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JP2003140482A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2003140482A
JP2003140482A JP2001333217A JP2001333217A JP2003140482A JP 2003140482 A JP2003140482 A JP 2003140482A JP 2001333217 A JP2001333217 A JP 2001333217A JP 2001333217 A JP2001333217 A JP 2001333217A JP 2003140482 A JP2003140482 A JP 2003140482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
film
pressure contact
roller
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001333217A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ninomiya
賢治 二宮
Takaaki Kawade
隆明 川出
Takeshi Niimura
健 新村
Yasuzumi Tajo
康純 田場
Hideki Miyazaki
秀樹 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001333217A priority Critical patent/JP2003140482A/ja
Publication of JP2003140482A publication Critical patent/JP2003140482A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルム加熱方式・圧接部材駆動タイプの加熱
装置について、装置の小型化特に幅挟化により、低コス
ト化を実現しつつ、ジャム処理を容易化し、ユーザビリ
ティーを向上する。 【解決手段】加熱体53を支持する支持体52と、上記
加熱体及び支持体に接する無端移動自在なフィルム54
と、上記フィルムを介して上記加熱体に圧接してニップ
部Nを形成し、駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達
部により上記フィルムが従動するように配設された圧接
部材62とを備え、上記ニップ部のフィルムと圧接部材
との間にて被加熱材Sを挟持搬送することにより上記加
熱体の熱エネルギーを被加熱材に付与せしめる加熱装置
において、上記支持体52が固定支持され、上記圧接部
材62が弾性体の加圧部材111によって上記支持体上
の加熱体へフィルムを介して圧接することを特徴とする
加熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム加熱方式
・圧接部材駆動タイプの加熱装置の改善に関する。また
該加熱装置を像加熱手段として備えた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】フィルム加熱方式の加熱装置は、セラミ
ックヒータ等の加熱体と圧接部材との間に耐熱性のフィ
ルムを挟ませて加熱ニップ部を形成させ、この加熱ニッ
プ部のフィルムと圧接部材との間に被加熱材を導入して
フィルムと一緒に挟持搬送させることで、加熱ニップ部
において加熱体の熱を介して被加熱材に与えて加熱する
構成のものである。加熱体とフィルムを低熱容量化し
て、クイックスタート性、省電力等の特長を具備させ
た、オンデマンドタイプの装置を構成することができ、
例えば、プリンタ・ファクシミリ・複写機等の画像形成
装置において、記録材上に形成担持させた未定着画像
(未定着トナー画像)を加熱定着させる定着装置として
有効に活用できる。
【0003】フィルムとして無端状(円筒状、エンドレ
スベルト状)のものを用い、圧接部材を駆動回転させて
該フィルムを従動回転させる構成(圧接部材駆動タイ
プ)にすることより、フィルムをテンションレス化し
て、フィルム回転時におけるフィルムの軸線方向への寄
り移動力を小さくしフィルム寄り移動制御手段を簡単化
することができる。
【0004】図8〜図10に上記のようなフィルム加熱
方式・圧接部材駆動タイプの加熱装置としての画像加熱
定着装置の具体例を示した。図8の(A)は圧接状態に
ある定着装置の側面図、(B)は圧接解除状態にある定
着装置の側面図、図9は圧接状態にある定着装置の途中
部分省略・一部切り欠き縦断正面図、図10は図9の
(10)−(10)線に沿う要部の拡大横断面模型図で
ある。
【0005】64は定着フレーム、58はこの定着フレ
ーム64の上側に配設した上フレームであり、定着フレ
ーム64に対して支点65を中心に開閉回動自由であ
る。
【0006】62は圧接部材としての弾性加圧ローラで
あり、該加圧ローラの芯金62Aの両端部を定着フレー
ム64の手前側と奥側の側板間に軸受け63を介して回
転自由に支持させて定置配設してある。140(図9)
は加圧ローラ芯金62Aの奥側端部に固定して取り付け
た加圧ローラギアである。141はこの加圧ローラギア
140に噛合させた、不図示の駆動系のアイドラギアで
ある。
【0007】50は上記の加圧ローラ62の上側に加圧
ローラ62に並行に配設したフィルムガイドユニット
