬送される際に、
回転するローラ10,11の表面から作用する熱及び圧
力により、トナー像が転写用紙P上に定着(加熱溶着)
されるようになっている。
紙Pが、ヒータ12,13によって加熱される定着ロー
ラ10と加圧ローラ11との間で挟持搬送される際に、
回転するローラ10,11の表面から作用する熱及び圧
力により、トナー像が転写用紙P上に定着(加熱溶着)
されるようになっている。
【0026】本形態の特徴として、定着装置1は、待機
時には、メインヒータ12及びサブヒータ13がOFF
状態で維持されて消費電力の低減が図られていると共
に、プリント開始動作に備えて後述する蓄電回路26に
備えられた蓄電手段としてのコンデンサ(電気二重層コ
ンデンサ)Ccへの充電が行われる。そして、充電後
は、このコンデンサCcの蓄電圧が所定電圧に維持され
るようになっている。
時には、メインヒータ12及びサブヒータ13がOFF
状態で維持されて消費電力の低減が図られていると共
に、プリント開始動作に備えて後述する蓄電回路26に
備えられた蓄電手段としてのコンデンサ(電気二重層コ
ンデンサ)Ccへの充電が行われる。そして、充電後
は、このコンデンサCcの蓄電圧が所定電圧に維持され
るようになっている。
【0027】更に、この充電動作の後、プリント開始信
号の入力に伴い、メインヒータ12に電源からの正規の
電力供給(電源容量上限近傍の値の電力の供給)が行わ
れる。また、これと同時に、ローラ表面を所定温度まで
立ち上げるための時間(ウォームアップ時間)を短縮化
するために、上記蓄電回路26のコンデンサCcを放電
させてその電力をサブヒータ13に供給するといったウ
ォームアップ動作の制御が、後述するヒータ制御回路に
よって行われるようになっている。
号の入力に伴い、メインヒータ12に電源からの正規の
電力供給(電源容量上限近傍の値の電力の供給)が行わ
れる。また、これと同時に、ローラ表面を所定温度まで
立ち上げるための時間(ウォームアップ時間)を短縮化
するために、上記蓄電回路26のコンデンサCcを放電
させてその電力をサブヒータ13に供給するといったウ
ォームアップ動作の制御が、後述するヒータ制御回路に
よって行われるようになっている。
【0028】以下、本形態に係る定着ローラ10につい
て説明する。先ず、本形態で採用する定着ローラ10の
具体構成の一つとしての実施例1について説明する。こ
の実施例1の定着ローラ10は、表1に示すものが採用
されている。つまり、アルミニウム材で形成され、直径
が40mm、肉厚が0.5mmに設定されている。また、こ
の定着ローラ10の軸方向長さは320mmである。更
に、ローラ内部には、メインヒータ12となる定格電圧
が100V、定格電力1000Wのハロゲンランプと、
サブヒータ13となる定格電圧100V、定格電力50
0Wのハロゲンランプとが配置されている。
て説明する。先ず、本形態で採用する定着ローラ10の
具体構成の一つとしての実施例1について説明する。こ
の実施例1の定着ローラ10は、表1に示すものが採用
されている。つまり、アルミニウム材で形成され、直径
が40mm、肉厚が0.5mmに設定されている。また、こ
の定着ローラ10の軸方向長さは320mmである。更
に、ローラ内部には、メインヒータ12となる定格電圧
が100V、定格電力1000Wのハロゲンランプと、
サブヒータ13となる定格電圧100V、定格電力50
0Wのハロゲンランプとが配置されている。
【0029】
【表1】
【0030】また、この実施例1における蓄電回路26
には、静電容量2Fの電気二重層コンデンサが備えら
れ、その充電終了電圧は110V、放電終了電圧は90
Vにそれぞれ設定されている。加熱特性に関連する諸元
を表2(a)に示す。また、本例の定着ローラ10は、
密度が2.7g/cm3、熱伝導率が2.3J/cm・s・k、
ローラ熱量が6.11J、ローラ断面積が0.62c
m2、横方向熱伝導率が1.43J・cm/s・k、厚み方向熱
伝導率が46.0J/cm2・s・kである。
には、静電容量2Fの電気二重層コンデンサが備えら
れ、その充電終了電圧は110V、放電終了電圧は90
Vにそれぞれ設定されている。加熱特性に関連する諸元
を表2(a)に示す。また、本例の定着ローラ10は、
密度が2.7g/cm3、熱伝導率が2.3J/cm・s・k、
ローラ熱量が6.11J、ローラ断面積が0.62c
m2、横方向熱伝導率が1.43J・cm/s・k、厚み方向熱
伝導率が46.0J/cm2・s・kである。
【0031】
【表2】
【0032】尚、表1において熱伝導率λに定着ローラ
断面積Sを乗じて横方向への熱伝導の良さを示す値を上
記横方向熱伝導λSとして用い、後述する比較例2の値
を「1」としたものを正規化λSとした。また、熱伝導
率λを定着ローラの肉厚tで除して厚み方向への熱伝導
の良さを示す値を上記厚み方向熱伝導λ/tとして用
い、後述する比較例2の値を「1」としたものを正規化
λ/tとした。尚、本形態で採用した定着ローラ10の
実施例2及び従来の定着ローラとしての比較例について
は後述する。
断面積Sを乗じて横方向への熱伝導の良さを示す値を上
記横方向熱伝導λSとして用い、後述する比較例2の値
を「1」としたものを正規化λSとした。また、熱伝導
率λを定着ローラの肉厚tで除して厚み方向への熱伝導
の良さを示す値を上記厚み方向熱伝導λ/tとして用
い、後述する比較例2の値を「1」としたものを正規化
λ/tとした。尚、本形態で採用した定着ローラ10の
実施例2及び従来の定着ローラとしての比較例について
は後述する。
【0033】<ヒータ制御回路の説明>上記メインヒー
タ12及びサブヒータ13は、図2に示すヒータ制御回
路によりオン/オフ制御される。以下、このヒータ制御
回路について説明する。
タ12及びサブヒータ13は、図2に示すヒータ制御回
路によりオン/オフ制御される。以下、このヒータ制御
回路について説明する。
【0034】図2に示すヒータ制御回路において、20
はAC電源、21はスイッチSW1,SW1からなるメ
イン電源スイッチ、22はゼロクロススイッチSW2か
らなるスイッチング回路(以下、ゼロクロススイッチと
呼ぶ)、23はスイッチSW3からなる迂回電源スイッ
チ、24は1次巻線aと2次巻線bとからなる変圧器、
25はダイオードD1、D2から構成される整流回路、
26は平滑コイルLと蓄電素子であるコンデンサ(二重
層コンデンサ)Ccから構成される蓄電回路、27は半
導体スイッチ素子SW4からなるスイッチ手段としての
スイッチング回路である。
はAC電源、21はスイッチSW1,SW1からなるメ
イン電源スイッチ、22はゼロクロススイッチSW2か
らなるスイッチング回路(以下、ゼロクロススイッチと
呼ぶ)、23はスイッチSW3からなる迂回電源スイッ
チ、24は1次巻線aと2次巻線bとからなる変圧器、
25はダイオードD1、D2から構成される整流回路、
26は平滑コイルLと蓄電素子であるコンデンサ(二重
層コンデンサ)Ccから構成される蓄電回路、27は半
導体スイッチ素子SW4からなるスイッチ手段としての
スイッチング回路である。
【0035】上記蓄電回路26に備えられているコンデ
ンサCcとしては、大容量の電気二重層コンデンサが用
いられている。この電気二重層コンデンサCcは、化学
反応を伴わないものであるため、寿命が長く、繰り返し
充放電による劣化がなく、内部抵抗が二次電池に比べて
小さくて秒単位での急速な充放電が可能であり、小型で
あって、また、鉛蓄電池等の二次電池のように液交換や
液補充なども不要で、メンテナンス性も良いといった利
点がある。また、この電気二重層コンデンサCcは、電
極に活性炭を使用し、鉛などの有害物質を含まないた
め、廃棄時における環境負荷も少ないといった優れた特
徴をも有している。
ンサCcとしては、大容量の電気二重層コンデンサが用
いられている。この電気二重層コンデンサCcは、化学
反応を伴わないものであるため、寿命が長く、繰り返し
充放電による劣化がなく、内部抵抗が二次電池に比べて
小さくて秒単位での急速な充放電が可能であり、小型で
あって、また、鉛蓄電池等の二次電池のように液交換や
液補充なども不要で、メンテナンス性も良いといった利
点がある。また、この電気二重層コンデンサCcは、電
極に活性炭を使用し、鉛などの有害物質を含まないた
め、廃棄時における環境負荷も少ないといった優れた特
徴をも有している。
【0036】上記メインヒータ12は、AC電源20に
対して、メイン電源スイッチ21、ゼロクロススイッチ
22を介して接続されている。一方、サブヒータ13
は、AC電源20に対して、迂回電源スイッチ23、変
圧器24、整流回路25、蓄電回路26、スイッチング
回路27を介して接続されている。
対して、メイン電源スイッチ21、ゼロクロススイッチ
22を介して接続されている。一方、サブヒータ13
は、AC電源20に対して、迂回電源スイッチ23、変
圧器24、整流回路25、蓄電回路26、スイッチング
回路27を介して接続されている。
【0037】このヒータ制御回路において、画像形成機
の待機時においては、メイン電源スイッチ21がONで
あるが、ゼロクロススイッチ22がOFFとなってお
り、メインヒータ12への電流の供給は遮断されてい
る。また、プリント開始信号の入力に伴って、ゼロクロ
