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JP2003129862A - タービン翼の製造方法 - Google Patents

タービン翼の製造方法

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Publication number
JP2003129862A
JP2003129862A JP2001324926A JP2001324926A JP2003129862A JP 2003129862 A JP2003129862 A JP 2003129862A JP 2001324926 A JP2001324926 A JP 2001324926A JP 2001324926 A JP2001324926 A JP 2001324926A JP 2003129862 A JP2003129862 A JP 2003129862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine blade
manufacturing
molding
laser
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001324926A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Saito
正弘 齋藤
Hiroaki Yoshioka
洋明 吉岡
Katsuyasu Ito
勝康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001324926A priority Critical patent/JP2003129862A/ja
Publication of JP2003129862A publication Critical patent/JP2003129862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】翼の製造の際、鋳造による金型レス化を図り、
製品開発期間および製造時間を短縮するとともに、出来
上り寸法の優れたタービン翼の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明に係るタービン翼の製造方法は、翼
の3次元形状・寸法データに基づいて金属粉末を積層さ
せながらその粉末をレーザ3a(3b,3c,3d,3
e)で溶融させて造型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン、蒸
気タービン、水力機械等の原動機に適用するタービン翼
の製造方法に係り、特に、鋳型等の型枠を用いなくとも
容易に製造できるタービン翼の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンや蒸気タービン等の原動機
に適用されるタービン静翼やタービン動翼等は、ひとこ
ろの900℃から1100℃を経て1300℃の高温作
動流体に直接晒されているため、高温耐食性、耐酸化性
に優れた超合金材が使用されている。
【0003】しかし、最近の原動機では、プラント熱効
率のより一層の向上を図るため、作動流体の温度を13
00℃以上にする計画が進められており、実機実用運転
が一歩一歩近付きつつある。この場合、作動流体の温度
が1300℃も含めて超えると、タービン翼に適用する
超合金材では、もはや強度を維持することができなくな
っている。このため、タービン翼は、その翼内部を中空
にし、中空内に、例えば空気や蒸気等の流路を形成す
る、いわゆる冷却翼が実現している。
【0004】ところで、タービン翼は、翼形や翼内部の
流路を形成するコア(中子)を製作する場合、出来上り
寸法精度の優れている精密鋳造方法が用いられている。
【0005】この精密鋳造方法には、よく知られている
ように、ロストワックス法、セラミックモールド法、プ
ラスタモールド法があり、翼形やコアを製造するにあた
り、いずれかの方法が適宜、選択して使用されている。
【0006】ロストワックス法は、大別すると、ソリッ
ドモールド法とセラミックシェルモールド法との二つに
分けることができる。
【0007】ソリッドモールド法は、図6に示すよう
に、最初に、鋳造しようとするタービン翼とほぼ相似
で、製造過程中の使用材料の熱膨張量、収縮量を加味し
た寸法のロウ模型25をロウまたは相当材で作り(工程
1、ST1)、その材料を用いて模型26を組み立て
(工程2、ST2)、組み立てた模型26の表面を微粒
子の耐火物と結合剤とを混合するスラリーで覆い(工程
3、ST3)、スラリー27が乾かないうちに、粗い耐
火物の粒振り掛け28を行う(工程4、ST4)。
【0008】粗い耐火物の粒振り掛け28の乾燥後、鋳
枠に収め、粘結剤とともに混合し練った耐火物粒をその
周りに充填してバックアップ補強し(工程5、ST
5)、乾燥させる。
