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JP2003139723A - X線異物検出装置 - Google Patents

X線異物検出装置

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JP2003139723A
JP2003139723A JP2001334996A JP2001334996A JP2003139723A JP 2003139723 A JP2003139723 A JP 2003139723A JP 2001334996 A JP2001334996 A JP 2001334996A JP 2001334996 A JP2001334996 A JP 2001334996A JP 2003139723 A JP2003139723 A JP 2003139723A
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JP
Japan
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ray
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JP2001334996A
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Keiji Yasuda
圭次 安田
Hiroki Kawahara
宏樹 河原
Masahiro Yagi
将博 八木
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Anritsu Infivis Co Ltd
Original Assignee
Anritsu Infivis Co Ltd
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Publication date
Application filed by Anritsu Infivis Co Ltd filed Critical Anritsu Infivis Co Ltd
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Publication of JP2003139723A publication Critical patent/JP2003139723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過画像データを含む画像処理領域を分割し
て複数の被検査物の同時検査を可能として検査時間の短
縮化及び検査効率の向上を図る。 【解決手段】 X線異物検出装置1は、複数の被検査物
Wa,WbにX線を曝射し、このX線の曝射に伴って各
被検査物を透過してくるX線の透過量から各被検査物W
a,Wb中の異物dの有無を検出する。画像処理部12
は透過データTa,Tbを画像処理する。領域分割部1
4は画像処理された透過データTa,Tbが画像処理さ
れた画像処理領域Aを、透過データTa,Tbをそれぞ
れ含む予め設定された検査領域Aa,Abごとに分割す
る。判定部15は、分割された各検査領域Aa,Ab内
の透過データTa,Tbに基づいて、被検査物Wa,W
bごとに異物の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば生肉、魚、
加工食品、医薬などの各品種の被検査物に対し、X線を
曝射したときのX線の透過量から被検査物中の異物を検
出するX線異物検出装置に関し、特に複数の被検査物を
同時に検査するX線異物検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線異物検出装置は、搬送ライン上を順
次搬送されてくる各品種の被検査物(生肉、魚、加工食
品、医薬など)にX線を曝射し、この曝射したX線の透
過量から被検査物中に金属、ガラス、石、骨などの異物
が混入しているか否かを検出する装置である。
【0003】図16はこの種の従来のX線異物検出装置
を示す斜視図である。図示のようにコンベア50上を被
検査物Wが搬送されて行く途中位置にX線発生器51
と、X線検出器52が対向配置される。X線発生器51
は搬送中の被検査物WにX線を曝射し、X線検出器52
は被検査物Wを透過したX線の透過量に応じた電気信号
を出力する。図示しない処理手段はこのX線の透過量に
基づき、異物の混入の有無を判断する。
【0004】しかしながら、通常の検査においては、被
検査物を1つずつ搬送してX線を曝射し、その結果を不
図示の表示部に表示することとしている。したがって、
大量の被検査物を検査する場合、検査時間が長時間にわ
たることとなる。
【0005】また、これにより、後段の良否選別も被検
査物を1つづつ処理することとなり、選別時間も検査時
間と同様、長時間にわたることとなる。
【0006】検査時間や選別時間が長時間かかると、X
線を取り扱う関係上、作業者も装置を長時間監視しなけ
ればならず、過大な労力を費やすこととなる。
【0007】更に、上記効率を上げるため、複数の被検
査物を搬送方向に直交する幅方向に並べて同時にX線検
査を行った場合、これにより得られる透過画像は1フレ
ームで表示され、この1フレームが検査領域となって、
異物の有無が検査される。
【0008】これにより、一方の被検査物に異物有りと
判定され、他方の被検査物に異物無しと判定された場
合、検査領域全体として異物が混入されていると判定さ
れてしまうこととなり、異物が混入されていない被検査
物も誤って異物有りと判断される。
【0009】したがって、後段の良否選別において不良
品扱いとされ、複数の被検査物の同時検査は、異物検査
の精度上問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、透過画像データが画像処理される画像処理領
域を分割して複数の被検査物の同時検査を可能として検
査時間の短縮化及び検査効率の向上を図ることにある。
【0011】また他の目的は、同時検査された各被検査
物とその画像処理された透過データの対応関係の明確化
を図ることにある。
【0012】更に他の目的は、同時検査された各被検査
物とその異物判定結果の対応関係の明確化を図ることに
ある。
【0013】また他の目的は、搬出されてくる検査済み
被検査物の各位置に対応して各被検査物及びその異物判
定結果の同時視認化を図ることにあり、またこれによ