スイッチ22がON作動し、AC電源20からメインヒ
ータ12への通電及びゼロクロスイッチ22のスイッチ
ングによる電力制御が行われるようになっている。
の待機時においては、メイン電源スイッチ21がONで
あるが、ゼロクロススイッチ22がOFFとなってお
り、メインヒータ12への電流の供給は遮断されてい
る。また、プリント開始信号の入力に伴って、ゼロクロ
スイッチ22がON作動し、AC電源20からメインヒ
ータ12への通電及びゼロクロスイッチ22のスイッチ
ングによる電力制御が行われるようになっている。
【0038】一方、迂回電源スイッチ23は画像形成機
の待機時には常時ONされている。また、この待機時に
はスイッチング回路27がOFFとなっている。このた
め、サブヒータ13に電流が供給されることはなく、迂
回電源スイッチ23、変圧器24、整流回路25を介し
て蓄電回路26の二重層コンデンサCcへ緩やかに充電
され、その後はコンデンサCcの端子電圧(例えば11
0V)が維持される。
の待機時には常時ONされている。また、この待機時に
はスイッチング回路27がOFFとなっている。このた
め、サブヒータ13に電流が供給されることはなく、迂
回電源スイッチ23、変圧器24、整流回路25を介し
て蓄電回路26の二重層コンデンサCcへ緩やかに充電
され、その後はコンデンサCcの端子電圧(例えば11
0V)が維持される。
【0039】そして、プリント開始信号がONとなった
とき、上述した如くゼロクロススイッチ22がONし、
上記AC電源20からメインヒータ12への電力供給動
作が開始される。これと並行して、スイッチング回路2
7がONして蓄電回路26の二重層コンデンサCcが放
電し、この電力がサブヒータ13に供給される。このよ
うにしてウォームアップ補助動作が行われる。この放電
動作時には迂回電源スイッチ23はOFFされ、コンデ
ンサCcへの充電動作は禁止される。尚、スイッチング
回路27は単純なON/OFF動作を行うものであり回
路での損失は無視できるように設計されている。このウ
ォームアップ動作により、定着ローラ10は2種類のヒ
ータ12,13からの加熱を同時に受けて待機温度から
定着温度に急速に高められる。
とき、上述した如くゼロクロススイッチ22がONし、
上記AC電源20からメインヒータ12への電力供給動
作が開始される。これと並行して、スイッチング回路2
7がONして蓄電回路26の二重層コンデンサCcが放
電し、この電力がサブヒータ13に供給される。このよ
うにしてウォームアップ補助動作が行われる。この放電
動作時には迂回電源スイッチ23はOFFされ、コンデ
ンサCcへの充電動作は禁止される。尚、スイッチング
回路27は単純なON/OFF動作を行うものであり回
路での損失は無視できるように設計されている。このウ
ォームアップ動作により、定着ローラ10は2種類のヒ
ータ12,13からの加熱を同時に受けて待機温度から
定着温度に急速に高められる。
【0040】そして、定着ローラ10の温度が所定の定
着温度に到達するか、もしくは電気二重層コンデンサC
cが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に
到達すると、スイッチング回路27はOFFとなりウォ
ームアップ補助動作は終了する。
着温度に到達するか、もしくは電気二重層コンデンサC
cが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に
到達すると、スイッチング回路27はOFFとなりウォ
ームアップ補助動作は終了する。
【0041】放電後のコンデンサCcは、プリント動作
中の温度制御のためにゼロクロススイッチ22がOFF
の間もしくはプリント動作が終了しメインヒータ12へ
の電力供給が停止している間に、次のウォームアップ動
作に備えて迂回電源スイッチ23がONされて、整流回
路25を介して緩やかに充電される。
中の温度制御のためにゼロクロススイッチ22がOFF
の間もしくはプリント動作が終了しメインヒータ12へ
の電力供給が停止している間に、次のウォームアップ動
作に備えて迂回電源スイッチ23がONされて、整流回
路25を介して緩やかに充電される。
【0042】このような動作が行われるようになってい
るため、待機時においては、メインヒータ12及びサブ
ヒータ13による電力消費は完全に「0」であり、蓄電
回路26の電気二重層コンデンサCcを充電するための
電力消費が1回行われた後は電気二重層コンデンサCc
の洩れ電流は非常に小さいため、電力消費は略「0」に
維持されることになる。
るため、待機時においては、メインヒータ12及びサブ
ヒータ13による電力消費は完全に「0」であり、蓄電
回路26の電気二重層コンデンサCcを充電するための
電力消費が1回行われた後は電気二重層コンデンサCc
の洩れ電流は非常に小さいため、電力消費は略「0」に
維持されることになる。
【0043】上述した実施例1の場合において、定着ロ
ーラ10の表面温度が定着温度になるまでの立ち上り時
間(ウォームアップ時間)は約8.1secであり、この
間に定着ローラ10の表面温度は、周囲温度(例えば2
0℃)から、定着温度(例えば150℃)に均一に加熱
されることになる。
ーラ10の表面温度が定着温度になるまでの立ち上り時
間(ウォームアップ時間)は約8.1secであり、この
間に定着ローラ10の表面温度は、周囲温度(例えば2
0℃)から、定着温度(例えば150℃)に均一に加熱
されることになる。
【0044】<実施例2>次に、本形態で採用する定着
ローラ10の具体構成の他の一つとしての実施例2につ
いて説明する。本例の定着ローラ10は、表1にも示す
ように、肉厚が0.5mmのアルミニウム材から構成さ
れ、ローラ径が30mm、比熱が0.88J/g・k、密
度が2.7g/cm3、熱伝導率が2.3J/cm・s・k、ロ
ーラ熱量が4.57J、ローラ断面積が0.46cm2、
横方向熱伝導率が1.07J・cm/s・k、厚み方向熱伝導
率が46.0J/cm2・s・kからなる円筒状ローラで構成
されている。
ローラ10の具体構成の他の一つとしての実施例2につ
いて説明する。本例の定着ローラ10は、表1にも示す
ように、肉厚が0.5mmのアルミニウム材から構成さ
れ、ローラ径が30mm、比熱が0.88J/g・k、密
度が2.7g/cm3、熱伝導率が2.3J/cm・s・k、ロ
ーラ熱量が4.57J、ローラ断面積が0.46cm2、
横方向熱伝導率が1.07J・cm/s・k、厚み方向熱伝導
率が46.0J/cm2・s・kからなる円筒状ローラで構成
されている。
【0045】また、定着ローラ10の内部に設けられた
熱源としてのヒータは、1000Wのメインヒータ12
と、150Wのサブヒータ13とから構成されている。
熱源としてのヒータは、1000Wのメインヒータ12
と、150Wのサブヒータ13とから構成されている。
【0046】この実施例2によれば、周囲温度(20
℃)から、定着温度(150℃)になるまでの時間(立
ち上り時間)は約7.9secであった。
℃)から、定着温度(150℃)になるまでの時間(立
ち上り時間)は約7.9secであった。
【0047】次に、上記各実施例と比較するための従来
構成の定着ローラである比較例について説明する。
構成の定着ローラである比較例について説明する。
【0048】<比較例1>従来使用されている一般的な
定着ローラとしての比較例1は、表1に示すように、肉
厚が1mmであって、サブヒータを有さず、1000Wの
ハロゲンランプを採用している。また、ローラ径が40
mmのアルミニウム材から構成された円筒状ローラで、比
熱が0.88J/g・k、密度が2.7g/cm3、熱伝
導率が2.3J/cm・s・k、ローラ熱量が12.1J、ロ
ーラ断面積が1.23cm2、横方向熱伝導率が2.82
J・cm/s・k、厚み方向熱伝導率が23.0J/cm2・s・k
から構成されたものである。この比較例1の定着ローラ
をメインヒータのみによって周囲温度(20℃)から定
着温度(150℃)になるまで加熱するのに要する立ち
上り時間は約24.1secであった。
定着ローラとしての比較例1は、表1に示すように、肉
厚が1mmであって、サブヒータを有さず、1000Wの
ハロゲンランプを採用している。また、ローラ径が40
mmのアルミニウム材から構成された円筒状ローラで、比
熱が0.88J/g・k、密度が2.7g/cm3、熱伝
導率が2.3J/cm・s・k、ローラ熱量が12.1J、ロ
ーラ断面積が1.23cm2、横方向熱伝導率が2.82
J・cm/s・k、厚み方向熱伝導率が23.0J/cm2・s・k
から構成されたものである。この比較例1の定着ローラ
をメインヒータのみによって周囲温度(20℃)から定
着温度(150℃)になるまで加熱するのに要する立ち
上り時間は約24.1secであった。
【0049】<比較例2>次に、比較例2について説明
する。この比較例2に係る定着ローラは、ウォーミング
アップ時間を短縮化するために薄肉方式の定着ローラと
して構成されたものである。この薄肉化に伴う強度劣化
を回避するために材質として炭素鋼を採用している。ま
た、肉厚が0.2mmであって、サブヒータを有さず、1
000Wのハロゲンランプを採用している。また、ロー
ラ径が40mm、比熱が0.48J/g・k、密度が7.
