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JP2003136221A - 耐摩耗性複合材料 - Google Patents

耐摩耗性複合材料

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Publication number
JP2003136221A
JP2003136221A JP2001328931A JP2001328931A JP2003136221A JP 2003136221 A JP2003136221 A JP 2003136221A JP 2001328931 A JP2001328931 A JP 2001328931A JP 2001328931 A JP2001328931 A JP 2001328931A JP 2003136221 A JP2003136221 A JP 2003136221A
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JP
Japan
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composite material
resistant composite
wear
metal
carbon
Prior art date
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Application number
JP2001328931A
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English (en)
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JP2003136221A5 (ja
Inventor
Shuhei Ishikawa
修平 石川
Takashi Mitsui
任 三井
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Nobusuke Nakayama
信亮 中山
Hiroyuki Takeuchi
広幸 竹内
Seiji Yasui
誠二 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2001328931A priority Critical patent/JP2003136221A/ja
Publication of JP2003136221A publication Critical patent/JP2003136221A/ja
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  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】炭素材を用いた耐摩耗性の材料において、曲げ
強度及び衝撃値の向上並びに電導性の向上を図ることが
でき、例えばパンタグラフ用すり板部材に用いて好適と
なる耐摩耗性複合材料を提供する。 【解決手段】ケース内において、グラファイトの粉体に
水、バインダー(結合材)を混合させて混合物を調製
し、該混合物が入ったケースを予備成形機にセットす
る。その後、混合物を予備成形機にて成形して予備成形
体を成形する。次いで、得られた予備成形体をケースご
と炉22内に収容し、炉内の雰囲気を加熱して、予備成
形体を焼成してブロックを作製する。その後、炉からブ
ロックをケースごと取り出して、プレス機にブロックを
セットし、ケース内に銅の溶湯を注湯した後、ケース内
の溶湯を押し下げ圧入することで、銅の溶湯をブロック
中に含浸させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性複合材料
に関し、例えば耐摩耗性を必要とするブレーキ用ディス
ク部材や耐摩耗性及び高電導性を必要とするパンタグラ
フ用すり板部材に用いて好適な耐摩耗性複合材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐摩耗性の材料は、主に、電
車、自動車、航空機等のブレーキ用ディスク部材として
使用されている。
【0003】この耐摩耗性の材料に導電性の特性を持た
せることによって、例えばパンタグラフ用すり板部材と
して使用することができる。このすり板部材としては、
従来から炭素材が使用されているが、その組織強度を高
めると共に、集電性を向上させるために、炭素焼結体に
良電導性の金属を含浸する方法が知られている(例えば
特公昭52−822号公報参照)。
【0004】この従来の方法では、炭素材は溶融金属に