【0009】最後に、加熱してロウ模型25を溶融流出
(脱ロウ)29させ(工程6、ST6)、鋳型を作る。
鋳型内に残っている少量のロウは、高温で加熱燃焼させ
る。
【0010】このようにして鋳型の内部を空洞にする
と、鋳型は高温状態に維持させ、溶湯を鋳込み30(工
程7、ST7)、タービン翼を製造する工程になってい
る。
【0011】一方、セラミックシェルモールド法は、図
7に示すように、工程1(ST1)から工程5(ST
5)までを図6に示したソリッドモールド法と同じ工程
を経た後、ロウ模型25への耐火物の被覆を数回繰り返
して行い、厚みを予め定められた厚みにして乾燥させ、
さらに加熱してロウ模型25を溶融流出(脱ロウ)29
させ(工程6、ST6)、鋳型を作る。
【0012】そして、ソリッドモールド法と同様に、鋳
型は加熱され、溶湯を鋳込み30(工程7、ST7)、
タービン翼を製造する。
【0013】なお、このような精密鋳造法は、その詳細
技術が日本鋳物協会精密鋳造部会編集精密鋳造法(昭和
48年12月日刊工業新聞社発行)に公表されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来、精密鋳造法によ
るタービン翼の製造方法では、解決すべき問題点が幾つ
か含まれていた。
【0015】タービン翼を製造するにあたり、精密鋳造
法では、出来上り寸法の優れた製品になっているもの
の、完成に至るまで多くの工程を経ており、高い品質管
理を必要とし、作業員にとって多くの労力を要してい
た。
【0016】また、精密鋳造法は、精度の高い金型、高
品質の鋳型材、高価な超合金材を使用する関係上、鋳物
kgあたりのコストが著しく高いものになっていた。
【0017】また、精密鋳造法は、金型や砂型等の鋳型
を用いるため、鋳型の設計、製作に長時間を要し、設計
変更による製品改良や新製品化に著しく多くの時間を費
やし、さらにタイムリーな設計へのフィードバックがで
きず、製品コストが増加する等の問題点が含まれてい
た。
【0018】このように、従来の精密鋳造法によるター
ビン翼の製造方法では、出来上り寸法の優れた製品であ
っても、作業時間的に、コスト的に改良すべき点が含ま
れており、簡便にして短時間でタービン翼の製造が可能
な製造技術の開発が求められていた。つまり、金型等の
鋳型設計や金型等の製造工程を省略しても、直接、ター
ビン翼を製造できる技術開発が求められていた。
【0019】本発明は、このような要望に対処してなさ
れたもので、鋳造に基づく金型レス化を図り、製品の設
計変更にタイムリーに対応でき、製品開発期間の短縮、
製造時間の短縮と相俟って製品コストの低減化を図り、
出来上り寸法の優れたタービン翼の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタービン翼
の製造方法は、請求項1に記載したように、タービン翼
の製造に際し、翼の3次元形状・寸法データに基づいて
金属粉末を積層させながらその粉末をレーザで溶融させ
て造型する方法である。
【0021】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項2に記載したように、翼の積層造型に用いる
金属粉末は、球状中実粉あるいは球状中空粉のうち、い
ずれか一方あるいはその複合を用いる方法である。
【0022】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項3に記載したように、翼の積層造型に用いる
金属粉末は、その周りに樹脂および低融点材料のうち、
いずれか一方をコーティングする方法である。
【0023】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項4に記載したように、翼の積層造型に用いる
金属粉末の球状中実粉あるいは球状中空粉あるいはその
複合粉を直接レーザで溶融させて造型する方法である。
【0024】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項5に記載したように、翼の積層造型に用いる
金属粉末の周りにコーティングする樹脂および低融点材
料のうち、いずれか一方は、レーザで溶融させて造型す
る方法である。
【0025】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項6に記載したように、翼の積層造型に用いる
レーザは、COレーザ、YAGレーザ、エキシマレー
ザ、He−Cdレーザ、半導体励起固体レーザのうち、
少なくとも1種以上を用いている方法である。
【0026】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項7に記載したように、タービン翼の製造に際
し、翼の3次元形状・寸法データに基づいて金属粉末を
積層させながらその粉末をレーザで溶融させて造型する
一方、造型時レーザ照射の雰囲気をAr,H,He,
のガスおよび大気中のいずれか1種または複数種を
