[go: up one dir, main page]

JP2003137724A - 固形局所用組成物 - Google Patents

固形局所用組成物

Info

Publication number
JP2003137724A
JP2003137724A JP2002311782A JP2002311782A JP2003137724A JP 2003137724 A JP2003137724 A JP 2003137724A JP 2002311782 A JP2002311782 A JP 2002311782A JP 2002311782 A JP2002311782 A JP 2002311782A JP 2003137724 A JP2003137724 A JP 2003137724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wax
composition according
oil
composition
ether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002311782A
Other languages
English (en)
Inventor
Naima Yousfi
ナエマ・ヨウスフィ
Bertrand Piot
ベルトラン・ピオ
Jerome Senee
ジェローム・スネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2003137724A publication Critical patent/JP2003137724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/001Preparations for care of the lips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0216Solid or semisolid forms
    • A61K8/0229Sticks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/92Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
    • A61K8/922Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/04Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
    • A61Q1/06Lipsticks

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スティックの形態で提供され、温度に対して
安定であり、特に温度上昇の際に滲出を示さないという
一方で、それが適用されるケラチン物質、例えば皮膚ま
たは唇において溶ける固形組成物を提供する。 【解決手段】 生理学的に許容できる媒体に、少なくと
も一つのポリオールエーテル、少なくとも一つの油、お
よび、前記油の極性とは反対の極性を有する少なくとも
一つのロウを含む少なくとも一つの脂肪相を含むことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一つの
ポリオールエーテル、少なくとも一つの油、および少な
くとも一つのロウを含む脂肪相を含む固形組成物に関す
る。この組成物は、スティックを構成することができ、
皮膚、唇および表面成長体のようなケラチン物質のメイ
クアップおよび/またはケア組成物として用いることが
できる。
【0002】
【従来の技術】固形の、特にスティック形態の組成物
は、一般に、組成物を凝固させ、バトン形態のスティッ
クを得るために用いられるロウを含む。しかしながら、
過剰に大量のロウが存在すると、不適切な化粧品質を有
するスティック、特に拡散の困難性を示す、皮膚または
唇に対して低い付着率を与えるスティックを生じてしま
う。
【0003】ロウを含むスティックの化粧特性を改善す
るために、一部の解決策は、組成物の良好な拡散とより
よい堆積(付着)を得るために油を添加することからな
る。しかしながら、ロウと油とを含む組成物は、一般に
37℃以下の温度で溶解し、脆いスティックを与えると
いう欠点を有し、さらには油っぽい外観を備え、ひどく
滲み出るといった欠点を有する。
【0004】温度上昇の際にスティックの維持を助ける
利点を有するフィラーを添加することによって、これら
の欠点を克服し、かつスティックの化粧特性を改善する
ための努力が成されてきた。しかしながら、フィラーの
添加は、堅いが脆い、そして場合によっては粗いスティ
ックを生じうる。
【0005】それゆえ、フィラーが存在しなくても、ス
ティックの形態で提供され、温度に対して安定、特にオ
ーブンで安定であり、特に温度上昇の際に滲出を示さな
いという一方で、それが適用されるケラチン物質、例え
ば皮膚または唇において溶ける固形組成物に対する要求
が依然として存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、油および
ロウの混合物にポリオールエーテルを添加することが、
37℃以下の温度では溶けないが、唇や皮膚においてよ
く延び、よく堆積するスティックを得ることを可能にす
ることを、驚くべきことに見出した。加えて、得られた
組成物は、良好な化粧特性を有し、特に皮膚に適用され
た場合に乾燥した感覚を与えないという利点を有する。
本発明に係る組成物は、さらに、皮膚および/または唇
の乾燥に関連した症状を処理するのに有利に用いること
ができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の主題は、それゆ
え、生理学的に許容できる媒体に、少なくとも一つのポ
リオールエーテル、少なくとも一つの油、および、前記
油の極性とは反対の極性を有する少なくとも一つのロウ
を含む少なくとも一つの脂肪相を含む固形組成物であ
る。
【0008】ここで“油の極性とは反対の極性”を有す
るロウの使用は、組成物が極性の油を含む場合に、少な
くとも一つの無極性のロウを含むべきこと、および組成
物が無極性の油を含む場合に、少なくとも一つの極性の
ロウを含むべきことを意味する。組成物が極性の油と無
極性の油の両方を含む場合には、少なくとも一つの無極
性のロウを含むべきである。
【0009】出願人は、本発明の組成物の安定性および
崩壊(唇または皮膚における拡散および堆積)の良好な
特性が、組成物のある程度の堅さに関連することを見出
した(堅さは剪断力に関連する)。適切な特性を得るた
めに、本発明に係る組成物の堅さおよびそれゆえ剪断力
は、好ましくは、組成物が自己支持化される、すなわち
その固形形態に維持することによって自身を支持し(例
えばスティック形態)、かつ、クリームや液体のように
その自重で崩壊することなく、そして容易に崩壊して皮
膚および唇に満足できる堆積を形成することができるよ