対する濡れ性がよくないため、高い加圧力で含浸して
も、微小な気孔まで金属を充填することが困難である。
そこで、従来では、予め炭素材の開気孔の壁に溶融金属
と濡れ性のよい金属塩の薄膜を形成する方法が提案され
ている(例えば特開昭61−136644号公報参
照)。
【0005】更に、従来では、母材(含浸素材)に閉塞
気孔の僅小な高多孔質組織のガラス状カーボン材を用い
ることによって全気孔に対する金属の充填率を向上させ
るようにした例も提案されている(例えば特開平2−1
20216号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭素材を用
いた耐摩耗性の材料において、曲げ強度及び衝撃値の向
上を図ることができ、例えばブレーキ用ディスク部材に
用いて好適な耐摩耗性複合材料を提供することを目的と
する。
【0007】また、本発明は、炭素材を用いた耐摩耗性
の材料において、曲げ強度及び衝撃値の向上並びに電導
性の向上をも図ることができ、例えばパンタグラフ用す
り板部材に用いて好適な耐摩耗性複合材料を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐摩耗性複
合材料は、カーボン又はその同素体の粉末と金属とを含
むことを特徴とする。
【0009】これにより、曲げ強さが300(kgf/
cm2)以上、衝撃値が0.05(kg・m/cm2)以
上を実現することができ、例えばブレーキ用ディスク部
材に用いて好適となる。更に、本発明においては、固有
抵抗が3.00(μΩ・cm)以下であることから、例
えばパンタグラフ用すり板部材に用いても好適となる。
特性値について述べると、曲げ強さは、望ましくは40
0以上、更に望ましくは500以上(kgf/cm2
が好適であり、衝撃値についても、望ましくは0.1以
上、更に望ましくは0.12以上(kg・m/cm2
が好適であり、更に固有抵抗についても2.00以下が
望ましく、更に望ましくは1.00以下である。
【0010】そして、本発明に係る耐摩耗性複合材料
は、前記カーボン又はその同素体の粉末に前記金属を含
浸させて構成するようにしてもよい。この場合、前記カ
ーボン又はその同素体の粉末を予め成形してなる予備成
形体に、前記金属を含浸させて構成するようにしてもよ
い。これにより、製造時におけるカーボン又はその同素
体の取り扱いが容易になる。
【0011】また、本発明に係る耐摩耗性複合材料は、
前記金属が溶解した液体状態又は固液共存状態に、前記
カーボン又はその同素体の粉末を混合し、鋳造成形して
構成するようにしてもよい。
【0012】前記カーボン又はその同素体の粉末は、不
定形炭素、炭素繊維、グラファイト、又はダイヤモンド
の粉砕裁断材料であってもよい。
【0013】また、前記カーボン又はその同素体の粉末
の平均粉末粒度が1μm〜500μmであり、前記粉末
を構成する1つの粒子(粉体)が、最小の長さをとる方
向と、最大の長さをとる方向で、その長さの比の平均が
1:5以下であることが好ましい。
【0014】前記カーボン又はその同素体と前記金属と
の体積率が、前記カーボン又はその同素体が20vol
%〜80vol%、金属が80vol%〜20vol%
の範囲であることが好ましい。
【0015】また、前記金属は、Cu、Al、Agから
選択された少なくとも1種であることが好ましい。この
場合、融点が500℃以上の金属であることがよく、好
ましくは融点が700℃以上、更に好ましくは融点が8
00℃以上の金属を用いることが望ましい。
【0016】前記金属に、炭化物生成元素を添加しても
よい。前記炭化物生成元素としては、Nb、Cr、Z
r、Be、Ti、Ta、V、B、Mn、Mo、Fe、S
i、W、Co、Mg、Ni、Ca、ミッシュメタルから
選択された1種以上を用いることができる。この場合、
カーボン又はその同素体と金属との結合性を向上させる
ことができるため、炭素や金属の脱粒を防止することが
できる。
【0017】ここで、脱粒の発生原因とその不具合につ
いて簡単に説明すると、Cu、AgなどはAlよりも導
電性が良好であるがカーボン並びにその同素体との親和
力は小さい。このため圧力により含浸した材料は、カー
ボン並びにその同素体にも含浸し、物理的に固定される
ことになる。しかし、表面付近にあるカーボン並びにそ
の同素体は、固定できる面積が少ないため、摩擦などの
摺動中に脱粒が生じる。脱粒したカーボン並びにその同
素体は摺動面に傷をつけたり、摺動部にはさまったりす
ることで摩擦抵抗を大きく変動させる。また脱粒部分が
多くなると素材の動摩擦抵抗も変化するという不具合が
生じる。
【0018】しかし、本発明では、上述したように炭素
や金属の脱粒を防止することができるため、炭素と金属