(加熱アセンブリ)である。このフィルムガイドユニッ
ト50は、フィルムガイド部材52と、このフィルムガ
イド部材52の下面にフィルムガイド部材長手に沿って
固定保持させた加熱体としてのセラミックヒータ53
と、フィルムガイド部材52にルーズに外嵌させた円筒
状の耐熱性のフィルム(シート)54と、フィルムガイ
ド部材52の内側に挿通した横断面下向きU字型のセラ
ミックヒータステイ51と、このセラミックヒータステ
イ51の手前側と奥側の外方張り出し部51a・51a
に夫々嵌着した手前側と奥側のフィルム端部規制フラン
ジ部材55・55の組み立て体である。フィルムガイド
部材52はセラミックヒータ53を保持すると共にフィ
ルム54の移動を内側からガイドする。セラミックヒー
タステイ51はフィルムガイド部材52を内側即ちセラ
ミックヒータ保持側とは反対側から補強する剛性部材で
ある。
【0008】上記のフィルムガイドユニット50は、セ
ラミックヒータ53側を下向きにした姿勢にして、手前
側と奥側のフィルム端部規制フランジ部材55・55の
外方張り出し部55a・55aを夫々定着フレーム64
の手前側と奥側の側板に設けた縦方向ガイドスリット部
64a・64aに係合させて定着フレーム64の手前側
と奥側の側板間に上下方向に移動可能に配設してある。
【0009】56・56、57・57は上フレーム58
の手前側と奥側に夫々配設した、上フィルムガイドユニ
ット50の加圧バネと加圧部材である。加圧部材57
は、縦軸部と、縦軸部下端部に設けた加圧座部と、縦軸
部下端部に設けた細首部を有し、細首部を上フレーム5
8に設けた孔部に下から挿通して上端部に抜け止め頭部
を取り付けることで、上下の移動自由度を持たせて上フ
レーム58に支持させてある。加圧バネ56はこの加圧
部材57の加圧座部と上フレーム58との間に縮設して
配設してある。
【0010】60は上フレーム閉じ込みバネであり、上
フレーム58の支点65側とは反対側において、定着フ
レーム64側と上フレーム58側とに設けたバネ掛け部
64b・58b間に縮設してある。
【0011】自由状態において、上フレーム58はこの
バネ60の引っ張り力にて支点65を中心に定着フレー
ム64に閉じ込まれ、図8の(A)のように、定着フレ
ーム64の手前側と奥側の側板上端部64cに受け止め
られた状態にある。この上フレーム閉じ込み状態におい
て、上フレーム58の手前側と奥側の加圧部材57・5
7は夫々その加圧座部がフィルムガイドユニット50の
手前側と奥側のフィルム端部規制フランジ部材55・5
5の外方張り出し部55a・55aの上面に当接して加
圧バネ56の圧縮反力で加圧状態になっている。上フレ
ーム閉じ込みバネ60は支点65をピボットの中心に上
フレーム58をバネ56・56のバネ圧より強い力で閉
じ込み位置に引き付けている。
【0012】フィルムガイドユニット50は上記の加圧
バネ56・56の圧縮反力で、加圧ローラ62の上面に
対して所定の押圧力にて圧接し、セラミックヒータ53
と加圧ローラ62との間にフィルム54を挟んで所定幅
の定着ニップ部Nが形成される。
【0013】不図示の駆動系の回転力がアイドラギア1
41・加圧ローラギア140を介して加圧ローラ62に
伝達されて、加圧ローラ62が図10において矢印の反
時計方向に所定の周速度をもって回転駆動される。
【0014】この加圧ローラ62の回転駆動により定着
ニップ部Nにおいてフィルムガイドユニット50側のフ
ィルム54に回転力が作用して、フィルム54がその内
面が定着ニップ部Nにおいてセラミックヒータ53の下
表面に密着して摺動しながらフィルムガイド部材52の
外回りを矢印の時計方向に従動回転状態になる。
【0015】手前側と奥側のフランジ部材55・55は
その内面側でフィルム端部を受止めて、フィルム54の
回転に伴う軸線方向への寄り移動を規制する。
【0016】セラミックヒータ53は、アルミナ等のセ
ラミックのヒータ基板と、このヒータ基板面に形成した
銀パラジューム(Ag/Pd)等の通電発熱抵抗体パタ
ーンとを基本構成とする全体に低熱容量のヒータであ
る。通電発熱抵抗体パターンに対する通電により迅速に
昇温し、サーミスタ等のヒータ温度検知素子を含む温調
回路によりヒータ温度が所定の定着温度に温調されるよ
うに通電回路から通電発熱抵抗体パターンへの電力供給
が制御される。
【0017】図9において、67はフィルムガイド部材
52の手前側外方張り出し部に嵌着した電気コネクタで
あり、セラミックヒータ53側の給電端子・検温端子
と、不図示の給電回路・温調回路とを配線(リード線)
67aを介して電気的に連絡している。
【0018】而して、加圧ローラ62が回転駆動され、
それに伴いフィルム54も従動回転し、セラミックヒー
タ53に給電がなされてヒータ温度が所定の定着温度に
立ち上がって温調された状態において、不図示の画像形
成部側から未定着トナー画像Tが形成された被加熱材と
しての記録材S(図10)が定着装置に搬送されて、入
り口ガイド部108に案内されて定着ニップ部Nのフィ
ルム54と加圧ローラ62との間に導入され、定着ニッ
プ部Nを挟持搬送されていく。未定着トナー画像Tは記
録材Sが定着ニップ部Nを挟持搬送されていく過程にお
いて、フィルム54を介してヒータ53から付与される
熱と、定着ニップ部Nの加圧力により記録材Sの面に永
久固着画像として熱圧定着される。
【0019】定着ニップ部Nを出た記録材Sは分離点で
フィルム54の面から分離して、下ガイド部107に案
内されて排出搬送される。
【0020】図8において、59は加圧解除用の可動ア