うなものであるべきである。得られたスティックの堅さ
は、20℃で、INDELCO-CHATILLON社のDFGHS 2ダイナモ
メータを用いて、100mm/分の速度で動かして測定
される。これは、かかる条件下で、12.7mmの直径
のスティックを切断するのに必要な剪断力(グラムで表
示)として表現される。本願では、組成物の剪断力は、
好ましくは100から300g、さらに好ましくは12
0から250g、そしてさらに好ましくは150から2
20gの範囲である。
【0010】かくして、本発明の目的は、生理学的に許
容できる媒体に、少なくとも一つのポリオールエーテ
ル、少なくとも一つのロウ、および、少なくとも一つの
油を含む少なくとも一つの脂肪相を含む固形組成物であ
って、100から300gの範囲の剪断力を有する組成
物でもある。
【0011】一般に、本発明に係る組成物は、固形組成
物を構成し、キャスト製品の形態、ディッシュ型の製
品、またはスティック形状の製品として提供することが
できる。
【0012】特に皮膚、唇、または表面成長体のような
局所的適用が意図される本発明に係る固形組成物は、生
理学的に許容できる媒体を含む。表現“生理学的に許容
できる媒体”とは、ヒトの皮膚(瞼の内側を含む)、
唇、爪、または髪に無害で、かつこれらに適用すること
ができる媒体を意味すると解する。本発明の組成物は、
特に化粧または皮膚科学的組成物を構成することができ
る。
【0013】さらに、本発明の目的の、表現“固形組成
物”は、その自重で流れない、上記の堅さ(100から
300gの剪断力)を有するあらゆる組成物を意味する
と解する。
【0014】本発明の組成物は、好ましくは、単一の脂
肪相を含み、この脂肪相は好ましくは連続相である。
【0015】本発明の組成物は、無水組成物、すなわち
水または親水性化合物を含まないとすることができる
が、無水でなくてもよく、組成物の全重量に対して10
重量%までの親水性相、好ましくは1から5重量%の親
水性相、さらに好ましくは組成物の全重量に対して1か
ら2重量%の親水性相を含んでもよい。この親水性相は
水のみ、または水と親水性および水溶性の添加剤、例え
ばポリオール、ゲル化剤および/または活性剤からな
る。この親水性相が存在する場合には、好ましくは連続
相を形成する脂肪相に分散される。
【0016】本発明の特定の実施態様によれば、組成物
は、無水、すなわち脂肪相のみを含むか、あるいは事実
上無水、すなわち5重量%未満の水および/または親水
性または水溶性活性剤を含む。
【0017】本発明に係る組成物では、ポリオールエー
テルは、特に、ペンタエリトリトールとポリアルキレン
グリコールとのエーテル、脂肪アルコールと糖とのエー
テル、およびこれらの混合物から選択することができ
る。
【0018】ペンタエリトリトールとポリアルキレング
リコールとのエーテルは、特に1から450のオキシア
ルキレン化ユニット、好ましくは1から200オキシア
ルキレン化ユニット、さらに好ましくは1から100オ
キシアルキレン化ユニット、そしてさらに好ましくは1
から50オキシアルキレン化ユニットを含んでもよい。
特に、1から450のオキシエチレン化ユニット、好ま
しくは1から200オキシエチレン化ユニット、さらに
好ましくは1から100オキシエチレン化ユニット、そ
してさらに好ましくは1から50オキシエチレン化ユニ
ットを含むポリエチレングリコールとペンタエリトリト
ールとのエーテル;1から450のオキシプロピレン化
ユニット、好ましくは1から200オキシプロピレン化
ユニット、さらに好ましくは1から100オキシプロピ
レン化ユニット、そしてさらに好ましくは1から50オ
キシプロピレン化ユニットを含むポリプロピレングリコ
ールとペンタエリトリトールとのエーテル;およびこれ
らの混合物から選択することができる。本発明の好まし
い実施態様では、ペンタエリトリトールと5オキシエチ
レン化(OE)ユニットを含むポリエチレングリコール
とのエーテル(CTFA名:PEG-5ペンタエリトリチ
ルエーテル)、ペンタエリトリトールと5オキシプロピ
レン化(5OP)ユニットを含むポリプロピレングリコ
ールとのエーテル(CTFA名:PPG-5ペンタエリ
トリチルエーテル)、およびこれらの混合物、特に、Ve
vy社から“Lanolide”の商品名で市販されている、PE
G-5ペンタエリトリチルエーテル、PPG-5ペンタエ
リトリチルエーテル、およびダイズ油の混合物であっ
て、成分が46/46/8重量比であるもの:46%の
PEG-5ペンタエリトリチルエーテル、46%のPP
G-5ペンタエリトリチルエーテル、および8%のダイ
ズ油の混合物が用いられる。
【0019】脂肪アルコールと糖とのエーテルは、C8
−C22脂肪アルコールとグルコース、マルトース、スク
ロースまたはフルクトースとのエーテルまたはエーテル
の混合物;C14−C22脂肪アルコールとメチルグルコー
スとのエーテルまたはエーテルの混合物;およびこれら
の混合物を含む群から選択することができる。
【0020】糖エーテルの脂肪ユニットを形成するC8
−C22またはC14−C22脂肪アルコールは、それぞれ、
8から22または14から22の炭素原子を含む飽和ま
たは不飽和の直鎖状アルキル鎖を含む。脂肪アルコール
に由来するエーテルの脂肪ユニットは、特に、デシル、
セチル、ベヘニル、アラキジル、ステアリル、パルミチ
ル、ミリスチル、ラウリル、カプリル、およびヘキサデ
カニルユニット、並びにセテアリル(セチルとステアリ
ルとの混合)のようなこれらの混合物から選択すること
ができる。
【0021】脂肪アルコールと糖とのエーテルの例とし
ては、特に、アルキルポリグルコシド(APG)、例え
ばHenkel社からPlantaren 2000およびPlantaren 1200の
商品名で市販されているようなデシルグルコシドおよび
ラウリルグルコシド、任意にケトステアリルアルコール
との混合物とされるセテアリルグルコシド[当該混合物
は、例えばSeppic社からMontanov 68の商品名で市販さ
れている組成物(組成が12/46/42の割合:12
%のセテアリルグルコシド、46%のセチルアルコー
ル、および42%のステアリルアルコールである)]を
挙げることができる。ステアリルグルコシドとしては、
Goldschmidt社からTegocare CG90およびHenkel社からEm
ulgade KE3302の商品名で市販されている製品を挙げる
こともできる。APGとしては、アラキジルグルコシ
ド、例えばアラキジルおよびベヘニルアルコールとアラ
キジルグルコシドとのとの混合物の形態のものであっ
て、Seppic社からMontanov 202の商品名で市販されてい
るものを挙げることができる。また、任意にイソステア
リルアルコールとの混合物としてのイソステアリルグル
コシドのような分枝または不飽和鎖のアルキルポリグル
コシド、例えばSeppic社からMontanov WO18の商品名で
市販されているもの、および任意にオレイルアルコール
との混合物としてのオレイルグルコシドであって、Sepp