との界面接触性を安定化させることができ、電導性を向
上させることができる。
【0019】また、前記金属に、界面の濡れ性改善のた
めの元素を添加してもよい。界面の濡れ性改善のための
元素としては、Te、Bi、Pb、Sn、Se、Li、
Sb、Tl、Cdから選択された1種以上を用いること
ができる。これにより、炭素と金属との界面接触性を安
定化させることができ、電導性を向上させることができ
る。
【0020】また、本発明に係る耐摩耗性複合材料は、
前記カーボン又はその同素体の粉末に対する前記金属の
密度によって、少なくとも動摩擦係数の大きさを制御す
ることができるため、電車、自動車、航空機などの利用
分野(品点)に応じて動摩擦係数を設定することがで
き、これら利用分野に好適なブレーキ用ディスク部材を
提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る耐摩耗性複合
材料の実施の形態例を図1〜図16を参照しながら説明
する。
【0022】本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料10
は、図1に示すように、カーボン又はその同素体の粉末
とバインダー(結合体)等とを混合した混合物を加圧し
て予備成形体を成形した後、焼成してブロック(立方
体、直方体、又は任意形状であってもよい)12を成形
し、更に、このブロック12に金属14を含浸させて構
成している。あるいはカーボン又はその同素体の粉末を
グラファイト、セラミックス、セラペーパ等の材料から
なるケース内に敷き詰めた状態、もしくは、その後、溶
湯が注がれた際にケース内の粉末が浮かないようにカー
ボン等の板状の蓋(この蓋には溶湯が流れるような孔を
予め開けておく、もしくは多孔質のものを用いる)をし
た状態から、そのまま予熱し、その後、金属を粉末に含
浸させて構成されている。粉末としては、カーボン又は
その同素体の粉砕裁断材(例えば炭素繊維の粉砕裁断
材)を用いてもよい。
【0023】また、前記カーボン又はその同素体として
は、グラファイトやダイヤモンドを使用することができ
る。また、金属14としては、銅のほかに、アルミニウ
ムや銀を使用することができる。
【0024】前記カーボン又はその同素体の粉末の平均
粉末粒度(粉体の平均粒径)は、1μm〜500μmで
あり、前記粉体が最小の長さをとる方向と、最大の長さ
をとる方向とで、その長さの比の平均が1:5以下であ
ることが好ましい。この場合、強いネットワークはない
ものの、最終形状に近い任意の形状(例えばパンタグラ
フ用すり板の形状等)に作ることができる。従って、後
工程の加工を省略することも可能である。カーボン又は
その同素体の粉末と金属14との体積率は、カーボン又
はその同素体が20vol%〜80vol%、金属14
が80vol%〜20vol%の範囲が望ましい。
【0025】また、カーボン又はその同素体の粉末中
に、該カーボン又はその同素体と反応するための添加元
素を添加することが望ましい。この添加元素としては、
Ti、W、Mo、Nb、Cr、Zr、Be、Ta、V、
B、Mn、Fe、Si、Co、Mg、Ni、Ca、ミッ
シュメタルから選択された1種以上を挙げることができ
る。これにより、成形時や再焼成時に、カーボン又はそ
の同素体の表面に反応層(カーバイド層)が形成され、
耐摩耗性複合材料10の表面における粒同士の結合を向
上させることができる。
【0026】一方、前記金属14には、カーボン又はそ
の同素体と金属14との反応性を向上させるための添加
元素並びに濡れ性改善のための添加元素などを添加する
ことが好ましい。
【0027】上述の添加元素のうち、カーボン又はその
同素体と金属14との反応性を向上させるための添加元
素、即ち、炭化物生成元素としては、Nb、Cr、Z
r、Be、Ti、Ta、V、B、Mn、Mo、Fe、S
i、W、Co、Mg、Ni、Ca、ミッシュメタルから
選択された1種以上を用いることができる。該炭化物生
成元素を添加することにより、カーボン又はその同素体
と金属14との結合性を向上させることができるため、
炭素や金属14の脱粒を防止することができる。
【0028】これにより、炭素と金属14との界面接触
性を安定化させることができ、電導性を向上させること
ができる。また、カーボン又はその同素体と金属14と
の反応性が向上することから、成形時における粒界の発
生を抑えることができる。
【0029】濡れ性改善のための添加元素としては、例
えばTe、Bi、Pb、Sn、Se、Li、Sb、T
l、Cdから選択された1種以上を用いることができ
る。これにより、炭素と金属14との界面接触性を安定
化させることができ、電導性を向上させることができ
る。