り、後段での選別作業の作業効率の向上を図ることにあ
る。
【0014】更に他の目的は、同時検査される複数の検
査済み被検査物の選別作業の完全自動化を図ることにあ
る。
【0015】また他の目的は、同時検査される複数の被
検査物の個数が増減する都度、複数の被検査物から得ら
れる形状データを用いて画像処理領域の分割数を増減す
ることにより、複数同時検査の完全自動化を図ることに
あり、検査効率の更なる向上を図ることにある。
【0016】更に他の目的は、同時検査される複数の被
検査物が増減する都度、その増減に伴って同時検査され
た各被検査物とその画像処理された透過データの対応関
係の明確化を図ることにある。
【0017】また他の目的は、同時検査される複数の被
検査物が増減する都度、その増減に伴って同時検査され
た各被検査物とその異物判定結果の対応関係の明確化を
図ることにある。
【0018】更に他の目的は、同時検査される複数の被
検査物が増減する都度、搬出されてくる検査済み被検査
物の各位置に対応して各被検査物の異物判定結果の同時
視認化を図ることにあり、これにより、後段での選別作
業の作業効率の向上を図ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のX線異物検出装置1は、複
数の被検査物W(Wa,Wb)にX線を曝射し、このX
線の曝射に伴って前各記被検査物を透過してくるX線の
透過量から前記各被検査物Wa,Wb中の異物dの有無
を検出するX線異物検出装置であって、前記各被検査物
Wa,Wbに対してX線を曝射するX線発生器5と、前
記各被検査物Wa,Wbを透過したX線の強さに対応し
た透過データT(Ta,Tb)を出力するX線検出器6
と、前記透過データTa,Tbを画像処理する画像処理
部12と、前記透過データTa,Tbが画像処理された
画像処理領域Aを、前記透過データTa,Tbをそれぞ
れ含む予め設定された検査領域Aa,Abごとに分割す
る領域分割部14と、分割された前記各検査領域Aa,
Ab内の透過データTa,Tbに基づいて、前記被検査
物Wa,Wbごとに前記異物の有無を判定する判定部1
5と、を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項1のX線異物検出装置では、複数の
被検査物Wa,WbにX線を曝射する。被検査物Wa,
Wbを透過したX線の透過量に基づく透過データTa,
Tbを画像展開し、その画像処理領域Aを、被検査物W
a,Wbごとの検査領域Aa,Abに領域分割する。そ
して、分割された各検査領域Aa,Ab毎に異物dの有
無を判定する。
【0021】したがって、複数の被検査物Wa,Wbに
つき同時に異物dの有無の判定を行うことができるた
め、検査時間の短縮化による検査効率の向上を図ること
ができる。
【0022】また、請求項2記載のX線異物検出装置
は、請求項1記載のX線異物検出装置において、前記分
割された各検査領域Aa,Ab内の前記透過データT
a,Tbを、前記複数の被検査物Wa,Wbの並列方向
に沿って並列表示する透過画像表示部16を具備するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項2のX線異物検出装置では、透過画
像表示部16に表示される画像処理された各透過データ
Ta,Tbが同時検査される複数の被検査物Wa,Wb
のいずれに対応するかが、透過画像表示部16上の透過
データTa,Tbの配列により視覚的に判別可能とな
る。
【0024】更に、請求項3記載のX線異物検出装置
は、請求項1記載のX線異物検出装置において、前記判
定部15による前記各被検査物Wa,Wbの判定結果H
a,Hbを、前記複数の被検査物Wa,Wbの並列方向
に沿って前記各検査領域Aa,Abごとに並列表示する
判定結果表示部17を具備することを特徴とする。
【0025】請求項3のX線異物検出装置では、判定結
果表示部17に表示される各被検査物Wa,Wbの判定
結果Ha,Hbが同時検査される複数の被検査物Wa,
Wbのいずれに対応するかが、判定結果表示部17上の
判定結果Ha,Hbの配列により視覚的に判別可能とな
る。
【0026】また、請求項4記載のX線異物検出装置
は、請求項3記載のX線異物検出装置において、前記異
物dの有無を判定された前記各被検査物Wa,Wbが搬
出される搬出口3bを有し、前記判定結果表示部17を
前記搬出口3b側に設け、該搬出口3bから搬出されて
くる前記各被検査物Wa,Wbの位置に対応して前記判
定結果Ha,Hbを表示するようにしたを特徴とする。
【0027】請求項4のX線異物検出装置では、同時並
列搬送される複数の被検査物Wa,Wb及びその判定結
果Ha,Hbを対応づけて同時に視認することが可能と
なる。
【0028】更に、請求項5記載のX線異物検出装置
は、請求項1記載のX線異物検出装置1において、前記
判定部15による判定結果Ha,Hbに基づいて、前記
異物d有りと判定された前記被検査物Waと、前記異物
d無しと判定された前記被検査物Wbと、を選別する選
別手段20を具備することを特徴とする。
【0029】請求項5のX線異物検出装置では、選別手
段20を判定部15の判定結果Ha,Hbに連動させる
ことにより、同時検査される複数の被検査物Wa,Wb
の良否選別の効率化を図ることができる。
【0030】また、請求項6記載のX線異物検出装置
は、複数の被検査物Wa,WbにX線を曝射し、このX
線の曝射に伴って前各記被検査物Wa,Wbを透過して
くるX線の透過量から前記各被検査物Wa,Wb中の異
物の有無を検出するX線異物検出装置であって、前記各
被検査物Wa,Wbに対してX線を曝射するX線発生器
5と、前記各被検査物Wa,Wbを透過したX線の強さ
に対応した透過データTa,Tbを出力するX線検出器
6と、前記透過データTa,Tbを画像処理する画像処
理部12と、前記各被検査物Wa,Wbの形状を認識し
て形状データPa,Pbを出力する形状認識部18と、
前記複数の被検査物Wa,Wbが曝射される都度、前記
透過データTa,Tbが画像処理された画像処理領域A
を、前記被検査物Wa,Wbごとの前記形状データP
a,Pbに基づいて、前記透過データTa,Tbをそれ
ぞれ含む前記形状データPa,Pbの個数分の検査領域
Aa,Abに分割する領域分割部19と、前記各検査領
域Aa,Ab内の透過データTa,Tbに基づいて、前
記被検査物Wa,Wbごとに前記異物dの有無を判定す
る判定部15と、を備えたことを特徴とする。
【0031】請求項6のX線異物検出装置では、複数の
被検査物Wa,Wbの形状を認識し形状データを出力す
