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JP2003129498A - 基礎杭とフーチングとの間の接合構造 - Google Patents

基礎杭とフーチングとの間の接合構造

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JP2003129498A
JP2003129498A JP2001325206A JP2001325206A JP2003129498A JP 2003129498 A JP2003129498 A JP 2003129498A JP 2001325206 A JP2001325206 A JP 2001325206A JP 2001325206 A JP2001325206 A JP 2001325206A JP 2003129498 A JP2003129498 A JP 2003129498A
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JP
Japan
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footing
foundation pile
steel pipe
concrete
joining
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JP2001325206A
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Taro Nakagawa
太郎 中川
Katsumi Kobayashi
勝巳 小林
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物に大きな転倒モーメントが作用したとき
にフーチングが基礎杭の頭部から浮き上がることを許容
するようにした、良好な施行性を備えた接合構造を提供
する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート造の基礎杭22の頭部
に接合用鋼管10を固設して、基礎杭の頭部から上方へ
突出する凸部を形成する。鉄筋コンクリート造のフーチ
ング26のコンクリートを打設する際に、そのコンクリ
ートが接合用鋼管の上部を囲繞して該上部の外周面に直
接接触するようにする。フーチングを浮き上がらせる荷
重が作用したならば、フーチングのコンクリートと接合
用鋼管の上部の外周面との間の接触面にすべりが生じる
ことで、フーチングが基礎杭に対して相対的に上方へ変
位できるようにした。また、剪断抵抗力は、接合用鋼管
に負担させることとした。基礎杭の頭部の上向き面とフ
ーチングの底部の下向き面との間に介装した衝撃吸収材
30が、基礎杭から浮き上がったフーチングが復位する
際の衝撃を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
造の基礎杭と該基礎杭で支持される鉄筋コンクリート造
のフーチングとの間の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎杭でフーチングを支持するようにし
た杭基礎構造においては、基礎杭の頭部にフーチングを
剛接合したものが一般的であるが、両者を剛接合しない
構造のものもある。例えば、塔状建物等では、地震によ
って地盤が水平方向の加速度を生じたときに、建物に大
きな転倒モーメントが作用し、その建物の一方の側が浮
き上がろうとすることがあり、この場合、フーチングと
基礎杭とが剛接合されていると、基礎杭に大きな引抜き
力が作用することになる。このように、基礎杭に引抜き
力が作用するほどの大きな転倒モーメントに耐えるため
には、建物の基礎梁成、フーチング、及び柱幅のサイズ
を大きくせねばならず、また、基礎杭の引抜きを防止し
得る大きな杭周面摩擦抵抗力を確保するために、杭長も
長くせねばならず、それらによって、材料費や施工費の
コストアップなどの様々な不都合が生じてしまう。
【0003】それら不都合を回避するために、基礎杭と
フーチングとの間を剛接合せずに、建物に大きな転倒モ
ーメントが作用したときには、フーチングが基礎杭の頭
部から浮き上がることを許容するようにした接合構造が
提案されている。この接合構造によれば、大きな転倒モ
ーメントが作用した建物の一方の側が僅かに浮き上がる
ことで、その建物の基礎部分及び下層階柱部分に過大な
荷重が作用するのを防止でき、また、基礎杭に引抜き力
が作用することもないため、基礎及び柱幅のサイズを小
さくすることが可能となり、ひいては建物の耐震性向上