ームであり、定着フレーム64に対して支点66を中心
に回動自由に配設してある。何らかの要因で、記録材S
を定着ニップ部Nに挟み込んだまま装置が停止した場合
には、可動アーム59を支点66を中心に反時計方向に
上フレーム閉じ込みバネ60の引っ張り力による上フレ
ーム閉じ込み力に抗して回動操作して図8の(B)のよ
うに可動アーム59の他方の腕部59aで上フレーム5
8を支点65を中心に定着フレーム64から開き回動さ
せる。この上フレーム58の開き回動により、この上フ
レーム58の手前側と奥側に支持させている、加圧バネ
56を含む加圧部材57が持ち上げられて、加圧部材5
7の加圧座部がフィルムガイドユニット50の手前側と
奥側のフィルム端部規制フランジ部材55・55の外方
張り出し部55a・55aの上面から離れる。これによ
り、フィルムガイドユニット50の加圧ローラ62に対
する圧接状態が解除される。即ち、定着ニップ部Nのニ
ップ圧が解除される。これにより定着ニップ部Nに挟み
込まれている記録材を引き抜いて除去することができ
る。
【0021】記録材の除去後は、可動アーム59を戻し
回動させることで、上フレーム58がバネ60の引っ張
り力で再び図8の(A)のように定着フレーム64に対
して閉じ込み状態になり、上フレーム58の手前側と奥
側の加圧部材57・57の加圧座部がフィルムガイドユ
ニット50の手前側と奥側のフィルム端部規制フランジ
部材55・55の外方張り出し部55a・55aの上面
に当接して加圧バネ56の縮設反力で加圧状態になる。
即ち、フィルムガイドユニット50は再び加圧ローラ6
2と所定の押圧力で圧接した圧接状態に復帰する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前述の定着装置は、加
圧ローラ62を軸受け63を介して定着フレーム64に
定置配設し、フィルムガイドユニット50を定着フレー
ム64に対して上下に移動可能に配設して加圧部材56
・57にて加圧ローラ62に加圧して定着ニップ部Nを
形成していた。
【0023】しかし、フィルムガイドユニット50は、
加熱体としてのセラミックヒータ53上でその温度を制
御するためのサーミスタ等(不図示)を備え、該ヒータ
に電気を供給するコネクタ67や配線67aも保持して
いる。このような電気系部材を備えたフィルムガイドユ
ニット50を移動可動とする構成においては装置が複雑
になり易く、また、記録材幅の外側でそれらの機構を盛
り込まねばならないため、装置が大きくなりがちであっ
た。その上、ジャム処理のために定着ニップ部の開放を
大きく開く構成は、さらに難しく、上記例のようにニッ
プの圧力を解除する程度の動きにとどめる方法が用いら
れていた。また、ジャム処理時の未定着トナー画像を担
持している記録材を引き出す際、フィルム54にトナー
が付き易く、クリーニング等の処理を要した。定置配設
されている加圧ローラ62側へ駆動源から駆動が伝達さ
れているため、駆動解除には、専用の解除機構を構成し
なければならず、装置の大型化とコストアップに繋がっ
ている。
【0024】そこで、本出願に係る第1の発明の目的
は、この種のフィルム加熱方式・圧接部材駆動タイプの
加熱装置において、加圧手段を変更することで、構成を
簡略化し、装置の小型化、特に幅方向のスリム化を可能
とする構成を提供することである。
【0025】本出願に係る第2の発明の目的は、同加熱
装置において、圧接部材取り付け構成を変更すること
で、通常の加熱処理時は必要なニップ力を備えつつ、ジ
ャム処理時は、弱い力で被加熱材を容易に引き出すこと
がきる構成を提供することである。
【0026】本出願に係る第3の発明の目的は、同加熱
装置において、駆動解除手段を変更することで、通常の
加熱処理時は必要な駆動力を備えつつ、ジャム処理時
は、駆動源の影響を受けずに被加熱材を容易に引き出す
ことがきる構成を提供することである。
【0027】本出願に係る第4の発明の目的は、同加熱
装置の加熱ニップ部から続く搬送ローラ部においても、
通常搬送時は必要なニップ力をそなえつつ、ジャム処理
時は、弱い力で被加熱材を容易に引き出すことができる
構成を提供することである。
【0028】本出願に係る第5の発明の目的は、同加熱
装置の加熱ニップ部から続く搬送ローラ部においても、
駆動解除手段を変更することで、通常の加熱処理時は必
要な駆動力を備えつつ、ジャム処理時は、駆動源の影響
を受けずに被加熱材を容易に引き出すことがきる構成を
提供することである。
【0029】本出願に係る第6の発明の目的は、同加熱
装置において、通常搬送においては最適な搬送路を形成
し、ジャム処理時に狭い搬送路内の被加熱材を取り出す
必要がなく、十分なジャム処理領域を確保できる構成を
提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0031】(1)加熱体を支持する支持体と、上記加
熱体及び支持体に接する無端移動自在なフィルムと、上
記フィルムを介して上記加熱体に圧接してニップ部を形
成し、駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達部により
上記フィルムが従動するように配設された圧接部材とを
備え、上記ニップ部のフィルムと圧接部材との間にて被
加熱材を挟持搬送することにより上記加熱体の熱エネル
ギーを被加熱材に付与せしめる加熱装置において、上記
支持体が固定支持され、上記圧接部材が弾性体の加圧部
材によって上記支持体上の加熱体へフィルムを介して圧
接することを特徴とする加熱装置。