る。次いで、その複数の被検査物Wa,WbにX線を曝
射する。被検査物Wa,Wbを透過したX線の透過量に
基づく透過データTa,Tbを画像展開する。この透過
データTa,Tbと形状データに基づいて、被検査物W
a,Wbごとの検査領域Aa,Abに領域分割する。そ
して、分割された各検査領域Aa,Ab毎に異物dの有
無を判定する。
【0032】これにより、同時検査される複数の被検査
物Wa,Wbの個数が増減する都度、複数の被検査物W
a,Wbから得られる形状データを用いて画像処理領域
Aの分割数が増減可能となり、複数同時検査の完全自動
化を図ることにあり、検査効率の更なる向上を図ること
にある。
【0033】更に、請求項7記載のX線異物検出装置
は、請求項6記載のX線異物検出装置において、前記複
数の被検査物Wa,Wbが曝射される都度分割される前
記検査領域内の前記各透過データTa,Tbを、前記複
数の被検査物Wa,Wbの並列方向に沿って前記検査領
域Aa,Abごとに並列表示する透過画像表示部16を
具備することを特徴とする。
【0034】請求項7のX線異物検出装置では、複数の
被検査物Wa,Wbが増減される都度、透過画像表示部
16に表示される画像処理された各透過データTa,T
bが同時検査される複数の被検査物Wa,Wbのいずれ
に対応するかが、透過画像表示部16上の透過データT
a,Tbの配列により視覚的に判別可能となる。
【0035】また、請求項8記載のX線異物検出装置
は、請求項6記載のX線異物検出装置において、前記複
数の被検査物Wa,Wbが曝射される都度分割される前
記検査領域ごとの前記判定部15による前記各被検査物
Wa,Wbの判定結果Ha,Hbを、前記複数の被検査
物Wa,Wbの並列方向に沿って前記検査領域Aa,A
bごとに並列表示する判定結果表示部17を具備するこ
とを特徴とする。
【0036】請求項8のX線異物検出装置1では、複数
の被検査物Wa,Wbが増減される都度、判定結果表示
部17に表示される各被検査物Wa,Wbの判定結果H
a,Hbが同時検査される複数の被検査物Wa,Wbの
いずれに対応するかが、判定結果表示部17上の判定結
果Ha,Hbの配列により視覚的に判別可能となる。
【0037】更に、請求項9記載のX線異物検出装置
は、請求項8記載のX線異物検出装置において、前記異
物の有無を判定された前記各被検査物Wa,Wbが搬出
される搬出口3bを有し、前記判定結果表示部17を前
記搬出口3b側に設け、該搬出口3bから搬出されてく
る前記各被検査物Wa,Wbの位置に対応して前記判定
結果Ha,Hbを表示するようにしたを特徴とする。
【0038】請求項9のX線異物検出装置では、複数の
被検査物Wa,Wbが増減される都度、同時並列搬送さ
れる複数の被検査物Wa,Wb及びその判定結果Ha,
Hbを対応づけて同時に視認することが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1はX線異物検出装置1の外観
を示す斜視図である。X線異物検出装置11は、搬送ラ
インの一部に設けられ、所定間隔をおいて順次搬送され
てくる被検査物Wa,Wb中(表面も含む)に混入され
る金属、ガラス、石、骨などの異物の有無を検出するも
のである。
【0040】X線異物検出装置1は、搬送部3と異物検
出部4とが装置本体1a内部に設けられ、操作表示器7
が装置本体1aの前面上部に設けられている。この操作
表示器7は例えばカラーLCDタッチパネルで構成され
る。
【0041】搬送部3は、例えば生肉、魚、加工食品、
医薬などの各種の被検査物Wa,WbWを搬送するもの
で、例えば装置本体1aに対して水平に配置されたベル
トコンベアで構成される。装置本体1aの両側面1b,
1cには、搬入口3aと搬出口3bが形成されている。
搬送部3は、駆動モータ2の駆動により予め設定された
所定の搬送速度で搬入口から搬入された被検査物Wa,
Wbを搬出口3b側(図中搬送方向X)に向けて搬送さ
せる。
【0042】なお、本実施の形態では、被検査物Wa,
Wbは、搬送方向Xに対して直交する幅方向Yに並列に
複数個(図2では2個)搬送されてくる。また、この被
検査物Wa,Wbは、透過率の高い袋,箱,紙等のパッ
ケージに収納され又は包装されたものである。
【0043】異物検出部4は、搬送される被検査物W
a,Wbを搬送路途中において異物を検出するもので、
搬送部3の上方に所定高さ離れて設けられるX線発生器
5と、搬送部3内にX線発生器5と対向して設けられる
X線検出器6を備えて構成される。
【0044】X線発生器5は、金属製の箱体8内部に設
けられる円筒状のX線管9を不図示の絶縁油により浸漬
した構成であり、X線管9の陰極からの電子ビームを陽
極ターゲットに照射させてX線を生成している。X線管
9は、その長手方向が被検査物Wa,Wbの搬送方向X
と直交する幅方向Yに設けられている。X線管9により
生成されたX線は、下方のX線検出器6に向けて、長手
方向に沿った不図示のスリットにより略三角形状のスク
リーン状にして曝射するようになっている。
【0045】X線検出器6は、被検査物Wa,Wbに対
してX線が曝射されたときに、被検査物Wa,Wbを透
過してくるX線を検出し、この検出したX線の透過量に
応じた電気信号を出力している。
【0046】このX線検出器6には、ライン状に配列さ
れた複数のフォトダイオードと、フォトダイオード上に
設けられたシンチレータとを備えたアレイ状のラインセ
ンサが用いられる。
【0047】このような構成によるX線検出器6では、
被検査物Wa,Wbに対してX線発生器5からX線が曝
射されたときに、被検査物Wa,Wbを透過してくるX
線をシンチレータで受けて光に変換する。さらにシンチ
レータで変換された光は、その下部に配置されるフォト
ダイオードによって受光される。そして、各フォトダイ
オードは、受光した光を電気信号に変換して出力する。
【0048】このX線検出器6は、受けたX線の強さに
対応したレベルを有した電気信号を処理部10に出力す
る。例えば上記フォトダイオードは、1ラインで構成さ
れライン方向(Y方向)に0.4mmピッチで640個
配置されてなる。
【0049】図2は同装置の電気的構成を示すブロック
図である。処理部10は、CPU等及びメモリ等で構成
される。X線検出器6から入力される電気信号は図示し
ないA/D変換部でA/D変換された後、データメモリ
11に格納される。
【0050】データメモリ11には、1ライン(Y方
向)あたり上記640個のX線の透過データTa,Tb
(X線検出器6から出力される電気信号)が、少なくと
も搬送される被検査物Wa,Wbの搬送方向Xの長さに