及びコストダウンを図ることも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、建物に大
きな転倒モーメントが作用したときにフーチングが基礎
杭の頭部から浮き上がることを許容する接合構造は、フ
ーチングが基礎杭に対して水平方向へ変位しないよう
に、剪断力に対しては抵抗する構造でなければならな
い。また、浮き上がったフーチングが復位して基礎杭の
頭部に衝突する際の衝撃を吸収し得る構造でなければな
らない。更には、フーチングの浮き上がり量を適切にコ
ントロールできる構造とすることが望まれる。従来提案
されていたこの種の接合構造は、単に、フーチングが基
礎杭の頭部から浮き上がることを許容するという概念を
提示したものに過ぎず、上に列挙した要件を満足し、し
かも良好な施行性を備えた接合構造は、これまで提案さ
れていなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、建物に大きな転倒モーメントが
作用したときにフーチングが基礎杭の頭部から浮き上が
ることを許容する接合構造に求められる数々の要件を満
足し、しかも良好な施行性を備えた、基礎杭とフーチン
グとの間の接合構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基礎杭
で支持される鉄筋コンクリート造のフーチングとの間の
接合構造において、前記基礎杭の頭部に接合用鋼管が一
体に固設されており、該接合用鋼管は断面が一定であ
り、滑らかな外周面を有し、その軸心が鉛直方向に延在
するようにして固設され、その中に前記基礎杭のコンク
リートが打設されることで、前記基礎杭の頭部から上方
へ突出する凸部を形成しており、前記フーチングのコン
クリートが、前記接合用鋼管の上部を囲繞して該上部の
外周面に直接接触するようにして打設されており、前記
フーチングを浮き上がらせる荷重が作用したときには、
前記フーチングのコンクリートと前記接合用鋼管の上部
の外周面との間の接触面にすべりが生じることで前記フ
ーチングが前記基礎杭に対して相対的に上方へ変位可能
であるようにしてあり、前記凸部の先端ないし周囲に画
成される前記基礎杭の頭部の上向き面と、該上向き面に
対向する前記フーチングの底部の下向き面との間に、衝
撃吸収材を介装してあり、前記基礎杭から浮き上がるよ
うに変位した前記フーチングが復位する際の衝撃が前記
衝撃吸収材で吸収されるようにしてあることを特徴とす
る。また本発明は、鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基
礎杭で支持される鉄筋コンクリート造のフーチングとの
間の接合構造において、前記フーチングの底部に接合用
鋼管が一体に固設されており、該接合用鋼管は断面が一
定であり、滑らかな外周面を有し、その軸心が鉛直方向
に延在するようにして固設され、その中に前記フーチン
グのコンクリートが打設されることで、前記フーチング
の底部から下方へ突出する凸部を形成しており、前記基
礎杭のコンクリートが、前記接合用鋼管の下部を囲繞し
て該下部の外周面に直接接触するようにして打設されて
おり、前記フーチングを浮き上がらせる荷重が作用した
ときには、前記基礎杭のコンクリートと前記接合用鋼管
の下部の外周面との間の接触面にすべりが生じることで
前記フーチングが前記基礎杭に対して相対的に上方へ変
位可能であるようにしてあり、前記凸部の先端ないし周
囲に画成される前記フーチングの底部の下向き面と、該
下向き面に対向する前記基礎杭の頭部の上向き面との間
に、衝撃吸収材を介装してあり、前記基礎杭から浮き上
がるように変位した前記フーチングが復位する際の衝撃
が前記衝撃吸収材で吸収されるようにしてあることを特
徴とする。また、接合用鋼管は、剪断力に抵抗する機構
としての役割を併せ持つ。
【0007】本発明にかかる接合構造によれば、鉄筋コ
ンクリート造の基礎杭及びフーチングを構築するために
通常必要とされる作業に、接合用鋼管を配置する作業
と、衝撃吸収材を介装する作業とを追加するだけで、建
物に大きな転倒モーメントが作用したときにフーチング
が基礎杭の頭部から浮き上がることを許容する接合構造
が得られ、しかもそれら追加の作業が非常に容易であ
る。従って、この種の接合構造に必要とされる数々の要
件を満足し、しかも良好な施行性を備えた、基礎杭とフ
ーチングとの間の接合構造を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明して行く。図1のa及びbは
本発明の実施の形態にかかる基礎杭とフーチングとの間
の接合構造に用いられる接合用鋼管の具体例を示した斜
視図、図2は本発明の第1の実施の形態にかかる基礎杭
とフーチングとの間の接合構造の断面図、図3は本発明
の実施の形態にかかる基礎杭とフーチングとの間の接合