【0032】即ち、加熱体やフィルム側の支持体を固定
支持させ、圧接部材を弾性体の加圧部材によって支持体
上の加熱体へフィルムを介して圧接する構成にすること
で、フィルム、加熱体等のデリケートな部分をしっかり
固定でき不安定要素の削減と、装置構成を簡素化し、装
置の小型化、特に幅挟化に効果がある。
【0033】(2)圧接部材が、フィルムを介して加熱
体に圧接し被加熱材を挟持搬送する第1位置と、加熱体
との圧接力を解除、もしくは、第1位置より圧接力を弱
めた第2位置を備えることを特徴とする(1)記載の加
熱装置。
【0034】即ち、圧接部材を上記第1と第2の位置に
転換できるようにし、被加熱材のジャム処理時には圧接
部材を第2の位置にすることでニップ部を解除させて容
易にジャム処理ができる。
【0035】定着装置についていえば、定着処理に必要
なニップ力を備えつつ、それとは別に、ジャム処理時
は、容易に記録材を圧接部材部から取り除くとこがで
き、フィルム汚れの防止、定着ニップ部におけるジャム
処理時のユーザビリティーの向上に効果がある。
【0036】(3)圧接部材が第1位置の時は、圧接部
材の駆動伝達部が駆動源より駆動を伝達され、第2位置
のときは、駆動伝達経路が切断されることを特徴とする
(2)記載の加熱装置。
【0037】即ち、ジャム処理時に圧接部材の駆動伝達
経路を切断させることでジャム処理をより容易にするこ
とができる。
【0038】定着装置についていえば、定着処理に必要
な駆動力を備えつつ、それとは別に、ジャム処理時は、
駆動源からの負荷の影響をうけずに、容易に記録材を圧
接部材部から取り除くとこができ、フィルム汚れの防
止、定着ニップ部におけるジャム処理時のユーザビリテ
ィーの向上に効果がある。
【0039】(4)圧接部材よりも被加熱材搬送方向下
流近傍において、被加熱材を挟持搬送するための、駆動
源から駆動を伝達される駆動伝達部材を備えた搬送ロー
ラと、該搬送ローラに対して弾性部材により圧接するこ
とで従動するコロ部材を備え、圧接部材の第1位置で
は、搬送ローラとコロ部材が圧接もしくは、記録材を挟
持し、第2位置では、圧接状態が解除されるもしくは、
離間していることを特徴とする(2)または(3)記載
の加熱装置。
【0040】即ち、圧接部材と搬送ローラを一緒に動か
す手段を備えることにより、ジャム処理時に圧接部材の
ニップと搬送ローラのニップの解除をワンアウションで
可能とする作用がある。
【0041】定着装置についていえば、定着装置下流の
搬送ローラにおいて、必要なニップ力を備えつつ、それ
とは別に、ジャム処理時は、圧接部材のニップ解除と連
動させることで、ワンアクションで両方のニップ解除が
可能となり、容易に記録材を圧接部材部と搬送ローラ部
から取り除くとこができ、搬送ローラの汚れの防止とジ
ャム処理時のユーザビリティーの向上に効果がある。
【0042】(5)圧接部材よりも被加熱材搬送方向下
流近傍において、被加熱材を挟持搬送するための、駆動
源から駆動を伝達される駆動伝達部材を備えた搬送ロー
ラと、該搬送ローラに対して弾性部材により圧接するこ
とで従動するコロ部材を備え、圧接部材の第1位置で
は、搬送ローラへ駆動が伝達され、第2位置では、駆動
伝達経路が切断されることを特徴とする(2)または
(3)記載の加熱装置。
【0043】即ち、圧接部材の駆動伝達部と搬送ローラ
の駆動伝達部を一緒に動かす手段を備えることにより、
ジャム処理時に圧接部材と搬送ローラの駆動解除をワン
アウションで可能とする作用がある。
【0044】定着装置についていえば、記録材の搬送に
必要な駆動力を備えつつ、それとは別に、ジャム処理時
は、圧接部材の駆動解除に連動させることで、ワンアク
ションで両方の駆動の解除が可能となり、圧接部材と搬
送ローラが共に、駆動源からの負荷の影響をうけずに容
易に記録材を取り除くことができ、フィルム及び、搬送
ローラの汚れの防止、ジャム処理時のユーザビリティー
の向上に効果がある。
【0045】(6)ニップ部の近傍に配設され、該ニッ
プ部への被加熱材の搬入もしくは排出をガイドする搬送
ガイド部材が、圧接部材の第1位置から第2位置への移
動と連動して、搬送路を開いた位置へ移動する搬送ガイ
ドを備えることを特徴とする(2)から(5)の何れか
に記載の加熱装置。
【0046】即ち、圧接部材と搬送ガイドを一緒に動か
す手段を備えることにより、ジャム処理時に圧接部材の
ニップ部解除と搬送路の開き動作をワンアウションで可
能とする作用がある。
【0047】定着装置についていえば、記録材の搬送に
最適な搬送路を備えつつ、それとは別に、ジャム処理時
は、圧接部材、搬送ローラのニップ、及び、駆動に連動
させることで、ワンアクションでそれらの負荷の影響を
取り去り,ジャム処理に必要なワークスペース確保で
き、フィルム及び、搬送ローラの汚れの防止、および、
狭い搬送路内から記録材を取り出す際に生じる搬送リブ
の破損等を防止でき、ジャム処理時のユーザビリティー
の飛躍的に向上させることができる。
【0048】(7)被加熱材が画像を担持した記録材で
あることを特徴とする(1)から(6)の何れかに記載
の加熱装置。
【0049】(8)記録材に対して画像を形成する作像
手段と、記録材上の画像を加熱する像加熱手段を有する
画像形成装置において、像加熱手段が(1)から(7)
の何れかに記載の加熱装置であることを特徴とする画像
形成装置。
【0050】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1〜図4は本
実施例における加熱装置の構成説明図である。本実施例