組み合わせる雰囲気の中で造型する方法である。
【0027】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項8に記載したように、翼の積層造型に用いる
金属粉末は、Ni基超合金、Co基超合金、ステンレス
合金、CuおよびCu合金、AlおよびAl合金、Ti
およびTi合金、WおよびW合金、セラミックスのう
ち、1種または複数種を組み合わせる方法である。
【0028】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項9に記載したように、タービン翼の製造に際
し、翼の3次元形状・寸法データに基づいて金属粉末を
積層させながらその粉末をレーザで溶融させて造型する
一方、金属粉末の積層造型後の成形物を炉の内部で焼結
処理、溶浸処理を行う方法である。
【0029】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項10に記載したように、炉の内部で行う成形
物の焼結処理、溶浸処理は、同時に行う方法である。
【0030】また、本発明に係るタービン翼の製造方法
は、請求項11に記載したように、大気から真空までの
圧力調整ができるようにするとともに、不活性ガス、反
応ガスが供給できるようにする方法である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタービン翼の
製造方法の実施形態を図面および図面に付した符号を引
用して説明する。
【0032】図1は、本発明に係るタービン翼の製造方
法において、製品としてのタービンノズルやタービン動
翼の3次元形状・寸法データに基づいて、金属粉末を積
層しながらレーザで溶融させ、タービン翼を造型(形
成)する実施形態を示す模式図である。
【0033】本実施形態に係るタービン翼の製造方法に
用いるツールには、3次元CADデータに基づいて指令
を出すコンピュータ制御部1と、指令に基づいて作動す
るワーク部2とが用いられる。
【0034】ワーク部2は、COレーザ3a、YAG
レーザ3b、エキシマレーザ3c、He−Cdレーザ3
d、半導体励起固体レーザ3eのうちいずれかを選択
し、選択した、例えばYAGレーザ光3bからのレーザ
光線5をガルバノメータミラー4に絞り込んで、細糸化
されパウダーヘッド6の表面に塗布する成形材料18と
しての金属粉末(成形粉末)7に照射し、タービン動
翼、タービンノズル等のタービン翼20等の成形物19
を造型(形成)するようになっている。
【0035】このとき、成形材料18を供給する供給用
のローラ8は、逐次成形するピッチ高さ毎に左右にある
時間を以って移動し、成形材料18を供給している。
【0036】また、成形粉末7を積層するステージ9
は、エレベータ10の昇降力により、成形するピッチ高
さ、あるいは成形材料18を供給する高さ毎に上下に移
動し、造型されるタービン翼20をバートビルドチャン
バー11に収容させている。
【0037】レーザを用いて成形材料18を積層造型す
るタービン翼20の製造工程は、図2に示すように、3
次元CADデータに基づいて造型するグリーンパーツ
(金属粉末積層造型部)12(ステップ1)、グリーン
パーツの取出し(ブレーク)13(ステップ2)、焼
結、溶浸処理前のタブセット14(ステップ3)、グリ
ーンパーツ12の炉中での焼結、溶浸処理15(ステッ
プ4)、製品取出し・仕上げ16(ステップ5)、の各
ステップ1〜5を経るようになっている。
【0038】このように、本実施形態は、レーザを用い
て金属粉末21を溶融させ、タービン翼20として製品
化しているので、従来のように精密鋳造による金型を用
いずとも、3次元CADデータのみでタービン翼20を
容易に製品化することができる。すなわち、精密鋳造を
用いずとも出来上り寸法の優れたタービン翼20を短期
間に、低コストで製造することができる。
【0039】このとき、金属粉末21の周りに樹脂ある
いは低融点材料をコーティングした成形材料18を用い
ると、金属粉末21自体がレーザで溶融するのではな
く、金属粉末21の周りにコーティングした樹脂あるい
は低融点材料のみが溶融して積層するので、レーザによ
って照射された部分の熱収縮が少なく、出来上り寸法の
優れたタービン翼20ができ、レーザ照射時の過熱を最
小限にし、タービン翼20の出来上り変形を抑制するこ
とができる。
【0040】また、セラミックスや超合金等の高融点材
料の粉末を用いてタービン翼20を製造する場合、レー
ザ照射では、溶融が難しいこともあるが、セラミックス
や超合金等の高融点粉末材料の周りに樹脂あるいは低融
点材料をコーティングしているので、セラミックスや超
合金等の高融点粉末材料を積層造型材として用いること
ができる。
【0041】さらにまた、レーザ照射によるタービン翼
20は、図3に示すように、翼植込み部23に金属粉末
21を用い、翼有効部24にセラミックス22を用いる
等、互いに異種材でも製造することができる。
【0042】また、金属粉末21の周りに樹脂あるいは