ic社から市販されているものを挙げることもできる。ま
た、これらのアルキルポリグルコシドの混合物を用いる
こともできる。本発明の特定の実施態様によれば、対応
する脂肪アルコールとの上記アルキルポリグルコシドの
混合物は、例えばWO-A-92/06778公報に記載されている
ような、自己乳化組成物の形態であってもよい。
【0022】ポリオールエーテルの量は、広範囲とする
ことができ、例えば、組成物の全重量に対して、0.5
から40重量%、好ましくは1から30重量%、さらに
好ましくは5から25重量%の範囲とすることができ
る。
【0023】本発明に係る組成物の脂肪相は、少なくと
も一つの油を含む。表現“油”は、室温(25℃)およ
び大気圧(760mmHg)において、生理学的に許容
できるあらゆる非水性液状媒体を意味する。
【0024】油の量は、例えば、組成物の全重量に対し
て、20から80重量%、好ましくは30から70重量
%の範囲とすることができる。
【0025】これらの油は、炭化水素および/またはシ
リコーンおよび/またはフッ素化油であっても良い。こ
れらは、動物、植物、無機、または合成由来のものとす
ることができる。表現“炭化水素油”は、優勢的に炭素
および水素原子、そして任意にエステル、エーテル、フ
ッ素化、カルボン酸および/またはアルコール基を含む
あらゆる油を意味すると解する。さらに、用いられる油
は、揮発性および/または不揮発性であっても良い。表
現「揮発性油」とは、それが適用された基体から、室温
で蒸発できる油;言い換えれば、25℃および1気圧
で、無視できない蒸気圧、例えば0Paより高い、特に
10-3から300mmHg(0.13Paから4000
0Pa)の範囲の蒸気圧を有する油を意味すると解す
る。特に、揮発性油として、揮発性シリコーン油、例え
ば環状または直鎖状揮発性シリコーンを挙げることがで
きる。例えば、イソパラフィンのような揮発性炭化水素
油、および揮発性フッ素化油も挙げることができる。
【0026】本発明の組成物で用いることができる油の
うち、一部は極性であり、他のものは無極性(すなわち
非極性)である。
【0027】極性の油は、その化学構造の中に、少なく
とも一つの非イオン性極性基、好ましくは少なくとも二
つの非イオン性またはイオン性極性であって、例えば以
下の基: −COOH; −モノ-またはジ-置換(第一級または第二級)OH; −PO4; −NHR;NR12、R1およびR2は任意に環を形成
し、直鎖または分枝鎖状のC1からC20アルキルまたは
アルコキシ基を示す、または
【化1】 [式中、R1’およびR2’は、水素原子、もしくは直鎖
または分枝鎖状のC1からC20アルキルまたはアルコキ
シ鎖を示す]のようなものを含む。
【0028】極性は、ハンセンの溶解度パラメーターδ
aによって記述することができる。このパラメーター
は、所定の成分について、これらの成分の分子間に存在
する、水素結合タイプの相互作用(δh)および極性相
互作用に対応するエネルギー(δp)を特徴付ける。
【数1】
【0029】無極性油は、0に等しいδa値を有する。
特に、本発明に係る無極性の油は、特に、 −シリコーン油、例えば直鎖状または環状の、揮発性ま
たは不揮発性の、室温で液状のポリジメチルシロキサン
(PDMS);フェニル化シリコーン、例えばフェニル
トリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリ
メチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメ
チコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサ
ン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリカー
ト; −合成または無機由来の直鎖状または分枝鎖状の炭化水
素、例えば揮発性または不揮発性のパラフィン油、およ
びその誘導体;液状ワセリン;液状ラノリン;ポリデセ
ン;Parleam(登録商標)油のような水素化ポリイソブ
テン;スクアレン;水素化イソパラフィン;イソヘキサ
デカン;イソドデカン; −およびこれらの混合物から選択することができる。
【0030】極性油は、0以外、すなわち0より大きい
δa値を有する。特に、本発明の組成物で用いられる極
性油は、 −植物由来の油、脂肪酸とグリセロールとのエステルか
らなる高い含量のトリグリセリドを有する炭化水素油、
ここで脂肪酸は、直鎖または分枝鎖状の、飽和または不
飽和とすることができるC4からC24の種々の長さの鎖
を有することができる。植物由来の油としては、特に、
ホホバ、小麦麦芽、トウモロコシ、ヒマワリ、カリテバ
ター、ヒマシ、スウィートアーモンド、マカダミア、ア
プリコット、ダイズ、綿実、アルファルファ、ケシ、パ
ンプキンシード、ゴマ、ヒョウタン、ナタネ、アボカ
ド、ヘーゼルナッツ、グレープシード、またはクロフサ
スグリシード、マツヨイグサ、キビ、大麦、キノア、オ
リーブ、ライ麦、サフラワー、ククイノキ、トケイソ
ウ、ローズマスカット、およびコエンドロ油;あるい
は、カプリル/カプリン酸のトリグリセリド、例えばSt
earineries Dubois社から市販されているもの、またはD
ynamit Nobel社からMiglyol 810、812および818の商品
名で市販されているもの; −式R5COOR6の合成油または合成エステル[ここで
5は1から40の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
状の脂肪酸の残基を示し、R6はR5+R6が≧10とい
う条件で、1から40の炭素原子を含む炭化水素鎖、特
に分枝鎖状の炭化水素鎖を示す]、例えばパーセリン(P
urcellin)油(ケトステアリルオクタノアート)、イソ
ノニルイソノナノアート、C12からC15のアルコールベ
ンゾアート、イソプロピルミリスタート、2-エチルヘ
キシルパルミタート、イソステアリルイソステアラー
ト、イソプロピルイソステアラート、アルコールまたは
ポリアルコールのオクタノアート、デカノアート、また
はリシノレアート;イソステアリルラクタート、ジイソ
ステアリルマレアートのようなヒドロキシル化エステ
ル;C12−C15アルキルベンゾアート;およびペンタエ
リトリトールのエステル; −10から40の炭素原子を有する合成エーテル; −オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、お
よびオクチルドデカノールのようなC8からC26脂肪ア
ルコール; −これらの混合物から選択することができる。
【0031】本発明に係る組成物の脂肪相は、少なくと
も一つのロウを含む。本発明の目的のために、ロウは、
室温(25℃)で固形であり、相が可逆的に固体/液体
変化し、40℃より高く、200℃程度に高くてもよい
融点を備え、固形状態で異方性の結晶組織を有する、親
油性脂肪化合物である。
【0032】あらゆるタイプのロウを用いることができ