対応した所定ライン数(例えば480ライン)格納され
る。処理部10は、この格納された透過データTa,T
bに基づき被検査物Wa,Wbに対する異物混入を検査
処理する。
【0051】画像処理部12は、データメモリ11に格
納された透過データTa,Tbを画像処理する。この画
像処理では、元となる透過データTa,Tbをlog 変
換,線型変換し、更に必要に応じてフィルタリング処理
をして異物を強調する。この画像処理による画素値は例
えば256階調で表される。
【0052】この画像展開したときの透過データTa,
Tbを図3(a)に示す。図3(a)に示すように、被
検査物Wa,Wbとしてのソーセージがn×m個の画素
数からなる画像処理領域A上に展開されている。例え
ば、被検査物Wa,Wb中の金属、ガラス、石、骨など
の異物dは、X線透過量が少ない(透過データTa,T
bが低い)。したがって、その画素値はソーセージの画
素値に比べて高い値を取る。一方、被検査物Wa,Wb
であるソーセージ自体は、X線透過量が比較的多い(透
過データTa,Tbが高い)ため、その画素値は低い値
を取る。また、被検査物Wa,WbのパッケージPa,
Pbは、ソーセージよりも更にX線透過量が多いため、
その画素値はソーセージよりも更に低い値を取る。
【0053】領域設定部13は、上記画像展開される透
過データTの画像処理領域Aを分割する領域数を設定す
る。例えば、操作表示器7の画面切替ボタン7cを押下
して図4に示す画面を呼び出し、表示されているテンキ
ー13aの数字を押下することで、検査領域数を選択す
る。リセットするときはクリアキーCを押下する。決定
するときはenterキーを押下する。
【0054】領域分割部14は、画像展開された透過デ
ータTa,Tbを含むn行m列の画像処理領域Aを、領
域設定部13で設定した検査領域数に分割する。画像処
理領域Aは、Y方向に並列となるように分割される。例
えば、領域設定部13において2分割と設定した場合、
図3(b)に示すように、Y方向のn/2番目の画素行
とn/2+1番目の画素行との間で分断され、検査領域
Aaと検査領域Abに分割される。
【0055】検査領域Aaは、被検査物Wa及びその被
検査物Waを収納するパッケージPaを含む。その画素
数は、n・m/2個である。同様に、検査領域Abも、
被検査物Wb及びその被検査物Wbを収納するパッケー
ジPbを含み、その画素数はn・m/2個である。
【0056】判定部15は、画像処理部12から出力さ
れる各検査領域Aa,Ab内の透過データTa,Tbに
基づいて、被検査物Wa,Wbごとに異物dの有無を判
定する。即ち、判定部15は、所定の閾値を有してお
り、各検査領域Aa,Abの画素値が閾値を越える画素
を含む場合、その画素の部分は異物dと判定される。し
たがって、検査領域Aa内の被検査物Waは異物d有り
と判定される。
【0057】操作表示器7は、図5に示すように、例え
ばカラーLCDタッチパネル式である。操作表示器7の
下部には、スタートボタン7a、ストップボタン7b、
画面切替ボタン7cが設けられている。スタートボタン
7aを押下すると、X線による検査が開始される。スト
ップボタン7bを押下すると、X線検査が停止する。画
面切替ボタン7cを押下すると、図4(図5)に示す画
面から図5(図4)に示す画面に切り換えられる。
【0058】操作表示器7の液晶部分7dは、透過画像
表示部16と判定結果表示部17とからなる。透過画像
表示部16には、各検査領域Aa,Ab内の透過画像
(画像展開された透過データTa,Tb)がそれぞれ表
示される。
【0059】操作表示器7は、X線異物検出装置1の前
面に設けられており、被検査物Wa,Wbは図中右から
左へ搬送される。したがって、検査領域Aaの透過画像
Taに対応する被検査物Waは幅方向Yの奥側で搬送さ
れており、透過画像表示部16の上部に表示される。一
方、検査領域Abの透過画像Tbに対応する被検査物W
bは幅方向Yの手前で搬送されており、透過画像表示部
16の下部に表示される。
【0060】判定結果表示部17には、各被検査物W
a,Wbの判定結果Ha,Hbが表示される。異物dが
混入していないと判定されたときは、「OK」が表示さ
れる。異物dが混入していると判定されたときは、「N
G」が表示される。
【0061】操作表示器7は、X線異物検出装置1の前
面に設けられており、被検査物Wa,Wbは図中右から
左へ搬送される。したがって、検査領域Aaに対応する
被検査物Waは幅方向Yの奥側で搬送されており、その
判定結果Haは判定結果表示部17の上部に表示され
る。一方、検査領域Abに対応する被検査物Wbは幅方
向Yの手前側で搬送されており、その判定結果Hbは判
定結果表示部17の下部に表示される。
【0062】次に本実施の形態の作用について説明す
る。まず、同時搬送する被検査物Wa,Wbの個数(例
えば2個)を決める。同時搬送個数を決定したら、領域
設定部13により領域数を「2」に設定する。
【0063】被検査物Wa,Wbが搬送部3の搬入口3
aより搬入されると、その搬送過程において被検査物W
a,WbにX線発生器5からX線が曝射される。このX
線の曝射に伴って被検査物Wa,Wbを透過してくるX
線はX線検出器6によって検出され、電気信号(透過デ
ータTa,Tb)となってデータメモリ11に格納され
る。
【0064】この透過データTa,Tbを画像処理部1
2で画像展開する。画像展開された透過データTa,T
bを含む画像処理領域Aを、被検査物Wa,Wbの並列
方向に、領域設定部13で設定した分割数で検査領域A
a,Abに均等に分割する。分割された検査領域Aa,
Abごとの透過データTa,Tbは、図5に示すよう
に、透過画像表示部16に出力表示される。
【0065】判定部15により分割された検査領域A
a,Abごとに異物判定され、図5に示すように、その
判定結果Ha,Hbが透過画像表示部16に出力表示さ
れる。
【0066】これにより、一定の複数個の被検査物W
a,Wbを同時搬送する場合の異物検査が可能となり、
作業時間の短縮化を図ることができ、作業効率が向上す
る。したがって、一台のX線異物検出装置1でも大量の
被検査物Wを検査可能となる。
【0067】また、同時検査された各被検査物Wa,W
bの画像処理された透過データTa,Tb及び判定結果
Ha,Hbの表示位置が、搬送ベルト上の各被検査物W
a,Wbの位置に対応している。したがって、異物が混
入している被検査物Waを取り出す場合、誤って異物が
混入していない被検査物Wbを取り出す作業ミスを防止
することができる。