【0030】次に、本実施の形態に係る耐摩耗性複合材
料10の第1の製造方法について説明する。この第1の
製造方法では、図2〜図5にその一例を示すように、予
備成形機20(図2参照)と、炉22(図3参照)と、
プレス機24(図4参照)を使用することによって行わ
れる。
【0031】予備成形機20は、図2に示すように、上
部開口で内部にケース26が収容可能とされた凹部28
を有する金型30と、凹部28内に挿通可能とされ、か
つ、凹部28内の内容物を押し下げ圧入するパンチ32
とを有する。
【0032】炉22は、図3に示すように、一般には脱
バイなどに用いられるものであり、その内部にケース2
6を収容可能な空間34と、該空間34内に収容された
ケース26を加熱するためのヒータ36が設けられてい
る。ケース26はグラファイト、セラミックス、セラペ
ーパ(アルミナ等のセラミックスから構成される断熱
材)等の材料から構成される。
【0033】プレス機24は、図4に示すように、上部
開口で内部にケース26が収容可能とされた凹部38を
有する金型40と、凹部38内に挿通可能とされ、か
つ、凹部38内の内容物を押し下げ圧入するパンチ42
とを有する。
【0034】そして、第1の製造方法は、まず、図5の
ステップS1及び図2に示すように、例えばケース26
内において、グラファイトの粉末12aに水、バインダ
ー(結合材)を混合させて混合物44を調製する。
【0035】次に、図5のステップS2及び図2に示す
ように、前記混合物44が入ったケース26を予備成形
機20における金型30の凹部28内に収容する。その
後、ステップS3において、パンチ32を凹部28内に
圧入して混合物44を予備成形して予備成形体46を成
形する。
【0036】次に、ステップS4において、前記得られ
た予備成形体46に対して、加熱溶解された銅を含浸し
やすくするために予熱処理を行う。この予熱温度は、例
えば、加熱溶解された銅が1200℃程度であるなら
ば、グラファイトの予熱温度は1000℃〜1400℃
が望ましい。この予熱処理を行うことで、ステップS1
において用いたバインダーを除去することもできる。
【0037】その後、ステップS5において、ケース2
6を炉22内に収容し、その後、ステップS6におい
て、前記炉22内の雰囲気を加熱して、グラファイトを
焼成してブロック12を作製する。この工程において
は、グラファイトに対して電流を通電することにより3
000℃程度まで加熱して、ブロック12を作製するよ
うにしてもよい。
【0038】その後、ステップS7において、炉22か
らブロック12をケース26ごと取り出して、プレス機
24の凹部38内にブロック12をケース26ごと収容
する。
【0039】次に、ステップS8において、ケース26
内に銅等の溶湯48を注湯した後、ステップS9におい
て、パンチ42を凹部38内に挿通し、ケース26内の
前記溶湯48を押し下げ圧入する。このパンチ42の押
圧処理によって、銅等の溶湯48は、ブロック12中に
含浸することとなる。
【0040】上述の第1の製造方法において、前記パン
チ42による圧入時の圧力を1.01〜202MPa
(10〜2000気圧)とすることが好ましい。また、
図4に示すように、ケース26の底部や金型40の底部
に、ブロック12に残存するガスを抜くためのガス抜き
孔50及び52やガスを抜くための隙間部を形成するよ
うにしてもよい。この場合、パンチ42の圧入時に、ブ
ロック12に残存するガスがガス抜き孔50及び52を
通して抜けるため、ブロック12への溶湯48の含浸が
スムーズに行われることになる。
【0041】この第1の製造方法においては、耐摩耗性
複合材料10を廉価に製造することができる。つまり、
含浸前のブロック12は脆いため、そのままでは加工で
きない。しかし、この第1の製造方法では、予備成形に
おいて任意の形状に成形してから含浸するようにしてい
ることと、その後の多少の塑性変形にも耐えうるため、
複雑形状の耐摩耗性複合材料10を廉価に得ることがで
きる。もしくはケース26を工夫して、必要となる形状
にしておくことで、複雑形状の耐磨耗性複合材料10を
廉価に得ることができる。むろん細かい部分は仕上げ加
工を施してもよい。もちろん、全体にわたって加工を施
すようにしてもよいが、製造コストの面で不利になるお
それがある。
【0042】次に、本実施の形態に係る耐摩耗性複合材
料10の第2の製造方法について図6を参照しながら説
明する。この第2の製造方法では、まず、例えば金属を
溶解した溶融金属14又は固液共存状態の金属(固液共
存金属)を用意する(ステップS101)。ここで、固
液共存状態とは金属14(一般には合金)を半融状態に
したもの、又は金属溶湯を冷却、撹拌して半凝固状態に