構造に用いられる衝撃吸収材リテーナの斜視図、図4は
本発明の第2の実施の形態にかかる基礎杭とフーチング
との間の接合構造の断面図、図5は本発明の第3の実施
の形態にかかる基礎杭とフーチングとの間の接合構造の
断面図、図6は本発明の第4の実施の形態にかかる基礎
杭とフーチングとの間の接合構造の断面図である。
【0009】本発明にかかる基礎杭とフーチングとの間
の接合構造は、鉄筋コンクリート造の基礎杭と、この基
礎杭で支持される鉄筋コンクリート造のフーチングとの
間の接合構造であって、建物に大きな転倒モーメントが
作用したときに、フーチングが基礎杭の頭部から浮き上
がることを許容するようにした接合構造である。
【0010】この接合構造は、基礎杭とフーチングとの
一方に固設する接合用鋼管を用いることによって、面倒
な施工作業を必要とすることなく容易に施工できるよう
にしたものである。接合用鋼管としては、断面が一定
で、滑らかな外周面を有する鋼管を使用し、これを、そ
の軸心が鉛直方向に延在するようにして基礎杭の頭部ま
たはフーチングの底部に固設する。
【0011】図1のa及びbに、接合用鋼管10の具体
例を示した。図示のごとく、接合用鋼管10としては、
丸形鋼管を使用してもよく(図1のa)、角形鋼管(図
1のb)を使用してもよい。いずれの場合も、接合用鋼
管10には、基礎杭に対するフーチングの相対的な水平
方向の変位を抑止する剪断抵抗機構として機能し得る十
分な強度を有する鋼管を使用する。接合用鋼管10を基
礎杭またはフーチングに強固に固設できるようにするた
めに、ここでは、フーチングに固設する場合には接合用
鋼管10をフーチングの鉄筋に組付けた上でフーチング
のコンクリートを打設するようにし、また、基礎杭に固
設する場合には接合用鋼管10を基礎杭の鉄筋に組付け
た上で基礎杭のコンクリートを打設するようにしてい
る。図1には、接合用鋼管10を基礎杭に固設する場合
の、その基礎杭の鉄筋への組付け方の具体例を併せて示
した。図中の12及び14は、杭頭のコンクリート剪断
補強のための、鋼管を短く切断して調製した補強用リン
グである。施工時にそれら補強用リング12、14を基
礎杭の鉄筋に溶接した後に、補助鉄筋16を井桁状に配
し、それら補助鉄筋16を、接合用鋼管10及び補強用
リング12、14に溶接することによって、接合用鋼管
10を基礎杭の鉄筋に組付けるようにすればよい。接合
用鋼管10をフーチングの鉄筋に組付ける場合もこれと
同様の組付け方とすることができるが、接合用鋼管10
を基礎杭やフーチングの鉄筋に組付ける際の組付け方は
これに限られるものではなく、その基礎杭またはフーチ
ングの鉄筋の具体的な組み方に応じて、適当な組付け方
を採用すればよい。ただし、図1に示した具体例は、施
工が容易で接極用鋼管10を強固に固設することができ
るという点で特に好適な方法である。尚、以下に説明す
る本発明の実施の形態は、図1のaに示した、丸形鋼管
から成る接合用鋼管10を用いたものである。
【0012】図2に示した本発明の第1の実施の形態に
かかる接合構造20は、鉄筋コンクリート造の基礎杭2
2と、柱24の基端を支持する同じく鉄筋コンクリート
造のフーチング26とを接合しており、接合用鋼管10
は、基礎杭22の頭部に一体に固設されている。施工時
に接合用鋼管10を基礎杭22に固設するには、上で図
1に関して説明したように、接合用鋼管10を井桁に組
んだ補助鉄筋16(図1参照)を介して基礎杭22の主
筋28に固定した上で、基礎杭22のコンクリートを打
設し、その際に、接合用鋼管10の中にも基礎杭22の
コンクリートを打設することで、接合用鋼管10を基礎
杭22に一体に固設している。従って基礎杭22が完成
したときには、接合用鋼管10は、基礎杭22の頭部か
ら上方へ突出する凸部を形成している。また、図2の実
施の形態では、接合用鋼管10の中に打設するコンクリ
ートは、そのコンクリートの表面が、接合用鋼管10の
上端と面一になるようにしており、従って、そのコンク
リートの表面が水平面を画成するようにしている。
【0013】基礎杭22は、工場で製造する既製杭とす
ることもでき、また、現場で製造する場所打ち杭とする
こともできる。いずれの場合も、この基礎杭22を製造
する過程で接合用鋼管10が基礎杭22の頭部に一体に
固設される。
【0014】現場の所定位置に基礎杭22を定位したな
らば、その基礎杭22の頭部に衝撃吸収材リテーナを装
着する。衝撃吸収材は、接合用鋼管10から成る凸部の
先端ないし周囲に画成される基礎杭22の頭部の上向き
面と、かかる上向き面に対向するフーチング26の底部
の下向き面との間に介装され、基礎杭22から浮き上が
るように変位したフーチング26が復位する際の衝撃を
吸収する機能を果たすものである。図示例では、衝撃吸