る。ロウは、天然由来のロウ、特に植物または動物由来
のロウ、無機由来のロウ、合成由来のロウ、およびこれ
らの混合物から選択することができる。本発明の組成物
に用いることができるロウとして、例えば、ミツロウ、
モンタンロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、シ
ナロウ、フラックスロウ、パインロウ、綿ロウ、オーリ
クリーロウ、亜炭ロウ、米ぬかロウ、サトウキビロウ、
モクロウ、コルク繊維ロウ、パラフィンロウ、マイクロ
クリスタリンワックス、ラノリンロウ、オゾケライト、
水素化ホホバ油のような(約)40℃より高い融点を有
する水素化油、エチレンの重合から誘導されたポリエチ
レンロウ、フィッシャートロプシュ合成により得られる
ロウ、40℃で凝固している(すなわち固形の)グリセ
リドと脂肪酸とのエステル、シリコーンロウ、例えば4
0℃で固形のポリ(ジ)メチルシロキサンのアルキル、
アルコキシ、および/またはエステル、およびこれらの
混合物を挙げることができる。
【0033】上述したように、組成物が極性油を含む場
合には、少なくとも一つの無極性のロウを含むべきであ
る。組成物が無極性の油を含む場合には、少なくとも一
つの極性ロウを含むべきである。組成物が極性油と無極
性油とを含む場合には、少なくとも一つの無極性のロウ
を含むべきである。
【0034】油について上述したように、極性は、上記
式に従ってハンセンの溶解度パラメーターδaにより記
述できる。
【0035】いわゆる無極性のロウは、0に等しいδa
値を有する。これらは特に、必須に炭素および水素原子
を含む炭化水素ロウ、またはシリコーンロウである。炭
化水素ロウとしては、特にマイクロクリスタリンワック
ス、オゾケライト、パラフィンロウ、ポリエチレンロウ
(未変性)を挙げることができる。
【0036】いわゆる極性ロウは、油について上述した
ような極性基を含むロウであって、これらは0より大き
いδa値を有する。これらは、特に、動物由来のロウ、
植物由来のロウ、極性基を含む合成由来のロウ、および
極性基を含むシリコーンロウである。例えば、モンタン
ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、シナロウ、
フラックスロウ、パインロウ、綿ロウ、オーリクリーロ
ウ、亜炭ロウ、米ぬかロウ、サトウキビロウ、モクロ
ウ、コルク繊維ロウ、ポリグリセロール化ミツロウ、水
素化油、40℃で凝固している(すなわち40℃で固形
の)グリセリドと脂肪酸とのエステル、一以上のエステ
ル基を含むシリコーンロウを挙げることができる。
【0037】(極性および/または無極性の)ロウの全
体量は、例えば、組成物の全重量に対して、5から40
重量%、好ましくは10から30重量%の範囲とするこ
とができる。
【0038】本発明の特定の実施態様によれば、組成物
は、少なくとも一つのマイクロクリスタリンワックス
と、少なくとも一つの極性油、特に植物由来の油、脂肪
アルコール、およびこれらの混合物から選択された少な
くとも一つの油、さらにはオクチルドデカノール、カリ
テバター油、ヒマシ油、アボカド油およびこれらの混合
物を含む。係る組成物は、さらに、一以上の無極性油、
特に直鎖状または分枝状の炭化水素、例えばポリデセン
およびパールリーム(Parleam)油から選択される油、お
よび/または一以上の他の極性または無極性のロウを含
んでもよい。
【0039】上述したように、本発明の組成物は、組成
物の全重量に対して、0から10重量%、さらに好まし
くは1から5重量%の親水性相を含んでもよく、これは
水および/または親水性または水溶性添加剤(例えば活
性剤および/またはゲル化剤)を含むことができる。特
に、グリセリンのようなモイスチャライザーを含むこと
ができる。存在してもよい親水性成分は、好ましくは、
油およびロウからなる脂肪相に分散される。
【0040】本発明に係る組成物は、さらに、微粒子相
を含むことができる。微粒子相の量は、例えば、組成物
の全重量に対して0から30重量%、好ましくは0から
20重量%の範囲とすることができる。微粒子相が存在
する場合、一般的にその量は組成物の全重量に対して少
なくとも0.05重量%である。微粒子相の量は、例え
ば、組成物の全重量に対して、0.05から30重量
%、好ましくは1から20重量%の範囲とすることがで
きる。この微粒子相は、顔料、真珠光沢剤、フィラーお
よびこれらの混合物から選択された粒子を含むことがで
きる。これらの顔料、真珠光沢剤、およびフィラーは、
化粧品組成物において通常用いられるものから選択され
る。表現「顔料」は、組成物を着色および/または不透
明化するための、白色または有色の、無機または有機粒
子を意味すると解する。表現「フィラー」は、組成物に
体質(ボディー)または剛性を与えるため、および/ま
たはメイクアップに滑らかさ、つや消し効果(マットネ
ス)、および均一性を付与するための、無色または白色
の、無機または合成の、ラメラまたは非ラメラ粒子を意
味すると解すべきである。表現「真珠光沢剤」は、光を
反射する真珠光沢の粒子を意味すると解するべきであ
る。
【0041】顔料は、白色または有色の、無機および/
または有機の、マイクロメートルまたはナノメートルサ
イズのものとすることができる。例えば無機顔料の中で
は、二酸化チタン、ジルコニウムまたはセリウム、およ
び酸化亜鉛、鉄またはクロム、フェリックブルーを挙げ
ることができる。有機顔料の中では、カーボンブラッ
ク、並びにバリウム、ストロンチウム、カルシウムおよ
びアルミニウムラッカーを挙げることができる。
【0042】本発明の組成物に用いることができる真珠
光沢剤の中では、例えば、酸化鉄、酸化チタンで被覆さ
れたマイカ、天然顔料またはオキシ塩化ビスマス、およ
び着色マイカチタンを挙げることができる。
【0043】フィラーは、無機または合成の、ラメラま
たは非ラメラであってもよい。本発明の組成物で使用す
ることができるフィラーとしては、例えば、タルク、マ
イカ、シリカ、カオリン、ナイロン(登録商標)粉末、
ポリエチレン粉末、テフロン(登録商標)、変性または
未変性デンプン、マイカ-チタン、天然真珠光沢剤、窒
化ホウ素、エクスパンセル(Expancel)(Nobel Industrie
社)のようなマイクロスフェア、ポリトラップ(Polytra
p)(Dow Corning社)、およびシリコーン樹脂のマイクロ
ビーズ(例えばToshiba社のトスパール(Tospearl))を挙
げることができる。
【0044】有利に、本発明に係る組成物は、化粧また
は皮膚科学組成物に通常用いられる親油性着色剤または
親水性着色剤、および上記顔料および真珠光沢剤、並び
にこれらの混合物から選択することができる少なくとも
一つの着色物質を含む。着色物質は、一般に、組成物の
全重量に対して、0.01から40重量%、好ましくは
5から25重量%の量で存在する。
【0045】本発明に係る組成物は、さらに、当該技術
分野、特に化粧品分野で慣例的に用いられるあらゆる添
加剤、例えば、酸化防止剤;香料;精油;防腐剤;化粧