したものをいい、金属を加熱し直接的に半融状態にした
ものと、一度完全に溶解した後に冷却して半凝固状態に
したものの両方を指す。
【0043】次に、カーボン又はその同素体の粉末を前
記溶融金属14または固液共存状態の金属に混合させる
(ステップS102)。
【0044】そして、この粉末を混合させた溶融金属1
4または固液共存金属を鋳造加工し、所望の形状に成形
することで耐摩耗性複合材料10を得ることができる
(ステップS103)。この際、鋳造後に圧力をかける
ことでより材料中の巣などを回避できるので望ましい。
その際の圧力は、粉末に含浸させる際の圧力を用いるこ
とが望ましい。
【0045】第2の製造方法において得られた耐摩耗性
複合材料10は、第1の製造方法により作製したものと
同様の特徴を有する。
【0046】次に、本実施の形態に係る耐摩耗性複合材
料10の第3の製造方法について図7〜図10を参照し
ながら説明する。
【0047】この第3の製造方法は、図7に示すよう
に、グラファイトの粉末12aをグラファイト、セラミ
ックス、セラペーパ等の材料からなるケース26内に敷
き詰めた状態、もしくは、その後、図8に示すように、
溶湯が注がれた際にケース26内の粉末12aが浮かな
いようにカーボン等の板状の蓋54(この蓋54には溶
湯が流れるような孔56を予め開けておく、もしくは多
孔質のものを用いる)をした状態から、そのまま予熱
し、その後、金属14を粉末12aに含浸させるという
方法である。
【0048】具体的には、まず、図7及び図10のステ
ップS201に示すように、ケース26内に粉末12a
を敷き詰める。その後、図8及び図10のステップS2
02に示すように、ケース26に蓋54をした後、予熱
を行う。続いて、図9及び図10のステップS203に
示すように、プレス機24の凹部38にケース26(粉
末12aが敷き詰められている)を収容し、その後、蓋
54の孔56を通じて銅等の溶湯48をケース26内に
流し込む。もちろん、蓋54をしない状態で予熱をした
り、溶湯48をケース26内に流し込んでもよい。
【0049】次に、図9及び図10のステップS204
に示すように、蓋54をした状態で、パンチ42を凹部
38内に挿通し、ケース26内の前記溶湯48を押し下
げて、粉末12a内に圧入する。このパンチ42の押圧
処理によって、銅等の溶湯48は、粉末12a中に含浸
されることとなる。
【0050】この第3の製造方法において得られた耐摩
耗性複合材料10においても、第1の製造方法により作
製したものと同様の特徴を有する。
【0051】ここで、3つの実験例(便宜的に第1〜第
3の実験例と記す)を示す。まず、第1の実験例は、比
較例1〜4並びに実施例1及び2についての摩耗特性
(密度、摩耗量及び動摩擦係数の関係)をみたものであ
る。
【0052】比較例1及び2は、共にグラファイトを焼
成してネットワーク化することによって得られる多孔質
焼結体(母体)に銅を含浸させて構成したものであり、
比較例3及び4は、共にカーボンコンポジット(母体)
に銅を含浸させたものである。
【0053】実施例1及び2は、上述した第3の製造方
法で作製した本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料と同
様の構成を有し、グラファイトの粉末(母体)に銅を含
浸したものである。
【0054】なお、摩耗量の測定は、以下のように行っ
た。まず、図11A及び図11Bに示すように、比較例
1〜4並びに実施例1及び2について、縦A=42m
m、横B=42mm及び厚みt1=4mmの板状に形成
した試料60と、図12A及び図12Bに示すように、
外径Do=36mm、内径Di=29mm及び厚みt2
=8mmのリング状に形成した試料62を用意した。
【0055】その後、図13に示すように、板状の試料
60上にリング状の試料62を載置した後、リング状の
試料62から板状の試料60に対して1.2MPa(又
は0.6MPa)の加圧力Fを与えながら、回転数20
0rpmでリング状の試料62を回転させた。時間は1
0分であり、測定は大気中で行った。なお、比較例1、
比較例3及び実施例1は加圧力Fを0.6MPaとした
ものであり、比較例2、比較例4及び実施例2は加圧力
Fを1.2MPaとしたものである。
【0056】実験結果を図14に示す。この図14か
ら、まず、母体に対する銅の密度についてみると、実施
例1及び2は共に6g/cm3であり、比較例1〜4の
2.5g/cm3よりもかなり高い値となっている。こ
のことから、グラファイトの粉末による成形体に銅を含
浸したものが含浸率の点で有利であることがわかる。
【0057】次に、摩耗量についてみると、比較例1は
1.2mm2、比較例2は2.0mm2、実施例1は1.