9g/cm3、熱伝導率が0.5J/cm・s・k、ローラ熱量
が3.93J、ローラ断面積が0.25cm2、横方向熱
伝導率が0.13J・cm/s・kで構成されたものである。
この比較例2の定着ローラをメインヒータのみによって
周囲温度(20℃)から定着温度(150℃)になるま
で加熱するのに要する立ち上り時間は約7.8secであ
った。 <実施例1と比較例1との対比>上記実施例1と比較例
1との立ち上り時間を対比すると、実施例1の定着ロー
ラの厚み及び熱容量は比較例1の1/2でありAC電源
より供給する電力は共に1000Wであるので、実施例
1の温度の立ち上り時間は蓄電回路26が作動しなけれ
ば比較例1の1/2の約12secとなる。ところが、実
施例1においては、蓄電回路26が作動し電気二重層コ
ンデンサCcの放電によってサブヒータ13への電力供
給がなされることにより、立ち上り時間は比較例1の1
/3である8.1秒に短縮されている。 <実施例1、2と比較例2との対比>上記実施例1と比
較例2との立ち上り時間を対比すると、実施例1の定着
ローラの熱容量は比較例1の1.6倍でありAC電源よ
り供給する電力は共に1000Wであるので実施例1の
温度の立ち上り時間は蓄電回路26が作動しなければ比
較例1の1.6倍の約12secとなる。ところが、実施
例1においては蓄電回路26が作動し電気二重層コンデ
ンサCcの放電によってサブヒータ13への電力供給が
なされることにより、立ち上り時間は比較例2より4%
UPに留まった8.1秒が達成されている。
する。この比較例2に係る定着ローラは、ウォーミング
アップ時間を短縮化するために薄肉方式の定着ローラと
して構成されたものである。この薄肉化に伴う強度劣化
を回避するために材質として炭素鋼を採用している。ま
た、肉厚が0.2mmであって、サブヒータを有さず、1
000Wのハロゲンランプを採用している。また、ロー
ラ径が40mm、比熱が0.48J/g・k、密度が7.
9g/cm3、熱伝導率が0.5J/cm・s・k、ローラ熱量
が3.93J、ローラ断面積が0.25cm2、横方向熱
伝導率が0.13J・cm/s・kで構成されたものである。
この比較例2の定着ローラをメインヒータのみによって
周囲温度(20℃)から定着温度(150℃)になるま
で加熱するのに要する立ち上り時間は約7.8secであ
った。 <実施例1と比較例1との対比>上記実施例1と比較例
1との立ち上り時間を対比すると、実施例1の定着ロー
ラの厚み及び熱容量は比較例1の1/2でありAC電源
より供給する電力は共に1000Wであるので、実施例
1の温度の立ち上り時間は蓄電回路26が作動しなけれ
ば比較例1の1/2の約12secとなる。ところが、実
施例1においては、蓄電回路26が作動し電気二重層コ
ンデンサCcの放電によってサブヒータ13への電力供
給がなされることにより、立ち上り時間は比較例1の1
/3である8.1秒に短縮されている。 <実施例1、2と比較例2との対比>上記実施例1と比
較例2との立ち上り時間を対比すると、実施例1の定着
ローラの熱容量は比較例1の1.6倍でありAC電源よ
り供給する電力は共に1000Wであるので実施例1の
温度の立ち上り時間は蓄電回路26が作動しなければ比
較例1の1.6倍の約12secとなる。ところが、実施
例1においては蓄電回路26が作動し電気二重層コンデ
ンサCcの放電によってサブヒータ13への電力供給が
なされることにより、立ち上り時間は比較例2より4%
UPに留まった8.1秒が達成されている。
【0050】実施例2においては、定着ローラ径を30
mmに小径化することにより、比較例2にほぼ等しい7.
9secが達成されている。 <厚み方向熱伝導率の対比>比較例1における定着ロー
ラの厚み方向の熱伝導率は、本実施例1の定着ローラの
厚み方向の熱伝導率と比較して、約2分の1となってい
るため、熱伝導効率が悪く、定着ローラの表面温度が定
着温度(150℃)になるまでの時間が長くなる。しか
も、プリント時においては、ローラ表面に温度差が生じ
た場合に、速やかに温度差を解消することができず、定
着ムラが生じる可能性が高い。<厚み方向熱伝導率及び
横方向熱伝導率における対比>上記実施例1、2と比較
例1、2とを対比すると、薄肉方式の比較例2は、本実
施例1、2の定着ローラの横方向熱伝導λS及び厚み方
向熱伝導λ/tと比較して、夫々約10分の1、一般的
な比較例1に比較してそれぞれが23分の1、5分の1
となっている。このため、比較例2の定着ローラにおけ
る熱伝導が悪く、プリント時において用紙の突入や脱出
により、ローラ表面に温度差が生じた場合に速やかに温
度差を解消できず、定着ムラが生じる可能性が高い。
mmに小径化することにより、比較例2にほぼ等しい7.
9secが達成されている。 <厚み方向熱伝導率の対比>比較例1における定着ロー
ラの厚み方向の熱伝導率は、本実施例1の定着ローラの
厚み方向の熱伝導率と比較して、約2分の1となってい
るため、熱伝導効率が悪く、定着ローラの表面温度が定
着温度(150℃)になるまでの時間が長くなる。しか
も、プリント時においては、ローラ表面に温度差が生じ
た場合に、速やかに温度差を解消することができず、定
着ムラが生じる可能性が高い。<厚み方向熱伝導率及び
横方向熱伝導率における対比>上記実施例1、2と比較
例1、2とを対比すると、薄肉方式の比較例2は、本実
施例1、2の定着ローラの横方向熱伝導λS及び厚み方
向熱伝導λ/tと比較して、夫々約10分の1、一般的
な比較例1に比較してそれぞれが23分の1、5分の1
となっている。このため、比較例2の定着ローラにおけ
る熱伝導が悪く、プリント時において用紙の突入や脱出
により、ローラ表面に温度差が生じた場合に速やかに温
度差を解消できず、定着ムラが生じる可能性が高い。
【0051】実施例1,2は一般的な比較例1の定着ロ
ーラに対して横方向熱伝導λSが約1/2となり横方向
の温度むらが出やすくなっているが厚み方向熱伝導λ/
tは約2倍となっており、内面に与えた熱がローラ表面
へ伝達する際の遅れが改善されており、横方向熱伝導λ
Sと厚み方向熱伝導λ/tを合わせて考慮すると、実施
例1,2は比較例1に対して熱伝導の面では大差のない
同等の定着画質が得られるものである。
ーラに対して横方向熱伝導λSが約1/2となり横方向
の温度むらが出やすくなっているが厚み方向熱伝導λ/
tは約2倍となっており、内面に与えた熱がローラ表面
へ伝達する際の遅れが改善されており、横方向熱伝導λ
Sと厚み方向熱伝導λ/tを合わせて考慮すると、実施
例1,2は比較例1に対して熱伝導の面では大差のない
同等の定着画質が得られるものである。
【0052】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。本形態は、ヒータ制御回路にお
いて蓄電手段に蓄えられた電力をサブヒータ13へ放電
するための構成が上記第1実施形態のものと異なってい
る。従って、ここでは第1実施形態との相違点について
のみ説明する。
形態について説明する。本形態は、ヒータ制御回路にお
いて蓄電手段に蓄えられた電力をサブヒータ13へ放電
するための構成が上記第1実施形態のものと異なってい
る。従って、ここでは第1実施形態との相違点について
のみ説明する。
【0053】図3に示すように、本形態では、上記第1
実施形態におけるスイッチング回路27に代えてDC/
DCコンバータ37が備えられている。
実施形態におけるスイッチング回路27に代えてDC/
DCコンバータ37が備えられている。
【0054】本形態における各部の動作は、待機時及び
プリント中における電力供給にゆとりのある時に迂回電
源スイッチ23をONし、蓄電回路26の電気二重層コ
ンデンサCcを緩やかに充電し、充電後は端子電圧(1
10V)を維持する。その後、プリント開始時にゼロク
ロススイッチ22をONさせメインヒータ12に電力を
供給すると共に、迂回電源スイッチ23をOFF、DC
/DCコンバータ37をONし、コンデンサCcに蓄え
られた電気エネルギーを用いてサブヒータ13に100
Vの一定の電力を供給し、定着ローラが所定の温度(1
50℃)に、或いはコンデンサCcの端子電圧が下限値
(10V)に到達するとDC/DCコンバータ37をO
FFしウォームアップ補助動作を終了する。
プリント中における電力供給にゆとりのある時に迂回電
源スイッチ23をONし、蓄電回路26の電気二重層コ
ンデンサCcを緩やかに充電し、充電後は端子電圧(1
10V)を維持する。その後、プリント開始時にゼロク
ロススイッチ22をONさせメインヒータ12に電力を
供給すると共に、迂回電源スイッチ23をOFF、DC
/DCコンバータ37をONし、コンデンサCcに蓄え
られた電気エネルギーを用いてサブヒータ13に100
Vの一定の電力を供給し、定着ローラが所定の温度(1
50℃)に、或いはコンデンサCcの端子電圧が下限値
(10V)に到達するとDC/DCコンバータ37をO
FFしウォームアップ補助動作を終了する。
【0055】上記DC/DCコンバータ37は、入力電
圧範囲が110(V)〜10(V)の範囲において、こ
れを出力電圧100(V)に変換することが可能であ
り、コンバータ効率が85%のものであって、サブヒー
タ13に電力供給を行わないときは蓄電回路26の電気
二重コンデンサCcに蓄えられた電気エネルギーを消費
しないように設計されている。
圧範囲が110(V)〜10(V)の範囲において、こ
れを出力電圧100(V)に変換することが可能であ
り、コンバータ効率が85%のものであって、サブヒー
タ13に電力供給を行わないときは蓄電回路26の電気
二重コンデンサCcに蓄えられた電気エネルギーを消費
しないように設計されている。
【0056】DC/DCコンバータ37で電気二重層コ
ンデンサCcに蓄えられた電気エネルギーの一部が消費
されるが、表2(b)に示すように、コンデンサCcの
端子電圧の下限値を低く設定できるの第1実施形態のヒ
ータ制御回路に対して静電容量を1/2.6に低減する
ことができる。
ンデンサCcに蓄えられた電気エネルギーの一部が消費