低融点材料をコーティングした成形材料18を用いて、
レーザで溶融すると、タービン翼20の熱収縮が少な
く、出来上り寸法の優れた製品となるが、樹脂や低融点
材料が、焼結時、昇華したり、金属粉末21内部へ拡散
したりする場合があり、タービン翼20の密度が低下す
る場合もある。
【0043】このため、金属粉末21を直接レーザで溶
融することで、金属同士が溶融するため、タービン翼2
0内部の気孔がなくなり、密度が向上し、溶浸処理を省
略することができる。
【0044】また、金属粉末21は、球状の中実粉ある
いは中空粉あるいはその複合した粉末を用いることで、
粉末積層造型時のローラ8による成形材料18の摩擦抵
抗が少なくなるため、成形材料18の供給を均一に行う
ことができる。
【0045】従来、タービン翼20の製造方法は、金属
粉末21とセラミックスとのメタライズライジングが難
しかった。しかし、本実施形態に係るレーザによる金属
粉末積層造型を用いると、金属粉末21とセラミックス
22とのメタライズライジングが容易になり、出来上り
寸法の優れたタービン翼20を造型することができる。
金属粉末21とセラミックス22とのメタライジングが
容易になるのは、金属粉末21の周りにコーティングし
た樹脂あるいは低融点材料とセラミックス22の周りに
コーティングした樹脂あるいは低融点材料同士が溶融し
合って結合し、焼結時、金属粉末21や低融点材料がセ
ラミックス内部へ拡散し、冶金的結合が行われるためで
ある。なお、この場合、タービン翼20は、金属粉末2
1とセラミックス22とのメタライズライジング後、炉
中に収容し、高温熱処理の下、焼結処理がなされる。
【0046】一方、タービン翼20を金属粉末積層造型
で製造するために用いるレーザは、COレーザ、YA
Gレーザ、エキシマレーザのうち、いずれか1種または
その複合を用いる。これによって、使用するレーザの種
類によって波長やビームスポット径が異なるため、得ら
れる製品の寸法精度が向上したり、種々の形状や粒径の
粉末を用いて成形が可能となる。
【0047】さらに、粉末形成速度が異なるので、製造
時間を短縮でき、金属粉末の結合度合、製品気孔率を自
由に変えることができ、どのようなタービン翼20の翼
形にも対応することができる。
【0048】また、タービン翼20を金属粉末積層造型
で製造するために用いる成形粉末材料は、Ni基超合
金、Co基超合金、ステンレス合金、CuおよびCu合
金、AlおよびAl合金、TiおよびTi合金、Wおよ
びW合金、セラミックスのうち、1種または複数種を組
み合わせるものである。
【0049】一般に、セラミックスや高融点材料をレー
ザで直接、焼結、溶融させることは、材料の熱膨張や溶
融に伴う凝固収縮により、製品に変形が生じ、製品化が
困難とされていた。
【0050】しかし、本実施形態では、上述したよう
に、成形粉末自体をレーザで溶融させるのではなく、成
形粉子の周りにコーティングする樹脂あるいは低融点材
料のみを溶融させて積層するので、レーザによって照射
される部分の熱収縮が少なく、寸法精度の優れた製品を
製造することができる。
【0051】特に、従来から困難とされてきたセラミッ
クスと金属との異種材料の接合が本実施形態ではできる
ようになったので、タービン翼中、求められている耐
食、耐酸化、耐エロージョンの部分毎に材料を変え、異
種材料を用いる製品ができるようになっている。
【0052】他方、レーザ照射する金属粉末積層造型時
の雰囲気は、Ar,H,He,N などのガス中、あ
るいは大気中のいずれか1種または数種類組み合わせに
しているので、材料の融点を下げることができ、レーザ
が低エネルギで施工加工しても高融点材料を造型するこ
とができ、製造中の製品の腐食や酸化を防止することが
できる。
【0053】また、本実施形態は、炉中の雰囲気を大気
から真空までの圧力調整が可能になっている。炉中の雰
囲気を大気から真空までの圧力調整が可能にしたのは、
使用する金属粉末21の種類にもよるが、参加し易い粉
末、金属粉末組成の成分が昇華(温度、圧力によって成
分がなくなってしまう)し易い粉末などがあるため、炉
中の雰囲気を大気から真空まで、適宜圧力調整すること
によって、これらの現象を防止することができるからで
ある。
【0054】また、従来、タービン翼を精密鋳造するに
あたり、鋳造用の金型を用いていたため、例えば、金型
設計に3ヶ月、金型加工に3ヶ月、翼製造に6ヶ月を要
し、その間、設計変更等があると、製品開発期間が長期
化し、タイムリーな開発が困難とされていた。
【0055】しかし、本実施形態では、タービン翼20
の3次元CADデータの作成に2週間程度必要としてい
るが、それでもレーザによる金属粉末積層造型を開発
し、鋳造用の金型を一切用いていないので、金属粉末造
型に1日、焼結・溶浸処理に2日、仕上げに1日程度で
済ませることができ、製品開発期間、製造期間を従来よ
りも著しく短縮することができる。
【0056】図4は、本発明に係るタービン翼の製造方