の加熱装置は前述した図8〜図10の従来例の加熱装置
と同じく、フィルム加熱方式・圧接部材駆動方式の定着
装置であり、該従来例の定着装置と共通する構成部材・
部分には同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0051】図1の(A)は圧接状態にある定着装置の
側面図、(B)は圧接解除状態にある定着装置の側面図
である。
【0052】本実施例の定着装置14は、フィルムガイ
ドユニット50を定着装置のフレームもしくは画像形成
装置本体フレームに固定し、駆動源をもった加圧ローラ
62側を可動にして加圧し、加圧ローラ60を移動させ
ることで、その動きに連動して定着ニップ部加圧解除と
駆動解除をする構成である。
【0053】131はフィルムガイドユニット50を組
み込んだ上フレームユニット、120は圧接部材として
の加圧ローラ62を組み込んだ下フレームユニットであ
る。上フレームユニット131は固定ユニットとして定
置配設してある。下フレームユニット120は揺動ユニ
ットとして支点106を中心に上フレームユニット13
1の下面側に対して開閉回動自由に配設してある。
【0054】フィルムガイドユニット50は、前述の従
来例装置と同様に、加熱体であるセラミックヒータ53
と、長手方向の撓みを防止するための補強部材としての
セラミックヒータステイ51と、記録材の印字面側に接
触し加圧ローラ62の回転動作で記録材と一緒に回転す
るフィルム54と、フィルム54の回転搬送を内側から
ガイドするフィルムガイド52と、フィルム54が長手
方向のズレを防止すると共にフィルムガイド52及びセ
ラミックヒータステイ51を保持するフランジ55等に
よって構成されている。
【0055】本実施例においては、このフィルムガイド
ユニット50を、上フレームユニット131のフレーム
を構成する上フレーム58に対してビス101でフラン
ジ55を介して固定して配設してある。
【0056】下フレームユニット120のフレームを構
成する下フレーム105には、圧接部材としての弾性加
圧ローラ62と、記録材Sを加圧ローラ62とフィルム
ガイドユニット50との定着ニップ部Nへ下側からガイ
ドする入り口ガイド部108、定着後の記録材をガイド
する下ガイド部107を配設してある。
【0057】加圧ローラ62はその芯金62Aの両端部
を下フレーム105の手前側と奥側の側板間に軸受け1
02を介して回転自由に支持させてある。軸受け102
は下フレーム105の手前側と奥側の側板に設けた縦方
向ガイドスリット部103に係合させて上下方向にスラ
イド移動可能に配設してある。即ち加圧ローラ62をフ
レーム105に対して上下方向に移動可能に配設してあ
る。そして上記の可動軸受け102を介して加圧ローラ
62をフィルムガイドユニット50へ圧接させるバネ1
11、該バネ111を支え動きを規制する加圧ピン10
4を下ガイドフレーム105に配設してある。
【0058】160は下フレームユニット閉じ込みバネ
であり、下フレームユニット120の回動支点106側
とは反対側において、上フレーム58側と下ガイドフレ
ーム105側とに設けたバネ掛け部58b・105b間
に縮設してある。
【0059】自由状態において、下フレームユニット1
20はバネ160の引っ張り力により支点106をピボ
ットの中心として上フレームユニット131の下面側に
引き寄せられて、図1の(A)のように、突き当て部1
10が上フレームユニット131の上フレーム58に突
き当って受け止められている閉じ込み状態に保持され
る。この下フレームユニット120の閉じ込み状態にお
いて、下フレームユニット120は上フレームユニット
131に対して所定の一定間隔距離を保ちつつ固定され
ている。
【0060】そして、下フレームユニット120の上記
閉じ込み状態においては、下フレームユニット120側
の弾性加圧ローラ62の上面が上フレームユニット13
1側に固定配設のフィルムガイドユニット50の下向き
のセラミックヒータ53に対して、可動の軸受け102
を介してバネ111を圧縮して当接するようにしてあ
る。これにより弾性加圧ローラ62はバネ111の圧縮
反力でフィルム54を挟んでセラミックヒータ53の下
表面に所定の押圧力にて圧接し、セラミックヒータ53
と加圧ローラ62との間にフィルム54を挟んで所定幅
の定着ニップ部Nが形成される。
【0061】下フレームユニット閉じ込みバネ160は
支点106をピボットの中心に下フレームユニット12
0をバネ111・111のバネ圧より強い力で閉じ込み
位置に引き付けている。
【0062】何らかの要因で、記録材Sを定着ニップ部
Nに挟み込んだまま装置が停止した場合には、図1の
(B)のように、下フレームユニット120を取手部1
09により下フレームユニット閉じ込みバネ160に抗
して支点106を中心に矢印オの反時計方向に押し下げ
ることで、上フレームユニット131から開き回動操作
する。これにより加圧ローラ62が一緒に押し下げら
れ、フィルムガイドユニット50との定着ニップ部Nが
開放され、記録材Sがフリーな状態ととなり、容易に引
き出すことができるようになる。
【0063】このとき、記録材Sは上面側に未定着なト
ナー画像を保持しており、加圧ローラ62がフィルムガ
イドユニット50側のフィルム54から完全に離れるこ
とで、フィルム面に未定着像を押し付けることなくジャ
ム処理ができ、フィルム54がトナーで汚されることを
防止できる。
【0064】図2は加圧ローラ62に伝達される駆動ギ