されるが、表2(b)に示すように、コンデンサCcの
端子電圧の下限値を低く設定できるの第1実施形態のヒ
ータ制御回路に対して静電容量を1/2.6に低減する
ことができる。
【0057】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について説明する。本形態も、ヒータ制御回路にお
いて蓄電手段に蓄えられた電力をサブヒータ13へ放電
するための構成が上記第1実施形態のものと異なってい
る。従って、ここでも第1実施形態との相違点について
のみ説明する。
形態について説明する。本形態も、ヒータ制御回路にお
いて蓄電手段に蓄えられた電力をサブヒータ13へ放電
するための構成が上記第1実施形態のものと異なってい
る。従って、ここでも第1実施形態との相違点について
のみ説明する。
【0058】図4に示すように、本形態では、上記第1
実施形態におけるスイッチング回路27に代えてトラン
ジスタを用いたスイッチング回路47を備えている点
と、変圧器24の変圧比(二次側端子電圧)を2倍に変
更した点が相違しており、その他の回路構成及び各部の
動作は第1及び第2実施形態のヒータ制御回路と同じで
ある。
実施形態におけるスイッチング回路27に代えてトラン
ジスタを用いたスイッチング回路47を備えている点
と、変圧器24の変圧比(二次側端子電圧)を2倍に変
更した点が相違しており、その他の回路構成及び各部の
動作は第1及び第2実施形態のヒータ制御回路と同じで
ある。
【0059】待機時及びプリント中における電力供給に
ゆとりのある時に迂回電源スイッチ23をONし、蓄電
回路36の電気二重層コンデンサCcを緩やかに充電し
充電後は端子電圧(220V)を維持する。プリント開
始時にゼロクロススイッチ22をONさせメインヒータ
12に電力を供給すると共に、迂回電源スイッチ23を
OFF、スイッチング回路47のトランジスタのON/
OFF動作によって、コンデンサCcに蓄えられた電気
エネルギーを用いてサブヒータ13におおむね100
(V)の電力を供給して定着ローラが所定の温度(15
0℃)に、或いはコンデンサCcの端子電圧が下限値
(90V)に到達するとスイッチング回路47をOFF
しウォームアップ補助動作を終了する。
ゆとりのある時に迂回電源スイッチ23をONし、蓄電
回路36の電気二重層コンデンサCcを緩やかに充電し
充電後は端子電圧(220V)を維持する。プリント開
始時にゼロクロススイッチ22をONさせメインヒータ
12に電力を供給すると共に、迂回電源スイッチ23を
OFF、スイッチング回路47のトランジスタのON/
OFF動作によって、コンデンサCcに蓄えられた電気
エネルギーを用いてサブヒータ13におおむね100
(V)の電力を供給して定着ローラが所定の温度(15
0℃)に、或いはコンデンサCcの端子電圧が下限値
(90V)に到達するとスイッチング回路47をOFF
しウォームアップ補助動作を終了する。
【0060】上記スイッチング回路47は、入力電圧範
囲が220(V)〜90(V)において、スイッチング
制御(出力電圧のフィードバック制御)により出力電圧
を110(V)〜85(V)の範囲で調整でき、スイッ
チング効率が95%のものであり、サブヒータ13に電
力供給を行わないときは蓄電回路26の電気二重層コン
デンサCcに蓄えられた電気エネルギーを消費しないよ
うに設計されている。
囲が220(V)〜90(V)において、スイッチング
制御(出力電圧のフィードバック制御)により出力電圧
を110(V)〜85(V)の範囲で調整でき、スイッ
チング効率が95%のものであり、サブヒータ13に電
力供給を行わないときは蓄電回路26の電気二重層コン
デンサCcに蓄えられた電気エネルギーを消費しないよ
うに設計されている。
【0061】表2(c)に示すようにスイッチング回路
47で電気二重層コンデンサCcに蓄えられた電気エネ
ルギーの一部が消費されることを改善し、且つ、コンデ
ンサCcの端子電圧の下限値を低く設定できるので、上
記第1実施形態のヒータ制御回路に対してコンデンサC
cの静電容量を1/9.6、第2実施形態のヒータ制御
回路に対して1/3.8にそれぞれ低減できる。
47で電気二重層コンデンサCcに蓄えられた電気エネ
ルギーの一部が消費されることを改善し、且つ、コンデ
ンサCcの端子電圧の下限値を低く設定できるので、上
記第1実施形態のヒータ制御回路に対してコンデンサC
cの静電容量を1/9.6、第2実施形態のヒータ制御
回路に対して1/3.8にそれぞれ低減できる。
【0062】以上にように、各実施形態においては、定
着ローラ10の内部に、この定着ローラ10を定着温度
に加熱するためのメインヒータ12と、定着ローラ10
を補助加熱するためのサブヒータ13と、サブヒータ1
3に補助電力を供給するための蓄電回路26を備えたヒ
ータ制御回路を設けている。このため、待機時におい
て、蓄電回路26のコンデンサCcを緩やかに充電して
電気エネルギーを蓄えておき、プリント開始時に、正規
の電力供給(AC電源20からの電力供給)でメインヒ
ータ12を加熱するのと並行してコンデンサCcに蓄え
られた電気エネルギーの放電による電力供給によりサブ
ヒータ13を加熱することにより定着温度の立ち上げ時
間を短縮することができ、画像形成機の省エネ化を図る
とともに、プリント動作のスピードアップ化を図ること
ができる。
着ローラ10の内部に、この定着ローラ10を定着温度
に加熱するためのメインヒータ12と、定着ローラ10
を補助加熱するためのサブヒータ13と、サブヒータ1
3に補助電力を供給するための蓄電回路26を備えたヒ
ータ制御回路を設けている。このため、待機時におい
て、蓄電回路26のコンデンサCcを緩やかに充電して
電気エネルギーを蓄えておき、プリント開始時に、正規
の電力供給(AC電源20からの電力供給)でメインヒ
ータ12を加熱するのと並行してコンデンサCcに蓄え
られた電気エネルギーの放電による電力供給によりサブ
ヒータ13を加熱することにより定着温度の立ち上げ時
間を短縮することができ、画像形成機の省エネ化を図る
とともに、プリント動作のスピードアップ化を図ること
ができる。
【0063】また、サブヒータ13を制御するヒータ制
御回路に、二重層コンデンサCcを備えた蓄電回路26
を設けたことにより、繰り返し充放電による劣化がな
く、寿命が長く、しかも内部抵抗による損失が少なく急
速な充放電が可能であり、鉛蓄電池等の二次電池のよう
に液交換や液補充なども不要で、メンテナンス性も良
く、しかも電極に活性炭を使用し、鉛などの有害物質を
含まないため、廃棄時における環境負荷も少ないといっ
た蓄電手段を提供することができる。
御回路に、二重層コンデンサCcを備えた蓄電回路26
を設けたことにより、繰り返し充放電による劣化がな
く、寿命が長く、しかも内部抵抗による損失が少なく急
速な充放電が可能であり、鉛蓄電池等の二次電池のよう
に液交換や液補充なども不要で、メンテナンス性も良
く、しかも電極に活性炭を使用し、鉛などの有害物質を
含まないため、廃棄時における環境負荷も少ないといっ
た蓄電手段を提供することができる。
【0064】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態について説明する。本形態は、磁気誘導加熱手段と
しての磁気誘導加熱コイルにより定着ローラの加熱動作
を行う構成に対して本発明を適用したものである。
形態について説明する。本形態は、磁気誘導加熱手段と
しての磁気誘導加熱コイルにより定着ローラの加熱動作
を行う構成に対して本発明を適用したものである。
【0065】図5は、本形態における定着装置1の内部
を各ローラ10,11の軸心方向から見た概略構成図で
ある。この図に示すように、定着ローラ10の上部に
は、磁気誘導加熱により定着ローラ10の加熱動作を行
うための一対の磁気誘導加熱コイル51,52が配設さ
れている。一方のコイル51は電源より直接給電される
第1の加熱手段としてのメインコイルであり、他方のコ
イル52は後述するコンデンサCcに蓄電された電力が
供給される第2の加熱手段としてのサブコイルである。
また、この定着ローラ10の表面近傍位置には、この表
面温度を検出するための温度センサ53が設けられてい
る。
を各ローラ10,11の軸心方向から見た概略構成図で
ある。この図に示すように、定着ローラ10の上部に
は、磁気誘導加熱により定着ローラ10の加熱動作を行
うための一対の磁気誘導加熱コイル51,52が配設さ
れている。一方のコイル51は電源より直接給電される
第1の加熱手段としてのメインコイルであり、他方のコ
イル52は後述するコンデンサCcに蓄電された電力が
供給される第2の加熱手段としてのサブコイルである。
また、この定着ローラ10の表面近傍位置には、この表
面温度を検出するための温度センサ53が設けられてい
る。
【0066】以下、本形態における磁気誘導加熱駆動回
路について説明する。図6に示すように、本形態の磁気
誘導加熱駆動回路は、AC電源20、ダイオードブリッ
ジ回路で成る整流回路25、平滑コイルL及び平滑コン
デンサCを備えた平滑回路54、メインコイル51への
給電を行うためのメイン給電ラインLm、サブコイル5
2への給電を行うためのサブ給電ラインLs、AC電源
20と整流回路25との間に配設されたゼロクロススイ
ッチ22を備えている。また、上記メイン給電ラインL
mには、メインコイル51への給電をスイッチングによ
り制御する一対のトランジスタTr、Trから成るメイ
ンスイッチング回路55が備えられている。更に、サブ
給電ラインLsには、迂回電源スイッチ23及びスイッ
チング回路57が備えられていると共に、サブコイル5
2への給電をスイッチングにより制御する一対のトラン
ジスタTr、Trから成るサブスイッチング回路56が
備えられている。このサブスイッチング回路56は、ト
ランジスタTrのコレクタがサブ給電ラインLsにおけ
る迂回電源スイッチ23とスイッチング回路57との間
に接続するように構成されている。そして、本形態にお
ける蓄電手段を構成する二重層コンデンサCcは、一端