【0068】なお、本実施の形態では、常時2個の被検
査物Wa,Wbを順次搬送することとしたが、一定の個
数であれば、2個に限定されることはなく、3個以上並
列に搬送して同時検査することとしても良い。
【0069】次に第2実施の形態について説明する。第
1実施の形態と同一箇所には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施の形態は、X線異物検出装置1の搬
出口3bが設けられている側面1cに、判定結果表示部
17を設けた例である。判定結果表示部17は搬出口3
bの直上に設けられている。
【0070】したがって、同時検査された検査済み被検
査物Wa,Wbが搬出口3bから搬出されると、図7に
示すように、その各判定結果Ha,Hbが各検査済み被
検査物Wa,Wbの直上に表示される。これにより、作
業者は、本例の判定結果表示部17を視認することで、
装置本体1aの前面まで移動して判定結果を視認する必
要はなく、作業者の負担を軽減することができる。ま
た、後段の選別作業においても、装置本体1aの前面ま
で移動して判定結果を視認する必要はなく、選別作業の
効率化を図ることができる。
【0071】次に第3実施の形態について説明する。第
1実施の形態と同一箇所には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施の形態は、被検査物Wa,Wbを2
個同時搬送する場合の例であり、図8及び図9に示すよ
うに、X線異物検出装置1に選別手段としての選別機構
20を設けた例である。
【0072】選別機構20は、選別用搬送部21と、選
別部22(22a,22b)で構成される。選別用搬送
部21は搬送部3と同一構成である。選別用搬送部21
は、搬送部3の搬出口3bに近接して配置され、搬出口
3bから搬出されてくる検査済みの被検査物Wa,Wb
が移し渡される。
【0073】選別部22(22a,22b)は、駆動回
路23(23a,23b)と駆動モータ24(24a,
24b)と選別アーム25(25a,25b)とで構成
される。各駆動回路23a,23bは判定部15からの
判定結果Ha,Hbに対応する駆動信号を受け、各駆動
モータ24a,24bの回転方向及び回転量を設定す
る。
【0074】各選別アーム25a,25bは、図8及び
9に示すように、搬送ベルトの幅方向Yの略中間におい
て、搬送方向Xに並列配置されて延在する。この状態が
初期状態である。各選別アーム25a,25bの一端は
駆動モータ24a,24bの回転軸に軸支されている。
選別アーム25a,25bの他端は、駆動モータ24
a,24bからの回転力により駆動モータ24a,24
bの回転軸を中心にして、搬送速度により設定される所
定のタイミングで選別アーム25を水平面上で揺動す
る。
【0075】すなわち、判別部15から駆動回路23a
へ駆動信号が出力されると、駆動モータ24aの回転軸
が、図9中反時計回り方向に所定角度(例えば45度)
回転駆動する。
【0076】そして、選別アーム25aは駆動モータ2
4aの回転軸が軸支されている一端を軸にして、駆動モ
ータ24aの回転により図9中反時計回り方向に所定角
度回転する。そして、一定時間経過後、駆動回路23a
は駆動モータ24aの回転軸を図9中時計回り方向に所
定角度(例えば45度)回転駆動させる。これにより、
選別アーム25aは駆動モータ24aの図9中時計回り
方向への回転により初期状態に復帰する。
【0077】同様に、判別部15から駆動回路23bへ
駆動信号が出力されると、駆動モータ24bの回転軸
が、図9中時計回り方向に所定角度(例えば45度)回
転駆動する。
【0078】そして、選別アーム25bは駆動モータ2
4bの回転軸が軸支されている一端を軸にして、駆動モ
ータ24bの回転力により図9中時計回り方向に所定角
度回転する。そして、一定時間経過後、駆動回路23b
は駆動モータ24bの回転軸を図9中反時計回り方向に
所定角度(例えば45度)回転駆動させる。これによ
り、選別アーム25bは駆動モータ24の図9中反時計
回り方向への回転により初期状態に復帰する。
【0079】本実施の形態の作用について説明する。同
時検査された2個の被検査物Wa,Wbは、搬出口3b
から搬出されて選別用搬送部21に移し渡されて搬送さ
れる。
【0080】例えば、検査済み被検査物Wa,Wbがと
もに異物無しと判定された場合、判定部15から駆動回
路23a,23bへは駆動信号は出力されず、選別アー
ム25a,25bは、搬送方向Xと平行な初期状態のま
まである。これにより、選別用搬送部21の搬送ベルト
上における被検査物Wa,Wbの搬送路が確保され、被
検査物Wa,Wbは選別用搬送部21で搬送され、後段
にて良品として処理される。
【0081】また、図8に示す奥側の被検査物Waのみ
が異物有りと判定された場合、判別部15は、駆動回路
23aへのみ駆動信号を送出し、被検査物Waが選別ア
ーム25aの側を通過するタイミングで選別アーム25
aが回転させられる。これにより、選別アーム25aは
被検査物Waに当接して選別用搬送部21の外側へ案内
し、選別用搬送部21から除去する。その後、選別アー
ム25aは駆動モータ24aの図9中時計回り方向への
回転により初期状態に復帰する。
【0082】これにより、異物ありと判定された被検査
物Waのみが除去されて不良品として処理される。一
方、図8中手前側の異物無しと判定された被検査物Wb
は選別用搬送部21で搬送され、後段にて良品として処
理される。
【0083】また、図8に示す奥側の被検査物Wbのみ
が異物有りと判定された場合、判別部15は、駆動回路
23bへのみ駆動信号を送出し、被検査物Wbが選別ア
ーム25bの側を通過するタイミングで選別アーム25
bが回転させられる。これにより、選別アーム25bは
被検査物Wbに当接して選別用搬送部21の外側へ案内
し、選別用搬送部21から除去する。その後、選別アー
ム25bは駆動モータ24bの図9中反時計回り方向へ
の回転により初期状態に復帰する。
【0084】これにより、異物ありと判定された被検査
物Wbのみが除去されて不良品として処理される。一
方、図8中奥側の異物無しと判定された被検査物Waは
選別用搬送部21で搬送され、後段にて良品として処理
される。
【0085】また、両被検査物Wa,Wbが異物有りと
判定された場合、判別部15は、各駆動回路23a,2
3bへ駆動信号を送出し、被検査物Wa,Wbが選別ア
ーム25a,25bの側を通過するタイミングで選別ア
ーム25a,25bが回転させられる。これにより、選
別アーム25a,25bは被検査物Wa,Wbに当接し