活性剤;ビタミンE(トコフェロール)とその誘導体
(例えばアセタート)、ビタミンA(レチノール)とそ
の誘導体(例えばレチニルパルミタート)、ビタミンC
(アスコルビン酸)とその誘導体(例えばアスコルビル
パルミタート)のようなビタミン、ここで前記ビタミン
の誘導体は特にパルミタートおよびアセタートを含むエ
ステルである;必須脂肪酸;スフィンゴ脂質およびセラ
ミド;DHA(ジヒドロキシアセトン)のようなセルフ
タンニング化合物;サンスクリーン剤、例えばオクチル
メトキシシンナマート(Parsol MCX)、3-ベンゾフェノ
ン(Uvinul M40)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(P
arsol 1789);界面活性剤;ポリマー;およびこれらの
混合物を含むことができる。これらの添加剤は、組成物
の全重量に対して、0から20重量%の量で、組成物中
に存在することができる。
【0046】もちろん、当業者であれば、本発明に係る
組成物の有利な特性が、企図される添加によって損なわ
れないように、または実質的に損なわれないように、前
記の可能な添加化合物および/またはその量を選択する
ことに注意を払うであろう。
【0047】上述したように、本発明に係る組成物は固
形形態で提供される。これは、機械的または熱的刺激
(特に加熱)がなければ、容器外の組成物の崩壊が観察
されないことを意味する。
【0048】本発明に係る組成物を製造する方法は、化
粧品で慣例的に用いられている方法とは何ら異なるとこ
ろがなく、当業者に完全に公知である。
【0049】本発明に係る組成物は、特に、ケラチン物
質、特に皮膚、唇および表面成長体、例えば爪、睫毛、
眉毛および髪のためのケア製品および/またはメイクア
ップ製品を構成することができる。メイクアップ製品
は、殆どの場合着色されており、一般に顔料を含む。メ
イクアップ製品の形態では、本発明の組成物は、有利
に、ファンデーション、リップスティック、ブラッシャ
ー、アイシャドウ、マスカラ、またはアイライナーを構
成する。
【0050】この製品は、キャストパウダー、ディッシ
ュ形態の製品(ファンデーション、ブラッシャー、アイ
シャドウ)、またはバトン形態の製品(リップスティッ
ク、または唇のケアのためのスティック)とすることが
できる。好ましい実施態様によれば、特に唇のケアのた
めの、またはリップスティックのような唇のメイクアッ
プとして、バトン(スティック)形態で提供される。
【0051】本発明の組成物は、皮膚、唇および/また
は表面成長体のケアおよび/またはトリートメントのた
め、例えば、唇に潤いを与えるため、および/またはひ
び割れたおよび/または乾燥した唇のトリートメントの
ために用いることができる。
【0052】従って、本発明の主題は、皮膚、唇および
/または表面成長体のケアおよび/またはトリートメン
ト、特に唇に潤いを与えるための、上記化粧品組成物の
化粧的使用でもある。
【0053】また、本発明の主題は、皮膚、唇および/
または表面成長体のメイクアップとしての、上記化粧品
組成物の化粧的使用でもある。
【0054】また、本発明の主題は、上記化粧品組成物
を唇に適用することからなる、ひび割れた唇および/ま
たは乾燥した唇を処理するための化粧方法でもある。
【0055】本発明を以下の実施例でより詳細に記載す
る。ここで、パーセントは、特に言及しない限り、重量
に基づいて与えられたものである。
【0056】
【実施例】 実施例1:ケアスティック ラノリド(Lanolide) 15% マイクロクリスタリンワックス 15% オゾケライト 5% 極性油(ヒマシ油) 35% 無極性油(パールリーム油) 27% スクリーニング剤(Parsol MCX) 1% ビタミンE 1% 香料 1%
【0057】製法:ラノリド、油および活性剤(スクリ
ーニング剤、ビタミンE、および香料)(相A)を攪拌
しながら約85℃まで加熱した。ロウ(相B)を約10
0℃まで加熱した。ロウが完全に溶解した後に、相Aを
相Bに添加した。得られた混合物を、型に注ぎ、室温ま
で冷却した。
【0058】良好な化粧特性(皮膚または唇に対する良
好な付着性および滑らかさ)を有し、例えば、唇を保護
するためおよびその乾燥を妨げるために用いることがで
きる、安定なキャスト製品が得られた(良好な温度安定
性)。
【0059】 実施例2:ケアスティック ラノリド 13% マイクロクリスタリンワックス 20% オゾケライト 5% 極性油(ヒマシ油) 32% 無極性油(ポリデセン) 27% パルミチン酸アスコルビル 1% ビタミンE 1% 香料 1%
【0060】製法は、実施例1のものと同一である。
【0061】良好な化粧特性(皮膚または唇に対する良
好な付着性および滑らかさ)を有し、例えば、ひび割れ
た唇を処理するために用いることができる、安定なステ
ィックが得られた(良好な温度安定性)。
【0062】 実施例3:ケアスティック Montanov 68 17% マイクロクリスタリンワックス 15% ポリグリセロール化ミツロウ 5% 極性油(ヒマシ油) 15% 極性油(アボカド油) 20% 無極性油(パールリーム油) 25% パルミチン酸アスコルビル 1% パルミチン酸レチノール 1% 香料 1%
【0063】製法は、実施例1のものと同一である。
【0064】良好な化粧特性(皮膚または唇に対する良
好な付着性および滑らかさ)を有し、例えば、乾燥した
唇を処理するために用いることができる、安定なスティ
ックが得られた(良好な温度安定性)。
【0065】 実施例4:リップスティック ラノリド 20% マイクロクリスタリンワックス 17% 極性油(オクチルドデカノール) 21% 無極性油(パールリーム油) 20% 無極性油(ポリデセン) 10% CI 77491(褐色着色料) 11% アラントイン 0.5% 酢酸トコフェロール 0.5%
【0066】製法は、実施例1のものと同一である。
【0067】良好な化粧特性(皮膚または唇に対する良
好な付着性および滑らかさ)を有し、リップスティック
として用いることができる、安定な着色したスティック
が得られた(良好な温度安定性)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 (72)発明者 ジェローム・スネ フランス・91510・ラルディ・アレ・ジャ ン・ジョーレ・5 Fターム(参考) 4C083 AA081 AA082 AA121 AA122 AC011 AC012 AC171 AC172 AC181 AC182 AC351 AD151 AD391 AD392 AD512 AD662 CC01 CC02 CC12 DD21 EE03 EE06

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理学的に許容できる媒体中に、少なく
    とも一つのポリオールエーテル、少なくとも一つの油、
    および、前記油の極性とは反対の極性を有する少なくと
    も一つのロウを含む少なくとも一つの脂肪相を含む固形