がスイッチング回路57に接続され、他端がアースされ
ている。つまり、迂回電源スイッチ23及びスイッチン
グ回路57が共にONされてサブ給電ラインLsに給電
され、且つサブスイッチング回路56のトランジスタT
r、TrがOFFとなっているときに、二重層コンデン
サCcへの充電動作が行われるようになっている。更
に、メインコイル51及びサブコイル52のアース側に
は、これら各コイル51,52への供給電流値を計測す
るためのカレントトランスCT1、CT2が設けられて
いる。
路について説明する。図6に示すように、本形態の磁気
誘導加熱駆動回路は、AC電源20、ダイオードブリッ
ジ回路で成る整流回路25、平滑コイルL及び平滑コン
デンサCを備えた平滑回路54、メインコイル51への
給電を行うためのメイン給電ラインLm、サブコイル5
2への給電を行うためのサブ給電ラインLs、AC電源
20と整流回路25との間に配設されたゼロクロススイ
ッチ22を備えている。また、上記メイン給電ラインL
mには、メインコイル51への給電をスイッチングによ
り制御する一対のトランジスタTr、Trから成るメイ
ンスイッチング回路55が備えられている。更に、サブ
給電ラインLsには、迂回電源スイッチ23及びスイッ
チング回路57が備えられていると共に、サブコイル5
2への給電をスイッチングにより制御する一対のトラン
ジスタTr、Trから成るサブスイッチング回路56が
備えられている。このサブスイッチング回路56は、ト
ランジスタTrのコレクタがサブ給電ラインLsにおけ
る迂回電源スイッチ23とスイッチング回路57との間
に接続するように構成されている。そして、本形態にお
ける蓄電手段を構成する二重層コンデンサCcは、一端
がスイッチング回路57に接続され、他端がアースされ
ている。つまり、迂回電源スイッチ23及びスイッチン
グ回路57が共にONされてサブ給電ラインLsに給電
され、且つサブスイッチング回路56のトランジスタT
r、TrがOFFとなっているときに、二重層コンデン
サCcへの充電動作が行われるようになっている。更
に、メインコイル51及びサブコイル52のアース側に
は、これら各コイル51,52への供給電流値を計測す
るためのカレントトランスCT1、CT2が設けられて
いる。
【0067】上述した各スイッチ22,23,57及び
トランジスタTrは、コントロールユニット60によっ
てON/OFF制御されるようになっている。また、こ
のコントロールユニット60には、上記カレントトラン
スCT1、CT2の計測信号が入力されるようになって
いる。更に、本画像形成機は、原稿サイズを検出するた
めの図示しないセンサを備えており、このセンサからの
原稿サイズ信号(SIZE)及びプリント動作開始に伴う定
着ローラ加熱指令信号(HON)も入力されるようになっ
ている。
トランジスタTrは、コントロールユニット60によっ
てON/OFF制御されるようになっている。また、こ
のコントロールユニット60には、上記カレントトラン
スCT1、CT2の計測信号が入力されるようになって
いる。更に、本画像形成機は、原稿サイズを検出するた
めの図示しないセンサを備えており、このセンサからの
原稿サイズ信号(SIZE)及びプリント動作開始に伴う定
着ローラ加熱指令信号(HON)も入力されるようになっ
ている。
【0068】次に、上述の如く構成された磁気誘導加熱
駆動回路における待機時及びプリント開始時の動作につ
いて説明する。
駆動回路における待機時及びプリント開始時の動作につ
いて説明する。
【0069】先ず、画像形成機の待機時においては、メ
イン電源スイッチ(図示せず)、ゼロクロススイッチ2
2、迂回電源スイッチ23及びスイッチング回路57が
共にONとなっている。また、メインスイッチング回路
55及びサブスイッチング回路56の各トランジスタT
rはともにOFFとなっており、各コイル51,52へ
の電流の供給は遮断されている。この状態で、サブ給電
ラインLsへ供給されている電力は二重層コンデンサC
cへ緩やかに充電され、その後はコンデンサCcの端子電
圧(例えば110V)が維持される。
イン電源スイッチ(図示せず)、ゼロクロススイッチ2
2、迂回電源スイッチ23及びスイッチング回路57が
共にONとなっている。また、メインスイッチング回路
55及びサブスイッチング回路56の各トランジスタT
rはともにOFFとなっており、各コイル51,52へ
の電流の供給は遮断されている。この状態で、サブ給電
ラインLsへ供給されている電力は二重層コンデンサC
cへ緩やかに充電され、その後はコンデンサCcの端子電
圧(例えば110V)が維持される。
【0070】そして、プリント開始信号の入力に伴っ
て、メインスイッチング回路55及びサブスイッチング
回路56の各トランジスタTrがON/OFF制御され
ると共に迂回電源スイッチ23のみがOFFされること
により、各コイル51,52への給電が行われる。つま
り、メインコイル51には、AC電源20からメイン給
電ラインLmを経て電力が供給される一方、サブコイル
52には、二重層コンデンサCcが放電する放電電力が
サブコイル52に供給される。このようにしてウォーム
アップ補助動作が行われる。
て、メインスイッチング回路55及びサブスイッチング
回路56の各トランジスタTrがON/OFF制御され
ると共に迂回電源スイッチ23のみがOFFされること
により、各コイル51,52への給電が行われる。つま
り、メインコイル51には、AC電源20からメイン給
電ラインLmを経て電力が供給される一方、サブコイル
52には、二重層コンデンサCcが放電する放電電力が
サブコイル52に供給される。このようにしてウォーム
アップ補助動作が行われる。
【0071】このような動作が行われるため、待機時に
おいては、メインコイル51及びサブコイル52による
電力消費は完全に「0」になっており、電気二重層コン
デンサCcを充電するための電力消費が1回行われた後
は電気二重層コンデンサCcの洩れ電流は非常に小さい
ため、電力消費は略「0」に維持されることになる。
おいては、メインコイル51及びサブコイル52による
電力消費は完全に「0」になっており、電気二重層コン
デンサCcを充電するための電力消費が1回行われた後
は電気二重層コンデンサCcの洩れ電流は非常に小さい
ため、電力消費は略「0」に維持されることになる。
【0072】一方、プリント開始信号により、定着ロー
ラ10は2種類のコイル51,52による磁気誘導加熱
により待機温度から定着温度に急速に高められる。
ラ10は2種類のコイル51,52による磁気誘導加熱
により待機温度から定着温度に急速に高められる。
【0073】そして、定着ローラ10の温度が所定の定
着温度に到達するか、もしくは電気二重層コンデンサC
cが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に
到達すると、サブスイッチング回路56のトランジスタ
TrはOFFとなりウォームアップ補助動作は終了す
る。
着温度に到達するか、もしくは電気二重層コンデンサC
cが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に
到達すると、サブスイッチング回路56のトランジスタ
TrはOFFとなりウォームアップ補助動作は終了す
る。
【0074】放電後のコンデンサCcは、例えば、プリ
ント動作中の温度制御のためにメインスイッチング回路
55のトランジスタTrがOFFの間に、次のウォーム
アップ動作に備えてスイッチング回路57がONされて
緩やかに充電される。
ント動作中の温度制御のためにメインスイッチング回路
55のトランジスタTrがOFFの間に、次のウォーム
アップ動作に備えてスイッチング回路57がONされて
緩やかに充電される。
【0075】図7は、本形態における各スイッチ22,
23,57のON/OFF制御や各コイル51,52へ
の給電状態等を示すタイミングチャートである。この図
におけるHONは定着ローラ加熱指令信号を、SW1はゼロク
ロススイッチ22のON/OFF動作を、SW2は迂回電
源スイッチ23のON/OFF動作を、SW3はスイッチ
ング回路57のON/OFF動作を、COIL-mはメインコ
イル51への給電状態を、COIL-sはサブコイル52への
給電状態を、VcはコンデンサCcの充電電圧を、Tは定
着ローラ10の温度を、limit-AC InはAC電源20か
らの給電状態をそれぞれ示している。このタイミングチ
ャートにおけるT1はコンデンサCcの充電動作が行わ
れているタイミングを、T2はコンデンサCcの放電動
作が行われているタイミングをそれぞれ示している。
23,57のON/OFF制御や各コイル51,52へ
の給電状態等を示すタイミングチャートである。この図
におけるHONは定着ローラ加熱指令信号を、SW1はゼロク
ロススイッチ22のON/OFF動作を、SW2は迂回電
源スイッチ23のON/OFF動作を、SW3はスイッチ
ング回路57のON/OFF動作を、COIL-mはメインコ
イル51への給電状態を、COIL-sはサブコイル52への
給電状態を、VcはコンデンサCcの充電電圧を、Tは定
着ローラ10の温度を、limit-AC InはAC電源20か
らの給電状態をそれぞれ示している。このタイミングチ
ャートにおけるT1はコンデンサCcの充電動作が行わ
れているタイミングを、T2はコンデンサCcの放電動
作が行われているタイミングをそれぞれ示している。
【0076】また、この図7に示すタイミングチャート
は、ウォームアップ時にのみサブコイル52への通電を
行うようにし、プリント動作中の定着ローラ10の温度
調整はメインコイル51のみで行うようにした場合であ
る。尚、この図7におけるタイミングチャートでは、コ
ンデンサCcの放電動作の終了後には充電動作を行って
いないが、メインスイッチング回路55のトランジスタ
TrがOFFの間に充電を行うようにしてもよい。
は、ウォームアップ時にのみサブコイル52への通電を
行うようにし、プリント動作中の定着ローラ10の温度
調整はメインコイル51のみで行うようにした場合であ