て選別用搬送部21の外側へ案内し、選別用搬送部21
から除去する。その後、選別アーム25a,25bは駆
動モータ24a,24bの回転により初期状態に復帰す
る。
【0086】本例によれば、同時検査されて搬出されて
くる2個の被検査物Wa,Wbを、その判定結果Ha,
Hbに基づいて選別処理することが可能であり、良否選
別の効率化を図ることができる。
【0087】次に第4実施の形態について説明する。第
1実施の形態と同一箇所には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施の形態では、複数の被検査物Wa,
Wbが順次搬送されてくる例であり、搬送個数が増減す
る例である。
【0088】図10に示すように、本実施の形態では、
複数の被検査物Wa,Wbの形状を認識する形状認識部
18が設けられている。形状認識部18はX線発生器5
と同様搬送部3の上部に備えられている。形状認識部1
8は、例えば搬送方向Xに直交する幅方向Yに配列され
たCCDラインセンサであり、被検査物Wa,Wbの透
過率とは無関係に被検査物Wa,Wbの形状をその上方
から認識する。CCDラインセンサ18で検出された被
検査物Wa,Wbの形状データPa,Pbはデータメモ
リ11に格納される。
【0089】また、領域分割部19は、複数の被検査物
Wa,Wbが曝射される都度、その被検査物Wa,Wb
の透過データTa,Tbを含むn行m列の画像処理領域
Aを、被検査物Wa,Wbごとの形状データPa,Pb
の個数分の検査領域Aa,Abに分割する。
【0090】すなわち、図11に示すように、画像処理
領域Aは、幅方向Yに隣接する形状データPa,Pb間
の最短距離となる画素行数が略半分になる画素行で分割
される。したがって、図11(a)に示すように、形状
データPa,Pb間の幅方向Yの画素行数は8行である
ので、4行づつに分割するため、図11(c)に示すよ
うに、その中間となるn/2番目の画素行と(n/2+
1)番目の画素行との間で分断する。
【0091】次に本実施の形態の作用について説明す
る。被検査物Wa,Wbが2個同時搬送されてくると、
まずCCDラインセンサ18により各被検査物Wa,W
bの形状が認識される。この形状データPa,Pbは画
像処理部12で二値化処理される。この形状データを画
像展開したときの画像を図11(a)に示す。この形状
データPa,Pbは、被検査物Wa,Wbとしてのソー
セージを収納したパッケージを示している。
【0092】更に被検査物Wa,Wbが搬送されると、
今度はX線に曝射され、図11(b)に示す透過データ
Ta,Tbを得る。透過データTa,Tbでは、被検査
物Wa,Wb自体(ソーセージ)が検出される。なお、
透過率の高いパッケージは検出されない。
【0093】次に、形状データPa,Pbに基づいて画
像処理領域Aを分割する。形状データPa,Pbの画素
値により、領域分割部14では、搬送された被検査物W
a,Wbは2個であると判断し、図11(b)に示す透
過データTa,Tbからなる画像処理領域Aを、形状デ
ータPa,Pbの座標位置から形状データPa,Pbが
含まれるように幅方向Yのn/2番目の画素行と(n/
2+1)番目の画素行との間で2分割する。図11
(c)に示すように、装置本体1a前面に対して奥側の
被検査物Wa(透過データTa)を含む検査領域が検査
領域Aaである。一方、装置本体1a前面に対して手前
の被検査物Wb(透過データTb)を含む検査領域が検
査領域Abである。
【0094】そして、分割された検査領域Aa,Abご
とに判定部15により異物dの有無が判定される。その
判定結果Ha,Hb及び透過画像Ta,Tbは第1実施
の形態と同様、図5に示すように表示される。
【0095】次に搬送されてくる被検査物Wa,Wb,
Wcの個数が3個となった場合、CCDラインセンサ1
8はこの3つの被検査物Wa,Wb,Wcの形状を同時
に認識し、形状データPa,Pb,Pcを出力する。形
状データPa,Pb,Pcはデータメモリ11に格納さ
れる。この形状データPa,Pb,Pcは画像処理部1
2で二値化処理される。この形状データPa,Pb,P
cを画像展開したときの画像を図12(a)に示す。図
11(a)同様、この形状データPa,Pb,Pcは、
被検査物Wa,Wb,Wcとしてのソーセージを収納し
たパッケージを示している。
【0096】更に被検査物Wa,Wb,Wcが搬送され
ると、今度はX線に曝射され、図12(b)に示す透過
データTa,Tb,Tcを得る。透過データTa,T
b,Tcでは、被検査物Wa,Wb,Wc自体(ソーセ
ージ)が検出される。なお、透過率の高いパッケージは
検出されない。
【0097】次に、形状データPa,Pb,Pcに基づ
いて画像処理領域Aを分割する。形状データPa,P
b,Pcの画素値により、領域分割部14では、搬送さ
れた被検査物Wは3個であると判断する。そして、図1
2(a)に示すように、隣接する形状データ(Pc,P
a)間,(Pa,Pb)間の幅方向Yの画素行数はそれ
ぞれ4行であるので、2行づつとなるように、分割す
る。
【0098】すなわち、形状データ(Pc,Pa)間で
は、幅方向Yのn/3番目の画素行と(n/3+1)番
目の画素行との間で分割する。同様に、(Pa,Pb)
間では、幅方向Yの2n/3番目の画素行と(2n/3
+1)番目の画素行との間で分割する。
【0099】これにより、図12(b)に示す透過デー
タTa,Tb,Tcからなる画像処理領域Aを、図12
(c)に示すように、形状データPa,Pb,Pcの座
標位置から形状データPa,Pb,Pcが含まれるよう
に幅方向Yに3分割される。図12(c)に示すよう
に、装置本体1a前面に対して奥側から、被検査物W
c,Wa,Wbを含む検査領域が検査領域Ac,Aa,
Abである。
【0100】そして、分割された検査領域Ac,Aa,
Abごとに判定部15により異物dの有無が判定され
る。
【0101】分割された検査領域Aa,Ab,Acごと
の透過データTa,Tb,Tcは、図13に示すよう
に、搬送部3の幅方向Yに対応する上段から検査領域A
c,Aa,Abの透過画像Ta,Tb,Tcが透過画像
表示部16に出力表示される。
【0102】また、判定部15により分割された検査領
域Aa,Ab,Acごとに異物判定され、図13に示す
ように、搬送部3の幅方向Yに対応する上段から検査領
域Ac,Aa,Abの判定結果Hc,Ha,Hbが判定
結果表示部17に出力表示される。
【0103】これにより、同時検査される被検査物Wの
個数が2個から3個に増加すると、その被検査物Wa,