    組成物。
  2. 【請求項2】 生理学的に許容できる媒体に、少なくと
    も一つのポリオールエーテル、少なくとも一つのロウ、
    および、少なくとも一つの油を含む少なくとも一つの脂
    肪相を含む固形組成物であって、100から300gの
    範囲の剪断力を有する組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオールエーテルが、ペンタエリトリ
    トールとポリアルキレングリコールとのエーテル、脂肪
    アルコールと糖とのエーテル、およびこれらの混合物か
    ら選択されることを特徴とする、請求項1または2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオールエーテルが、ペンタエリトリ
    トールと1から450のオキシエチレン化ユニットを有
    するポリエチレングリコールとのエーテル、ペンタエリ
    トリトールと1から450のオキシプロピレン化ユニッ
    トを有するポリプロピレングリコールとのエーテル、お
    よびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオールエーテルが、ペンタエリトリ
    トールと5オキシエチレン化ユニットを含むポリエチレ
    ングリコールとのエーテル、ペンタエリトリトールと5
    オキシプロピレン化ユニットを含むポリプロピレングリ
    コールとのエーテル、およびこれらの混合物から選択さ
    れることを特徴とする、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリオールエーテルが、ペンタエリトリ
    トールと5オキシエチレン化ユニットを含むポリエチレ
    ングリコールとのエーテル/ペンタエリトリトールと5
    オキシプロピレン化ユニットを含むポリプロピレングリ
    コールとのエーテル/ダイズ油の混合物の形態であるこ
    とを特徴とする、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ポリオールエーテルが、C8−C22脂肪
    アルコールと、グルコース、マルトース、スクロースま
    たはフルクトースとのエーテルまたはエーテルの混合
    物;C14−C22脂肪アルコールとメチルグルコースとの
    エーテルまたはエーテルの混合物;およびこれらの混合
    物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし6
    のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリオールエーテルが、アルキルポリグ
    ルコシドから選択されることを特徴とする、請求項7記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 アルキルポリグルコシドが、デシルグル
    コシド、ラウリルグルコシド、セテアリルグルコシド、
    アラキジルグルコシド、イソステアリルグルコシド、オ
    レイルグルコシド、およびこれらの混合物から選択され
    ることを特徴とする、請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ポリオールエーテルの量が、組成物の
    全重量に対して0.5から40重量%、好ましくは1か
    ら30重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1
    ないし9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 油の量が、組成物の全重量に対して2
    0から80重量%、好ましくは30から70重量%の範
    囲であることを特徴とする、請求項1ないし10のいず
    れか一項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 油が、シリコーン油;直鎖または分枝
    鎖状の炭化水素;およびこれらの混合物から選択される
    無極性の油であることを特徴とする、請求項1ないし1
    1のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 油が、植物由来の油;式R5COOR6
    [式中、R5は、1から40の炭素原子を含む直鎖また
    は分枝鎖状の脂肪酸の残基を示し、かつR6は、R5+R
    6が≧10という条件で、1から40の炭素原子を含む
    炭化水素鎖、特に分枝鎖状の炭化水素鎖を示す]の合成
    油または合成エステル;合成エーテル;C8からC26
    脂肪アルコール;およびこれらの混合物から選択される
    極性油であることを特徴とする、請求項1ないし12の
    いずれか一項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 ロウが、天然由来のロウ;無機由来の
    ロウ;合成由来のロウ;およびこれらの混合物から選択
    されることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 ロウが、ミツロウ、モンタンロウ、カ
    ルナウバロウ、キャンデリラロウ、シナロウ、フラック
    スロウ、パインロウ、綿ロウ、オーリクリーロウ、亜炭
    ロウ、米ぬかロウ、サトウキビロウ、モクロウ、コルク
    繊維ロウ、パラフィンロウ、マイクロクリスタリンワッ
    クス、ラノリンロウ、オゾケライト、40℃より高い融
    点を有する水素化油、ポリエチレンロウ、フィッシャー
    トロプシュ合成により得られるロウ、40℃で凝固して
    いるグリセリドと脂肪酸とのエステル、シリコーンロ
    ウ、およびこれらの混合物から選択されることを特徴と
    する、請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 ロウの量が、組成物の全重量に対して
    5から40重量%、好ましくは10から30重量%の範
    囲であることを特徴とする、請求項1ないし15のいず
    れか一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 少なくとも一つのマイクロクリスタリ
    ンワックス、および、植物由来の油、脂肪アルコール、
    およびこれらの混合物から選択される少なくとも一つの
    極性油を含むことを特徴とする、請求項1ないし16の
    いずれか一項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 0から10重量%の親水性相を含むこ
    とを特徴とする、請求項1ないし17のいずれか一項に
    記載の組成物。
  19. 【請求項19】 親水性相が、水、および/または親水