る。尚、この図7におけるタイミングチャートでは、コ
ンデンサCcの放電動作の終了後には充電動作を行って
いないが、メインスイッチング回路55のトランジスタ
TrがOFFの間に充電を行うようにしてもよい。
【0077】これに対し、ウォームアップ時ばかりでな
く、プリント動作中の定着ローラ10の温度調整をサブ
コイル52によっても行う場合には、図8に示すような
タイミングチャートになる。つまり、メインコイル51
への非通電時に迂回電源スイッチ23及びスイッチング
回路57を共にONして、電気二重層コンデンサCcへ
の充電動作(図中のタイミングT1’)を行って、必要
に応じて電気二重層コンデンサCcの放電を行う。図8
に示すものではメインコイル51への通電と同期して、
電気二重層コンデンサCcの放電によるサブコイル52
への通電を行って定着ローラ10を温度調整している
(図中のタイミングT2’)。
く、プリント動作中の定着ローラ10の温度調整をサブ
コイル52によっても行う場合には、図8に示すような
タイミングチャートになる。つまり、メインコイル51
への非通電時に迂回電源スイッチ23及びスイッチング
回路57を共にONして、電気二重層コンデンサCcへ
の充電動作(図中のタイミングT1’)を行って、必要
に応じて電気二重層コンデンサCcの放電を行う。図8
に示すものではメインコイル51への通電と同期して、
電気二重層コンデンサCcの放電によるサブコイル52
への通電を行って定着ローラ10を温度調整している
(図中のタイミングT2’)。
【0078】以下、本形態で採用した定着ローラ10の
具体構成の一つとしての実施例3について説明する。こ
の実施例3の定着ローラ10は、表3に示すものが採用
されている。つまり、炭素綱で形成され、直径が40m
m、肉厚が0.3mmに設定されている。また、この定着
ローラ10の軸方向長さは340mmである。
具体構成の一つとしての実施例3について説明する。こ
の実施例3の定着ローラ10は、表3に示すものが採用
されている。つまり、炭素綱で形成され、直径が40m
m、肉厚が0.3mmに設定されている。また、この定着
ローラ10の軸方向長さは340mmである。
【0079】
【表3】
【0080】また、この実施例3における蓄電用のコン
デンサCcとしては、静電容量2.2Fの電気二重層コ
ンデンサが備えられ、その充電終了電圧を140V、放
電終了電圧を90Vにそれぞれ設定している。加熱特性
に関連する諸元を表4に示す。また、本例の定着ローラ
10は、密度が7.9g/cm3、熱伝導率が0.5J/c
m・s・k、ローラ熱量が5.293Jである。
デンサCcとしては、静電容量2.2Fの電気二重層コ
ンデンサが備えられ、その充電終了電圧を140V、放
電終了電圧を90Vにそれぞれ設定している。加熱特性
に関連する諸元を表4に示す。また、本例の定着ローラ
10は、密度が7.9g/cm3、熱伝導率が0.5J/c
m・s・k、ローラ熱量が5.293Jである。
【0081】
【表4】
【0082】また、本形態で採用した定着ローラ10の
具体構成の他の一つとしての実施例4の定着ローラ10
は、軸方向長さが320mmとなっている点が実施例3の
ものと相違しているのみである。
具体構成の他の一つとしての実施例4の定着ローラ10
は、軸方向長さが320mmとなっている点が実施例3の
ものと相違しているのみである。
【0083】次に、上記実施例3及び4に対する比較例
としての比較例3について説明する。表3に示すよう
に、この比較例3では、上記実施例3の定着ローラ10
と同一構成のローラを採用し、上述した磁気誘導加熱駆
動回路と同容量のAC電源20のみによってウォームア
ップ動作を行うようにしたものである。
としての比較例3について説明する。表3に示すよう
に、この比較例3では、上記実施例3の定着ローラ10
と同一構成のローラを採用し、上述した磁気誘導加熱駆
動回路と同容量のAC電源20のみによってウォームア
ップ動作を行うようにしたものである。
【0084】以下、これら実施例及び比較例におけるウ
ォームアップ時間の測定結果について説明する。上記比
較例3では、周囲温度(20℃)から、定着温度(15
0℃)になるまでの時間(立ち上り時間)は約21.3
secであった。これに対し、実施例3および4ではそれ
ぞれ約12.8sec及び約8.5secであり、比較例3に
比べて大幅に短縮されていた。
ォームアップ時間の測定結果について説明する。上記比
較例3では、周囲温度(20℃)から、定着温度(15
0℃)になるまでの時間(立ち上り時間)は約21.3
secであった。これに対し、実施例3および4ではそれ
ぞれ約12.8sec及び約8.5secであり、比較例3に
比べて大幅に短縮されていた。
【0085】図9は、ウォームアップ時にメインコイル
51及びサブコイル52に供給される総電力を互いに異
ならせた場合の定着ローラ10の表面温度の上昇状態に
ついての実験を行った結果である。本実験では、上述し
た実施例3の定着ローラ10を使用し、メインコイル5
1及びサブコイル52に供給される総電力を600W、
700W、800Wとした場合のそれぞれについて、各
コイル51,52への給電開始からの定着ローラ10の
表面温度の変化を測定した。また、定着ローラ10の表
面温度が所定の定着温度(200℃)に達した時点で温
調運転動作に切り換えている。その結果、図9に示す如
く、総電力が大きいほど定着ローラ10の表面温度を目
標の定着温度まで上昇させるまでの時間が短縮できるこ
とが確認された。
51及びサブコイル52に供給される総電力を互いに異
ならせた場合の定着ローラ10の表面温度の上昇状態に
ついての実験を行った結果である。本実験では、上述し
た実施例3の定着ローラ10を使用し、メインコイル5
1及びサブコイル52に供給される総電力を600W、
700W、800Wとした場合のそれぞれについて、各
コイル51,52への給電開始からの定着ローラ10の
表面温度の変化を測定した。また、定着ローラ10の表
面温度が所定の定着温度(200℃)に達した時点で温
調運転動作に切り換えている。その結果、図9に示す如
く、総電力が大きいほど定着ローラ10の表面温度を目
標の定着温度まで上昇させるまでの時間が短縮できるこ
とが確認された。
【0086】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施
形態について説明する。本形態は、磁気誘導加熱駆動回
路において蓄電手段の配設位置及びサブ給電ラインLs
の構成が上記第4実施形態のものと異なっている。従っ
て、ここでは第4実施形態との相違点についてのみ説明
する。
形態について説明する。本形態は、磁気誘導加熱駆動回
路において蓄電手段の配設位置及びサブ給電ラインLs
の構成が上記第4実施形態のものと異なっている。従っ
て、ここでは第4実施形態との相違点についてのみ説明
する。
【0087】図10に示すように、本形態では、上記第
4実施形態の平滑回路54を構成するコンデンサとして
電気二重層コンデンサCcを採用している。つまり、容
量の大きなコンデンサを採用することにより、このコン
デンサCcに平滑作用と蓄電作用とを兼用させることが
できるようにしている。このように、メイン給電ライン
Lmに対するサブ給電ラインLsの接続位置よりも電源
側に設けられたコンデンサCcが蓄電手段としての機能
を果たすようになっているため、このコンデンサCcの
放電動作時には、放電電力はメインコイル51及びサブ
コイル52のそれぞれに供給可能な構成となっている。
4実施形態の平滑回路54を構成するコンデンサとして
電気二重層コンデンサCcを採用している。つまり、容
量の大きなコンデンサを採用することにより、このコン
デンサCcに平滑作用と蓄電作用とを兼用させることが
できるようにしている。このように、メイン給電ライン
Lmに対するサブ給電ラインLsの接続位置よりも電源
側に設けられたコンデンサCcが蓄電手段としての機能
を果たすようになっているため、このコンデンサCcの
放電動作時には、放電電力はメインコイル51及びサブ
コイル52のそれぞれに供給可能な構成となっている。
【0088】また、本形態のサブ給電ラインLsには各
種スイッチは設けられていない。つまり、AC電源20
からの供給電力及びコンデンサCcからの放電電力が共
にサブコイル52にも供給される構成となっている。
種スイッチは設けられていない。つまり、AC電源20
からの供給電力及びコンデンサCcからの放電電力が共
にサブコイル52にも供給される構成となっている。
【0089】(第6実施形態)次に、本発明の第6実施
形態について説明する。本形態は、図11に示すよう
に、サブコイル52を備えておらず、メインコイル51
のみによって定着ローラ10の加熱動作を行うようにし
たものである。つまり、ウォームアップ時には、AC電
源20からの供給電力及びコンデンサCcからの放電電
力を共にメインコイル51に供給することによって大電
力による定着ローラ10の加熱動作を行うようにしてい
る。
形態について説明する。本形態は、図11に示すよう
に、サブコイル52を備えておらず、メインコイル51
のみによって定着ローラ10の加熱動作を行うようにし
たものである。つまり、ウォームアップ時には、AC電
源20からの供給電力及びコンデンサCcからの放電電
力を共にメインコイル51に供給することによって大電
力による定着ローラ10の加熱動作を行うようにしてい
る。
【0090】(第7実施形態)次に、本発明の第7実施
形態について説明する。上述した第1〜第3実施形態で
はメインヒータ12及びサブヒータ13のそれぞれが定
着ローラ10の全体を加熱し、また、第4〜第6実施形
態ではメインコイル51及びサブコイル52のそれぞれ
が定着ローラ10の全体を加熱する構成となっていた。
形態について説明する。上述した第1〜第3実施形態で
はメインヒータ12及びサブヒータ13のそれぞれが定
着ローラ10の全体を加熱し、また、第4〜第6実施形
態ではメインコイル51及びサブコイル52のそれぞれ