Wb,Wcから得られる形状データPを用いて検査領域
も2個から3個に分割可能となる。
【0104】また、本実施の形態では、順次搬送されて
くる被検査物Wの個数が2個から3個に増加した場合に
ついて説明したが、3個から2個に減少する場合でも適
用可能である。また増減個数は2個や3個に限定される
ことはなく、搬送部3の幅方向Yに載置可能であれば、
4個以上でもよく、また途中で被検査物Wa,Wbが1
個に減少してもよい。
【0105】したがって、同時搬送する被検査物Wの個
数を一定にする必要もなく、同時検査される複数の被検
査物Wの個数が増減する都度、複数の被検査物Wから得
られる形状データPを用いて画像処理領域Aの分割数が
増減可能となり、複数同時検査の完全自動化及び検査効
率の更なる向上を図ることが可能となる。
【0106】また画像処理領域Aの分割数が増減される
と、これに伴って、図5及び図13に示すように、透過
画像表示部16及び判定結果表示部17における透過画
像T及び判定結果Hも増減表示される。したがって、作
業者も被検査物Wが増減したことを瞬時に視認できる。
更に、増減した場合の被検査物Wとその透過画像T及び
判定結果Hの対応関係も明確になり、同時検査された被
検査物Wのいずれに異物が混入しているかの判断が容易
となる。
【0107】また、図14に示すように、本実施の形態
においても、第2実施の形態と同様、判定結果表示部1
7を搬出口3b側の側面に設けても良い。
【0108】したがって、2個の同時検査された検査済
み被検査物Wa,Wbが搬出口3bから搬出されると、
図7に示すように、その各判定結果Ha,Hbが各検査
済み被検査物Wa,Wbの直上に表示される。また被検
査物Wの個数が3個になった場合、図14に示すよう
に、その各判定結果Ha,Hb,Hcが各検査済み被検
査物Wa,Wb,Wcの直上に表示される。
【0109】これにより、作業者は、被検査物Wが搬出
される都度、本例の判定結果表示部17を視認すること
で、被検査物Wの個数の増減およびその判定結果Hを同
時に視認でき、装置本体1aの前面まで移動して判定結
果を視認する必要はなく、作業者の負担を軽減すること
ができる。また、後段の選別作業においても、装置本体
1aの前面まで移動して判定結果を視認する必要はな
く、選別作業の効率化を図ることができる。
【0110】なお、本実施の形態では、形状認識部18
としてCCDラインセンサを用いたが、図15に示すよ
うに、反射型投受光ラインセンサを適用しても良い。反
射型投受光ラインセンサは、幅方向Yに配列されたLE
D等の投光部18aと、同じく幅方向Yに配列されたP
D,PRT等の受光部18bとで構成される。
【0111】図15(a)に示すように、投光部18a
は常時搬送部3に向けて投光しており、受光部18bは
搬送部3から反射される一定の光強度の反射光を常時受
光している。
【0112】図15(b)に示すように、被検査物W
a,Wbが搬送されてくると、投光部18aからの光の
一部が被検査物Wa,Wbに投光される。この部分の反
射光の光強度は弱まって受光部18bに受光される。し
たがって、受光部18bに受光された光強度にて形状を
認識し、この光強度が電気信号に変換されて形状データ
Pとしてデータメモリ11に格納されることとなる。
【0113】
【発明の効果】請求項1によれば、透過データを含む画
像処理領域を分割して複数の被検査物の同時検査を可能
として検査時間の短縮化及び検査効率の向上を図ること
が可能となる。
【0114】また請求項2によれば、同時検査された各
被検査物とその画像処理された透過データの対応関係の
明確化を図ることが可能となる。
【0115】更に請求項3によれば、同時検査された各
被検査物とその異物判定結果の対応関係の明確化を図る
ことが可能となる。
【0116】また請求項4によれば、搬出されてくる検
査済み被検査物の各位置に対応して各被検査物及びその
異物判定結果の同時視認化を図ることが可能となり、ま
たこれにより、後段での選別作業の作業効率の向上を図
ることが可能となる。
【0117】更に請求項5によれば、同時検査される複
数の検査済被検査物の選別作業の完全自動化を図ること
が可能となる。
【0118】また請求項6によれば、同時検査される複
数の被検査物の個数が増減する都度、複数の被検査物か
ら得られる形状データを用いて画像処理領域の分割数を
増減することにより、複数同時検査の完全自動化を図る
ことが可能となり、検査効率の更なる向上を図ることが
可能となる。
【0119】更に請求項7によれば、同時検査される複
数の被検査物が増減する都度、その増減に伴って同時検
査された各被検査物とその画像処理された透過データの
対応関係の明確化を図ることが可能となる。
【0120】また請求項8によれば、同時検査される複
数の被検査物が増減する都度、その増減に伴って同時検
査された各被検査物とその異物判定結果の対応関係の明
確化を図ることが可能となる。
【0121】更に請求項9によれば、同時検査される複
数の被検査物が増減する都度、搬出されてくる検査済み
被検査物の各位置に対応して各被検査物の異物判定結果
の同時視認化を図ることが可能となり、これにより、後
段での選別作業の作業効率の向上を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の第1実施の形
態の外観を示す斜視図。
【図2】本発明によるX線異物検出装置の第1実施の形
態の電気的構成を示すブロック図。
【図3】本発明によるX線異物検出装置の第1実施の形
態において画像処理部及び領域分割部の処理内容を示す
図。
【図4】本発明によるX線異物検出装置の第1実施の形
態の領域設定部を示す図。
【図5】本発明によるX線異物検出装置の第1実施の形
態の透過画像表示部及び判定結果表示部を示す図。
【図6】本発明によるX線異物検出装置の第2実施の形
態の外観を示す斜視図。
【図7】本発明によるX線異物検出装置の第2実施の形
態における装置本体の側面図。
【図8】本発明によるX線異物検出装置の第3実施の形
態の電気的構成を示すブロック図。
【図9】本発明によるX線異物検出装置の第3実施の形
態の搬送ラインの平面図。
【図10】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態の電気的構成を示すブロック図。
【図11】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態において、被検査物が2個の場合の透過画像表示部
及び判定結果表示部を示す図。