アの構成を示す。図2の(A)は図1の(A)のように
フィルムガイドユニット50と加圧ローラ62とが圧接
状態にある時の駆動ギア列の配置を示している。(B)
は図1の(B)のようにフィルムガイドユニット50と
加圧ローラ62とが圧接解除状態にある時(ジャム処理
時)の駆動ギア列の配置を示している。
【0065】図2の(A)において、不図示の駆動源よ
りアイドラギア142、141を介して加圧ローラ62
の軸62Aに直結した加圧ローラギア140に駆動が伝
達される。それにより、加圧ローラギア140が反時計
まわりに回転し、記録材を右から左へ搬送する。
【0066】ジャム処理時に、フレームユニット120
を取手部109により押し下げることにより、(B)の
ようにアイドラギア141と加圧ローラギア140の噛
み合いが開放され、駆動伝達経路が絶たれる。
【0067】それにより、加圧ローラギア140は、駆
動源から回転時負荷がなくなり、加圧ローラ62は軽い
トルクで従動可能となる。そのため、弱い力で記録材S
の引き抜きができるようになり、やぶれやすい薄紙の記
録がジャム処理動作で装置内に破片を残ってしまうよう
な問題を防止できるようになる。
【0068】図3は、定着装置14の長手方向(図1の
(A)の矢印カ方向)から駆動ギア側端部を見た様子を
示す部分断面図である。部分断面線G〜H部に下ガイド
フレーム105に備えられた下ガイド107がリブ上の
突起形状となってしめされている。部分断面H〜J部
は、フィルム54を切り取りフィルムガイドユニット5
0の様子と、下ガイドフレーム105の下ガイド部10
7付近を切り取り、加圧ローラ62の様子を示してい
る。
【0069】フィルムガイド52は、串歯状のリブ52
aでフィルム54をガイドすることで回転時の摺動負荷
を減らし、加圧ローラ62により滑らかにフィルム54
が回転される。部分断面J部以降の右側部は、図1の
(A)の加圧ローラ62の軸中心と、ビス101の中心
軸を通る線で切断した断面図である。フィルムガイドユ
ニット50は、フランジ55が上フレーム58の曲げ部
58aで作られたバーリングへむけて、下からビス10
1によって固定されている。
【0070】ここで、固定方法の別の形態2つをF図の
拡大図にもりこんだ、図4の(A)、と(B)について
説明する。
【0071】図4の(A)は、図3のセラミックヒータ
ステイ51を136のように、延長させ直接、上フレー
ム58に固定している。それにより、フランジ55は端
部55bを上フレーム58に突き当てるだけですみ、小
型化できる。また、不図示であるが、フィルムガイド5
2にフィルム54のスラストズレを防止するリブを設け
ることで、別体のフランジをもうけずに構成することも
可能となる。
【0072】図4の(B)は、セラミックヒータステイ
51は、曲げ部51cとバーリング部を備え、上フレー
ム58の側面に直接ビス101で止めたもので、上フレ
ーム58に固定用の曲げ部(58a)をつけないため、
長さを短くできる。そのため、紙幅方向で装置の幅挟化
ができる。
【0073】(第2の実施例)図5・図6は本実施例に
おける定着装置の構成説明図である。上述した第1の実
施例の定着装置と共通する構成部材・部分には同一の符
号を付して再度の説明を省略する。
【0074】本実施例の定着装置は上述した第1の実施
例の定着装置において、加圧ローラ62よりも記録材搬
送方向下流近傍において、記録材材を挟持搬送するため
の、駆動源から駆動を伝達される駆動伝達部材を備えた
搬送ローラと、該搬送ローラに対して弾性部材により圧
接することで従動するコロ部材を備えている。
【0075】即ち、図5の(A)のように、下ガイドユ
ニット120側に、加圧ローラ62の記録材搬送方向下
流側に定着装置より記録材Sを排出する搬送ローラ16
6が下ガイド部107に配置され、上ガイドユニット1
31側に上ガイド164のバネ保持部161に保持され
ているバネ162により、搬送ローラ166に圧接し従
動するコロ163を具備させている。
【0076】搬送ローラ166は、加圧ローラ62の記
録材Sの搬送速度より遅くなると、記録材Sが搬送ロー
ラ166と加圧ローラ62間でたるみが生じる。定着処
理直後の記録材がたるみをもつと、波うちしわが生じて
しまう。そのため、加圧ローラ62の下流側の搬送ロー
ラ166は、加圧ローラ62より速い周速度で回る必要
がある。さらに、加圧ローラ62は、セラミックヒータ
53により加熱され熱膨張するため、常温時よりローラ
外形が大きくなり、周速度があがる。そのため、搬送ロ
ーラ166は、加圧ローラ62より4、5パーセント速
い搬送速度で記録材を搬送するよう設定してある。
【0077】図5の(B)は、ジャム処理時の状態を示
している。搬送ローラ166を備えた下フレーム120
が取手109を矢印オの方向に押し下げられることで記
録材Sが加圧ローラ62のニップと搬送ローラ166の
ニップの両方から開放される。
【0078】図6の(A)は、図5の(A)の搬送ロー
ラ166及び加圧ローラ62へ伝えられる駆動の伝達部
を示す。搬送ローラ166の軸166Aに直結して回転
する搬送ローラギア172は、加圧ローラギア140と
共に噛み合うアイドラギア171からアイドラギア17
3を介し不図示の駆動源へつづく駆動伝達経路から駆動
が伝えられる。それにより搬送ローラギア172は、加
圧ローラ62と同じ反時計まわりに回転し、記録材を紙
面上の右から左へ搬送する。
【0079】図6の(B)は、図5の(B)のジャム処
理時の加圧ローラギア140、搬送ローラギア172、
アイドラギア171、173の配置をしている。ジャム