収材として砂30を使用しているが、砂以外の粒体を使
用することも可能であり、粘性体やゴム体などを使用し
てもよい。衝撃吸収材リテーナは、衝撃吸収材として粒
体または粘性体を使用する場合には、その粒体ないし粘
性体の流出を防止する機能を果たし、また、衝撃吸収材
としてゴム体を使用する場合には、そのゴム体の位置決
め及び変形量制御の機能を果たすものとなる。
【0015】図2の実施の形態では、衝撃吸収材30
を、接合用鋼管10で形成した基礎杭22の凸部の上端
面を成す水平面と、それに対向するフーチング26の底
部のコンクリート表面との間に介装すると共に、基礎杭
22の凸部の周囲の水平面と、それに対向するフーチン
グ26の底部のコンクリート表面との間にも介装してい
る。またそれに対応して、2個の衝撃吸収材リテーナを
使用している。それらのうち第1リテーナ32は、基礎
杭22の凸部の直径と同一の直径を有する浅い円形の皿
状容器として形成したものであり、図3に示したよう
に、基礎杭22の凸部の上端面に装着する。また、第2
リテーナ34は、中央に基礎杭22の頭部の外周に対応
した孔を有する浅い正方形の皿状容器として形成したも
のであり、この第2リテーナ34は、図3に示したよう
に、その底板が、基礎杭22の頭部の接合用鋼管10の
周囲の水平面に連なるようにして、基礎杭22の頭部に
装着する。第1リテーナ32は、薄手の金属板や厚手の
軟質プラスチックシートなどで製作すればよく、第2リ
テーナ34は、厚手の金属板などで製作すればよい。更
に、その他の材料を用いてそれらリテーナ32、34を
製作することも可能である。
【0016】衝撃吸収材リテーナ32、34を、図3に
示したように基礎杭22の所定位置に配設したならば、
それらリテーナ32、34に衝撃吸収材30を充填す
る。続いて、フーチング26の鉄筋(不図示)及び型枠
(不図示)を組み、コンクリートを打設する。フーチン
グ26のコンクリートを打設する際には、そのコンクリ
ートが接合用鋼管10の上部を囲繞して該上部の外周面
に直接接触するようにして打設される。既述のごとく、
接合用鋼管10の外周面は滑らかであるため、フーチン
グ26のコンクリートは、多少の付着力をもって接合用
鋼管10の外周面に付着するものの、その外周面に完全
に固着してしまうことはない。そのため、地震が発生し
て建物に転倒モーメントが作用し、フーチング26を浮
き上がらせる荷重が作用したときには、フーチング26
のコンクリートと接合用鋼管10の上部の外周面との間
の接触面にすべりが生じることで、フーチング26が基
礎杭22に対して相対的に上方へ変位することができ、
従って、フーチング26は基礎杭22から浮き上がるよ
うに変位することができる。そして、そのように変位し
たフーチング26が復位する際の衝撃が、衝撃吸収材3
0によって吸収される。尚、図2には、接合用鋼管10
を固設状態で埋込む基礎杭22への埋込長さをL1で示
し、非固設状態で埋込むフーチング26への埋込長さを
L2で示した。図から明らかなように、接合用鋼管10
を固設状態で埋込む側の埋込長さL1を、非固設状態で
埋込む側の埋込長さL2と比べて、十分長く取るように
している。また、図示のごとく、固設状態で埋込む側の
接合用鋼管10の外周面に、予めスタッドボルト18を
埴設しておけば、固着力を更に強化することができ有利
である。
【0017】以上に説明した接合構造20では、衝撃吸
収材30を2箇所に介装しており、即ち、接合用鋼管1
0で形成した基礎杭22の凸部の上端面を成す水平面
と、それに対向するフーチング26の底部のコンクリー
ト表面との間、並びに、基礎杭22の凸部の周囲の水平
面と、それに対向するフーチング26の底部のコンクリ
ート表面との間に介装している。しかしながら荷重条件
によっては、それら両方の箇所に衝撃吸収材30を介装
する必要がなく、一方の箇所だけに介装すればよい場合
もある。そのような場合には、衝撃吸収材30を介装し
ない方の箇所にはリテーナの代わりに発泡プラスチック
板などで形成したスペーサを装着して、フーチング26
のコンクリートを打設するようにすればよい。これによ
って、基礎杭22の頭部の上向き面と、フーチング26
の底部の下向き面とが直接接触することがなくなるた
め、衝撃吸収材30を有効に機能させることができる。
【0018】図4に示した本発明の第2の実施の形態に
かかる接合構造40は、鉄筋コンクリート造の基礎杭2
2と、柱24の基端を支持する同じく鉄筋コンクリート
造のフーチング26とを接合しており、図2の実施の形
態との大きな相違は、接合用鋼管10が、基礎杭22の
頭部にではなく、フーチング26の底部に一体に固設さ
れていることにある。そして、接合用鋼管10と基礎杭
22との間の接続状態は、図2の実施の形態における接