法において、レーザによる金属粉末積層造型後、炉中で
焼結処理、溶浸処理の実施形態を示す模式図である。
【0057】レーザによる金属粉末積層造型後のタービ
ン翼20の焼結処理、溶浸処理に用いる炉17は、大気
から真空までの圧力調整ができるようになっている。ま
た、炉17は、不活性ガスや反応ガスが供給できるよう
になっている。
【0058】このような炉17であれば、タービン翼2
0のうち、グリーンパーツ22を形成するタブセット1
4としての溶浸材料21aがどのような種類のものであ
っても、腐食、酸化が防止でき、ガス冷却を効率よく行
うことができるので、成形材料19の強度を高く維持で
き、出来上がり寸法の優れた製品を完成させることがで
きる。
【0059】一方、焼結および溶浸処理温度は、成形材
料19の種類によっても異なるが、一般に、650〜1
300℃で、定融点のA1では約650℃、ステンレス
合金では約1050℃を用いている。また、処理時間
は、成形材料19によって異なるが、一般的に、5時間
から20時間で、溶浸する材料によって使い分けてい
る。処理時間が短いと完全に溶浸材料21aが製品に行
き渡らず、不良品となる場合が多く、また、処理時間が
長いと、溶浸材料21aが製品表面に溶け出し、仕上げ
に長時間を要し、コスト高になることに基づく。
【0060】このため、本実施形態では、タービン翼2
0の金属粉末積層造型後、炉17で焼結処理、溶浸処理
を行う際、焼結処理、溶浸処理の同時処理を行い、製造
工程の短縮化を図っている。
【0061】また、焼結時の製品の気孔率、すなわち密
度は約50〜60%程度と低い密度になっている。この
ため、焼結品は衝撃を受けると割れ易く、また、金属で
は錆が発生し易いため、焼結処理と溶浸処理とは同時に
行うことが望ましい。
【0062】これら低密度では、製品として採用するこ
とができないため、溶浸処理により溶浸材料21aを気
孔内に浸透および含浸させ、100%の密度を備える製
品としている。
【0063】溶浸材料21aには、ブロンズ等のCu合
金が用いられているが、Ni基超合金、Co基超合金、
ステンレス合金、CuおよびCu合金、AlおよびAl
合金、TiおよびTi合金、WおよびW合金、セラミッ
クス等を用いて、溶浸しても、高強度、高耐熱性の製品
を製造することができる。
【0064】図5は、本発明に係るタービン翼の製造方
法において、タービン翼20を、例えば翼有効部24と
翼植込み部23との2分割以上にグリーンパーツ23a
,24aを製造し、焼結処理、溶浸処理により分割
したグリーンパーツ23a,24aを一体化する実
施形態を示す模式図である。
【0065】本実施形態は、レーザによる金属粉末積層
造型を用いて、タービン翼20のうち、例えば、翼有効
部24と翼植込み部23とを、グリーンパーツ23
,24aのそれぞれに形成し、形成後のグリーン
パーツ23a,24aの焼結、溶浸の同時処理が可
能な炉17に収容し、熱処理を行ってタービン翼20を
一体形成させたものである。
【0066】このように、本実施形態は、レーザによる
金属粉末積層造型を用いて製品を部分分割のグリーンパ
ーツ23a,24aにし、部分分割の23a,2
4a を焼結、溶浸の同時処理を行うので、大型な製品
でも容易に製作することができ、出来上り寸法の優れた
製品を製造することができる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るター
ビン翼の製造方法は、タービンノズルやタービン翼等の
タービン翼の3次元形状・寸法データに基づいて金属粉
末を積層しながらその積層粉末をレーザで溶融させて造
型し、その造型物を焼結、溶浸の同時処理を行ってター
ビン翼を造型(形成)させ、鋳造用の金型等の型枠を用
いないでタービン翼を製造するので、設計、製造期間を
より一層短縮化させて製品開発の短期加速化を図ること
ができ、出来上り寸法の優れた製品と相俟って製造コス
トをより一層低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタービン翼の製造方法を示す模式
図。
【図2】本発明に係るタービン翼の製造方法において、
3次元CADデータに基づいて製造するグリーンパーツ
の各処理工程を示すブロック図。
【図3】本発明に係るタービン翼の製造方法において、
3次元CADデータに基づいて製造するグリーンパーツ
から完成品としてのタービン翼に形成したことを示す模
式図。
【図4】本発明に係るタービン翼の製造方法において、
3次元CADデータに基づいて製造するグリーンパーツ
の焼結、溶浸処理を示す模式図。
【図5】本発明に係るタービン翼の製造方法において、
3次元CADデータに基づいて製造するタービン翼の部
品を焼結、溶浸処理を行ってタービン翼を一体化するこ
とを示す模式図。
【図6】従来のソリットモールド法を用いてタービン翼
を製造することを示す工程流れ図。
【図7】従来のセラミックシェルモールド法を用いてタ
ービン翼を製造することを示す工程流れ図。