が定着ローラ10の全体を加熱する構成となっていた。
【0091】本形態は、それに変えて、各加熱手段によ
って加熱される領域を定着ローラ10の長手方向で分割
した構成のものである。以下の説明では、メインコイル
51及びサブコイル52によって定着ローラ10を加熱
するものであって、各コイル51,52によって加熱さ
れる領域を定着ローラ10の長手方向で分割した場合に
ついて説明する。尚、電気ヒータによって定着ローラ1
0を加熱するものにおいても同様に適用することは可能
である。
って加熱される領域を定着ローラ10の長手方向で分割
した構成のものである。以下の説明では、メインコイル
51及びサブコイル52によって定着ローラ10を加熱
するものであって、各コイル51,52によって加熱さ
れる領域を定着ローラ10の長手方向で分割した場合に
ついて説明する。尚、電気ヒータによって定着ローラ1
0を加熱するものにおいても同様に適用することは可能
である。
【0092】図12に示すように、メインコイル51の
長さ寸法はB5サイズ用紙の幅寸法に略一致した長さ寸
法を有したものである。一方、サブコイル52の長さ寸
法はA3サイズ用紙の幅寸法からB5サイズ用紙の幅寸
法を差し引いた寸法に略一致した長さ寸法を有したもの
である。本形態の場合、転写用紙Pは図中の左詰めで搬
送される。
長さ寸法はB5サイズ用紙の幅寸法に略一致した長さ寸
法を有したものである。一方、サブコイル52の長さ寸
法はA3サイズ用紙の幅寸法からB5サイズ用紙の幅寸
法を差し引いた寸法に略一致した長さ寸法を有したもの
である。本形態の場合、転写用紙Pは図中の左詰めで搬
送される。
【0093】そして、転写用紙Pの搬送経路等に設けら
れた用紙サイズセンサによって、搬送される転写用紙の
サイズを予め検出しておき、この転写用紙がB5サイズ
用紙である場合には、メインコイル51のみに電力供給
が行われるようになっている。一方、転写用紙がA3サ
イズ用紙である場合には、メインコイル51及びサブコ
イル52の両方に電力供給が行われるようになってい
る。尚、磁気誘導加熱駆動回路としては上述した第4及
び第5実施形態の何れも採用可能である。
れた用紙サイズセンサによって、搬送される転写用紙の
サイズを予め検出しておき、この転写用紙がB5サイズ
用紙である場合には、メインコイル51のみに電力供給
が行われるようになっている。一方、転写用紙がA3サ
イズ用紙である場合には、メインコイル51及びサブコ
イル52の両方に電力供給が行われるようになってい
る。尚、磁気誘導加熱駆動回路としては上述した第4及
び第5実施形態の何れも採用可能である。
【0094】ウォームアップ時間の短縮化のために定着
ローラ10の肉厚を薄くした場合、軸心方向の熱伝導が
悪くなり小サイズ紙を連続通紙したときに通紙領域以外
の領域が過熱されてしまうといった課題がある。本形態
の如く、コイル51,52によって加熱動作が行われる
領域を定着ローラ10の長手方向で分割した構成を採用
した場合には、この通紙領域以外の領域の加熱動作を行
うコイルへの給電量を抑えることにより、この領域の過
熱を防止して適正温度に制御することができる。
ローラ10の肉厚を薄くした場合、軸心方向の熱伝導が
悪くなり小サイズ紙を連続通紙したときに通紙領域以外
の領域が過熱されてしまうといった課題がある。本形態
の如く、コイル51,52によって加熱動作が行われる
領域を定着ローラ10の長手方向で分割した構成を採用
した場合には、この通紙領域以外の領域の加熱動作を行
うコイルへの給電量を抑えることにより、この領域の過
熱を防止して適正温度に制御することができる。
【0095】また、A3サイズ用紙の搬送時には、メイ
ンコイル51及びサブコイル52の両方に電力供給が行
われ、上述した各実施形態の場合と同様に比較的大電力
によって定着ローラ10の全体に対する加熱動作が行わ
れるので、ウォームアップ時間の短縮化が図れる。一
方、B5サイズ用紙の搬送時には、メインコイル51の
みに電力供給が行われ、定着ローラ10の一部分のみに
対して加熱動作が行われる。つまり、従来のものと同一
の電力(例えばAC電源からの供給電力1000W)で
小さな領域に対して加熱動作を行うことになるため、こ
の場合にもウォームアップ時間の短縮化が図れる。
ンコイル51及びサブコイル52の両方に電力供給が行
われ、上述した各実施形態の場合と同様に比較的大電力
によって定着ローラ10の全体に対する加熱動作が行わ
れるので、ウォームアップ時間の短縮化が図れる。一
方、B5サイズ用紙の搬送時には、メインコイル51の
みに電力供給が行われ、定着ローラ10の一部分のみに
対して加熱動作が行われる。つまり、従来のものと同一
の電力(例えばAC電源からの供給電力1000W)で
小さな領域に対して加熱動作を行うことになるため、こ
の場合にもウォームアップ時間の短縮化が図れる。
【0096】次に、本第7実施形態の効果を確認するた
めに行った実験例について説明する。本実験では、
(1)メインコイル51及びサブコイル52のそれぞれ
に電力供給を行って定着ローラ10の全体を加熱した状
態でA3サイズ用紙を通過させ、その通過後における定
着ローラ10各部の温度の測定、(2)メインコイル5
1及びサブコイル52のそれぞれに電力供給を行って定
着ローラ10の全体を加熱した状態でB5サイズ用紙を
通過させ、その通過後における定着ローラ10各部の温
度の測定、(3)メインコイル51のみに電力供給を行
って定着ローラ10の一部分(B5サイズ用紙の通過領
域)のみを加熱した状態でB5サイズ用紙を通過させ、
その通過後における定着ローラ10各部の温度の測定、
をそれぞれ行った。
めに行った実験例について説明する。本実験では、
(1)メインコイル51及びサブコイル52のそれぞれ
に電力供給を行って定着ローラ10の全体を加熱した状
態でA3サイズ用紙を通過させ、その通過後における定
着ローラ10各部の温度の測定、(2)メインコイル5
1及びサブコイル52のそれぞれに電力供給を行って定
着ローラ10の全体を加熱した状態でB5サイズ用紙を
通過させ、その通過後における定着ローラ10各部の温
度の測定、(3)メインコイル51のみに電力供給を行
って定着ローラ10の一部分(B5サイズ用紙の通過領
域)のみを加熱した状態でB5サイズ用紙を通過させ、
その通過後における定着ローラ10各部の温度の測定、
をそれぞれ行った。
【0097】実験結果を図13に示す。上記実験(1)
の結果を実線で、実験(2)の結果を一点鎖線で、実験
(3)の結果を破線でそれぞれ示している。この実験結
果から判るように、上記実験(1)(3)の如く通過す
る用紙サイズに応じて各コイル51、52への電力供給
を切り換えた場合には、加熱が必要な領域(通紙領域)
のみが所定の定着温度に均等に維持され、且つ加熱の必
要がない領域(非通紙領域)では低温度に維持されてい
る。これに対し、実験(2)の如く、加熱の必要がない
領域(非通紙領域)に対向するコイルにまで電力供給を
行った場合には、この領域が過熱されてしまって無駄に
電力を消費したり、この過熱の影響が転写用紙に悪影響
を与えてしまう可能性がある。以上の結果から、各コイ
ル51,52によって加熱される領域を定着ローラ10
の長手方向で分割し、用紙サイズに応じて各コイル5
1、52への電力供給を切り換えることが本装置におい
ては有効であることが確認された。
の結果を実線で、実験(2)の結果を一点鎖線で、実験
(3)の結果を破線でそれぞれ示している。この実験結
果から判るように、上記実験(1)(3)の如く通過す
る用紙サイズに応じて各コイル51、52への電力供給
を切り換えた場合には、加熱が必要な領域(通紙領域)
のみが所定の定着温度に均等に維持され、且つ加熱の必
要がない領域(非通紙領域)では低温度に維持されてい
る。これに対し、実験(2)の如く、加熱の必要がない
領域(非通紙領域)に対向するコイルにまで電力供給を
行った場合には、この領域が過熱されてしまって無駄に
電力を消費したり、この過熱の影響が転写用紙に悪影響
を与えてしまう可能性がある。以上の結果から、各コイ
ル51,52によって加熱される領域を定着ローラ10
の長手方向で分割し、用紙サイズに応じて各コイル5
1、52への電力供給を切り換えることが本装置におい
ては有効であることが確認された。
【0098】尚、本形態では、定着ローラ10の長手方
向にメインコイル51及びサブコイル52を1個ずつ配
設した場合、つまり、2箇所に加熱手段を配設した場合
について説明したが、この加熱手段を3箇所以上に配設
してもよい。
向にメインコイル51及びサブコイル52を1個ずつ配
設した場合、つまり、2箇所に加熱手段を配設した場合
について説明したが、この加熱手段を3箇所以上に配設
してもよい。
【0099】−その他の実施形態−
上述した第1〜第4実施形態では、メインヒータ12ま
たはメインコイル51がAC電源20のみから給電さ
れ、サブヒータ13またはサブコイル52がコンデンサ
Ccのみから給電される構成とし、第5実施形態では、
各コイル51、52がAC電源20及びコンデンサCc
のそれぞれから給電可能な構成とした。本発明はこれに
限るものではなく、例えば、メインヒータ12に対して
はAC電源20及びコンデンサCcの両方から給電し、
サブヒータ13に対してはコンデンサCcのみから給電
するといったように、各ヒータ12,13やコイル5
1,52への給電形態は任意に設計可能である。
たはメインコイル51がAC電源20のみから給電さ
れ、サブヒータ13またはサブコイル52がコンデンサ
Ccのみから給電される構成とし、第5実施形態では、
各コイル51、52がAC電源20及びコンデンサCc
のそれぞれから給電可能な構成とした。本発明はこれに
限るものではなく、例えば、メインヒータ12に対して
はAC電源20及びコンデンサCcの両方から給電し、
サブヒータ13に対してはコンデンサCcのみから給電
するといったように、各ヒータ12,13やコイル5
1,52への給電形態は任意に設計可能である。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明では、加熱手段に