合用鋼管10とフーチング26との間の接続状態と同様
の状態となっている。尚、以下に図4の接合構造40を
説明するに際して、図2の接合構造20と同一ないし対
応する部分には、同一の引用符号を付して、そのような
部分の詳細な説明は省略する。
【0019】図4の実施の形態にかかる接合構造を構築
するには、先ず、基礎杭22を打設した後に、その杭頭
部を凹型にはつることによって、基礎杭22の頭部に、
接合用鋼管10の下部を収容し得る大きさの凹部を形成
する。続いて、この凹部の中に、リテーナ42及び衝撃
吸収材30を介装した後に、接合用鋼管10の下部を収
容するようにして、接合用鋼管10を基礎杭22の頭部
に設置し、そして、接合用鋼管10の下部の周面と、凹
部の内壁との間の隙間に、基礎杭22のコンクリートを
補充打設することで、基礎杭22を最終的に完成させ
る。尚、基礎杭の凹部の中に介装する衝撃吸収材が杭体
内に消失するおそれがない場合、リテーナを省略するこ
とが可能である。
【0020】基礎杭22のコンクリートを補充打設する
際には、そのコンクリートが接合用鋼管10の下部を囲
繞して該下部の外周面に直接接触するようにして打設す
る。既述のごとく、接合用鋼管10の外周面は滑らかで
あるため、基礎杭22のコンクリートは、多少の付着力
をもって接合用鋼管10の外周面に付着するものの、そ
の外周面に完全に固着してしまうことはない。そのた
め、地震が発生して、建物に転倒モーメントが作用し、
フーチング26を浮き上がらせる荷重が作用したときに
は、基礎杭22のコンクリートと接合用鋼管10の下部
の外周面との間の接触面にすべりが生じることで、接合
用鋼管10が固設されたフーチング26が基礎杭22に
対して相対的に上方へ変位することができ、従ってフー
チング26が基礎杭22から浮き上がるように変位する
ことが許容される。尚、図4には、接合用鋼管10を固
設状態で埋込むフーチング26への埋込長さをL1で示
し、非固設状態で埋込む基礎杭22への埋込長さをL2
で示した。図から明らかなように、接合用鋼管10を固
設状態で埋込む側の埋込長さL1を、非固設状態で埋込
む側の埋込長さL2と比べて、十分長く取るようにして
いる。また、図示のごとく、固設状態で埋込む側の接合
用鋼管10の外周面に、予めスタッドボルト18を埴設
しておけば、固着力を更に強化することができ有利であ
る。
【0021】尚、基礎杭22は、工場で製造する既製杭
とすることもでき、また、現場で製造する場所打ち杭と
することもできる。既製杭の場合には、それを現場の所
定位置に打込んだ後に、その頭部に上述のようにして接
合用鋼管10を取付けるようにし、また、場所打ち杭の
場合には、それを現場の所定位置に打設する際に、その
頭部に上述のようにして接合用鋼管10を取付ける。
【0022】現場の所定位置に基礎杭22を定位したな
らば、中央に基礎杭22の頭部の外周に対応した孔を有
する浅い正方形の皿状容器として形成した衝撃吸収材リ
テーナ(第2リテーナ)44を、その底板が、基礎杭2
2の頭部の接合用鋼管10の周囲の水平面に連なるよう
にして基礎杭22の頭部に装着する。この衝撃吸収材リ
テーナ44は、厚手の金属板などで製作すればよく、そ
の他の材料を用いて製作することも可能である。
【0023】続いて、基礎杭22の頭部に装着した第2
リテーナ44に衝撃吸収材30を充填する。衝撃吸収材
30は、図2の接合構造40が完成した後には、接合用
鋼管10から成る凸部の先端ないし周囲に画成されるフ
ーチング26の底部の下向き面と、かかる下向き面に対
向する基礎杭22の頭部の上向き面との間に介装さた状
態となり、基礎杭22から浮き上がるように変位したフ
ーチング26が復位する際の衝撃を吸収する機能を果た
すものであり、図2の実施の形態の場合と同じく、粒
体、粘性体、それにゴム体などを、衝撃吸収材30とし
て使用することができる。
【0024】続いて、フーチング26の鉄筋(不図示)
及び型枠(不図示)を組み、更に、図1に示した補助鉄
筋16と同様に井桁に組んだ補助鉄筋を、基礎杭22の
頭部に取付けられている接合用鋼管10と、フーチング
26の鉄筋との間に配して、それらに溶接することで、
接合用鋼管10をフーチング26の鉄筋に結合する。続
いて、フーチング26のコンクリートを打設し、その際
に、接合用鋼管10の中にもフーチング26のコンクリ
ートを打設するようにして、接合用鋼管10をフーチン
グ26に一体に固設する。従ってフーチング26が完成
したときには、接合用鋼管10は、フーチング26の底
部から下方へ突出する凸部を形成している。
【0025】以上で接合構造40が完成する。この接合
構造40においても、図2の接合構造20と同様に衝撃
吸収材30を2箇所に介装しており、即ち、接合用鋼管