【符号の説明】
1…コンピュータ制御部、2…ワーク部、3a…CO
レーザ、3b…YAGレーザ、3c…エキシマレーザ、
3d…He−Cdレーザ、3e…半導体励起固体レー
ザ、4…ガルバノメータミラー、5…レーザ光線、6…
パウダーヘッド、7…金属粉末、8…ローラ、9…ステ
ージ、10…エレベータ、11…バートビルドチャンバ
ー、12…グリーンパーツ、13…グリーンパーツの取
出し、14…タブセット、15…焼結、溶浸処理、16
…製品取出し・仕上げ、17…炉、18…成形材料、1
9…成形物、20…タービン翼、21…金属粉末、21
a…溶浸材料、22…セラミックス、23…翼植込み
部、23a,23a…グリーンパーツ、24…翼有
効部、24a,24a…グリーンパーツ、25…ロ
ウ模型、26…模型、27…スラリー、28…振り掛
け、29…脱ロウ、30…鋳込み。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 26/00 B23K 26/00 G B23P 15/02 B23P 15/02 F01D 5/12 F01D 5/12 5/28 5/28 (72)発明者 伊藤 勝康 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3G002 BA06 BA10 BB00 EA06 4E068 AH02 BB01 CA01 CJ01 CJ03 DB02 DB12 DB15 4K018 AA03 AA09 AA10 AA13 AA14 AA33 AA40 DA23 KA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン翼の製造に際し、翼の3次元形
    状・寸法データに基づいて金属粉末を積層させながらそ
    の粉末をレーザで溶融させて造型することを特徴とする
    タービン翼の製造方法。
  2. 【請求項2】 翼の積層造型に用いる金属粉末は、球状
    中実粉あるいは球状中空粉のうち、いずれか一方あるい
    はその複合を用いることを特徴とするタービン翼の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 翼の積層造型に用いる金属粉末は、その
    周りに樹脂および低融点材料のうち、いずれか一方をコ
    ーティングすることを特徴とする請求項1記載のタービ
    ン翼の製造方法。
  4. 【請求項4】 翼の積層造型に用いる金属粉末の球状中
    実粉あるいは球状中空粉あるいはその複合粉を直接レー
    ザで溶融させて造型することを特徴とする請求項2記載
    のタービン翼の製造方法。
  5. 【請求項5】 翼の積層造型に用いる金属粉末の周りに
    コーティングする樹脂および低融点材料のうち、いずれ
    か一方は、レーザで溶融させて造型することを特徴とす
    る請求項3記載のタービン翼の製造方法。
  6. 【請求項6】 翼の積層造型に用いるレーザは、CO
    レーザ、YAGレーザ、エキシマレーザ、He−Cdレ
    ーザ、半導体励起固体レーザのうち、少なくとも1種以
    上を用いていることを特徴とする請求項1記載のタービ
    ン翼の製造方法。
  7. 【請求項7】 タービン翼の製造に際し、翼の3次元形
    状・寸法データに基づいて金属粉末を積層させながらそ
    の粉末をレーザで溶融させて造型する一方、造型時レー
    ザ照射の雰囲気をAr,H,He,Nのガスおよび
    大気中のいずれか1種または複数種を組み合わせる雰囲
    気の中で造型することを特徴とするタービン翼の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 翼の積層造型に用いる金属粉末は、Ni
    基超合金、Co基超合金、ステンレス合金、Cuおよび
    Cu合金、AlおよびAl合金、TiおよびTi合金、
    WおよびW合金、セラミックスのうち、1種または複数
    種を組み合わせることを特徴とする請求項1または7記
    載のタービン翼の製造方法。
  9. 【請求項9】 タービン翼の製造に際し、翼の3次元形
    状・寸法データに基づいて金属粉末を積層させながらそ
    の粉末をレーザで溶融させて造型する一方、金属粉末の
    積層造型後の成形物を炉の内部で焼結処理、溶浸処理を
    行うことを特徴とするタービン翼の製造方法。
  10. 【請求項10】 炉の内部で行う成形物の焼結処理、溶
    浸処理は、同時に行うことを特徴とする請求項9記載の
    タービン翼の製造方法。
  11. 【請求項11】 炉は、大気から真空までの圧力調整が
    できるようにするとともに、不活性ガス、反応ガスが供
    給できるようになっていることを特徴とする請求項9記
    載のタービン翼の製造方法。
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