8mm2、実施例2は2.0mm2であり、比較例3の1
5.3mm2、比較例4の24.0mm2よりもかなり低
い値となっている。このことから、多孔質焼結体に銅を
含浸したもの、あるいはグラファイトの粉末による成形
体に銅を含浸したものが耐摩耗性の点で有利であること
がわかる。
【0058】次に、動摩擦係数についてみると、実施例
1は0.28、実施例2は0.24、比較例3は0.2
8、比較例4は0.24であり、比較例1及び2の0.
09よりも高い値となっている。これは、グラファイト
の粉末による成形体に銅を含浸したもの、あるいはカー
ボンコンポジットに銅を含浸させたものがブレーキの効
き具合について有利であることがわかる。
【0059】このように、総合的に考察すると、グラフ
ァイトの粉末による成形体(母体)に銅を含浸した実施
例1及び2については、含浸率の点、耐摩耗性の点及び
ブレーキの効き具合の点でいずれも優れた特性を有する
ことがわかる。
【0060】次に、第2の実験例について説明する。こ
の第2の実験例は、前記実施例1において、母体(グラ
ファイトの粉末による成形体)に対する銅の密度と動摩
擦係数の関係をみたものである。実験結果を図15に示
す。この図15から、密度を2.5g/cm3としたと
きの動摩擦係数は0.1であり、密度を5.6g/cm
3としたときの動摩擦係数は0.28であり、ほぼ密度
に比例して動摩擦係数が変化していることがわかる。
【0061】このことから、本実施の形態では、グラフ
ァイトの粉末による成形体に対する銅の密度によって、
少なくとも動摩擦係数の大きさを制御することができる
ことがわかる。
【0062】次に、第3の実験例について説明する。こ
の第3の実験例は、上述した第3の製造方法にて作製し
た5つのサンプル1〜5のカーボン粉末に対する銅の密
度と、曲げ強さ、シャルピー衝撃値及び固有抵抗を測定
したものである。測定結果を図16に示す。この測定結
果には、これらサンプル1〜5のカーボン粉末と銅との
体積率及び添加元素の違いも示す。
【0063】なお、サンプル1及び2は、縦横比の平均
が1:4〜5であるカーボン粒子を使用して作製したも
のであり、サンプル4及び5は、縦横比の平均が1:3
〜4であるカーボン粒子を使用して作製したものであ
り、サンプル3は、縦横比の平均が1:4〜5であっ
て、かつ、粒子径が50μm〜100μmの間に入る粒
子を使用して作製したものである。
【0064】図16の測定結果から、曲げ強さは、サン
プル2の331kgf/cm2が最も低く、サンプル3
の610kgf/cm2が最も高い値となっている。シ
ャルピー衝撃値は、サンプル1の0.051kg・m/
cm2が最も低く、サンプル3の0.18kg・m/c
2が最も高い値となっている。固有抵抗は、サンプル
2の0.14μΩ・mが最も高く、サンプル3の0.0
7μΩ・mが最も低い値となっている。
【0065】ちなみに現在におけるカーボン系すり板の
物理特性の開発目標値は、曲げ強さが300kgf/c
2以上、シャルピー衝撃値が0.05kg・m/cm2
以上、固有抵抗が3.00μΩ・cm以下であり、これ
らサンプル1〜5の各特性はこの開発目標値を満足して
いることがわかる。更に、好ましい範囲である曲げ強さ
は、望ましくは400以上、更に望ましくは500以上
(kgf/cm2)が好適であり、衝撃値についても、
望ましくは0.1以上、更に望ましくは0.12以上
(kg・m/cm2)が好適であり、更に固有抵抗につ
いても、2.00以下が望ましく、更に望ましくは1.