10で形成したフーチング26の凸部の下端面を成す水
平面と、それに対向する基礎杭22の頭部のコンクリー
ト表面との間、並びに、フーチング26の凸部の周囲の
水平面と、それに対向する基礎杭22の頭部のコンクリ
ート表面との間に介装している。しかしながら、荷重条
件によっては、それら両方の箇所に衝撃吸収材30を介
装する必要がなく、一方の箇所だけに介装すればよい場
合もある。そのような場合には、衝撃吸収材30を介装
しない方の箇所にはリテーナの代わりに発泡プラスチッ
ク板などで形成したスペーサを装着した上で、コンクリ
ートを打設するようにすればよい。これによって、基礎
杭22の頭部の上向き面と、フーチング26の底部の下
向き面とが直接接触することがなくなるため、衝撃吸収
材30を有効に機能させることができる。
【0026】以上に説明した図2及び図4の実施の形態
では、地震が発生して建物に大きな転倒モーメントが作
用したときには、フーチング26が基礎杭22の頭部か
ら浮き上がることができるため、フーチング26から基
礎杭22へ大きな引抜き力が伝達することはない。ただ
し、全く引抜き力が伝達しない構造よりは、むしろ適当
な大きさの引抜き力が伝達した方が、その引抜き力に対
する基礎杭22からの反力によってフーチング26の浮
き上がり量を適切にコントロールできるため、望ましい
ことが多い。これに関して、図2の実施の形態にかかる
接合構造20では接合用鋼管10の外周面とフーチング
26のコンクリートとの間の付着力が、また、図4の実
施の形態にかかる接合構造40では接合用鋼管10の外
周面と基礎杭22のコンクリートとの間の付着力が、フ
ーチング26の浮き上がりを抑制しようとする多少の抵
抗力として機能するため、それによってフーチング26
の浮き上がり量がコントロールされる。
【0027】ただし、荷重条件によっては、浮き上がり
に対する更なる制御力が要求されることもあり得る。以
下に説明する図5及び図6の実施の形態は、そのような
場合に適した実施の形態である。
【0028】図5に示した実施の形態にかかる接合構造
60と、図6に示した実施の形態にかかる接合構造80
とは、いずれも、図2に示した第1の実施の形態にかか
る接合構造20の変更態様に相当するものであり、以下
の説明では、図2の接合構造20との相違点だけを説明
する。
【0029】図5の接合構造60は、基礎杭22の主筋
28を、基礎杭22の頭部から上方へ延出する長いもの
とし、そして、上方へ延出した主筋28の上端部分を囲
繞するようにフーチング26のコンクリートを打設する
ことで、主筋28を介して基礎杭22とフーチング26
とを接続したものである。この構造によれば、フーチン
グ26のコンクリートと基礎杭22の主筋28との間の
付着力のために、主筋28を介してフーチング26から
基礎杭22へある程度の引抜き力が伝達され、そして、
その引抜き力に対する基礎杭22からの反力が、フーチ
ング26の浮き上がりに対する制御力として働くことに
よって、フーチング26の浮き上がり量がコントロール
される。従って、図5の構造は、基礎杭22の主筋28
を基礎杭22の頭部から上方へ延出させ、それら主筋2
8を介して基礎杭22とフーチング26とを接続するこ
とで、フーチング26の浮き上がりに対する抵抗力を調
節できるようにしたものである。
【0030】図6の接合構造80においては、下端にア
ンカー82を連結したPC鋼線84を基礎杭22の中に
定着させてあり、このPC鋼線84は、垂直に延在し、
その上端部分が接合用鋼管10の中を通って基礎杭22
の頭部から上方へ延出している。一方、フーチング26
には欠き込み86を形成してあり、この欠き込み86の
底部に配設したPC鋼線固定用鉄板88に、PC鋼線8
4の上端を締結して、PC鋼線84にプレストレスを導
入している。従って、図6の接合構造80は、基礎杭2
2とフーチング26とをPC鋼線84を介して接続した
ものであり、このPC鋼線84を介して、フーチング2
6から基礎杭22へある程度の引抜き力が伝達され、そ
して、その引抜き力に対する基礎杭22からの反力によ
って、フーチング26の浮き上がり量がコントロールさ
れる。また、PC鋼線84に導入するプレストレスの大
きさを調節することで、フーチング26の浮き上がりに
対する抵抗力を調節することができる。
【0031】以上に説明した実施の形態によれば、衝撃
吸収材30を介装する作業は、フーチング26のコンク
リートを打設する前に、基礎杭22の頭部に装着した衝
撃吸収材リテーナ32、34、42、44によって画成
されている衝撃吸収材充填空間に、粒体、粘性体、また
はゴム体から成る衝撃吸収材30を充填するだけで済
み、しかも、そのとき、衝撃吸収材収容空間は外部へ開
放されていることから、その充填作業は非常に容易に実