【図12】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態において、被検査物が3個の場合の透過画像表示部
及び判定結果表示部を示す図。
【図13】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態の透過画像表示部及び判定結果表示部を示す図。
【図14】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態における装置本体の側面図。
【図15】本発明によるX線異物検出装置の第4実施の
形態において形状認識部として反射型投受光ラインセン
サを適用した場合の側面図。
【図16】従来のX線異物検出装置の構成を示す斜視
図。
【符号の説明】
1…X線異物検出装置 3b…搬出口 4…異物検出部 5…X線発生器 6…X線検出器 7…操作表示器 10…処理部 11…データメモリ 12…画像処理部 14,19…領域分割部 15…判定部 16…透過画像表示部 17…判定結果表示部 18…形状認識部 20…選別手段 W(Wa,Wb,Wc)…被検査物 A…画像処理領域 Aa,Ab,Ac…検査領域 T(Ta,Tb,Tc)…透過データ P(Pa,Pb,Pc)…形状データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 将博 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA08 GA01 GA06 HA13 JA09 JA13 KA03 LA01 PA01 PA03 PA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被検査物(Wa,Wb)にX線を
    曝射し、このX線の曝射に伴って前各記被検査物を透過
    してくるX線の透過量から前記各被検査物中の異物
    (d)の有無を検出するX線異物検出装置であって、 前記各被検査物に対してX線を曝射するX線発生器
    (5)と、 前記各被検査物を透過したX線の強さに対応した透過デ
    ータ(Ta,Tb)を出力するX線検出器(6)と、 前記透過データを画像処理する画像処理部(12)と、 前記透過データが画像処理された画像処理領域(A)
    を、前記透過データをそれぞれ含む予め設定された検査
    領域(Aa,Ab)ごとに分割する領域分割部(14)
    と、 前記分割された各検査領域内の透過データに基づいて、
    前記被検査物ごとに前記異物の有無を判定する判定部
    (15)と、を備えたことを特徴とするX線異物検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記分割された各検査領域内の前記透過
    データを、前記複数の被検査物の並列状態に対応させて
    並列表示する透過画像表示部(16)を具備することを
    特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判定部による前記各被検査物の判定
    結果(Pa,Pb)を、前記複数の被検査物の並列状態
    に対応させて前記各検査領域ごとに並列表示する判定結
    果表示部(17)を具備することを特徴とする請求項1
    記載のX線異物検出装置。
  4. 【請求項4】 前記異物の有無を判定された前記各被検
    査物が搬出される搬出口(3b)を有し、 前記判定結果表示部を前記搬出口側に設け、該搬出口か
    ら搬出されてくる前記各被検査物の位置に対応して前記
    判定結果を表示するようにしたを特徴とする請求項3記
    載のX線異物検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判定部による判定結果に基づいて、
    前記異物有りと判定された前記被検査物(Wa)と、前
    記異物無しと判定された前記被検査物(Wb)と、を選
    別する選別手段(20)を具備することを特徴とする請
    求項1記載のX線異物検出装置。
  6. 【請求項6】 複数の被検査物(Wa,Wb)にX線を
    曝射し、このX線の曝射に伴って前各記被検査物を透過
    してくるX線の透過量から前記各被検査物中の異物
    (d)の有無を検出するX線異物検出装置であって、 前記各被検査物に対してX線を曝射するX線発生器
    (5)と、 前記各被検査物を透過したX線の強さに対応した透過デ
    ータ(Ta,Tb)を出力するX線検出器(6)と、 前記透過データを画像処理する画像処理部(12)と、 前記各被検査物の形状を認識して形状データ(Pa,P
    b)を出力する形状認識部(18)と、 前記複数の被検査物が曝射される都度、前記透過データ
    が画像処理された画像処理領域(A)を、前記被検査物
    ごとの前記形状データに基づいて、前記透過データをそ
    れぞれ含む前記形状データの個数分の検査領域(Aa,
    Ab)に分割する領域分割部(19)と、 分割された前記各検査領域内の透過データに基づいて、
    前記被検査物ごとに前記異物の有無を判定する判定部
    (15)と、を備えたことを特徴とするX線異物検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の被検査物が曝射される都度分
    割される前記検査領域内の前記各透過データを、前記複
    数の被検査物の並列状態に対応させて前記検査領域ごと
    に並列表示する透過画像表示部(16)を具備すること
    を特徴とする請求項6記載のX線異物検出装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の被検査物が曝射される都度分
    割される前記検査領域ごとの前記判定部による前記各被
    検査物の判定結果を、前記複数の被検査物の並列状態に
    対応させて前記検査領域ごとに並列表示する判定結果表
    示部(17)を具備することを特徴とする請求項6記載
    のX線異物検出装置。
  9. 【請求項9】 前記異物の有無を判定された前記各被検
    査物が搬出される搬出口(3b)を有し、 前記判定結果表示部を前記搬出口側に設け、該搬出口か
    ら搬出されてくる前記各被検査物の位置に対応して前記
    判定結果を表示するようにしたを特徴とする請求項8記
    載のX線異物検出装置。
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