    性または水溶性添加剤を含むことを特徴とする、請求項
    18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 微粒子相を含むことを特徴とする、請
    求項1ないし19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 微粒子相が、顔料、真珠光沢剤、フィ
    ラー、およびこれらの混合物から選択される粒子を含む
    ことを特徴とする、請求項20記載の組成物。
  22. 【請求項22】 少なくとも一つの着色物質を含むこと
    を特徴とする、請求項1ないし21のいずれか一項に記
    載の組成物。
  23. 【請求項23】 スティックの形態で提供されることを
    特徴とする、請求項1ないし22のいずれか一項に記載
    の組成物。
  24. 【請求項24】 皮膚、唇および/または表面成長体の
    ケアおよび/またはトリートメント、特に唇に潤いを与
    えるための、請求項1ないし23のいずれか一項に記載
    の化粧品組成物の化粧的使用。
  25. 【請求項25】 皮膚、唇および/または表面成長体の
    メイクアップとしての、請求項1ないし23のいずれか
    一項に記載の化粧品組成物の化粧的使用。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし23のいずれか一項に
    記載の化粧品組成物を唇に適用することからなる、ひび
    割れた唇および/または乾燥した唇を処理するための化
    粧方法。
JP2002311782A 2001-10-25 2002-10-25 固形局所用組成物 Pending JP2003137724A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0113818 2001-10-25
FR0113818A FR2831433B1 (fr) 2001-10-25 2001-10-25 Composition topique solide

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003137724A true JP2003137724A (ja) 2003-05-14

Family

ID=8868722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002311782A Pending JP2003137724A (ja) 2001-10-25 2002-10-25 固形局所用組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7090860B2 (ja)
EP (1) EP1306074A1 (ja)
JP (1) JP2003137724A (ja)
CN (1) CN1413568A (ja)
CA (1) CA2406365A1 (ja)
FR (1) FR2831433B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526100A (ja) * 2009-05-06 2012-10-25 ロレアル ケラチン物質をメイクアップする及び/又はケアするための化粧用セット
JP2013032342A (ja) * 2011-06-29 2013-02-14 Kose Corp スキンケア方法およびこれに用いる化粧料
JP2016510248A (ja) * 2013-02-14 2016-04-07 ギラルディ,ピエランジェロ 再生式濾過及びvoc軽減システム
WO2022038939A1 (ja) * 2020-08-21 2022-02-24 株式会社 資生堂 皮膚外用剤組成物

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7416756B2 (en) * 2003-09-10 2008-08-26 Eastman Chemical Company Process for the recovery of a phytolipid composition
FR2871688B1 (fr) 2004-06-16 2008-05-16 Oreal Procede pour favoriser la penetration d'un actif et composition permettant sa mise en oeuvre
FR2877840A1 (fr) 2004-11-16 2006-05-19 Oreal Composition cosmetique contenant un ether de polyol et un ester
FR2877841B1 (fr) * 2004-11-16 2008-05-30 Oreal Composition cosmetique contenant un ether de polyol et un pateux
US20060134057A1 (en) * 2004-11-16 2006-06-22 Audrey Ricard Cosmetic composition comprising a polyol ether and an ester
US20060120989A1 (en) * 2004-11-16 2006-06-08 Audrey Ricard Cosmetic composition comprising at least one polyol ether and at least one pasty substance
FR2888492A1 (fr) * 2005-07-13 2007-01-19 Oreal Composition cosmetique a base d'ester de polyol
FR2888501A1 (fr) * 2005-07-13 2007-01-19 Oreal Composition cosmetique a huile hydrocarbonee vegetale
WO2008137632A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-13 The Procter & Gamble Company Antimicrobial compositions, products, and methods of use
US20090036548A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-05 Julie Wardleigh Mascara and liquid eyeliner enhancer
FR2924940B1 (fr) * 2007-12-13 2012-10-19 Oreal Composition cosmetique comprenant de l'huile de macadamia et une cire.