処理時に、図6の(A)の状態から、取手部109の矢
印オ方向への押し下げによるニップ解除に連動して、搬
送ローラギア172と加圧ローラギア140は、アイド
ラギア171との噛み合い状態が外れ、駆動源からの回
転力が伝達されないと同時に、搬送ローラギア172お
よび、加圧ローラギア140を、おのおの回転させた際
に駆動源から受ける反力がなくなる。そのため、加圧ロ
ーラ62だけでなく、搬送ローラ166も従動可能とな
るため、よりいっそうジャム処理がし易くなる。
【0080】(第3の実施例)図7は第1あるいは第2
の実施例の定着装置14を具備させた画像形成装置の一
例の概略図である。本例の画像形成装置は転写式電子写
真プロセス利用のレーザビームプリンタである。
【0081】本レーザプリンタ1において、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等の外部情報機器から
送信された情報を基にビデオコントローラボード(画像
信号作成手段)4が画像信号を作成する。なお、ここで
はビデオコントローラボード4上に設置されている各種
の電子部品は図示を省略している。
【0082】そしてこのビデオコントローラボード4で
作成された画像信号に応じたレーザ光Lをレーザスキャ
ナ5が時計方向に回転している感光ドラム6A上に照射
して、感光ドラム6A上に順次静電潜像を形成する。感
光ドラム6Aはプロセスユニット6に配設されている。
プロセスユニット6には上記の感光ドラム6Aの他に、
感光ドラム6Aを所定の極性・電位に一様に帯電する帯
電器、トナー現像器、クリーニング器等も配設されてい
るがそれらは図には省略してある。
【0083】そして、感光ドラム6A上に形成された静
電潜像は、プロセスユニット6内の現像器から供給され
るトナーによって順次顕画化されて感光ドラム6Aと転
写ローラ7との間の転写部位へ搬送される。
【0084】一方、給紙カセット8内に積載収納されて
いる記録材Sが反時計方向に1回転する半月状の給紙ロ
ーラ9によって最上位の記録材から1枚ずつ順次給紙パ
ス10へ送り出され、搬送ローラ対11によって回転停
止中のレジストローラ対12に搬送される。
【0085】レジストローラ対12に到達した記録材S
は、記録材先端レジストローラ対12のニップに突き当
った後、所定のループを形成するまで搬送が続けられて
斜行状態の矯正がなされる。
【0086】斜行状態の矯正を終えた記録材Sは、感光
ドラム6A上のトナー像と位置を合わせるタイミングを
とって回転を開始するレジストローラ対12によって転
写部へ搬送され、ここで、転写ローラ7により感光ドラ
ム6A上のトナー像がシート面上に転写される。
【0087】トナー像の転写を終えた記録材Sは搬送ガ
イド13上を通って定着装置14へ搬送され、ここで、
転写されたトナー像がシート面に定着される。定着装置
14は本発明に従う加熱装置であり、例えば第1あるい
は第2の実施例の定着装置である。
【0088】トナー像の定着処理を終えた記録材Sは、
印字面を下向きに積載する場合には、搬送面16とそれ
に対向する揺動ガイド24によって作られる搬送路を通
って、不図示の駆動源をそなえたフェイスダウン排紙ロ
ーラ19とそれと圧接して従動するコロ25によってプ
リンタ本体1の上部のフェイスダウン排紙トレイ17上
へ排紙される。
【0089】また、印字面を上向きに積載(フェイスダ
ウン積載)する場合は、フェイスアップトレイ22を回
転中心23を支点に矢印Aのように開き、不図示の駆動
源を備えたフェイスアップローラ18と従動するコロ1
5によって、フェイスアップトレイ22上に記録材の印
字面を上向きに排出する。
【0090】(その他)1)加熱体53は実施例のセラ
ミックヒータに限られるものではなく、その他、例えば
電磁誘導発熱部材などとすることもできる。
【0091】2)本発明の加熱装置は、実施例のような
画像加熱定着装置としてばかりではなく、その他、例え
ば、画像を担持した記録材を加熱してつや等の表面性を
改質する像加熱装置、仮定着処理する像加熱装置、シー
ト状物等の被加熱材を給送して乾燥処理・ラミネート処
理・しわ取り処理する等の加熱装置、インクジェットプ
リンタ等に用いられる乾燥用加熱装置などとして広く使
用出来る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルム加熱方式・圧接部材駆動タイプの加熱装置につい
て、装置の小型化特に幅狭化により、低コスト化を実現
しつつ、ジャム処理を容易化し、ユーザビリティーを向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は第1の実施例に係る定着装置の圧接
状態時の装置側面図、(B)は圧接解除状態時の装置側
面図である。
【図2】 (A)は圧接状態時の加圧ローラ駆動ギア列
の配置状態図、(B)は圧接解除状態時の加圧ローラ駆
動ギア列の配置状態図である。
【図3】 定着装置の長手方向一端部側の切り欠き模型
図である。
【図4】 (A)は保持部構成の変形例の図、(B)は
保持部構成のさらに別の変形例の図である。
【図5】 (A)は第2の実施例に係る定着装置の圧接
状態時の装置側面図、(B)は圧接解除状態時の装置側
面図である。
【図6】 (A)は圧接状態時の加圧ローラ駆動ギア列
の配置状態図、(B)は圧接解除状態時の加圧ローラ駆
動ギア列の配置状態図である。
【図7】 第3の実施例に係る画像形成装置の構成模型
図である。
【図8】 フィルム加熱方式・圧接部材駆動タイプの加