施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基礎杭で支持
される鉄筋コンクリート造のフーチングとの間の接合構
造は、前記基礎杭の頭部に接合用鋼管が一体に固設され
ており、該接合用鋼管は断面が一定であり、滑らかな外
周面を有し、その軸心が鉛直方向に延在するようにして
固設され、その中に前記基礎杭のコンクリートが打設さ
れることで、前記基礎杭の頭部から上方へ突出する凸部
を形成しており、前記フーチングのコンクリートが、前
記接合用鋼管の上部を囲繞して該上部の外周面に直接接
触するようにして打設されており、前記フーチングを浮
き上がらせる荷重が作用したときには、前記フーチング
のコンクリートと前記接合用鋼管の上部の外周面との間
の接触面にすべりが生じることで前記フーチングが前記
基礎杭に対して相対的に上方へ変位可能であるようにし
てあり、前記基礎杭の頭部の上向き面と該上向き面に対
向する前記フーチングの底部の下向き面との間に衝撃吸
収材を介装してあり、前記基礎杭から浮き上がるように
変位した前記フーチングが復位する際の衝撃が前記衝撃
吸収材で吸収されるようにしたものである。また本発明
にかかる鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基礎杭で支持
される鉄筋コンクリート造のフーチングとの間の接合構
造は、前記フーチングの底部に接合用鋼管が一体に固設
されており、該接合用鋼管は断面が一定であり、滑らか
な外周面を有し、その軸心が鉛直方向に延在するように
して固設され、その中に前記フーチングのコンクリート
が打設されることで、前記フーチングの底部から下方へ
突出する凸部を形成しており、前記基礎杭のコンクリー
トが、前記接合用鋼管の下部を囲繞して該下部の外周面
に直接接触するようにして打設されており、前記フーチ
ングを浮き上がらせる荷重が作用したときには、前記基
礎杭のコンクリートと前記接合用鋼管の下部の外周面と
の間の接触面にすべりが生じることで前記フーチングが
前記基礎杭に対して相対的に上方へ変位可能であるよう
にしてあり、前記基礎杭の頭部の上向き面と該上向き面
に対向する前記フーチングの底部の下向き面との間に衝
撃吸収材を介装してあり、前記基礎杭から浮き上がるよ
うに変位した前記フーチングが復位する際の衝撃が前記
衝撃吸収材で吸収されるようにしたものである。
【0033】そのため、本発明にかかる接合構造によれ
ば、鉄筋コンクリート造の基礎杭及びフーチングを構築
するために通常必要とされる作業に、接合用鋼管を配置
する作業と、衝撃吸収材を介装する作業とを追加するだ
けで、建物に大きな転倒モーメントが作用したときにフ
ーチングが基礎杭の頭部から浮き上がることを許容する
接合構造が得られ、しかもそれら追加の作業を極めて容
易に実施することができる。従って、この種の接合構造
に必要とされる数々の要件を満足し、しかも良好な施行
性を備えた、基礎杭とフーチングとの間の接合構造が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a及びbは、本発明の実施の形態にかかる基礎
杭とフーチングとの間の接合構造に用いられる接合用鋼
管の具体例を示した斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる基礎杭とフ
ーチングとの間の接合構造の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる基礎杭とフーチン
グとの間の接合構造に用いられる衝撃吸収材リテーナの
斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる基礎杭とフ
ーチングとの間の接合構造の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる基礎杭とフ
ーチングとの間の接合構造の断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態にかかる基礎杭とフ
ーチングとの間の接合構造の断面図である。
【符号の説明】
10 接合用鋼管 20 接合構造 22 基礎杭 26 フーチング 28 基礎杭の主筋 30 衝撃吸収材 32、34 衝撃吸収材リテーナ 40 接合構造 42、44 衝撃吸収材リテーナ 60 接合構造 80 接合構造 82 アンカー 84 PC鋼線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基礎杭
    で支持される鉄筋コンクリート造のフーチングとの間の
    接合構造において、 前記基礎杭の頭部に接合用鋼管が一体に固設されてお