FR2938764B1 (fr) * 2008-11-24 2012-06-08 Oreal Composition cosmetique solide pour application sur les fibres keratiniques
US8496948B2 (en) * 2009-12-02 2013-07-30 Bath And Body Works Brand Management, Inc. Topical skin composition comprising mineral yeast ferments
WO2015021625A1 (en) * 2013-08-15 2015-02-19 L'oreal Composition comprising pasty compounds and organic uv filter
FR3030231B1 (fr) * 2014-12-23 2018-08-24 L'oreal Utilisation d'un ester d'acide gras pour matifier la peau et composition comprenant cet ester
FR3079396A1 (fr) * 2017-01-30 2019-10-04 Chanel Parfums Beaute Dispositif de conditionnement et de distribution d'une composition cosmetique
CN110494116A (zh) * 2017-03-27 2019-11-22 赢创德固赛有限公司 用于制备含神经酰胺的配制物的方法和产品
FR3115991B1 (fr) * 2020-11-06 2023-11-03 Oreal Composition anhydre solide comprenant un filtre UV organique lipophile, une huile hydrocarbonée, et au moins 10 % d’une cire à haut point de fusion
WO2023278383A1 (en) * 2021-06-30 2023-01-05 L'oreal Lipsticks having natural oil, fatty alcohol wax and filler particles

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437837A (en) * 1977-08-26 1979-03-20 Shiseido Co Ltd Makeup cosmetics
US4883659A (en) * 1988-08-24 1989-11-28 Dento-Med Industries, Inc. Skin treatment preparation
WO1994026234A1 (en) * 1993-05-06 1994-11-24 Ibah, Inc. Water-in-oil emulsion compositions
ES2155097T3 (es) * 1993-10-18 2001-05-01 Procter & Gamble Barras de labios no exudantes.
US6017548A (en) * 1995-06-06 2000-01-25 The Andrew Jergens Company Skin care composition
DE19643063A1 (de) * 1996-10-18 1998-04-23 Henkel Kgaa Kosmetische Zubereitungen in Stiftform
ATE221366T1 (de) * 1998-05-14 2002-08-15 Henkel Kgaa Kosmetische stiftpräparate
DE19837758A1 (de) * 1998-08-20 2000-02-24 Beiersdorf Ag Verwendung von Wirkstoffkombinationen aus Flavonoiden und UV-Filtersubstanzen als antivirales Wirkprinzip
DE19921184A1 (de) * 1999-05-07 2000-11-09 Henkel Kgaa Antitranspirant-Wirkstoffe
WO2001008648A1 (en) * 1999-07-30 2001-02-08 Stepan Company Improved cold-mix water-in-oil emulsions comprising quaternary ammonium compounds and process for producing same
US20030082129A1 (en) * 2001-08-07 2003-05-01 Buckingham Anne Marie Hair and skin care compositions containing siloxane-based polyamide copolymers

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526100A (ja) * 2009-05-06 2012-10-25 ロレアル ケラチン物質をメイクアップする及び/又はケアするための化粧用セット
JP2013032342A (ja) * 2011-06-29 2013-02-14 Kose Corp スキンケア方法およびこれに用いる化粧料
JP2016510248A (ja) * 2013-02-14 2016-04-07 ギラルディ,ピエランジェロ 再生式濾過及びvoc軽減システム
WO2022038939A1 (ja) * 2020-08-21 2022-02-24 株式会社 資生堂 皮膚外用剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
FR2831433A1 (fr) 2003-05-02
US7090860B2 (en) 2006-08-15
CA2406365A1 (fr) 2003-04-25
FR2831433B1 (fr) 2008-06-20
EP1306074A1 (fr) 2003-05-02
US20030108579A1 (en) 2003-06-12
CN1413568A (zh) 2003-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003137724A (ja) 固形局所用組成物
CA2327239C (fr) Composition cosmetique sans transfert comprenant un compose non volatil silicone et une huile hydrocarbonee non volatile incompatible avec ce compose silicone
EP2616038B1 (en) Cosmetic composition comprising a dyestuff, said dyestuff and cosmetic treatment process
EP1935400B1 (fr) Composition de maquillage de la peau comprenant une résine, un copolymère bloc, un corps gras solide, exempte d'huile volatile
FR2811546A1 (fr) Kit et procede de maquillage longue tenue
JP2004231669A (ja) ポリマーで構造が与えられた液体脂肪相を含む固形エマルション
EP1023890A1 (fr) Composition anhydre, utilisation en cosmétique, pharmacie ou hygiéne
JP2004131475A (ja) デキストリンエステルでゲル化された組成物
EP1325730B1 (fr) Composition de maquillage ou de soin des matières kératiniques comprenant une huile hydrocarbonée non volatile, une phase particulaire et un agent dispersant particulier
EP1795176A2 (fr) Composition cosmétique foisonnée de faible densité
WO2002017861A1 (fr) Composition cosmetique mate comprenant une huile hydrocarbonee non volatile et une phase particulaire inerte
FR2843020A1 (fr) Composition cosmetique comprenant un melange d'esters de dextrine
EP1342464B1 (fr) Composition de maquillage ou de soin des matières kératiniques comprenant un composé siliconé non volatil, un polymère liposoluble non siliconé et un agent dispersant particulier
EP1738748A1 (fr) Composition cosmétique comprenant une huile siliconée phénylée, une huile hydrocarbonée non volatile, un agent rhéologique et une phase particulaire
FR2851915A1 (fr) Composition cosmetique contenant un ester et un compose pateux
FR2911496A1 (fr) Emulsion eau-dans-huile solide utilisable en cosmetique.
EP1634581A1 (fr) Composition cosmétique de soin ou de maquillage des matières Kératiniques comprenant un polyester et utilisation
US20030180338A1 (en) Care or makeup composition, comprising a non-volatile hydrocarbon oil, a particulate phase and a specific dispersant
FR2838049A1 (fr) Composition comprenant un milieu physiologiquement acceptable qui contient une phase grasse comprenant un ester particulier
WO2002003946A1 (fr) Composition comprenant une cire d'abeille modifiee et une silicone volatile, utilisation en cosmetique
FR2880263A1 (fr) Composition cosmetique contenant un ester d'alcool alcoxyle et une huile apolaire
FR2909874A1 (fr) Composition de maquillage de la peau comprenant une resine, un copolymere bloc, un corps gras solide, exemple d'huile volatile
FR2843018A1 (fr) Composition gelifiee par un ester de dextrine
WO2005018584A1 (fr) Compositiom cosmetique comprenant un ester particulier et ses utilisations
FR2857589A1 (fr) Composition cosmetique contenant un ester d'alcool de guerbet et de dimere diacide d'acides gras insatures

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050322

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530