熱装置としての定着装置の具体例を示した図であり、
(A)は圧接状態にある定着装置の側面図、(B)は圧
接解除状態にある定着装置の側面図である。
【図9】 圧接状態にある定着装置の途中部分省略・一
部切り欠き縦断正面図である。
【図10】 図9の(10)−(10)線に沿う要部の
拡大横断面模型図である。
【符号の説明】
1・・プリンタ本体装置、14・・定着装置、131・
・上フレームユニット、58・・上フレーム、120・
・下フレームユニット、105・・下ガイドフレーム5
0・・フィルムガイドユニット(加熱アセンブリ)、6
2・・加圧ローラ(圧接部材)、51・・・・セラミッ
クヒータステイ、52・・フィルムガイド、53・・セ
ラミックヒータ、54・・フィルム、102・・加圧ロ
ーラ軸受け、109・・取手部、108・・・入り口ガ
イド、107・・下ガイド、111・・バネ、140・
・加圧ローラギア、141・・アイドラギア、166・
・搬送ローラ、172・・搬送ローラギア、N・・定着
ニップ部、S・・記録材、T・・トナー画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新村 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田場 康純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮崎 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA21 AA37 BA25 BB28 BB33 BB34 BB35 BB37 BB38 BE03 3K058 AA82 AA83 AA91 AA95 BA18 DA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱体を支持する支持体と、上記加熱体及
    び支持体に接する無端移動自在なフィルムと、上記フィ
    ルムを介して上記加熱体に圧接してニップ部を形成し、
    駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達部により上記フ
    ィルムが従動するように配設された圧接部材とを備え、
    上記ニップ部のフィルムと圧接部材との間にて被加熱材
    を挟持搬送することにより上記加熱体の熱エネルギーを
    被加熱材に付与せしめる加熱装置において、上記支持体
    が固定支持され、上記圧接部材が弾性体の加圧部材によ
    って上記支持体上の加熱体へフィルムを介して圧接する
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】圧接部材が、フィルムを介して加熱体に圧
    接し被加熱材を挟持搬送する第1位置と、加熱体との圧
    接力を解除、もしくは、第1位置より圧接力を弱めた第
    2位置を備えることを特徴とする請求項1記載の加熱装
    置。
  3. 【請求項3】圧接部材が第1位置の時は、圧接部材の駆
    動伝達部が駆動源より駆動を伝達され、第2位置のとき
    は、駆動伝達経路が切断されることを特徴とする請求項
    2記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】圧接部材よりも被加熱材搬送方向下流近傍
    において、被加熱材を挟持搬送するための、駆動源から
    駆動を伝達される駆動伝達部材を備えた搬送ローラと、
    該搬送ローラに対して弾性部材により圧接することで従
    動するコロ部材を備え、圧接部材の第1位置では、搬送
    ローラとコロ部材が圧接もしくは、記録材を挟持し、第
    2位置では、圧接状態が解除されるもしくは、離間して
    いることを特徴とする請求項2または3記載の加熱装
    置。
  5. 【請求項5】圧接部材よりも被加熱材搬送方向下流近傍
    において、被加熱材を挟持搬送するための、駆動源から
    駆動を伝達される駆動伝達部材を備えた搬送ローラと、
    該搬送ローラに対して弾性部材により圧接することで従
    動するコロ部材を備え、圧接部材の第1位置では、搬送
    ローラへ駆動が伝達され、第2位置では、駆動伝達経路
    が切断されることを特徴とする請求項2または3記載の
    加熱装置。
  6. 【請求項6】ニップ部の近傍に配設され、該ニップ部へ
    の被加熱材の搬入もしくは排出をガイドする搬送ガイド
    部材が、圧接部材の第1位置から第2位置への移動と連
    動して、搬送路を開いた位置へ移動する搬送ガイドを備
    えることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の
    加熱装置。
  7. 【請求項7】被加熱材が画像を担持した記録材であるこ
    とを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の加熱装
    置。
  8. 【請求項8】記録材に対して画像を形成する作像手段
    と、記録材上の画像を加熱する像加熱手段を有する画像
    形成装置において、像加熱手段が請求項1から7の何れ
    かに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装
    置。
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