00以下である。
【0066】このように、本実施の形態に係る耐摩耗性
複合材料10においては、カーボン又はその同素体の粉
末と金属14とを含むようにしたので、曲げ強さが30
0kgf/cm2以上、シャルピー衝撃値が0.05k
g・m/cm2以上を実現することができ、例えばブレ
ーキ用ディスク部材に用いて好適となる。更に、本実施
の形態においては、固有抵抗が3.00μΩ・cm以下
であることから、例えばパンタグラフ用すり板部材に用
いても好適となる。
【0067】特に、本実施の形態に係る耐摩耗性複合材
料は、カーボン又はその同素体の粉末を予め成形してな
る予備成形体に、前記金属を含浸させて構成するように
したので、製造時におけるカーボン又はその同素体の取
り扱いが容易になる。
【0068】また、金属に、炭化物生成元素を添加する
ようにしたので、カーボン又はその同素体と金属との結
合性を向上させることができ、炭素や金属の脱粒を防止
することができる。これにより、炭素と金属との界面接
触性を安定化させることができ、電導性を向上させるこ
とができる。
【0069】また、金属に、界面の濡れ性改善のための
元素を添加するようにしたので、炭素と金属との界面接
触性を安定化させることができ、電導性を向上させるこ
とができる。
【0070】また、本実施の形態に係る耐摩耗性複合材
料は、カーボン又はその同素体の粉末に対する金属の密
度によって、少なくとも動摩擦係数の大きさを制御する
ことができるため、電車、自動車、航空機などの利用分
野(品点)に応じて動摩擦係数を設定することができ、
これら利用分野に好適なブレーキ用ディスク部材を提供
することができる。
【0071】なお、この発明に係る耐摩耗性複合材料
は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱
することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんで
ある。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る耐摩
耗性複合材料によれば、曲げ強度及び衝撃値の向上を図
ることができるため、例えばブレーキ用ディスク部材に
用いて好適となる。
【0073】また、炭素材を用いた耐摩耗性の材料にお
いて、曲げ強度及び衝撃値の向上並びに電導性の向上を
図ることができるため、例えばパンタグラフ用すり板部
材に用いて好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料の構成を
示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料の第1の
製造方法で使用される予備成形機を示す構成図である。
【図3】第1の製造方法で使用される炉を示す構成図で
ある。
【図4】第1の製造方法で使用されるプレス機を示す構
成図である。
【図5】第1の製造方法を示す工程ブロック図である。
【図6】本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料の第2の
製造方法を示す工程ブロック図である。
【図7】本実施の形態に係る耐摩耗性複合材料の第3の
製造方法において、ケース内に粉末を敷き詰めた状態を
示す説明図である。
【図8】第3の製造方法において、ケース内に蓋を投入
した状態を示す説明図である。
【図9】第3の製造方法において、ケース内に溶湯を流
し込んだ後、パンチで溶湯を押し下げる状態を示す説明
図である。
【図10】第3の製造方法を示す工程ブロック図であ
る。
【図11】図11Aは板状の試料を示す平面図であり、
図11Bは板状の試料を示す側面図である。
【図12】図12Aはリング状の試料を示す平面図であ
り、図12Bはリング状の試料を示す側面図である。
【図13】摩耗量の測定方法を示す説明図である。
【図14】第1の実験例(比較例1〜4並びに実施例1
及び2についての密度、摩耗量及び動摩擦係数の関係を
みた実験例)の実験結果を示す特性図である。
【図15】第2の実験例(実施例1において、母体に対
する銅の密度と動摩擦係数の関係をみた実験例)の実験
結果を示す特性図である。
【図16】第3の実験例(サンプル1〜5の曲げ強さ、
衝撃値及び固有抵抗を測定した実験例)の実験結果を示
す特性図である。
【符号の説明】
10…耐摩耗性複合材料 12…ブロック 12a…粉体 14…金属 44…混合物 46…予備成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 健 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 中山 信亮 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 竹内 広幸 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 安井 誠二 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーボン又はその同素体の粉末と金属とを
    含むことを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の耐摩耗性複合材料におい
    て、 前記カーボン又はその同素体の粉末に前記金属が含浸さ