    り、該接合用鋼管は断面が一定であり、滑らかな外周面
    を有し、その軸心が鉛直方向に延在するようにして固設
    され、その中に前記基礎杭のコンクリートが打設される
    ことで、前記基礎杭の頭部から上方へ突出する凸部を形
    成しており、 前記フーチングのコンクリートが、前記接合用鋼管の上
    部を囲繞して該上部の外周面に直接接触するようにして
    打設されており、前記フーチングを浮き上がらせる荷重
    が作用したときには、前記フーチングのコンクリートと
    前記接合用鋼管の上部の外周面との間の接触面にすべり
    が生じることで前記フーチングが前記基礎杭に対して相
    対的に上方へ変位可能であるようにしてあり、 前記凸部の先端ないし周囲に画成される前記基礎杭の頭
    部の上向き面と、該上向き面に対向する前記フーチング
    の底部の下向き面との間に、衝撃吸収材を介装してあ
    り、前記基礎杭から浮き上がるように変位した前記フー
    チングが復位する際の衝撃が前記衝撃吸収材で吸収され
    るようにしてある、 ことを特徴とする接合構造。
  2. 【請求項2】 鉄筋コンクリート造の基礎杭と該基礎杭
    で支持される鉄筋コンクリート造のフーチングとの間の
    接合構造において、 前記フーチングの底部に接合用鋼管が一体に固設されて
    おり、該接合用鋼管は断面が一定であり、滑らかな外周
    面を有し、その軸心が鉛直方向に延在するようにして固
    設され、その中に前記フーチングのコンクリートが打設
    されることで、前記フーチングの底部から下方へ突出す
    る凸部を形成しており、 前記基礎杭のコンクリートが、前記接合用鋼管の下部を
    囲繞して該下部の外周面に直接接触するようにして打設
    されており、前記フーチングを浮き上がらせる荷重が作
    用したときには、前記基礎杭のコンクリートと前記接合
    用鋼管の下部の外周面との間の接触面にすべりが生じる
    ことで前記フーチングが前記基礎杭に対して相対的に上
    方へ変位可能であるようにしてあり、 前記凸部の先端ないし周囲に画成される前記フーチング
    の底部の下向き面と、該下向き面に対向する前記基礎杭
    の頭部の上向き面との間に、衝撃吸収材を介装してあ
    り、前記基礎杭から浮き上がるように変位した前記フー
    チングが復位する際の衝撃が前記衝撃吸収材で吸収され
    るようにしてある、 ことを特徴とする接合構造。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収材が、前記凸部の端面を成
    す水平面とそれに対向するコンクリート表面との間と、
    前記凸部の周囲の水平面とそれに対向するコンクリート
    表面との間との、何れか一方、もしくは両方に介装され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の接合構
    造。
  4. 【請求項4】 前記接合用鋼管が、前記基礎杭に対する
    前記フーチングの相対的な水平方向の変位を抑止する剪
    断抵抗機構として機能し得る強度を備えた丸形鋼管また
    は角形鋼管から成ることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れか1項記載の接合構造。
  5. 【請求項5】 前記衝撃吸収材が、粒体、粘性体、また
    はゴム体であることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    か1項記載の接合構造。
  6. 【請求項6】 前記衝撃吸収材を介装位置に保持するた
    めの衝撃吸収材リテーナを備えたことを特徴とする請求
    項1乃至5の何れか1項記載の接合構造。
  7. 【請求項7】 前記基礎杭の主筋を前記基礎杭の頭部か
    ら上方へ延出させ、該主筋を介して前記基礎杭と前記フ
    ーチングとを接続することで、前記フーチングの浮き上
    がりに対する抵抗力を調節できるようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の接合構造。
  8. 【請求項8】 前記基礎杭と前記フーチングとをPC鋼
    線を介して接続し、該PC鋼線に導入するプレストレス
    の大きさを調節することで、前記フーチングの浮き上が
    りに対する抵抗力を調節できるようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の接合構造。
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