よって定着部材の加熱動作を行うようにした定着装置に
対し、ウォームアップ動作に先立って予め電力を蓄えて
おき、ウォームアップ動作時には、この蓄えられた電力
と電源からの電力とによって一時的に大電力による定着
部材の加熱動作を行うようにしている。このため、定着
部材を急速に温度上昇させることができ、ウォームアッ
プ動作に要する時間の短縮化を図ることができる。つま
り、予め蓄えておく電力量を大きくすることにより、ウ
ォームアップに要する時間を限界無く短縮化することが
可能になる。また、待機中に消費される電力は蓄電手段
に蓄えられる電力のみであって、待機中に加熱手段に通
電を行う必要がないため、大幅な省エネルギ化を図るこ
ともできる。
よって定着部材の加熱動作を行うようにした定着装置に
対し、ウォームアップ動作に先立って予め電力を蓄えて
おき、ウォームアップ動作時には、この蓄えられた電力
と電源からの電力とによって一時的に大電力による定着
部材の加熱動作を行うようにしている。このため、定着
部材を急速に温度上昇させることができ、ウォームアッ
プ動作に要する時間の短縮化を図ることができる。つま
り、予め蓄えておく電力量を大きくすることにより、ウ
ォームアップに要する時間を限界無く短縮化することが
可能になる。また、待機中に消費される電力は蓄電手段
に蓄えられる電力のみであって、待機中に加熱手段に通
電を行う必要がないため、大幅な省エネルギ化を図るこ
ともできる。
【0101】特に、蓄電手段として電気二重層コンデン
サを採用した場合には、急速な充放電を行うことが可能
であり、長寿命で、メンテナンスが不要となる好適な定
着装置を提供することができる。
サを採用した場合には、急速な充放電を行うことが可能
であり、長寿命で、メンテナンスが不要となる好適な定
着装置を提供することができる。
【0102】更に、加熱手段を、定着部材の長手方向に
亘って複数箇所に配置し、それぞれの加熱手段に対して
個別に給電を行うようにした場合には、通紙領域以外の
領域の加熱動作を行う加熱手段への給電量を抑えること
が可能になり、この領域を適正温度に制御することがで
きる。
亘って複数箇所に配置し、それぞれの加熱手段に対して
個別に給電を行うようにした場合には、通紙領域以外の
領域の加熱動作を行う加熱手段への給電量を抑えること
が可能になり、この領域を適正温度に制御することがで
きる。
【図1】電気ヒータを使用した定着装置の内部を各ロー
ラの軸心線方向から見た概略構成図である。
ラの軸心線方向から見た概略構成図である。
【図2】第1実施形態に係るヒータ制御回路を示す図で
ある。
ある。
【図3】第2実施形態に係るヒータ制御回路を示す図で
ある。
ある。
【図4】第3実施形態に係るヒータ制御回路を示す図で
ある。
ある。
【図5】磁気誘導加熱コイルを使用した定着装置の内部
を各ローラの軸心線方向から見た概略構成図である。
を各ローラの軸心線方向から見た概略構成図である。
【図6】第4実施形態に係る磁気誘導加熱駆動回路を示
す図である。
す図である。
【図7】第4実施形態の磁気誘導加熱駆動回路の動作を
説明するためのタイミングチャート図である。
説明するためのタイミングチャート図である。
【図8】第4実施形態の磁気誘導加熱駆動回路の他の動
作を説明するためのタイミングチャート図である。
作を説明するためのタイミングチャート図である。
【図9】ウォームアップ時に各コイルに供給される総電
力を異ならせた場合のそれぞれのローラ表面温度変化を
測定した実験の結果を示す図である。
力を異ならせた場合のそれぞれのローラ表面温度変化を
測定した実験の結果を示す図である。
【図10】第5実施形態に係る磁気誘導加熱駆動回路を
示す図である。
示す図である。
【図11】第6実施形態に係る磁気誘導加熱駆動回路を
示す図である。
示す図である。
【図12】第7実施形態におけるメインヒータ及びサブ
ヒータの配設状態を示す図である。
ヒータの配設状態を示す図である。
【図13】第7実施形態の効果を確認するために行った
実験の結果を示す図である。
実験の結果を示す図である。
1 定着装置
10 定着ローラ(定着部材)
12 メインヒータ(第1の加熱手段)
13 サブヒータ(第2の加熱手段)
20 AC電源
25 整流回路
26 蓄電回路
27 スイッチング回路(スイッチング手段)
37 DC/DCコンバータ(スイッチング回路)
47 スイッチング回路
51 メインコイル(磁気誘導加熱手段)
52 サブコイル(磁気誘導加熱手段)
Cc 電気二重層コンデンサ
P 転写用紙(記録媒体)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05B 6/04 301 H05B 6/04 301
6/14 6/14
(72)発明者 横田 昌吾
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ
ャープ株式会社内
(72)発明者 光岡 徹典
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ
ャープ株式会社内
Fターム(参考) 2H027 EA12 EA16 ED25 EF04 EF06
ZA01
2H033 AA30 AA32 BA25 BA27 BB18
BE06 CA28 CA44 CA45
3K058 AA02 AA81 BA18 CB09 CD01
CE31 DA01
3K059 AA03 AA08 AA14 AD02 AD07
AD12 CD16 CD18 CD33
5G065 AA01 DA04 DA06 EA06 GA04
GA06 HA17 JA02 KA02 KA05
MA10 NA01
Claims (14)
- 【請求項1】 トナー像を記録媒体上に加熱溶着するた
めの定着部材を備えた定着装置において、 電源からの給電により上記定着部材の加熱動作を行う少
なくとも一つの第1の加熱手段と、 電源から電力を受けて、この電力を予め蓄えておく蓄電
手段と、 上記蓄電手段からの給電により定着部材の加熱動作を行
う少なくとも一つの第2の加熱手段とを備えていること
を特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 トナー像を記録媒体上に加熱溶着するた
めの定着部材を備えた定着装置において、 給電により上記定着部材の加熱動作を行う加熱手段と、 上記加熱手段に供給するための電力を予め蓄えておく蓄
電手段とを備え、 ウォームアップ時に、電源からの供給電力と蓄電手段か
らの放電電力とを略同時に加熱手段に給電するよう構成
されていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の定着装置におい
て、 蓄電手段はコンデンサにより構成されていることを特徴
とする定着装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の定着装置において、 コンデンサは電気二重層コンデンサであることを特徴と
する定着装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の
定着装置において、 交流電流を直流電流に変換して蓄電手段に給電する整流
回路と、 蓄電手段に蓄えられた電力を加熱手段に供給する際にの
みオン作動するスイッチ手段とを備えていることを特徴
とする定着装置。 - 【請求項6】 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の
定着装置において、 交流電流を直流電流に変換して蓄電手段に給電する整流
回路と、 蓄電手段に蓄えられた電力を加熱手段に供給する際に、
蓄電手段の放電電圧をスイッチング動作によって所定電
圧に変換するスイッチング回路とを備えていることを特
徴とする定着装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の定着装置において、 スイッチング回路はDC/DCコンバータを備えている
ことを特徴とする定着装置。 - 【請求項8】 請求項6記載の定着装置において、 スイッチング回路は、蓄電手段の放電電圧をスイッチン
グ動作によって所定電圧に降下させた後に加熱手段に供
給するものであることを特徴とする定着装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のうち何れか一つに記載の
定着装置において、 加熱手段は、定着部材の長手方向に亘って複数箇所に配
置されており、それぞれの加熱手段に対して個別に給電
が行われるよう構成されていることを特徴とする定着装
置。 - 【請求項10】 請求項9記載の定着装置において、 複数箇所に配置された加熱手段のうち少なくとも1つ
が、ウォームアップ動作中に蓄電手段からの放電電力が
給電されるよう構成されていることを特徴とする定着装
置。 - 【請求項11】 請求項1〜10のうち何れか一つに記
載の定着装置において、 加熱手段は電気ヒータであることを特徴とする定着装
置。 - 【請求項12】 請求項1〜10のうち何れか一つに記
載の定着装置において、 加熱手段は磁気誘導加熱により定着部材の加熱動作を行
う磁気誘導加熱手段であることを特徴とする定着装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の定着装置において、 磁気誘導加熱手段に給電するための磁気誘導加熱駆動回
路を備え、 蓄電手段は、この磁気誘導加熱駆動回路に備えられ且つ
平滑作用と蓄電作用とを兼ね備えたコンデンサにより構
成されていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項14】 請求項12または13記載の定着装置
において、 磁気誘導加熱手段は磁気誘導加熱用のコイルであって、
このコイルが定着部材の外面に対向して配置されている
ことを特徴とする定着装置。
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