    れて構成されていることを特徴とする耐摩耗性複合材
    料。
  3. 【請求項3】請求項2記載の耐摩耗性複合材料におい
    て、 前記カーボン又はその同素体の粉末を予め成形してなる
    予備成形体に、前記金属が含浸されて構成されているこ
    とを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  4. 【請求項4】請求項2記載の耐摩耗性複合材料におい
    て、 前記金属が溶解した液体状態又は固液共存状態に、前記
    カーボン又はその同素体の粉末を混合し、鋳造成形され
    て構成されていることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐摩
    耗性複合材料において、 前記カーボン又はその同素体の粉末は、不定形炭素、炭
    素繊維、グラファイト、又はダイヤモンドの粉砕裁断材
    料であることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐摩
    耗性複合材料において、 前記カーボン又はその同素体の粉末の平均粉末粒度が1
    μm〜500μmであり、 前記粉末を構成する1つの粒子は、最小の長さをとる方
    向と、最大の長さをとる方向で、その長さの比の平均が
    1:5以下であることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の耐摩
    耗性複合材料において、 前記カーボン又はその同素体と前記金属との体積率が、
    前記カーボン又はその同素体が20vol%〜80vo
    l%、金属が80vol%〜20vol%の範囲である
    ことを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の耐摩
    耗性複合材料において、 前記金属は、Cu、Al、Agから選択された少なくと
    も1種であることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の耐摩
    耗性複合材料において、 前記金属は、融点が500℃以上の金属であることを特
    徴とする耐摩耗性複合材料。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の耐
    摩耗性複合材料において、 前記金属に、炭化物生成元素が添加されていることを特
    徴とする耐摩耗性複合材料。
  11. 【請求項11】請求項10記載の耐摩耗性複合材料にお
    いて、 前記炭化物生成元素は、Nb、Cr、Zr、Be、T
    i、Ta、V、B、Mn、Mo、Fe、Si、W、C
    o、Mg、Ni、Ca、ミッシュメタルから選択された
    1種以上であることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか1項に記載の
    耐摩耗性複合材料において、 前記金属に、界面の濡れ性改善のための元素が添加され
    ていることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  13. 【請求項13】請求項12記載の耐摩耗性複合材料にお
    いて、 前記界面の濡れ性改善のための添加元素がTe、Bi、
    Pb、Sn、Se、Li、Sb、Tl、Cdから選択さ
    れた1種以上であることを特徴とする耐摩耗性複合材
    料。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    耐摩耗性複合材料において、 前記カーボン又はその同素体の粉末に対する前記金属の
    密度によって、少なくとも動摩擦係数の大きさが制御さ
    れていることを特徴とする耐摩耗性複合材料。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    耐摩耗性複合材料において、 曲げ強さが300(kgf/cm2)以上であることを
    特徴とする耐摩耗性複合材料。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれか1項に記載の
    耐摩耗性複合材料において、 衝撃値が0.05(kg・m/cm2)以上であること
    を特徴とする耐摩耗性複合材料。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれか1項に記載の
    耐摩耗性複合材料において、 固有抵抗が3.00(μΩ・cm)以下であることを特
    徴とする耐摩耗性複合材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017519160A (ja) * 2014-04-15 2017-07-13 フェルディアム エス.アール.エル. ブレーキ系統のブレーキ用部材及びそれを作成する方法
JP2020203815A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 公益財団法人鉄道総合技術研究所 集電摺動材料及びその製造方法

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